JP6143217B2 - 水車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所謂バケット式の水車を備えた水車装置に係り、特に、水車が水を受けて排水するまでの間に亘って水車を覆うカバーを備えた水車装置に関する。
従来、この種の水車装置として、例えば、実開昭56−88964号公報(特許文献1)に記載された技術が知られている。図14に示すように、この水車装置Saは、機台に回転軸101を中心に回転自在に設けられ外周に沿って直径方向外方に開口102aを有した水を受ける複数のバケット102を列設して構成される水車100を備えている。この水車100は、回転軸101の軸方向に沿って所定の間隔を隔てて互いに対向する一対の側板103と、側板103間に回転軸101を中心とする円周方向に沿って設けられる底板104と、側板103間であって底板104の外周に等角度且つ等間隔に設けられる複数の水受板105とを備え、側板103,底板104及び水受板105によって複数のバケット102を形成している。
また、この水車装置Saは、上側に位置したバケット102に向けて水を供給し水車100を一方向に回転せしめる給水口部106と、水車100のバケット102が給水口部106から水を受けることを可能にする上側の受水空間Wa及び受水空間Waで受けた水を排出可能にする下側の排水空間Wbを形成するように、受水空間Waより水車100の回転方向に沿う排水空間Wbまでの間に亘って複数のバケット102の開口102aを覆うカバー107とを備えて構成されている。カバー107は、所要のクリアランスCaを隔てて水車100の外周面100aに沿う内周面を有した弧状の曲板108と、この曲板108の両側に連設され水車100の両側の略半分を覆う半円盤状の側面板109とを備えて構成されている。
これにより、給水口部106から水がバケット102内に供給されると水受板105に動圧が作用し、水車は回転せしめられる。この場合、カバー107によって、受水空間Waより水車100の回転方向に沿う排水空間Wbまでの間に亘って複数のバケット102の開口102aが覆われているので、排水空間Waに至るまでは、水がバケット102から外方に飛び出ることが阻止され、バケット102内において略満水状態を保つことから、水の水車100に対する圧力伝達を良好にして、回転効率を良くするようにしている。
実開昭56−88964号公報
ところで、上記従来の水車装置Saにあっては、カバー107の曲板108と水車100の外周面100aとの間にクリアランスCaがあるとともに、このクリアランスCaに連通し、カバー107の側面板109と水車100の側板103との間にも間隙Cbがあるので、この間隙Cbを通って水が漏出し、それだけ、少なからず、エネルギーの伝達ロスを生じてしまうという問題があった。これを防止するために、カバー100の曲板108と水受板105の先端との間のクリアランスをゼロにすることも考えられるが、摩擦抵抗が生じるのでかえって効率が悪くなる。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、できるだけ、摩擦抵抗を生じないようにして、バケットからの水の漏出を抑止し、水の水車に対する圧力伝達効率の向上を図った水車装置を提供することを目的とする。また、水の漏出を抑止する分、水受板に作用する圧力も上昇するので、必要に応じ、強度の向上も図ることも課題とした。
このような目的を達成するための本発明の水車装置は、機台と、該機台に回転軸を中心に回転自在に設けられ外周に沿って直径方向外方に開口を有した水を受ける複数のバケットを列設して構成される水車と、上側に位置したバケットに向けて水を供給し上記水車を一方向に回転せしめる給水口部と、上記水車のバケットが上記給水口部から水を受けることを可能にする上側の受水空間及び該受水空間で受けた水を排出可能にする下側の排水空間を形成するように、上記受水空間より水車の回転方向に沿う上記排水空間までの間に亘って上記複数のバケットの開口を覆うカバーとを備えた水車装置において、
上記水車の軸方向両側の外周縁部と上記カバーの軸方向両側縁部との間をシールするシール部材を設けた構成としている。
これにより、給水口部から水がバケット内に供給されると水受板に動圧が作用し、水車は回転せしめられる。この場合、カバーによって、受水空間より水車の回転方向に沿う排水空間までの間に亘って複数のバケットの開口が覆われているので、排水空間に至るまでは、水がバケットから外方に飛び出ることが阻止され、バケット内において略満水状態を保つことから、水の水車に対する圧力伝達が確実に行われる。このとき、カバーとバケットの開口との間にクリアランスがあると、このクリアランスを通して水が漏出するが、水車の軸方向両側であってその外周縁部とカバーの両側縁部との間はシール部材によってシールされているので、この間から水が漏出することが阻止される。そのため、水の漏出が阻止される分、エネルギーの伝達ロスが防止され、それだけ、回転エネルギーを増すことができ、回転効率を向上させることができる。また、シール部材によるシールなので、直接水車の外周とカバーとを接触させる場合に比較して、摩擦抵抗を極めて低く押えることができる。
そして、必要に応じ、上記水車を、上記回転軸の軸方向に沿って所定の間隔を隔てて該回転軸に支持され互いに対向する一対の側板と、該側板間に上記回転軸を中心とする円周方向に沿って設けられる底板と、上記側板間であって上記底板の外周に等角度且つ等間隔に設けられる複数の水受板とを備えて構成し、上記側板,底板及び水受板によって複数のバケットを形成し、上記シール部材を、上記側板の外周縁部及び上記カバーの側縁部のいずれか一方に、何れか他方が摺接するように設けた構成としている。
これにより、シール部材は、側板の外周縁部とカバーの側縁部との間に介在させられ、水車の回転方向に沿う方向に設けられることになるので、シール部材による摺接が円滑に行われ、確実に、摩擦抵抗を低減することができる。
この場合、上記水車の外周面に沿う曲板と、該カバーの両側縁部を構成し上記曲板から上記回転軸方向に突設されて上記側板の外周縁部に対峙する帯状の一対の対峙板とを備えて構成し、上記シール部材を上記対峙板に取り付けて該シール部材に上記側板の外周縁部が摺接するようにしたことが有効である。これにより、帯状の対峙板にシール部材を取り付けたので、取付けが容易に行われるとともに、従来のように、水車の側面を覆う側面板が不要になり、それだけ構造を簡単にすることができる。
また、必要に応じ、上記各側板を夫々支持する支持フレームを設け、該支持フレームを、上記回転軸に固定される円盤状の基材と、上記側板の外周縁に対応しパイプを折曲形成した円環と、上記基材と円環との間に架設され放射方向に延びパイプで形成された複数のスポークとを備えて構成している。各側板をスポーク状の支持フレームで支持するので、水車の強度を増すことができる。特に水圧が高い場合の対応が確実になる。また、スポークなので軽量であり、回転効率が極めて良い。
この場合、必要に応じ、上記側板を上記支持フレームの内側に固定し、上記水受板をその基端が底板に接合され先端が側板の外周縁部より上記回転軸側に位置するように設け、上記カバーを、上記水車の外周面に沿う曲板と、該カバーの両側縁部を構成し上記曲板から上記回転軸方向に突設されて上記側板の外周縁部に対峙する帯状の一対の対峙板とを備えて構成し、上記シール部材を上記対峙板に取り付けて該シール部材に上記側板の外周縁部の内面が摺接するようにした構成としている。支持フレームは側板をその外側から押えることになるので水圧に確実に対応できるとともに、側板の外周縁部の内面においてシール部材でシールするので、シール性も向上させられる。
また、必要に応じ、上記水車の水受板の先端と上記カバーとのクリアランスを調整するクリアランス調整機構を設けた構成としている。
クリアランス調整機構によって、水車の水受板の先端とカバーとのクリアランスを調整できるので、このクリアランスから漏出する水の量を調整して、シール部材にかかる負荷を調整することができ、そのため、水受板とカバーとの接触を回避しつつ、シール部材によるシールをより一層確実に確保することができるようになる。
この場合、必要に応じ、上記クリアランス調整機構を、上記カバーの外側にあって上記回転軸方向に沿って延び該カバーが取り付けられる複数の支持バーと、該各支持バーに対応して夫々設けられ該支持バーの両端を上記機台に対して固定可能な一対の固定部材の複数の組と、上記固定部材に設けた支持ボルトと、上記支持バーに形成され上記支持ボルトに挿通される挿通孔と、上記支持バーより固定部材側にあって上記支持ボルトに螺合する支持ナットと、上記支持バーの外側にあって上記支持ボルトに螺合する固定ナットとを備え、上記支持ナットと固定ナットの螺合位置調整によりカバーの位置調整を行うようにした構成としている。支持ナットと固定ナットの螺合位置調整によりカバーの位置調整を行うので、構造が簡単で、容易に位置調整を行うことができるとともに、複数の支持バーにより、カバーを外側から支持するので機台に確実に支持することができる。
また、必要に応じ、上記固定部材を、一端が上記機台に固定され他端が上記支持バーが固定される棒状部材で構成し、該棒状部材を上記支持バーに対応させて複数設けるとともに、各棒状部材を上記機台に放射状に配置した構成としている。複数の棒状部材を放射状に設けたので、支持バーの支持を確実に行うことができる。
そしてまた、必要に応じ、上記水受板を、回転方向上流側が凹になるように湾曲形成した構成としている。水受板の面積を大きくして水を確実に受けることができる。
また、必要に応じ、上記隣接する水受板間に、アームを架設した構成としている。上記のシール部材により、漏水が抑止されることから、それだけ、水受板に作用する力が大きくなるが、水受板間にアームを架設し、アームによっても水受板に作用する荷重を受けることができるので、それだけ、強度が高くなり、漏水を抑止して確実に水車を回転させることができる。また、給水口部からの水はアームにも当接するが、アーム自身でも水を受けることになるので、それだけ、水受板への負担を低減することができる。
更に、必要に応じ、上記アームを、上記回転軸の軸方向に沿って複数列設した構成としている。より一層、強度が高くなり、漏水を抑止して確実に水車を回転させることができる。また、アームによっても水を受け易くなり、それだけ、水受板への負担を低減することができる。
更にまた、必要に応じ、上記アームを、回転方向上流側が凹になるように湾曲形成した構成としている。アームが湾曲形成されているので、給水口部からの水がアームに当接した際、水を受け易くなり、それだけ、水受板への負担を低減することができる。
また、必要に応じ、上記排水空間より回転方向に沿う上記受水空間までの間に亘って上記複数のバケットの開口を覆う別のカバーを備えて構成している。これにより、別のカバーがない場合(従来)に比較して、排水空間を狭めることができ、排水が後側に飛散する事態を防止することができる。
この場合、上記別のカバーの排水空間側の端部に該排水空間に排水される水が衝止する衝止板を突設したことが有効である。衝止板に排水が衝止するので、排水が後側に飛散する事態を確実に防止することができる。
本発明によれば、カバーによって、受水空間より水車の回転方向に沿う排水空間までの間に亘って複数のバケットの開口が覆われているので、排水空間に至るまでは、水がバケットから外方に飛び出ることが阻止され、バケット内において満水状態を保つことから、水の水車に対する圧力伝達が確実に行われる。このとき、カバーとバケットの開口との間にクリアランスがあると、このクリアランスを通して水が漏出するが、水車の軸方向両側であってその外周縁部とカバーの両側縁部との間はシール部材によってシールされているので、この間からは水が漏出することが阻止される。そのため、水の漏出が阻止される分、エネルギーの伝達ロスが防止され、それだけ、回転エネルギーを増すことができ、回転効率を向上させることができる。また、シール部材によるシールなので、直接水車の外周とカバーとを接触させる場合に比較して、摩擦抵抗を極めて低く押えることができる。
本発明の実施の形態に係る水車装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置を示す正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置を、側板を取り除いて透視して示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置において、水車の構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置において、アームの構造を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)中A−A線断面図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置において、機台に対する第一カバー,第二カバー及びクリアランス調整機構との関係を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置において、クリアランス調整機構を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置において、水車と第一カバー(第二カバー)とのシール構造を示す図6中B部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る水車装置が用いられる堰の例を示す斜視図である。 従来の水車装置の一例を示し、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る水車装置について詳細に説明する。
図1乃至図12には、本発明の実施の形態に係る水車装置Sを示している。この水車装置Sの基本的構成は、機台1と、機台1に回転軸11を中心に回転自在に設けられ外周に沿って直径方向外方に開口16を有した水を受ける複数のバケット15を列設して構成される水車10と、上側に位置したバケット15に向けて水を供給し水車10を一方向に回転せしめる給水口部40と、水車10のバケット15が給水口部40から水を受けることを可能にする上側の受水空間Wa及び受水空間Waで受けた水を排出可能にする下側の排水空間Wbを形成するように、受水空間Waより水車10の回転方向に沿う排水空間Wbまでの間に亘って複数のバケット15の開口16を覆う第一カバー50と、排水空間Wbより回転方向に沿う受水空間Waまでの間に亘って複数のバケット15の開口16を覆う第一カバー50とは別の第二カバー60と、回転軸11の回転を取り出す回転機構部90とを備えて構成されている。
機台1は、図1乃至図7,図10に示すように、鉄等の金属製の中空棒状部材を溶接して構築されており、ベース2と、ベース2の中間部に所定間隔離間して立設され水車10を支持する一対の第一支持体3と、ベース2の一端部に立設され給水口部40を支持する第二支持体4とを備えている。図10に示すように、第一支持体3は、上端側で収束する2本の支柱3a,3aと、この支柱3a,3a間に架設される架設杆3bと、架設杆3bを支持する支持杆3cとを備えてなる。一対の第一支持体3の上端間には架設板5が架設されている。第二支持体4は、上記第一支持体3の支柱3a,3aに対応した所定間隔でベース上に立設される2本の支柱4a,4aと、この支柱4a,4aの上端間に架設される上端杆4bと、この上端杆4bと第一支持体3の支柱3a,3aとの間に架設される補強杆4cとを備えて構成されている。
水車10は、図1乃至図8に示すように、回転軸11の軸方向に沿って所定の間隔を隔てて回転軸11に支持され互いに対向する一対の円環状(リング状)の側板12と、側板12間に回転軸11を中心とする円周方向に沿って設けられる底板13と、側板12間であって底板13の外周に等角度且つ等間隔に設けられる複数の水受板14とを備えて構成されており、側板12,底板13及び水受板14によって複数(実施の形態では12個)のバケット15を形成している。底板13及び水受板14はビスなどで側板12に固定される。図5及び図8に示すように、水受板14は、回転方向上流側が凹になるように湾曲形成されており、基端が底板13に接合され、先端14aは側板12の外周縁部17より回転軸11側に位置するように設けられている。
また、各側板12は、その外側から夫々支持フレーム20にビス等で止着されて支持されている。即ち、側板12は、支持フレーム20の内側に固定されている。支持フレーム20は、回転軸11に固定される円盤状の基材21と、側板12の外周縁に対応しパイプを折曲形成した円環22と、基材21と円環22との間に架設され放射方向に延びパイプで形成された複数のスポーク23とを備えて構成されている。各側板12をスポーク23状の支持フレーム20で支持するので、水車10の強度を増すことができる。特に水圧が高い場合の対応が確実になる。また、スポーク23なので軽量であり、回転効率が極めて良い。
図6に示すように、左右の基材21間には、回転軸11が通されて固定される固定管24が架設されている。回転軸11の両端は支持フレーム20より突出形成され、その突出部分が、機台1の第一支持体3において、2本の支柱間に架設した架設杆3bに軸受部25を介して回転自在に支持されている。水車10の大きさは、例えば、直径が2000mm、軸方向の幅が600mmに設定される。大きさは、これに限定されるものではない。
また、図5,図6,図7及び図9に示すように、隣接する水受板14間には、アーム30が架設されている。アーム30は、回転方向上流側が凹になるように湾曲形成されて、樋状に形成されている。アーム30は、回転軸11の軸方向に沿って複数列設されている。詳しくは、アーム30の一対を並設したアーム集合体31を用いている。アーム集合体31は、一対のアーム30の両端を夫々取付け板32,32に固定して構成されており、この取付け板32,32を隣接する水受板14にビス等で固定することにより、取り付けられる。実施の形態では、アーム集合体31は、図7に示すように、間隔を隔てて、回転軸11の軸方向に沿って3つ列設されている。
給水口部40は、図5に示すように、管体41であり、機台1の第二支持体4において、軸線を略水平方向にして、上端杆4bにブラケット42を介して固定されている。給水口部40の先端43は、隣接する水受板14の先端間の幅に対応させて斜めに切断形成され、上側に位置したバケット15に向けて水を供給して、水車10を一方向に回転せしめる。
第一カバー50は、図1乃至図5,図7,図10乃至図12に示すように、機台1に設けられており、上述もしたように、水車10のバケット15が給水口部40から水を受けることを可能にする上側の受水空間Wa及び受水空間Waで受けた水を排出可能にする下側の排水空間Wbを形成するように、受水空間Waより水車10の回転方向に沿う排水空間Wbまでの間に亘って複数のバケット15の開口16を覆うものである。そして、第一カバー50は、水車10の外周面に沿う曲板51と、第一カバー50の両側縁部を構成し曲板51から回転軸11方向に突設されて側板12の外周縁部17の内面に対峙する帯状の一対の対峙板52とを備えて構成されている。図5及び図12に示すように、対峙板52の先端縁53は、各水受板14の先端14aを結んで形成される外周面54に沿うように形成されている。
第二カバー60は、機台1に設けられており、上述もしたように、排水空間Wbより回転方向に沿う受水空間Waまでの間に亘って複数のバケット15の開口16を覆うものである。そして、第二カバー60は、第一カバー50と同様に、水車10の外周面に沿う曲板61と、第二カバー60の両側縁部を構成し曲板61から回転軸11方向に突設されて側板12の外周縁部17の内面に対峙する帯状の一対の対峙板62とを備えて構成されている。対峙板62の先端縁63は、各水受板14の先端14aを結んで形成される外周面54に沿うように形成されている。
実施の形態では、第一カバー50の上端と第二カバー60の上端との間に、給水口部40の先端が臨む受水空間Waが形成され、第一カバー50の下端と第二カバー60の下端との間に、排水空間Wbが形成される。受水空間Waと排水空間Wbの位置は、適宜に定められるが、実施の形態では、図5に示すように、受水空間Waは、その終端が回転軸11の中心を通る垂直軸上に位置し、始端が回転軸11の中心を通り垂直軸から角度θ1(45°)回転逆方向がわの軸上に位置するように形成され、排水空間Wbは、その始端が回転軸11の中心を通る垂直軸上に位置し、終端が回転軸11の中心を通り垂直軸から角度θ2(45°)回転方向がわの軸上に位置するように形成されている。そして、第二カバー60の排水空間Wb側の端部には、排水空間Wbに排水される水が衝止する衝止板65が突設されている。
また、実施の形態では、図1乃至図5,図7,図10及び図11に示すように、水車10の水受板14の先端14aと第一カバー50とのクリアランスを調整するクリアランス調整機構70が備えられている。また、水車10の水受板14の先端14aと第二カバー60とのクリアランスを調整する同様のクリアランス調整機構70が備えられている。第一カバー50及び第二カバー60のクリアランス調整機構70とは同様の構成なので、第一カバー50においてその構成を説明する。
クリアランス調整機構70は、第一カバー50の外側にあって回転軸11方向に沿って延び第一カバー50が取付け突起71を介して取り付けられる複数の支持バー72と、各支持バー72に対応して夫々設けられ支持バー72の両端を機台1に対して固定可能な一対の固定部材73の複数の組とを備えている。機台1の第一支持体3の支柱3aには、回転軸11を中心とする一部切り欠かれパイプを折曲形成した円環体74が固定されており、固定部材73は、一端が円環体74若しくは支柱3aに固定され他端が支持バー72が固定されるパイプからなる棒状部材で構成され、この棒状部材は支持バー72に対応させて複数設けられるとともに、各棒状部材は機台1の円環体74に対して放射状に配置されている。
また、クリアランス調整機構70は、図11に示すように、固定部材73の先端に設けたキャップ73aに螺合しナット75でロックされた支持ボルト76と、支持バー72に形成され支持ボルト76に挿通される挿通孔77と、支持バー72より固定部材73側にあって支持ボルト76に螺合する支持ナット78と、支持バー72の外側にあって支持ボルト76に螺合する固定ナット79とを備え、支持ナット78と固定ナット79の螺合位置調整により第一カバー50の位置調整を行うようにしている。複数の支持バー72により、第一カバー50が外側から支持されるので機台1に確実に支持することができる。また、複数の固定部材73としての棒状部材を放射状に設けたので、支持バー72の支持を確実に行うことができる。クリアランス調整機構70による調整は、例えば、水受板14の先端14aと第一カバー50の対峙板52の先端縁53との間において、1mm〜10mm程度になる。
そして、実施の形態に係る水車装置Sにおいては、図6及び図12に示すように、水車10の軸方向両側の外周縁部17と第一カバー50の軸方向両側縁部との間をシールするシール部材80が設けられている。また、水車10の軸方向両側の外周縁部17と第二カバー60の軸方向両側縁部との間をシールする同様のシール部材80が設けられている。第一カバー50及び第二カバー60におけるシール部材80はその構成が同様なので、第一カバー50におけるシール部材80について説明する。
シール部材80は、図12に示すように、水車10の側板12の外周縁部17及び第一カバー50の側縁部のいずれか一方(実施の形態では第一カバー50の側縁部)に、何れか他方(実施の形態では側板12の側縁部)が摺接するように設けられている。
詳しくは、シール部材80は、可撓性のゴム,樹脂等で形成され、帯状の基部81と該基部81の一側縁から突出する帯状のリップ82とからなる。そして、シール部材80は、そのリップ82に側板12の外周縁部17の内面が摺接するように、その基部81が対峙板52に接着剤などで取り付けられている。
シール部材80は、帯状の対峙板52に取り付けられるので、取付けが容易に行われるとともに、従来のように、水車10の側面を覆う側面板が不要になり、それだけ構造を簡単にすることができる。
回転機構部90は、図1乃至図4,図6に示すように、回転軸11の延設された一端側に連携しており、回転軸11を軸受で台座91に支持し、ベルト伝動機構92を介して動力プーリ93に回転を伝達している。動力プーリ93には、例えば、図示外の発電機が連携される。
このように構成される水車装置Sは、例えば、図13に示すように、湖沼等の堰Kに付設して設置される。
従って、この実施の形態に係る水車装置Sによれば、予め、クリアランス調整機構70において、水車10の水受板14の先端と第一カバー50及び第二カバー60とのクリアランスを調整しておく。この場合、図11に示すように、支持ナット78と固定ナット79の螺合位置調整によりカバー50,60の位置調整を行う。構造が簡単で、容易に位置調整を行うことができる。
そして、この状態で、例えば上記の堰Kから水を取り入れて、水車装置Sに供給する。給水口部40から水がバケット15内に供給されると水受板14に動圧が作用し、水車10は回転せしめられる。この場合、図8に示すように、水受板14が回転方向上流側が凹になるように湾曲形成されているので、水受板14の面積が大きくなっており、水を確実に受けることができる。
また、この場合、第一カバー50によって、受水空間Waより水車10の回転方向に沿う排水空間Wbまでの間に亘って複数のバケット15の開口16が覆われているので、排水空間Wbに至るまでは、水がバケット15から外方に飛び出ることが阻止され、バケット15内において略満水状態を保つことから、水の水車10に対する圧力伝達が確実に行われる。このとき、第一カバー50とバケット15の開口16との間にクリアランスがあると、このクリアランスを通して水が漏出するが、図12に示すように、水車10の軸方向両側であってその外周縁部17と第一カバー50の両側縁部である対峙板52との間はシール部材80によってシールされているので、この間から水が漏出することが阻止される。そのため、水の漏出が阻止される分、エネルギーの伝達ロスが防止され、それだけ、回転エネルギーを増すことができ、回転効率を向上させることができる。また、シール部材80によるシールなので、直接水車10の外周とカバーとを接触させる場合に比較して、摩擦抵抗を極めて低く押えることができる。
特に、シール部材80は、側板12の外周縁部17と第一カバー50の両側縁部である対峙板52との間に介在させられ、水車10の回転方向に沿う方向に設けられることになるので、シール部材80による摺接が円滑に行われ、確実に、摩擦抵抗を低減することができる。また、この場合、支持フレーム20は側板12をその外側から押えることになるので水圧に確実に対応できるとともに、側板12の外周縁部17の内面においてシール部材80でシールするので、シール性も向上させられる。更に、この場合、クリアランス調整機構70によって、水車10の水受板14の先端14aと第一カバー50とのクリアランスが調整されているので、このクリアランスから漏出する水の量を調整して、シール部材80にかかる負荷を調整することができ、そのため、水受板14と第一カバー50との接触を回避しつつ、シール部材80によるシールをより一層確実に確保することができるようになる。
そしてまた、シール部材80により、漏水が抑止されることから、それだけ、水受板14に作用する力が大きくなるが、図6及び図9に示すように、水受板14間にアーム30を架設し、アーム30によっても水受板14に作用する荷重を受けることができるので、それだけ、強度が高くなり、漏水を抑止して確実に水車10を回転させることができる。また、給水口部40からの水はアーム30にも当接するが、アーム30自身でも水を受けることになるので、それだけ、水受板14への負担を低減することができる。
この場合、アーム30を回転軸11の軸方向に沿って複数列設しているので、より一層、強度が高くなり、漏水を抑止して確実に水車10を回転させることができる。また、アーム30によっても水を受け易くなり、それだけ、水受板14への負担を低減することができる。更にまた、アーム30が湾曲形成されているので、給水口部40からの水がアーム30に当接した際、水を受け易くなり、それだけ、水受板14への負担を低減することができる。
受水空間Waからバケット15内に入れられた水は、排水空間Wbから排水されていく。この場合、排水空間Wbより回転方向に沿う受水空間Waまでの間に亘って複数のバケット15の開口16を覆う第二カバー60が備えられているので、この第二カバー60がない従来に比較して、排水空間Wbを狭めることができ、排水が後側に飛散する事態を防止することができる。また、第二カバー60に設けた衝止板65に排水が衝止するので、排水が後側に飛散する事態を確実に防止することができる。
尚、上記実施の形態においては、第一カバー50において、対峙板52を側板12の外周縁部17の内面に対峙させて、シール部材80を対峙板52に取り付けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、対峙板52を側板12の外周縁部17の外面に対峙させて、シール部材80を対峙板52に取り付けても良く、適宜変更して差し支えない。またシール部材80の形状や材質も上述したものに限定されるものではなく、例えば、O−リング,クッションゴムで構成する等、適宜変更して差し支えない。
S 水車装置
1 機台
2 ベース
3 第一支持体
4 第二支持体
10 水車
11 回転軸
12 側板
13 底板
14 水受板
14a 先端
15 バケット
16 開口
17 外周縁部
20 支持フレーム
21 基材
22 円環
23 スポーク
24 固定管
25 軸受部
30 アーム
31 アーム集合体
32 取付け板
40 給水口部
50 第一カバー
51 曲板
52 対峙板
53 先端縁
54 外周面
60 第二カバー
61 曲板
62 対峙板
63 先端縁
65 衝止板
Wa 受水空間
Wb 排水空間
70 クリアランス調整機構
71 突起
72 支持バー
73 固定部材
74 円環体
75 ナット
76 支持ボルト
77 挿通孔
78 支持ナット
79 固定ナット
80 シール部材
81 基部
82 リップ
90 回転機構部
91 台座
92 ベルト伝動機構
93 動力プーリ

Claims (17)

  1. 機台と、該機台に回転軸を中心に回転自在に設けられ外周に沿って直径方向外方に開口を有した水を受ける複数のバケットを列設して構成される水車と、上側に位置したバケットに向けて水を供給し上記水車を一方向に回転せしめる給水口部と、上記水車のバケットが上記給水口部から水を受けることを可能にする上側の受水空間及び該受水空間で受けた水を排出可能にする下側の排水空間を形成するように、上記受水空間より水車の回転方向に沿う上記排水空間までの間に亘って上記複数のバケットの開口を覆うカバーとを備えた水車装置において、
    上記水車の軸方向両側の外周縁部と上記カバーの軸方向両側縁部との間をシールするシール部材を設け、
    上記水車を、上記回転軸の軸方向に沿って所定の間隔を隔てて該回転軸に支持され互いに対向する一対の側板と、該側板間に上記回転軸を中心とする円周方向に沿って設けられる底板と、上記側板間であって上記底板の外周に等角度且つ等間隔に設けられる複数の水受板とを備えて構成し、上記側板,底板及び水受板によって複数のバケットを形成し、上記シール部材を、上記側板の外周縁部及び上記カバーの側縁部のいずれか一方に、何れか他方が摺接するように設け、
    上記各側板を夫々支持する支持フレームを設け、該支持フレームを、上記回転軸に固定される円盤状の基材と、上記側板の外周縁に対応しパイプを折曲形成した円環と、上記基材と円環との間に架設され放射方向に延びパイプで形成された複数のスポークとを備えて構成したことを特徴とする水車装置。
  2. 上記側板を上記支持フレームの内側に固定し、上記水受板をその基端が底板に接合され先端が側板の外周縁部より上記回転軸側に位置するように設け、上記カバーを、上記水車の外周面に沿う曲板と、該カバーの両側縁部を構成し上記曲板から上記回転軸方向に突設されて上記側板の外周縁部の内面に対峙する帯状の一対の対峙板とを備えて構成し、上記シール部材を上記対峙板に取り付けて該シール部材に上記側板の外周縁部の内面が摺接するようにしたことを特徴とする請求項1記載の水車装置。
  3. 上記水車の水受板の先端と上記カバーとのクリアランスを調整するクリアランス調整機構を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の水車装置。
  4. 上記クリアランス調整機構を、上記カバーの外側にあって上記回転軸方向に沿って延び該カバーが取り付けられる複数の支持バーと、該各支持バーに対応して夫々設けられ該支持バーの両端を上記機台に対して固定可能な一対の固定部材の複数の組と、上記固定部材に設けた支持ボルトと、上記支持バーに形成され上記支持ボルトに挿通される挿通孔と、上記支持バーより固定部材側にあって上記支持ボルトに螺合する支持ナットと、上記支持バーの外側にあって上記支持ボルトに螺合する固定ナットとを備え、上記支持ナットと固定ナットの螺合位置調整によりカバーの位置調整を行うようにしたことを特徴とする請求項3記載の水車装置。
  5. 上記固定部材を、一端が上記機台に固定され他端が上記支持バーが固定される棒状部材で構成し、該棒状部材を上記支持バーに対応させて複数設けるとともに、各棒状部材を上記機台に放射状に配置したことを特徴とする請求項4記載の水車装置。
  6. 機台と、該機台に回転軸を中心に回転自在に設けられ外周に沿って直径方向外方に開口を有した水を受ける複数のバケットを列設して構成される水車と、上側に位置したバケットに向けて水を供給し上記水車を一方向に回転せしめる給水口部と、上記水車のバケットが上記給水口部から水を受けることを可能にする上側の受水空間及び該受水空間で受けた水を排出可能にする下側の排水空間を形成するように、上記受水空間より水車の回転方向に沿う上記排水空間までの間に亘って上記複数のバケットの開口を覆うカバーとを備えた水車装置において、
    上記水車の軸方向両側の外周縁部と上記カバーの軸方向両側縁部との間をシールするシール部材を設け、
    上記水車を、上記回転軸の軸方向に沿って所定の間隔を隔てて該回転軸に支持され互いに対向する一対の側板と、該側板間に上記回転軸を中心とする円周方向に沿って設けられる底板と、上記側板間であって上記底板の外周に等角度且つ等間隔に設けられる複数の水受板とを備えて構成し、上記側板,底板及び水受板によって複数のバケットを形成し、上記シール部材を、上記側板の外周縁部及び上記カバーの側縁部のいずれか一方に、何れか他方が摺接するように設け、
    上記水車の水受板の先端と上記カバーとのクリアランスを調整するクリアランス調整機構を設け、
    上記クリアランス調整機構を、上記カバーの外側にあって上記回転軸方向に沿って延び該カバーが取り付けられる複数の支持バーと、該各支持バーに対応して夫々設けられ該支持バーの両端を上記機台に対して固定可能な一対の固定部材の複数の組と、上記固定部材に設けた支持ボルトと、上記支持バーに形成され上記支持ボルトに挿通される挿通孔と、上記支持バーより固定部材側にあって上記支持ボルトに螺合する支持ナットと、上記支持バーの外側にあって上記支持ボルトに螺合する固定ナットとを備え、上記支持ナットと固定ナットの螺合位置調整によりカバーの位置調整を行うようにしたことを特徴とする水車装置。
  7. 上記固定部材を、一端が上記機台に固定され他端が上記支持バーが固定される棒状部材で構成し、該棒状部材を上記支持バーに対応させて複数設けるとともに、各棒状部材を上記機台に放射状に配置したことを特徴とする請求項6記載の水車装置。
  8. 上記隣接する水受板間に、アームを架設したことを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載の水車装置。
  9. 上記アームを、上記回転軸の軸方向に沿って複数列設したことを特徴とする請求項8記載の水車装置。
  10. 上記アームを、回転方向上流側が凹になるように湾曲形成したことを特徴とする請求項8または9記載の水車装置。
  11. 機台と、該機台に回転軸を中心に回転自在に設けられ外周に沿って直径方向外方に開口を有した水を受ける複数のバケットを列設して構成される水車と、上側に位置したバケットに向けて水を供給し上記水車を一方向に回転せしめる給水口部と、上記水車のバケットが上記給水口部から水を受けることを可能にする上側の受水空間及び該受水空間で受けた水を排出可能にする下側の排水空間を形成するように、上記受水空間より水車の回転方向に沿う上記排水空間までの間に亘って上記複数のバケットの開口を覆うカバーとを備えた水車装置において、
    上記水車の軸方向両側の外周縁部と上記カバーの軸方向両側縁部との間をシールするシール部材を設け、
    上記水車を、上記回転軸の軸方向に沿って所定の間隔を隔てて該回転軸に支持され互いに対向する一対の側板と、該側板間に上記回転軸を中心とする円周方向に沿って設けられる底板と、上記側板間であって上記底板の外周に等角度且つ等間隔に設けられる複数の水受板とを備えて構成し、上記側板,底板及び水受板によって複数のバケットを形成し、上記シール部材を、上記側板の外周縁部及び上記カバーの側縁部のいずれか一方に、何れか他方が摺接するように設け、
    上記隣接する水受板間に、アームを架設したことを特徴とする水車装置。
  12. 上記アームを、上記回転軸の軸方向に沿って複数列設したことを特徴とする請求項11記載の水車装置。
  13. 上記アームを、回転方向上流側が凹になるように湾曲形成したことを特徴とする請求項11または12記載の水車装置。
  14. 上記カバーを、上記水車の外周面に沿う曲板と、該カバーの両側縁部を構成し上記曲板から上記回転軸方向に突設されて上記側板の外周縁部に対峙する帯状の一対の対峙板とを備えて構成し、上記シール部材を上記対峙板に取り付けて該シール部材に上記側板の外周縁部が摺接するようにしたことを特徴とする請求項1乃至13何れかに記載の水車装置。
  15. 上記水受板を、回転方向上流側が凹になるように湾曲形成したことを特徴とする請求項1乃至14何れかに記載の水車装置。
  16. 上記排水空間より回転方向に沿う上記受水空間までの間に亘って上記複数のバケットの開口を覆う別のカバーを備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至15何れかに記載の水車装置。
  17. 上記別のカバーの排水空間側の端部に該排水空間に排水される水が衝止する衝止板を突設したことを特徴とする請求項16記載の水車装置。
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