JP6130394B2 - 複数の視方向において被検者の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置 - Google Patents

複数の視方向において被検者の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置 Download PDF

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Description

一般に、本発明は検眼装置及び方法の分野に関する。より詳しくは、本発明は、累進又は多焦点視力矯正眼鏡、又は近見視力矯正眼鏡(老眼鏡)用のレンズの処方の様々な数値を決定する検眼装置に関し、これらの数値は複数の注視線、特に遠方注視線と近方注視線の間で異なる眼屈折力の測定に関係する。これらの測定値は、累進又は多焦点眼鏡用、又は近見視力矯正眼鏡(非累進眼鏡や老眼鏡)用の矯正レンズの屈折面の光学設計と製造に使用することが意図され、これがパッシブレンズ又は電子的に制御される可変的な光学的屈折力を有するレンズの問題か否かを問わない。
最近50余年にわたり、矯正用多焦点及び累進眼鏡レンズ市場は大きな成長を遂げた。矯正用多焦点レンズは、少なくとも2つの別々の矯正力をレンズの2つの領域内に有し、これらは2つの視距離に対応する。矯正用累進レンズは、レンズ表面にわたって変化する度数を有し、これは例えば老眼の矯正の場合、遠見視(FV)用の、球面屈折力矯正力の小さい領域から、近見視(NV)用の、球面屈折力矯正力がより大きい領域へと変化する。矯正用累進レンズは一般に、遠見視距離と近見視距離の間の中間視距離のための平均的矯正力を提供する。矯正用多焦点又は累進眼鏡レンズによれば、使用者は眼鏡を交換することなく、様々な視距離に適応された光学的屈折力矯正の恩恵を受けることができる。矯正用多焦点レンズ又は矯正用累進レンズのパラメータを決定するために、単眼又は両眼用検眼装置を使用して、適用するべき近見視力及び遠見視力の光学的矯正が測定される。それゆえ、片眼からの光ビームの反射及び/又は屈折の測定を利用する検眼装置により、FV/NVの差のある屈折力(又は球面屈折力)矯正を測定することが可能であり、すなわち、近見視力と遠見視力矯正を被測定眼に適用することができる。矯正用累進又は矯正用多焦点レンズは、光学的屈折力異常だけでなく、他の視覚障害、特に乱視も矯正できる。同じ眼反射及び/又は眼屈折測定の原理に基づいて、ほとんどの検眼装置で、乱視矯正パラメータ(円柱屈折力と円柱軸の角度)及び/又は、より高次の矯正パラメータを測定できる(人の眼の収差の報告を可能にする標準化された方法を明記した規格ISO 24157:2008参照)。
現在、FV/NV示差的眼反射及び/又は屈折測定は手動でのみ行われている。検眼士は、テストレンズを使って、矯正用レンズ処方のための各種の数値を決定する。
従来の検眼装置では、眼軸上に挿入された光学システムが光学的屈折力を調整して、視標の視覚調節距離を変更させ、その際、注視線の視線は水平に保たれる。
現在の示差的(FV/NV)屈折測定の研究は、近見視屈折力を、この近見視に伴って生理的に下降する注視線に追従しながら測定する、という問題に直面している。文献、欧州特許第1 882 444号は、各種の注視線方向に沿った眼の視覚的特性を測定するための方法と装置を開示しており、収差計が回転可動式ホルダの上に設置され、測定軸を傾斜させて、下降する注視線方向に沿うように一致させる。しかしながら、現時点で市販されている装置を使って注視線方向を自然に下降させ、又は上昇させることが望まれる場合、測定チャネルを被検者の自然な注視軸と整合させることは技術的に難しい(又は、場合によっては不可能でさえある)。特に、被検者の頭が装置にぶつかる傾向がある。さらに、既存のシステムの機械的要素、特にセンタリング用の並進運動プラテンが水平面内で機能するように設計されている。
現在のところ、各種の眼軸方向に沿って、又は各種の注視線方向に沿って、遠見視/近見視間に差のある屈折効果を検査できる自動屈折計又は収差計型検眼装置はない。
本発明の目的は、被検者の視距離と被検者の両眼又は単眼視方向とに応じて異なる眼科的測定の精度を改善することにより、矯正用累進又は多焦点眼鏡レンズを装用する被検者が体験する視野条件に応じて提供される示差的矯正を改善することである。特に、FV/NVで異なる乱視の測定値を得ることを目指す。これに加えて、同様に被検者の注視線がFV又はNV位置の何れにあるかに応じて異なる、より高次の収差の測定値を得ることも目指す。
本発明の目的の1つは、被検者について、その両眼又は単眼視方向に応じて少なくとも1つのFV/NV示差的視力パラメータの(他覚的又は自覚的)測定を実行する検眼装置及び方法を提供することである。
本発明は、被検者の各種の両眼又は単眼視方向に沿って少なくとも1つの視力パラメータを測定する検眼装置を提供することを目的とする。
先行技術の上記の欠点を修正するために、本発明は、被検者の少なくとも1つの視力パラメータを、その被検者の複数の単眼又は両眼視方向に沿って決定する装置を提供し、前記装置は、決定されるべき視力パラメータを測定する眼科的手段であって、照明光ビームを放出し、対象の眼の事前設定された視方向と整合された少なくとも1つの測定光軸に沿って測定光ビームを受け取ることができる眼科的手段を含む両眼又は単眼用眼科的測定装置と、対象の眼の前記事前設定された視方向と整合された刺激光軸に沿って刺激光ビームを生成できる視覚刺激手段と、被検者の頭を受け、それを設定された姿勢に保持することのできる頭部支持手段とを含む。
より詳しくは、前記測定光軸上の第一の焦点と、第二の焦点とを有する楕円が画定され、本発明によれば、眼科的測定手段と対象の眼との間に設置された少なくとも1つの光学整合システムを含む装置が提供され、前記光学整合システムは、楕円の焦点間の前記照明及び測定光ビームを反射することができる。本発明によれば、装置は、頭部支持手段に対する前記光学整合システムの相対位置を変更して、第二の焦点を被検者の対象の眼の回転中心付近に移動させることのできる調整手段をさらに含む。本発明によれば、前記光学整合システムは、第一の反射光学手段と第二の反射光学手段とを含み、前記第一の反射光学手段は対象の眼の第一の視方向の第一の地点及び少なくとも1つの他の視方向の少なくとも1つの他の地点において前記楕円と接し、前記第二の反射光学手段は、光学整合システムが前記第一の視方向を測定光軸と整合させる第一の位置と、光学整合システムが対象の眼の前記少なくとも1つの他の視方向を測定光軸と整合させる少なくとも1つの他の位置との間で第一の焦点回りに回転移動されるように取り付けられる。
以下に、本発明による、被検者の少なくとも1つの視力パラメータを、その被検者の複数の単眼又は両眼視方向に沿って決定する装置の、非限定な他の有利な特徴を記す。
−前記第一の反射光学手段は、1つの球面ミラー、1つの平面ミラー、複数の平面ミラー、1つのダイクロイックプレート、又は複数のダイクロイックプレートを含み、
−前記第一の反射光学手段は第一のミラーを含み、前記第一の光学整合システムは、第一のミラーを移動させる手段を含み、この手段は第一のミラーを、被検者の両眼又は単眼視方向に応じて、事前設定された軌道に沿って移動させることができ、
−前記第一のミラーを移動させる前記手段は、リンクコネクティングロッドのヒンジシステム及び/又はカム及び/又は機械的案内システムを含み、
−前記事前設定された軌道は楕円軌道であり、前記第一のミラーは、前記楕円軌道と接するような向きとされ、
−前記第一の反射光学手段は、第一の地点で前記楕円と接する第一の事前設定位置を有する第一のミラーと、第二の地点で前記楕円と接する第二の事前設定位置を有する第二のミラーとを含む。
あるいは、前記第一の反射光学手段は、楕円面ミラー又は、より一般的には、点Yの光学的共役が点Eであるような光学面を含み、前記第二の反射光学手段は、光学的パワーが非ゼロである第二のミラーを含み、それによって第一のミラー及び第二のミラーによって形成された光学整合システムは、概して無限焦点、すなわち、ガウス近似における平均球の意味で一次収差に対して無限焦点である。
特定の具体的な態様によれば、
−前記第二の反射光学手段は平面ミラーを含み、
−前記光学整合システムは、第二の反射光学手段を、両眼又は単眼視方向に応じて楕円の第一の焦点回りに旋回させることができる、第二の反射光学手段方向付け手段を含み、
−前記整合システムは、前記光学整合システムを傾斜させるための手段を含み、前記傾斜手段は楕円の焦点を通る軸の周囲で楕円の平面を方向付けることができ、
−前記光学整合システムは、第一の視方向と関連する少なくとも1つの第一の事前設定位置と、前記少なくとも1つの他の視方向に関連する少なくとも1つの他の事前設定位置を含み、
−前記第一の視方向は、被検者のまっすぐ前方の水平方向であり、前記少なくとも1つの他の視方向は、水平に対して傾斜する近見視方向に対応し、
−装置は、前記少なくとも1つの第一の注視線下降角度のための第一の事前設定位置と、前記少なくとも1つの他の注視線下降角度のための第二の事前設定位置とを含み、
−眼科的測定手段は、少なくとも1つの視力パラメータ、例えば球面屈折、円柱面屈折、円柱軸の角度、より高次の収差、角膜曲率測定及び/又は角膜形状分析型のパラメータ、及び/又は第一の視方向と少なくとも1つの他の視方向とにおける瞳径、及び/又は前記第一の視方向において測定された視力パラメータと、前記少なくとも1つの他の視方向に測定された視力パラメータとの間の差を測定して記録することができる。
1つの具体的な実施形態によれば、前記眼科的測定装置は、被検者の右眼に関連する第一の測定軸と、被検者の左眼に関連する第二の測定軸とを有する両眼用装置であり、前記装置は、
−前記両眼用眼科的測定装置と被検者の右眼との間に設置された、本発明の実施形態の1つによる第一の光学整合システムと、
−前記両眼用眼科的測定装置と前記被検者の左眼の間に設置された、本発明の実施形態の1つによる第二の光学整合システムと
を含む。
非限定的な例として、添付の図面に関する以下の説明により、何が本発明を構成するか、及びそれをどのように実施できるかが理解されるであろう。
本発明の第一の実施形態による装置を概略的に示す。 本発明の第一の実施形態の第一の変形による装置を概略的に示す。 本発明の第一の実施形態の第二の変形による装置を概略的に示す。 本発明の第三の実施形態による装置を概略的に示す。 本発明の第三の実施形態による装置を概略的に示す。 本発明の1つの好ましい実施形態による両眼用装置の各種の図面を概略的に示す。 本発明の1つの好ましい実施形態による両眼用装置の各種の図面を概略的に示す。 本発明の1つの好ましい実施形態による両眼用装置の各種の図面を概略的に示す。 本発明の1つの好ましい実施形態による両眼用装置の各種の図面を概略的に示す。 本発明の1つの好ましい実施形態による両眼用装置の各種の図面を概略的に示す。 本発明の1つの好ましい実施形態による両眼用装置の各種の図面を概略的に示す。
以下の説明において、被検者は、頭がまっすぐになるように、すなわち被検者の頭のフランクフルト平面が実質的に平面になるように座っているか、立っていると考えられる。解剖学では、フランクフルト平面は頭がい骨の検査を可能にする基準面である。これは、ウィルヒョウ(Virchow)面と呼ばれることもあり、前方の眼窩底から外耳道の上で後方に通過する。被検者はまた、起立姿勢を取っているとも言われ、この姿勢では、被検者はほとんど努力していない。
被検者の頭30の正中面又は矢状面PSAGは、頭の前後軸に平行で、両眼間の中間点を通過する垂直面となるように画定される。矢状面は、図1の平面に平行である。被検者の注視軸又は視線DVは被検者の矢状面に平行な平面内に位置付けられるように画定される。被検者がまっすぐその無限前方を見ている時、視線は、一次注視軸に対応する水平線DVIである。被検者の注視軸は遠見視位置において水平である。後述の測定中、被検者には、その注視線を下げ、又は上げ、及び/又はその注視線を左右に向ける(この場合、注視軸は平面PSAGに平行ではなくなる)ように指示し、その間、頭30は当初の起立位置に保たれる。被検者が輻輳を一切伴わずに単純に下降させる場合、視線DVは矢状面に平行で、水平線に関して傾斜した平面内に位置付けられる直線である。右眼軸は、被検者が焦点を合わせた物体と右眼の射出瞳の中心(すなわち、角膜により生成される実際の瞳の像)を通る軸と定義される。これら以外の定義も可能であり、例えば右眼軸は、右眼の回転中心と右眼の瞳の中心を通過する直線と、又は焦点が合わされた物体と網膜上のその対応する像を結ぶ軸とも定義できる。これらの定義はすべて、略同じ軸を表す。同様に、左眼軸は、被検者が焦点を合わせた物体と左眼の射出瞳の中心を通る軸と定義される。
いわゆる「遠見視位置」とは、被検者がその無限前方にある物体に焦点を合わせている状態に対応し、視線は水平である。物体の像は無限位置にあるため、両眼の輻輳角はゼロである(左右の眼軸は平行である)。遠見視はしたがって、近さパラメータゼロ(0ディオプタ)と注視線下降角度ゼロに関連する。このような近さの結果として、有効輻輳角は遠見視の場合、概してゼロである。いわゆる「近見視位置」とは、被検者が自分の前方の近い位置(例えば、前方20〜40cm)の物体の像に焦点を合わせている状態に対応し、視線は下がる。近見視位置では、両眼が物体の像に向かって輻輳する。近見視はしたがって、近さパラメータ非ゼロ(0.5〜5ディオプタ)と注視線下降角度非ゼロ(15〜60度の間に含まれる)に関連する。近さ(0.5D)と注視線下降角度(下降角度15度)の点で中間にある中間見位置(IV)は、例えば、コンピュータスクリーンを読むのに快適な距離に対応する。
矯正用多焦点又は累進レンズの至適矯正は、視標の近さに応じてだけでなく、それと共に注視線の下降に応じても変化する。被検者の眼の、注視線の下降に応じた運動学を調査した研究により、自然な遠見視位置(注視軸が水平)と自然な近見視位置(例えば書類を読むために注視軸が下降)の間の眼の運動を調べることができる。両眼について、瞳孔間距離の変化という結果を伴う輻輳が観察されるだけでなく、これに限定されないが、片眼のその眼軸回りの回転が観察され、下がった瞼による角膜への圧力が増すことが観察され、水晶体が調節によって偏心することが観察される。その結果として、眼の生理的乱視軸の方位と乱視の数値は、眼が自然な遠見視位置から自然な近見視位置へと移行するのとともに変化する。しかしながら、近見視及び遠見視位置間のこのような乱視の変化は一般に、矯正用多焦点レンズ又は矯正用累進レンズのパラメータ化の際に考慮されない。より一般的には、眼科矯正パラメータ(球面屈折力、円柱屈折力、円柱軸の角度、より高次収差、角膜曲率測定、角膜形状解析、等)を、視標の近さに応じて、及び注視線下降に応じて正確に測定することにより、眼の自然な位置に応じて視力を矯正できることが望ましいであろう。
ここで、本発明の装置の各種の実施形態を詳しく説明するが、この実施形態では、両眼又は単眼眼科的測定を、被験者の複数の両眼又は単眼視方向において実施することにより、特に遠見視力及びより短距離(特に近見視及び/又は中間視距離)での視力測定を実行できる。
装置
図1は、本発明の第一の実施形態による、複数の視方向に沿った両眼又は単眼検眼装置の側面図を示す。検眼装置は、装置にしっかりと固定された外部測定システム(図示せず)を含み、外部測定システムは例えば、眼反射及び/又は屈折を利用し、両眼又は単眼視方向に沿って被験者による調節及び/又は輻輳を刺激する近さ可変視標を含む。測定システムは、測定対象の被検者の眼20に向けられるように意図される測定光軸2に沿って光ビームを発する。測定システムは、同じ測定光軸2に沿って、対象の眼からの屈折及び/又は反射による光ビームを集光する。視標又は刺激テストパターンが、測定対象の被検者の眼20に向けられるように意図される光ビームを発し、これが対象の眼の視軸に重ねられる。
図1は、短軸4と長軸5と、第一の焦点Yと第二の焦点Eを有する楕円3を示している。理想的には、測定対象の眼20の光学回転中心(OCR)は、楕円3の第一の焦点Yと一致する。実際には、第一の焦点Yを右眼20のOCRの付近に移動させる調整手段を含む。たとえば、装置は、顎当てと額支持部を含み、頭を設定位置に保つことのできるヘッドレストと、ヘッドレストと第一のミラー16との間の相対位置を調整する手段と、を含む。好ましくは、顎当ての上で頭部を支え、第一の焦点Yと眼20の光学回転中心の間の距離を、測定システムの視野を通じて調整し、常に眼の瞳が測定しようとしているすべての視方向に沿って見えるようにする。眼のOCRは、2つのミラー16と18からなる光学システムによって形成される瞳の像が、何れの視方向についても測定軸2から10mmより大きくシフトしないように位置付ける必要がある。それゆえ、瞳の像は十分に鮮鋭に保たれ、測定システムの被写界深度を考慮して、所望の視方向に沿って測定を実行できる。
楕円3の第二の焦点は、眼科的測定装置の測定光軸2の上の点Eに置かれる。測定装置は、被検者の眼20と測定光軸2の間に設置された光学システムをさらに含む。図1の実施形態において、光学システムは第一のミラー16と第二のミラー18で構成される、ミラーに基づく光学システムである。平面型の第一のミラー16は、視方向を楕円3の第一の焦点Eに向けて方向転換させ、平面型の第二のミラー18は、第一のミラーにより形成された視軸の像を補正することにより、それを被検者の複数の視方向での測定装置の光軸と整合させる。この目的のために、平面ミラー16は楕円3に接する。この第一の実施形態において、平面型の第一のミラー16と平面型の第二のミラー18は、被検者の視方向に応じて並進及び/又は回転移動可能である。図1では、矢状面において、被検者の右眼20の眼軸が3つの位置で示されており、すなわち、遠見視位置では水平の右眼軸が直線線分21で示され、近見視位置では約40度傾斜した右眼軸が直線線分23で示され、中間視位置では、約20度傾斜した右眼軸が直線線分22で示されている。点Yと点Eの間に、それぞれ遠見視、中間視、近見視の眼軸に対応する3つの光路が示されている。線分21に沿って伝播し、第一のミラー16に点Aで入射する光ビームは、ミラー16により軸220に沿って点Eの方向に反射される。同様に、それぞれ線分22、23に沿って伝播し、それぞれ第一のミラー16に点B、Cで入射する光ビームは、ミラー16により点Eの方向に反射される。平面型の第二のミラー18は測定装置の光路上に配置され、測定光軸2は平面型の第二のミラー18に点Eで入射する。有利な点として、第二のミラー18は点E回りに回転移動可能である。図1は3つの方位18−A、18−B、18−Cに沿って向き付けられた第二のミラー18を示している。方位18−A、18−B、18−Cは、それぞれ方向210、220又は230に沿って伝播するビームがミラー18からそれぞれ方位18−A、18−B、18−Cに沿って反射され、測定装置の方向に測定軸2に沿って伝播するように選択される。反対に、測定装置から発せられ、測定軸2に沿って伝播する照明ビームは、点Eで第二のミラー18に入射する。第二のミラー18の、それぞれ方位18−A、18−B又は18−Cに応じて、照明ビームはそれぞれ方向210、220又は230に反射される。第一のミラー16と第二のミラー18によって形成される光学システムによって、点Eを通過する測定軸2と点Yを通過する視軸及びその逆を、複数の視方向21、22、23ごとに光学的に整合させることができる。したがって、点Eから発せられ、それぞれ光軸210、220又は230をたどる照明ビームは、それぞれ歯軸の方向21、22又は23に反射される。移動可能な第一のミラー16と向き付け可能な第二のミラー18によって形成された光学システムによって、静止した装置の測定光軸2と被検者の視軸を複数の視方向について光学的に整合することができる。FV用の第一の測定位置では、第一のミラー16は楕円3に点Aで接し、第二のミラーの向きは18−Aとなる。IV用の第二の測定位置では、第一のミラー16は楕円3に点Bで接し、第二のミラーの向きは18−Bとなる。NV用の第三の測定位置では、第一のミラー16は楕円3に点Cで接し、第二のミラーの方位は18−Cとなる。位置18−Aにおいて、第二のミラー18の法線は測定光軸2と軸210の間の二等分線と整合する。位置18−Bにおいて、第二のミラー18の法線は測定光軸2と軸220の間の二等分線と整合する。位置18−Cにおいて、第二のミラー18の法線は測定光軸2と軸230の間の二等分線と整合する。点A、B、Cはその焦点が点Yと点Eである楕円3と接するため、このシステムは、同一の光路YAE、YBE、YCEを視方向21、22、23について保持できる。
あるいは、第一のミラー16は凹面、球面、楕円、又は楕円面ミラーであり、第二のミラー18は屈折率非ゼロのミラーであり、ミラー16と18からなる光学システムは一次収差に対して無限焦点である。
当業者であれば、カム、案内システム、ヒンジ式リンクコネクションロッドのシステム、又はその他の単純な機械的システムを提供して、第一のミラー16を楕円軌道に近い軌道に沿って移動させることができるであろう。
図1に示される実施形態において、第一のミラー16は、リンクコネクティングロッド8、9のシステムに取り付けられて、並進運動と回転運動の両方が可能である。第一のリンクコネクティングロッド8は、リンクコネクティングロッド固定点6に接続される第一の端と、リンクコネクティングロッド固定点161を介してミラー16に接続される第二の端を含む。第二のリンクコネクティングロッド9は、リンクコネクティングロッド固定点7に接続された第一の端と、リンクコネクティングロッド固定点162を介してミラー16に接続された第二の端を含む。リンクコネクティングロッド8と9を含むシステムは、第一のミラー16の運動が楕円3と接するようにヒンジ式に動く。リンクコネクティングロッドを含むヒンジ式システムは、以下のような寸法としてもよい。第一のミラー16の少なくとも3点(それぞれ点A、B、Cに対応する)が楕円3上に置かれる(例えば、2つの極端位置A、Bと中間位置B)。第一のミラー16の寸法は、すべての眼軸位置21、22、23のそれぞれについて、測定システムの光線を追跡することによって発見されるその有効開口によって決められる。第一のミラー16には2つのリンクコネクティングロッド固定点161、162が選択されている。リンクコネクティングロッド8、9の各々は、それぞれ少なくとも2つの位置8−A、8−B、8−Cと9−A、9−B、9−Cを占める。2つのリンク固定点161、162の各々について、3つの連続する点を通過する円の中心が計算される。2つの中心FとHはそれぞれ、リンクコネクティングロッド6と7をそれぞれ固定するための静止地点に対応する。次に、第一のミラー16の上のリンク固定点161、162の位置は、眼に向かって伝播する軸AEと中間位置の眼の間の整合エラーが最小限になるように最適化されてもよい。さらに、コスト、嵩、又は重さの面での制約に関して、特定のパラメータが最適化されてもよく(楕円3の大きさ等)、又は制限されるかもしれない。
あるいは、ミラー16を移動させるためのカム式システムを、リンクコネクティングロッドに基づくヒンジ式システムの代わりに使用してもよい。
第一のミラーを楕円3に接した状態で移動させるためにどの移動システムを選択するかにかかわらず(リンクコネクティングロッド、カム、又は他のシステム)、点EとYの間の光路の長さは、光路Y−A−E、Y−B−E又はY−C−Eの何れについても一定に保たれる。これに加えて、軸EPは視軸の方向によって変化しない。ミラー16と18から形成される光学システムにより、測定光軸2を各種の注視方向、それぞれ21、22、23に沿った眼軸の像と整合させることができる。第一の実施形態によって、広い角度範囲で視方向に応じた眼科的測定を実行することが可能となる。リンクコネクティングロッドに基づくヒンジ式システムにより、限定された大きさ、したがって比較的低コストの第一のミラー16を使用することができる。
図1の装置は、眼科的測定装置を動かして被験者の眼軸と整合させる必要がない。定義によれば、点Yと点Eの間の光路は、どの経路をたどるかを問わず、すなわち視方向を問わず一定である。この光学的共役システムは、眼と測定装置の間の光路の長さが、両眼又は単眼視方向に関係なく、変わらないという利点を有する。したがって、様々な測定位置と眼の焦点に合わせて視標の鮮鋭を変える必要がない。
図2は、本発明の第一の実施形態の変形による両眼用又は単眼用検眼装置の側面図を示す。図2は、図1の第一の実施形態の簡略化された変形である。図1と同じ要素は同じ参照番号で示されている。この測定装置も、測定軸2を有する測定装置(図示せず)と、ミラーに基づく光学システムを含む。図2において、光学システムは、2つのミラー16−Aと16−Cと1つの平面型の第二のミラー18の集合を含み、こらミラーは図1の装置のそれらと同様である。この変形版では、ミラー16−Aと16−Cはそれぞれ2つの事前設定された位置AとCに固定される。第二のミラー18も、同じく2つの事前設定された位置18−Aと18−Cを有する向き付け可能な平面ミラーである。図2の装置により、例えば遠見視力測定と近見視力測定に対応する2つの両眼又は単眼視方向に沿った測定を実行できる。図2の装置は特に、FV/NV示差的測定の実行を可能にする。これら2つの位置において、ミラー16−Aと16−Cは楕円に接し、点EとYは光学的に共役である。ミラー18は、第一の位置18−Aと第二の位置18−Cとの間で点E回りに回転移動可能である。これらの2つの点は事前設定される。第二のミラーを回転駆動するシステムは、より簡単な、2つの停止点の間で切り替わるシステムとしてもよい。この第二の実施形態によれば、ミラー16−Aは、視線21との交差点である点Aで楕円3に接し、ミラー16−Cは、視線23との交差点である点Cで楕円3に接する。ミラー16−Aにより形成される視線21の像は、点Eを通過する。同様に、ミラー16−Cにより形成される視線23の像は点Eを通過する。それゆえ、視軸が軸21に沿って向き付けられた時の光路Y−A−Eの長さは、視軸が軸23に沿って向き付けられた時の光路Y−C−Eの長さと同じである。さらに、ミラー18が位置18−Aの向きにある時、ミラー16−Aと位置18−Aのミラー18により形成される視線21の像は測定軸2と重なる。同様に、ミラー18が位置18−Cの向きにある時、ミラー16−Cと位置18−Cにあるミラー18によって形成される視線23の像は測定軸2と重なる。
図3は、図2の実施形態の第二の変形を示す。図3の装置は、異なる近さの2つのテストパターン40−Aと40−Cを含み、これらのテストパターン40−Aと40−Cは眼科的測定装置から離れている。非限定な説明のための例として、テストパターン40−Aは遠見視位置に対応する近さを有し、テストパターン40−Aは近見視位置に対応する近さを有する。この第二の変形版において、ミラー16−Aと16−Cはそれぞれダイクロイックプレート26−Aと26−Cに置き換えられており、これらはいわゆるホットミラーである。ホットミラー26−Aと26−Cは、可視ビーム(400〜700nm)を透過させ、近赤外ビーム(750〜1100nm)は反射することができる。焦点として点Yと点Eを有する楕円3が画定される。点Yは、被測定眼のOCRに重ねられるように意図される。ホットミラー26−Aは、点Aで楕円3と接し、ホットミラー26−Cは点Cで楕円3と接する。ミラー18は、点Eにおいて測定光軸2をカットし、点18−Aと点18−Cの間で点E回りに旋回する。
第一の測定位置において、テストパターン40−Aは、可視光の光学的刺激ビームを発して被検者の遠見視調節を刺激し、これに対して、テストパターン40−Cはオフにされる。この時、ミラー18は位置18−Aにある。ホットミラー26−Aは可視範囲の光学刺激ビームを伝送して、刺激ビームの光軸が点Aと点Yを通過する視方向21と重なるようにする。測定装置は近赤外光の照明ビームを生成し、このビームは測定光軸2と整合する。位置18−Aのミラー18は照明ビームを、点Eと点Aを通過する方向210に反射する。ホットミラー26−Aは近赤外光の照明ビームを、遠見視方向に対応する視軸21の方向に反射する。測定ビームは、視方向21に向かう眼20からの照明ビームの反射及び/又は屈折によって形成される。ホットミラー26−Aは、測定ビームを方向210にミラー18の点Eに向かって反射する。位置18−Aのミラー18は、測定ビームを測定軸2に沿って反射する。それゆえ、この装置によれば、眼を第一の視方向21に向けた状態で眼科的測定を実行できる。
他の測定位置では、テストパターン40−Cが可視光の光学刺激ビームを発して、被検者の近見視調節を刺激し、これに対して、テストパターン40−Aはオフにされる。この時、ミラー18は位置18−Cにある。ホットミラー26−Cが可視光の光学刺激ビームを伝送して、刺激ビームの光軸が点Cと点Yを通過する他の視方向23と重なるようにする。測定装置は近赤外光の照明ビームを生成し、このビームは測定光軸2と整合する。位置18−Cのミラー18は照明ビームを、点Eと点Cを通過する方向230に反射する。ホットミラー26−Cは近赤外光の照明ビームを、近見視方向に対応する視軸23の方向に反射する。測定ビームは、視方向23に向かう眼20からの照明ビームの反射及び/又は屈折によって形成される。ホットミラー26−Cは、測定ビームを方向230にミラー18の点Eに向かって反射する。位置18−Cのミラー18は、測定ビームを測定軸2に沿って反射する。
図3に示されるように、第一の実施形態の第二の変形によれば、ホットミラー26−A、26−Cと旋回するミラー18によって形成される光学システムにより、測定光軸2を遠見視方向21と近見視方向23と、それぞれ、同じ光路長を有する2つの光路E−A−YとE−C−Yに沿って整合させることができる。
図4は、本発明の第二の実施形態による視方向に応じた検眼装置の側面図を示す。図4の装置は、第一のミラー16と第二のミラー18によって形成される光学システムを含む。有利な点として、第一のミラー16は楕円3の一部により形成され、光学的焦点として点EとYを有する。方向付け用の第二のミラー18は、光学的パワーが非ゼロのミラー又は、第一のミラー16の光学収差を補正できる変形可能なミラーである。第二のミラー18は、点E回りに旋回可能に取り付けられる。第一の実施形態と異なり、楕円面型の第一のミラー16は静止したままである。定義により、点EとYは第一のミラー16を介して光学的に共役である。図4では3つの測定位置が示され、これらの位置は3つの両眼又は単眼視方向に対応する。線分21に沿って伝播し、点Aで第一のミラー16に入射する光ビームは、ミラー16によって軸210に沿って点Eの方向に反射される。同様に、それぞれ線分22、23に沿って伝播し、それぞれ点B、Cで第一のミラー16に入射する光ビームは、ミラー16によってそれぞれ軸220、230に沿って点Eの方向に反射される。第二のミラー18は、それぞれ3つの地点18−A、18−B、18−Cに沿って向き付けることができ、それによって第一のミラー16を介して眼軸の像が補正され、これが測定光軸2と整合される。位置18−Aでは、第二のミラー18の法線が測定光軸2と軸210の間の二等分線と整合する。位置18−Bでは、第二のミラー18の法線が測定光軸2と軸220の間の二等分線と整合する。位置18−Cでは、第二のミラー18の法線が測定光軸2と軸230の間の二等分線と整合する。有利な点として、第二のミラー18は変形可能ミラーであって、両眼又は単眼視方向に応じて、すなわちミラー18の向きに応じて、第一のミラー16の収差を補償する。第二のミラー18に適用される補正のための変形は、第二のミラー18の向きに応じて事前設定されていてもよい。楕円面型の第一のミラー16により、点Yと一致する眼の光学回転中心が測定光軸2の上の点Eと光学的に共役となりえ、光路長は様々な両眼又は単眼視方向について一定のままである。第二のミラー18によって、眼軸の像を補正して測定光軸2と整合させることができる。図4の光学的共役システムは3つの測定位置での動作を示している。しかしながら、楕円面型の第一のミラー16によって、連続的な範囲の両眼又は単眼注視視方向について測定を行うことが可能となる。他の両眼又は単眼視方向における他の測定も可能である。第二のミラーを両眼又は単眼視方向に応じて向き付けするだけで、測定光軸2は、特定の両眼又は単眼視方向に対して、光学的共役システムを介して眼軸の像と整合される。図4の装置の利点は、動かす必要のあるのが1つの部品、すなわち第二のミラー18だけで、第一のミラー16は静止したままである、という点である。この実施形態において、平面型の第二のミラー18を1回回転させれば、測定光軸2を各種の視方向について眼軸の像と整合できる。しかしながら、測定範囲は、両眼又は単眼視方向に応じて、楕円面ミラーの大きさに関係する。所望の角度測定範囲が広いほど、楕円面ミラーのコストが高くなり、収差の補正も難しくなる。
図1〜4に関して説明した装置は、複数の視方向に沿った両眼又は単眼測定を可能にする。
図1〜4の、楕円3の軸5を含む平面は、注視軸方向の変化が輻輳を伴わない注視線の下降に対応する場合、矢状面に平行であってもよく、あるいは、図1〜4の、楕円3の軸5を含む平面は、注視線方向の変化が注視線の下降を伴わない両眼の輻輳に対応する場合、フランクフルト平面に平行であってもよい。注視線の下降移動と輻輳が複合する場合、図1〜4の平面は矢状面に関してある設定された傾斜で傾いた平面であってもよい。1つの有利な実施形態において、装置は、楕円3の軸5を含む平面を軸5回りに回転させることができる回転手段を含む。また別の実施形態によれば、楕円3の平面は軸YAの周囲で傾斜されてもよく、下降と輻輳は事前設定された方法で関係付けられる。
図5は、本発明の第三の実施形態による眼科的測定システムを示す。装置は、単眼測定を測定光軸2に沿って実行できる単眼測定装置1を含む。好ましくは、測定装置1は、遠見視刺激のための光学刺激ビームを生成できる内部視標を含む。単眼測定装置1は並進移動可能で(水平の矢印)、被測定眼に対向して設置できる。図5の装置は、両眼による調節と輻輳を同時に刺激できる両眼視標40を含む。有利な態様では、視標40の高さは近見視位置に対応する。装置はまた、各眼のための光学整合システムを含み、これによって、光路の長さを変えずに複数の注視方向に沿った測定を行うことができる。2つのホットミラー31−A、41−Aを含む光学システムは、眼にできるだけ近い位置に配置して、NV調節と輻輳を刺激できるようにする。焦点40は、矢状面内で0.5〜10ディオプタの近さに設置して、眼輻輳を起こさせる。有利な態様としては、ホットミラー31−A、41−Aと視標40は両眼NV注視線の下降と輻輳を復号させるように配置する。ホットミラー31−Aと41−Aは、焦点40を可視光内で観察できるようにし、その一方で赤外光の測定ビームを、それぞれ旋回ミラー32又は42に向かって、単眼測定装置1の測定軸2の方向に向かって反射する。NV視標40をオンにすると、装置はそれゆえ、それぞれ左眼10については13、右眼20については23のNV視方向で単眼測定を行うことができる。装置は、ホットミラー31−B、41−Bをさらに含み、これらは、それぞれ左眼10については11、右眼20については21のFV視方向でFV測定を行えるように配置される。向き付け可能なミラー32、42によって、FV測定位置から他のNV測定位置に、及びその逆に移行させることができる。FV位置では、眼は測定装置1の刺激を見るため、これは単眼用である。これに対して、NV位置では刺激40が両眼で見られ、それによって注視線を下げて、1点への輻輳と調節を得ることができる。それゆえ、単眼用測定装置によって、FV測定とNV測定を実行できる。それぞれミラー31−A、ミラー31−Bは、それぞれ点Aと点Bで、左眼10のOCRと整合する点Y及び測定軸2とミラー32の交差点に位置する点Eを焦点として有する楕円と接するように設置される。同様に、それぞれミラー41−A、ミラー41−Bは、それぞれ点A’と点B’において、右眼20のOCRと整合する点Y’と、測定軸2とミラー42との交差点に位置する点E’を焦点として有する楕円と接するように配置される。このようにして、被測定眼のOCRと眼科的測定装置1の間の光路は、NVとFV視方向について同一である。
図6A〜6Fは、本発明の1つの好ましい実施形態による両眼用装置の各種の図面を概略的に示す。これは図5の装置を変形したものであり、並進移動可能な単眼用測定装置の代わりに2つの単眼測定装置が設置されており、これらはそれぞれ右測定軸2Dと左測定軸2Gを有し、これらはそれぞれ右眼と左眼専用であり、それによって並進運動が回避される。図6A、6B、6Cは装置のFV動作を示しており、視線は水平である。図6D、6E、6Fは装置のNV動作を示しており、視線は水平に関して下降し、注視線が輻輳している。図6Aと6Dは測定装置の斜視図であり、図6Bと6Eは上面図であり、図6Bと6Eは装置の正面図である。異なる実施形態に関しても、同じ参照番号は同じ要素に対応する。光学整合システムだけが図6A〜6Fに示されており、他の要素は示されていない。装置は、両眼による調節と輻輳を同時に刺激できる両眼視標を含む。図6Aと6Dにおいて、被検者の左眼の測定軸2Gは手前側に示され、被検者の右眼の測定軸2Dは奥側に示される。装置はヘッドレスト100を含み、これは顎当て101と、額を当てることによって被検者の頭30が固定位置に保持される領域を含む。有利な態様としては、被検者の頭は、そのフランクフルト平面が水平になるような位置に保持される。特定の具体的な測定時には、ヘッドレストを傾斜させて、測定が被検者の頭の姿勢を変えて行われるようにしてもよい。装置は第一の光学システムを含み、これは静止している楕円面型の第一のミラー16と、旋回又は回転移動可能な第二のミラー18と、右眼20専用で測定軸2Dに沿って配置された眼科的測定装置と、を含む。装置はまた第二の光学整合システムを含み、これは静止した楕円面型の第一のミラー15(すなわち、楕円軌道に沿って移動可能なミラーではない)と、パワーが非ゼロの旋回又は回転移動可能な第二のミラー17と、左眼10専用で測定軸2Gに沿って配置された眼科用測定装置と、を含む。図6A〜6Fの装置はまた、顎当て100の一部101及び/又は光学整合システムに作用して、楕円面型のミラー15の焦点を左眼10の光学的回転中心の付近に誘導するための調整手段を含む。同様に、楕円面型のミラー16の焦点を右眼20のOCRの付近に誘導するための調整手段も設置される。左右の光学整合システムの高さは、別々に調整されて、測定軸を被検者の目の高さに応じて整合させてもよい。有利な態様として、左右の光学整合システムが、特にミラー17と18の向き付けのために連結される。
図6A〜6Cにおいて、被検者は遠見視に対応する視姿勢でテストパターンを観察し、すなわち、右眼軸21と左眼軸11が水平で、実質的に相互に平行である(被検者の視覚異常が生じる手前まで)。それぞれ楕円面型のミラー15、16は、それぞれ左眼軸11を方向110に沿って、右眼軸21を方向210に沿って、それぞれ第二のミラー17、18に向かって方向付ける。この遠見視姿勢では、ミラー17は、左眼軸の像が左測定軸2Gと整合するような向きであり、それぞれ、ミラー18は、右眼軸の像が右測定軸2Dと整合するような向きである。
図6D〜6Fにおいて、被検者は近見視に対応する視姿勢でテストパターンを観察し、すなわち、右眼軸23と左眼軸13が下降し、輻輳する。それぞれ楕円面型のミラー15、16は、それぞれ左眼軸13を方向130に沿って、右眼軸23を方向230に沿って、それぞれ第二のミラー17、18に向かって方向付ける。楕円面型のミラー15、16は、各種の測定位置については静止したままである。この近見視姿勢では、ミラー17は、左眼軸230の像が左測定軸2Gと整合するような向きであり、それぞれ、ミラー18は、右眼軸130の像が右測定軸2Dと整合するような向きである。
図6A〜6Fの装置は、単眼測定を各眼について、複数の両眼視方向に沿って行うことができる。楕円面型のミラー15、16とミラー17、18を含む光学整合システムにより、眼科的測定を複数の注視方向に沿って行うことができ、その間、各種の注視方向に沿った光路長が一定に保たれる。左右の単眼測定装置は静止したままである。有利な点として、第二のミラー17と18だけが旋回点回りに回転移動可能とされ、楕円面型のミラー15と16によって生じる一次収差が補償される。
両側瞳孔間距離パラメータ(1/2 IPD)の値は、対称又は非対称に(両側IPDにより調整される)、及び外部の測定(Visioffice又は瞳孔計)に基づいて、又は整合中の装置のFV再校正に基づいて適応されてもよい。
本発明は、屈折力に基づく眼科的測定を行う人、及び被検者の眼の生理的傾斜を考慮した測定を提供し、又は実行したい人にとって特に適している。
本発明の装置は、検眼士又は眼科医が、又は眼鏡技師が、眼鏡をカスタマイズするためのパラメータを決定するために使用できる。
装置と方法と本発明は、累進又は多焦点矯正レンズの処方に必要な手段を定義する役割を果たしうる。
本発明により、各眼の光学測定軸を有する両眼又は単眼用眼科的測定装置を、複数の両眼又は単眼視方向に沿って測定できるように適応することが可能となる。有利な点として、本発明の装置により、注視方向を考慮した遠見視/近見視示差的眼科的測定を実行することができる。

Claims (14)

  1. 被検者の少なくとも1つの視力パラメータを、前記被検者の複数の単眼又は両眼視方向に沿って決定する装置であって、
    −決定されるべき視力パラメータを測定する眼科的測定手段(1)であって、対象の眼の事前設定された視方向と整合された少なくとも1つの測定光軸(2)に沿って照明光ビームを放出し且つ測定光ビームを受け取ることができる眼科的測定手段(1)を含む両眼又は単眼用眼科的測定装置と、
    −前記対象の眼の前記事前設定された視方向と整合された刺激光軸に沿って刺激光ビームを生成できる視覚刺激手段と、
    −被検者の頭を受け、それを設定された姿勢に保持することのできる頭部支持手段と、を含む装置において、
    前記測定光軸(2)上の第一の焦点(E)と、第二の焦点(Y)とを有する楕円(3)が画定され、前記装置が、
    −前記眼科的測定手段(1)と前記対象の眼(10、20)との間に設置された少なくとも1つの光学整合システムであって、前記楕円(3)の前記焦点(E、Y)間の前記照明及び測定光ビームを反射することができる光学整合システムと、
    −前記頭部支持手段に対する前記光学整合システムの相対位置を変更して、前記第二の焦点(Y)を前記被検者の前記対象の眼の回転中心付近に移動させることのできる調整手段と、
    をさらに含み、
    前記眼科的測定手段(1)が、第一の視方向(11、21)に光学刺激ビームを生成することができる内部視標を含み、前記視覚刺激手段が少なくとも一つの他の視方向(12、13、22、23)に別の刺激光ビームを生成することができ、
    −前記光学整合システムが、第一の反射光学手段(15、16、16−A、16−C、31−A、31−B、41−A、41−B)と第二の反射光学手段(17、18、32,42)とを含み、前記第一の反射光学手段が前記対象の眼の前記第一の視方向(11、21)の第一の地点(A)及び前記少なくとも1つの他の視方向(12、13、22、23)の少なくとも1つの他の地点(B、C)において前記楕円(3)と接し、前記第二の反射光学手段(17、18、32,42)が、前記光学整合システムが前記第一の視方向(11、21)を前記測定光軸(2)と整合させる第一の位置(18−A)と、前記光学整合システムが前記対象の眼の前記少なくとも1つの他の視方向(12、13、22、23)を前記測定光軸(2)と整合させる少なくとも1つの他の位置(18−B、18−C)との間で前記第一の焦点(E)回りに回転移動されるように取り付けられる
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記第一の反射光学手段が、球面ミラー、平面ミラー、複数の平面ミラー(16−A、16−C)、ダイクロイックプレート(31−A、31−B)、又は複数のダイクロイックプレート(31−A、31−B、41−A、41−B)を含む、請求項1に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  3. 前記第一の反射光学手段が第一のミラー(15、16)を含み、前記光学整合システムが、前記第一のミラー(15、16)を移動させる手段を含み、前記手段が前記第一のミラー(15、16)を、前記被検者の両眼又は単眼視方向に応じて、事前設定された軌道に沿って移動させることができる、請求項1又は2に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  4. 前記第一のミラーを移動させる前記手段が、リンクコネクティングロッドのヒンジ式システム、カム及び/又は機械的案内システムを含む、請求項3に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  5. 前記事前設定された軌道が楕円軌道であり、前記第一のミラー(15、16)が、前記楕円軌道と接するような向きとされる、請求項3又は4に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  6. 前記第一の反射光学手段が、第一の地点(A)で前記楕円(3)と接する第一の事前設定位置を有する第一のミラー(16−A)と、他の地点(C)で前記楕円(3)と接する第二の事前設定位置を有する第二のミラー(16−C)とを含む、請求項1又は2に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  7. 前記第一の反射光学手段が楕円面ミラーを含み、前記第二の反射光学手段が、光学的パワーが非ゼロである第二のミラーを含み、それによって前記第一のミラー及び第二のミラーによって形成された前記光学整合システムは一次収差に対して無限焦点である、請求項1に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  8. 前記第二の反射光学手段(17、18、32、42)が平面ミラーを含む、請求項1乃至の何れか1項に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  9. 前記光学整合システムが、前記第二の反射光学手段(17、18、32、42)を、前記両眼又は単眼視方向(11、21、12、22、13、23)に応じて前記楕円(3)の前記第一の焦点(E)回りに旋回させることができる、前記第二の反射光学手段(17、18、32、42)の方向付け手段を含む、請求項1乃至8の何れか1項に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  10. 前記光学整合システムを傾斜させるための手段を含み、前記傾斜手段が、前記楕円(3)の焦点を通る軸の周囲で、前記楕円(3)の平面を方向付けることができる、請求項1乃至9の何れか1項に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  11. 前記光学整合システムが、第一の視方向と関連する少なくとも1つの第一の事前設定位置と、少なくとも1つの他の視方向に関連する少なくとも1つの他の事前設定位置を含む、請求項1乃至10の何れか1項に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  12. 前記第一の視方向が、前記被検者のまっすぐ前方の水平方向に対応し、前記少なくとも1つの他の視方向が、水平に対して傾斜する近見視方向に対応する、請求項11に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  13. 前記眼科的測定手段が、球面屈折、円柱面屈折、円柱軸の角度、より高次の収差、角膜曲率測定及び角膜形状分析型パラメータのうちの少なくとも一つの視力パラメータ、及び/又は第一の視方向と少なくとも1つの他の視方向とにおける瞳径、及び/又は前記第一の視方向において測定された視力パラメータと前記少なくとも1つの他の視方向に測定された視力パラメータとの間の差を測定して記録することができる、請求項1乃至12の何れか1項に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
  14. 前記眼科的測定装置が、前記被検者の右眼に関連する第一の測定軸と、前記被検者の左眼に関連する第二の測定軸とを有する両眼用装置であり、前記少なくとも一つの光学整合システムが第一の光学整合システムと第二の光学整合システムとから成り、
    前記第一の光学整合システムが前記両眼用眼科的測定装置と前記被検者の前記右眼との間に設置されるようになっており、
    前記第二の光学整合システムが前記両眼用眼科的測定装置と前記被検者の前記左眼の間に設置されるようになっている、請求項1乃至13の何れか1項に記載の少なくとも1つの視力パラメータを決定する装置。
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