JP6140527B2 - 太陽光発電向けストリングモニタシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のストリングモニタを有する太陽光発電向けストリングモニタシステムに関する。
複数枚の太陽電池パネル(モジュール)を直列接続してなる太陽電池ストリング(string)を複数備え、これら太陽電池ストリングの出力をインバータで交流電力に変換して負荷へ供給する太陽光発電システムが知られている。
各太陽電池ストリングとインバータとの間には、各太陽電池ストリングを並列接続するための筐体いわゆる接続箱が配置される(例えば特許文献1)。また、接続箱には、各太陽電池ストリングの状態を監視するためのストリングモニタが配設される。
ストリングモニタは、各太陽電池ストリングを接続するための複数の接続端子を備え、これら接続端子に接続される各太陽電池ストリングの電流や電圧などを検出し、その検出結果を外部の機器に知らせる。接続端子の個数は、例えば8個、12個、16個、20個などがある。
接続対象となる太陽電池ストリングの個数が例えば8個であれば、同じ8個の接続端子を持つストリングモニタが採用される。接続対象となる太陽電池ストリングの個数が例えば10個であれば、8個の接続端子では足りないので、新たに12個の接続端子を持つストリングモニタが採用される。
特開2008−91807号公報
環境や負荷の変化に伴い、太陽電池ストリングを増やしたり減らすことがある。太陽電池ストリングが増える場合には、既設のストリングモニタに加えて新たなストリングモニタが増設される。
ただし、太陽電池ストリングの増加数が例えば1つや2つの場合でも、8個や12個の接続端子を持つストリングモニタを増設しなければならない。ストリングモニタは、電流や電圧などの検出手段を接続端子と同じ数だけ有し、接続端子の数が多いほど価格が高くなる。このため、太陽電池ストリングの増加数によっては、新たなストリングモニタを増設することがコストの無駄な上昇となる。
本発明の目的は、各太陽電池ストリングの状態をコストの無駄な上昇を生じることなく的確に監視できる太陽光発電向けストリングモニタシステムを提供することである。
請求項1の太陽光発電向けストリングモニタシステムは、複数枚の太陽電池パネルを直列に接続してなる太陽電池ストリングを複数備えた太陽光発電システムにおいて、前記各太陽電池ストリングの状態を監視しその監視結果をそれぞれ報知するストリングモニタと、前記ストリングモニタの追加に伴う同ストリングモニタの接続および前記ストリングモニタの除去に伴う同ストリングモニタの切離が他の機器に影響を与えることなく自在なデータバスと、を備える。
本発明の太陽光発電向けストリングモニタシステムは、各太陽電池ストリングの個数に変化があってもその各太陽電池ストリングの状態をコストの無駄な上昇を生じることなく的確に監視できる。
一実施形態の全体的な構成を示すブロック図。 一実施形態における開閉器およびストリングモニタの構成を示すブロック図。 一実施形態における第1電流センサの出力特性を示す図。 一実施形態における第2電流センサの出力特性を示す図。 一実施形態における差動増幅回路の出力電圧を示す図。 一実施形態における交流差動増幅回路の出力電圧を示す図。 一実施形態における開閉器の構成および電流経路を示す図。 一実施形態における太陽電池ストリングの出力ラインが断線した場合の電流経路を示す図。 図8においてダイオードがないと仮定した場合の電流経路を参考に示す図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1において、1は太陽電池ストリングで、複数の太陽電池パネル(PV)2を直列接続して構成される。この太陽電池ストリング1が太陽光の当たる場所に並べて配置され、これら太陽電池ストリング1から離れたところに1つまたは複数の接続箱10が設置される。そして、所定数の太陽電池ストリング1が接続箱10において並列接続され、その接続箱10がパワーコンディショナ(集電箱ともいう)20に接続される。これら太陽電池ストリング1、接続箱10、およびパワーコンディショナ20により、大規模な太陽光発電システム(メガソーラーシステムともいう)が構成される。そして、接続箱10に設けた後述の少なくとも各ストリングモニタ13、通信マスタユニット14、データバス15等を構成要素として、太陽光発電向けストリングモニタシステムが構成される。
太陽電池パネル2は、太陽光を受けてその太陽光のエネルギを直流電力に変換する。接続箱10は、各太陽電池ストリング1の出力ラインL1,L2を互いに接続して各太陽電池ストリング1の出力を集めるところで、各太陽電池ストリング1の個々に対応する複数の安全回路11、複数の開閉器12、複数のストリングモニタ13を収容するとともに、1つの通信マスタユニット14および1つの制御用電源回路16を収容している。各ストリングモニタ13と通信マスタユニット14とはデータバス15で接続される。
データバス15は、ストリングモニタ13の追加に伴う同ストリングモニタ13の接続およびストリングモニタ13の除去に伴う同ストリングモニタ13の切離を当該システムの動作中であっても他の接続中のストリングモニタ13など他の機器に影響を与えることなく自在とするもので、例えば、後述のシリアルデータライン(SDA)15aおよびシリアルクロックライン(SCL)15bからなる2線式双方向のシリアルバスいわゆるI2C(アイ・シー・ツー;登録商標)を後述のグラウンド用の信号ライン15gと共に含む。
安全回路11は、避雷器などの各種保護部品を含む。開閉器12は、半導体スイッチ素子により出力ラインL1,L2を開閉する。
ストリングモニタ13は、各太陽電池ストリング1の出力ラインL1,L2の個々に対応して設けられ、対応する太陽電池ストリング1の状態を監視し、その監視結果をデータバス15を介して通信マスタユニット14に報知するとともに、その監視結果に応じて開閉器12を制御する。通信マスタユニット14は、各ストリングモニタ13の報知を受けてその報知内容をパワーコンディショナ20の通信マスタユニット23に転送する。
制御用電源回路16は、各接続箱10における開閉器12、ストリングモニタ13、通信マスタユニット14の動作に必要な直流電圧(例えば24V)を出力する。
パワーコンディショナ20は、各接続箱10から延設された出力ラインL1,L2を相互に接続して全ての太陽電池ストリング1の出力電力を集め、集めた電力を交流電力に変換して負荷30に供給するもので、蓄電ユニット21、インバータ22、および通信マスタユニット23を有する。
蓄電ユニット21は、複数の蓄電池を含み、各太陽電池ストリング1の出力電圧により充電される。インバータ22は、蓄電ユニット21の充電電圧を所定周波数の交流電圧に変換し、出力する。通信マスタユニット23は、データ通信用の信号ライン24を介して各接続箱10の通信マスタユニット14に接続されるとともに、データ通信用の信号ライン25を介して上位の監視ユニット40に接続され、各通信マスタユニット14と外部機器例えば監視ユニット40との間のデータ送受信を行う。
監視ユニット40は、負荷30を運用する組織たとえば電力会社のサーバであり、通信マスタユニット23から送られるデータをディスプレイに表示して監視員に知らせる。
開閉器12およびストリングモニタ13の具体的な構成を図2に示す。
開閉器12は、太陽電池ストリング1の正側出力ラインL1にドレイン・ソース間が挿入接続されたN型MOSFET(第1N型MOSFET)61、太陽電池ストリング1の正側出力ラインL1における上記N型MOSFET61よりも下流側の位置にソース・ドレイン間が挿入接続されたMOSFET(第2N型MOSFET)62、および当該開閉器12の動作に必要な直流電圧を出力する直流電源63を有し、この直流電源63の電圧を抵抗64およびフォトトランジスタ65bのコレクタ・エミッタ間を介して抵抗66に印加し、その抵抗66に生じる電圧をN型MOSFET61のゲート・ソース間に印加するとともに、直流電源63の電圧を抵抗67およびフォトトランジスタ68bのコレクタ・エミッタ間を介して抵抗69に印加し、その抵抗69に生じる電圧をN型MOSFET62のゲート・ソース間に印加する。
N型MOSFET61,62は、寄生ダイオード61d,62dをそれぞれ有する。N型MOSFET62は、寄生ダイオード62dを有する。フォトトランジスタ65bは、フォトダイオード65aと共にフォトカプラを構成する。フォトトランジスタ68bは、フォトダイオード68aと共にフォトカプラを構成する。フォトダイオード65a,68aは、ストリングモニタ13のマイクロコンピュータ120に接続され、そのマイクロコンピュータ120よって発光が制御される。
フォトダイオード65a,68aが発光するとフォトトランジスタ65b,68bがオンし、これに伴いN型MOSFET61,62がオンする。これにより、太陽電池ストリング1の出力電流がN型MOSFET61のドレイン・ソース間およびN型MOSFET62のソース・ドレイン間を通ってストリングモニタ13側に流れる。
フォトダイオード65aの非発光時はフォトトランジスタ65bがオフし、これに伴いN型MOSFET61がオフする。N型MOSFET61がオフすると、N型MOSFET61の寄生ダイオード61dによって太陽電池ストリング1からの入力電流が阻止される。
フォトダイオード68aの非発光時はフォトトランジスタ68bがオフし、これに伴いN型MOSFET62がオフする。N型MOSFET62がオフすると、パワーコンディショナ20から太陽電池ストリング1に向かう電流(逆流)がN型MOSFET62の寄生ダイオード62dによって阻止される。
ストリングモニタ13は、電流トランス51,52、電流センサ(第1電流センサ)53、電流センサ(第2電流センサ)54、電流センサ(第3電流センサ)55、差動増幅回路70、交流差動増幅回路80,90,100、電圧検出回路110、マイクロコンピュータ120、および報知手段例えば発光ダイオード122,123を含む。
電流トランス51は、出力ラインL1,L2における開閉器12より上流側位置に配置され、出力ラインL1,L2のそれぞれの電流の差に対応するレベルの電圧を出力する。この出力が交流差動増幅回路90に供給される。電流トランス52は、当該ストリングモニタ13の出力側における出力ラインL1,L2に配置され、出力ラインL1,L2のそれぞれの電流の差に対応するレベルの電圧を出力する。この出力が交流差動増幅回路100に供給される。
電流センサ53は、正側出力ラインL1の電流が生じる磁界を検知し、検知した磁界の強さに応じたレベルの電圧を出力するホール素子であり、太陽電池ストリング1側から流入する電流が負極に入り正極から出ていく極性で配置される。
すなわち、電流センサ53は、太陽電池ストリング1側から流入する電流が負極に入り正極から出ていく極性で配置されているので、図3に示すように、太陽電池ストリング1側から流入する順方向の電流(正電流)に関しては太陽電池ストリング1の定格電圧Vccの中点(Vcc/2)から下降方向にレベル変化する電圧を出力し、パワーコンディショナ20側から流入する逆方向の電流(逆流)に関しては中点(Vcc/2)から上昇方向にレベル変化する電圧を出力する。この出力がマイクロコンピュータ120、差動増幅回路70、および交流差動増幅回路80に供給される。
電流センサ54は、負側出力ラインL2の電流が生じる磁界を検知し、検知した磁界の強さに応じたレベルの電圧を出力するホール素子であり、パワーコンディショナ20側からの電流が正極に入り負極から出ていく極性で配置される。
すなわち、電流センサ54は、パワーコンディショナ20側からの電流が正極に入り負極から出ていく極性で配置されているので、図4に示すように、パワーコンディショナ20側から流入する順方向の電流(負電流)に関しては中点(Vcc/2)から上昇方向にレベル変化する電圧を出力し、太陽電池ストリング1側から流入する逆方向の電流(逆流)に関しては中点(Vcc/2)から下降方向にレベル変化する電圧を出力する。レベル変化の方向が、電流センサ53の出力電圧のレベル変化と逆である。この電流センサ54の出力がマイクロコンピュータ120および差動増幅回路70に供給される。
電流センサ55は、負側出力ラインL2の電流が生じる磁界を検知し、検知した磁界の強さに応じたレベルの電圧を出力するホール素子であり、パワーコンディショナ20側から流入する電流が負極に入り正極から出ていく極性で配置される。
すなわち、電流センサ55は、パワーコンディショナ20側から流入する電流が負極に入り正極から出ていく極性で配置されているので、電流センサ53と同じく図3に示すように、パワーコンディショナ20側から流入する順方向の電流(負電流)に関しては中点(Vcc/2)から下降方向にレベル変化する電圧を出力し、太陽電池ストリング1側から流入する逆方向の電流(逆流)に関しては中点(Vcc/2)から上昇方向にレベル変化する電圧を出力する。この出力が交流差動増幅回路80に供給される。
差動増幅回路70は、入力抵抗(第1,第2入力抵抗)71a,71bを演算増幅器72の反転入力端(−)と非反転入力端(+)に接続し、その非反転入力端(+)に抵抗73を介してオフセット電源74のオフセット電圧を加え、かつ演算増幅器72の出力端と反転入力端(−)との間に帰還抵抗75を接続したもので、図5に示すように、電流センサ53の出力電圧と電流センサ54の出力電圧との差に応じたレベルの電圧を演算増幅器72の出力端とグラウンドラインGndとの間に出力する。
電流センサ53,54の出力電圧は電流の値に応じて一方が下降方向に変化し他方は上昇方向に変化するので、正側出力ラインL1に流れる電流の値と負側出力ラインL2に流れる電流の値との差を差動増幅回路70で増幅して取出すことができる。この出力がマイクロコンピュータ120に供給される。
マイクロコンピュータ120は、差動増幅回路70の出力電圧(演算増幅器72の出力端とグラウンドラインGndとの間の電圧)が図5に示す設定値Va以上の場合、電流が順方向に正常に流れていると判定するとともに、その電圧レベルから電流の値を知る。差動増幅回路70の出力電圧が設定値Va未満であれば、電流が逆流していると判定するとともに、その電圧レベルから逆流電流の値を知る。逆流は、太陽電池ストリング1に太陽光が当たらなくなって太陽電池ストリング1の出力電圧が低下した場合に蓄電ユニット21から発生する。
マイクロコンピュータ120は、差動増幅回路70の出力電圧をアナログ/ディジタル(A/D)変換して内部のCPU121に取込む。入力抵抗71a,71bの選定によって差動増幅回路70のゲインを適宜に設定し、かつオフセット電源74のオフセット電圧を適宜に調整することにより、マイクロコンピュータ120におけるA/D変換部のレンジをいっぱいに使って電流検出の分解能を高めることが可能である。電流検出の要求レベルが例えば20(A)から30(A)あるいは30(A)から20(A)というように大きく変わる場合には、入力抵抗71a,71bによって差動増幅回路70のゲインを適宜に調整することにより、その要求レベルに適切に対応することができる。
交流差動増幅回路80は、電流センサ53の出力電圧と電流センサ55の出力電圧との差分が生じる抵抗81を有し、その抵抗81の電圧を入力コンデンサ82a,82bおよび入力抵抗83a,83bを介して演算増幅器84の反転入力端(−)と非反転入力端(+)に入力し、その非反転入力端(+)に抵抗85を介してオフセット電源86のオフセット電圧を加え、かつ演算増幅器84の出力端と反転入力端(−)との間に帰還抵抗87を接続し、電流センサ53の出力電圧と電流センサ55の出力電圧との差分を高倍率で増幅するもので、その差分に応じたレベルの電圧を演算増幅器84の出力端とグラウンドラインGndとの間に出力する。
交流差動増幅回路80に入力される電流センサ53の出力電圧および電流センサ55の出力電圧は、電流センサ53,55が互いに同じ極性をもって出力ラインL1,L2に配置されているので、電流の値に応じて同方向にレベル変化する。出力ラインL1,L2に地絡が生じていない場合は正側出力ラインL1の電流と負側出力ラインL2の電流が互いに同じ値となるので、図6に示すように、交流差動増幅回路80の出力電圧(演算増幅器84の出力端とグラウンドラインGndとの間の電圧)はほぼ設定値Vbを維持する。
出力ラインL1,L2に地絡が生じた場合は正側出力ラインL1の電流と負側出力ラインL2の電流が互いに異なる値となり、その両電流の差が交流差動増幅回路80により高倍率で増幅され、交流差動増幅回路80の出力電圧が設定値Vbより高い値へ瞬時的に大きく上昇する。この出力がマイクロコンピュータ120に供給される。
交流差動増幅回路90は、電流トランス51に生じる電圧を抵抗91で受けてそれを入力コンデンサ92a,92bおよび入力抵抗93a,93bを介して演算増幅器94の反転入力端(−)と非反転入力端(+)に入力し、その非反転入力端(+)に抵抗95を介してオフセット電源96のオフセット電圧を加え、かつ演算増幅器94の出力端と反転入力端(−)との間に帰還抵抗97を接続し、電流トランス51に生じる電圧を高倍率で増幅して演算増幅器94の出力端とグラウンドラインGndとの間に出力する。
出力ラインL1,L2に地絡が生じていない場合は正側出力ラインL1の電流と負側出力ラインL2の電流が互いに同じ値となるので、交流差動増幅回路80の出力電圧を示す図6と同じく、交流差動増幅回路90の出力電圧(演算増幅器94の出力端とグラウンドラインGndとの間の電圧)はほぼ設定値Vbを維持する。出力ラインL1,L2に地絡が生じた場合は正側出力ラインL1の電流と負側出力ラインL2の電流が互いに異なる値となり、その両電流の差が交流差動増幅回路90により高倍率で増幅され、交流差動増幅回路80の出力電圧が設定値Vbより高い値へ瞬時的に大きく上昇する。この出力がマイクロコンピュータ120に供給される。
交流差動増幅回路100は、電流トランス52に生じる電圧を抵抗101で受けてそれを入力コンデンサ102a,102bおよび入力抵抗103a,103bを介して演算増幅器104の反転入力端(−)と非反転入力端(+)に入力し、その非反転入力端(+)に抵抗105を介してオフセット電源106のオフセット電圧を加え、かつ演算増幅器104の出力端と反転入力端(−)との間に帰還抵抗107を接続したもので、電流トランス52に生じる電圧を高倍率で増幅して演算増幅器104の出力端とグラウンドラインGndとの間に出力する。
出力ラインL1,L2に地絡が生じていない場合は正側出力ラインL1の電流と負側出力ラインL2の電流が互いに同じ値となるので、交流差動増幅回路80の出力電圧を示す図6と同じく、交流差動増幅回路100の出力電圧(演算増幅器104の出力端とグラウンドラインGndとの間の電圧)はほぼ設定値Vbを維持する。出力ラインL1,L2に地絡が生じた場合は正側出力ラインL1の電流と負側出力ラインL2の電流が互いに異なる値となり、その両電流の差が交流差動増幅回路100により高倍率で増幅され、交流差動増幅回路100の出力電圧が設定値Vbより高い値へ瞬時的に大きく上昇する。この出力がマイクロコンピュータ120に供給される。
電圧検出回路110は、正側出力ラインL1と負側出力ラインL2との間に接続された抵抗(第1抵抗)111および抵抗(第2抵抗)112の直列回路、この直列回路の抵抗112に生じる電圧を増幅する演算増幅器たとえばボルテージフォロワ113、および上記抵抗112から負側出力ラインL2にかけての接続ラインに順方向に挿入接続されたダイオード114を有し、出力ラインL1,L2間の電圧の値に応じたレベルの電圧をボルテージフォロワ113の出力端とグラウンドラインGndとの間に出力する。この出力がマイクロコンピュータ120に供給される。
マイクロコンピュータ120は、データバス15のシリアルデータライン(SDA)15aおよびシリアルクロックライン(SCL)15bに接続されるとともに、グラウンドラインGndおよびデータバス15のグラウンド用の信号ライン15gに接続され、電流センサ53,54,55の出力電圧、差動増幅回路70(演算増幅器72の出力端とグラウンドラインGndとの間の電圧)の出力電圧、交流差動増幅回路80の出力電圧(演算増幅器84の出力端とグラウンドラインGndとの間の電圧)、交流差動増幅回路90の出力電圧(演算増幅器94の出力端とグラウンドラインGndとの間の電圧)、交流差動増幅回路100の出力電圧(演算増幅器104の出力端とグラウンドラインGndとの間の電圧)、電圧検出回路110の出力電圧(ボルテージフォロワ113の出力端とグラウンドラインGndとの間の電圧)をそれぞれアナログ/ディジタル(A/D)変換して内部のCPU121に取込む。
発光ダイオード122は、当該ストリングモニタ13の監視結果のうち、異常に関する情報を、当該ストリングモニタ13の配設位置において作業員が一目で判るように報知するためのものである。発光ダイオード123は、当該ストリングモニタ13の監視結果のうち、電流の値に関する情報を、当該ストリングモニタ13の配設位置において作業員が一目で判るように報知するためのものである。
マイクロコンピュータ120のCPU121は、取込んだデータに基づく主要な機能として次の(1)〜(8)の手段を有する。
(1)太陽電池ストリング1の出力電流の値および逆流を差動増幅回路70の出力電圧から検出する電流検出手段。
(2)上記電流検出手段で検出される出力電流の値が予め定められた所定値以上の場合に、太陽電池ストリング1の出力電流が過電流であると判定する判定手段。
(3)上記電流検出手段で検出される出力電流の値が上記所定値未満で且つ上記電流検出手段で検出される出力電流が逆流でない場合にフォトダイオード65a,68aを発光動作させて開閉器12のN型MOSFET61,62をオンし、上記判定手段で過電流が判定された場合はフォトダイオード65aの発光動作を停止してN型MOSFET61をオフし(N型MOSFET62はオンのまま)、上記電流検出手段で逆流が検出された場合はフォトダイオード68aの発光動作を停止してN型MOSFET62をオフ(N型MOSFET61はオンのまま)する制御手段。
(4)電流センサ53,54が正常であるかを電流センサ53の出力電圧と電流センサ54の出力電圧との対比により自己診断する診断手段。
(5)太陽電池ストリング1の出力電圧の値を電圧検出回路110の出力電圧から検出する電圧検出手段。
(6)太陽電池ストリング1の出力ラインL1,L2の地絡を交流差動増幅回路80,90,100の出力から検出する地絡検出手段。
(7)上記電流検出手段の検出結果、上記診断手段の診断結果、上記電圧検出手段の検出結果、および上記地絡検出手段の検出結果を、データバス15、通信マスタユニット14、および通信マスタユニット23を介して外部の監視ユニット40に報知し、かつ発光ダイオード122,123により当該ストリングモニタ13の配設位置において報知する報知手段。
(8)開閉器12のN型MOSFET61,62をデータバス15を通じた通信マスタユニット14からの指示に応じて制御する制御手段。
つぎに、上記のように構成された太陽光発電向けストリングモニタシステムの作用について説明する。
各太陽電池パネル2に太陽光が当たると、太陽電池ストリング1から直流電圧が出力される。この出力が接続箱10に集められてその接続箱10からパワーコンディショナ20に供給される。
各ストリングモニタ13のマイクロコンピュータ120は、電流が順方向に流れている場合、フォトダイオード65a,68aを発光動作させて開閉器12のN型MOSFET61,62をオンする。この場合、図7に実線矢印で示すように、正側出力ラインL1の電流はN型MOSFET61のドレイン・ソース間およびN型MOSFET62のソース・ドレイン間を通って流れる。この場合、電流がN型MOSFET61のドレイン・ソース間およびN型MOSFET62のソース・ドレイン間を通って流れるので、一般的な逆流防止用ダイオードを通って電流が流れる場合に比べ、電流の損失を低減できる。
[過電流]
各ストリングモニタ13のマイクロコンピュータ120は、差動増幅回路70の出力から検出した電流の値と予め定められた所定値とを比較し、検出値が所定値以上の場合は太陽電池ストリング1の出力電流が過電流であると判定する。
この過電流判定時、マイクロコンピュータ120は、フォトダイオード65aの発光動作を停止し(フォトダイオード68aの発光動作は継続)、開閉器12のN型MOSFET61をオフする(N型MOSFET62はオンのまま)。この場合、図7に破線で示すように、正側出力ラインL1の過電流がN型MOSFET61の寄生ダイオード61dによって阻止される。この過電流の阻止により、電気部品の損傷を回避することができる。
検出値が所定値未満に低下すると、マイクロコンピュータ120は、過電流が解消したとの判定の下に、フォトダイオード65aを発光動作させてN型MOSFET61をオンする。このオンにより、図7に実線矢印で示すように、正側出力ラインL1の電流が通常通りN型MOSFET61のドレイン・ソース間およびN型MOSFET62のソース・ドレイン間を通って流れるようになる。
開閉器12として半導体スイッチ素子であるN型MOSFET61,62を用いているので、機械的な接点を用いる場合に比べ、高い信頼性が得られるとともに小型化に貢献できる。
[逆流]
夜間など、太陽光が太陽電池ストリング1に当たらなくなると、太陽電池ストリング1の出力電圧が低下し、パワーコンディショナ20の蓄電ユニット21から太陽電池ストリング1側へ電流が逆流することがある。
各ストリングモニタ13のマイクロコンピュータ120は、差動増幅回路70の出力から逆流を検出した場合、フォトダイオード68aの発光動作を停止し(フォトダイオード65aの発光動作は継続)、開閉器12のN型MOSFET62をオフする(N型MOSFET61はオンのまま)。N型MOSFET62がオフすると、図7に一点鎖線で示すように、正側出力ラインL1における電流の逆流がN型MOSFET62の寄生ダイオード62dによって阻止される。この逆流の阻止により、パワーコンディショナ20における蓄電ユニット21の不要な放電を防ぐことができる。
太陽光が太陽電池ストリング1に当たるようになり、太陽電池ストリング1の出力電圧が上昇して逆流が解消すると、マイクロコンピュータ120は、フォトダイオード68aを発光動作させてN型MOSFET62をオンする。このオンにより、図7に実線矢印で示すように、正側出力ラインL1の電流が通常通りN型MOSFET61のドレイン・ソース間およびN型MOSFET62のソース・ドレイン間を通って流れるようになる。
[自己診断]
各ストリングモニタ13のマイクロコンピュータ120は、電流センサ53,54が正常であるかを電流センサ53の出力電圧と電流センサ54の出力電圧との対比により自己診断する。
太陽電池ストリング1およびその出力ラインL1,L2に異常がなければ、出力ラインL1,L2に流れる電流の値は同じになるはずである。この場合、電流センサ53,54の出力電圧のA/D変換値を足し算すれば、その結果は常にフルスケールとなる。あるいは、電流センサ53,54の出力電圧を中点からディジタル的に足し算または引き算すれば、その結果は常にほぼ同じ値となる。
このような結果が得られるときは、電流センサ53,54が共に正常であると判定する。そのような結果が得られないときは、電流センサ53,54のいずれかが正常に機能していないか、または太陽電池ストリング1や出力ラインL1,L2に異常が生じていると判定する。
仮に、太陽電池ストリング1の出力電流を1つの電流センサで検出する構成を考慮すると、診断を行うためには他の太陽電池ストリング1における電流センサの出力との比較が必要となる。ただし、これでは、比較対象となる太陽電池ストリング1の出力が太陽電池パネル2への汚れの付着や天候悪化の影響で低下している場合に、診断結果に誤りが生じる可能性がある。
本実施形態のように2つの電流センサ53,54を用いて電流を検出する構成であれば、共通の1つの太陽電池ストリング1における両電流センサ53,54が互いに比較の対象となるので、他の太陽電池ストリング1の出力低下などの影響を受けることなく、適正な診断結果を得ることができる。
[地絡]
各ストリングモニタ13のマイクロコンピュータ120は、図6に示すように、交流差動増幅回路80,90,100の出力電圧がそれぞれ設定値Vb付近である場合は出力ラインL1,L2に地絡が発生していないと判定し、交流差動増幅回路80,90,100の出力電圧のいずれかが設定値Vbより高い値に瞬時的に大きく上昇した場合は出力ラインL1,L2のどこかに地絡が発生したと判定する。
電流センサ53,55による地絡検出、電流トランス51による地絡検出、および電流トランス52による地絡検出という合計3つの地絡検出を行うので、出力ラインL1,L2の地絡を広範囲にわたって捕らえることができる。
[電圧検出]
各ストリングモニタ13の電圧検出回路110は、抵抗111,112の直列回路をアッテネータとして用い、例えば1000Vの直流電圧をマイクロコンピュータ120のA/D変換出力5Vに対応させている。とくに、抵抗112から負側出力ラインL2にかけての接続ラインにダイオード114を順方向に挿入接続していることにより、マイクロコンピュータ120およびデータバス15の信号ライン15gが接続されたグラウンドラインGndが負側出力ラインL2から電気的に浮いた状態にある。
太陽電池ストリング1の出力ラインL1,L2は、多数の複数の伝送線路の連結によって形成されている。大規模な太陽光発電向けストリングモニタシステムでは出力ラインL1,L2が長い距離にわたって敷設されるので、使用される伝送線路および連結部材も多くなる。このため、地震による衝撃あるいは連結部材の緩みにより、出力ラインL1,L2のどこかで断線が生じる可能性がある。
正側出力ラインL1が断線した場合はパワーコンディショナ20への電力供給が止まるだけであるが、負側出力ラインL2が断線した場合は注意が必要である。
例えば、図8に示すように、1段目の太陽電池ストリング1の負側出力ラインL2における図示×印の個所に接続器具の緩みなどによる断線が生じた場合、パワーコンディショナ20から1段目の太陽電池ストリング1の負側出力ラインL2を通って太陽電池ストリング1に戻ろうとする電流が、行き場がないため2段目の太陽電池ストリング1の負側出力ラインL2に流れ込む。
仮に、電圧検出回路110にダイオード114がない場合を考慮すると、電圧検出回路110の出力電圧をマイクロコンピュータ120に取込むべく、図9に示すように負側出力ラインL2がグラウンドラインGndに接続される。このような構成において、上記のように断線により行き場がなくなった電流が2段目の太陽電池ストリング1の負側出力ラインL2に流れ込むと、流れ込んだ電流はその2段目の太陽電池ストリング1の負側出力ラインL2からグラウンドラインGndを介してデータバス15のグラウンド用の信号ライン15gに流れ込んでしまう。データバス15の信号ライン15gは流れ込む電流に耐えられるだけの電流容量を有していないため、結果として信号ライン15gが発熱し焼損することがある。こうなると、ストリングモニタ13と通信マスタユニット14との間のデータ送信が不能となる。
本実施形態のように、電圧検出回路110にダイオード114があってグラウンドラインGndが負側出力ラインL2から電気的に浮いた状態にあれば、負側出力ラインL2からグラウンドラインGndへの電流の流れ込みを阻止することができる。これにより、データバス15の信号ライン15gの発熱および焼損を防ぐことができる。
[報知]
各ストリングモニタ13は、電流値の検出結果、過電流の検出結果、逆流の検出結果、自己診断の診断結果、地絡の検出結果、電圧値の検出結果などをデータバス15を通じて通信マスタユニット14に報知する。
通信マスタユニット14は、各ストリングモニタ13の報知を受けてその報知内容をパワーコンディショナ20の通信マスタユニット23に転送する。通信マスタユニット23は、通信マスタユニット14から受けたデータを外部の監視ユニット40に転送する。
また、各ストリングモニタ13は、電流値の検出結果を、発光ダイオード123のオン,オフ動作(点滅動作)によって報知する。具体的には、電流値が小さいほどオン,オフデューティを小さくして発光ダイオード123の点灯期間を短くし、電流値が大きいほどオン,オフデューティを大きくして発光ダイオード123の点灯期間を長くする。
保守点検時など、現場の作業員は、発光ダイオード123の点灯期間の長さから、電流の値を大よそではあるが把握することができる。
さらに、各ストリングモニタ13は、電流値の検出結果、過電流の検出結果、逆流の検出結果、自己診断の診断結果、地絡の検出結果、電圧値の検出結果などに異常がある場合、その異常の旨を発光ダイオード122のオン(発光)によって報知する。異常の内容に応じて発光ダイオード122のオン,オフデューティを変化させてもよい。
なお、発光ダイオード122,123の発光色を互いに異ならせてもよい。発光ダイオード122,123の発光色が互いに異なれば、異常報知と電流値報知の区別が容易となる。
[太陽電池ストリング1の増減]
太陽電池ストリング1が増設された場合、その増加数に対応する個数の新たな安全回路11、開閉器12、ストリングモニタ13が接続箱10において追加的に配線接続されるとともに、追加されたストリングモニタ13のマイクロコンピュータ120がデータ通信用のデータバス15に接続される。
太陽電池ストリング1が減らされた場合には、減らされた太陽電池ストリング1に対応する安全回路11、開閉器12、ストリングモニタ13が除去される。
ストリングモニタ13を太陽電池ストリング1の増加または減少に合せて1個ずつ適宜に配置または除去できるので、従来のように複数の接続端子および検出手段を固定的に持つストリングモニタを採用する場合のように無駄なコスト上昇を生じることなく、複数の太陽電池ストリング1の状態を的確に監視することができる。
このようなストリングモニタ13の追加に伴う新たな接続やストリングモニタ13の除去に伴う切離があっても、データバス15として2線式双方向のシリアルバスいわゆるI2C(登録商標)を用いているので、たとえ当該システムが動作中であっても、その追加接続や切離が他の接続中のストリングモニタ13など他の機器に影響を与えることはない。つまり、当該システムを不要に停止することなく、監視を継続することができる。ひいては、監視システムとしての高い信頼性を確保することができる。
[変形例]
上記実施形態では、正側出力ラインL1に配置した電流センサ(第1電流センサ)53の出力を差動増幅回路70の入力抵抗71a側に入力する構成としたが、負側出力ラインL2に配置した電流センサ(第3電流センサ)55の出力を第1電流センサ53の出力に代えて差動増幅回路70の入力抵抗71a側に入力する構成としてもよい。
このように、電流センサ55を第1電流センサである電流センサ53として兼用することにより、電流センサ53を不要にしてコストの低減を図ることができる。負側の電流を検知する電流センサ55は、正側の電流を検知する電流センサ53の比べ、耐圧性能が低くてすむ。この点でも、コストの低減に貢献できる。
上記実施形態では、電流センサ53,54,55としてホール素子を用いたが、同様の機能を有するものであれば他の素子を用いてもよい。
接続箱10に設ける通信マスタユニット14とパワーコンディショナ20に設ける通信マスタユニット23との間のデータ通信については、信号ライン24によるデータ通信に限らず、無線によるデータ通信を行う構成としてもよい。
パワーコンディショナ20の通信マスタユニット23と外部の監視ユニット40との間のデータ通信については、信号ライン25によるデータ通信に限らず、ネットワークや無線によるデータ通信を行う構成としてもよい。
パワーコンディショナ20では蓄電ユニット21の電圧をそのままインバータ22で交流電圧に変換する構成としたが、蓄電ユニット21の電圧を昇圧回路で昇圧してからインバータ22で交流電圧に変換する構成としてもよい。
その他、上記実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…太陽電池ストリング、2…太陽電池パネル、L1…正側出力ライン、L2…負側出力ライン、11…安全回路、12…開閉器、13…ストリングモニタ、14…通信マスタユニット、15…データバス、15a…シリアルデータライン、15b…シリアルクロックデータライン、15g…信号ライン、20…パワーコンディショナ、21…蓄電ユニット、22…インバータ、23…通信マスタユニット、24,25…データ通信用の信号ライン、30…負荷、40…監視ユニット、51,52…電流トランス、53…電流センサ(第1電流センサ)、54…電流センサ(第2電流センサ)、55…電流センサ(第1・第3電流センサ)、70…差動増幅回路、71a…入力抵抗(第1入力抵抗)、71b…入力抵抗(第2入力抵抗)、72…演算増幅器、74…オフセット電源、Gnd…グラウンドライン、80…交流差動増幅回路、82a,82b…入力コンデンサ、83a,83b…入力抵抗、84…演算増幅器、86…オフセット電源、90…交流差動増幅回路、92a,92b…入力コンデンサ、93a,93b…入力抵抗、94…演算増幅器、96…オフセット電源、100…交流差動増幅回路、102a,102b…入力コンデンサ、103a,103b…入力抵抗、104…演算増幅器、106…オフセット電源、110…電圧検出回路、111…抵抗(第1抵抗)、112…抵抗(第2抵抗)、113…ボルテージフォロワ、114…ダイオード、120…マイクロコンピュータ、121…CPU、122,123…発光ダイオード

Claims (10)

  1. 複数枚の太陽電池パネルを直列に接続してなる太陽電池ストリングを複数備えた太陽光発電システムにおいて、
    前記各太陽電池ストリングの状態を監視しその監視結果をそれぞれ報知するストリングモニタと、
    前記ストリングモニタの追加に伴う同ストリングモニタの接続および前記ストリングモニタの除去に伴う同ストリングモニタの切離が他の機器に影響を与えることなく自在なデータバスと、
    を備えることを特徴とする太陽光発電向けストリングモニタシステム。
  2. 前記ストリングモニタは、前記監視結果を前記データバスを介して外部機器に報知するとともに、前記監視結果を当該ストリングモニタの配設位置において報知する、
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽光発電向けストリングモニタシステム。
  3. 前記ストリングモニタは、
    前記太陽電池ストリングの正側出力ラインに流れる電流の値に応じてレベル変化する電圧を出力する第1電流センサと、
    前記太陽電池ストリングの負側出力ラインに流れる電流の値に応じて前記第1電流センサの出力電圧とは逆方向にレベル変化する電圧を出力する第2電流センサと、
    前記第1電流センサの出力電圧と前記第2電流センサの出力電圧との差に応じたレベルの電圧を出力する差動増幅回路と、
    前記太陽電池ストリングの出力電流の値および逆流を前記差動増幅回路の出力電圧から検出する電流検出手段と、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽光発電向けストリングモニタシステム。
  4. 前記ストリングモニタは、
    前記太陽電池ストリングの負側出力ラインに流れる電流の値に応じてレベル変化する電圧を出力する第1電流センサと、
    前記太陽電池ストリングの負側出力ラインに流れる電流の値に応じて前記第1電流センサの出力電圧とは逆方向にレベル変化する電圧を出力する第2電流センサと、
    前記第1電流センサの出力電圧と前記第2電流センサの出力電圧との差に応じたレベルの電圧を出力する差動増幅回路と、
    前記太陽電池ストリングの出力電流の値および逆流を前記差動増幅回路の出力電圧から検出する電流検出手段と、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽光発電向けストリングモニタシステム。
  5. 前記太陽電池ストリングの正側出力ラインにドレイン・ソース間が挿入接続された第1N型MOSFETと、
    前記太陽電池ストリングの正側出力ラインにおける前記第1N型MOSFETよりも下流側の位置にソース・ドレイン間が挿入接続された第2N型MOSFETと、
    前記電流検出手段で検出される出力電流の値が所定値未満で且つ前記電流検出手段で検出される出力電流が逆流でない場合に前記第1N型MOSFETおよび前記第2N型MOSFETをオンし、前記電流検出手段で検出される出力電流の値が所定値以上の過電流である場合は前記第1N型MOSFETをオフし、前記電流検出手段で検出される出力電流が逆流である場合は前記第2N型MOSFETをオフする制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3または請求項4記載の太陽光発電向けストリングモニタシステム。
  6. 前記差動増幅回路は、演算増幅器、この演算増幅器の反転入力端および非反転入力端に接続された第1および第2入力抵抗、前記演算増幅器の非反転入力端にオフセット電圧を加えるオフセット電源、前記演算増幅器の出力端と反転入力端との間に接続された帰還抵抗を含み、前記第1電流センサの出力電圧と前記第2電流センサの出力電圧との差に応じたレベルの電圧を出力する、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の太陽光発電向けストリングモニタシステム。
  7. 前記ストリングモニタは、
    前記第1電流センサおよび前記第2電流センサが正常であるかをその第1電流センサの出力電圧と第2電流センサの出力電圧との対比により自己診断する診断手段、
    をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の太陽光発電向けストリングモニタシステム。
  8. 前記ストリングモニタは、
    前記太陽電池ストリングの正側出力ラインと負側出力ラインとの間に接続された第1抵抗および第2抵抗の直列回路、この直列回路における第2抵抗から前記負側出力ラインにかけて順方向に設けられたダイオード、および前記第2抵抗に生じる電圧を増幅する演算増幅器を有し、前記正側出力ラインと前記負側出力ラインとの間の電圧の値に応じたレベルの電圧を出力する電圧検出回路、
    をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の太陽光発電向けストリングモニタシステム。
  9. 前記ストリングモニタは、
    前記太陽電池ストリングの負側出力ライン流れる電流の値に応じて前記第1電流センサの出力電圧と同方向にレベル変化する電圧を出力する第3電流センサと、
    前記第1電流センサの出力電圧と前記第3電流センサの出力電圧との差分を増幅する交流差動増幅回路と、
    前記太陽電池ストリングの出力ラインの地絡を前記交流差動増幅回路の出力から検出する地絡検出手段と、
    をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の太陽光発電向けストリングモニタシステム。
  10. 前記ストリングモニタは、
    前記太陽電池ストリングの出力ラインに設けた電流トランスと、
    前記電流トランスに生じる電圧を増幅する交流差動増幅回路と、
    前記太陽電池ストリングの出力ラインの地絡を前記交流差動増幅回路の出力から検出する地絡検出手段と、
    をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の太陽光発電向けストリングモニタシステム。
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