JP6128382B2 - 耐力壁 - Google Patents

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Description

本発明は、木造家屋における土台と桁とに取り付けられる面構造体である耐力壁に関する。
この種の面構造体は、例えば特許文献1等において、結合木片の並設される側の一方の面中央部にほぞを突出させると共に、前記一方の面に対向する他方の面中央部に前記ほぞが嵌合するほぞ溝を形成して、一の結合木片のほぞを隣に並設される他の結合木片のほぞ溝に嵌合することにより、曲面状の面構造体が提案されている。このように曲面状にしないで、平面状となるような面構造体も考えられる。
登録実用新案第3050523号公報
しかし、前述したように、単に一の結合木片のほぞを隣に並設される他の結合木片のほぞ溝に嵌合するだけの構造では、経時変化の劣化により、変形し易く、面構造体として強度の低下を招くこととなる。
また、一般的な木造家屋の耐力壁は、柱を土台、桁に筋違いで固定したり、また合板などを用いて面材として表面に、釘、ビスなどで固定している。しかし、このような固定方法では、初期強度はあっても、長時間の使用には不安が残り、固定のための釘、ビスの劣化によって、強度が低下する虞がある。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、複数本連結される柱状体を利用しても、強度が高く、地震に強い耐力壁を提供することを目的とする。
このため本発明は、木造家屋における土台及び桁とに取り付けられる耐力壁において、木材で作製された柱状体の対向する両側面の中間位置にほぞ溝を形成すると共にこのほぞ溝を挟んで両側にほぞを形成して、一の柱状体の一方の面に形成された前記ほぞ溝に他の柱状体の他方の面に形成された一方のほぞを嵌合させ、この他の柱状体の一方の面に形成された前記ほぞ溝に次の他の柱状体の他方の面に形成された他方のほぞを嵌合させるようにして、次々に前記柱状体群を互い違いとなるように連結するようにして前記土台及び前記桁に取り付けると共に、前記柱状体群のうち室内側に交互に突出した複数本の前記柱状体が所定間隔を存して開設された面材の複数の開口部にそれぞれ嵌合させるようにしてこの面材を前記土台及び前記桁に取り付けることを特徴とする。
本発明は、複数本連結される柱状体を利用しても、強度が高く、地震に強い耐力壁を提供することができる。
柱状体の斜視図である。 7本の柱状体を結合連結した状態の平面図である。 7本の柱状体を結合連結した状態の一部破断せる室外側の側面図である。 面材の一部破断設側面図である。 土台と桁に耐力壁を取り付けた状態の室内側側面図である。 図5のA−A横断平面図である。
1は面構造体である耐力壁を構成する木材で作製された柱状体で、概ね正四角柱であって、対向する両側面1A、1Bの前後方向(図1の紙面の上下方向)における中央部には長手方向に沿ってほぞ溝2がそれぞれ形成されている。
前記耐力壁は地震時の横揺れや、台風時の横風などの横からくる力を支える壁であり、特に木造家屋に使用される。
このほぞ溝2は平面視四角形状を呈しており、その前後方向の寸法L1はこのほぞ溝2が形成されることにより残った前後の各ほぞ3A、3Bの寸法L2A、L2Bとほぼ同じ寸法で、このほぞ溝2の前記寸法L1は、前記柱状体1の各側面1A、1Bの前後方向の寸法の約1/3(3分の1)であるが、ほぞ溝2内にほぞ3A又は3Bが嵌合し易いように、ほぞ溝2の前後方向の寸法L1の方がほぞ3A、3Bの前後方向の寸法L2A、L2Bより僅かに長い。
また、前記ほぞ溝2の図1の左右方向の寸法(溝の深さ)L3は、このほぞ溝2が形成されることにより残った各ほぞ3A、3Bの左右方向の寸法と同じ寸法である。
そして、複数本の前記柱状体1同志を結合連結する。即ち、一方(例えば、図1の右)の前記柱状体1の左の側面1Bの前記ほぞ3Aを、他方(例えば、図1の左)の前記柱状体1の右の側面1Aに形成された前記ほぞ溝2に嵌合させて左右の柱状体1同志を結合連結する。
以下、同様に、図2及び図3に示すように、次々に、前後が互い違いになるように各柱状体1を結合連結する。即ち、図1の左右の柱状体1同志を結合連結したら、次に図1の右の柱状体1の右の側面1Aのほぞ溝2に3本目の柱状体1の左の側面1Bのほぞ3Bを嵌合させ、更にこの3本目の柱状体1の右の側面1Aのほぞ溝2に4本目の柱状体1の左の側面1Bのほぞ3Aを嵌合させるようにして、逐次各柱状体1を前後が互い違いとなるように結合連結する。
従って、連結した柱状体1群のうち、交互に室内側に柱状体1が突出して互い違いとなって、この柱状体1群の室内側表面が凹凸となるように連結される。なお、図2の紙面の上側が室内側であり、図3は室外側の側面図である。
次に、図4において、4は前記結合連結された前記柱状体1群の室内側に取り付けられる面材であり、化粧鋼鈑などのスチールやアルミニウム板、木製合板などで作製され、本実施形態では木製合板で構成する。この面材4は前記連結結合された4本の柱状体1群より少し面積が大きな平面視長方形状を呈している。
この面材4の中間部には、縦寸法が前記柱状体1の縦寸法より僅か長い寸法L7を有し、且つ横寸法が前記柱状体1の横寸法より僅か長い寸法L5の横幅を有する取り付け溝5が寸法L6の間隔毎に4つ開設されている。このような寸法に設定したのは、前記ほぞ溝2の前記柱状体1が嵌合し易くするためである。
そして、最左右の取り付け溝5の外側には、寸法L6の約1/2(2分の1)の横幅寸法L4の接続代4Aがそれぞれ残されている。なお、前記柱状体1、前記取り付け溝5及び前記面材4の数や大きさ、使用する目的に合わせて、適宜な寸法が選定される。
次に、前記複数本の前記柱状体1群と前記面材4とを合体させて、使用する例について、説明する。先ず、図5及び図6において、木造家屋において、土台7と桁8との間に複数本の前記柱状体1を前述したように結合連結させて取り付ける。次いで、前記土台7や前記桁8より室内側に突出している4つの柱状体1群に前記面材4の取り付け溝5に嵌合させて、耐力壁を組み立てる。
次いで、前記土台7と前記桁8に前記面材4の上下の固定部4Bを釘やビスなどで固定する。以下同様に、前述したように固定された前記面材4の隣に、他の面材4を隙間なく、次々に前記柱状体1群に固定するように、配設する。
このようにして、木造家屋において耐力壁が取り付けられることとなる。このように互いに結合連結された前記柱状体1群及び前記面材4により構成された耐力壁は、長期間に亘って強度を保つことができると共に、各柱状体1の全ての表面を塞ぐわけではないので、木材が呼吸でき、湿度調節が自然にできる。
また、この耐力壁の作製に際しては、複雑な組み立てではなく、工期が短縮を図ることができて、二酸化炭素削減にもなる。なお、木材の使用量が多いため、林業の安定的な経営にも貢献することができる。
また、本発明の耐力壁は、室内側から見ると前記柱状体1が前記面材4より突出した凸部分が模様となり、デザインとして面白みがあると共に斬新性があって、しかもこの耐力壁に壁紙を張ったり、色彩や模様を描くことにより更にデザインとして面白みや斬新性が増すことができる。
なお、前述したように、耐力壁は表面を凹凸があるようにしたが、前記柱状体1群と前記面材4の室内側の面一を同じようにしてもよい。
以上のように、前記柱状体1群と面材4とで構成された耐力壁は、木造家屋において、強度が高く、地震に強いものとすることができる。なお、この面構造体として、床や天井に、適用してもよい。この場合、必要に応じて、室内側の面を凹凸にしても、平面としてもよい。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1 柱状体
2 ほぞ溝
3A、3B ほぞ
4 面材
5 取り付け溝
7 土台
8 桁

Claims (1)

  1. 木造家屋における土台及び桁とに取り付けられる耐力壁において、木材で作製された柱状体の対向する両側面の中間位置にほぞ溝を形成すると共にこのほぞ溝を挟んで両側にほぞを形成して、一の柱状体の一方の面に形成された前記ほぞ溝に他の柱状体の他方の面に形成された一方のほぞを嵌合させ、この他の柱状体の一方の面に形成された前記ほぞ溝に次の他の柱状体の他方の面に形成された他方のほぞを嵌合させるようにして、次々に前記柱状体群を互い違いとなるように連結するようにして前記土台及び前記桁に取り付けると共に、前記柱状体群のうち室内側に交互に突出した複数本の前記柱状体が所定間隔を存して開設された面材の複数の開口部にそれぞれ嵌合させるようにしてこの面材を前記土台及び前記桁に取り付けることを特徴とする耐力壁。
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