JP6140357B2 - 近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法および対応する装置 - Google Patents

近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法および対応する装置 Download PDF

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Description

本発明は通信技術の分野に関し、特に、近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法および対応する装置に関する。
近距離無線通信(NFC、Near Field Communication)は短距離無線接続技術である。無線自動識別(RFID、Radio Frequency Identification)技術に基づき、電磁誘導を利用して、電子デバイス間の短距離の通信を実現する。ユーザーがタップ(Tap)またはデバイスを近付けるだけで、直感的でセキュアな非接触式の情報交換や、支払取引等を実現することができる。
ポイントツーポイント(P2P)動作モードは、NFC規格に定義される主要な双方向インタラクションプロトコルである。該動作モードのインタラクションプロセスにおいて、2つのNFC端末間でデータリンク層のリンクを確立するのに用いられる主要プロトコルは、論理リンク制御プロトコル(Logical Link Control Protocol,LLCP)である。NFC規格の発展に伴い、現在、分業方式が提案されている。分業方式では、NFCコントローラ(NF Ccontroller,NFCC)が完全にLLCPプロトコルの動作を担当し、デバイスホスト(Device Host,DH)が完全にLLCPにおけるアプリケーション層データのインタラクションを担当する。DHがNFCCを構成する方法も、NCI仕様に具体的に定義されている。
2つのNFC端末に関して、該2つのNFC端末がマッチするキャリアを有する(すなわち、該2つのNFC端末が、同時に同じタイプのキャリア(例えばBluetoothまたはWi−Fi)を少なくとも1つサポートする)場合、単純なタップを用いて、該2つのNFC端末は、P2P動作モードのNFC通信により、Bluetoothおよび/またはWi−Fi接続構成情報を交換することができる。それにより、端末間でBluetoothまたはWi−Fi接続を素早く確立することができる。このように、NFC通信により接続構成情報を交換し、第2のタイプの接続(例えばBluetooth接続またはWi−Fi接続)を素早く確立する技術が、NFC接続ハンドオーバー技術である。更に、2つのNFC端末が接続ハンドオーバーを実施する際に、互いに直接タップするか互いに近接すると都合が悪い場合、NFCフォーラムはConnection Handover 1.3草案において、モバイルNFC端末(例えば携帯電話やタブレットコンピューター)がハンドオーバー媒体として機能して、2つの端末が接続ハンドオーバーを実施してBluetoothまたはWi−Fi接続を確立するのを補助する方法を提案している。
従来技術では、Connection Handover 1.3草案に従って、2つのNFC端末に関して、一方の端末(接続ハンドオーバーリクエスタまたはハンドオーバー媒体として機能する)が他方の端末に対してNFC通信を開始して、接続ハンドオーバーを要求するとき、他方の端末が該一方の端末のキャリアにマッチするキャリアを有さない場合、或いはどのキャリアもサポートしていない場合を除いて、他方の端末は、対応する(すなわち、マッチするまたはサポート可能な)キャリア接続構成情報を該一方の端末にフィードバックし、それにより、Bluetoothおよび/またはWi−Fiモジュールが接続を確立する処理プロセスをトリガする。
従来技術には以下のような問題がある。他方の端末が接続の確立に利用可能な接続リソースをもはや有さない場合でも、他方の端末は更に該他方の端末の接続構成情報を該一方の端末にフィードバックし、無線接続の確立を試みるようにBluetoothおよび/またはWi−Fiモジュールをトリガする(この場合、Bluetoothおよび/またはWi−Fiモジュールがトリガされても、2つの端末は首尾よく接続を確立することができない)。結果として、通信効率が低下し、接続ハンドオーバーセレクタが接続ハンドオーバーセレクタの接続構成情報をフィードバックするときに、接続の確立に利用可能な接続リソースが存在することを保証することができず、ユーザーエクスペリエンスが悪い。
本発明の実施形態によって解決される技術的課題は、近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法および対応する装置を提供し、それにより、従来技術における技術的問題、すなわち、接続ハンドオーバーセレクタが接続ハンドオーバーセレクタの接続構成情報をフィードバックするときに、接続の確立に利用可能な接続リソースが存在することを保証することができず、通信効率が低く、ユーザーエクスペリエンスが悪いことを解決することである。これらの問題の原因は、NFC端末が、該NFC端末の接続構成情報を別の端末にフィードバックするか否かを適切に制御できないことである。
上記の技術的課題を解決するために、第1の態様によれば、近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法が提供される。本方法は、
第0の端末が、前記第0の端末のアイドル接続リソース情報を取得するステップと、
第1の端末によって送信される要求メッセージを受信するステップであって、前記要求メッセージは接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることを前記第0の端末に通知するのに用いられる、ステップと、
前記要求メッセージに従って、以下の第1の判定が実行される必要があると決定するステップと、
前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報に従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定し、有する場合は、前記第0の端末の接続構成情報を前記第1の端末にフィードバックするために前記第1の端末に応答メッセージを送信し、有さない場合は、前記第1の端末に対する前記第0の端末の接続構成情報のフィードバックを省略するステップと、
を有する。
第1の態様の第1の実現可能な実施方式として、前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報は、アイドルBluetooth接続リソースの数および/またはアイドルWi−Fi接続リソースの数を含む。
第1の態様の第2の実現可能な実施方式として、前記第1の端末がハンドオーバー媒体である場合、
第1の端末によって送信される要求メッセージを受信する前記ステップは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第1の接続ハンドオーバー要求を受信し、それにより、前記第1の判定が実行される必要があると決定するステップを有し、前記第1の端末に応答メッセージを送信する前記ステップは、前記第0の端末の前記接続構成情報を含む第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信するステップを有し、前記第0の端末の前記接続構成情報は、前記第0の端末のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含む。
第1の態様の第3の実現可能な実施方式として、前記第1の端末がハンドオーバー媒体である場合、
第1の端末によって送信される要求メッセージを受信する前記ステップは、デバイス有効化要求の開始に用いられる第1のデバイス有効化要求を受信するステップを有し、前記第1のデバイス有効化要求は、前記第0の端末が第1のアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定し、それにより、前記第1の判定が実行される必要があると決定できるように、前記第1のアクション識別子を伴い、また、前記第1の端末に応答メッセージを送信する前記ステップは、前記第1の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ前記接続ハンドオーバープロセス中に前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第1の端末にフィードバックするために、第1のデバイス有効化応答を送信するステップを有し、前記第0の端末の前記接続構成情報は、前記第0の端末のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含む。
第1の態様第2の実現可能な実施方式に関して、第1の態様の第4の実現可能な実施方式が更に提供される。第4の実現可能な実施方式では、
前記第1の接続ハンドオーバー要求は、前記第1の端末の識別に用いられる第1の識別子を伴い、前記第1の端末は特に、前記第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成されるハンドオーバー媒体であり、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有すると判定された場合、本方法は更に、前記第0の端末が、前記第2の端末のために接続リソースを予約して、前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報を更新するステップを有し、第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信する前記ステップおよび前記第2の端末のために接続リソースを予約する前記ステップの後、前記第0の端末と前記第2の端末との間で接続が確立される前、前記方法は更に、第3の端末によって送信される第2の接続ハンドオーバー要求を受信するステップであって、前記第2の接続ハンドオーバー要求は前記第3の端末の識別に用いられる第2の識別子を伴うステップと、前記第2の識別子および前記第1の識別子に従って、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末であるか否かを判定して、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定するステップと、を有する。
第1の態様の第4の実現可能な実施方式に関して、第1の態様の第5の実現可能な実施方式が更に提供される。第5の実現可能な実施方式では、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定する前記ステップは、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末である場合、第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送信するステップであって、前記第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含む、ステップと、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末でない場合、前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定するステップと、を有する。
第1の態様第5の実現可能な実施方式に関して、第1の態様の第6の実現可能な実施方式が更に提供される。第6の実現可能な実施方式では、前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定する前記ステップは、
前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後の前記アイドル接続リソースに従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを決定し、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合において、前記第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタであるとき、第1の接続ハンドオーバー選択メッセージを前記第3の端末に送信して、前記第0の端末の接続リソースが制限されることを示し、前記第3の端末がハンドオーバー媒体であるとき、メッセージヘッダおよびメッセージトレーラのみを含む第3の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送信するステップと、
前記第0の端末がアイドル接続リソースを有する場合において、前記第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタであるとき、第2の接続ハンドオーバー選択メッセージを前記第3の端末に送信し、前記第2の接続ハンドオーバー選択メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含み、前記第3の端末がハンドオーバー媒体であるとき、第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送り、前記第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含む、ステップと、
を有する。
第1の態様の第6の実現可能な実施方式に関して、第1の態様の第7の実現可能な実施方式が更に提供される。第7の実現可能な実施方式では、前記第1の接続ハンドオーバー選択メッセージは、前記第0の端末の接続リソースが制限されることを示すのに用いられるエラーコードと、原因値とを含む。
第1の態様の第3の実現可能な実施方式に関して、第1の態様の第8の実現可能な実施方式が更に提供される。第8の実現可能な実施方式では、前記第1のデバイス有効化要求は、前記第1の端末の識別に用いられる第3の識別子を更に伴う。前記第1の端末は特に、前記第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成されるハンドオーバー媒体である。前記第0の端末がアイドル接続リソースを有すると判定された場合、本方法は更に、前記第0の端末が、前記第2の端末のために接続リソースを予約して、前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報を更新するステップを有する。第1のデバイス有効化応答を送信する前記ステップおよび前記第2の端末のために接続リソースを予約する前記ステップの後、前記第0の端末と前記第2の端末との間で接続が確立される前、本方法は更に、
第3の端末によって送信される第2のデバイス有効化要求を受信するステップであって、前記第2のデバイス有効化要求は第2のアクション識別子および第4の識別子を伴い前記第4の識別子は前記第3の端末の識別に用いられる、ステップと、前記第2のアクション識別子に従って、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定するステップと、前記第4の識別子および前記第3の識別子に従って、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末であるか否かを判定して、第2のデバイス有効化応答を前記第3の端末に送信するか否かを決定するステップと、
を有する。
第1の態様の第8の実現可能な実施方式に関して、第1の態様の第9の実現可能な実施方式が更に提供される。第9の実現可能な実施方式では、
前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報に従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定する前記ステップは、前記第0の端末の近距離無線通信コントローラ(NFCC)が、デバイスホスト(DH)によって前記第0の端末の前記NFCCに構成された前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報に従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定するステップを有する。前記第1の端末は、前記第1の端末の前記NFCCを用いて前記第1のデバイス有効化要求を送信するために、DHを用いて、前記第1の端末のNFCCに前記第1のアクション識別子および前記第3の識別子を構成する。前記第2のデバイス有効化要求の前記第2のアクション識別子および前記第4の識別子は、前記第3の端末によって、DHを用いて前記第3の端末のNFCCに構成され、前記第3の端末の前記NFCCが前記第2のデバイス有効化要求を送信する。
第1の態様の第8または第9の実現可能な実施方式に関して、第1の態様の第10の実現可能な実施方式が更に提供される。第10の実現可能な実施方式では、第2のデバイス有効化応答を前記第3の端末に送信するか否かを決定する前記ステップは、
前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末である場合、前記第3の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ前記接続ハンドオーバープロセス中に前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするために、前記第2のデバイス有効化応答を送信するステップと、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末でない場合、前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って判定を実行して、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを決定し、有する場合は、前記第3の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ前記接続ハンドオーバープロセス中に前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするために、前記第2のデバイス有効化応答を送信し、有さない場合は前記第2のデバイス有効化応答の送信をスキップするステップと、
を有する。
第1の態様の第6、第7または第10の実現可能な実施方式に関して、第1の態様の第11の実現可能な実施方式が更に提供される。第11の実現可能な実施方式では、前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って決定を実行することにより、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有すると決定された場合、本方法は更に、前記第3の端末のために接続リソースを予約するステップを有する。
第1の態様または第1の態様の第1の実現可能な実施方式に関して、第1の態様の第12の実現可能な実施方式が更に提供される。第12の実現可能な実施方式では、前記第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合、
前記要求メッセージは接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第3の接続ハンドオーバー要求であり、前記応答メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含む第3の接続ハンドオーバー選択メッセージであり、または、
前記要求メッセージは、前記第0の端末が第3のアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定できるように、前記第3のアクション識別子を伴う第3のデバイス有効化要求であり、前記第3のアクション識別子は、前記第1の端末の前記NFCCを用いて前記第3のデバイス有効化要求を送信できるように、前記第1の端末によって、DHを用いて前記第1の端末のNFCCに構成され、前記第1の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ前記接続ハンドオーバープロセス中に前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第1の端末にフィードバックするために、前記応答メッセージは第3のデバイス有効化応答であり、前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報に従って前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定する前記ステップは、前記第0の端末のNFCCが、DHによって前記第0の端末の前記NFCCに構成された前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報に従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定するステップを有する。
第2の態様によれば、近距離無線通信のための接続ハンドオーバー装置が提供される。本装置は、
第0の端末のアイドル接続リソース情報を取得するように構成される取得ユニットと、
第1の端末によって送信される要求メッセージを受信するように構成される第1の受信ユニットであって、前記要求メッセージは接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることを前記第0の端末に通知するのに用いられる、第1の受信ユニットと、
前記要求メッセージに従って、第1の判定ユニットがトリガされる必要があると決定するように構成される第1の決定ユニットと、
前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報に従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定し、有する場合は、第1の送信ユニットをトリガするように構成される前記第1の判定ユニットであって、有さない場合は、前記接続ハンドオーバー装置は前記第0の端末の接続構成情報を前記第1の端末にフィードバックしない、前記第1の判定ユニットと、
前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第1の端末にフィードバックするために、応答メッセージを前記第1の端末に送信するように構成される前記第1の送信ユニットと、
を備える。
第2の態様の第1の実現可能な実施方式として、前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報は、アイドルBluetooth接続リソースの数および/またはアイドルWi−Fi接続リソースの数を含む。
第2の態様の第2の実現可能な実施方式として、
前記第1の受信ユニットは特に、前記第1の端末がハンドオーバー媒体であるときは、前記第1の端末によって送信され接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第1の接続ハンドオーバー要求を受信するように構成され、前記第1の送信ユニットは特に、前記第1の端末がハンドオーバー媒体であるときは、前記第0の端末の前記接続構成情報を含む第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第1の端末に送信するように構成され、前記第0の端末の前記接続構成情報は、前記第0の端末のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含む。
第2の態様の第3の実現可能な実施方式として、前記第1の端末がハンドオーバー媒体であるときは、
前記第1の受信ユニットは特に、前記第1の端末がハンドオーバー媒体であるときは、前記第1の端末によって送信されデバイス有効化要求の開始に用いられる第1のデバイス有効化要求を受信するように構成され、前記第1のデバイス有効化要求は第1のアクション識別子を伴う。前記第1の決定ユニットは特に、前記第1の端末がハンドオーバー媒体であるときは、前記第1のアクション識別子に従って、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定し、前記第1の判定ユニットをトリガするように構成される。前記第1の送信ユニットは特に、前記第1の端末がハンドオーバー媒体であるときは、前記第1の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ前記接続ハンドオーバープロセス中に前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第1の端末にフィードバックするために、第1のデバイス有効化応答を前記第1の端末に送信するように構成され、前記第0の端末の前記接続構成情報は、前記第0の端末のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含む。
第2の態様の第2の実現可能な実施方式に関して、第2の態様の第4の実現可能な実施方式が更に提供される。第4の実現可能な実施方式では、前記第1の接続ハンドオーバー要求は、前記第1の端末の識別に用いられる第1の識別子を伴う。本装置は更に、
前記第1の端末が前記第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成されるハンドオーバー媒体である場合において、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有すると前記第1の判定ユニットが判定したとき、前記第2の端末のために接続リソースを予約して、前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報を更新するように構成される第1の処理ユニットと、前記装置が前記第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信し前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後、前記第0の端末と前記第2の端末との間で接続が確立される前に、第3の端末によって送信される第2の接続ハンドオーバー要求を受信するように構成される第2の受信ユニットであって、前記第2の接続ハンドオーバー要求は前記第3の端末の識別に用いられる第2の識別子を伴う、第2の受信ユニットと、前記第2の接続ハンドオーバー要求に従って、第2の処理ユニットをトリガすると決定するように構成される第2の決定ユニットと、前記第2の識別子および前記第1の識別子に従って、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末であるか否かを判定して、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定するように構成される前記第2の処理ユニットと、を備える。
第2の態様の第4の実現可能な実施方式に関して、第2の態様の第5の実現可能な実施方式が更に提供される。前記第2の処理ユニットは、
前記第2の識別子および前記第1の識別子に従って、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末であるか否かを判定し、同じであると判定した場合に第1の送信モジュールをトリガし、同じでないと判定した場合に第1の処理モジュールをトリガするように構成される第1の判定モジュールと、第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送信するように構成される前記第1の送信モジュールであって、前記第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含む前記第1の送信モジュールと、前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定するように構成される前記第1の処理モジュールと、を有する。
第2の態様の第5の実現可能な実施方式に関して、第2の態様の第6の実現可能な実施方式が更に提供される。前記第1の処理モジュールは、
前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後の前記アイドル接続リソースに従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定し、アイドル接続リソースがないと判定された場合に第1の送信サブモジュールをトリガし、アイドル接続リソースがあると判定された場合に第2の送信サブモジュールをトリガするように構成される第1の判定サブモジュールと、前記第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合に、第1の接続ハンドオーバー選択メッセージを前記第3の端末に送信して、前記第0の端末の接続リソースが制限されることを示し、前記第3の端末がハンドオーバー媒体である場合に、メッセージヘッダおよびメッセージトレーラのみを含む第3の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送信するように構成される前記第1の送信サブモジュールと、前記第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合に、第2の接続ハンドオーバー選択メッセージを前記第3の端末に送信するように構成され、前記第2の接続ハンドオーバー選択メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含み、また、前記第3の端末がハンドオーバー媒体である場合に、第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送信するように構成され、前記第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含む、前記第2の送信サブモジュールと、を有する。
第2の態様の第6の実現可能な実施方式に関して、第2の態様の第7の実現可能な実施方式が更に提供される。第7の実現可能な実施方式では、第1の接続ハンドオーバー選択メッセージは、前記第0の端末の接続リソースが制限されることを示すのに用いられるエラーコードと、原因値とを含む。
第2の態様の第3の実現可能な実施方式に関して、第2の態様の第8の実現可能な実施方式が更に提供される。第8の実現可能な実施方式では、前記取得ユニットは、前記第1の判定ユニットが前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報に従って前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定できるように、前記第0の端末のデバイスホスト(DH)を用いて、前記第0の端末の近距離無線通信コントローラ(NFCC)に前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報を構成するように構成される第1の構成モジュール、を有する。
第2の態様の第3または第8の実現可能な実施方式に関して、第2の態様の第9の実現可能な実施方式が更に提供される。第9の実現可能な実施方式では、前記第1のデバイス有効化要求は更に、前記第1の端末の識別に用いられる第3の識別子を伴う。本装置は更に、
前記第1の端末が前記第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成されるハンドオーバー媒体である場合において、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有すると前記第1の判定ユニットが判定したとき、前記第2の端末のために接続リソースを予約して、前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報を更新するように構成される第3の処理ユニットと、前記装置が前記第1のデバイス有効化応答を送信し前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後、前記第0の端末と前記第2の端末との間で接続が確立される前に、第3の端末によって送信される第2のデバイス有効化要求を受信するように構成される第3の受信ユニットであって、前記第2のデバイス有効化要求は第2のアクション識別子および第4の識別子を伴い、前記第4の識別子は前記第3の端末の識別に用いられる、第3の受信ユニットと、前記第2のアクション識別子に従って、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定して、第4の処理ユニットをトリガするように構成される第3の決定ユニットと、前記第4の識別子および前記第3の識別子に従って、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末であるか否かを判定して、第2のデバイス有効化応答を前記第3の端末に送信するか否かを決定するように構成される前記第4の処理ユニットと、を備える。
第2の態様の第9の実現可能な実施方式に関して、第2の態様の第10の実現可能な実施方式が更に提供される。前記第4の処理ユニットは、
前記第4の識別子および前記第3の識別子に従って、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末であるか否かを判定し、同じ端末であると判定した場合に第2の送信モジュールをトリガし、同じ端末でないと判定した場合に第3の判定モジュールをトリガするように構成される第2の判定モジュールと、前記第3の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、前記接続ハンドオーバープロセス中に前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするために、前記第2のデバイス有効化応答を送信するように構成される前記第2の送信モジュールと、前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って判定を実行して、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを決定し、有する場合は前記第2の送信モジュールをトリガし、有さない場合は前記第2の送信モジュールのトリガをスキップするように構成される前記第3の判定モジュールと、
を有する。
第2の態様の第6、第7または第10の実現可能な実施方式に関して、第2の態様の第11の実現可能な実施方式が更に提供される。第11の実現可能な実施方式では、本装置は更に、前記第3の端末のために接続リソースを予約するように構成される第5の処理ユニットを備える。
第2の態様または第2の態様の第1の実現可能な実施方式に関して、第2の態様の第12の実現可能な実施方式が更に提供される。第12の実現可能な実施方式では、
前記第1の受信ユニットは特に、前記第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合、前記第1の端末によって送信され接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第3の接続ハンドオーバー要求を受信するように構成され、前記第1の送信ユニットは特に、前記第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合、前記第0の端末の前記接続構成情報を含む第3の接続ハンドオーバー選択メッセージを前記第1の端末に送信するように構成される。または、
前記取得ユニットは、前記第1の判定ユニットが前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定できるように、前記第0の端末のDHを用いて、前記第0の端末のNFCCに前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報を構成するように構成される第2の構成モジュールを有する。前記第1の受信ユニットは特に、前記第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合、前記第1の決定ユニットが第3のアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定できるように、前記第1の端末によって送信され第3のアクション識別子を伴う第3のデバイス有効化要求を受信するように構成される。前記第1の送信ユニットは特に、前記第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合、前記第1の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、前記接続ハンドオーバープロセス中に前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第1の端末にフィードバックするために、第3のデバイス有効化応答を前記第1の端末に送信するより、ように構成される。
第3の態様によれば、近距離無線通信のための接続ハンドオーバー装置が提供される。本装置は、
要求メッセージを第0の端末に送信するように構成される送信ユニットであって、前記要求メッセージは接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることを前記第0の端末に通知するのに用いられ、前記要求メッセージは端末識別子を伴い、前記端末識別子は、前記第0の端末が前記端末識別子に従って前記要求メッセージの送信元を識別できるように、前記要求メッセージの送信元の識別に用いられる、送信ユニット、
を備える。
第3の態様の第1の実現可能な実施方式として、前記要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる接続ハンドオーバー要求であるか、または、前記要求メッセージは、前記第0の端末がアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定できるように、前記アクション識別子を伴うデバイス有効化要求である。
第3の態様の第1の実現可能な実施方式に関して、第3の態様の第2の実現可能な実施方式が更に提供される。第2の実現可能な実施方式では、本装置は更に、前記送信ユニットが前記デバイス有効化要求を送信できるように、DHを用いてNFCCに前記端末識別子および前記アクション識別子を構成するように構成される構成ユニット、を備える。
第3の態様の第1または第2の実現可能な実施方式に関して、第3の態様の第3の実現可能な実施方式が更に提供される。第3の実現可能な実施方式では、本装置は更に、前記第0の端末が前記要求メッセージを受信した後、前記第0の端末によって送信された応答メッセージを受信するように構成される受信ユニット、を備える。前記要求メッセージが前記接続ハンドオーバー要求である場合において、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するとき、前記応答メッセージは前記第0の端末の接続構成情報を含み(例えば前記応答メッセージは、接続リソースが制限されることを示すのに用いられるエラーコードと、原因値とを含む第1の接続ハンドオーバー選択メッセージであってよく、或いは、メッセージヘッダおよびメッセージトレーラのみを含む第3の接続ハンドオーバー媒体メッセージであってもよい)、有さないとき、前記応答メッセージは前記第0の端末の接続構成情報を含まない。前記要求メッセージが前記デバイス有効化要求である場合において、前記第0の端末がアイドル接続リソースであるとき、前記応答メッセージはデバイス有効化応答である。
本発明の実施形態の実施には、以下のような有益な効果がある。
1)第0の端末が、第0の端末のアイドル接続リソースに従って、第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするか否かを判定し、それにより、第0の端末が第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックしたときに、第0の端末がアイドル接続リソースを有することが保証される。第1の端末の要求メッセージを受信する前に第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合において、第0の端末は、現在の第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックしないことを直接決定してよく、それにより、第0の端末のBluetoothモジュールおよび/またはWi−Fiモジュールによって接続の確立を試みる処理はトリガされず、通信効率が改善される。
2)接続リソースを予約する工程を実行することにより、第0の端末が第1の端末との(または、第1の端末の補助を利用して第2の端末との)接続を首尾よく確立できることが保証される。例えば、第0の端末がアイドル接続リソースを1つしか有さない場合、第0の端末が第1の端末の補助を用いて第2の端末と接続を確立する前に、その唯一のアイドル接続リソースが第2の端末のために予約される。よって、別の端末がその唯一のアイドル接続リソースを占有すること防止することができる。
3)NFC通信において、第0の端末は、第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、接続ハンドオーバープロセスを実行するか否かを直接決定する。例えば、第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合、第0の端末は、第1の端末または第3の端末によって送信されたデバイス有効化要求に応答しないことを直接決定してよく、それにより、LLCP有効化やデータ交換等の後続のプロセスは実行されず、すなわち、NFC通信手続きが予め終了する。したがって、接続構成情報はフィードバックされず、例えば第0の端末のBluetoothモジュールおよび/またはWi−Fiモジュールが接続の確立を試みる等のプロセスが回避される。よって、通信時間が大幅に節約され、通信効率が改善される。
4)ユーザーエクスペリエンスが改善される。
本発明の実施形態または従来技術の技術的構成をより明確に説明するために、以下、実施形態または従来技術の説明に必要な添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明において添付の図面は本発明のいくつかの実施形態を示すに過ぎず、当該技術分野の当業者であれば、創意工夫なく、これらの添付の図面から更に別の図面を導き出せるであろう。
本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係る接続ハンドオーバー要求メッセージの形式の概略図である。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係る接続ハンドオーバー装置の概略構造図である。 本発明の実施形態に係る接続ハンドオーバー装置の概略構造図である。 本発明の実施形態に係る接続ハンドオーバー装置の概略構造図である。 本発明の実施形態に係るNFC端末の概略構造図である。 本発明の実施形態に係るNFC端末の概略構造図である。 本発明の実施形態に係る接続ハンドオーバー装置の概略構造図である。 本発明の実施形態に係るNFC端末の概略構造図である。
最初に、本発明で用いられる技術用語の一部を以下に説明する。
NFC動作モード:カード・エミュレーション・モード(NFC端末がNFC規格を満たすカードを模倣し、別のNFC読取装置によって読み取られる)、ポイントツーポイント・モード(NFC規格が満たされた場合に、2つのピアNFC装置が双方向の情報インタラクションを実行する)およびカード・リーダー・モード(NFC端末がカードリーダーとして機能して、NFC規格を満たす別のカードの情報を読み取る)。
NFC接続ハンドオーバー(NFC Connection Handover):NFCに基づくアプリケーション技術。NFCをサポートし且つBluetoothおよび/またはWi−Fiをサポートする端末に対して、NFCを利用して、デバイスのBluetoothおよび/またはWi−Fiの接続構成情報を交換して、端末間のBluetooth接続またはWi−Fi接続を素早く確立することができる。NFCを用いて構成情報を交換し第2のタイプの接続を確立するこのような技術を、NFC接続ハンドオーバーという。
接続ハンドオーバーリクエスタ(Handover Requester):NFC接続ハンドオーバーを開始する端末。接続ハンドオーバーの手続きにおいて、接続ハンドオーバーリクエスタは、ピアエンドが選択を行い接続を確立できるように、接続ハンドオーバーリクエスタのBluetoothおよび/またはWi−Fi接続構成情報を能動的にピアエンドに送信する。
接続ハンドオーバーセレクタ(Handover Selector):接続ハンドオーバーを受ける端末。接続ハンドオーバーの手続きにおいて、接続ハンドオーバーリクエスタによって送信された接続構成情報を受信した後、接続ハンドオーバーセレクタは、1つの接続方式を選択し接続を確立することができ、或いは、接続ハンドオーバーセレクタによってサポートされる接続構成情報を応答として接続ハンドオーバーリクエスタに送信することができる。
オルタナティブ・キャリア(Alternative Carrier):接続ハンドオーバーリクエスタと接続ハンドオーバーセレクタとのデータ交換を実行する際に利用可能な無線通信技術。
NFCデータ交換形式記録(NFC Data Exchange Format record,NDEF record):タイプ、特定の長さおよび1つの任意の識別子記述子によって記述されるロードを含む。
デバイスホスト(Device Host,DH):NFC装置および周辺機器の実行環境の管理を担当する。管理には、NFCコントローラ周辺機器の管理、例えば、初期化、構成、電力管理が含まれる。NFC機能をもつ携帯電話を例にとると、DHは携帯電話のCPUを意味し、NFC端末からの電力供給を必要とする。
NFCコントローラ(NFC controller,NFCC):NFC無線周波数インターフェースにおけるデータの伝送を担当する論理実体NFC機能をもつ携帯電話を例にとると、NFCCは携帯電話上のNFCチップを意味する。本発明におけるNFCCは、パッシブ通信モードでPOS装置により供給される電力を得ることで動作してよい。
NFC制御インターフェース(NFC controller Interface,NCI):DHとNFCCとの間の論理インターフェース。NCIは、NFCCを構成するための様々なインターフェースをDHに提供する。
論理リンク制御プロトコル(Logical Link Control Protocol,LLCP):2つのNFC端末がポイントツーポイント・モードで動作する場合、該プロトコルは、データリンクの確立、有効化、無効化、管理等の動作を提供し、また、アプリケーション層におけるデータ伝送のサポートを提供する。
以下、本発明の実施形態の添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態の技術的構成を明確かつ完全に説明する。当然ながら、説明される実施形態は本発明の実施形態の一部に過ぎず、全部ではない。当該技術分野の当業者が本発明の実施形態に基づいて創意工夫なく得た他の実施形態は全て、本発明の保護範囲に包含されるものとする。
図1は、本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。図1を参照して、本方法は以下のステップを有する。
100:第0の端末が、第0の端末のアイドル接続リソース情報を取得する。
任意に、第0の端末のアイドル接続リソース情報は、第0の端末の未使用および未予約の接続リソースについての情報を含む。
例示的に、第0の端末のNFCチップが、第0の端末のアイドル接続リソース情報(すなわち第1の第0の端末の未使用の接続リソースについての情報であり、この場合、接続リソースを予約する工程が実行されていないので、アイドル接続リソースが未使用の接続リソースである)をBluetoothモジュールおよび/またはWi−Fiモジュールから取得する。
任意に、第0の端末のアイドル接続リソース情報は、アイドルBluetooth接続リソースの数および/またはアイドルWi−Fi接続リソースの数を含む。
102:第1の端末によって送信される要求メッセージを受信する。要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることを第0の端末に通知するのに用いられる。第1の端末は、接続ハンドオーバーリクエスタまたはハンドオーバー媒体として機能してよい。当該技術分野の当業者であれば、要求メッセージのキャリアの内容に従って、第0の端末が第1の端末の身分を決定してよく、本発明はこれに限定されないことが理解できるであろう。
104:要求メッセージに従って、以下の第1の判定が実行される必要があると決定する。
第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定する。有すると判定された場合、第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするために、第1の端末に応答メッセージを送信する。有さないと判定された場合、第1の端末に対する第0の端末の接続構成情報のフィードバックを省略する。任意に、第0の端末の接続構成情報は、第0の端末のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含む。
任意に、第1の端末がハンドオーバー媒体である場合、要求メッセージは接続ハンドオーバー要求であり、応答メッセージは第0の端末の接続構成情報を含む接続ハンドオーバー媒体メッセージである。第1の端末に対する第0の端末の接続構成情報のフィードバックを省略するステップは、接続ハンドオーバー媒体メッセージを第1の端末に送信するステップを有し、該メッセージは第0の端末の接続構成情報を含まない。或いは、第1の端末がハンドオーバー媒体である場合、要求メッセージはデバイス有効化要求であり、応答メッセージはデバイス有効化応答である。第1の端末に対する第0の端末の接続構成情報のフィードバックを省略するステップは、デバイス有効化応答の第1の端末への送信をスキップするステップを有する。より詳細な説明については、図2Aおよび図4に示される実施形態での説明を参照されたい。
任意に、第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合、要求メッセージは接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第3の接続ハンドオーバー要求であり、応答メッセージは第0の端末の接続構成情報を含む第3の接続ハンドオーバー選択メッセージである。第1の端末に対する第0の端末の接続構成情報のフィードバックを省略するステップは、接続ハンドオーバー選択メッセージを第1の端末に送信するステップを有し、該メッセージは、第0の接続リソースが制限されることを表すエラーコードと、原因値とを含む。或いは、第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合、要求メッセージは、第0の端末が第3のアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定できるように、第3のアクション識別子を伴う第3のデバイス有効化要求である。第1の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ接続ハンドオーバープロセス中に第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするために、応答メッセージは第3のデバイス有効化応答である。第1の端末に対する第0の端末の接続構成情報のフィードバックを省略するステップは、デバイス有効化応答の第1の端末への送信をスキップするステップを有する。第3のアクション識別子と第0の端末のアイドル接続リソース情報とをどのように構成するのかの説明については、第1のアクション識別子と第0の端末のアイドル接続リソース情報とをどのように構成するのかの以下の説明を参照されたい。
任意に、本実施形態の実施方式において、104で第0の端末がアイドル接続リソースを有すると判定された場合、応答メッセージが第1の端末に送信されるだけでなく、接続リソースを予約する工程が更に実行される。該工程は、
第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合、第1の端末のために接続リソースを予約して、第0の端末のアイドル接続リソース情報を更新し、第1の端末が第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成されるハンドオーバー媒体である場合、第2の端末のために接続リソースを予約して、第0の端末のアイドル接続リソース情報を更新する工程、を有する。例示的に、第0の端末のアイドル接続リソースを更新する目的は、第0の端末と第1の端末との間で(或いは、第1の端末の補助により第0の端末と第2の端末との間で)接続が確立される(例えば、通信接続が確立される)前、第0の端末が第3の端末によって送信された要求メッセージを受信した後に、第0の端末が接続リソースを予約した後のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするか否かを決定することである。
本実施形態で提供される方法では、第0の端末が、第0の端末のアイドル接続リソースに従って、第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするか否かを判定し、それにより、第0の端末が第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックした場合に、第0の端末がアイドル接続リソースを確実に有するようにする。第0の端末が要求メッセージの受信前にアイドル接続リソースを有さない場合において、第0の端末は、第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックしないと直接的に決定してよい。それにより、第0の端末のBluetoothモジュールおよび/またはWi−Fiモジュールにより接続の確立を試みる処理がトリガされず、よって、通信効率が改善され、ユーザーエクスペリエンスが改善される。更に、接続リソースを予約する工程が実行されると、第0の端末と第1の端末との間で(或いは、第1の端末の補助を利用して第0の端末と第2の端末との間で)接続を首尾よく確立できることが更に保証される。
ハンドオーバー媒体を用いて、2つのNFCが接続ハンドオーバーを実行して第2の接続を確立するのを補助する場合、ユーザーが1つの端末を離れて別の端末に到達するのに時間がかかること、または、ユーザーが状況に応じて能動的に1つのキャリアを選択する可能性があり、これにも時間がかかることを考慮して、Connection Handover 1.3草案では、以下のように規定される。任意の端末が接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信した後、メッセージのキャリアリストに含まれる全てのキャリアが少なくとも2分間、接続可能な状態で保持されることが保証されてよい。この期間中、第0の端末と第2の端末との間で接続が確立される前に、第3の端末が第0の端末(第0の端末は、ハンドオーバー媒体が最初にタップまたは近接する対象である)にタップするか近接すると、第3の端末は第0の端末のBluetoothおよび/またはWi−Fiの接続構成情報を取得する。第0の端末が現在アイドル状態のBluetoothまたはWi−Fi接続リソースを1つしか有さない場合、第2の端末のために予約されたはずのこの接続リソースは、予期せず出現した第3の端末によって最初に占有されてしまい、結果として、第0の端末と第2の端末とのBluetoothまたはWi−Fi接続は失敗してしまう。上述の問題は、本発明のいくつかの実施形態、例えば方法実施形態および後述の対応する装置実施形態に基づいて、解決することができる。
上述の技術的問題について、図1に示される実施形態の実施方式では、第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って第0の端末がアイドル接続リソースを有すると決定された場合において、第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするために第1の端末に応答メッセージを送信し、接続リソースを予約する工程を実行するステップに加えて、本方法は更に、
第0の端末が、第3の端末によって送信された要求メッセージを受信(例えば、第3の端末によって送信される接続ハンドオーバー要求またはデバイス有効化要求を受信)して、以下の第2の判定が実行される必要があると決定するステップと、
第0の端末が接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定し(すなわち第2の判定)、有すると判定された場合は、第0の端末の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするために、応答メッセージを第3の端末に送信し、有さないと判定された場合は、第0の端末の接続構成情報の第3の端末へのフィードバックをスキップするステップと、
を有する。
本実施方式のより詳細な説明については、図2A〜図5B2に示される実施形態を参照されたい。
図2Aは、本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。図2Aを参照して、本方法は以下のステップを有する。
200:第0の端末が、第0の端末のアイドル接続リソース情報を取得する。具体的には、上述のステップ100の説明を参照されたい。更に、本実施形態においてステップ200およびステップ202を実行する時間系列は限定されず、例えばステップ200は、ステップ202の後、ステップ204の前に実行されてよい。
202:ハンドオーバー媒体(この場合、第1の端末がハンドオーバー媒体として機能し、第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成される)によって送信される第1の接続ハンドオーバー要求を受信する。第1の接続ハンドオーバー要求は、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられ、それにより、接続ハンドオーバーが実行される必要があると決定し、ステップ204を実行する。第1の接続ハンドオーバー要求は、ハンドオーバー媒体の識別に用いられる第1の識別子を伴う。
204:第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定する。有すると判定された場合、第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージをハンドオーバー媒体に送信して、接続ハンドオーバープロセスを実行し、また、第2の端末のために接続リソースを予約して、第0の端末のアイドル接続リソース情報を更新する。第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージは、第0の端末の接続構成情報を含む。(アイドル接続リソースがない場合、処理方式については、図1に示される実施形態の説明を参照されたい。)
任意に、第0の端末の接続構成情報は、第0の端末のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含み、或いは、当然ながら他の接続技術の接続構成情報を含んでもよい。
206:ステップ204の後、第0の端末と第2の端末との間で接続が確立される前に、第3の端末によって送信される第2の接続ハンドオーバー要求を受信する。第2の接続ハンドオーバー要求は、第3の端末の識別に用いられる第2の識別子を伴う。
任意に、第3の端末の身分は、ハンドオーバー媒体または接続ハンドオーバーリクエスタを含む。第0の端末は、第2の接続ハンドオーバー要求メッセージのキャリアの内容に従って、第3の端末の身分を決定してよい。
208:第2の識別子および第1の識別子に従って、第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末であるか否かを判定し、それにより、第0の端末の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするか否かを決定する。
任意に、ステップ208は以下の2つのシナリオを含む。
シナリオ1:第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末である場合、第0の端末の接続構成情報を含む第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージを第3の端末に送信する。
シナリオ2:第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末でない場合、第0の端末が第2の端末のために接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、第0の端末の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするか否かを決定する。
更に任意に、シナリオ2では、第0の端末が第2の端末のために接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かが判定される。これは以下のケースを含む。
ケース1:第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合において、第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタであるとき、第1の接続ハンドオーバー選択メッセージを第3の端末に送信して、第0の端末の接続リソースが制限されることを示す(例えば、第1の接続ハンドオーバー選択メッセージは、第0の端末の接続リソースが制限されることを示すのに用いられるエラーコードと、原因値とを含む)。第3の端末がハンドオーバー媒体であるとき、メッセージヘッダおよびメッセージトレーラのみを含む第3の接続ハンドオーバー媒体メッセージを第3の端末に送信し、それにより、第0の端末が利用可能なアイドル接続リソースを有さないことを第3の端末に通知する。
上述のケース1では、第0の端末がアイドル接続リソースを有さないと決定された場合、第0の端末の接続構成情報を含まない応答メッセージが直接フィードバックされる。それにより、Bluetoothモジュールおよび/またはWi−Fiモジュールはトリガされず、例えば第0の端末のBluetoothモジュールおよび/またはWi−Fiモジュールが接続の確立を試みる等のプロセスが回避され、よって、通信効率が改善される。
ケース2:第0の端末がアイドル接続リソースを有する場合において、第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタであるとき、第0の端末の接続構成情報を含む第2の接続ハンドオーバー選択メッセージを第3の端末に送信し、第3の端末がハンドオーバー媒体であるとき、第0の端末の接続構成情報を含む第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージを第3の端末に送信する。任意に、第0の端末がアイドル接続リソースを有する場合において、第3の端末のために接続リソースを予約するとき、或いは、第3の端末がハンドオーバー媒体であるとき、本実施形態において提供される方法を用いて、第3の端末を用いて第0の端末との接続を確立する第4の端末のために、接続リソースを予約する。
図1に示される実施形態において第1の端末がハンドオーバー媒体として機能するときの技術的効果に加えて、本実施形態において提供される方法は更に、第2の端末のために接続リソースを予約して、接続リソースが不必要に占有される現象を防ぐことができる。それにより、第0の端末と第2の端末との間で首尾よく接続が確立されることが保証される。また、端末識別子(例えば第1の識別子および第2の識別子)に従って第3の端末とハンドオーバー媒体とを識別および区別し、それにより、第3の端末が第1の接続ハンドオーバー要求を送信するハンドオーバー媒体であるときに、接続リソースが第2の端末のために重複して予約されることを防ぐことができる。また、第3の端末の身分と、第0の端末が第2の端末のために接続リソースを予約した後のアイドル接続リソース情報とに従って、更に接続リソースを予約するか否かを決定し、それにより、第0の端末と第3の端末との間で接続が確立された場合(或いは、3の端末を用いて第0の端末と別の端末との間で接続が確立された場合)に、接続リソースが不必要に占有される現象を防ぐことができる。
図3Aおよび図3Bは、本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。全手続きは、第1のタップ(Tap1)および第2のタップ(Tap2)のプロセスを含む。
図3Aは、第1のタップのプロセスを示す。第0の端末およびハンドオーバー媒体はP2P動作モードで通信を実行し、ハンドオーバー媒体は、第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成される。該プロセスは、以下のステップを有する。
ステップ0:第0の端末は、現在のアイドル接続リソース情報xの値を取得する。ここでxは、現在アイドル状態のBluetooth接続リソースの数を表す。(任意に、現在アイドル状態のWi−Fi接続リソースの数yの値も取得されてよい。本実施形態では、第1の端末、第2の端末および第3の端末が全てBluetooth接続のみをサポートする例を用いて、説明を行う。当該技術分野の当業者であれば、各端末がBluetoothおよび/またはWi−Fiをサポートするシナリオにも本実施形態を適用可能であることが理解されるであろう)。
任意に、ステップ0は、ステップ1の後、ステップ2の前に実行されてもよい。
ステップ1:ハンドオーバー媒体(この場合は第1の端末がハンドオーバー媒体として機能する)が、接続ハンドオーバー要求メッセージ(キャリアタイプは“Hm”であり、他方がハンドオーバーリクエスタでなくハンドオーバー媒体であることを示す)を送信する。接続ハンドオーバー要求メッセージは、ハンドオーバー媒体の識別子情報ID_INFOを含む。
ステップ2:第0の端末は、現在アイドル接続リソースがないか否か、すなわちx≦0であるか否かを判定する。
2a.アイドル接続リソースがないと判定された場合、ステップ3aを実行し、全手続きを終了する。
2b.アイドル接続リソースがあると判定された場合、ステップ3bおよび後続のステップを実行する。
ステップ3a:第0の端末は、接続ハンドオーバー媒体メッセージをハンドオーバー媒体にフィードバックする。接続ハンドオーバー媒体メッセージは、メッセージヘッダMBフィールドおよびメッセージトレーラMEフィールドのみをもつ。
ステップ3b:第0の端末は、接続ハンドオーバー媒体メッセージをハンドオーバー媒体にフィードバックする。接続ハンドオーバー媒体メッセージは、第0の端末のBluetooth接続構成情報を含む。
ステップ4:xから1を引き、それにより、第0の端末と第2の端末との間の接続リソースを予約する。第2の端末は、ハンドオーバー媒体がタップしようとしている、またはタップしている対象である。
続いて、第0の端末は、第2の端末とのBluetooth接続を確立する準備をしてよい。Bluetooth接続が第0の端末と第2の端末との間で確立される前に、第0の端末が第3の端末によって送信された接続ハンドオーバー要求を受信した場合、その処理手続きを図3Bに示す。該処理手続きは、以下のステップを有する。
ステップ5:第3の端末は、接続ハンドオーバー要求を第0の端末に送信する。接続ハンドオーバー要求は、第3の端末の識別子情報ID_INFOを含む。
ステップ6:第0の端末は、第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末であるか否かを判定する。すなわち、ステップ1でのID_INFOとステップ5でのID_INFOとが同じであるか否かを判定する。
6a.同じ端末であると判定された場合、ステップ7bおよびステップ8を実行する。
6b.同じ端末でないと判定された場合、第0の端末が現在アイドル接続リソースを有さないか否か、すなわちx≦0であるか否かを判定する。
6b.i.有さないと判定された場合、ステップ7aを実行し、全手続きを終了する。
6b.ii.有すると判定された場合、ステップ7bおよびステップ8を実行する。
ステップ7a:第3の端末の身分に従って、第0の端末は、接続ハンドオーバー選択メッセージ(第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタとして機能する場合)または接続ハンドオーバー媒体メッセージ(第3の端末がハンドオーバー媒体として機能する場合)を第3の端末に送信する。接続ハンドオーバー選択メッセージは、エラーコード0x04と、対応するエラー原因とを含み、第0の端末の接続リソースが制限されることを表す。接続ハンドオーバー媒体メッセージは、メッセージヘッダMBフィールドおよびメッセージトレーラMEフィールドのみを含み、接続構成情報は含まない。
ステップ7b:第3の端末の身分に従って、第0の端末は、接続ハンドオーバー媒体メッセージまたは接続ハンドオーバー選択メッセージを第3の端末に送信する。
第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末である場合、第0の端末は相手方に、ステップ3bで送信された接続ハンドオーバー媒体メッセージを再送する(この場合、xから1を引く必要はない)。
第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末でない場合、第0の端末は、接続ハンドオーバー選択メッセージ(第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタとして機能する場合)または接続ハンドオーバー媒体メッセージ(第3の端末がハンドオーバー媒体として機能する場合)を第3の端末に送信する。接続ハンドオーバー選択メッセージおよび接続ハンドオーバー媒体メッセージは、第0の端末のBluetooth接続構成情報を含む。第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末でない場合、xから1を引いてxの値を更新する。
ステップ8:第3の端末と第0の端末とがBluetooth接続を確立する。
本実施形態では、第0の端末が第0の端末のアイドルBluetooth接続リソースの数xを取得し、xの値を制御することにより、第0の端末と別の装置との間の接続を確立するために接続リソースが予約される。それにより、第0の端末がアイドル接続リソースを1つしかもたず、また、第0の端末が既に接続構成情報をハンドオーバー媒体(ハンドオーバー媒体は、第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成される)にフィードバックしている場合に、その唯一のアイドル接続リソースが最初に第1の第3の端末によって占有されることを防ぐ。よって、第0の端末と第2の端末との間で首尾よく接続が確立されることが保証され、ユーザーエクスペリエンスが向上する。
更に、第0の端末は、xの値に従ってアイドル接続リソースに対して直接判定を実行し、第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合、第0の端末は接続構成情報をフィードバックしないことを決定し、Bluetoothモジュールをトリガしない。よって、例えばBluetoothモジュールが接続の確立を試みる等のプロセスが回避され、通信効率が改善される。
以下、図1および図2Aに示される実施形態に関与する第1の接続ハンドオーバー要求メッセージおよび第2の接続ハンドオーバー要求メッセージ(説明を簡潔にするために、一般に接続ハンドオーバー要求メッセージと称する)を、例示的に説明する。
端末識別子ID_INFO(第1の識別子と第2の識別子は両方とも端末識別子である)は、ac記録(ac record(s))の補助データポインタによって指摘される補助データフィールドに新たに加えられるパラメータである。補助データフィールドは、NDEF記録のロードに位置し、パラメータのサイズは1octet(オクテット)である。表1に、該パラメータの形式定義を示す。
(表1:ID_INFOの形式)
Figure 0006140357
表2に、パラメータID_INFOの接続ハンドオーバー要求メッセージにおける位置を示す。
(表2)
Figure 0006140357
例えば、第3の端末がBluetooth接続のみをサポートする場合、第3の端末の接続ハンドオーバー要求メッセージの形式を図2Bに示す。
ID_INFOは、添付データポインタによって指示される第2のNDEF記録に置かれる(より具体的には、ID_INFOはフィールドPayload1に置かれる)。他のフィールドの詳細な説明については、従来技術を参照されたい。他のフィールドは、本発明では限定されず、説明されない。
以下、図1および図2Aに示される実施形態に関与する第1の接続ハンドオーバー選択メッセージを、例示的に説明する。第1の接続ハンドオーバー選択メッセージの形式を表3に示す。
(表3)
Figure 0006140357
点線の四角で表されるフィールドは、場合によっては省略される。例えば、接続ハンドオーバーセレクタと接続ハンドオーバーリクエスタとがマッチするキャリアをもたない場合、フィードバックされる接続ハンドオーバー選択メッセージは、2つの点線の四角で表されるフィールドを含まない。
第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタとして第0の端末にタップまたは近接する場合、第0の端末が予約された接続リソース以外にアイドル接続リソースを有さないとき、第0の端末は、エラーコードおよび原因を第3の端末にフィードバックする必要がある。エラーコードおよび原因は、以下のように定義される。
エラー原因値
Figure 0006140357
エラーデータフィールドの内容
Figure 0006140357
図4は、本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。図4を参照して、本方法は以下のステップを有する。
400:第0の端末は、第0の端末のアイドル接続リソース情報を取得する。詳細については、上述の200についての説明を参照されたい。
任意に、ステップ400は、第0の端末のデバイスホストDHが、第0の端末の近距離無線通信コントローラNFCCに第0の端末のアイドル接続リソース情報を構成するステップを有する。それにより、ステップ404において、第0の端末のNFCCが、第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定することができる。更に任意に、第0の端末のNFCCは、第0の端末のアイドル接続リソース情報を更新する。
402:ハンドオーバー媒体(この場合、第1の端末がハンドオーバー媒体として機能し、第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成される)によって送信され、デバイス有効化要求の開始に用いられる第1のデバイス有効化要求を受信する。第1のデバイス有効化要求は、第0の端末が第1のアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定できるように、第1のアクション識別子と、ハンドオーバー媒体の識別に用いられる第3の識別子とを含み、それにより、404を実行すると決定することができる。当然ながら、第1のアクション識別子に従って、404が実行される必要があると直接的に決定されてもよい。
任意に、ハンドオーバー媒体のNFCCを用いて第1のデバイス有効化要求を送信するために、ハンドオーバー媒体は、DHを用いて、ハンドオーバー媒体のNFCCに第1のアクション識別子および第3の識別子を構成する。
404:第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定する。有すると判定された場合、第1のデバイス有効化応答をハンドオーバー媒体に送信し(それにより、第1の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、接続ハンドオーバープロセス中に第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックする。この場合の接続ハンドオーバープロセスは、無線周波数インターフェース有効化、LLCP有効化、データ交換等のプロセスを含み、接続構成情報のフィードバックはデータ交換プロセスにおいて実行される)、第2の端末のために接続リソースを予約して、第0の端末のアイドル接続リソース情報を更新する。(アイドル接続リソースがない場合、処理方式については、図1に示される実施形態の説明を参照されたい。)
406:ステップ404の後、第0の端末と第2の端末との間で接続が確立される前に、第3の端末によって送信される第2のデバイス有効化要求を受信する。第2のデバイス有効化要求は、第2のアクション識別子と、第3の端末の識別に用いられる第4の識別子を伴う。
任意に、第3の端末の身分は、ハンドオーバー媒体または接続ハンドオーバーリクエスタを含む。
任意に、第3の端末は、第3の端末のNFCCを用いて第2のデバイス有効化要求を送信するために、DHを用いて第3の端末のNFCCに第2のアクション識別子および第4の識別子を構成する。
408:第2のアクション識別子に従って、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定された場合、ステップ410を実行するように決定される。
410:第4の識別子および第3の識別子に従って、第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末であるか否かを判定し、それにより、第2のデバイス有効化応答を第3の端末に送信するか否かを決定する。
任意に、ステップ410は2つのシナリオを含む。
シナリオ1:第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末である。この場合、第3の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ接続ハンドオーバープロセス中に第0の端末の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするために、第2のデバイス有効化応答を送信する。
任意に、第0の端末のNFCCを用いて第2のデバイス有効化応答が送信される。
シナリオ2:第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末でない。この場合、第0の端末が第2の端末のために接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って判定を実行して、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを決定する。有すると決定された場合は第2のデバイス有効化応答を送信し、有さないと決定された場合は第2のデバイス有効化応答の送信をスキップする。
更に任意に、シナリオ2において、アイドル接続リソースがある場合、第0の端末は第3の端末のために接続リソースを予約する。或いは、第3の端末がハンドオーバー媒体である場合、第0の端末は、第3の端末を用いて第0の端末との接続を確立する第4の端末のために接続リソースを予約し、それにより、リソースが不必要に占有されるという問題を未然に回避する。
図2Aに示される実施形態での技術的効果に加えて、本実施形態で提供される本方法は更に、第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合に、ハンドオーバー媒体または第3の端末によって送信されたデバイス有効化要求に対して応答しないことを直接的に決定することができ、その結果、LLCP有効化やデータ交換等の後続のプロセスは実行されず、すなわち、NFC通信手続きが予め終了する。したがって、接続構成情報はフィードバックされず、例えば第0の端末のBluetoothモジュールおよび/またはWi−Fiモジュールが接続の確立を試みる等のプロセスが回避される。よって、通信時間が大幅に節約され、通信効率が改善される。
図5A1、図5A2、図5B1および図5B2は、本発明の実施形態に係る近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法の概略フローチャートである。全手続きは、第1のタップ(Tap1)および第2のタップ(Tap2)のプロセスを含む。
図5A1および図5A2を参照する。図5A1および図5A2は第1のタップのプロセスであり、第0の端末とハンドオーバー媒体(第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成される)がP2P動作モードを用いて通信を実行する。該プロセスは、以下のステップを有する(第0の端末と第3の端末とが両方ともBluetoothモジュールおよびWi−Fiモジュールをサポートすると仮定する)。
ステップ0:第0の端末のDHが、現在のアイドル接続リソース情報xおよびyの値を取得する。xは現在アイドル状態のBluetooth接続リソースの数を表し、yは現在アイドル状態のWi−Fi接続リソースの数を表す。
ステップ1:パラメータ構成プロセス
第0の端末のDHは、CORE_SET_CONFIG_CMDコマンドを用いて、第0の端末のNFCCに現在のアイドルBluetooth接続リソース情報HO_BT_CONN_INFOおよび/またはWi−Fi接続リソース情報HO_WIFI_CONN_INFOを構成する(NFCCにおいてHO_BT_CONN_INFOおよびHO_WIFI_CONN_INFOを更新する工程が実行されてよい)。ハンドオーバー媒体のDHは、CORE_SET_CONFIG_CMDコマンドを用いて、ハンドオーバー媒体のNFCCに端末識別子ID_INFO情報およびアクションフラグ情報ACT_FLAGを構成する。
第0の端末およびハンドオーバー媒体に関して、構成コマンドを受信し構成の実行が成功した後に、第0の端末およびハンドオーバー媒体のNFCCはCORE_SET_CONFIG_RSP応答をDHにフィードバックして、構成が成功したことを示す。
任意に、ステップ0およびステップ1は、ステップ4aの後、ステップ5の前に実行される。
ステップ2:無線周波数発見プロセス
ハンドオーバー媒体のDHは、RF_DISCOVER_CMDコマンドを用いて、無線周波数発見プロセスを開始するようにNFCCをトリガする。NFCCは、応答RF_DISCOVER_RSPをDHにフィードバックして、無線周波数発見プロセスが実行されていることを示す。
ステップ3:ハンドオーバー媒体のNFCCは、第0の端末にデバイス有効化要求ATR_REQ要求を送信する。ATR_REQ要求は、ID_INFO情報およびACT_FLAG情報を含む。
ステップ4:ATR_REQ要求を受信した後、第0の端末のNFCCは、ATR_REQ要求のACT_FLAGに従って、相手方の目的が接続ハンドオーバーであるか否かを判定する。
4a.接続ハンドオーバーであると決定された場合、ステップ5を実行し、手続きを続行する。
4b.接続ハンドオーバーでないと決定された場合、ステップ6を実行してからステップ8に進み、Tap1の手続きが終了するまで続行する。
例えば、相手方の目的が第0の端末との名刺交換である場合、第0の端末は、ATR_RESを用いて直接的に相手方に応答し、後続のデータ交換を実行する。よって、以下のステップ7で1を引くという工程を実行する必要がない。
ステップ5:第0の端末のNFCCは、第0の端末の現在のアイドル接続リソースに従って、アイドル接続リソースが存在しないか否かを判定する(すなわち、x≦0およびy≦0であるか否かを判定する)。
任意に、第0の端末は、既存のプロトコルの仕様に従って、第0の端末がBluetoothまたはWi−Fiの接続構成情報をフィードバックする必要があるか否かを決定し、それにより、対応するxまたはyに従って判定を実行してよい。
5a.フィードバックする必要があると判定された場合、相手方への応答をスキップし、全手続きを終了する。
5b.フィードバックする必要がないと判定された場合、ステップ6を実行して続行する。
ステップ6:
第0の端末のNFCCは、デバイス有効化応答ATR_RES応答をハンドオーバー媒体にフィードバックする。
第0の端末について、NFCCはRF_INTF_ACTIVATED_NTFを用いて、無線周波数インターフェース有効化が完了したことをDHに通知する。RF_INTF_ACTIVATED_NTFは、受信されるATR_REQ(ID_INFOおよびACT_FLAGを含む)を含む。
ハンドオーバー媒体について、NFCCはRF_INTF_ACTIVATED_NTFを用いて、無線周波数インターフェース有効化が完了したことをDHに通知する。RF_INTF_ACTIVATED_NTは受信されるATR_RESを含む。
ステップ7:対応して、xまたはyから1を引く工程を実行する。
ステップ8:LLCP有効化プロセス。
ステップ9:データ交換プロセス。
ステップ10:LLCP無効化プロセス。
ステップ11:無線周波数インターフェース無効化プロセス。
続いて、第0の端末は、第2の端末とのBluetoothまたはWi−Fi接続の確立の準備をしてよい。第0の端末と第2の端末との間で接続が確立される前に、第0の端末が第3の端末によって送信された接続ハンドオーバー要求を受信した場合、その処理プロセスが図5B1および図5B2に示される。該処理プロセスは以下のステップを有する。
ステップ12:パラメータ構成プロセス
第3の端末のDHは、CORE_SET_CONFIG_CMDを用いて、第3の端末のNFCCに第3の端末の端末識別子情報ID_INFOおよびアクションフラグ情報ACT_FLAGを構成する。
第3の端末に関して、構成コマンドを受信し構成の実行が成功した後に、第3の端末のNFCCはCORE_SET_CONFIG_RSP応答をDHにフィードバックして、構成が成功したことを示す。
ステップ13:無線周波数発見プロセス
第3の端末のDHは、RF_DISCOVER_CMDコマンドを用いて、無線周波数発見プロセスを開始するようにNFCCをトリガする。NFCCは、応答RF_DISCOVER_RSPをDHにフィードバックして、無線周波数発見プロセスが実行されていることを示す。
ステップ14:第3の端末は決定を実行し、第0の端末のNFCCを用いてATR_REQ要求を送信する。ATR_REQ要求は、ID_INFO情報およびACT_FLAG情報を含む。
ステップ5:NFCCを用いて要求を受信した後、第0の端末は、ACT_FLAGに従って、相手方の目的が接続ハンドオーバーであるか否かを判定する。
15a.接続ハンドオーバーであると判定された場合、ステップ16を実行して続行する。
15b.接続ハンドオーバーでないと判定された場合、ステップ17を実行してからステップ19に進み、続行する。
ステップ16:第0の端末は、第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末であるか否か、すなわち、ステップ1のID_INFOとステップ12のID_INFOとが同じであるか否かを判定する。
16a.同じであると判定された場合、ステップ17を実行してからステップ19に進み、続行する。
16b.同じでないと判定された場合、続行して、第0の端末が現在(第2の端末のために接続リソースが予約された後)アイドル接続リソースを有さないか否かを判定する。第3の端末がハンドオーバー媒体として機能する場合、第0の端末は、x≦0およびy≦0であるか否かを判定する。第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタとして機能する場合、第0の端末は、第0の端末と第3の端末の両方によってサポートされるキャリアのアイドル接続リソース情報に従って、判定を実行してよい。
16b.i.yesの場合、相手方への応答をスキップし、Tap2の手続きを終了する。
16b.ii.noの場合、ステップ17を実行して続行する。
ステップ17:
第0の端末は、NFCCを用いて、デバイス有効化応答ATR_RES応答を第3の端末にフィードバックする。
第0の端末について、NFCCはRF_INTF_ACTIVATED_NTFを用いて、無線周波数インターフェース有効化が完了したことをDHに通知する。RF_INTF_ACTIVATED_NTFは、受信されるATR_REQ(ID_INFOおよびACT_FLAGを含む)を含む。
第3の端末について、NFCCはRF_INTF_ACTIVATED_NTFを用いて、無線周波数インターフェース有効化が完了したことをDHに通知する。RF_INTF_ACTIVATED_NTFは、受信されるATR_RESを含む。
ステップ18〜ステップ22は、図5A1および図5A2のステップ7〜ステップ11と同じである。
図3Aおよび図3Bに示される実施形態の技術的効果に加えて、本実施形態で提供される方法は更に、第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合、xおよび/またはyの値を制御することにより、NFC通信手続きを予め終了することができる(原理は、図4に示される実施形態の原理と同じである)。それによって、Bluetoothモジュールおよび/またはWi−Fiモジュールが無線接続の確立を試みるプロセスを防ぐことができ、通信時間を大幅に節約し、通信効率を改善することができる。
図2A〜図5B2において、第1の端末が端末媒体として機能する場合を説明した。当該技術分野の当業者であれば、第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタとして機能する場合も、上述の実施形態で提供された処理の考え方が適用可能であり、対応する技術的効果が達成され得ることが理解できるはずである。その場合はここでは説明しない。
以下、図1、図4、図5A1、図5A2、図5B1および図5B2に示される実施形態での一部のパラメータおよびメッセージを、例示的に説明する。
図1、図4、図5A1、図5A2、図5B1および図5B2に示される実施形態で追加されるパラメータの例として、現在のアイドル接続リソース情報HO_BT_CONN_INFO(Bluetooth接続リソース情報)および/またはHO_WIFI_CONN_INFO(Wi−Fi接続リソース情報)、端末識別子(例えば、第1の識別子、第2の識別子)情報ID_INFOおよびアクション識別子(例えば、第1のアクション識別子)情報ACT_FLAGが挙げられる。HO_BT_CONN_INFOおよび/またはHO_WIFI_CONN_INFOは、第0の端末のDHとNFCCとの間で伝送されるだけでよい。一方、ID_INFOおよびACT_FLAGは、DHによってNFCCについて構成され、それからデバイス有効化要求ATR_REQを用いてピア端末に伝送される必要がある。パラメータの拡張方式の例は以下のとおりである。
1:HO_BT_CONN_INFOおよびHO_WIFI_CONN_INFOの拡張方式
構成パラメータを設定する際に用いられるコマンドCORE_SET_CONFIG_CMDのOther Parameters(他のパラメータ)の予約フィールド0x83〜0x9Fから0x83を選択して、HO_BT_CONN_INFOを拡張し、0x84を選択してHO_WIFI_CONN_INFOを拡張する。2つのパラメータの具体的な拡張方式と値の意味を、表4〜表7に示す。
(表4:構成パラメータタグ)
Figure 0006140357
(表5:発見構成パラメータ)
Figure 0006140357
(表6:HO_BT_CONN_INFOの値および意味)
Figure 0006140357
(表7:HO_WIFI_CONN_INFOの値および意味)
Figure 0006140357
2:ID_INFOおよびACT_FLAGのいくつかの拡張方式は以下のとおりである。
a)ポール(Poll)モードにおけるNFC-DEP発見パラメータPN_ATR_REQ_CONFIGの予約ビットb7およびb6を用いて、ATR_REQのPPの予約ビットb8およびb7を制御し、それにより、ID_INFOおよびACT_FLAGを拡張する。2つのパラメータの拡張方式を表8〜表10に示す。
(表8:PN_ATR_REQ_CONFIGの値)
Figure 0006140357
(表9:PP形式)
Figure 0006140357
(表10:ATR_REQの形式)
Figure 0006140357
b)1つのNFC-DEP発見パラメータPC_ATR_REQ_HO_MANAGEが、PollモードでCORE_SET_CONFIG_CMDに追加され、それにより、ATR_REQのID_INFOおよびACT_FLAGが拡張される。2つのパラメータの具体的な拡張方式を表11〜表14に示す。
(表11:構成パラメータタグ)
Figure 0006140357
PN_ATR_REQ_HO_MANAGEの具体的な定義は以下のとおりである。
(表12:PollモードでのNFCデータ交換プロトコルの発見構成パラメータ)
Figure 0006140357
(表13:PN_ATR_REQ_HO_MANAGEの値)
Figure 0006140357

ATR_REQにおけるID_INFOおよびACT_FLAGの位置は以下のとおりである。
(表14:ATR_REQの形式)
Figure 0006140357
上述の2つの拡張方式a)およびb)に関して、ID_INFOおよびACT_FLAGの値を定義するのに同じ方法が用いられてよく、具体的に表15および表16に示す。
(表15:ID_INFOの値および意味)
Figure 0006140357
(表16:ACT_FLAGの値および意味)
Figure 0006140357
明細書中の各表を説明する際、主に本発明と従来技術との違いまたは改善が説明される。残りの内容については従来技術を参照することができ、本発明では限定されない。
図6は、本発明の実施形態に係る接続ハンドオーバー装置の概略構造図である。図6を参照して、接続ハンドオーバー装置60は、以下の要素を有する(点線の四角はユニット/モジュールが任意であることを示す:以下同様)。
取得ユニット61は、第0の端末のアイドル接続リソース情報を取得するように構成される。
例えば、取得ユニット61は、第0の端末のアイドル接続リソース情報をBluetoothモジュールおよび/またはWi−Fiモジュールから取得する。任意に、第0の端末のアイドル接続リソース情報は、アイドルBluetooth接続リソースの数および/またはアイドルWi−Fi接続リソースの数を含む。
第1の受信ユニット62は、第1の端末によって送信される要求メッセージを受信するように構成される。要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることを第0の端末に通知するのに用いられる。任意に、第1の端末は接続ハンドオーバーリクエスタまたはハンドオーバー媒体である。
第1の決定ユニット63は、要求メッセージに従って、第1の判定ユニット64がトリガされる必要があると決定するように構成される。
第1の判定ユニット64は、第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定し、有すると判定された場合に第1の送信ユニット65をトリガするように構成される。
第1の送信ユニット65は、応答メッセージを第1の端末に送信し、それにより、第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするように構成される。
任意に、第1の端末がハンドオーバー媒体として機能する場合、第1の受信ユニット62は、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第1の接続ハンドオーバー要求を受信する。この場合、第1の決定ユニット63は、第1の判定ユニット64がトリガされる必要があると決定する。第1の送信ユニット65は、第0の端末の接続構成情報を含む第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信してよい。第0の端末の接続構成情報は、第0の端末のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含む。
任意に、第1の端末がハンドオーバー媒体として機能する場合、第1の受信ユニット62は、デバイス有効化要求の起動に用いられる第1のデバイス有効化要求を受信する。第1のデバイス有効化要求は、第1のアクション識別子を伴う。この場合、第1の決定ユニット63は、第1のアクション識別子に従って、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定し、それにより、第1の判定ユニット64をトリガする。第1の送信ユニット65は、第1の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ接続ハンドオーバープロセス中に第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするために、第1のデバイス有効化応答を送信してよい。
任意に、第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタとして機能する場合、第1の受信ユニット62は、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第3の接続ハンドオーバー要求を受信する。第1の送信ユニット65は、第0の端末の接続構成情報を含む第3の接続ハンドオーバー選択メッセージを送信し(第0の端末がアイドル接続リソースを有すると第1の判定ユニット64が判定した場合)、或いは、第0の端末の接続リソースが制限されることを表す接続ハンドオーバー選択メッセージを送信する(第0の端末がアイドル接続リソースを有さないと第1の判定ユニット64が判定した場合)。
任意に、第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタとして機能する場合、取得ユニット61は、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを第1の判定ユニット64が判定できるように、第0の端末のDHを用いて、第0の端末のNFCCに第0の端末のアイドル接続リソース情報を構成するように構成される第2の構成モジュールを有する。第1の受信ユニット62は、第1の決定ユニット63が第3のアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定することができるように、第3のアクション識別子を伴う第3のデバイス有効化要求を受信する。第1の送信ユニット65は、第1の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、接続ハンドオーバープロセス中に第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするために、第3のデバイス有効化応答を送信する(第0の端末がアイドル接続リソースを有すると第1の判定ユニット64が判定した場合)。或いは、第1の送信ユニット65は、第3のデバイス有効化応答を送信しない(第0の端末がアイドル接続リソースを有さないと第1の判定ユニット64が判定した場合)。
任意に、本実施形態の実施方式において、接続ハンドオーバー装置60は更に、選択的送信ユニット67を有する。第1の判定ユニット64が、第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有さないと判定した場合、接続ハンドオーバー装置60は、第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックしない。この場合、選択的送信ユニット67が要求メッセージに従って要求メッセージに対応する応答メッセージを送信するか否かを決定することができるように、選択的送信ユニット67がトリガされてよい。例えば、要求メッセージが接続ハンドオーバー要求であり、第1の端末がハンドオーバー媒体として機能する場合、選択的送信ユニット67は、第0の端末の接続構成情報を含まない接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信する。要求メッセージが接続ハンドオーバー要求であり、第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタとして機能する場合、選択的送信ユニット67は、第0の端末の接続リソースが制限されることを表す接続ハンドオーバー選択メッセージを送信する。要求メッセージがデバイス有効化要求である場合、選択的送信ユニット67は、デバイス有効化要求に応答する必要はないと決定し、デバイス有効化応答を送信しない。
任意に、本実施形態の実施方式において、装置60は以下の要素を更に有する。
処理ユニット66は、第0の端末がアイドル接続リソースを有すると第1の判定ユニット64が判定した場合において、接続リソースを予約して第0の端末のアイドル接続リソース情報を更新するように構成され、これは、第1の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合、第1の端末について接続リソースを予約することと、第1の端末が、第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成されるハンドオーバー媒体である場合、第2の端末について接続リソースを予約することと、を含む。
本実施形態で提供される接続ハンドオーバー装置60により、第0の端末が第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするときは、第0の端末がアイドル接続リソースを有することが保証される。第0の端末が第1の端末の要求メッセージを受信する前にアイドル接続リソースを有さない場合において、第0の端末は第0の端末の接続構成情報をフィードバックしない。それにより、第0の端末のBluetoothモジュールおよび/またはWi−Fiモジュールが接続の確立を試みるプロセスを防ぐことができ、通信効率が改善され、ユーザーエクスペリエンスが向上する。更に、装置60が処理ユニット66を有する場合、接続リソースを予約する工程が更に実行されてよい。それにより、第0の端末が第1の端末との(或いは、第1の端末の補助を利用して第2の端末との)接続を首尾よく確立できることを保証することができる。
図7は、本発明の実施形態に係る接続ハンドオーバー装置の概略構造図である。図7を参照して、接続ハンドオーバー装置70は、取得ユニット61、第1の受信ユニット62、第1の決定ユニット63、第1の判定ユニット64および第1の送信ユニット65を有し、更に、第1の処理ユニット71、第2の受信ユニット72、第2の決定ユニット73および第2の処理ユニット74を有する。
取得ユニット61については、図6に示される実施形態の説明を参照されたい。
第1の受信ユニット62は、ハンドオーバー媒体によって送信され接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第1の接続ハンドオーバー要求を受信する(この場合、第1の端末はハンドオーバー媒体として機能し、第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成される)。第1の接続ハンドオーバー要求は、ハンドオーバー媒体の識別に用いられる第1の識別子を伴う。
第1の決定ユニット63は、第1の受信ユニット62が第1の接続ハンドオーバー要求を受信した後に、第1の判定ユニット64をトリガすることを決定する。
第1の判定ユニット64は、第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有すると判定し、第1の送信ユニット65および第1の処理ユニット71をトリガする。(第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合において、図6に示される実施形態の説明を参照されたい。)
第1の送信ユニット65は、第0の端末の接続構成情報を含む第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージをハンドオーバー媒体に送信する。第0の端末の接続構成情報は、第0の端末のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含む。
第1の処理ユニット71は、第2の端末のために接続リソースを予約して、第0の端末のアイドル接続リソース情報を更新するように構成される。
第2の受信ユニット72は、装置70が第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信し第2の端末のために接続リソースを予約した後、第0の端末と第2の端末との間で接続が確立される前に、第3の端末によって送信される第2の接続ハンドオーバー要求を受信するように構成される。第2の接続ハンドオーバー要求は、第3の端末の識別に用いられる第2の識別子を伴う。
第2の決定ユニット73は、第2の接続ハンドオーバー要求に従って、第2の処理ユニット74をトリガすることを決定するように構成される。
第2の処理ユニット74は、第2の識別子および第1の識別子に従って、第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末であるか否かを判定し、それにより、第0の端末の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするか否かを決定するように構成される。
任意に、本実施形態の実施方式において、第2の処理ユニット74は以下の要素を有する。
第1の判定モジュール741は、第2の識別子および第1の識別子に従って、第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末であるか否かを判定し、同じ端末であると判定された場合は第1の送信モジュール742をトリガし、同じ端末でないと判定された場合は第1の処理モジュール743をトリガするように構成される。
第1の送信モジュール742は、第0の端末の接続構成情報を含む第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージを第3の端末に送信するように構成される。
第1の処理モジュール743は、第0の端末が第2の端末のために接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、第0の端末の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするか否かを決定するように構成される。
更に任意に、第1の処理モジュール743は以下の要素を有する。
第1の判定サブモジュールは、第0の端末が第2の端末のために接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定し、アイドル接続リソースがないと判定された場合に第1の送信サブモジュールをトリガし、アイドル接続リソースがあると判定された場合に第2の送信サブモジュールをトリガするように構成される。
第1の送信サブモジュールは、第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタとして機能する場合、第1の接続ハンドオーバー選択メッセージを第3の端末に送信して、第0の端末の接続リソースが制限されることを示すように構成され、また、第3の端末がハンドオーバー媒体として機能する場合、メッセージヘッダおよびメッセージトレーラのみを含む第3の接続ハンドオーバー媒体メッセージを第3の端末に送信するように構成される。任意に、第1の接続ハンドオーバー選択メッセージは、第0の端末の接続リソースが制限されることを示すのに用いられるエラーコードと、原因値とを含む。
第2の送信サブモジュールは、第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合、第0の端末の接続構成情報を含む第2の接続ハンドオーバー選択メッセージを第3の端末に送信するように構成され、第3の端末がハンドオーバー媒体である場合、第0の端末の接続構成情報を含む第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージを第3の端末に送信するように構成される。
任意に、本実施形態の実施方式において、接続ハンドオーバー装置70は更に以下の要素を有する。
第5の処理ユニット75は、第3の端末のために接続リソースを予約するように構成される。例えば、第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタであり、第0の端末が第2の端末のために接続リソースを予約した後に、第0の端末が依然としてアイドル接続リソースを有する場合、第5の処理ユニット75がトリガされる。当然ながら、第5の処理ユニット75は更に、第3の端末がハンドオーバー媒体である場合に、第3の端末を用いて第0の端末との接続を確立する第4の端末のために接続リソースを予約するように構成されてよい。
図6に示される実施形態において第1の端末がハンドオーバー媒体として機能する場合の技術的効果に加えて、本実施形態で提供される接続ハンドオーバー装置70は更に、第2の端末について接続リソースを予約して、接続リソースが不必要に占有される現象を防ぎ、それにより、第0の端末と第2の端末との接続の確立が成功することを保証することができ、また、ハンドオーバー媒体および第3の端末を識別して、接続リソースが第2の端末について重複して予約されることを防ぐことができ、また、第0の端末が第3の端末と接続を確立する(或いは、第3の端末を用いて別の端末と接続を確立する)ときに接続リソースが不必要に占有される現象を防ぎ、それにより、通信効率を改善することができる。
図8は、本発明の実施形態に係る接続ハンドオーバー装置の概略構造図である。図8を参照して、取得ユニット61、第1の受信ユニット62、第1の決定ユニット63、第1の判定ユニット64および第1の送信ユニット65に加えて、接続ハンドオーバー装置80は更に、第3の処理ユニット81、第3の受信ユニット82、第3の決定ユニット83および第4の処理ユニット84を有する。
取得ユニット61については、図6に示される実施形態の説明を参照されたい。
任意に、本実施形態の実施方式において、取得ユニット61は第1の構成モジュールを有する。第1の構成モジュールは、第1の判定ユニット64が第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定できるように、第0の端末のデバイスホストDHを用いて、第0の端末の近距離無線通信コントローラNFCCに対して、第0の端末のアイドル接続リソース情報を構成するように構成される。
第1の受信ユニット62は、ハンドオーバー媒体によって送信されデバイス有効化要求の開始に用いられる第1のデバイス有効化要求を受信する(この場合、第1の端末がハンドオーバー媒体として機能し、第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成される)。第1のデバイス有効化要求は、第1のアクション識別子と、ハンドオーバー媒体の識別に用いられる第3の識別子とを伴う。
第1の決定ユニット63は、第1のアクション識別子に従って、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定し、第1の判定ユニット64をトリガする。
第1の判定ユニット64は、第0の端末のアイドル接続リソース情報に従って、第0の端末がアイドル接続リソースを有すると決定し、第1の送信ユニット65および第3の処理ユニット81をトリガする。(第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合において、図6に示される実施形態の説明を参照されたい。)
第1の送信ユニット65は、第1の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ接続ハンドオーバープロセス中に第0の端末の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするために、第1のデバイス有効化応答をハンドオーバー媒体に送信する。
第3の処理ユニット81は、第2の端末のために接続リソースを予約して、第0の端末のアイドル接続リソース情報を更新するように構成される。
第3の受信ユニット82は、接続ハンドオーバー装置80が第1のデバイス有効化応答を送信し第2の端末のために接続リソースを予約した後、第0の端末と第2の端末との間で接続が確立される前に、第3の端末によって送信される第2のデバイス有効化要求を受信するように構成される。第2のデバイス有効化要求は、第2のアクション識別子と、第3の端末の識別に用いられる第4の識別子とを伴う。
第3の決定ユニット83は、第2のアクション識別子に従って、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定し、第4の処理ユニット84をトリガするように構成される。
第4の処理ユニット84は、第4の識別子および第3の識別子に従って、第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末であるか否かを判定し、それにより、第2のデバイス有効化応答を第3の端末に送信するか否かを決定するように構成される。
任意に、本実施形態の実施方式において、第4の処理ユニット84は以下の要素を有する。
第2の判定モジュール841は、第4の識別子および第3の識別子に従って、第3の端末とハンドオーバー媒体とが同じ端末であるか否かを判定し、同じ端末であると判定された場合に第2の送信モジュール842をトリガし、同じ端末でないと判定された場合は第3の判定モジュール843をトリガするように構成される。
第2の送信モジュール842は、第3の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ接続ハンドオーバープロセス中に第0の端末の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするために、第2のデバイス有効化応答を送信するように構成される。
第3の判定モジュール843は、第0の端末が第2の端末のために接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って判定を実行して、第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを決定し、有すると決定された場合は第2の送信モジュール842をトリガし、有さないと決定された場合は第2の送信モジュール842のトリガをスキップするように構成される。
任意に、本実施形態の実施方式において、接続ハンドオーバー装置80は更に以下の要素を有する。
第5の処理ユニット85は、第3の端末のために接続リソースを予約するように構成される。例えば、第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタであり、第0の端末が第2の端末のために接続リソースを予約した後に、第0の端末が依然としてアイドル接続リソースを有する場合、第5の処理ユニット85がトリガされる。
図7に示される実施形態の技術的効果に加えて、第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合、本実施形態で提供される接続ハンドオーバー装置80は更に、ハンドオーバー媒体または第3の端末によって送信されたデバイス有効化要求に応答しないことを直接的に決定することができるので、LLCP有効化やデータ交換のような後続のプロセスは実行されない。すなわち、NFC通信手続きが事前に終了され、例えば第0の端末のBluetoothおよび/またはWi−Fiが無線接続の確立を試みるプロセスが回避される。それにより、通信時間が大幅に節約され、通信効率が改善される。
当該技術分野の当業者であれば、本発明の実施形態において、第0の端末のアイドル接続リソース情報がアイドルBluetooth接続リソースの数および/またはアイドルWi−Fi接続リソースの数を含み、また、NFC通信方式で接続ハンドオーバーを実行できる他の接続技術のアイドル接続リソースの数を含んでもよいことが理解できるはずである。これに対応して、通信端末は更に、Bluetoothモジュールおよび/またはWi‐Fiモジュールに加えて、他の通信モジュールを有してよい。本発明の実施形態が採用される場合、効果的かつ適切に他の通信モジュールをトリガすることができ、それによって通信効率が改善される。
図9Aは、本発明の実施形態に係るNFC端末の概略構造図である。図9Aを参照して、NFC端末90は、プロセッサ91と、メモリ92と、プロセッサ91に接続されるNFCC93を有する。
メモリ92には、プロセッサ91による呼出しのための対応するプログラム、アプリケーション、データまたは命令が保存される。プロセッサ91およびNFCC93は、NCI仕様を用いて通信を実行する。NFCC93は、メッセージの送受信を実行するように構成される受信部931および送信部932を有する。具体的には、以下のように構成される。
プロセッサ91は、NFC端末90のアイドル接続リソース情報を取得する。
NFCC93は、第1の端末によって送信される要求メッセージを受信部931を用いて受信し、プロセッサ91をトリガして、要求メッセージに従って、第1の判定を実行することを決定する。要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることをNFC端末90に通知するのに用いられる。第1の判定は、NFC端末90のアイドル接続リソース情報に従って、NFC端末90がアイドル接続リソースを有するか否かを判定するステップである。
プロセッサ91は第1の判定を実行し、NFC端末90がアイドル接続リソースを有すると判定された場合、プロセッサ91は、NFCC93の送信部932を用いて応答メッセージを第1の端末に送信し、それにより、NFC端末90の接続構成情報を第1の端末にフィードバックする。或いは、NFC端末90がアイドル接続リソースを有さないと判定された場合、プロセッサ91は、NFC端末90の接続構成情報を第1の端末にフィードバックしないことを決定する。
任意に、NFC端末90のアイドル接続リソース情報は、アイドルBluetooth接続リソースの数および/またはアイドルWi−Fi接続リソースの数を含む。
任意に、本実施形態の実施方式において、第1の端末がハンドオーバー媒体であるとき、要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第1の接続ハンドオーバー要求であり、応答メッセージは、NFC端末90の接続構成情報を含む第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージである。NFC端末90の接続構成情報は、NFC端末90のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含む。
更に任意に、
第1の接続ハンドオーバー要求は、第1の端末の識別に用いられる第1の識別子を伴い、第1の端末は、NFC端末90と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成されるハンドオーバー媒体である。この場合、NFC端末90がアイドル接続リソースを有するとプロセッサ91が判定した場合、プロセッサ91は更に、第2の端末のために接続リソースを予約して、NFC端末90のアイドル接続リソース情報を更新する。
送信部932が第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信し、プロセッサ91が第2の端末のために接続リソースを予約した後、NFC端末90が第2の端末との接続を確立する前に、以下の処理が実行される。
NFCC93が受信部931を用いて、第3の端末によって送信される第2の接続ハンドオーバー要求を受信し、プロセッサ91をトリガして第2の判定を実行する。第2の接続ハンドオーバー要求は、第3の端末の識別に用いられる第2の識別子を伴う。第2の判定は、第2の識別子および第1の識別子に従って、第3の端末と第1の端末とが同じ端末であるか否かを判定し、それにより、NFC端末90の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするか否かを決定するステップである。
プロセッサ91は、以下の方式で、NFC端末90の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするか否かを決定してよい。
第3の端末と第1の端末とが同じ端末である場合、NFCC93の送信部932を用いて、NFC端末90の接続構成情報を含む第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージを第3の端末に送信する。
第3の端末と第1の端末とが同じ端末でない場合、プロセッサ91が第2の端末のために接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、NFC端末90の接続構成情報を第3の端末にフィードバックするか否かを決定する。これには、以下の2つのシナリオが含まれる。
シナリオ1:プロセッサ91が第2の端末のために接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、NFC端末90がアイドル接続リソースを有するか否かを判定する。NFC端末90がアイドル接続リソースを有さない場合において、第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタであるとき、NFCC93の送信部932を用いて第1の接続ハンドオーバー選択メッセージを第3の端末に送信して、NFC端末90の接続リソースが制限されることを示す(例えば、第1の接続ハンドオーバー選択メッセージは、NFC端末90の接続リソースが制限されることを表すのに用いられるエラーコードと、原因値とを含む)。第3の端末がハンドオーバー媒体であるとき、NFCC93の送信部932を用いて、メッセージヘッダおよびメッセージトレーラのみを含む第3の接続ハンドオーバー媒体メッセージを第3の端末に送信する。
シナリオ2:NFC端末90がアイドル接続リソースを有する場合において、第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタであるとき、NFCC93の送信部932を用いて、NFC端末90の接続構成情報を含む第2の接続ハンドオーバー選択メッセージを第3の端末に送信する。第3の端末がハンドオーバー媒体であるとき、NFCC93の送信部932を用いて、NFC端末90の接続構成情報を含む第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージを第3の端末に送信する。
任意に、本実施形態の実施方式において、プロセッサ91は更に、第3の端末のために接続リソースを予約するように構成される(例えば、第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合)。
当該技術分野の当業者であれば、図9Aに示される実施形態において、プロセッサ91がNFC端末90のDH機能を実施することが理解できるであろう。
図9Bは、本発明の実施形態に係るNFC端末の概略構造図である。図9Bを参照して、NFC端末90’は、第1のプロセッサ91’と、第1のメモリ92’と、第1のプロセッサ91’に接続されるNFCC93’とを有する。
第1のメモリ92’には、第1のプロセッサ91’による呼出しのための対応するプログラム、アプリケーション、データまたは命令が保存される。第1のプロセッサ91’およびNFCC93’は、NCI仕様を用いて通信を実行する。NFCC93’は、受信部931’、送信部932’、第2のプロセッサ933’および第2のメモリ934’を有する。第2のメモリ934’には、第2のプロセッサ933’による呼出しのための対応するプログラム、アプリケーション、データまたは命令が保存される。具体的には、以下のように構成される。
第2のプロセッサ933’は、NFC端末90’のアイドル接続リソース情報を取得する。
NFCC93’は、第1の端末によって送信される要求メッセージを受信部931’を用いて受信し、第2のプロセッサ933’をトリガして、要求メッセージに従って、第1の判定を実行することを決定する。要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることをNFC端末90’に通知するのに用いられる。第1の判定は、NFC端末90’のアイドル接続リソース情報に従って、NFC端末90’がアイドル接続リソースを有するか否かを判定するステップである。
第2のプロセッサ933’は第1の判定を実行し、NFC端末90’がアイドル接続リソースを有すると判定された場合、第2のプロセッサ933’は、送信部932’を用いて応答メッセージを第1の端末に送信し、それにより、NFC端末90’の接続構成情報を第1の端末にフィードバックする。或いは、NFC端末90’がアイドル接続リソースを有さないと判定された場合、第2のプロセッサ933’は、NFC端末90’の接続構成情報を第1の端末にフィードバックしないことを決定する。
任意に、本実施形態の実施方式において、第2のプロセッサ933’がNFC端末90’のアイドル接続リソース情報を取得するステップは、第1のプロセッサ91’が、NFC端末90’のアイドル接続リソース情報を取得し、NCI仕様に従って、NFCC93’にNFC端末90’のアイドル接続リソース情報を構成するステップを有する。具体的には、構成プロセスについては、図5A1、図5A2、図5B1および図5B2に示される実施形態を参照されたい。
任意に、本実施形態の実施方式において、第1の端末がハンドオーバー媒体であるとき、要求メッセージは、デバイス有効化要求の開始に用いられる第1のデバイス有効化要求である。第1のデバイス有効化要求は、NFC端末90’が第1のアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定し、それにより、第1の判定が実行される必要があると決定することができるように、第1のアクション識別子を伴う。また、第1の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、かつ接続ハンドオーバープロセス中にNFC端末90’の接続構成情報を第1の端末にフィードバックするために、応答メッセージは第1のデバイス有効化応答である。NFC端末90’の接続構成情報は、NFC端末90’のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含む。
更に任意に、
第1のデバイス有効化要求は、第1の端末の識別に用いられる第3の識別子を更に伴い、第1の端末は、NFC端末90’と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成されるハンドオーバー媒体である。この場合、NFC端末90’がアイドル接続リソースを有すると第2のプロセッサ933’が判定した場合、第2のプロセッサ933’は更に、第2の端末のために接続リソースを予約して、NFC端末90’のアイドル接続リソース情報を更新する。
第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージが送信され、第2の端末のために接続リソースが予約された後、NFC端末90’と第2の端末との間で接続が確立される前に、更に以下の処理が実行される。
NFCC93’が受信部931’を用いて、第3の端末によって送信される第2のデバイス有効化要求を受信し、第2のプロセッサ933’をトリガして第2の判定を実行する。第2のデバイス有効化要求は、第2のアクション識別子および第4の識別子を伴い、第4の識別子は第3の端末の識別に用いられる。第2のプロセッサ933’は、第2のアクション識別子に従って、第2の判定を実行することを決定する。第2の判定は、第4の識別子および第3の識別子に従って、第3の端末と第1の端末とが同じ端末であるか否かを判定し、それにより、送信部932’を用いて第2のデバイス有効化応答を第3の端末に送信するか否かを決定するステップである。
第3の端末と第1の端末とが同じ端末である場合、第2のデバイス有効化応答が送信され、それにより、第3の端末との接続ハンドオーバープロセスを実行し、接続ハンドオーバープロセス中にNFC端末90’の接続構成情報を第3の端末にフィードバックする。第3の端末と第1の端末とが同じ端末でない場合、第2のプロセッサ933’が第2の端末のために接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って判定が実行されて、NFC端末90’がアイドル接続リソースを有するか否かが決定される。有すると決定された場合は上述の第2のデバイス有効化応答が送信され、有さないと決定された場合は上述の第2のデバイス有効化応答は送信されない。
任意に、本実施形態の実施方式において、第2のプロセッサ933’は更に、第3の端末のために接続リソースを予約するように構成される(例えば、第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合)。
任意に、図9Bに示される実施形態において、第1のプロセッサ91’は、NFC端末90’のDH機能を実施する。
図10は、本発明の実施形態に係る接続ハンドオーバー装置の概略構造図である。図10を参照して、接続ハンドオーバー装置100は以下の要素を有する。
送信ユニット101は、要求メッセージを第0の端末に送信するように構成される。要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることを第0の端末に通知するのに用いられる。要求メッセージは端末識別子を含む。第0の端末が端末識別子に従って要求メッセージの送信元を識別することできるように、端末識別子は要求メッセージの送信元の識別に用いらる。
任意に、要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる接続ハンドオーバー要求である。或いは、第0の端末がアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定することができるように、要求メッセージは、アクション識別子を伴うデバイス有効化要求である。
任意に、本実施形態の実施方式において、装置100は更に以下の要素を有する。
構成ユニット102は、送信ユニット101がデバイス有効化要求を送信することができるように、DHを用いてNFCCに端末識別子およびアクション識別子を構成するように構成される。
任意に、本実施形態の実施方式において、装置100は更に以下の要素を有する。
受信ユニット103は、第0の端末が要求メッセージを受信した後に送信される応答メッセージを受信するように構成される。要求メッセージが接続ハンドオーバー要求である場合において、第0の端末がアイドル接続リソースを有するとき、応答メッセージは第0の端末の接続構成情報を含み、有さないとき、応答メッセージは接続構成情報を含まない。要求メッセージがデバイス有効化要求である場合において、第0の端末がアイドル接続リソースであるとき、応答メッセージはデバイス有効化応答である。
本実施形態で提供される装置100は、第0の端末とNFC通信を実行し、第0の端末が端末識別子に従って第0の端末とNFC通信を実行する端末を識別および区別することができるように、接続ハンドオーバー要求メッセージまたはデバイス有効化要求メッセージを用いて、装置100の端末識別子を第0の端末に送信するように構成される。
図11は、本発明の実施形態に係るNFC端末の概略構造図である。図11を参照して、NFC端末110は、プロセッサ111と、メモリ112と、プロセッサ111に接続されるNFCC113とを有する。
メモリ112には、プロセッサ111による呼出し用の対応するプログラム、アプリケーション、データまたはシグナリングが保存される。プロセッサ111およびNFCC113は、NCI仕様を用いて通信を実行する。NFCC113は送信部1131を有する。具体的には、以下のように構成される。
プロセッサ111は、送信部1131を用いて要求メッセージを第0の端末に送信する。要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることを第0の端末に通知するのに用いられる。要求メッセージは端末識別子を含む。端末識別子は、第0の端末が端末識別子に従って要求メッセージの送信元を識別することできるように、要求メッセージの送信元の識別に用いられる。
任意に、要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる接続ハンドオーバー要求である。或いは、第0の端末がアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定することができるように、要求メッセージは、アクション識別子を伴うデバイス有効化要求である。
更に任意に、NFCC113の送信部1131を用いてデバイス有効化要求を送信するために、プロセッサ111は、NCI仕様を用いてNFCC113に端末識別子およびアクション識別子を構成する。
任意に、NFCC113は更に受信部1132を有する。プロセッサ111は、NFCC113の受信部1132を用いて、第0の端末が要求メッセージを受信した後に第0の端末によって送信される応答メッセージを受信する。
要求メッセージが接続ハンドオーバー要求である場合において、第0の端末がアイドル接続リソースを有するとき、応答メッセージは第0の端末の接続構成情報を含み、有さないとき、応答メッセージは第0の端末の接続構成情報を含まない。要求メッセージがデバイス有効化要求である場合において、第0の端末がアイドル接続リソースを有するとき、応答メッセージはデバイス有効化応答である。
当該技術分野の当業者であれば、図9Aのプロセッサ91および図9Bの第1のプロセッサ91’が中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)であってよく、或いは、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)その他のプログラマブル論理素子、個別のゲートまたはトランジスタ論理素子、個別のハードウェアコンポーネント等であってもよいことが理解できるであろう。更に、図9A、図9Bおよび図11に示される実施形態の全ての要素の機能をもつ端末が存在してよい。
本発明の装置実施形態におけるユニット、モジュールまたはコンポーネントの機能の詳細な説明については、方法実施形態の説明を参照されたい。ここでは説明しない。
当該技術分野の当業者であれば、実施形態の方法のプロセスの全部または一部が、関連ハードウェアに命令するコンピュータープログラムによって実施されてよいことが理解できるであろう。プログラムは、コンピューター可読の記憶媒体に保存されてよい。プログラムが動作するときに、実施形態の方法のプロセスが実行される。記憶媒体の例として、磁気ディスク、光学ディスク、リード・オンリー・メモリ(Read-Only Memory,ROM)またはランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)が挙げられる。
上述の開示は本発明の例示的な実施形態に過ぎず、当然ながら、本発明の保護範囲を限定することを目的とするものではない。本発明の特許請求の範囲に従ういかなる均等な変更も、本発明の範囲に包含されるものとする。

Claims (8)

  1. 近距離無線通信に基づく接続ハンドオーバー方法であって、
    第0の端末が、前記第0の端末のアイドル接続リソース情報を取得するステップと、
    第1の端末によって送信される要求メッセージを受信するステップであって、前記要求メッセージは接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることを前記第0の端末に通知するのに用いられる、ステップと、
    前記要求メッセージに従って、以下の第1の判定が実行される必要があると決定するステップと、
    前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報に従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定し、有する場合は、前記第0の端末の接続構成情報を前記第1の端末にフィードバックするために前記第1の端末に応答メッセージを送信し、有さない場合は、前記第1の端末に対する前記第0の端末の接続構成情報のフィードバックを省略するステップと、
    を有し、
    前記第1の端末がハンドオーバー媒体である場合、
    第1の端末によって送信される要求メッセージを受信する前記ステップは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第1の接続ハンドオーバー要求を受信し、それにより、前記第1の判定が実行される必要があると決定するステップを有し、
    前記第1の端末に応答メッセージを送信する前記ステップは、前記第0の端末の前記接続構成情報を含む第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信するステップを有し、前記第0の端末の前記接続構成情報は、前記第0の端末のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含み、
    前記第1の接続ハンドオーバー要求は、前記第1の端末の識別に用いられる第1の識別子を伴い、
    前記第1の端末は、前記第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成されるハンドオーバー媒体であり、
    前記第0の端末がアイドル接続リソースを有すると判定された場合、前記方法は更に、前記第0の端末が、前記第2の端末のために接続リソースを予約して、前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報を更新するステップを有し、
    第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信する前記ステップおよび前記第2の端末のために接続リソースを予約する前記ステップの後、前記第0の端末と前記第2の端末との間で接続が確立される前、前記方法は更に、
    第3の端末によって送信される第2の接続ハンドオーバー要求を受信するステップであって、前記第2の接続ハンドオーバー要求は前記第3の端末の識別に用いられる第2の識別子を伴う、ステップと、
    前記第2の識別子および前記第1の識別子に従って、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末であるか否かを判定して、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定するステップと、
    を有する、方法。
  2. 前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定する前記ステップは、
    前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末である場合、第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送信するステップであって、前記第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含む、ステップと、
    前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末でない場合、前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定するステップと、
    を有する、請求項に記載の方法。
  3. 前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定する前記ステップは、
    前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後の前記アイドル接続リソースに従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを決定し、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有さない場合において、前記第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタであるとき、第1の接続ハンドオーバー選択メッセージを前記第3の端末に送信して、前記第0の端末の接続リソースが制限されることを示し、前記第3の端末がハンドオーバー媒体であるとき、メッセージヘッダおよびメッセージトレーラのみを含む第3の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送信するステップと、
    前記第0の端末がアイドル接続リソースを有する場合において、前記第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタであるとき、第2の接続ハンドオーバー選択メッセージを前記第3の端末に送信し、前記第2の接続ハンドオーバー選択メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含み、前記第3の端末がハンドオーバー媒体であるとき、第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送り、前記第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含む、ステップと、
    を有する、請求項に記載の方法。
  4. 近距離無線通信のための接続ハンドオーバー装置であって、
    第0の端末のアイドル接続リソース情報を取得するように構成される取得ユニットと、
    第1の端末によって送信される要求メッセージを受信するように構成される第1の受信ユニットであって、前記要求メッセージは接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることを前記第0の端末に通知するのに用いられる、第1の受信ユニットと、
    前記要求メッセージに従って、第1の判定ユニットがトリガされる必要があると決定するように構成される第1の決定ユニットと、
    前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報に従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定し、有する場合は第1の送信ユニットをトリガするように構成される前記第1の判定ユニットであって、有さない場合は、前記接続ハンドオーバー装置は前記第0の端末の接続構成情報を前記第1の端末にフィードバックしない、前記第1の判定ユニットと、
    前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第1の端末にフィードバックするために、応答メッセージを前記第1の端末に送信するように構成される前記第1の送信ユニットと、
    を備え
    前記第1の受信ユニットは、前記第1の端末がハンドオーバー媒体であるときは、前記第1の端末によって送信され接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる第1の接続ハンドオーバー要求を受信するように構成され、
    前記第1の送信ユニットは、前記第1の端末がハンドオーバー媒体であるときは、前記第0の端末の前記接続構成情報を含む第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第1の端末に送信するように構成され、前記第0の端末の前記接続構成情報は、前記第0の端末のBluetooth接続構成情報および/またはWi−Fi接続構成情報を含み、
    前記第1の接続ハンドオーバー要求は、前記第1の端末の識別に用いられる第1の識別子を伴い、
    前記装置は更に、
    前記第1の端末が前記第0の端末と第2の端末とを接続の確立の際に補助するように構成されるハンドオーバー媒体である場合において、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有すると前記第1の判定ユニットが判定したとき、前記第2の端末のために接続リソースを予約して、前記第0の端末の前記アイドル接続リソース情報を更新するように構成される第1の処理ユニットと、
    前記装置が前記第1の接続ハンドオーバー媒体メッセージを送信し前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後、前記第0の端末と前記第2の端末との間で接続が確立される前に、第3の端末によって送信される第2の接続ハンドオーバー要求を受信するように構成される第2の受信ユニットであって、前記第2の接続ハンドオーバー要求は前記第3の端末の識別に用いられる第2の識別子を伴う、第2の受信ユニットと、
    前記第2の接続ハンドオーバー要求に従って、第2の処理ユニットをトリガすると決定するように構成される第2の決定ユニットと、
    前記第2の識別子および前記第1の識別子に従って、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末であるか否かを決定して、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定するように構成される前記第2の処理ユニットと、
    を備える、装置。
  5. 前記第2の処理ユニットは、
    前記第2の識別子および前記第1の識別子に従って、前記第3の端末と前記第1の端末とが同じ端末であるか否かを判定し、同じ端末であると決定した場合に第1の送信モジュールをトリガし、同じ端末でないと決定した場合に第1の処理モジュールをトリガするように構成される第1の判定モジュールと、
    第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送信するように構成される前記第1の送信モジュールであって、前記第2の接続ハンドオーバー媒体メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含む、前記第1の送信モジュールと、
    前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後のアイドル接続リソースに従って、前記第0の端末の前記接続構成情報を前記第3の端末にフィードバックするか否かを決定するように構成される前記第1の処理モジュールと、
    を有する、請求項に記載の装置。
  6. 前記第1の処理モジュールは、
    前記第0の端末が前記第2の端末のために前記接続リソースを予約した後の前記アイドル接続リソースに従って、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するか否かを判定し、アイドル接続リソースがないと判定された場合に第1の送信サブモジュールをトリガし、アイドル接続リソースがあると決定された場合に第2の送信サブモジュールをトリガするように構成される第1の判定サブモジュールと、
    前記第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合に、第1の接続ハンドオーバー選択メッセージを前記第3の端末に送信して、前記第0の端末の接続リソースが制限されることを示し、前記第3の端末がハンドオーバー媒体である場合に、メッセージヘッダおよびメッセージトレーラのみを含む第3の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送信するように構成される前記第1の送信サブモジュールと、
    前記第3の端末が接続ハンドオーバーリクエスタである場合に、第2の接続ハンドオーバー選択メッセージを前記第3の端末に送信するように構成され、前記第2の接続ハンドオーバー選択メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含み、または、前記第3の端末がハンドオーバー媒体である場合に、第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージを前記第3の端末に送信するように構成され、前記第4の接続ハンドオーバー媒体メッセージは前記第0の端末の前記接続構成情報を含む、前記第2の送信サブモジュールと、
    を有する、請求項に記載の装置。
  7. 近距離無線通信のための接続ハンドオーバー装置であって、
    要求メッセージを第0の端末に送信するように構成される送信ユニットであって、前記要求メッセージは接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられるか、または、接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があることを前記第0の端末に通知するのに用いられ、前記要求メッセージは端末識別子を伴い、前記端末識別子は、前記第0の端末が前記端末識別子に従って前記要求メッセージの送信元を識別できるように、前記要求メッセージの送信元の識別に用いられる、送信ユニット、
    を備え
    前記要求メッセージは、接続ハンドオーバープロセスの開始に用いられる接続ハンドオーバー要求であるか、または、
    前記要求メッセージは、前記第0の端末がアクション識別子に従って接続ハンドオーバープロセスが実行される必要があると決定できるように、前記アクション識別子を伴うデバイス有効化要求であり、
    前記装置は更に、
    前記送信ユニットが前記デバイス有効化要求を送信できるように、DHを用いてNFCCに前記端末識別子および前記アクション識別子を構成するように構成される構成ユニット、
    を備える、装置。
  8. 前記第0の端末が前記要求メッセージを受信した後、前記第0の端末によって送信された応答メッセージを受信するように構成される受信ユニット、
    を更に備え、
    前記要求メッセージが前記接続ハンドオーバー要求である場合において、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するとき、前記応答メッセージは前記第0の端末の接続構成情報を含み、有さないとき、前記応答メッセージは前記第0の端末の接続構成情報を含まず、
    前記要求メッセージが前記デバイス有効化要求である場合において、前記第0の端末がアイドル接続リソースを有するとき、前記応答メッセージはデバイス有効化応答である、
    請求項に記載の装置。
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