JP6120629B2 - チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法 - Google Patents

チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6120629B2
JP6120629B2 JP2013059401A JP2013059401A JP6120629B2 JP 6120629 B2 JP6120629 B2 JP 6120629B2 JP 2013059401 A JP2013059401 A JP 2013059401A JP 2013059401 A JP2013059401 A JP 2013059401A JP 6120629 B2 JP6120629 B2 JP 6120629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
conductive layer
resistor
chip resistor
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013059401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014187092A (ja
Inventor
原田 賢一
賢一 原田
将記 米田
将記 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2013059401A priority Critical patent/JP6120629B2/ja
Publication of JP2014187092A publication Critical patent/JP2014187092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6120629B2 publication Critical patent/JP6120629B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Resistors (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)

Description

本発明は、チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法に関する。
従来から、電子機器に用いられるチップ抵抗器が知られている。たとえば特許文献1に開示のチップ抵抗器は、金属製の抵抗体と、2つの電極と、を備えている。2つの電極は互いに間隔を隔てて、抵抗体に設けられている。このチップ抵抗器においては、チップ抵抗器自体の強度を保つ必要があるので、金属製の抵抗体の厚さをあまり薄くできない。したがって、従来のチップ抵抗器では、抵抗値を十分に大きくすることができていない。
特開2009−218552号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、強度を保ちつつ、抵抗値を大きくできるチップ抵抗器を提供することをその主たる課題とする。
本発明の第1の側面によると、第1電極と、前記第1電極に対し、第1方向とは反対の第2方向に離間する第2電極と、前記第1電極および前記第2電極に配置された抵抗体と、前記第1電極および前記抵抗体の間、並びに、前記第2電極および前記抵抗体の間に介在している接合層と、前記抵抗体に直接形成された第1導電層と、を備え、前記第1電極は、前記第1方向側を向く第1電極外側面を有し、前記第1導電層は、前記第1方向側を向く第1導電層側面を有し、前記第1導電層側面は、前記第1電極外側面と面一になっている、チップ抵抗器が提供される。
好ましくは、前記抵抗体は、前記第1方向側を向く第1抵抗体側面を有し、前記第1抵抗体側面は、前記第1電極外側面よりも、前記第2方向側に位置している。
好ましくは、前記第1導電層は、導電層側部を有し、前記導電層側部は、前記第1抵抗体側面を覆っている。
好ましくは、前記第1導電層は、導電層下部を有し、前記導電層下部は、前記抵抗体と前記第1電極との間に介在しており、且つ、前記抵抗体と前記第1電極とに直接接している。
好ましくは、前記抵抗体は、抵抗体表面を有し、前記抵抗体表面は、前記第1電極の位置する側とは反対側を向いており、前記第1導電層は、導電層上部を有し、前記導電層上部は、前記抵抗体表面を覆っている。
好ましくは、前記第1電極は、第3方向を向く第1電極端面を有し、前記第1導電層は、前記第3方向を向く第1導電層端面を有し、前記第1電極端面は、前記第1導電層端面と面一となっており、前記第3方向は、前記第1方向と、前記第1電極の厚さ方向とに直交する方向である。
好ましくは、前記抵抗体は、第1延出部を含み、前記第1延出部は、前記第1抵抗体側面から、前記第1方向側に延び出ており、前記第1延出部は、前記第1電極外側面と面一の第1延出部側面を有する。
好ましくは、前記第1導電層と、前記第1電極と、に直接形成された第1メッキ層を更に備える。
好ましくは、前記第1メッキ層は、第1電極外側面と、第1導電層側面と、を直接覆っている。
好ましくは、前記第1電極は、前記抵抗体が配置された第1電極表面と、前記第1電極表面とは反対側を向く第1電極裏面と、を有し、前記第1メッキ層は、前記第1電極裏面を直接覆っている。
好ましくは、前記第1電極は、第3方向を向く第1電極端面を有し、前記第3方向は、前記第1方向と、前記第1電極の厚さ方向とに直交する方向であり、前記第1メッキ層は、前記第1電極端面を直接覆っている。
好ましくは、前記第1電極は、前記第2電極の位置する側を向く第1電極内側面を有し、前記第1メッキ層は、前記第1電極内側面を直接覆っている。
好ましくは、前記第1導電層および第1電極のいずれか一方は、前記第1電極の厚さ方向視における端部に形成された、前記厚さ方向のいずれか一方に尖った部分を含み、前記第1導電層および前記第1電極の他方は、前記第1電極の厚さ方向視において、前記尖った部分に重なる位置に位置する曲面を有する。
好ましくは、前記抵抗体は、前記第1電極の厚さ方向視においてサーペンタイン状である。
好ましくは、前記接合層は、前記抵抗体の位置する側を向く接合層表面を有し、前記接合層表面は、前記抵抗体に直接接している。
好ましくは、前記接合層は、前記第1電極から前記抵抗体にわたる接合層側面を有する。
好ましくは、前記接合層側面は、前記第1電極の厚さ方向に沿って、前記第1電極から直立している。
好ましくは、前記接合層側面は、前記第1電極の厚さ方向に対し、傾斜している。
好ましくは、前記抵抗体を覆う、絶縁性の保護膜を更に備え、前記保護膜は、前記第1導電層に直接接している。
好ましくは、前記第1電極および前記第2電極の間に介在している、絶縁性の熱伝導部を更に備える。
好ましくは、前記熱伝導部は、前記接合層に直接接している。
好ましくは、前記第1導電層は、Cu、Ag、あるいは、Auよりなる。
好ましくは、前記第1電極は、Cu、Ag、Au、あるいはAlよりなる。
好ましくは、前記第1メッキ層は、Snよりなる層を含む。
好ましくは、前記接合層は、エポキシ系の材料よりなる。
好ましくは、前記抵抗体は、マンガニン、ゼラニン、Ni−Cr合金、Cu−Ni合金、あるいは、Fe−Cr合金よりなる。
本発明の第2の側面によると、本発明の第1の側面によって提供されるチップ抵抗器の製造方法であって、導電性の母材の母材表面に、接合材によって、抵抗体部材を接合する工程を備える、チップ抵抗器の製造方法が提供される。
好ましくは、前記母材表面に導電層を形成する工程と、前記導電層を形成する工程の後に、前記導電層と前記母材とを一括して切断し、複数の固片を得る工程を更に備える。
好ましくは、前記導電層を形成する工程は、メッキ、スパッタリング、あるいは、塗布によって行う。
好ましくは、前記導電層を形成する工程は、ラックメッキによって行う。
好ましくは、前記複数の固片を得る工程は、パンチングあるいはダイシングにより前記母材を切断する。
好ましくは、前記複数の固片を得る工程の後に、前記複数の固片のそれぞれにメッキを行い、メッキ層を形成する工程を更に備える。
好ましくは、前記母材には、一方向に沿って延びる複数の溝が形成されている。
好ましくは、前記接合材は、接着シートあるいは液状の接着剤である。
好ましくは、前記抵抗体部材を覆う、絶縁性の保護膜を形成する工程を備える。
好ましくは、前記複数の溝の各々に熱伝導部を形成する工程を更に備える。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態にかかるチップ抵抗器の平面図(一部透視化)である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図1のV−V線に沿う断面図である。 図1のVI−VI線に沿う断面図である。 図1から第1メッキ層および第2メッキ層を省略した平面図(一部透視化)である。 図1に示したチップ抵抗器の右側面図(一部透視化)である。 図8から第1メッキ層を省略した右側面図(一部透視化)である。 図1に示したチップ抵抗器の左側面図(一部透視化)である。 図10から第2メッキ層を省略した左側面図(一部透視化)である。 図1に示したチップ抵抗器の正面図である。 図1に示したチップ抵抗器の背面図である。 図1のXIV−XIV線に沿う断面図である。 図2の一部を拡大して示す部分拡大断面図である。 図2の一部を拡大して示す部分拡大断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるチップ抵抗器の変形例を示す部分拡大断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるチップ抵抗器の変形例を示す部分拡大断面図である。 図1に示したチップ抵抗器の製造方法における一工程を示す平面図である。 図1に示したチップ抵抗器の製造方法における一工程を示す底面図である。 図19、図20のXXI−XXI線に沿う断面図である。 図19〜図21に続く一工程を示す断面図である。 図22に続く一工程を示す平面図である。 図23のXXIV−XXIV線に沿う断面図である。 図23に続く一工程を示す平面図である。 図25のXXVI−XXVI線に沿う断面図である。 図25に続く一工程を示す平面図である。 図27のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図である。 図27に続く一工程を示す平面図である。 図29のXXX−XXX線に沿う断面図である。 図29に続く一工程を示す平面図である。 図31のXXXII−XXXII線に沿う断面図である。 図32のXXXIII−XXXIII線に沿う矢視図である。 本発明の第1実施形態にかかるチップ抵抗器の変形例を示す部分拡大断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるチップ抵抗器の変形例を示す部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図35を用いて、本発明の第1実施形態について説明する。
図1〜図6等に示すチップ抵抗器100は、第1電極11と、第2電極12と、抵抗体2と、接合層3と、第1導電層41と、第1メッキ層42と、第2導電層51と、第2メッキ層52と、保護膜6と、を備える。
第1電極11は板状である。第1電極11は導電性の材料よりなる。第1電極11を構成する導電性の材料としては、たとえば、Cu、Ag、Au、およびAlが挙げられる。第1電極11を経由して、抵抗体2にて発生した熱がチップ抵抗器100の外部に放熱される。図2に示すように、同図の上下方向を第1電極11の厚さ方向Z1とする。そして、図1に示すように、同図の右方向を第1方向X1とし、左方向を第2方向X2とし、上方向を第3方向X3とし、下方向を第4方向X4とする。第1電極11の厚さ(厚さ方向Z1の寸法)は、たとえば、200〜800μmである。第1方向X1と第3方向X3とは、互いに直交しており、第2方向X2と第3方向X3とは互いに直交している。
なお、チップ抵抗器100の第1方向X1における寸法は、たとえば、3〜10mmであり、チップ抵抗器100の第3方向X3における寸法は、たとえば、1〜10mmである。
第1電極11は、第1電極表面111と、第1電極裏面112と、第1電極外側面113と、第1電極内側面114と、第1電極端面115と、第1電極端面116と、を有する。本実施形態では、少なくとも、第1電極表面111と、第1電極裏面112と、第1電極外側面113と、第1電極端面115と、第1電極端面116は、いずれも、平坦である。
図2に示すように、第1電極表面111および第1電極裏面112は互いに反対側を向く。第1電極表面111は、厚さ方向Z1の一方を向き、第1電極裏面112は厚さ方向Z1の他方を向く。第1電極外側面113は第1方向X1を向いている。第1電極内側面114は第2方向X2を向いている。すなわち第1電極外側面113および第1電極内側面114は互いに反対側を向いている。第1電極内側面114は、第2電極12の位置する側を向いている。図1に示すように、第1電極端面115は第3方向X3を向いている。第1電極端面116は第4方向X4を向いている。すなわち第1電極端面115および第1電極端面116は互いに反対側を向いている。チップ抵抗器100は、第1電極裏面112側が実装面とされる。
第2電極12は、第1電極11に対して離間している。具体的には、第2電極12は、第1電極11に対して第1方向X1とは反対の第2方向X2に離間している。第2電極12は板状である。第2電極12は導電性の材料よりなる。第2電極12を構成する導電性の材料としては、たとえば、Cu、Ag、Au、およびAlが挙げられる。第2電極12を経由して、抵抗体2にて発生した熱がチップ抵抗器100の外部に放熱される。第2電極12の厚さ(厚さ方向Z1の寸法)は、たとえば、200〜800μmである。
第2電極12は、第2電極表面121と、第2電極裏面122と、第2電極外側面123と、第2電極内側面124と、第2電極端面125と、第2電極端面126と、を有する。本実施形態では、少なくとも、第2電極表面121と、第2電極裏面122と、第2電極外側面123と、第2電極端面125と、第2電極端面126は、いずれも、平坦である。
図2に示すように、第2電極表面121および第2電極裏面122は互いに反対側を向く。第2電極表面121は、厚さ方向Z1の一方を向き、第2電極裏面122は厚さ方向Z1の他方を向く。第2電極外側面123は第2方向X2を向いている。第2電極内側面124は第1方向X1を向いている。すなわち第2電極外側面123および第2電極内側面124は互いに反対側を向いている。第2電極内側面124は、第1電極11の位置する側を向いている。本実施形態においては、第2電極内側面124の一部は、第1電極内側面114の一部と対向している。図1に示すように、第2電極端面125は第3方向X3を向いている。第2電極端面126は第4方向X4を向いている。すなわち第2電極端面125および第2電極端面126は互いに反対側を向いている。チップ抵抗器100は、第2電極裏面122側が実装面とされる。
図2に示すように、抵抗体2は第1電極11および第2電極12に配置されている。具体的には抵抗体2は、第1電極11の第1電極表面111、および、第2電極12の第2電極表面121に、配置されている。抵抗体2の厚さ(厚さ方向Z1方向における寸法)は、たとえば、50〜150μmである。本実施形態では、抵抗体2は厚さ方向Z1視において、サーペンタイン状である。抵抗体2がサーペンタイン状であることは、抵抗体2の抵抗値を大きくできる点において好ましい。本実施形態とは異なり、抵抗体2がサーペンタイン状ではなく、たとえば、X1−X2方向に延びる帯状であってもよい。抵抗体2は、金属抵抗材料よりなり、このような金属抵抗材料としては、たとえば、マンガニン、ゼラニン、Ni−Cr合金、Cu−Ni合金、および、Fe−Cr合金が挙げられる。
図1、図2に示すように、抵抗体2は、抵抗体表面21と、第1抵抗体側面223と、第1抵抗体端面225と、第1抵抗体端面226と、第2抵抗体側面233と、第2抵抗体端面235と、第2抵抗体端面236と、を有する。本実施形態において、抵抗体表面21と、第1抵抗体側面223と、第1抵抗体端面225と、第1抵抗体端面226と、第2抵抗体側面233と、第2抵抗体端面235と、第2抵抗体端面236は、いずれも平坦である。
抵抗体表面21は、第1電極11の位置する側とは反対側を向いている。同様に、抵抗体表面21は、第2電極12の位置する側とは反対側を向いている。すなわち、抵抗体表面21は、図2の上側を向いている。第1抵抗体側面223は、第1方向X1を向いている。第1抵抗体側面223は、第1電極外側面113よりも、第2方向X2側に位置している。第1抵抗体端面225は、第3方向X3を向いている。第1抵抗体端面225は、第1電極端面115と面一である。第1抵抗体端面226は、第4方向X4を向いている。第1抵抗体端面226は第1電極端面116と面一である。第2抵抗体側面233は、第2方向X2を向いている。第2抵抗体側面233は、第2電極外側面123よりも、第1方向X1側に位置している。第2抵抗体端面235は、第3方向X3を向いている。第2抵抗体端面235は、第2電極端面125と面一である。第2抵抗体端面236は、第4方向X4を向いている。第2抵抗体端面236は第2電極端面126と面一である。
図7は、図1から第1メッキ層42および第2メッキ層52を省略した平面図(一部透視化)である。図8は、図1に示したチップ抵抗器100の右側面図(一部透視化)である。図9は、図8から第1メッキ層42を省略した右側面図(一部透視化)である。図10は、図1に示したチップ抵抗器100の左側面図(一部透視化)である。図11は、図10から第2メッキ層52を省略した左側面図(一部透視化)である。
図7〜図11によく表れているように、本実施形態においては、抵抗体2は、少なくとも1つの第1延出部229と、少なくとも1つの第2延出部239と、を含む。本実施形態では、抵抗体2は、2つの第1延出部229と、2つの第2延出部239と、含む。第1延出部229の個数は、2つに限定されず、1つでもよく、あるいは、3つ以上であってもよい。同様に、第2延出部239の個数は、2つに限定されず、1つでもよく、あるいは、3つ以上であってもよい。
図7〜図9によく表れているように、第1延出部229は、第1抵抗体側面223から、第1方向X1側に延び出ている。第1延出部229の幅(第3方向X3における寸法)は、たとえば、0.2〜1.0mmである。第1延出部229は、第1延出部側面229Aを有する。第1延出部側面229Aは、第1方向X1側を向いている。第1延出部側面229Aは、第1導電層41から露出している。図9では、第1延出部側面229Aを砂模様を付して示している。第1延出部側面229Aは、第1電極外側面113と面一になっている。
図7、図10、図11によく表れているように、第2延出部239は、第2抵抗体側面233から、第2方向X2側に延び出ている。第2延出部239の幅(第3方向X3における寸法)は、たとえば、0.2〜1.0mmである。第2延出部239は、第2延出部側面239Aを有する。第2延出部側面239Aは、第2方向X2側を向いている。第2延出部側面239Aは、第2導電層51から露出している。図11では、第2延出部側面239Aを砂模様を付して示している。第2延出部側面239Aは、第2電極外側面123と面一になっている。
図2〜図4等に示す接合層3は、第1電極11と抵抗体2との間、および、第2電極12と抵抗体2との間に介在している。具体的には、接合層3は、第1電極11における第1電極表面111と、抵抗体2との間、および、第2電極12における第2電極表面121と抵抗体2との間に介在している。接合層3は、抵抗体2を、第1電極表面111および第2電極表面121に接合している。接合層3は絶縁性の材料よりなることが好ましい。このような絶縁性の材料としては、エポキシ系の材料が挙げられる。接合層3を構成する材料の熱伝導率は大きい方が好ましい。抵抗体2にて発生した熱を、接合層3を経由してチップ抵抗器100の外部に放出しやすくするためである。接合層3を構成する材料の熱伝導率は、たとえば、0.5〜3.0W/(m・K)である。接合層3の厚さ(厚さ方向Z1における寸法)は、たとえば、30〜100μmである。図2に示すように、本実施形態においては、接合層3は第1電極表面111の一部のみ、および、第2電極表面121の一部のみを覆っている。すなわち、接合層3からは、第1電極表面111の一部(図2では第1電極表面111における右端)と、第2電極表面121の一部(図2では第2電極表面121における左端)と、が露出している。
図2〜図5、図15、図16に示すように、接合層3は、接合層表面31と、接合層裏面32と、第1接合層側面33と、第2接合層側面34と、を有する。
接合層表面31は、第1電極表面111の向く方向と同一方向(すなわち、図2の上方向)を向いている。接合層表面31は抵抗体2に直接接している。
接合層裏面32は、第1電極表面111の向く方向とは反対方向(すなわち、図2の下方向)を向いている。接合層裏面32は、第1電極11および第2電極12に直接接している。
図15に示すように、第1接合層側面33は、第1電極11から抵抗体2にわたっている。後述のように、第1接合層側面33が、シート状の部材(接着シート)を用いることにより形成されることがある。この場合には、図15に示すように、第1接合層側面33は、厚さ方向Z1に沿って、第1電極11から直立した形状となる。一方、第1接合層側面33がシート状の部材を用いることにより形成されず、液状の接着剤を用いることにより形成されていてもよい。この場合には、図34に示すように、第1接合層側面33は、厚さ方向Z1に対し傾斜するような形状となる。
図16に示すように、第2接合層側面34は、第2電極12から抵抗体2にわたっている。後述のように、第2接合層側面34が、シート状の部材(接着シート)を用いることにより形成されることがある。この場合には、図16に示すように、第2接合層側面34は、厚さ方向Z1に沿って、第2電極12から直立した形状となる。一方、第2接合層側面34がシート状の部材を用いることにより形成されず、液状の接着剤を用いることにより形成されていてもよい。この場合には、図35に示すように、第2接合層側面34は、厚さ方向Z1に対し傾斜するような形状となる。
図2、図14等に示す第1導電層41は、抵抗体2に導通している。第1導電層41は、抵抗体2に直接形成されている。本実施形態においては、第1導電層41は、抵抗体2における抵抗体表面21と、第1抵抗体側面223と、を覆っている。また、第1導電層41は、第1電極表面111に直接接している。具体的には、第1導電層41は、第1電極表面111のうち第1方向X1側の端部を覆っている。第1導電層41は、たとえば、Cu、Au、あるいは、Agよりなる。第1導電層41は、接合層3に直接接している。
図1、図2、図6、図7、図15に示すように、第1導電層41は、第1導電層側面413と、第1導電層端面415と、第1導電層端面416と、を有する。本実施形態では、第1導電層側面413と、第1導電層端面415と、第1導電層端面416と、はいずれも平坦である。
第1導電層側面413は、第1方向X1を向いている。第1導電層側面413は、第1電極外側面113と面一である。図9、図14に示すように、本実施形態においては、第1導電層側面413から、第1延出部229が露出している。第1導電層側面413は、第1延出部229における第1延出部側面229Aと面一である。第1導電層端面415は、第3方向X3を向いている。第1導電層端面415は、第1電極端面115と面一である。第1導電層端面416は、第4方向X4を向いている。第1導電層端面416は第1電極端面116と面一である。
また、図15に示すように、第1導電層41は、第1導電層側部41Aと、第1導電層上部41Bと、第1導電層下部41Cと、を含む。
第1導電層側部41Aは、接合層3よりも第1方向X1側に位置している。第1導電層側部41Aは、第1抵抗体側面223を覆っている。第1導電層側部41Aは、上述の第1導電層側面413と第1導電層端面415と第1導電層端面416とを構成している。第1導電層側部41Aの第1方向X1における寸法L11は、たとえば、0.1〜1.0mmである。
第1導電層上部41Bは、抵抗体2における抵抗体表面21を覆っている。第1導電層上部41Bと第1電極11との間には、抵抗体2が介在している。第1導電層上部41Bは、第1導電層端面415と第1導電層端面416とを構成している。
第1導電層下部41Cは、抵抗体2と第1電極11との間に介在している。また、第1導電層下部41Cは、抵抗体2と第1電極11とに直接接している。更に、第1導電層下部41Cは、接合層3における第1接合層側面33に直接接している。第1導電層下部41Cは、第1導電層端面415と第1導電層端面416とを構成している。第1導電層下部41Cにおける最も第2方向X2側の端部と、第1抵抗体側面223と、の第1方向X1における離間距離L12は、たとえば、0.1〜0.5mmである。第1導電層下部41Cの厚さ方向Z1における寸法は、接合層3の厚さ方向Z1における寸法と同一である。
図2、図16等に示す第2導電層51は、抵抗体2に導通している。第2導電層51は、抵抗体2に直接形成されている。本実施形態においては、第2導電層51は、抵抗体2における抵抗体表面21と、第2抵抗体側面233と、を覆っている。また、第2導電層51は、第2電極表面121に直接接している。具体的には、第2導電層51は、第2電極表面121のうち第2方向X2側の端部を覆っている。第2導電層51は、たとえば、Cu、Au、あるいは、Agよりなる。第2導電層51は、接合層3に直接接している。
図1、図2、図7、図16に示すように、第2導電層51は、第2導電層側面513と、第2導電層端面515と、第2導電層端面516と、を有する。本実施形態では、第2導電層側面513と、第2導電層端面515と、第2導電層端面516と、はいずれも平坦である。
第2導電層側面513は、第2方向X2を向いている。第2導電層側面513は、第2電極外側面123と面一である。図11、図14に示すように、本実施形態においては、第2導電層側面513から、第2延出部239が露出している。第2導電層側面513は、第2延出部239における第2延出部側面239Aと面一である。第2導電層端面515は、第3方向X3を向いている。第2導電層端面515は、第2電極端面125と面一である。第2導電層端面516は、第4方向X4を向いている。第2導電層端面516は第2電極端面126と面一である。
また、図16に示すように、第2導電層51は、第2導電層側部51Aと、第2導電層上部51Bと、第2導電層下部51Cと、を含む。
第2導電層側部51Aは、接合層3よりも第2方向X2側に位置している。第2導電層側部51Aは、第2抵抗体側面233を覆っている。第2導電層側部51Aは、上述の第2導電層側面513と第2導電層端面515と第2導電層端面516とを構成している。第2導電層側部51Aの第2方向X2における寸法L21は、たとえば、0.1〜1.0mmである。
第2導電層上部51Bは、抵抗体2における抵抗体表面21を覆っている。第2導電層上部51Bと第2電極12との間には、抵抗体2が介在している。第2導電層上部51Bは、第2導電層端面515と第2導電層端面516とを構成している。
第2導電層下部51Cは、抵抗体2と第1電極11との間に介在している。また、第2導電層下部51Cは、抵抗体2と第2電極12とに直接接している。更に、第2導電層下部51Cは、接合層3における第2接合層側面34に直接接している。第2導電層下部51Cは、第2導電層端面515と第2導電層端面516とを構成している。第2導電層下部51Cにおける最も第1方向X1側の端部と、第2抵抗体側面233と、の第2方向X2における離間距離L22は、たとえば、0.1〜0.5mmである。第2導電層下部51Cの厚さ方向Z1における寸法は、接合層3の厚さ方向Z1における寸法と同一である。
図1、図2、図12〜図15等に示す第1メッキ層42は抵抗体2に導通している。第1メッキ層42は、第3方向X3における、第1電極外側面113の全体を直接覆っている。本実施形態においては、第1メッキ層42は、第1電極外側面113の全体を直接覆っている。本実施形態においては更に、第1メッキ層42は、第1電極裏面112と、第1電極内側面114と、第1電極端面115と、第1電極端面116と、を直接覆っている。本実施形態とは異なり、第1メッキ層42は、第1電極裏面112と、第1電極内側面114と、第1電極端面115と、第1電極端面116と、を全て直接覆っている必要はなく、これらの面の一部が第1メッキ層42から露出していてもよい。本実施形態においては更に、第1メッキ層42は、第1導電層41を直接覆っている。具体的には、第1メッキ層42は、第1導電層側面413と、第1導電層端面415と、第1導電層端面416と、を直接覆っている。また、第1メッキ層42は、第1導電層側部41Aと、第1導電層上部41Bと、を直接覆っている。
チップ抵抗器100の実装の際には、第1メッキ層42にはハンダが付着する。第1メッキ層42は、たとえば、Snからなる層を含む。本実施形態では、第1メッキ層42は全体が、Snよりなる。本実施形態とは異なり、第1メッキ層42が、Niよりなる層と、Snよりなる層と、を含んでいてもよい。この場合、Snよりなる層と、第1電極11と、の間、および、Snよりなる層と、第1導電層41との間に、Niよりなる層が介在する。第1メッキ層42の厚さは、たとえば1〜10μmである。
図1、図2、図12〜図14、図16等に示す第2メッキ層52は抵抗体2に導通している。第2メッキ層52は、第3方向X3における、第2電極外側面123の全体を直接覆っている。本実施形態においては、第2メッキ層52は、第2電極外側面123の全体を直接覆っている。本実施形態においては更に、第2メッキ層52は、第2電極裏面122と、第2電極内側面124と、第2電極端面125と、第2電極端面126と、を直接覆っている。本実施形態とは異なり、第2メッキ層52は、第2電極裏面122と、第2電極内側面124と、第2電極端面125と、第2電極端面126と、を全て直接覆っている必要はなく、これらの面の一部が第2メッキ層52から露出していてもよい。本実施形態においては更に、第2メッキ層52は、第2導電層51を直接覆っている。具体的には、第2メッキ層52は、第2導電層側面513と、第2導電層端面515と、第2導電層端面516と、を直接覆っている。また、第2メッキ層52は、第2導電層側部51Aと、第2導電層上部51Bと、を直接覆っている。
チップ抵抗器100の実装の際には、第2メッキ層52にはハンダが付着する。第2メッキ層52は、たとえば、Snからなる層を含む。本実施形態では、第2メッキ層52は全体が、Snよりなる。本実施形態とは異なり、第2メッキ層52が、Niよりなる層と、Snよりなる層と、を含んでいてもよい。この場合、Snよりなる層と、第2電極12と、の間、および、Snよりなる層と、第2導電層51との間に、Niよりなる層が介在する。第2メッキ層52の厚さは、たとえば1〜10μmである。
図2等に示す保護膜6は、絶縁性であり、抵抗体2を覆っている。保護膜6は、エポキシ系の材料よりなる。本実施形態においては、保護膜6は接合層3(具体的には、接合層3の接合層表面31)を直接覆っている。保護膜6は、第1導電層41と、第1メッキ層42と、第2導電層51と、第2メッキ層52と、に接している。保護膜6は、たとえば熱硬化性の材料よりなる。保護膜6の最大厚さ(厚さ方向Z1における最大寸法)は、たとえば、100〜250μmである。
図2等に示す熱伝導部7は、絶縁性であり、第1電極11と第2電極12との間に介在している。熱伝導部7は、エポキシ系の材料よりなる。本実施形態においては、熱伝導部7は接合層3(具体的には、接合層裏面32)を直接覆っている。また、熱伝導部7は、第1電極11の第1電極内側面114と、第2電極12の第2電極内側面124とに直接接している。熱伝導部7は、たとえば熱硬化性の材料よりなる。本実施形態では、熱伝導部7は、第1メッキ層42および第2メッキ層52に直接接している。抵抗体2にて発生した熱を、熱伝導部7を経由して、チップ抵抗器100の外部に放出しやすくするためには、熱伝導部7を構成する材料の熱伝導率は、保護膜6を構成する材料の熱伝導率よりも大きいことが好ましい。熱伝導部7を構成する材料の熱伝導率は、たとえば、0.5〜3.0W/(m・K)である。
なお、後述のように、本実施形態では、チップ抵抗器100をパンチングにより形成してもよい。そのため、パンチングを用いたとき、第1電極11および第1導電層41のいずれか一方は、第1電極11の厚さ方向Z1視における端部に形成された、厚さ方向Z1のいずれか一方に尖った部分を有する。これに対し、第1電極11および第1導電層41の他方は、厚さ方向Z1視において、この尖った部分に重なる位置に位置する曲面を有する。
図15では、第1電極11は、尖った部分119を有する。部分119は、第1電極11の厚さ方向Z1視における端部に形成された、厚さ方向Z1のいずれか一方(図15では下方)に尖っている。部分119は、第1電極外側面113につながっており、図15の下方に尖っている。これに対し、第1導電層41は、第1曲面418を有している。第1曲面418は、厚さ方向Z1視において、尖った部分119に重なる位置に位置している。第1曲面418は、第1導電層側面413につながっている。部分119および第1曲面418はいずれも、第1メッキ層42に覆われている。
図16では、第2電極12は、尖った部分129を有する。部分129は、第2電極12の厚さ方向Z1視における端部に形成された、厚さ方向Z1のいずれか一方(図16では下方)に尖っている。部分129は、第2電極外側面123につながっており、図16の下方に尖っている。これに対し、第2導電層51は、第2曲面518を有している。第2曲面518は、厚さ方向Z1視において、尖った部分129に重なる位置に位置している。第2曲面518は、第2導電層側面513につながっている。部分129および第2曲面518はいずれも、第2メッキ層52に覆われている。
図15、図16とは逆に、本実施形態とは異なり、図17、図18に示すように、尖った部分と曲面とが上下逆に形成されていてもよい。
図17では、第1導電層41は、尖った部分419を有する。部分419は、第1導電層41の厚さ方向Z1視における端部に形成された、厚さ方向Z1のいずれか一方(図17では上方)に尖っている。部分419は、第1導電層側面413につながっており、図17の上方に尖っている。これに対し、第1電極11は、第1曲面118を有している。第1曲面118は、厚さ方向Z1視において、尖った部分419に重なる位置に位置している。第1曲面118は、第1電極外側面113と第1電極裏面112とにつながっている。第1曲面118および部分419はいずれも、第1メッキ層42に覆われている。
図18に示すように、第2導電層51は、尖った部分519を有する。部分519は、第2導電層51の厚さ方向Z1視における端部に形成された、厚さ方向Z1のいずれか一方(図18では上方)に尖っている。部分519は、第2導電層側面513につながっており、図18の上方に尖っている。これに対し、第2電極12は、第2曲面128を有している。第2曲面128は、厚さ方向Z1視において、尖った部分519に重なる位置に位置している。第2曲面128は、第2電極外側面123と第2電極裏面122とにつながっている。第2曲面128および部分519はいずれも、第2メッキ層52に覆われている。
次に、チップ抵抗器100の製造方法について説明する。
まず、図19〜図21に示すように、母材810を用意する。図19は、母材810の母材表面811を示し、図20は、母材810の母材裏面812を示す。母材810は上述の第1電極11および第2電極12になるものである。母材810は導電性の材料よりなる。母材810を構成する導電性の材料としては、たとえば、Cu、Ag、Au、およびAlが挙げられる。母材810には、複数の溝816が形成されている。複数の溝816はそれぞれ、一方向に沿うスリット状である。溝816は、母材810を、母材表面811から母材裏面812に貫通している。溝816の内面は、上述の第1電極内側面114および第2電極内側面124になる。溝816は、たとえば、エッチングあるいは打ち抜きによって形成されている。
次に、図22に示すように、熱伝導部870を形成する。熱伝導部870は、上述の熱伝導部7になるものである。熱伝導部870は、一方向に沿って延びる複数の帯状の溝816の各々に形成される。熱伝導部870は、たとえば印刷あるいは塗布によって形成される。
次に、図23、図24に示すように、母材810の母材表面811に接合材830を接合する。接合材830は、上述の接合層3になるものである。本実施形態においては、接合材830は熱伝導性の接着シートである。そして、図23、図24に示した状態では、母材810の母材表面811に接合材830が仮熱圧着されている。
本実施形態においては、接合材830は、複数の部分831を有する。複数の部分831はそれぞれ、互いに離間し、且つ、一方向に沿って延びる帯状である。複数の帯状の部分831の延びる方向は、溝816の延びる方向に一致する。接合材830が、互いに離間する部分831を有しているので、部分831どうしの間から、母材810の母材表面811が露出している。すなわち、接合材830から、母材810の母材表面811が露出している。各部分831の側面が、上述の第1接合層側面33や第2接合層側面34になる。
なお、本実施形態とは異なり、母材810の母材表面811の全面に接着シートを接合した後に、たとえばエッチング等によって接着シートの一部を除去して、互いに離間する部分831を有する接合材830を形成してもよい。
次に、図25、図26に示すように、母材表面811に、接合材830によって、抵抗体部材820を接合する。本実施形態では、図25、図26に示した状態では、抵抗体部材820は接合材830に仮圧着されている。抵抗体部材820は、上述の抵抗体2となるべき部分を複数有している。本実施形態では、サーペンタイン状の抵抗体2を形成するべく、抵抗体部材820を母材表面811に接合する前に、エッチングあるいは打ち抜き金型で抵抗体部材820に複数のサーペンタイン状の部分が形成されている。抵抗体部材820は一枚のシート状であるから、抵抗体部材820は、サーペンタイン状の部分をつなぐアーチ部821を複数有している。これにより、抵抗体部材820を一枚のシートとして取り扱うことができる。
本実施形態とは異なり、母材810の母材表面811に抵抗体部材820を接合するのに、接合材830としてシート状の部材を用いずに、液状の接着剤を用いてもよい。
次に、抵抗体部材820にトリミング処理を施す(図示略)。抵抗体2の抵抗値の調整のためである。トリミング処理はたとえば、レーザや、サンドブラストや、ダイサーや、グラインダー等を用いて行われる。
次に、図27、図28に示すように、絶縁性の保護膜860を形成する。保護膜860は、上述の保護膜6になるものである。保護膜860は、一方向に沿って延びる複数の帯状に形成される。保護膜860は、たとえば印刷あるいは塗布によって形成される。
次に、図示しないが、図27、図28に示した中間品を、たとえば、150〜200℃、好ましくは、150〜170℃にて硬化させる。
次に、図29、図30に示すように、母材810の母材表面811に、導電層845を形成する。導電層845は、上述の第1導電層41あるいは第2導電層51になるものである。導電層845を形成するには、たとえば、メッキ、スパッタリング、あるいは、塗布によって行う。好ましくは、導電層845を形成するには、ラックメッキによって行う。ラックメッキは、簡単に述べると以下のように行う。すなわち、母材810の母材裏面812に電極を接続した状態で、母材810を電解液に浸して、母材表面811にメッキ膜を成長させる。このようにメッキ膜を成長させることにより、導電層845が形成される。
次に、図31、図32に示すように、図29、図30に示した中間品から複数の固片886を得る。具体的には、母材810および導電層845等を一括して切断することにより、複数の固片886を得る。図31には、固片886となる箇所を二点鎖線を用いて示している。複数の固片886を得る工程では、たとえば、パンチングあるいはダイシングにより、母材810と抵抗体部材820と導電層845とを一括して切断する。本実施形態では、複数の固片886を得る工程は、パンチングにより行う。母材810が切断されることにより、第1電極11における面(第1電極外側面113、第1電極端面115、および第1電極端面116)と、第2電極12における面(第2電極外側面123、第2電極端面125、および第2電極端面126)と、が形成される。抵抗体部材820(具体的には、抵抗体部材820におけるアーチ部821)が切断されることにより、図33に示すように、抵抗体2における第1延出部側面229Aおよび第2延出部側面239Aが形成される。導電層845が切断されることにより、第1導電層41における面(第1導電層側面413、第1導電層端面415、および第1導電層端面416)と、第2導電層51における面(第2導電層側面513、第2導電層端面515、および第2導電層端面516)と、が形成される。
なお、固片886を得るためにパンチングを用いる場合、パンチング用の打ち抜き金型(図示略)が母材810および抵抗体部材820に力を与える。そのため、第1電極11や第2電極12の形状は完全な直方体にならない可能性がある。このとき、たとえば、図15に示したように、第1電極11に尖った部分119が形成され、第1導電層41に第1曲面418が形成される可能性がある。同時に、図16に示したように、第2電極12に尖った部分129が形成され、第2導電層51に第2曲面518が形成される可能性がある。
一方、金型の噛み合わせが上下逆の場合には、図17、図18に示したように、曲面および尖った部分が図15、図16に示した場合とは上下逆に形成されると考えられる。
母材810と抵抗体部材820と導電層845とが同時に切断されることにより、上述のように、第1電極外側面113と第1延出部側面229Aと第1導電層側面413とが面一となる。同様に、母材810と抵抗体部材820と導電層845とが同時に切断されることにより、上述のように、第2電極外側面123と第2延出部側面239Aと第2導電層側面513とが面一となる。同様に、母材810と抵抗体部材820と導電層845とが同時に切断されることにより、上述のように、第1電極端面115と、第1抵抗体端面225と、第2電極端面125と、第2抵抗体端面235と、第1導電層端面415と、第2導電層端面515と、が面一となる。同様に、母材810と抵抗体部材820と導電層845とが同時に切断されることにより、上述のように、第1電極端面116と、第1抵抗体端面226と、第2電極端面126と、第2抵抗体端面236と、第1導電層端面416と、第2導電層端面516と、が面一となる。
次に、固片886に、図2等に示した第1メッキ層42および第2メッキ層52を形成する。第1メッキ層42および第2メッキ層52を形成するには、たとえば電解メッキを用いる。また、第1メッキ層42および第2メッキ層52を形成するには、たとえばバレルメッキを用いる。以上の工程を経ることにより、チップ抵抗器100の製造が完成する。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態においては、チップ抵抗器100は、第1電極11と、第2電極12と、抵抗体2と、接合層3と、を備える。抵抗体2は、第1電極11および第2電極12に配置されている。接合層3は、第1電極11および抵抗体2の間、並びに、第2電極12および抵抗体2の間に介在している。このような構成によると、抵抗体2の厚みを小さくしても、第1電極11および第2電極12がチップ抵抗器100の強度を保つことができる。これにより、チップ抵抗器100の強度を保ちつつ、抵抗体2の抵抗値(チップ抵抗器100の抵抗値)を大きくすることができる。
チップ抵抗器100は、抵抗体2に直接形成された第1導電層41を備える。第1導電層41は、第1方向X1側を向く第1導電層側面413を有する。第1導電層側面413は、第1電極外側面113と面一になっている。第1導電層側面413は、第1電極外側面113と面一になっているのは、導電層845を母材表面811に形成する工程の後に、導電層845と母材810とを一括して切断したためである。母材表面811に導電層845を形成する方法によると、一括して導電層845を形成することができる。よって、母材表面811に導電層845を形成する方法は、固片886を得た後に第1導電層41や第2導電層51を形成する場合に比較して、非常に効率的である。これにより、チップ抵抗器100の製造時間の短縮を図ることが可能となる。
特に、本実施形態では、導電層845を形成する工程は、ラックメッキによって行う。このような構成によると、低い抵抗値の導電層845(すなわち第1導電層41および第2導電層51)を、形成できる。また、より簡単に、多くの量の導電層845を形成できる。したがって、本実施形態の方法は、チップ抵抗器100の製造の効率化、および、チップ抵抗器100の性能向上に好適である。
本実施形態では、第1導電層41は、第1導電層下部41Cを有し、第1導電層下部41Cは、抵抗体2と第1電極11との間に介在しており、且つ、抵抗体2と第1電極11とに直接接している。このような構成によると、第1導電層下部41Cが、抵抗体2と第1電極11とをより強固に接合する。これにより、チップ抵抗器100の強度向上を図ることが可能となる。なお、第1導電層下部41Cを有するような第1導電層41となる導電層845を形成するには、メッキ(特にラックメッキ)を用いることが好ましい。
同様に、本実施形態では、第2導電層51は、第2導電層下部51Cを有し、第2導電層下部51Cは、抵抗体2と第2電極12との間に介在しており、且つ、抵抗体2と第2電極12とに直接接している。このような構成によると、第2導電層下部51Cが、抵抗体2と第2電極12とをより強固に接合する。これにより、チップ抵抗器100の強度向上を図ることが可能となる。なお、第2導電層下部51Cを有するような第2導電層51となる導電層845を形成するには、メッキ(特にラックメッキ)を用いることが好ましい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
上述の説明では、抵抗体部材820を母材810に接合する前に、母材810に溝816が形成されている例を示したが、チップ抵抗器100の製造方法はこれに限定されない。たとえば、保護膜860を形成した後に、母材810に溝816を形成してもよい。
100 チップ抵抗器
11 第1電極
111 第1電極表面
112 第1電極裏面
113 第1電極外側面
114 第1電極内側面
115 第1電極端面
116 第1電極端面
118 第1曲面
119 部分
12 第2電極
121 第2電極表面
122 第2電極裏面
123 第2電極外側面
124 第2電極内側面
125 第2電極端面
126 第2電極端面
128 第2曲面
129 部分
2 抵抗体
21 抵抗体表面
223 第1抵抗体側面
225 第1抵抗体端面
226 第1抵抗体端面
229 第1延出部
229A 第1延出部側面
233 第2抵抗体側面
235 第2抵抗体端面
236 第2抵抗体端面
239 第2延出部
239A 第2延出部側面
3 接合層
31 接合層表面
32 接合層裏面
33 第1接合層側面
34 第2接合層側面
41 第1導電層
413 第1導電層側面
415 第1導電層端面
416 第1導電層端面
418 第1曲面
419 部分
41A 第1導電層側部
41B 第1導電層上部
41C 第1導電層下部
42 第1メッキ層
51 第2導電層
513 第2導電層側面
515 第2導電層端面
516 第2導電層端面
518 第2曲面
519 部分
51A 第2導電層側部
51B 第2導電層上部
51C 第2導電層下部
52 第2メッキ層
6 保護膜
7 熱伝導部
810 母材
811 母材表面
812 母材裏面
816 溝
820 抵抗体部材
821 アーチ部
830 接合材
831 部分
845 導電層
860 保護膜
870 熱伝導部
886 固片
X1 第1方向
X2 第2方向
X3 第3方向
X4 第4方向
Z1 厚さ方向

Claims (36)

  1. 第1電極と、
    前記第1電極に対し、第1方向とは反対の第2方向に離間する第2電極と、
    前記第1電極および前記第2電極に配置された抵抗体と、
    前記第1電極および前記抵抗体の間、並びに、前記第2電極および前記抵抗体の間に介在している接合層と、
    前記抵抗体に直接形成された第1導電層と、を備え、
    前記第1電極は、前記第1方向側を向く第1電極外側面を有し、
    前記第1導電層は、前記第1方向側を向く第1導電層側面を有し、
    前記第1導電層側面は、前記第1電極外側面と面一になっており、
    前記第1導電層は、導電層下部を有し、前記第1電極は、前記抵抗体の位置する側を向く第1電極表面を有し、
    前記導電層下部および前記接合層は、前記第1電極の厚さ方向において前記抵抗体と前記第1電極表面との間に介在しており、且つ、前記第1電極の厚さ方向視において前記抵抗体と重なる位置にて互いに直接接している、チップ抵抗器。
  2. 前記抵抗体は、前記第1方向側を向く第1抵抗体側面を有し、
    前記第1抵抗体側面は、前記第1電極外側面よりも、前記第2方向側に位置している、請求項1に記載のチップ抵抗器。
  3. 前記第1導電層は、導電層側部を有し、前記導電層側部は、前記第1抵抗体側面を覆っている、請求項2に記載のチップ抵抗器。
  4. 前記第1導電層は前記抵抗体と前記第1電極とに直接接している、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  5. 前記抵抗体は、抵抗体表面を有し、
    前記抵抗体表面は、前記第1電極の位置する側とは反対側を向いており、
    前記第1導電層は、導電層上部を有し、前記導電層上部は、前記抵抗体表面を覆っている、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  6. 前記第1電極は、第3方向を向く第1電極端面を有し、
    前記第1導電層は、前記第3方向を向く第1導電層端面を有し、
    前記第1電極端面は、前記第1導電層端面と面一となっており、
    前記第3方向は、前記第1方向と、前記第1電極の厚さ方向とに直交する方向である、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  7. 第1電極と、
    前記第1電極に対し、第1方向とは反対の第2方向に離間する第2電極と、
    前記第1電極および前記第2電極に配置された抵抗体と、
    前記第1電極および前記抵抗体の間、並びに、前記第2電極および前記抵抗体の間に介在している接合層と、
    前記抵抗体に直接形成された第1導電層と、を備え、
    前記第1電極は、前記第1方向側を向く第1電極外側面を有し、
    前記第1導電層は、前記第1方向側を向く第1導電層側面を有し、
    前記第1導電層側面は、前記第1電極外側面と面一になっており、
    前記抵抗体は、前記第1方向側を向く第1抵抗体側面を有し、
    前記第1抵抗体側面は、前記第1電極外側面よりも、前記第2方向側に位置しており、
    前記抵抗体は、第1延出部を含み、
    前記第1延出部は、前記第1抵抗体側面から、前記第1方向側に延び出ており、
    前記第1延出部は、前記第1電極外側面と面一の第1延出部側面を有するチップ抵抗器。
  8. 前記第1導電層と、前記第1電極と、に直接形成された第1メッキ層を更に備える、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  9. 前記第1メッキ層は、第1電極外側面と、第1導電層側面と、を直接覆っている、請求項8に記載のチップ抵抗器。
  10. 前記第1電極は、前記抵抗体が配置された第1電極表面と、前記第1電極表面とは反対側を向く第1電極裏面と、を有し、
    前記第1メッキ層は、前記第1電極裏面を直接覆っている、請求項8または請求項9に記載のチップ抵抗器。
  11. 前記第1電極は、第3方向を向く第1電極端面を有し、
    前記第3方向は、前記第1方向と、前記第1電極の厚さ方向とに直交する方向であり、
    前記第1メッキ層は、前記第1電極端面を直接覆っている、請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  12. 前記第1電極は、前記第2電極の位置する側を向く第1電極内側面を有し、
    前記第1メッキ層は、前記第1電極内側面を直接覆っている、請求項8ないし請求項11のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  13. 前記第1導電層および第1電極のいずれか一方は、前記第1電極の厚さ方向視における端部に形成された、前記厚さ方向のいずれか一方に尖った部分を含み、
    前記第1導電層および前記第1電極の他方は、前記第1電極の厚さ方向視において、前記尖った部分に重なる位置に位置する曲面を有する、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  14. 前記抵抗体は、前記第1電極の厚さ方向視においてサーペンタイン状である、請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  15. 前記接合層は、前記抵抗体の位置する側を向く接合層表面を有し、
    前記接合層表面は、前記抵抗体に直接接している、請求項1ないし請求項14のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  16. 前記接合層は、前記第1電極から前記抵抗体にわたる接合層側面を有する、請求項1ないし請求項15のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  17. 前記接合層側面は、前記第1電極の厚さ方向に沿って、前記第1電極から直立している、請求項16に記載のチップ抵抗器。
  18. 前記接合層側面は、前記第1電極の厚さ方向に対し、傾斜している、請求項16に記載のチップ抵抗器。
  19. 前記抵抗体を覆う、絶縁性の保護膜を更に備え、前記保護膜は、前記第1導電層に直接接している、請求項1ないし請求項18のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  20. 前記第1電極および前記第2電極の間に介在している、絶縁性の熱伝導部を更に備える、請求項1ないし請求項19のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  21. 前記熱伝導部は、前記接合層に直接接している、請求項20に記載のチップ抵抗器。
  22. 前記第1導電層は、Cu、Ag、あるいは、Auよりなる、請求項1ないし請求項21のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  23. 前記第1電極は、Cu、Ag、Au、あるいはAlよりなる、請求項1ないし請求項22のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  24. 前記第1メッキ層は、Snよりなる層を含む、請求項8ないし請求項12のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  25. 前記接合層は、エポキシ系の材料よりなる、請求項1ないし請求項24のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  26. 前記抵抗体は、マンガニン、ゼラニン、Ni−Cr合金、Cu−Ni合金、あるいは、Fe−Cr合金よりなる、請求項1ないし請求項25のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  27. 請求項1に記載のチップ抵抗器の製造方法であって、
    導電性の母材の母材表面に、接合材によって、抵抗体部材を接合する工程を備える、チップ抵抗器の製造方法。
  28. 前記母材表面に導電層を形成する工程と、
    前記導電層を形成する工程の後に、前記導電層と前記母材とを一括して切断し、複数の固片を得る工程を更に備える、請求項27に記載のチップ抵抗器の製造方法。
  29. 前記導電層を形成する工程は、メッキ、スパッタリング、あるいは、塗布によって行う、請求項28に記載のチップ抵抗器の製造方法。
  30. 前記導電層を形成する工程は、ラックメッキによって行う、請求項29に記載のチップ抵抗器の製造方法。
  31. 前記複数の固片を得る工程は、パンチングあるいはダイシングにより前記母材を切断する、請求項28ないし請求項30のいずれかに記載のチップ抵抗器の製造方法。
  32. 前記複数の固片を得る工程の後に、前記複数の固片のそれぞれにメッキを行い、メッキ層を形成する工程を更に備える、請求項28ないし請求項31のいずれかに記載のチップ抵抗器の製造方法。
  33. 前記母材には、一方向に沿って延びる複数の溝が形成されている、請求項27ないし請求項32のいずれかに記載のチップ抵抗器の製造方法。
  34. 前記接合材は、接着シートあるいは液状の接着剤である、請求項27ないし請求項33のいずれかに記載のチップ抵抗器の製造方法。
  35. 前記抵抗体部材を覆う、絶縁性の保護膜を形成する工程を備える、請求項27ないし請求項34のいずれかに記載のチップ抵抗器の製造方法。
  36. 前記複数の溝の各々に熱伝導部を形成する工程を更に備える、請求項33に記載のチップ抵抗器の製造方法。
JP2013059401A 2013-03-22 2013-03-22 チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法 Active JP6120629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013059401A JP6120629B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013059401A JP6120629B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014187092A JP2014187092A (ja) 2014-10-02
JP6120629B2 true JP6120629B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=51834414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013059401A Active JP6120629B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6120629B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6205390B2 (ja) * 2015-06-30 2017-09-27 國立成功大學National Cheng Kung University 車用硫化防止チップ抵抗器の製造方法
JP6473732B2 (ja) * 2016-11-24 2019-02-20 國立成功大學National Cheng Kung University アルミ端部電極のチップ抵抗の作製方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4339551C1 (de) * 1993-11-19 1994-10-13 Heusler Isabellenhuette Widerstand in SMD-Bauweise und Verfahren zu seiner Herstellung sowie Leiterplatte mit solchem Widerstand
JP4640952B2 (ja) * 2005-05-27 2011-03-02 ローム株式会社 チップ抵抗器およびその製造方法
JP4904825B2 (ja) * 2006-01-19 2012-03-28 パナソニック株式会社 チップ抵抗器の製造方法
JP2009218317A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Koa Corp 面実装形抵抗器およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014187092A (ja) 2014-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11676742B2 (en) Chip resistor and mounting structure thereof
JP2009302494A (ja) チップ抵抗器およびその製造方法
US10102948B2 (en) Chip resistor and method for making the same
JP2015002212A (ja) チップ抵抗器、チップ抵抗器の実装構造
JP6227877B2 (ja) チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法
JP6120629B2 (ja) チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法
JP6317895B2 (ja) チップ抵抗器、チップ抵抗器の実装構造
JP6262458B2 (ja) チップ抵抗器、チップ抵抗器の実装構造
JP6892339B2 (ja) 抵抗器
JP6732996B2 (ja) チップ抵抗器
WO2014171087A1 (ja) 抵抗器とその製造方法
JP6272052B2 (ja) 電子素子搭載用基板及び電子装置
JP5464829B2 (ja) チップ抵抗器およびその製造方法
JPH04127564A (ja) リードフレームの製造方法
JP2017163165A (ja) チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法
JP2014060463A (ja) チップ抵抗器およびその製造方法
JP2006228980A (ja) 金属板製のチップ抵抗器とその製造方法
US20230282396A1 (en) Chip resistor and mounting structure thereof
JP6810095B2 (ja) チップ抵抗器、チップ抵抗器の実装構造
JP3889710B2 (ja) 混成集積回路装置
JP2004319874A (ja) チップ抵抗器およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6120629

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250