JP6129628B2 - 移動通信方法及び移動通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信方法及び移動通信端末に関する。
3GPPの仕様では、再接続処理と呼ばれる手順が規定されている。かかる再接続処理は、通信中の移動通信端末UEが、無線品質が劣化して在圏中のセルにおける通信の継続が不可能な状態であることを検出した場合に、圏内復帰のためにセルサーチを行い、選択したセルでネットワークとのコネクション再確立を試みる処理である。
3GPPの仕様では、再接続処理において行われるセルサーチの詳細な方法については規定されておらず、各移動通信端末UEにおける実装に委ねられている。
また、再接続処理は、移動通信端末UEに対して提供中の通信サービスの種類によらず、共通の仕様によって規定されている。
ここで、ネットワークオペレータ(移動通信事業者)が、LTE(Long Term Evolution)方式の通信サービス及び3G方式の通信サービスを提供している場合について考える。
現在の3GPPの仕様では、かかるネットワークオペレータのLTEネットワーク配下のセルにおいて通信中の移動通信端末UEが、再接続処理を行う場合に、LTEネットワーク配下のセルを対象にしたセルサーチ及び3Gネットワーク配下のセルを対象にしたセルサーチをどのような時間配分や順序で行うかについては規定されておらず移動通信端末UEの実装に依存されている。
3GPPの仕様では、セルサーチの時間を含めて再接続処理を試みることができる期間は、再接続タイマ(LTE方式では、T311と呼ばれるタイマ)で定められており、かかる再接続タイマが満了すると呼切断となるように規定されている。
データ通信は、LTEネットワーク及び3Gネットワークのどちらでもサポートされているため、LTEネットワーク配下のセルにおいて通信中の移動通信端末UEは、再接続処理を行う場合に、LTEネットワーク配下のセルを対象としたセルサーチを早々に停止して、3Gネットワーク配下のセルを対象としたセルサーチを行い、3Gネットワーク配下のセルを選択したとしても、データ通信を継続することができる。
一方、VoIP(Voice over IP)通信をサポートするためには、ネットワークで、IMS(IP Multimedia Subsystem)と呼ばれるシステムをサポートする必要があり、3GPPの仕様上、かかるシステムがサポートされているか否かは、RAT(Radio Access Technology、無線アクセス方式)ごとに異なる。
したがって、上述のネットワークオペレータのLTEネットワークにおいて、VoIP通信をサポートしており、3Gネットワークをサポートしていない場合、図13に示すように、LTEネットワーク配下のセルにおいて通信中の移動通信端末UE(ステップS2001参照)は、再接続処理におけるセルサーチ(ステップS2004参照)によって3Gネットワーク配下のセルを選択してしまうと(ステップS2005参照)、VoIP通信を継続することができなくなり呼切断となる(ステップS2006参照)。
このように、移動通信端末UEが、図13に示すセルサーチを行うことは、本来、再接続タイマ(T311)が満了するまで、LTEネットワークで復帰のチャンスがあるにも関わらず、自ら呼切断のタイミングを早めてしまうことになり、不適切である。
上述のようなネットワークでは、LTEネットワーク配下のセルにおいて通信中の移動通信端末UEは、再接続処理を行う際には、各RATがVoIP通信をサポートしているか否かについての状況を考慮し、VoIP通信がサポートされているRAT配下のセルのみをセルサーチの対象とすることが望ましい。
3GPPの仕様では、アタッチ処理若しくは位置登録処理の際に、各RATおけるVoIP通信のサポート情報(IMS voice over PS session indicator)についてネットワークから通知されるように規定されている。
具体的には、LTEネットワークにおけるVoIP通信のサポート情報は、LTEネットワークへのアタッチ処理及び位置登録処理において通知され、3GネットワークにおけるVoIP通信のサポート情報は、3Gネットワークへのアタッチ処理及び位置登録処理において通知されるように構成されている。
ここで、かかるVoIP通信のサポート情報を利用して、VoIP通信中の移動通信端末UEによって行われる再接続処理におけるセルサーチを最適化する方法が考えられている。
具体的には、かかる方法では、第1に、移動通信端末UEは、ネットワークから通知された各ネットワークにおけるVoIP通信のサポート情報を記憶しておく。
第2に、移動通信端末UEは、再接続処理を行う場合に、VoIP通信を行っているか否かについて判定する。
第3に、移動通信端末UEは、VoIP通信を行っていると判定した場合には、記憶している各ネットワークにおけるVoIP通信のサポート情報を参照し、VoIP通信をサポートしているRAT配下のセルのみをセルサーチの対象とする。
一方、移動通信端末UEは、VoIP通信を行っていないと判定した場合には、既存のセルサーチを実施する。
3GPP TS36.300 3GPP TS36.331
3GPPの仕様上、移動通信端末UEにおいて、IMSレイヤ機能とNAS(Non Access Stratum)レイヤ機能とAS(Access Stratum)レイヤ機能とが設けられており、IMSレイヤ機能が、再接続処理を行う場合に、VoIP通信を行っているか否かについて判定することができるように構成されており、NASレイヤ機能が、VoIP通信のサポート情報(IMS voice over PS session indicator)を認識することができるように構成されており、AS機能が、再接続処理におけるセルサーチを行うことができるように構成されている。
すなわち、上述の方法を実現しようとすると、各機能間で情報の連携を行わなければならず、移動通信端末UEの実装が困難であるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、移動通信端末の実装を複雑にすることなく、VoIP通信中の再接続処理におけるセルサーチを最適化することができる移動通信方法及び移動通信端末を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動通信方法であって、移動通信端末が、VoIP通信をサポートしているネットワークにおいてVoIP通信を開始する際に、該ネットワークが、該移動通信端末のASレイヤ機能に対して、サーチ対象のRATを指定するサーチ対象RAT情報を送信する工程と、前記移動通信端末のASレイヤ機能が、無線品質の劣化を検出した場合に、前記サーチ対象RAT情報によって指定されている前記RATに限定してセルサーチを行う工程とを有することを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、移動通信方法であって、移動通信端末は、各ネットワークオペレータの各RATがVoIP通信をサポートしているか否かについて示すVoIPサポート情報を管理しており、前記移動通信端末のASレイヤ機能が、ネットワークから個別の所定タイマの値を受信した場合に、その時点で在圏しているネットワークオペレータに係る前記VoIPサポート情報に基づいて、サーチ対象のRATを決定する工程と、前記移動通信端末のASレイヤ機能が、無線品質の劣化を検出した場合に、決定した前記RATに限定してセルサーチを行う工程とを有することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、移動通信端末であって、ASレイヤ機能として再接続制御部を具備しており、前記再接続制御部は、VoIP通信をサポートしているネットワークにおいてVoIP通信を開始する際に、該ネットワークから、サーチ対象のRATを指定するサーチ対象RAT情報を取得するように構成されており、前記再接続制御部は、無線品質の劣化を検出した場合に、前記サーチ対象RAT情報によって指定されている前記RATに限定してセルサーチを行うように構成されていることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、移動通信端末であって、ASレイヤ機能として再接続制御部を具備しており、前記再接続処理部は、各ネットワークオペレータの各RATがVoIP通信をサポートしているか否かについて示すVoIPサポート情報を管理しており、前記再接続処理部は、前記ネットワークから個別の所定タイマの値を受信した場合に、その時点で在圏しているネットワークオペレータに係る前記VoIPサポート情報に基づいて、サーチ対象のRATを決定するように構成されており、前記再接続処理部は、無線品質の劣化を検出した場合に、決定した前記RATに限定してセルサーチを行うように構成されていることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、移動通信端末の実装を複雑にすることなく、VoIP通信中の再接続処理におけるセルサーチを最適化することができる移動通信方法及び移動通信端末を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末のサーチ対象RAT情報記憶部によって記憶されるサーチ対象RAT情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末の再接続検出部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末のセルサーチ方法決定部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末のサーチ対象RAT管理部の動作例1を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末のサーチ対象RAT管理部の動作例2を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末のサーチ対象RAT管理部の動作例3を示すフローチャートである。 本発明の変更例1に係る移動通信端末の機能ブロック図である。 本発明の変更例1に係る移動通信端末のVoIPサポート情報保持部によって記憶されるVoIPサポート情報の一例を示す図である。 本発明の変更例1に係る移動通信端末のサーチ対象RAT管理部の動作例を示すフローチャートである。 従来技術を説明するための図である。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システム)
図1乃至図9を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。本実施形態では、本実施形態に係る移動通信システムとして、3G方式(WCDMA方式)やLTE方式の移動通信システムを例示して説明するが、本発明は、3G方式やLTE方式以外の移動通信システムにも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、LTEネットワーク及び3Gネットワークを具備している。
LTEネットワークは、RATとしてのE-UTRAN及びコアネットワークとしてのEPCを具備しており、3Gネットワークは、RATとしてのUTRAN及び3G方式のコアネットワークを具備している。
ここで、E-UTRANには、無線基地局eNBが設けられており、EPCには、ゲートウェイ装置S-GW/P-GWや移動管理ノードMMEが設けられている。
また、UTRANには、無線基地局NodeBや無線回線制御局RNCが設けられており、3G方式のコアネットワークには、ゲートウェイ装置S-GW/P-GWや交換局SGSN/GGSNが設けられている。
図2に示すように、本実施形態に係る移動通信端末UEは、通信制御部11と、AS機能レイヤとしての再接続制御部12とを具備している。
通信制御部11は、移動通信端末UEの通信制御全般の機能を担うように構成されている。
再接続処理管理部12は、上述の再接続処理を行うように構成されており、再接続検出部12Aと、サーチ対象RAT管理部12Bと、サーチ対象RAT情報記憶部12Cと、セルサーチ方法決定部12Dとを具備している。
再接続検出部12Aは、移動通信端末UEが再接続処理を行うトリガ(すなわち、無線品質の劣化)を検出するように構成されている。
サーチ対象RAT管理部12Bは、サーチ対象RAT情報記憶部12Cと連携して、ネットワークから通知された再接続処理におけるセルサーチの対象のRATを指定するサーチ対象RAT情報を管理するように構成されている。
例えば、図3に示すように、サーチ対象RAT情報は、「3Gネットワーク」と「LTEネットワーク」とを関連付ける情報である。
ここで、「3Gネットワーク」は、3Gネットワーク配下のセル(すなわち、3G方式のセル)をセルサーチの対象とするか否かについて示す情報であり、「LTEネットワーク」は、LTEネットワーク配下のセル(すなわち、LTE方式のセル)をセルサーチの対象とするか否かについて示す情報である。
セルサーチ方法決定部12Dは、再接続処理において、再接続検出部12A及びサーチ対象RAT管理部12Bと連携して、セルサーチの方法を決定するように構成されている。
以下、図4乃至図9を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
第1に、図4を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて移動通信端末UEがVoLTE通信を行っている場合に無線品質が劣化した場合の動作例について説明する。
なお、図4の例では、LTEネットワークは、VoIP通信をサポートしており、3Gネットワークは、VoIP通信をサポートしていないものとする。
図4に示すように、移動通信端末UEは、ステップS1001において、LTEネットワークにおいてVoIP通信を開始する際に、ステップS1002において、LTEネットワークから、LTEネットワーク配下のセルをセルサーチの対象とすることを示すサーチ対象RAT情報を取得する。
移動通信端末UEは、ステップS1003において、VoIP通信を行っている場合に、ステップS1004において、無線品質の劣化(RLF)を検出すると、ステップS1005において、再接続タイマであるT311を起動する。
移動通信端末UEは、ステップS1006において、上述のサーチ対象RAT情報によって指定されているRAT配下のセル(すなわち、LTEネットワーク配下のセル)に限定してセルサーチを行う。
移動通信端末UEは、ステップS1007において、在圏可能なLTEネットワーク配下のセルを選択し、ステップS1008において、再接続処理に成功し、VoIP通信を継続することができる。
第2に、図5を参照して、本実施形態に係る移動通信端末UEの再接続検出部12Aの動作例について説明する。
図5に示すように、再接続検出部12Aは、ステップS101において、移動通信端末UEが再接続処理を行うトリガ(すなわち、無線品質の劣化)を検出すると、ステップS102において、セルサーチ方法決定部12Dに対して、その旨を通知する。
第3に、図6を参照して、本実施形態に係る移動通信端末UEのセルサーチ方法決定部12Dの動作例について説明する。
図6に示すように、セルサーチ方法決定部12Dは、ステップS201において、再接続処理部12Aから、上述の通知を受信すると、ステップS202において、サーチ対象RAT管理部12Bに対して、サーチ対象RAT情報を問い合わせる。
セルサーチ方法決定部12Dは、サーチ対象RAT管理部12Bからサーチ対象RAT情報を取得した場合(ステップS203における「YES」)、ステップS204において、サーチ対象RAT情報によって指定されているRAT配下のセルのみをサーチ対象とする。
一方、セルサーチ方法決定部12Dは、サーチ対象RAT管理部12Bからサーチ対象RAT情報を取得しなかった場合(ステップS203における「NO」)、ステップS205において、既存のセルサーチを行う。
第4に、図7を参照して、本実施形態に係る移動通信端末UEのサーチ対象RAT管理部12Bの動作例1について説明する。
図7に示すように、サーチ対象RAT管理部12Bは、ステップS301において、セルサーチ方法決定部12Dからの問い合わせがあった場合、ステップS302において、サーチ対象RAT情報記憶部12Cからサーチ対象RAT情報を取得し、ステップS303において、セルサーチ方法決定部12Dに対して、取得したサーチ対象RAT情報を通知する。
第5に、図8を参照して、本実施形態に係る移動通信端末UEのサーチ対象RAT管理部12Bの動作例2について説明する。
図8に示すように、サーチ対象RAT管理部12Bは、ステップS401において、ネットワークから、サーチ対象RAT情報を取得すると、ステップS402において、かかるサーチ対象RAT情報に基づいて、サーチ対象RAT情報記憶部12Cの記憶内容を更新する。
第6に、図9を参照して、本実施形態に係る移動通信端末UEのサーチ対象RAT管理部12Bの動作例3について説明する。
図9に示すように、サーチ対象RAT管理部12Bは、ステップS501において、移動通信端末UEが待受け状態(RRC_Idle状態)に遷移したことを検出すると、ステップS502において、サーチ対象RAT情報記憶部12Cの記憶内容をクリアする。
(変更例1)
以下、図10乃至図12を参照して、本発明の変更例1に係る移動通信システムについて、上述の第1の実施形態に係る移動通信システムとの相違点に着目して説明する。
LTE方式では、T311と呼ばれる再接続タイマは、通常は、報知情報で移動通信端末UEに通知されており、全ての移動通信端末UEで共通の値が用いられている。
しかしながら、3GPPの仕様において、LTE方式では、個別T311タイマと呼ばれるタイマも規定されており、ネットワークは、移動通信端末UEごとに個別にAS信号を用いて、個別T311の値を通知することができるように構成されている。
かかる個別T311は、VoIP通信を始めとしたリアルタイム性が要求される通信サービスを提供する際に再接続処理を試みる時間を短縮するために用いられる等、個別T311の値は、通信サービスごとに調節可能である。
本変更例1に係る移動通信システムでは、移動通信端末UEは、ネットワークから、かかる個別T311の値が通知された場合、VoIP通信を行っていると見なし、予め保持している在圏中のネットワークオペレータによるVoIPサポート情報を参照して、サーチ対象RATを決定するように構成されている。
具体的には、図10に示すように、本変更例1に係る移動通信端末UEは、図2に示す機能に加えて、VoIPサポート情報保持部12Eを具備している。
VoIPサポート情報保持部12Eは、各ネットワークオペレータの各RAT(或いは、無線アクセスネットワーク)がVoIP通信をサポートしているか否かについて示すVoIPサポート情報を管理するように構成されている。
例えば、図11に示すように、VoIPサポート情報は、「ネットワークオペレータ(PLMN)」と「3Gネットワーク」と「LTEネットワーク」とを関連付ける情報である。
ここで、「ネットワークオペレータ(PLMN)」は、ネットワークオペレータ(移動通信事業者)の識別情報を示し、「3Gネットワーク」は、ネットワークオペレータの3Gネットワーク(UTRAN)がVoIP通信をサポートしているか否かについて示す情報であり、「LTEネットワーク」は、LTEネットワーク(E-UTRAN)がVoIP通信をサポートしているか否かについて示す情報である。
以下、図12を参照して、本変更例1に係る移動通信端末UEのサーチ対象RAT管理部12Bの動作例について説明する。
図12に示すように、サーチ対象RAT管理部12Bは、ステップS601において、ネットワークから個別T311の値を取得すると、ステップS602において、VoIPサポート情報保持部12Eを参照して、その時点で在圏しているネットワークオペレータのRATのうち、VoIP通信をサポートしているRATをサーチ対象RATとし、VoIP通信をサポートしていないRATをサーチ対象RATから除外するようにサーチ対象RAT情報記憶部12Cの記憶内容を更新する。
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
本実施形態の第1の特徴は、移動通信方法であって、移動通信端末UEが、VoIP通信をサポートしているLTEネットワークにおいてVoIP通信を開始する際に、LTEネットワークが、移動通信端末UEのASレイヤ機能に対して、サーチ対象のRAT(或いは、無線アクセスネットワーク)を指定するサーチ対象RAT情報を送信する工程と、移動通信端末UEのASレイヤ機能が、無線品質の劣化を検出した場合に、上述のサーチ対象RAT情報によって指定されているRATに限定してセルサーチを行う工程とを有することを要旨とする。
かかる特徴によれば、VoIP通信をサポートしているネットワーク及びVoIP通信をサポートしていないネットワークが混在している環境において、移動通信端末UEの実装を複雑にすることなく、移動通信端末UEのASレイヤ機能のみによって、再接続処理におけるセルサーチの最適化を図ることができ、VoIP通信の接続品質の向上を図ることができる。
本実施形態の第2の特徴は、移動通信方法であって、移動通信端末UEは、各ネットワークオペレータの各RAT(或いは、各無線アクセスネットワーク)がVoIP通信をサポートしているか否かについて示すVoIPサポート情報を管理しており、移動通信端末UEのASレイヤ機能が、ネットワークから個別T311(個別の所定タイマ)の値を受信した場合に、その時点で在圏しているネットワークオペレータに係るVoIPサポート情報に基づいて、サーチ対象のRAT(或いは、無線アクセスネットワーク)を決定する工程と、移動通信端末UEのASレイヤ機能が、無線品質の劣化を検出した場合に、決定したRAT(或いは、無線アクセスネットワーク)に限定してセルサーチを行う工程とを有することを要旨する。
かかる特徴によれば、ネットワークから移動通信端末UEに対してサーチ対象RAT情報を通知するための新たな信号を定義することなく、既存の個別T311の値を通知する信号を流用して、移動通信端末UEにおいて、VoIP通信の接続品質の向上を図るために最適なサーチ対象のRAT(或いは、無線アクセスネットワーク)が決定され得る。
本実施形態の第3の特徴は、移動通信端末UEであって、ASレイヤ機能として再接続制御部12を具備しており、再接続制御部12は、VoIP通信をサポートしているLTEネットワークにおいてVoIP通信を開始する際に、かかるLTEネットワークから、サーチ対象のRAT(或いは、無線アクセスネットワーク)を指定するサーチ対象RAT情報を取得するように構成されており、再接続制御部12は、無線品質の劣化を検出した場合に、上述のサーチ対象RAT情報によって指定されているRAT(或いは、無線アクセスネットワーク)に限定してセルサーチを行うように構成されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、VoIP通信をサポートしているネットワーク及びVoIP通信をサポートしていないネットワークが混在している環境において、移動通信端末UEの実装を複雑にすることなく、移動通信端末UEのASレイヤ機能のみによって、再接続処理におけるセルサーチの最適化を図ることができ、VoIP通信の接続品質の向上を図ることができる。
本実施形態の第4の特徴は、移動通信端末UEであって、ASレイヤ機能として再接続制御部12を具備しており、再接続処理部12は、各ネットワークオペレータの各RAT(或いは、各無線アクセスネットワーク)がVoIP通信をサポートしているか否かについて示すVoIPサポート情報を管理しており、再接続処理部12は、ネットワークから個別T311の値を受信した場合に、その時点で在圏しているネットワークオペレータに係るVoIPサポート情報に基づいて、サーチ対象のRAT(或いは、無線アクセスネットワーク)を決定するように構成されており、再接続処理部12は、無線品質の劣化を検出した場合に、決定したRAT(或いは、無線アクセスネットワーク)に限定してセルサーチを行うように構成されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、ネットワークから移動通信端末UEに対してサーチ対象RAT情報を通知するための新たな信号を定義することなく、既存の個別T311の値を通知する信号を流用して、移動通信端末UEにおいて、VoIP通信の接続品質の向上を図るために最適なサーチ対象のRAT(或いは、無線アクセスネットワーク)が決定され得る。
なお、上述の移動通信端末UEの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、移動通信端末UE内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして移動通信端末UE内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
UE…移動通信端末
11…通信制御部
12…再接続制御部
12A…再接続検出部
12B…サーチ対象RAT管理部
12C…サーチ対象RAT情報記憶部
12D…セルサーチ方法決定部
12E…VoIPサポート情報保持部

Claims (4)

  1. 移動通信端末が、VoIP通信をサポートしているネットワークにおいてVoIP通信を開始する際に、該ネットワークが、該移動通信端末のASレイヤ機能に対して、VoIP通信をサポートしているRATをサーチ対象として指定するサーチ対象RAT情報を送信する工程と、
    前記移動通信端末のASレイヤ機能が、VoIP通信を行っている場合において無線品質の劣化を検出した場合に、前記サーチ対象RAT情報によって指定されている前記RATに限定してセルサーチを行う工程とを有することを特徴とする移動通信方法。
  2. 移動通信方法であって、
    移動通信端末は、各ネットワークオペレータの各RATがVoIP通信をサポートしているか否かについて示すVoIPサポート情報を管理しており、
    前記移動通信端末のASレイヤ機能が、ネットワークから個別の所定タイマの値を受信した場合に、その時点で在圏しているネットワークオペレータに係る前記VoIPサポート情報に基づいて、サーチ対象のRATを決定する工程と、
    前記移動通信端末のASレイヤ機能が、VoIP通信を行っている場合において無線品質の劣化を検出した場合に、決定した前記RATに限定してセルサーチを行う工程とを有することを特徴とする移動通信方法。
  3. 移動通信端末であって、
    ASレイヤ機能として再接続制御部を具備しており、
    前記再接続制御部は、VoIP通信をサポートしているネットワークにおいてVoIP通信を開始する際に、該ネットワークから、VoIP通信をサポートしているRATをサーチ対象として指定するサーチ対象RAT情報を取得するように構成されており、
    前記再接続制御部は、VoIP通信を行っている場合において無線品質の劣化を検出した場合に、前記サーチ対象RAT情報によって指定されている前記RATに限定してセルサーチを行うように構成されていることを特徴とする移動通信端末。
  4. 移動通信端末であって、
    ASレイヤ機能として再接続制御部を具備しており、
    前記再接続制御部は、各ネットワークオペレータの各RATがVoIP通信をサポートしているか否かについて示すVoIPサポート情報を管理しており、
    前記再接続制御部は、ネットワークから個別の所定タイマの値を受信した場合に、その時点で在圏しているネットワークオペレータに係る前記VoIPサポート情報に基づいて、サーチ対象のRATを決定するように構成されており、
    前記再接続制御部は、VoIP通信を行っている場合において無線品質の劣化を検出した場合に、決定した前記RATに限定してセルサーチを行うように構成されていることを特徴とする移動通信端末。
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