JP6139325B2 - 切削ブレードの摩耗検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、切削ブレードの偏摩耗を検査する切削ブレードの摩耗検査方法に関し、特にエッジトリミング加工で行われる切削ブレードの摩耗検査方法に関する。
半導体製造工程において、外周部分が面取りされているウェーハの一面が研削されると、面取りされたウェーハの外周部分がナイフエッジ状になり、外周側から欠けが生じてウェーハが破損するという問題があった。この問題を解決するために、ウェーハの薄化後にナイフエッジになりうる面取り部を、研削加工に先だってウェーハの外周部から除去(トリミング)する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。エッジトリミング加工は、ウェーハの外周部分を切削ブレードで切り込み、ウェーハを1回転させることで、ウェーハの外周部分が切削ブレードにより除去される。
しかし、エッジトリミング加工においては、切削ブレードの片面側だけが切削に寄与するため、切削ブレードの両面の摩耗量に差が生じて偏摩耗するという問題がある。このため、定期的に切削ブレードの摩耗状態を確認する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の方法では、新規の切削ブレードで検査用試料を切り込んだ切削溝を基準画像として撮像し、加工後の切削ブレードで検査用試料を切り込んだ切削溝の画像を基準画像と比較する。そして、画像処理によって両画像の類似点を算出することで、切削ブレードの摩耗を検査している。
特開2012−009550号公報 特開2011−249571号公報
しかしながら、特許文献2に記載の方法では、新規の切削ブレードによる切削溝と加工後の切削ブレードによる切削溝に対して複雑な画像処理を施して類似点を算出するため、処理が複雑になって検査時間が長くなるという問題があった。また、特許文献2に記載の方法では、検査用試料を同じ深さだけ切り込んで検査用試料表面の切削溝の外縁を比較するものであるため、切削溝の深い部分でRが付いている場合、すなわち、切削ブレードの先端に近い位置が摩耗している場合には摩耗を精度よく検査することができなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、検査を簡略化することができ、さらに切削ブレードの摩耗を高精度に検査することができる切削ブレードの摩耗検査方法を提供することを目的とする。
本発明の切削ブレードの摩耗検査方法は、基準厚みを有する円環状の切削ブレードをウェーハの外周部分に表面側から所定切り込み量切り込ませるとともにウェーハを回転させてウェーハの外周部分を円形に切削加工した後に、ウェーハの裏面側から研削をして所定仕上げ厚みに薄化するウェーハの加工方法において使用する該切削ブレードの摩耗を検査する切削ブレードの摩耗検査方法であって、該切削ブレードを検査用試料に対して該所定切り込み量から該所定仕上げ厚みに相当する量を差し引いた切り込み量で切り込み、該検査用試料の表面に該切削ブレードの外形形状を転写した切削溝を形成して、該切削溝を含む領域を撮像手段で撮像し切削溝画像を取得する切削溝画像取得工程と、該切削溝画像取得工程の後に、該切削溝画像から画像処理により切削溝幅を測定する切削溝幅測定工程と、該切削溝幅測定工程において測定した該切削溝幅が切削ブレードの該基準厚みと同等であるか否かを判定する判定工程と、該判定工程において該切削溝幅が該切削ブレードの該基準厚みを下回った場合に同等でないと判定し、報知する報知工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、切削ブレードの外形形状が検査用試料の表面に切削溝として転写され、切削溝が撮像されて画像処理されることで切削溝画像の切削溝幅が測定される。そして、切削溝画像の切削溝幅と切削ブレードとの基準厚みとが比較されることで、切削ブレードの摩耗が検査される。この場合、切削溝画像から切削溝幅が測定されるだけなので、画像処理が複雑になることがなく検査時間を短くできる。また、ウェーハに対する切り込み量から最終的な仕上げ厚みを差し引いた切り込み量で検査用試料が切り込まれて切削溝が形成される。このため、検査用試料の表面の切削溝幅を測定することで、ウェーハの仕上げ厚みの裏面側での切削溝幅が測定される。切削ブレードの先端に近い位置で摩耗が検査されるため、摩耗が進行する前に切削ブレードを整形できる。よって、切削ブレードでウェーハの外周部分を円形に切削した場合に、ウェーハの外周部分にRが付き難くなり、仕上げ厚みまで薄化されたウェーハの外周面の傾きが抑えられる。
本発明によれば、ウェーハに対する切り込み量から最終的な仕上げ厚みを差し引いた切り込み量で検査用試料を切り込んで切削溝を形成し、切削溝の切削溝画像から画像処理によって切削溝幅を測定することで、検査を簡略化することができ、さらに切削ブレードの摩耗を高精度に検査することができる。
本実施の形態に係るエッジトリミング加工の一例を示す図である。 本実施の形態に係る切削溝画像取得工程の一例を示す図である。 本実施の形態に係る切削溝幅測定工程の一例を示す図である。 本実施の形態に係る判定工程及び報知工程の一例を示す図である。 本実施の形態に係る研削加工の一例を示す図である。
以下、本実施の形態に係る切削ブレードの摩耗検査方法について説明する。本実施の形態に係る切削ブレードの摩耗検査方法は、円環状の切削ブレードでウェーハの外周部分を表面側から切り込んでエッジトリミングした後にウェーハを裏面側から研削して所定の仕上げ厚みまで薄化する加工において実施される。まず、図1を参照してエッジトリミング加工について簡単に説明する。図1は、本実施の形態に係るエッジトリミング加工の一例を示す図である。
図1に示すように、エッジトリミング加工では、切削装置(不図示)のチャックテーブル1上にウェーハWが保持される。ウェーハWは、表面31を上に向けてウェーハWの中心がチャックテーブル1の回転軸(Z軸)に一致するように保持されている。切削ブレード2は、ウェーハWの面取り部33を除去するように、ウェーハWの外周部分に位置付けられている。このとき、切削ブレード2の回転軸(Y軸)がウェーハWの中心線と一致するように位置合わせされている。そして、噴射ノズル(不図示)から切削水が噴射されると共に切削ブレード2が高速回転され、切削ブレード2によってウェーハWの面取り部33が切り込まれる。
続いて、チャックテーブル1が回転することで、ウェーハWの表面31側の面取り部33が円形に切削加工されて、ウェーハWの外周に沿った段状溝34が形成される。この場合、切削ブレード2によって、後工程である研削加工での仕上げ厚みt1(図2B参照)よりも深く切り込まれている。このため、ウェーハWの外周部分には、研削後のウェーハWの外周部分がナイフエッジ状に残ることがなく、ウェーハWの外周部分におけるクラックの発生が防止されている。なお、本実施の形態では、ウェーハWとして、シリコンウェーハを使用するが、ガリウム砒素等の半導体ウェーハを使用してもよいし、セラミック、ガラス、サファイア(Al23)系の無機材料基板等を使用してもよい。
ところでエッジトリミングでは、切削ブレード2の片面側だけが切削に寄与するため、切削ブレード2が偏摩耗する。このため、偏摩耗が進行しない所定のタイミングで、切削ブレード2の摩耗が検査される。本実施の形態に係る切削ブレード2の摩耗検査方法では、切削溝画像取得工程、切削溝幅測定工程、判定工程、報知工程を経て切削ブレード2の摩耗が検査される。切削溝画像取得工程では、エッジトリミング時におけるウェーハWに対する切り込み量d1から最終的な仕上げ厚みt1を差し引いた切り込み量d2で検査用試料Sが切り込まれ、撮像手段3によって切削溝12が撮像される(図2参照)。
切削溝幅測定工程では、画像処理によって切削溝画像16から切削溝幅L1が測定される(図3参照)。判定工程では、切削溝幅L1が切削ブレード2の基準厚みL2と同等か否かが判定される(図4参照)。報知工程では、切削溝幅L1が切削ブレード2の基準厚みL2を下回った場合に、切削ブレード2が摩耗していることが報知される(図4参照)。このような一連の工程により、切削ブレード2の摩耗が高精度に検査され、切削ブレード2に対するフラットドレスのタイミングが適切に報知される。これにより、切削ブレード2に対するフラットドレスが必要最小限に抑えられて生産性が低下することがない。
以下、図2から図4を参照して、本実施の形態に係る切削ブレードの摩耗検査方法について詳細に説明する。図2は切削溝画像取得工程、図3は切削溝幅測定工程、図4は判定工程及び報知工程のそれぞれ一例を示す図である。
図2Aに示すように、まず切削溝画像取得工程が実施される。切削溝画像取得工程では、例えば数枚のウェーハWに対してエッジトリミングが実施された後に切削ブレード2が検査用試料Sの上方に位置付けられ、切削ブレード2が下降してエッジトリミング時の同じ回転数で検査用試料Sが切り込まれる。切削ブレード2の切り込みによって、検査用試料Sの表面11に切削ブレード2の外形形状が切削溝12の外縁として転写される。この場合、切削ブレード2の先端形状は、一側面21側だけが切削に寄与しているため、一側面21側の角部だけが摩耗している。この切削ブレード2の摩耗は検査用試料Sの切削溝12の外縁に反映される。
また、図2Bに示すように、検査用試料Sに対する切削ブレード2の切り込み量は、エッジトリミング時の切削ブレード2の切り込み量d1から仕上げ厚みt2を差し引いた量d2に調整されている。このため、切削溝画像取得工程においては、ウェーハWの仕上げ厚みt1での裏面35が検査用試料Sの表面11に対応し、切削ブレード2の先端に近い位置の外形形状が検査用試料Sの表面11に切削溝12の外縁として転写される。なお、図2Bでは説明の便宜上、ウェーハWの仕上げ厚みt1での裏面35と検査用試料Sの表面11とが同一平面上になるように配置しているが、この構成に限定されない。検査用試料Sが、切削ブレード2の切り込み量d1から仕上げ厚みt2を差し引いた量d2だけ切り込まれる構成であればよい。
そして、図2Cに示すように、撮像手段3が切削溝12の上方に位置付けられ、切削溝12を含む領域が撮像手段3によって撮像される。検査用試料S上の切削溝12の外縁が切削溝画像16(図3参照)として取得される。このように、切削溝画像取得工程では、ウェーハWの仕上げ厚みt1の裏面35側における切削溝画像16が取得される。エッジトリミング時には切削ブレード2の先端側から摩耗していくので、ウェーハWの仕上げ厚みt1の裏面35側の切削溝画像16の取得によって、切削ブレード2の先端側での摩耗を切削溝画像16に適切に反映させることができる。
なお、検査用試料Sとして、ウェーハWの非デバイス部分と同じ材質のものが使用される。例えば、本実施の形態では、ウェーハWとしてシリコンウェーハが用いられるため、検査用試料SとしてウェーハWと同じ材質のシリコンの小片が用いられている。なお、検査用試料Sは、切削ブレード2の外形形状を転写可能な材質であれば、ウェーハWの非デバイス部分と同じ材質なものに限定されるものではない。
図3に示すように、切削溝画像取得工程の後には切削溝幅測定工程が実施される。切削溝幅測定工程では、切削溝画像16に簡単な画像処理が施されて切削溝幅L1が測定される。具体的には、切削溝画像16にエッジ強調処理が施されて、切削溝12の外縁の濃度勾配が急峻にされた後に切削溝幅L1が測定される。図3図示左側に示すように、比較的摩耗が進行していない切削ブレード2で検査用試料Sを切り込んだ場合、切削溝12の外縁形状が上面視略矩形状となり、切削ブレード2の摩耗量が切削溝幅L1に反映されない。すなわち、切削溝幅L1は切削ブレード2の初期状態の基準厚みL2と略同一になる。
一方、図3図示右側に示すように、比較的摩耗が進行した切削ブレード2で検査用試料Sを切り込んだ場合、切削溝12の外縁形状が切削ブレード2の一側面21で丸みを持った形状となると共に、切削ブレード2の摩耗量が切削溝幅L1に反映される。このように、切削ブレード2の摩耗によって切削溝12の外縁形状が変化するだけでなく、切削ブレード2の摩耗量に応じて切削溝幅L1も変化する。本件出願人はこの点に着目して、切削溝画像16から切削溝12の外縁全体の座標を取得するのではなく、切削溝12から切削溝幅L1だけを測定することで切削溝画像16に施される画像処理を簡略化している。
図4に示すように、切削溝幅測定工程の後には判定工程が実施される。判定工程では、切削溝幅L1と切削ブレード2の基準厚みL2とが同等か否かが判定される。切削ブレード2の基準厚みL2は、エッジトリミングが開始される前に測定されている。具体的には、図4図示左側に示すように、検査用試料Sに対して切削ブレード2がエッジトリミング時と同じ回転数で深めに切り込まれ、切削溝画像取得工程及び切削溝幅測定工程と同様にして切削ブレード2が摩耗していない状態の切削溝幅L1が測定される。この切削溝幅L1が切削ブレード2の基準厚みL2として取得され、図4図示右側に示すように、エッジトリミング後の切削ブレード2による切削溝幅L1と比較される。
切削溝測定工程で測定された切削溝幅L1が切削ブレード2の基準厚みL2に一致する場合には、切削ブレード2の摩耗が進行していないと判定される。切削溝幅測定工程で測定された切削溝幅L1が切削ブレード2の基準厚みL2を下回った場合には、切削ブレード2の摩耗が進行していると判定される。なお、本実施の形態においては、エッジトリミングの開始前に切削ブレード2で検査用試料Sを実際に切り込むことで切削ブレード2の基準厚みL2を取得する構成としたが、この構成に限定されない。切削ブレード2が高精度に作られている場合には、切削ブレード2の基準厚みL2として設計値を用いてもよい。
判定工程において切削溝幅L1が切削ブレード2の基準厚みL2を下回ったと判定された場合には報知工程が実施される。報知工程では、オペレータに対して切削ブレード2が摩耗していることが報知され、切削ブレード2に対するフラットドレスを促している。なお、報知工程では、オペレータに切削ブレード2のフラットドレスを促すことができればよく、例えば、音声報知、発光報知、表示報知のいずれで報知されてもよい。また、判定工程において切削溝幅L1が切削ブレード2の基準厚みL2と同等な場合には、切削ブレード2の検査が終了され、ウェーハWのエッジトリミングが再開される。
このエッジトリミング後のウェーハWについては、研削加工が施されて所定の仕上げ厚みt1まで薄化される。ここで図5を参照して、研削加工について簡単に説明する。図5は、本実施の形態に係る研削加工の一例を示す図である。
図5Aに示すように、研削加工では、裏面32を上に向けた状態でウェーハWがチャックテーブル4に保持され、ウェーハWの上方に研削手段5が位置付けられる。そして、研削手段5の研削ホイール6がZ軸回りに回転しながらチャックテーブル4に近づけられ、研削ホイール6とウェーハWの裏面32とが回転接触することでウェーハWが裏面32側から研削される。そして、ウェーハWが仕上げ厚みt1に近付くように研削手段5の送り量が制御され、ウェーハWが仕上げ厚みまで研削されると、研削手段5による研削加工が停止される。
このとき、ウェーハWの表面31側の面取り部33(図1参照)がエッジトリミングによって事前に除去されているため、ウェーハWの外周部分に面取り部33が残ってナイフエッジ状に形成されることがない。よって、薄化されたウェーハWの外周部分に欠けが生じ難くなっている。上記した切削ブレード2の摩耗検査方法では、ウェーハWの仕上げ厚みt1の裏面35に相当する部分で切削ブレード2の摩耗量が検査されている。よって、切削ブレード2の先端側の摩耗が進行する前に、切削ブレード2の先端形状が整形されるため、図5Bに示すようにウェーハWの外周面36に傾きが生じることがない。
以上のように、本実施の形態に係る切削ブレード2の摩耗検査方法によれば、切削ブレード2の外形形状が検査用試料Sの表面31に切削溝12として転写され、切削溝12が撮像されて画像処理されることで切削溝画像16の切削溝幅L1が測定される。切削溝画像16の切削溝幅L1と切削ブレード2との基準厚みL2とが比較されることで、切削ブレード2の摩耗が検査される。この場合、切削溝画像16から切削溝幅L1が測定されるだけなので、画像処理が複雑になることがなく検査時間を短くできる。また、ウェーハWに対する切り込み量から最終的な仕上げ厚みt1を差し引いた切り込み量d2で検査用試料Sが切り込まれて切削溝12が形成される。このため、検査用試料Sの表面31の切削溝幅L1を測定することで、ウェーハWの仕上げ厚みt1での裏面32側での切削溝幅が測定される。切削ブレード2の先端に近い位置で摩耗が検査されるため、摩耗が進行する前に切削ブレード2を整形できる。よって、切削ブレード2でウェーハWの外周部分を円形に切削した場合に、ウェーハWの外周部分にRが付き難くなり、仕上げ厚みt1まで薄化されたウェーハWの外周面36の傾きが抑えられる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態において、切削溝画像取得工程では、検査用試料SがウェーハWの厚みから仕上げ厚みt1を差し引いた厚みを有する構成としたが、この構成に限定されない。切削溝画像取得工程では、検査用試料Sに対してウェーハWに対する切り込み量d1から仕上げ厚みt1に相当する量t1を差し引いた量d2を切り込む構成であればよく、検査用試料Sの厚みは特に限定されない。
また、上記実施の形態において、切削溝幅測定工程では切削溝画像に対してエッジ強調処理を施した後に切削溝幅L1を測定する構成としたが、この構成に限定されない。切削溝幅測定工程では、切削溝画像16から切削溝幅L1を測定可能な画像処理であれば、どのような画像処理であってもよい。
また、上記実施の形態において、判定工程では切削溝幅L1と切削ブレード2の基準厚みL2とが同等か否かが判定されたが、切削溝幅L1と切削ブレード2の基準厚みL2とが完全に一致しているか否かに限られない。切削溝幅L1と切削ブレード2の基準厚みL2とが、所定の誤差を持たせた範囲で一致しているか否かが判定されればよい。この場合、所定の誤差は、切削ブレード2の摩耗として影響がない程度に設定される。
以上説明したように、本発明は、検査を簡略化することができ、さらに切削ブレードの摩耗を高精度に検査することができるという効果を有し、特に、エッジトリミング加工で行われる切削ブレードの摩耗検査方法に有用である。
2 切削ブレード
3 撮像手段
11 検査用試料の表面
12 切削溝
16 切削溝画像
31 ウェーハの表面
32 ウェーハの裏面
33 面取り部
35 仕上げ厚みの裏面
36 ウェーハの外周面
d1 切り込み量
d2 差し引いた量
L1 切削溝幅
L2 基準厚み
S 検査用試料
t1 仕上げ厚み
W ウェーハ

Claims (1)

  1. 基準厚みを有する円環状の切削ブレードをウェーハの外周部分に表面側から所定切り込み量切り込ませるとともにウェーハを回転させてウェーハの外周部分を円形に切削加工した後に、ウェーハの裏面側から研削をして所定仕上げ厚みに薄化するウェーハの加工方法において使用する該切削ブレードの摩耗を検査する切削ブレードの摩耗検査方法であって、
    該切削ブレードを検査用試料に対して該所定切り込み量から該所定仕上げ厚みに相当する量を差し引いた切り込み量で切り込み、該検査用試料の表面に該切削ブレードの外形形状を転写した切削溝を形成して、該切削溝を含む領域を撮像手段で撮像し切削溝画像を取得する切削溝画像取得工程と、
    該切削溝画像取得工程の後に、該切削溝画像から画像処理により切削溝幅を測定する切削溝幅測定工程と、
    該切削溝幅測定工程において測定した該切削溝幅が切削ブレードの該基準厚みと同等であるか否かを判定する判定工程と、
    該判定工程において該切削溝幅が該切削ブレードの該基準厚みを下回った場合に同等でないと判定し、報知する報知工程と、
    を備えることを特徴とする切削ブレードの摩耗検査方法。
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