JP6119510B2 - Led点灯部の異常検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオード(LED)を含むLED点灯部において、LEDの断線などのLED点灯部の異常を検出するLED点灯部の異常検出装置に関する。
近年、車両の灯火装置その光源として、白熱電球に代わり発光ダイオードが用いられている。また、LED断線等の故障を検出するものとして、LEDを点灯させない程度のパルス幅のパルス信号をLEDに供給してLEDの断線の有無を検出するLED断線検出装置が考案されている(特許文献1参照)。これにより、LEDの断線検出時にあっても、消灯したままの状態で断線検出をすることができる。
特開2010−105590号公報
LEDは、微少な電流であっても発光状態がユーザに認識されるものもあり、断線検出回路からの電流の流入により意図しない状況での点灯が考えられる。特許文献1のように、イグニッションスイッチ等の操作装置が始動および停止の位置に切り替えたときにLEDの断線検出をする構成は、ヘッドランプのようなユーザに見えないLEDには適している。しかし、メータパネル照明や室内照明では、ユーザが点灯のための操作を行っていないにもかかわらず点灯する可能性があり、ユーザが違和感を覚えることもあり得る。
また、「LEDを点灯させない程度のパルス幅のパルス信号」は、LED毎に異なるので、制御が複雑になる、LED毎に制御プログラムが変わるという問題もある。
上記問題点を背景として、本発明は、ユーザが違和感を覚えることがなく、簡易な構成でLED点灯部の異常を検出することが可能なLED点灯部の異常検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのLED点灯部の異常検出装置は、発光ダイオードを光源として含むLED点灯部と、LED点灯部の点灯指示を検出する点灯指示検出部と、発光ダイオードを点灯させるための点灯電流を、LED点灯部に供給する点灯電流供給部と、少なくとも発光ダイオードの断線を含む、LED点灯部の異常を検出するための異常検出電流を、LED点灯部に供給する異常検出電流供給部と、を備え、
点灯指示を検出したとき、点灯電流供給部が点灯電流を供給する前に、予め定められた第一検出時間だけ、異常検出電流供給部が異常検出電流を供給し、第一検出時間内に、異常検出電流の供給状態に基づいて、LED点灯部の異常の有無を検出する異常検出部をさらに備える。
上記構成によって、LED点灯部を点灯する前にLED点灯部の異常判定を行うため、簡易な構成でLED点灯部の異常を検出することが可能となる。また、LED点灯部に電流を供給するタイミングをまとめることができる。これにより、制御プログラムが複雑にならないという効果も奏する。さらに、異常検出電流によりLED点灯部が点灯したとしても、第一検出時間が経過すれば、その後すぐに点灯指示に基づいて点灯するため、ユーザの意図しないタイミングで点灯することにはならず、ユーザが違和感を覚えることはない。
本発明のLED点灯部の異常検出装置の構成例を示す図。 LED点灯時における異常検出処理を説明するフロー図。 LED消灯時における異常検出処理を説明するフロー図。 LED点灯部の正常時と異常時における比較器の入出力電圧を示す図。 異常検出処理における信号および電流の状態を示すタイミングチャート。
以下、本発明のLED点灯部の異常検出装置(以降、「異常検出装置」と略称)について、図面を用いて説明する。図1に、異常検出装置1の全体構成を示す。異常検出装置1は、例えば、LEDを用いた、車両の内外の灯火装置や照明装置に含まれる。異常検出装置1は、ECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)10と、LEDモジュール20(本発明のLED点灯部)を含む。ECU10の制御回路11の入力ポートP1に入力される点灯/消灯指示信号に基づき、LEDモジュール20の点灯/消灯を行う。点灯/消灯指示信号は、ユーザのスイッチ操作に基づくもの、他の装置から通信ネットワークを介して送信されるもの、センサ信号に基づくもの、等のいずれでもよい。
ECU10は、制御回路11(本発明の点灯指示検出部、消灯指示検出部、点灯電流供給部)、スイッチング素子12(本発明のスイッチ、点灯電流供給部)、比較回路13(本発明の異常検出部)、異常検出電流供給部14を含む。
制御回路11は、周知のCPU、ROM、RAM(いずれも図示せず)等を含むコンピュータとして構成される。そして、CPUがROMに格納される制御プログラムを実行することで、上述のような、LEDモジュール20の点灯/消灯の制御を行う。
制御回路11の入力ポートP1に入力される点灯/消灯指示信号は、Hレベル(点灯)およびLレベル(消灯)の2状態を示すものでもよいし、周知のPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)方式を用いて、デューティー比(すなわち、LEDの輝度)を可変としたパルス波形でもよい。パルス波形のHレベルを点灯指示とし、Lレベルを消灯指示とする。
スイッチング素子12は、例えば、周知のFET(Field-Effect Transistor:電界効果トランジスタ)が用いられ、制御回路11の指示に基づき、LEDモジュール20のLEDを点灯させるための点灯電流の供給/遮断を行う。リレー等のメカニカルスイッチを用いてもよい。
比較回路13は、オペアンプ等で構成される比較器COMPおよび周辺回路(図示せず)を含む。比較器COMPの一方の入力端子Vin1には、ECU10への供給電圧(例えば、バッテリ電圧+B)を、抵抗R1と定電流回路cc1(入力端子Vin1への電流を制限するためのもの)の内部抵抗とで分圧したもの(基準電圧Vref:図4参照)が入力される。また、比較器COMPの他方の入力端子Vin2には、LEDモジュール20への駆動電圧(Vd:図4参照)が入力される。該駆動電圧は、ECU10への供給電圧から、スイッチング素子12あるいは異常検出電流供給部14の電圧降下分を差し引いたものである。
上述の構成が、「点灯電流供給部は、点灯電流の供給および遮断を行うスイッチを含み、異常検出部は、スイッチが開状態で点灯電流の供給が遮断されているときの、スイッチの両端の電圧の比較に基づいてLED点灯部の異常の有無を検出する」ものである。より具体的には、「スイッチの一端には、予め定められた基準電圧が入力され、スイッチの他の一端には、LED点灯部を点灯駆動するための駆動電圧が入力される」ものである。本構成によって、複雑な回路あるいは制御を用いることなく、LED点灯部の異常の有無を検出することができる。
なお、LEDモジュール20の異常は、LEDの断線、抵抗R2等のLEDへの電流供給路の断線などを含み、ECU10のLEDモジュール20へ電流の供給もしくは駆動電圧の印加を行うための出力端子21が開放状態になることをいう。
異常検出電流供給部14は、定電流回路cc2とスイッチSW2とを含む。制御回路11の指示に基づき、スイッチSW2の開閉を行い、LEDモジュール20のLEDの異常を検出するための異常検出電流の供給/遮断を行う。なお、異常検出電流は、LEDの点灯に必要な電流値よりも低い値が望ましい。
LEDモジュール20は、1以上のLED(発光ダイオード)、および電流制限用の抵抗R2の他に、LEDを点灯するために必要な回路(ドライバ回路など)を含む。
図2を用いて、制御回路11において実行される制御プログラムに含まれる、LED点灯時における異常検出処理について説明する。まず、入力ポートP1に点灯指示信号が入力されたか否かを判定する。
点灯指示信号が入力されたとき(S11:Yes)、異常検出を開始する(S12)。すなわち、異常検出電流供給部14のスイッチSW2を閉じ、LEDモジュール20に異常検出電流を供給する。さらに、予め定められた安定時間が経過するまで待つためのタイマをスタートさせる。
図1のように、電源線(+B)〜スイッチング素子12〜出力端子21(点灯電流供給路)、あるいは、電源線(+B)〜異常検出電流供給部14〜出力端子21(異常検出電流路)と接地との間には浮遊容量Cが存在する。異常検出電流の供給を開始してから暫くは、この浮遊容量Cに電荷が貯えられるので、LEDモジュール20には異常検出電流が供給されない。よって、浮遊容量Cへの電荷の蓄積が完了するまでの時間を、安定時間とする。安定時間は、回路構成から推定可能である。
上述のステップS12の構成が、「異常検出部は、異常検出電流供給部が異常検出電流の供給を開始してから、予め定められた安定時間が経過後に、LED点灯部の異常の有無を検出する」ものである。本構成によって、浮遊容量Cの影響を受けることなく、LEDモジュール20の異常の有無を検出することができる。
また、回路構成によっては安定時間を考慮する必要がない場合もある。このときは、ステップS12ではタイマをスタートせず、ステップS13を実行しない構成となる。
安定時間を経過したとき(S13:Yes)、異常検出時間(本発明の第一検出時間)を生成するためのタイマをスタートさせる(S14)。次に、比較回路13の比較器COMPの出力端子Voutの状態を取得する(S15)。出力端子VoutがLレベル(図4参照)であるとき、すなわち、LEDモジュール20の異常を検出しないとき(S16:No)、タイマが異常検出時間を経過したか否かを調べる。異常検出時間は、少なくとも1回、LEDモジュール20の異常の有無を判定するために要する時間と同じか、該時間よりも長く設定される。
異常検出時間を経過しないとき(S17:No)、ステップS15に戻り、再度、異常の有無の判定を行う。一方、異常検出時間が経過したとき(S17:Yes)、LEDモジュール20は正常と判定する(S18)。この後、スイッチング素子12を閉状態として、LEDモジュール20に点灯電流を供給してLEDを点灯する(S19)。このとき、LEDモジュール20には、点灯電流および異常検出電流が供給される。
また、一方、出力端子VoutがHレベル(図4参照)であるとき(S16:Yes)、LEDモジュール20に異常があると判定する(S20)。このとき、スイッチング素子12は開状態のままとして、LEDモジュール20に点灯電流を供給しない(S21)。次に、異常検出電流供給部14のスイッチSW2を開き、LEDモジュール20への異常検出電流の供給を遮断する(S22)。このとき、タイマを停止させる。
次に、LED異常時の処理を実行する(S23)。例えば、制御回路11の出力ポート(通信用ポートとしてもよい)P2からLEDモジュール20の異常を示す信号を外部に出力する。また、ECU10に表示器が接続されているときには、表示器に、LEDモジュール20に異常が発生した旨のメッセージを表示する。
上述のステップS16〜S21の構成が、「点灯電流供給部は、第一検出時間における異常検出の結果に基づいて、LED点灯部に点灯電流を供給するか否かを決定する」ものである。本構成によって、LED点灯部で異常が検出されたときには、LED点灯部に点灯電流を供給しないので、無駄な電力消費を抑制し、LED点灯部の異常の拡大を防止することができる。
上述の構成で、異常検出時間を設定しない構成としてもよい。この場合、異常検出は1回だけ実行され、ステップS14およびS17を実行しない。また、異常検出を複数回行って、検出状態(正常/異常)の多数決により判定してもよい。また、異常検出を複数回行って、同一状態が所定回数継続したか否かにより、正常/異常を判定してもよい。
図3を用いて、制御回路11において実行される制御プログラムに含まれる、LED消灯時における異常検出処理について説明する。図3の構成が、「発光ダイオードを光源として含むLED点灯部と、LED点灯部の消灯指示を検出する消灯指示検出部と、発光ダイオードを点灯させるための点灯電流を、LED点灯部に供給する点灯電流供給部と、少なくとも発光ダイオードの断線を含む、LED点灯部の異常を検出するための異常検出電流を、LED点灯部に供給する異常検出電流供給部と、を備え、
点灯電流供給部が点灯電流を供給している際に、消灯指示を検出したとき、点灯電流供給部が点灯電流の供給を停止した後に、予め定められた第二検出時間だけ、異常検出電流供給部が異常検出電流を供給し、第二検出時間内に、異常検出電流の供給状態に基づいて、LED点灯部の異常の有無を検出する異常検出部をさらに備える」ものである。
上記構成によって、LED点灯部を消灯した後にLED点灯部の異常判定を行うため、簡易な構成でLED点灯部の異常を検出することが可能となる。また、LED点灯部に電流を供給するタイミングをまとめることができる。これにより、制御プログラムが複雑にならないという効果も奏する。さらに、異常検出電流によりLED点灯部が点灯したとしても、第二検出時間が経過すれば消灯するため、ユーザの意図しないタイミングで点灯することにはならず、ユーザが違和感を覚えることはない。また、LED点灯部を消灯しないと異常検出を行うことはできないという制約はあるものの、LED点灯部の点灯時に異常検出を行う構成に比べて、浮遊容量Cの影響を受けにくいという利点がある。
まず、入力ポートP1に消灯指示信号が入力されたか否かを判定する。このとき、LEDモジュール20には、点灯電流および異常検出電流が供給されている。消灯指示信号が入力されたとき(S31:Yes)、スイッチング素子12を開状態として、LEDモジュール20への点灯電流の供給を遮断してLEDを消灯する(S32)。このとき、LEDモジュール20には、異常検出電流のみが供給されている。次に、異常検出を開始する(S33)。すなわち、異常検出時間(本発明の第二検出時間)を生成するためのタイマをスタートさせる。
次に、比較回路13の比較器COMPの出力端子Voutの状態を取得する(S34)。出力端子VoutがLレベル(図4参照)であるとき、すなわち、LEDの異常を検出しないとき(S35:No)、タイマが異常検出時間を経過したか否かを調べる。
異常検出時間を経過しないとき(S36:No)、ステップS34に戻り、再度、異常の有無の判定を行う。一方、異常検出時間が経過したとき(S36:Yes)、LEDモジュール20は正常と判定する(S37)。この後、異常検出電流供給部14のスイッチSW2を開き、LEDモジュール20への異常検出電流の供給を遮断する(S38)。
また、一方、出力端子VoutがHレベル(図4参照)であるとき(S35:Yes)、LEDモジュール20に異常があると判定する(S39)。このとき、タイマを停止させる。次に、図2のステップS23と同様の、LED異常時の処理を実行する(S40)。この後、異常検出電流供給部14のスイッチSW2を開き、LEDモジュール20への異常検出電流の供給を遮断する(S38)。
上述の構成で、異常検出時間を設定しない構成としてもよい。この場合、異常検出は1回だけ実行される。また、ステップS33ではタイマをスタートせず、ステップS36を実行しない構成となる。
図2および図3を合わせた構成が、「発光ダイオードを光源として含むLED点灯部と、LED点灯部の点灯指示を検出する点灯指示検出部と、LED点灯部の消灯指示を検出する消灯指示検出部と、発光ダイオードを点灯させるための点灯電流を、LED点灯部に供給する点灯電流供給部と、少なくとも発光ダイオードの断線を含む、LED点灯部の異常を検出するための異常検出電流を、LED点灯部に供給する異常検出電流供給部と、を備え、点灯指示を検出したとき、点灯電流供給部が点灯電流を供給する前に、予め定められた第一検出時間だけ、異常検出電流供給部が異常検出電流を供給し、また、点灯電流供給部が点灯電流を供給している際に、消灯指示を検出したとき、点灯電流供給部が点灯電流の供給を停止した後に、予め定められた第二検出時間だけ、異常検出電流供給部が異常検出電流を供給し、第一検出時間内および第二検出時間内に、それぞれの異常検出電流の供給状態に基づいて、LED点灯部の異常の有無を検出する異常検出部をさらに備える」ものである。
上記構成によって、LED点灯部の点灯〜消灯の前後にLED点灯部の異常判定を行うため、簡易な構成でLED点灯部の異常を検出することが可能となる。また、LED点灯部に電流を供給するタイミングをまとめることができる。これにより、制御プログラムが複雑にならないという効果も奏する。さらに、異常検出電流によりLED点灯部が点灯したとしても、第一検出時間が経過すれば点灯し、第二検出時間が経過すれば消灯するため、ユーザの意図しないタイミングで点灯することにはならず、ユーザが違和感を覚えることはない。
図2および図3において、第一検出時間内あるいは第二検出時間内に、LEDモジュール20の異常の検出を繰り返す構成が、「異常検出部は、第一検出時間内あるいは第二検出時間内に、LED点灯部の異常の有無の検出を繰り返し、第一検出時間内あるいは第二検出時間内で異常を検出しなかったとき、LED点灯部が正常であると判定する」ものである。本構成によって、より正確にLED点灯部の異常の有無の検出を行うことができる。
図4に、LEDモジュール20が正常時/異常時の、比較回路13の比較器COMPにおける入出力電圧の状態を示す。なお、異常検出を行っているときは、スイッチング素子12は開状態である。比較器COMPの入力端子Vin1には、LEDモジュール20の状態に関係なく、上述の基準電圧Vrefが入力される。また、比較器COMPの入力端子Vin2には、LEDモジュール20が正常のときは、上述の駆動電圧Vdが入力される。一方、LEDモジュール20が異常のときは、入力端子Vin2は、いわゆる、「浮いた」状態となり、電源電圧(+B)とほぼ同じ電圧が入力される。
そこで、比較器COMPの出力端子Voutからは、LEDモジュール20が正常のときはLレベルが出力されLEDモジュール20が異常のときはHレベルが出力されるようにVrefおよび周辺回路の定数を調整する。例えば、基準電圧Vrefを駆動電圧Vdとほぼ同じ値とする。
図5に、図2および図3の異常検出処理における、信号および電流の状態を示す。制御回路11の入力ポートP1(図5では、「LED制御」と表記)に点灯指示が入力されると、スイッチSW2を閉状態として異常検出電流供給部14から異常検出電流の供給を開始する。この後、時間T11(安定時間)が経過すると、LEDモジュール20の異常検出が可能となる。安定時間を設定しないときは、点灯指示が入力されたとき、直ちに異常検出が可能となる。
LEDモジュール20の異常検出が可能となってから時間T12(第一検出時間)が経過すると、スイッチング素子12を閉状態として点灯電流の供給を開始する。異常検出電流供給部14からの異常検出電流の供給は継続する。点灯電流の供給中は、異常検出を行わない。
制御回路11の入力ポートP1に消灯指示が入力されると、スイッチング素子12を開状態として点灯電流の供給を遮断する。このとき、LEDモジュール20の異常検出が可能となる。その後、時間T2(第二検出時間)が経過すると、スイッチSW2を開状態として異常検出電流供給部14からの異常検出電流の供給を遮断する。
LEDの点灯〜消灯までの、LEDに流れる電流(LED電流)は以下のとおりである。
・点灯指示がある前:ゼロ。
・点灯指示があってから時間T11+T12が経過するまで:I1(異常検出電流)。
・点灯指示があってから時間T11+T12が経過後:I2(異常検出電流+点灯電流)。
・消灯指示があってから時間T2が経過するまで:I1(異常検出電流)。
・消灯指示があってから時間T2が経過後:ゼロ。
図5のように、LEDモジュール20に点灯電流を供給しているときは、異常検出電流を供給してもよい。本構成が、「異常検出電流供給部は、点灯電流供給部が点灯電流を供給するときは、異常検出電流を供給する」ものである。異常検出電流は、LEDを点灯させない程度の値であるため、LEDの輝度に影響を及ぼさない。また、異常検出電流の供給/遮断の制御も簡略化できる。さらに、点灯電流の遮断後に異常検出電流の供給を開始する構成では、上述の浮遊容量Cの影響を受けるが、本構成では浮遊容量Cの影響を受けない。
LED点灯中は異常検出電流を供給せず、消灯指示信号が入力されたときに異常検出電流を供給する方法もある。しかし、点灯電流の供給を遮断してから異常検出電流の供給を開始するとき、いずれの電流も供給されない期間が生ずる可能性がある。また、異常検出電流の供給を開始してから点灯電流の供給を遮断するとき、2つの電流が供給される期間が生ずる可能性がある。よって、LEDの輝度が変化して、ユーザが違和感を覚える可能性がある。一方、上述の本発明の構成では、LED点灯中は、点灯電流および異常検出電流が供給されるので、少なくとも、LEDが瞬間的に明るくなったり消えたりすることを防止できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 LED点灯部の異常検出装置(異常検出装置)
P1 入力ポート(点灯指示検出部、消灯指示検出部)
10 ECU
11 制御回路(点灯指示検出部、消灯指示検出部、点灯電流供給部)
12 スイッチング素子(スイッチ、点灯電流供給部)
13 比較回路(異常検出部)
COMP 比較器(異常検出部)
14 異常検出電流供給部
SW2 スイッチ
cc2 定電流回路
20 LEDモジュール(LED点灯部)
21 出力端子
LED 発光ダイオード

Claims (7)

  1. 発光ダイオードを光源として含むLED点灯部と、
    前記LED点灯部の点灯指示を検出する点灯指示検出部と、
    前記発光ダイオードを点灯させるための点灯電流を、前記LED点灯部に供給する点灯電流供給部と、
    少なくとも前記発光ダイオードの断線を含む、前記LED点灯部の異常を検出するための異常検出電流を、前記LED点灯部に供給する異常検出電流供給部と、
    を備え、
    前記点灯指示を検出したとき、前記点灯電流供給部が前記点灯電流を供給する前に、予め定められた第一検出時間だけ、前記異常検出電流供給部が前記異常検出電流を供給し、
    前記第一検出時間内に、前記異常検出電流の供給状態に基づいて、前記LED点灯部の異常の有無を検出する異常検出部をさらに備えることを特徴とするLED点灯部の異常検出装置。
  2. 発光ダイオードを光源として含むLED点灯部と、
    前記LED点灯部の点灯指示を検出する点灯指示検出部と、
    前記LED点灯部の消灯指示を検出する消灯指示検出部と、
    前記発光ダイオードを点灯させるための点灯電流を、前記LED点灯部に供給する点灯電流供給部と、
    少なくとも前記発光ダイオードの断線を含む、前記LED点灯部の異常を検出するための異常検出電流を、前記LED点灯部に供給する異常検出電流供給部と、
    を備え、
    前記点灯指示を検出したとき、前記点灯電流供給部が前記点灯電流を供給する前に、予め定められた第一検出時間だけ、前記異常検出電流供給部が前記異常検出電流を供給し、
    また、前記点灯電流供給部が前記点灯電流を供給している際に、前記消灯指示を検出したとき、前記点灯電流供給部が前記点灯電流の供給を停止した後に、予め定められた第二検出時間だけ、前記異常検出電流供給部が前記異常検出電流を供給し、
    前記第一検出時間内および前記第二検出時間内に、それぞれの異常検出電流の供給状態に基づいて、前記LED点灯部の異常の有無を検出する異常検出部をさらに備えることを特徴とするLED点灯部の異常検出装置。
  3. 前記点灯電流供給部は、前記第一検出時間における異常検出の結果に基づいて、前記LED点灯部に前記点灯電流を供給するか否かを決定する請求項1又は2に記載のLED点灯部の異常検出装置。
  4. 前記異常検出部は、前記異常検出電流供給部が前記異常検出電流の供給を開始してから、予め定められた安定時間が経過後に、前記LED点灯部の異常の有無を検出する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のLED点灯部の異常検出装置。
  5. 前記異常検出電流供給部は、前記点灯電流供給部が前記点灯電流を供給するときは、前記異常検出電流を供給する請求項1ないしのいずれか1項に記載のLED点灯部の異常検出装置。
  6. 前記点灯電流供給部は、前記点灯電流の供給および遮断を行うスイッチを含み、
    前記異常検出部は、前記スイッチが開状態で前記点灯電流の供給が遮断されているときの、前記スイッチの両端の電圧の比較に基づいて前記LED点灯部の異常の有無を検出する請求項1ないしのいずれか1項に記載のLED点灯部の異常検出装置。
  7. 前記スイッチの一端には、予め定められた基準電圧が入力され、前記スイッチの他の一端には、前記LED点灯部を点灯駆動するための駆動電圧が入力される請求項に記載のLED点灯部の異常検出装置。
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