JP6123189B2 - 双方向対話システム - Google Patents

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本発明は、それぞれが遠隔地に配置され、かつ、所定の伝送手段を介して接続された複数の会議用サーバを含むネットワーク構成を有する双方向対話システムに関するものである。
図1は、それぞれが遠隔地に配置されたクライアント端末間において双方向対話を実現する一般的なネットワーク構成を示す図である。通常、図1に示されたような双方向対話システムは、クライアント端末間のデータ通信に高い機密性が要求され、例えば、一般公衆回線を専用回線のように利用できるインターネットVPN(Virtual Private Network)サービスによって提供されるWEB会議など、種々のテレビ会議システムとして実現される。
図1に示されたように、双方向対話システムは、所定の伝送手段として、有線、無線を問わず、インターネットに代表される種々のデータ通信回線で構成されたネットワーク10に接続された複数の会議用サーバ20A〜20Cにより構成される。これら会議用サーバ20A〜20Cそれぞれは、地理的に離れた地域(拠点)に配置されており、データ通信の機密性を確保するため、拠点ごとに所属クライアント端末21A〜21Cが対応する会議用サーバ20A〜20Cとセッションを確立することが予め決められている。
例えば図1の例では、拠点Aには会議用サーバR(20A)が配置されており、会議用サーバRは、予め許可された所属クライアント端末A1〜A3(21A)からのセッション確立要求のみを受け付ける。すなわち、拠点Aに配置された所属クライアントA1〜A3は、会議用サーバR〜Rで構成された双方向対話システムにより提供される双方向対話サービスに参加を希望する場合、当該拠点Aに配置された会議用サーバRのみへインターネット等を介してアクセスし、該会議用サーバRとのセッションを確立することとなる。
同様に、拠点Bには会議用サーバR(20B)が配置されており、会議用サーバRは、予め許可された所属クライアント端末B1〜B3(21B)からのセッション確立要求のみを受け付ける。また、拠点Cには会議用サーバR(20C)が配置されており、会議用サーバRは、予め許可された所属クライアント端末C1〜C3(21C)からのセッション確立要求のみを受け付ける。一方、拠点Bに配置された所属クライアントB1〜B3は、会議用サーバRとの間でのみセッションを確立させることができ、拠点Cに配置された所属クライアントC1〜C3は、会議用サーバRとの間でのみセッションを確立させることができる。
なお、特許文献1には、分散処理型の双方向対話システムの管理技術が開示されており、特許文献2には、端末装置を目的の装置に接続させるための装置構成が開示されている。
特開2011−193106号公報 特開2005−092723号公報
発明者らは、上述のような従来の双方向対話システムについて詳細に検討した結果、以下のような課題を発見した。
すなわち、データ通信の機密性が確保されたシステムにおいてWEB会議(双方向対話)を実現する場合、利用者(クライアント端末)が当該システムを構成する会議用サーバのうち予め接続先として設定された会議用サーバにアクセスする必要がある。しかしながら、設置位置が固定されてないクライアント端末、例えば、携帯電話、スマートフォン、ノートパソコン等の移動体端末の場合、当該移動体端末が最も通信パフォーマンスが高くなる最寄りの会議用サーバへのセッション確立は許可されないため、当該移動体端末の現在地に関わらず常に所属拠点の会議用サーバへアクセスすることとなる。
具体的には図2に示されたように、拠点Aの所属クライアント端末A1〜A3(21A)は、予め会議用サーバR(20A)へのアクセスが許可されているが、例えばクライアント端末A3が矢印M1で示されたように拠点Bへ移動したとしても(クライアント端末の移動は、当該システムの会議用サーバにアクセス可能であれば拠点A以外の国、地域でもよく、他の拠点に限定されるものではない)、会議用サーバR(20B)へのアクセスは許可されない。クライアント端末A3は拠点Aから拠点Bへ移動したとしても、ネットワーク10を経由した通信経路P1を辿って拠点Aの会議用サーバRにアクセスしなければならない。同様に、拠点Cの所属クライアント端末C1〜C3(21C)は、予め会議用サーバR(20C)へのアクセスが許可されているが、例えばクライアント端末C3が矢印M2で示されたように拠点Aへ移動したとしても、会議用サーバR(20A)へのアクセスは許可されない。クライアント端末C3は拠点Cから拠点Aへ移動したとしても、ネットワーク10を経由した通信経路P2を辿って拠点Cの会議用サーバRにアクセスしなければならない。クライアント端末B1〜B3は拠点間移動はないので予め許可されている会議用サーバRへのアクセスのみ可能である。
なお、上述のような状況は、例えば、東京と北京に会議用サーバが設置されている場合に、東京のメンバーが北京に移動しでも、東京の会議用サーバにアクセスしなければならなくなる状況として、経験的に周知されている。結果、会議用サーバとクライアント端末とのセッションで伝送遅延が大きくなり、WEB会議などのリアルタイム伝送が要求される双方向対話システムでは、音声遅延・映像遅延などが発生してしまうという課題があった。
また、設置位置が固定されたクライアント端末(例えば、デスクトップパソコンなど)においても、新たに設置されるたびに接続先の会議用サーバを登録(あるいはシステム管理者への連絡)する必要がある。加えて、将来のシステム構成の変更(例えば会議用サーバの追加、変更等)に対しでも柔軟に対応できないという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、システム変更に柔軟に対応でき、かつ、クライアント端末と当該システムを構成する会議用サーバとのセッション確立を最適化するための構造を備えた双方向対話システムを提供することを目的としている。
本発明に係る双方向対話システムは、テレビ会議システムなど、遠隔地に配置された複数のクライアント端末間での双方向対話を実現するため、所定の伝送手段を介して映像データ、音声データ、テキストデータ等のリアルタイム通信を可能にする通信環境を提供する。上述の課題を解決するため、本発明に係る双方向対話システムは、所定の伝送手段を介して接続された複数の会議用サーバと、会議用サーバとクライアント端末とのセッション確立を最適化するためのエントリーサーバを備える。複数の会議用サーバそれぞれは、複数のクライアント端末のうち当該会議用サーバ側での認証手続きが終了した1又はそれ以上のクライアント端末とのセッションを個別に確立する。エントリーサーバは、双方向対話システムを構成するこれら複数の会議用サーバとは別に、複数の会議用サーバと複数のクライアント端末とのセッション確立を一元管理するため構造を備える。具体的にエントリーサーバは、一つの会議用サーバに対して複数用意された認証用データが会議用サーバごとに対応付けられた第1管理テーブルを格納するとともに、複数の会議用サーバそれぞれの位置情報とともにそれらの稼働状況が会議用サーバごとに対応付けられた第2管理テーブルを格納するデータベースを有する。
加えて、エントリーサーバは、双方向対話への参加を希望するクライアント端末のうち当該エントリーサーバ側での認証手続きが完了した正規クライアント端末からのセッション確立要求を受け付け、この正規クライアント端末がアクセスすべき会議用サーバを選択し、選択された会議用サーバへのアクセスを可能にするための情報(例えば、会議用サーバのIPアドレスなど)を、正規クライアント端末に送信する。なお、会議用サーバの選択では、少なくとも正規クライアント端末の位置情報に基づいて行われるのが好ましく、一旦アクセスすべき会議用サーバが選択されると、選択された会議用サーバに対応した認証用データ(正規クライアント端末用のID、パスワードなど)も、正規クライアント端末へ送信されるのが好ましい。また、認証用データは第2管理テーブルから選択される。
上述の構成により、当該双方向対話システムは、それぞれが複数の会議用サーバのうち対応する会議用サーバに接続された複数のクライアント端末間で双方向対話を実現する。また、システム全体の通信状況(遅延、帯域分散、サーバ負荷など)を監視するエントリーサーバが、当該エントリーサーバにおいて認証手続きが完了した正規クライアント端末に対し、セッション確立すべき会議用サーバを選択するので、エントリーサーバによって指定された会議用サーバと正規クライアント端末との間で最適なセッション確立が可能になる。また、機密性の高い双方向対話を実現するシステムであっても会議用サーバとクライアント端末との接続関係が固定されないので、クライアント端末への接続サービスを制限することなく、会議用サーバの変更、追加などのシステム変更が容易になる(システム変更の自由度増加)。なお、本明細書において伝送手段は、有線、無線を問わず、インターネットに代表されるデータ通信回線であって、既存の一般公衆電話回線、携帯電話回線等の種々のネットワークが含まれる。
本発明に係る双方向対話システムにおいて、エントリーサーバは、複数の会議用サーバのいずれかとセッションが確立した正規クライアント端末から送信される通信環境データを受信したタイミングで、少なくとも第2管理テーブルの情報を順次更新していくのが好ましい。この場合、エントリーサーバにより、時々刻々変化する当該システム全体の通信状況に追随した監視体制が確立され得る。
より具体的には、エントリーサーバにおける認証手続きが完了した正規クライアント端末は、選択された会議用サーバとのセッションが確立した後、エントリーサーバに対して、少なくとも利用帯域情報を含む通信環境データを送信する。このような通信環境データの送信は、正規クライアント端末と選択された会議用サーバとのセッションが確立した後、定期的に行われるのが好ましい。
さらに、本発明に係る双方向対話システムにおいて、エントリーサーバは、当該エントリーサーバにおける認証手続きが完了した正規クライアント端末の位置情報に基づいて、複数の会議用サーバのうちから複数の候補を抽出し、予め設定された選定ルールに従って複数の候補から選択された会議用サーバであるのが好ましい。特に、このような複数候補の抽出は、会議用サーバが配置された拠点以外にクライアント端末が移動した場合に起こり得る。この構成によれば、正規クライアント端末とのセッション確立が地理的に容易な(通信負荷の少ない)複数の会議用サーバが候補として抽出された場合に、さらに正規クライアント端末とセッションを確立させるべき会議用サーバを絞り込むのに有効である。
なお、この発明に係る各実施例は、以下の詳細な説明及び添付図面によりさらに十分に理解可能となる。これら実施例は単に例示のために示されるものであって、この発明を限定するものと考えるべきではない。
また、この発明のさらなる応用範囲は、以下の詳細な説明から明らかになる。しかしながら、詳細な説明及び特定の事例はこの発明の好適な実施例を示すものではあるが、例示のためにのみ示されているものであって、この発明の範囲における様々な変形および改良はこの詳細な説明から当業者には自明であることは明らかである。
本発明によれば、クライアント端末の利用者は、接続先の会議用サーバの所在地を意識することなく、会議用サーバとの間で最適なセッション確立が可能になる。また、自動的に会議用サーバの負荷や帯域分散の最適化が行われるため、サーバ管理者等の管理工数が低減され得る。さらに、会議用サーバと所属クライアント端末との接続関係が固定化されないため、将来の利用者の増加に対しでも、利用者への通知などの作業を行うことなく会議用サーバの増設や再配置が可能になる。
従来の双方向対話システムの一例の概略構成を示す図である。 図1に示された双方向対話システムにおける課題を説明するためのシステム展開図である。 本発明に係る双方向対話システムの一実施形態の概略構成を示す図である。 クライアント端末の構成を示す図である。 管理D/Bに格納された管理テーブルの論理構成を示す図である。 図3の双方向対話システムにおいて、クライアント端末が実行するエントリー処理を説明するためのフローチャートである。 クライアント端末が実行するエントリー処理を説明するためのシステム展開図である。
以下、本発明に係る双方向対話システムの各実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図3は、本発明に係る双方向対話システムの一実施形態の概略構成を示す図である。図3のネットワーク構成は、図1のネットワーク構成と同様に、拠点Aに会議用サーバR(20A)が配置され、拠点Bに会議用サーバR(20B)が配置され、拠点Cに会議用サーバR(20C)が配置され、これら会議用サーバ20A〜20Cがネットワーク10を介して互いに接続されている。さらにネットワーク10にはエントリーサーバ30も接続されている。このエントリーサーバ30は、会議用サーバR〜Rとは別にネットワーク10に接続されており、会議用サーバR〜Rとクライアント端末A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3とのセッション確立を一元管理するための管理データベース40(管理D/B)を備える。
通常、拠点Aにクライアント端末A1〜A3(21A)が存在し(会議用サーバRに近い位置に存在する場合)、拠点Bにクライアント端末B1〜B3(21B)が存在し(会議用サーバRに近い位置に存在する場合)、拠点Cにクライアント端末C1〜C3(21C)が存在するとき(会議用サーバRに近い位置に存在する場合)、エントリーサーバ30は、最適なセッションを確立させるため、図3に示されているようなセッション確立を許可する。すなわち、拠点Aに存在するクライアント端末A1〜A3は、インターネット等のデータ通信回線を介して会議用サーバRにアクセスし、拠点Bに存在するクライアント端末B1〜B3(21B)は、インターネット等のデータ通信回線を介して会議用サーバRにアクセスし、拠点Cに存在するクライアント端末C1〜C3(21C)は、インターネット等のデータ通信回線を介して会議用サーバRにアクセスすることになる。
図4(a)には、クライアント端末A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3(21A〜21C)の共通の概略構成が示されている。すなわち、図4に示された端末本体21は、通信インターフェースとして機能する入出力手段211(I/O)と、制御部212と、記録手段としてのメモリ215と、モニタ216への描画データを生成する描画部213と、キーボード218、ポインティングデバイス(マウス)219、外部記憶装置217等のインターフェースとして機能するI/O214を備える。なお、メモリ215には、他のクライアント端末との間で双方向対話(双方向データ通信)を可能にするための会議プログラム215a等が格納されている。制御部212は、この会議プログラム215aを実行するため制御手段として機能する。
また、制御部212により実行される会議プログラム215aは、一例として図4(b)に示されたような構造を有する。すなわち、会議プログラム215aは、I/O211を介して当該クライアント端末の外部とのデータ授受を行うための通信処理と、双方向対話への参加に際して行われる前処理としてのエントリー処理と、I/O211を介して受信されたデータを表示、格納等するための受信データ処理と、外部記憶装置217等からI/O214を介して取り込まれたデータを、I/O211を介して当該クライアント端末の外部へ送信するためのデータ加工を行う送信データ処理から構成されている。
一方、管理D/B40には、クライアント端末のアクセスに応答して、エントリーサーバ30がセッションを確立すべき会議用サーバを選択するための管理情報がテーブル形式で格納されている。すなわち、図5(a)は、会議用サーバR〜Rそれぞれの位置情報とともにそれらの稼働状況が会議用サーバごとに対応付けられた管理テーブル(第2管理テーブル)の論理構造を示し、図5(b)は、会議用サーバR〜Rそれぞれについて、複数用意された認証用データが対応付けられた管理テーブル(第1管理テーブル)を示している。
具体的に図5(a)に示された管理テーブルには、会議用サーバ選択要素として、会議用サーバR〜Rそれぞれに、その位置情報(緯度、経度)、接続セッション数/最大セッション数、各会議用サーバのデータ負荷状態(%)、各会議用サーバの利用帯域幅(Mbps)/最大利用可能帯域幅(Mbps)が対応付けられている。また、エントリーサーバ30による会議用サーバ選択に際し、複数の会議用サーバが抽出される場合も十分想定される。そのため、図5(a)の管理テーブルでは、会議用サーバそれぞれに関連付けられた情報群が、予め決定されている接続優先順位に従って配置されている。なお、この図5(a)の管理テーブルの情報は、所定タイミングで更新される。例えば、図5(a)の管理テーブルは、会議用サーバR〜Rのいずれかとセッションが確立したクライアント端末からアクセスされるタイミングで、順次更新される。この場合、エントリーサーバ30により、時々刻々変化する当該システム全体の通信状況に追随した監視体制が確立され得る。特に、会議用サーバR〜Rのいずれかとのセッションが確立した後、クライアント端末が利用帯域情報とともにセッション確立通知をエントリーサーバ30に対して送信すれは、エントリーサーバ30は、該当する会議用サーバに対応付けられた接続セッション数、利用帯域を更新することになる。特に、利用帯域など、時々刻々変化する情報に関しては、セッションの確立又は解除などのイベント発生時以外にも定期的にクライアント端末からエントリーサーバ30への情報提供されるのが好ましい。
次に、図6及び図7を参照しながら、双方向対話に参加を希望するクライアント端末におけるエントリー処理を、エントリーサーバ30の動作とともに説明する。なお、図6は、図3の双方向対話システムにおいて、クライアント端末が実行するエントリー処理を説明するためのフローチャートである。また、図7は、クライアント端末が実行するエントリー処理を説明するためのシステム展開図である。
図3に示された双方向対話システムを利用して双方向対話への参加を希望するクライアント端末のエントリー処理では、まず、当該クライアント端末からインターネット等の伝送手段を介してエントリーサーバ30にアクセスする(エントリーサーバ30へのセッション確立要求:ステップST10)。エントリーサーバ30側では、アクセスしてきたクライアント端末の認証手続きを行う。双方向対話への参加が許可されているクライアント端末それぞれには、予めエントリーサーバ認証用のIDとパスワードがそれぞれ与えられており、エントリーサーバ側の認証手続きでは、双方向対話への参加が可能な正規のクライアント端末であることの確認が行われ、エントリーサーバ30が正規クライアント端末からのアクセスと判断すると、該エントリーサーバ30から正規クライアント端末へ双方向対話への参加手続きに必要な情報が送信される。クライアント端末とエントリーサーバ30とのセッション確立手続きは、以上のエントリーサーバ側認証手続きと双方向対話への参加手続きに必要な情報の取得手続きにより構成されており、これらの手続きを経て完了する(ステップST20)。
一方、このセッション確立手続きにおいて、エントリーサーバ30では、認証手続きが完了した正規クライアント端末のIPアドレス情報から、管理D/B40内に格納された管理テーブル(図5(a))を参照して、該正規クライアント端末周辺に位置する1又は複数の会議用サーバを検索する(物理的に近い会議用サーバを検索)。なお、会議用サーバを検索する際、IP位置情報データベースを利用して正規クライアント端末のIPアドレス情報から位置情報を取得したり、正規クライアント端末のIPアドレスに代えて、GPSなどの端末位置情報から検索されてもよい。
また、エントリーサーバ30では、会議用サーバの検索を、単に正規クライアント端末からの距離情報のみに基づいて行うのではなく、管理D/B40内に格納された管理テーブル(図5(a))を参照して選択候補となり得る会議用サーバそれぞれの接続セッション数、処理量の他、各会議用サーバまでの回線の込み具合(利用帯域幅)等も考慮して行う。特に、選択候補となる会議用サーバが複数存在する場合、上述のように管理テーブル(図5(a))において各候補サーバに対応付けされた情報を参照し、予め設定された選定ルールに従って会議用サーバを決定することにより、サーバ決定作業が簡素化される。選定ルールの一例として、複数の候補サーバが検索された場合、接続セッション数や利用帯域が少ない候補サーバを、正規クライアント端末とセッションを確立すべき会議用サーバとして決定する。さらに、候補サーバ間で接続セッション数や利用帯域幅が同等な場合は、管理テーブル(図5(a))の配置順序(候補サーバの接続優先順位を示す)に基づいて会議用サーバを決定する。
また、会議用サーバの候補として、正規クライアント端末からの距離情報に基づいて複数の候補が抽出された場合、各候補サーバの負荷状況(CPU利用率、メモリ利用率など)、回線利用状況(利用可能な帯域)、接続セッション数(最大セッション数に上限があるため)、対応プロトコル(VPNでは複数のプロトコルがあり、サーバによってサポートされるプロトコルが異なる場合があるため)などの情報に基づいて、予め設定された選定ルールに従って会議用サーバが決定される。なお、選定ルールとは、上記指標のどれを優先して決定するかを指示するルールを意味する。例えば、負荷が重い会議用サーバと、回線利用率が多い会議用サーバが候補として抽出された場合、回線利用率が多い候補サーバを会議用サーバとして決定するなど、選定ルールには種々の決定アルゴリズムが採用され得る。
続いて、会議用サーバを決定すると、エントリーサーバ30は、管理テーブル(図5(a))を参照して該決定された会議用サーバのIPアドレスを取得するとともに、該決定された会議用サーバ側での認証手続きに利用される認証用データ(会議用IDとパスワード)を別の管理テーブル(図5(b))から取得する。以上のように取得された会議用サーバのIPアドレス及び認証用データがそれぞれエントリーサーバ30から正規クライアント端末へ送信される。
エントリーサーバ30が指定した会議用サーバのIPアドレスと認証用データを正規クライアント端末が取得すると、該正規クライアント端末と指定会議用サーバとの間でセッション確立手続きが開始される(ステップST30)。具体的には、正規クライアント端末から指定会議用サーバに対してセッション確立要求(アクセス)が行われると、該指定会議用サーバ側での認証手続きが開始され、正規クライアント端末から指定会議用サーバへ、エントリーサーバ30から取得した会議用IDとパスワードが送信される。そして、この指定会議用サーバ側の認証手続きが完了した時点で、正規クライアント端末と指定会議用サーバとのセッションが確立される(ステップST40)。
なお、正規クライアント端末と指定会議用サーバとのセッションが確立された時点で、該正規クライアント端末は、エントリーサーバ30に対して、利用帯域情報とともにセッション確立通知を送信する(ステップST50)。セッション確立通知を受信したエントリーサーバ30では、管理D/B40内の管理テーブル(図5(a))の情報更新手続きを行う。具体的には、指定会議用サーバに対応付けられた接続セッション数、利用帯域情報等を更新する。
上述のステップST10〜ST50を経て、正規クライアント端末の利用者は別のクライアント端末の利用者との間で会議を行う(ステップST60)。また、会議に参加している正規クライアント端末は、定期的に自身の利用帯域情報をエントリーサーバに通知する。これにより、エントリーサーバ30が参照する管理D/B40の情報は時々刻々変化するシステム全体の通信環境に追随した情報となる。
さらに、正規クライアント端末が参加していた会議を終了すると(ステップST70)、該正規クライアント端末と指定会議用サーバとのセッションは解除されるが、その時点で、該正規クライアント端末は、エントリーサーバ30へセッション解除通知を行い(ステップST80)、当該正規クライアント端末のエントリー処理が終了する。なお、正規クライアント端末からセッション解除通知を受信したエントリーサーバ30は、通知してきた正規クライアント端末とセッションを確立していた指定会議用サーバに対応付けられた情報(接続セッション数等)を更新しておく。
以上のエントリー処理は、図7に示されたように、拠点間でクライアント端末の移動が生じた場合の他、会議用サーバの追加、変更等、システム構成の変更が生じた場合にも有効である。
具体的に図7に示された状況では、まず、拠点Aの所属クライアント端末A1〜A3(21A)は、拠点Aに配置された会議用サーバR(20A)へアクセスするのではなく、まず、ネットワーク10を介してエントリーサーバ30へアクセスし、セッションを確立すべき会議用サーバの情報及び認証用データを取得する。例えば、クライアント端末A3が矢印M1で示されたように拠点Bへ移動した場合も同様の手順に従ってエントリーサーバ30から必要な情報を取得する。クライアント端末B1については拠点B外への移動はないが、この場合もクライアント端末B1はエントリーサーバ30にアクセスし、該エントリーサーバ30により指定された会議用サーバ(図7の例では距離的に最も近い会議用サーバR)へアクセスすることになる。クライアント端末C3についても同様に、矢印M2で示されたように拠点C外に移動(拠点Aへ移動)したクライアント端末C3は、ネットワーク10を介してエントリーサーバ30へアクセスし、セッションを確立すべき会議用サーバの情報及び認証用データを取得することになる。
なお、以上の説明では、クライアント端末は会議用サーバが配置された拠点間の移動についてのみ説明したが、クライアント端末の移動は拠点間の移動には制限されない。すなわち、クライアント端末の移動は、当該システムの会議用サーバにアクセス可能であれば拠点以外の国、地域でもよく、他の拠点に限定されるものではない。特に、クライアント端末が拠点以外に移動する場合、セッションを確立すべき会議用サーバとして複数の候補が抽出される場合がある。
以上の本発明の説明から、本発明を様々に変形しうることは明らかである。そのような変形は、本発明の思想および範囲から逸脱するものとは認めることはできず、すべての当業者にとって自明である改良は、以下の請求の範囲に含まれるものである。
10…ネットワーク、20、20A〜20C…会議用サーバ、21A〜21C…クライアント端末、30…エントリーサーバ、40…管理D/B。

Claims (6)

  1. 遠隔地に配置された複数のクライアント端末間での双方向対話を実現する双方向対話システムにおいて、
    定の伝送手段を介して接続された複数の会議用サーバであって、それぞれが、前記複数のクライアント端末のうち当該会議用サーバ側での認証手続きが完了した1又はそれ以上のクライアント端末とのセッションを個別に確立する複数の会議用サーバと、
    前記双方向対話システムを構成する会議用サーバとは別に、前記複数の会議用サーバと前記複数のクライアント端末とのセッション確立を一元管理するためのエントリーサーバであって、一つの会議用サーバに対して複数用意された認証用データが前記会議用サーバごとに対応付けられた第1管理テーブルを格納するとともに、前記複数の会議用サーバそれぞれの位置情報とともにそれらの稼働状況が前記会議用サーバごとに対応付けられた第2管理テーブルを格納するデータベースを有するエントリーサーバと、を備え、
    前記エントリーサーバは、
    双方向対話への参加を希望するクライアント端末のうち当該エントリーサーバ側での認証手続きが完了した正規クライアント端末からのセッション確立要求を受け付け、
    少なくとも前記正規クライアント端末の位置情報に基づいて、前記正規クライアント端末がアクセスすべき会議用サーバを選択し、
    前記選択された会議用サーバのアドレス、及び、前記選択された会議用サーバに対応した認証用データを含む情報を、前記選択された会議用サーバへのアクセスを可能にするための情報として、前記正規クライアント端末に送信する、ことを特徴とする双方向対話システム。
  2. 前記エントリーサーバは、前記複数の会議用サーバのいずれかとのセッションが確立した前記正規クライアント端末から送信される少なくとも利用帯域情報を含む通信環境データを受信したタイミングで、少なくとも前記第2管理テーブルの情報を順次更新していくことを特徴とする請求項1に記載の双方向対話システム。
  3. 前記正規クライアント端末は、前記選択された会議用サーバとのセッションが確立した後、前記エントリーサーバに対して、前記通信環境データを送信することを特徴とする請求項2に記載の双方向対話システム。
  4. 前記正規クライアント端末から前記エントリーサーバへの少なくとも利用帯域情報を含む通信環境データの送信、前記正規クライアント端末と前記選択された会議用サーバとのセッションが確立した後、定期的に行われることを特徴とする請求項1に記載の双方向対話システム。
  5. 前記正規クライアント端末から前記エントリーサーバへの前記通信環境データの送信は、前記正規クライアント端末と前記選択された会議用サーバとのセッションが確立した後、定期的に行われることを特徴とする請求項2又は3に記載の双方向対話システム。
  6. 前記エントリーサーバは、前記正規クライアント端末の位置情報に基づいて前記複数の会議用サーバのうちから複数の候補を抽出し、予め設定された選定ルールに従って前記複数の候補から選択された会議用サーバであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の双方向対話システム。
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