JP6128431B2 - 蓄電モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池セル(単電池)やキャパシタなどの蓄電素子と、この蓄電素子を保持するフレームとを備えた蓄電モジュールに関する。
蓄電モジュールとして、整列された複数の蓄電素子と、この複数の蓄電素子を保持するフレームとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。この種の蓄電素子は、ケースと、このケース内に収容される電極体とを備えている。また、フレームは、蓄電素子のケースを挟む一対の終端部材と、この一対の終端部材同士を連結する連結部材とを備えている。連結部材は、一対の終端部材が蓄電素子のケースを挟む方向と直交する方向に蓄電素子のケースを緊締する。連結部材は、平板状の本体部と、本体部の端部を折り曲げた折曲部とを有している。
そして、蓄電モジュールは、連結部材の本体部から終端部材に通されるボルトによって、複数の蓄電素子をフレームに締め付けた状態に拘束している。しかし、フレームには、大きな外力が加えられたり、長時間にわたる振動が加えられたりする。そうすると、フレームは、単に折曲部を有しているだけでは、撓むなど変形してしまう。フレームが変形しないような厚肉に成形されると、重量化したり、高コスト化したりする。
国際公開第2010/123091号
そこで、本発明は、薄肉であっても必要な強度を有するフレームを備えた蓄電モジュールを提供することを課題とする。
本発明に係る蓄電モジュールは、
それぞれがケースを有する複数の蓄電素子であって、一方向に整列される複数の蓄電素子と、
複数の蓄電素子を保持するフレームとを備え、
該フレームは、
前記一方向において前記複数の蓄電素子を挟み込み且つそれぞれが前記一方向において隣り合う蓄電素子のケースに対向する一対の終端部材と、前記複数の蓄電素子のケースに対向し、前記一対の終端部材を連結する連結部材とを備え、
前記連結部材は、前記複数の蓄電素子のケースに対向する平板状の本体部と、該本体部の外面から突出した環状凸部とを備えている。
かかる構成によれば、フレームの本体部の外面から環状凸部が突出し、この環状凸部がリブのように作用することから、板状の本体部を薄肉化したフレームに外力が加えられても、フレームは変形しにくくなっている。すなわち、環状凸部は、縦方向と横方向とに突出されるため、縦方向の部分と横方向の部分とが互いに拘束する状態となって、フレームが変形しにくくなっている。
ここで、本発明に係る蓄電モジュールの一態様として、
前記フレームは、前記連結部材と終端部材とを締結する締結部材とを備え、
該締結部材は、前記本体部の外面上に突出する頭部を有し、
前記本体部の外面からの環状凸部の突出量が締結部材の頭部の高さよりも大きくされている。
かかる構成によれば、締結部材の頭部が環状凸部よりも突出しないため、蓄電モジュールと蓄電モジュールとが並べられた際、締結部材の頭部同士が干渉しないようにすることができる。したがって、この蓄電モジュールは、ボルトの頭部が環状凸部から突出する蓄電モジュールよりも占有体積を抑え、デッドスペースを低減することができる。
ここで、本発明に係る蓄電モジュールの他態様として、
環状凸部は、フレームの本体部の外周縁に沿って突出している。
かかる構成によれば、環状凸部がフレームの本体部の外周縁に沿って突出していることによって、変形しやすいフレームの外周側が環状凸部に拘束され、フレーム全体として変形しにくくなっている。
この場合、
本体部と環状凸部との境界部の外側は、曲面状に成形されている。
本体部と環状凸部の境界部が角張っていると、フレームに外力が加えられた際に、その角張った境界部が蓄電素子に集中荷重を加え、ダメージを与えるおそれがある。しかし、かかる構成によれば、本体部と環状凸部との境界部の外側が曲面状に成形されていることにより、フレームに外力が加えられても、蓄電素子に集中荷重が加えられないことから、蓄電素子にダメージが与えられないようにすることができる。
また、前記の場合、
環状凸部は、前記本体部の外面から次第に拡開するようなテーパ状に成形されていてもよい。
かかる構成によれば、蓄電素子の一端部であって、環状凸部と本体部との境界部に隣り合う一端部上に外装部材を実装する場合において、外装部材がテーパ状の環状凸部に誘導され、蓄電素子の一端部上にスムーズに実装することができる。
また、本発明に係る蓄電モジュールの別の態様として、前記連結部材の本体部は、開口部を備えているようにしてもよい。
かかる構成によれば、フレームが開口部を備えることにより、軽量化される。開口部を単に備えたフレームにあっては、変形しやすいものの、このフレームは、開口部を囲む環状凸部が本体部から突出しているため、変形しにくくされている。また、フレームの開口部は、蓄電素子を露出させるため、フレーム内に外気が流入し、蓄電素子を冷却することができるものとなる。
この場合、
環状凸部は、本体部の開口部に沿った内周縁に沿って突出していてもよい。
かかる構成によれば、開口部の内周線に沿って突出した環状凸部によって、開口部によって露出している蓄電素子に開口部から異物が当たりにくいようにすることができる。なお、環状凸部が二重に突出した場合は、一重の環状凸部よりも、フレームがより変形しにくいようにすることができる。
また、本発明に係る蓄電モジュールのさらに別の態様として、
環状凸部に連結される環状の風路接続部材を備えていてもよい。
かかる構成によれば、蓄電素子に沿って風路が形成され、フレームの開口部が風路を流通した冷却媒体の通気口となる場合であって、複数の蓄電モジュールが並べられ、風路が隣り合う場合に、風路接続部材が隣り合っている風路を連結することができる。
以上のように、本発明によれば、薄肉であっても必要な強度を有するフレームを備えた蓄電モジュールを提供することができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明に係る蓄電装置の一実施形態である電池モジュールの斜視図を示す。 図2は、同電池モジュールの断面側面図を示す。 図3は、同電池モジュールの図2と異なる線での断面側面図を示す。 図4は、同電池モジュールの分解斜視図を示す。 図5は、同電池モジュールを備えた蓄電装置の分解斜視図を示す。 図6は、同電池モジュールを備えた蓄電装置の断面側面図を示す。
以下、本発明に係る蓄電モジュールの一実施形態である電池モジュールについて、図面を参酌しつつ説明する。
図1〜図4に示すように、電池モジュール1は、第一方向に整列される複数の電池セル3と、隣り合う電池セル3間及び第一方向における複数の電池セル3の両側にそれぞれ配置される複数のスペーサ5と、複数の電池セル3及び複数のスペーサ5を保持してパッケージ化する保持体としてのフレーム7と、複数の電池セル3の電圧、電流又は温度の少なくとも一つを電池セル3毎に監視するセル監視回路(CMU:Cell Monitor Unit)モジュール9とを備えている。
なお、以下においては、便宜上、第一方向をX方向(各図に示された直交軸のうちのX軸方向)といい、第一方向と直交する第二方向をY方向(各図に示された直交軸のうちのY軸方向)といい、第一方向及び第二方向と直交する第三方向をZ方向(各図に示された直交軸のうちのZ軸方向)という。各図においては、X方向、Y方向、Z方向のそれぞれ一方側に対し、X、Y、Zの記号を付している。なお、Z方向が鉛直方向に置かれた場合、Z方向は上下方向となり、Y方向は左右方向、X方向は前後方向となる。
電池セル3は、図4に示すように、開口部を有するケース本体31と、該ケース本体31の開口部を塞いで密閉する蓋体32とで構成されるケース30を備えている。ケース30内には、互いに絶縁された正極板と負極板とを含む電極体(図示せず)が収容されている。電池セル3は、X方向に扁平な角形電池である。
スペーサ5は、合成樹脂製であり、絶縁性を有している。スペーサ5は、スペーサ本体50と、該スペーサ本体50からX方向に延出し、X方向において該スペーサ本体50と対向する電池セル3の外周端部を保持する保持部51とを備えている。
なお、本実施形態に係る電池モジュール1では、スペーサ5の保持部51によって電池セル3間に隙間が形成されている。この隙間は、冷却媒体である空気が流通する風路2とされる。すなわち、電池セル3に沿って風路2が形成されている。この電池モジュールは、風路2内に空気が流通することで電池セル3が冷却される、いわゆる空冷式が採用されている。空冷式のスペーサ5は、風路2を確保するために、例えば矩形並み形状の断面形状を有するスペーサ本体50が用いられる。
フレーム7は、X方向における複数の電池セル3の両側に配置され且つX方向において複数の電池セル3及び複数のスペーサ5を挟み込む一対の終端部材70(いわゆるエンドプレート)と、該一対の終端部材70同士を連結し、複数の電池セル3及び複数のスペーサ5を一体に緊締する連結部材75とを備えている。
終端部材70は、例えば鋳造によって形成された、例えばアルミなどの金属製である。終端部材70は、終端部材本体71と、該終端部材本体71の下部からX方向外方に突出する脚部72とを備えている。終端部材本体71は、スペーサ本体50と同様、電池セル3のケース30がX方向から見て矩形状であるのに対応して、矩形状に形成されている。終端部材本体71は、矩形状の枠部と、該枠部内に形成された格子形状のリブとで構成され、X方向にある程度の厚みを有しながらも、軽量であり、剛性を有している。
終端部材本体71の側部には、後述する締結部材であるボルト85の雄ネジ部851が螺入される雌ネジ710がY方向に沿って形成されている。雌ネジ710は、終端部材本体71のY方向における一方の側部及び他方の側部(以下、単に「一側部」、「他側部」という)のそれぞれにおいて、Z方向に互いに間隔を有して一対設けられている。
連結部材75は、Y方向における複数の電池セル3の両側に一対設けられている。すなわち、連結部材75は、Y方向の一方側から複数の電池セル3に対向配置される連結部材75と、Y方向の他方側から複数の電池セル3に対向配置される連結部材75とを備えている。
そして、連結部材75は、平板状の本体部750と、該本体部750の外面(電池セル3に接する面と反対面)から突出した環状凸部78,79とを備えている。本体部750は、X方向に沿って延びて互いに間隔を有して平行する一対の横梁部76と、該一対の横梁部76のX方向における一端部同士及び他端部同士を連結する一対の縦梁部77とを備え、全体として、開口部751を有する矩形の枠形状を呈している。開口部751によって、電池セル3間の隙間が露出する。
そして、環状凸部78,79は、開口部751を囲むように本体部750の外面から突出している。具体的には、環状凸部78,79は、枠状の本体部750の内周縁、すなわち、開口部751に沿った内周側環状凸部78と、枠状の本体部750の外郭である外周縁に沿った外周側環状凸部79との二重に突出している。この環状凸部78,79が本体部750の表面から突出することにより、環状凸部78,79がリブのように作用するため、本体部750を薄肉としても、本体部750は、必要な強度を備えることができる。
特に、環状凸部78,79が本体部750の外周縁及び内周縁の二重に突出することで、環状凸部78,79が一重に突出した本体部750よりも撓みにくくすることができる。したがって、二重の環状凸部78,79を突出させた本体部750は、より薄肉とされても、必要な強度を有し、変形しない。このような環状凸部78,79は、本体部750の外周縁及び内周縁を折り曲げることで成形される。本体部750が薄肉とされることにより、折り曲げて環状凸部78,79を成形することができる。
また、本体部750と外周側環状凸部79との境界部の少なくとも外側は、曲面状(断面が四分の一円弧状)に成形されている。いうまでもなく、本体部750と内周側環状凸部78との境界部の外側も曲面状に成形してもよい。
そして、本体部750の四つの角部、すなわち、連結部材75の一対の縦梁部77には、ボルト85の雄ネジ部851を通すための貫通孔771がY方向に沿って形成されている。貫通孔771は、連結部材75のX方向における一端部及び他端部(以下、単に「一端部」、「他端部」という)のそれぞれにおいて、Z方向に互いに間隔を有し、前記雌ネジ710と連通するように一対設けられている。
本実施形態では、同じ二つの連結部材75が一対の連結部材75に使用されている。すなわち、本実施形態では、同じ向きに並ぶ同じ二つの連結部材75の一方の連結部材75が180度ひっくり返され(Z軸を中心として回転させられ)、互いに内面が対向した状態で、同じ二つの連結部材75が使用されている。
セル監視回路モジュール9は、セル監視回路(図示しない)を回路ケース90に収容したものである。回路ケース90は、開口部751を有するケース本体91と、該ケース本体91の開口部751を塞いで密閉する蓋体92とを備えている。
以上の構成からなる電池モジュール1は、間にスペーサ5が配置されつつ複数の電池セル3が積層され、一端及び他端にある電池セル3の外側にもスペーサ5が配置され、さらにその両側に一対の終端部材70が配置され、一対の終端部材70間にX方向の圧縮力が掛けられた状態で、一対の連結部材75が複数の電池セル3にY方向から配置されるとともに、連結部材75の各貫通孔771に挿通されたボルト85の雄ネジ部851が終端部材70の各雌ネジ710に螺入され、複数の電池セル3及び複数のスペーサ5がフレーム7とともに一体化された後、セル監視回路モジュール9が複数の電池セル3にZ方向から配置されて取り付けられることによって、完成する。
以上の構成からなる電池モジュール1では、ボルト85が連結部材75の貫通孔771を挿通し、終端部材70の雌ネジ710に螺入されることで、連結部材75は複数の電池セル3を保持する。この状態において、連結部材75には、大きな力が加えられる。しかし、連結部材75には、本体部750の外面から環状凸部78,79が突出し、環状凸部78,79がリブのように作用し、本体部750を補強することにより、連結部材75は変形しない。
また、以上の構成からなる電池モジュール1では、環状凸部78,79が二重に突出することで、環状凸部78,79が本体部750の内周縁又は外周縁のいずれか一方にのみ一重に突出した本体部よりも撓みにくいようにされている。
また、以上の構成からなる電池モジュール1では、ボルト85の頭部852は、連結部材75の本体部750の外面から突出する。本体部750が薄肉とされたことにより、本体部750の外面は、厚肉の連結部材よりも電池セル3側に近づく。したがって、薄肉の本体部750から突出しているボルト85の頭部852の高さは、厚肉の連結部材の外面から突出していた高さよりも低くなる。したがって、この電池モジュール1は、厚肉の本体によって形成された連結部材を備えた電池モジュールよりもコンパクト化が図られている。
そして、電池モジュール1は、連結部材75の本体部750の外面から内周側環状凸部78及び外周側環状凸部79の少なくとも一方の突出量が、ボルト85の頭部852の高さよりも大きくされている。換言すれば、ボルト85の頭部852の頂端面が環状凸部78,79よりも突出しない。
そして、連結部材75が向き合うように隣り合わされることで、蓄電装置B(図5、図6参照)が構成される。この蓄電装置Bにおいては、ボルト85の頭部852同士も向き合う。したがって、本体部750の外面から突出する環状凸部78,79の突出量がボルト85の頭部852の高さよりも大きくされていることにより、ボルト85の頭部852同士が緩衝しない。そして、ボルト85の頭部852が連結部材75の環状凸部78,79よりも突出しないことで、蓄電装置Bは、占有面積が抑えられ、ボルト85によるデッドスペースが生じないものとなっている。
また、以上の構成からなる電池モジュール1では、連結部材75が開口部751を備えることにより、軽量化される。開口部751を単に備えた連結部材75にあっては、変形しやすい。しかし、この連結部材75は、開口部751を囲む環状凸部78,79が本体部750から突出しているため、変形しにくくされている。なお、開口部751によって電池セル3が露出するため、フレーム7の内部に外気が流入し、電池セル3を冷却することができるものとなる。
また、以上の構成からなる電池モジュール1では、連結部材75の本体部750と外周側環状凸部79との境界部が曲面状に形成されている。セル監視回路モジュール9は、電池セル3の蓋体32に重なるように取り付けられる。この電池モジュール1において、連結部材75の本体部750と外周側環状凸部79との境界部が角張っていると、フレーム7に外力が加えられた際、角張った境界部が電池セル3に集中荷重を加えることで、ダメージを与えるおそれがある。しかし、本体部750と外周側環状凸部79との境界部が曲面状に成形されることで、フレーム7に外力が加えられても、電池セル3に集中荷重が加えられないことからダメージが与えられない。
また、連結部材75のZ方向の幅は、取り付けられたセル監視回路モジュール9のケース本体91の底板部910が連結部材75の外周側環状凸部79に挟まれるような幅とされる。したがって、電池セル3上に配置されたセル監視回路モジュール9は、一対の連結部材75の外周側環状凸部79によって位置決めされた状態となる。
尚、本発明に係る蓄電モジュールは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態における電池モジュール1を複数並べた蓄電装置Bは、図5及び図6に示すように、連結部材75に開口部751が設けられていることにより、隣り合っている電池モジュール1の風路2が向き合う。
したがって、電池モジュール1は、この隣り合った風路2と風路2とを連結する風路接続部材20を備えてもよい。この風路接続部材20は、内周側環状凸部78又は外周側環状凸部79に接合される一対の環状接合部21と、一対の環状接合部21の間に設けられる中間部22とを備えている。
環状接合部21と内周側環状凸部78又は外周側環状凸部79とが密着し、中間部22によって、隣り合っている電池モジュール1の風路2同士が連結される。したがって、風路接続部材20を備えた電池モジュール1は、隣り合った電池モジュール1の風路2内に冷却媒体を流通させた場合に、その冷却媒体は圧力損失なく上流側から下流側へ流通する。なお、ボルト85の頭部852が連結部材75の環状凸部78,79よりも突出しないことで、風路接続部材20のサイズを抑えることができる。
ただし、風路接続部材20を使用せず、連結部材の内周側環状凸部78及び外周側環状凸部79の少なくとも一方を突き合わせるように電池モジュール1を並べることで、隣り合った電池モジュール1の風路2同士を連結することができる。風路接続部材20を使用しないことにより、コストの低減を図ることができる。
また、上記実施形態においては、連結部材75に開口部751を設けた。しかしながら、電池セル3を水などで冷却する場合及び電池セル3を冷却しない場合においては、開口部751を必ずしも設ける必要はない。
また、上記実施形態では、環状凸部78,79がボルト85の頭部851よりも突出する高さとした。しかしながら、連結部材75は、環状凸部78,79が設けられることで、本体部750が薄肉化されている。したがって、連結部材75を厚肉とする態様における、ボルト85の頭部851の位置よりは、ボルト85の頭部851が電池セル3側に近寄っている。したがって、ボルト85の頭部851が環状凸部78,79よりも多少はみ出しても、電池モジュール1の占有面積を抑えることができる。
また、上記実施形態においては、環状凸部78,79を二重に突出した。しかしながら、環状凸部78,79は、一重に突出させてもよい。この場合、内周側環状凸部78を突出させることなく、外周側環状凸部79を突出させる方が連結部材75を全体として補強することができる。また、環状凸部78,79は、三重以上に突出させてもよい。この場合、少なくとも一つの環状凸部78,79がボルト85の頭部851よりも突出させることで、ボルト85の頭部852同士が干渉しないようにすることができ、ボルト85の頭部851よりも低くした他の環状凸部は、本体部750を補強するリブとして作用するだけとしてもよい。
ただし、内周側環状凸部78を突出させることにより、内周側環状凸部78が開口部751で露出している電池セル3に異物が当たりにくいようにすることができる。また、上記実施形態においては、環状凸部78,79は、本体部750の内周縁及び外周縁に沿って突出させた。しかしながら、環状凸部は、内周縁と外周縁との中間に設けてもよい。
また、上記実施形態においては、外側環状凸部79と本体部750との境界部が曲面状に成形された。しかしながら、外側環状凸部79は、本体部750の外面から次第に拡開するようなテーパ状に成形されてもよい。テーパ状に成形された外側環状凸部79によっても、セル監視回路モジュール9を案内して電池セル3上に取り付けることができる。
また、上記実施形態においては、一対の連結部材75の間に一対の終端部材70が介在している。しかしながら、電池モジュール1は、一対の終端部材70を備えず、一対の連結部材75に架け渡されるボルト85によって、一対の連結部材75を締結してもよい。この場合は、ボルト85の頭部852が一方の連結部材75の本体部から突出し、ボルト85の雄ネジ部851の先端部が他方の連結部材の本体部から突出し、ナット(図示しない)によって雄ネジ部851に締結される。
また、上記実施形態においては、締結部材としてボルト85について説明した。しかしながら、締結部材は、ボルト85以外に、リベットやネジを切っていない単なる棒体であってもよい。
また、上記実施形態においては、リチウムイオン二次電池について説明した。しかしながら、電池の種類や大きさ(容量)は任意である。
また、本発明は、リチウムイオン二次電池に限定されるものではない。本発明は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタにも適用可能である。
1…電池モジュール、2…風路、20…風路接続部材、3…電池セル、30…ケース、31…ケース本体、32…蓋体、33…電極端子、34…バスバー、35…外部端子、5…スペーサ、50…スペーサ本体、51…保持部、52…角部保持部、53…角部間保持部、7…フレーム、70…終端部材、71…終端部材本体、710…雌ネジ、711…頂部、712…凸条、713…座、714…雌ネジ、72…脚部、720…貫通孔、75…連結部材、750…本体部、750a…外面、76…横梁部、77…縦梁部、78…環状凸部(内周側環状凸部)、79…環状凸部(外周側環状凸部)、770…折り曲げ部、771…貫通孔、85…ボルト(ネジ部材)、851…雄ネジ部、9…セル監視回路(CMU)モジュール

Claims (8)

  1. それぞれがケースを有する複数の蓄電素子であって、一方向に整列される複数の蓄電素子と、
    複数の蓄電素子を保持するフレームとを備え、
    該フレームは、
    前記一方向において前記複数の蓄電素子を挟み込み且つそれぞれが前記一方向において隣り合う蓄電素子のケースに対向する一対の終端部材と、前記複数の蓄電素子のケースに対向し、前記一対の終端部材を連結する連結部材とを備え、
    前記連結部材は、前記複数の蓄電素子のケースに対向する平板状の本体部と、該本体部の外面から突出した環状凸部とを備えている
    蓄電モジュール。
  2. 前記フレームは、前記連結部材と終端部材とを締結する締結部材とを備え、
    該締結部材は、前記本体部の外面上に突出する頭部を有し、
    前記本体部の外面からの環状凸部の突出量が締結部材の頭部の高さよりも大きくされている
    請求項1に記載の蓄電モジュール。
  3. 前記環状凸部は、前記フレームの本体部の外周縁に沿って突出している
    請求項1又は請求項2に記載の蓄電モジュール。
  4. 前記本体部と環状凸部との境界部の外側は、曲面状に成形されている
    請求項3に記載の蓄電モジュール。
  5. 前記環状凸部は、前記本体部の外面から次第に拡開するようなテーパ状に成形されている請求項3に記載の蓄電モジュール。
  6. 前記連結部材の本体部は、開口部を備えている
    請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の蓄電モジュール。
  7. 前記環状凸部は、本体部の開口部に沿った内周縁に沿って突出している
    請求項6に記載の蓄電モジュール。
  8. 前記環状凸部に連結される環状の風路接続部材を備えている
    請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の蓄電モジュール。
JP2013080685A 2013-04-08 2013-04-08 蓄電モジュール Active JP6128431B2 (ja)

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