JP6138738B2 - 中継通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信デバイス又は固定通信デバイスに中継サービスを提供するための通信システム及びその構成要素に関する。本発明は、限定されるわけではないが特に、3GPP標準規格文書TR36.814V1.5.0において現在規定されているようなLTE−Advancedにおいて用いられる中継サービスに関する。
本出願は、2010年1月12日付けの英国特許出願第1000449.7に基づき、該特許出願の優先権を主張するものである。該特許出願の開示は参照によりその全体が本明細書に援用される。
中継は、LTE−Advancedに関して、例えばユーザー機器(UE)のための高データレートのカバレッジ、グループモビリティ、一時ネットワーク展開、セルエッジスループットを改善し、かつ/又は新たなセルエリア内のカバレッジを提供するツールとみなされる。中継ノードはドナーセルを介して無線で無線アクセスネットワークに接続される。中継ノードのスペクトル使用法に関して、その動作は以下に分類することができる。
・帯域内。この場合、基地局対中継器リンクは、中継器対UEリンクと同じキャリア周波数を共有する。Rel−8UE(3GPP仕様書TS36.211V8.6.0、TS36.212V8.6.0、及びTS36.213V8.6.0を参照されたい)はこの場合ドナーセルに接続することができるはずである。
・帯域外。この場合、基地局対中継器リンクは、中継器対UEリンクと同じキャリア周波数で動作しない。
タイプ1中継器は、自身のセルを制御する帯域内中継器である。この中継器は、1つ又は幾つかのセルを制御し、一意の物理層セル識別情報が、中継器によって制御されるセルのそれぞれに提供される。同じRRM(無線リソース管理)メカニズムが利用可能であり、UEの観点から、中継器によって制御されるセルにアクセスするのと、「通常の」eNodeB(LTE基地局)によって制御されているセルにアクセスするのとには違いがない。中継器によって制御されるセルも、LTE Rel−8(レガシー)UEをサポートするべきである。
帯域内中継の場合、eNodeB対中継器リンクは、中継器対UEリンクと同じ周波数スペクトルで動作する。中継送信機が自身の受信機に対し干渉を引き起こすことから、eNodeB対中継器の送信及び中継器対UEの送信を同じ周波数リソース上で同時に行うことは、例えば特定の、十分隔てられ、かつ十分分離されたアンテナ構造により発信信号及び着信信号の十分な分離が提供されない限り達成可能でない場合がある。同様に、中継器において、中継器がeNodeBへ送信するのと同時にUE送信を受信することが可能でない場合がある。
干渉問題に対処する1つの可能性は、中継器がドナーeNodeBからデータを受信することになっているとき、該中継器がUEに送信しないように該中継器を動作させること、すなわち中継器対UE送信に「ギャップ」を生成することである。その間UE(Rel−8のUEを含む)が中継送信を一切予期しないことになっているこれらの「ギャップ」は、MBSFN(単一の周波数ネットワークを介したマルチメディアブロードキャスト)サブフレームを構成することによって作成することができる。同様に、中継器対eNodeB送信は、幾つかのサブフレームにおいてUE対中継器送信を一切可能にしないことによって容易にすることができる。しかしながら、中継器はドナーセルのPDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)を読み取ることができないので、MBSFNサブフレームの使用によって、中継制御構造に幾つかの設計制限が生じる。このため、専ら中継局のために新たな制御チャネル(R−PDCCH)が要求される。
2009年10月12日〜16日に開催された前回のRAN1#58Bis会議以来、新たな中継ノード制御チャネルを取り巻く種々の課題が議論されてきた。未解決の課題の中には、インターリービング、周波数領域におけるR−PDCCH配置、及び時間領域におけるR−PDCCH領域サイズを含むR−PDCCH多重化がある。
本発明者らは、LTE−Advanced・リリース10の早期の展開は主に固定中継ノードに基づくことになり、その後の展開において、移動中継ノードも用いられることになるものと確信している。それゆえ、本発明者らは、ドナー基地局へのバックホールサブフレームにおいて、移動中継ノードのための周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び固定中継ノードのための周波数選択R−PDCCH送信の両方をサポートする必要があること、並びに上記で検討された未解決の課題の選択に及ぼすその影響を明らかにすることが重要であると考える。
本出願は、これらの課題と、同じドナー基地局を用いて周波数ダイバーシティ及び周波数選択の両方のR−PDCCH送信をサポートする方法とを検討する。
本発明の基地局は、第1の送信方式と第2の送信方式のいずれかを用いて中継局に制御データを送信することが可能な基地局であって、前記第1の通信方式を用いて第1の中継局と通信する手段と、前記第2の通信方式を用いて第2の中継局と通信する手段と、を備え、前記第1の通信方式は、少なくとも前記第1の中継局と、第3の中継局とに送信する前記制御データを、少なくとも1つのリソースブロックにインターリーブして送信することが可能であり、前記第2の通信方式は、前記第2の中継局に送信する制御データを、少なくとも1つのリソースブロックにインターリーブせずに送信することが可能である。
本発明の基地局における通信方法は、第1の送信方式と第2の送信方式のいずれか一方を用いて中継局に制御データを送信することが可能な基地局における通信方法であって、前記第1の通信方式を用いて、第1の中継局と通信し、前記第2の通信方式を用いて、第2の中継局と通信し、前記第1の通信方式は、少なくとも前記第1の中継局と、第3の中継局とに送信する前記制御データを、少なくとも1つのリソースブロックにインターリーブして送信することが可能であり、前記第2の通信方式は、前記第2の中継局に送信する制御データを、少なくとも1つのリソースブロックにインターリーブせずに送信することが可能である。
本発明は、対応する方法、及びキャリア信号又は記録媒体上に提供することができる対応するコンピューターソフトウェア製品も提供する。
本発明のこれらの特徴及び態様並びに他の特徴及び態様は、添付の図面を参照して例示としてのみ説明される本発明の以下の実施形態から明らかとなるであろう。
記述される実施形態に適用可能なタイプの移動通信システムを示す概略図である。 図1に示されるシステムの無線リンクを介して通信する際に用いられる汎用フレーム構造を示す概略図である。 周波数サブキャリアがリソースブロックに分割される方法及びタイムスロットが複数のOFDMシンボルに分割される方法を示す概略図である。 基地局サブフレーム及び中継局サブフレームを示し、2つのサブフレームが時間同期するときに引き起こされる問題を示す図である。 周波数分割多重化を用いることによって中継ノードが基地局からR−PDCCH制御データを受信することができる1つの方法を示す図である。 ハイブリッド時分割多重化及び周波数分割多重化を用いることによって中継ノードが基地局からR−PDCCH制御データを受信することができる別の方法を示す図である。 中継ノードのためのR−PDCCH制御データを互いにインターリーブして周波数ダイバーシティ利得を達成する1つの方法を示す図である。 中継ノードのためのR−PDCCH制御データをサブフレーム内に配置して周波数選択利得を達成する別の方法を示す図である。 周波数ダイバーシティ送信及び周波数選択送信の両方を用いて、中継ノードのためのR−PDCCH制御データを同じサブフレーム内で送信することができる方法を示す図である。 複数の異なる中継局のためのR−PDCCHデータをサブフレーム内でいかに互いに多重化することができるかを示す概略図である。 図1に示される基地局の主要構成要素を示すブロック図である。 図1に示される中継局の主要構成要素を示すブロック図である。 FD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信の例を示す図である(A〜Dは各中継器を意味し、「+」はインターリーブされることを意味する)。 同じサブフレーム内でFD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信が共存する例を示す図である(A〜Eは各中継器を意味し、「+」はインターリーブされることを意味する)。
概観
図1は移動電話3−1、3−2、3−3及び3−4のユーザーが、基地局5又は中継局7−1及び7−2並びに電話網8を介して他のユーザー(図示せず)と通信することができる移動(セルラー)電気通信システム1を概略的に示している。図1に示すように、基地局5はコアネットワーク8に直接接続され、このため基地局5に直接接続された移動電話3−1及び3−2(これ以降、直接MTと呼ぶ)は通常の形で通信する。しかしながら、中継局7は基地局5を介してのみコアネットワーク8に接続される。したがって、中継局7に接続された移動電話3−3及び3−4(これ以降、中継MTと呼ぶ)に対する通信は、それらの中継MTと中継局7との間の無線インターフェース、及び中継局7と基地局5との間の無線インターフェースを介して送信されなくてはならない。図1に(ラベルFを用いて)示されているように、この実施形態では、基地局5及び中継局7は同じ周波数帯内でダウンリンクデータを送信する。干渉を回避するために、中継局7は、自身がサービングしている中継MT3にデータを送信しているとき、基地局5からデータを受信しない。同様に、アップリンクにおいて、中継局7は、自身がサービングしている中継MT3からデータを受信するのと同時に基地局5にデータを送信しない。
以下でより詳細に説明されるように、本実施形態は、LTE Rel8(したがってレガシー(Rel’8)移動電話との下位互換性)に関して合意された全体サブフレーム構造を維持しながら、中継局7のための制御データを基地局5から中継局7にシグナリングすることができる複数の異なる方法を説明する。
LTEサブフレームデータ構造
中継局7のための制御データが基地局5から送信される特定の方法を検討する前に、LTE Rel8に関して合意されたアクセス方式及び全体フレーム構造の説明が与えられる。直交周波数分割多元接続(OFDMA)技法がダウンリンクに用いられ、直接MT(3−1及び3−2)並びに中継局7が基地局5との無線インターフェースを介してデータを受信することを可能にし、かつ中継MT(3−3及び3−4)が中継局7との無線インターフェースを介してデータを受信することを可能にする。移動電話3又は中継局7に送信されることになるデータ量に応じて、基地局5によって、各直接MT3及び中継局7に(所定の時間量の間)異なるサブキャリアが配分される。これらはLTE仕様において物理リソースブロック(PRB)と呼ばれる。このため、PRBは時間及び周波数次元を有する。同様に、中継MTに送信されることになるデータ量に応じて、中継局7によって各中継MTに(所定の時間量の間)異なるサブキャリアが配分される。これを行うために、基地局5(及び中継局7)は、自身がサービングしているデバイスごとにPRBを動的に配分し、制御チャネルにおいて、サブフレーム(TTI)ごとの配分をスケジューリングされたデバイスのそれぞれにシグナリングする。
図2aは、基地局5との無線インターフェースを介したLTE Rel8通信に関して合意された一般的なフレーム構造を示している。図示されるように、1つのフレーム13は10msecの長さであり、1msecの持続時間の10個のサブフレーム15(送信時間間隔(TTI)として知られる)を含む。各サブフレームすなわちTTIは、0.5msecの持続時間の2つのスロット17を含む。各スロット17は、標準サイクリックプレフィックス(CP)が用いられるか、又は拡張サイクリックプレフィックス(CP)が用いられるかに依拠して、6つ又は7つのOFDMシンボル19を含む。利用可能なサブキャリアの総数は、システムの全送信帯域幅に依拠する。LTE仕様は1.4MHz〜20MHzのシステム帯域幅のためのパラメーターを規定し、1つのPRBは現在1つのスロット17の12個の連続サブキャリアを含むと規定されている。LTE Rel’8仕様によって、基地局スケジューラによって割り当てられるリソース配分の最小要素として、2つのスロットにわたるPRBも規定されている。送信されるダウンリンク信号は、Nsymb個のOFDMシンボルの持続時間の間にNBW個のサブキャリアを含む。これは、図2bに示されるように、リソースグリッドによって表すことができる。グリッド内の各枠は、1シンボル期間の単一のサブキャリアを表し、リソースエレメントと呼ばれる。図示されるように、各PRB21は12個の連続サブキャリア及び(この場合)サブキャリアごとの7個のシンボルから形成される。ただし、実際には各サブフレーム15の第2のスロット17においても同じ配分が行われる。
中継のためのMBSFNフレーム構造
MBSFNサブフレーム15がLTE Rel8におけるマルチキャストチャネルに関して既に規定されており、このため下位互換性を提供するので、MBSFNサブフレーム15を用いて中継をサポートすることが既に提案されている。LTE Rel8構造に基づいて、FDDにおけるサブフレーム0、4、5、9及びTDDにおけるサブフレーム0、1、5、6は、MBSFNサブフレームに用いることができないが、残りのサブフレーム15のうちの幾つか又は全てをMBSFNサブフレーム15としてシグナリングすることができる。
図3は、基地局5のMBSFNサブフレーム構造15−B及び中継局7のMBSFNサブフレーム構造15−Rを示し、基地局5との通信のための適切な通信機会を提供するために中継局のサブフレーム構造15−Rにギャップが設けられる方法を示している。図3に示されるように、この実施形態において、基地局5及び中継局7は、それらのMBSFNサブフレームが時間同期されるように構成される。各基地局MBSFNサブフレーム15−Bの開始時に、基地局5は最初の3つのシンボルにわたってPDCCH23−B(物理ダウンリンク制御チャネル)を送信する。
各サブフレーム5のPDCCH23において基地局5によって通常送信される制御データは、
1)周波数領域におけるリソースブロック数を単位として中継局7にPDCCHのサイズを通知する物理制御フォーマットインジケーターチャネル(PCFICH)と、
2)ハイブリッド−ARQ ACK/NAKデータを搬送するPHICHと、
3)受信デバイスによって同じサブフレーム15内でダウンリンク送信を復号するのに必要とされる全ての情報(リソース配分、変調方式、TBサイズ等)及び次のTTI(フレーム)13においてどこでかつどのようにアップリンクで送信するかを特定するデータを含むPDCCHと、
を含む。
サブフレーム15−Bの残りのシンボルはPDSCH25−B(物理ダウンリンク共有チャネル)を形成し、直接MT3−1及び3−2のダウンリンクユーザーデータ並びに基地局5によってサービングされている中継局7のダウンリンクユーザーデータを搬送するのに用いられる。「ギャップ」中継局MBSFNサブフレーム15−Rの開始時に、中継局7は基地局5からのデータをリスン及び受信するように切り換わる前に、最初の2つのシンボルにわたってPDCCH23−Rを送信する。中継MT3−2及び3−4は、最初の2つのシンボルにわたって送信された中継PDCCH23−Rデータを受信し、そのサブフレーム15内に該中継MT3−2及び3−4に対してスケジューリングされたデータが存在しないことを知り、次のサブフレーム15の開始までスリープ状態になる。この時間中、中継局7は基地局MBSFNサブフレーム15−BのPDSCH25−Bからダウンリンクデータを受信する。
当業者であれば理解するように、基地局5と中継局7との間のフレーム同期では、中継局7は基地局5によって送信されるPDCCH23−Bを受信することができない。なぜなら中継局7は自身のPDDCH制御データ23−Rを同時に送信しているためである。したがって、各中継局7のための制御データ(すなわちR−PDCCH)が、基地局5によって送信されるMBSFNサブフレーム15−BのPDSCH25−B部に含まれなくてはならない。それゆえ、上記のフレーム構造によれば、共有データチャネル25−Bにおいて送信されることになるデータは、R−PDCCH、及び基地局5によってサービングされる直接MT3のための通常のPDSCHを含む。このデータをPDSCH 25−B内で互いに多重化することができる種々の方法があり、これらの方法のうちの幾つかと、それを取り巻く課題とがここで説明されることになる。
R−PDCCH多重化の課題
R−PDCCH及びR−PDSCH/PDSCHチャネルのために実行可能な2つの多重化の解決策は、純粋なFDM(周波数分割多重)方式及びハイブリッドTDM(時分割多重)+FDM方式である。図4は、これら2つの多重化方式の例を示す。詳細には、図4aは中継局7のためのR−PDCCH制御データ26−1及び26−2が直接MTのためのR−PDSCH及びPDSCHとは別のPRBにおいて与えられる方法を示す。図4bは、R−PDCCHデータ26−1、26−2及び26−3の3つの別々のブロックが、サブフレーム内の幾つかのPRBの最初の3つのOFDMシンボルにおいて与えられ、残りのOFDMシンボルをR−PDSCH及びPDSCHによって使用できる方法を示す(Rel10MTの場合のみ)。明確にするために、図4a及び図4bは、サブフレームの最後に必要とされる切替時間を示さない。それゆえ、PRBが中継局のためのデータを搬送しつつある場合、そのサブフレームの最後のOFDMシンボルは中継データを搬送しないことになる(制御又はユーザーデータ)。
純粋なFDM多重化方式:図4aにおいて示されるように、R−PDCCH26はサブフレーム15−B内の幾つかのPRBにのみ存在し、中継局7が受信することができるサブフレーム15−Bの最初のOFDMシンボルから開始し、サブフレーム15−Bの最後から2番目のOFDMシンボルにおいて終了する。
FDM多重化方式の利点は以下のことを含む。
・R−PDCCHとPDSCHとの間の電力分配が可能である。
・R−PDCCHのために半静的に割り当てられたPRB内でR−PDCCHのために用いられないリソースを再利用する方法を新たに規定する必要がない。
FDM多重化方式の不利な点は以下のことを含む。
・R−PDCCHがサブフレーム15−Bの最後にまで及ぶので、R−PDSCHを得るために長い復号遅延を有する。
TDM+FDM多重化方式:図4bに示されるように、R−PDCCH26はサブフレーム15−B内の幾つかのPRBの幾つかのOFDMシンボルに存在する。
TDM+FDM多重化方式の利点は以下のことを含む。
・R−PDCCHがサブフレーム15−Bの最初のスロット内に配置されるので、復号遅延がFDM方式よりもはるかに良好である。
・(所与のR−PDCCHデータサイズの場合に)送信がより多くのPRBに広がるので、FDM方式よりも周波数ダイバーシティが良好である。
TDM+FDM多重化方式の不利な点は以下のことを含む。
・R−PDCCHとPDSCHとの間の電力分配が難しい。すなわち、R−PDCCH OFDMシンボルに対する電力を上げる場合、特に高次の変調であるほど、サブフレーム中に送信電力が一定に保持されなければならないので、Rel’8のための全てのPDSCH OFDMシンボルの電力を下げる必要がある。しかしながら、これは、変調及び符号化方式を適切に調整することによって対処することができる。
・半静的に割り当てられたPRB内でR−PDCCHのために用いられないリソースを再利用する方法を新たに規定する必要がある。より具体的には、R−PDCCH送信のために用いられるPRBの残りの部分をRel’10MTがいかに再利用するかを規定する必要がある。
現時点で、まだ解決されていない未解決の課題には以下のものがある。
1)TDM+FDMの状況において、時間領域におけるR−PDCCH領域サイズをどうすべきであるか。すなわち、R−PDCCH26に対していくつのOFDMシンボルが割り当てられるべきであるか。
2)FDM及びTDM+FDMの場合に、R−PDCCH26が周波数領域内のどこに配置されるべきであるか。すなわち、R−PDCCH26に対してどのPRBが割り当てられるべきであるか。
3)同じ基地局5によってサービングされる異なる中継局7のためのR−PDCCH制御データがいかに互いにインターリーブされるべきであるか。
第1の課題に関して、FDM方式によれば、決定されるべき時間領域内の領域サイズが存在しないので、本発明者らは、FDM多重化方式のほうがTDM+FDM方式よりも簡単、かつ柔軟であると考える。また、本発明者らは、サブフレーム15−BにおいてR−PDCCHのために用いられる最後のOFDMシンボルをR−PDCCH送信のために柔軟に配分することができるので、TDM+FDM多重化方式を除外する必要はないとも考える。これは、例えば、第2のスロット内のシンボルをR−PDSCHのために与えるようにして、サブフレームの第1のスロットをR−PDCCHのために柔軟に配分することによって果たすことができる。代替的には、サブフレームの最初の3つ、又は6つ、又は8つのOFDMシンボル(一例として)を用いてR−PDCCHを搬送することができ、サブフレーム内の残りのシンボルはR−PDSCHを搬送するように規定される。
第2の課題に関して、本発明者らは、周波数配置について3つの取り得るオプションがあると考える。
A)特定の中継局7のためのR−PDCCH26を、2つ以上の中継器によって共有することができる2つ以上の十分に離れたPRB上に分散させる分散配置。このオプションは周波数ダイバーシティ利得を達成する。
B)特定の中継局7のためのR−PDCCH26が、他の中継局7によって共有されない隣接するか、又は極めて近いPRB上に配置される局所配置。このオプションは周波数選択利得を達成する。
C)R−PDCCH送信の分散配置及び局所配置の両方。
本発明者らは、R−PDCCH送信の分散配置及び局所配置の両方(すなわち、オプションC)がサポートされることが好ましいと考えており、そのように考える動機が以下に記述されることになる。
一般的な見地として、FDM及び/又はTDM+FDM多重化が選択されるか否かにかかわらず、周波数ダイバーシティ利得及び周波数選択利得を達成するために、本発明者らは、R−PDCCHのための半静的に割り当てられたPRBは、周波数領域内で分散するように選択されることが好ましいと考える。半静的に割り当てられたPRBは、サブフレームの送信に先立ってR−PDCCHのために用いられるPRBが規定され、基地局5及び中継局7がわかっていることを意味する。各中継局7は、サブフレーム15においてスケジューリングされるか否かはわからないが、スケジューリングされる場合には、PRBのいずれかにおいて自らのR−PDCCHデータが見つけられる。通常、半静的に割り当てられたPRBは変化しないが、割り当てられたPRBのうちの1つ又は複数が中継局7のうちの1つ又は複数において良好に受信されないことがわかった場合には変更することができる。半静的に割り当てられたPRBが変更されるときはいつでも、全ての中継局7が、適切な制御メッセージによってその変更を通知されることになる。
第3の課題に関して、本発明者らは、異なる中継局7のためのR−PDCCHデータをインターリーブするための3つの取り得るオプションがあると考える。
a)異なる中継局7のための全てのR−PDCCHが同じ基地局サブフレーム15−Bにおいて互いにインターリーブされるフルインターリービング。インターリービングのユニットサイズは、リソース要素グループ(REG)(Rel’8 PDCCHインターリービングに類似)又は制御チャネル要素(CCE)とすることができる。
b)異なる中継局7のための全てのR−PDCCHが同じ基地局サブフレーム15−Bにおいてインターリーブされない非インターリービング。
c)異なる中継局7のための幾つかのR−PDCCHは互いにインターリーブされ、他の中継局7のために幾つかのR−PDCCHは互いにインターリーブされない、インターリービング及び非インターリービングが混在する事例。
本発明者らは、インターリービング及び非インターリービングが混在する事例(すなわちオプションC)をサポートすることが好ましいと考えており、そのように考える動機が以下に記述されることになる。
周波数ダイバーシティR−PDCCH送信
周波数ダイバーシティ(FD)R−PDCCH送信では、異なる中継局7のためのR−PDCCHが多重化及びインターリーブされ、R−PDCCH送信のために半静的に割り当てられたPRBの全て又は一部にマッピングされる。そのような周波数ダイバーシティR−PDCCH方式が図5aに示されており、A+B+C+Dは、このPRBが中継ノードA、B、C及びDのためのインターリーブされたR−PDCCH制御データを含むことを意味する。この方式は、上記のような、周波数領域におけるR−PDCCH配置のためにオプションA)を、インターリーブのためにオプションa)を選択することに対応する。この方式の主な動機は、干渉及びチャネル変動に対するロバスト性を達成することである。このFD R−PDCCH送信は以下の特徴を有する。
・R−PDCCH送信に半静的に割り当てられたPRBが幾つかの、又は全ての中継器によって共有される。
・FD R−PDCCH送信のための全てのインターリーブされたリソース(PRB)が、中継器の数が少ない場合であっても占有される。
・FD R−PDCCH送信のためにプリコーディング/ビームフォーミングを適用することはできない。
・周波数ダイバーシティ利得を達成するために、配分されたPRBが十分に離される(すなわち、周波数が分散される)。
・FD R−PDCCHを復調するために、共通RS(CRS)を用いることができる。
・各サブフレームにおいて、FD R−PDCCH送信のためのPRBの動的な選択(すなわち、PRBの数及び周波数領域における配置)が可能である。
・この方式は、固定中継器及び移動中継器の両方の場合に適している。
周波数選択R−PDCCH送信
周波数選択(FS)R−PDCCH送信では、異なる中継局7のためのR−PDCCHが多重化され(しかしインターリーブされない)、R−PDCCH送信のために半静的に割り当てられたPRBの全て又は一部にマッピングされる。そのような周波数選択R−PDCCH方式が図5bに示されており、異なる中継局(ここでは、中継局A、B、C及びD)のためのR−PDCCH制御データは異なるPRB上で送信される。この方式は、上記のような、周波数領域におけるR−PDCCH配置のためにオプションB)を、インターリーブのためにオプションb)を選択することに対応する。この方式によれば、基地局5は、(R−PDCCH送信のために半静的に割り当てられたPRB内の)良好なチャネル条件を有するPRBにおいて中継局7ごとのR−PDCCHを送信し、基地局5は、中継局7から受信されたフィードバック(例えば、チャネル品質インジケータ(CQI)等)から良好なチャネル条件を判断する。この方式の動機は、周波数選択利得を達成することである。このFS R−PDCCH送信は以下の特徴を有する。
・各中継局7に割り当てられたPRBが他の中継局7と共有されない。
・中継局の数が少ない場合に特に、FS R−PDCCH送信のために用いられないリソース(PRB)をR−PDSCH及びRel’8/Rel’10MTのPDSCH送信のために再利用することができる。
・FS R−PDCCH送信のための半静的に割り当てられたPRBから最良のPRBを選択するために、CQIフィードバックが用いられる。
・FS R−PDCCH送信のためにプリコーディング/ビームフォーミングを適用することができる。
・FS R−PDCCHを復調するために、共通RS(CRS)又はプリコーディングされたDM−RSを用いることができる。
・配分されたPRBは隣接することも、離されることもできる。
・各サブフレームにおいて、FS R−PDCCH送信のためのPRBの動的な選択(すなわち、PRBの数及び周波数領域におけるそれらの配置)が可能である。
・この方式は主に、固定中継器、及び低速移動の(チャネル条件が経時的に急激に変化していない)移動中継器に適している。
上記のように、本発明者らは、Rel’10の初期段階における展開シナリオが主に固定中継局7に基づくことになり、したがって、周波数選択(FS)R−PDCCH送信方式が或る程度の実現可能性を有すると確信する。
Figure 0006138738
上記で検討されたように、FD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信はいずれも、移動中継器及び固定中継器のためのR−PDCCHの信頼性のある受信にとって重要である特徴を示す。それゆえ、レイヤL1の観点から、FD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信はいずれも、中継器の仕様を作成する早期の段階においてサポートされることが好ましい。それゆえ、本発明者らは、上記のような、周波数領域におけるR−PDCCH配置のためにオプションC)、及びインターリーブのためにオプションc)が好ましいと考える。
ここで、同じドナー基地局5によってFD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信の両方をサポートするための異なるオプションが検討される。
オプション1:ドナー基地局5の同じセルにおいて、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信がサポートされない。例えば、低速移動エリアにおいて、又は固定中継器の場合に、対応するセル内で周波数選択R−PDCCH送信のみがサポートされ、高速移動エリアでは、対応するセル内で周波数ダイバーシティR−PDCCH送信のみがサポートされる。このオプションは、LTE仕様に及ぼす影響が小さい。例えば、セル特有のマッピングにおいて、そのセルがFD R−PDCCHであるか、FS R−PDCCHであるかを規定するために、システム情報内に1ビットを追加することができる。しかしながら、このオプションは、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信がセル内で共存するための柔軟性を与えない。
オプション2:同じセル内で周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の両方がサポートされるが、同じサブフレーム15−Bではサポートされない。このオプションによれば、基地局5は、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信に対して、異なるサブフレームへの時分割多重化を適用することになる。各中継局7は、これら2つのタイプのR−PDCCH送信のいずれを監視すべきであるかについて、より上位のレイヤによって半静的に(すなわち、より上位のレイヤ(RRC/MACレイヤ)からの半静的シグナリングによって)通知されることになる。その際、サブフレーム15−Bが周波数ダイバーシティR−PDCCH送信を搬送するか、周波数選択R−PDCCH送信を搬送するかにかかわらず、各中継局7は、全てのバックホールサブフレーム15−BにおいてそのR−PDCCHを監視することになる。中継局7がスケジューリングされない場合には、いずれにしても復号に失敗することになる。このようにして、中継局7は、サブフレームが周波数ダイバーシティR−PDCCH送信を用いるか、周波数選択R−PDCCH送信を用いるかを知らされる必要はない。
オプション3:図6に示されるように、同じセルにおいて、かつ同じサブフレーム15−Bにおいて、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の両方がサポートされる。このオプションでは、基地局5は、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の場合に、同じサブフレーム15−BにおいてFDM多重化を(そして中継局7の数によっては、異なるサブフレームへのTDM多重化を)用いることになる。このようにして、図6に示されるように、中継局A、B及びCのためのR−PDCCH制御データは周波数ダイバーシティR−PDCCH送信を用いて送信され、中継局D及びEのためのR−PDCCH制御データは周波数選択R−PDCCH送信を用いて送信され、2つのタイプの送信を分離するために、周波数分割多重化が用いられる。基地局5が同じセル内の他の中継局7をサービングしている場合には、全てのサービングされる中継局にR−PDCCHを与えるために、異なるサブフレーム15−B間のTDM多重化を用いることになる。このオプションによれば、各中継局7は、これら2つのR−PDCCH送信のいずれを監視すべきであるかについて、より上位のレイヤによって半静的に(すなわち、より上位のレイヤ(RRC/MAC)からの半静的シグナリングによって)通知されることになる。その際、中継局7は、全てのバックホールサブフレーム15−Bにおいてその中継局のR−PDCCHを監視することになり、サブフレーム15−Bにおいて中継局7がスケジューリングされない場合には、いずれにしても復号に失敗することになる。
PRB決定
3GPP標準規格仕様書TR36.814V1.5.0において、半静的に割り当てられたPRB内でR−PDCCH送信のために用いられる実際のリソースは、サブフレーム15間で動的に変更できることが同意された。結果として、各バックホールサブフレーム15−Bにおいて、半静的に割り当てられたPRB内でその中継局7のためのR−PDCCH送信のために用いられる実際のPRBを見つけ出すために、中継局7はR−PDCCHの複数のブラインド復号を実行すべきであると思われる。そのようなブラインド復号を実行する方法は当業者には明らかであり、更なる詳細は3GPP標準規格書から見つけることができる。しかしながら、要するに、中継局は、PRBからデータを収集し、そのデータを復調し、デレートマッチングし、畳み込み復号し、CRCを計算し、中継器IDでマスクすることによって、ブラインド復号を実行することになる。PRBがその中継局のためのデータを搬送する場合にのみ、ブラインド復号は有用な結果を出力することになる。そうでない場合には、復号は失敗し、その出力は無意味であろう。
ブラインド復号を実行するとき、各中継局7は、半静的に割り当てられたPRB内で、各試行時にPRBの異なる組み合わせを試すことになる。中継局7がPRBの取り得る全ての組み合わせを試すことは、複雑さを増加させ、復号遅延を大きくするので望ましくない。ブラインド復号探索空間を小さくするために、半静的に割り当てられたPRBはグループ又はサブセットに分割することができ、中継局7は、グループ/サブセット内のPRBに基づいてブラインド復号を試みる。これが、一例として以下に説明される。
周波数ダイバーシティ(FD)R−PDCCH送信の場合
この場合、所定のサブセットのリストを用いることが提案され、各サブセットは、R−PDCCHのために用いられるPRBであると半静的に規定された複数のPRBからなる。例えば、5MHz帯域幅(すなわち、25PRB)の場合、R−PDCCHのために用いられる半静的に配分されたPRBの数は以下の8PRBとして設定することができる。
・PRBインデックス={0,3,6,9,13,16,19,22}
そして、3つのサブセットが以下のように規定される。
・サブセット1、8PRBインデックス{0,3,6,9,13,16,19,22}
・サブセット2、4PRBインデックス{0,3,13,16}
・サブセット3、2PRBインデックス{0,13}
その際、周波数ダイバーシティ送信においてその中継局のR−PDCCHデータを受信するために割り当てられた中継局7が、最初にサブセット1を復号しようと試み、それが復号されない場合には、その後、サブセット2を復号しようと試み、それが復号されない場合には、その後、サブセット3を復号しようと試みることによって、ブラインド復号を実行することになる。いずれのブラインド復号も成功しない場合には、中継局7は、サブフレーム15−Bがその中継局のためのデータを全く有さず、現在のサブフレーム15−Bに関して更なる措置を講じないと結論を下す。復号に成功する場合には、中継局7は、復号されたリソースからR−PDCCHデータを回復し、復号されたR−PDCCHによって規定されたリソースにおいて、R−PDSCH内の任意のユーザーデータを受信する。
周波数選択(FS)R−PDCCH送信の場合
この場合、各中継局7がブラインド復号に成功することができる唯一の大きなサブセットを規定することが提案される。このサブセットはFD R−PDCCH送信の場合に規定された第1のサブセット(すなわち、最も大きなサブセット−サブセット1)と同じであることが好ましい。例えば、5MHz帯域幅(すなわち、25PRB)の場合、R−PDCCHのために用いられる半静的に配分されたPRBの数は以下の8PRBに設定することができる。
・PRBインデックス={0,3,6,9,13,16,19,22}
そして、1つのサブセットが以下のように規定される。
・8PRBインデックス{0,3,6,9,13,16,19,22}
その際、周波数選択送信においてその中継局のR−PDCCHデータを受信するように割り当てられた中継局7が、最初にPRBインデックス0だけを復号しようと試み、その後、PRBインデックス3以降を、そして最後のPRBインデックス22まで復号しようと試みることによって、ブラインド復号を実行することになる。そのサブセット内の各サブフレームにおいて2つ以上のPRBを統合することも可能である。いずれのブラインド復号も成功しない場合には、中継局7は、サブフレーム15−Bがその中継局のためのデータを全く有さず、そのため現在のサブフレームに関して更なる措置を講じないと結論を下す。復号に成功する場合には、中継局7は、復号されたリソースからR−PDCCHデータを回復し、復号されたR−PDCCHによって規定されたリソースにおいて、R−PDSCH内の任意のユーザーデータを受信する。
上記で検討されたように、各中継局7は、FD R−PDCCH送信又はFS R−PDCCH送信を監視するためにあらかじめシグナリングされることになり、ブラインド復号が実行されることになるPRBのサブセットを規定するデータを格納することになる。
図7は、異なる中継局7のためのR−PDCCHデータを、FD R−PDCCH送信又はFS R−PDCCH送信においてR−PDCCHを搬送するために用いられる半静的に割り当てられたPRBの異なるPRBにいかに多重化することができるかの一例を示す。また、図7は、異なる中継局7のためのR−PDCCHデータを異なるサブフレーム15−Bにおいていかに送信することができるかも示す。
詳細には、この例では、基地局5によってサービングされた10個の中継局R1〜R10が存在し、中継局R2、R3、R6、R8、R9及びR10がFD R−PDCCH送信においてそれらの中継局のR−PDCCHを受信するように半静的に構成されており、中継局R1、R4、R5、R6及びR7がFS R−PDCCH送信においてそれらの中継局のR−PDCCHを受信するように半静的に構成されている。FD R−PDCCH送信のために用いられるPRBは斜線で示されており、FS R−PDCCH送信のために用いられるPRBは点描で示されている。したがって、図7において示される例では、
1)サブフレームn中に、FD中継局R2、R3、R6、R8、R9及びR10(又はそれらのサブセット)は、上記で規定されたサブセット2内のPRBにおいてそれらの中継局のR−PDCCH制御データを受信し、一方、FS中継局R1はPRB6においてそのR−PDCCH制御データを受信し、FS中継局R4はPRB9においてそのR−PDCCH制御データを受信し、FS中継局R7はPRB19においてそのR−PDCCH制御データを受信し、FS中継局R5はPRB22においてそのR−PDCCH制御データを受信する。
2)サブフレームn+4中に、FD中継局R2、R3、R6、R8、R9及びR10(又はそれらのサブセット)は、上記で規定されたサブセット2内のPRBにおいてそのR−PDCCH制御データを受信し、一方、FS中継局R1はPRB6及び9においてそれらの中継局のR−PDCCH制御データを受信し、FS中継局R5はPRB19及び22においてそのR−PDCCH制御データを受信する。
3)サブフレームn+7中に、FD中継局R2、R3、R6、R8、R9及びR10(又はそれらのサブセット)は、上記で規定されたサブセット3内のPRBにおいてそれらの中継局のR−PDCCH制御データを受信し、一方、FS中継局R1はPRB3においてその中継局のR−PDCCH制御データを受信し、FS中継局R4はPRB6及び9においてその中継局のR−PDCCH制御データを受信し、FS中継局R5はPRB16においてその中継局のR−PDCCH制御データを受信し、FS中継局R7はPRB19及び22においてその中継局のR−PDCCH制御データを受信する。
4)サブフレームn+10中に、FD中継局R2、R3、R6、R8、R9及びR10は、データを受信するように基地局5によってスケジューリングされず、一方、FS中継局R4はPRB0及び3においてその中継局のR−PDCCH制御データを受信し、FS中継局R1はPRB6及び9においてその中継局のR−PDCCH制御データを受信し、FS中継局R7はPRB13、16、19及び22においてその中継局のR−PDCCH制御データを受信する。
5)サブフレームn+13中に、FS中継局R1、R4、R5、R6及びR7はデータを受信するように基地局5によってスケジューリングされず、一方、FD中継局R2、R3、R6、R8、R9及びR10(又はそれらのサブセット)は、上記で規定されたサブセット1内のPRBにおいてそれらの中継局のR−PDCCH制御データを受信する。
このようにして、基地局5は、中継局7の数、及び任意の所与のサブフレームにおいてR−PDCCH及びユーザーデータを受信することになる中継局を変更することができる。これは、基地局5によってサービングされる異なる中継局7のためのR−PDCCHを搬送するために半静的に配分されたPRBの効率的な使用を容易にする。
FD中継局7が実行しなければならないブラインド復号の数は、規定されるサブセットの数とともに増加するので、規定されるPRBサブセットの数はあまり多くないことが好ましいことは当業者には理解されよう。
上記の例では、最も大きなサブセット(サブセット1)は、R−PDCCH送信のために半静的に配分される全てのPRBを含む。しかしながら、半静的に配分されるPRBの数は、上記の最も大きな「サブセット」内のPRBの数よりも多くすることができる。この場合、R−PDCCH送信のために割り当てられるPRBは、2つ以上のより小さく、かつ異なるグループに分割することができる。その際、各中継局7は、より上位のレイヤから、これらのPRBグループのうちの1つに半静的に割り当てられることになる。幾つかの中継局が他の中継局よりも高い能力を有することもでき、それゆえ、他の基地局よりも複雑なブラインド復号を実行することもできる。例えば、幾つかの中継局(建物が密集した市街地等にある中継局)は数多くの移動デバイスにサービングすることを期待される(expected)場合があるのに対して、地方又は家庭内の場所にある他の中継局はより簡単にすることができ、数台の移動デバイスをサービングすることだけを目的とすることができる。この場合、簡単な中継局ほど、ブラインド復号のための探索空間が小さくなるように小さなPRBグループに割り当てることができ、複雑な中継局ほど多くのブラインド復号を実行することができるので、1つ又は複数のより大きなPRBグループに割り当てることができる。
結論
上記の3つのオプションの中で、オプション1は同じセル内でFD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信の両方をサポートすることができないので、本発明者らは最も好ましくないと考える。残りの2つのオプションのうち、柔軟な多重化、並びにセルの同じバックホールサブフレーム15−BにおけるFD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信の共存に起因して、本発明者らはオプション3が好ましいと考える。
基地局
図8は、図1に示す基地局5の主要構成要素を示すブロック図である。図示するように、基地局5は送受信機回路31を備え、送受信機回路31は(上述したサブキャリアを用いて)1つ又は複数のアンテナ33を介して直接MT3及び中継局7に対して信号を送受信するように動作可能であり、かつネットワークインターフェース35を介してコアネットワーク8に対し信号を送受信するように動作可能である。送受信機回路31の動作は、メモリ39内に格納されているソフトウェアに従ってコントローラー37によって制御される。ソフトウェアには、中でも、オペレーティングシステム41と、リソース配分モジュール45及びスケジューラモジュール47を有する通信制御モジュール43とが含まれる。通信制御モジュールは、リソース配分モジュール45及びスケジューラモジュール47を用いてデータを直接MT3及び中継局7に搬送するためのサブフレームの生成を制御するように動作可能である。リソース配分モジュール45は、送受信機回路31によって用いられることになるリソースブロックを、直接MT3及び中継局7に送信されることになるデータ量に依拠してこれらのデバイスのそれぞれとのリソース配分モジュール45の通信において配分するように動作可能である。スケジューラモジュール47は、直接MT3及び中継局7へのダウンリンクデータの送信時刻をスケジューリングするように動作可能である。通信制御モジュール43は、上記で検討されたように、中継局ごとの適切なR−PDCCH制御データ26の生成、及びそのデータがサブフレーム15−Bにおいて送信される方法を制御する。また、通信制御モジュール43は、例えば、中継局7がそのR−PDCCH制御データをFD R−PDCCH送信又はFS R−PDCCH送信のいずれにおいて受信することになるかを規定し、R−PDCCHのために用いられることになる半静的に配分されるPRB及び任意の他の半静的に規定されるパラメータ(上記のサブセット等)を規定する、中継局7ごとの関連する半静的構成データを生成し、シグナリングする。
中継局
図9は、図1に示す中継局7のそれぞれの主要構成要素を概略的に示している。各中継局7は基地局5のように固定中継ノードとすることもできるし、又はそれ自体で移動デバイスとすることもできる。実際に、幾つかの移動電話3は中継サービスを提供することができ、したがって中継局として動作することができる。図示されるように、各中継局7は(上述したサブキャリアを用いて)1つ又は複数のアンテナ53を介して中継MT3及び基地局5に信号を送受信するように動作可能な送受信機回路51を備える。送受信機回路51の動作は、メモリ59内に格納されたソフトウェアに従って、コントローラー57によって制御される。ソフトウェアには、中でも、オペレーティングシステム61と、リソース復号モジュール63、リソース配分モジュール65、及びスケジューラモジュール67を含む通信制御モジュール62とが含まれる。通信制御モジュール62は、上記で検討した中継サブフレーム15−Rを生成するように、かつこれらのサブフレームのうちの幾つかにおいて適切なギャップを生成し、中継局が基地局5によって送信されたサブフレーム15−Bの一部分を受信することを可能にするように動作可能である。通信制御モジュール62はまた、送受信機回路51を制御してこれらのサブフレームを送信し、次に送受信機を受信モードに切り換えて基地局データを受信するように(かつ、その後、次のサブフレームの開始前に送受信機を送信モードに戻すよう切り換えるように)動作可能である。リソース復号モジュール63は、基地局サブフレーム15−Bの受信した部分を、基地局5又はコアネットワーク8から受信した半静的に規定された構成データに従って処理して、上述したようにそのR−PDCCH制御データ26の位置を特定し、該データを復号し、復号された場合、受信した基地局サブフレーム15−Bがその中継局7の(制御データとは対照的に)「ユーザー」データも含むか否かを判断する。受信した基地局サブフレーム15−Bがその中継局7の「ユーザー」データを含む場合、そのユーザーデータを見つけることができるリソースブロックが、復号されたR−PDCCH制御データから求められ、次に、ユーザーデータがサブフレーム15−Bから回復され、中継局7による使用又は中継MT3への更なる送信のためにメモリ内に格納される。リソース配分モジュール65は、送受信機回路51が中継MT3のそれぞれ及び基地局5と通信する際に送受信機回路51が用いるリソースブロックを、これらのデバイスに送信されることになるデータ量に依拠して配分するように動作可能である。スケジューラモジュール67は、適切なデータを中継MT3に中継するための適切なサブフレームの送信時刻をスケジューリングするように動作可能である。
上記の説明において、基地局5及び中継局7は、理解を容易にするために、複数の別個のモジュール(通信制御モジュール、リソース配分モジュール、及びスケジューラモジュール等)を有するものとして説明されている。或る特定の応用例、例えば、本発明を実施するために既存のシステムが変更された場合には、これらのモジュールはこのようにして設けられてもよいが、他の応用例、例えば、最初から本発明の機構を念頭において設計されるシステムでは、これらのモジュールはオペレーティングシステム又はコード全体の中に組み込むことができるので、これらのモジュールは別々の実体として区別可能でない場合もある。
変更形態及び代替形態
複数の詳細で実施形態が上記で説明された。当業者であれば理解するように、上記の実施形態に対し、複数の変更及び代替を行うことができ、該変形及び代替において具現化される発明から依然として利益を受けることができる。
上記の実施形態では、移動電話ベースの電気通信システムが説明された。当業者であれば理解するように、本出願において説明されるシグナリング技法は、他の通信システムにおいて用いることができる。他の通信ノード又はデバイスには、例えば、携帯情報端末、ラップトップコンピューター、ウェブブラウザー等のようなユーザーデバイスが含まれ得る。当業者であれば理解するように、上述された中継システムが移動通信デバイスのために用いられることは必須ではない。システムを用いて、基地局のカバレッジを、移動通信デバイスとともに、又はその代わりに、1つ又は複数の固定の演算デバイスを有するネットワークにおいて拡張することができる。
上記の実施形態では、MBSFNサブフレームが中継目的で用いられた。当業者であれば理解するように、これは必須ではなく、他のタイプのサブフレームを用いることもできる。
上記の実施形態では、中継局は基地局からデータを受信し、該データを中継MTに中継した。当業者であれば理解するように、中継局は、データがその目的地に到達する前に、受信したデータを1つ又は複数の他の中継局に中継することができる。この場合、第1の中継局は、後続の中継局が上述したのと同様の方法で中継制御データを回復することができるように、サブフレーム(すなわちPDSCH内)のユーザーデータ部内に中継制御データを含むサブフレームを生成する。
上記実施形態では、基地局は同じサブフレーム内で複数の中継局のためのPDCCH制御データを送信した。当業者であれば理解するように、サブフレーム内で中継制御データを受信する中継局の数は変化可能であり、上記の実施形態は例としてのみ説明されている。
上記の実施形態では、移動電話、中継局、及び基地局は、それぞれ送受信機回路部を備える。通常、この回路部は専用ハードウェア回路によって形成される。しかしながら、幾つかの実施形態では、送受信機回路部の一部を、対応するコントローラーによって実行されるソフトウェアとして実装することができる。
上記の実施形態では、複数のソフトウェアモジュールが説明された。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において与えることができ、コンピューターネットワークを介して信号として、又は記録媒体において基地局又は中継局に供給することができる。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用のハードウェア回路を用いて実行することもできる。しかしながら、ソフトウェアモジュールを使用することによって、その機能を更新するために基地局、ゲートウェイ、移動電話を更新することが容易になるので、ソフトウェアモジュールを使用することが好ましい。
種々の他の変更は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
以下は、現在提案されている3GPP標準規格において本発明を実施することができる方法の詳細な説明である。様々な特徴が必須又は必要であるとして説明されているが、これは、例えば提案される3GPP標準規格によって課される他の要件に起因して、該標準規格にのみ当てはまる場合がある。したがって、これらの記述は本発明をいかなる形においても限定するものと見なされるべきではない。
1 序論
今回のRAN1#59Bis会議に先立って、中継タイプ1バックホール設計の未解決の課題を検討するために、電子メールによる議論が再開された。未解決の課題のうちの1つが、インターリービング、周波数領域におけるR−PDCCH配置、及び時間領域におけるR−PDCCH領域サイズを含むR−PDCCH多重化である。
Rel’10の早期の段階における展開シナリオは主に固定中継ノードに基づくことになり、後の時点における更なる展開のために、移動中継器も利用されることになるというのが本発明者らの見解である。それゆえ、セルのバックホールサブフレームにおいて、移動中継器のための周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び固定中継器のための周波数選択R−PDCCH送信の両方をサポートする必要があること、並びにインターリービング、及び周波数領域におけるR−PDCCH配置のような未解決の課題の選択に及ぼすそれらの影響を明らかにすることが重要である。
この寄稿は、システム(例えば、同じドナーeNB)において周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の両方をサポートする動機及び方法を提供する。
2 R−PDCCH多重化の課題
R−PDCCH多重化の未解決の課題は、時間領域におけるR−PDCCH領域サイズ、周波数領域におけるR−PDCCH配置、及びインターリービングを含む。
時間領域におけるR−PDCCH領域サイズに関しては、FDM多重化方式及びTDM+FDM多重化方式に関するRAN1#58Bisにおける本発明者らの早期の寄稿[5]の場合と同様に複数の論点が残る。R−PDCCHとRel’8 UEのPDSCHとの間のリソース共有及び電力分配のための柔軟性に関しては、FDM方式のほうが柔軟性が高く、かつ簡単であると思われる。
それゆえ、本発明者らは、FDM多重化方式が好ましいと考える。また、本発明者らは、セル内のR−PDCCH送信のために最後のOFDMシンボルを柔軟に配当することによってTDM+FDM多重化方式を除外する理由も見当たらない。
周波数領域におけるR−PDCCH配置に関しては、本発明者らは以下に記述される3つの取り得るオプションがあると考える。
A)特定の中継器のためのR−PDCCHを、2つ以上の中継器によって共有することができる2つ以上の十分に離れたPRB上に分散させる分散配置。このオプションは周波数ダイバーシティ利得を達成する。
B)特定の中継器のためのR−PDCCHが、他の中継器によって共有されない、隣接するか、又は極めて近いPRB上に配置される局所配置。このオプションは周波数選択利得を達成する。
C)R−PDCCH送信の分散配置及び局所配置の両方。
本発明者らは、R−PDCCH送信の分散配置及び局所配置の両方(すなわち、オプションC)がサポートされることが好ましいと考えており、次のセクションにおいてその動機を検討する。
本発明者らは、R−PDCCH領域(すなわち、半静的に割り当てられたPRB)の観点において、それらの周波数ダイバーシティ利得及び周波数選択利得を達成する全てのオプションのための基礎として、R−PDCCH領域を周波数領域において分散させることが好ましいことに注目する。
インターリービングに関しては、本発明者らは3つの取り得るオプションがあると考える。
a)異なる中継器のための全てのR−PDCCHが現在のバックホールサブフレームにおいてともにインターリーブされるフルインターリービング。インターリービングのユニットサイズは、Rel’8 PDCCHインターリービングに類似のリソース要素グループ(REG)又は制御チャネル要素(CCE)とすることができる。
b)異なる中継器のための全てのR−PDCCHが現在のバックホールサブフレームにおいてインターリーブされない非インターリービング。
c)異なる中継器のための幾つかのR−PDCCHはともにインターリーブされ、他の中継器のための幾つかのR−PDCCHはインターリーブされない、インターリービング及び非インターリービングが混在する事例。
本発明者らは、「インターリービング及び非インターリービングが混在する事例」(すなわち、オプションC)をサポートすることが好ましいと考えており、次のセクションにおいてその動機を検討する。
3 周波数ダイバーシティR−PDCCH送信
周波数ダイバーシティ(FD)R−PDCCH送信では、異なる中継器のためのR−PDCCHが多重化及びインターリーブされ、以下の図10aにおいてA+B+C+Dとして示される、R−PDCCH送信のために半静的に割り当てられたPRBの全て又は一部にマッピングされる。その方式は、先のセクション2において記述されたような、周波数領域におけるR−PDCCH配置のためにオプションA)を、インターリーブのためにオプションa)を選択する場合である。主な動機は、干渉及びチャネル変動に対するロバスト性を達成することである。このFD R−PDCCH送信は以下の特徴を有する。
・R−PDCCH送信に半静的に割り当てられたPRBが幾つかの、又は全ての中継器によって共有される。
・FD R−PDCCH送信のための全てのインターリーブされたリソース(PRB)が、中継器の数が少ない場合であっても占有される。
・FD R−PDCCH送信のためにプリコーディング/ビームフォーミングを適用することはできない。
・周波数ダイバーシティ利得を達成するために、配分されたPRBが十分に離される(すなわち、周波数が分散される)。
・FD R−PDCCHを復調するために、共通RS(CRS)を用いることができる。
・各サブフレームにおいて、FD R−PDCCH送信のためのPRBの動的な選択(すなわち、PRBの数及び周波数領域における配置)が可能である。
・これは、固定中継器及び移動中継器の両方の場合に適している。
4 周波数選択R−PDCCH送信
周波数選択(FS)R−PDCCH送信は、先のセクション2において記述されたような、周波数領域におけるR−PDCCH配置のためにオプションB)を、インターリーブのためにオプションb)を選択する場合である。その方式は、中継器からのフィードバック(CQI等)に基づく。その動機は、以下の図10bにおいてA、B、C、Dとして示される、R−PDCCH送信のための半静的に割り当てられたPRBのうち良好なチャネル条件を有するPRB上に各中継器のR−PDCCHを配置することによって、周波数選択利得を達成することである。このFS R−PDCCHは以下の特徴を有する。
・各中継器に割り当てられたPRBが他の中継器と共有されない。
・中継器の数が少ない場合に特に、FS R−PDCCH送信のために用いられないリソース(PRB)をR−PDSCH及びRel’8UEのPDSCH送信のために再利用することができる。
・FS R−PDCCH送信のための半静的に割り当てられたPRBから最良のPRBを選択するために、CQIフィードバックが用いられる。
・FS R−PDCCH送信のためにプリコーディング/ビームフォーミングを適用することができる。
・FS R−PDCCHを復調するために、共通RS(CRS)又はプリコーディングされたDM−RSを用いることができる。
・配分されたPRBは隣接することも、離れることもできる。
・各サブフレームにおいて、FS R−PDCCH送信のためのPRBの動的な選択(すなわち、PRBの数及び周波数領域における配置)が可能である。
・これは主に、固定中継器、及び低速移動の移動中継器に適している。
セクション1において言及されたように、本発明者らは、Rel’10の初期段階における展開シナリオが主に固定中継ノードに基づくことになるので、周波数選択(FS)R−PDCCH送信方式が或る程度の実現可能性を有すると考える。
Figure 0006138738
5 システムにおいてFD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信の両方をサポートする方法
上記のセクション3及び4において検討されたように、FD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信はいずれも、移動中継器及び固定中継器のためのR−PDCCHの信頼性のある受信にとって重要である特徴を示す。それゆえ、L1の観点から、FD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信はいずれも、中継器の仕様を作成する早期の段階においてサポートされることが好ましい。それゆえ、本発明者らは、先のセクション2において記述されたような、周波数領域におけるR−PDCCH配置のためにオプションC)、インターリーブのためにオプションc)が好ましいと考える。次に、システム(例えば、同じドナーeNB)においてFD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信の両方をサポートするための取り得るオプションを検討する。
オプション1:同じセルにおいて、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信がサポートされない。例えば、低速移動エリアにおいて、又は固定中継器の場合に、周波数選択R−PDCCHのみがサポートされ、高速移動エリアでは、セルにおいて周波数ダイバーシティR−PDCCH送信のみがサポートされる。
・仕様に及ぼす影響が小さい。例えば、セル特有のマッピングにおいて、システム情報内に1ビットを追加することができる。
・セル内で周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信が共存するための柔軟性がない。
オプション2:同じセル内で周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の両方がサポートされるが、同じサブフレームではサポートされない。
・eNBは、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の場合に、異なるサブフレームへのTDM多重化を適用することになる。
・中継器は、これら2つのR−PDCCH送信のいずれが監視されるべきであるかについて、より上位のレイヤによって半静的に通知されることになる。
・中継器は、サブフレームが周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信のいずれを搬送するかにかかわらず、全てのバックホールサブフレームにおいてそのR−PDCCHを監視することになり、その中継器がスケジューリングされない場合には、いずれにしても復号に失敗することになる。
オプション3:以下の図11に示されるように、同じセルにおいて、かつ同じサブフレームにおいて、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の両方がサポートされる。
・eNBは、同じサブフレームにおいてFDM多重化を使用し、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の場合に異なるサブフレームへのTDM多重化を使用することになる。
・オプション2と同じように、中継器は、これら2つのR−PDCCH送信のいずれが監視されるべきであるかについて、より上位のレイヤによって半静的に通知されることになる。
・中継器は、全てのバックホールサブフレームにおいてそのR−PDCCHを監視することになり、その中継器がスケジューリングされない場合には、いずれにしても復号に失敗することになる。
上記の3つのオプションの中で、オプション1は同じセル内でFD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信の両方をサポートすることができないので、最も好ましくない。残りの2つのオプションのうち、柔軟性の高い多重化、及びセルの同じバックホールサブフレームにおけるFD R−PDCCH送信及びFS R−PDCCH送信の共存に起因して、オプション3が好ましい。
6 結論
この寄稿において、本発明者らは、システム(例えば、同じドナーeNB)内で周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の両方をサポートする動機及び方法を検討してきた。以下の3つの方法/オプションが確認された。
オプション1:同じセル内で周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信がサポートされない。
オプション2:同じセル内で周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の両方がサポートされるが、同じサブフレームではサポートされない。
・eNBは、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の場合に、異なるサブフレームへのTDM多重化を適用することになる。
オプション3:同じサブフレーム内で、かつ同じセル内で周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の両方がサポートされる。
・eNBは、同じサブフレームにおいてFDM多重化を使用し、周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の場合に異なるサブフレームへのTDM多重化を使用することになる。
本発明者らは、柔軟性が高い多重化に起因して、同じサブフレーム内で、かつ同じセル内で周波数ダイバーシティR−PDCCH送信及び周波数選択R−PDCCH送信の両方をサポートすること(すなわち、オプション3)を提案する。
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Claims (2)

  1. 第1の通信方式と第2の通信方式のいずれか一方を用いて、基地局のセル内において、中継局に制御データを送信することが可能な基地局であって、
    前記第1の通信方式を用いて基地局の前記セル内における第1の中継局と通信する手段と、
    前記第2の通信方式を用いて基地局の前記セル内における第2の中継局と通信する手段と、を備え、
    前記第1の通信方式は、少なくとも前記第1の中継局と、第3の中継局とに送信する前記制御データを、少なくとも1つのリソースブロックにインターリーブして送信することが可能であり、
    前記第2の通信方式は、前記第2の中継局に送信する制御データを、少なくとも1つのリソースブロックにインターリーブせずに送信することが可能であり、
    前記第1の通信方式、および前記第2の通信方式のいずれで受信するかを規定する構成データを予め前記第1の中継局、前記第2の中継局、および前記第3の中継局に基地局の前記セル内において送信する、基地局。
  2. 第1の通信方式と第2の通信方式のいずれか一方を用いて、基地局のセル内において、中継局に制御データを送信することが可能な基地局における通信方法であって、
    前記第1の通信方式を用いて、基地局の前記セル内における第1の中継局と通信し、
    前記第2の通信方式を用いて、基地局の前記セル内における第2の中継局と通信し、
    前記第1の通信方式は、少なくとも前記第1の中継局と、第3の中継局とに送信する前記制御データを、少なくとも1つのリソースブロックにインターリーブして送信することが可能であり、
    前記第2の通信方式は、前記第2の中継局に送信する制御データを、少なくとも1つのリソースブロックにインターリーブせずに送信することが可能であり、
    前記第1の通信方式、および前記第2の通信方式のいずれで受信するかを規定する構成データを予め前記第1の中継局、前記第2の中継局、および前記第3の中継局に基地局の前記セル内で送信する、通信方法。
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