JP6142578B2 - 起動待ち時間短縮装置および方法、サーバ、並びに、コンピュータ・プログラム - Google Patents

起動待ち時間短縮装置および方法、サーバ、並びに、コンピュータ・プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6142578B2
JP6142578B2 JP2013042621A JP2013042621A JP6142578B2 JP 6142578 B2 JP6142578 B2 JP 6142578B2 JP 2013042621 A JP2013042621 A JP 2013042621A JP 2013042621 A JP2013042621 A JP 2013042621A JP 6142578 B2 JP6142578 B2 JP 6142578B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activation
time
instruction
processing
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013042621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014170445A (ja
Inventor
伸和 篠宮
伸和 篠宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013042621A priority Critical patent/JP6142578B2/ja
Publication of JP2014170445A publication Critical patent/JP2014170445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6142578B2 publication Critical patent/JP6142578B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置(コンピュータ)を用いた電子機器の起動待ち時間短縮技術に関する。
一般に、サーバなどの大型のコンピュータ(情報処理装置)においては、パーソナルコンピュータなどに比べて、起動に際して必要となる初期化処理が多いため、電源を投入してからサーバが起動を完了するまでの時間が長くなるという問題がある。このような問題に対し、サーバの起動時間を短縮するためのさまざまな技術が知られている。
特許文献1には、電子機器において、起動されたタイミング(電源を投入した時刻)の記録に基づいて、起動指示のタイミング(時刻)を予測し、その予測されたタイミングより前に、起動処理の少なくとも一部を実行する方法が開示されている。この特許文献1に記載された電子機器は、ユーザの起動指示に従って起動する際に記録しておいた過去の起動時刻のうち、最も新しい複数の起動時刻を用いて、次に操作される可能性のあるタイミングを算出することができる。そして、この電子機器は、予測したタイミングよりも、起動準備に要する時間だけ前の時刻(起動準備時刻)に、起動処理の少なくとも一部を先行して開始することにより、ユーザからの起動指示後に行う処理の時間を短縮している。
また、特許文献2には、記録再生装置において、ユーザの指示により通常起動状態への移行を開始した時刻の履歴に基づいて、次にユーザが起動を指示する時刻を予測しておき、この予測した時刻より少し前の時刻を準備開始時刻とする方法が開示されている。この特許文献2に記載された方法においても、予測した時刻の前に、記録再生装置を利用可能とするための準備のうちの少なくとも一部を実行しておくことで、ユーザが実際に通常起動状態への移行(すなわち、起動)を指示した後で行われる、残りの起動準備の時間を短縮している。この方法においても、ユーザから通常起動すべき旨の指示を受けた時刻をすべて記録した履歴(通常起動時刻の履歴)を、次回起動時刻の予測に使用している。
また、起動時間の短縮に関連する技術として、特許文献3には、情報処理装置において、複数のアプリケーションを電源を投入したときに起動される起動プログラムによって起動させる場合、アプリケーション起動時のログデータを解析した結果を用いて、アプリケーションの構成に対応した起動方式に変更する方法が開示されている。この特許文献3に記載された方法においては、ログデータから得た、アプリケーション同士の依存関係や、アプリケーションによるデバイスの使用開始順序などの情報に基づいて、アプリケーションの起動順序やデバイスの初期化順序を変更することにより、情報処理装置の高速起動を可能としている。すなわち、この方法は、不適切な起動方式や起動順序を原因として、情報処理装置の起動時間が必要以上に遅くなることを防ぐことができる。
また、特許文献4には、読み書き性能の悪い不揮発メモリ装置(ハードディスク等)が装着された場合の、ハイバネーション機能におけるデータの退避・復帰時間を最適化する方法が開示されている。ここで、ハイバネーション機能とは、情報処理装置の電源をオフする前にメインメモリのデータを不揮発メモリ装置に退避しておき、再起動時に当該メインメモリに書き戻すことで起動時間を短縮する機能である。この特許文献4に記載された方法においては、情報処理装置は、不揮発メモリ装置の性能を測定し、測定した不揮発メモリ装置の性能に基づいて、当該不揮発メモリ装置を使用したハイバネーションによる復帰時間を予測する。そして、情報処理装置は、その復帰時間に基づいて、次回の電源オン時にハイバネーションによる起動を行うか否かを決定する。これにより、情報処理装置が、不揮発メモリ装置を用いてハイバネーション機能を実施すると、不揮発メモリ装置の読み込み速度が遅いために、電源オン時の起動時間が通常の(ハイバネーション機能を使用しない)起動時より却って長くなるという問題を防ぐことができる。
再特WO2004092934号公報 特開2009−266347号公報 特開2011−039745号公報 特開2009−146061号公報
しかしながら、サーバの運用においては、運用中の予期せぬシャットダウン(電源切断、電源OFF)、または、サーバがハングアップした際のリカバリのための再起動や、セキュリティパッチを適用するための再起動など、サーバ運用中のオペレーションとして再起動が発生することは少なくない。すなわち、サーバの運用においては、通常の作業開始の際に装置を使用するために起動する以外に、装置の使用途中(運用中)に再起動することがある。
したがって、特許文献1に開示された技術においては、上述したような運用中の再起動をも含んでいる過去の起動時刻の記録に基づいて、起動準備時刻を算出してしまうので、ユーザが意図していない時刻に起動準備を行う可能性があるという問題がある。
また、特許文献2に開示された技術においても、上述したような運用中の再起動を通常起動時刻の履歴に含めて、次回起動時刻を予測してしまうので、ユーザが意図していない時刻に起動準備を行う可能性があるという問題がある。
本発明の一つの目的は、上記のようなサーバの運用中などに発生する再起動ではなく、ユーザがサーバの使用開始を意図して起動指示した場合において、ユーザがサーバの起動を待つ時間の短縮を実現する起動待ち時間短縮装置などを提供することにある。
上記の目的を達成すべく、本発明に係る起動待ち時間短縮装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明に係る起動待ち時間短縮装置は、電子機器に対して過去に起動指示が行われた時刻を示す起動時刻情報を複数含む履歴情報から、起動設定情報に従って一部の起動時刻情報を除外した残りの前記起動時刻情報に基づいて、前記起動指示が発生する可能性が高い時刻を予測する起動時刻予測手段と、
前記起動時刻予測手段によって予測された時刻よりも所定時間前に、前記電子機器に対する起動処理を行う起動処理手段への給電の開始を自装置が有する電源ユニットに指示する電源ON指示手段と、
新たな起動指示が行われたことを検知して、前記起動処理手段に通知する起動指示監視手段と、
前記電源ユニットによって給電が開始された後に、前記起動処理の少なくとも一部を実行し、前記給電を維持して待機状態となり、前記起動指示監視手段による前記通知に応じて残りの前記起動処理を実行する前記起動処理手段とを備える
ことを特徴とする。
また、上記の同目的を達成すべく、本発明に係る起動待ち時間短縮方法は、情報処理装置によって、
電子機器に対して過去に起動指示が行われた時刻を示す起動時刻情報を複数含む履歴情報から、起動設定情報に従って一部の起動時刻情報を除外した残りの前記起動時刻情報に基づいて、前記起動指示が発生する可能性が高い時刻を予測し、
前記予測した時刻よりも所定時間前に、前記電子機器に対する起動処理を行う起動処理手段への給電を開始するよう前記情報処理装置の電源ユニットに指示し、
前記電源ユニットによって前記起動処理手段への給電が開始された後に、前記起動処理の少なくとも一部を実施し、
前記給電を維持して待機状態となり、
新たな起動指示が行われたことを検知して、前記起動処理手段に起動指示の通知を行い、
前記一部の起動処理を実行した後、前記起動指示の通知に応じて、残りの前記起動処理を実施する
ことを特徴とする。
さらに、同目的は、本発明の上記の各構成を備える起動待ち時間短縮装置、並びに対応する方法を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、及びそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明には、ユーザが電子機器に対して起動指示を行った際の起動待ち時間を短縮しつつ、ユーザが意図していない時刻に起動準備処理を行う可能性を低減するという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る起動待ち時間短縮装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態において起動指示監視部が実行する学習フェーズの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態において、運用フェーズ中に起動時刻予測部が、サーバの電源がOFFされたことを検知した後に実行する動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態において、運用フェーズ中に電源ON指示部、起動指示監視部、および起動処理部が、準備開始タイマーの作動後に実行する動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における起動時刻履歴情報6の一例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る起動待ち時間短縮装置の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施形態における起動待ち時間短縮装置1は、起動時刻予測部2、電源ON指示部3、起動指示監視部4、メモリ5、および起動処理部8を有する。
起動待ち時間短縮装置1は、起動待ち時間を短縮する対象である電子機器ED内に組み込まれても良いし、外付けされていてもよい。
メモリ5には、起動時刻履歴情報6、および起動設定情報7が格納されている。メモリ5は、例えば、半導体メモリ装置やディスク装置により実現される。
起動時刻履歴情報6は、過去にユーザからの起動指示により電子機器EDが起動した時刻(起動時刻情報)を複数含む情報である。
起動設定情報7は、「事前電源ON時間」を示す情報と、「予測除外条件」を示す情報とを含む、起動時刻予測の動作に関する設定情報である。「事前電源ON時間」は、電子機器EDの起動準備を開始するために事前に起動しておくべき時間を示す。「予測除外条件」は、起動時刻履歴情報6のうち、起動時刻の予測から除外するべき起動時刻情報を抽出するための条件を示す。起動設定情報7には、上記の他に、起動待ち時間を短縮するための準備動作を行うべき曜日を示す「曜日指定」を示す情報などを含んでも良い。起動設定情報7は、あらかじめユーザによって設定されていることとする。
起動時刻予測部2は、電子機器EDの電源OFF(シャットダウン)を検知すると、起動設定情報7に含まれる「予測除外条件」に従って、起動時刻履歴情報6から起動時刻の予測に使用すべきでない起動時刻情報を除外する。そして、起動時刻予測部2は、除外した残りの起動時刻情報を基に、次に電子機器EDの起動指示が発生する(ユーザが起動を指示する)可能性が高い時刻(起動予測時刻)を予測する。そして、起動時刻予測部2は、予測した起動予測時刻から、起動設定情報7に含まれる「事前電源ON時間」を差し引いた時刻(準備開始時刻)を、電源ON指示部3の持つ準備開始タイマーにセットする。このとき、起動時刻予測部2は、起動設定情報7に「曜日指定」などの設定情報が含まれる場合は、当該設定情報にしたがって準備開始時間を決定してもよい。
電源ON指示部3は、タイマー機能である準備開始タイマーを持つ。電源ON指示部3は、起動時刻予測部2から準備開始タイマーに対して設定された準備開始時刻が到来すると、自装置が有する電源ユニット(図示せず)に対し、起動処理部8への電源ON(給電の開始)を指示する。このとき、電源ON指示部3は、少なくとも起動処理部8が行う起動処理に必要な範囲における電子機器EDへの給電も指示する。
起動指示監視部4は、ユーザからの電子機器EDに対する起動指示を監視する。起動指示監視部4は、起動指示を検知すると、起動処理部8に対して起動指示を検知したことを通知すると共に、起動時刻を受けた時点の現在時刻を起動時刻履歴情報6に登録する。また、起動処理部8が起動処理を中断している待機状態にある場合、起動指示監視部4は、所定期間内に起動指示がなければ、起動処理部8に対して電源OFFを通知する。なお、待機状態において起動指示を待つ期間の長さは、起動設定情報7で指定しても良い。
起動処理部8は、給電されると、電子機器EDを起動させるための起動処理を実施する。そして、起動処理部8は、一連の起動処理のうち、所定の処理を終了した時点で起動処理を中断し、待機状態へ移行する。なお、起動処理部8が行った、待機状態になるまでの処理を「起動準備処理」と言う。起動処理部8は、待機状態のとき、起動指示監視部4から起動指示の検知を示す通知を受けると、残りの起動処理を実施(中断していた起動処理を再開)する。起動処理部8は、電子機器EDの起動処理を完了すると、電子機器EDに制御を渡して終了する。すなわち、起動処理部8は、ユーザからの起動指示を受けるより以前に、電子機器EDの起動処理のうち少なくとも一部を、先行して実施しておく。また、起動処理部8は、待機状態のとき、起動指示監視部4から電源OFFの通知を受けると、必要ならば電子機器EDの終了処理を行ってから、電源OFFする。
このようにして、本実施形態によれば、ユーザが電子機器EDに対して起動指示を行った際の起動待ち時間を短縮しつつ、ユーザが意図していない時刻に起動準備処理を行う可能性を低減している。すなわち、本実施形態では、起動準備開始時刻の予測精度を高めることができるので、本来ユーザが望む時刻までに電子機器EDの起動処理の一部をあらかじめ終了している可能性を高めることができる。結果として、本実施形態によれば、ユーザが、電子機器EDに起動を指示した後、その電子機器EDを使用できるようになるまで待つ時間を短縮することができる。
その理由は、起動時刻予測部2が、予測除外条件を示す情報に基づいて、起動時刻履歴情報6から予測に使用すべきでない起動時刻情報を除外し、残りの起動時刻情報から起動予測時刻を予測するからである。さらに、起動予測時刻から求めた準備開始時刻が到来したとき、起動処理部8が、実際にユーザの起動指示を受ける前に、あらかじめ電子機器EDの起動準備処理の少なくとも一部を先行して実施できるからである。
また、本実施形態によれば、電子機器EDにおいて起動準備処理が行われたにもかかわらず、ユーザが電子機器EDの起動を指示しなかった場合の消費電力などの無駄なコストを低く抑えることができる。
その理由は、起動指示監視部4が、所定期間内にユーザからの起動指示がなかった場合には、待機状態にある起動処理部8に対して電源OFFを通知することにより、電子機器EDの電源をOFFするためである。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第2の実施形態について説明する。以下では、第2の実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明し、第1の実施形態と同様な構成を有する第2の実施形態の構成要素には、第1の実施形態で付した参照符号と同一の参照符号を付し、その構成要素について重複する詳細な説明は省略する。
図2は、本発明の第2の実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図である。
図2に示したように、本実施形態は、第1の実施形態における起動待ち時間短縮装置1を、BMC(Baseboard Management Controller)10を持つサーバ(情報処理装置)100に適用した例である。BMC10は、組み込まれたサーバ100の電源スイッチの制御や稼動状況の監視などを行う制御機構である。
本実施形態では、サーバ100が、第1の実施形態における電子機器EDに相当する。そして、本実施形態では、起動待ち時間短縮装置1は、サーバ100の中に組み込まれている。
また、本実施形態では、ユーザは、サーバ100に設けられた電源スイッチ11を押すことにより、サーバ100の起動を指示する。そして、起動指示監視部4は、起動指示を検知したことを、起動処理部8に対して通知する代わりに、電源スイッチ状態情報12に記録する。すなわち、起動処理部8は、能動的に電源スイッチ状態情報12を参照することによって、起動指示の有無を確認する点が上述した第1の実施形態とは異なる。
ここで、本実施形態が対象としている、サーバ100の一般的な起動処理について説明する。以下の文中では、もし本実施形態を適用していないとき、サーバ100の起動処理がどのように行われるかを述べる。
まず、ユーザが、サーバ100の電源スイッチ11を押す。次に、BMC10が、サーバ100の電源スイッチ11が押されたことを検出すると、サーバ100の電源をONにする。サーバ100は、給電が開始されると、まずサーバ100に搭載されているBIOS(Basic Input/Output System)20と呼ばれるファームウェアを実行することにより、サーバ100のPOST(Power On Self Test。初期化)処理を行う。BIOS20は、POST処理において、サーバ100に搭載されている各デバイス(図示せず)を順次初期化する。初期化の順番は、装置によって異なるが、一般的には、CPU、メモリ、PCI(Peripheral Component Interconnect)デバイスという順番である。PCIデバイスの初期化の後、BIOS20は、PCIに接続されているグラフィックカードの初期化、画面表示の順に処理を行う。その後、POST処理が終了すると、BIOS20が、OS(Operating System)に制御を渡すことにより、サーバ100としての運用が開始できるようになる。
以上のような処理が、サーバ100の起動処理である。サーバ100の起動処理においては、パーソナルコンピュータなどと比べて、CPU、メモリ、PCIデバイスの初期化処理に要する時間が長いため、ユーザの起動待ち時間が長くなるという問題がある。そこで、本実施形態では、画面表示(画面出力)処理の実行開始前までの処理を起動準備処理として先行して実施することで、ユーザがサーバ100に起動を指示した後、サーバ100を使用できるようになるまでの起動待ち時間を短縮する。
図2を参照して、以下に本実施形態の構成を説明する。
本実施形態における起動待ち時間短縮装置1が組み込まれたサーバ100は、起動時刻予測部2、電源ON指示部3、起動指示監視部4、BMC内メモリ14、電源スイッチ11、RTC(Real−Time Clock)13、および起動処理部8から構成される。
サーバ100は、プログラム制御により動作する一般的なコンピュータ(情報処理装置)によって構成されても良いし、専用のハードウェアで構成されても良い。
起動時刻予測部2、電源ON指示部3、起動指示監視部4、BMC内メモリ14、電源スイッチ11、電源スイッチ状態情報12、およびRTC13(すなわち、起動処理部8以外)は、BMC10内において構成される。また、起動処理部8は、BIOS20内において構成される。
起動時刻予測部2は、本実施形態では、起動時刻履歴情報6内部に所定数の起動時刻情報がある場合(運用フェーズ)にのみ、処理を行う。運用フェーズにおいて、起動時刻予測部2が行う処理は、電子機器EDをサーバ100と読み替えれば、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
電源ON指示部3は、準備開始タイマーの他に、起動指示監視部4から起動指示の通知を受けた場合にも、起動処理部8、およびサーバ100の起動処理に必要な部位に対する電源ONの指示を行う。これ以外の動作と構成は、電子機器EDをサーバ100と読み替えれば、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
起動指示監視部4は、本実施形態では、電源スイッチ11を監視することにより、ユーザからのサーバ100に対する起動指示を監視する。すなわち、起動指示監視部4は、電源スイッチ11が押されたことを検知すると、起動処理部8に対して通知する代わりに、起動指示を検知したことを電源スイッチ状態情報12に書き込む。起動処理部8は、電源スイッチ状態情報12を定期的に参照するなどの方法により、能動的に起動指示が検知されたことを知る。また、本実施形態では、起動時刻履歴情報6内部に所定数の起動時刻情報がない場合(学習フェーズ)、起動指示監視部4は、電源ON指示部3に対して起動指示の通知を行う。上記以外の起動指示監視部4の処理内容は、電子機器EDをサーバ100と読み替えれば、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
電源スイッチ11は、サーバ100に対する電源ON(起動)を指示するために、ユーザにより操作される(押される)部品である。
RTC(Real−Time Clock)13は、サーバ100の現在時刻をカウントするものである。本実施形態においては、サーバ100に含まれる各構成要素は、現在時刻(日付含む)をRTC13から取得する。
BMC内メモリ14には、起動時刻履歴情報6、起動設定情報7、および電源スイッチ状態情報12、が格納されている。BMC内メモリ14は、例えば、半導体メモリ装置やディスク装置により実現される。BMC内メモリ14は、第1の実施形態におけるメモリ5に相当する。
起動時刻履歴情報6、および起動設定情報7の構造や内容は、電子機器EDをサーバ100と読み替えれば、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
電源スイッチ状態情報12は、電源スイッチ11が押されたという状態(起動指示を検出したこと)を保持する記憶領域である。電源スイッチ状態情報12は、BMC10内とBIOS20とからRead/Write(参照、および書き込み)が可能である。
起動処理部8は、本実施形態では、上述したように、サーバ100の起動処理のうちの画面表示の手前まで行った時点で待機状態に入る。すなわち、本実施形態では、第1の実施形態における「起動準備処理」は、起動処理の初めから画面表示の手前までを指す。なお、上記は具体例の一つであり、どの処理までを起動準備処理とするかは、上記に限定されない。
次に、上述した構成を備える本実施形態の動作について詳細に説明する。
以下では、本実施形態の動作を「学習フェーズ」と「運用フェーズ」の2つの動作フェーズに分けて説明する。「学習フェーズ」とは、起動時刻履歴情報6内部に所定数の起動時刻情報がないときの動作を指す。「運用フェーズ」とは、起動時刻履歴情報6内部に所定数以上の起動時刻情報があるときの動作を指す。
まず、図3を参照して、学習フェーズにおける動作を説明する。図3は、第2の実施形態において起動指示監視部が実行する学習フェーズの動作を示すフローチャートである。
前提として、起動時刻履歴情報6内に所定数(例えば、「3」)以上の起動時刻情報がないこととする。なお、この場合、電源ON指示部3の持つ準備開始タイマーには、何もセットされていない。
まず、ユーザが電源スイッチ11を押すと、起動指示監視部4が、電源スイッチ11が押されたことを検知する(ステップA100)。そして、起動指示監視部4は、電源スイッチ状態情報12に、電源スイッチ11が押されたという状態をセットする。
次に、起動指示監視部4は、RTC13から現在時刻を取得して、取得した現在時刻を起動時刻履歴情報6に記録する(ステップA101)。
次に、起動指示監視部4は、起動時刻履歴情報6に含まれる起動時刻情報の数が所定数に満たないので、現在は「学習フェーズ」であると判断する。そして、起動指示監視部4は、電源ON指示部3に、起動指示を検知したことを通知する。通知を受けた電源ON指示部3は、電源ユニット(図示せず)に対し、起動処理部8、およびサーバ100の起動処理に必要な部位への電源ONの指示を行う(ステップA102)。その後、起動処理部8は、起動処理を実施し、サーバ100の起動を完了する。起動処理部8の起動処理の詳細は、運用フェーズの説明において後述する。
以上のような学習フェーズにおける動作を、起動時刻履歴情報6内に所定数の起動時刻情報が登録されるまで繰り返す。
次に、図4〜図5を参照して「運用フェーズ」の動作を説明する。
前提として、起動時刻履歴情報6は、図6に例示するような状態であることとする。図6は、本発明の第2の実施形態における起動時刻履歴情報6の一例を示す図である。図6における項番の欄は、説明のために付与した番号であり、実際の起動時刻履歴情報6において必要な情報ではない。また、2012/02/11は月曜日とする。なお、図6は一例であり、起動時刻履歴情報6に保持する起動時刻情報の数、時刻情報の形式等は、これに限定されない。例えば、起動時刻情報は、日付のない時刻だけの形式であっても良い。
また、起動設定情報7には、「予測除外条件」を示す情報と、「事前電源ON時間」を示す情報と、「曜日指定」を示す情報とが設定されていることとする。ここでは、「予測除外条件」は、「午前9時半〜午前8時半」であることとする。「事前電源ON時間」は、「30分」であることとする。「曜日指定情報」は、「月曜〜金曜」であることとする。すなわち、ユーザは、午前8時半から午前9時半までの間に、作業を開始するためにサーバ100を起動する意図を持っている。そして、ユーザは、それ以外の時間帯の起動指示は運用中の再起動として扱うことにより、起動準備動作を行わないことをサーバ100に対して期待(意図)している。なお、起動設定情報7に含まれる各種設定情報は、例えば、BIOS20が表示するBIOSセットアップメニューや、サーバ100が起動した後に動作するOS(Operating System。図示せず)が表示する設定メニューなどから、あらかじめユーザが設定することとする。起動設定情報7に含まれる各種設定情報は、外部装置により設定されても良いし、サーバ100自身が外部から取得しても良い。
このような前提条件の基に、ユーザが、サーバ100の使用を終了するため、最後の起動時刻情報の少し後(2012/02/15 16時0分。金曜日)にシャットダウンを実行したときの本実施形態の動作を、図4を参照して説明する。図4は、第2の実施形態において、運用フェーズ中に起動時刻予測部が、サーバの電源がOFFされたことを検知した後に実行する動作を示すフローチャートである。
まず、起動時刻予測部2が、サーバ100がシャットダウンしたことを検知する(ステップB200)。
次に、起動時刻予測部2は、起動設定情報7に含まれる「予測除外条件」に従って、起動時刻履歴情報6から起動時刻の予測に使用すべきでない起動時刻情報を除外することで、予測に使用する起動時刻情報を抽出する(ステップB201)。「予測除外条件」は「午前9時半〜午前8時半」であるので、起動時刻予測部2は、午前9時半以降であり、かつ、午前8時半以前である起動時刻情報を除外する。除外の結果、起動時刻予測部2は、起動時刻予測に使用する起動時刻情報として、起動時刻履歴情報6(図6)のうち、項番1、4、6、8、9の5つを抽出する。
なお、「予測除外条件」を示す情報は、複数の条件を組み合わせて指定しても良い。また、「予測除外条件」を示す情報は、起動時刻予測に使用するべき起動時刻情報を指定する「予測対象条件」を示す情報として、表現を変えて指定してもよい。例えば、本実施形態では、「予測除外条件」に替えて、「予測対象条件」を「午前8時31分〜午前9時29分」としても良い。この場合、起動時刻予測部2は、起動時刻履歴情報6のうち午前8時31分から午前9時29分までの間の起動時刻情報を予測に使用する情報として抽出する。
次に、起動時刻予測部2は、抽出した起動時刻情報から、次にユーザがサーバ100の起動を指示する可能性が高い時刻である起動予測時刻を予測する(ステップB202)。本実施形態では、起動時刻予測部2は、抽出した起動時刻情報における時刻(日付部分は含まない。)の平均を取ることで、起動予測時刻を算出する。すなわち、起動予測時刻は、図6の項番1、4、6、8、9の5つの起動時刻情報のうちの時刻部分の平均である「午前9時2分」となる。なお、本実施形態では、起動予測時刻の算出に際し、起動時刻予測部2は、「秒」は切り捨ててることとしている。このように、起動時刻予測部2は、起動時刻情報を適宜加工してから使用してもよい。
次に、起動時刻予測部2は、予測した起動予測時刻から、起動設定情報7において指定されている「事前電源ON時間」を差し引いた時刻(準備開始時刻)を、電源ON指示部3の持つ準備開始タイマーにセットする。このとき、起動時刻予測部2は、起動設定情報7に「曜日指定」などの設定情報が含まれる場合は、当該設定情報にしたがって準備開始時刻を決定する。具体的には、機動時刻予測部2は、「事前電源ON時間」は「30分」であるので、起動予測時刻「午前9時2分」から「30分」を差し引いた「午前8時32分」を準備開始時刻の時刻部分とする。そして、起動時刻予測部2は、準備開始時刻の日付部分を、現在時刻(日時)と起動設定情報7とから決定する。具体的には、起動時刻予測部2は、RTC13から取得した現在日時(2012/02/15 16時0分)以降であり、かつ、起動設定情報7に含まれる「曜日指定」である「月曜〜金曜」の条件に合う「2012/02/18」(月曜日)を準備開始時刻の日付部分とする。この結果、起動時刻予測部2は、準備開始時刻を「2012/02/18 午前8時32分」とする。そして、この準備開始時刻を電源ON指示部3の持つ準備開始タイマーにセットする。
以上が、運用フェーズ中に起動時刻予測部が、サーバの電源がOFFされたことを検知した後に実行する動作である。
次に、図5を参照して、電源ON指示部3の持つ準備開始タイマーが作動した後の動作を説明する。図5は、第2の実施形態において、運用フェーズ中に電源ON指示部、起動指示監視部、および起動処理部が、準備開始タイマーの作動後に実行する動作を示すフローチャートである。
まず、準備開始タイマーにセットされた準備開始時刻が到来すると、電源ON指示部3は、起動処理部8への電源ON(給電の開始)を指示する(ステップC300)。このとき、電源ON指示部3は、少なくとも起動処理部8が行う起動処理に必要な範囲におけるサーバ100への給電も指示する。本実施形態では、電源ON指示部3は、サーバ100全体に対する電源ONを指示することにより、電源ユニット(図示せず)が起動処理部8を含めたサーバ100全体に給電が開始されることとする。
その後、BMC10内では、起動指示監視部4が、起動時刻履歴情報6に含まれる起動時刻情報の数が所定数あることから、現在は「運用フェーズ」であると判断したため、ユーザからの起動指示を待つ(ステップC301)。
一方、BIOS20内では、給電が開始された後、起動処理部8が、起動処理(POST処理)を行う(ステップD401)。そして、所定の処理(起動準備処理)までを終了した時点で、起動処理部8は、起動処理を中断し、待機状態へ移行する(ステップD402)。上述したように、本実施形態では、起動処理部8は、特に処理時間が長いCPU、メモリ、PCIデバイスの初期化を終えた後の、画面表示を行う手前の段階で処理を中断し、待機状態へ移行する。待機状態において、起動処理部8は、起動指示監視部4からの起動指示の検知を示す通知を待つ。上述したように、本実施形態では、起動処理部8は、電源スイッチ状態情報12を定期的に参照することなどにより、起動指示の検知の有無を能動的に確認する。なお、起動処理部8は、待機状態に入る前にも電源スイッチ状態情報12を参照することにより、待機状態に入る前に起動指示があった場合や、学習フェーズであった場合には、待機状態に入らずにステップD403以降の処理に進んでも良い。
なお、サーバ100において、CPUやデバイスなどの消費電力を低減する省電力状態が可能である場合には、起動処理部8は、待機状態において、サーバを省電力状態に移行
させても良い。また、待機状態において、起動処理部8は、起動時間短縮の準備ができていることをユーザに知らせるために、サーバ100に備えたLEDを点灯させるなどの表示を行っても良い。
ここで、BMC10内で、ユーザからの起動指示を待っている起動指示監視部4の動作(ステップC301)の説明に戻る。
起動指示監視部4は、所定の期間内にサーバ100に対する起動指示を検知した場合は、起動処理部8に通知する(ステップC302)。具体的には、本実施形態では、所定の期間内に、ユーザが電源スイッチ11を押すと、起動指示監視部4が、電源スイッチ11が押されたことを検知する。そして、起動指示監視部4は、起動処理部8に通知する替わりに、電源スイッチ状態情報12に、電源スイッチ11が押されたという状態をセットする。
次に、起動指示監視部4は、RTC13から現在時刻を取得して、取得した現在時刻を起動時刻履歴情報6に記録する(ステップC303)。このとき、起動時刻履歴情報6に含まれる起動時刻情報の数が所定数を越える場合は、現在時刻を、最も古い起動時刻情報に対して上書きすることとしても良い。
一方、BIOS20内では、待機状態にある起動処理部8が電源スイッチ状態情報12を定期的に参照することなどにより、ステップC302の後、起動指示を検知したことを知る(ステップD403)。
次に、起動処理部8は、電源スイッチ状態情報12に記録された電源スイッチ11が押されたという状態をクリアする(ステップD404)。
次に、起動処理部8は、待機状態を解除する(ステップD405)。サーバ100を省電力状態に移行させていた場合、起動処理部8は、ここで省電力状態を解除する。
次に、起動処理部8は、中断していた起動処理を再開する(ステップD406)。そして、起動処理部8は、残りの起動処理を終えることでサーバ100の起動を完了する(ステップD407)。
このようにして、本実施形態によれば、ユーザが電子機器EDに対して起動指示を行った際の起動待ち時間を短縮しつつ、ユーザが意図していない時刻(午前9時半以降、且つ、午前8時半まで)に起動準備処理を行う可能性を低減している。
その理由は、本実施形態では、予測除外条件を示す情報に基づいて、起動時刻履歴情報6から予測に使用すべきでない「午前9時半以降、且つ、午前8時半まで」の起動時刻情報を除外し、残りの起動時刻情報から起動予測時刻を予測できるからである。そして、本来ユーザが望む時刻までにサーバ100の起動処理の一部をあらかじめ終了している可能性を高めることができるからである。結果として、ユーザが、サーバ100に起動を指示した後、サーバ100を使用できるようになるまで待つ時間を短縮することができる。
一方、特許文献1において開示される技術では、図6のような起動時刻履歴情報6がある場合、最新の履歴である15時05分前後に起動準備を行ってしまう問題がある。また、特許文献2において開示される技術でも、9時前後以外に、15時10分前後にも起動準備処理を行ってしまう問題がある。その理由は、ユーザがサーバ100を使用開始する目的以外で起動するという運用形態を考慮していないため、起動時刻情報の一部を起動予測から除外することができないからであると考えられる。
本実施形態では、ステップC310において、所定の期間(例えば「1時間」)内にサーバ100に対する起動指示がなかった場合、起動指示監視部4は、起動処理部8に対して電源OFFを通知する(ステップC310)。電源OFFを通知された起動処理部8は、必要ならばサーバ100の終了処理を行ってから、サーバ100を電源OFF(シャットダウン)する。なお、この後は、起動時刻予測部2が、サーバ100がシャットダウンしたことを検知する(ステップB200)ことにより、図4に示した動作が再び行われる。
このようにして、本実施形態によれば、サーバ100において起動準備処理が行われたにもかかわらず、ユーザがサーバ100の起動を指示しなかった場合の消費電力などの無駄なコストを低く抑えることができる。
その理由は、起動指示監視部4が、所定期間内にユーザからの起動指示がなかった場合には、待機状態にある起動処理部8に対して電源OFFを通知することにより、サーバ100の電源をOFFするためである。
なお、本実施形態では、電源スイッチ11を押すことによって起動指示を行う方式を採用したが、起動指示の方式はこれに限定されるものではない。例えば、他の機器を介した通信により起動指示をする方式や、タイマーを利用した予約起動などの方式でも良い。
また、起動時刻予測部2が、「予測除外条件」に従って、起動時刻履歴情報6から起動時刻の予測に使用すべきでない起動時刻情報を除外した(ステップB201)が、予測除外条件を適用する方式はこれに限定されるものではない。例えば、起動指示監視部4が起動時刻履歴情報6に起動時刻情報を登録する際(ステップA101、およびステップC303)に、「予測除外条件」に従って、除外するべき起動時刻情報を登録しないという方式でもよい。
また、本実施形態では、起動処理部8が行う起動処理は、起動待ち時間短縮装置1を適用しない通常のサーバの処理順番に準じて定めていたが、それに限定されない。すなわち、起動処理部8が行う起動処理は、通常のサーバの処理順番とは異なっていても良い。
なお、上述した各実施形態、および、その変形例(以降、単に「各実施形態等」とも記述する。)において図1及び図2に示した各部は、メモリ5、BMC内メモリ14などのハードウェア資源を省いて、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捕らえることができる。ただし、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。上述した実施形態等を例に説明した本発明は、各実施形態等の説明において参照したブロック構成図(図1および図2)あるいはフローチャート(図3乃至図5)の機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、そのコンピュータ・プログラムを、CPU(プロセッサ)に読み出して実行することによって達成することができる。
なお、本発明は上述した実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下の付記に限定されるものではない。
(付記1)
電子機器に対して過去に起動指示が行われた時刻を示す起動時刻情報を複数含む履歴情報から、起動設定情報に従って一部の起動時刻情報を除外した残りの前記起動時刻情報に基づいて、前記起動指示が発生する可能性が高い時刻を予測する起動時刻予測手段と、
前記起動時刻予測手段によって予測された時刻よりも所定時間前に、前記電子機器に対する起動処理を行う起動処理手段への給電の開始を自装置が有する電源ユニットに指示する電源ON指示手段と、
新たな起動指示が行われたことを検知して、前記起動処理手段に通知する起動指示監視手段と、
前記電源ユニットによって給電が開始された後に、前記起動処理の少なくとも一部を実行し、前記起動指示監視手段による前記通知に応じて残りの前記起動処理を実行する前記起動処理手段とを備える
ことを特徴とする起動待ち時間短縮装置。
(付記2)
前記起動指示監視手段は、
前記起動処理手段が前記起動処理の少なくとも一部を実行した後、所定の期間内に前記新たな起動指示が行われない場合に、前記起動処理手段に対して電源OFFを指示する
ことを特徴とする付記1記載の起動待ち時間短縮装置。
(付記3)
前記起動処理手段は、
前記起動処理の少なくとも一部を実行した後、前記電子機器を省電力状態に移行するよう指示する
ことを特徴とする付記1または2記載の起動待ち時間短縮装置。
(付記4)
前記電子機器は、電源スイッチを備え、
前記起動指示監視手段は、前記電源スイッチを押されることにより前記過去及び新たな起動指示を受ける
ことを特徴とする付記1乃至3の何れかに記載の起動待ち時間短縮処理装置。
(付記5)
付記1乃至4の何れかに記載の起動待ち時間短縮装置を備え、
前記起動処理手段は、前記起動処理の少なくとも一部として、画面出力処理の実行開始前までの起動処理を実施する
ことを特徴とするサーバ。
(付記6)
情報処理装置によって、
電子機器に対して過去に起動指示が行われた時刻を示す起動時刻情報を複数含む履歴情報から、起動設定情報に従って一部の起動時刻情報を除外した残りの前記起動時刻情報に基づいて、前記起動指示が発生する可能性が高い時刻を予測し、
前記予測した時刻よりも所定時間前に、前記電子機器に対する起動処理を行う起動処理手段への給電を開始するよう前記情報処理装置の電源ユニットに指示し、
前記電源ユニットによって前記起動処理手段への給電が開始された後に、前記起動処理の少なくとも一部を実施し、
新たな起動指示が行われたことを検知して、前記起動処理手段に起動指示の通知を行い、
前記一部の起動処理を実行した後、前記起動指示の通知に応じて、残りの前記起動処理を実施する
ことを特徴とする起動待ち時間短縮方法。
(付記7)
前記起動処理の少なくとも一部を実行した後、所定の期間内に前記新たな起動指示が行われない場合に、前記起動処理手段に対して電源OFFを指示する
ことを特徴とする付記6記載の起動待ち時間短縮方法。
(付記8)
前記情報処理装置によって、前記起動処理の少なくとも一部を実行した後、前記電子機器を省電力状態に移行するよう指示する
ことを特徴とする付記6または7記載の起動待ち時間短縮方法。
(付記9)
起動待ち時間短縮装置として動作するコンピュータの動作制御のためのコンピュータ・プログラムであって、そのコンピュータ・プログラムにより、
電子機器に対して過去に起動指示が行われた時刻を示す起動時刻情報を複数含む履歴情報から、起動設定情報に従って一部の起動時刻情報を除外した残りの前記起動時刻情報に基づいて、前記起動指示が発生する可能性が高い時刻を予測する起動時刻予測機能と、
前記起動時刻予測機能によって予測された時刻よりも所定時間前に、前記電子機器に対する起動処理を行う起動処理機能への給電の開始を前記起動待ち時間短縮装置の電源ユニットに指示する電源ON指示機能と、
新たな起動指示を検知して、前記起動処理機能に通知する起動指示監視機能と、
前記電電源ユニットによって給電が開始された後に、前記起動処理の少なくとも一部を実行し、前記起動指示監視機能による前記通知に応じて残りの前記起動処理を実行する前記起動処理機能とを、
前記コンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
(付記10)
前記起動指示監視機能は、
前記起動処理機能が前記起動処理の少なくとも一部を実行した後、所定の期間内に新たな起動指示が行われない場合に、前記起動処理機能に対して電源OFFを指示する
ことを特徴とする付記9記載のコンピュータ・プログラム。
(付記11)
前記起動処理機能は、
前記起動処理の少なくとも一部を実行した後、前記電子機器を省電力状態に移行するよう指示する
ことを特徴とする付記9または10記載のコンピュータ・プログラム。
(付記12)
前記電子機器は、電源スイッチを備え、
前記起動指示監視機能は、前記電源スイッチを押されることにより前記起動指示を受ける
ことを特徴とする付記9乃至11の何れかに記載のコンピュータ・プログラム。
1 起動待ち時間短縮装置
2 起動時刻予測部
3 電源ON指示部
4 起動指示監視部
5 メモリ
6 起動時刻履歴情報
7 起動設定情報
8 起動処理部
10 BMC(ベースボードマネジメントコントローラー)
11 電源スイッチ
12 電源スイッチ状態情報
13 RTC(リアルタイムクロック)
14 BMC内メモリ
20 BIOS
100 サーバ(情報処理装置)

Claims (10)

  1. 電子機器に対して過去に起動指示が行われた時刻を示す起動時刻情報を複数含む履歴情報から、起動設定情報に従って一部の起動時刻情報を除外した残りの前記起動時刻情報に基づいて、前記起動指示が発生する可能性が高い時刻を予測する起動時刻予測手段と、
    前記起動時刻予測手段によって予測された時刻よりも所定時間前に、前記電子機器に対する起動処理を行う起動処理手段への給電の開始を自装置が有する電源ユニットに指示する電源ON指示手段と、
    新たな起動指示が行われたことを検知して、前記起動処理手段に通知する起動指示監視手段と、
    前記電源ユニットによって給電が開始された後に、前記起動処理の少なくとも一部を実行し、前記給電を維持して待機状態となり、前記起動指示監視手段による前記通知に応じて残りの前記起動処理を実行する前記起動処理手段とを備える
    ことを特徴とする起動待ち時間短縮装置。
  2. 前記起動指示監視手段は、
    前記起動処理手段が前記起動処理の少なくとも一部を実行した後、所定の期間内に前記新たな起動指示が行われない場合に、前記起動処理手段に対して電源OFFを指示する
    ことを特徴とする請求項1記載の起動待ち時間短縮装置。
  3. 前記電子機器は、電源スイッチを備え、
    前記起動指示監視手段は、前記電源スイッチを押されることにより前記過去及び新たな起動指示を受ける
    ことを特徴とする請求項または2記載の起動待ち時間短縮装置
  4. 請求項1乃至の何れかに記載の起動待ち時間短縮装置を備え、
    前記起動処理手段は、前記起動処理の少なくとも一部として、画面出力処理の実行開始前までの起動処理を実施する
    ことを特徴とするサーバ。
  5. 情報処理装置によって、
    電子機器に対して過去に起動指示が行われた時刻を示す起動時刻情報を複数含む履歴情報から、起動設定情報に従って一部の起動時刻情報を除外した残りの前記起動時刻情報に基づいて、前記起動指示が発生する可能性が高い時刻を予測し、
    前記予測した時刻よりも所定時間前に、前記電子機器に対する起動処理を行う起動処理手段への給電を開始するよう前記情報処理装置の電源ユニットに指示し、
    前記電源ユニットによって前記起動処理手段への給電が開始された後に、前記起動処理の少なくとも一部を実施し、
    前記給電を維持して待機状態となり、
    新たな起動指示が行われたことを検知して、前記起動処理手段に起動指示の通知を行い、
    前記一部の起動処理を実行した後、前記起動指示の通知に応じて、残りの前記起動処理を実施する
    ことを特徴とする起動待ち時間短縮方法。
  6. 前記起動処理の少なくとも一部を実行した後、所定の期間内に前記新たな起動指示が行われない場合に、前記起動処理手段に対して電源OFFを指示する
    ことを特徴とする請求項記載の起動待ち時間短縮方法。
  7. 前記電子機器に備えられた電源スイッチが押されたことを検知することにより、前記起動指示が行われたことの検知を行う
    ことを特徴とする請求項5または6記載の起動待ち時間短縮方法。
  8. 起動待ち時間短縮装置として動作するコンピュータの動作制御のためのコンピュータ・プログラムであって、そのコンピュータ・プログラムにより、
    電子機器に対して過去に起動指示が行われた時刻を示す起動時刻情報を複数含む履歴情報から、起動設定情報に従って一部の起動時刻情報を除外した残りの前記起動時刻情報に基づいて、前記起動指示が発生する可能性が高い時刻を予測する起動時刻予測機能と、
    前記起動時刻予測機能によって予測された時刻よりも所定時間前に、前記電子機器に対する起動処理を行う起動処理機能への給電の開始を前記起動待ち時間短縮装置の電源ユニットに指示する電源ON指示機能と、
    新たな起動指示を検知して、前記起動処理機能に通知する起動指示監視機能と、
    前記電源ユニットによって給電が開始された後に、前記起動処理の少なくとも一部を実行し、前記給電を維持して待機状態となり、前記起動指示監視機能による前記通知に応じて残りの前記起動処理を実行する前記起動処理機能とを、
    前記コンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  9. 前記起動指示監視機能は、
    前記起動処理機能が前記起動処理の少なくとも一部を実行した後、所定の期間内に新たな起動指示が行われない場合に、前記起動処理機能に対して電源OFFを指示する
    ことを特徴とする請求項記載のコンピュータ・プログラム。
  10. 前記電子機器は、電源スイッチを備え、
    前記起動指示監視機能は、前記電源スイッチを押されることにより前記起動指示を受ける
    ことを特徴とする請求項8または9記載のコンピュータ・プログラム。
JP2013042621A 2013-03-05 2013-03-05 起動待ち時間短縮装置および方法、サーバ、並びに、コンピュータ・プログラム Active JP6142578B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013042621A JP6142578B2 (ja) 2013-03-05 2013-03-05 起動待ち時間短縮装置および方法、サーバ、並びに、コンピュータ・プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013042621A JP6142578B2 (ja) 2013-03-05 2013-03-05 起動待ち時間短縮装置および方法、サーバ、並びに、コンピュータ・プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014170445A JP2014170445A (ja) 2014-09-18
JP6142578B2 true JP6142578B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=51692785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013042621A Active JP6142578B2 (ja) 2013-03-05 2013-03-05 起動待ち時間短縮装置および方法、サーバ、並びに、コンピュータ・プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6142578B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11212893A (ja) * 1997-10-08 1999-08-06 Sony Corp 電子機器におけるプログラム起動装置、プログラム起動方法、媒体および電子機器
JP3450263B2 (ja) * 2000-04-05 2003-09-22 北海道日本電気ソフトウェア株式会社 消費電力を低減する電源制御方法、情報処理装置、及び記録媒体
JP4687403B2 (ja) * 2005-11-10 2011-05-25 ソニー株式会社 電子機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御方法のプログラム及び電子機器の制御方法のプログラムを記録した記録媒体
JP5110084B2 (ja) * 2007-07-30 2012-12-26 富士通株式会社 自動起動設定装置、方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014170445A (ja) 2014-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109885343B (zh) 一种控制器低功耗启动方法、装置、计算机设备及存储介质
EP2495655B1 (en) Method for switching operating system and electronic apparatus using the same
JP5647645B2 (ja) サスペンドの延期
KR101503627B1 (ko) 리소스 세트 천이들을 스케줄링함으로써 휴대용 컴퓨팅 디바이스에 있어서의 프로세서 어플리케이션 상태들 간의 리소스 레이턴시의 최소화
US9335998B2 (en) Multi-core processor system, monitoring control method, and computer product
US9152205B2 (en) Mechanism for facilitating faster suspend/resume operations in computing systems
CN111683287B (zh) 智能设备启动方法、装置、智能设备和可读存储介质
US8312256B2 (en) Display of a basic input/output system (BIOS) productivity display
US10872018B2 (en) Memory data preservation solution
WO2017160464A1 (en) Systems and methods for improved detection of processor hang and improved recovery from processor hang in a computing device
KR20130026739A (ko) 부분 리부팅 복구 장치 및 방법
WO2012163275A1 (zh) 控制方法、控制装置以及计算机***
JP2006229509A (ja) 情報機器および装置再起動方法
CN108241522B (zh) 虚拟化环境中的睡眠状态切换方法、装置及电子设备
WO2016085680A1 (en) System and method for adaptive thread control in a portable computing device (pcd)
TW200842562A (en) Method for judging a rebooting action of a computer system and related computer system
US20160091949A1 (en) Performance management for a multiple-cpu platform
US20050071692A1 (en) Method and system for operating system quiescent state
US20130222833A1 (en) Image forming apparatus, image forming apparatus control method, and storage medium
US20120311312A1 (en) Fast Boot Via State Recreation
JP6142578B2 (ja) 起動待ち時間短縮装置および方法、サーバ、並びに、コンピュータ・プログラム
WO2012126345A1 (zh) 计算机的启动方法、启动装置、状态转换方法和状态转换装置
US20140289545A1 (en) Information processing apparatus and method of controlling information processing apparatus
JP2010157017A (ja) 情報処理装置の制御方法
TWI489260B (zh) 待機管理方法及其相關待機管理模組及電腦系統

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6142578

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150