JP6133469B1 - 持ち方矯正具及び練習用三味線撥並びにこれらに用いられる持ち方矯正構造 - Google Patents

持ち方矯正具及び練習用三味線撥並びにこれらに用いられる持ち方矯正構造 Download PDF

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Abstract

【課題】正式な三味線撥へスムーズに移行するための力の掛け方を正しく習得することができる持ち方矯正具及び練習用三味線撥並びにこれらに用いられる持ち方矯正構造を提供する。【解決手段】練習用三味線撥2は四角柱状の本体部4を有する。本体部4の長手方向後端側の才尻4aには、小指及び薬指で挟持する対極位置にある挟持面4b、4cのそれぞれに対極方向へ凸部6a、6bが突設されている。2つの挟持面4b、4cの間の上面4dには、挟持した際の小指のMP関節の動きを規制する支持具7が立設されている。支持具7は、本体部4に固定する固定部8、本体部4から所定の間隔を空けるスペーサー部9及びMP関節に当接する規制部10からなる。規制部10は、後端側への動きを規制する後方規制部12と、長手方向に直交する方向への回転を規制する回転規制部14とが略L字型に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、三味線演奏技術の習得のための三味線撥の持ち方矯正具及び練習用三味線撥、並びに、これらに用いられる持ち方矯正構造に関する。
伝統的な銀杏葉形状をした撥を用いた三味線演奏技術の習得において、「撥の持ち方」は最も初期に指導を受ける項目であるが、日常では同様の持ち方をするものはない。そのため、その持ち方は、初めての者にとっては、強い違和感を覚えるものであり、指の配置と力の掛かり具合とを正確に理解するのは極めて難しい。
ところが、実際に上級者の撥を持つ手元を見ると、一様に特別な変わった持ち方をしているものである。それは、これが音質を決める重要な技術要素の一つであることに他ならず、伝統的形状の撥に適した安定した持ち方でもある。そのため、この上級者の持ち方こそが「正しい持ち方」として指導されるのであり、三味線演奏技術習得を目指す者の誰もが、より早く習得したいと願っているものである。
一般に、この持ち方の特徴は「鷲掴み」などと表現され、初心者向け教本、インターネットの動画サイトなどにおいて、「撥の裏から見た時、小指と親指とが同じ方向を向く」、「小指の根元の関節(MP関節)の骨が飛び出さないように」などと、細部の特徴が説明されている。
しかし、実際には教本に説明されているほど簡単ではなく、撥の振り方、弦の弾き方など、他の技術要素と相互に影響し合って成り立っているため、少しずつ修正を繰り返し、習得には長い時間を要するのが現状である。「癖がつくとなかなか治らない」と言われる一つの理由がそこにある。
そして、正しい持ち方が身に付くまでの期間には、「持ち難い」、「汗で撥が滑り、回転する」、「小指が角に当たって痛い」などの不都合も生じ易い。そのため、かかる問題を解決するために、例えば、特許文献1には、操作性を改善することを目的に、小指を通す穴と他の指を掛ける突起部とを設けた撥が開示されている。また、特許文献2には、手汗による滑りを防止することを目的に、撥手許側面に中指と薬指で挟むための突起と撥手許下面に滑り止めのための起毛テープを貼り付けることが開示されている。さらに、特許文献3には、小指が撥から外れ、撥が回転することを補助する目的で、撥下面の所定の位置に小指を通すためのリングを設けることが提案されている。
実開昭51−121314号公報 実用新案登録第3185068号公報 実開平1−73895号公報
図8は、三味線撥110の持ち方を示した図である。このうち図8(a)は三味線撥110の裏面から見た図であり、図8は(b)は側面から見た図である。三味線撥110は、才尻110a(三味線の撥の手に持つ四角柱状の部分。)を小指105と薬指104と
で挟むと共に、その指先を裏面に回して保持されなければならない。また、親指101は銀杏葉形状に広がった前端側の表面のうち、小指105が接している側面寄りの位置を押さえるようにして配置される。人差し指102及び中指103は薬指104と同じ側の側面から裏面へ回して配置される。これにより、表面側は才尻110aを小指105及び薬指104の股で押さえると共に前端側を親指101で押さえ、裏面側から残りの3本の指で押し返すように把持される。このとき、小指105と薬指104とで才尻110aの対極位置にある側面をしっかりと挟持していなければ、演奏時に必要な方向へ力を加えることはできない。各指の力の向きは図8中に矢印で示されている。
しかしながら、人の手には多くの関節があるため、多少の無理はあってもそれなりに把持できてしまう。したがって、上述のように従来から様々な提案はあるものの、選択の余地のないような矯正法でなければ、一部に崩れが生じ、正しい持ち方に誘導することは容易ではない。その一部の崩れを矯正するために長い時間を要する場合も生じ得る。
例えば、上述の特許文献1に開示されている改良三味線撥は、持ち易いように突起部や穴が形成されているが、銀杏葉形状ではない。よって、この改良三味線撥で演奏できるようになったとしても、正式な三味線撥を使いこなせるようにはならない。
また、特許文献2に開示されている三味線用撥は、正式な三味線撥と同形状の本体を有しているが、側面から突き出た突起物を中指と薬指とで挟むように持たせる構成となっており、小指については何ら規制されていないので、小指の力の掛け方や位置を正確に矯正することは難しい。
また、特許文献3に開示されている三味線撥の張りゴムには、小指を通す楕円形の輪が形成されている。このため、小指を規制することはできるが、位置を規制するのみであり、才尻に対する力の掛け方を習得することは難しい。
そこで、本発明では、正式な三味線撥へスムーズに移行するための力の掛け方を正しく習得することができる持ち方矯正具及び練習用三味線撥並びにこれらに用いられる持ち方矯正構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の持ち方矯正構造は、三味線撥に設けられた持ち方矯正構造であって、才尻の4側面のうち、小指及び薬指で挟持される対極方向の2つの挟持面側から突設され、前記小指及び薬指の前端側への移動を規制する一対の凸部と、前記凸部の位置を含む長手方向後端側の近傍で、前記2つの挟持面の間の他の側面から離間した位置に設けられ、挟持した前記小指のMP関節の前記後端側への移動を規制する後方規制部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の持ち方矯正構造は、上記構成に加えて、前記後方規制部は、少なくとも、前記対極方向において前記挟持面よりも前記小指側の前記凸部の突設する側に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の持ち方矯正構造は、上記構成に加えて、前記後方規制部よりも前記前端側であって、前記小指側の前記挟持面から前記凸部が突設する方向へ離間し、且つ、前記他の側面に対して前記後方規制部と同程度の高さに配置されており、前記才尻の長手方向を軸とした前記小指のMP関節の外縁側への回転を規制する回転規制部を備えたことを特徴とする。
また、本発明の持ち方矯正具は、上記構成の持ち方矯正構造を有した、三味線撥に脱着
可能な持ち方矯正具であって、前記2つの挟持面側を部分的に覆うように対向した2つの被覆部を有し、前記才尻に脱着可能な枠体を備え、前記一対の凸部は、前記2つの被覆部から対極方向へそれぞれ突設されており、前記後方規制部は、前記才尻に前記枠体を装着した状態において、前記凸部の位置を含む前記三味線撥の長手方向後端側の近傍で、前記2つの挟持面の間の他の側面から離間した位置に、前記枠体と一体に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の練習用三味線撥は、上記構成の持ち方矯正構造を有する練習用三味線撥であって、前記才尻から前記前端までの本体部が前記才尻と同じ四角柱で形成されており、前記一対の凸部同士を結ぶ線分が、前記四角柱の延びる方向と直交していることを特徴とする。
また、本発明の練習用三味線撥は、上記構成の持ち方矯正構造を有する練習用三味線撥であって、前記前端側が、前記一対の凸部の突出方向へ銀杏葉型に張り出して形成されており、前記一対の凸部のうち前記薬指を掛ける側が前記小指側よりも前記前端寄りに配置されていることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、才尻の4側面のうち、対極方向の挟持面側から一対の凸部が突設されているので、前端側への滑りを規制するように小指及び薬指で挟持することができる。そして、長手方向における、凸部の位置を含む近傍で、対極方向の挟持面の間の他の側面から離間した位置に後方規制部が設けられているので、この後方規制部に少なくとも小指のMP関節の外側を宛がうことによって、MP関節を反らせるようにして才尻を挟持することが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、少なくとも、挟持面よりも小指側の凸部の突設する側に後方規制部が設けられているので、小指のMP関節を確実に反らせるようにして才尻を挟持することが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、後方規制部よりも前端側であり、小指側に配置された凸部の突設する向きに離間し、且つ、後方規制部と同程度の高さになるように他の側面から離間する位置に回転規制部が設けられているので、この回転規制部は小指のMP関節の外側に当接する。これにより、才尻を中心にして小指の外側へ挟持した手が回転してしまうことを確実に防止することが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、2つの挟持面を部分的に覆うように対向した2つの被覆部から一対の凸部が突設されるとともに、後方規制部が一体に設けられた枠体が、才尻に対して脱着可能となるように構成されているので、一般の三味線撥を加工することなく、持ち方矯正構造を付設することが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、本体部が才尻と同じ四角柱に形成され、一対の凸部同士を結ぶ線分が四角柱の延びる方向と直交しているので、小指及び薬指の双方から略等距離の位置に親指を押し付けて本体部を安定して把持することが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、前端側が銀杏葉型に形成され、一対の凸部のうち、薬指を掛ける側が小指側よりも前端よりに配置されているので、一対の凸部同士を結ぶ線分と直交する方向の延長上に、銀杏葉型に張り出した前端の小指側が重なる。これにより、小指及び薬指の双方から略等距離であって、且つ、銀杏葉型に張り出した小指側の前端に親指を押し付けて本体部を安定して把持することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態にかかる練習用三味線撥を示した全体斜視図である。 図1の練習用三味線撥を挟持した小指側から見た使用状態を示す側面図である。 図1の練習用三味線撥を表し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は前端側から見た側面図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる練習用三味線撥を示した全体斜視図である。 図4の練習用三味線撥を表し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は前端側から見た側面図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる練習用三味線撥を示した全体斜視図である。 本発明の第4の実施の形態にかかる三味線撥の持ち方矯正具を示した斜視図である。 三味線撥の持ち方を示した図である。
以下、本発明の実施の形態にかかる持ち方矯正具及び練習用三味線撥並びにこれらに用いられる持ち方矯正構造について、図を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る練習用三味線撥2を示した全体斜視図である。以降、この図1に示した練習用三味線撥2を単に練習撥2と呼ぶこととする。
練習撥2は、四角柱の角材で形成された本体部4を有している。本体部4に角材を用いた理由は、従来撥の握りの才尻は矩形断面であり、これを模したためである。しかし、本体部4の形状、大きさについては、少なくとも、手に持つ部分である才尻4aに四角柱の部分が形成されていれば良く、その他の部分については、板状、円柱状(丸棒)など、親指を載置できる部分を有する構造を有する他の形状であっても構わない。
この本体部4の才尻4aを形成する4側面のうち、小指及び薬指で挟持される対極位置の挟持面4b、4cには、それぞれ対極方向に一対の凸部6a、6bが突設されている。これら凸部6a、6bは、本体部4の長手方向に対して略同じ位置に設けられている。すなわち、2つの凸部6a、6bを結ぶ直線と直交する方向が、本体部4の長手方向と略平行となる。
才尻4aの4側面のうち、2つの挟持面4b、4cの間の上面4d(他の側面)には、金属板に曲げ加工を施して形成された支持具7が立設されている。この支持具7は、後述する小指のMP関節の位置決めをする構造体である。具体的には、支持具7は、MP関節の動きを規制するために当接させる規制部10と、規制部10を本体部4から所定の間隔だけ離間させるスペーサー部9と、規制部10及びスペーサー部9とを本体部4に固定する固定部8とから構成されている。
支持具7の規制部10は本体部4の長手方向に延びる部分と、長手方向に直交する方向に延びる部分とによって略L字型に形成されている。このうち、長手方向と直交する方向に延びる部分は、小指のMP関節が後方へ移動するのを規制する後方規制部12である。また、長手方向に延びる部分は、本体部4を回転軸として小指のMP関節が回転するのを規制する回転規制部14である。図1に示すように、後方規制部12には緩衝部12aが、回転規制部14には緩衝部14aが設けられている。
このような構成の練習撥2の持ち方について図2を用いて説明する。図2は、挟持した小指側から見た使用状態を示す側面図である。
本実施の形態に係る練習撥2は、最初、上面4dに掌を密着させ、続いて、才尻4aを小指105及び薬指104のPIP関節(第二関節)で挟むように把持される。この時、小指105、薬指104のPIP関節を2つの挟持面4b、4c(図1参照)に接触させる。
次に、小指105側の凸部6b、薬指104側の凸部6aを、それぞれ小指105及び薬指104で包むように握る。そして、上面4dから掌を離間させるように本体部4の前端側を親指101の腹で押す。この時、小指105は凸部6b、薬指104は凸部6aを握った状態であるため位置がずれることなく、凸部6a、6bを中心に本体部4が回動する。この動作によって、後端側の支持具7の後方規制部12(緩衝部12a)が小指105のMP関節105aの甲側に押し当てられる。
このように、隣接しているために連動し易い小指105と薬指104に同じ動きで凸部6a、6bを掴持させ、親指101で本体部4を回動させるだけで、MP関節105aを反らせて正しい形に固定するという難しい動作が自動的に行われるので、初心者であっても理解し易い。図2には、逆側に反った小指105のMP関節105aの角度が一点鎖線106で示されている。
上記動作に続いて、本体部4の上面4dに押し当てられた親指101を、凸部6a、6bを中心に回動する本体部4が描く円弧の接線方向にのみ押圧力を加えた状態で、長手方向における適正位置に移動させる。この時、小指105及び薬指104は位置ずれが生じ難い状態に動きが規制されているので、親指101の動作のみに意識を集中すれば良く、親指101の位置決めも容易に行うことが可能である。
その後、薬指104を、凸部6aを握ったまま、先端の指紋部分が少し裏面(上面4dと対極位置にある面)にかかるようにずらす。これによって、親指101と薬指104とによって対極位置にある表裏の側面を挟持することができ、親指101、薬指104及び小指105の3本の指だけで練習撥2を4方向からしっかりと押さえることが可能となる。これが、「正しい撥の持ち方」の基本形である。残る人差し指、中指については、薬指104同様、親指101の当たる上面4dの裏側に軽く添えるように載置し、薬指104を補助するだけでよい。
ただし、人によっては、親指101の位置決めを行った際、それまでの癖や思い込みにより、凸部6a、6bを結ぶ直線と平行な方向に力(表面を周方向へ擦るような力)を加えてしまう場合がある。この力は、親指101が当接している部分を本体部4の長手方向を中心軸として回転させるような力として作用する。すなわち、その本体部4の中心軸周りに手の掌が小指105側の外縁に向かって相対的に回転するような力が生じることにより、正しい手の形が崩れ易くなる。これに対して、本発明の練習撥2には、回転規制部14が設けられているので、そのような相対回転を防止することが可能である。
次に、各部の構成について、図3を用いてさらに詳しく説明する。図3は、図1の練習撥2を三角法により表しており、(a)は正面図、(b)は平面図、また、(c)は前端側から見た側面図である。
図3(a)の正面図を参照して、後方及び側方の緩衝部12a、14aは共に、上面4dから所定の間隔D1だけ離間して配置されている。具体的には、所定の間隔D1とは、図2に示したように、小指側の凸部6bと後方の緩衝部12aとの間に小指を入れることができる程度の間隔である。
図3(b)の平面図を参照して、一対の凸部6a、6bを結ぶ線分に対する垂直二等分
線の延びる方向が、本体部4の延びる方向と平行になるように構成されているのが分かる。前端側(図1参照)に一点鎖線で示した楕円部分5は、親指が載置される領域である。このように構成されているので、小指及び薬指に対して親指を等距離の位置に安定して配置することができる。
また、後方の緩衝部12aは、小指を巻き付ける凸部6bの後端側と略一致するように配置されている。この後方の緩衝部12aの前後方向における位置は、小指を凸部6bに巻き付けた際に、小指のMP関節が凸部6bの直上に位置するように設定するのが望ましい。
手の大きさには個人差があるが、手の厚みを考慮して、凸部6bよりも後端寄りに配置すると良い。
次に図3(c)の側面図を参照して、後方の緩衝部12aは、小指を巻き付ける凸部6bの突設側の領域を含むように形成されている。斜線を施して示した領域は突設方向において凸部6bと重なる領域である。少なくとも、斜線を付した位置に後方の緩衝部12aが設けられていれば、小指のMP関節の甲側が後方へ移動するのを規制する際に緩衝効果が得られる。
側方の緩衝部14aは、小指側の挟持面4cに対して、後方の緩衝部12aよりも更に突設方向へ離間した位置に設けられている。小指側の凸部6bが突設されている挟持面4cとの間に小指が挿し込める程度の間隔が設けられているのが望ましい。
以上のように、本発明にかかる練習撥2を用いると、形を崩すことなく安定して持ち続けることが容易になることに加えて、正しく力を加えることができるので、使い慣れた頃には、練習撥2から正式な三味線撥に違和感なく持ち換えることが可能となる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態にかかる練習用三味線撥22を示した全体斜視図である。以降、説明の便宜のため、練習用三味線撥22を単に練習撥22と呼ぶこととする。なお、第1の実施の形態に示した練習撥2と同様の構成については同一の符号を付して説明する。
本実施の形態にかかる練習撥22は、前端側が銀杏葉形状に広がった伝統的な三味線撥と同形の本体部24を有している点において第1の実施の形態と異なる。この本体部24の才尻24aを形成する4側面のうち、小指及び薬指で挟持される対極位置の挟持面24b、24cに、それぞれ対極方向へ一対の凸部26a、26bが突設されている点、及び、挟持面24b、24cの間の上面24dに小指のMP関節の動きを規制する支持具7が立設されている点においては第1の実施の形態と同様である。
しかし、本実施の形態にかかる練習撥22では、一対の凸部26a、26bのうち、薬指を掛ける側の凸部26aが、本体部24の長手方向に対して前端寄りに配置されている。
支持具7については、図1の練習撥2の支持具7と同様に、MP関節の動きを規制するために当接する規制部10と、規制部10を本体部24から所定の間隔だけ離間させるスペーサー部9と、規制部10及びスペーサー部9とを本体部24に固定する固定部8とから構成されている。そして、規制部10の形状も同様に、小指のMP関節が本体部24の長手方向の後方へ移動することを規制する後方規制部12と、同MP関節が本体部の長手方向を軸として回転するのを規制する回転規制部14とが略L字型となるように形成され
ている。
しかし、後方規制部12は、本体部24の前端の中心ではなく、銀杏葉形状に両側に張り出した部分(張り出し部24e、24f)のうち、小指が掛けられる側の張り出し部24fに面を傾けるように配置されている。
持ち方については、第1の実施の形態で詳しく述べたように、一対の凸部26a、26bを小指及び薬指で巻き付けながら本体部24の才尻24aを挟持し、上面24dに親指を押し当てながら本体部24を凸部26a、26bを結ぶ直線の周りに回動させるようにして掌を上面24dから離間させる。これにより、小指のMP関節が逆側に反るように固定される。
ここで、親指の載置される部分について、図5を用いて説明する。
図5は図4の練習撥22を三角法により表しており、(a)は正面図、(b)は平面図、また、(c)は前端側から見た側面図である。
図5(a)の正面図を参照して、後方及び側方の緩衝部12a、14aは共に、上面24dから所定の間隔D3だけ離間して配置されている。この所定の間隔D3は、図3(a)と同様に、小指側の凸部26dと後方の緩衝部12aとの間に小指を入れることができる程度の間隔である。
図5(b)の平面図を参照して、一対の凸部26a、26bを結ぶ線分に対する垂直二等分線の延びる方向が本体部24の中心線の延びる方向ではなく、前端の銀杏葉形状の張り出し部24e、24fのうち、小指側の張り出し部24fに偏っているのが分かる。前端側に一点鎖線で示した楕円部分25は、親指が載置される領域である。このように構成されているので、小指及び薬指に対して親指を等距離の位置に安定して配置することができる。
また、後方の緩衝部12aは、小指を巻き付ける凸部26bの後端側と略一致するように配置されている。この後方の緩衝部12aの前後方向における位置は、小指を凸部26bに巻き付けた際に、小指のMP関節が凸部の直上に位置するように設定するのが望ましい。
次に図5(c)の側面図を参照して、後方の緩衝部12aは、小指を巻き付ける凸部26bの突設側の領域を含むように形成されている。少なくとも、斜線を付した位置に後方の緩衝部12aが設けられていれば、小指のMP関節の甲側が後方へ移動するのを規制する際に緩衝効果が得られる。
側方の緩衝部14aは、小指側の挟持面24c(図4参照)に対して、後方の緩衝部12aよりも更に突設方向へ離間した位置に設けられている。ただし、側方の緩衝部14aが取り付けられている回転規制部14の延びる方向は、前述の、凸部26a、26bを結ぶ線分に対する垂直二等分線の延びる方向と平行になるように形成されている。小指側の凸部26bが突設されている挟持面24cとの間に小指が挿し込める程度の間隔が設けられているのが望ましいのは、第1の実施の形態にかかる練習撥2の場合と同様である。
以上のように、本発明にかかる練習撥22を用いると、形を崩すことなく安定して持ち続けることが容易になることに加えて、正しく力を加えることができる。更に、図1の練習撥2とは異なり、本体部24が正式な三味線撥と同様の形状に形成されているので、練習撥22から正式な三味線撥への持ち換えが更にスムーズになる。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の第3の実施の形態にかかる練習用三味線撥42を示した全体斜視図である。以降、説明の便宜のため、練習用三味線撥42を単に練習撥42と呼ぶこととする。なお、第1又は第2の実施の形態にかかる練習用三味線撥2、22と同様の構成については同一の符号を付して説明する。
本実施の形態にかかる練習撥42は、本体部44の形状が、第1の実施の形態において示した図1の練習撥2と同様に四角柱の角材で形成されている。しかし、支持具47の形状が図1の練習撥2とは異なっている。
本実施の形態にかかる練習撥42の支持具47には、図1の練習撥2の支持具7のような回転規制部14が設けられていない。この練習撥42は、親指の力の掛け方を習得した者がステップアップのために用いることができる。このように、規制を段階的に取り除くことで、正式な持ち方における複数のポイントを個別に意識しながら習得することが可能となる。
なお、本実施の形態では、後方規制部52のみからなる規制部50は、スペーサー部49に対してT字型に配置されている。したがって、小指と共に薬指のMP関節も同時に規制することが可能となる。これは、各人の手の形や癖に対して必要に応じて使い分けられるものであり、少なくとも、小指側に後方規制部52が設けられていれば良い。
(第4の実施の形態)
図7は、本発明の第4の実施の形態にかかる三味線撥の持ち方矯正具60と、この持ち方矯正具60が取り付けられる三味線撥110とを示した全体斜視図である。三味線撥110に取り付けられた持ち方矯正具60を点線で示し、取り外した状態の持ち方矯正具60を実線で示している。
この持ち方矯正具60は、三味線撥110の才尻110aに脱着可能な枠体を有している。この枠体62は、三味線撥110の才尻110aを形成する4つの側面のうち、小指及び薬指で挟持される2つの挟持面110c、110dの一部を覆うように対向して配置された被覆部64を有している。そして、これら2つの被覆部64同士を繋ぐ連設部66が三味線撥110の上面を覆う位置に形成されている。
このような構成において、正しい持ち方をするための矯正構造である一対の凸部68は、2つの被覆部66のそれぞれに対して立設されている。また、MP関節の動きを規制するための後方規制部12及び回転規制部14を備えた支持具7は、連設部66上に立設されている。なお、これら一対の凸部68と支持具7とからなる矯正構造の位置関係については、第2の実施の形態において図4に示した練習撥22に設けられているものと同様である。ただし、図4の固定部8は、本実施の形態においては、枠体62に置き換えられている。
この枠体62は、両面テープ等の粘着剤を用いて三味線撥110に固定する構成でも良く、また、ネジ止めする構成でも良い。
以上のように本発明によれば、小指、薬指の位置及び小指のMP関節の形が理想的に保持され、親指の腹を宛がうように載置することによって、容易に正しい撥の持ち方、すなわち正しい手の形を作ることができる。
また、単に正しい手の形を作るだけでなく、正しい力の掛け方も習得することが可能で
ある。
例えば、津軽三味線には、「音澄み(ねずみ)」と呼ばれる奏法がある。これは撥を保持した小指を立て、駒の部分に当てながら弾く奏法である。これにより、駒から太鼓への振動を遮断することができるので、独特の澄んだ音を出すことが可能となる。この奏法で演奏するためには、小指は、薬指との間に才尻を挟持すると共に、駒の部分に押し当てて、支点のように動かす必要がある。
そして、このような特殊な奏法を取り入れるためには、三味線撥に対して正しい力の掛け方を習得できていなければならない。本発明によれば、矯正構造による補助を利用している場合であっても、正しい力の掛け方により把持できているので、薬指と小指とで才尻を挟持しながら小指だけを伸ばすこともできる。このように、初心者が上級レベルにスムーズにステップアップすることが可能である。
なお、各実施の形態で示した構成は、本発明の一実施形態を例示するものであり、以下に示すような変形例も含まれる。
上記の第1及び第3の実施の形態では、本体部に四角柱の角材を用いた構成を例として示した。しかし、少なくとも才尻の部分が、正式な三味線撥のように四角柱状に形成されていれば良く、他の形状は限定されない。また、本体は同一の材質で構成されていなくても構わない。
また、上記の第1〜第3の実施の形態では、本体部に対する支持具の取り付け方法については具体的に示していないが、例えば、固定部を本体部に対してビス止めする構成や、固定部と本体部との間に粘着剤を介して固定する構成であっても良い。同様に、一対の凸部もビス止め又は粘着剤を用いた固定が可能である。さらに、一対の凸部、支持具及び本体部が一体成型されていても構わない。
また、上記の第1〜第3の実施の形態では、支持具の規制部が本体部から離間状態でスペーサー部によって支えられる構成を例として示した。このスペーサー部は、何れも、才尻の2つの挟持面の間の他の側面から立設されている構成であるが、本体部と規制部との間に所定の間隔を保持することができ、且つ、挟持する手に干渉しない形状であれば、例えば、本体部の軸端から延びるような構成であっても構わない。
また、上記の第1、第2、第4の実施の形態では、支持具がL字型の規制部を有する構成を例として示した。しかし、後方規制部と回転規制部とは一体に形成されていなくても構わない。それぞれが本体部から所定の間隔を設けて配置されていても良い。
また、上記の第4の実施の形態では、三味線撥に対して脱着可能な持ち方矯正具は、断面コノ字型の枠体を用いた構成を例として示した。しかし、枠体は、三味線撥に対して脱着可能な構成であれば、例えばクランプ等の挟持具であっても良く、枠体の形状を限定するものではない。
本発明の持ち方矯正具及び練習用三味線撥並びにこれらに用いられる持ち方矯正構造は、初心者、力の弱い年少者、手の動きの不自由な年配者など、自力では正しい手の形を維持することが困難な者にとって、演奏中の撥の安定性を高めるサポートとして有用である。
2、22、42 練習用三味線撥(練習撥)
4、24 本体部
4a、24a 才尻
4b、24b 挟持面(薬指側)
4c、24c 挟持面(小指側)
4d、24d 上面(他の側面)
24e 張り出し部(薬指側)
24f 張り出し部(小指側)
6a、26a 凸部(薬指側)
6b、26b 凸部(小指側)
7、47 支持具
8、48 固定部
9、49 スペーサー部
10、50 規制部
12、52 後方規制部
12a 緩衝部
14 回転規制部
14a 緩衝部
60 持ち方矯正具
62 枠体
64 被覆部
66 連設部
68 凸部
101 親指
102 人差し指
103 中指
104 薬指
105 小指
105a (小指の)MP関節
110 三味線撥
110a 前端縁
110b 才尻
110c 挟持面(薬指側)
110d 挟持面(小指側)

Claims (6)

  1. 三味線撥に設けられた持ち方矯正構造であって、
    才尻の4側面のうち、小指及び薬指で挟持される対極方向の2つの挟持面側から突設され、前記小指及び薬指の前端側への移動を規制する一対の凸部と、
    前記凸部の位置を含む長手方向後端側の近傍で、前記2つの挟持面の間の他の側面から離間した位置に設けられ、挟持した前記小指のMP関節の前記後端側への移動を規制する後方規制部と、
    を備えたことを特徴とする持ち方矯正構造。
  2. 前記後方規制部は、少なくとも、前記対極方向において前記挟持面よりも前記小指側の前記凸部の突設する側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の持ち方矯正構造。
  3. 前記後方規制部よりも前記前端側であって、前記小指側の前記挟持面から前記凸部が突設する方向へ離間し、且つ、前記他の側面に対して前記後方規制部と同程度の高さに配置されており、前記才尻の長手方向を軸とした前記小指のMP関節の外縁側への回転を規制する回転規制部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の持ち方矯正構造。
  4. 請求項1に記載の持ち方矯正構造を有した、三味線撥に脱着可能な持ち方矯正具であって、
    前記2つの挟持面側を部分的に覆うように対向した2つの被覆部を有し、前記才尻に脱着可能な枠体を備え、
    前記一対の凸部は、前記2つの被覆部から対極方向へそれぞれ突設されており、
    前記後方規制部は、前記才尻に前記枠体を装着した状態において、前記凸部の位置を含む前記三味線撥の長手方向後端側の近傍で、前記2つの挟持面の間の他の側面から離間した位置に、前記枠体と一体に設けられていることを特徴とする持ち方矯正具。
  5. 請求項1又は2に記載の持ち方矯正構造を有する練習用三味線撥であって、
    前記才尻から前記前端までの本体部が前記才尻と同じ四角柱で形成されており、
    前記一対の凸部同士を結ぶ線分が、前記四角柱の延びる方向と直交していることを特徴とする練習用三味線撥。
  6. 請求項1又は2に記載の持ち方矯正構造を有する練習用三味線撥であって、
    前記前端側が、前記一対の凸部の突出方向へ銀杏葉型に張り出して形成されており、
    前記一対の凸部のうち前記薬指を掛ける側が前記小指側よりも前記前端寄りに配置されていることを特徴とする練習用三味線撥。
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