JP6123776B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

この発明は、電気掃除機に関する。
特許文献1は、電気掃除機を開示する。当該電気掃除機は、吸込具とパイプとサイクロン分離装置とを備える。床面の塵埃は、空気とともに吸込具とパイプとを通過してサイクロン分離装置に送られる。サイクロン分離装置は、含塵空気から塵埃を分離して蓄積する。
特開2014−100572号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいて、塵埃は、高速で旋回しながら蓄積される。このため、使用者は、塵埃の蓄積量を正確に把握することができない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされた。この発明の目的は、蓄積された塵埃の視認性を高めることができる電気掃除機を提供することである。
この発明に係る電気掃除機は、中空状のパイプと、前記パイプの中心軸に沿った中心軸と底部と前記旋回室の周囲を覆う側壁とを有し、前記パイプに接続され、前記パイプから流入した含塵空気を旋回させ、前記含塵空気から塵埃を分離する旋回室と、前記旋回室の中心軸よりも前記パイプに近づいた中心軸を有し、前記旋回室を包囲し、前記旋回室により分離された塵埃を蓄積する集塵室と、筒状を呈し、上端が前記旋回室に接し、下端が前記底部に接する隔壁部と、を備え、前記側壁と前記底部とが閉じて構成される
この発明によれば、集塵室の中心軸は、旋回室の中心軸よりもパイプに近づいている。この場合、塵埃は、集塵室においてパイプとは反対側から蓄積される。このため、蓄積された塵埃の視認性を高めることができる。
この発明の実施の形態1における電気掃除機の斜視図である。 この発明の実施の形態1における電気掃除機の縦断面図である。 この発明の実施の形態1における電気掃除機の使用方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニットが収容ユニットから取り外された状態の斜視図である。 この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニットが収容ユニットから取り外された状態の背面図である。 図5のA−A線における断面図である。 この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニットの分解斜視図である。 この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニットの斜視図である。 この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニットの正面図である。 図9のB−B線における断面図である。 図10のC−C線における断面図である。 図10のD−D線における断面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化又は省略化される。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の斜視図である。図2はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の縦断面図である。
図1と図2とに示すように、電気掃除機1の要部は、吸込口体2と吸引パイプ3と接続パイプ4と掃除機本体5とで構成される。
吸込口体2は、開口部を備える。当該開口部は、吸込口体2の下面に設けられる。当該開口部は、下方を向いて開口する。吸込口体2は、接続部を備える。当該接続部は、吸込口体2の上面において長手方向の中央に設けられる。吸引パイプ3は、中空状に形成される。例えば、吸引パイプ3は、円筒状の真直ぐな部材で形成される。吸引パイプ3の一端部は、吸込口体2の接続部に接続される。接続パイプ4は、中空状に形成される。例えば、接続パイプ4は、円筒状の真直ぐな吸気風路形成部6を備える。吸気風路形成部6は、吸気風路7を形成する。接続パイプ4の一端部は、吸引パイプ3の他端部に接続される。接続パイプ4の他端部側には、接続口8が設けられる。吸込口体2の内部と吸引パイプ3の内部と接続パイプ4の内部とは、一続きに形成される。
掃除機本体5は、接続パイプ4の他端部に接続される。掃除機本体5は、取っ手9と操作スイッチ10とパイプ接続口11と収容ユニット12と集塵ユニット13とを備える。
取っ手9は、接続パイプ4と掃除機本体5との接続部の側において吸引パイプ3の中心軸および接続パイプ4の中心軸の延長線上に設けられる。取っ手9は、操作スイッチ10を備える。パイプ接続口11は、掃除機本体5の一端部に形成される。パイプ接続口11は、接続口8に接続される。
収容ユニット12は、全体として円筒状を呈する。収容ユニット12は、取っ手9の一側に隣接する。収容ユニット12は、集塵ユニット13以外の各種機器を収容する。収容ユニット12は、収容体14と排気風路形成部15とを備える。例えば、収容体14は、成型品からなる。収容体14は、排気風路16の一部を形成する。収容体14は、排気風路16の内部において電動送風機17を収容する。排気風路形成部15は、収容体14の上方に設けられる。排気風路形成部15は、排気風路16の一部を形成する。
集塵ユニット13は、全体として円筒状を呈する。集塵ユニット13は、接続パイプ4の一側に隣接する。集塵ユニット13は、収容ユニット12の下部に着脱自在に設けられる。
電気掃除機1において、操作スイッチ10が操作されると、掃除機本体5は、操作スイッチ10の操作状態に応じた運転を行う。この際、電動送風機17が通電による駆動で吸引動作を開始すると、吸引風が電気掃除機1に形成された各風路において発生する。
当該吸引風により、床面上の塵埃は、空気とともに吸込口体2に吸い込まれる。その後、含塵空気は、吸込口体2の内部と吸引パイプ3の内部と接続パイプ4の内部とを通過して掃除機本体5に送られる。このように、吸込口体2と吸引パイプ3と接続パイプ4とは、外部から掃除機本体5の内部に含塵空気を流入させる外部風路を形成する。例えば、含塵空気の経路aの一部は、図2において実線の矢印で表される。
含塵空気は、吸気風路7と接続口8とパイプ接続口11とを通過して集塵ユニット13に送られる。集塵ユニット13は、サイクロン分離機能を発揮する。その結果、集塵ユニット13の内部において、当該含塵空気は旋回する。塵埃は、遠心力により当該含塵空気から分離する。分離された塵埃は、集塵ユニット13に一時的に溜められる。
集塵ユニット13は、塵埃が取り除かれた清浄空気を排出する。当該清浄空気は、排気風路16の内部において電動送風機17を通過する。当該清浄空気は、排気風路16を進み、排気口(図示せず)から掃除機本体5の外部に排出される。
次に、図3を用いて、電気掃除機1の使用方法を説明する。
図3はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の使用方法を説明するための図である。
使用者が取っ手9を持って掃除をする際、吸引パイプ3と接続パイプ4とは、掃除機本体5の側に傾く。その結果、掃除機本体5は、床面に近づく。使用者は、吸込口体2を見ながら掃除を行う。この際、使用者の目線は、吸引パイプ3と接続パイプ4とに沿って動く。
次に、図4から図6を用いて、集塵ユニット13が収容ユニット12から取り外された状態を説明する。
図4はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニットが収容ユニットから取り外された状態の斜視図である。図5はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニットが収容ユニットから取り外された状態の背面図である。図6は図5のA−A線における断面図である。
図4から図6に示すように、接続口18は、収容体14の下面に形成される。接続口18は、排気風路16に通じる。集塵ユニット13(図4から図6においては図示せず)が収容ユニット12から取り外されると、接続口18は、下方に露出する。
次に、図7から図9を用いて、集塵ユニット13の概要を説明する。
図7はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニットの分解斜視図である。図8はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニットの斜視図である。図9はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニットの正面図である。
図7から図9においては、矢印方向が下方である。集塵ユニット13は、流入部ケース19と排出孔部ケース20と集塵部ケース21とフィルタ部22とで構成される。例えば、流入部ケース19と排出孔部ケース20と集塵部ケース21とフィルタ部22とは、成型品からなる。例えば、集塵部ケース21は、内部を視認し得る透明度の高い樹脂材料で形成される。
図7に示すように、流入部ケース19と排出孔部ケース20と集塵部ケース21とフィルタ部22とは、予め設定された操作により分解される。例えば、流入部ケース19と排出孔部ケース20と集塵部ケース21とフィルタ部22とは、図示しないロック機構に対する操作により分解される。
図8と図9とに示すように、流入部ケース19と排出孔部ケース20と集塵部ケース21とフィルタ部22とは、予め設定された操作により組み立てられる。例えば、流入部ケース19と排出孔部ケース20と集塵部ケース21とフィルタ部22とは、図示しないロック機構に対する操作により組み立てられる。この際、排出孔部ケース20は、集塵ユニット13の外部に露出しない。集塵ユニット13は、図8と図9とに示す状態から集塵部ケース21のみを取り外し得る。
次に、図10を用いて、集塵ユニット13の詳細を説明する。
図10は図9のB−B線における断面図である。
図10においては、矢印方向が下方である。流入部ケース19は、円筒部23と円錐部24と隔壁部25と流入管26と接続部27と0次開口28とを備える。
円筒部23は、中空の円筒状を呈する。円筒部23の中心軸は、上下方向を向く。円錐部24の上端部は、円筒部23の下端部に接続される。円錐部24は、円筒部23の下端部から下方に延びる。円錐部24は、中空の円錐状を呈する。円錐部24の径は、下方に向かうにつれて小さくなる。円錐部24の中心軸は、円筒部23の中心軸と一致する。円筒部23の内部空間と円錐部24の内部空間とは一続きになる。当該空間は、旋回室29となる。旋回室29の側壁の上部は、中心軸方向の全域において円状となる。旋回室29の側壁の下部は、中心軸方向の全域において円錐状となる。円錐部24の先端部は、切り取られる。円錐部24の下端部は、一次開口30となる。一次開口30は、円錐部24の中心軸の方向において下方を向いて開口する。
隔壁部25は、中空の円筒状を呈する。隔壁部25の径は、円筒部23の径よりも小さい。円錐部24が隔壁部25の内部空間に上方から挿入されると、隔壁部25の上端部は、円錐部24の外周面または外周面に設けられた部材に下方から接触する。隔壁部25の内部空間において、円錐部24を除く部分は、一次集塵室31となる。一次集塵室31は、円錐部24の下方の周囲を包囲する。一次集塵室31は、一次開口30を介して円錐部24に通じる。
流入管26は、円筒部23の上部に接続される。流入管26は、一直線状を呈する部材からなる。例えば、流入管26は、四角筒状を呈する。流入管26の内部空間は、流入風路32を形成する。流入管26の一端は、ユニット流入口33となる。ユニット流入口33は、集塵ユニット13の外側を向いて開口する。流入管26の他端は、主流入口34となる。主流入口34は、円筒部23の内部の側を向いて開口する。例えば、主流入口34は、円筒部23の上部に形成される。流入管26の中心軸は、円筒部23の中心軸に対して直交する。流入管26の側壁の一方は、円筒部23の接線方向に配置される。
接続部27は、円筒部23から外側に突き出す。接続部27は、全体として環状を呈する。例えば、接続部27は、高さ方向において円筒部23の中間に配置される。
0次開口28は、旋回室29の側壁に設けられる。0次開口28は、主流入口34よりも低い位置に形成される。0次開口28は、一次開口30よりも高い位置に形成される。0次開口28は、円筒部23の下端部から円錐部24の上端部にかけて形成される。例えば、0次開口28は、接続部27よりも僅かに低い位置に形成される。0次開口28は、集塵ユニット13が収容ユニット12(図10においては図示せず)に適切に取り付けられた際に円筒部23の側壁において吸引パイプ3(図10においては図示せず)と接続パイプ4(図10においては図示せず)の側となる位置に形成される。0次開口28は、横長に形成される。0次開口28において、旋回室29の中心軸方向から見た際の旋回室29の側壁に沿った方向の長さは、旋回室29の中心軸方向の長さよりも長い。
排出孔部ケース20は、円筒部23の上端部に上方から載せられる。排出孔部ケース20は、円筒部23の上端部に密着する。排出孔部ケース20は、底部35と側壁部36と排出部37とを備える。
排出孔部ケース20が流入部ケース19に対して適切に取り付けられると、底部35は、円筒部23の上方を塞ぐ。この際、底部35は、旋回室29の上壁となる。側壁部36は、底部35から直立する。
排出部37は、底部35の中心部に設けられる。排出部37は、底部35を貫通する。排出部37は、底部35から下方に突き出す。排出孔部ケース20が流入部ケース19に適切に取り付けられると、排出部37は、底部35から旋回室29の内部に突き出す。排出部37の中心軸は、円筒部23の中心軸と一致する。例えば、排出部37の下端は、0次開口28の一部(上部)と同じ高さに配置されてもよい。排出部37の内部空間は、流出風路38の前半部となる。
排出部37は、円筒部分と円錐部分と備える。円筒部分は、高さ方向において予め設定された中間位置よりも上方に設けられる。円筒部分は、円筒状を呈する。円錐部分は、高さ方向において予め設定された中間位置よりも下方に設けられる。円錐部分は、中空の円錐状を呈する。円錐部分の径は、下方に向かうにつれて小さくなる。
排出部37は、多数の微細孔を備える。微細孔は、排出口39となる。排出口39の一部は、0次開口28の下端よりも上方に設けられる。排出口39の一部は、主流入口34と同じ高さにも設けられる。排出口39は、主流入口34と対向する位置に設けられない。
集塵部ケース21の中心軸方向の長さは、集塵部ケース21の直径よりも長い。集塵部ケース21は、底部40と外壁部41とを備える。
底部40は、板状を呈する。底部40は、全体として円形を呈する。外壁部41は、底部40の縁部から直立する。外壁部41は、全体として円筒形を呈する。外壁部41の外形は、円筒部23の外形よりも大きい。外壁部41は、隔壁部25の外側に配置される。底部40と外壁部41とは、下方が閉じた円筒状の部材で形成される。集塵部ケース21の内部空間は、隔壁部25により2つの領域に区切られる。
外壁部41の上端部は、接続部27の縁部に下方から接触する。外壁部41は、隔壁部25と円筒部23と円錐部24の各一部との間で一続きの空間を形成する。当該空間は、円筒状を呈する。当該空間は、0次集塵室42となる。0次集塵室42の上方は、接続部27により塞がれる。0次集塵室42の下方は、底部40により塞がれる。例えば、0次集塵室42の最上部は、0次開口28の近傍に配置される。0次集塵室42は、0次開口28から下方に延びる。0次集塵室42は、旋回室29の大部分である円筒部23の下部と円錐部24の周囲を包囲する。0次集塵室42は、一次集塵室31の周囲も包囲する。0次集塵室42の内部空間は、集塵ユニット13の内部において旋回室29と一次集塵室31と排出部37との内部空間とほぼ同心状に配置される。
0次集塵室42の中心軸は、集塵ユニット13が収容ユニット12に適切に取り付けられた際に旋回室29の中心軸よりも吸引パイプ3と接続パイプ4とに近づく位置に設定される。その結果、0次集塵室42の広大部43は、旋回室29の外壁と0次集塵室42の内壁との間において、吸引パイプ3と接続パイプ4との側に形成される。0次集塵室42の狭隘部44は、旋回室29の外壁と0次集塵室42の内壁との間において、吸引パイプ3と接続パイプ4とは反対側に形成される。
フィルタ部22は、集塵ユニット13の最上部に配置される。フィルタ部22の下部は、排出孔部ケース20の上部と密着する。フィルタ部22の上面は、ユニット流出口45となる。
集塵ユニット13が収容ユニット12に適切に取り付けられると、旋回室29等の中心軸は、収容体14の中心軸と一致する。ユニット流入口33は、接続口8(図10においては図示せず)に接続される。ユニット流出口45は、接続口18(図10においては図示せず)に接続される。
集塵ユニット13において、含塵空気は、ユニット流入口33から流入する。当該含塵空気は、流入管26の内部空間を流入管26の軸方向に直進する。当該含塵空気は、主流入口34に達する。当該含塵空気は、主流入口34を通過する。当該含塵空気は、円筒部23の内部に流入する。当該含塵空気は、円筒部23の内周面に沿うように円筒部23の内周面の接線方向から流入する。
当該含塵空気は、円筒部23の内周面に沿って予め設定された方向に旋回する旋回気流となる。当該旋回気流は、強制渦領域と自由渦領域とを形成する。強制渦領域は、当該旋回気流の軸線近傍に形成される。自由渦領域は、強制渦領域の外側に形成される。当該旋回気流は、経路構造と重力とにより下向きに流れる。
当該旋回気流において、繊維塵埃、毛髪等の比較的嵩の大きな塵埃αは、遠心力により円筒部23の内周面に押し付けられながら下方に進む。当該塵埃αは、0次開口28の高さに達した際に当該旋回気流から分離される。当該塵埃αは、0次開口28を通過する。当該塵埃αは、0次集塵室42に送られる。旋回室29の内部において、空気の一部は遠心力により0次集塵室42に流入する。
当該旋回気流において、砂塵埃、細かな繊維塵埃等の比較的嵩の小さな塵埃βは、0次開口28から0次集塵室42に進入しない。当該塵埃βは、遠心力により円錐部24の内周面に押し付けられながら下方に進む。当該塵埃βは、一次開口30を通過する。当該塵埃βは、一次集塵室31に落下することにより捕捉される。
旋回気流は、旋回室29の最下部に達する。当該旋回気流は、進行方向を上向きに変えて上昇気流となる。当該上昇気流は、旋回室29の軸線に沿って上昇する。当該上昇気流は、塵埃αおよび塵埃βを含まない清浄空気となる。当該清浄空気は、排出部37を通過する。当該清浄空気は、流出風路38を通過する。当該清浄空気は、流出風路38の内部空間を通過する。当該清浄空気は、ユニット流出口45に達する。当該清浄空気は、ユニット流出口45から接続口18に送られる。
次に、図11と図12とを用いて、塵埃αの溜まり方を説明する。
図11は図10のC−C線における断面図である。図12は図10のD−D線における断面図である。
図11に示すように、含塵空気の経路bは、実線の矢印で示される。経路bは、上方から見た際に右回りとなる。
図12において、狭隘部44の中央は、旋回室29の側壁と0次集塵室42との隙間が最も狭くなる箇所として定義される。旋回室29の中心軸に対して狭隘部44の中央を0°とすると、−90°から90°の範囲において、凹みおよび窪みのない箇所での狭隘部44の幅は、w(mm)に設定される。wは、旋回室29に流入する風量をQm/minとした場合にwをQで除した値が5以上25以下となるように設定される。
塵埃αは、0次開口28の高さに達すると旋回気流から分離される。この際、塵埃αは、0次開口28を通過して0次集塵室42に送られる。その後、塵埃αは、旋回室29の内部における空気の旋回方向と同じ方向に移動しながら0次集塵室42の内部を落下する。この際、塵埃αは、0次集塵室42の狭隘部44の最下部から旋回室29の内部における空気の旋回方向とは反対方向に蓄積することにより捕捉される。
以上で説明した実施の形態1によれば、電動送風機17が吸引動作を行うと、塵埃αは0次集塵室42に集積される。塵埃βは、一次集塵室31に集積される。このため、小型の集塵ユニット13でも塵埃の分離効率を向上させることができる。さらに、集塵ユニット13から集塵部ケース21を取り外すことにより、塵埃αと塵埃βとを簡単に捨てることができる。
また、流入管26は、旋回室29の中心軸に対し、狭隘部44から離れた位置に設けられる。このため、流入管26を長くすることができる。この場合、含塵空気は、旋回室29に円滑に流入する。その結果、塵埃の分離効率をさらに向上させることができる。
また、一次集塵室31は、隔壁部25で覆われた円錐部24の側壁の外側の空間まで延びる。このため、一次集塵室31の上方の空間を塵埃の捕捉に使用できる。その結果、集塵ユニット13の高さを抑えつつ、集塵容積を確保することができる。
また、大きな塵埃は、0次開口28を介して0次集塵室42に捕捉される。このため、大きな塵埃を捕捉するための別の分離装置を備える必要がない。その結果、集塵ユニット13を小さくすることができる。集塵ユニット13の小型化に伴い、掃除機本体5を小さくすることができる。掃除機本体5の小型化に伴い、電気掃除機1を小さくすることができる。
また、0次集塵室42の中心軸は、旋回室29の中心軸よりも吸引パイプ3と接続パイプ4とに近づいている。その結果、狭隘部44は、吸引パイプ3および接続パイプ4とは反対側に形成される。この際、塵埃αは、狭隘部44から蓄積される。使用者は、吸込口体2を見ながら掃除を行う。この際、使用者の目線は、吸引パイプ3と接続パイプ4とに沿って動く。このため、吸込口体2からの目線を大きく移動することなく、塵埃αの視認性を高めることができる。
また、吸引パイプ3と接続パイプ4とが掃除機本体5の側に傾いた床面清掃状態で使用者が掃除をすると、掃除機本体5は、床面に近づく。この際、狭隘部44は、掃除機本体5の下側に配置される。このため、塵埃αは、重力により、吸引パイプ3と接続パイプ4とは反対側の0次集塵室42内に溜まる。その結果、塵埃αの視認性をさらに高めることができる。
また、0次開口28は、旋回室29の側壁において吸引パイプ3と接続パイプ4との側に設けられる。このため、0次開口28からの流路を妨げるまでの耐久容量を増加させることができる。その結果、集塵容積を有効利用できる。さらに、0次開口28の付近は、広大部43となっている。このため、塵埃αの舞い上がりが生じた場合でも、塵埃αは、0次開口28に付着しにくい。その結果、塵埃αの分離効率をさらに高めることができる。
また、0次開口28は、旋回室29の中心軸方向から見た際の旋回室29の側壁に沿った方向の長さが旋回室29の中心軸の方向の長さよりも長くなるように形成される。このため、0次集塵室42の底部40から0次開口28までの距離を長くすることができる。その結果、塵埃αが0次集塵室42の底部40から0次開口28に近づくまでの耐久容量を増加することができる。その結果、集塵容積を有効利用できる。また、塵埃αの再飛散を抑制することができる。
また、0次集塵室42は、狭隘部44の隙間をwmmとし、旋回室29に流入する風量をQm/minとした場合に、wをQで除した値が5以上25以下となるように設定される。このため、狭隘部44で塵埃αを確実に捕捉することができる。例えば、wをQで除した値が5未満の場合は、狭隘部44は、風量Qに対して狭い。この場合、気流が狭隘部44において反転する。その結果、塵埃αは、舞い上がる。wをQで除した値が25より大きい場合は、狭隘部44は、風量Qに対して広い。その結果、塵埃αは、捕捉されずに0次集塵室42の内部で旋回を続ける。
なお、旋回室29の内部の旋回力が低下すると、塵埃の分離性能は悪化する。例えば、ユニット流入口33から主流入口34までの距離が短い場合、気流は、接続パイプ4の曲げ部により乱れる。当該気流は、整いきれずに速度を低下させた状態で旋回室29に流入する。この場合、主流入口34から旋回室29に流入する気流の速度を速くすることにより、予め設定された旋回力を確保する必要がある。このため、電動送風機17が大きくなる。電動送風機17の大型化に伴い、掃除機本体5が大きくなる。掃除機本体5の大型化に伴い、電気掃除機1が大きくなる。本実施の形態の集塵ユニット13は、当該観点からも装置の小型化に貢献する。
また、0次集塵室42の形状と流入管26の配置と0次開口28の配置と広大部43の配置と狭隘部44の配置とは、実施の形態1に記載のものに限定されない。これらの最適値は、旋回室29の内部における気流の旋回速度、集塵ユニット13の大きさ、電動送風機17の出力風量等により変わる。
また、集塵ユニット13の配置は、実施の形態1に記載された配置に限定されない。この場合も、狭隘部44で塵埃αを捕捉することができる。その結果、塵埃αの視認性をある程度高めることができる。
1 電気掃除機、 2 吸込口体、 3 吸引パイプ、 4 接続パイプ、 5 掃除機本体、 6 吸気風路形成部、 7 吸気風路、 8 接続口、 9 取っ手、 10 操作スイッチ、 11 パイプ接続口、 12 収容ユニット、 13 集塵ユニット、 14 収容体、 15 排気風路形成部、 16 排気風路、 17 電動送風機、 18 接続口、 19 流入部ケース、 20 排出孔部ケース、 21 集塵部ケース、 22 フィルタ部、 23 円筒部、 24 円錐部、 25 隔壁部、 26 流入管、 27 接続部、 28 0次開口、 29 旋回室、 30 一次開口、 31 一次集塵室、 32 流入風路、 33 ユニット流入口、 34 主流入口、 35 底部、 36 側壁部、 37 排出部、 38 流出風路、 39 排出口、 40 底部、 41 外壁部、 42 0次集塵室、 43 広大部、 44 狭隘部

Claims (4)

  1. 中空状のパイプと、
    前記パイプの中心軸に沿った中心軸を有し、前記パイプに接続され、前記パイプから流入した含塵空気を旋回させ、前記含塵空気から塵埃を分離する旋回室と、
    前記旋回室の中心軸よりも前記パイプに近づいた中心軸と底部と前記旋回室の周囲を覆う側壁とを有し、前記旋回室を包囲し、前記旋回室により分離された塵埃を蓄積する集塵室と、
    筒状を呈し、上端が前記旋回室に接し、下端が前記底部に接する隔壁部と、
    を備え
    前記側壁と前記底部とが閉じて構成される電気掃除機。
  2. 床面清掃状態において、前記集塵室は、前記パイプの下方に配置されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記旋回室は、前記パイプの側において前記集塵室に通じる開口を有した側壁を有した請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記開口は、前記旋回室の中心軸方向から見た際の前記旋回室の側壁に沿った方向の長さが前記旋回室の中心軸方向の長さよりも長くなるように形成された請求項3に記載の電気掃除機。
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