JP6143774B2 - 符号化光通信用のプロトコル - Google Patents

符号化光通信用のプロトコル Download PDF

Info

Publication number
JP6143774B2
JP6143774B2 JP2014545419A JP2014545419A JP6143774B2 JP 6143774 B2 JP6143774 B2 JP 6143774B2 JP 2014545419 A JP2014545419 A JP 2014545419A JP 2014545419 A JP2014545419 A JP 2014545419A JP 6143774 B2 JP6143774 B2 JP 6143774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
lighting device
encoded
encoded optical
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014545419A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015506064A (ja
Inventor
アシシュ ヴィジャイ パンダリパンデ
アシシュ ヴィジャイ パンダリパンデ
ホンミン ヤン
ホンミン ヤン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Signify Holding BV
Original Assignee
Signify Holding BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Signify Holding BV filed Critical Signify Holding BV
Publication of JP2015506064A publication Critical patent/JP2015506064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6143774B2 publication Critical patent/JP6143774B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/11Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum
    • H04B10/114Indoor or close-range type systems
    • H04B10/116Visible light communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/64Hybrid switching systems
    • H04L12/6418Hybrid transport
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/08Non-scheduled access, e.g. ALOHA
    • H04W74/0808Non-scheduled access, e.g. ALOHA using carrier sensing, e.g. carrier sense multiple access [CSMA]
    • H04W74/0816Non-scheduled access, e.g. ALOHA using carrier sensing, e.g. carrier sense multiple access [CSMA] with collision avoidance
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/175Controlling the light source by remote control
    • H05B47/19Controlling the light source by remote control via wireless transmission
    • H05B47/195Controlling the light source by remote control via wireless transmission the transmission using visible or infrared light
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/40Transceivers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/175Controlling the light source by remote control
    • H05B47/198Grouping of control procedures or address assignation to light sources

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、符号化光システムの分野に関し、符号化光を受け取り、放射する照明デバイスと、それに関連する方法とに関する。
可視光は、光特性を正確に制御することを容易にする固体照明における最近の進歩に伴い、新しい通信手段として最近の関心を引き付けている。情報が放射された光照明に埋め込まれる一方でユーザには認識できないままでいるように、照明器具からの可視光を変調することが、最近、提唱されている。この概念は、符号化光通信とも呼ばれる。H.ヤン(H. Yang)他によって「Illumination sensing in LED lighting systems based on frequency division multiplexing」(IEEE Trans on Signal Processing、4269〜4281頁、2009年)において、また、J.−P.リナーツ(J.-P. Linnartz)他によって「Code division based sensing of illumination contributions in solid-state lighting systems」(IEEE Trans on Signal Processing、3984〜3998頁、2009年)において開示されているように、FDMA、CDMA及び振幅変調に基づいたパケット送信といった様々な形態の変調及びアクセススキームが、上記を達成するために提案されている。
このような変調照明システムにおける多重アクセスのために、CSMAのようなプロトコルが検討されている。これは、翻って、非同期タイプの制御プロトコルに使用を制限する照明制御に影響を有する。IEEE標準規格化団体は、現在、IEEE802.15.7のもとで、可視光を使用した通信用の物理及び媒体アクセス制御層の仕様を開発している。低コストのドライバ実装を可能とするために、可視光通信の基本周波数は、通常、約2kHzに制限されるが、この基本周波数は、IEEE802.15.7標準規格によると、より高くすることが可能とされている。これは、今度は、2つの照明デバイス間の可視光通信リンク上でサポート可能なデータ転送速度を、最大限で数kbpsのオーダに制限し、翻って、ネットワークスループットを制限する。この制限されたデータ転送速度は、照明デバイスが数バイトよりもさらに多くの制御情報を共有する必要がある場合、リアルタイムの制御アプリケーションには不十分である。
本発明を考慮すると、引用技術の幾つかの不利点が特定される。例えば照明システムのネットワークスループットは、ポイント・ツゥ・ポイントリンクのデータ転送速度及びチャネルアクセスプロトコルによって制限される。上記の通り、変調照明システムにおけるポイント・ツゥ・ポイントリンクのデータ転送速度は、数kbpsに制限されている。これは、CSMA/CAプロトコルの使用下で総ネットワークスループットも制限する。
上記に鑑みて、本発明の目的は、上記の問題を解決又は少なくとも低減することを目的とする。本発明は、ネットワークスループットが向上され、(疑似)同期照明制御を容易にする可視光通信及び制御のプロトコルを提案することを目的とする。本発明は、特に、高速制御情報の(リアルタイム)交換を可能とするように変調照明システムのネットワークスループットを増加させるプロトコルを提案することを目的とする。概して、上記の目的は、添付の特許請求項によって達成される。
したがって、各照明デバイスが照明時に変調済み光を送信する照明システムにおける符号化光通信及び制御のプロトコルが提案されている。提案されているプロトコルでは、幾つかの照明デバイスが、照明システム全体で制御情報を交換する必要がある。提案されているプロトコルの一実施形態では、幾つかの中間照明デバイスが、照明デバイスから受信した送信信号を復号化し、受信信号をデジタル的にかつ直線的に符号化し、重畳変調光をブロードキャストする。提案されているプロトコルのもう1つの実施形態では、幾つかの照明デバイスが、照明デバイスからの同時変調光照明をトリガする。いずれのプロトコルにおいても、照明デバイスは、中間照明デバイスから受信した光信号を使用して、記憶されている事前に知られている信号成分を削除することによって、関心の信号を取り出す。
本発明の第1の態様によれば、符号化光を受け取り、放射する照明デバイスが提供される。当該照明デバイスは、光を受け取り、受け取った光内に符号化光を検出する光ディテクタと、受け取った符号化光内に、受け取った光内に埋め込まれた、少なくとも、第1の入来符号化光メッセージ及び第2の入来符号化メッセージを特定する光デコーダであって、第1の入来符号化光メッセージは第1の外部照明デバイスから生じ、第2の入来符号化光メッセージは第2の外部照明デバイスから生じる、光デコーダと、第1の入来符号化光メッセージ及び第2の入来符号化光メッセージの組み合わせである発信符号化光メッセージを形成する光ドライバと、発信符号化光メッセージを含む符号化光を放射する光エミッタとを含む。
有利には、このような照明デバイスは、ネットワークスループットを増加させ、照明システム全体での高速制御情報交換のサポートを可能にする。従来のCSMA/CAプロトコルに比べて、スループットは大幅に増加される。改善は、通常、システムトポロジに依存する。3つの照明デバイスが直列構成にあるシステム構成では、スループットは、約33%乃至約50%増加される。
第1の符号化光メッセージ及び第2の符号化光メッセージの各々は、ビーコンメッセージを含み、各ビーコンメッセージは、ソースアドレス及び宛先アドレスを含む。光デコーダは更に、第1の符号化光メッセージ及び第2の符号化光メッセージの各々から宛先アドレスを抽出し、アドレスのデータベースにおいて、照明デバイスが、宛先アドレスと通信可能であるか否かを確認し、照明デバイスが宛先アドレスと通信可能である場合にのみその確認応答を含む応答メッセージを形成し、光エミッタは更に、応答メッセージを含む符号化光を放射する。このようなビーコンメッセージ及び/又は応答メッセージは、ソースアドレスの照明デバイスから宛先アドレスの照明デバイスへの最短及び/又は最速通信路を特定することによって、照明システムの情報スループットを最適化する。
照明デバイスは、メモリを更に含む。第1の入来符号化光メッセージ及び第2の入来符号化光メッセージのうちの少なくとも1つは、それぞれ、第1の複合符号化光メッセージ及び第2の複合符号化光メッセージを表す。光デコーダは、第1の複合符号化光メッセージ及び第2の複合符号化光メッセージのうちの少なくとも1つにおいて、少なくとも2つの個別の符号化光メッセージを特定する。当該メッセージは、第1の複合符号化光メッセージ及び第2の複合符号化光メッセージのうちの少なくとも1つをメモリに記憶される少なくとも1つの記憶された符号化光メッセージと比較することによって特定される。したがって、受信されたメッセージは、記憶されている事前情報と比較され、これにより、受信された複合メッセージから記憶されている事前情報を削除することによって未知情報の抽出が可能となる。これは、受信された符号化光の1回の観察から、幾つかの発光源から生じている個々のメッセージを復号化することを有利に可能にする。
本発明の第2の態様によれば、照明デバイスと、第1の外部照明デバイスと、第2の外部照明デバイスとを本明細書に説明される通りに含む符号化光システムが提供される。
本発明の第3の態様によれば、照明デバイスにおいて、符号化光を受け取り、放射する方法が提供される。当該方法は、照明デバイスの光ディテクタによって、光を受け取り、受け取った光内の符号化光を検出するステップと、照明デバイスの光デコーダによって、受け取った符号化光において、受け取った光内に埋め込まれた第1の入来符号化光メッセージ及び第2の入来符号化メッセージを特定するステップであって、第1の符号化光メッセージは第1の外部照明デバイスから生じ、第2の符号化光メッセージは第2の外部照明デバイスから生じる、ステップと、照明デバイスの光ドライバによって、第1の入来符号化光メッセージ及び第2の入来符号化光メッセージの組み合わせである発信符号化光メッセージを形成するステップと、照明デバイスの光エミッタによって、発信符号化光メッセージを含む符号化光を放射するステップとを含む。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に説明される実施形態を参照することにより明らかとなろう。第1の態様の利点及び実施形態は、第2及び第3の態様にもそれぞれ同等に適用され、また、その逆も同様である。
概して、請求項において使用されるすべての用語は、本明細書に特に明記されない限り、技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈される。「1つの(a/an)/その/前記[要素、デバイス、構成要素、手段、ステップ等]」への言及は、すべて、特に明記されない限り、当該要素、デバイス、構成要素、手段、ステップ等の少なくとも1つのインスタンスを指しているものとしてオープンに解釈される。本明細書に開示される任意の方法のステップは、特に明記されない限り、開示された順番通りに実行される必要はない。
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を参照して、現在好適である実施形態の以下の詳細な説明から明らかとなろう。
図1は、従来技術による照明システムを示す。 図2aは、実施形態による照明システムを示す。 図2bは、実施形態による照明システムを示す。 図2cは、実施形態による照明システムを示す。 図2dは、実施形態による照明システムを示す。 図3は、実施形態による照明デバイスを示す。 図4aは、実施形態による照明システムの実験から得た性能結果の一つを示す。 図4bは、実施形態による照明システムの実験から得た性能結果の一つを示す。 図4cは、実施形態による照明システムの実験から得た性能結果の一つを示す。 図4dは、実施形態による照明システムの実験から得た性能結果の一つを示す。 図5は、実施形態による方法のフローチャートを示す。
本発明は、以下に添付図面を参照してより詳細に説明される。添付図面には、本発明の特定の実施形態が示される。しかし、本発明は、多くの異なる形で具現化されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が完全かつ徹底しているように例として提供され、当業者に発明の範囲を十分に伝える。同様の参照符号は全体に亘って同様の要素を指す。
図1による従来技術の照明システムを検討する。当該照明システムは、3つの照明デバイス2a、2b、2cを含む。照明デバイス2a、2b、2cは、互いの感知範囲内にあり、照明デバイス2a、2bは、互いの通信範囲内にあり、照明デバイス2b、2cは、互いの通信範囲内にある。したがって、感知範囲は、通常、通信範囲よりも大きい。感知範囲は、今にも発生する通信が検出される範囲である一方で、通信範囲は、通信が成功裏に復号化される範囲である。図1のライン構成では、照明デバイス2aは照明デバイス2bとワイヤレスに通信可能であり、照明デバイス2bは照明デバイス2cともワイヤレスに通信可能である。照明デバイス2aが、照明デバイス2cにメッセージs1(t)を送信する予定であり、照明デバイス2cが、照明デバイス2aにメッセージs2(t)を送信する予定であると仮定する。CSMA/CA(搬送波感知多重アクセス/衝突回避)プロトコルによれば、メッセージを送信することを希望する照明デバイスは、まず、別の照明デバイスが感知範囲内で同じ通信チャネル上で送信しているか否かを決定するために、所定の時間の間、通信チャネルを聞かなければならない。通信チャネルがアイドル状態であると感知されると、照明デバイスは、送信プロセスを開始することが許可される。したがって、図1における段階i)(即ち、第1のスロット)において、照明デバイス2aは、照明デバイス2bにメッセージs1(t)を送信する。通信チャネルがビジー状態であると感知されると、照明デバイスは、ランダムな時間の間、その送信を保留する。送信プロセスが一旦開始しても、アプリケーションデータの実際の送信がないことも依然として可能である。ある照明デバイスのワイヤレス送信を、別の照明デバイスが送信中は許可しないことによって衝突回避が使用され、CSMA性能が向上される。したがって、ランダム台形型バイナリ・エクスポネンシャル・バックオフ(random truncated binary exponential backoff)時間の使用によって、衝突の可能性が減少される。したがって、図1の段階i)では、通信チャネルは、照明デバイス2aによって占有されているため、照明デバイス2cは、メッセージs2(t)を送信できない。したがって、CSMA/CAプロトコルは、照明デバイス2aと2cとの間でメッセージs1(t)及びs2(t)が交換されるためには、4つの通信スロットを必要とする。段階i)にて、照明デバイス2aが照明デバイス2bにメッセージs1(t)を送信し、段階ii)にて、照明デバイス2bが照明デバイス2cにメッセージs1(t)を送信し、段階iii)にて、照明デバイス2cが照明デバイス2bにメッセージs2(t)を送信し、段階iv)にて、照明デバイス2bが照明デバイス2aにメッセージs2(t)を送信する。
一般論として、本発明によって提案されているプロトコルには2つのファミリーがある。以下、これらのプロトコルは、各々、プロトコルI及びプロトコルIIとして示される。更に、提案されているプロトコルは、2つの照明システムトポロジ、即ち、廊下において一般的である(図2a及び図2bに示されるような)ライン構成、並びに、セル式及びオープンオフィスにおいて一般的である(図2cに示されるような)グリッド構成を考慮して説明される。
2つの提案されているプロトコルファミリーの動作は、図2a乃至図2dの照明システム1a、1b、1c及び1dの各々を参照して、以下に説明される。2つのプロトコルファミリーを詳細に説明する前に、照明システム1a、1b、1c及び1dにおいて有利に使用される照明デバイスが説明される。
図3は、機能ブロックについて、図2a乃至図2cの照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fといった照明デバイス2を概略的に示す。照明デバイス2は、照明光だけでなく符号化光も放射する。符号化光は、符号化光メッセージを含む。照明デバイス2は、光ドライバ5、光エミッタ6、光ディテクタ3及び光デコーダ4を含む。光ドライバ5及び光デコーダ4の機能の少なくとも一部は、処理ユニット7によって実現されてもよい。光ドライバ5は、別の照明デバイスに送信される符号化光メッセージを形成する。光エミッタ6は、光源2(即ち、照明光を放射する)の照明機能に関連付けられ、任意の適切な光源であってよい。例えば光エミッタ6は、1つ以上のLEDを含むことが好適であるが、1つ以上のハロゲン、FL又はHID源等を含んでもよい。光エミッタ6は、光ドライバ5によって駆動される。したがって、光エミッタ6は、光ドライバ5から、放射されるべき光に関する制御信号を受け取る。光ディテクタ3は、少なくとも1つの他の光源によって放射された光を受け取り、受け取った光の中の符号化光を検出する。光ディテクタ3は、フォトセンサ、フォトディテクタ又は任意の他の適切な光センサを含む。例えば光ディテクタ3は、電荷結合デバイス(CCD)、CMOSセンサ、フォトダイオード(特に逆バイアスLED)、フォトトランジスタ、フォトレジスタ等を含んでもよい。光デコーダ4は、光ディテクタから、波形及び強度といった検出された光を示す信号を受け取る。したがって、光デコーダ4は、受け取った光の中に埋め込まれている符号化光メッセージを復号化する。
光源2は、発信符号化光メッセージの送信のスケジューリングに関する情報といった情報、及び/又は、放射されるべき符号化光の他のパラメータを受信するメッセージ受信器8を更に含む。情報の送信及び受信には、複数の様々な通信手段のうちの1つを利用する。例えばメッセージ受信器8は、符号化光を受け取る受信器である。メッセージ受信器8は、赤外光を受け取る赤外線インタフェースを含んでもよい。或いは、メッセージ受信器8は、ワイヤレスに送信された情報を受信する無線受信器(即ち、無線に基づいている)であってもよい。更に或いは、メッセージ受信器8は、電線によって送信された情報を受け取るコネクタを含んでもよい。電線は送電線ケーブルであってもよい。電線はコンピュータケーブルであってもよい。
照明デバイス2は更に、メモリ9を含む。送信及び/又は受信された符号化光メッセージのパラメータと、それらに関連するコードパラメータとに関する情報がメモリ9に記憶される。
照明デバイス2は更に、内部時間インジケータ10を含む。内部時間インジケータ10は、処理ユニット7の一部であっても(処理ユニット7によって提供されても)よい。内部時間インジケータ10は更に、(図2dにあるように)遠隔制御ユニット11内に含まれる中央時間インジケータからの信号の受信によって初期化されてもよい。これは、照明システムの個々の光源間の時刻同期を可能にする。
次に、提案されているプロトコルIに従って動作する図2aによって提案されている照明システム1aを検討する。照明システム1aは、3つの照明デバイス2a、2b、2cを含む。照明デバイス2a、2b、2cは、互いの感知範囲内にあり、照明デバイス2a、2bは、互いの通信範囲内にあり、照明デバイス2b、2cは、互いの通信範囲内にある。プロトコルIによれば、最初の2つの通信スロットは、従来のCSMA/CAプロトコルにおける通信スロットi)及びiii)と同じままである。このプロトコルのデジタルの特質を強調するために、時間を表す記号kが使用される。
段階i)では、照明デバイス2aは、ステップS02aにおいて、第1の符号化光メッセージs1(k)を照明デバイス2bに送信する。送信するために、照明デバイス2aの光ドライバ5が、符号化光メッセージs1(k)を生成し、照明デバイス2aの光エミッタ6に、符号化光メッセージs1(k)を含む符号化光を放射するように命令する。符号化光メッセージs1(k)は、ステップS04aにおいて、照明デバイス2bの光ディテクタ3によって光として受け取られる。光ディテクタ3は、符号化光メッセージs1(k)を復号化するために、受け取った光を照明デバイス2bの光デコーダ4に渡す。したがって、照明デバイス2bの光デコーダ4は、ステップS06aにおいて、少なくとも、受け取った光の中に埋め込まれた第1の入来符号化光メッセージを特定する。照明デバイス2bを考慮すると、照明デバイス2aは、第1の外部照明デバイスと見なされる。
段階ii)では、照明デバイス2cは、ステップS02bにおいて、第2の符号化光メッセージs2(k)を照明デバイス2bに送信する。照明デバイス2cの光ドライバ5が、符号化光メッセージs2(k)を生成し、照明デバイス2cの光エミッタ6に、符号化光メッセージs2(k)を含む符号化光を放射するように命令する。符号化光メッセージs2(k)は、ステップS04bにおいて、照明デバイス2bの光ディテクタ3によって光として受け取られる。光ディテクタ3は、符号化光メッセージs2(k)を復号化するために、受け取った光を照明デバイス2bの光デコーダ4に渡す。したがって、照明デバイス2bの光デコーダ4は、ステップS06bにおいて、少なくとも、受け取った光の中に埋め込まれた第2の入来符号化光メッセージを特定する。照明デバイス2bを考慮すると、照明デバイス2cは、第2の外部照明デバイスと見なされる。メッセージs1(k)及びメッセージs2(k)を復号化すると、照明デバイス2bの光ドライバ5は、ステップS08において、メッセージs1(k)及びメッセージs2(k)の組み合わせである新しいメッセージs1(k)+s2(k)を、発信符号化光メッセージとして形成する。光デコーダ4は、まず、受け取った光から、第1の入来符号化光メッセージs1(k)及び第2の入来符号化光メッセージs2(k)を復号化し、次に、(当技術分野でその原則自体は知られている、いわゆる復号転送(decode-and-forward)原則にしたがって)入来符号化光メッセージ及び第2の入来符号化光メッセージの各々を再符号化する。次に、再符号化された符号化光メッセージから、発信符号化光メッセージが形成される。組み合わせは、第1の入来符号化光メッセージs1(k)を表す第1の波形を、第2の入来符号化光メッセージs2(k)を表す第2の波形に加算することが含まれる。第1の入来符号化光メッセージs1(k)及び第2の入来符号化光メッセージs2(k)は、各々、例えば第1のバイナリ情報シーケンス及び第2のバイナリ情報シーケンスを表す。このようなバイナリコンテキスト、即ち、要素0、1を有する有限フィールド(0+0=0、1+0=0+1=1及び1+1=0)では、「+」はしたがって個々のビットのXOR(排他論理和)演算を表す。したがって、組み合わせは、第1のバイナリ情報シーケンスと第2のバイナリ情報シーケンスとの間でビット排他論理和演算を実行することを含む。一般に、「+」演算は、有限フィールドに亘って規定され、これに従って、符号化光メッセージの値は、規定及び/又は符号化されている。
段階iii)では、照明デバイス2bの光エミッタ6は、ステップS10において、発信符号化光メッセージを含む符号化光を放射する。有利には、発信符号化光メッセージは、全方向ブロードキャストメッセージとして送信される。事前にメッセージs1(k)が事前情報としてそのメモリ9に記憶されていることにより、照明デバイス2aは、s1(k)+s2(k)を受信及び検出すると、メッセージs2(k)を取り出すために、事前成分s1(k)を削除できる。より詳細には、少なくとも2つの照明デバイスから生じる情報成分を有するメッセージ(例えばタイプs1(k)+s2(k))は、複合符号化光メッセージと呼ばれる。一般に、照明デバイスは、2つ以上のそのような複合符号化光メッセージを受信する(図2cを参照)。したがって、第1の入来符号化光メッセージ及び第2の入来符号化光メッセージの少なくとも一方が、各々、第1の複合符号化光メッセージ及び第2の複合符号化光メッセージを表す。照明システム1aによれば、照明デバイス2aは、照明デバイス2bから1つの複合符号化光メッセージs1(k)+s2(k)を受信する。そのような複合符号化光メッセージ内の個々の符号化光メッセージは、複合符号化光メッセージを既知の符号化光メッセージと比較することによって特定される(通常、第1の複合符号化光メッセージは、第2の複合符号化光メッセージと比較される)。既知の(複合)符号化光メッセージは、メモリ9に記憶される。複合符号化光メッセージs1(k)+s2(k)を、既知で記憶されている符号化光メッセージs1(k)と比較することによって、照明デバイス2aは、したがって、その中に、2つの個別の符号化光メッセージ、即ち、s1(k)+s2(k)を特定することができる。比較は、記憶された符号化光メッセージを、第1の複合符号化光メッセージから減算することを含む。これにより、記憶された符号化光メッセージを表す情報は、複合符号化光メッセージから削除される。同様に、事前にメッセージs2(k)が事前情報としてそのメモリ9に記憶されていることにより、照明デバイス2cは、s1(k)+s2(k)を受信及び検出すると、メッセージs1(k)を取り出すために、事前成分s2(k)を削除できる。図1の従来技術のシステムと比べて、ネットワークスループットは、33%向上する(2つのメッセージが4つのスロットにわたって交換されるのではなく、2つのメッセージを交換するために3つのスロットしか必要ではない)。当業者には明らかであるように、また、以下に説明されるように、照明システム1aは、3つの照明デバイスを有することだけに限定されず、複数の照明デバイスを有するように拡張されてもよい。
次に、提案されているプロトコルIIに従って動作する図2bによって提案されている照明システム1bを参照する。照明システム1bは、3つの照明デバイス2a、2b、2cを含む。照明デバイス2a、2b、2cは、互いの感知範囲内にあり、照明デバイス2a、2bは、互いの通信範囲内にあり、照明デバイス2b、2cは、互いの通信範囲内にある。このプロトコルのアナログの特質を強調するために、時間を表す記号tが使用される。プロトコルIIによれば、照明デバイス2a及び照明デバイス2bは、必ずしも同期していなくてよいが、同時に送信することが可能にされる。
したがって、段階i)では、照明デバイス2aは、ステップS02aにおいて、第1の符号化光メッセージs1(t)を照明デバイス2bに送信し、照明デバイス2cは、ステップS02bにおいて、第2の符号化光メッセージs2(t)を照明デバイス2bに送信する。照明デバイス2bは、s1(t)+s2(t)の送信の継続時間に亘って光を受け取らなければならない。第1の符号化光メッセージs1(t)及び第2の符号化光メッセージs2(t)を受信すると、照明デバイス2bは、発信メッセージs1(t)+s2(t)を形成する。しかし、第1の符号化光メッセージs1(t)及び第2の符号化光メッセージs2(t)は同時に送信されてもよいため、照明デバイス2bは、ステップS04において、s1(t)及びs2(t)を、重畳メッセージ、即ち、s1(t)+s2(t)として受信する。したがって、第1の符号化光メッセージs1(t)及び第2の符号化光メッセージs2(t)は、ステップS06において、受信された符号化光において、共通の重畳メッセージとして特定される。次に、発信メッセージs1(t)+s2(t)が、第2の時間スロットにおいて、照明デバイス2bから放射された符号化光によって送信される。即ち、上記による段階ii)にて、即ち、ステップS08において、光ドライバ5によって発信符号化光メッセージを形成することによって、また、ステップS10において、光エミッタ6によって発信メッセージを含む符号化光を放射することによって送信される。発信符号化光メッセージは、(当技術分野でその原則自体は知られている、いわゆる増幅転送(amplify-and-forward)原則にしたがう)受け取った光の増幅である。発信メッセージs1(t)+s2(t)を受信後、照明デバイス2aは、メッセージs2(t)を取り出すために、事前に既知のアナログ成分s1(t)を削除する。同様に、照明デバイス2cは、メッセージs1(t)を取り出すために、事前に既知のアナログ成分s2(t)を削除する。図1の従来技術のシステムに比べて、ネットワークスループットは、50%向上する(2つのメッセージが4つのスロットにわたって交換されるのではなく、2つのメッセージを交換するために2つのスロットしか必要ではない)。当業者には明らかであるように、また、以下に説明されるように、照明システム1bは、3つの照明デバイス2a、2b、2cを有することだけに限定されず、複数の照明デバイスを有するように拡張されてもよい。
プロトコルIIがうまく機能するためには、幾つかの条件が必要となる。例えば照明デバイスは、照明システム内のどの照明デバイスが符号化光メッセージを同時に放射可能であるかに関する情報へのアクセスを有する必要がある。照明デバイスは更に、(図2bの照明システム1bにおける照明デバイス2bのように)2つ以上の照明デバイスからの同時照明を調整できる必要がある。照明デバイスは更に、ブロードキャストモードとなるべきか否かを知る必要がある。照明デバイスは更に、どのメッセージが特定の時間スロットにおいて復号化される必要があるのか知る必要がある。これらの点は、以下の通りに対処される。照明デバイスは、送信すべきメッセージがある場合、ビーコンメッセージを送信する。ビーコンメッセージは、照明デバイス自体のアドレス(即ち、ソースアドレス)と、メッセージの少なくとも1つの対象受信器(即ち、少なくとも1つの宛先照明デバイスの宛先アドレス)とを含む。符号化光メッセージから宛先アドレスを抽出すると、傍受照明デバイス(即ち、ビーコンメッセージを受信する照明デバイス)は、同時照明のための調整役として働くことができるかどうかを決定するために、この情報を使用する。例えば各傍受照明デバイスは、アドレスのデータベースにおいて、当該照明デバイスが宛先アドレスと通信可能であるか否かを確認する。データベースは、メモリ9にローカルに記憶されても、遠隔にあって照明デバイスによってアクセス可能であってもよい。通信可能である場合、傍受照明デバイスは、照明デバイスの特定の対間で同時照明が生じてもよいというその確認応答を含む応答メッセージを形成することによって、同時送信トリガビーコンシグナリングを送信する。ビーコンメッセージを送信した照明デバイスは、当該ビーコンメッセージの送信から所定の時間内に送信トリガビーコン信号を受信したことに応えて、その符号化光メッセージを排他的に送信する。応答メッセージは、照明デバイスが宛先アドレスと通信可能である場合にのみ、形成される。照明デバイスは、次のスロットにおいて、符号化光メッセージを送信(し、送信されたメッセージを記憶)する。調整役の照明デバイスは、このスロットにおいて、同時照明を受信する。次のスロットにおいて、中間の調整役の照明デバイスは、重畳メッセージを転送する一方で、重畳メッセージを受信する照明デバイスは、まず、記憶されている送信メッセージ成分を削除することによって、受信した符号化光から重畳メッセージを復号化できる。
図2cは、提案されているプロトコルIIに従って動作する照明システム1cを示す。しかし、当業者は理解できるように、照明システム1cは、提案されているプロトコルIに従っても動作できる。照明システム1cは、6つの照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fを含む。照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fは、グリッド構成に配置されている。照明システム1cでは、照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fは、各々、符号化光メッセージA、B、C、D、E及びFに関連付けられ、これらの符号化光メッセージは、照明システム1c内のすべての他の照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fに送信される。当業者は理解できるように、各符号化光メッセージA、B、C、D、E及びFは、各々、符号化光メッセージA、B、C、D、E及びFのうちの1つ以上の特定の符号化光メッセージを受信する1つ以上の特定の照明デバイスに関連付けられる。更に、照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fは、互いの感知範囲内にあり、各照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fは、垂直方向及び/又は水平方向に最も近いその隣接照明デバイスとのみ通信範囲内にあると仮定される。つまり、照明デバイス2aは、照明デバイス2b及び照明デバイス2dとのみ通信範囲内にあり、照明デバイス2bは、照明デバイス2a、照明デバイス2c及び照明デバイス2eとのみ通信範囲内にある。
プロトコルII下では、第1の時間スロット、即ち、段階i)において、各照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fは、その隣接照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fに送信する必要のあるメッセージ(A、B、C、D、E及びF)を同時にブロードキャストし、自分自身のメッセージをメモリ9に記憶する。隣接照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fは、重なるメッセージを傾聴する。例えば照明デバイス2aは、第1の時間スロットにおいて、(照明デバイス2bからの)同時メッセージB及び(照明デバイス2dからの)同時メッセージDを受信しており、したがって、重畳メッセージB+Dを受信している。同様に、照明デバイス2bは、第1の時間スロットにおいて、(照明デバイス2aからの)同時メッセージA、(照明デバイス2cからの)同時メッセージC及び(照明デバイス2eからの)同時メッセージEを受信しており、したがって、重畳メッセージA+C+Eを受信している。したがって、光デコーダ4は更に、受け取った符号化光において、受け取った光内に埋め込まれた第3の入来符号化光メッセージも特定する。この第3の符号化光メッセージは、第3の外部照明デバイスから生じている。
第2の時間スロット、即ち、段階ii)では、各照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fは、第1の時間スロットにおいて受信された重畳メッセージをブロードキャストする。例えば照明デバイス2aは、メッセージA’=B+Dをブロードキャストする一方で、(照明デバイス2bから生じる)メッセージB’=A+C+Eと、(照明デバイス2dから生じる)メッセージD’=A+Eとの組み合わせを受信する。第2の時間スロット、即ち、段階ii)では、照明デバイス2bは、メッセージB’=A+C+Eをブロードキャストする。したがって、光ドライバ5は更に、第3の入来符号化光メッセージも発信符号化光メッセージ内に含める。照明デバイスが2つ以上の異なる照明デバイスから同じメッセージの2つ以上のコピーを受信する照明システムでは、当該2つ以上のコピーは、ダイバーシティ利得のために組み合わされてもよい。
第3の時間スロット、即ち、段階iii)では、各照明デバイス2a、2b、2c、2d、2e及び2fは、第2の時間スロットにおいて受信された重畳メッセージを(事前に知られている信号成分を削除後)ブロードキャストする。例えば照明デバイス2aは、メッセージA’’=A+C+E+A+E=Cをブロードキャストする一方で、(照明デバイス2bから生じる)メッセージB’’=B+D+F+B+F+B+D=Bと、(照明デバイス2dから生じる)メッセージD’’=B+D+B+D+F=Fとの組み合わせを受信する。
プロトコルI及びIIは、照明デバイスが、送信済み信号を記憶するか又は信号成分を傍受することで、当該信号又は信号成分を使用して、関心の信号を取り出すために重畳信号から干渉信号成分を削除することによって情報を復号化する任意のネットワーク構成に拡張されてもよい。更に、任意のネットワーク構成は、上記のライン構成及びグリッド構成を得るために、いつでもより小さい構成に分割され、通信及び制御プロトコルは、これらの構成に対し実行されてもよい。図2dは、幾つかの分割された照明システム1dを含む上記の照明システムを示し、各照明システム1dは、照明システム1a、1b又は1cの形を取ってよい。照明システムは更に、照明システム1dの個々の照明デバイスと通信する遠隔制御ユニット11を含む。
プロトコルI及びIIは、(図2a及び図2bにおける照明システム1a及び1bのような)ライン構成にある3つの照明デバイスを用いた実験から得た結果を使用して検証されている。これらの結果は、図4a乃至図4dに示される。各グラフについて、x軸は時間を表し、y軸は振幅を表す。
図4a及び図4bでは、プロトコルIについての結果が示されている。図4aは、照明システム1aの照明デバイス2a、2cからの信号送信を示し(上のグラフ)、照明デバイス2bにおいて受信された信号を示し(中央のグラフ)、照明システム1aにおける中間照明デバイス2bにおける成功裏の復号化を示す(下のグラフ)。図4aの下のグラフにおける丸印やバツ印は、送信済みデータ及び復号化済みデータのビットを示し、それらの一致は、復号化が成功したことを示す。図4bは、照明デバイス2bから送信された信号を示し(上のグラフ)、照明デバイス2a、2cにおいて受信された信号を示し(中央のグラフ)、最終的にそこで復号化された信号を示す(下のグラフ)。図4bの下のグラフにおける丸印とバツ印との一致は、照明デバイス2a、2cにおける復号化が成功したことを示す。
図4c及び図4dでは、プロトコルIIについての結果が示されている。図4cは、照明システム1bのソース照明デバイス2a、2cからの信号送信を示し(上のグラフ)、また、照明システム1bにおける中間照明デバイス2bにおいて受信されたアナログ重畳信号を示す(下のグラフ)。
図4dは、照明デバイス2bから送信された信号を示し(上のグラフ)、照明デバイス2a、2cにおいて受信された当該信号を示し(上のグラフの隣のグラフ)、事前に知られているアナログ信号成分を削除した(下のグラフの隣のグラフ)後に、最終的にそこで復号化された信号を示す(下のグラフ)。図4dの下のグラフにおける丸印とバツ印との一致は、照明デバイス2a、2cにおける復号化が成功したことを示す。
要約すると、本明細書では、第1の照明デバイス(2a)と第2の照明デバイス(2c)との間で少なくとも1つの第3の中間照明デバイス(2b)を介してデータを通信するための照明デバイス、照明システム及び方法が提案されている。当該方法は、
第1の照明デバイス(2a)によって第1のデータ信号s1(k)を送信するステップと、
第2の照明デバイス(2c)によって第2のデータ信号s2(k)を送信するステップと、
第3の中間照明デバイス(2b)によって第1及び第2のデータ信号を受信するステップと、
第3の中間照明デバイス(2b)によって、組み合わされたデータ信号s1(k)+s2(k)を送信するステップと、
第1の照明デバイス(2a)によって、組み合わされたデータ信号s1(k)+s2(k)を受信して、第2のデータ信号s2(k)を得るために事前に知られている第1のデータ信号s1(k)を削除するステップと、
第2の照明デバイス(2c)によって、組み合わされたデータ信号s1(k)+s2(k)を受信して、第1のデータ信号s1(k)を得るために事前に知られている第2のデータ信号s2(k)を削除するステップとを含む、
方法として要約される。
(プロトコルIIによって規定されるような)実施形態では、ステップ(i)及び(ii)は同時に起きる。
本発明は、主に、幾つかの実施形態を参照して説明された。本発明は、特に、照明制御システム又は可視光ネットワーキングに適用される。しかし、当業者には容易に理解されるように、開示された実施形態以外の他の実施形態も添付の特許請求の範囲によって規定される発明の範囲内であることが同等に可能である。
本明細書に説明されたような符号化照明システムでは、(遠隔制御ユニット11又は照明デバイス2a乃至2fのうちの1つといった)中央照明コントローラが、「送信」を調整することができる。即ち、使用されているネットワーク符号化プロトコルに従って、照明デバイス2a乃至2fの光出力がいつまたどのように変調されるのかを決定できる。これは、照明システムにおいては一般的である特徴のコミッショニングによって更に容易にされる。したがって、各照明デバイス2a乃至2fの役割は、コントローラによって指定され且つ調整される。これは、ネットワーク符号化光通信システムをユニークにするだけでなく、非常に効果的にする。

Claims (15)

  1. 符号化光を受け取り、放射する照明デバイスであって、
    光を受け取り、受け取った前記光内に符号化光を検出する光ディテクタと、
    受け取った前記符号化光において、受け取った前記光内に埋め込まれた、少なくとも、第1の入来符号化光メッセージ及び第2の入来符号化メッセージを特定する光デコーダであって、前記第1の入来符号化光メッセージは第1の外部照明デバイスから生じ、前記第2の入来符号化光メッセージは第2の外部照明デバイスから生じる、前記光デコーダと、
    前記第1の入来符号化光メッセージ及び前記第2の入来符号化光メッセージの組み合わせである発信符号化光メッセージを形成する光ドライバと、
    前記発信符号化光メッセージを含む符号化光を放射する光エミッタと、
    を含む、照明デバイス。
  2. 前記第1の入来符号化光メッセージ及び前記第2の入来符号化光メッセージの各々は、ビーコンメッセージをそれぞれ含み、各ビーコンメッセージは、ソースアドレス及び宛先アドレスを含む、請求項1に記載の照明デバイス。
  3. 前記光デコーダは更に、前記第1の入来符号化光メッセージ及び前記第2の入来符号化光メッセージの各々から前記宛先アドレスを抽出し、アドレスのデータベースにおいて、前記照明デバイスが前記宛先アドレスと通信可能であるか否かを確認し、前記照明デバイスが前記宛先アドレスと通信可能である場合にのみその確認応答を含む応答メッセージを形成し、前記光エミッタは更に、前記応答メッセージを含む符号化光を放射する、請求項2に記載の照明デバイス。
  4. メモリを更に含み、前記第1の入来符号化光メッセージ及び前記第2の入来符号化光メッセージのうちの少なくとも1つは、それぞれ、第1の複合符号化光メッセージ及び第2の複合符号化光メッセージを表し、前記光デコーダは、前記第1の複合符号化光メッセージ及び前記第2の複合符号化光メッセージのうちの前記少なくとも1つにおいて、少なくとも2つの個別の符号化光メッセージを、前記第1の複合符号化光メッセージ及び前記第2の複合符号化光メッセージのうちの前記少なくとも1つを前記メモリに記憶される少なくとも1つの記憶された符号化光メッセージと比較することによって特定する、請求項1乃至3の何れか一項に記載の照明デバイス。
  5. 前記比較は、前記少なくとも1つの記憶された符号化光メッセージを表す情報を、前記第1の複合符号化光メッセージ及び前記第2の複合符号化光メッセージのうちの前記少なくとも1つから削除するように、前記少なくとも1つの記憶された符号化光メッセージを、前記第1の複合符号化光メッセージ及び前記第2の複合符号化光メッセージのうちの前記少なくとも1つから減算することを含む、請求項4に記載の照明デバイス。
  6. 前記少なくとも1つの記憶された符号化光メッセージは、前記照明デバイス、前記第1の外部照明デバイス及び前記第2の外部照明デバイスのうちの少なくとも1つから生じる、請求項4又は5に記載の照明デバイス。
  7. 前記組み合わせは、前記第1の入来符号化光メッセージを表す第1の波形を、前記第2の入来符号化光メッセージを表す第2の波形に加算することを含む、請求項1乃至6の何れか一項に記載の照明デバイス。
  8. 前記第1の入来符号化光メッセージ及び前記第2の入来符号化光メッセージは、それぞれ、第1及び第2のバイナリ情報シーケンスを表す、請求項1乃至7の何れか一項に記載の照明デバイス。
  9. 前記組み合わせは、前記第1及び前記第2のバイナリ情報シーケンス間でビット排他論理和演算を行うことを含む、請求項8に記載の照明デバイス。
  10. 前記第1の入来符号化光メッセージ及び前記第2の入来符号化光メッセージは、CSMA/CAベースのプロトコルを使用して送信される、請求項1乃至の何れか一項に記載の照明デバイス。
  11. 中央制御ユニットから、前記発信符号化光メッセージの送信のスケジューリングに関するメッセージを受信するメッセージ受信器を更に含む、請求項1乃至10の何れか一項に記載の照明デバイス。
  12. 前記光デコーダは更に、前記第1の入来符号化光メッセージ及び前記第2の入来符号化光メッセージの各々を復号化した後、再符号化し、そこから前記発信符号化光メッセージを形成する、請求項1乃至11の何れか一項に記載の照明デバイス。
  13. 前記光デコーダは更に、受け取った前記符号化光において、受け取った前記光内に埋め込まれた第3の入来符号化光メッセージを特定し、前記第3の入来符号化光メッセージは、第3の外部照明デバイスから生じ、前記光ドライバは更に、前記第3の入来符号化光メッセージも前記発信符号化光メッセージに含める、請求項1乃至12の何れか一項に記載の照明デバイス。
  14. 請求項1乃至13の何れか一項に記載の照明デバイスと、前記第1の外部照明デバイスと、前記第2の外部照明デバイスとを含む、符号化光システム。
  15. 照明デバイスにおいて、符号化光を受け取り、放射する方法であって、
    前記照明デバイスの光ディテクタによって、光を受け取り、受け取った前記光内の符号化光を検出するステップと、
    前記照明デバイスの光デコーダによって、受け取った前記符号化光において、受け取った前記光内に埋め込まれた第1の入来符号化光メッセージ及び第2の入来符号化メッセージを特定するステップであって、前記第1の入来符号化光メッセージは第1の外部照明デバイスから生じ、前記第2の入来符号化光メッセージは第2の外部照明デバイスから生じる、前記ステップと、
    前記照明デバイスの光ドライバによって、前記第1の入来符号化光メッセージ及び前記第2の入来符号化光メッセージの組み合わせである発信符号化光メッセージを形成するステップと、
    前記照明デバイスの光エミッタによって、前記発信符号化光メッセージを含む符号化光を放射するステップと、
    を含む、方法。
JP2014545419A 2011-12-06 2012-12-04 符号化光通信用のプロトコル Expired - Fee Related JP6143774B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161567209P 2011-12-06 2011-12-06
US61/567,209 2011-12-06
PCT/IB2012/056951 WO2013084149A1 (en) 2011-12-06 2012-12-04 Protocols for coded light communications

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015506064A JP2015506064A (ja) 2015-02-26
JP6143774B2 true JP6143774B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=47630427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014545419A Expired - Fee Related JP6143774B2 (ja) 2011-12-06 2012-12-04 符号化光通信用のプロトコル

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20140334825A1 (ja)
EP (1) EP2789212A1 (ja)
JP (1) JP6143774B2 (ja)
BR (1) BR112014013391A8 (ja)
IN (1) IN2014CN04512A (ja)
RU (1) RU2623496C2 (ja)
WO (1) WO2013084149A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10142018B2 (en) * 2013-03-06 2018-11-27 Cree, Inc. Visible light communication via solid state lighting devices
JP6480652B2 (ja) * 2013-07-10 2019-03-13 パナソニック株式会社 可視光通信装置及びそれを用いた照明器具、並びに照明システム
CN103763031A (zh) * 2014-01-27 2014-04-30 惠州Tcl移动通信有限公司 采用可见光实现通信的无辐射通信终端和通信***
GB201600968D0 (en) * 2016-01-19 2016-03-02 Qatar Foundation For Education Science And Community Dev A visible light communication system
CN105959061A (zh) * 2016-06-21 2016-09-21 江苏大学 Led到led的半双工通信***
US10021771B1 (en) * 2017-05-02 2018-07-10 Jdrf Electromag Engineering Inc. System and method for automatically creating and operating a functional association of lights
US11777603B2 (en) * 2019-01-16 2023-10-03 X Development Llc High magnification afocal telescope with high index field curvature corrector

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5099346A (en) * 1988-01-27 1992-03-24 Spectrix Corporation Infrared communications network
CA2102857C (en) * 1992-12-31 1998-06-23 Alexander Feiner Technique for reducing echoes in conference communications
JPH10512404A (ja) * 1995-01-11 1998-11-24 モーメンタム・マイクロシステムズ 無線方式のデスクトップ・エリア・ネットワーク・システム
US7583901B2 (en) * 2002-10-24 2009-09-01 Nakagawa Laboratories, Inc. Illuminative light communication device
US7366419B2 (en) * 2004-11-22 2008-04-29 Northrop Grumman Corporation Spatial transmit/receive isolation method for optical communication systems
CN101395968B (zh) * 2006-03-07 2013-01-16 皇家飞利浦电子股份有限公司 具有使用光通信的照明单元的照明***
JP4610511B2 (ja) * 2006-03-30 2011-01-12 京セラ株式会社 可視光受信装置および可視光受信方法
US8463130B2 (en) * 2008-07-03 2013-06-11 Apple Inc. Method and system for implementing a wireless network
EP2401893A1 (en) * 2009-02-26 2012-01-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Automatically commissioning of devices of a networked control system
JP5593335B2 (ja) * 2009-02-26 2014-09-24 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ ネットワーク化された制御システムの相互接続されたデバイスのネットワークを介したメッセージのルーティング
JP5388808B2 (ja) * 2009-11-12 2014-01-15 株式会社東芝 可視光通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015506064A (ja) 2015-02-26
BR112014013391A2 (pt) 2017-06-13
CN103959914A (zh) 2014-07-30
RU2623496C2 (ru) 2017-06-27
US20140334825A1 (en) 2014-11-13
BR112014013391A8 (pt) 2017-07-11
IN2014CN04512A (ja) 2015-09-11
EP2789212A1 (en) 2014-10-15
WO2013084149A1 (en) 2013-06-13
RU2014127475A (ru) 2016-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6143774B2 (ja) 符号化光通信用のプロトコル
JP5408771B2 (ja) 光通信を利用した照明ユニットを有する照明システム
US10205606B2 (en) Mesh over-the-air (OTA) luminaire firmware update
JP6099758B2 (ja) 可視光通信方法、装置及びシステム
Cen et al. LANET: Visible-light ad hoc networks
US4809257A (en) Hierarchical distributed infrared communication system
CA2982946C (en) Mesh over-the-air (ota) driver update using site profile based multiple platform image
US20150245351A1 (en) Communicating data over a mesh network
JP5770199B2 (ja) バッテリレスジグビー装置を有するネットワークにおいて通信する方法、それに対するネットワーク及び装置
Li et al. Two-way visible light communication and illumination with LEDs
US10470100B2 (en) Node equipment, data packet forwarding method and mesh network system thereof
Sharma et al. Implementation of a simple Li-Fi based system
WO2015168842A1 (zh) 可见光通信vlc相关设备及方法
CA2970362C (en) Mesh over-the-air (ota) luminaire firmware update
WO2018228883A1 (en) System and method for relaying single-hop traffic over wireless multi-hop networks
CN113328802B (zh) Occ-vlc异构组网***
CN113228536A (zh) 信号重发及方法
CN108632117A (zh) 一种控制方法、设备及***
CN104038285A (zh) 基于tcp/ip的室内可见光通信节点及双向通信***
JP2023510637A (ja) 高速セキュアハンドオーバ
Chang A visible light communication link protection mechanism for smart factory
CN104427599B (zh) 通信装置和通信方法
EP3381140B1 (en) Dynamical light channel assignment
Yang Practical visible light communication system utilizing LED sensing
CN103959914B (zh) 用于接收和发射编码光的照明设备、方法和编码光***

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151201

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6143774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees