JP6124077B2 - 防煙垂れ壁 - Google Patents

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Description

本発明は、防煙垂れ壁に関する。
建築基準法では、火災時に発生する一酸化炭素やその他の有毒ガス、また、これを含む煙が廊下や上階層などに流動して拡散することを一時的に遮断して防止し、避難を容易にするとともに避難に必要な時間を確保するため、所定範囲の区域に防煙区画を設けることが定められている。
そして、例えばオフィスビルやショッピングモールなどでは、不燃材を板状に形成してなる防煙垂れ壁を野縁や野縁受けなど天井下地に支持させつつ天井面から下方向に突出させて設置し、この防煙垂れ壁で防煙区画を形成する手法が多用されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開平9−10346号公報 特開平9−328838号公報 特開2007−82759号公報
一方、従来の防煙垂れ壁は、ガラス板やケイカル板などの不燃材を用いて形成されており、コストが非常に高く、また、重量が大きいことから地震時に落下するおそれも考えられ、これらの点で改善の余地が残されていた。
本発明は、上記事情に鑑み、低コストで軽量な防煙垂れ壁を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の防煙垂れ壁は、天井面から下方に垂設されて防煙区画を形成する防煙垂れ壁であって、鋼板で形成され、且つ、天井下地と該天井下地に取り付けて天井面を形成する天井材との間に挟み込むように介装され、前記天井下地に固着される垂れ壁取付部と、前記垂れ壁取付部に上端が繋がり、天井面から下方に垂設されて防煙区画を形成する垂れ壁本体部と、前記垂れ壁本体部の下端から上方に折り曲げるように斜設された折り返し部とを備えて形成されていることを特徴とする。
本発明の防煙垂れ壁においては、例えばガルバリウム鋼板やステンレス鋼板、亜鉛メッキ鋼板、一般的な軟鋼の鋼板、塗装鋼板、カラー鋼板などの鋼板を用いて防煙垂れ壁を形成することで、ガラス等を用いた従来の防煙垂れ壁と比較し、低コスト化を図ることができる。
また、鋼板を用いて形成し、さらに、垂れ壁取付部と垂れ壁本体部と折り返し部とを備え、垂れ壁取付部を天井下地と天井材(天井パネル)の間に挟み込み、例えば天井面側から天井材、垂れ壁取付部、天井下地にビスを打込むことで、容易に防煙垂れ壁を設置することができる。このため、従来の防煙垂れ壁と比較し、施工コストにおいても低コスト化を図ることが可能になる。
さらに、垂れ壁本体部の下端から上方に折り曲げるように折り返し部が斜設されているため、防煙区画を形成する垂れ壁本体部の下端側を折り返し部で補強することができ、例えば厚さが1mm程度以下の鋼板を用いた場合であっても、垂れ壁本体部の下端側に歪み等が発生することを防止でき、外観を損なうことを防止できる。
本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁を天井部に設置した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁を示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁を示す右側面図である。 本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁を示す背面図である。 本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁を示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁を示す下面図である。 本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁を天井部に設置した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁を天井部に設置した状態を示す図であり、隣り合う防煙垂れ壁の端部同士の接合部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁の端部と柱の接合部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁の端部と柱の接合部を示す断面視図である。
以下、図1から図11を参照し、本発明の一実施形態に係る防煙垂れ壁について説明する。
はじめに、本実施形態は、例えば、オフィスビル、ショッピングモール、学校、病院、生産施設等の建物の天井面から下方向に突出するように設置することで防煙区画を形成し、火災時に煙や有毒ガスの拡散を防止・抑止する防煙垂れ壁に関するものである。
また、本実施形態では、図1に示すように、天井面1(天井部2)が吊り天井によって形成されているものとして説明を行う。具体的に、本実施形態の建物の天井部2は、水平の一方向T1に所定の間隔をあけて並設される複数の野縁3と、野縁3に直交し、水平の他方向T2に所定の間隔をあけて並設され、複数の野縁1に一体に接続して設けられる複数の野縁受け(不図示)と、下端を野縁受けに接続し、上端を上階の床材等の上部構造(建物躯体)に固着して配設される複数の吊りボルト(不図示)と、野縁3の下面にビス留めなどによって一体に取り付けられ、下階の天井面1を形成する天井パネル(天井材)4とを備えて構成されている。また、この建物の天井部2では、野縁3と野縁受けによって天井下地5が構成されている。
そして、このような建物の天井部2に設置されて防煙区画を形成する本実施形態の防煙垂れ壁Aは、図1、及び図2から図7に示すように、天井下地5とこの天井下地5に取り付けて天井面1を形成する天井材4との間に挟み込むように介装され、天井下地5に固着される垂れ壁取付部10と、垂れ壁取付部10に上端が繋がり、天井面1から下方に垂設されて防煙区画を形成する垂れ壁本体部11と、垂れ壁本体部11の下端から上方に折り曲げるように斜設された折り返し部12とを備えて形成されている。
また、本実施形態では、垂れ壁取付部10が水平方向に延設され、垂れ壁本体部11が垂れ壁取付部10に直交して鉛直方向T3に延設され、折り返し部12が垂れ壁本体部11と45°の角度θで交差するように斜設されている。
さらに、本実施形態では、例えば厚さtが0.6mm(1mm程度以下)の鋼板を折り曲げ加工して防煙垂れ壁Aが形成されている。ここで、防煙垂れ壁Aを形成する鋼板としては、例えばガルバリウム鋼板やステンレス鋼板、亜鉛メッキ鋼板、一般的な軟鋼の鋼板、塗装鋼板、カラー鋼板などが挙げられ、特に鋼種を限定する必要はない。また、鋼板に塗装を施した塗装鋼板やカラー鋼板を用いると、防煙垂れ壁Aを設置した際の外観等を良くすることができる。
また、本実施形態の防煙垂れ壁Aは、垂れ壁取付部10の長さを40mm、垂れ壁本体部11の長さを310mm、折り返し部12の長さを10mmとし、基本の全長を4000mmとして形成されている。なお、防煙垂れ壁Aの全長をはじめ、垂れ壁取付部10、垂れ壁本体部11、折り返し部12の長さは適宜状況に応じて設定すればよい。
このように構成した防煙垂れ壁Aを建物の天井部2に取り付ける際には、図1及び図8に示すように、例えば5×16mmの平ビスなどの取付ビス13を打込んで、垂れ壁取付部10を天井下地5の野縁3に固着する。このとき、取付ビス13を防煙垂れ壁Aの長さ方向に500mmピッチで打込み、垂れ壁取付部10を天井下地5に固着する。そして、天井下地5との間に垂れ壁取付部10を挟み込んで介装するように天井材4をビス留めするなどして天井下地5に取り付ける。なお、例えば天井面1側から天井材4、垂れ壁取付部10、天井下地5にビス13を打込むことで、垂れ壁取付部10を天井下地5に固着するようにしてもよい。
そして、このように垂れ壁本体部10を天井下地5に固着すると、天井面1から鉛直方向T3下方に垂れ壁本体部10が突設される。
ここで、垂れ壁取付部10を天井下地5に固着して取り付ける際に、垂れ壁本体部10の下端側が波状に撓んでしまうおそれがあるが、本実施形態では、垂れ壁本体部10の下端側に折り返し部12を設け、この折り返し部12によって下端側の剛性が高められているため、波状に撓むようなことがなく、設置後においても防煙垂れ壁Aの直線性を好適に確保できる。すなわち、下端側が波状に撓むなどして美観を損ねることなく、防煙垂れ壁Aを設置することができる。
さらに、図1、図9に示すように、互いに隣り合うように設置されて防煙区画を形成する防煙垂れ壁Aの端部A1、A2同士は、例えば、30mmの重ね代Wで互いの端部A1、A2側を重ね合せるとともに、幅50mm、厚さ1mm程度のアルミテープなどの接合テープ14を壁面の一面11aと他面11bの両面に貼り付けて一体に接合する。
また、建物の柱15や壁に接する防煙垂れ壁Aの端部A3においても、図10及び図11に示すように、幅50mmのアルミテープなどの接合テープ14を壁面の一面11aと他面11bの両面及び柱15や壁の接合面に貼り付けて一体に接合する。なお、アルミテープなどの接合テープ14としては、使用温度が0〜50℃、粘着力が17.1N/10mm、引張強度が60N/20mmのものを用いると好適に防煙垂れ壁Aを設置できることが確認されている。
そして、上記構成からなる本実施形態の防煙垂れ壁Aにおいては、例えばガルバリウム鋼板やステンレス鋼板、亜鉛メッキ鋼板、一般的な軟鋼の鋼板、塗装鋼板、カラー鋼板などの鋼板を用いて防煙垂れ壁Aを形成することで、ガラス等を用いた従来の防煙垂れ壁と比較し、低コスト化を図ることができる。
また、垂れ壁取付部10と垂れ壁本体部11と折り返し部12とを備え、垂れ壁取付部10を天井下地5に取り付け、天井下地5と天井材4の間に挟み込むことで、容易に防煙垂れ壁Aを設置することができる。このため、従来の防煙垂れ壁と比較し、施工コストにおいても低コスト化を図ることが可能になる。
さらに、垂れ壁本体部11の下端から上方に折り曲げるように折り返し部12が斜設されているため、防煙区画を形成する垂れ壁本体部11の下端側を折り返し部12で補強することができる。これにより、例えば厚さが1mm程度以下の鋼板を用いた場合であっても、取付時や取付後に、垂れ壁本体部11の下端側に歪みや撓み等が発生することを防止でき、外観を損なうことを防止できる。
以上、本発明に係る防煙垂れ壁の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 天井面
2 天井部
3 野縁
4 天井材(天井パネル)
5 天井下地
10 垂れ壁取付部
11 垂れ壁本体部
12 折り返し部
13 取付ビス
14 接合テープ
15 柱
A 防煙垂れ壁
A1 端部
A2 端部
A3 端部
T1 水平の一方向
T2 一方向に直交する水平の他方向
T3 鉛直方向

Claims (1)

  1. 天井面から下方に垂設されて防煙区画を形成する防煙垂れ壁であって、
    鋼板で形成され、
    且つ、天井下地と該天井下地に取り付けて天井面を形成する天井材との間に挟み込むように介装され、前記天井下地に固着される垂れ壁取付部と、
    前記垂れ壁取付部に上端が繋がり、天井面から下方に垂設されて防煙区画を形成する垂れ壁本体部と、
    前記垂れ壁本体部の下端から上方に折り曲げるように斜設された折り返し部とを備えて形成されていることを特徴とする防煙垂れ壁。
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