JP6146241B2 - 収差補正装置と撮像装置および収差補正方法 - Google Patents

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Description

この技術は、収差補正装置と撮像装置および収差補正方法に関し、光学系によって生じる収差の補正を良好に行えるようにする。
従来、ビデオカメラなどの撮像装置では、撮像画像信号に対する信号処理によって収差補正を行うものがある。また、撮像レンズの交換が可能な撮像装置では、装着された撮像レンズの収差情報を取得して、その収差情報に基づいて収差補正が行われている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−223217号公報
ところで、交換可能な撮像レンズでは、レンズで生じる収差を示す収差情報を記憶した撮像レンズが提供されている。このような撮像レンズを用いる場合、撮像装置は、撮像レンズから取得した収差情報に基づき収差補正を行うことで、収差の少ない良好な撮像画像を容易に得ることができるようになる。しかし、撮像レンズに記憶されている収差情報例えば倍率色収差情報は、予め決められた分光特性(以下「基準分光特性」という)における収差を示している。したがって、撮像装置の分光特性が基準分光特性と異なる場合、撮像レンズから取得した収差情報に基づいて収差補正を行っても、収差の少ない良好な撮像画像を得ることができないおそれがある。
そこで、この技術では、収差補正を良好に行うことができる収差補正装置と撮像装置および収差補正方法を提供することを目的とする。
この技術の第1の側面は、
撮像レンズから収差情報を取得する収差情報取得部と、
前記撮像レンズで形成される光学像に対して行われる光学変換に関する光学変換情報を取得する光学変換情報取得部と、
前記光学変換情報取得部で取得した光学変換情報に応じて前記収差情報取得部で取得した収差情報を補正する光学変換対応補正部と、
前記光学変換が行われた光学像の光電変換を行う撮像デバイスについての分光特性情報を取得する分光特性情報取得部と、
前記光学変換対応補正部で補正された収差情報に対して前記分光特性情報に応じた補正を行う収差情報補正部を備え、
前記撮像レンズと前記撮像デバイスと間に取り付けられて前記光学変換を行うアダプタ装置に、前記収差情報取得部と前記光学変換情報取得部と前記光学変換対応補正部を設けた収差補正装置にある。
この技術においては、撮像レンズから収差情報が取得される。また、撮像レンズで形成される光学像の光電変換を行う撮像デバイスについての分光特性情報、例えば撮像レンズから取得した収差情報を生成する際の基準分光特性と撮像デバイスの分光特性に基づき、三原色成分における1つの色成分を基準として他の色成分毎の分光特性情報が取得される。取得された収差情報は分光特性情報に応じて補正されて、補正後の収差情報に基づき収差補正が行われる。また、光学像に対して行われる光学変換に関する光学変換情報が取得される。光学変換情報は、例えば、撮像レンズから取得する収差情報において規定されている撮像デバイスの撮像面サイズと、撮像レンズで形成される光学像の光電変換を行う撮像デバイスの撮像面サイズを基準として設定した光学像の拡大倍率または縮小倍率を示している。取得された収差情報は分光特性情報と光学変換情報に応じて補正されて、補正後の収差情報に基づき収差補正が行われる。また、取得した分光特性情報の変更または分光特性情報が取得できない場合に分光特性情報の設定や、取得した光学変換情報の変更または光学変換情報が取得できない場合に光学変換情報の設定が可能とされて、収差の少ない良好な撮像画像が得られるように、収差情報の補正を制御することが可能とされる。この収差情報の補正は、撮像レンズと撮像装置間に設けられるアダプタ装置、または撮像装置、あるいはアダプタ装置と撮像装置によって行われる。
この技術の第2の側面は、
撮像レンズから収差情報を取得する収差情報取得部と、
前記撮像レンズで形成される光学像の光電変換を行う撮像デバイスと、
前記撮像デバイスの分光特性情報を取得する分光特性情報取得部と、
前記取得された収差情報に対して前記撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行う収差情報補正部と、
前記収差情報補正部で補正された収差情報を用いて収差補正を行う収差補正処理部と、
前記撮像レンズ又は前記撮像レンズで形成される光学像に対して光学変換を行うアダプタ装置を接続するためのマウント部と
を備え、
前記アダプタ装置は、収差情報取得部と、前記光学変換に関する光学変換情報を取得する光学変換情報取得部と、前記光学変換情報取得部で取得した光学変換情報に応じて前記収差情報取得部で取得した収差情報を補正する光学変換対応補正部を有し、
前記収差情報補正部は、前記マウント部に接続された前記アダプタ装置の前記光学変換対応補正部で補正された収差情報に対して前記撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行う撮像装置にある。
この技術の第3の側面は、
収差情報取得部で、撮像レンズから収差情報を取得する工程と、
撮像レンズで形成される光学像に対して光学変換を行うアダプタ装置に設けた収差情報取得部で、前記撮像レンズから収差情報を取得する工程と、
前記アダプタ装置に設けた光学変換情報取得部で、前記光学変換に関する光学変換情報を取得する工程と、
前記アダプタ装置に設けた光学変換対応補正部で、前記光学変換情報取得部で取得した光学変換情報に応じて前記収差情報取得部で取得した収差情報を補正する工程と、
分光特性情報取得部で、前記光学変換が行われた光学像の光電変換を行う撮像デバイスについての分光特性情報を取得する工程と、
収差情報補正部で、前記光学変換対応補正部で補正された収差情報に対して前記分光特性情報に応じた補正を行う工程とを
含む収差補正方法にある。
この技術によれば、撮像レンズから取得された収差情報は、撮像レンズで形成される光学像の光電変換を行う撮像デバイスについての分光特性情報に基づいて補正される。したがって、例えば収差情報の生成で用いた分光特性と撮像デバイスの分光特性が相違する場合でも、補正後の収差情報を用いて収差補正処理を行うことにより、収差の少ない良好な撮像画像を得ることができるようになる。なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また付加的な効果があってもよい。
収差補正装置の構成を例示した図である。 収差補正装置の動作を示すフローチャートである。 2/3インチ型撮像デバイス搭載の撮像装置で用いる撮像レンズを、アダプタ装置を介してスーパー35mm用撮像装置で使用する場合を例示した図である。 第1の実施の形態の構成を示す図である。 第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の構成を示す図である。 第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の構成を示す図である。 第3の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の構成を示す図である。 第4の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.収差補正装置の構成と動作
1−1.収差補正装置の構成
1−2.収差補正装置の動作
2.第1の実施の形態
2−1.第1の実施の形態の構成
2−2.第1の実施の形態の動作
3.第2の実施の形態(アダプタ装置で収差補正装置を構成した場合)
3−1.第2の実施の形態の構成
3−2.第2の実施の形態の動作
4.第3の実施の形態(撮像装置で収差補正装置を構成した場合)
4−1.第3の実施の形態の構成
4−2.第3の実施の形態の動作
5.第4の実施の形態(アダプタ装置を用いない場合)
5−1.第4の実施の形態の構成
5−2.第4の実施の形態の動作
6.他の実施の形態
<1.収差補正装置の構成と動作>
[1−1.収差補正装置の構成]
図1は、本技術の収差補正装置の構成を例示している。収差補正装置10は、収差情報取得部11と分光特性情報取得部12と収差情報補正部15を有している。
収差情報取得部11は、撮像レンズに記憶されている収差情報例えば倍率色収差情報を取得して収差情報補正部15へ出力する。なお、倍率色収差情報は、上述のように予め決められた分光特性(以下「基準分光特性」という)における収差を示している。
分光特性情報取得部12は、撮像装置の分光特性情報を取得する。撮像装置には、例えば予め分光特性情報が記憶されている。分光特性情報は、撮像レンズから取得する収差情報において規定されている基準分光特性と、撮像レンズで形成される光学像の光電変換を行う撮像デバイスの分光特性に基づき、三原色成分における1つの色成分(例えば緑色成分)を基準として、他の色成分(例えば青色成分と赤色成分)毎に設定した補正値である。分光特性情報取得部12は、撮像装置から取得した分光特性情報を収差情報補正部15へ出力する。なお、分光特性情報取得部12は、分光特性情報が取得できない場合に分光特性情報の設定または取得した分光特性情報の変更を受け付けるようにしてもよい。
収差情報補正部15は、収差情報取得部11で取得された収差情報に対して、分光特性情報取得部12で取得された分光特性情報に応じた補正を行う。収差情報補正部15は、分光特性情報を用いて収差情報の補正を行う。また、収差情報補正部15は、分光特性情報で撮像デバイスの分光特性が示されている場合、基準分光特性と撮像デバイスの分光特性に基づいて補正値を設定して、収差情報の補正を行う。収差情報補正部15は、収差情報に基づいて収差補正を行う補正処理部に対して補正後の収差情報を出力する。
また、撮像レンズと撮像デバイス間で被写体の光学像に対する光学変換が行われる場合、例えば撮像レンズと撮像装置との間に光学像の拡大または縮小を行う機能を有したアダプタ装置を設ける場合、収差補正装置10に光学変換情報取得部13を設けてもよい。
光学変換情報取得部13は、どのような光学変換が行われるかを示す光学変換情報を取得して、収差情報補正部15へ出力する。例えば上述のアダプタ装置が設けられる場合、光学変換情報取得部13は、光学像の拡大倍率または縮小倍率を光学変換情報として取得する。また、光学変換情報取得部13は、光学変換情報が取得できない場合に光学変換情報の設定または取得した光学変換情報の変更を受け付けるようにしてもよい。
収差情報補正部15は、光学変換情報が取得された場合、収差情報に対して分光特性情報と光学変換情報に応じた補正を行い、収差情報に基づいて収差補正を行う補正処理部に対して、補正後の収差情報を出力する。
[1−2.収差補正装置の動作]
次に、収差補正装置の動作について説明する。図2は、収差補正装置の動作を示すフローチャートである。なお、図2は、光学変換情報取得部13が設けられている場合を示している。
ステップST1で光学変換情報取得部13は、光学変換情報βを取得する。光学変換情報取得部13は、例えばアダプタ装置で行われる光学像の拡大倍率または縮小倍率を示す情報を光学変換情報βとして取得してステップST2に進む。
ステップST2で分光特性情報取得部12は、分光特性情報αを取得する。分光特性情報取得部12は、予め記憶されている分光特性情報αや、ユーザ等によって設定された分光特性情報αを取得してステップST3に進む。
ステップST3で収差情報取得部11は、収差情報kを取得する。収差情報取得部11は、収差情報例えば倍率色収差情報を取得してステップST4に進む。
倍率色収差情報は、上述のように基準分光特性における色収差を示す情報であり、例えば像高xに対する倍率色収差量dは、式(1)に示すn次式で近似できるとする。また、倍率色収差量dは緑色成分画像を基準とした色収差量とする。
Figure 0006146241
ここで、撮像レンズには、青色成分の光学像と赤色成分の光学像のそれぞれについて、式(1)における係数kを収差情報として撮像レンズの焦点距離やレンズ位置等毎に記憶しておく。また、収差情報取得部11は、青色成分の光学像と赤色成分の光学像のそれぞれについて、現在の焦点距離等における収差情報kを撮像レンズから取得する。
ステップST4で収差情報補正部15は、補正収差情報Kを生成する。収差情報補正部15は、式(2)(3)の演算を行うことにより、光学変換情報βと分光特性情報αに応じて収差情報kの補正を行い、補正収差情報Kを生成する。なお、式(2)の演算によって得られる補正収差情報Jは、光学変換情報βに応じて収差情報kの補正を行って得られる係数である。また、分光特性情報αは、青色成分の光学像と赤色成分の光学像のそれぞれに対して生成されている。式(3)では、次数毎に分光特性情報αが設定されている場合を示している。
Figure 0006146241
なお、撮像レンズで生成された光学像は、光学変換によって拡大または縮小されていることから、撮像レンズで生成された光学像の像高xと撮像デバイスの結像面における光学像の像高Xは、式(4)に示す関係となる。また、補正収差情報Kは像高Xに対する収差情報であり、例えば像高Xが「βx」であるときの補正収差情報Kは、収差情報kと等しくなる。
Figure 0006146241
なお、ステップST1〜3の処理は図2に示す順序で行う場合に限らず、ステップST2やステップST3の処理を先に行ってもよい。
収差情報に基づいて収差補正を行う補正処理部は、収差情報補正部15で生成された補正収差情報Kを用いて式(5)に示すn次式の演算を行うことで、光学変換および撮像デバイスの分光特性に応じて補正した倍率色収差量Dを算出できる。したがって、倍率色収差量Dに基づき収差補正を行うことで、収差の少ない良好な撮像画像を得ることができるようになる。
Figure 0006146241
図3は、2/3インチ型撮像デバイス搭載の撮像装置で用いる撮像レンズを、アダプタ装置を介してスーパー35mm用撮像装置で使用する場合を例示している。なお、図3では、倍率色収差量dが3次式で近似できる場合を示している。また、アダプタ装置は2/3インチ型撮像デバイスとスーパー35mm用撮像装置で使用する撮像デバイスの撮像面サイズに基づき、撮像レンズで形成される光学像を例えば2.5倍(β=2.5)に拡大する場合を示している。
図3の(A)は、撮像レンズで形成される光学像についての像高xと倍率色収差量dの関係を示しており、像高xにおける倍率色収差量dは式(6)から算出される値となる。
Figure 0006146241
図3の(B)は、撮像装置の撮像面における像高Xと倍率色収差量Dの関係を示しており、像高X(=2.5x)における倍率色収差量Dは式(7)から算出される値となる。なお倍率色収差量Dにおける係数K3,K2,K1は、式(8)乃至式(10)から算出される値である。
Figure 0006146241
アダプタ装置の倍率(光学変換情報β)は、撮像レンズから取得する収差情報において規定されている撮像デバイスの撮像面サイズと、撮像装置で用いられている撮像デバイスの撮像面サイズとを基準として設定する。例えば、規定されている撮像デバイスの撮像面サイズに対する撮像装置で用いられている撮像デバイスの撮像面サイズとしてもよく、この倍率を基準として、この倍率よりも小さいまたは大きい倍率としてもよい。例えば小さい倍率とすれば輝度の高い光学像を得られるようになる。また、大きい倍率とすれば、マウント等を介してアダプタ装置を接続する場合、マウント等の公差によって、撮像装置における撮像デバイスの撮像面サイズよりも光学像が小さくなってしまうことを防止できる。
<2.第1の実施の形態>
次に、第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、アダプタ装置と撮像装置で収差補正装置を構成する場合について説明する。
[2−1.第1の実施の形態の構成]
次に、第1の実施の形態の構成について説明する。第1の実施の形態では、アダプタ装置と撮像装置で収差補正装置を構成した場合を例示している。
図4は第1の実施の形態の構成を示している。撮像システム20は、撮像レンズ21とアダプタ装置31と撮像装置41を用いて構成されている。
撮像レンズ21は、光学系ブロック211,光学系ブロック駆動部212,位置検出部213,レンズ情報記憶部214,レンズ制御部215を有している。
光学系ブロック211は、被写体光学像を生成するためのレンズ群、絞り調整機構等を備えている。また、光学系ブロック211には、シャッター機構や手ぶれ補正機構などが設けられていてもよい。
光学系ブロック駆動部212は、レンズ制御部215からの制御信号に基づき、レンズ群を駆動して、フォーカス動作やズーム動作を行う。また、光学系ブロック駆動部212は、レンズ制御部215からの制御信号に基づき絞り調整機構を駆動して、被写体光学像の明るさを調整する。
位置検出部213は、光学系ブロック211におけるレンズ群のレンズ位置や絞り調整機構の調整位置を検出する。位置検出部213は、位置検出結果をレンズ制御部215へ出力する。
レンズ情報記憶部214は、焦点位置やレンズ位置等毎の収差情報を記憶している。レンズ情報記憶部214は、例えば倍率色収差情報として、青色成分の光学像と赤色成分の光学像のそれぞれについて、式(1)における係数kを収差情報として焦点距離やレンズ位置等毎に記憶している。
レンズ制御部215は、撮像装置41のカメラ制御部411と通信を行い、カメラ制御部411の指示に応じたフォーカス動作やズーム動作,露出制御等が撮像レンズ21で行われるように、位置検出結果等を用いて制御信号を生成して光学系ブロック駆動部212へ出力する。また、レンズ制御部215は、アダプタ装置31からの要求に応じて、レンズ情報記憶部214から収差情報例えば現在の焦点距離等における収差情報kを読み出して要求元へ出力する。
アダプタ装置31は、アダプタ情報記憶部311とアダプタ情報処理部312を有している。
アダプタ情報記憶部311は、アダプタ装置31で行う光学変換についての光学変換情報βを記憶している。
アダプタ情報処理部312は、光学変換を行う場合、撮像レンズ21から取得した収差情報に対して光学変換情報に基づいた補正処理を行い、補正後の収差情報を撮像装置41へ出力する。
撮像装置41は、撮像部401,カメラ信号処理部402,信号出力部403,カメラ情報記憶部404,カメラ制御部411を有している。
撮像部401は、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像デバイスを用いて構成されている。撮像部401は、撮像デバイスの結像面に結像されている被写体光学像を画像信号に変換し、カメラ信号処理部402へ出力する。
カメラ信号処理部402は、画像信号に対して種々の信号処理を行う。例えばカメラ信号処理部402は、撮像部401で生成された画像信号を用いて行われる黒レベル補正やゲイン補正などの前段信号処理、前段信号処理が行われた画像信号を用いて行われる収差補正処理を行う。また、カメラ信号処理部402は、収差補正処理が行われた画像信号を用いて行われる色変換やガンマ補正などの後段信号処理等を行い、信号出力部403へ出力する。
信号出力部403は、カメラ信号処理部402から供給された画像信号について、表示や記録再生に対応した信号処理を行い、所定形式の信号として外部機器等へ出力する。例えば信号出力部403は、表示部(図示せず)に対応した画像サイズとなるように、画像信号に対してサイズ変換等を行って出力する。また、信号出力部403は、画像信号の符号化処理、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)、H.264/AVC,H.265/HEVCなどの符号化方式による画像圧縮処理を行い、得られた符号化データを外部機器等へ出力する。
カメラ情報記憶部404は、撮像装置41の特性や各種設定状態等を示す情報を記憶する。
ユーザインタフェース(I/F)部405は、操作スイッチ等を用いて構成されており、ユーザ操作に応じた操作信号を生成してカメラ制御部411へ出力する。
カメラ制御部411は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等を用いて構成されている。カメラ制御部411は、ROMやRAMに記憶されているプログラムを実行して、ユーザインタフェース部405からの操作信号やカメラ情報記憶部404に記憶されている情報に基づき制御信号を生成する。カメラ制御部411は、生成した制御信号を各部に供給して、ユーザ操作に応じた動作が撮像装置41で行われるように各部を制御する。また、カメラ制御部411は、アダプタ装置31から取得した補正収差情報に対して撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行い、補正後の収差情報に基づいて収差量の算出を行う。さらに、カメラ制御部411は、算出した収差量をカメラ信号処理部402へ出力して、算出した収差量を補正するようにカメラ信号処理部402で収差補正処理を行わせる。
撮像レンズ21とアダプタ装置31の接続は、撮像レンズ21に設けられているレンズ側マウント51Lとアダプタ装置31に設けられているアダプタ側マウント51Aを介して行われる。また、アダプタ装置31と撮像装置41の接続は、アダプタ装置31に設けられているアダプタ側マウント52Aと撮像装置41に設けられているカメラ側マウント52Cとを介して行われる。なお、アダプタ装置31と撮像装置41は、マウントと別個に設けられた通信経路を介して種々の情報通信を行うようにしてもよく、後述する実施形態でも同様である。このようにマウントと別個に通信経路例えば通信ケーブルを設ければ、マウントを変更することなく、アダプタ装置31と撮像装置41との間で種々の情報の通信を容易に行うことができる。
以上のように、第1の実施の形態では、アダプタ情報処理部312に収差情報取得部の機能と光学変換情報取得部の機能および収差情報補正部の一部の機能を設けており、カメラ制御部411に分光特性情報取得部の機能と、収差情報補正部の他の機能を設けている。
[2−2.第1の実施の形態の動作]
次に第1の実施の形態の動作について説明する。図5は第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
ステップST11でアダプタ情報処理部312は、収差情報の補正が必要であるか判別する。アダプタ情報処理部312は、アダプタ装置31で光学変換を行う場合に収差情報の補正が必要と判別してステップST12に進む。また、アダプタ情報処理部312は、光学変換を行わない場合に収差情報の補正が必要ないと判別してステップST16に進む。
ステップST12でアダプタ情報処理部312は、光学変換情報βを取得する。アダプタ情報処理部312は、例えばアダプタ情報記憶部311に記憶されている光学変換情報βを取得してステップST14に進む。また、アダプタ情報処理部312は、光学変換情報βを取得できない場合や取得した光学変換情報βを変更して新たに設定する場合ステップST13に進む。
ステップST13でアダプタ情報処理部312は、光学変換情報βを設定する。アダプタ情報処理部312は、例えば外部機器やユーザ等からの指示に基づき光学変換情報βを設定してステップST14に進む。
ステップST14でアダプタ情報処理部312は、収差情報kを取得する。アダプタ情報処理部312は、撮像レンズ21から収差情報kを取得してステップST15に進む。
ステップST15でアダプタ情報処理部312は、補正収差情報Jを生成する。アダプタ情報処理部312は、光学変換情報βに基づき式(2)に示す収差情報kの補正処理を行い、補正収差情報Jを生成してステップST21に進む。
ステップST16でアダプタ情報処理部312は、収差情報kを取得する。アダプタ情報処理部312は、撮像レンズ21から収差情報kを取得してステップST21に進む。なお、収差情報の補正を行わないことから補正収差情報Jは収差情報kと等しい。
ステップST21でカメラ制御部411は、収差情報の補正が必要であるか判別する。カメラ制御部411は、撮像デバイスの分光特性が基準分光特性と相違する場合に収差情報の補正が必要と判別してステップST22に進む。また、カメラ制御部411は、撮像デバイスの分光特性が基準分光特性と同等である場合に収差情報の補正が必要ないと判別してステップST26に進む。なお、撮像装置41で収差情報に対する分光特性に基づいた補正を行うか否かは、例えば撮像装置41に対するユーザの指示や撮像装置41における分光特性情報αの記憶状態に基づいて判別する。
ステップST22カメラ制御部411は、分光特性情報αを取得する。カメラ制御部411は、例えばカメラ情報記憶部404に記憶されている分光特性情報αを取得してステップST24に進む。また、カメラ制御部411は、分光特性情報αを取得できない場合や取得した分光特性情報αを変更して新たに設定する場合にステップST23に進む。
ステップST23でカメラ制御部411は、分光特性情報αを設定する。カメラ制御部411は、例えばユーザや外部機器等から指示に基づき分光特性情報αを設定してステップST24に進む。
ステップST24でカメラ制御部411は、補正収差情報Jを取得する。カメラ制御部411は、アダプタ装置31から補正収差情報Jを取得してステップST25に進む。なお、アダプタ装置31で収差情報の補正が行われていない場合は「β=1(倍率1倍)」に相当する。したがって、カメラ制御部411は、アダプタ装置31から収差情報kが供給されても補正収差情報Jとして用いる。
ステップST25でカメラ制御部411は、補正収差情報Kを生成する。カメラ制御部411は、分光特性情報αに基づき式(3)に示す補正収差情報Jの補正を行い補正収差情報Kを生成する。カメラ制御部411は、補正収差情報Kを生成してステップST27に進む。
ステップST26でカメラ制御部411は、補正収差情報Jを取得する。カメラ制御部411は、アダプタ装置31から補正収差情報Jを取得してステップST27に進む。なお、カメラ制御部411は、収差情報の補正が必要ないことから、補正収差情報Jを補正収差情報Kとして用いる。
ステップST27でカメラ制御部411は、倍率色収差量Dを算出する。カメラ制御部411は、補正収差情報Kを用いて式(5)に示す演算を行い、像高Xにおける倍率色収差量Dを算出して、収差補正を行う補正処理部であるカメラ信号処理部402へ出力する。なお、倍率色収差量Dの算出は、カメラ信号処理部402で行うようにしてもよい。
このような第1の実施の形態によれば、撮像レンズで想定されている分光特性と異なる分光特性の撮像デバイスが撮像装置で用いられていても、分光特性の違いを考慮した収差情報の補正が行われる。したがって、補正後の収差情報を用いて収差補正を行えば、例えば収差の少ない良好な撮像画像を得ることができるようになる。
また、分光特性情報が取得できない場合に分光特性情報の設定、取得した分光特性情報の変更、光学変換情報が取得できない場合に光学変換情報の設定、取得した光学変換情報の変更が可能とされている。したがって、収差の少ない良好な撮像画像が得られるように、収差情報の補正を制御することできる。
<3.第2の実施の形態(アダプタ装置で収差補正装置を構成した場合)>
次に、第2の実施の形態の構成について説明する。第2の実施の形態では、アダプタ装置で収差補正装置を構成した場合を例示している。
[3−1.第2の実施の形態の構成]
図6は第2の実施の形態の構成を示している。撮像システム20は、撮像レンズ21とアダプタ装置32と撮像装置42を用いて構成されている。
撮像レンズ21は、光学系ブロック211,光学系ブロック駆動部212,位置検出部213,レンズ情報記憶部214,レンズ制御部215を有している。
光学系ブロック211は、被写体光学像を生成するためのレンズ群、絞り調整機構等を備えている。また、光学系ブロック211には、シャッター機構や手ぶれ補正機構などが設けられていてもよい。
光学系ブロック駆動部212は、レンズ制御部215からの制御信号に基づき、レンズ群を駆動して、フォーカス動作やズーム動作を行う。また、光学系ブロック駆動部212は、レンズ制御部215からの制御信号に基づき絞り調整機構を駆動して、被写体光学像の明るさを調整する。
位置検出部213は、光学系ブロック211におけるレンズ群のレンズ位置や絞り調整機構の調整位置を検出する。位置検出部213は、位置検出結果をレンズ制御部215へ出力する。
レンズ情報記憶部214は、焦点位置やレンズ位置等毎の収差情報を記憶している。レンズ情報記憶部214は、例えば倍率色収差情報として、青色成分の光学像と赤色成分の光学像のそれぞれについて、式(1)における係数kを収差情報として焦点距離やレンズ位置等毎に記憶している。
レンズ制御部215は、撮像装置42のカメラ制御部421と通信を行い、カメラ制御部421からの指示に応じたフォーカス動作やズーム動作,露出制御等が撮像レンズ21で行われるように、位置検出結果等を用いて制御信号を生成して光学系ブロック駆動部212へ出力する。また、レンズ制御部215は、アダプタ装置32からの要求に応じて、レンズ情報記憶部214から収差情報例えば現在の焦点距離等における収差情報kを読み出して要求元へ出力する。
アダプタ装置32は、アダプタ情報記憶部321とアダプタ情報処理部322を有している。
アダプタ情報記憶部321は、アダプタ装置32で行う光学変換についての光学変換情報βを記憶している。
アダプタ情報処理部322は、光学変換を行う場合、撮像レンズ21から取得した収差情報に対して光学変換情報に基づいた補正処理を行う。また、アダプタ情報処理部322は、撮像装置42から分光特性情報を取得して、撮像レンズ21から取得した収差情報に対して分光特性情報に基づいた補正処理を行う。アダプタ情報処理部322は、光学変換情報と補正後の収差情報を撮像装置42へ出力する。
撮像装置42は、撮像部401,カメラ信号処理部402,信号出力部403,カメラ情報記憶部404,カメラ制御部421を有している。
撮像部401は、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像デバイスを用いて構成されている。撮像部401は、撮像デバイスの結像面に結像されている被写体光学像を画像信号に変換し、カメラ信号処理部402へ出力する。
カメラ信号処理部402は、画像信号に対して種々の信号処理を行う。例えばカメラ信号処理部402は、撮像部401で生成された画像信号を用いて行われる黒レベル補正やゲイン補正などの前段信号処理、前段信号処理が行われた画像信号を用いて行われる収差補正処理を行う。また、カメラ信号処理部402は、収差補正処理が行われた画像信号を用いて行われる色変換やガンマ補正などの後段信号処理等を行い、信号出力部403へ出力する。
信号出力部403は、カメラ信号処理部402から供給された画像信号について、表示や記録再生に対応した信号処理を行い、所定形式の信号として外部機器へ出力する。例えば信号出力部403は、表示部(図示せず)に対応した画像サイズとなるように、画像信号に対してサイズ変換等を行って出力する。また、信号出力部403は、画像信号の符号化処理、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)、H.264/AVC,H.265/HEVCなどの符号化方式による画像圧縮処理を行い、得られた符号化データを外部機器へ出力する。
カメラ情報記憶部404は、撮像装置42の特性や各種設定状態等を示す情報を記憶する。
ユーザインタフェース(I/F)部405は、操作スイッチ等を用いて構成されており、ユーザ操作に応じた操作信号を生成してカメラ制御部421へ出力する。
カメラ制御部421は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等を用いて構成されている。カメラ制御部421は、ROMやRAMに記憶されているプログラムを実行して、ユーザインタフェース部405からの操作信号やカメラ情報記憶部404に記憶されている情報に基づき制御信号を生成する。カメラ制御部421は、生成した制御信号を各部に供給して、ユーザ操作に応じた動作が撮像装置42で行われるように各部を制御する。また、カメラ制御部421は、アダプタ装置32から取得した光学変換情報と補正後の収差情報に基づき収差量の算出を行う。カメラ制御部421は、算出した収差量をカメラ信号処理部402へ出力して、算出した収差量を補正するようにカメラ信号処理部402で収差補正処理を行わせる。
撮像レンズ21とアダプタ装置32の接続は、撮像レンズ21に設けられているレンズ側マウント51Lとアダプタ装置32に設けられているアダプタ側マウント51Aを介して行われる。また、アダプタ装置32と撮像装置42の接続は、アダプタ装置32に設けられているアダプタ側マウント52Aと撮像装置42に設けられているカメラ側マウント52Cとを介して行われる。
以上のように、第2の実施の形態では、アダプタ情報処理部322に収差情報取得部の機能と光学変換情報取得部の機能と分光特性情報取得部の機能および収差情報補正部の機能を設けている。
[3−2.第2の実施の形態の動作]
次に第2の実施の形態の動作について説明する。図7は第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
ステップST31でアダプタ情報処理部322は、収差情報の補正が必要であるか判別する。アダプタ情報処理部322は、アダプタ装置32で光学変換を行う場合および/または撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行う場合、収差情報の補正が必要と判別してステップST32に進む。また、アダプタ情報処理部322は、光学変換と撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行わない場合に収差情報の補正が必要ないと判別してステップST38に進む。なお、アダプタ装置32で撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行うか否かは、例えばユーザや撮像装置42からの指示等に基づいて判別する。
ステップST32でアダプタ情報処理部322は、光学変換情報βを取得する。アダプタ情報処理部322は、例えばアダプタ情報記憶部321に記憶されている光学変換情報βを取得してステップST34に進む。また、アダプタ情報処理部322は、光学変換情報βを取得できない場合や取得した光学変換情報βを変更して新たに設定する場合にステップST33に進む。
ステップST33でアダプタ情報処理部322は、光学変換情報βを設定する。アダプタ情報処理部322は、例えば外部機器やユーザ等からの指示に基づき光学変換情報βを設定してステップST34に進む。
ステップST34でアダプタ情報処理部322は、分光特性情報αを取得する。アダプタ情報処理部322は、撮像装置42の例えばカメラ情報記憶部404に記憶されている分光特性情報αを取得してステップST36に進む。また、アダプタ情報処理部322は、分光特性情報αを取得できない場合や取得した分光特性情報αを変更して新たに設定する場合にステップST35に進む。
ステップST35でアダプタ情報処理部322は、分光特性情報αを設定する。アダプタ情報処理部322は、例えばユーザや外部機器から指示に基づき分光特性情報αを設定してステップST36に進む。
ステップST36でアダプタ情報処理部322は、収差情報kを取得する。アダプタ情報処理部322は、撮像レンズ21から収差情報kを取得してステップST37に進む。
ステップST37でアダプタ情報処理部322は、補正収差情報Kを生成する。アダプタ情報処理部322は、光学変換情報βに基づき式(2)に示す収差情報kの補正処理を行い、補正収差情報Jを生成する。さらに、アダプタ情報処理部322は、分光特性情報αに基づき式(3)に示す補正収差情報Jの補正処理を行い、補正収差情報Kを生成してステップST41に進む。
ステップST38でアダプタ情報処理部322は、収差情報kを取得する。アダプタ情報処理部322は、撮像レンズ21から収差情報kを取得してステップST41に進む。なお、収差情報の補正を行わないことから補正収差情報Kは収差情報kと等しい。
ステップST41でカメラ制御部421は、補正収差情報Kを取得する。カメラ制御部421は、アダプタ装置32から補正収差情報Kを取得してステップST42に進む。
ステップST42でカメラ制御部421は、倍率色収差量Dを算出する。カメラ制御部421は、補正収差情報Kを用いて式(5)に示す演算を行い、像高Xにおける倍率色収差量Dを算出して、収差補正を行う補正処理部であるカメラ信号処理部402へ出力する。なお、倍率色収差量Dの算出は、カメラ信号処理部402で行うようにしてもよい。
このような第2の実施の形態によれば、撮像レンズで想定されている分光特性と異なる分光特性の撮像デバイスが撮像装置で用いられていても、分光特性の違いを考慮した収差情報の補正が行われる。したがって、補正後の収差情報を用いて収差補正を行えば、例えば収差の少ない良好な撮像画像を得ることができるようになる。また、分光特性情報の設定や変更、光学変換情報の設定や変更が可能とされているので、収差の少ない良好な撮像画像が得られるように収差情報の補正を制御することできる。
さらに、補正収差情報Kの生成がアダプタ装置32で行われることから、カメラ制御部421の負荷を軽減することが可能となる。
<4.第3の実施の形態(撮像装置で収差補正装置を構成した場合)>
次に、第3の実施の形態の構成について説明する。第3の実施の形態では、撮像装置で収差補正装置を構成した場合を例示している。
[4−1.第3の実施の形態の構成]
図8は第3の実施の形態の構成を示している。撮像システム20は、撮像レンズ21とアダプタ装置33と撮像装置43を用いて構成されている。
撮像レンズ21は、光学系ブロック211,光学系ブロック駆動部212,位置検出部213,レンズ情報記憶部214,レンズ制御部215を有している。
光学系ブロック211は、被写体光学像を生成するためのレンズ群、絞り調整機構等を備えている。また、光学系ブロック211には、シャッター機構や手ぶれ補正機構などが設けられていてもよい。
光学系ブロック駆動部212は、レンズ制御部215からの制御信号に基づき、レンズ群を駆動して、フォーカス動作やズーム動作を行う。また、光学系ブロック駆動部212は、レンズ制御部215からの制御信号に基づき絞り調整機構を駆動して、被写体光学像の明るさを調整する。
位置検出部213は、光学系ブロック211におけるレンズ群のレンズ位置や絞り調整機構の調整位置を検出する。位置検出部213は、位置検出結果をレンズ制御部215へ出力する。
レンズ情報記憶部214は、焦点位置やレンズ位置等毎の収差情報を記憶している。レンズ情報記憶部214は、例えば倍率色収差情報として、青色成分の光学像と赤色成分の光学像のそれぞれについて、式(1)における係数kを収差情報として焦点距離やレンズ位置等毎に記憶している。
レンズ制御部215は、撮像装置43のカメラ制御部431と通信を行い、カメラ制御部431からの指示に応じたフォーカス動作やズーム動作,露出制御等が撮像レンズ21で行われるように、位置検出結果等を用いて制御信号を生成して光学系ブロック駆動部212へ出力する。また、レンズ制御部215は、アダプタ装置33からの要求に応じて、レンズ情報記憶部214から収差情報例えば現在の焦点距離等における収差情報kを読み出して要求元へ出力する。
アダプタ装置33は、アダプタ情報記憶部331を有している。アダプタ情報記憶部331は、アダプタ装置33で行う光学変換についての光学変換情報βを記憶している。アダプタ情報記憶部331は、光学変換情報βを撮像装置43へ出力する。
撮像装置43は、撮像部401,カメラ信号処理部402,信号出力部403,カメラ情報記憶部404,カメラ制御部431を有している。
撮像部401は、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像デバイスを用いて構成されている。撮像部401は、撮像デバイスの結像面に結像されている被写体光学像を画像信号に変換し、カメラ信号処理部402へ出力する。
カメラ信号処理部402は、画像信号に対して種々の信号処理を行う。例えばカメラ信号処理部402は、撮像部401で生成された画像信号を用いて行われる黒レベル補正やゲイン補正などの前段信号処理、前段信号処理が行われた画像信号を用いて行われる収差補正処理を行う。また、カメラ信号処理部402は、収差補正処理が行われた画像信号を用いて行われる色変換やガンマ補正などの後段信号処理等を行い、信号出力部403へ出力する。
信号出力部403は、カメラ信号処理部402から供給された画像信号について、表示や記録再生に対応した信号処理を行い、所定形式の信号として外部機器へ出力する。例えば信号出力部403は、表示部(図示せず)に対応した画像サイズとなるように、画像信号に対してサイズ変換等を行って出力する。また、信号出力部403は、画像信号の符号化処理、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)、H.264/AVC,H.265/HEVCなどの符号化方式による画像圧縮処理を行い、得られた符号化データを外部機器へ出力する。
カメラ情報記憶部404は、撮像装置43の特性や各種設定状態等を示す情報を記憶する。
ユーザインタフェース(I/F)部405は、操作スイッチ等を用いて構成されており、ユーザ操作に応じた操作信号を生成してカメラ制御部431へ出力する。
カメラ制御部431は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等を用いて構成されている。カメラ制御部431は、ROMやRAMに記憶されているプログラムを実行して、ユーザインタフェース部405からの操作信号やカメラ情報記憶部404に記憶されている情報に基づき制御信号を生成する。カメラ制御部431は、生成した制御信号を各部に供給して、ユーザ操作に応じた動作が撮像装置43で行われるように各部を制御する。また、カメラ制御部431は、撮像レンズ21から取得した収差情報kとアダプタ装置33から取得した光学変換情報β、およびカメラ情報記憶部404に記憶されている分光特性情報αに基づき補正収差情報Kを算出する。また、カメラ制御部431は、補正収差情報Kを用いて収差量の算出を行い、算出した収差量をカメラ信号処理部402へ出力して、算出した収差量を補正するようにカメラ信号処理部402で収差補正処理を行わせる。
撮像レンズ21とアダプタ装置33の接続は、撮像レンズ21に設けられているレンズ側マウント51Lとアダプタ装置33に設けられているアダプタ側マウント51Aを介して行われる。また、アダプタ装置33と撮像装置43の接続は、アダプタ装置33に設けられているアダプタ側マウント52Aと撮像装置43に設けられているカメラ側マウント52Cとを介して行われる。
以上のように、第3の実施の形態では、カメラ制御部431に収差情報取得部の機能と光学変換情報取得部の機能と分光特性情報取得部の機能および収差情報補正部の機能を設けている。
[4−2.第3の実施の形態の動作]
次に第3の実施の形態の動作について説明する。図9は第3の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
ステップST51でカメラ制御部431は、収差情報の補正が必要であるか判別する。カメラ制御部431は、光学変換および/または撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行う場合、収差情報の補正が必要と判別してステップST52に進む。また、カメラ制御部431は、光学変換と撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行わない場合に収差情報の補正が必要ないと判別してステップST58に進む。なお、撮像装置43で収差情報に対する光学変換および/または撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行うか否かは、例えば撮像装置43に対するユーザの指示、撮像装置43における分光特性情報αの記憶状態、アダプタ装置33における光学変換情報βの記憶状態等に基づいて判別する。
ステップST52でカメラ制御部431は、光学変換情報βを取得する。カメラ制御部431は、例えばアダプタ装置33のアダプタ情報記憶部331に記憶されている光学変換情報βを取得してステップST54に進む。また、カメラ制御部431は、光学変換情報βを取得できない場合や取得した光学変換情報βを変更して新たに設定する場合にステップST53に進む。
ステップST53でカメラ制御部431は、光学変換情報βを設定する。カメラ制御部431は、例えば外部機器やユーザ等からの指示に基づき光学変換情報βを設定してステップST54に進む。
ステップST54でカメラ制御部431は、分光特性情報αを取得する。カメラ制御部431は、例えばカメラ情報記憶部404に記憶されている分光特性情報αを取得してステップST56に進む。また、カメラ制御部431は、分光特性情報αを取得できない場合や取得した分光特性情報αを変更して新たに設定する場合にステップST55に進む。
ステップST55でカメラ制御部431は、分光特性情報αを設定する。カメラ制御部431は、例えばユーザや外部機器等から指示に基づき分光特性情報αを設定してステップST56に進む。
ステップST56でカメラ制御部431は、収差情報kを取得する。カメラ制御部431は、撮像レンズ21から収差情報kを取得してステップST57に進む。
ステップST57でカメラ制御部431は、補正収差情報Kを生成する。カメラ制御部431は、光学変換情報βに基づき式(2)に示す収差情報kの補正処理を行い、補正収差情報Jを生成する。さらに、カメラ制御部431は、分光特性情報αに基づき式(3)に示す補正収差情報Jの補正処理を行い、補正収差情報Kを生成してステップST59に進む。
ステップST58でカメラ制御部431は、収差情報kを取得する。カメラ制御部431は、撮像レンズ21から収差情報kを取得してステップST59に進む。なお、収差情報の補正を行わないことから補正収差情報Kは収差情報kと等しい。
ステップST59でカメラ制御部431は、倍率色収差量Dを算出する。カメラ制御部431は、補正収差情報Kを用いて式(5)に示す演算を行い、像高Xにおける倍率色収差量Dを算出して、収差補正を行う補正処理部であるカメラ信号処理部402へ出力する。なお、倍率色収差量Dの算出は、カメラ信号処理部402で行うようにしてもよい。
このような第3の実施の形態によれば、撮像レンズで想定されている分光特性と異なる分光特性の撮像デバイスが撮像装置で用いられていても、分光特性の違いを考慮した収差情報の補正が行われる。したがって、補正後の収差情報を用いて収差補正を行えば、例えば収差の少ない良好な撮像画像を得ることができるようになる。また、分光特性情報の設定や変更、光学変換情報の設定や変更が可能とされているので、収差の少ない良好な撮像画像が得られるように収差情報の補正を制御することできる。
さらに、補正収差情報Kの生成はカメラ制御部431で行われることから、収差情報の補正機能を有していないアダプタ装置も使用する場合でも、収差の少ない良好な撮像画像を得ることが可能となる。
なお、第3の実施の形態では、アダプタ装置33にアダプタ情報記憶部331が設けられている場合を示している。しかし、カメラ制御部431でアダプタ装置33に関する光学変換情報βを設定できる構成であれば、アダプタ情報記憶部331が設けられていないアダプタ装置を利用することも可能となる。
<5.第4の実施の形態(アダプタ装置を用いない場合)>
次に、第4の実施の形態の構成について説明する。第4の実施の形態では、アダプタ装置を用いない場合を例示している。
[5−1.第4の実施の形態の構成]
図10は第4の実施の形態の構成を示している。撮像システム20は、撮像レンズ21と撮像装置44を用いて構成されている。
撮像レンズ21は、光学系ブロック211,光学系ブロック駆動部212,位置検出部213,レンズ情報記憶部214,レンズ制御部215を有している。
光学系ブロック211は、被写体光学像を生成するためのレンズ群、絞り調整機構等を備えている。また、光学系ブロック211には、シャッター機構や手ぶれ補正機構などが設けられていてもよい。
光学系ブロック駆動部212は、レンズ制御部215からの制御信号に基づき、レンズ群を駆動して、フォーカス動作やズーム動作を行う。また、光学系ブロック駆動部212は、レンズ制御部215からの制御信号に基づき絞り調整機構を駆動して、被写体光学像の明るさを調整する。
位置検出部213は、光学系ブロック211におけるレンズ群のレンズ位置や絞り調整機構の調整位置を検出する。位置検出部213は、位置検出結果をレンズ制御部215へ出力する。
レンズ情報記憶部214は、焦点位置やレンズ位置等毎の収差情報を記憶している。レンズ情報記憶部214は、例えば倍率色収差情報として、青色成分の光学像と赤色成分の光学像のそれぞれについて、式(1)における係数kを収差情報として焦点距離やレンズ位置等毎に記憶している。
レンズ制御部215は、撮像装置44のカメラ制御部441と通信を行い、カメラ制御部441からの指示に応じたフォーカス動作やズーム動作,露出制御等が撮像レンズ21で行われるように、位置検出結果等を用いて制御信号を生成して光学系ブロック駆動部212へ出力する。また、レンズ制御部215は、アダプタ装置33からの要求に応じて、レンズ情報記憶部214から収差情報例えば現在の焦点距離等における収差情報kを読み出して要求元へ出力する。
撮像装置44は、撮像部401,カメラ信号処理部402,信号出力部403,カメラ情報記憶部404,カメラ制御部441を有している。
撮像部401は、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像デバイスを用いて構成されている。撮像部401は、撮像デバイスの結像面に結像されている被写体光学像を画像信号に変換し、カメラ信号処理部402へ出力する。
カメラ信号処理部402は、画像信号に対して種々の信号処理を行う。例えばカメラ信号処理部402は、撮像部401で生成された画像信号を用いて行われる黒レベル補正やゲイン補正などの前段信号処理、前段信号処理が行われた画像信号を用いて行われる収差補正処理を行う。また、カメラ信号処理部402は、収差補正処理が行われた画像信号を用いて行われる色変換やガンマ補正などの後段信号処理等を行い、信号出力部403へ出力する。
信号出力部403は、カメラ信号処理部402から供給された画像信号について、表示や記録再生に対応した信号処理を行い、所定形式の信号として外部機器へ出力する。例えば信号出力部403は、表示部(図示せず)に対応した画像サイズとなるように、画像信号に対してサイズ変換等を行って出力する。また、信号出力部403は、画像信号の符号化処理、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)、H.264/AVC,H.265/HEVCなどの符号化方式による画像圧縮処理を行い、得られた符号化データを外部機器へ出力する。
カメラ情報記憶部404は、撮像装置44の特性や各種設定状態等を示す情報を記憶する。
ユーザインタフェース(I/F)部405は、操作スイッチ等を用いて構成されており、ユーザ操作に応じた操作信号を生成してカメラ制御部441へ出力する。
カメラ制御部441は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等を用いて構成されている。カメラ制御部441は、ROMやRAMに記憶されているプログラムを実行して、ユーザインタフェース部405からの操作信号やカメラ情報記憶部404に記憶されている情報に基づき制御信号を生成する。カメラ制御部441は、生成した制御信号を各部に供給して、ユーザ操作に応じた動作が撮像装置44で行われるように各部を制御する。また、カメラ制御部441は、撮像レンズ21から取得した収差情報kとアダプタ装置33から取得した光学変換情報β、およびカメラ情報記憶部404に記憶されている分光特性情報αに基づき補正収差情報Kを算出する。また、カメラ制御部441は、補正収差情報Kを用いて収差量の算出を行い、算出した収差量をカメラ信号処理部402へ出力して、算出した収差量を補正するようにカメラ信号処理部402で収差補正処理を行わせる。
撮像レンズ21と撮像装置44の接続は、撮像レンズ21に設けられているレンズ側マウント51Lと撮像装置44に設けられているカメラ側マウント51Cを介して行われる。
以上のように、第4の実施の形態では、カメラ制御部431に収差情報取得部の機能と分光特性情報取得部の機能および収差情報補正部の機能を設けている。
[5−2.第4の実施の形態の動作]
次に第4の実施の形態の動作について説明する。図11は第4の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
ステップST71でカメラ制御部441は、収差情報の補正が必要であるか判別する。カメラ制御部441は、撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行う場合、収差情報の補正が必要と判別してステップST72に進む。また、カメラ制御部441は、撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行わない場合に収差情報の補正が必要ないと判別してステップST77に進む。なお、撮像装置44で撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行うか否かは、例えば撮像装置44に対するユーザの指示や撮像装置44における分光特性情報αの記憶状態等に基づいて判別する。
ステップST72でカメラ制御部441は、光学変換情報βを所定値に設定する。カメラ制御部441は、アダプタ装置が用いられておらず光学変換が行われないことから光学変換情報βを「β=1(倍率1倍)」に設定してステップST73に進む。
ステップST73でカメラ制御部441は、分光特性情報αを取得する。カメラ制御部441は、例えばカメラ情報記憶部404に記憶されている分光特性情報αを取得してステップST75に進む。また、カメラ制御部441は、分光特性情報αを取得できない場合や取得した分光特性情報αを変更して新たに設定する場合にステップST74に進む。
ステップST74でカメラ制御部441は、分光特性情報αを設定する。カメラ制御部441は、例えばユーザや外部機器等から指示に基づき分光特性情報αを設定してステップST75に進む。
ステップST75でカメラ制御部441は、収差情報kを取得する。カメラ制御部441は、撮像レンズ21から収差情報kを取得してステップST76に進む。
ステップST76でカメラ制御部441は、補正収差情報Kを生成する。カメラ制御部441は、光学変換情報βに基づき式(2)に示す収差情報kの補正処理を行い、補正収差情報Jを生成する。さらに、カメラ制御部441は、分光特性情報αに基づき式(3)に示す補正収差情報Jの補正処理を行い、補正収差情報Kを生成してステップST78に進む。
ステップST77でカメラ制御部441は、収差情報kを取得する。カメラ制御部441は、撮像レンズ21から収差情報kを取得してステップST78に進む。なお、収差情報の補正を行わないことから補正収差情報Kは収差情報kと等しい。
ステップST78でカメラ制御部441は、倍率色収差量Dを算出する。カメラ制御部441は、補正収差情報Kを用いて式(5)に示す演算を行い、像高Xにおける倍率色収差量Dを算出して、収差補正を行う補正処理部であるカメラ信号処理部402へ出力する。なお、倍率色収差量Dの算出は、カメラ信号処理部402で行うようにしてもよい。
このような第4の実施の形態によれば、撮像レンズで想定されている分光特性と異なる分光特性の撮像デバイスが撮像装置で用いられていても、分光特性の違いを考慮した収差情報の補正が行われる。したがって、補正後の収差情報を用いて収差補正を行えば、例えば収差の少ない良好な撮像画像を得ることができるようになる。また、分光特性情報の設定や変更が可能とされているので、収差の少ない良好な撮像画像が得られるように収差情報の補正を制御することできる。
<6.他の実施の形態>
ところで、本技術の実施の形態は、上述の何れかの実施の形態に限らず、撮像システムの構成に応じて自動的に切り替えるようにしてもよい。
例えば、アダプタ装置の取り付け状態を検出する取り付け検出機構を設けて、取り付け検出を行う。ここで、撮像システムは、アダプタ装置が撮像装置に取り付けられている場合に第1乃至第3の何れかの実施の形態の動作を行う。また、撮像システムは、アダプタ装置が取り付けられていない場合、第4の実施の形態の動作を行うようにする。このようにすれば、撮像システムは、アダプタ装置の着脱状態に応じて収差情報の補正処理を自動的に行うことができる。
また、アダプタ装置の処理に応じて動作を切り替えるようにしてもよい。例えば、撮像装置とアダプタ装置間で通信を行い、通信結果に基づいて動作の切り替えを行う。ここで、撮像システムは、通信結果に基づきアダプタ装置が収差情報の補正処理を行う機能を有していないことを判別した場合に第3の実施の形態の動作を行い、アダプタ装置が収差情報の補正処理を行う機能を有している場合に第1の実施の形態または第2の実施の形態の動作を行う。このようにすれば、撮像システムは、収差情報の補正処理を行うことが出来ない従来のアダプタ装置と収差情報の補正処理が可能とされた新たなアダプタ装置の何れを用いる場合でも、自動的に収差情報の補正処理を行うことができる。
さらに、撮像装置やアダプタ装置の動作状態に応じて、収差情報の補正を何れの装置で行うか切り替えるようにしてもよい。例えば、撮像システムは、第1の実施の形態の動作中に撮像装置におけるカメラ制御部等での負荷が大きくなった場合、第2の実施の形態の動作に切り替えて、収差情報の補正をアダプタ装置で行うようにする。このようにすれば、撮像システムは、効率よく収差情報の補正を行うことができるようになる。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させる。または、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやSSD(Solid State Drive)、ROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-Ray Disc(登録商標))、磁気ディスク、半導体メモリカード等のリムーバブル記録媒体に、一時的または永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、プログラムは、リムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトからLAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークを介して、コンピュータに無線または有線で転送してもよい。コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
また、本技術は、上述した技術の実施の形態に限定して解釈されるべきではない。この技術の実施の形態は、例示という形態で本技術を開示しており、本技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施の形態の修正や代用をなし得ることは自明である。すなわち、本技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
なお、本技術の収差補正装置は以下のような構成も取ることができる。
(1) 撮像レンズから収差情報を取得する収差情報取得部と、
前記撮像レンズで形成される光学像の光電変換を行う撮像デバイスについての分光特性情報を取得する分光特性情報取得部と、
前記取得された収差情報に対して前記分光特性情報に応じた補正を行う収差情報補正部と
を備える収差補正装置。
(2) 前記分光特性情報は、前記撮像レンズから取得した収差情報を生成する際の基準分光特性と前記撮像デバイスの分光特性に基づいて設定した情報である(1)に記載の収差補正装置。
(3) 前記分光特性情報は、三原色成分における1つの色成分を基準として他の色成分毎に生成した情報である(2)に記載の収差補正装置。
(4) 前記分光特性情報取得部は、前記分光特性情報が取得できない場合に前記分光特性情報の設定または前記取得した分光特性情報の変更を受け付ける(1)乃至(3)の何れかに記載の収差補正装置。
(5) 前記光学像に対して行われる光学変換に関する光学変換情報を取得する光学変換情報取得部を備え、前記収差情報補正部は、前記取得された収差情報に対して前記分光特性情報と前記光学変換情報に応じた補正を行う(1)乃至(4)の何れかに記載の収差補正装置。
(6) 前記光学変換情報取得部は、前記光学変換情報が取得できない場合に前記光学変換情報の設定または前記取得した光学変換情報の変更を受け付ける(5)に記載の収差補正装置。
(7) 前記光学変換情報は、前記光学像の拡大倍率または縮小倍率を示す情報である(5)または(6)に記載の収差補正装置。
(8) 前記拡大倍率または前記縮小倍率は、前記撮像レンズから取得する収差情報において規定されている撮像デバイスの撮像面サイズと、前記撮像レンズで形成される光学像の光電変換を行う撮像デバイスの撮像面サイズを基準として設定する(7)に記載の収差補正装置。
(9) 前記撮像レンズを接続するための第1のマウント部と、前記撮像デバイスを用いた撮像装置を接続するための第2のマウント部を備える(1)乃至(8)の何れかに記載の収差補正装置。
この技術の収差補正装置と撮像装置および収差補正方法では、撮像レンズから取得された収差情報が、撮像レンズで形成される光学像の光電変換を行う撮像デバイスについての分光特性情報に基づいて補正される。このため、例えば収差情報の生成で用いた分光特性と撮像デバイスの分光特性が相違する場合でも、補正後の収差情報を用いて収差補正処理を行うことにより、収差の少ない良好な撮像画像を得ることができる。したがって、レンズ交換やアダプタ装置の取り付けが可能な撮像装置に適している。
10・・・収差補正装置
11・・・収差情報取得部
12・・・分光特性情報取得部
13・・・光学変換情報取得部
15・・・収差情報補正部
20・・・撮像システム
21・・・撮像レンズ
31,32,33・・・アダプタ装置
41,42,43,44・・・撮像装置
51A,52A・・・アダプタ側マウント
51C,52C・・・カメラ側マウント
51L・・・レンズ側マウント
211・・・光学系ブロック
212・・・光学系ブロック駆動部
213・・・位置検出部
214・・・レンズ情報記憶部
215・・・レンズ制御部
311,321,331・・・アダプタ情報記憶部
312,322・・・アダプタ情報処理部
401・・・撮像部
402・・・カメラ信号処理部
403・・・信号出力部
404・・・カメラ情報記憶部
405・・・ユーザインタフェース部
411,421,431,441・・・カメラ制御部

Claims (10)

  1. 撮像レンズから収差情報を取得する収差情報取得部と、
    前記撮像レンズで形成される光学像に対して行われる光学変換に関する光学変換情報を取得する光学変換情報取得部と、
    前記光学変換情報取得部で取得した光学変換情報に応じて前記収差情報取得部で取得した収差情報を補正する光学変換対応補正部と、
    前記光学変換が行われた光学像の光電変換を行う撮像デバイスについての分光特性情報を取得する分光特性情報取得部と、
    前記光学変換対応補正部で補正された収差情報に対して前記分光特性情報に応じた補正を行う収差情報補正部を備え、
    前記撮像レンズと前記撮像デバイスと間に取り付けられて前記光学変換を行うアダプタ装置に、前記収差情報取得部と前記光学変換情報取得部と前記光学変換対応補正部を設けた収差補正装置。
  2. 前記分光特性情報は、前記撮像レンズから取得した収差情報を生成する際の基準分光特性と前記撮像デバイスの分光特性に基づいて設定した情報である
    請求項1記載の収差補正装置。
  3. 前記分光特性情報は、三原色成分における1つの色成分を基準として他の色成分毎に生成した情報である
    請求項2記載の収差補正装置。
  4. 前記分光特性情報取得部は、前記分光特性情報が取得できない場合に前記分光特性情報の設定または前記取得した分光特性情報の変更を受け付ける
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の収差補正装置。
  5. 前記光学変換情報取得部は、前記光学変換情報が取得できない場合に前記光学変換情報の設定または前記取得した光学変換情報の変更を受け付ける
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載の収差補正装置。
  6. 前記光学変換情報は、前記光学像の拡大倍率または縮小倍率を示す情報である
    請求項1乃至請求項5の何れかに記載の収差補正装置。
  7. 前記拡大倍率または前記縮小倍率は、前記撮像レンズから取得する収差情報において規定されている撮像デバイスの撮像面サイズと、前記撮像レンズで形成される光学像の光電変換を行う撮像デバイスの撮像面サイズを基準として設定する
    請求項記載の収差補正装置。
  8. 撮像レンズから収差情報を取得する収差情報取得部と、
    前記撮像レンズで形成される光学像の光電変換を行う撮像デバイスと、
    前記撮像デバイスの分光特性情報を取得する分光特性情報取得部と、
    前記取得された収差情報に対して前記撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行う収差情報補正部と、
    前記収差情報補正部で補正された収差情報を用いて収差補正を行う収差補正処理部と、
    前記撮像レンズ又は前記撮像レンズで形成される光学像に対して光学変換を行うアダプタ装置を接続するためのマウント部と
    を備え、
    前記アダプタ装置は、前記収差情報取得部と、前記光学変換に関する光学変換情報を取得する光学変換情報取得部と、前記光学変換情報取得部で取得した光学変換情報に応じて前記収差情報取得部で取得した収差情報を補正する光学変換対応補正部を有し、
    前記収差情報補正部は、前記マウント部に接続された前記アダプタ装置の前記光学変換対応補正部で補正された収差情報に対して前記撮像デバイスの分光特性に応じた補正を行う撮像装置。
  9. 前記アダプタ装置は、前記収差情報補正部をさらに有し、
    前記収差補正処理部は、前記マウント部に接続された前記アダプタ装置の前記収差情報補正部で補正された収差情報を用いて収差補正を行う
    請求項8に記載の撮像装置。
  10. 撮像レンズで形成される光学像に対して光学変換を行うアダプタ装置に設けた収差情報取得部で、前記撮像レンズから収差情報を取得する工程と、
    前記アダプタ装置に設けた光学変換情報取得部で、前記光学変換に関する光学変換情報を取得する工程と、
    前記アダプタ装置に設けた光学変換対応補正部で、前記光学変換情報取得部で取得した光学変換情報に応じて前記収差情報取得部で取得した収差情報を補正する工程と、
    分光特性情報取得部で、前記光学変換が行われた光学像の光電変換を行う撮像デバイスについての分光特性情報を取得する工程と、
    収差情報補正部で、前記光学変換対応補正部で補正された収差情報に対して前記分光特性情報に応じた補正を行う工程とを
    含む収差補正方法。
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