JP6124826B2 - 樹脂成形体及びそれを用いた積層体 - Google Patents

樹脂成形体及びそれを用いた積層体 Download PDF

Info

Publication number
JP6124826B2
JP6124826B2 JP2014064655A JP2014064655A JP6124826B2 JP 6124826 B2 JP6124826 B2 JP 6124826B2 JP 2014064655 A JP2014064655 A JP 2014064655A JP 2014064655 A JP2014064655 A JP 2014064655A JP 6124826 B2 JP6124826 B2 JP 6124826B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin molded
meth
same
acrylate
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014064655A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015187213A (ja
Inventor
隆太 斎藤
隆太 斎藤
康弘 上之
康弘 上之
芳昭 宮本
芳昭 宮本
敏哉 上野
敏哉 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Fine Chemical Co Ltd
Gunze Ltd
Original Assignee
Nippon Fine Chemical Co Ltd
Gunze Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Fine Chemical Co Ltd, Gunze Ltd filed Critical Nippon Fine Chemical Co Ltd
Priority to JP2014064655A priority Critical patent/JP6124826B2/ja
Priority to PCT/JP2014/070863 priority patent/WO2015145798A1/ja
Publication of JP2015187213A publication Critical patent/JP2015187213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6124826B2 publication Critical patent/JP6124826B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/18Layered products comprising a layer of synthetic resin characterised by the use of special additives
    • B32B27/20Layered products comprising a layer of synthetic resin characterised by the use of special additives using fillers, pigments, thixotroping agents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/30Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising vinyl (co)polymers; comprising acrylic (co)polymers
    • B32B27/308Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising vinyl (co)polymers; comprising acrylic (co)polymers comprising acrylic (co)polymers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/20Properties of the layers or laminate having particular electrical or magnetic properties, e.g. piezoelectric
    • B32B2307/202Conductive
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/40Properties of the layers or laminate having particular optical properties
    • B32B2307/412Transparent
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/70Other properties
    • B32B2307/724Permeability to gases, adsorption
    • B32B2307/7242Non-permeable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2457/00Electrical equipment
    • B32B2457/20Displays, e.g. liquid crystal displays, plasma displays
    • B32B2457/208Touch screens
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2375/00Characterised by the use of polyureas or polyurethanes; Derivatives of such polymers
    • C08J2375/04Polyurethanes
    • C08J2375/14Polyurethanes having carbon-to-carbon unsaturated bonds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、樹脂成形体及びそれを用いた積層体に関する。
従来、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイ等のディスプレイの基板等に、フィルム状の樹脂成形体が用いられている。
上述のディスプレイは、近年、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ノートPC、OA機器、医療機器、或いはカーナビゲーションシステム等の電子機器において、これらのディスプレイに入力手段(ポインティングデバイス)を兼ね備えるためのタッチパネルとして広く用いられている。代表的なタッチパネルには、抵抗膜式、電磁誘導方式、光学式等のほか、静電容量式(容量結合式とも称される)が知られている。
これらのタッチパネルにおいては、前記透明面状部材として透明フィルムを配設する場合には、ユーザからの入力時に伴う指先の圧力に耐え、且つLCDの液晶層を保護するための表面硬度を有し、なおかつ軽量であることが要求される。
このようなディスプレイに用いられる、表面硬度を有するフィルム状の樹脂成形体として、特定の多官能ウレタン(メタ)アクリレート、特定の2官能(メタ)アクリレート、及び光重合開始剤を含有する樹脂成形体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、タッチパネルには、入力の際に高い頻度で圧力がかかるため、特に高い表面硬度が要求され、特許文献1に開示された樹脂成形体においても表面硬度が十分とはいえない。
また、近年上述の電子機器に、フレキシブルディスプレイが用いられる場合があり、高い表面硬度を示すとともに、適度なフレキシブル性を示す必要がある。
一方、生産効率を高めるために、いわゆるロール・トゥ・ロール等の連続工程でフィルム状の樹脂成形体の製造や表面処理を行う場合に、工程内においてフィルムの傷付きや破断等が発生しないようにするためにも、樹脂成形体は高い表面硬度と適度なフレキシブル性とを有することが要求される。
従って、表面硬度が非常に高く、且つ、適度なフレキシブル性を示す、十分な硬度と柔軟性とを兼ね備えた樹脂成形体の開発が望まれている。
特許第4690053号明細書
本発明は、表面硬度が非常に高く、且つ、適度なフレキシブル性を示す、十分な硬度と柔軟性とを兼ね備えた樹脂成形体、及びそれを用いた積層体を提供することを目的とする。
本発明者は上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の多官能ウレタン(メタ)アクリレートと、特定の2官能(メタ)アクリレートとを含有する重合性組成物を硬化させてなる樹脂成形体とすることにより、上記目的を達成することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の樹脂成形体及びそれを用いた積層体に関する。
1.下記成分(A)及び(B)を含有する重合性組成物が硬化してなる樹脂成形体:
(A)ポリイソシアネート化合物(但し、脂環構造を有するものを除く。)と、水酸基含有(メタ)アクリレートとを反応させてなる多官能ウレタン(メタ)アクリレート、
(B)脂環構造を有する2官能(メタ)アクリレート。
2.前記成分(A)は、下記一般式(1)で表される多官能ウレタン(メタ)アクリレートである、上記項1に記載の樹脂成形体。
Figure 0006124826
(式中、R、R及びRは、同一又は異なって、(メタ)アクリロイル基及びウレタン結合を有し、脂環構造を有しない官能基を示す。)
3.前記成分(A)は、下記一般式(2)で表される多官能ウレタン(メタ)アクリレートである、上記項1又は2に記載の樹脂成形体。
Figure 0006124826
(式中、R、R及びRは、同一又は異なって、炭素数1〜10のアルキル基を示し、R〜R15は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、n、m及びkは、同一又は異なって、1〜3の整数を示す。)
4.n、m及びkは2である、上記項3に記載の樹脂成形体。
5.R〜R15は水素原子である、上記項3又は4に記載の樹脂成形体。
6.前記重合性組成物中の成分(A)の質量(M)と成分(B)の質量(M)との質量比(M)/(M)が30/70〜70/30である、上記項1〜5のいずれかに記載の樹脂成形体。
7.前記成分(B)は、下記一般式(3)〜(5)で表される2官能(メタ)アクリレートからなる群より選択される少なくとも1種である、上記項1〜6のいずれかに記載の樹脂成形体。
Figure 0006124826
(式中、R16及びR17は、同一又は異なって、炭素数1〜6のエーテル結合を含んでいてもよいアルキレン基を示し、R18及びR19は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、aは1又は2、bは0又は1を示す。)
Figure 0006124826
(式中、R20及びR21は、同一又は異なって、炭素数1〜6のエーテル結合を含んでいてもよいアルキレン基を示し、R22及びR23は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示す。)
Figure 0006124826
(式中、R24及びR25は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、R26及びR27は、同一又は異なって、炭素数1〜6のエーテル結合を含んでいてもよいアルキレン基を示し、R28及びR29は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示す。)
8.重合性組成物が、更に成分(C)光重合開始剤を含有する、上記項1〜7のいずれかに記載の樹脂成形体。
9.成分(C)は、ベンゾイン誘導体、ベンジルケタール、α−ヒドロキシアセトフェノン、α−アミノアセトフェノン、アシルフォスフィンオキサイド、チタノセン類、O−アシルオキシム型開始剤、ベンゾフェノンとアミンとの混合物、ミヒラーケトンとベンゾフェノンとの混合物、及び、チオキサントンとアミンとの混合物からなる群より選択される少なくとも1種である、上記項8に記載の樹脂成形体。
10.上記項1〜9のいずれかに記載の樹脂成形体の少なくとも一方の面にガスバリア膜が成膜されてなる積層体。
11.上記項1〜9のいずれかに記載の樹脂成形体の少なくとも一方の面に透明導電膜が成膜されてなる積層体。
12.タッチパネル基板である、上記項10又は11に記載の積層体。
以下、本発明について詳細に説明する。
1.樹脂成形体
本発明の樹脂成形体は、(A)ポリイソシアネート化合物(但し、脂環構造を有するものを除く。)と、水酸基含有(メタ)アクリレートとを反応させてなる多官能ウレタン(メタ)アクリレート、及び、(B)脂環構造を有する2官能(メタ)アクリレートを含有する重合性組成物が硬化してなる樹脂成形体である。
上記本発明の樹脂成形体は、特に成分(A)として、脂環構造を有しないポリイソシアネート化合物と、水酸基含有(メタ)アクリレートとを反応させてなる多官能ウレタン(メタ)アクリレートを用いており、多官能であるので、硬化して架橋構造を形成し、硬度が高い樹脂成形体を得ることができる。また、ポリイソシアネート化合物として脂環構造を有しない化合物を用いるので、樹脂成形体を用いてフィルム等を形成した場合、当該フィルムの表面硬度が際立って優れている。
通常、多官能アクリレートによりフィルム等の樹脂成形体を形成すると、硬度は向上するが、樹脂成形体のフレキシブル性が低下して柔軟性が損われ、耐衝撃性が低下して脆くなる。本発明の樹脂成形体は、成分(A)のアクリレートが分子内にウレタン基を有しているので、樹脂成形体が、水素結合により適度な靱性を有し、脆くなることが抑制されている。このため、本発明の樹脂成形体は、高度な架橋構造を有していながら、フレキシブル性や耐衝撃性などの機械強度に優れた、柔軟性に優れた樹脂成形体となる。
一般的に、2官能以上の(メタ)アクリレート化合物は重合時の収縮が大きく、硬化物が成形型内でひび割れたり、脱型時に破損したりするため、工業的に樹脂成形体を得ることが困難である。本発明の樹脂成形体は、ウレタン基を有することにより硬度と、適度な柔軟性を有するので、強度が向上し、歩留まり良く樹脂成形体を得ることができる。
すなわち、本発明の樹脂成形体は、上述の構成であるので、表面硬度が際立って優れると同時に、優れた柔軟性を示すという特性を兼ね備えた樹脂成形体である。このような特性を兼ね備えた樹脂成形体は、特にタッチパネルやフレキシブルディスプレイ等の分野等で求められており、タッチパネル基板等に有用である。
(成分(A))
成分(A)は、ポリイソシアネート化合物(但し、脂環構造を有するものを除く。)と、水酸基含有(メタ)アクリレートとを反応させてなる多官能ウレタン(メタ)アクリレートである。
上記ポリイソシアネート化合物としては、分子中に脂環構造を有しないポリイソシアネート化合物であれば特に限定されないが、例えば、以下の脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシアネート、及び芳香脂肪族ポリイソシアネートが挙げられる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ペンタメチレンジイソシアネート、1,2−プロピレンジイソシアネート、2,3−ブチレンジイソシアネート、1,3−ブチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンイソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−ビス(ジイソシアネートメチル)シクロヘキサン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等が挙げられる。
芳香族ポリイソシアネートとしては、1,3−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、4,4’−トルイジンジイソシアネート、2,4,6−トリイソシアネートトルエン、1,3,5−トリイソシアネートベンゼン、ジアニシジンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、4,4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネート、キシレン−1,4−ジイソシアネート、キシレン−1,3−ジイソシアネート、2,4‘−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート(MDI)等が挙げられる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、ω,ω’−ジイソシアネート−1,3−ジメチルベンゼン、ω,ω’−ジイソシアネート−1,4−ジメチルベンゼン、ω,ω’−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベンゼン、1,4−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、1,3−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
上記ポリイソシアネート化合物としては、樹脂成形体の黄変を抑制することができる点で、脂肪族ポリイソシアネートを用いることが好ましい。
ポリイソシアネート化合物としては、また、上述の脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシアネート、又は芳香脂肪族ポリイソシアネートから得られる、アロファネート型ポリイソシアネート、ビウレット型ポリイソシアネート、アミド基含有ポリイソシアネート、トリメチロールプロパンアダクト型ポリイソシアネート、イソシアヌレート型ポリイソシアネートを用いることができる。
上記ポリイソシアネート化合物は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
上記水酸基含有(メタ)アクリレートとしては、分子中に水酸基及び(メタ)アクリロイル基を有していれば特に限定されないが、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイロキシプロピル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタアクリレート等が挙げられる。上記水酸基含有(メタ)アクリレートとしては、分子中に脂環構造を有しないものを用いることが、樹脂成形体の表面硬度、及び色目変化の抑制の点で好ましい。
上記水酸基含有(メタ)アクリレートは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
ポリイソシアネート化合物と、水酸基含有(メタ)アクリレートとの反応には、触媒を用いることができる。上記触媒としては、従来公知の有機スズ化合物を用いることができ、具体的には、スタナスジアセテート、スタナスジオクトエート、スタナスジオレエート、スタナスジラウレート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジクロライド、ジオクチル錫ジラウレート等が挙げられる。
成分(A)は、下記一般式(1)で表される多官能ウレタン(メタ)アクリレートであることが好ましい。
Figure 0006124826
上記式(1)中、R、R及びRは、同一又は異なって、(メタ)アクリロイル基及びウレタン結合を有し、脂環構造を有しない官能基である。
更に、成分(A)は、下記一般式(2)で表される多官能ウレタン(メタ)アクリレートであることがより好ましい。
Figure 0006124826
上記式(2)中、R、R及びRは、同一又は異なって、炭素数1〜10のアルキル基を示す。R、R及びRは、同一又は異なって、炭素数1〜6のアルキル基であることが好ましい。R、R及びRの炭素数が大き過ぎると架橋密度が下がり樹脂成形体の硬度が十分でないおそれがある。
上記式(2)中、R〜R15は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示す。R〜R15は、反応性に優れる点で、水素原子であることが好ましい。
上記式(2)中、n、m及びkは、同一又は異なって、1〜3の整数を示すことが好ましい。n、m及びkが大きいと、樹脂組成物の曲げ弾性率が大きくなり過ぎるおそれがある。n、m及びkは、2であることがより好ましい。
成分(A)の数平均分子量は、200〜5000であることが好ましい。より好ましくは400〜3000、更に好ましくは500〜2500である。数平均分子量が200未満であると、硬化収縮が増大し、複屈折が発生しやすくなるおそれにある。数平均分子量が5000を超えると、架橋性が低下し、耐熱性が不十分となるおそれがある。
樹脂成形体を形成するための重合性組成物中の成分(A)の含有量は特に限定されないが、重合性組成物100質量%に対して、10〜50質量%であることが好ましく、10〜30質量%であることがより好ましい。成分(A)の含有量が多過ぎると、樹脂成形体の表面硬度が高くなり過ぎ、脆くなるおそれがある。成分(A)の含有量が少な過ぎると、樹脂成形体の表面硬度が十分でないおそれがある。
(成分(B))
成分(B)は、脂環構造を有する2官能(メタ)アクリレートである。成分(B)の脂環構造を有する多官能(メタ)アクリレートとしては、ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン=ジ(メタ)アクリレート、ビス(ヒドロキシ)トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン=アクリレートメタクリレート、ビス(ヒドロキシ)ペンタシクロ[6.5.1.13,6.02,7.09,13]ペンタデカン=ジ(メタ)アクリレート、ビス(ヒドロキシ)ペンタシクロ[6.5.1.13,6.02,7.09,13]ペンタデカン=アクリレートメタクリレート、2,2−ビス[4−(β−メタクリロイルオキシエトキシ)シクロヘキシル]プロパン、1,3−ビス(メタクリロイルオキシメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(メタクリロイルオキシエチルオキシメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(メタクリロイルオキシメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(メタクリロイルオキシエチルオキシメチル)シクロヘキサンなどの2官能(メタ)アクリレート、1,3,5−トリス(メタクリロイルオキシメチル)シクロヘキサン、1,3,5−トリス(メタクリロイルオキシエチルオキシメチル)シクロヘキサンなどの3官能(メタ)アクリレートがあげられる。上記成分(B)としては、フレキシブル性の点から2官能(メタ)アクリレートを用いる。耐熱性の点から、2官能メタクリレートを用いることが好ましい。
成分(B)としては、光学性能の点から下記一般式(3)、(4)及び(5)から選ばれる少なくとも1種以上の2官能(メタ)アクリレートが好ましく、中でも2官能メタクリレートがより好ましい。
Figure 0006124826
式中、R16及びR17は、同一又は異なって、炭素数1〜6のエーテル結合を含んでいてもよいアルキレン基を示し、R18及びR19は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、aは1又は2、bは0又は1を示す。
Figure 0006124826
式中、R20及びR21は、同一又は異なって、炭素数1〜6のエーテル結合を含んでいてもよいアルキレン基を示し、R22及びR23は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示す。
Figure 0006124826
式中、R24及びR25は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、R26及びR27は、同一又は異なって、炭素数1〜6のエーテル結合を含んでいてもよいアルキレン基を示し、R28及びR29は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示す。
樹脂成形体を形成するための重合性組成物中の成分(B)の含有量は特に限定されないが、重合性組成物100質量%に対して、10〜40質量%であることが好ましく、10〜20質量%であることがより好ましい。成分(B)の含有量が多過ぎると、樹脂成形体の表面硬度が低くなり過ぎ、表面硬度が十分でないおそれがある。成分(B)の含有量が少な過ぎると、表面硬度が高くなり過ぎ、脆くなってしまうおそれがある。
前記重合性組成物中の成分(A)の質量(M)と成分(B)の質量(M)との質量比(M)/(M)の範囲は、30/70〜70/30であることが好ましい。成分(A)の質量比が30未満であると、表面硬度や耐衝撃性などの機械特性に劣るおそれがあり、成分(A)の質量比が70を超えると、吸水率が増加するおそれがある。上記質量比のより好ましい範囲は、40/60〜60/40であり、更に好ましい範囲は、45/55〜55/45である。
(成分(C))
上記重合性組成物は、成分(A)及び成分(B)の他に、光重合開始剤である成分(C)を含有していてもよい。成分(C)としては、光重合開始剤として用いることができれば特に限定されないが、例えば、ベンゾイン誘導体、ベンジルケタール、α−ヒドロキシアセトフェノン、α−アミノアセトフェノン、アシルフォスフィンオキサイド、チタノセン類、O−アシルオキシム型開始剤、ベンゾフェノン/アミン系光重合開始剤(ベンゾフェノンとアミンとの混合物)、ミヒラーケトン/ベンゾフェノン系光重合開始剤(ミヒラーケトンとベンゾフェノンとの混合物)、チオキサントン/アミン系光重合開始剤(チオキサントンとアミンとの混合物)等が挙げられ、具体的には、1,3−ジ(tert−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラキス(tert−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3−フェニル−5−イソオキサゾロン、2−メルカプトベンズイミダゾール、ビス(2,4,5−トリフェニル)イミダゾール、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(商品名イルガキュア651、チバ・ジャパン株式会社製)、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(商品名イルガキュア184、チバ・ジャパン株式会社製)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン(商品名イルガキュア369、チバ・ジャパン株式会社製)、ビス(η−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム(商品名イルガキュア784、チバ・ジャパン株式会社製)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド(商品名イルガキュア819)等が挙げられる。これらの光重合開始剤は単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
重合性組成物中の成分(C)の含有量は特に限定されないが、成分(A)の含有量と成分(B)の含有量との合計100質量部に対して、0.1〜5質量部であることが好ましく、0.2〜4質量部であることがより好ましく、0.3〜3質量部であることが更に好ましい。成分(C)の含有量が5質量部を超えると、樹脂成形体のリタデーションが増大するおそれがあり、また400nmにおける光線透過率が低下するおそれがある。一方、成分(C)の含有量が0.1質量部未満では重合速度が低下して重合が十分に進行しないおそれがある。
(他の成分)
本発明においては、本発明の樹脂成形体の物性を損ねない範囲で、他の成分を含んでいてもよい。上記他の成分としては、例えば、成分(A)及び(B)以外の3官能以上の多官能ポリエステルアクリレート、成分(A)及び(B)以外のエチレン性不飽和結合を有する単量体、増感剤、重合禁止剤、熱重合開始剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、消泡剤、レベリング剤、ブルーイング剤、染顔料、フィラー等が挙げられる。
上記成分(A)及び(B)以外の3官能以上の多官能ポリエステルアクリレートとしては、ポリオールと多価カルボン酸と(メタ)アクリル酸とをエステル化して得られるポリエステルアクリレートが挙げられる。
上記ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、水素化ビスフェノールA、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,3,4−テトラヒドロキシブタン、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,3−プロパンジオール、1,2−シクロヘキサングリコール、1,3−シクロヘキサングリコール、1,4−シクロヘキサングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、パラキシレングリコール、ビシクロへキシル−4,4’−ジオール、2,6−デカリングリコール、トリメチロールプロパン、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、エチレンオキサイド、もしくはプロピレンオキサイド付加物、グリセリン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、ジメチロールプロピオン酸、ジメチロールブタン酸等が挙げられる。
上記多価カルボン酸としては、例えば、ヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、シュウ酸、コハク酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、1,12−ドデカン2酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、フタル酸、無水フタル酸、ハロゲン化無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等が挙げられる。
上記ポリオール及び多価カルボン酸は、単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
上記成分(A)及び(B)以外のエチレン性不飽和結合を有する単量体としては、メチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートなどの単官能(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコール以上のポリエチレングリコールのジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ1,3−ジ(メタ)アクリロキシプロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]プロパン、 トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートなどの多官能(メタ)アクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどの(メタ)アクリル酸誘導体、スチレン、クロルスチレン、ジビニルベンゼン、α−メチルスチレンなどのスチレン系化合物が挙げられる。
上記増感剤としては、例えば、チオール化合物、アミン化合物等が挙げられる。
熱重合開始剤としては、公知の化合物を用いることができる。例えば、ハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド、ジt−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエート)等のパーオキシエステル、ベンゾイルパーオキシド等のジアシルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシカーボネート等のパーオキシカーボネート、パーオキシケタール、ケトンパーオキサイド等の過酸化物が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、特に限定されず、従来公知の紫外線吸収剤を用いることができるが、下記式(6)で示される紫外線吸収剤を用いることが好ましい。
Figure 0006124826
上記式(6)で示される紫外線吸収剤を用いることで、樹脂成形体が耐候性に優れるだけでなく、フィルムの黄変抑制にも優れる。
上記重合性組成物は、20℃における粘度が1000〜4000mPa・sであることが好ましく、より好ましくは2000〜3000mPa・sである。粘度が1000mPa・s未満では、成形工程において未重合の単量体が残存しやすいおそれがあり、4000mPa・sを超えると、バッチ式の注型成形する時には型に注入しづらく、連続成形する際に流動ムラによりリタデーションが増大しやすくなるおそれがある。重合組成物の粘度を上述の範囲に調整する方法としては、成分(A)及び(B)の種類や配合量を適宜調整する方法が挙げられる。
上記重合性組成物を硬化させることにより、本発明の樹脂成形体を得ることができる。
樹脂成形体のフレキシブル性は、φ14以下が好ましく、φ12以下がより好ましい。フレキシブル性の評価が低過ぎると、樹脂成形体をフレキシブルディスプレイ等に用いた場合にひびや割れを生じてしまうおそれがあり、フレキシブル性の評価が高過ぎると、樹脂成形体が、タッチパネル等に用いるのに十分な表面硬度を示さないおそれがある。
上記フレキシブル性は、JIS K5600−5−1に準じて屈曲試験器で測定することができる。
樹脂成形体の光線透過率は、90%以上が好ましい。光線透過率が90%未満では、表示デバイスの輝度を確保できないおそれがあり、輝度確保のため発光強度を上げると消費電力が増大するおそれがある。上記光線透過率は、波長400〜700nmにおける分光光線透過率であり、樹脂成形体の両面の反射を含む。この波長域のいかなる波長においても、通常、樹脂は紫外線領域に近い400nm付近の光を吸収するが、本発明の樹脂成形体はこの400nmにおいても90%以上の光線透過率を有することが好ましい。光線透過率のより好ましい範囲は、400〜700nmの全域で91%以上、特に好ましくは92%以上である。光線透過率は、例えば、上記成分(A)、(B)及び(C)の種類や配合量を適宜選択する方法により、上述の範囲に調整することができる。
上記光線透過率は、JIS K7361に準拠した測定方法により、濁度計(日本電色工業株式会社製 NDH−2000)を用いて測定することができる。
樹脂成形体の屈折率は、1.49〜1.53が好ましく、1.50〜1.52がより好ましい。屈折率が高過ぎると、樹脂成形体の光線透過率が低下するおそれがある。屈折率が低過ぎると、樹脂成形体上にガスバリア層や透明導電層等を積層した場合、これらの層との間の界面での界面反射が増大するおそれがある。屈折率は、例えば、上記成分(A)、(B)及び(C)の種類や配合量を適宜選択する方法により、上述の範囲に調整することができる。
上記屈折率は、JIS K7361に準拠した測定方法により、濁度計(日本電色工業株式会社製 NDH−2000)を用いて測定することができる。
樹脂成形体のリタデーションは、10以下が好ましい。上記リタデーションは、5nm以下がより好ましく、2nm以下が更に好ましい。リタデーションが大き過ぎると、樹脂成形体を透過する偏光がその偏光特性を維持できないため、樹脂成形体を液晶ディスプレイに用いた場合、画像の精細性が低下するおそれがある。リタデーションは、例えば、重合性組成物の粘度や、硬化させる際の活性エネルギー線の照射方法を適宜選択する方法により、上述の範囲に調整することができる。
上記リタデーションは、位相差測定装置により測定することができる。
樹脂成形体のガラス転移点は、120℃以上が好ましい。上記ガラス転移点は、160℃以上がより好ましく、200℃以上が更に好ましい。ガラス転移点が低過ぎると、樹脂成形体を液晶テレビ等の表示デバイスに用いた場合、表示デバイスに変形が生じて、表示デバイスの信頼性に欠ける恐れがある。近年の液晶テレビにおいては強力なバックライトを使用するため、樹脂成形体を用いた基板の温度も120℃近くに上昇することがある。ガラス転移点は、例えば、上記成分(A)及び(B)の種類や配合量を適宜選択する方法により、上述の範囲に調整することができる。
上記ガラス転移点は、示差走査熱量測定装置(株式会社島津製作所製 DSC−60)を用いて測定することができる。
樹脂成形体の線膨張係数は、30〜60ppm/℃が好ましく、40〜50ppm/℃がより好ましい。線膨張係数が低過ぎると、他の光学フィルムとの差が大きくなり画像の精細性が低下するおそれがある。線膨張係数高過ぎると、樹脂成形体を用いてデバイスを製造した場合、デバイスの寸法変化が大きくなり、画素や配線が位置ずれを起こし易くなるおそれがある。線膨張係数は、例えば、上記成分(A)及び(B)の種類や配合量を適宜選択する方法により、上述の範囲に調整することができる。
上記線膨張係数は、熱分析装置(株式会社島津製作所製 TMA−50)を用いて25〜100℃に昇温した際の試験片の伸びを測ることにより測定することができる。
(製造方法)
本発明の樹脂成形体の製造方法としては、上記重合性組成物を硬化させて成形体を得ることができれば特に限定されないが、例えば、(1)重合体組成物調製工程、(2)重合体組成物塗布工程、(3)ウエットラミネート処理工程、(4)硬化工程、(5)基材剥離処理工程、及び(6)巻き取り工程の各工程を有する製造方法が挙げられる。
なお、この工程順は一例として示すものであって、上記製造方法はこの工程順に限定されるものではない。また、各工程は、このうちいずれかを同時に行うか、工程数を増やすか、またはこれらを個別に行うように、適宜順序を調整してもよい。
例えば後述する図1及び2に示される製造方法においては、上記(2)において重合体組成物塗布工程と、当該重合体組成物の層厚み調整工程とを並行して行い、上記(3)においてウエットラミネート処理工程と、重合体組成物の層厚み調整工程とを並行して行っている。
以下、上記各工程について説明する。
図1は、上記製造方法の(1)重合体組成物調製工程、(2)重合体組成物塗布工程、(3)ウエットラミネート処理工程、及び(4)硬化工程の一例を示した模式図である。図1において、上記製造方法は、製造装置100により行われる。製造装置100は、重合体組成物を入れるためのトレイ102と、軸方向を並行に(紙面に垂直な方向に沿って)互いに所定間隔で対向配置されたバックアップローラ103とロールナイフ104、ローラ105A、105B、及びUV照射装置107とで構成される。
バックアップローラ103とロールナイフ104との間、及びローラ105Aと105Bとの間には、基材ローラ101に巻回されたPET基材10Aが挿通される。さらにローラ105Aと105Bとの間には、基材ローラ106に巻回されたウエットラミネート基材10Bが挿通される。そしてこれらの両基材10A、10Bの間に重合体組成物120Aが充填され、重合体組成物層10Xとなるようになっている。両基材10A、10Bは、重合体組成物層10Xをフィルム状に形成するための土台となるほか、当該重合体組成物層10Xを空気中の酸素から隔離する役目をなす。
図1の製造方法において、トレイ102はL字型部材のくぼみに重合体組成物120Aを貯留する構成になっており、当該重合体組成物がバックアップローラ103の周面側に良好に接触するように配置される。当該トレイ102に十分量の重合体組成物120Aを投入するとよい。
ここで、トレイ102は必須ではなく、例えばロールナイフ104より下流側まで搬送されたPET基材10Aの表面から別途塗工するようにしてもよい。すなわち、ロールナイフ104による塗工方式の代わりにナイフコートやブレードコート、ダイコート、ロールコート、カーテンコート等の公知のいかなる塗工方式を用いても良い。
バックアップローラ103は回転自在に軸支されており、装置駆動時には繰り出されたPET基材10Aをローラ105A、105B側へ搬送する。
ロールナイフ104は、円筒体の周面おいて鋭利な断面形状を持つブレード部が形成されており、当該ブレード部がバックアップローラ103と対向するように配置される。
ローラ105A、105Bはともに同様の構成を持つローラであって、バックアップローラ103とロールナイフ104よりも狭い間隙で近接配置されており、これによって重合体組成物層の厚みを調節できるようになっている。なお、前記ロールナイフ104で十分前記厚み調節を行える場合等は、ローラ105A、105Bで再度厚み調整を行わなくてもよい。なお、バックアップローラ103とロールナイフ104との間、及び、ローラ105Aと105Bとの間の各隙間は、形成するフィルムの厚みに合わせ、数μm以上、数百μm以下の範囲で調整できる。
図1において、UV照射装置107により紫外線が照射される。UV照射装置107を用いて、上記重合体組成物層10Xを形成する重合体組成物を紫外線照射により硬化させて、フィルム状の樹脂成形体10Cを得ることができる。UV照射装置107に用いられるUVランプとしては特に限定されず、市販されているもの(例えばアイグラフィックス株式会社製空冷水銀ランプ)を利用することができる。紫外線照射の条件は、硬化させる重合体組成物の粘度等の条件によって適宜調節することが必要である。
上述のようにして得られたPET基材10A、フィルム状の樹脂成形体10C、及びウエットラミネート基材10Bの三層構造からなるラミネートフィルムは、一旦巻き取られて、ラミネートフィルムロール111とされてもよい。当該ラミネートフィルムロール111を、図2において説明する(5)基材剥離処理工程、及び(6)巻き取り工程に供すればよい。
上記製造方法は、上述のようにして、(1)重合体組成物調製工程、(2)重合体組成物塗布工程、(3)ウエットラミネート処理工程、及び(4)硬化工程が行われる。
上記製造方法は、更に、図2に示すように、(5)基材剥離処理工程、及び(6)巻き取り工程の各工程を有する。図2は、上記製造方法の(5)基材剥離処理工程、及び(6)巻き取り工程の一例を示した模式図である。図2において、上記工程(1)〜(4)で得られたラミネートフィルムロール111から、3層構造のラミネートフィルムが引き出され、剥離ローラ108A及び108Bの間に挿入される。巻き取りローラ109にラミネート基材10Bが巻き取られ、巻き取りローラ110にPET基材10Aが巻き取られることにより、フィルム状の樹脂成形体10Cと、これらの基材とが剥離されて、フィルム状の樹脂成形体10Cを単層で得ることができる。
得られたフィルム状の樹脂成形体10Cを巻き取り工程に供し、巻き取りローラ112で巻き取ればよい。
以上説明した製造方法により、本発明の樹脂成形体を製造することができる。
2.積層体
本発明の樹脂成形体は、少なくとも一方の面にガスバリア膜を製膜することにより積層体とすることができる。このような積層体は、電子機器のディスプレイに用いることができ、特に、タッチパネル基板として有用である。
ガスバリア膜としては酸化珪素膜やアルミナなどの無機膜、ポリビニルアルコール系樹脂やエチレン−ビニルアルコール系共重合体などのビニルアルコール系樹脂からなる有機膜が挙げられる。無機膜としては、厚さ0.01〜0.1μmの酸化珪素膜が好ましく、有機膜としては、0.5〜5μmのエチレン−ビニルアルコール系共重合体が好ましい。
本発明の樹脂成形体は、また、少なくとも一方の面に透明導電膜を製膜することにより積層体とすることができる。このような積層体は、電子機器のディスプレイに用いることができ、特に、タッチパネル基板として有用である。
透明導電膜としては、インジウムとスズの酸化物(ITO)などの無機膜や、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)などの有機膜が挙げられる。
本発明の樹脂成形体は、(A)成分として、ポリイソシアネート化合物(但し、脂環構造を有するものを除く。)と、水酸基含有(メタ)アクリレートとを反応させてなる多官能ウレタン(メタ)アクリレートと、(B)成分として脂環構造を有する2官能(メタ)アクリレートとを含有する重合性組成物が硬化してなるので、表面硬度が非常に高く、且つ、適度なフレキシブル性を示し、十分な硬度と柔軟性とを兼ね備えている。
また、上記樹脂成形体を用いた本発明の積層体も、表面硬度が非常に高く、且つ、適度なフレキシブル性を示し、十分な硬度と柔軟性とを兼ね備えている。このため、本発明の積層体は、タッチパネルやフレキシブルディスプレイに好適に用いることができる。
本発明の樹脂成形体の製造方法の一例を示す模式図である。 本発明の樹脂成形体の製造方法の一例を示す模式図である。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
(A)成分を調製した。具体的には、ポリイソシアネート化合物として、1,6−ヘキサンジイソシアネートのイソシアヌレート型3量体(130g)を用意した。また、水酸基含有(メタ)アクリレートとして、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(870g) を用意した。これらと、重合禁止剤としてのハイドロキノンメチルエーテル0.8gと、溶媒としてのトルエンとを、撹拌機、冷却管、温度計を備えたガラス製の反応機内に投入した。1,6−ヘキサンジイソシアネートのイソシアヌレート型3量体と、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとの−OH基/−NCO基は1/1であった。更に、ウレタン化触媒としてジラウリン酸ジブチルスズ0.3gを添加して、85度で6時間反応させた後、溶剤を留去して成分(A)の多官能ウレタン(メタ)アクリレートを調製した。
成分(A)及び(B)以外の3官能以上の多官能ポリエステルアクリレートを677.6gガラス容器に投入した。当該ガラス容器に、更に、上述のようにして調製した成分(A)の多官能ウレタン(メタ)アクリレート193.6g;成分(B)の脂環構造を有する2官能(メタ)アクリレートとしてトリシクロデカンジメタノールジメタクリレート96.8g;成分(C)光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン9.7g;紫外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−(アクリロイルエトキシ)ベンゾフェノン0.97g;増感剤としてチオール化合物19.4gを添加した。成分(A)の質量(M)と成分(B)の質量(M)との質量比(M)/(M)は、66.7/33.3であった。
これらをガラス容器内で、40度2時間の条件下で混合撹拌して重合性組成物を調製した。重合性組成物の粘度は、2700mPa・sであった。
得られた重合性組成物を、PETフィルムであるA4100(東洋紡株式会社製)の未処理面(易接着層が形成されていない面)に、テスター産業株式会社製のバーコーター:ROD#200を用いて塗布した。A4100をもう一枚用意し、当該塗布された重合性組成物上に、A4100の未処理面が接するようにラミネートして、三層構造のラミネートフィルムを調製した。
ラミネートフィルムに、紫外線硬化装置(フュージョンUVシステムズ・ジャパン株式会社製 商品名:CV−110Q−G)を用いて積算照射量1597mJ/cmの紫外線を照射し、重合性組成物を硬化させた後、両面のPETフィルムを剥離して、厚みが258μの樹脂成形体を調製した。
実施例2
成分(A)として、1,6−ヘキサンジイソシアネートの3量体150gと、ペンタエリスリトールトリアクリレート775gとを反応させた多官能ウレタン(メタ)アクリレートを用いた以外は実施例1と同様にして、厚みが262μの樹脂成形体を調製した。
比較例1
成分(A)としてイソホロンジイソシアネート176gと、ペンタエリスリトールトリアクリレート825gとを反応させた多官能アクリレートを用いた以外は実施例1と同様にして、厚みが259μの樹脂成形体を調製した。
上記実施例及び比較例について、以下の評価方法に基づいて評価を行った。
重合性組成物の粘度
20℃の条件下で、東機産業株式会社製B型粘度計「TVB−10」を用いて、回転数60ppmm(No.4回転子)で測定した。
鉛筆硬度
JIS K−5600に準拠して、荷重750gの条件により測定した。
光学特性(透過率Tt、屈折率)
JIS K7361に準拠して、濁度計(日本電色工業株式会社製NDH−2000)を用いて測定した。
耐摺動性
日本スチールウール株式会社製のスチールウール:#0000に550g/cmの荷重をかけ、樹脂成形体の表面で所定回数(50回・100回・200回)往復させた。試験後の樹脂成形体の表面の傷の状態を目視により観察し、下記基準に従って評価した。
○:傷が発生しなかった。
△:傷が若干発生した。
×:傷が多数発生した。
フレキシブル性
JIS K5600−5−1に準拠した測定方法により、5cm×10cmの試験片を用い、コーティングテスター株式会社製の屈曲試験器:タイプII No.801−56−2により測定した。
測定結果を表1に示す。
Figure 0006124826
表1の結果から明らかな通り、(A)ポリイソシアネート化合物(但し、脂環構造を有するものを除く。)と、水酸基含有(メタ)アクリレートとを反応させてなる多官能ウレタン(メタ)アクリレート、及び、(B)脂環構造を有する2官能(メタ)アクリレートを含有する重合性組成物を硬化させて得られた実施例1及び2の樹脂成形体は、上述の成分(A)及び成分(B)を用い、特に、成分(A)を構成するポリイソシアネート化合物として、脂環構造を有しないポリイソシアネート化合物を用いているので、鉛筆硬度が9Hであり、非常に高い硬度を示した。鉛筆硬度試験において、9Hは最も高い評価であることから、実施例1及び2の樹脂成形体の鉛筆硬度の高さは際立って優れており、鉛筆硬度が7Hである比較例1とは顕著な差があることが分かる。
また、実施例1及び2の樹脂成形体は、耐摺動性にも優れていることからも、表面硬度に優れていることが分かった。
また、実施例1及び2の樹脂成形体は、表面硬度が際立って優れていることに加え、更に、優れたフレキシブル性を示すことが分かった。
すなわち、実施例1及び2の樹脂成形体は、表面硬度が非常に高く、且つ、適度なフレキシブル性を示し、十分な硬度と柔軟性とを兼ね備えていることが分かった。
これに対し、比較例1の樹脂成形体は、成分(A)を構成するポリイソシアネート化合物として、脂環構造を有するポリイソシアネート化合物を用いているので、鉛筆硬度が7Hと劣っており、十分な硬度と柔軟性とを兼ね備えていなかった。
10A…PET基材層、10B…ラミネート基材、10C…樹脂成形体、10X…重合体組成物層、100…本発明の樹脂成形体の製造装置、101…基材ローラ、102…トレイ、103…バックアップローラ、104…ロールナイフ、105A,105B…ローラ、106…基材ローラ、107…UV照射装置、108A,108B…剥離ローラ、109,110…巻き取りローラ、111…ラミネートフィルムロール、112…巻き取りローラ

Claims (8)

  1. 下記成分(A)及び(B)を含有する重合性組成物が硬化してなる樹脂成形体であって、
    (A)ポリイソシアネート化合物(但し、脂環構造を有するものを除く。)と、水酸基含有(メタ)アクリレートとを反応させてなる多官能ウレタン(メタ)アクリレート、
    (B)脂環構造を有する2官能(メタ)アクリレート
    前記成分(A)は、下記一般式(2)で表される多官能ウレタン(メタ)アクリレートであり、
    Figure 0006124826
    (式中、R 、R 及びR は、同一又は異なって、炭素数1〜10のアルキル基を示し、R 〜R 15 は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、n、m及びkは、同一又は異なって、1〜3の整数を示す。)
    前記成分(B)は、下記一般式(3)〜(5)で表される2官能(メタ)アクリレートからなる群より選択される少なくとも1種であり、
    Figure 0006124826
    (式中、R 16 及びR 17 は、同一又は異なって、炭素数1〜6のエーテル結合を含んでいてもよいアルキレン基を示し、R 18 及びR 19 は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、aは1又は2、bは0又は1を示す。)
    Figure 0006124826
    (式中、R 20 及びR 21 は、同一又は異なって、炭素数1〜6のエーテル結合を含んでいてもよいアルキレン基を示し、R 22 及びR 23 は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示す。)
    Figure 0006124826
    (式中、R 24 及びR 25 は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、R 26 及びR 27 は、同一又は異なって、炭素数1〜6のエーテル結合を含んでいてもよいアルキレン基を示し、R 28 及びR 29 は、同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示す。)
    前記重合性組成物中の成分(A)の質量(M )と成分(B)の質量(M )との質量比(M )/(M )が45/55〜70/30である、樹脂成形体。
  2. n、m及びkは2である、請求項に記載の樹脂成形体。
  3. 〜R15は水素原子である、請求項又はに記載の樹脂成形体。
  4. 重合性組成物が、更に成分(C)光重合開始剤を含有する、請求項1〜のいずれかに記載の樹脂成形体。
  5. 成分(C)は、ベンゾイン誘導体、ベンジルケタール、α−ヒドロキシアセトフェノン、α−アミノアセトフェノン、アシルフォスフィンオキサイド、チタノセン類、O−アシルオキシム型開始剤、ベンゾフェノンとアミンとの混合物、ミヒラーケトンとベンゾフェノンとの混合物、及び、チオキサントンとアミンとの混合物からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項に記載の樹脂成形体。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の樹脂成形体の少なくとも一方の面にガスバリア膜が成膜されてなる積層体。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の樹脂成形体の少なくとも一方の面に透明導電膜が成膜されてなる積層体。
  8. タッチパネル基板である、請求項又はに記載の積層体。
JP2014064655A 2014-03-26 2014-03-26 樹脂成形体及びそれを用いた積層体 Expired - Fee Related JP6124826B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014064655A JP6124826B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 樹脂成形体及びそれを用いた積層体
PCT/JP2014/070863 WO2015145798A1 (ja) 2014-03-26 2014-08-07 樹脂成形体及びそれを用いた積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014064655A JP6124826B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 樹脂成形体及びそれを用いた積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015187213A JP2015187213A (ja) 2015-10-29
JP6124826B2 true JP6124826B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=54194378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014064655A Expired - Fee Related JP6124826B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 樹脂成形体及びそれを用いた積層体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6124826B2 (ja)
WO (1) WO2015145798A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6536383B2 (ja) * 2015-11-30 2019-07-03 コニカミノルタ株式会社 タッチパネル装置
JP2018022062A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 グンゼ株式会社 フォルダブルディスプレイ用フィルムおよびその製造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4662126B2 (ja) * 2004-02-10 2011-03-30 ダイセル・サイテック株式会社 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物の硬化物
KR100937293B1 (ko) * 2004-10-15 2010-01-18 미츠비시 레이온 가부시키가이샤 활성 에너지선 경화성 수지 조성물의 시트상 광학 물품용 경화물 및 시트상 광학 물품
EP2131360A4 (en) * 2007-03-23 2011-06-22 Dainippon Ink & Chemicals ULTRAVIOLET CURABLE COMPOSITION FOR INTERMEDIATE DISK DISK LAYER AND OPTICAL DISK
JP2008248069A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sanyo Chem Ind Ltd 活性エネルギー線硬化性ハードコート用樹脂組成物
JP2009062423A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Aica Kogyo Co Ltd 活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物及びハードコートフィルム
JP5960054B2 (ja) * 2009-10-16 2016-08-02 ポスコ 放射線硬化性樹脂組成物
JP2013010921A (ja) * 2011-05-30 2013-01-17 Mitsubishi Rayon Co Ltd 活性エネルギー線硬化性組成物および積層体
JP5753766B2 (ja) * 2011-11-15 2015-07-22 積水化学工業株式会社 ガスバリア性フィルム及びその製造方法
JP5880304B2 (ja) * 2012-06-18 2016-03-09 東亞合成株式会社 光学フィルム又はシートの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015187213A (ja) 2015-10-29
WO2015145798A1 (ja) 2015-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5057775B2 (ja) 樹脂成形体、樹脂成形体の製造方法、及びその用途
KR101566060B1 (ko) 점착 필름, 이를 위한 점착제 조성물 및 이를 포함하는 디스플레이 부재
JP6114413B2 (ja) プラスチックフィルム
JP5382277B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、接着剤及び積層フィルム
CN110872483B (zh) 活性能量线固化型粘合剂组合物、固化物及粘合片
TWI477566B (zh) Anti-glare coating composition, anti-glare film and manufacturing method thereof
JP5882815B2 (ja) 樹脂成形体、及びそれを用いてなる積層体
JP6414883B2 (ja) 光拡散フィルム用樹脂組成物および光拡散フィルム
JP6625534B2 (ja) タッチパネル用紫外線硬化型接着剤組成物及び物品
JP2016138165A (ja) 感光性樹脂組成物
JP2008156435A (ja) 樹脂成形体及び積層体
JP6155346B2 (ja) コーティング組成物
WO2015190558A1 (ja) 画像表示装置用両面粘着シート及び物品
JP6163568B2 (ja) プラスチックフィルムの製造方法
JP2018022062A (ja) フォルダブルディスプレイ用フィルムおよびその製造方法
JP5098722B2 (ja) 硬化性樹脂組成物、貼付用フィルム積層体、及び衝撃吸収用積層体
JP6124826B2 (ja) 樹脂成形体及びそれを用いた積層体
JP5529786B2 (ja) 柔軟性光学シート
JP6415107B2 (ja) 樹脂成形体、及びその用途
JP2019073616A (ja) 活性エネルギー線硬化性組成物及びそれを用いたフィルム
JP7453606B2 (ja) 接着シートを含む積層体の製造方法
JP4967076B2 (ja) 硬化性組成物
JP2016222861A (ja) 画像表示装置用両面粘着シート及び物品
WO2014033932A1 (ja) 光学シート
JP6572417B2 (ja) 光硬化性接着剤組成物及び積層体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6124826

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees