JP6123255B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機等の画像形成装置は、給紙搬送手段により用紙トレイ等から給紙搬送される用紙の表面に画像を印刷し、画像を印刷した用紙を機外に排出する。この様な画像形成装置では、用紙の搬送経路に設けられている複数の用紙検知センサの出力に基づいて搬送される用紙の位置を監視し、搬送手段の動作を制御するのが一般的である。
例えば、電子写真方式の画像形成装置で印刷を行う場合には、転写手段の上流に設けられているレジストローラで用紙を一旦停止させた後に、転写タイミングに合わせて用紙を転写手段に搬送させる様に搬送手段が制御される。また、複数用紙への連続印刷においてレジストローラで用紙を一旦停止させる場合には、後続の用紙も搬送経路において停止する様に搬送手段が制御される。
ここで、上記した様な用紙停止時に、用紙の搬送方向の先端部又は後端部が用紙検知センサの検知位置で停止すると、用紙端部のカールや装置の振動等の影響を受けて用紙検知センサの出力が不安定化し、用紙の有無を誤検知して搬送異常を引き起こす場合がある。
そこで、この様な画像形成装置において用紙検知センサの誤検知を防ぐために、用紙搬送経路中に配した用紙検知センサでの次用紙検知開始タイミングを、当該用紙検知センサで検知可能となる時間に対応した距離に設定する用紙搬送装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る用紙搬送装置によれば、次用紙検知開始タイミングを次に搬送される用紙の先端に近づけることで誤検知の影響を低減することが可能である。
しかしながら、用紙検知開始タイミングが早いため、次用紙の搬送遅れが僅かにでも生じると、用紙検知センサが所定のタイミングで用紙を検知できず、用紙未通過であると誤検知する場合がある。また、単位時間当たりの印刷枚数を増やすために、用紙間隔を狭くして搬送を行う場合には、次用紙検知開始タイミングを所定の距離に設定できなくなる可能性がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、搬送されるシートの通過を検知する検知手段による誤検知及び誤検知に起因する搬送異常を防止することが可能なシート搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様のシート搬送装置によれば、シートを搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記シートの搬送方向の端部を検知する第1検知手段と、前記搬送経路において前記第1検知手段の上流側に設けられ、前記搬送手段により搬送される前記シートの搬送方向の端部を検知する第2検知手段と、前記搬送手段による前記シートの搬送を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記搬送手段による前記シートの搬送を停止する際に、前記シートの搬送方向の長さLが以下の式を満足する場合には、前記第1検知手段が前記シートの搬送方向における先端部を検知してから前記搬送手段が前記シートを所定距離搬送した後に、搬送停止処理を開始する。
B+Ls≧L≧B+Ls−Lm
ここで、Bは前記搬送停止処理が開始されてから前記搬送手段が前記シートの搬送を停止するまでの距離、Lsは前記搬送経路における前記第1検知手段と前記第2検知手段との距離、Lmは予め設定されたマージンである。
本発明の実施形態によれば、搬送されるシートの通過を検知する検知手段による誤検知及び誤検知に起因する搬送異常を防止することが可能なシート搬送装置を提供できる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成を例示する図である。 実施形態に係る画像形成装置における用紙搬送装置の概略構成を例示する図である。 用紙搬送装置における用紙の搬送停止位置を説明する図である。 搬送経路を搬送される用紙の姿勢を例示する図である。 実施形態に係る用紙搬送装置における搬送ローラ対及び用紙検知センサのタイムチャートを例示する図である。 実施形態に係る用紙搬送装置における用紙搬送処理のフローチャートを例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<画像形成装置の構成>
図1は、実施形態に係る画像形成装置100の概略構成を例示する図である。
図1に示す様に、本実施形態に係る画像形成装置100は、無端ベルトである中間転写ベルトに沿って設けられている複数の画像形成ユニットを有し、用紙にカラー画像を印刷して出力する電子写真方式のタンデム型カラー画像形成装置である。
画像形成装置100は、中間転写ベルト10の走行方向に沿って配設された4個の画像形成ユニット1a,1b,1c,1dを有する。画像形成ユニット1aは、像担持体としての感光ドラム2a、ドラム帯電器3a、露光装置4a、現像器5a、転写器6a、クリーニング装置7a等を有する。画像形成ユニット1b〜1dは、画像形成ユニット1aと同様の構成を有する。各画像形成ユニット1は、例えば画像形成ユニット1aはイエロー、画像形成ユニット1bはマゼンタ、画像形成ユニット1cはシアン、画像形成ユニット1dはブラックの様に、異なる色のトナー像を形成する。
以下では、画像形成ユニット1aの動作について説明するが、他の画像形成ユニット1b〜1dの動作も同様である。
画像形成ユニット1aの感光ドラム2aは、不図示の印刷制御装置から画像形成動作の開始指示信号を受けると図中B方向に回転し、画像形成動作が終了するまで回転し続ける。感光ドラム2aが回転を開始すると、ドラム帯電器3aに高電圧が印加され、感光ドラム2aの表面が負の電荷に均一帯電される。
次に、ドットイメージに変換された文字、図形等の画像データが、露光装置4aのオン/オフ信号として印刷制御装置から画像形成装置100に送られると、露光装置4aが画像データに基づいて感光ドラム2aの表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。
露光装置4aから照射されたレーザ光により感光ドラム2a上に形成された静電潜像が現像器5aと対向する位置に到達すると、現像器5a内に収容されている負電荷に帯電したトナーが静電潜像に引き付けられて付着し、感光ドラム2a上にトナー像が形成される。
感光ドラム2a上に形成されたトナー像は、一次転写手段としての転写器6aに到達すると、転写器6aに印加された高電圧の作用によって、図中矢印A方向に回転する中間転写ベルト10上に転写される。感光ドラム2a上に中間転写ベルト10上に転写されずに残留する転写残トナーは、クリーニング装置7aにより除去され、感光ドラム2aは次の画像形成動作に備えられる。
画像形成ユニット1b〜1dにおいても同様に各色のトナー像が形成され、中間転写ベルト10上に重ねて転写されることで、フルカラートナー像が中間転写ベルト10上に形成される。
中間転写ベルト10上に形成されたフルカラートナー像が二次転写手段としての用紙転写器9に到達するタイミングに合わせて、用紙供給装置17から図中矢印C方向に用紙Pが搬送され、用紙Pの表面にフルカラートナー像が二次転写される。中間転写ベルト10上に残留する転写残トナーは、ベルト清掃機構12によって除去される。
フルカラートナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト18により定着装置11に搬送される。用紙Pは、定着装置11において加熱及び加圧されることで、用紙P上のフルカラートナー像が用紙Pに溶融定着される。
定着装置11を通過した用紙Pは、両面印刷を行う場合には、定着装置11を通過した後に機内を反転搬送されて搬送ローラ対14gに到達し、裏面印刷のために再び用紙転写器9に向けて搬送される。片面印刷又は両面印刷が行われた用紙Pは、定着装置11を通過した後に図中矢印E方向に搬送され、画像形成装置100から排出される。
用紙供給装置17は、用紙積載部19a,19bと、呼び出しローラ対、給紙ローラ対、分離ローラ対、グリップローラ対を含む給紙部20a,20bを有する。用紙供給装置17には、様々なサイズ、厚さ及び種類等の用紙を収納して給紙搬送することができる。
給紙部20aは、不図示の印刷制御装置から給紙開始指示信号を受けると、呼び出しローラ対、給紙ローラ対、分離ローラ対及びグリップローラ対の回転を始める。用紙積載部19aの呼び出しローラ対は、用紙Pを繰り出して先の搬送経路にある給紙ローラ対と分離ローラ対に搬送する。呼び出しローラ対から繰り出された用紙Pは、給紙ローラ対により給紙されてグリップローラ対に搬送される。
分離ローラ対は、給紙ローラ対とは逆回転して呼び出しローラ対から繰り出された下側の用紙Pを用紙積載部19aに押し戻す。給紙ローラ対にて給紙された用紙Pは、グリップローラ対にて下流側に設けられている搬送ローラ対14a,14bに搬送される。
搬送ローラ対14a,14bは、用紙Pを搬送経路の下流側に位置する搬送ローラ対14cに搬送する。搬送ローラ対14cは、搬送経路の下流側に用紙Pがある場合や、裏面印刷のために搬送ローラ対14gに到達し、用紙停止ポイント16bにて停止している用紙Pがある場合には、用紙停止ポイント16aで一旦用紙を搬送停止して待機する。
給紙部20bは、不図示の印刷制御装置から給紙開始指示信号を受けると、用紙Pを用紙積載部19bから給紙して搬送ローラ対14cに搬送する。搬送ローラ対14cは、給紙部20aから搬送される用紙Pと同様、必要に応じて用紙停止ポイント16aで用紙搬送を停止して待機する。
搬送ローラ対14cは、所定の搬送タイミングにて搬送ローラ対14dに用紙Pを搬送する。搬送ローラ対14dは、図中矢印C方向に用紙Pを搬送し、先行して搬送されている用紙Pが用紙停止ポイント16dで停止している場合には、用紙停止ポイント16cで用紙Pの搬送を停止して待機する。
搬送ローラ対14dは、搬送再開指示信号を受けると、用紙停止ポイント16cで停止していた用紙Pの搬送を再開し、用紙Pを搬送ローラ対14eに搬送する。搬送ローラ対14eは、下流側の搬送ローラ対14fと共に用紙Pを搬送し、先に搬送されている用紙Pが用紙停止ポイント16eで停止している場合は、用紙停止ポイント16dで一旦用紙Pの搬送を停止して待機する。搬送ローラ対14fは、搬送再開指示信号を受けると、用紙Pの搬送を再開してレジスト入り口ローラ対22に用紙Pを搬送する。
タイミングローラ対15は、用紙Pを用紙停止ポイント16eのレジストローラ対13まで搬送して一旦停止する。レジストローラ対13は、中間転写ベルト10上に転写されたフルカラートナー像が用紙転写器9に到達するタイミングに合わせて、用紙Pを用紙転写器9に搬送する。転写タイミングローラ対23は、回転速度の加速タイミングを調整することで用紙Pの搬送タイミングを調整し、中間転写ベルト10上のフルカラートナー像の用紙転写位置の微調整を行う。
画像形成装置100では、上記した様に、搬送ローラ対14a〜14f、レジストローラ対13、転写タイミングローラ対23等が、搬送経路における他の用紙Pの搬送状態あるいは用紙Pへの転写タイミング等に合わせて、用紙停止ポイント16a〜16eに用紙Pの搬送方向の先端部が停止する様に制御される。
また、画像形成装置100は、各部の温度及び湿度を検知する温湿度センサ21a,21b,21cを有し、温湿度を監視することが可能になっている。
なお、本実施形態に係る画像形成装置100は、電子写真方式によるタンデム型のカラー画像形成装置であるが、モノクロ画像形成装置や、インクジェット方式等の他の画像形成方式を採用した画像形成装置であっても良く、本実施の形態に限るものではない。
<用紙搬送装置の構成>
次に、画像形成装置100において用紙Pを搬送する用紙搬送装置200の概略構成について説明する。
図2は、実施形態に係る画像形成装置100における用紙搬送装置200の概略構成を例示する図である。
図2に示す様に、用紙搬送装置200は、搬送ローラ対14d〜14f、用紙検知センサ24a〜24e、用紙ガイド31a,31b、駆動手段50、制御手段51等を有する。
搬送ローラ対14d〜14fは、それぞれ回転駆動する駆動ローラと、駆動ローラとの間で用紙Pを挟持して従動回転する従動ローラとを有し、搬送経路に沿って用紙Pを搬送する。
用紙検知センサ24a〜24eは、搬送ローラ対14d〜14f等により搬送される用紙Pの搬送方向の端部が通過することを検知する検知手段であり、例えば光学式のセンサである。
用紙ガイド31a,31bは、搬送ローラ対14d〜14f等により搬送される用紙Pを両面からガイドするガイド手段であり、用紙Pの一方の面をガイドする用紙ガイド31aと、用紙Pの他方の面をガイドする用紙ガイド31bとを有する。なお、用紙ガイド31aと用紙ガイド31bとの間隔Lpassは、搬送経路においてほぼ一定に設けられている。
駆動手段50は、制御手段51により制御され、搬送ローラ対14fの駆動ローラを回転駆動させることで、搬送ローラ対14fに用紙Pを搬送させる。
制御手段51は、用紙検知センサ24cによる用紙Pの検知結果や、先行する用紙Pの搬送状態等に応じて駆動手段50の動作を制御することで、搬送ローラ対14fによる用紙Pの搬送を制御する。制御手段51は、例えばCPU、ROM、メインメモリ等を含み、制御手段51の各種機能は、ROM等に記録された制御プログラムがメインメモリに読み出されてCPUにより実行されることによって実現される。ただし、制御手段51の一部又は全部は、ハードウェアのみにより実現されてもよい。また、制御手段51は、物理的に複数の装置により構成されてもよい。
なお、搬送ローラ14d,14e、レジストローラ対13、タイミングローラ対15、レジスト入り口ローラ対22は、それぞれ制御手段51又は不図示の制御手段によって制御される不図示の駆動手段に接続し、用紙Pの搬送タイミング等が制御された状態で回転駆動する。
<用紙搬送停止位置について>
図3は、用紙搬送装置200における用紙Pの搬送停止位置を説明する図である。なお、以下では、搬送ローラ対14fによる搬送停止位置について説明するが、他の搬送ローラ対等においても同様である。
図3(a)に示す様に、用紙搬送装置200は、搬送ローラ対14fの上流側に搬送ローラ対14e、用紙検知センサ24b、搬送ローラ対14fの下流側に用紙検知センサ24cを有する。
ここで、用紙Pの搬送方向の長さをL、搬送経路における用紙検知センサ24bと用紙検知センサ24cとの間のセンサ間距離をLs、制御手段51が搬送停止処理を開始してから用紙搬送を停止するまでの用紙搬送距離をBとする。また、制御手段51は、用紙検知センサ24cによる検知結果に基づいて用紙Pの搬送位置を監視し、用紙Pの搬送方向の先端部が所定の位置に到達した時に搬送停止処理を開始する。
図3(a)に示す様に、例えば制御手段51が、用紙検知センサ24cによる用紙Pの先端部の検知と同時に用紙Pの搬送停止処理を行う場合(用紙検知センサ24cの検知位置と用紙到達ポイントR1が同じ位置の場合)を考える。この場合において、用紙Pの搬送方向の長さLが下式(1)を満たす場合には、用紙Pの搬送停止時に用紙Pの搬送方向の後端部が上流側の用紙検知センサ24bの検知位置で停止することとなる。
L=B+Ls ・・・(1)
図3(a)に示す状態で用紙Pの搬送が停止されると、用紙Pの後端部のカールや装置の振動等の影響を受けて、用紙検知センサ24bの出力が不安定化し、用紙Pの有無を誤検知して搬送異常を引き起こす可能性がある。
そこで、用紙Pの搬送方向の長さLが上式(1)を満たす場合には、図3(b)に示す様に、用紙Pが用紙到達ポイントR2に到達した時に、制御手段51が搬送停止処理を開始する様に設定する。用紙Pが用紙到達ポイントR2に到達するタイミングは、用紙検知センサ24cによる用紙Pの先端部検知後の経過時間と、搬送ローラ対14fによる用紙Pの搬送速度から求めることができる。
この様な設定により、用紙Pが用紙到達ポイントR2に到達した時に制御手段51が搬送停止処理を開始することで、図3(b)に示す様に、用紙Pの後端部が用紙検知センサ24bの検知位置で停止することがなくなる。したがって、用紙検知センサ24bによる用紙Pの誤検知及び誤検知に起因する搬送異常を防止することができる。
ここで、図4に例示する様に、用紙Pが用紙ガイド31a,31bの間で撓んだ状態で搬送される場合(図4(a))や、両面印刷の場合等において用紙Pがカールした状態で搬送される場合(図4(b))がある。そこで、図3(b)に示す例において、例えば用紙Pの搬送方向の長さLが、以下の式(2)を満足する場合には、制御手段51は用紙到達ポイントR2を選択して用紙搬送を停止する様に制御することが好ましい。
B+Ls≧L≧B+Ls−Lm1 ・・・(2)
ここで、Lm1は伸縮や搬送遅れ等を考慮して設定されるマージンであり、例えば用紙Pの搬送方向の長さLの5%から10%の間の値に設定される。また、用紙Pの搬送方向の長さLは、図4に示す様に撓んだ状態やカールした状態等の搬送状態に関わらず、搬送方向における用紙Pの長さである。
用紙Pの搬送方向の長さLが上式(2)を満たす場合には、例えば図3(b)に例示する構成において用紙Pの搬送を停止する際に、制御手段51が用紙到達ポイントR2を選択して搬送停止処理を行う。用紙Pの先端が用紙到達ポイントR2に到達した時点で搬送停止処理を行うことで、用紙Pの後端部が用紙検知センサ24bの検知位置停止することがない。したがって、用紙検知センサ24bによる用紙Pの誤検知、誤検知に起因する搬送異常等を確実に防止することが可能となる。
この様に、用紙搬送装置200の各搬送ローラ対等において用紙到達ポイントRを複数設け、制御手段51が、用紙搬送停止時に用紙Pの搬送方向の長さに応じて用紙到達ポイントRを適宜選択して搬送停止処理を行うことで、用紙検知センサによる用紙誤検知等を防止することができる。なお、用紙到達ポイントRを3つ以上設け、用紙搬送停止時に用紙Pの搬送方向の長さLに応じて適宜選択する様に設定しても良い。
また、用紙Pの搬送経路における用紙到達ポイントR1と用紙到達ポイントR2との間の距離Aは、用紙Pの用紙ガイド31a,31bの間における弛み等を考慮して、用紙ガイド31aと用紙ガイド31bとの間隔Lpass以上(式(3))であることが好ましい。
A≧Lpass ・・・(3)
また、距離Aは、用紙ガイド間の間隔Lpassに、押し込み量Lpt及び用紙伸縮や搬送遅れ等を考慮したマージンLm2を加えた値以上であることが好ましい(式(4))。
A≧Lpass+Lpt+Lm2 ・・・(4)
ここで、押し込み量Lptは、用紙検知センサ24bの検知位置に用紙Pが停止しない様に、搬送ローラ対14fが用紙Pを搬送して押し込む距離である。
図5は、実施形態に係る用紙搬送装置200における搬送ローラ対14e,14f及び用紙検知センサ24b,24cのタイムチャートを例示する図である。
用紙搬送装置200において、搬送ローラ対14e,14fが用紙Pを搬送する場合には、まず時間T1にて駆動手段としての搬送ローラモータが励磁され、時間T2にて搬送ローラ対14e,14fが回転を開始した後、時間T3にて一定の回転速度に達する。
用紙Pの先端部が搬送ローラ対14eを通過した後、時間T4にて用紙検知センサ24bが用紙Pを検知する。用紙Pは、搬送ローラ対14eに搬送された後、搬送ローラ対14fにより搬送され、時間T5にて先端部が用紙検知センサ24cにより検知される。
ここで、用紙Pの搬送を停止する場合において、用紙Pの搬送方向の長さが例えば上記式(2)を満たす場合には、用紙検知センサ24cが用紙Pの先端部を検知してから、用紙Pが距離A搬送された時に制御手段51が搬送停止処理を実行する。制御手段51により搬送停止処理が実行されると、時間T6にて搬送ローラモータが停止し、搬送ローラ対14e,14fによる用紙Pの搬送が停止する。
搬送停止時において、用紙Pの後端部が用紙検知センサ24bの検知位置に停止することがなく、用紙Pの搬送再開時等において用紙検知センサ24bによる用紙Pの誤検知を防止できる。
<用紙搬送処理>
図6に、用紙搬送装置200における用紙搬送処理のフローチャートを例示する。
まずステップS1にて、制御手段51が用紙搬送装置200において搬送されている用紙Pの有無を判断し、用紙Pの搬送中である場合には、ステップS2にて搬送中のイベントを確認する。搬送中イベントは、用紙Pの停止位置等に合わせた各搬送ローラ対の動作に関する情報である。次にステップS3にて、搬送中イベントにおいて例えば搬送ローラ対14fで用紙Pを停止させるか否かについて確認する。
用紙Pを搬送ローラ対14fにて停止させる場合には、ステップS4にて、制御手段51が搬送中の用紙Pの搬送方向の長さLを含む用紙データを準備し、ステップS5にて、搬送中の用紙Pの搬送方向の長さLに応じて用紙到達ポイントRを選択する。ここで、例えば用紙Pの搬送方向の長さLが上記した式(2)を満たす場合には、用紙到達ポイントR2を選択し、式(2)を満たさない場合には用紙到達ポイントR1を選択する。また、用紙Pの搬送方向の長さLが上記した式(1)又は式(2)を満たす場合に、用紙到達ポイントR2を選択する様にしても良い。
なお、本実施形態では、制御手段51は搬送される用紙Pの予め設定されている大きさを取得するが、例えば搬送経路の上流側の用紙検知センサにおける用紙Pの先端部及び後端部の通過時間間隔に基づいて、用紙Pの搬送方向の長さを検出した結果を取得しても良い。実際に搬送されている用紙Pの搬送方向の長さに応じて搬送停止位置を制御することが可能になる。
ステップS6にて、制御手段51が用紙到達ポイントR1を選択していた場合には、次にステップS7にて、用紙検知センサ24cにより用紙Pの搬送方向の先端部が検知されるのを待機する。用紙検知センサ24cにより用紙Pの先端部が検知された時に、ステップS8にて、制御手段51が搬送停止処理を実行し、ステップS9にて、制御手段51は次の搬送中イベントとして、用紙Pの搬送再開待ちをセットして処理を終了する。
ステップS6にて、制御手段51が用紙到達ポイントR2を選択していた場合には、まずステップS10にて、用紙検知センサ24cから用紙到達ポイントR2までの距離Aを算出する。次にステップS11にて、用紙Pが搬送ローラ対14fにより距離A搬送される時間TAを算出する。
次にステップS12にて、用紙検知センサ24cにより用紙Pの搬送方向の先端部が検知されるのを待機し、用紙検知センサ24cにより用紙Pの先端部が検知された時に、ステップS13にて、制御手段51が時間tのカウントを開始する(t=0)。
用紙Pの先端部が用紙検知センサ24cにより検知された後も、用紙Pは搬送ローラ対14fによって引き続き搬送され、ステップS14にて時間tが時間TAに達した時点で、ステップS11にて制御手段51が搬送ローラ14fの搬送停止処理を実行する。
次にステップS12にて、制御手段51は次の搬送中イベントとして、用紙Pの搬送再開待ちをセットして処理を終了する。
以上、搬送ローラ対14fにおいて用紙Pの搬送を停止する場合について説明したが、他の搬送ローラ対や、レジストローラ対13、タイミングローラ対15、レジスト入り口ローラ対22等においても、同様の搬送停止処理を行うことが好ましい。
用紙Pの搬送を停止する場合には、以上の処理により、用紙Pの搬送方向の長さLに応じて用紙到達ポイントRを適宜選択し、選択された用紙到達ポイントRに用紙Pが到達した時点で、制御手段51が搬送停止処理を実行する。この様に、用紙Pの搬送方向の長さLに応じて用紙停止ポイントを変更するため、用紙Pの後端部が用紙検知センサ24の検知位置に停止することがない。したがって、本実施形態に係る用紙搬送装置200及び画像形成装置100によれば、用紙検知センサ24による用紙誤検知及び誤検知に起因する搬送異常を防止することが可能になる。
以上、実施形態に係るシート搬送装置及び画像形成装置について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
14f 搬送ローラ対(搬送手段)
24b 用紙検知センサ(第1検知センサ)
24c 用紙検知センサ(第2検知センサ)
31a,31b 用紙ガイド(ガイド手段)
51 制御手段
100 画像形成装置
200 用紙搬送装置(シート搬送装置)
P 用紙
特開2010−70375号公報

Claims (5)

  1. シートを搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記シートの搬送方向の端部を検知する第1検知手段と、
    前記搬送経路において前記第1検知手段の上流側に設けられ、前記搬送手段により搬送される前記シートの搬送方向の端部を検知する第2検知手段と、
    前記搬送手段による前記シートの搬送を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記搬送手段による前記シートの搬送を停止する際に、前記シートの搬送方向の長さLが以下の式を満足する場合には、前記第1検知手段が前記シートの搬送方向における先端部を検知してから前記搬送手段が前記シートを所定距離搬送した後に、搬送停止処理を開始する
    ことを特徴とするシート搬送装置
    B+Ls≧L≧B+Ls−Lm
    ここで、Bは前記搬送停止処理が開始されてから前記搬送手段が前記シートの搬送を停止するまでの距離、Lsは前記搬送経路における前記第1検知手段と前記第2検知手段との距離、Lmは予め設定されたマージンである。
  2. 前記搬送経路を搬送される前記シートを両面からガイドするガイド手段を有し、
    前記制御手段が前記搬送停止処理を開始する前記所定距離は、前記ガイド手段の間隔以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記搬送手段は、駆動手段により回転駆動する駆動ローラと、前記駆動ローラとの間で前記シートを挟持して従動回転する従動ローラとを有し、前記搬送経路において前記第1検知手段と前記第2検知手段との間に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記搬送経路において前記第1検知手段の上流側で、前記シートの搬送方向の長さを検出するシート長検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記シート長検出手段により検出された前記シートの搬送方向の長さに基づいて前記搬送手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載のシート搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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