JP6133302B2 - 改良されたdmx512通信のための方法及び装置 - Google Patents

改良されたdmx512通信のための方法及び装置 Download PDF

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Description

[0001]本発明は、一般的には通信プロトコルの拡張に関する方法及び装置に向けられている。より具体的には、本明細書に開示される多様な方法及び装置は、DMX通信プロトコルの拡張に関する方法及び装置に関する。
[0002]DMX通信プロトコルは、照明産業において、いくつかのプログラム可能な照明アプリケーションのために慣習的に用いられている照明コマンドプロトコルであり、現行では、DMX512プロトコル及びDMX512−Aプロトコルを含む。DMXプロトコルにおいて、照明関連指示は、最大で512バイトのデータを含むパケットにフォーマットされた制御データとして照明ユニットに送信することができ、各データバイトは、0〜255のデジタル値を表す8ビットによって構成されている。各8ビットデータは1つのスタートビットによって先行され、また2つのストップビットが追従し、いわゆるデータスロット(11ビット)を形成する。これらの512データスロットは、スロット0とも呼ばれる「スタートコード」バイト(典型的には0x00)によって先行され、これは、自身のスタートビットの後に8ビットのデータ(典型的には0x00)、及び2つのストップバイトが続く。「スタートコード」は、Break及びMark−after−Breakによって先行される。
[0003]DMXプロトコルにおいて、所与のDMXパケット内の最大で512データスロットの個々のデータスロットは、特定の照明ユニットのための照明関連コマンドとして意図されている。例えば、個々のデータスロット内の8ビットデータは、マルチチャネル照明ユニットの特定の「チャネル」用のコマンドとして意図されてもよい。デジタル値0は、照明ユニットの所与のチャネルに発光出力がないこと(すなわち、チャネルオフ)を意味し、デジタル値255は、照明ユニットの所与のチャネルのフル発光出力(100%利用可能電力)(チャネルフルオン)を意味する。例えば、ここで、赤色、緑色、及び青色LEDに基づく3チャネル照明ユニット(すなわち、「R−G−B」照明ユニット)を考えると、DMXプロトコル内の照明コマンドは、赤色チャネルコマンド、緑色チャネルコマンド、及び青色チャネルコマンドのそれぞれを、0〜255の値を表す8ビットデータ(すなわち、データバイト)として指定することができる。任意の1つのカラーチャネルの最大値255は、照明ユニットのプロセッサに、対応する光源をチャネルの最大利用電力(すなわち、100%)で動作するように制御することを指示し、これにより、その色の最大利用可能放射電力を生成する(R−G−B照明ユニットのためのこのようなコマンド構造は、通常、24ビットカラーコントロールと呼ばれる)。したがって、フォーマット[R,G,B]=[255,255,255]のコマンドは、照明ユニットに、赤色光、緑色光、及び青色光のそれぞれに対して最大放射電力を発生させる(これによって、白色光をつくる)。高解像度カラーコントロールのためには、1つのデータスロット内に8ビットより大きいデータを用いてもよく、例として、0〜65535の値を表す2つのデータスロットを使用する16ビットカラーの照明器具がある。R−G−B照明だけでなく、より多くの色、例えば限定はされないが、赤色−緑色−青色−こはく色−白色等も考慮される。
[0004]また、例えば、データスロット内の個々のデータバイトの全て又は側面は、照明ユニット及び/又は他のDMXスレーブデバイスの1つ以上の付加的な側面を制御するためのコマンドとして意図されてもよい。例えば、1つ以上のデータバイトは、照明ユニットのパターン、ピント、プリズム、パン、ティルト、回転速度、及び/又はアニメーションを制御し得る。また、例えば、1つ以上のデータバイトが、照明ユニットの調光シャッター、カラーホイール、及び/又はフレーミングレンズを制御してもよい。当業者によって理解されるように、DMXプロトコルは、さらに又は代わりに、1つ以上の照明ユニット及び/又は他のDMXスレーブデバイスの他の側面を制御するために利用されてもよい。
[0005]したがって、DMXプロトコルを使用する所与の通信リンクは、慣習的に最大で512の異なる照明ユニットチャネルをサポートできる。DMXプロトコルにフォーマットされた通信を受信するよう設計された所与の照明ユニットは、通常、パケット内の最大512データバイトの全シーケンス中の所望のデータバイトの特定の位置に基づいて、パケット内の512データバイトのうち、照明ユニットのチャネル数に対応する1つ以上の特定のデータバイトのみに応答し(例えば、3チャネル照明ユニットの例においては、3つのバイトが照明ユニットによって使用される)、他のバイトは無視するよう構成されている。これを実現するために、DMXベース照明ユニットは、所与のDMXパケットにおいて照明ユニットが応答するデータバイトの特定の位置を決定するためにユーザ/インストーラによって手動で設定され得るアドレス選択機構を備えてもよい。他のシステムは、DMXアドレスを遠隔で構成するために、ANSI E1.20−2006,Entertainment Technology−RDM−Remote Device Management over DMX512 Networks standardに規定される双方向通信能力を利用してもよい。
[0006]DMXプロトコルのいくつかの実施形態は、プロトコルの元の範囲の外側のプロトコルの使用、及び/又はプロトコルの能力の伸長を含む。例えば、いくつかの実施形態において、DMXプロトコルは無線ネットワーク上で使用されている。また、例えば、いくつかの実施形態においては、DMXプロトコルは、人々及び/又は所有物(資産)をリスクにかける照明ユニットを制御するために利用できる(例えば、人々の周辺で利用される、眼に損傷を与えるレーザー発光照明ユニット)。このような実施形態において、及びDMXプロトコルの他の実施形態において、照明ユニットの信頼性、機能性、及び/又は安全性を向上させるためにエラー検出訂正を実行することが望ましい。
[0007]DMX512プロトコルは、エラー検出を備えない。DMX512−Aプロトコルは、System Information Packet(SIP)の使用によってエラー検出に言及する。SIPは、交互のスタートコード(例えば、0xCF、すなわち207)を有し、データリンク上に、直前のDMXパケットに関連するチェックサムデータを他の制御情報とともに含む。SIPはある程度のエラー検出を実行するが、その利用のためには、全てのDMXスレーブデバイスがDMX512−Aプロトコルと互換性を有さなければならない。また、SIP内に含まれるチェックサムは、別個のパケットで送信されなければならない。また、SIPは、エラー訂正を実行しない。
[0008]したがって、当該技術分野において、改良DMXスレーブデバイスによるエラー検出訂正を可能にし、選択任意でSIPの1つ以上の付加的な欠点を克服する拡張DMXプロトコルに関する方法及び装置を提供するニーズが存在する。
[0009]本開示は、改良DMX通信のための方法及び装置に向けられる。例えば、いくつかの実施形態において、DMXプロトコルの拡張に関する方法及び装置は、改良DMXスレーブデバイスによるエラー検出訂正を可能にする一方、任意で、非改良DMXスレーブデバイスとの互換性を維持する。当該方法及び装置は、DMXパケット内に組み込まれ、DMXパケット内の複数の指示バイトに関連する前方エラー訂正データを含む、複数の前方エラー訂正バイトを利用し得る。DMXパケット内の複数のバイトは、いくつかの変形例において、任意でインターリーブ方式に従ってインターリーブされ得る。
[0010]一般的に、一側面において、複数の改良DMXスレーブをDMXネットワークに接続するステップを含む、改良DMX通信を提供する方法が提供される。複数の改良DMXスレーブは、対応する複数のDMXスレーブ制御アドレスを有する。また、当該方法は、複数のバイトを有するDMXパケットをコンパイルするステップを含む。複数のバイトは、複数の改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する複数の改良DMXスレーブ指示バイト、及び少なくとも1つの前方エラー訂正バイトを含む。前方エラー訂正バイトはDMXパケット内に組み込まれ、DMXパケットの複数バイトの前方エラー訂正コードブロックである。また、当該方法は、DMXネットワーク上でDMXパケットを送信するステップと、各改良DMXスレーブにおいてDMXパケットを受信するステップと、各改良DMXスレーブにおいて前方エラー訂正バイトを含む複数バイトをバッファリングするステップと、各改良DMXスレーブにおいて、前方エラー訂正バイトに照らして、改良DMXスレーブ指示バイトの少なくとも1つを解析するステップとを含む。前方エラー訂正バイトがエラーを示す場合、各改良DMXスレーブは、前方エラー訂正バイトを利用して、改良DMXスレーブ指示バイトの対応する少なくとも1つを少なくとも選択的に訂正し、訂正された改良DMXスレーブ指示バイトに従って動作する。
[0011]いくつかの実施形態において、複数の改良DMXスレーブ指示バイトは、複数のインターリーブされたDMXスレーブ指示バイトを含み、各インターリーブされたDMXスレーブ指示バイトは、複数の改良DMXスレーブのための動作指示に対応する複数のビットを有する。これらの実施形態のいくつかのバージョンにおいて、DMXスタートコードのバイトは、さらに、非改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する少なくとも1つのインターリーブされていない非改良DMXスレーブ指示バイトを含む。
[0012]いくつかの実施形態において、当該方法は、さらに、DMXネットワーク上でDMXパケットを送信する前に、インターリーブ方式に従って、複数のDMXスレーブ指示バイト間で複数の個別のビットをインターリーブするステップを含む。これらの実施形態のいくつかのバージョンにおいて、複数の改良DMXスレーブ指示バイトは、第1、第2、及び第3改良DMXスレーブ指示バイトを含む。第1、第2、及び第3改良DMXスレーブ指示バイトのそれぞれは、複数の改良DMXスレーブのうちの第1改良DMXスレーブに対応する第1改良DMXスレーブ指示ビット、及び複数の改良DMXスレーブのうちの第2改良DMXスレーブに対応する第2改良DMXスレーブ指示ビットを含む。当該方法は、さらに、DMXスレーブに別個の情報パケットを送信するステップを含む。個別の情報パケットは、前方エラー訂正バイトの処理に関連するデータを含む。
[0013]いくつかの実施形態において、前方エラー訂正バイトの処理に関連するデータは、改良DMXスレーブ上に予めロードされる。また、いくつかの実施形態において、前方エラー訂正バイトはDMXパケットをわたってインターリーブされる。これらの実施形態のいくつかのバージョンにおいて、少なくとも1つの前方エラー訂正バイトは、DMXパケットの全ての制御指示のための前方エラー訂正ブロックデータを含む。当該方法は、さらに、DMXネットワーク上でDMXパケットを送信後、goコマンドを送信するステップを含み、各改良DMXスレーブは、goコマンドが送信されるまで、改良DMXスレーブ指示バイトに従って動作しない。
[0014]一般的に、他の側面において、改良DMX通信を提供する方法は、少なくとも1つの改良DMXスレーブをDMXネットワークに接続するステップを含む。改良DMXスレーブは、少なくとも1つの改良DMXスレーブ制御アドレスを有する。また、当該方法は、少なくとも1つの非改良DMXスレーブをDMXネットワークに接続するステップを含む。非改良DMXスレーブは、少なくとも1つの非改良DMXスレーブ制御アドレスを有する。また、当該方法は、複数のバイトを有するDMXパケットをコンパイルするステップを含む。複数のバイトは、改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイト、非改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する少なくとも1つの非改良DMXスレーブ指示バイト、及び少なくとも1つの前方エラー訂正バイトを含む。前方エラー訂正バイトは、DMXパケット内に組み込まれ、DMXパケットの複数のバイトの前方エラー訂正コードブロックである。当該方法は、さらに、DMXネットワーク上でDMXパケットを送信するステップと、改良DMXスレーブにおいてDMXパケットを受信するステップと、改良DMXスレーブにおいて前方エラー訂正バイトを含む複数のバイトをバッファリングするステップと、各改良DMXスレーブにおいて、前方エラー訂正バイトに照らして、改良DMXスレーブ指示バイトの少なくとも1つを解析するステップとを含む。各改良DMXスレーブは、前方エラー訂正バイトがエラーを示すとき、前方エラー訂正バイトを利用して改良DMXスレーブ指示バイトの対応する少なくとも1つを少なくとも選択的に訂正し、訂正されたデータに従って動作する。非改良DMXスレーブは、前方エラー訂正バイトに関係なく、任意の受信された非改良DMXスレーブ指示バイトに従って動作する。
[0015]いくつかの実施形態において、少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイトは、第1改良DMXスレーブ指示バイト、及び第2改良DMXスレーブ指示バイトを含む。これらの実施形態のいくつかのバージョンにおいて、改良DMXスレーブは、前方エラー訂正バイトが第1改良DMXスレーブ指示バイトを確認又は訂正する場合、第1改良DMXスレーブ指示バイトにのみ従って動作するが、前方エラー訂正バイトが第2改良DMXスレーブ指示バイトを確認しない又は訂正しない場合でさえ、第2改良DMXスレーブ指示バイトに従う。
[0016]当該方法は、さらに、DMXネットワーク上でDMXパケットを送信する前に、インターリーブ方式に従って、第1改良DMXスレーブ指示バイト及び第2改良DMXスレーブ指示バイト内の複数の個別のビットをインターリーブすることを含む。これらの実施形態のいくつかのバージョンにおいて、当該方法は、インターリーブ方式に関連するデータを含む製造者特有パケットをDMXスレーブに送信するステップを含む。
[0017]いくつかの実施形態において、少なくとも1つの改良DMXスレーブは、第1改良DMXスレーブ及び第2改良DMXスレーブを含む。これらの実施形態のいくつかのバージョンにおいて、少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイトは、第1、第2、及び第3改良DMXスレーブ指示バイトを含み、第1、第2、及び第3改良DMXスレーブ指示バイトのそれぞれは、第1改良DMXスレーブに対応する第1改良DMXスレーブ指示ビット、及び第2改良DMXスレーブに対応する第2改良DMXスレーブ指示ビットを含む。
[0018]一般的に、他の側面において、改良DMX通信を受信及び解析する方法は、複数のバイトを有するDMXパケットを受信するステップを含む。複数のバイトは、改良DMXスレーブに対応する少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイト、及び少なくとも1つの前方エラー訂正バイトを含む。前方エラー訂正バイトは、DMXパケット内に組み込まれ、DMXパケットの複数バイトの前方エラー訂正コードブロックである。当該方法は、さらに、前方エラー訂正バイトを含む複数バイトをバッファリングするステップと、各改良DMXスレーブにおいて、前方エラー訂正バイトに照らして、改良DMXスレーブ指示バイトの少なくとも1つを解析するステップと、前方エラー訂正バイトがエラーを示す場合、前方エラー訂正バイトを利用して、改良DMXスレーブ指示バイトの少なくとも1つを選択的に訂正し、訂正された改良DMXスレーブ指示バイトに少なくとも選択に従うステップとを含む。
[0019]いくつかの実施形態において、少なくとも1つのDMXスレーブ指示バイトは、インターリーブされた第1改良DMXスレーブ指示バイト、及びインターリーブされた第2改良DMXスレーブ指示バイトを含み、当該方法は、さらに、第1改良DMXスレーブ指示バイト及び第2改良DMXスレーブ指示バイトをデインターリーブするステップを含む。
[0020]一般的に、他の側面において、改良DMX通信を提供する方法は、複数のバイトを有するDMXパケットをコンパイルするステップを含む。複数のバイトは、改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイトと、非改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する少なくとも1つの非改良DMXスレーブ指示バイトと、少なくとも1つの前方エラー訂正バイトとを含む。前方エラー訂正バイトは、DMXパケット内に組み込まれ、DMXパケットの複数バイトの前方エラー訂正コードブロックである。当該方法は、さらに、DMXネットワーク上でDMXパケットを送信するステップを含む。
[0021]一般的に、他の側面において、改良DMX通信を提供する方法は、複数のバイトを有するDMXパケットをコンパイルするステップを含む。複数のバイトは、複数のDMXスレーブ指示バイト、及び少なくとも1つの前方エラー訂正バイトを含む。前方エラー訂正バイトは、DMXパケット内に組み込まれ、DMXパケットの複数バイトの前方エラー訂正コードブロックである。当該方法は、さらに、DMXネットワーク上でDMXパケットを送信するステップを含む。
[0022]いくつかの実施形態において、複数のDMXスレーブ指示バイトは、改良スレーブ指示バイトを含む。これらの実施形態のいくつかのバージョンにおいて、複数のDMXスレーブ指示バイトは、非改良スレーブ指示バイトも含む。
[0023]本明細書において、用語「コントローラ」は、一般的には1つ以上の光源の動作に関連する多様な装置を説明するために用いられる。コントローラは、本明細書で説明される多様な機能を実行するために、多数の方法で実装できる(例えば、専用のハードウェアによって)。「プロセッサ」は、コントローラの一例であり、本明細書において説明される多様な機能を実行するためにソフトウェア(例えば、マイクロコード)を使用してプログラミングされ得る1つ以上のマイクロプロセッサを使用する。コントローラは、プロセッサを使用して又は使用せずに実装されてもよく、また、いくつかの機能を実行する専用ハードウェアと、他の機能を実行するプロセッサ(例えば、1つ以上のプログラミングされたマイクロプロセッサ及び関連する回路)との組み合わせとしても実装できる。本開示の多様な実施形態において使用され得るコントローラ部品の例は、限定されないが、従来のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)である。
[0024]多様な実施形態において、プロセッサ又はコントローラは1つ以上の記憶媒体(本明細書において、通常「メモリ」と呼ばれ、例えばRAM、PROM、EPROM、EEPROM、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク、光学ディスク、磁気テープ等の揮発性及び非揮発性コンピュータメモリ)に関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、1つ以上のプロセッサ及び/又はコントローラ上で実行される際、記憶媒体は、本明細書で説明される機能のうちの少なくとも一部を実行する1つ以上のプログラムによって符号化され得る。様々な記憶媒体がプロセッサ若しくはコントローラ内に固定されてもよく、又は、移動可能でもよく、記憶媒体上に記憶された1つ以上のプログラムがプロセッサ若しくはコントローラにロードされて、本明細書に説明される本発明の多様な側面を実行してもよい。本明細書において、用語「プログラム」又は「コンピュータプログラム」は広義の意味で使用され、1つ以上のプロセッサ又はコントローラをプログラミングするために用いることができるあらゆる種類のコンピュータコード(例えば、ソフトウェア又はマイクロコード)を指す。
[0025]本明細書において、用語「アドレス指定可能」は、自身を含む複数のデバイス用の情報(例えば、データ)を受信し、自身を対象とする特定の情報に選択的に応答するよう構成されたデバイス(例えば、光源全般、照明ユニット又は照明器具、1つ以上光源又は照明ユニットと関連付けられたコントローラ又はプロセッサ、他の照明に関係ないデバイス等)を指す。用語「アドレス指定可能」は、しばしば、複数のデバイスが何らかの通信媒体を介して一体的に結合されるネットワーク化された環境(又は「ネットワーク」、以下で詳細に説明)と関連して用いられる。
[0026]1つのネットワークの実施形態において、ネットワークに結合される1つ以上のデバイスが、当該ネットワークに結合される1つ以上の他のデバイスのコントローラとして機能し得る(例えば、マスタ/スレーブ関係)。他の実施形態において、ネットワーク化された環境は、当該ネットワークに結像された1つ以上のデバイスを制御するよう構成された1つ以上の専用のコントローラを含み得る。一般的に、ネットワークに結合された複数のデバイスはそれぞれ、通信媒体上に存在するデータにアクセスを有する。ただし、所与のデバイスは、例えば自身に割り当てられた1つ以上の特定の識別子(例えば、アドレス)に基づいてネットワークと選択的にデータを交換できる(すなわち、データを受信できる及び/又は送信できる)という点で、「アドレス指定可能」であり得る。
[0027]本明細書において、用語「ネットワーク」は、ネットワークに接続される任意の2つ以上のデバイス間及び/又は複数のデバイス間での情報(例えば、デバイス制御、データ保存、データ交換のための情報等)の転送を容易にする2つ以上のデバイス(コントローラ又はプロセッサを含む)のあらゆる相互接続を指す。容易に理解されるように、複数のデバイスを相互接続するために適した様々なネットワークの実施形態は、あらゆる多様なネットワークトポロジーを含んでもよく、また、あらゆる多様な通信プロトコルを用い得る。また、本開示に係る様々なネットワークによれば、任意の2つのデバイス間の1つの接続は、2つのシステム間の専用接続、又は非専用接続を表し得る。かかる非専用接続は、2つのデバイス用の情報を運ぶのに加えて、必ずしも2つのデバイス用ではない情報を運んでもよい(例えば、オープンネットワーク接続)。
[0028]上記概念、及び下記において詳細に説明される概念の組み合わせの全てが(かかる概念が互いに矛盾しないことを前提として)、本明細書が開示する主題の一部として考えられることを理解されたい。特に、本開示の末尾に表す特許請求の主題の組み合わせの全ては、本開示の主題の一部として考えられる。また、本明細書で明確に使用され、また、参照によって組み込まれる開示内に現れ得る用語は、本開示が開示する特定の概念と最も調和する意味を与えられるべきであると理解されたい。
[0029]図面において、同様な参照符号は、通常異なる図面にかけて同じ部品(部分)を指す。また、図面は必ずしも縮尺通りでなくてもよく、発明の原理を説明するために、通常誇張される。
[0030]図1は、DMXパケットの実施形態の開始部を示す。 [0031]図2は、DMXネットワークの実施形態を示す。 [0032]図3は、改良DMXスレーブ及び非改良DMXスレーブを有するDMXネットワークの実施形態を示す。 [0033]図4は、改良DMX通信のコンパイル及び送信の実施形態を示す。 [0034]図5は、改良DMX通信の受信及び解析の実施形態を示す。 [0035]図6は、インターリーブされたDMXパケットをコンパイル及び送信する方法の実施形態を示す。 [0036]図7は、インターリーブされたDMXパケットからインターリーブされたデータを受信及び解析する方法の実施形態を示す。 [0037]図8は、DMX照明ネットワークの他の例を示す。
[0038]DMX512プロトコルは、エラー検出を提供しない。DMX512−AプロトコルはSIPの使用によりエラー検出に言及し、エラー保護をある程度実行するが、全てのDMXスレーブデバイスがDMX512−Aプロトコルと互換性を有すること、及び別個のパケットの送信を要求する。また、DMX512及びDMX512−Aはエラー訂正を提供しない。
[0039]したがって、当該技術分野には、改良DMXスレーブデバイスによるエラー検出訂正を可能にする拡張DMXプロトコルに関する方法及び装置を提供するニーズが存在する。DMXプロトコルの拡張は、任意で非改良DMXスレーブデバイスとの完全互換性を維持し、また任意でSIPの1つ以上の付加的な欠点を克服する。当該方法及び装置は、DMXパケット内に組み込まれ、DMXパケット内の複数のバイトに関連する前方エラー訂正データを含む、複数の前方エラー訂正バイトを利用し得る。
[0040]より一般的には、出願人は、拡張DMX通信プロトコルの提供が有益であることを認識及び理解した。これに照らして、本発明の多様な実施形態は拡張通信プロトコルに向けられている。
[0041]下記の詳細な説明において、限定ではなく説明を目的として、本発明の完全な理解のために、具体的な詳細を開示する代表的な実施形態を述べる。しかし、本開示の利益を享受した当業者は、本明細書に開示される具体的な詳細から外れる、本明細書の教示に従う他の実施形態も特許請求の範囲に依然として含まれることを理解するであろう。例えば、本明細書を通して、多様な実施形態が、所定の用途のために構成され得るDMX制御照明器具と関連して説明される。しかし、本開示の利益を享受した当業者は、本発明の原理が、他の用途のために構成され得る他の照明器具、及び/又は他の非照明DMXデバイスに実装され得ることを認識及び理解するであろう。また、既知の装置及び方法の説明は、代表的な実施形態の説明を不明瞭にしないよう省略され得る。かかる方法及び装置は明らかに本発明の範囲に含まれる。
[0042]本明細書に開示される多様な方法及び装置は、ANSI E1.11−2008,Entertainment Technology−USITT DMX 512−1−Asynchronous Serial Digital Data Transmission Standard for Controlling Lighting Equipment and Accessories(DMX通信プロトコル)の拡張に関する。これは、例えばオリジナルの1986 United States Institute for Theatre Technology standard、並びに1990年及び2004年に作成された改訂版等、DMX通信プロトコルの全ての過去のバージョンを含む。また、これは再確認(reaffirmation)を含む、DMX通信プロトコルの後続のバージョンを含む。
[0043]図1は、DMXパケット110の実施形態の開始部を示す。DMXパケット110は、ヌル値(0x00)を有するスタートコード112を含む。スタートコード112は、「BREAK」及び「Mark−After−Break」からなるシーケンスに続く。また、DMXパケット110は、第1データスロット1140、第2データスロット1141、及び他のデータスロット114Xを含む複数のデータスロットを含む。アドレス「0」用に構成されたDMXスレーブデバイスは、第1指示データスロット1140内で送信されるデータを利用し、アドレス「1」用に構成されたDMXスレーブデバイスは、第2指示データスロット1141内で送信されたデータを利用する。選択任意で、単一のDMXスレーブデバイスがスロット1140及び1141からの指示データバイトを利用してもよい。バイト114Xを含む他の指示スロットは、1つ以上の追加のDMXスレーブデバイスへの指示を供給するために構成された、且つ/又は1つ以上の前方エラー訂正バイトを本明細書に説明されるように実行するために構成された、最大で509のさらなるデータバイトを含み得る。
[0044]図2は、DMXネットワーク200の実施形態を示す。DMXネットワーク200は、DMXパケット210を複数のDMXスレーブ221〜224に送信するDMXコントローラ250を含む。DMXパケット210は、スタートコード212、及びスタートコード212に続く、スロット2140〜2146を含む複数のデータバイトを含む。DMXスレーブ221は、スロット2140の指示データバイト内のデータを利用するよう構成される。DMXスレーブ222は、スロット2141及び2142の指示データバイト内のデータを利用するよう構成される。DMXスレーブ223は、スロット2143の指示データバイト内のデータを利用するよう構成される。DMXスレーブ224は、スロット2144、2145、及び2146の指示データバイト内のデータを利用するよう構成される。DMXコントローラ250は、本明細書に説明されるような1つ以上の前方エラー訂正バイト等の1つ以上の追加データスロットを任意で実装してもよい。本明細書で説明されるような1つ以上の前方エラー訂正バイトがDMXパケット210内に実装される場合、かかるエラー訂正バイトを解析するように拡張されたあらゆるDMXスレーブ221〜224が解析を実行してもよい。DMXスレーブ221〜224のうちの1つ以上が拡張されていないとしても、いくつかの実施形態においては、本明細書に説明される1つ以上の前方エラー訂正バイトを含むDMXパケットから指示バイトを読み取る場合でさえ、依然として正常に機能することができる。
[0045]図3は、改良DMXスレーブ322、323及び非改良DMXスレーブ321、324を有するDMXネットワークの実施形態を示す。DMXネットワーク300は、DMXパケット310をDMXスレーブ321〜324に送信するDMXコントローラ350を含む。いくつかの実施形態において、DMXコントローラ350は、電力線ネットワーク及び/又は無線ネットワーク等、ノイズ及び干渉を受ける通信媒体を介してDMXパケットを送信し得る。DMXパケット310は、スタートコード312、及びスタートコード312に続く、スロット3140〜3148を含む複数のデータバイトを含む。非改良DMXスレーブ321は、スロット3140のデータバイト内のデータに従うよう構成される。非改良DMXスレーブ324は、スロット3144〜3146のデータバイト内のデータに従うよう構成される。
[0046]改良DMXスレーブ322は、スロット3141及び3142の指示データバイト内のデータに従うよう構成される。また、改良DMXスレーブ322は、少なくともスロット3141、3142の指示データバイトをバッファリング及び解析し、また、スロット3147及び3148内の前方エラー訂正バイトをバッファリング及び解析するよう構成される。一実施形態において、改良DMXスレーブ322は、スロット3141、3142内の指示データバイトをバッファリングし、それらをスロット3147及び3148内の前方エラー訂正データバイトの1つ以上のビットと比較してもよい。受信されたスロット3141、3142の指示データバイトが、スロット3147、3148の前方エラー訂正データバイトの1つ以上のビットと対応する場合、DMXスレーブ322は、スロット3141及び3142の指示データバイトに従って動作し得る。受信されたスロット3141、3142の指示データバイトが、受信されたスロット3147、3148の前方エラー訂正データバイトと対応しない場合、DMXスレーブ322は、スロット3141及び3142の指示データバイトの一方又は両方に従わなくてもよい。その代わりに、DMXスレーブ322は任意でスロット3147、3148内の前方エラー訂正データバイトを利用(任意でそれらが破損していないことを確認した後)して、スロット3141、3142内の指示データバイトを訂正してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、スロット3141内の指示データバイトとスロット3147、3148内の前方エラー訂正データバイトとの間の対応に関係なく(例えば、スロット3147、3148内の前方エラー訂正データバイトが、指示データバイトが誤りであることを示す場合、及び/又はスロット3147、3148内の前方エラー訂正データバイトが破損している場合)、DMXスレーブ322はスロット3141内の指示データバイトに従ってもよいが、指示データバイトが正しいと確認された場合、又はスロット3147、3148内の前方エラー訂正データバイトの1つ以上のビットの解析によって訂正され得る場合は、スロット3142内の指示データバイトにのみ従う。例えば、スロット3147、3148内の前方エラー訂正データバイトは、リード・ソロモン符号を利用して符号化されてもよく、改良DMXスレーブ322は、スロット3147、3148内の前方エラー訂正データバイトを確認及び復号して、スロット3147、3148内の確認された前方エラー訂正バイトの1つ以上のビットを利用してスロット3147、3148内の指示データバイト確認及び任意で訂正できる。
[0047]改良DMXスレーブ323は、スロット3143内の指示データバイト内のデータに従うよう構成される。また、改良DMXスレーブ323は、少なくともスロット3143内の指示データバイトをバッファリング及び解析し、また、スロット3147及び3148内の前方エラー訂正バイトをバッファリング及び解析するよう構成される。いくつかの実施形態において、改良DMXスレーブ323は、スロット3143内の指示データバイトをバッファリングし、スロット3147、3148内の前方エラー訂正データバイトの完全性を確認して、スロット3143内の指示データバイトをスロット3147及び3148内の前方エラー訂正バイトと比較してもよい。改良DMXスレーブ323は、任意で、スロット3147及び3148内の前方エラー訂正バイトがスロット3143内の指示データバイトを正しいと示す場合、又はスロット3147及び3148内の前方エラー訂正バイトが改良DMXスレーブ323によるスロット3143内の指示データバイトの訂正を可能にする場合、スロット3143内の指示データバイトにのみ従ってもよい。
[0048]図3は、第1DMXパケット310に続く第2DMXパケット3101を示す。第2DMXパケット3101は、第1DMXパケット310と同じフォーマットを有してもよい。また、改良DMXスレーブ322及び323は、同様に第2DMXパケット3101のデータバイトをバッファリングし、バッファリングされた指示データバイトを前方エラー訂正データバイトと比較して、前方エラー訂正データバイトを利用することによって1つ以上の指示データバイトを確認及び/又は訂正してもよい。
[0049]図4は、改良DMX通信のコンパイリング及び送信の実施形態を示す。図4のステップは、例えば、DMXネットワーク200/300のいくつかの実施形態においては、コントローラ250/350内で実行されてもよい。
[0050]ステップ401において、改良DMXスレーブデバイスは、DMXパケットの1つ以上のチャネルにおいて前方エラー訂正データの位置について通知を受ける。例えば、改良DMXスレーブデバイスは、前方エラー訂正データの位置がDMXパケットの最後の2つのデータスロット内であることを知らされてもよい。また、例えば、改良DMXスレーブデバイスは、前方エラー訂正データの位置が、DMXパケットの始め、終わり、又は中間に位置する、1つ以上の特定の前方エラー訂正データバイト内であることを知らされてもよい。また、改良DMXスレーブデバイスは、前方エラー訂正が取るフォーマットについて任意で通知を受けてもよい(例えば、どの前方エラー訂正アルゴリズムが利用されるか)。いくつかの実施形態において、DMXスレーブデバイスは、DMXパケット内の前方エラー訂正データバイトの固定位置を特定し、且つ/又は前方エラー訂正フォーマットを特定する、予めロードされたデータを含んでもよい。いくつかの実施形態において、DMXスレーブデバイスは、ユーザが、DMXパケット内の前方エラー訂正データバイトの1つ以上の特定の位置、及び/又は前方エラー訂正フォーマットを特定することを可能にする、ジャンパー又は他のユーザインターフェイスを含んでもよい。いくつかの実施形態において、コントローラは、前方エラー訂正がDMXパケット内のどこに存在するかを示し、且つ、任意で前方エラー訂正が取るフォーマットを示すデータを含むSIPを送信してもよい。
[0051]ステップ402において、DMXパケットのために前方エラー訂正コードブロックが計算される。いくつかの実施形態において、前方エラー訂正コードブロックは、DMXパケットの全ての指示データバイトのために計算される。他の実施形態において、前方エラー訂正コードブロックは、DMXパケットの全てより少ない指示データバイトのために計算されてもよい。いくつかの実施形態において、前方エラー訂正アルゴリズムは、例えばリード・ソロモン、Goley、BCH、多次元パリティ、又は当業者にとって周知の他の適切な前方エラー訂正方法等のブロックコードでもよい。
[0052]ステップ403において、前方エラー訂正コードブロックは、DMXパケット内の1つ以上の空きデータスロット内に実装される。当該空きデータスロットは、DMXスレーブデバイスが、前方エラー訂正コードブロックを運ぶと知らされたデータスロットである。いくつかの実施形態において、データスロットは、DMXスタートコードパケットの末尾のデータスロットでもよい。
[0053]ステップ404において、DMXスタートコードパケットは、複数のDMXスレーブデバイスに送信される。DMXスレーブデバイスの少なくとも一部は改良DMXスレーブデバイスであり、送信されたDMXパケットの指示データバイトを前方エラー訂正データバイトを用いて確認し、そして、任意で前方エラー訂正データバイトに基づいて、破損した指示データバイトを訂正してもよい。DMXスレーブデバイスの他のデバイスは非改良DMXスレーブデバイスでもよく、送信された前方エラー訂正データバイトを単純に無視する。これは、前方エラー訂正データバイトが、非改良DMXスレーブデバイスによって使用されていない空きデータスロット内で送信され得るからである。
[0054]図5は、改良されたDMX通信データを受信及び解析する実施形態を示す。図5のステップは、例えば、いくつかの実施形態において、図3の改良DMXスレーブ322、323内で実行されてもよい。
[0055]ステップ501では、DMXパケットの1つ以上の指示データバイトからのデータが受信され、バッファリングされる。例えば、いくつかの実施形態において、単一の改良DMXスレーブに特有のDMXパケットの指示データバイトが受信され、バッファリングされる。
[0056]ステップ502において、DMXパケットの1つ以上のデータスロットに位置する前方エラー訂正データから前方エラー訂正コードブロックが受信される。前方エラー訂正コードブロックを記憶する特定のデータスロットは、例えばDMXスレーブ上に予めロードされたデータ、DMXコントローラから送信されたデータ、及び/又はユーザインターフェイスを介したユーザによる入力によって指示され得る。
[0057]ステップ503において、前方エラー訂正コードブロックが、前方エラー訂正アルゴリズムに従って復号される。いくつかの実施形態において、使用される当該アルゴリズムは、例えばDMXスレーブ上に予めロードされたデータ、DMXコントローラから送信されたデータ、及び/又はユーザインターフェイスを介したユーザによる入力によって指示され得る。また、前方エラー訂正コードブロックが送信中に破損していないことを保証するために、任意で、その全て又は一部を確認してもよい。
[0058]ステップ504では、受信された指示データバイトが、復号され、且つ任意で確認された前方エラー訂正データと比較される。受信された指示データバイトと復号された前方エラー訂正データが対応しない場合、受信された指示データは任意で前方エラー訂正データに基づいて訂正されてもよい。
[0059]ステップ505では、デバイス特有指示バイトと前方エラー訂正データとの比較に基づいて、デバイス特有指示バイトが機能するか否かが決定される。例えば、いくつかの実施形態において、前方エラー訂正データが、デバイス特有指示バイトが正しい、又は指示バイトが前方エラー訂正データを用いて訂正されたと示さない限り、デバイス特有指示バイトは機能しない。また、例えば、いくつかの実施形態において、いくつかのデータバイト(又はその側面)は、前方エラー訂正データが、デバイス特有指示バイトが正しい、又は前方エラー訂正データを利用して訂正され得ると示さない限り、機能しないが、一方で、他のデータバイト(又はその側面)はそれとは無関係に機能する。例えば、非決定的なデータバイトには無関係に機能する一方、決定的及び/又は潜在的に危険なデータバイトは、前方エラー訂正データが、デバイス特有指示バイトが正しい又は前方エラー訂正データを利用して訂正され得ると示さない限り、機能しない。また、例えば、いくつかの実施形態において、デバイス特有指示は、2つ以上の連続エラーDMXパケットが所定の時間内に発生しない限り、機能する。
[0060]いくつかの実施形態において、改良DMXスレーブは、特有のgoコマンドがDMXネットワークを介して受信されるまで、デバイス特有指示バイトに従わない。例えば、DMXパケットの送信からわずかな時間後に、コントローラによってDMXネットワークを介してgoコマンドを送信することによって、複数の改良DMXスレーブに、DMXパケット内のデータを処理するのに十分な時間を与えてもよい。かかるgoコマンドの送信は、複数の改良DMXスレーブによる指示バイトに従う実質的に同時の動作を提供する。いくつかの実施形態において、改良DMXスレーブは、さらに又はあるいは、リアルタイムクロック及びgoコマンドによってトリガされるまで、デバイス特有指示バイトに従わなくてもよい。他の実施形態において、改良DMXスレーブは、デバイス特有指示バイトが確認及び/又は訂正されるとすぐにデバイス特有指示バイトに従って動作する。
[0061]図6は、インターリーブDMXパケットのコンパイル及び送信方法の実施形態を示す。図6の方法は、任意で、例えば、いくつかの実施形態においてはDMXネットワーク200/300のコントローラ250/350内で実行され得る。図6の方法は、単独で、又は任意で前方エラー訂正データを有するスタートコードDMXパケットのコンパイル及び送信と組み合わせて実行され得る。
[0062]ステップ601では、改良DMXスレーブデバイスはインターリーブ方式についての通知を受ける。いくつかの実施形態において、改良DMXスレーブデバイスは、インターリーブ方式を特定するプリロードデータを含んでもよい。いくつかの実施形態において、改良DMXスレーブデバイスは、ユーザが特定のインターリーブ方式を特定することを可能にするジャンパー又は他のユーザインターフェイスを含んでもよい。いくつかの実施形態において、コントローラは、インターリーブ方式を示すデータを含むSIPを送信してもよい。
[0063]ステップ602では、インターリーブ方式に従ってデータがインターリーブされた複数のデータスロットを有するDMXパケットが作成される。例えば、図3を参照すると、一実施形態において、データスロット3144、3145、及び3146のデータが互いにインターリーブされてもよい。例えば、データスロット3144、3145、及び3146のそれぞれが、DMXスレーブ324の異なるチャネルを対象とした個別のデータビットを含み得る(スロット3144、3145、及び3146内のデータ包含バイトのそれぞれが、DMXスレーブ324の単一のチャネルのみを対象としたビットを含むのではなく)。いくつかの実施形態において、インターリーブは、複数の異なるDMXスレーブデバイスに対応するデータバイトにかけて生じてもよい。言い換えれば、1つのデータスロットは、複数のDMXスレーブデバイスに対応するデータを含んでもよい。また、インターリーブは、インターリーブが前方エラー訂正バイトと組み合わされた実施形態において、任意で前方エラー訂正データバイトを含んでもよい。非改良デバイスが指示データバイトを意図された通りに受信するよう、インターリーブは、非改良DMXスレーブに対応するデータスロット間に生じるべきではない。
[0064]ステップ603では、インターリーブされたDMXパケットが、複数のDMXスレーブデバイスに送信される。DMXスレーブデバイスの少なくとも一部は改良DMXスレーブデバイスであり、DMXスタートコードパケットを受信するとデインターリーブする。他のDMXスレーブデバイスは非改良DMXスレーブデバイスでもよく、インターリーブされたデータは非改良DMXスレーブデバイスに対応しないデータバイト内でのみ送信されるため、非改良DMXスレーブデバイスはこれを単純に無視する。
[0065]図7は、インターリーブされたDMXパケットからのインターリーブされたデータを受信及び解析する方法の実施形態を示す。図7の方法は、例えば、いくつかの実施形態において、図3の改良DMXスレーブ322、323内で実行され得る。
[0066]ステップ701では、DMXパケットの複数のデータバイトからインターリーブデータが受信されバッファリングされる。例えば、前方エラー訂正データを解析するためにバッファリングされるデータバイトも同様にバッファリングされてもよい。ステップ702では、インターリーブされたデータは、インターリーブ方式に従ってデインターリーブされたデータに再編成される。例えば、DMXスレーブに対応する複数のデータバイトからの個別のデータビットがインターリーブ方式に対応する順番に再編成されて、これによりDMXスレーブのためのデインターリーブされた指示を取得してもよい。また、任意で、DMXスタートコードパケットが前方エラー訂正データを含み、前方エラー訂正データがインターリーブされている場合、個別のデータビットをデインターリーブすることによって前方エラー訂正データバイトを取得してもよい。ステップ703では、DMXスレーブに対応するDMX被制御機器の少なくとも1つの側面が、デインターリーブされたデータに基づいて指示を受ける。
[0067]インターリーブがDMXパケット内に組み込まれた前方エラー訂正バイトと組み合わされている実施形態において、DMXスレーブデバイスが、前方エラー訂正データが破損している且つ/又は指示データバイトエラーを訂正できないにも関わらず、1つ以上の指示データバイトの利用が適切であると判定する場合、送信されるDMXパケット内のエラーの影響を最小に抑えるのを助け得る(例えば、1つ以上の指示データバイトが決定的なバイトではない場合、受信された指示データバイトと前方エラー訂正データバイトとの間の違いが最小の破損を示す場合、設定された期間内において、エラーDMXパケットがさらなるエラーパケットによって先行されていない場合)。また、前方エラー訂正データブロックのインターリーブは、送信された前方エラー訂正データにおける送信エラーの影響を最小にすることを助け得る。例えば、前方エラー訂正データブロックのインターリーブは、他の前方エラー訂正データバイトが破損していたとしても、非破損前方エラー訂正データバイトに基づくエラー訂正を可能にし得る。
[0068]図8は、DMX照明ネットワーク800の他の実施形態を示す。DMX照明ネットワーク800は、DMXスレーブ照明器具821、822、及び823の3つの別々のグループを制御するDMXコントローラ850を含む。DMXコントローラ850は、同じDMXパケットを3つのグループ821、822、及び823の全てに送信してもよいし、1つ以上のグループ821〜823に別々のDMXパケットを送信してもよい。例えば、DMXコントローラは、グループ821に標準DMX512パケットを送信し、グループ822にDMXパケット内に前方エラー訂正バイトを実装するDMX情報を送信し、そしてグループ823にDMXパケット内にインターリーブを実装するDMX情報(任意で、前方エラー訂正バイトと組み合わせて)を送信してもよい。
[0069]本明細書においていくつかの実施形態が説明されてきたが、当業者は、本明細書で説明される機能を実行するための、並びに/又は本明細書で説明される結果及び/若しくは1つ以上の利益を取得するための多様な他の手段及び/又は構造を容易に想像することができ、また、かかる変形例及び/又は改変例は、本明細書に説明される実施形態の範囲に含まれると見なされる。より一般的には、当業者は、本明細書に記載される全てのパラメータ、寸法、材料、及び構成は例示的であり、実際のパラメータ、寸法、材料、及び/又は構成は、本明細書の教示が使用される具体的な用途に依存する。当業者は、通常の実験以上を要求されることなく、本発明の具体的な実施形態の多数の均等物を認識又は確認することができるであろう。したがって、上記の実施形態は単に例としてのみ提示され、実施形態は、特許請求の範囲及びその均等物の範囲内において、具体的に説明及び請求された態様とは異なる態様で実施されてもよいことを理解されたい。本開示の実施形態は、本明細書で説明される個別の特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法に向けられる。また、かかる特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法の2つ以上が互いに矛盾しない場合、このような特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法の2つ以上の任意の組み合わせが、本開示の範囲に含まれる。
[0070]本明細書で定義及び使用される全ての用語の定義は、辞書の定義、参照によって組み込まれる文書内の定義、及び/又は定義される用語の通常の意味を含むことを理解されたい。
[0071]また、明確に否定的な記載がない限り、1つ以上のステップ又は動作を含む本願で請求される方法において、方法のステップ又は動作の順番は、必ずしもその方法のステップ又は動作が記載される順番に限定されないことを理解されたい。また、特許請求の範囲内の括弧内の参照番号は、単に便宜上用いられ、特許請求の範囲を如何なる意味でも限定しないと解されるべきである。
特許請求の範囲において、また、本明細書において、「備える」、「含む」、「有する」、「持つ」等の移行句は、制限なし(open−ended)の表現であると理解されるべきであり、すなわち、米国特許審査便覧§2111.03に記載のように、限定ではなく含むを意味すると理解されるべきである。

Claims (21)

  1. 複数の改良DMXスレーブをDMXネットワークに接続するステップであって、前記複数の改良DMXスレーブは、対応する複数の改良DMXスレーブ制御アドレスを有する、接続するステップと、
    複数のバイトを有するDMXパケットをコンパイルするステップであって、前記複数のバイトは、前記複数の改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する複数の改良DMXスレーブ指示バイト、及び少なくとも1つの前方エラー訂正バイトを含む、コンパイルするステップとを含み、
    前記前方エラー訂正バイトは、前記DMXパケット内に組み込まれた、前記DMXパケットの複数のバイトの前方エラー訂正コードブロックであり、
    前記DMXネットワーク上で前記DMXパケットを送信するステップと、
    前記改良DMXスレーブのそれぞれにおいて前記DMXパケットを受信するステップと、
    前記改良DMXスレーブのそれぞれにおいて、前記前方エラー訂正バイトを含む複数のバイトをバッファリングするステップと、
    前記改良DMXスレーブのそれぞれにおいて、前記前方エラー訂正バイトに照らして、前記改良DMXスレーブ指示バイトの少なくとも1つを解析するステップとをさらに含み、
    前記前方エラー訂正バイトがエラーを示す場合、前記改良DMXスレーブのそれぞれは、前記前方エラー訂正バイトを利用することによって、前記改良DMXスレーブ指示バイトのうちの対応する少なくとも1つを少なくとも選択的に訂正し、前記訂正された改良DMXスレーブ指示バイトに従って動作する、改良DMX通信を提供する方法。
  2. 前記複数の改良DMXスレーブ指示バイトは、インターリーブされた複数のDMXスレーブ指示バイトを含み、前記インターリーブされた複数のDMXスレーブ指示バイトのそれぞれは、複数の前記改良DMXスレーブのための動作指示に対応する複数のビットを有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記DMXパケットの前記複数のバイトは、非改良DMXスレーブアドレスに対応する、少なくとも1つのインターリーブされていない非改良DMXスレーブ指示バイトをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記DMXネットワーク上で前記DMXパケットを送信する前に、インターリーブ方式に従って、前記複数の改良DMXスレーブ指示バイト間で複数の個別のビットをインターリーブすることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数の改良DMXスレーブ指示バイトは、第1、第2、及び第3改良DMXスレーブ指示バイトを含み、前記第1、第2、及び第3改良DMXスレーブ指示バイトのそれぞれは、前記複数の改良DMXスレーブのうちの第1改良DMXスレーブに対応する第1改良DMXスレーブ指示ビット、及び、前記複数の改良DMXスレーブのうちの第2改良DMXスレーブに対応する第2改良DMXスレーブ指示ビットを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記改良DMXスレーブに別個の情報パケットを送信するステップであって、前記別個の情報パケットは、前記前方エラー訂正バイトの処理に関連するデータを含む、送信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記前方エラー訂正バイトの処理に関連するデータは、前記改良DMXスレーブに予めロードされる、請求項に記載の方法。
  8. 前記前方エラー訂正バイトは、前記DMXパケットにわたってインターリーブされる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの前方エラー訂正バイトは、前記DMXパケットの全ての制御指示のための前方エラー訂正ブロックデータを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記DMXネットワーク上で前記DMXパケットを送信後、goコマンドを送信するステップをさらに含み、前記複数の改良DMXスレーブのそれぞれは、前記goコマンドが送信されるまで、前記DMXパケットの前記改良DMXスレーブ指示バイトに従って動作しない、請求項9に記載の方法。
  11. 少なくとも1つの改良DMXスレーブをDMXネットワークに接続するステップであって、前記改良DMXスレーブは、少なくとも1つの改良DMXスレーブ制御アドレスを有する、接続するステップと、
    少なくとも1つの非改良DMXスレーブを前記DMXネットワークに接続するステップであって、前記非改良DMXスレーブは、少なくとも1つの非改良DMXスレーブ制御アドレスを有する、接続するステップと、
    複数のバイトを有するDMXパケットをコンパイルするステップであって、前記複数のバイトは、前記改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイト、前記非改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する少なくとも1つの非改良DMXスレーブ指示バイト、及び少なくとも1つの前方エラー訂正バイトを含む、コンパイルするステップとを含み、
    前記前方エラー訂正バイトは、前記DMXパケット内に組み込まれた、前記DMXパケットの複数のバイトの前方エラー訂正コードブロックであり、
    前記DMXネットワーク上で前記DMXパケットを送信するステップと、
    前記改良DMXスレーブにおいて前記DMXパケットを受信するステップと、
    前記改良DMXスレーブにおいて、前記前方エラー訂正バイトを含む複数のバイトをバッファリングするステップと、
    前記改良DMXスレーブのそれぞれにおいて、前記前方エラー訂正バイトに照らして、前記改良DMXスレーブ指示バイトのうちの少なくとも1つを解析するステップとをさらに含み、
    前記前方エラー訂正バイトがエラーを示す場合、前記改良DMXスレーブのそれぞれは、前記前方エラー訂正バイトを利用することによって前記改良DMXスレーブ指示バイトのうちの対応する少なくとも1つを少なくとも選択的に訂正して、前記訂正されたデータに従って動作し、
    前記非改良DMXスレーブは、前記前方エラー訂正バイトと関係なく、任意の受信された前記非改良DMXスレーブ指示バイトに従って動作する、改良DMX通信を提供する方法。
  12. 前記少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイトは、第1改良DMXスレーブ指示バイト及び第2改良DMXスレーブ指示バイトを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記改良DMXスレーブは、前記前方エラー訂正バイトが前記第1改良DMXスレーブ指示バイトを確認又は訂正する場合、前記第1改良DMXスレーブ指示バイトにのみ従って動作するが、前記前方エラー訂正バイトが前記第2改良DMXスレーブ指示バイトを確認又は訂正しない場合であっても、前記第2改良DMXスレーブ指示バイトに従って動作する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記DMXネットワーク上での前記DMXパケットの送信の前に、インターリーブ方式に従って、前記第1改良DMXスレーブ指示バイト、及び前記第2改良DMXスレーブ指示バイト内の複数の個別ビットをインターリーブするステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記インターリーブ方式に関連するデータを含む製造者特有パケットを前記改良DMXスレーブに送信するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記少なくとも1つの改良DMXスレーブは、第1改良DMXスレーブ及び第2改良DMXスレーブを含む、請求項11に記載の方法。
  17. 前記少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイトは、第1、第2、及び第3改良DMXスレーブ指示バイトを含み、前記第1、第2、及び第3改良DMXスレーブ指示バイトのそれぞれは、前記第1改良DMXスレーブに対応する第1改良DMXスレーブ指示ビット、及び前記第2改良DMXスレーブに対応する第2改良DMXスレーブ指示ビットを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 複数のバイトを有するDMXパケットを受信するステップであって、前記複数のバイトは、改良DMXスレーブに対応する少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイト、及び少なくとも1つの前方エラー訂正バイトを含む、受信するステップを含み、
    前記前方エラー訂正バイトは、前記DMXパケット内に組み込まれた、前記DMXパケットの複数のバイトの前方エラー訂正コードブロックであり、
    前記前方エラー訂正バイトを含む複数のバイトをバッファリングするステップと、
    前記改良DMXスレーブのそれぞれにおいて、前記前方エラー訂正バイトに照らして、前記改良DMXスレーブ指示バイトのうちの少なくとも1つを解析するステップと、
    前記前方エラー訂正バイトがエラーを示す場合、前記前方エラー訂正バイトを利用することによって、前記改良DMXスレーブ指示バイトのうちの少なくとも1つを少なくとも選択的に訂正し、前記訂正された改良DMXスレーブ指示バイトに従って少なくとも選択的に動作するステップと
    をさらに含む、改良DMX通信を受信及び解析する方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、前記少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイトは、インターリーブされた第1改良DMXスレーブ指示バイト、及びインターリーブされた第2改良DMXスレーブ指示バイトを含み、前記方法は、前記第1改良DMXスレーブ指示バイト、及び前記第2改良DMXスレーブ指示バイトをデインターリービングするステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 複数のバイトを有するDMXパケットをコンパイルするステップであって、前記複数のバイトは、改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する少なくとも1つの改良DMXスレーブ指示バイト、非改良DMXスレーブ制御アドレスに対応する少なくとも1つの非改良DMXスレーブ指示バイト、及び少なくとも1つの前方エラー訂正バイトを含む、コンパイルするステップを含み、
    前記前方エラー訂正バイトは、前記DMXパケット内に組み込まれた、前記DMXパケットの複数のバイトの前方エラー訂正コードブロックであり、
    DMXネットワーク上で前記DMXパケットを送信するステップをさらに含む、改良DMX通信を提供する方法。
  21. 複数のバイトを有するDMXパケットをコンパイルするステップであって、前記複数のバイトは、複数のDMXスレーブ指示バイト、及び少なくとも1つの前方エラー訂正バイトを含む、コンパイルするステップを含み、
    前記前方エラー訂正バイトは、前記DMXパケット内に組み込まれた、前記DMXパケットの複数のバイトの前方エラー訂正コードブロックであり、
    DMXネットワーク上で前記DMXパケットを送信するステップをさらに含む、改良DMX通信を提供する方法。
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