JP6122645B2 - Power semiconductor module - Google Patents
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Description
本発明は、パワー半導体チップの上面のゲート電極と、板金材料によって形成された接続部材(ゲート信号入力端子)とを電気的に接続するために、上下方向に延びている概略柱状のゲート信号中継部材を、半田によってパワー半導体チップの上面のゲート電極に接合したパワー半導体モジュールに関する。 The present invention provides a substantially columnar gate signal relay extending vertically to electrically connect a gate electrode on the upper surface of a power semiconductor chip and a connection member (gate signal input terminal) formed of a sheet metal material. The present invention relates to a power semiconductor module in which a member is joined to a gate electrode on an upper surface of a power semiconductor chip by soldering.
特に、本発明は、ゲート信号中継部材に対する接続部材の水平方向の位置ずれ許容度を増大させると共に、接続部材とゲート信号中継部材との間の半田接合の信頼性を向上させることができるパワー半導体モジュールに関する。 In particular, the present invention increases the tolerance of displacement in the horizontal direction of the connecting member with respect to the gate signal relay member and improves the reliability of solder joint between the connecting member and the gate signal relay member. Regarding modules.
更に、本発明は、各構成部品の寸法公差を緩和する(増大させる)と共に、ゲート信号入力端子とゲート信号中継部材との間の半田接合の信頼性を向上させることができるパワー半導体モジュールに関する。 Furthermore, the present invention relates to a power semiconductor module that can relax (increase) the dimensional tolerance of each component and improve the reliability of solder bonding between a gate signal input terminal and a gate signal relay member.
従来から、パワー半導体チップの上面のゲート電極と、板金材料によって形成された接続部材(ゲート信号入力端子)とを電気的に接続するために、上下方向に延びている概略柱状のゲート信号中継部材を、半田によってパワー半導体チップの上面のゲート電極に接合したパワー半導体モジュールが知られている。この種のパワー半導体モジュールの例としては、例えば特許文献1(特開2011−54896号公報)等に記載されたものがある。 Conventionally, in order to electrically connect the gate electrode on the upper surface of the power semiconductor chip and a connection member (gate signal input terminal) formed of a sheet metal material, a substantially columnar gate signal relay member extending in the vertical direction There is known a power semiconductor module in which is bonded to a gate electrode on the upper surface of a power semiconductor chip by soldering. As an example of this type of power semiconductor module, for example, there is one described in Patent Document 1 (Japanese Patent Laid-Open No. 2011-54896).
特許文献1の記載されたパワー半導体モジュールでは、大電流が流れるための第1電極(カソード電極)がパワー半導体チップ(サイリスタ)の上面に形成されている。また、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)の上面のうちの第1電極(カソード電極)が形成されていない部分に、ゲート電極が形成されている。更に、大電流が流れるための第2電極(アノード電極)がパワー半導体チップ(サイリスタチップ)の下面に形成されている。
In the power semiconductor module described in
また、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)の上面の第1電極(カソード電極)に電気的に接続された第1端子(外部導出端子)が設けられている。更に、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)の下面の第2電極(アノード電極)に電気的に接続された第2端子(外部導出端子)が設けられている。
Moreover, in the power semiconductor module described in
更に、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)の上面のゲート電極に駆動信号を供給するための接続部材(ゲート信号入力端子)が板金材料によって形成されている。また、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)の上面のゲート電極と接続部材(ゲート信号入力端子)とを電気的に接続するためのゲート信号中継部材が設けられている。更に、ゲート信号中継部材が、上下方向に延びている概略柱状に形成されている。
Furthermore, in the power semiconductor module described in
また、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)の上面のゲート電極と、ゲート信号中継部材の下側部分の下面とが、半田によって接合されている。更に、接続部材(ゲート信号入力端子)の先端側部分と、ゲート信号中継部材の上側部分の上端部とが、半田によって接合されている。
In the power semiconductor module described in
そのため、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、接続部材(ゲート信号入力端子)、半田、ゲート信号中継部材および半田を介してパワー半導体チップ(サイリスタチップ)の上面のゲート電極に供給されるゲート信号によって、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)を介して第1端子(外部導出端子)と第2端子(外部導出端子)との間を流れる大電流を制御することができる。
Therefore, in the power semiconductor module described in
詳細には、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、接続部材(ゲート信号入力端子)の先端側部分のうち、ゲート信号中継部材の上側部分の上端部に半田接合される部分が、接続部材(ゲート信号入力端子)の先端側部分の水平部分から下向きに延びている突起によって構成されている。更に、上向きに開口している穴が、ゲート信号中継部材の上側部分の上端部の中央に形成されている。また、上下方向に投影された接続部材(ゲート信号入力端子)の先端側部分の突起の輪郭が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材の上側部分の上端部の中央の穴の輪郭よりも小さくなるように、接続部材(ゲート信号入力端子)の先端側部分の突起およびゲート信号中継部材の上側部分の上端部の中央の穴の大きさが設定されている。
In detail, in the power semiconductor module described in
更に、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、ゲート信号中継部材に対する接続部材(ゲート信号入力端子)の位置決め時に、接続部材(ゲート信号入力端子)の先端側部分の突起がゲート信号中継部材の上側部分の上端部の中央の穴に収容されるように、接続部材(ゲート信号入力端子)がゲート信号中継部材に対して配置される。
Furthermore, in the power semiconductor module described in
つまり、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、ゲート信号中継部材に対する接続部材(ゲート信号入力端子)の位置決め時に、上下方向に投影された接続部材(ゲート信号入力端子)の先端側部分の突起の輪郭を、上下方向に投影されたゲート信号中継部材の上側部分の上端部の中央の穴の輪郭の内側に配置する必要がある。
That is, in the power semiconductor module described in
ところで、近年のパワー半導体モジュール全体の小型化の要請により、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)も小型化される傾向がある。そのため、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールにおいても、ゲート信号中継部材に対する接続部材(ゲート信号入力端子)の位置決め時におけるゲート信号中継部材に対する接続部材(ゲート信号入力端子)の水平方向の位置ずれ許容度を増大させるために、上下方向に投影された上側部分の上端部の輪郭が十分に大きいゲート信号中継部材を用いることができない。
By the way, due to the recent demand for downsizing of the entire power semiconductor module, the power semiconductor chip (thyristor chip) also tends to be downsized. Therefore, also in the power semiconductor module described in
更に、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールは、上述したように、接続部材(ゲート信号入力端子)の先端側部分の突起がゲート信号中継部材の上側部分の上端部の中央の穴に収容される構造になっているため、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、「上下方向に投影されたゲート信号中継部材の上側部分の上端部の輪郭」よりも更に小さい「上下方向に投影されたゲート信号中継部材の上側部分の上端部の中央の穴の輪郭」の内側に、「上下方向に投影された接続部材(ゲート信号入力端子)の先端側部分の突起の輪郭」を配置しなければならない。
Furthermore, as described above, in the power semiconductor module described in
そのため、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、ゲート信号中継部材に対する接続部材(ゲート信号入力端子)の水平方向の位置ずれ許容度が非常に小さくなっていた。詳細には、接続部材(ゲート信号入力端子)が外囲樹脂ケースと一体的に形成されている特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、各構成部品の寸法公差を厳しく設定しなければならなかった。
Therefore, in the power semiconductor module described in
前記問題点に鑑み、本発明は、接続部材が外囲樹脂ケースと一体的に形成されない場合に、ゲート信号中継部材に対する接続部材の水平方向の位置ずれ許容度を増大させると共に、接続部材とゲート信号中継部材との間の半田接合の信頼性を向上させることができるパワー半導体モジュールを提供することを目的とする。 In view of the above problems, the present invention increases the horizontal displacement tolerance of the connecting member with respect to the gate signal relay member when the connecting member is not integrally formed with the surrounding resin case, and the connecting member and the gate. An object of the present invention is to provide a power semiconductor module capable of improving the reliability of solder joint with a signal relay member.
更に、本発明は、ゲート信号入力端子が外囲樹脂ケースと一体的に形成される場合に、各構成部品の寸法公差を緩和する(増大させる)と共に、ゲート信号入力端子とゲート信号中継部材との間の半田接合の信頼性を向上させることができるパワー半導体モジュールを提供することを目的とする。 Further, according to the present invention, when the gate signal input terminal is formed integrally with the surrounding resin case, the dimensional tolerance of each component is relaxed (increased), and the gate signal input terminal, the gate signal relay member, An object of the present invention is to provide a power semiconductor module capable of improving the reliability of solder bonding between the two.
請求項1に記載の発明によれば、大電流が流れるための第1電極(102a)をパワー半導体チップ(102)の上面に形成し、
パワー半導体チップ(102)の上面のうちの第1電極(102a)が形成されていない部分にゲート電極(102b)を形成し、
大電流が流れるための第2電極(102c)をパワー半導体チップ(102)の下面に形成し、
パワー半導体チップ(102)の上面の第1電極(102a)に電気的に接続された第1端子(108)を設け、
パワー半導体チップ(102)の下面の第2電極(102c)に電気的に接続された第2端子(109)を設け、
パワー半導体チップ(102)の上面のゲート電極(102b)に駆動信号を供給するための接続部材(111)を板金材料によって形成し、
パワー半導体チップ(102)の上面のゲート電極(102b)と接続部材(111)とを電気的に接続するためのゲート信号中継部材(120)を設け、
ゲート信号中継部材(120)を、上下方向に延びている概略柱状に形成し、
パワー半導体チップ(102)の上面のゲート電極(102b)と、ゲート信号中継部材(120)の下側部分(120a)の下面とを、半田(121a)によって接合し、
接続部材(111)の先端側部分(111b)と、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)とを、半田(121b)によって接合したパワー半導体モジュール(200)において、
接続部材(111)の先端側部分(111b)を水平に形成すると共に、接続部材(111)の先端側部分(111b)に貫通穴(111b1)を形成し、
上下方向に投影された貫通穴(111b1)の輪郭(C111b1)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の輪郭(C120b1)よりも小さくなるように、貫通穴(111b1)の大きさを設定し、
ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の上に半田(121b)を配置し、
上下方向に投影された貫通穴(111b1)の輪郭(C111b1)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の輪郭(C120b1)の内側に位置するように、接続部材(111)をゲート信号中継部材(120)に対して水平方向に位置決めし、それにより、半田(121b)が、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面と、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間に位置し、
接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田(121b)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、半田(121b)が、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)および接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面に接触すると共に、接続部材(111)の先端側部分(111b)の貫通穴(111b1)の壁面に接触することを特徴とするパワー半導体モジュール(200)が提供される。
According to the invention described in
Forming a gate electrode (102b) on a portion of the upper surface of the power semiconductor chip (102) where the first electrode (102a) is not formed;
Forming a second electrode (102c) for flowing a large current on the lower surface of the power semiconductor chip (102);
Providing a first terminal (108) electrically connected to the first electrode (102a) on the upper surface of the power semiconductor chip (102);
A second terminal (109) electrically connected to the second electrode (102c) on the lower surface of the power semiconductor chip (102);
A connection member (111) for supplying a drive signal to the gate electrode (102b) on the upper surface of the power semiconductor chip (102) is formed of a sheet metal material,
A gate signal relay member (120) for electrically connecting the gate electrode (102b) on the upper surface of the power semiconductor chip (102) and the connection member (111);
The gate signal relay member (120) is formed in a substantially columnar shape extending in the vertical direction,
The gate electrode (102b) on the upper surface of the power semiconductor chip (102) and the lower surface of the lower portion (120a) of the gate signal relay member (120) are joined by solder (121a),
In the power semiconductor module (200) in which the tip end portion (111b) of the connecting member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) are joined by solder (121b). ,
The tip end side portion (111b) of the connection member (111) is formed horizontally, and the through hole (111b1) is formed in the tip end portion (111b) of the connection member (111).
The contour (C111b1) of the through hole (111b1) projected in the vertical direction is more than the contour (C120b1) of the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) projected in the vertical direction. Set the size of the through hole (111b1) to be small,
Solder (121b) is disposed on the upper end (120b1) of the upper part (120b) of the gate signal relay member (120),
The outline (C111b1) of the through hole (111b1) projected in the vertical direction is the inside of the outline (C120b1) of the upper end (120b1) of the upper part (120b) of the gate signal relay member (120) projected in the vertical direction. The connecting member (111) is positioned in the horizontal direction with respect to the gate signal relay member (120) so that the solder (121b) is positioned on the tip side portion (111b) of the connecting member (111). Located between the lower surface and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120),
The solder (121b) between the lower surface of the tip end portion (111b) of the connecting member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) is melted and solidified. Then, the solder (121b) comes into contact with the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) and the lower surface of the tip end portion (111b) of the connection member (111), and the connection member A power semiconductor module (200) is provided that contacts a wall surface of a through hole (111b1) of a tip side portion (111b) of (111).
請求項2に記載の発明によれば、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間に半田(121b)を配置すると共に、接続部材(111)の先端側部分(111b)の上面の上に半田(121c)を配置し、
接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田(121b)、および、接続部材(111)の先端側部分(111b)の上面の上の半田(121c)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、接続部材(111)の先端側部分(111b)の貫通穴(111b1)の壁面の全体が、接続部材(111)の先端側部分(111b)の上面の上に配置された半田(121c)、および/または、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間に配置された半田(121b)に接触することを特徴とする請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)が提供される。
According to the second aspect of the present invention, solder is provided between the lower surface of the tip end portion (111b) of the connection member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120). (121b) and solder (121c) on the top surface of the tip end portion (111b) of the connection member (111),
Solder (121b) between the lower surface of the tip end portion (111b) of the connection member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120), and the connection member (111) When the solder (121c) on the upper surface of the tip side portion (111b) of the connecting member is melted and solidified, the entire wall surface of the through hole (111b1) of the tip side portion (111b) of the connecting member (111) is The solder (121c) disposed on the upper surface of the distal end portion (111b) of the connection member (111) and / or the lower surface of the distal end portion (111b) of the connection member (111) and the gate signal relay member ( The power semiconductor module according to
請求項3に記載の発明によれば、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)に、凹部(120b1a)と、凹部(120b1a)が形成されていない水平部分(120b1b)とを設け、
接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田(121b)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、半田(121b)が、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の凹部(120b1a)および水平部分(120b1b)の両方に接触することを特徴とする請求項2に記載のパワー半導体モジュール(200)が提供される。
According to the third aspect of the present invention, the upper part (120b1) of the upper part (120b) of the gate signal relay member (120) has a recess (120b1a) and a horizontal part in which the recess (120b1a) is not formed ( 120b1b),
The solder (121b) between the lower surface of the tip end portion (111b) of the connecting member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) is melted and solidified. Then, the solder (121b) contacts both the recess (120b1a) and the horizontal portion (120b1b) of the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120). A power semiconductor module (200) according to
請求項4に記載の発明によれば、大電流が流れるための第1電極(2b)をパワー半導体チップ(2)の上面に形成し、
パワー半導体チップ(2)の上面のうちの第1電極(2b)が形成されていない部分にゲート電極(2a)を形成し、
大電流が流れるための第2電極(2c)をパワー半導体チップ(2)の下面に形成し、
パワー半導体チップ(2)の上面の第1電極(2b)に電気的に接続される第1外部導出端子(9c)を、板金材料によって形成すると共に、外囲樹脂ケース(8)と一体的に形成し、
パワー半導体チップ(2)の下面の第2電極(2c)に電気的に接続される第2外部導出端子(9a)を、板金材料によって形成すると共に、外囲樹脂ケース(8)と一体的に形成し、
パワー半導体チップ(2)の上面のゲート電極(2a)に駆動信号を供給するためのゲート信号入力端子(9d)を、板金材料によって形成すると共に、外囲樹脂ケース(8)と一体的に形成し、
パワー半導体チップ(2)の上面のゲート電極(2a)とゲート信号入力端子(9d)とを電気的に接続するためのゲート信号中継部材(4)を設け、
ゲート信号中継部材(4)を、上下方向に延びている概略柱状に形成し、
パワー半導体チップ(2)の上面のゲート電極(2a)と、ゲート信号中継部材(4)の下側部分(4a)の下面とを、半田(11e)によって接合し、
ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)と、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)とを、半田(12e)によって接合したパワー半導体モジュール(100)において、
ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)を水平に形成すると共に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)に貫通穴(9d1a)を形成し、
上下方向に投影された貫通穴(9d1a)の輪郭(C9d1a)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の輪郭(C4b1)よりも小さくなるように、貫通穴(9d1a)の大きさを設定し、
ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の上に半田(12e)を配置し、
パワー半導体チップ(2)を支持する放熱部材(7)と外囲樹脂ケース(8)とを接合することにより、上下方向に投影された貫通穴(9d1a)の輪郭(C9d1a)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の輪郭(C4b1)の内側に位置すると共に、半田(12e)が、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面と、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間に位置し、
ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田(12e)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、半田(12e)が、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)およびゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面に接触すると共に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の貫通穴(9d1a)の壁面に接触することを特徴とするパワー半導体モジュール(100)が提供される。
According to invention of
A gate electrode (2a) is formed on a portion of the upper surface of the power semiconductor chip (2) where the first electrode (2b) is not formed,
Forming a second electrode (2c) for flowing a large current on the lower surface of the power semiconductor chip (2);
The first external lead terminal (9c) electrically connected to the first electrode (2b) on the upper surface of the power semiconductor chip (2) is formed of a sheet metal material and integrated with the surrounding resin case (8). Forming,
A second external lead terminal (9a) that is electrically connected to the second electrode (2c) on the lower surface of the power semiconductor chip (2) is formed of a sheet metal material and is integrated with the surrounding resin case (8). Forming,
A gate signal input terminal (9d) for supplying a drive signal to the gate electrode (2a) on the upper surface of the power semiconductor chip (2) is formed of a sheet metal material and formed integrally with the surrounding resin case (8). And
A gate signal relay member (4) for electrically connecting the gate electrode (2a) on the upper surface of the power semiconductor chip (2) and the gate signal input terminal (9d);
The gate signal relay member (4) is formed in a substantially columnar shape extending in the vertical direction,
The gate electrode (2a) on the upper surface of the power semiconductor chip (2) and the lower surface of the lower part (4a) of the gate signal relay member (4) are joined by solder (11e),
A power semiconductor module (100) in which the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) are joined by solder (12e). )
The tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) is formed horizontally, and the through hole (9d1a) is formed in the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d),
The contour (C9d1a) of the through hole (9d1a) projected in the vertical direction is more than the contour (C4b1) of the upper end (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) projected in the vertical direction. Set the size of the through hole (9d1a) to be smaller,
Solder (12e) is disposed on the upper end (4b1) of the upper part (4b) of the gate signal relay member (4),
By joining the heat radiating member (7) supporting the power semiconductor chip (2) and the surrounding resin case (8), the contour (C9d1a) of the through-hole (9d1a) projected in the vertical direction becomes vertical. It is located inside the contour (C4b1) of the upper end part (4b1) of the upper part (4b) of the projected gate signal relay member (4), and the solder (12e) is on the tip side of the gate signal input terminal (9d) Located between the lower surface of the portion (9d1) and the upper end (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4),
After the solder (12e) between the lower surface of the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) is melted. When solidified, the solder (12e) contacts the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) and the lower surface of the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d). At the same time, a power semiconductor module (100) is provided, which is in contact with the wall surface of the through hole (9d1a) of the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d).
請求項5に記載の発明によれば、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間に半田(12e)を配置すると共に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の上面の上に半田(12g)を配置し、
ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田(12e)、および、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の上面の上の半田(12g)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の貫通穴(9d1a)の壁面の全体が、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の上面の上に配置された半田(12g)、および/または、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間に配置された半田(12e)に接触することを特徴とする請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)が提供される。
According to the invention described in
Solder (12e) between the lower surface of the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4), and gate signal input When the solder (12g) on the upper surface of the tip end portion (9d1) of the terminal (9d) is melted and solidified, the through hole (9d1a) of the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) ) Of the entire wall surface of the solder (12g) disposed on the upper surface of the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and / or the tip side portion of the gate signal input terminal (9d) ( The power according to
請求項6に記載の発明によれば、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)に、凹部(4b1a)と、凹部(4b1a)が形成されていない水平部分(4b1b)とを設け、
ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田(12e)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、半田(12e)が、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の凹部(4b1a)および水平部分(4b1b)の両方に接触することを特徴とする請求項5に記載のパワー半導体モジュール(100)が提供される。
According to the sixth aspect of the present invention, the upper part (4b1) of the upper part (4b) of the gate signal relay member (4) has a recess (4b1a) and a horizontal part where the recess (4b1a) is not formed ( 4b1b),
After the solder (12e) between the lower surface of the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) is melted. When solidified, the solder (12e) contacts both the concave portion (4b1a) and the horizontal portion (4b1b) of the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4). A power semiconductor module (100) according to
請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)では、大電流が流れるための第1電極(102a)がパワー半導体チップ(102)の上面に形成されている。また、パワー半導体チップ(102)の上面のうちの第1電極(102a)が形成されていない部分に、ゲート電極(102b)が形成されている。更に、大電流が流れるための第2電極(102c)がパワー半導体チップ(102)の下面に形成されている。
In the power semiconductor module (200) according to
また、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)では、パワー半導体チップ(102)の上面の第1電極(102a)に電気的に接続された第1端子(108)が設けられている。更に、パワー半導体チップ(102)の下面の第2電極(102c)に電気的に接続された第2端子(109)が設けられている。
In the power semiconductor module (200) according to
更に、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)では、パワー半導体チップ(102)の上面のゲート電極(102b)に駆動信号を供給するための接続部材(111)が板金材料によって形成されている。また、パワー半導体チップ(102)の上面のゲート電極(102b)と接続部材(111)とを電気的に接続するためのゲート信号中継部材(120)が設けられている。更に、ゲート信号中継部材(120)が、上下方向に延びている概略柱状に形成されている。
Furthermore, in the power semiconductor module (200) according to
また、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)では、パワー半導体チップ(102)の上面のゲート電極(102b)と、ゲート信号中継部材(120)の下側部分(120a)の下面とが、半田(121a)によって接合されている。更に、接続部材(111)の先端側部分(111b)と、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)とが、半田(121b)によって接合されている。
In the power semiconductor module (200) according to
そのため、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)によれば、接続部材(111)、半田(121b)、ゲート信号中継部材(120)および半田(121a)を介してパワー半導体チップ(102)の上面のゲート電極(102b)に供給されるゲート信号によって、パワー半導体チップ(102)を介して第1端子(108)と第2端子(109)との間を流れる大電流を制御することができる。
Therefore, according to the power semiconductor module (200) of
詳細には、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)では、接続部材(111)の先端側部分(111b)が水平に形成されている。更に、接続部材(111)の先端側部分(111b)に貫通穴(111b1)が形成されている。また、上下方向に投影された貫通穴(111b1)の輪郭(C111b1)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の輪郭(C120b1)よりも小さくなるように、貫通穴(111b1)の大きさが設定されている。
Specifically, in the power semiconductor module (200) according to
更に、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)では、製造時に、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の上に半田(121b)が配置される。次いで、上下方向に投影された貫通穴(111b1)の輪郭(C111b1)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の輪郭(C120b1)の内側に位置するように、接続部材(111)がゲート信号中継部材(120)に対して水平方向に位置決めされる。その結果、半田(121b)が、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面と、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間に位置する。 Furthermore, in the power semiconductor module (200) according to the first aspect, the solder (121b) is disposed on the upper end (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) at the time of manufacture. Next, the contour (C111b1) of the through hole (111b1) projected in the vertical direction is the contour (C120b1) of the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) projected in the vertical direction. The connection member (111) is positioned in the horizontal direction with respect to the gate signal relay member (120) so as to be located inside the gate signal relay member. As a result, the solder (121b) is located between the lower surface of the tip end portion (111b) of the connection member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120). .
つまり、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)では、接続部材(111)をゲート信号中継部材(120)に対して水平方向に位置決めする時に、接続部材(111)の先端側部分(111b)の貫通穴(111b1)の輪郭(C111b1)を、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の輪郭(C120b1)の内側に配置すればよい。
That is, in the power semiconductor module (200) according to
そのため、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)によれば、接続部材(ゲート信号入力端子)をゲート信号中継部材に対して水平方向に位置決めする時に、接続部材(ゲート信号入力端子)の先端側部分から下側に延びている突起の輪郭を、ゲート信号中継部材の上側部分の上端部の中央に形成された穴の輪郭であって、ゲート信号中継部材の上側部分の上端部の輪郭より小さい輪郭の内側に配置しなければならない特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールよりも、ゲート信号中継部材(120)に対する接続部材(111)の水平方向の位置ずれ許容度を増大させることができる。
Therefore, according to the power semiconductor module (200) of
その上、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)では、上述したように、接続部材(111)の先端側部分(111b)に貫通穴(111b1)が形成されている。また、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)では、製造時に、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田(121b)が、溶融せしめられた後に、固化せしめられる。その結果、半田(121b)が、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)と接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とに接触するのみならず、接続部材(111)の先端側部分(111b)の貫通穴(111b1)の壁面にも接触する。
Moreover, in the power semiconductor module (200) according to the first aspect, as described above, the through hole (111b1) is formed in the distal end side portion (111b) of the connection member (111). Further, in the power semiconductor module (200) according to
つまり、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)では、接続部材(111)の先端側部分(111b)に貫通穴(111b1)を形成することにより、半田(121b)と接触する接続部材(111)の先端側部分(111b)の表面積が増加せしめられている。
In other words, in the power semiconductor module (200) according to
そのため、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)によれば、接続部材(111)の先端側部分(111b)に貫通穴(111b1)が形成されていない場合よりも、半田(121b)と接触する接続部材(111)の先端側部分(111b)の表面積を増加させることにより、接続部材(111)の先端側部分(111b)とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。 Therefore, according to the power semiconductor module (200) of the first aspect, the solder (121b) and the solder (121b) are formed more than the case where the through hole (111b1) is not formed in the tip end portion (111b) of the connection member (111). By increasing the surface area of the tip end portion (111b) of the connecting member (111) that comes into contact, the upper end of the tip end portion (111b) of the connecting member (111) and the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) The reliability of the solder joint with the part (120b1) can be improved.
請求項2に記載のパワー半導体モジュール(200)では、製造時に、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間に半田(121b)が配置されるのみならず、接続部材(111)の先端側部分(111b)の上面の上にも半田(121c)が配置される。
In the power semiconductor module (200) according to
更に、請求項2に記載のパワー半導体モジュール(200)では、製造時に、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田(121b)、および、接続部材(111)の先端側部分(111b)の上面の上の半田(121c)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、接続部材(111)の先端側部分(111b)の貫通穴(111b1)の壁面の全体が、接続部材(111)の先端側部分(111b)の上面の上に配置された半田(121c)、および/または、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間に配置された半田(121b)に接触する。
Furthermore, in the power semiconductor module (200) according to
そのため、請求項2に記載のパワー半導体モジュール(200)によれば、接続部材(111)の先端側部分(111b)の上面の上に半田(121c)が配置されず、それに伴って、接続部材(111)の先端側部分(111b)の貫通穴(111b1)の壁面に半田と接触しない部分が残される場合よりも、半田(121b,121c)と接触する接続部材(111)の先端側部分(111b)の表面積を増加させることができ、その結果、接続部材(111)の先端側部分(111b)とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。
Therefore, according to the power semiconductor module (200) of
請求項3に記載のパワー半導体モジュール(200)では、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)に、凹部(120b1a)と、凹部(120b1a)が形成されていない水平部分(120b1b)とが設けられている。
In the power semiconductor module (200) according to
更に、請求項3に記載のパワー半導体モジュール(200)では、製造時に、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田(121b)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、半田(121b)が、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の凹部(120b1a)および水平部分(120b1b)の両方に接触する。
Furthermore, in the power semiconductor module (200) according to
そのため、請求項3に記載のパワー半導体モジュール(200)によれば、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田(121b)がゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の水平部分(120b1b)に接触しない場合よりも、半田(121b)と接触するゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の表面積を増加させることができ、その結果、接続部材(111)の先端側部分(111b)とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。 Therefore, according to the power semiconductor module (200) of the third aspect, the lower surface of the front end portion (111b) of the connection member (111) and the upper end portion (120b) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) ( 120b1) is in contact with the solder (121b) rather than in contact with the horizontal part (120b1b) of the upper end part (120b1) of the upper part (120b) of the gate signal relay member (120). The surface area of the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) can be increased. As a result, the tip end portion (111b) of the connection member (111) and the gate signal relay member (120 ) Can be improved in the reliability of solder bonding with the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b).
請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)では、大電流が流れるための第1電極(2b)がパワー半導体チップ(2)の上面に形成されている。また、パワー半導体チップ(2)の上面のうちの第1電極(2b)が形成されていない部分に、ゲート電極(2a)が形成されている。更に、大電流が流れるための第2電極(2c)がパワー半導体チップ(2)の下面に形成されている。
In the power semiconductor module (100) according to
また、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)では、パワー半導体チップ(2)の上面の第1電極(2b)に電気的に接続される第1外部導出端子(9c)が、板金材料によって形成されると共に、外囲樹脂ケース(8)と一体的に形成されている。更に、パワー半導体チップ(2)の下面の第2電極(2c)に電気的に接続される第2外部導出端子(9a)が、板金材料によって形成されると共に、外囲樹脂ケース(8)と一体的に形成されている。
In the power semiconductor module (100) according to
更に、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)では、パワー半導体チップ(2)の上面のゲート電極(2a)に駆動信号を供給するためのゲート信号入力端子(9d)が、板金材料によって形成されると共に、外囲樹脂ケース(8)と一体的に形成されている。また、パワー半導体チップ(2)の上面のゲート電極(2a)とゲート信号入力端子(9d)とを電気的に接続するためのゲート信号中継部材(4)が設けられている。更に、ゲート信号中継部材(4)が、上下方向に延びている概略柱状に形成されている。
Furthermore, in the power semiconductor module (100) according to
また、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)では、パワー半導体チップ(2)の上面のゲート電極(2a)と、ゲート信号中継部材(4)の下側部分(4a)の下面とが、半田(11e)によって接合されている。更に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)と、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)とが、半田(12e)によって接合されている。
Further, in the power semiconductor module (100) according to
そのため、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)によれば、ゲート信号入力端子(9d)、半田(12e)、ゲート信号中継部材(4)および半田(11e)を介してパワー半導体チップ(2)の上面のゲート電極(2a)に供給されるゲート信号によって、パワー半導体チップ(2)を介して第1外部導出端子(9c)と第2外部導出端子(9a)との間を流れる大電流を制御することができる。
Therefore, according to the power semiconductor module (100) of
詳細には、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)では、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)が水平に形成されている。更に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)に貫通穴(9d1a)が形成されている。また、上下方向に投影された貫通穴(9d1a)の輪郭(C9d1a)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の輪郭(C4b1)よりも小さくなるように、貫通穴(9d1a)の大きさが設定されている。 Specifically, in the power semiconductor module (100) according to the fourth aspect, the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) is formed horizontally. Further, a through hole (9d1a) is formed in the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d). Further, the contour (C9d1a) of the through hole (9d1a) projected in the vertical direction is the contour (C4b1) of the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) projected in the vertical direction. The size of the through hole (9d1a) is set so as to be smaller.
更に、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)では、製造時に、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の上に半田(12e)が配置される。次いで、パワー半導体チップ(2)を支持する放熱部材(7)と外囲樹脂ケース(8)とが接合される。その結果、上下方向に投影された貫通穴(9d1a)の輪郭(C9d1a)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の輪郭(C4b1)の内側に位置すると共に、半田(12e)が、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面と、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間に位置する。 Furthermore, in the power semiconductor module (100) according to the fourth aspect, the solder (12e) is disposed on the upper end (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) at the time of manufacture. Next, the heat radiating member (7) supporting the power semiconductor chip (2) and the surrounding resin case (8) are joined. As a result, the contour (C9d1a) of the through hole (9d1a) projected in the vertical direction is the contour (C4b1) of the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) projected in the vertical direction. ) And the solder (12e) is connected to the lower surface of the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4). ).
つまり、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)では、パワー半導体チップ(2)を支持する放熱部材(7)と外囲樹脂ケース(8)とが接合されると、上下方向に投影された貫通穴(9d1a)の輪郭(C9d1a)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の輪郭(C4b1)の内側に位置するように、各構成部品の寸法公差を設定すればよい。
That is, in the power semiconductor module (100) according to
そのため、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)によれば、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)を支持する放熱部材(放熱板)と外囲樹脂ケースとが接合されると、ゲート信号入力端子の先端側部分から下側に延びている突起の輪郭が、ゲート信号中継部材の上側部分の上端部の中央に形成された穴の輪郭であって、ゲート信号中継部材の上側部分の上端部の輪郭より小さい輪郭の内側に位置するように、各構成部品の寸法公差を設定しなければならない特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールよりも、各構成部品の寸法公差を緩和する(増大させる)ことができる。
Therefore, according to the power semiconductor module (100) of
その上、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)では、上述したように、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)に貫通穴(9d1a)が形成されている。また、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)では、製造時に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田(12e)が溶融せしめられた後に固化せしめられる。その結果、半田(12e)が、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)とゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とに接触するのみならず、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の貫通穴(9d1a)の壁面にも接触する。
Moreover, in the power semiconductor module (100) according to the fourth aspect, as described above, the through hole (9d1a) is formed in the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d). Further, in the power semiconductor module (100) according to
つまり、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)では、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)に貫通穴(9d1a)を形成することにより、半田(12e)と接触するゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の表面積が増加せしめられている。
That is, in the power semiconductor module (100) according to
そのため、請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)によれば、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)に貫通穴(9d1a)が形成されていない場合よりも、半田(12e)と接触するゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の表面積を増加させることにより、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。 Therefore, according to the power semiconductor module (100) of the fourth aspect, the solder (12e) is formed more than the case where the through hole (9d1a) is not formed in the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d). ) To increase the surface area of the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper side of the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the gate signal relay member (4). The reliability of the solder joint between the upper end (4b1) of the portion (4b) can be improved.
請求項5に記載のパワー半導体モジュール(100)では、製造時に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間に半田(12e)が配置されるのみならず、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の上面の上にも半田(12g)が配置される。
In the power semiconductor module (100) according to
更に、請求項5に記載のパワー半導体モジュール(100)では、製造時に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田(12e)、および、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の上面の上の半田(12g)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の貫通穴(9d1a)の壁面の全体が、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の上面の上に配置された半田(12g)、および/または、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間に配置された半田(12e)に接触する。
Furthermore, in the power semiconductor module (100) according to
そのため、請求項5に記載のパワー半導体モジュール(100)によれば、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の上面の上に半田(12g)が配置されず、それに伴って、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の貫通穴(9d1a)の壁面に半田と接触しない部分が残される場合よりも、半田(12e,12g)と接触するゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の表面積を増加させることができ、その結果、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。 Therefore, according to the power semiconductor module (100) of the fifth aspect, the solder (12g) is not disposed on the upper surface of the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d), and accordingly, The gate signal input terminal (9d) in contact with the solder (12e, 12g) rather than the case where the portion not in contact with the solder is left on the wall surface of the through hole (9d1a) of the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d). ) Can increase the surface area of the tip end portion (9d1), and as a result, the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4). The reliability of the solder joint with the part (4b1) can be improved.
請求項6に記載のパワー半導体モジュール(100)では、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)に、凹部(4b1a)と、凹部(4b1a)が形成されていない水平部分(4b1b)とが設けられている。
In the power semiconductor module (100) according to
更に、請求項6に記載のパワー半導体モジュール(100)では、製造時に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田(12e)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、半田(12e)が、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の凹部(4b1a)および水平部分(4b1b)の両方に接触する。
Furthermore, in the power semiconductor module (100) according to
そのため、請求項6に記載のパワー半導体モジュール(100)によれば、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田(12e)がゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の水平部分(4b1b)に接触しない場合よりも、半田(12e)と接触するゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の表面積を増加させることができ、その結果、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。
Therefore, according to the power semiconductor module (100) of
以下、本発明のパワー半導体モジュールの第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200を示した図である。詳細には、図1(A)は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の平面図、図1(B)は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の正面図、図1(C)は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の等価回路図である。図1(A)および図1(B)に示す状態の第1の実施形態のパワー半導体モジュール200のカバー119の凹部内に4個のナットを挿入し、それらのナットを覆うように端子106,107,108,109を概略90°折り曲げることによって、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200が完成する。
A power semiconductor module according to a first embodiment of the present invention will be described below. FIG. 1 is a diagram showing a
図2は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するパワー半導体チップ(サイリスタチップ)102を示した図である。詳細には、図2(A)はパワー半導体チップ(サイリスタチップ)102の平面図、図2(B)はパワー半導体チップ(サイリスタチップ)102の概略的な鉛直断面図、図2(C)はパワー半導体チップ(サイリスタチップ)102の底面図である。図3は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成する電極板113を示した図である。詳細には、図3(A)は電極板113の平面図、図3(B)は電極板113の概略的な鉛直断面図である。図4は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成する電極板112c(112a,112b)を示した図である。詳細には、図4(A)は電極板112c(112a,112b)の平面図、図4(B)は電極板112c(112a,112b)の概略的な鉛直断面図である。
FIG. 2 is a view showing a power semiconductor chip (thyristor chip) 102 constituting a part of the
図5は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成する金属板115b(115a)を示した図である。詳細には、図5(A)は金属板115b(115a)の平面図、図5(B)は金属板115b(115a)の概略的な鉛直断面図である。図6は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するヒートスプレッダ114b(114a)を示した図である。詳細には、図6(A)はヒートスプレッダ114b(114a)の平面図、図6(B)はヒートスプレッダ114b(114a)の概略的な鉛直断面図である。
FIG. 5 is a view showing a
図7は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120を示した図である。詳細には、図7(A)はゲート信号中継部材120の平面図、図7(B)はゲート信号中継部材120の正面図、図7(C)はゲート信号中継部材120の底面図、図7(D)はゲート信号中継部材120の概略的な鉛直断面図である。図8はパワー半導体チップ(サイリスタチップ)102、電極板113、電極板112c、金属板115b、ヒートスプレッダ114b、ゲート信号中継部材120などによって構成される組立体U1を示した図である。詳細には、図8(A)は組立体U1の分解組立図、図8(B)は組立体U1の概略的な鉛直断面図である。
FIG. 7 is a view showing a gate
図9は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101を示した図である。詳細には、図9(A)はパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101の底面図、図9(B)はパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101の概略的な鉛直断面図、図9(C)はパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101の平面図である。図10はパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101、電極板112a,112b、金属板115a、ヒートスプレッダ114aなどによって構成される組立体U2を示した図である。詳細には、図10(A)は組立体U2の分解組立図、図10(B)は組立体U2の概略的な鉛直断面図である。
FIG. 9 is a diagram showing a power semiconductor chip (diode chip) 101 that constitutes a part of the
図11は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成する絶縁基板103a,103b、ベース板104などによって構成される組立体を示した図である。詳細には、図11(A)は絶縁基板103a,103b、ベース板104などによって構成される組立体の平面図、図11(B)は絶縁基板103a,103b、ベース板104などによって構成される組立体の正面図である。図12は図11に示す組立体上に端子106,107,108,109を配置することによって構成される組立体を示した図である。詳細には、図12(A)は図11に示す組立体上に端子106,107,108,109を配置することによって構成される組立体の平面図、図12(B)は図11に示す組立体上に端子106,107,108,109を配置することによって構成される組立体の正面図である。
FIG. 11 is an illustration showing an assembly including insulating
図13は図12に示す組立体上に組立体U1(図8(B)参照)および組立体U2(図10(B)参照)を配置することによって構成される組立体を示した図である。詳細には、図13(A)は図12に示す組立体上に組立体U1(図8(B)参照)および組立体U2(図10(B)参照)を配置することによって構成される組立体の平面図、図13(B)は図12に示す組立体上に組立体U1(図8(B)参照)および組立体U2(図10(B)参照)を配置することによって構成される組立体の正面図である。図14は図13に示す組立体上に接続部材105a,105bを配置することによって構成される組立体を示した図である。詳細には、図14(A)は図13に示す組立体上に接続部材105a,105bを配置することによって構成される組立体の平面図、図14(B)は図13に示す組立体上に接続部材105a,105bを配置することによって構成される組立体の正面図である。
FIG. 13 is a view showing an assembly configured by disposing the assembly U1 (see FIG. 8B) and the assembly U2 (see FIG. 10B) on the assembly shown in FIG. . Specifically, FIG. 13A shows a set constituted by disposing an assembly U1 (see FIG. 8B) and an assembly U2 (see FIG. 10B) on the assembly shown in FIG. A three-dimensional plan view, FIG. 13B, is configured by arranging the assembly U1 (see FIG. 8B) and the assembly U2 (see FIG. 10B) on the assembly shown in FIG. It is a front view of an assembly. FIG. 14 is a view showing an assembly configured by disposing
図15は図14に示す組立体上に接続部材110および接続部材111を配置することによって構成される組立体を示した図である。詳細には、図15(A)は図14に示す組立体上に接続部材110および接続部材111を配置することによって構成される組立体の平面図、図15(B)は図14に示す組立体上に接続部材110および接続部材111を配置することによって構成される組立体の正面図である。図16は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成する接続部材111の部品図である。詳細には、図16(A)は接続部材111の左側面図、図16(B)は接続部材111の平面図、図16(C)は図16(B)のA−A線に沿った接続部材111の鉛直断面図、図16(D)は接続部材111の正面図である。
FIG. 15 is a view showing an assembly configured by disposing the
図17は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120と接続部材111との関係を示した図である。詳細には、図17(A)はゲート信号中継部材120と接続部材111との関係を説明するための概略的な分解組立鉛直断面図である。図17(B)はゲート信号中継部材120と接続部材111とが半田接合された後におけるゲート信号中継部材120、接続部材111などの概略的な鉛直断面図である。
FIG. 17 is a view showing the relationship between the gate
図18は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120と接続部材111との関係を示した図である。詳細には、図18(A)はゲート信号中継部材120と接続部材111との関係を説明するための概略的な鉛直断面図である。図18(B)は上下方向に投影されたゲート信号中継部材120(図18(A)参照)の上側部分120b(図18(A)参照)の上端部120b1(図18(A)参照)の輪郭C120b1と、上下方向に投影された接続部材111(図18(A)参照)の先端側部分111b(図18(A)参照)の貫通穴111b1(図18(A)参照)の輪郭C111b1との関係を示した図である。図18(C)は図18(B)の拡大図である。詳細には、図18(C)はゲート信号中継部材120に対する接続部材111の水平方向の位置ずれが存在しない場合における輪郭C120b1と輪郭C111b1との関係を示した図である。図18(D)〜図18(G)はゲート信号中継部材120に対する接続部材111の水平方向の位置ずれが存在するものの、その位置ずれが許容範囲内である場合における輪郭C120b1と輪郭C111b1との関係を示した図である。
FIG. 18 is a view showing the relationship between the gate
図19は引用文献1に記載されたパワー半導体モジュールの一部を構成するゲート信号中継部材120’と接続部材(ゲート信号入力端子)111’との関係を示した図である。詳細には、図19(A)はゲート信号中継部材120’と接続部材(ゲート信号入力端子)111’との関係を説明するための概略的な鉛直断面図である。図19(B)は上下方向に投影されたゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)の上側部分120b’(図19(A)参照)の上端部120b1’(図19(A)参照)の輪郭C120b1’と、その中央に形成された穴120b1a’(図19(A)参照)の輪郭C120b1a’と、上下方向に投影された接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)の先端側部分111b’(図19(A)参照)から下側に延びている突起111b1’(図19(A)参照)の輪郭C111b1’との関係を示した図である。図19(C)は図19(B)の拡大図である。詳細には、図19(C)はゲート信号中継部材120’に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’の水平方向の位置ずれが存在しない場合における輪郭C120b1’と輪郭C120b1a’と輪郭C111b1’との関係を示した図である。図19(D)は図18(D)と同程度にゲート信号中継部材120’に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’の水平方向の位置ずれが存在する場合であって、その位置ずれが許容範囲外である場合における輪郭C120b1’と輪郭C120b1a’と輪郭C111b1’との関係を示した図である。図19(E)は図18(E)と同程度にゲート信号中継部材120’に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’の水平方向の位置ずれが存在する場合であって、その位置ずれが許容範囲外である場合における輪郭C120b1’と輪郭C120b1a’と輪郭C111b1’との関係を示した図である。図19(F)は図18(F)と同程度にゲート信号中継部材120’に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’の水平方向の位置ずれが存在する場合であって、その位置ずれが許容範囲外である場合における輪郭C120b1’と輪郭C120b1a’と輪郭C111b1’との関係を示した図である。図19(G)は図18(G)と同程度にゲート信号中継部材120’に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’の水平方向の位置ずれが存在する場合であって、その位置ずれが許容範囲外である場合における輪郭C120b1’と輪郭C120b1a’と輪郭C111b1’との関係を示した図である。
FIG. 19 is a view showing a relationship between a gate
図20は図15に示す組立体上にケース118を配置することによって構成される組立体を示した図である。詳細には、図20は図15に示す組立体上にケース118を配置することによって構成される組立体の平面図である。図21は第1の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するケース118の部品図である。詳細には、図21(A)はケース118の平面図、図21(B)は図21(A)のB−B線に沿ったケース118の概略的な鉛直断面図である。
FIG. 20 is a view showing an assembly configured by arranging a
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図2に示すように、大電流が流れるためのカソード電極102aがパワー半導体チップ(サイリスタチップ)102の上面に形成されている。また、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102の上面のうちのカソード電極102aが形成されていない部分に、ゲート電極102bが形成されている。更に、大電流が流れるためのアノード電極102cがパワー半導体チップ(サイリスタチップ)102の下面に形成されている。
In the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、製造時に、図8(A)に示すように、ヒートスプレッダ114b(図6参照)上に半田121d4を介して電極板112c(図4参照)が配置される。更に、電極板112c(図4参照)とパワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図2参照)のアノード電極102c(図2参照)とが対向するように、電極板112c(図4参照)上に半田121d2を介してパワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図2参照)が配置される。また、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図2参照)のカソード電極102a(図2参照)と電極板113(図3参照)とが対向するように、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図2参照)上に、半田121d1を介して、穴113a(図3参照)を有する電極板113(図3参照)が配置される。
In the
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、製造時に、図8(A)に示すように、穴113a(図3参照)を有する電極板113(図3参照)上に、半田121d3を介して、穴115b1(図5参照)を有する金属板115b(図5参照)が配置される。また、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図2参照)のゲート電極102b(図2参照)とゲート信号中継部材120(図7参照)の下側部分120a(図7参照)の下面とが対向するように、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図2参照)上に半田121aを介してゲート信号中継部材120(図7参照)が配置される。
Furthermore, in the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、次いで、製造時に、半田121d4,121d2,121d1,121d3,121a(図8(A)参照)が溶融せしめられた後に固化せしめられ、その結果、図8(B)に示すような組立体U1が形成される。
In the
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図1(C)に示すように、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102を流れた大電流を還流させるためのパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101が設けられている。詳細には、図9に示すように、大電流が流れるためのカソード電極101bがパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101の上面に形成されている。また、大電流が流れるためのアノード電極101aがパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101の下面に形成されている。
Further, in the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、製造時に、図10(A)に示すように、ヒートスプレッダ114b(図6参照)と同一形状に形成されたヒートスプレッダ114a(図6参照)上、に半田121e4を介して、電極板112c(図4参照)と同一形状に形成された電極板112b(図4参照)が配置される。更に、電極板112b(図4参照)とパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101(図9参照)のアノード電極101a(図9参照)とが対向するように、電極板112b(図4参照)上に半田121e2を介してパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101(図9参照)が配置される。また、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)101(図9参照)のカソード電極101b(図9参照)と、電極板112c(図4参照)と同一形状に形成された電極板112a(図4参照)とが対向するように、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)101(図9参照)上に半田121e1を介して電極板112a(図4参照)が配置される。
In the
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、製造時に、図10(A)に示すように、電極板112a(図4参照)上に、半田121e3を介して、金属板115b(図5参照)と同一形状に形成された金属板115a(図5参照)が配置される。
Furthermore, in the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、次いで、製造時に、半田121e4,121e2,121e1,121e3(図10(A)参照)が溶融せしめられた後に固化せしめられ、その結果、図10(B)に示すような組立体U2が形成される。
In the
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図11に示すように、導体パターン103a2aと導体パターン103a2bとを電気的に絶縁する絶縁層103a1を有する絶縁基板103aの下面が、例えば半田などを介してベース板104の上面に接合されている。更に、導体パターン103b2aと導体パターン103b2bとを電気的に絶縁する絶縁層103b1を有する絶縁基板103bであって、絶縁基板103aと同一形状に形成された絶縁基板103bの下面が、例えば半田などを介してベース板104の上面に接合されている。
Further, in the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、製造時に、図12に示すように、絶縁基板103a(図11参照)の導体パターン103a2a(図11(A)参照)上に、半田を介して端子108(図12(A)参照)が配置される。また、絶縁基板103a(図11参照)の導体パターン103a2b(図11(A)参照)上に、半田を介して端子106(図12参照)が配置される。更に、絶縁基板103b(図11参照)の導体パターン103b2a(図11(A)参照)上に、半田を介して端子109(図12(A)参照)が配置される。また、絶縁基板103b(図11参照)の導体パターン103b2b(図11(A)参照)上に、半田を介して端子107(図12参照)が配置される。
In the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、次いで、製造時に、図13に示すように、端子109(図12(A)参照)の下側部分(水平部分)の上に、半田を介して組立体U1(図8(B)参照)が配置される。その結果、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図1(C)および図2参照)の下面のアノード電極(図2参照)102cと端子109(図1(C)および図13(A)参照)とが電気的に接続される。更に、端子108(図12(A)参照)の下側部分(水平部分)の上に、半田を介して組立体U2(図10(B)参照)が配置される。その結果、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)101(図1(C)および図9参照)の下面のアノード電極(図9参照)101aと端子108(図1(C)および図13(A)参照)とが電気的に接続される。
In the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、次いで、製造時に、図14に示すように、組立体U1(図8(B)および図13参照)の金属板115b(図8(B)および図13参照)の上に、半田を介して接続部材105a(図14参照)の右側(図14の右側)部分が配置されると共に、端子108(図12(A)参照)の下側部分(水平部分)の上に、半田を介して接続部材105a(図14参照)の左側(図14の左側)部分が配置される。その結果、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図1(C)および図2参照)の上面のカソード電極102a(図2参照)と端子108(図1(C)および図14(A)参照)とが電気的に接続される。また、組立体U2(図10(B)および図13参照)の金属板115a(図10(B)および図13参照)の上に、半田を介して、接続部材105a(図14参照)と同一形状に形成された接続部材105b(図14参照)の左側(図14の左側)部分が配置されると共に、端子109(図12(A)参照)の下側部分(水平部分)の上に、半田を介して接続部材105b(図14参照)の右側(図14の右側)部分が配置される。その結果、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)101(図1(C)および図9参照)の上面のカソード電極101b(図9参照)と端子109(図1(C)および図14(A)参照)とが電気的に接続される。
In the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、次いで、製造時に、図15に示すように、接続部材105a(図14参照)の左側(図14の左側)部分の上に、半田を介して接続部材110の後側(図15(A)の上側)部分が配置されると共に、端子106(図12参照)の下側部分(水平部分)の上に、半田を介して接続部材110の前側(図15(A)の下側)部分が配置される。その結果、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図1(C)および図2参照)の上面のカソード電極102a(図2参照)と端子106(図1(C)および図15参照)とが電気的に接続される。
In the
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、製造時に、図15に示すように、端子107(図12参照)の下側部分(水平部分)の上に、半田を介して接続部材111(図16参照)の根元側部分111a(図16参照)が配置されると共に、図15および図17に示すように、ゲート信号中継部材120(図14および図17参照)の上側部分120b(図17参照)の上端部120b1(図17(A)参照)の上に、半田121b(図17参照)を介して接続部材111(図17参照)の先端側部分111b(図17参照)が配置される。その結果、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図1(C)および図2参照)の上面のゲート電極102b(図2参照)と端子107(図1(C)および図15参照)とが電気的に接続される。
Further, in the
詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図1(C)および図2参照)の上面のゲート電極102b(図2参照)に駆動信号を供給するための接続部材111(図16参照)が板金材料によって形成されている。また、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図1(C)および図2参照)の上面のゲート電極102b(図2参照)と接続部材111(図16参照)とを電気的に接続するためのゲート信号中継部材120(図7参照)が設けられている。更に、ゲート信号中継部材120(図7参照)が、上下方向(図7(B)および図7(D)の上下方向)に延びている概略柱状に形成されている。
Specifically, in the
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図8に示すように、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図2および図8参照)の上面のゲート電極102b(図2参照)と、ゲート信号中継部材120(図7および図8参照)の下側部分120a(図7参照)の下面とが、半田121a(図8(A)参照)によって接合されている。更に、図17に示すように、接続部材111の先端側部分111bと、ゲート信号中継部材120の上側部分120b(図17(A)参照)の上端部120b1(図17(A)参照)とが、半田121bによって接合されている。
In the
そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200によれば、端子107(図1(C)および図15参照)、半田、接続部材111(図15および図17参照)、半田121b(図17参照)、ゲート信号中継部材120(図8および図17参照)および半田121a(図8(A)参照)を介してパワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図1(C)、図2および図8参照)の上面のゲート電極102b(図2参照)に供給されるゲート信号によって、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図1(C)および図2参照)を介して端子108(図1(C)および図15(A)参照)と端子109(図1(C)および図15(A)参照)との間を流れる大電流を制御することができる。
Therefore, according to the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、次いで、製造時に、図20に示すように、図15に示す組立体のベース板104(図15参照)の上に、例えば接着剤を介して、樹脂材料の成形によって形成されたケース118(図20参照)が配置される。次いで、ケース118(図20および図21参照)の内側にゲル材を注入することによって、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)102(図2参照)、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)101(図9参照)などがゲル材によって覆われ、保護される。次いで、ケース118(図1、図20および図21参照)の上に、例えば接着剤を介してカバー119(図1参照)が配置され、その結果、図1に示す状態になる。
In the
詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図16および図17に示すように、接続部材111の先端側部分111bが水平に形成されている。更に、接続部材111の先端側部分111bに貫通穴111b1が形成されている。また、図18に示すように、上下方向に投影された貫通穴111b1(図18(A)参照)の輪郭C111b1(図18(B)〜図18(G)参照)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材120(図18(A)参照)の上側部分120b(図18(A)参照)の上端部120b1(図18(A)参照)の輪郭C120b1(図18(B)〜図18(G)参照)よりも小さくなるように、貫通穴111b1(図18(A)参照)の大きさが設定されている。
Specifically, in the
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、製造時に、図17(A)に示すように、ゲート信号中継部材120の上側部分120bの上端部120b1の上に半田121bが配置される。次いで、上下方向に投影された貫通穴111b1(図18(A)参照)の輪郭C111b1(図18(C)〜図18(G)参照)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材120(図18(A)参照)の上側部分120b(図18(A)参照)の上端部120b1(図18(A)参照)の輪郭C120b1(図18(C)〜図18(G)参照)の内側に位置するように、接続部材111(図17および図18(A)参照)がゲート信号中継部材120(図17および図18(A)参照)に対して水平方向に位置決めされる。その結果、図17(B)に示すように、半田121bが、接続部材111の先端側部分111bの下面と、ゲート信号中継部材120の上側部分120b(図17(A)参照)の上端部120b1(図17(A)参照)との間に位置する。
Furthermore, in the
つまり、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、接続部材111(図16および図17参照)をゲート信号中継部材120(図17参照)に対して水平方向に位置決めする時に、接続部材111(図18(A)参照)の先端側部分111b(図18(A)参照)の貫通穴111b1(図18(A)参照)の輪郭C111b1(図18(C)〜図18(G)参照)を、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)の上側部分120b(図18(A)参照)の上端部120b1(図18(A)参照)の輪郭C120b1(図18(C)〜図18(G)参照)の内側に配置すればよい。
That is, in the
詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)に対する接続部材111(図18(A)参照)の水平方向の位置ずれが存在しない場合、図18(C)に示すように、輪郭C111b1が輪郭C120b1の内側に位置するため、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)に対する接続部材111(図18(A)参照)の水平方向の位置合わせがOKになる。更に、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)と接続部材111(図18(A)参照)との間に水平方向の位置ずれが存在する場合であっても、図18(D)に示すように、接続部材111(図18(A)参照)の先端側部分111b(図18(A)参照)の貫通穴111b1(図18(A)参照)の輪郭C111b1(図18(D)参照)がゲート信号中継部材120(図18(A)参照)の上側部分120b(図18(A)参照)の上端部120b1(図18(A)参照)の輪郭C120b1(図18(D)参照)の内側に位置する場合には、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)に対する接続部材111(図18(A)参照)の水平方向の位置合わせがOKになる。
Specifically, in the
また、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)と接続部材111(図18(A)参照)との間に水平方向の位置ずれが存在する場合であっても、図18(E)に示すように、接続部材111(図18(A)参照)の先端側部分111b(図18(A)参照)の貫通穴111b1(図18(A)参照)の輪郭C111b1(図18(E)参照)がゲート信号中継部材120(図18(A)参照)の上側部分120b(図18(A)参照)の上端部120b1(図18(A)参照)の輪郭C120b1(図18(E)参照)の内側に位置する場合には、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)に対する接続部材111(図18(A)参照)の水平方向の位置合わせがOKになる。更に、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)と接続部材111(図18(A)参照)との間に水平方向の位置ずれが存在する場合であっても、図18(F)に示すように、接続部材111(図18(A)参照)の先端側部分111b(図18(A)参照)の貫通穴111b1(図18(A)参照)の輪郭C111b1(図18(F)参照)がゲート信号中継部材120(図18(A)参照)の上側部分120b(図18(A)参照)の上端部120b1(図18(A)参照)の輪郭C120b1(図18(F)参照)の内側に位置する場合には、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)に対する接続部材111(図18(A)参照)の水平方向の位置合わせがOKになる。また、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)と接続部材111(図18(A)参照)との間に水平方向の位置ずれが存在する場合であっても、図18(G)に示すように、接続部材111(図18(A)参照)の先端側部分111b(図18(A)参照)の貫通穴111b1(図18(A)参照)の輪郭C111b1(図18(G)参照)がゲート信号中継部材120(図18(A)参照)の上側部分120b(図18(A)参照)の上端部120b1(図18(A)参照)の輪郭C120b1(図18(G)参照)の内側に位置する場合には、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)に対する接続部材111(図18(A)参照)の水平方向の位置合わせがOKになる。
Even if there is a horizontal displacement between the gate signal relay member 120 (see FIG. 18A) and the connecting member 111 (see FIG. 18A), FIG. As shown in FIG. 18, the contour C111b1 (FIG. 18E) of the through hole 111b1 (see FIG. 18A) of the
一方、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)をゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)に対して水平方向に位置決めする時に、接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)の先端側部分111b’(図19(A)参照)から下側(図19(A)の下側)に延びている突起111b1’(図19(A)参照)の輪郭C111b1’(図19(B)〜図19(G)参照)を、ゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)の上側部分120b’(図19(A)参照)の上端部120b1’(図19(A)参照)の中央に形成された穴120b1a’(図19(A)参照)の輪郭C120b1a’(図19(B)〜図19(G)参照)であって、ゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)の上側部分120b’(図19(A)参照)の上端部120b1’(図19(A)参照)の輪郭C120b1’(図19(B)〜図19(G)参照)より小さい輪郭C120b1a’(図19(B)〜図19(G)参照)の内側に配置しなければならない
On the other hand, in the power semiconductor module described in
詳細には、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、ゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)の水平方向の位置ずれが存在しない場合、図19(C)に示すように、輪郭C111b1’が輪郭C120b1a’の内側に位置するため、ゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)の水平方向の位置合わせがOKになるものの、図18(D)に示す例と同程度の水平方向の位置ずれがゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)と接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)との間に存在する場合には、図19(D)に示すように、輪郭C111b1’が輪郭C120b1a’の外側にはみ出してしまうため、ゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)の水平方向の位置合わせがNGになってしまう。
Specifically, in the power semiconductor module described in
また、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、図18(E)に示す例と同程度の水平方向の位置ずれがゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)と接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)との間に存在する場合、図19(E)に示すように、輪郭C111b1’が輪郭C120b1a’の外側にはみ出してしまうため、ゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)の水平方向の位置合わせがNGになってしまう。更に、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、図18(F)に示す例と同程度の水平方向の位置ずれがゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)と接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)との間に存在する場合、図19(F)に示すように、輪郭C111b1’が輪郭C120b1a’の外側にはみ出してしまうため、ゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)の水平方向の位置合わせがNGになってしまう。また、特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールでは、図18(G)に示す例と同程度の水平方向の位置ずれがゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)と接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)との間に存在する場合、図19(G)に示すように、輪郭C111b1’が輪郭C120b1a’の外側にはみ出してしまうため、ゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)に対する接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)の水平方向の位置合わせがNGになってしまう。
Further, in the power semiconductor module described in
換言すれば、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200によれば、接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)をゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)に対して水平方向に位置決めする時に、接続部材(ゲート信号入力端子)111’(図19(A)参照)の先端側部分111b’(図19(A)参照)から下側(図19(A)の下側)に延びている突起111b1’(図19(A)参照)の輪郭C111b1’(図19(B)〜図19(G)参照)を、ゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)の上側部分120b’(図19(A)参照)の上端部120b1’(図19(A)参照)の中央に形成された穴120b1a’(図19(A)参照)の輪郭C120b1a’(図19(B)〜図19(G)参照)であって、ゲート信号中継部材120’(図19(A)参照)の上側部分120b’(図19(A)参照)の上端部120b1’(図19(A)参照)の輪郭C120b1’(図19(B)〜図19(G)参照)より小さい輪郭C120b1a’(図19(B)〜図19(G)参照)の内側に配置しなければならない特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールよりも、ゲート信号中継部材120(図18(A)参照)に対する接続部材111(図18(A)参照)の水平方向の位置ずれ許容度を増大させることができる。
In other words, according to the
その上、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図17(A)に示すように、接続部材111の先端側部分111bに貫通穴111b1が形成されている。また、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、製造時に、接続部材111(図17(B)参照)の先端側部分111b(図17(B)参照)の下面とゲート信号中継部材120(図17(B)参照)の上側部分120b(図17(A)参照)の上端部120b1(図17(A)参照)との間の半田121b(図17(B)参照)が、溶融せしめられた後に、固化せしめられる。その結果、半田121b(図17(B)参照)が、ゲート信号中継部材120(図17(B)参照)の上側部分120b(図17(A)参照)の上端部120b1(図17(A)参照)と接続部材111(図17(B)参照)の先端側部分111b(図17(B)参照)の下面とに接触するのみならず、接続部材111(図17(B)参照)の先端側部分111b(図17(B)参照)の貫通穴111b1(図17(B)参照)の壁面にも接触する。
In addition, in the
つまり、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、接続部材111(図17(B)参照)の先端側部分111b(図17(B)参照)に貫通穴111b1(図17(B)参照)を形成することにより、半田121b(図17(B)参照)と接触する接続部材111(図17(B)参照)の先端側部分111b(図17(B)参照)の表面積が増加せしめられている。
That is, in the
そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200によれば、接続部材111(図17(B)参照)の先端側部分111b(図17(B)参照)に貫通穴111b1(図17(B)参照)が形成されていない場合よりも、半田121b(図17(B)参照)と接触する接続部材111(図17(B)参照)の先端側部分111b(図17(B)参照)の表面積を増加させることにより、接続部材111(図17(B)参照)の先端側部分111b(図17(B)参照)とゲート信号中継部材120(図17(B)参照)の上側部分120b(図17(A)参照)の上端部120b1(図17(A)参照)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。
Therefore, according to the
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図17(A)に示すように、製造時に、接続部材111の先端側部分111bの下面とゲート信号中継部材120の上側部分120bの上端部120b1との間に半田121bが配置されるのみならず、接続部材111の先端側部分111bの上面の上にも半田121cが配置される。
Furthermore, in the
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図17(B)に示すように、製造時に、接続部材111の先端側部分111bの下面とゲート信号中継部材120の上側部分120b(図17(A)参照)の上端部120b1(図17(A)参照)との間の半田121b、および、接続部材111の先端側部分111bの上面の上の半田121cが溶融せしめられた後に固化せしめられると、接続部材111の先端側部分111bの貫通穴111b1の壁面の全体が、接続部材111の先端側部分111bの上面の上に配置された半田121c、および/または、接続部材111の先端側部分111bの下面とゲート信号中継部材120の上側部分120b(図17(A)参照)の上端部120b1(図17(A)参照)との間に配置された半田121bに接触する。
Further, in the
そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュール200によれば、接続部材111(図17(A)参照)の先端側部分111b(図17(A)参照)の上面の上に半田121c(図17(A)参照)が配置されず、それに伴って、接続部材111(図17(A)参照)の先端側部分111b(図17(A)参照)の貫通穴111b1(図17(A)参照)の壁面に半田と接触しない部分が残される場合よりも、半田121b,121c(図17(A)参照)と接触する接続部材111(図17(A)参照)の先端側部分111b(図17(A)参照)の表面積を増加させることができ、その結果、接続部材111(図17(A)参照)の先端側部分111b(図17(A)参照)とゲート信号中継部材120(図17(A)参照)の上側部分120b(図17(A)参照)の上端部120b1(図17(A)参照)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。
Therefore, according to the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図17(A)に示すように、製造時に、接続部材111の先端側部分111bの上面の上に半田121cが配置されるが、半田121b(図17(A)参照)のみによって、接続部材111(図17(A)参照)の先端側部分111b(図17(A)参照)とゲート信号中継部材120(図17(A)参照)の上側部分120b(図17(A)参照)の上端部120b1(図17(A)参照)との間の半田接合の信頼性を十分に確保することができる第2の実施形態のパワー半導体モジュールでは、代わりに、半田121c(図17(A)参照)を省略することも可能である。
In the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、上面にゲート電極102b(図2参照)を有するパワー半導体チップ102(図2参照)として、上面の中央にゲート電極を有するサイリスタチップが用いられているが、第3の実施形態のパワー半導体モジュールでは、代わりに、上面にゲート電極102bを有するパワー半導体チップ102として、上面の中央に、あるいは、上面の中央以外の部分にゲート電極を有するサイリスタチップ、IGBTチップ、MOSFETチップなどの任意のパワー半導体チップを用いることも可能である。
In the
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、上面にゲート電極102b(図2参照)を有するパワー半導体チップ102(図2参照)の他に、還流用のパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101(図9参照)を有する組立体U2(図10参照)が設けられているが、第4の実施形態のパワー半導体モジュールでは、代わりに、還流用のパワー半導体チップ(ダイオードチップ)101(図9参照)を有する組立体U2(図10参照)を省略することも可能である。
In the
図22は第5の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120を示した図である。詳細には、図22(A)は第5の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120の平面図、図22(B)は第5の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120の正面図、図22(C)は第5の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120の底面図、図22(D)は第5の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120の概略的な鉛直断面図である。
FIG. 22 is a view showing a gate
図23は第5の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120と接続部材111との関係を示した図である。詳細には、図23(A)は第5の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120と接続部材111との関係を説明するための概略的な分解組立鉛直断面図である。図23(B)は第5の実施形態のパワー半導体モジュール200の一部を構成するゲート信号中継部材120と接続部材111とが半田接合された後におけるゲート信号中継部材120、接続部材111などの概略的な鉛直断面図である。
FIG. 23 is a view showing the relationship between the gate
第1の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図7に示すように、ゲート信号中継部材120の上側部分120bの上端部120b1に凹部が形成されておらず、ゲート信号中継部材120の上側部分120bの上端部120b1が、水平部分のみによって構成されているが、第5の実施形態のパワー半導体モジュール200では、代わりに、図22に示すように、ゲート信号中継部材120の上側部分120bの上端部120b1に、凹部120b1aと、凹部120b1aが形成されていない水平部分120b1bとが設けられている。
In the
更に、第5の実施形態のパワー半導体モジュール200では、図23(A)に示すように、製造時に、接続部材111の先端側部分111bの下面とゲート信号中継部材120の上側部分120bの上端部120b1との間に半田121bが配置される。また、接続部材111の先端側部分111bの上面の上にも半田121cが配置される。
Furthermore, in the
第5の実施形態のパワー半導体モジュール200では、製造時に、次いで、接続部材111(図23(A)参照)の先端側部分111b(図23(A)参照)の下面とゲート信号中継部材120(図23(A)参照)の上側部分120b(図23(A)参照)の上端部120b1(図23(A)参照)との間の半田121b(図23(A)参照)、および、接続部材111(図23(A)参照)の先端側部分111b(図23(A)参照)の上面の上の半田121c(図23(A)参照)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、図23(B)に示すように、半田121bが、ゲート信号中継部材120の上側部分120b(図23(A)参照)の上端部120b1(図23(A)参照)の凹部120b1a(図23(A)参照)および水平部分120b1b(図23(A)参照)の両方に接触する。
In the
そのため、第5の実施形態のパワー半導体モジュール200によれば、接続部材111(図23(A)参照)の先端側部分111b(図23(A)参照)の下面とゲート信号中継部材120(図23(A)参照)の上側部分120b(図23(A)参照)の上端部120b1(図23(A)参照)との間の半田121b(図23(A)参照)がゲート信号中継部材120(図23(A)参照)の上側部分120b(図23(A)参照)の上端部120b1(図23(A)参照)の水平部分120b1b(図23(A)参照)に接触しない場合(例えば特許文献1に記載されたパワー半導体モジュール)よりも、半田121b(図23(A)参照)と接触するゲート信号中継部材120(図23(A)参照)の上側部分120b(図23(A)参照)の上端部120b1(図23(A)参照)の表面積を増加させることができ、その結果、接続部材111(図23(A)参照)の先端側部分111b(図23(A)参照)とゲート信号中継部材120(図23(A)参照)の上側部分120b(図23(A)参照)の上端部120b1(図23(A)参照)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。
Therefore, according to the
以下、本発明のパワー半導体モジュールの第6の実施形態について説明する。図24は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100に適用される絶縁基板1を示した図である。詳細には、図24(A)は絶縁基板1の底面図、図24(B)は絶縁基板1の後側面図、図24(C)は絶縁基板1の平面図である。図25は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100に適用されるパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2を拡大して示した図である。詳細には、図25(A)はパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2の平面図、図25(B)はパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2の概略的な鉛直断面図、図25(C)はパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2の底面図である。図26は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100に適用される温度補償板3を拡大して示した図である。詳細には、図26(A)は温度補償板3の平面図、図26(B)は温度補償板3の概略的な鉛直断面図である。図27は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100に適用されるゲート信号中継部材4を拡大して示した図である。詳細には、図27(A)はゲート信号中継部材4の平面図、図27(B)はゲート信号中継部材4の正面図、図27(C)はゲート信号中継部材4の鉛直断面図である。
Hereinafter, a sixth embodiment of the power semiconductor module of the present invention will be described. FIG. 24 is a view showing an insulating
図28は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100に適用されるパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5を拡大して示した図である。詳細には、図28(A)はパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5の平面図、図28(B)はパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5の概略的な鉛直断面図、図28(C)はパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5の底面図である。図29は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100に適用される温度補償板6を拡大して示した図である。詳細には、図29(A)は温度補償板6の平面図、図29(B)は温度補償板6の右側面図である。図30は図24〜図29に示す絶縁基板1、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2、温度補償板3、ゲート信号中継部材4、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)5および温度補償板6の組立図である。図31は図24〜図29に示す絶縁基板1、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2、温度補償板3、ゲート信号中継部材4、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)5および温度補償板6によって組み立てられた組立体30を示した図である。詳細には、図31(A)は組立体30の平面図、図31(B)は組立体30の概略的な鉛直断面図、図31(C)は組立体30に含まれるゲート信号中継部材4などの拡大鉛直断面図である。
FIG. 28 is an enlarged view showing a power semiconductor chip (diode chip) 5 applied to the
図32は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100に適用される放熱部材7を示した図である。詳細には、図32(A)は放熱部材7の底面図、図32(B)は放熱部材7の後側面図、図32(C)は放熱部材7の平面図である。図33〜図36は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100に適用される外囲樹脂ケース8を示した図である。詳細には、図33(A)は外囲樹脂ケース8の平面図、図33(B)は外囲樹脂ケース8の右側面図、図33(C)は外囲樹脂ケース8の正面図、図34(A)は外囲樹脂ケース8の左側面図、図34(B)は外囲樹脂ケース8の底面図、図34(C)は外囲樹脂ケース8の後側面図である。図35(A)は図33(A)と同様の外囲樹脂ケース8の平面図、図35(B)は図35(A)のA’−A’線に沿った断面図、図35(C)は図35(A)のB’−B’線に沿った断面図である。図36(A)は図35(B)と同様の断面図、図36(B)は図35(A)のC−C線に沿った断面図、図36(C)は図35(A)のD−D線に沿った断面図、図36(D)は図35(A)のE−E線に沿った断面図である。
FIG. 32 is a view showing the
図37は図31〜図36に示す組立体30、放熱部材7および外囲樹脂ケース8の組立図である。詳細には、図37(A)は図35(A)のA’−A’線に沿った断面内における組立体30、放熱部材7および外囲樹脂ケース8の組立図、図37(B)は図35(A)のB’−B’線に沿った断面内における組立体30、放熱部材7および外囲樹脂ケース8の組立図である。図38は図31〜図36に示す組立体30、放熱部材7および外囲樹脂ケース8によって組み立てられた組立体40を示した図である。詳細には、図38(A)は図35(A)のA’−A’線に沿った断面内における組立体40を示した図、図38(B)は図35(A)のB’−B’線に沿った断面内における組立体40を示した図である。図39は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100に適用される蓋体10を示した図である。詳細には、図39(A)は蓋体10の底面図、図39(B)は蓋体10の後側面図、図39(C)は蓋体10の左側面図、図39(D)は蓋体10の平面図、図39(E)は蓋体10の右側面図、図39(F)は蓋体10の正面図である。
FIG. 37 is an assembly view of the
図40は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100を示した図である。詳細には、図40(A)は図35(A)のA’−A’線に沿った断面内におけるパワー半導体モジュール100を示した図、図40(B)は図35(A)のB’−B’線に沿った断面内におけるパワー半導体モジュール100を示した図である。図41は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100の等価回路図である。
FIG. 40 is a diagram showing a
図42は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100の一部を構成するゲート信号中継部材4とゲート信号入力端子9dとの関係を示した図である。詳細には、図42(A)はゲート信号中継部材4とゲート信号入力端子9dとの関係を説明するための概略的な分解組立鉛直断面図である。図42(B)はゲート信号中継部材4とゲート信号入力端子9dとが半田接合された後におけるゲート信号中継部材4、ゲート信号入力端子9dなどの概略的な鉛直断面図である。
FIG. 42 is a diagram showing the relationship between the gate
図43は第6の実施形態のパワー半導体モジュール100の一部を構成するゲート信号中継部材4とゲート信号入力端子9dとの関係を示した図である。詳細には、図43(A)はゲート信号中継部材4とゲート信号入力端子9dとの関係を説明するための概略的な鉛直断面図である。図43(B)は上下方向に投影されたゲート信号中継部材4(図43(A)参照)の上側部分4b(図43(A)参照)の上端部4b1(図43(A)参照)の輪郭C4b1と、上下方向に投影されたゲート信号入力端子9d(図43(A)参照)の先端側部分9d1(図43(A)参照)の貫通穴9d1a(図43(A)参照)の輪郭C9d1aとの関係を示した図である。図43(C)は図43(B)の拡大図である。詳細には、図43(C)はゲート信号中継部材4に対するゲート信号入力端子9dの水平方向の位置ずれが存在しない場合における輪郭C4b1と輪郭C9d1aとの関係を示した図である。図43(D)〜図43(G)はゲート信号中継部材4に対するゲート信号入力端子9dの水平方向の位置ずれが存在するものの、その位置ずれが許容範囲内である場合における輪郭C4b1と輪郭C9d1aとの関係を示した図である。
FIG. 43 is a diagram showing the relationship between the gate
第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図24に示すように、例えばセラミックなどのような電気絶縁性材料によって形成された絶縁層1aと、絶縁層1aの上面に形成された上側導体パターン1bと、絶縁層1aの下面に形成された下側導体パターン1cとを有する絶縁基板1が設けられている。また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図25に示すように、ゲート電極2aと、ゲート電極2aの周りに配置されたカソード電極2bと、ゲート電極2aおよびカソード電極2bとは反対側の面に形成されたアノード電極2cとが、概略矩形のパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2に設けられている。図25に示す例では、例えば、ゲート電極2aの直径がΦ1.6mmに設定され、カソード電極2bの内周円の直径がΦ2.4mmに設定され、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2の厚さ寸法が0.33mmに設定されている。また、ゲート電極2aおよびカソード電極2bよりも上側(図25(B)の左側)に突出しているガラスパッシベーション層2dがカソード電極2bの周りに形成されている。
In the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図28に示すように、アノード電極5aと、アノード電極5aとは反対側の面に形成されたカソード電極5bとを有する概略矩形のパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5が設けられている。図28に示す例では、例えば、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)5の厚さ寸法が0.31mmに設定されている。また、アノード電極5aよりも上側(図28(B)の左側)に突出しているガラスパッシベーション層5cがアノード電極5aの周りに形成されている。
Furthermore, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図26に示すように、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2(図25参照)のゲート電極2a(図25参照)と対向する開口3aを中央部に有する概略矩形の温度補償板3が設けられている。温度補償板3は、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2の主要構成要素であるケイ素の熱膨張率よりも大きく、外部導出端子9c(図33〜図36参照)およびカソード信号出力端子9e(図33〜図36参照)の熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する例えばモリブデンなどの導電性材料によって形成されている。図26に示す例では、例えば、温度補償板3の開口3aの直径がΦ3.3mmに設定され、温度補償板3の厚さ寸法が0.5mmに設定されている。
In the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図29に示すように、概略矩形の温度補償板6が設けられている。この温度補償板6は、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)5の主要構成要素であるケイ素の熱膨張率よりも大きく、外部導出端子9b(図33〜図36参照)の熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する例えばモリブデンなどの導電性材料によって形成されている。図29に示す例では、例えば、温度補償板6の厚さ寸法が0.5mmに設定されている。
Furthermore, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図27に示すように、温度補償板3(図26参照)の厚さ寸法(図26に示す例では、例えば0.5mm)よりも大きい高さ寸法(図27に示す例では、例えば2.5mm)を有すると共に、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2(図25参照)のゲート電極2a(図25参照)の直径(図25に示す例では、例えばΦ1.6mm)よりも小さい下側部分4aの直径(図27に示す例では、例えばΦ1.2mm)を有するゲート信号中継部材4が設けられている。このゲート信号中継部材4は導電性材料によって形成されている。図27に示す例では、例えば、ゲート信号中継部材4の上側部分4bの上端部4b1の直径がΦ1.75mmに設定され、ゲート信号中継部材4の上側部分4bの上端部4b1の高さ寸法が0.98mmに設定されている。
Further, in the
第6の実施形態のパワー半導体モジュール100の製造時には、図30に示すように、ゲート電極2aおよびカソード電極2bが上側になり、アノード電極2cが下側になるように、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2が絶縁基板1の上側導体パターン1b上に高融点半田11aを介して配置される。また、アノード電極5aが上側になり、カソード電極5bが下側になるように、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)5が絶縁基板1の上側導体パターン1b上に高融点半田11bを介して配置される。
At the time of manufacturing the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100の製造時には、図30に示すように、温度補償板3がパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2のカソード電極2b上に高融点半田11cを介して配置される。更に、温度補償板6がパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5のアノード電極5a上に高融点半田11dを介して配置される。また、ゲート信号中継部材4がパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2のゲート電極2a上に高融点半田11eを介して配置される。
Further, at the time of manufacturing the
第6の実施形態のパワー半導体モジュール100の製造時には、次いで、高融点半田11a,11b,11c,11d,11eのリフロー処理によって、図30に示すように、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2のアノード電極2cと絶縁基板1の上側導体パターン1bとの半田接続、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)5のカソード電極5bと絶縁基板1の上側導体パターン1bとの半田接続、温度補償板3とパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2のカソード電極2bとの半田接続、温度補償板6とパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5のアノード電極5aとの半田接続、および、ゲート信号中継部材4とパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2のゲート電極2aとの半田接続が同時に行われる。その結果、図31に示すような組立体30が形成される。
At the time of manufacturing the
詳細には、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図31(C)に示すように、ゲート信号入力端子9d(図33〜図36参照)の先端側部分9d1(図33(A)、図34(B)、図35(B)、図36(A)および図36(B)参照)と半田接続されるゲート信号中継部材4の上面の高さH4が、温度補償板3の上面の高さH3よりも高くなる。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、ゲート信号中継部材4が設けられていない場合よりも、ゲート信号中継部材4に半田接続されるゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1が誤って温度補償板3にも半田接続されてしまうおそれを低減することができる。
Specifically, in the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図31(C)に示すように、ゲート信号中継部材4の下側部分4aの直径D4aが、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2のゲート電極2aの直径D2aよりも小さくされている。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、ゲート信号中継部材4の下側部分4aの直径D4aがパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2のゲート電極2aの直径D2aと等しくされている場合よりも、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2のゲート電極2aに半田接続されたゲート信号中継部材4により誤ってパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2のゲート電極2aとカソード電極2bとが短絡してしまうおそれを低減することができる。
Furthermore, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図33〜図36に示すように、放熱フィン(図示せず)にねじ止めされる右フランジ部8b1と、放熱フィンにねじ止めされる左フランジ部8b2と、右フランジ部8b1と左フランジ部8b2との間に配置された本体部8aと、右フランジ部8b1と本体部8aとを接続する右接続部8c1と、左フランジ部8b2と本体部8aとを接続する左接続部8c2とを有する電気絶縁性材料によって成形された外囲樹脂ケース8が設けられている。
Further, in the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図33〜図36に示すように、板金材料によって形成された導電性外部導出端子9aと、板金材料によって形成された導電性外部導出端子9bと、板金材料によって形成された導電性外部導出端子9cとが、外囲樹脂ケース8の本体部8aの前側壁部8a1にインサート成形されている。また、板金材料によって形成された導電性ゲート信号入力端子9dと、板金材料によって形成された導電性カソード信号出力端子9eとが、外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1と右接続部8c1と本体部8aの右側壁部8a3と本体部8aの後側壁部8a2から前向きに突出しているリブ8a2cとにインサート成形されている。更に、外部導出端子9aの上端部をブスバー(図示せず)にねじ止めするナットが収容されたナット収容部8a1cと、外部導出端子9bの上端部をブスバー(図示せず)にねじ止めするナットが収容されたナット収容部8a1dと、外部導出端子9cの上端部をブスバー(図示せず)にねじ止めするナットが収容されたナット収容部8a1eとが、外囲樹脂ケース8の本体部8aの前側壁部8a1に形成されている。
Furthermore, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図32に示すように、外囲樹脂ケース8(図33〜図36参照)の本体部8a(図33〜図36参照)よりも小さい放熱部材7が設けられている。この放熱部材7は例えば銅のような高熱伝導性材料によって形成されている。
In the
第6の実施形態のパワー半導体モジュール100の製造時には、次いで、図37に示すように、絶縁基板1を含む組立体30(図31参照)が放熱部材7上に低融点半田12aを介して配置される。更に、外囲樹脂ケース8の本体部8a(図33〜図36参照)の下端部を放熱部材7の外縁部上に配置することにより、外部導出端子9a(図37(B)参照)の下端部が絶縁基板1の上側導体パターン1b(図24および図31参照)上に低融点半田12b(図37(B)参照)を介して配置され、外部導出端子9b(図37(B)参照)の下端部が温度補償板6上に低融点半田12c(図37(B)参照)を介して配置され、外部導出端子9c(図37(B)参照)の下端部が温度補償板3上に低融点半田12d(図37(B)参照)を介して配置され、ゲート信号入力端子9d(図37(A)参照)の先端側部分9d1(図37(A)参照)がゲート信号中継部材4の上側部分4b(図31(C)参照)の上端部4b1(図31(C)参照)上に低融点半田12e(図37(A)参照)を介して配置され、カソード信号出力端子9e(図37(A)参照)の下端部が温度補償板3上に低融点半田12f(図37(A)参照)を介して配置され、ゲート信号入力端子9d(図37(A)参照)の先端側部分9d1(図37(A)参照)の上面の上に低融点半田12g(図37(A)参照)が配置される。
At the time of manufacturing the
第6の実施形態のパワー半導体モジュール100の製造時には、次いで、低融点半田12a,12b,12c,12d,12e,12f,12gのリフロー処理によって、図37に示すように、外部導出端子9aの下端部と絶縁基板1の上側導体パターン1b(図24および図31参照)との半田接続、外部導出端子9bの下端部と温度補償板6との半田接続、外部導出端子9cの下端部と温度補償板3との半田接続、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1とゲート信号中継部材4の上側部分4b(図27参照)の上端部4b1(図27参照)との半田接続、および、カソード信号出力端子9eの下端部と温度補償板3との半田接続が同時に行われる。その結果、図38に示すような組立体40が形成される。次いで、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2、パワー半導体チップ(ダイオードチップ)5などを保護するためのゲル剤(図示せず)が外囲樹脂ケース8の本体部8a(図33〜図36参照)内に充填される。
At the time of manufacturing the
詳細には、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図37に示すように、外囲樹脂ケース8の本体部8a(図33〜図36参照)の下端部が放熱部材7の外縁部上に配置されると、外囲樹脂ケース8の本体部8aの前側壁部8a1(図33(A)および図34(B)参照)の肩部8a1b(図34(B)および図36(B)参照)と、放熱部材7の上面の前端部および前面の上端部とが嵌合し、外囲樹脂ケース8の本体部8aの後側壁部8a2(図33(A)および図34(B)参照)の肩部8a2b(図34(B)および図36(B)参照)と、放熱部材7の上面の後端部および後面の上端部とが嵌合し、外囲樹脂ケース8の本体部8aの右側壁部8a3(図33(A)および図34(B)参照)の肩部8a3b(図34(B)、図35(B)および図35(C)参照)と、放熱部材7の上面の右端部および右面の上端部とが嵌合し、外囲樹脂ケース8の本体部8aの左側壁部8a4(図33(A)および図34(B)参照)の肩部8a4b(図34(B)、図35(B)および図35(C)参照)と、放熱部材7の上面の左端部および左面の上端部とが嵌合する。また、外囲樹脂ケース8の本体部8aの下端部が放熱部材7の外縁部上に配置される時に、外囲樹脂ケース8の本体部8aの下端部と放熱部材7の外縁部との間に接着剤が配置される。
Specifically, in the
更に詳細には、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図32(C)に示すように、組立体30(図37参照)に含まれる絶縁基板1(図37参照)を放熱部材7に対して位置決めするための開口7a1を有するレジスト膜7aが放熱部材7の上面に形成されている。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、製造誤差による放熱部材7に対する絶縁基板1の位置ずれを低減することができる。
More specifically, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図24(C)に示すように、絶縁基板1の上側導体パターン1bに対してパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2(図30参照)およびパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5(図30参照)を位置決めするための複数の穴1b1がエッチングによって絶縁基板1の上側導体パターン1bに形成されている。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、製造誤差による絶縁基板1の上側導体パターン1bに対するパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2およびパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5の位置ずれを低減することができる。
Further, in the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図31(C)に示すように、ゲート信号中継部材4の上側部分4bの上端部4b1の直径D4bが、ゲート信号中継部材4の下側部分4aの直径D4aおよびパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2のゲート電極2aの直径D2aよりも大きくされている。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、製造誤差が含まれる場合であっても、図37に示すように外囲樹脂ケース8の本体部8a(図33〜図36参照)が放熱部材7上に配置される時に、ゲート信号入力端子9d(図37(A)参照)の先端側部分9d1(図37(A)参照)をゲート信号中継部材4の上側部分4b(図27および図31(C)参照)の上端部4b1(図27および図31(C)参照)上に確実に配置することができる。
Furthermore, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図39に示すように、外囲樹脂ケース8(図33〜図36参照)の本体部8a(図33〜図36参照)の上端開口を覆うための蓋体10が設けられている。この蓋体10は例えば樹脂材料などによって形成されている。また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、係止爪10b1aを有する右係止部10b1と、係止爪10b2aを有する左係止部10b2とが蓋体10に形成されている。
Moreover, in the
第6の実施形態のパワー半導体モジュール100の製造時には、次いで、図40に示すように、蓋体10の右係止部10b1(図39参照)の係止爪10b1aを外囲樹脂ケース8の右接続部8c1(図33(A)および図35(B)参照)の穴8c1b(図33(A)および図35(B)参照)に挿入すると共に、蓋体10の左係止部10b2(図39参照)の係止爪10b2aを外囲樹脂ケース8の左接続部8c2(図33(A)および図35(B)参照)の穴8c2b(図33(A)および図35(B)参照)に挿入し、かつ、蓋体10を外囲樹脂ケース8に対して図40の下側に押し下げることによって、スナップフィットにより、蓋体10の右係止部10b1の係止爪10b1aが外囲樹脂ケース8の右接続部8c1の下面に係止すると共に、蓋体10の左係止部10b2の係止爪10b2aが外囲樹脂ケース8の左接続部8c2の下面に係止する。その結果、図40に示すような第6の実施形態のパワー半導体モジュール100が完成する。
At the time of manufacturing the
詳細には、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100の製造時には、図40に示すように蓋体10が外囲樹脂ケース8に取り付けられると、外囲樹脂ケース8の本体部8a(図33(A)参照)の前側壁部8a1(図33(A)参照)の肩部8a1a(図33(A)および図36(B)参照)と、蓋体10の下面の前端部および前面とが嵌合し、外囲樹脂ケース8の本体部8aの後側壁部8a2(図33(A)参照)の肩部8a2a(図33(A)および図36(B)参照)と、蓋体10の下面の後端部および後面とが嵌合し、外囲樹脂ケース8の本体部8aの右接続部8c1(図33(A)参照)の肩部8c1a(図33(A)および図35(B)参照)と、蓋体10の下面の右端部および右面とが嵌合し、外囲樹脂ケース8の本体部8aの左接続部8c2(図33(A)参照)の肩部8c2a(図33(A)および図35(B)参照)と、蓋体10の下面の左端部および左面とが嵌合する。
Specifically, when the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図36(A)に示すように、外囲樹脂ケース8の右接続部8c1の下面の高さL8c1が、外囲樹脂ケース8の本体部8aの右側壁部8a3の下面の高さL8a3および外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1の下面の高さL8b1よりも高くされている。つまり、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、外囲樹脂ケース8の右接続部8c1の厚さ寸法が小さくされている。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、外囲樹脂ケース8の本体部8aの剛性を低下させることなく、放熱フィン(図示せず)の上面と放熱部材7(図40参照)の下面とを密着させるための外囲樹脂ケース8の本体部8aに対する右フランジ部8b1の弾性変形を容易にすることができる。
Furthermore, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図36(A)に示すように、外囲樹脂ケース8の左接続部8c2の下面の高さL8c2が、外囲樹脂ケース8の本体部8aの左側壁部8a4の下面の高さL8a4および外囲樹脂ケース8の左フランジ部8b2の下面の高さL8b2よりも高くされている。つまり、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、外囲樹脂ケース8の左接続部8c2の厚さ寸法が小さくされている。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、外囲樹脂ケース8の本体部8aの剛性を低下させることなく、放熱フィン(図示せず)の上面と放熱部材7(図40参照)の下面とを密着させるための外囲樹脂ケース8の本体部8aに対する左フランジ部8b2の弾性変形を容易にすることができる。
Further, in the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図33(A)および図35(B)に示すように、外囲樹脂ケース8の右接続部8c1の上面と下面との間に延びている穴8c1bが、外囲樹脂ケース8の右接続部8c1に形成されている。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、外囲樹脂ケース8の右接続部8c1の上面と下面との間に延びている穴8c1bが形成されていない場合よりも、放熱フィン(図示せず)の上面と放熱部材7(図40参照)の下面とを密着させるための外囲樹脂ケース8の本体部8aに対する右フランジ部8b1の弾性変形を容易にすることができる。
Furthermore, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図33(A)および図35(B)に示すように、外囲樹脂ケース8の左接続部8c2の上面と下面との間に延びている穴8c2bが、外囲樹脂ケース8の左接続部8c2に形成されている。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、外囲樹脂ケース8の左接続部8c2の上面と下面との間に延びている穴8c2bが形成されていない場合よりも、放熱フィン(図示せず)の上面と放熱部材7(図40参照)の下面とを密着させるための外囲樹脂ケース8の本体部8aに対する左フランジ部8b2の弾性変形を容易にすることができる。
In the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図40に示すように蓋体10が外囲樹脂ケース8に取り付けられている時に、蓋体10の右係止部10b1(図39参照)の係止爪10b1aが外囲樹脂ケース8の右接続部8c1(図35(A)参照)の下面よりも下側(図40の下側)に収容されていると共に、蓋体10の左係止部10b2(図39参照)の係止爪10b2aが外囲樹脂ケース8の左接続部8c2(図35(A)参照)の下面よりも下側(図40の下側)に収容されている。
Furthermore, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図40に示すように蓋体10が外囲樹脂ケース8に取り付けられている時に、放熱部材7の右端部が、蓋体10の右係止部10b1(図39参照)の係止爪10b1aよりも左側(図40(A)の左側)に配置されている。また、放熱部材7の左端部が、蓋体10の左係止部10b2(図39参照)の係止爪10b2aよりも右側(図40(A)の右側)に配置されている。つまり、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図40に示すように蓋体10が外囲樹脂ケース8に取り付けられている時に、放熱部材7が蓋体10の右係止部10b1の係止爪10b1aおよび左係止部10b2の係止爪10b2aの真下には配置されていない。
Further, in the
そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、図40に示すように蓋体10が外囲樹脂ケース8に取り付けられている時に放熱部材7が蓋体10の右係止部10b1(図39参照)の係止爪10b1aおよび左係止部10b2(図39参照)の係止爪10b2aの真下に配置されている場合よりも、パワー半導体モジュール100全体の上下方向寸法(図40の上下方向寸法)を小型化することができる。
Therefore, according to the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図33(A)および図33(C)に示すように、外囲樹脂ケース8にインサート成形されているゲート信号入力端子9dの上端部が、外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1の上面から上向きに突出せしめられている。更に、外囲樹脂ケース8にインサート成形されているカソード信号出力端子9eの上端部が、外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1の上面から上向きに突出せしめられている。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、ゲート信号入力端子9dの上端部およびカソード信号出力端子9eの上端部が外囲樹脂ケース8の本体部8aの後側壁部8a2の上面から上向きに突出せしめられている場合よりも、パワー半導体モジュール100全体の前後方向寸法(図33(A)の上下方向寸法)を小型化することができる。
Furthermore, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図33(A)および図35(B)に示すように、ゲート信号入力端子9dの上端部が、外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1のボルトヘッド収容部8b1aのねじ穴8b1a1よりも左側(図33(A)および図35(B)の左側)に配置されている。また、カソード信号出力端子9eの上端部が、外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1のボルトヘッド収容部8b1aのねじ穴8b1a1のほぼ真後に配置されている。つまり、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、ゲート信号入力端子9dの上端部およびカソード信号出力端子9eの上端部が外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1のボルトヘッド収容部8b1aのねじ穴8b1a1よりも右側(図33(A)および図35(B)の右側)には配置されていない。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、パワー半導体モジュール100全体の左右方向寸法(図33(A)および図35(B)の左右方向寸法)を大型化させることなく、パワー半導体モジュール100全体の前後方向寸法(図33(A)の上下方向寸法)を小型化することができる。
Further, in the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図33(A)および図36(C)に示すように、ゲート信号入力端子9dの上端部およびカソード信号出力端子9eの上端部が、外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1の外輪部8b1cの上面から上向きに突出せしめられている。また、外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1の外輪部8b1cとボルトヘッド収容部8b1aとの間に土手部8b1bが配置されている。更に、図36(C)に示すように、土手部8b1bの上面の高さH8b1bが、ボルトヘッド収容部8b1aの上面の高さH8b1aおよび外輪部8b1cの上面の高さH8b1cよりも高くされている。そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1の土手部8b1bの上面の高さH8b1bがボルトヘッド収容部8b1aの上面の高さH8b1aおよび外輪部8b1cの上面の高さH8b1cより高くされていない場合よりも、外囲樹脂ケース8の右フランジ部8b1を放熱フィン(図示せず)にねじ止めするボルトヘッド(図示せず)とゲート信号入力端子9dの上端部およびカソード信号出力端子9eの上端部との間の沿面距離を大きくすることができる。
Furthermore, in the
同様に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図33(A)および図36(D)に示すように、外囲樹脂ケース8の左フランジ部8b2の外輪部8b2cとねじ穴8b2a1を有するボルトヘッド収容部8b2aとの間に土手部8b2bが配置されている。
Similarly, in the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、ゲート信号入力端子9d(図37(A)および図41参照)、半田12e(図37(A)参照)、ゲート信号中継部材4(図37参照)および半田11e(図30参照)を介してパワー半導体チップ(サイリスタチップ)2(図25、図30、図37(A)および図41参照)の上面のゲート電極2a(図25および図30参照)に供給されるゲート信号によって、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2(図25、図30、図37(A)および図41参照)を介して外部導出端子9c(図37(B)および図41参照)と外部導出端子9a(図37(B)および図41参照)との間を流れる大電流を制御することができる。
In the
詳細には、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図33(A)、図35(B)および図36(B)に示すように、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1が水平に形成されている。更に、図33(A)および図42に示すように、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1に貫通穴9d1aが形成されている。また、上下方向に投影された貫通穴9d1a(図43(A)参照)の輪郭C9d1a(図43(B)〜図43(G)参照)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材4(図43(A)参照)の上側部分4b(図43(A)参照)の上端部4b1(図43(A)参照)の輪郭C4b1(図43(B)〜図43(G)参照)よりも小さくなるように、貫通穴9d1a(図43(A)参照)の大きさが設定されている。更に、図37(A)に示すように、ゲート信号入力端子9dが外囲樹脂ケース8と一体的に形成されている。
Specifically, in the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図37(A)および図42(A)に示すように、製造時に、ゲート信号中継部材4の上側部分4b(図42(A)参照)の上端部4b1(図42(A)参照)の上に半田12eが配置される。次いで、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2(図37(A)参照)を支持する放熱部材7(図37(A)参照)と外囲樹脂ケース8(図37(A)参照)とが接合される。その結果、上下方向に投影された貫通穴9d1a(図43(A)参照)の輪郭C9d1a(図43(B)〜図43(G)参照)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材4(図43(A)参照)の上側部分4b(図43(A)参照)の上端部4b1(図43(A)参照)の輪郭C4b1(図43(B)〜図43(G)参照)の内側に位置すると共に、半田12e(図42参照)が、ゲート信号入力端子9d(図42参照)の先端側部分9d1(図42参照)の下面と、ゲート信号中継部材4(図42参照)の上側部分4b(図42(A)参照)の上端部4b1(図42(A)参照)との間に位置する。
Furthermore, in the
つまり、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)2(図37参照)を支持する放熱部材7(図37参照)と外囲樹脂ケース8(図37参照)とが接合されると、上下方向に投影された貫通穴9d1a(図43(A)参照)の輪郭C9d1a(図43(B)〜図43(G)参照)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材4(図43(A)参照)の上側部分4b(図43(A)参照)の上端部4b1(図43(A)参照)の輪郭C4b1(図43(B)〜図43(G)参照)の内側に位置するように、各構成部品の寸法公差を設定すればよい。
That is, in the
そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、パワー半導体チップ(サイリスタチップ)を支持する放熱部材(放熱板)と外囲樹脂ケースとが接合されると、ゲート信号入力端子の先端側部分から下側に延びている突起の輪郭が、ゲート信号中継部材の上側部分の上端部の中央に形成された穴の輪郭であって、ゲート信号中継部材の上側部分の上端部の輪郭より小さい輪郭の内側に位置するように、各構成部品の寸法公差を設定しなければならない特許文献1に記載されたパワー半導体モジュールよりも、各構成部品の寸法公差を緩和する(増大させる)ことができる。
Therefore, according to the
その上、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図33(A)および図42に示すように、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1に貫通穴9d1aが形成されている。また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図42に示すように、製造時に、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の下面とゲート信号中継部材4の上側部分4b(図42(A)参照)の上端部4b1(図42(A)参照)との間の半田12eが溶融せしめられた後に固化せしめられる。その結果、図42(B)に示すように、半田12eが、ゲート信号中継部材4の上側部分4b(図42(A)参照)の上端部4b1(図42(A)参照)とゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の下面とに接触するのみならず、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の貫通穴9d1aの壁面にも接触する。
In addition, in the
つまり、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、ゲート信号入力端子9d(図42参照)の先端側部分9d1(図42参照)に貫通穴9d1a(図42参照)を形成することにより、半田12e(図42参照)と接触するゲート信号入力端子9d(図42参照)の先端側部分9d1(図42参照)の表面積が増加せしめられている。
That is, in the
そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1に貫通穴9d1aが形成されていない場合よりも、半田12e(図42参照)と接触するゲート信号入力端子9d(図42参照)の先端側部分9d1(図42参照)の表面積を増加させることにより、ゲート信号入力端子9d(図42参照)の先端側部分9d1(図42参照)とゲート信号中継部材4(図42参照)の上側部分4b(図42(A)参照)の上端部4b1(図42(A)参照)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。
Therefore, according to the
また、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図42に示すように、製造時に、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の下面とゲート信号中継部材4の上側部分4b(図42(A)参照)の上端部4b1(図42(A)参照)との間に半田12eが配置されるのみならず、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の上面の上にも半田12gが配置される。
Further, in the
更に、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図42(B)に示すように、製造時に、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の下面とゲート信号中継部材4の上側部分4b(図42(A)参照)の上端部4b1(図42(A)参照)との間の半田12e、および、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の上面の上の半田12gが溶融せしめられた後に固化せしめられると、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の貫通穴9d1aの壁面の全体が、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の上面の上に配置された半田12g、および/または、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の下面とゲート信号中継部材4の上側部分4b(図42(A)参照)の上端部4b1(図42(A)参照)との間に配置された半田12eに接触する。
Furthermore, in the
そのため、第6の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の上面の上に半田12gが配置されず、それに伴って、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の貫通穴9d1aの壁面に半田と接触しない部分が残される場合よりも、半田12e,12g(図42参照)と接触するゲート信号入力端子9d(図42参照)の先端側部分9d1(図42参照)の表面積を増加させることができ、その結果、ゲート信号入力端子9d(図42参照)の先端側部分9d1(図42参照)とゲート信号中継部材4(図42参照)の上側部分4b(図42(A)参照)の上端部4b1(図42(A)参照)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。
Therefore, according to the
第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図42(A)に示すように、製造時に、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の上面の上に半田12gが配置されるが、半田12e(図42(A)参照)のみによって、ゲート信号入力端子9d(図42(A)参照)の先端側部分9d1(図42(A)参照)とゲート信号中継部材4(図42(A)参照)の上側部分4b(図42(A)参照)の上端部4b1(図42(A)参照)との間の半田接合の信頼性を十分に確保することができる第7の実施形態のパワー半導体モジュールでは、代わりに、半田12g(図42(A)参照)を省略することも可能である。
In the
第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、上面にゲート電極2a(図25参照)を有するパワー半導体チップ2(図25参照)として、上面の中央にゲート電極を有するサイリスタチップが用いられているが、第8の実施形態のパワー半導体モジュールでは、代わりに、上面にゲート電極2aを有するパワー半導体チップ2として、上面の中央に、あるいは、上面の中央以外の部分にゲート電極を有するサイリスタチップ、IGBTチップ、MOSFETチップなどの任意のパワー半導体チップを用いることも可能である。
In the
第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、上面にゲート電極2a(図25参照)を有するパワー半導体チップ2(図25参照)の他に、還流用のパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5(図28参照)が設けられているが、第9の実施形態のパワー半導体モジュールでは、代わりに、還流用のパワー半導体チップ(ダイオードチップ)5(図28参照)を省略することも可能である。
In the
図44は第10の実施形態のパワー半導体モジュール100の一部を構成するゲート信号中継部材4を示した図である。詳細には、図44(A)は第10の実施形態のパワー半導体モジュール100の一部を構成するゲート信号中継部材4の平面図、図44(B)は第10の実施形態のパワー半導体モジュール100の一部を構成するゲート信号中継部材4の正面図、図44(C)は第10の実施形態のパワー半導体モジュール100の一部を構成するゲート信号中継部材4の底面図、図44(D)は第10の実施形態のパワー半導体モジュール100の一部を構成するゲート信号中継部材4の概略的な鉛直断面図である。
FIG. 44 is a view showing the gate
図45は第10の実施形態のパワー半導体モジュール100の一部を構成するゲート信号中継部材4とゲート信号入力端子9dとの関係を示した図である。詳細には、図45(A)は第10の実施形態のパワー半導体モジュール100の一部を構成するゲート信号中継部材4とゲート信号入力端子9dとの関係を説明するための概略的な分解組立鉛直断面図である。図45(B)は第10の実施形態のパワー半導体モジュール100の一部を構成するゲート信号中継部材4とゲート信号入力端子9dとが半田接合された後におけるゲート信号中継部材4、ゲート信号入力端子9dなどの概略的な鉛直断面図である。
FIG. 45 is a diagram showing a relationship between the gate
第6の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図27に示すように、ゲート信号中継部材4の上側部分4bの上端部4b1に凹部が形成されておらず、ゲート信号中継部材4の上側部分4bの上端部4b1が、水平部分のみによって構成されているが、第10の実施形態のパワー半導体モジュール100では、代わりに、図44に示すように、ゲート信号中継部材4の上側部分4bの上端部4b1に、凹部4b1aと、凹部4b1aが形成されていない水平部分4b1bとが設けられている。
In the
更に、第10の実施形態のパワー半導体モジュール100では、図45(A)に示すように、製造時に、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の下面とゲート信号中継部材4の上側部分4bの上端部4b1との間に半田12eが配置される。また、ゲート信号入力端子9dの先端側部分9d1の上面の上にも半田12gが配置される。
Furthermore, in the
第10の実施形態のパワー半導体モジュール100では、製造時に、次いで、ゲート信号入力端子9d(図45(A)参照)の先端側部分9d1(図45(A)参照)の下面とゲート信号中継部材4(図45(A)参照)の上側部分4b(図45(A)参照)の上端部4b1(図45(A)参照)との間の半田12e(図45(A)参照)、および、ゲート信号入力端子9d(図45(A)参照)の先端側部分9d1(図45(A)参照)の上面の上の半田12g(図45(A)参照)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、図45(B)に示すように、半田12eが、ゲート信号中継部材4の上側部分4b(図45(A)参照)の上端部4b1(図45(A)参照)の凹部4b1a(図45(A)参照)および水平部分4b1b(図45(A)参照)の両方に接触する。
In the
そのため、第10の実施形態のパワー半導体モジュール100によれば、ゲート信号入力端子9d(図45(A)参照)の先端側部分9d1(図45(A)参照)の下面とゲート信号中継部材4(図45(A)参照)の上側部分4b(図45(A)参照)の上端部4b1(図45(A)参照)との間の半田12e(図45(A)参照)がゲート信号中継部材4(図45(A)参照)の上側部分4b(図45(A)参照)の上端部4b1(図45(A)参照)の水平部分4b1b(図45(A)参照)に接触しない場合(例えば特許文献1に記載されたパワー半導体モジュール)よりも、半田12e(図45(A)参照)と接触するゲート信号中継部材4(図45(A)参照)の上側部分4b(図45(A)参照)の上端部4b1(図45(A)参照)の表面積を増加させることができ、その結果、ゲート信号入力端子9d(図45(A)参照)の先端側部分9d1(図45(A)参照)とゲート信号中継部材4(図45(A)参照)の上側部分4b(図45(A)参照)の上端部4b1(図45(A)参照)との間の半田接合の信頼性を向上させることができる。
Therefore, according to the
第11の実施形態では、上述した第1から第10の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。 In the eleventh embodiment, the above-described first to tenth embodiments can be appropriately combined.
1 絶縁基板
1a 絶縁層
1b 上側導体パターン
1b1 穴
1c 下側導体パターン
2 パワー半導体チップ
2a ゲート電極
2b 電極
2c 電極
3 温度補償板
3a 開口
4 ゲート信号中継部材
4a 下端部
4b 上端部
4b1 穴
5 パワー半導体チップ
5a アノード電極
5b カソード電極
6 温度補償板
7 放熱部材
7a レジスト膜
7a1 開口
8 外囲樹脂ケース
8a 本体部
8a1 前側壁部
8a2 後側壁部
8a2c リブ
8a3 右側壁部
8b1 右フランジ部
8b2 左フランジ部
8c1 右接続部
8c2 左接続部
9a,9b,9c 外部導出端子
9d ゲート信号入力端子
9e カソード信号出力端子
11a,11b,11c,11d,11e 半田
12a,12b,12c,12d,12e,12f 半田
100 パワー半導体モジュール
101 パワー半導体チップ
101a 電極
101b 電極
102 パワー半導体チップ
102a 電極
102b カソード電極
102c 電極
103a 絶縁基板
103a1 絶縁層
103a2a,103a2b 導体パターン
103b 絶縁基板
103b1 絶縁層
103b2a,103b2b 導体パターン
104 ベース板
105a,105b 接続部材
106,107,108,109 端子
110 接続部材
111 接続部材
111a 根元側部分
111b 先端側部分
111b1 貫通穴
112a,112b,112c 電極板
113 電極板
113a 穴
114a,114b ヒートスプレッダ
115a,115b 金属板
115a1,115b1 穴
118 ケース
119 カバー
120 ゲート信号中継部材
120a 下側部分
120b 上側部分
120b1 上端部
120b1a 凹部
120b1b 水平部分
121a,121b,121c 半田
121d1,121d2,121d3,121d4 半田
121e1,121e2,121e3,121e4 半田
200 パワー半導体モジュール
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Insulating substrate 1a Insulating layer 1b Upper side conductor pattern 1b1 Hole 1c Lower side conductor pattern 2 Power semiconductor chip 2a Gate electrode 2b Electrode 2c Electrode 3 Temperature compensation board 3a Opening 4 Gate signal relay member 4a Lower end part 4b Upper end part 4b1 Hole 5 Power semiconductor Chip 5a Anode electrode 5b Cathode electrode 6 Temperature compensation plate 7 Heat dissipation member 7a Resist film 7a1 Opening 8 Surrounding resin case 8a Main body part 8a1 Front side wall part 8a2 Rear side wall part 8a2c Rib 8a3 Right side wall part 8b1 Right flange part 8b2 Left flange part 8c1 Right connection portion 8c2 Left connection portions 9a, 9b, 9c External lead-out terminal 9d Gate signal input terminal 9e Cathode signal output terminals 11a, 11b, 11c, 11d, 11e Solder 12a, 12b, 12c, 12d, 12e, 12f Solder 100 Power semiconductor Module 101 Power semiconductor 101a electrode 101b electrode 102 power semiconductor chip 102a electrode 102b cathode electrode 102c electrode 103a insulating substrate 103a1 insulating layers 103a2a and 103a2b conductive pattern 103b insulating substrate 103b1 insulating layers 103b2a and 103b2b conductive pattern 104 base plates 105a and 105b connecting members 106 and 107 , 108, 109 Terminal 110 Connection member 111 Connection member 111a Root side portion 111b Tip side portion 111b1 Through hole 112a, 112b, 112c Electrode plate 113 Electrode plate 113a Hole 114a, 114b Heat spreader 115a, 115b Metal plate 115a1, 115b1 Hole 118 Case 119 Cover 120 Gate signal relay member 120a Lower part 120b Upper part 120b1 Upper end part 120b1a Recessed part 1 0b1b horizontal portion 121a, 121b, 121c solder 121d1,121d2,121d3,121d4 solder 121e1,121e2,121e3,121e4 solder 200 power semiconductor module
Claims (6)
パワー半導体チップ(102)の上面のうちの第1電極(102a)が形成されていない部分にゲート電極(102b)を形成し、
大電流が流れるための第2電極(102c)をパワー半導体チップ(102)の下面に形成し、
パワー半導体チップ(102)の上面の第1電極(102a)に電気的に接続された第1端子(108)を設け、
パワー半導体チップ(102)の下面の第2電極(102c)に電気的に接続された第2端子(109)を設け、
パワー半導体チップ(102)の上面のゲート電極(102b)に駆動信号を供給するための接続部材(111)を板金材料によって形成し、
パワー半導体チップ(102)の上面のゲート電極(102b)と接続部材(111)とを電気的に接続するためのゲート信号中継部材(120)を設け、
ゲート信号中継部材(120)を、上下方向に延びている概略柱状に形成し、
パワー半導体チップ(102)の上面のゲート電極(102b)と、ゲート信号中継部材(120)の下側部分(120a)の下面とを、半田(121a)によって接合し、
接続部材(111)の先端側部分(111b)と、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)とを、半田(121b)によって接合したパワー半導体モジュール(200)において、
接続部材(111)の先端側部分(111b)を水平に形成すると共に、接続部材(111)の先端側部分(111b)に貫通穴(111b1)を形成し、
上下方向に投影された貫通穴(111b1)の輪郭(C111b1)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の輪郭(C120b1)よりも小さくなるように、貫通穴(111b1)の大きさを設定し、
ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の上に半田(121b)を配置し、
上下方向に投影された貫通穴(111b1)の輪郭(C111b1)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の輪郭(C120b1)の内側に位置するように、接続部材(111)をゲート信号中継部材(120)に対して水平方向に位置決めし、それにより、半田(121b)が、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面と、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間に位置し、
接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田(121b)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、半田(121b)が、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)および接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面に接触すると共に、接続部材(111)の先端側部分(111b)の貫通穴(111b1)の壁面に接触することを特徴とするパワー半導体モジュール(200)。 Forming a first electrode (102a) for flowing a large current on the upper surface of the power semiconductor chip (102);
Forming a gate electrode (102b) on a portion of the upper surface of the power semiconductor chip (102) where the first electrode (102a) is not formed;
Forming a second electrode (102c) for flowing a large current on the lower surface of the power semiconductor chip (102);
Providing a first terminal (108) electrically connected to the first electrode (102a) on the upper surface of the power semiconductor chip (102);
A second terminal (109) electrically connected to the second electrode (102c) on the lower surface of the power semiconductor chip (102);
A connection member (111) for supplying a drive signal to the gate electrode (102b) on the upper surface of the power semiconductor chip (102) is formed of a sheet metal material,
A gate signal relay member (120) for electrically connecting the gate electrode (102b) on the upper surface of the power semiconductor chip (102) and the connection member (111);
The gate signal relay member (120) is formed in a substantially columnar shape extending in the vertical direction,
The gate electrode (102b) on the upper surface of the power semiconductor chip (102) and the lower surface of the lower portion (120a) of the gate signal relay member (120) are joined by solder (121a),
In the power semiconductor module (200) in which the tip end portion (111b) of the connecting member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) are joined by solder (121b). ,
The tip end side portion (111b) of the connection member (111) is formed horizontally, and the through hole (111b1) is formed in the tip end portion (111b) of the connection member (111).
The contour (C111b1) of the through hole (111b1) projected in the vertical direction is more than the contour (C120b1) of the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) projected in the vertical direction. Set the size of the through hole (111b1) to be small,
Solder (121b) is disposed on the upper end (120b1) of the upper part (120b) of the gate signal relay member (120),
The outline (C111b1) of the through hole (111b1) projected in the vertical direction is the inside of the outline (C120b1) of the upper end (120b1) of the upper part (120b) of the gate signal relay member (120) projected in the vertical direction. The connecting member (111) is positioned in the horizontal direction with respect to the gate signal relay member (120) so that the solder (121b) is positioned on the tip side portion (111b) of the connecting member (111). Located between the lower surface and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120),
The solder (121b) between the lower surface of the tip end portion (111b) of the connecting member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) is melted and solidified. Then, the solder (121b) comes into contact with the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) and the lower surface of the tip end portion (111b) of the connection member (111), and the connection member A power semiconductor module (200), wherein the power semiconductor module (200) is in contact with a wall surface of a through hole (111b1) of a tip end portion (111b) of (111).
接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田(121b)、および、接続部材(111)の先端側部分(111b)の上面の上の半田(121c)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、接続部材(111)の先端側部分(111b)の貫通穴(111b1)の壁面の全体が、接続部材(111)の先端側部分(111b)の上面の上に配置された半田(121c)、および/または、接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間に配置された半田(121b)に接触することを特徴とする請求項1に記載のパワー半導体モジュール(200)。 Solder (121b) is disposed between the lower surface of the tip end portion (111b) of the connecting member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120), and the connecting member ( 111) Solder (121c) is disposed on the top surface of the tip side portion (111b) of
Solder (121b) between the lower surface of the tip end portion (111b) of the connection member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120), and the connection member (111) When the solder (121c) on the upper surface of the tip side portion (111b) of the connecting member is melted and solidified, the entire wall surface of the through hole (111b1) of the tip side portion (111b) of the connecting member (111) is The solder (121c) disposed on the upper surface of the distal end portion (111b) of the connection member (111) and / or the lower surface of the distal end portion (111b) of the connection member (111) and the gate signal relay member ( The power semiconductor module according to claim 1, wherein the power semiconductor module is in contact with solder (121b) disposed between the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of 120). 200).
接続部材(111)の先端側部分(111b)の下面とゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)との間の半田(121b)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、半田(121b)が、ゲート信号中継部材(120)の上側部分(120b)の上端部(120b1)の凹部(120b1a)および水平部分(120b1b)の両方に接触することを特徴とする請求項2に記載のパワー半導体モジュール(200)。 A concave portion (120b1a) and a horizontal portion (120b1b) in which the concave portion (120b1a) is not formed are provided on the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120).
The solder (121b) between the lower surface of the tip end portion (111b) of the connecting member (111) and the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120) is melted and solidified. Then, the solder (121b) contacts both the recess (120b1a) and the horizontal portion (120b1b) of the upper end portion (120b1) of the upper portion (120b) of the gate signal relay member (120). Item 3. The power semiconductor module (200) according to Item 2.
パワー半導体チップ(2)の上面のうちの第1電極(2b)が形成されていない部分にゲート電極(2a)を形成し、
大電流が流れるための第2電極(2c)をパワー半導体チップ(2)の下面に形成し、
パワー半導体チップ(2)の上面の第1電極(2b)に電気的に接続される第1外部導出端子(9c)を、板金材料によって形成すると共に、外囲樹脂ケース(8)と一体的に形成し、
パワー半導体チップ(2)の下面の第2電極(2c)に電気的に接続される第2外部導出端子(9a)を、板金材料によって形成すると共に、外囲樹脂ケース(8)と一体的に形成し、
パワー半導体チップ(2)の上面のゲート電極(2a)に駆動信号を供給するためのゲート信号入力端子(9d)を、板金材料によって形成すると共に、外囲樹脂ケース(8)と一体的に形成し、
パワー半導体チップ(2)の上面のゲート電極(2a)とゲート信号入力端子(9d)とを電気的に接続するためのゲート信号中継部材(4)を設け、
ゲート信号中継部材(4)を、上下方向に延びている概略柱状に形成し、
パワー半導体チップ(2)の上面のゲート電極(2a)と、ゲート信号中継部材(4)の下側部分(4a)の下面とを、半田(11e)によって接合し、
ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)と、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)とを、半田(12e)によって接合したパワー半導体モジュール(100)において、
ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)を水平に形成すると共に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)に貫通穴(9d1a)を形成し、
上下方向に投影された貫通穴(9d1a)の輪郭(C9d1a)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の輪郭(C4b1)よりも小さくなるように、貫通穴(9d1a)の大きさを設定し、
ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の上に半田(12e)を配置し、
パワー半導体チップ(2)を支持する放熱部材(7)と外囲樹脂ケース(8)とを接合することにより、上下方向に投影された貫通穴(9d1a)の輪郭(C9d1a)が、上下方向に投影されたゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の輪郭(C4b1)の内側に位置すると共に、半田(12e)が、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面と、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間に位置し、
ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田(12e)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、半田(12e)が、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)およびゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面に接触すると共に、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の貫通穴(9d1a)の壁面に接触することを特徴とするパワー半導体モジュール(100)。 Forming a first electrode (2b) for flowing a large current on the upper surface of the power semiconductor chip (2);
A gate electrode (2a) is formed on a portion of the upper surface of the power semiconductor chip (2) where the first electrode (2b) is not formed,
Forming a second electrode (2c) for flowing a large current on the lower surface of the power semiconductor chip (2);
The first external lead terminal (9c) electrically connected to the first electrode (2b) on the upper surface of the power semiconductor chip (2) is formed of a sheet metal material and integrated with the surrounding resin case (8). Forming,
A second external lead terminal (9a) that is electrically connected to the second electrode (2c) on the lower surface of the power semiconductor chip (2) is formed of a sheet metal material and is integrated with the surrounding resin case (8). Forming,
A gate signal input terminal (9d) for supplying a drive signal to the gate electrode (2a) on the upper surface of the power semiconductor chip (2) is formed of a sheet metal material and formed integrally with the surrounding resin case (8). And
A gate signal relay member (4) for electrically connecting the gate electrode (2a) on the upper surface of the power semiconductor chip (2) and the gate signal input terminal (9d);
The gate signal relay member (4) is formed in a substantially columnar shape extending in the vertical direction,
The gate electrode (2a) on the upper surface of the power semiconductor chip (2) and the lower surface of the lower part (4a) of the gate signal relay member (4) are joined by solder (11e),
A power semiconductor module (100) in which the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) are joined by solder (12e). )
The tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) is formed horizontally, and the through hole (9d1a) is formed in the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d),
The contour (C9d1a) of the through hole (9d1a) projected in the vertical direction is more than the contour (C4b1) of the upper end (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) projected in the vertical direction. Set the size of the through hole (9d1a) to be smaller,
Solder (12e) is disposed on the upper end (4b1) of the upper part (4b) of the gate signal relay member (4),
By joining the heat radiating member (7) supporting the power semiconductor chip (2) and the surrounding resin case (8), the contour (C9d1a) of the through-hole (9d1a) projected in the vertical direction becomes vertical. It is located inside the contour (C4b1) of the upper end part (4b1) of the upper part (4b) of the projected gate signal relay member (4), and the solder (12e) is on the tip side of the gate signal input terminal (9d) Located between the lower surface of the portion (9d1) and the upper end (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4),
After the solder (12e) between the lower surface of the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) is melted. When solidified, the solder (12e) contacts the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) and the lower surface of the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d). At the same time, the power semiconductor module (100) is in contact with the wall surface of the through hole (9d1a) of the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d).
ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田(12e)、および、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の上面の上の半田(12g)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の貫通穴(9d1a)の壁面の全体が、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の上面の上に配置された半田(12g)、および/または、ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間に配置された半田(12e)に接触することを特徴とする請求項4に記載のパワー半導体モジュール(100)。 Solder (12e) is disposed between the lower surface of the distal end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4), and the gate Solder (12g) is placed on the top surface of the tip end portion (9d1) of the signal input terminal (9d),
Solder (12e) between the lower surface of the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4), and gate signal input When the solder (12g) on the upper surface of the tip end portion (9d1) of the terminal (9d) is melted and solidified, the through hole (9d1a) of the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) ) Of the entire wall surface of the solder (12g) disposed on the upper surface of the tip side portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and / or the tip side portion of the gate signal input terminal (9d) ( The power according to claim 4, wherein the power contacts the solder (12e) disposed between the lower surface of 9d1) and the upper end (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4). Semiconductor module (1 0).
ゲート信号入力端子(9d)の先端側部分(9d1)の下面とゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)との間の半田(12e)が溶融せしめられた後に固化せしめられると、半田(12e)が、ゲート信号中継部材(4)の上側部分(4b)の上端部(4b1)の凹部(4b1a)および水平部分(4b1b)の両方に接触することを特徴とする請求項5に記載のパワー半導体モジュール(100)。 The upper end (4b1) of the upper part (4b) of the gate signal relay member (4) is provided with a recess (4b1a) and a horizontal part (4b1b) where the recess (4b1a) is not formed.
After the solder (12e) between the lower surface of the tip end portion (9d1) of the gate signal input terminal (9d) and the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4) is melted. When solidified, the solder (12e) contacts both the concave portion (4b1a) and the horizontal portion (4b1b) of the upper end portion (4b1) of the upper portion (4b) of the gate signal relay member (4). The power semiconductor module (100) according to claim 5.
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