JP6146371B2 - Vehicle table - Google Patents
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Description
本発明は、乗物用テーブルに関する。詳しくは、乗物用シートの着座者に供される乗物用テーブルに関する。 The present invention relates to a vehicle table. More specifically, the present invention relates to a vehicle table provided for a seated person of a vehicle seat.
従来、乗物用シートにおいて、物載せとなるテーブルが展開・収納可能に設けられた技術が知られている(特許文献1)。上記テーブルは、乗物用シートの側部のアームレストに対して回転可能に連結されており、着座者の前部に展開された使用位置と、同使用位置から横向きに跳ね上げてアームレストの外側面に重なる位置まで落とし込まれた収納位置と、の間で展開・収納できるようになっている。 2. Description of the Related Art Conventionally, in a vehicle seat, a technique is known in which a table on which an object is placed is provided so that it can be unfolded and stored (Patent Document 1). The table is rotatably connected to the armrest on the side of the vehicle seat, and the use position unfolded at the front of the seated person and the side surface jumps sideways from the use position to the outer surface of the armrest. It can be deployed and stored between the storage position dropped to the overlapping position.
上記従来技術では、テーブルが使用位置に落とし込まれた状態で高さ方向にバタつける構成となっているため、使用性が悪い。本発明は、上述した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、水平姿勢に落とし込まれて使用されるテーブルの使用状態を安定させられるようにすることにある。 In the above prior art, since the table is configured to flutter in the height direction while being dropped into the use position, the usability is poor. The present invention was devised to solve the above-described problems, and the problem to be solved by the present invention is to stabilize the use state of a table used by being dropped into a horizontal posture. There is to do.
上記課題を解決するために、本発明の乗物用テーブルは次の手段をとる。 In order to solve the above problems, the vehicle table of the present invention takes the following means.
第1の発明は、乗物用テーブルであって、物載せとなるテーブル本体と、テーブル本体をベースに対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置と、を有する。テーブル移動装置は、テーブル本体をベースに連結された支持アームに対して、所定の退避角度まで起こし上げた退避位置と、物載せとして使用可能な水平角度まで落とし込んだ使用位置と、の間で起倒回転させられる状態に連結すると共に、テーブル本体と支持アームとの間にテーブル本体の起倒回転する動きに追従して動く従動部材を有した構成となっている。従動部材は、テーブル本体に回転可能に連結され、支持アームにスライダを介してスライド可能に連結された状態として、テーブル本体が使用位置に到達することによりスライダとベースとの間に形成された圧着構造が互いに圧着可能に位置合わせされた状態となり、テーブル本体のどの領域部に押下方向の負荷がかけられても支持アームがベースによって支えられた支持点まわりに根元側領域を持ち上げるように作用力を受けて圧着構造が圧着し、テーブル本体の退避位置に向けての回転移動を規制するようになっている。 1st invention is a table for vehicles, Comprising: It has the table main body used as a load, and the table moving apparatus connected to the state which can move a table main body with respect to a base. The table moving device is raised between a retracted position raised to a predetermined retraction angle with respect to a support arm connected to the base of the table body and a use position dropped to a horizontal angle that can be used as a load. In addition to being connected to a state in which the table body is rotated, the driven body moves between the table body and the support arm following the up-and-down rotation of the table body. The driven member is rotatably connected to the table main body and is slidably connected to the support arm via the slider so that the table main body reaches the use position and is formed between the slider and the base. The structure is in a state where the structures are aligned so that they can be crimped to each other, and no matter which area of the table body is subjected to a load in the pressing direction, the supporting arm lifts the root area around the support point supported by the base In response, the crimping structure is crimped to restrict the rotational movement of the table body toward the retracted position.
この第1の発明によれば、テーブル本体は、使用位置に落とし込まれた状態では、そのどの領域に押下方向の荷重がかけられても、圧着によりスライドがロックされた従動部材の支(つか)えによって、支持アームとの連結点まわりに退避位置に向けて跳ね上げられてしまうことがなく、使用位置に安定して保持される。一方で、テーブル本体は、上記使用位置から退避位置に向かって持ち上げられる時には、従動部材のスライドのロックはかからないため、退避位置へスムーズに持ち上げることができる。 According to the first aspect of the invention, when the table body is in the use position, the support of the driven member whose slide is locked by crimping is applied to any area of the table body, regardless of the load in the pressing direction. Therefore, it is not flipped up toward the retracted position around the connection point with the support arm, and is stably held at the use position. On the other hand, when the table body is lifted from the use position toward the retracted position, the slide of the driven member is not locked, so that the table body can be smoothly lifted to the retracted position.
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Below, the form for implementing this invention is demonstrated using drawing.
始めに、実施例1のテーブル10の構成について、図1〜図16を用いて説明する。本実施例のテーブル10は、図1〜図6に示すように、自動車のシート1に展開・収納可能に備えられた構成となっている。ここで、上記シート1は、着座者の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を有し、シートクッション3の左右両側部に上方側に立壁上に延びる支持台4を備えた構成となっている。上記各支持台4は、その上面部がアームレスト5となっており、着座者が肘掛けとして利用することができるようになっている。
First, the configuration of the table 10 according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. As shown in FIGS. 1 to 6, the table 10 according to the present embodiment has a configuration that can be deployed and stored in the
上述したテーブル10は、物載せとなるテーブル本体11と、テーブル本体11を上述したシート1の左側部に設けられた支持台4に対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置10Mと、を備えた構成となっている。ここで、上記シート1の左側部に設けられた支持台4が本発明の「ベース」に相当する。具体的には、上述したテーブル移動装置10Mは、テーブル本体11を、支持台4の内部に収納した収納位置(図4〜図6に示す位置)と、着座者の前部に水平姿勢の状態に展開させた使用位置(図1〜図3に示す位置)と、の間で移動させることができるようになっている。ここで、上述したテーブル本体11を収納するシート1の左側部に設けられた支持台4の上面部のアームレスト5は、テーブル本体11の展開収納時に外側に開けられて支持台4の内部空間を上方側に開口させた状態とできるように、支持台4の上面部に開閉可能にヒンジ連結された状態となっている。
The table 10 described above includes a table
上述したテーブル移動装置10Mは、図1〜図3に示すように、テーブル本体11を支持台4に対して支持する支持アーム12と、支持アーム12を支持台4に対して高さ方向にスライドさせられる状態に連結する摺動部材13と、テーブル本体11を支持アーム12に対して起倒回転させる動きに追従して動く従動部材14と、を有する。上述した摺動部材13は、図4〜図6及び図7〜図8に示すように、支持台4の内部に設けられたガイドレール4Aに対して高さ方向にのみ移動可能となるように組み付けられた状態とされている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
具体的には、上述した摺動部材13は、その前後に立板状に張り出す各嵌合部13Aが、支持台4内部の摺動部材13の前後位置に設けられた高さ方向に延びる各ガイドレール4Aのレール溝4A1内にそれぞれ嵌め込まれていることにより、各レール溝4A1の形状に沿って高さ方向にのみ移動可能となるようにガイドされて組み付けられた状態とされている。上記摺動部材13は、図7〜図8に示すように、上述した各レール溝4A1内をスライドする各嵌合部13Aが、各レール溝4A1の上端面に当たることで、その上方側へのスライドが係止されるようになっている。
Specifically, in the above-described sliding
支持アーム12は、テーブル本体11より前後方向の板幅の狭い中空板状の平板部材によって構成されており、その下端部の前後側の箇所が上述した摺動部材13の上部に対して、それぞれシート前後方向に軸方向を向ける回転軸12Aにより回転可能に連結された状態とされている。これにより、支持アーム12は、図4〜図6及び図7〜図8に示すように、上述した摺動部材13上に対して、真っ直ぐ上方側に起立して、支持台4に対して高さ方向に出し入れ可能な状態となったり、図9〜図10に示すように、回転軸12Aを中心にシート内側に倒されて支持台4からシート内側に張り出した状態となったりすることができる構成とされている。
The
上述した支持アーム12は、詳しくは、図7〜図8に示すように、上述した摺動部材13が支持台4の内部において上方側への移動が係止される位置まで移動されることにより、図9〜図10に示すように、支持台4のシート内側部に形成された開口部4Bからシート内側に張り出す形で倒し込むことができるようになっている。上記支持アーム12は、摺動部材13が上記より低い位置までしか引き上げられていない状態では、上記のような倒し込みを行おうとしても、支持台4の内部側壁4Cに当たってしまい、倒し込みが行えないようになっている。
Specifically, the
上記支持アーム12は、上記図9〜図10に示した状態まで倒し込まれることにより、その根元側となる下端部のシート内側面部に突出形成されたストッパ片12Dが支持台4の内部側壁4Cの上面部に形成されたストッパ面4C1に当たり、その傾倒が係止されるようになっている。上述したストッパ片12Dは、上述した支持台4の内部側壁4Cの上面部に形成されたストッパ面4C1に対して、高さ方向に真っ直ぐに面を当接させるようになっている。上記面当接によって、上述した支持アーム12に連結された摺動部材13の下方側への移動が係止された状態に留められると共に、テーブル本体11から支持アーム12にかけられる負荷が受け止められるようになっている。
The
テーブル本体11は、図1〜図3に示すように、平板状の部材によって構成されており、その裏面側の中間部に、上述した支持アーム12の上端部がシート前後方向に軸方向を向ける回転軸12Bによって回転可能に連結された状態とされている。これにより、テーブル本体11は、上述した支持アーム12に対して回転軸12Bを中心に首振り運動することができる状態とされている。具体的には、上述したテーブル本体11は、図9〜図10に示すように、上述した支持アーム12が支持台4の内部から引き出されてシート内側に斜めに倒し込まれた状態において、支持アーム12の上に形状を重ねた斜めの退避位置と、図11〜図12に示すように、上記退避位置から下方側に水平角度まで落とし込まれた使用位置と、の間で支持アーム12に対して首振り運動により起倒回転させられるようになっている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the table
上述したテーブル本体11は、図9〜図10に示すように、上述した支持アーム12の上に形状を重ねた退避位置の状態で、図7〜図8に示すように、支持アーム12と共に摺動部材13の上部に真っ直ぐ上方側に起立した状態に畳まれたり、図4〜図6に示すように、支持アーム12と共に支持台4の内部に落とし込まれて収納されたりするようになっている。また、上記テーブル本体11は、上記支持台4の内部に収納された状態から、アームレスト5を外側に開いて、その内部に露呈するテーブル本体11を上方側へ引き上げることにより、図7〜図8に示すように、支持アーム12と共に摺動部材13を上方側へスライドさせながら支持台4の上部に引き出される。そして、テーブル本体11は、上記支持台4の上部に引き出された後に、支持アーム12と共に摺動部材13に対してシート内側に倒し込むように回転させることにより、図9〜図10に示すように、支持アーム12と共にシート内側に斜め上がりに傾斜した姿勢状態に展開される。
9 to 10, the table
そして、上記テーブル本体11は、上記斜めの角度に展開されることにより、自重によって支持アーム12との回転軸12Bを中心に水平角度まで落とし込まれて係止された状態となる(図11〜図12)。ここで、上記テーブル本体11と支持アーム12とを連結する回転軸12Bは、テーブル本体11の横幅方向(回転半径方向)の中央部よりシート外側寄りの位置に設定されている。このように設定されていることにより、テーブル本体11は、上記支持アーム12と共に図9〜図10に示す斜めの角度まで展開されることにより、自重によって自然と水平姿勢の使用位置まで落とし込まれるようになっている。また、上記設定により、テーブル本体11は、上記水平姿勢の使用位置に落とし込まれた状態においても、その自重作用により、退避位置へ跳ね上げられにくい状態に保たれやすい構成とされている。
And the said table
また、上記テーブル本体11は、上記水平姿勢の使用位置に落とし込まれることにより、従動部材14がこの動きに追従して支持アーム12に引掛けられた状態となり、使用位置から退避位置に向けての跳ね上がり移動が起こりにくい状態に保持されるようになっている。具体的には、上記従動部材14は、図9〜図12に示すように、支持アーム12の前側部と後側部とに位置する前後一対のリンク部材によって構成されている。上記従動部材14は、上記一対のリンク部材の各上端部が、テーブル本体11の横幅方向(回転半径方向)のシート外側の端部の裏面部に対して、シート前後方向に軸方向を向ける回転軸14Aにより回転可能に連結された状態とされている。
Further, when the
また、従動部材14は、上記一対のリンク部材の各下端部が、支持アーム12の中空内部にスライド可能な状態に嵌め込まれたスライダ14Cに対して、それぞれ、シート前後方向に軸方向を向ける回転軸14Bにより回転可能に連結された状態とされている。詳しくは、上記従動部材14を構成する各リンク部材の下端部は、支持アーム12の前後側の各面部に貫通形成されたリンク長方向(横幅方向)に延びる長孔形状のガイド孔12Cから露呈するスライダ14Cの前後側の各面部に対して、それぞれ上述した回転軸14Bにより回転可能に連結された状態とされている。これにより、従動部材14は、テーブル本体11が支持アーム12に対して図9〜図10で前述した退避位置と図11〜図12で前述した使用位置との間で起倒回転する動きに伴って、テーブル本体11に対して回転軸14Aのまわりに回転しながら、スライダ14Cを支持アーム12に対してスライドさせて回転軸14Bをガイド孔12Cに沿ってスライドさせる態様で移動するようになっている。
Further, the driven
具体的には、上記従動部材14は、図9〜図10に示したテーブル本体11が支持アーム12に形状を重ねた退避位置の状態にある時には、テーブル本体11と面一状となるように支持アーム12に対して倒伏した姿勢状態とされるようになっている。そして、上記従動部材14は、図11〜図12に示すようにテーブル本体11が水平姿勢の使用位置に落とし込まれる動きに伴って、支持アーム12に対する姿勢を起立させていくようになっている。
Specifically, the driven
そして、上記従動部材14は、上記テーブル本体11が水平姿勢の使用位置に落とし込まれる移動によって、ガイド孔12C内をスライドする回転軸14Bが、ガイド孔12Cの端部(上端部)に到達して、テーブル本体11のそれ以上の落とし込み方向の移動を規制した状態となる。更に、上記従動部材14は、図15に示すように、上記ガイド孔12C内をスライドする回転軸14Bがガイド孔12Cの端部(上端部)に到達すると同時に、スライダ14Cの根元側領域の上面部位に形成された凹部14C1が、支持台4内部の各ガイドレール4Aの上面部間に架け渡された架橋板4A2に下方側に突出して形成された凸部4A3と高さ方向に嵌合可能に位置合わせされた状態とされるようになっている。これにより、従動部材14は、上記スライダ14Cを介して、テーブル本体11を水平姿勢の使用位置に落とし込んだ状態に保持することができるようになっている。ここで、上述したスライダ14Cの上面部位に形成された凹部14C1が架橋板4A2の凸部4A3に嵌合する構造が、本発明の「圧着構造」に相当する。
In the driven
具体的に説明すると、上述したスライダ14Cを内部にスライド可能に支持する支持アーム12は、中空板状の形に形成されており、その内部でスライダ14Cをガイド孔12Cの延びる長手方向にスライドさせられるように支持している。上記スライダ14Cは、そのガイド孔12Cから露呈する領域部の前後側の各面部に上述した従動部材14の下端部が回転軸14Bによって回転可能に連結されており、図12に示すように、テーブル本体11が支持アーム12に対して起倒回転する動きに伴って、支持アーム12の中空内部をスライドするようになっている。上記スライダ14Cは、図16に示すように、テーブル本体11が支持アーム12と形状を重ねる退避位置まで起こし上げられた状態では、支持アーム12から形状を外側に長く延出させ、図12に示すように、テーブル本体11が支持アーム12から水平姿勢の使用位置まで落とし込まれる動きに伴って、上記支持アーム12から外側に延出させた部位を支持アーム12内に引き込ませるようにスライドするようになっている。
More specifically, the
そして、上記テーブル本体11を水平姿勢の使用位置に落とし込む移動により、スライダ14Cは、その根元側領域の上面部位に形成された凹部14C1が、各ガイドレール4Aの上面部間に架け渡された架橋板4A2に下方側に突出して形成された凸部4A3と高さ方向に嵌合可能となるようにスライド方向に位置合わせされた状態となる。したがって、この状態で、図13に示すように、テーブル本体11の支持アーム12と連結された回転軸12Bより図示左側の広い横幅領域11Aに押下方向の荷重P1がかけられても、テーブル本体11は、上述した従動部材14の下端部とスライダ14Cとを連結している回転軸14Bが支持アーム12のガイド孔12Cの端部(上端部)に当たって支(つか)えることにより、水平姿勢から更に押し下げられる方向の移動が規制されるようになっている。
Then, by moving the table
詳しくは、上述したテーブル本体11は、上述した押下方向の荷重P1によって支持アーム12に押下方向の荷重を伝えても、支持アーム12が上述したストッパ片12Dを支持台4内部の内部側壁4Cの上面部のストッパ面4C1に当接させている支持力によって、支持アーム12を押下方向にほとんど回転させることなく水平姿勢の使用位置に保持することができるようになっている。より詳しくは、上記支持アーム12は、これを支える摺動部材13がその嵌合部13Aを各ガイドレール4Aのレール溝4A1の上端部に当接させる位置まで上方側にスライドさせることができるようになっていることにより、多少は高さ方向にガタ付ける状態でテーブル本体11を支えた状態とされている。しかし、支持アーム12は、上記テーブル本体11に押下方向の荷重P1が入力された時には、上述したストッパ片12Dが上述したストッパ面4C1に当接している当接点を支点に僅かに図示反時計回り方向にガタ付き回転するものの、このガタ付き回転は、支持アーム12から図示右側に延び出しているスライダ14Cの延出領域が持ち上げられる方向に回転して上述した架橋板4A2に当接することによって係止されるようになっている。
In detail, even if the
また、テーブル本体11は、図14に示すように、その支持アーム12と連結された回転軸12Bより図示右側の狭い横幅領域11Bに押下方向の荷重P2がかけられても、この荷重P2の作用によって上述したスライダ14Cの凹部14C1が上述した架橋板4A2に突出形成された凸部4A3に嵌まり込むことにより、その支持アーム12と連結された回転軸12Bまわりに水平姿勢から跳ね上げられる方向の移動も規制されるようになっている。具体的には、上記テーブル本体11の図示右側の狭い横幅領域11Bに押下方向の荷重P2がかけられると、支持アーム12には、その根元側のストッパ片12Dが当接して支えられている支持台4内部のストッパ面4C1との当接点(支持点)まわりに図示反時計回り方向に押し下げられる重力方向の負荷がかけられる。
Further, as shown in FIG. 14, the
この負荷作用により、支持アーム12は、図15に示すように、上述したストッパ片12Dとストッパ面4C1との当接点を支点として、その図示右側に延び出しているスライダ14Cの延出領域を持ち上げるように回転させて、スライダ14Cの凹部14C1を架橋板4A2の凸部4A3に下方側から嵌合させた状態となる。これにより、上記負荷のかけられた状態では、スライダ14Cが支持アーム12に対して常時、スライドすることができない状態にロックされて、テーブル本体11が従動部材14を支(つか)えに水平姿勢の使用位置から跳ね上げられない状態に保持されるようになっている。
As a result of this load action, as shown in FIG. 15, the
上記従動部材14によるテーブル本体11の使用位置でのロック状態は、図16に示すように、使用者がテーブル本体11を支持アーム12と連結された回転軸12Bより図示左側の領域部を上方側に持ち上げるように操作することにより簡単に解除することができる。具体的には、上述したテーブル本体11は、上記のような負荷を受けて回転するときには、支持アーム12に対して重力方向の負荷をかけないようになっており、そのため、スライダ14C(の凹部14C1)を架橋板4A2の凸部4A3に嵌合させることなく従動部材14をテーブル本体11の動きに追従させて退避位置まで移動させることができるようになっている。以上のように、テーブル本体11を使用位置から持ち上げるだけの簡単な操作によって、テーブル本体11を支持アーム12と形状を重ねた斜めの退避位置に移動させることができる。
As shown in FIG. 16, the locked state at the use position of the table
以上をまとめると、本実施例のテーブル10は次のような構成となっている。すなわち、本実施例のテーブル10は、物載せとなるテーブル本体11と、テーブル本体11をベース(支持台4)に対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置10Mと、を有する。テーブル移動装置10Mは、テーブル本体11をベース(支持台4)に連結された支持アーム12に対して、所定の退避角度まで起こし上げた退避位置と、物載せとして使用可能な水平角度まで落とし込んだ使用位置と、の間で起倒回転させられる状態に連結すると共に、テーブル本体11と支持アーム12との間にテーブル本体11の起倒回転する動きに追従して動く従動部材14を有した構成となっている。
In summary, the table 10 of this embodiment has the following configuration. That is, the table 10 of the present embodiment includes a table
従動部材14は、テーブル本体11に回転可能に連結され、支持アーム12にスライダ14Cを介してスライド可能に連結された状態として、テーブル本体11が使用位置に到達することによりスライダ14Cとベース(支持台4)との間に形成された圧着構造(スライダ14Cの凹部14C1が架橋板4A2の凸部4A3に嵌合する構造)が互いに圧着可能(嵌合可能)に位置合わせされた状態となって、テーブル本体11のどの領域に押下方向の負荷がかけられても支持アーム12がベース(支持台4)によって支えられた支持点(ストッパ片12Dとストッパ面4C1との当接点)まわりに根元側領域を持ち上げるように作用力を受けて、上記圧着構造(スライダ14Cの凹部14C1が架橋板4A2の凸部4A3に嵌合する構造)が圧着(嵌合)し、テーブル本体11の退避位置に向けての回転移動を規制するようになっている。
The driven
このような構成となっていることにより、テーブル本体11は、使用位置に落とし込まれた状態では、そのどの領域に押下方向の荷重(P1,P2)がかけられても、圧着(嵌合)によりスライドがロックされた従動部材14の支(つか)えによって、支持アーム12との連結点まわりに退避位置に向けて跳ね上げられてしまうことがなく、使用位置に安定して保持される。一方で、テーブル本体11は、上記使用位置から退避位置に向かって持ち上げられる時には、従動部材14のスライドのロックはかからないため、退避位置へスムーズに持ち上げることができる。
With such a configuration, when the
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、テーブル本体の退避位置は、斜めの角度位置でなくてもよく、垂直な角度位置やその他の角度位置であってもよい。また、テーブル本体の展開・収納の形態は、上記実施例1で示した形態に限定されず、種々の形態を適用可能である。例えば、テーブル本体をベースに対してスライドではなく回転により展開・収納するものや、高さ方向にではなく水平方向に展開・収納するものなどが挙げられる。また、テーブル移動装置は、テーブル本体を必ずしもベースの内部に収納するものでなくてもよく、テーブル本体をベースに対して動かせる状態に連結するものとなっていればよい。 As mentioned above, although the embodiment of the present invention has been described using one example, the present invention can be implemented in various forms in addition to the above example. For example, the retracted position of the table body may not be an oblique angular position, but may be a vertical angular position or another angular position. Moreover, the form of expansion / storage of the table body is not limited to the form shown in the first embodiment, and various forms can be applied. For example, the table body can be developed and stored by rotating with respect to the base instead of sliding, and the table main body can be developed and stored in the horizontal direction instead of the height direction. Further, the table moving device does not necessarily have to store the table main body inside the base, but may be one that connects the table main body to a state in which the table main body can be moved with respect to the base.
スライダとベースとの間に形成される圧着構造は、上記実施例で示したような凹凸の嵌合構造に限らず、圧着により摺動摩擦を増大させてスライダの移動を規制するもの等、圧着によりスライダの移動を規制することができる構造となっているものであれば何でもよい。また、上記圧着構造を凹凸の嵌合構造によって構成する場合、スライダに凸部が形成され、ベースに凹部が形成される構成であってもよい。 The pressure-bonding structure formed between the slider and the base is not limited to the concave-convex fitting structure as shown in the above embodiment. Any structure that can regulate the movement of the slider is acceptable. Moreover, when the said crimping | compression-bonding structure is comprised by the uneven | corrugated fitting structure, the structure by which a convex part is formed in a slider and a recessed part is formed in a base may be sufficient.
1 シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 支持台(ベース)
4A ガイドレール
4A1 レール溝
4A2 架橋板
4A3 凸部(圧着構造)
4B 開口部
4C 内部側壁
4C1 ストッパ面
5 アームレスト
10 テーブル
10M テーブル移動装置
11 テーブル本体
11A 横幅領域
11B 横幅領域
12 支持アーム
12A 回転軸
12B 回転軸
12C ガイド孔
12D ストッパ片
13 摺動部材
13A 嵌合部
14 従動部材
14A 回転軸
14B 回転軸
14C スライダ
14C1 凹部(圧着構造)
P1,P2 荷重
1
4A Guide rail 4A1 Rail groove 4A2 Bridge plate 4A3 Convex part (crimp structure)
P1, P2 load
Claims (1)
物載せとなるテーブル本体と、
該テーブル本体をベースに対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置と、を有し、
前記テーブル移動装置は、前記テーブル本体を前記ベースに連結された支持アームに対して、所定の退避角度まで起こし上げた退避位置と、物載せとして使用可能な水平角度まで落とし込んだ使用位置と、の間で起倒回転させられる状態に連結すると共に、前記テーブル本体と前記支持アームとの間に前記テーブル本体の起倒回転する動きに追従して動く従動部材を有した構成となっており、
前記従動部材は、前記テーブル本体に回転可能に連結され、前記支持アームにスライダを介してスライド可能に連結された状態として、前記テーブル本体が前記使用位置に到達することにより前記スライダと前記ベースとの間に形成された圧着構造が互いに圧着可能に位置合わせされた状態となり、前記テーブル本体のどの領域部に押下方向の負荷がかけられても前記支持アームが前記ベースによって支えられた支持点まわりに根元側領域を持ち上げるように作用力を受けて前記圧着構造が圧着し、前記テーブル本体の前記退避位置に向けての回転移動を規制するようになっていることを特徴とする乗物用テーブル。
A vehicle table,
A table body to be used for carrying objects,
A table moving device for connecting the table body to a state in which the table main body can be moved,
The table moving device has a retracted position in which the table body is raised to a predetermined retract angle with respect to a support arm connected to the base, and a use position in which the table body is dropped to a horizontal angle that can be used as a load. It is connected to a state where it can be rotated upside down, and has a driven member that moves between the table body and the support arm to follow the movement of the table body upside down.
The driven member is rotatably connected to the table main body, and is slidably connected to the support arm via a slider. The crimping structure formed between them is positioned so that they can be crimped to each other, and no matter which region of the table body is subjected to a load in the pressing direction, the support arm is supported around the support point supported by the base. The vehicle table is characterized in that the pressure-bonding structure is pressure-bonded by receiving an acting force so as to lift the root side region and restricts rotational movement of the table body toward the retracted position.
Priority Applications (1)
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