JP6119617B2 - 積層型冷却システム - Google Patents

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本発明は、積層型冷却システムに関する。特に、電動車両用の電気機器を冷却する積層型冷却システムに関する。本明細書において電動車両とは、モータのみを備えエンジンを備えない電気自動車のほか、燃料電池車、及び、モータとエンジンの双方を搭載するハイブリッド車を含む。
電動車両やハイブリッド車のモータを駆動するための電気機器(例えばインバータ等)を、冷媒で冷却する冷却システムが開発されている。このような冷却システムの例として、電気機器を構成している複数の被冷却物(例えば半導体素子を封止している半導体カード)と、内部に冷媒が流れる冷却プレートとを交互に積層した積層型の冷却システムがある。この冷却システムは、通常、複数の冷却プレートをその積層方向に貫通していると共各冷却プレートに冷媒を供給する冷媒供給路と、積層方向に貫いているとともに各冷却プレートから排出された冷媒を集める冷媒排出路とを有している。冷媒供給路と冷媒排出路は冷却プレートの積層方向にみたときに被冷却物の両側に配置されている。そして、冷却プレートは内部が空洞になっており、それ自身が冷媒流路となっている。ポンプで圧送された冷媒は、冷媒供給路を介して各冷却プレートに供給され、冷却プレート内部を流れる間に隣接する被冷却物から熱を吸収し、冷媒排出路を通って再びポンプに戻される。このような冷却システムの例が特許文献1、2に開示されている。
状況に応じて、各冷却プレートに流れる流量を変化させたい場合がある。そこで、特許文献1の冷却システムでは、各冷却プレートの冷媒流路入口に流量調整用の弁を設ける。その弁は、形状記憶合金で作られており、温度変化に応じて流路入口の流路面積を変化させる。また、特許文献2の冷却システムでは、各冷却プレートの流路内に電磁式の弁を設け、各冷却プレートへ流入する冷媒の量を調整する。
特開2006−147924号公報 特開2013−26434号公報
本明細書は、上記特許文献1、2とは異なる仕組みで各冷却プレートの流量を調整する技術を提供する。特に、簡単な構造で複数の冷却プレートを流れる冷媒流量の差を小さくする技術を提供する。
上記した積層型冷却システムでは、複数の冷却プレートをその積層方向に貫通している冷媒供給路を通じて各冷却プレートに冷媒が分配される。冷媒供給路から各冷却プレートへの分岐点の構造が複数の冷却プレートで同じである場合、分岐点において冷媒供給路の下流へ流れる冷媒の量と冷却プレートへ分流する冷媒の量の比率が各分岐点で同じとなる。そうすると、冷媒供給路の下流の冷却プレート程流量が少なくなる。それゆえ、複数の冷却プレートにおける冷媒流量の調整の一つの方針は、冷媒供給路の上流側の冷却プレートを流れる冷媒流量と下流側の冷却プレートを流れる冷媒流量の差を小さくすることである。
本明細書が開示する積層型冷却システムは次の構成を備える。その積層型冷却システムは、被冷却物と交互に積層されると共に、内部に冷媒が流れる複数の冷却プレートと、複数の冷却プレートの積層方向に冷却プレート群を貫通していると共に冷媒を各冷却プレートに供給する冷媒供給路と、各冷却プレートの流路内において弾性的に支持されていると共に、通過する冷媒の流量が大きい程、冷却プレートにおける流路面積を小さくする弁体とを備えている。より具体的には、各冷却プレートの流路の一部を塞ぐ弁体は、冷媒の流量が大きい程、冷媒の勢いに押されて変形し、流路を塞ぐ面積が大きくなる。即ち、流路面積を小さくする。冷媒の流量が少なくなると、弾性力によって弁体の位置(姿勢)が元に戻り、流路面積が大きくなる。
複数の冷却プレートをその積層方向に貫通している冷媒供給路を通じて各冷却プレートに冷媒を分配する構造では、冷媒供給路の下流程冷媒の流量が少なくなる。上記の冷却システムによれば、冷媒供給路の下流の冷却プレート程、流路面積が大きくなり、冷媒が流れ易くなる。そうすると、冷媒供給路の下流程、冷媒供給路を流れる冷媒量は少なくなるが、冷媒供給路の下流に流れる流量に対して冷却プレートへ分流する冷媒流量の比率が高まる。その結果、冷媒供給路の上流側の冷却プレートと下流側の冷却プレートの流量差が小さくなる。
弁体を含む冷却プレートの好適な一態様は次の通りである。冷却プレート内の流路を積層方向で二分する中間プレートが設けられている。そして、弁体は、中間プレートの冷媒流上流側の端部に弾性的に支持されている。弁体は、中間プレートの端部から冷媒流の上流に向かって冷媒流の方向に対して傾斜するように伸びている。そして、中間プレートの端部から弁体の先端までの長さが、中間プレートとこれに対向する流路内面までの長さよりも短い。
実施例の冷却システム90の斜視図である。 実施例の冷却システム90を構成する冷却プレート2の分解斜視図である。 実施例の冷却システム90の断面図である。 実施例の冷却システム90における調整弁5付近の拡大断面図である。 他の形態の冷却システム90における調整弁105の拡大断面図である。
電動車両は、走行用モータに電力を供給するための電気機器(インバータや昇圧コンバータ)を備えている。これらの電気機器は出力する電力が大きいため発熱量が大きい。本実施例の冷却システム90は、このような電気機器を冷媒で冷却するシステムである。
図1に示すように、実施例の冷却システム90では、電気機器を構成している複数の半導体カード60と、内部を冷媒が流れる冷却プレート2とが交互に積層されている。冷却システム90は、いわゆる積層型冷却システムである。冷媒は、供給管3から冷却システム90に供給され、各冷却プレート2の内部を通り、排出管4から排出される。冷却プレートは、特定の冷却プレートを指定しない場合は単に冷却プレート2と表す。また、個々の冷却プレート2を区別する場合は、2a〜2gの符号を付す(図1、図3参照)。なお、図1上側(供給管3、排出管4か設けられる側)のプレートが冷却プレート2aであり、図1下側が冷却プレート2gである。なお、冷媒は液体であり、例えばLLC(Long Life Coolant)である。
図2を用いて、冷却プレート2の内部構造を説明する。図2中の矢印は冷媒が流れる方向を示している。冷却プレート2は、筐体に相当する上板21、下板23と、それらの間に挟まれる中板22を有する。なお、「上板」「下板」の語は、図1〜図4に図示する際の図中の位置関係に由来する便宜上のものであり、冷却システム90を実施する際の重力の方向に対する位置関係を意味していない。また、上板21、下板23は、冷却システム90に配置される際の向きが異なるが、同一の形状の部材である。容器状の上板21、下板23及び中板22は、アルミニウムの板をプレス加工して成形される。上板21の内部には波板で構成されるフィン24が配置され、中板22がフィン24を抑える。また、下板23の内部にもフィン24が配置され、これも中板22が抑える。フィン24は中板22と上板21、下板23の双方に接触し、半導体カード60から伝わる熱を冷却プレート2の全体に拡散し易くしている。また、フィン24は、冷却プレート2の内部を流れる冷媒との接触面積を増加させ、冷媒への熱伝達効率を向上させる。
上板21は、長手方向における両端にそれぞれ貫通孔を有している。上板21における貫通孔の位置には接続管25、26が設けられている。接続管25、26は、それぞれ、上板21の外側の表面(図2上側の表面)から上板21の外側(図2上側)に向かって延びている。同様に、下板23も長手方向における両端に貫通孔を有し、接続管27、28が下板23の外側の表面(図2下側の表面)から下板23の外側(図2下側)に向かって延びている。中板22も長手方向における両端にそれぞれ貫通孔29、30を有している。上板21の接続管25、中板22の貫通孔29、下板23の接続管27は、図2の上から見たとき(図中のY軸方向に見たとき)に重なる位置に設けられている。同様に、上板21の接続管26、中板22の貫通孔29(図2、図4参照)、下板23の接続管28は、図2の上から見たときに重なる位置に設けられている。なお、図1に示した冷却システム90は、図2の分解斜視図に示した冷却プレート2が複数(図1では7枚)積層されて構成される。なお、詳しくは、図1、図3において最も下側に位置する冷却プレート2(すなわち冷却プレート2g)の下板23g(図3参照)は貫通孔及び接続管が必要ない。このため、図1、図3には、下板23gには貫通孔及び接続管を設けない例を示している。ただし、下板23gにも貫通孔及び接続管を設け(つまり他の冷却プレート2の下板23と全く同じ部材を使用し)、かつ、その接続管をキャップ等で塞いでもよい。
図2〜図4に示すように、中板22は調整弁5を有している。調整弁5は略長方形の平板状である。調整弁5は、接続部6を介して中板22と接続されている。なお、以下の説明では、中板22における、調整弁5及び接続部6を除く部分を、中板22の本体部と呼ぶことが有る。調整弁5は、貫通孔29の内側に突き出すように設けられている。調整弁5は、貫通孔29の辺縁部における中板22の中心側の位置に設けられている。中板22の本体部、接続部6、調整弁5は、それぞれ一枚の板をプレス加工することにより成形されている。このため、中板22を比較的簡単に製造することができる。接続部6は、半円弧状に成形されている。このため接続部6のバネ定数は低い。その結果、調整弁5は接続部6を支点にして回転することにより姿勢を変化させることができる。調整弁5の機能については後に詳しく説明する。
図3中の矢印は冷媒の流れを示す。図3では、例えば、冷却プレート2aに対応する構成については、それぞれの符号の後に記号「a」を付して、上板21a、接続管25a、26a、27a、28a、中板22aと標記する(冷却プレート2b、2gについても同様)。なお、図3では、図1に示した冷却プレート2c、2d、2e、2fの図示は省略している。供給管3から供給された冷媒は、冷却プレート2aの上板21aの接続管25aを通って冷却プレート2a内に流入する。接続管25aから流入した冷媒の一部は、接続管25aの位置から、冷却プレート2aの内部を通って図3右方向へと流れる。ここで、中板22は、冷却プレート2a内の流路を図3上下方向(冷却プレート2の積層方向)に二分している。このため、冷却プレート2a内を流れる冷媒は、中板22の図3上側に位置する流路7aと、中板22の図3下側に位置する流路8aとに分かれて流れる。
接続管25aから流入した冷媒のうち、冷却プレート2aの内部の流路(すなわち流路7a、8a)を流れる冷媒以外の冷媒は、下板23aの接続管27aを通って冷却プレート2aから流出する。冷却プレート2aから流出した冷媒は、冷却プレート2bの上板21bの接続管25bを通って冷却プレート2bに流入する。冷却プレート2bにおける冷媒の流れも、冷却プレート2aと同様である。すなわち、冷媒の一部は中板22bの上下に位置する流路7b、8bに流入し、残りの冷媒は下板23bの接続管27bから流出すると共に冷却プレート2bの図3下側に隣接する冷却プレート2c(図3では冷却プレート2cを図示していないので図1を参照されたい)に流入する。ただし、図1、図3において最も下側に位置する冷却プレート2gでは、上板21gの接続管25gから流入した冷媒はすべて中板22gの上下に位置する流路7g、8gに流入する(図3)。
以下の説明では、供給管3から各冷却プレート2内を通過して冷却プレート2gにまで至る流路を冷媒供給路40と呼ぶ。換言すると、冷媒供給路40は、複数の冷却プレート2をその積層方向に貫通していると共に各冷却プレート2に冷媒を供給する。
同様に、本実施例の冷却システム90は、複数の冷却プレート2を積層方向に貫いているとともに各冷却プレートから排出された冷媒を集める冷媒排出路50を有している。例えば、冷却プレート2bの流路7b、8bを流れた冷媒は冷却プレート2bの接続管26bを通って冷却プレート2bから流出する。冷却プレート2bから流出した冷媒は、冷却プレート2aの接続管28aから冷却プレート2aに流入し、冷却プレート2aの流路7a、8aを通過した冷媒と合流する。つまり、各冷却プレート2a〜2gを通過した冷媒は、冷媒排出路50を通って最終的に排出管4から排出される。
ここで、図4を用いて調整弁5の機能について説明する。上述のように調整弁5は、中板22の貫通孔29の内側に突き出すように設けられている。これは、調整弁5が、上述の冷媒供給路40に突き出して配置されていることを意味する。冷媒流は、調整弁5の近傍では、流路8を図中の左から右へと流れる。それゆえ、別言すれば、調整弁5は、冷媒流の上流に向かって冷媒の流れ方向に対して傾斜するように伸びている。調整弁5は、中板22の貫通孔29の辺縁部における中板22の中心側(図4右側)において中板22(中板22の本体部)に接続されていると共に、貫通孔29の内側方向(図4左方向)に向けて突き出している。調整弁5は、中板22における冷媒流路上流側(図3左側)の端部に位置している。
調整弁5は、冷却プレート2の流路面積を調整する。詳しくは、調整弁5は、冷媒供給路40から冷却プレート2への分岐点の位置における冷却プレート2の流路面積を調整する。なお、調整弁5は、直接的には冷却プレート2における中板22の図4下側に位置する流路8の流路面積を調整する。ここで、冷却プレート2における中板22の図4上側に位置する流路7は、調整弁5によって影響を受けない。このため、流路8の流路面積を調整することは、冷却プレート2の流路面積を調整することを意味する。
調整弁5は、冷媒供給路40を流れる冷媒から力を受けて変位する。冷媒供給路40を流れる冷媒の流量が大きくなる程調整弁5が冷媒から受ける力も大きくなる。調整弁5は、冷媒から力を受けない場合には、図4中実線で図示する姿勢をとる。一方、調整弁5は、冷媒流の上流に向けて、冷媒の流れ方向に対して傾斜するように伸びているので、冷媒から力を受けると図4中二点鎖線で図示する姿勢をとる。調整弁5が図4中実線の位置にある場合には、冷却プレート2の流路8の入り口における幅(図4上下方向、すなわち、冷却プレート2の積層方向における幅)はLfである。これに対して、調整弁5が図4中二点鎖線の位置にある場合には、流路8の入り口における幅はLgである。ここで、幅Lgは幅Lfよりも狭い。換言すると、調整弁5は、図4中実線の位置では、冷却プレート2の流路8を開放している(流路8の流路面積を大きくしている)。一方、図4中二点鎖線の位置では、冷却プレート2の流路8を閉塞している(流路8の流路面積を小さくしている)。このため、以下の説明では、調整弁5の図4中に実線で示す位置を「開放側」の位置と称することが有る。また、図4中に二点鎖線で示す位置を「閉塞側」の位置と称することが有る。すなわち、調整弁5は、冷媒から受ける力が大きければ大きい程、開放側の位置から閉塞側の位置に向かって変位する。
なお、接続部6の基端部から調整弁5の先端部までの長さLhは、中板22と、下板23の底との間の距離Liよりも小さい。このため、冷媒の流量が非常に大きい場合などに調整弁板5が大きく変位しても、流路8の流路面積がゼロになることはない。
本実施例の冷却システム90は、上述のように、複数の冷却プレート2が積層されており、複数の冷却プレート2を貫通していると共に各冷却プレート2に冷媒を供給する冷媒供給路40を有している。このような冷却システムにおいて、仮に、冷媒供給路40から各冷却プレート2への分岐点の構造が、複数の冷却プレート2で同じである場合には、次のようになる。すなわち、各冷却プレート2の分岐点の構造が同じであるので、その分岐点から冷媒供給路40の下流へ流れる冷媒の量とその冷却プレート2へ分流する冷媒の量の比率は、各冷却プレート2で等しい値となる。例えば、冷却プレート2aに流入した冷媒の内の一定の比率の冷媒が、冷却プレート2aの下流側に隣接する冷却プレート2bに流入する。その後も同様に、冷却プレート2bに流入した冷媒の内の一定の比率の冷媒が、冷却プレート2bの下流側に隣接する冷却プレート2cに流入する。つまり、各冷却プレート2を流れる冷媒の量は、冷媒供給路40の上流側から下流側に向かって徐々に少なくなる。
一方、冷媒供給路40を流れる冷媒の流量に着目すると、冷媒供給路40の上流では冷媒の流量が多く、冷媒供給路40の下流になる程冷媒の流量が少なくなる。換言すると、冷媒供給路40の上流では冷媒の流量が大きく、冷媒供給路40の下流になる程冷媒の流量が少なくなる。本実施例の冷却システム90は、このような冷媒供給路40内における流量の差を利用して冷媒供給路40から各冷却プレート2へ分流する流量の比率を調整する。
上述したように、冷媒供給路40では、上流側(冷却プレート2a側)から、下流側(冷却プレート2g側)に向かって順番に流量が小さくなる。冷媒供給路40の上流側(冷却プレート2a側)の調整弁5は、「閉塞側」(図4中二点鎖線)に位置する。一方、冷媒供給路40の下流側(冷却プレート2g側)の調整弁5である程、「開放側」(図4中実線)の位置に近づく。換言すると、冷媒供給路40の上流側程、冷却プレート2の流路面積が小さくなり、冷媒供給路40の下流側程、冷却プレート2の流路面積が大きくなる。これにより、上流側の冷却プレート2の冷媒の流量と、下流側の冷却プレート2の冷媒の流量との差が小さくなる。換言すると、各冷却プレート2a〜2gを流れる冷媒の量が均一化される。
本実施の冷却システム90では、各冷却プレート2a〜2gが同一の調整弁5を有している(すなわち、同一の中板22を有している)。このため、冷却システム90の構成部品の種類を削減することができる。
次に、図5を用いて冷却システム90の他の形態を説明する。他の形態の冷却システム90は、中板22に替えて中板122を有する。上述の実施例の中板22では、中板22の本体部、調整弁5、接続部6は、一枚の板をプレス加工することにより形成されていた。これに対して他の形態の中板122では、中板122の本体部と、調整弁105とが別体で構成されている。また、中板122の本体部と、調整弁105とはばね部材106によって接続されている(なお、図5では、ばね部材106を模式的に図示している)。ばね部材106は、具体的には、バネ用鋼材で形成されている。ばね部材106の形状は適宜選択できるが、例えば、板状、線条、コイル状であってもよい。本形態では、中板122の本体部及び調整弁105と、ばね部材106と別体とすることにより、それぞれを適した材料で形成することができる(例えば、調整弁105をアルミニウムで形成し、ばね部材106をバネ用鋼材で形成する等)。これにより、各冷却プレート2の流量を好適に調整することができる。
上記の実施例及び他の形態において、中板22、122は請求項における「中間プレート」の一例であり、調節弁5、105は請求項における「弁体」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g;冷却プレート
5、5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g;調整弁
3;供給管
4;排出管
5;調整弁
6;接続部
7、7a、7b、7g、8、8a、8b、8g;流路
21、21a、21b、21g;上板
22、22a、22b、22g;中板
23、23a、23b、23g;下板
24;フィン
40;冷媒供給路
50;冷媒排出路
60;半導体カード
90;冷却システム

Claims (1)

  1. 被冷却物と交互に積層されると共に、内部を冷媒が流れる複数の冷却プレートと、
    積層方向に前記複数の冷却プレートを貫通していると共に各冷却プレートに冷媒を供給する冷媒供給路と、
    前記各冷却プレートの流路内において弾性的に支持されていると共に、通過する冷媒の流量が大きい程、前記冷却プレートの流路面積を小さくする弁体と、
    を備えることを特徴とする積層型冷却システム。
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