JP6143804B2 - 経路案内装置および経路案内方法 - Google Patents
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Description
(3)また、本発明の一態様に係る経路案内装置において、前記習得レベルは、車両の走行履歴に基づいて取得されるようにしてもよい。
上述した(2)の構成によれば、経路が探索されナビゲーションを開始する前に、当該経路に対する習得レベルに応じた音声によってイメージすることができる。
上述した(3)の構成によれば、車両の走行中にバックグランドで取得した走行履歴に基づいて習得レベルが決定されるので、ユーザの経路に対する最新の習熟度に合わせて経路全体の概要を案内することができる。
本実施形態の経路案内装置は、例えば車両で利用されるナビゲーション装置である。本実施形態の経路案内装置は、現在地から目的地までに至る経路を探索して、車両が走行開始する際に音声で、探索した経路全体の概要を、その経路に対するユーザの習得レベルに応じて音声で報知する。また、本実施形態の経路案内装置は、走行開始時に複数のルートが探索された場合、その経路に対するユーザの習得レベルに応じてルート毎に音声で報知する。
図1は、本実施形態に係る経路案内装置1の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、経路案内装置1がナビゲーション装置の例を説明するが、これに限られない。経路案内装置1は、スマートフォン、タブレット端末、携帯ゲーム機器等であってもよい。
図1に示すように、経路案内装置1は、現在地取得部10、入力部12、地図DB14、経路探索部16、構成設定記憶部18、レベル記憶部22、言語モデル24、経路概要生成部26、報知部30、レベル学習部34、経路選択部38、およびナビ情報生成部40を備える。また、経路概要生成部26は、経路記述部27、および自然言語変換部29を備える。
また、入力部12は、ユーザが発した音声から音声認識によって習得レベルを取得し、取得した習得レベルをレベル学習部34に出力する。なお、報知部30がタッチパネル式の入力部を備えている場合、当該入力部が入力部12であってもよい。
また、入力部12は、経路選択の際、ユーザが発した音声から音声認識によって認識したユーザの音声を経路選択部38に出力する。
言語モデル24には、文の品詞や統語構造、単語と単語、文と文などの関係性について定式化したモデルが格納されている。
ナビ情報生成部40は、経路選択部38が出力した経路に関する情報と、現在地取得部10が出力した現在地情報とを用いて、周知の手法によってナビゲーション情報を生成し、生成したナビゲーション情報を報知部30に出力する。
次に、現在地から出発地までの経路の例を説明する。
図2は、本実施形態に係る出発地から目的地までの経路の例を説明する図である。
図2において、地図m101は、出発地p11と目的地p12とを含む地図の画像である。符号m111は河川を示し、符号m112は鉄道の線路を示し、符号m113は駅を示している。また、符号m121は一般道を示し、符号m122は高速道路を示し、符号m123は高速道路の出入り口を示している。
図2に示した例では、出発地p11から目的地p12に至る経路は、第1の経路R1と、第2の経路R2とが探索された例である。第1の経路(以下、第1のルートともいう)R1は、高速道路m122を通るルートである。第2の経路(以下、第2のルートともいう)R2は、一般道m121のみを通るルートである。また、第2の経路R2は、途中で線路m112を越えている。
本実施形態では、このような経路全体の概要を、経路に含まれる情報を用いて、ユーザのその経路に対する習得レベルに応じて、音声で報知部30から報知する。
次に、本実施形態におけるユーザの習得レベルについて説明する。本実施形態では、習得レベルを六段階に分けた例を説明する。なお、習得レベルの数はこれに限られず、6個未満であってもよく、7個以上であってもよい。
・Lv0:地名も分からない(例えば、地名を聞いたことがないとことへ初めて行ったレベル)
・Lv1:有名な都市、地域名が分かる(例えば、東京、横浜、新宿なら知っているレベル)。
・Lv2:周辺の都市名、地域名、駅名、主要道路がある程度わかる(例えば、吉祥寺、目黒、お台場など、それらの都市圏を旅行で訪れたことがあるくらいのレベル)。
・Lv3:町名レベルのローカルな地理がある程度わかる(例えば、その地域に住んでいたことがあるレベル。または、その地域に住んでいても道に詳しくないレベル)。
・Lv4:町名レベルのローカルな地理がかなりわかる(例えば、その地域に住んでいて、煩雑に周囲を出歩いたことがあるレベル)。
・Lv5:町名、番地までほぼ把握している(例えば、タクシーの運転手や宅配便の配送車の運転手等のレベル)。
例えば、車両(不図示)が一般道m121のみを通った場合、ユーザは、当該一般道m121については知っていても、その周辺の道路について詳しくない場合が想定されるため、レベル学習部34は、地点p1に対する習得レベルをLv2とする。
一方、車両が一般道m121の周辺の各メッシュも通過している場合、ユーザが領域z1内全て道路の情報に詳しいと想定されるため、レベル学習部34は、地点p1に対する習得レベルをLv3とする。
なお、図3に示した領域z1、メッシュの大きさは一例であり、これに限られない。
次に、本実施形態で用いる同心円近似モデルについて、図4〜図6を用いて説明する。図4は、本実施形態に係る習得レベルと円の半径との関係を示す図である。図5および図6は、本実施形態に係る同心円近似モデルの例を示す図である。
図4に示すように、Lv0には半径500km外が対応付けられ、Lv1には半径500km内が対応付けられ、Lv2には半径50km内が対応付けられている。Lv3には半径10km外が対応付けられ、Lv4には半径2km内が対応付けられ、Lv5には半径500m内が対応付けられている。なお、図3に示した半径は一例であり、これに限られず、他の値であってもよい。また、半径の値は、例えば地域ごとに異なっていてもよい。
なお、本実施形態では同心円近似モデルを用いる例を説明するが、用いるモデルは、習得レベルを表すものであればよく、他の形状のモデル、他のモデルであってもよい。
次に、習得レベルとアスペクトの関係を説明する。
図7は、本実施形態に係る習得レベルとアスペクトの関係の一例を表す図である。
なお、図7に示す例では、上述した習得レベルのうち、Lv0〜Lv3とアスペクトの関係を示している。ここで、アスペクトとは、経路全体情報の生成に用いられる情報であり、相対性質、地理性質、道路種1、道路種2、通過地域1、通過地域2、通過地域3、通過地域4、交通特性である。
このように習得レベルとアスペクトの対応は、前述したように経路案内装置1が電源オン状態にされたときに、構成設定記憶部18から経路記述部27にロードされる。習得レベルとアスペクトの関係のマトリクスは、予め経路記述部27に記憶されていてもよい。
また、図7に示したアスペクトは一例であり、これに限られない。アスペクトは、例えば線路を越える経路を含むことを示す情報、河川を越える経路を含むことを示す情報、高架道路を経路に含むことを示す情報等であってもよい。
図8は、本実施形態に係るアスペクトの例を表す図である。なお、図8に示す例では、図7と同じアスペクトを示している。
相対性質とは、経路に関するコストの記述である。相対性質は、例えば「一番早い」、「一番安い」等である。
道路種1とは、経路に含まれる道路の種類の記述である。道路種1は、経路に高速道路が含まれているのか、一般道のみであるか等を示す記述であり、ルートモデルに含まれている。
道路種2とは、経路に含まれる道路名の記述であり、ルートモデルに含まれている。
通過地域2とは、経路に含まれる市名、区名等であり、ルートモデルに含まれている。
通過地域3とは、経路に含まれる街名、町名、村名等であり、ルートモデルに含まれている。
通過地域4とは、経路に含まれるランドマーク名であり、ルートモデルに含まれている。
交通特性とは、運転のしやすさに関する記述であり、ルートモデルに含まれている。
また、図8に示したアスペクトは、前述した地点毎に全てが記述されていなくてもよく、少なくとも1つが記述されていればよい。
次に、経路記述部27の構成例について説明する。
図9は、本実施形態に係る経路記述部27の概略構成のブロック図である。図9に示すように、経路記述部27は、アスペクト決定部271、272、・・・、および加算部28を含んで構成されている。なお、アスペクト決定部271、272、・・・、のうちの1つを特定しない場合は、アスペクト決定部27n(nは1以上の整数)という。
各アスペクト決定部27nは、所定の条件に従ってアスペクトの記述を決定する。この条件は、各アスペクト決定部27nが備えるフィルタによって行われる。
アスペクト決定部271は、フィルタ2711、2712、・・・を備え、アスペクト決定部272は、フィルタ2721、2722、・・・を備える。各アスペクト決定部27nが備えるフィルタの数は、異なっていてもよい。各アスペクト決定部27nは、各アスペクト決定部27nが備えるフィルタによって選択されたアスペクトの記述を加算部28に出力する。
・例1:フィルタは、距離の長い道路を優先して選択し、距離の短い道路をルートモデルから削除する。
・例2:フィルタは、出発地に近い地点を優先して、ルートモデルから地点を抽出する。
・例3:フィルタは、経路に高速道路が含まれる場合、出入り口の名称を優先して選択し、途中の地名等をルートモデルから削除する。
例えば、アスペクト決定部272は、入力されたルートモデルから地理特性のアスペクトを抽出してアスペクトの記述を生成する。具体的には、アスペクト決定部272は、フィルタ2721、2722、・・・を用いて、地理特性を抽出する。この結果、アスペクト決定部272から『一般道を通る』の記述が出力される。
なお、経路全体の習得レベルは、例えば、経路中の習得レベルの最小値、最大値、中央値、平均値のうちの1つを用いる。この場合、経路中の習得レベルの最小値、最大値、中央値、平均値のうちのいずれを用いるのが良いかは、性別・世代・文化的背景などによって異なる。このため、本実施形態では、経路中の習得レベルの最小値、最大値、中央値、平均値のうちのいずれを用いるかを、例えば調査の上、想定されるユーザに合わせて予め設定しておくか、または、ユーザによって選択させるようにしてもよい。
次に、経路全体情報、経路概要情報の例を、図10および図11を用いて説明する。
図10は、本実施形態に係る習得レベルがLv1の場合の経路概要情報の例を表す図である。図11は、本実施形態に係る習得レベルがLv3の場合の経路概要情報の例を表す図である。図10および図11に示す例は、出発地が、埼玉県和光市であり、目的地が山梨県南都留郡の河口湖の例である。また、図10および図11に示す例は、経路探索した結果のうち、2つの経路(ルート)について示している。なお、上述したように、経路概要情報は、経路全体情報を自然言語に変換した文章であるため、経路概要情報に基づく情報である。
習得レベルがLv1の場合、図7を用いて説明したように、アスペクトには、相対性質、地理性質、道路種1、通過地域1が用いられる。
第2のルートに対する経路概要情報は、破線四角k2に示すように、「一番安いルートです。」が相対性質であり、「一般道だけを通ります。」が道路種2であり、「東京都内を長く走ります。」が通過地域2である。
習得レベルがLv3の場合、図7を用いて説明したように、アスペクトには、相対性質、道路種2、および道路種1、交通特性が用いられる。
第2のルートに対する経路概要情報は、破線四角k12に示すように、「一番安いルートです。」が相対性質であり、「環状8号線、甲州街道、富士みちを通ります。」が道路種2であり、「和光から新宿へ南に、新宿から大月へ西に、大月から河口湖へ南西方向に向かいます。」が通過地域2である。
これによりユーザは、図10または図11に示した第1のルートと第2のルートの概要の音声を聞くことで、各ルートの概要をイメージすることができる。そして、ユーザは、報知された経路概要情報に基づいて、どちらのルートで走行するかを選択する。なお、ユーザは選択した結果を音声で発し、選択された結果を入力部12が音声認識によって取得する。または、ユーザは、選択した結果を報知部30が有するタッチパネルから入力するようにしてもよい。
次に、複数の経路の概要を報知し、報知された中からユーザよって選択された経路についてナビゲーションを行う処理手順の一例を説明する。
図12は、本実施形態に係る複数の経路の概要を報知し、報知された中からユーザよって選択された経路についてナビゲーションを行う処理のフローチャートである。
(ステップS12)入力部12は、ユーザが発した音声から音声認識によって目的地を取得する。
(ステップS14)経路記述部27は、レベル記憶部22に格納されている地点毎の習得レベルを用いて、経路に対する習得レベルを決定する。
なお、ステップS15〜S16の処理は、探索された複数のルートに対して行われる。複数のルートに対して、ステップS15〜S16の処理が終了した後、ステップS17の処理に進む。
(ステップS18)報知部30は、複数のルートに対する経路概要情報を報知した後、どのルートで走行を行うかを質問(以下、ルート選択質問ともいう)する音声を生成して、生成した音声を報知する。続けて、経路選択部38は、ルート選択質問に応じて取得された音声に基づいて、走行するルートを選択する。
以上で、経路の概要とナビゲーション情報を報知する処理を終了する。
次に、習得レベルの学習の処理手順の例を説明する。
図13は、本実施形態に係る習得レベルの学習の処理のフローチャートである。図13に示す例では、経路案内装置1が走行中に、ユーザに対して質問を行い、当該質問に対する回答に応じて習得レベルを学習する例である。
(ステップS102)レベル学習部34は、習得レベルが決定されていない地点に関するキーワードを用いて質問を生成し、生成した質問を報知部30から音声で出力させる。キーワードとは、ランドマーク、道路名、商業施設等である。地点に関する質問とは、例えば、「この先に見えるショッピングセンターAに行ったことがありますか?」等である。
(ステップS104)レベル学習部34は、目的地に車両が到着するまで、学習を繰り返し、目的地に到着した後、学習を終了する。
次に、出発地から目的地までの経路が短い場合の例を説明する。経路が短い場合とは、例えば、家から30分以内のお店に買い物へ行く場合の経路である。
図14は、本実施形態に係る経路が短い場合の例を説明する図である。図14において、地図m201は、出発地p21と目的地p22とを含む地図の画像である。符号m211は、B大通りを表し、符号m221はショッピングセンターを示し、符号m222は銀行を示し、符号m223はコンビニエンスストアを示している。また、出発地p11から目的地p12に至る経路は、経路R21である。
図14に示した経路において、習得レベルがLv1の場合、経路概要情報は、例えば「第1のルートです。一番走行距離の短いルートです。大通りを通ります。」である。また、習得レベルがLv3の場合、経路概要情報は、例えば「第2のルートです。一番走行距離の短いルートです。B大通りを通ります。ショッピングセンターの前を東に、コンビニエンスストアの前を北に向かいます。」である。
この構成によって、本実施形態では、経路が探索されナビゲーションを開始する前に、当該経路に対する習得レベルに応じた音声によってイメージすることができる。
この構成によって、本実施形態では、車両の走行中にバックグランドで取得した走行履歴に基づいて習得レベルが決定されるので、ユーザの経路に対する最新の習熟度に合わせて経路全体の概要を案内することができる。
また、本実施形態の経路案内装置1において、経路に含まれる道路に関する情報とは、経路の特徴の情報(例えば、相対性質、地理性質、交通特性)、経路における道路の特徴の情報(例えば、道路種1、道路種2、交通特性)、経路が通る地域の情報(例えば、通過地域1、通過地域2、通過地域3、通過地域4)、および経路におけるランドマークの情報(例えば、通過地域4)のうち少なくとも1つの情報である。
また、本実施形態の経路案内装置1において、経路概要生成部26は、経路の特徴の情報、経路における道路の特徴の情報、経路が通る地域の情報、および経路におけるランドマークの情報それぞれから、習得レベルに応じて情報を抽出する。
この構成によって、本実施形態では、経路の距離に応じて経路の概要を提供することができる。この結果、ユーザは、報知された経路全体情報によって、経路の広さを把握することができる。ここで、経路の広さとは、生活圏内の広さ、生活圏外の領域の広さ等である。
また、経路案内装置1がスマートフォンであり、マイクロホン付きのイヤホンが経路案内装置1に接続されている場合、目的地に入力や経路の探索開始をユーザは音声で指示するようにしてもよい。これにより、ユーザは、外で液晶画面が見づらいような場合であっても、音声のみを用いて、経路の探索の指示を行うことができ、経路の概要を出発前に知ることができる。
Claims (6)
- 現在地を取得する現在地取得部と、
目的地を入力する入力部と、
前記現在地から前記目的地までの経路を探索する経路探索部と、
ユーザの道情報の習得レベルを記憶するレベル記憶部と、
探索された前記経路と、前記レベル記憶部に記憶されている習得レベルとに基づいて、経路全体に対する経路全体情報を生成する経路概要生成部と、
前記経路概要生成部が生成した前記経路全体情報を報知する報知部と、
を備え、
前記経路概要生成部は、
習得レベル毎に対応付けられている所定数のアスペクトのセットを示す予め記憶されたマトリクスから前記経路に対する習得レベルに応じたアスペクトを定め、定めたアスペクトの記述から前記経路全体情報を合成し、
前記マトリクスにおいて、経路に含まれる道路の地理的性質の記述である地理性質と経路に含まれる道路の種類の記述である第1道路種をアスペクトとして含むセット間で、経路に含まれる都道府県名である第1通過地域と運転のしやすさに関する記述である交通特性を含むセットの方が、前記第1通過地域と前記交通特性を含まないセットよりも高い習得レベルに対応付けられ、
前記交通特性をアスペクトとして含むセット間で、前記地理性質、前記第1道路種及び前記第1通過地域を含むセットよりも、前記地理性質、前記第1道路種及び前記第1通過地域に代えて、経路に含まれる道路名の記述である第2道路種、経路に含まれる市名もしくは区名である第2通過地域及び経路に含まれるランドマーク名である第3通過地域を含むセットの方が高い習得レベルに対応付けられ、
前記第2道路種、前記第2通過地域及び前記第3通過地域をアスペクトとして含むセット間で、前記交通特性の記述を含むセットよりも、前記交通特性に代えて、経路に含まれる街名、町名もしくは村名である第4通過地域を含むセットの方が高い習得レベルに対応付けられている
経路案内装置。 - 前記報知部は、
前記経路全体情報を車両の走行開始時に報知する請求項1に記載の経路案内装置。 - 前記習得レベルは、
車両の走行履歴に基づいて取得される請求項1または請求項2に記載の経路案内装置。 - 複数の前記経路全体情報の中から前記ユーザの指示に応じて1つを選択する経路選択部、をさらに備え、
前記経路概要生成部は、
複数のルートについて前記経路全体情報を生成し、
前記報知部は、
複数の前記経路全体情報を報知し、
前記経路選択部は、
前記報知部が報知した複数の前記経路全体情報の中から前記ユーザによって選択された前記経路全体情報を示す選択指示を取得する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の経路案内装置。 - 前記習得レベルは、
前記ユーザによって入力される請求項1、請求項2及び請求項4のいずれか1項に記載の経路案内装置。 - ユーザの道情報の習得レベルを記憶するレベル記憶部を有する経路案内装置における経路案内方法であって、
現在地取得部が、現在地を取得する現在地取得手順と、
入力部が、目的地を入力する入力手順と、
経路探索部が、前記現在地から前記目的地までの経路を探索する経路探索手順と、
経路概要生成部が、前記経路探索手順によって探索された前記経路と、前記レベル記憶部に記憶されている習得レベルとに基づいて、経路全体に対する経路全体情報を生成する経路概要生成手順と、
報知部が、前記経路概要生成手順によって生成された前記経路全体情報を報知する報知手順と、
を含み、
前記経路概要生成手順は、
前記経路概要生成部が、習得レベル毎に対応付けられている所定数のアスペクトのセットを示す予め記憶されたマトリクスから前記経路に対する習得レベルに応じたアスペクトを定め、定めたアスペクトの記述から前記経路全体情報を合成する合成手順を含み、
前記マトリクスにおいて、経路に含まれる道路の地理的性質の記述である地理性質と経路に含まれる道路の種類の記述である第1道路種をアスペクトとして含むセット間で、経路に含まれる都道府県名である第1通過地域と運転のしやすさに関する記述である交通特性を含むセットの方が、前記第1通過地域と前記交通特性を含まないセットよりも高い習得レベルに対応付けられ、
前記交通特性をアスペクトとして含むセット間で、前記地理性質、前記第1道路種及び前記第1通過地域を含むセットよりも、前記地理性質、前記第1道路種及び前記第1通過地域に代えて、経路に含まれる道路名の記述である第2道路種、経路に含まれる市名もしくは区名である第2通過地域及び経路に含まれるランドマーク名である第3通過地域を含むセットの方が高い習得レベルに対応付けられ、
前記第2道路種、前記第2通過地域及び前記第3通過地域をアスペクトとして含むセット間で、前記交通特性の記述を含むセットよりも、前記交通特性に代えて、経路に含まれる街名、町名もしくは村名である第4通過地域を含むセットの方が高い習得レベルに対応付けられている
経路案内方法。
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