JP6134517B2 - 養蜂箱 - Google Patents

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Description

本発明は、養蜂箱に関し、特に日本蜜蜂を飼育するのに適した養蜂箱に関する。
従来、日本蜜蜂を飼育するための養蜂箱が知られている(たとえば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載された養蜂箱は、同文献の図1、図2等に示されるように、直方体状の養蜂箱本体(1)を備え、養蜂箱本体(1)の上端開口部は上蓋(8)によって覆われ、養蜂箱本体(1)の下端開口部は底板(5)によって覆われている。また、養蜂箱本体(1)の一側面の下端寄りには、開閉可能な開閉蓋(2)と蜜蜂が出入りするためのはち出入口(6)とが設けられている。このような構成の養蜂箱によれば、養蜂箱本体(1)の内部空間において、上蓋(8)近傍から下方に向けて日本蜜蜂が巣を形成する。より詳細には、養蜂箱本体(1)内の巣は、上蓋(8)近傍から垂れ下がって開閉蓋(2)の上端部近傍に至る、比較的広い空間において形成されうる。養蜂箱本体(1)内の巣には、日本蜜蜂によって蜂蜜が蓄積される。そして、養蜂箱本体(1)内から巣が取り出され、当該巣に蓄積した蜂蜜が採取される。
しかしながら、上記従来の養蜂箱においては、養蜂箱本体内に形成される巣の体積が増すと、当該巣および巣に蓄積した蜂蜜の重量が嵩み、養蜂箱本体内にて巣が落下するおそれがあった。そのような事態を招いたのでは、蜂蜜の採取量が減少してしまう。また、たとえば真夏には養蜂箱本体の内部が過度に高温となり、日本蜜蜂が住み着くのに適した環境とはいえない状況となっていた。
特開2012−34615号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、日本蜜蜂を飼育するのに適した養蜂箱において、上記した不都合を解消することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明によって提供される養蜂箱は、上端開口部、下端開口部、および蜜蜂が出入りするための出入口、を有する巣箱本体と、上記上端開口部を覆うように上記巣箱本体に対して着脱可能に設けられる天井板と、上記下端開口部を覆う底板と、上記天井板に設けられ、上記巣箱本体の内部空間において下方に延びる棒部材と、を備えることを特徴としている。
好ましい実施の形態においては、上記棒部材は、上記天井板に対して着脱可能に設けられる。
好ましい実施の形態においては、上記底板は、その面内方向に沿う所定の方向にスライド移動させることにより取り外し可能である。
好ましい実施の形態においては、上記底板として、上記下端開口部を覆う部分全体が板状である第1の底板、または上記下端開口部を覆う部分にメッシュ状の通気口を有する第2の底板、のうちいずれか一方を選択して用いる。
好ましい実施の形態においては、上記巣箱本体は、その下端部に設けられた、開閉可能な開閉蓋を有する。
好ましい実施の形態においては、上記底板は、上記下端開口部を覆う部分から上記開閉蓋の下方を経て、上記所定の方向に向かって上記巣箱本体の外側に延びる延出部を有し、上記出入口は、上記開閉蓋の下端部と上記底板の上面との間の隙間によって構成される。
好ましい実施の形態においては、上記棒部材は、高さ方向において上記開閉蓋の上端部近傍まで延びる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係る養蜂箱の一例を示す斜視図である。 図1に示す養蜂箱の分解斜視図である。 図1に示す養蜂箱の正面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図3のV−V線に沿う断面図である。 図3のVI−VI線に沿う断面図である。 図3のVII−VII線に沿う断面図である。 底板として通気口を有する第2の底板を用いた場合の養蜂箱の分解斜視図である。 図8に示す養蜂箱の図6と同様の断面図である。 蜂蜜採取容器の一例を示す斜視図である。 図10に示す蜂蜜採取容器の平面図である。 図11のXII−XII線に沿う断面図である。 図11のXIII−XIII線に沿う断面図である。 蜂蜜を採取する方法を説明するための図である。 蜂蜜を採取する方法を説明するための図である。 蜂蜜を採取する方法を説明するための図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図9は、本発明に係る養蜂箱の一例を示している。図1〜図4に表れているように、本実施形態の養蜂箱Aは、巣箱本体1と、天井板2と、底板3と、棒部材4とを備えて構成されている。
巣箱本体1は、4枚の側板11,12,13,14を備えており、これら側板11〜14の隣接するものどうしが互いに接合されることにより上下方向に長状の略直方体筒状とされている。詳細は後述するが、巣箱本体1の下端部には、蜜蜂が出入りするための出入口10が設けられている。なお、図1、図2において、側板11〜14については外観に表れない輪郭部分を破線で示している。
底板3は、巣箱本体1の下端開口部を覆うものである。本実施形態において、巣箱本体1の下部には、底板3をその面内方向に沿った所定の方向Xにスライド移動させるためのレール手段が設けられている。
図4〜図7に表れているように、上記レール手段は、対向する1対の側板12,14の下端において、方向Xに延びる支持バー121,141と、側板13の下端において当該支持バー121,141の両端をつなぐ支持バー131とを有し、これら支持バー121,131,141は平面視コの字状となっている。底板3は、巣箱本体1の下端開口部を覆う状態において支持バー121,131,141に支持されており、巣箱本体1からの脱落が防止される。また、1対の側板12,14における支持バー121,141よりも上位には、支持バー121,131,141上の底板3が浮き上がるのを防止するための浮上防止バー122,142が設けられている。浮上防止バー122,142は、方向Xに沿って延びている。これにより、底板3は、支持バー121,141と浮上防止バー122,142との間において方向Xにスライド可能である。また、底板3は、支持バー121,131,141に支持された状態において、巣箱本体1の下端開口部を覆っている。
図1〜図3に表れているように、側板11の下部には、開閉蓋15が設けられている。開閉蓋15は、側板14の下端近傍に設けられた蝶番16によって垂直軸周りに回動可能に取り付けられている。この開閉蓋15により、巣箱本体1は、その下端部において外部に対して開閉可能である。なお、開閉蓋15の適所にはフック17が取り付けられており、側板12の下端近傍にはフック17を係止させるための係止部18が取り付けられている。フック17を係止部18に係止させておくことにより、閉状態をとる開閉蓋15が意図せずに開くことは防止される。開閉蓋15の上方には、側板11およびこれに隣接する側板14に跨るように横方向に延びる水平バー19が設けられている。この水平バー19は、たとえば養蜂箱Aを運ぶ際の持ち手部として機能する。また、当該水平バー19および上記した平面視コの字状の支持バー121,131,141の協働により、側板11〜14の反り(変形)が防止される。なお、図2において、開閉蓋15が開いた状態を仮想線で示している。
図1、図2、図6等に表れているように、底板3は延出部31を有する。延出部31は、巣箱本体1の下端開口部を覆う部分から開閉蓋15の下方を経て、巣箱本体1の外側に延びている。
本実施形態においては、開閉蓋15の下端部には切欠き151が形成されており、この切欠き151と底板3の上面3aとの間の隙間によって出入口10が構成される。出入口10の寸法の一例を挙げると、左右方向の長さが150mm程度であり、上下方向の隙間が5mm程度である。
天井板2は、巣箱本体1の上端開口部を覆っており、巣箱本体1の上部に対して着脱可能に設けられている。
図4、図5等から理解されるように、棒部材4は、天井板2に対して着脱可能に設けられており、巣箱本体1の内部空間において天井板2の中央から下方に延びている。本実施形態において、棒部材4は、断面が略正方形の柱状であり、高さ方向において開閉蓋15の上端部近傍まで延びている。なお、図4において、開閉蓋15の位置を仮想線で示している。
本実施形態の養蜂箱Aは、その内部空間において日本蜜蜂を飼育するのに適したものであり、養蜂箱Aの構成部材である巣箱本体1、天井板2、底板3、および棒部材4は、いずれも木材によって構成されている。巣箱本体1を構成する側板11〜14は、たとえば、ビス止め、釘打ちなどの適宜手段によって互いに強固に接合されている。巣箱本体1に対する天井板2の取り付け、および天井板2に対する棒部材4の取り付けは、たとえばビス止めなどの適宜手段によって行う。養蜂箱Aの寸法の一例を挙げると、巣箱本体1の内側形状が平面視において一辺24cm程度の略正方形状であり、巣箱本体1の高さが100cm程度である。
養蜂箱Aは、たとえば果樹園などの適所に設置することにより、日本蜜蜂が巣箱本体1内で巣作りを行う。具体的には、巣箱本体1の内部空間において、天井板2近傍から下方に向けて巣が形成される。当該巣は、たとえば、天井板2近傍から垂れ下がって開閉蓋15の近傍に至る、比較的広い空間において形成される。巣箱本体1内の巣には、日本蜜蜂によって蜂蜜が蓄積される。
本実施形態において、巣箱本体1の下端開口部を覆う底板3として、図2、図6等に示された上述の底板3(第1の底板)、または図8、図9に示された底板30(第2の底板)のうちいずれか一方を選択して用いる。底板3は、巣箱本体1の下端開口部を覆う部分全体が板状である。一方、図8、図9に示された底板30は、下端開口部を覆う部分に、たとえば金網からなるメッシュ状の通気口32が設けられている。
次に、日本蜜蜂の巣から蜂蜜を採取する方法について説明する。本実施形態において、蜂蜜の採取は、たとえば、図10〜図13に示された蜂蜜採取容器Bを用いて行う。
図10に示すように、蜂蜜採取容器Bは、上端が開口する略直方体状の容器本体5と、蜜蜂の巣を載置するための網体6と、網体6を支持する支持部材71,72と、を備えて構成されている。
容器本体5は、平面視略長矩形状の側壁51,52,53,54と、側壁51〜54の下端につながる底壁55とを有する。容器本体5は、たとえば、所定の強度を有する合成樹脂によって一体形成されたものであり、透明または半透明である。
図11〜図13に表れているように、網体6は、側壁51〜54の形状に対応する略長矩形状であり、相対的に下位に位置する網部材61と、相対的に上位に位置し、網部材61に対して上下方向において重なる網部材62とを備える。網部材61は、略長矩形枠状のフレーム611と、このフレーム611の内側に張設された金網部612とを有する。フレーム611は、支持部材71,72に支持される部分である。フレーム611のうち対向する2辺には、持ち手部613が設けられている。金網部612の網目サイズは、たとえば一辺が10mm程度の略正方形状である。
図12、図13に表れているように、網部材62は、網部材61の上面を覆うように張設されており、周縁部が網部材61に取り付けられている。網部材62の網目サイズは、金網部612(網部材61)の網目サイズよりも小であり、たとえば一辺が2mm程度の略正方形状である。網部材61,62は、たとえばステンレスなどの金属材料からなる。
本実施形態において、支持部材71,72は、平面視略矩形状の側壁51〜54のうち、4隅を除き、対向する2つの側壁51,53の内側面に対をなして設けられている。支持部材71,72は、たとえば金属製のアングル材によって構成されており、側壁51,53の内側面に沿って水平方向に延びている。支持部材71,72は、互いに同じ高さ位置に設けられている。
日本蜜蜂の巣から蜂蜜を採取する際には、図14に示すように、傾斜状の台Sの上に、天井板2が下位となるように養蜂箱(説明の便宜上、以下、適宜「養蜂箱A1」とする)を置く。養蜂箱A1の巣箱本体1内において、上述のように、天井板2近傍から開閉蓋15の近傍に至る空間に巣Hが形成されており、当該巣Hに蜂蜜が蓄えられている。なお、図14に示された巣Hは、作図の都合上、プレート状の部分片(巣板)が規則的に並んだ形状として表したが、実際には、両面にいわゆるハニカム形を有する巣板が方向性なく不規則につながった形状である。
そして、上記台S上において、養蜂箱A1に隣接して空の養蜂箱(説明の便宜上、以下、適宜「養蜂箱A2」とする)を置く。養蜂箱A2は、養蜂箱A1よりも上位にあり、養蜂箱A1,A2の底板3,3どうしが向き合うように置かれる。なお、養蜂箱A1,A2は、それぞれ図示しないバンド等を用いて台Sに固定される。
次いで、図15に示すように、養蜂箱A1,A2の底板3,3を取り外し、両養蜂箱A1,A2の巣箱本体1,1の底部どうしに跨るように、たとえば濡れタオルTを巻く。これにより、両養蜂箱A1,A2は、側面部分に隙間がない状態で互いの底部において貫通する。
次に、図16に示すように、養蜂箱A1から天井板2を取り外す。このとき、天井板2と棒部材4との接続を解除しておくことにより、棒部材4は巣箱本体1の内部に残る。そして、蜂蜜の溜まっている巣Hを、ナイフ等を用いてプレート状の巣板ごとに切り出していく。ここで、養蜂箱A1の下方には、蜂蜜採取容器Bを置いておく。プレート状に切断した巣Hは、蜂蜜採取容器Bの網体6の上に順次置いていく。このようにして、養蜂箱A1内のすべての巣Hを網体6の上に移す。蜜蜂は低い位置から高い位置に移動する習性があるので、養蜂箱A1内にいる日本蜜蜂は、養蜂箱A2内に移動する。すべての日本蜜蜂が養蜂箱A2内に移動したら、養蜂箱A2に底板3を取り付ける。
養蜂箱A1については、図16に示す状態でしばらく放置する。巣箱本体1の内側面には蜂蜜が付着しており、当該蜂蜜は、自然流下により落下して蜂蜜採取容器B内に回収される。
蜂蜜採取容器Bにおいては、網体6上に置かれた巣Hから蜂蜜が自然落下することにより、当該蜂蜜が容器本体5内に溜まる。また、網体6上の巣Hは、適宜裏返すなど姿勢を変えることにより、当該巣Hに溜まった蜂蜜の略すべてが蜂蜜採取容器B内に採取される。採取された蜂蜜は、たとえば濾し布を用いてろ過精製され、製品としてびん詰めされる。なお、網体6上に巣Hを置いて蜂蜜を採取する際には、たとえば容器本体5の上端開口は図示しない蓋体で塞いでおく。
本実施形態の養蜂箱Aにおいて、巣箱本体1の内部空間において下方に延びる棒部材4が天井板2に設けられている。このような構成によれば、巣箱本体1内に形成される巣については、プレート状の巣板が、天井板2の下面ないし巣箱本体1の内側面に部分的に付着するとともに棒部材4の外周面にも部分的に付着しており、巣板どうしが適宜つながった構成となっている。したがって、巣箱本体1内の巣は、当該巣箱本体1および棒部材4によってより強固に支持されることとなるので、巣および当該巣に蓄積した蜂蜜の重量が嵩む場合においても、巣の落下を防止することができる。その結果、蜂蜜の採取量の減少を防止することができる。このことは、蜂蜜の収率を高めるうえで好ましい。
また、棒部材4は開閉蓋15の上端部近傍まで延びている。このため、巣箱本体1の内部空間の広範囲において、上述の棒部材4による効果を享受することができる。
棒部材4は、天井板2に対して着脱可能に設けられている。このような構成によれば、巣箱本体1内から巣を取り出すとき、天井板2のみを取り外し、巣Hが付着した棒部材4を巣箱本体1内に残すことができる。これにより、天井板2を取り外す際に巣Hが崩れるのを防止することができる。
底板3は、その面内方向に沿う方向Xにスライド移動させることにより取り外し可能とされている。このため、図15を参照して説明したように、たとえば養蜂箱A1内の日本蜜蜂を養蜂箱A2に移動させる際に、両養蜂箱A1,A2の底板3,3を向き合うように置いてこれら底板3,3を取り外すことにより、両養蜂箱A1,A2の底部を容易に貫通させることができる。
また、本実施形態では、底板として、巣箱本体1の下端開口部を覆う部分全体が板状である底板3(図2、図6等を参照)と、上記下端開口部を覆う部分に通気口32を有する底板30(図8、図9を参照)とのうちのいずれか一方を選択して用いる。このような構成によれば、たとえば真夏には通気口32を有する底板30を用いることにより、巣箱本体1の内部が過度に高温となることを抑制し、日本蜜蜂が住み着くのに適した環境を維持することができる。その一方、春、秋や冬においては、底板3を用いることにより、巣箱本体1の内部の保温性が高まる。したがって、底板3と底板30を使い分けることにより、巣箱本体1の内部を、日本蜜蜂が住むのに適した環境にすることができる。このことは、蜂蜜の収率を高めるうえで好ましい。
巣箱本体1の下端部には、開閉蓋15が設けられている。このため、開閉蓋15を開くと巣箱本体1の内部の状態を確認することができ、害虫の駆除などのメンテナンスを行うことができる。
底板3(30)は、巣箱本体1の外側に延びる延出部31を有し、日本蜜蜂が出入りするための出入口10は、開閉蓋15の下端部と底板3(30)の上面3aとの間の隙間によって構成されている。このような構成によれば、上記隙間(出入口10)を適宜寸法に設定することにより、巣箱本体1への日本蜜蜂の出入りを許容するとともに、スズメ蜂などの天敵の侵入を防止することが可能である。また、日本蜜蜂が出入口10を通じて巣箱本体1に出入りする際には、延出部31の上にのった状態で出入りすることができるので、日本蜜蜂の巣箱本体1への出入りをスムーズに行わせることができる。
本実施形態の蜂蜜採取容器Bにおいて、蜜蜂の巣を置くための網体6は、容器本体5の内側面に設けられた支持部材71,72に支持されている。このような構成によれば、網体6上に日本蜜蜂の巣Hを置くことにより、当該巣Hから蜂蜜が自然落下し、容器本体5内に蜂蜜を採取することができる。自然落下による蜂蜜の採取は、巣の成分(蜜蝋)や蜂の子などの不純物が混入しにくいといった利点があり、本実施形態の蜂蜜採取容器Bは、自然落下による蜂蜜の採取を適切に行うのに適する。
網体6は、相対的に大である網目サイズを有する網部材61と、相対的に小である網目サイズを有する網部材62とを備える。このような構成によれば、網部材61については支持部材71,72に支持させるのに適した比較的頑強なものとしつつ、網部材62については不純物の混入をより確実に防止するのに適した網目サイズとすることができる。
略矩形状の網部材61(網体6)の対向する2辺には、持ち手部613が設けられている。このような構成によれば、網体6の載せ下ろし作業を容易に行うことができる。
支持部材71,72は、平面視略矩形状の側壁51〜54のうち、4隅を除き、対向する2つの側壁51,53の内側面に対をなして設けられている。このような構成によれば、たとえば容器本体5内に溜まった蜂蜜を取り出す際、側壁51〜54の4隅のいずれかが下位となるように容器本体5を傾けて当該4隅のいずれかから蜂蜜を注ぎ出すことにより、支持部材71,72が蜂蜜の取り出しの妨げとなることは回避され、使い勝手がよい。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。本発明に係る養蜂箱の具体的な形状や材質なども、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態において、棒部材4については、天井板2の中央から下方に延びる態様を例に挙げて説明したが、棒部材4の構成はこれに限定されない。棒部材としては、1本のみから構成される場合の他、たとえば複数の棒部材が略均等に分散した状態で天井板から下方に延びる構成としてもよい。また、棒部材の断面形状についても上記実施形態のような略正方形状に限定されるものでなく、柱状の代わりに筒状とすることもできる。
A,A1,A2 養蜂箱
B 蜂蜜採取容器
1 巣箱本体
10 出入口
11 側板
12 側板
121 支持バー
122 浮上防止バー
13 側板
131 支持バー
14 側板
141 支持バー
142 浮上防止バー
15 開閉蓋
151 切欠き
16 蝶番
17 フック
18 係止部
19 水平バー
2 天井板
3 底板(第1の底板)
3a 上面
30 底板(第2の底板)
31 延出部
32 通気口
4 棒部材
5 容器本体
51,52,53,54 側壁
55 底壁
6 網体
61 網部材
611 フレーム
612 金網部
613 持ち手部
62 網部材
71,72 支持部材

Claims (6)

  1. 上端開口部、下端開口部、および蜜蜂が出入りするための出入口、を有する巣箱本体と、
    上記上端開口部を覆うように上記巣箱本体に対して着脱可能に設けられる天井板と、
    上記下端開口部を覆う底板と、
    上記天井板に設けられ、上記巣箱本体の内部空間において下方に延び、かつ下端が自由端である棒部材と、を備え
    上記棒部材は、上記天井板に対して着脱可能に設けられており、
    上記底板は、その面内方向に沿う所定の方向にスライド移動させることにより取り外し可能であることを特徴とする、養蜂箱。
  2. 上記巣箱本体は、その下端部に設けられた、開閉可能な開閉蓋を有し、
    上記棒部材は、高さ方向において上記開閉蓋の上端部近傍まで延びる、請求項1に記載の養蜂箱。
  3. 上記棒部材は、上記巣箱本体の高さ方向視において上記天井板の中央に位置する、請求項1または2に記載の養蜂箱。
  4. 上記棒部材は、その横断面が略正方形の柱状である、請求項3に記載の養蜂箱。
  5. 上記底板として、上記下端開口部を覆う部分全体が板状である第1の底板、または上記下端開口部を覆う部分にメッシュ状の通気口を有する第2の底板、のうちいずれか一方を選択して用いる、請求項1ないし4のいずれかに記載の養蜂箱。
  6. 上記底板は、上記下端開口部を覆う部分から上記開閉蓋の下方を経て、上記所定の方向に向かって上記巣箱本体の外側に延びる延出部を有し、
    上記出入口は、上記開閉蓋の下端部と上記底板の上面との間の隙間によって構成される、請求項に記載の養蜂箱。
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