JP6128667B1 - 食品製品及び食品製品の提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品に対する消費者の信用度を増大させると共に、消費者が安心して商品を選択できるようにする。【解決手段】食品1の生産の後に食品1に関与した生産後関与物4であるポストハーベスト農薬が食品1とは別個に封入された生産後関与物封入体5を備える。【選択図】図1

Description

本発明は食品製品及び食品製品の提供方法に関する。詳しくは、消費者が安心して商品選択をすることが可能となる食品製品及び食品製品の提供方法に係るものである。
従来、食品を中心として商品の安全性が消費者に注目されており、消費者が商品を選択する際に、消費者は商品自体や商品の原料がどの様な物であるのかという点にまで関心を示す様になっている。
そのため、商品の提供者は、提供する商品や商品の原料の成分や産地、製造年月日等の情報を商品の包装に貼付したラベルに記載したり、ICタグに記録したりして、商品を提供している。
しかし、単に情報を記載や記録したものを商品に添付して提供するだけでは、その情報の改竄や偽造等が容易であり、現に情報の改竄や偽造等が行われている事実もあり、消費者に信用度が低く、消費者が安心して商品を選択することが困難であった。
そこで、本発明の発明者は、単に情報を記載や記録したものを食品に添付するのではなく、食品の原料を粉末にした原料粉末見本を食品に添付して食品を提供する技術を提案している(特許文献1参照)。
特開2009−5656号公報
ところで、食品を含む各種商品の品質は、その商品が消費者に提供されるまでの過程における様々な要因に強く影響を受けるものである。
そのため、食品の原料粉末は、食品の品質についての情報を得ることができる要因ではあるものの、たった1つの要因に過ぎず、原料粉末見本を食品に添付して食品を提供するといった特許文献1に記載の技術のみでは、消費者が安心して食品を選択するといった目的を実現するのに充分ではない場合がある。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、より一層充分に消費者が安心して食品を選択することが可能となる食品製品及び食品製品の提供方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明の食品製品では、一次産品である所定の食品と、該食品の生産の後に同食品に関与した燻蒸剤、消毒剤、殺菌剤、抗菌剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、除草剤、殺虫剤、漂白殺菌剤、若しくは、薬剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入され、かつ、前記食品と共に提供される付属物とを備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法では、一次産品である所定の食品と、該食品の生産の後に同食品に関与した燻蒸剤、消毒剤、殺菌剤、抗菌剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、除草剤、殺虫剤、漂白殺菌剤、若しくは、薬剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入された付属物とを共に提供する工程を備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法では、一次産品である所定の食品を、該食品の生産の後に同食品に関与した燻蒸剤、消毒剤、殺菌剤、抗菌剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、除草剤、殺虫剤、漂白殺菌剤、若しくは、薬剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入された付属物を見せて提供する工程を備える。
ここで、食品の生産の後に同食品に関与した燻蒸剤、消毒剤、殺菌剤、抗菌剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、除草剤、殺虫剤、漂白殺菌剤、若しくは、薬剤の少なくとも1つである付属物によって、食品(一次産品)の生産の後、食品が消費者に提供されるまで(例えば、食品の収穫の後から販売直前まで)の過程において影響を受けた要因を把握することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品は、二次産品である所定の食品と、該食品の原料の生産の後に同食品の原料に関与した燻蒸剤、消毒剤、殺菌剤、抗菌剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、除草剤、殺虫剤、漂白殺菌剤、若しくは、薬剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入され、かつ、前記食品と共に提供される付属物とを備える。
更に、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である所定の食品と、該食品の原料の生産の後に同食品の原料に関与した燻蒸剤、消毒剤、殺菌剤、抗菌剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、除草剤、殺虫剤、漂白殺菌剤、若しくは、薬剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入された付属物とを共に提供する工程を備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である所定の食品を、該食品の原料の生産の後に同食品の原料に関与した燻蒸剤、消毒剤、殺菌剤、抗菌剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、除草剤、殺虫剤、漂白殺菌剤、若しくは、薬剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入された付属物を見せて提供する工程を備える。
ここで、食品の原料の生産の後に同食品の原料に関与した燻蒸剤、消毒剤、殺菌剤、抗菌剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、除草剤、殺虫剤、漂白殺菌剤、若しくは、薬剤の少なくとも1つである付属物によって、食品(二次産品)の原料の生産の後、食品の原料が消費者に提供されるまで(例えば、食品の原料の生産後(収穫後)、原料の加工、つまり、二次産品材料投入直前まで)の過程において影響を受けた要因を把握することができる。
ところで、ここでの「食品」とは、栄養素の摂取や嗜好を目的とした飲食物(生鮮食品、動物性食品、植物性食品、加工食品、冷凍食品、嗜好食品、調味用材料、健康食品、サプリメント、飲料、加工材料等)を含むことは勿論のこと、医薬品や医薬部外品をも含む趣旨である。例えば、漢方薬も含まれる。また、飼料、養殖用飼料、ペットフード等、魚や動物を対象としたものも含む趣旨である。
また、ここでの「一次産品」とは、加工前の生鮮食品、動物性食品、植物性食品そのものであり、例えば、大根やキャベツ等の野菜、あるいは鶏肉や牛肉等の生肉そのものが該当する。また、例えば、果物、豆類、穀類、魚類も該当する。
更に、ここでの「二次産品」とは、未加工の生鮮食品、未加工の動物性食品、未加工の植物性食品を加工した産品であり、もち、饅頭、漬物、野菜炒め、ステーキ、ハンバーグ、ラーメン、弁当、パン、牛乳、チーズ、ビール、ワイン、日本酒、ウイスキー、冷凍食品、缶詰、ペットボトル入りのお茶やジュース、コーヒー、清涼飲料、レストラン等で提供される一皿毎の食品等が該当する。
なお、ここでの「二次産品」には、一次産品を原料として加工した二次産品を含むことは勿論のこと、二次産品を原料として加工した二次産品をも含む。例えば、味付け済みの卵を原料として仕入れ、焼成して製造された玉子焼きを含む。更に、ここでの「二次産品」には、二次産品を原料として仕入れた二次産品をも含む。例えば、玉子焼きを原料として仕入れ、仕入れた玉子焼きを詰めた弁当をも含む。また、飼料用トウモロコシを原料として仕入れ、成長ホルモン剤を混ぜ合わせた飼料をも含む。
また、ここでの「見せる」とは、付属物の実物を見せることは勿論、付属物の静止画や動画を見せる場合も含む趣旨である。例えば、付属物の写真が掲載されたカタログを見せる場合や、付属物の写真や動画が掲載されたウェブサイトを見せる場合等も含まれる。
また、付属物が食品と別個に構成された場合には、消費者はより一層安心して食品を選択することができる。
即ち、消費者が安心して食品を選択するためには、[1]付属物を目で見て充分に確認できたり、[2]食品を消費した後においても付属物を証拠品として保管できたり、[3]必要に応じて付属物を検査等に供することができたり、といった点が非常に重要となり、付属物が食品と別個に構成された場合には、これらが実現し易くなり、消費者がより一層安心して食品を選択することができる。
なお、「別個」とは「他と切り離された一つ一つ。べつべつ」を意味することから、「付属物が食品と別個」とは、「付属物と食品とが切り離されて別々であること」を意味する。
本発明の食品製品及び食品製品の提供方法では、消費者がより一層安心して食品を選択することが可能となり、食品の信頼度の向上を実現することができる。
第1の実施の形態を説明するための模式図である。 第2の実施の形態及び第3の実施の形態を説明するための模式図である。 第4の実施の形態を説明するための模式図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」と称する)について説明を行う。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
5.変形例
<1.第1の実施の形態>
[構成の説明]
図1は本発明を適用した食品製品の一例を説明するための模式図であり、ここで示す食品製品Aは、食品1を密閉状に収容した容器2の底部に収容凹部3が形成されている。
収容凹部3には、生産後関与物4が密閉状に封入された袋状の生産後関与物封入体5が収容されている。
なお、食品1と生産後関与物4はそれぞれ別個に収容されており、食品1の容器2と、生産後関与物4の生産後関与物封入体5とが一体的に包装紙6で包装されている。
ここで、生産後関与物4とは、食品1が一次産品の場合には、食品1の生産の後に食品1に関与したものを意味し、食品1が二次産品の場合には、食品1の原料の生産の後に食品1の原料に関与したものを意味する。
具体的には、食品1が大根やキャベツ等の野菜そのものである場合には、生産後関与物4としては、その野菜(食品)の収穫後に倉庫や輸送中にカビ等の繁殖を防止するために散布される薬剤(ポストハーベスト農薬)が挙げられる。
また、食品1が漬物や加熱済み野菜等の単一の野菜を加工したものからなる加工食品である場合には、生産後関与物4としては、その加工食品の原料(食品の原料)の収穫後に倉庫や輸送中にカビ等の繁殖を防止するために散布される薬剤(ポストハーベスト農薬)が挙げられる。
更に、食品1がサラダや野菜炒め等の複数の野菜を加工したものからなる加工食品である場合には、生産後関与物4としては、その加工食品の原料(食品の原料)となる各野菜の収穫後に倉庫や輸送中にカビ等の繁殖を防止するために散布される薬剤(ポストハーベスト農薬)が挙げられる。
なお、加工食品の原料が複数種類の場合には、代表的な2,3種類の原料を選択して、それぞれに散布された薬剤(ポストハーベスト農薬)を混合して封入しても良い。
[効果]
上記した本発明を適用した食品製品の一例では、食品1と生産後関与物4とが一体化されているために、食品1を提供する際に、食品1のみならず、不可避的に生産後関与物4をも提供することとなる。この様に、食品1と共に生産後関与物4をも消費者に提供することができ、食品1や食品1の原料が消費者に提供されるまでの過程において影響を受けた要因を把握することができ、消費者はより一層安心して食品製品を選択することが可能となり、食品製品の信頼度の向上が実現することとなる。
例えば、ポテトチップの原料芋が足りなくなるとして、海外産(例えば、アメリカ産)の生ジャガイモの輸入解禁が検討されているといった報道もあるが、生ジャガイモのポストハーベスト農薬として、発がん性の疑惑が指摘されている除草剤IPC(CIPC、クロルプロフィルム)が使用されることも考えられる。こうした点を鑑みると、生産後関与物4を消費者に提供することで、上述の通り、食品製品の信頼度の向上が実現することになるのである。
また、生産後関与物4を消費者に提供することで、通常は食品1の背景にあって消費者からは見えない部分をも知ることができ、より一層商品に対する親しみを感じさせることができ、食品製品Aの消費拡大が期待できる。
更に、生産後関与物4を消費者に提供することで、食品1の品質理解の容易化を図ることが可能となる。即ち、原料粉末見本を添付する場合(例えば、特開2009−5656号公報に記載の技術の場合)には、原料粉末見本の検査等を行わなければ、食品の品質理解が困難であるのに対して、生産後関与物4を提供する場合には、検査等を要する場合も一部にはあるものの、検査等を行うことなく一見して食品1の品質を判断ができる場合もあり、食品1の品質理解の容易化が実現する。
なお、検査等を要せずに食品1の品質を判断できることによって、食品1の品質の安全性の判断材料となる情報を消費者が食品製品Aを購入する前段階で得ることができ、食品製品Aを購入するか否かといった判断材料を消費者に提供することができることとなる。一方、食品1の品質の判断にあたって検査等を要する場合には、消費者は食品製品Aの購入後に初めて食品1の品質の安全性に関する情報を得ることとなるため、食品製品Aを購入するか否かといった判断材料を消費者に提供することはできない。
<2.第2の実施の形態>
図2(A)は本発明を適用した食品製品の提供方法の一例を説明するための模式図である。
図2(A)で示す食品製品の提供方法の一例では、店舗等で商品陳列棚7の区画9ごとに同一の食品製品Aを陳列し、その区画9ごとに生産後関与物封入体5が展示されている。
ここで、生産後関与物封入体5には、生産後関与物4が密閉状に封入されている。なお、生産後関与物4とは、食品1が一次産品の場合には、食品1の生産の後に食品1に関与したものを意味し、食品1が二次産品の場合には、食品1の原料の生産の後に食品1の原料に関与したものを意味する。
[効果]
上記した本発明を適用した食品製品の提供方法の一例では、生産後関与物封入体5を展示し、生産後関与物4を消費者に見せることができ、消費者は、食品1や食品1の原料が消費者に提供されるまでの過程において影響を受けた要因を把握することができる。このことによって、消費者はより一層安心して食品製品を選択することが可能となり、食品製品の信頼度が向上することとなる。
また、食品製品の品質理解の容易化を図ることが可能となる点、食品製品の消費拡大が期待できる点等は、上述した第1の実施の形態と同様である。
<3.第3の実施の形態>
図2(B)は本発明を適用した食品製品の提供方法の他の一例を説明するための模式図である。
図2(B)で示す食品製品の提供方法の他の一例では、レストランのショーケース内に展示されている展示食品10ごとに、生産後関与物封入体5が展示されている。
ここで、生産後関与物封入体5には、生産後関与物4が密閉状に封入されている。なお、生産後関与物4とは、食品1が一次産品の場合には、食品1の生産の後に食品1に関与したものを意味し、食品1が二次産品の場合には、食品1の原料の生産の後に食品1の原料に関与したものを意味する。
[効果]
上記した本発明を適用した食品製品の提供方法の他の一例では、生産後関与物封入体5を展示し、生産後関与物4を消費者に見せることができ、消費者は、レストランで提供する食品1や食品1の原料が、レストランで提供されるまでの過程において影響を受けた要因を把握することができる。このことによって、消費者はより一層安心してレストランの商品を選択することが可能となり、レストランの信頼度が向上することとなる。
なお、レストランの商品の品質理解の容易化を図ることが可能となる点、レストランの商品の消費拡大が期待できる点等は、上述した第1の実施の形態と同様である。
<4.第4の実施の形態>
図3は本発明を適用した食品製品の提供方法の更に他の一例を説明するための模式図である。
図3で示す食品製品の提供方法の更に他の一例では、自動販売機で販売されているドリンク12ごとに、生産後関与物封入体5が展示されている。
ここで、生産後関与物封入体5には、生産後関与物4が密閉状に封入されている。なお、生産後関与物4とは、ドリンク12の原料の生産の後にドリンク12の原料に関与したものを意味する。
[効果]
上記した本発明を適用した食品製品の提供方法の更に他の一例では、生産後関与物封入体5を展示し、生産後関与物4を消費者に見せることができ、消費者は、ドリンク12の原料が、自動販売機で提供されるまでの過程において影響を受けた要因を把握することができる。このことによって、消費者はより一層安心してドリンク12を選択することが可能となり、ドリンク12の信頼度が向上することとなる。
なお、ドリンク12の品質理解の容易化を図ることが可能となる点、ドリンク12の消費拡大が期待できる点等は、上述した第1の実施の形態と同様である。
<5.変形例>
[変形例1]
上記した第1の実施の形態では、生産後関与物4の具体例として、ポストハーベスト農薬を例に挙げて説明を行っているが、生産後関与物4はポストハーベスト農薬に限られるものではなく、食品1の生産の後に食品1に関与したものや(一次産品の場合)、食品1の原料の生産の後に食品1の原料に関与したもの(二次産品の場合)であれば良い。生産後関与物4としては、燻蒸剤、消毒剤、殺菌剤、抗菌剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、除草剤、殺虫剤、漂白殺菌剤、薬剤等が挙げられる。
例えば、魚を眠らせたままトラックで長距離輸送を行うべく、水槽中に所定の薬剤を注入する場合には、こうした薬剤が生産後関与物に該当する。
具体的には、防腐剤としては、ラウリルメチルアンモニウム、ビニフェニール、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸、プロピオン酸カルシウム、パラオキシ安息香酸類等が挙げられる。また、被膜剤としては、酢酸ビニル樹脂、オキシエチレン高級脂肪族アルコール、オレイン酸ナトリウム、モルホリン酸脂肪塩、ケプロン食品、合成女性ホルモン、エチレンガス等が挙げられる。また、酸化防止剤としては、BHTやBHA等が挙げられる。また、殺虫剤としては、ピペロニルブトキサイド等が挙げられる。また、漂白殺虫剤としては、希釈過酸化ペンゾイル、過硫酸アンモニウム、二酸化塩素、次亜硫酸ナトリウム等が挙げられる。
[変形例2]
また、上記した第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、生産後関与物4を提供したり見せたりする場合を例に挙げて説明を行っているが、これに加えて、付属物がどの様な状態で食品や食品の原料と関与していたかという情報(付属物関与情報)を提供したり見せたりしても良い。
例えば、輸送中の船内において、どの様な状態でポストハーベスト農薬が散布されていたかといった情報である。具体的には、いつ、どの段階で、何を、誰が、どの程度(数量)、どの様にしてポストハーベスト処理をしたのか、といった情報である。
[変形例3]
更に、上記した第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、生産後関与物4を提供したり見せたりする場合を例に挙げて説明を行っているが、これに加えて、食品や食品の原料に残留している付属物の量に関する情報(付属物残留情報)を提供したり見せたりしても良い。
具体的には、食品が一次産品である場合に、食品(一次産品)に残留している付属物の量に関する情報を提供したり見せたりしても良い。
また、食品が二次産品である場合に、食品(二次産品)の原料に残留している付属物の量に関する情報を提供したり見せたりしても良い。その場合に、食品(二次産品)の原料に残留している付属物の量に関する情報を提供したり見せたりすると共に、食品(二次産品)に残留している付属物の量に関する情報を提供したり見せたりしても良い。
例えば、小麦の輸入は船舶で運搬され、日本国内で荷揚げの際に燻蒸剤(ポストハーベスト)の残留検査を受け、こうした残留検査に合格した後に貯蔵庫に入ることになる。その後、小麦粉工場にて粉砕され、この粉砕された小麦粉がパン工場に入り、パンの原料になるといった具合である。こうした一連の流れを考慮した場合において、輸送距離は長く、期間も長く、細菌や害虫が発生し易く、ポストハーベストが利用される機会が多いものの、複雑な流通経路が存在していることもあって、ポストハーベストの責任の所在が不明確になっている事実が現に存在する。
この様な状況下において、「パン工場に小麦粉が入荷した時点における、小麦粉に含まれるポストハーベストの残留量」を把握することができる本発明内容は、非常に価値の高いものである。即ち、荷揚げの際の残留検査の情報のみでは不充分であり、パン工場で加工される直前の小麦粉のポストハーベストの残留量を把握できることこそが、より一層充分に商品の品質を把握することを可能にするのである。このことは、原料に含まれるポストハーベストの残留量が明確になることを通じて、極めて精度の高い情報が提供できることをも意味する。
1 食品
2 容器
3 収容凹部
4 生産後関与物
5 生産後関与物封入体
6 包装紙
7 商品陳列棚
9 区画
10 展示食品
12 ドリンク

Claims (10)

  1. 一次産品である所定の食品と、
    該食品の生産の後に同食品に関与した燻蒸剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、若しくは、漂白殺菌剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入され、かつ、前記食品と共に提供される付属物とを備える
    食品製品。
  2. 前記付属物が前記食品に関与した状態に関する情報であり、かつ、前記食品と共に提供される付属物関与情報を備える
    請求項1に記載の食品製品。
  3. 前記食品に残留している燻蒸剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、若しくは、漂白殺菌剤の少なくとも1つの量に関する情報であり、かつ、前記食品と共に提供される付属物残留情報を備える
    請求項1または請求項2に記載の食品製品。
  4. 二次産品である所定の食品と、
    該食品の原料の生産の後に同食品の原料に関与した燻蒸剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、若しくは、漂白殺菌剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入され、かつ、前記食品と共に提供される付属物とを備える
    食品製品。
  5. 前記付属物が前記食品の原料に関与した状態に関する情報であり、かつ、前記食品と共に提供される付属物関与情報を備える
    請求項4に記載の食品製品。
  6. 前記食品の原料に残留している燻蒸剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、若しくは、漂白殺菌剤の少なくとも1つの量に関する情報であり、かつ、前記食品と共に提供される付属物残留情報を備える
    請求項4または請求項5に記載の食品製品。
  7. 一次産品である所定の食品と、
    該食品の生産の後に同食品に関与した燻蒸剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、若しくは、漂白殺菌剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入された付属物とを共に提供する工程を備える
    食品製品の提供方法。
  8. 二次産品である所定の食品と、
    該食品の原料の生産の後に同食品の原料に関与した燻蒸剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、若しくは、漂白殺菌剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入された付属物とを共に提供する工程を備える
    食品製品の提供方法。
  9. 一次産品である所定の食品を、
    該食品の生産の後に同食品に関与した燻蒸剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、若しくは、漂白殺菌剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入された付属物を見せて提供する工程を備える
    食品製品の提供方法。
  10. 二次産品である所定の食品を、
    該食品の原料の生産の後に同食品の原料に関与した燻蒸剤、防かび剤、防腐剤、被膜剤、酸化防止剤、若しくは、漂白殺菌剤の少なくとも1つであり、前記食品とは別個に封入された付属物を見せて提供する工程を備える
    食品製品の提供方法。
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