JP6118231B2 - 気体供給装置及び原子力プラントの空気又は窒素供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は気体供給装置及び原子力プラントの空気又は窒素供給装置に係り、例えば、原子力プラントに設置されている空気作動弁の如く、弁の開閉動作を切替るために配管系の途中に電磁弁が設置されているものに好適な気体供給装置及び原子力プラントの空気又は窒素供給装置に関するものである。
原子力発電所を含む各種プラントには、空気、窒素又は蒸気等の気体や、水等の液体を流すための配管が設置されており、この配管の途中には、配管内の流体を流すための開動作、遮断するための閉動作、或いは電気信号や空気圧信号によって、電気又は圧縮空気・窒素等を用いて作動することで、流量、圧力等を調整する電動弁、空気又は窒素作動弁が設置されている。
特に、原子力プラントに設置されている空気又は窒素作動弁においては、弁の開閉動作を切替るために空気配管系の途中に電磁弁が設けられているが、例えば、全電源喪失事故(SBO:Station Blackout)時には、電磁弁のコイル無励磁化、空気供給源からの空気圧の低下によってフェイル動作するものの、その後は、電源からの電気の供給不能、空気供給装置からの空気の供給不能により、空気作動弁の動作が不能になり、その後の空気又は窒素作動弁の運用に支障が生じる恐れがある。
このように空気作動弁には、電源からの電気の供給不能、空気供給装置からの空気の供給不能による空気作動弁操作不能ポテンシャルがあるため、非常時(例えば、SBO時)においても、安全に遠隔操作できることは勿論、通常時(電源が確保されている正常運転時或いは正常待機時)には誤動作(意図しない動作)しない設備が求められている。
特開2012−230058号公報
通常、空気又は窒素作動弁の開閉動作は、その弁の動力となる空気又は窒素を供給する空気配管系の途中に設置されている電磁弁の電源をオン、オフすることで切り替えられるが、電源喪失時には、電源喪失、動力用空気源の喪失により、空気又は窒素作動弁の開閉動作のための電磁弁の電源のオン、オフができなくなると共に、動力となる空気又は窒素の供給も不可能となり、外部からの遠隔操作が不可能になる。
しかし、設計基準となった不具合を上回るような事故事象においては、必要な空気又は窒素作動弁は、通常の電源・動力用空気源とは異なる電源・動力用空気源による外部からの遠隔操作を、空気又は窒素作動弁の通常の作動特性に影響を及ぼさずに、可能とすることが必要となる。
特に、原子力発電所においては、SBOのような非常時に、原子炉格納容器内の空気又は窒素作動弁を開閉可能とするためには、原子炉格納容器の外部に操作用の電磁弁を設置し、通常電源とは別のバッテリーなどの電源を接続して、空気又は窒素作動弁の開閉動作を行うには、空気又は窒素作動弁に要求される作動時間等の作動特性に影響を及ぼさないようにすることや、操作用空気の原子炉格納容器外への排気などの考慮が必要であり、これらのことを考慮した電源喪失時に用いられる空気又は窒素供給装置の操作源の確保が必要となっている。
しかしながら、上述した特許文献1には、全電源喪失時に、原子炉圧力容器内で発生した水素が原子炉建屋内に漏洩した場合でも、原子炉建屋の損壊を防止する手段については記載されているが、電源喪失時に用いられる空気又は窒素供給装置の操作原確保については勿論、通常時における意図しない動作(誤動作)を防止することについては、全く記載されていない。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、電源喪失時においても空気作動弁等の作動弁を遠隔操作できることは勿論、通常時における意図しない動作(誤動作)を防止できる気体供給装置及び原子力プラントの空気又は窒素供給装置を提供することにある。
本発明の気体供給装置は、上記目的を達成するために、プラントにおける少なくとも気体を流すための配管の途中に設置され、該配管内を流れる気体により弁本体を動作させる作動弁と、前記配管の途中に設置され、前記作動弁への気体の流れの開閉を行う第1の電磁弁と、該第1の電磁弁に気体を供給する気体供給源とを備え、前記第1の電磁弁の排気ラインに、前記第1の電磁弁からの排気と該第1の電磁弁への給気を切替える切替弁が設置され、該切替弁は、電源喪失時には、前記第1の電磁弁に気体を供給するために前記気体供給源との接続に切替えられ、かつ、前記切替弁と前記気体供給源との間に、通常時には排気ライン側を開にし、前記切替弁側を閉にすると共に、電源喪失時には前記切替弁側を開にし、排気ライン側を閉にする第2の電磁弁が設置されていることを特徴とする。
また、本発明の原子力プラントの空気又は窒素供給装置は、上記目的を達成するために、原子炉格納容器に収納されている原子炉圧力容器からの蒸気をタービン建屋に供給する主蒸気配管から分岐した配管の途中に設けられ、原子炉の圧力が一定値以上になった際に開動作して前記主蒸気配管内の主蒸気を逃す主蒸気逃し安全弁若しくは原子炉圧力容器が収納されている原子炉格納容器からの気体を排気塔から放出する非常用ガス処理系に設置されている配管の途中に開閉弁が設けられ、前記原子炉格納容器の圧力が一定値以上になった際に前記開閉弁を開動作させて前記原子炉格納容器内の気体を前記非常用ガス処理系から排気する空気又は窒素作動弁と、前記主蒸気逃し安全弁を開動作させるためのシリンダ若しくは前記空気又は窒素作動弁を開動作させるために、前記開閉弁に駆動力を供給するシリンダと、該シリンダへの空気又は窒素の流れの開閉を行う第1の電磁弁と、該第1の電磁弁に空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源とを備え、前記第1の電磁弁の排気ラインに、前記第1の電磁弁からの排気と該第1の電磁弁への給気を切替える切替弁が設置され、該切替弁は、電源喪失時には、前記第1の電磁弁に空気又は窒素を供給するために前記空気又は窒素供給源との接続に切替えられ、かつ、前記切替弁と前記空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源との間に、通常時には排気ライン側を開にし、前記切替弁側を閉にすると共に、電源喪失時には前記切替弁側を開にし、排気ライン側を閉にする第2の電磁弁が設置されていることを特徴とする。
更に、本発明の原子力プラントの空気又は窒素供給装置は、上記目的を達成するために、原子炉圧力容器に配管によって接続され、前記原子圧力容器の圧力、水位を保持する加圧器に設置され、必要に応じて前記加圧器の圧力を強制的に減圧する加圧器逃し弁若しくは原子炉圧力容器に配管によって接続され、前記原子炉圧力容器に冷却水を供給する蒸気発生器内の蒸気を逃す主蒸気逃し安全弁と、前記加圧器逃し弁を開動作させるために、内部に蓄えられている空気又は窒素を前記加圧器逃し弁に供給するシリンダ若しくは該主蒸気逃し安全弁を開動作させるために、内部に蓄えられている空気又は窒素を前記主蒸気逃し安全弁に供給するシリンダと、前記配管の途中に設置され、前記シリンダへの空気又は窒素の流れの開閉を行う第1の電磁弁と、該第1の電磁弁に空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源とを備え、前記第1の電磁弁の排気ラインに、前記第1の電磁弁からの排気と該第1の電磁弁への給気を切替える切替弁が設置され、該切替弁は、電源喪失時には、前記第1の電磁弁に空気又は窒素を供給するために前記空気又は窒素供給源との接続に切替えられ、かつ、前記切替弁と前記空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源との間に、通常時には排気ライン側を開にし、前記切替弁側を閉にすると共に、電源喪失時には前記切替弁側を開にし、排気ライン側を閉にする第2の電磁弁が設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、電源喪失時においても空気作動弁等の作動弁を遠隔操作できることは勿論、通常時における意図しない動作(誤動作)を防止できる効果がある。
本発明の気体供給装置の実施例1であり、切替弁が第1の電磁弁の排気側に接続されている状態を示す図である。 本発明の気体供給装置の実施例1であり、第2の電磁弁の流路が排気側に切替った状態を示す図である。 図1の状態から切替弁が第1の電磁弁の給気側に切替った状態を示す図である。 本発明の気体供給装置の実施例1における通常時の待機状態を示す図である。 本発明の気体供給装置の実施例1における通常時の給気状態を示す図である。 本発明の気体供給装置の実施例1における通常時の排気状態を示す図である。 本発明の気体供給装置の実施例1における電源喪失時の待機状態を示す図である。 本発明の気体供給装置の実施例1における通常時の待機状態を示す図である。 本発明の気体供給装置の実施例1における電源喪失時の給気状態を示す図である。 本発明の気体供給装置の実施例1における電源喪失時の排気状態を示す図である。 図5に示した気体供給装置の通常時の給気状態のフローを示す図である。 図6に示した気体供給装置の通常時の排気状態のフローを示す図である。 図9に示した気体供給装置の電源喪失時の給気状態のフローを示す図である。 図10に示した気体供給装置の電源喪失時の排気状態のフローを示す図である。 本発明の実施例2である原子力プラントの空気又は窒素供給装置を示す図である。 本発明の実施例3である原子力プラントの空気又は窒素供給装置を示す図である。 本発明の実施例4である気体供給装置を加圧水型原子炉における加圧器逃し弁と主蒸気逃し弁に適用した場合を示す図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の気体供給装置及び原子力プラントの空気又は窒素供給装置を説明する。なお、各図において、弁の黒表示は“閉”状態を、白表示は“開”状態をそれぞれ示すものである。また、符号は、同一構成部品には同符号を使用すると共に、既に説明した部品の説明は省略する。
図1乃至図3は、本発明の気体供給装置の実施例1を示し、例えば、弁本体(図示せず)を開閉する空気作動弁アクチュエータ1があり、この空気作動弁アクチュエータ1は、建屋21内の配管20Aの途中に設置された第1の電磁弁2Aにより動作されものである。即ち、第1の電磁弁2Aは、電源のオン、オフにより、供給口であるIA系(計装空気供給系統設備)から制御用空気又は窒素が供給されることで、空気作動弁アクチュエータ1が作動し、作動完了後、第1の電磁弁2Aの電源のオフにより、空気作動弁アクチュエータ1の制御用空気又は窒素は、第1の電磁弁2Aの排気口から後述する切替弁3のA→Eの経路で排出され、空気作動弁アクチュエータ1は作動前の状態に復帰する。
また、本実施例では、建屋21内の切替弁3と建屋21外に設置されている空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源であるボンベ4との間の配管20Bに、通常時には排気ライン16側を開にし、切替弁3側を閉にする(図2参照)と共に、電源喪失時には切替弁3側を開にし、排気ライン16側を閉にする(図3参照)第2の電磁弁2Cが建屋21内に設置されており、この第2の電磁弁2Cとボンベ4との間の建屋21外の配管20Bには、後述する第3の電磁弁5及び隔離弁6が配置されている。
上述した第2の電磁弁2Cは、図2に示すように、第3の電磁弁5の電源がオンし、隔離弁6が開になったとしても、第1の電磁弁2Aと電源系を共通にしているため、第2の電磁弁2Cの流路は排気ライン16側になっており、建屋21外に設置されているボンベ4からの空気又は窒素は第2の電磁弁2Cの排気ライン16から排気され、空気作動弁アクチュエータ1の動作には影響しない。即ち、通常時における意図しない動作、例えば、隔離弁6が何らかの要因で動作する誤動作で、ボンベ4から制御用空気又は窒素が空気作動弁アクチュエータ1に供給されることを防止できる。
一方、第1の電磁弁2Aへの通電が困難な状態、又は第1の電磁弁2Aの供給口へのIA系(計装空気供給系統設備)からの制御用空気又は窒素の供給が困難な非常時においては、第1の電磁弁2Aと電源系を共通とする第2の電磁弁2Cの流路は、切替弁3側が開となって切替弁3と繋がり、第3の電磁弁5の電源がオンすることで、建屋21外に設置されている空気又は窒素が貯蔵されている気体供給源であるボンベ4から第3の電磁弁5を介して、制御用空気又は窒素を第2の電磁弁2Cを経由し切替弁3に給気できる。
これにより、切替弁3にP⇔Aの流路が形成され(図3参照)、ボンベ4から第3の電磁弁5、第2の電磁弁2C、切替弁3、第1の電磁弁2A、空気作動弁アクチュエータ1への制御用空気又は窒素の流路が確保されて空気作動弁アクチュエータ1が作動し、空気作動弁アクチュエータ1の作動完了後、第3の電磁弁5の電源がオフすると、第3の電磁弁5、切替弁3、第2の電磁弁2C、第1の電磁弁2A、空気作動弁アクチュエータ1間の圧力が低下し、切替弁3の流路がA→Eに切り替わる(図1参照)。更に、空気作動弁アクチュエータ1の制御用空気又は窒素は、第1の電磁弁2Aの排気口から切替弁3のA→Eの経路で排出され、空気作動弁アクチュエータ1は作動前の状態に復帰する。
つまり、本実施例では、第1の電磁弁2Aには、気体(空気又は窒素)を供給する気体供給源として、IA系(計装空気供給系統設備)とボンベ4の2系列を備えている。
本実施例では、このようにして、空気作動弁アクチュエータ1を動作し、弁本体を開閉させるようになっている。なお、図1乃至図3では、切替弁3の表記は、空気油圧回路図のJISシンボル表記を模したものとしている。
上述したように、本実施例では、第1の電磁弁2Aとボンベ4間の建屋21内の配管20Aの途中に、第1の電磁弁2Aからの排気と、この第1の電磁弁2Aへの給気を切替える切替弁3が設置されているが、この切替弁3は、電源喪失時には、第1の電磁弁2Aに空気又は窒素を供給するためにボンベ4との接続に切替えられるものである。
つまり、第1の電磁弁2Aの排気ライン11側の建屋21内にある配管20Aの途中に切替弁3を設置し、切替弁3に作動用の空気又は窒素が建屋21外に設けられたボンベ4から配管20Bを介して供給されると、通常時は、図1に示す如く、第1の電磁弁2Aの排気ライン11側に接続されている切替弁3が、図2に示すように、給気側に切り替わり、作動用空気又は窒素を第1の電磁弁2Aに供給することができ、電源喪失時においても、空気作動弁アクチュエータ1に空気の供給が可能となる。
更に、本実施例では、建屋21内の切替弁3と建屋21外に設置されている空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源であるボンベ4との間の配管20Bに、通常時には排気ライン16側を開にし、切替弁3側を閉にすると共に、電源喪失時には切替弁3側を開にし、排気ライン16側を閉にする(図3参照)第2の電磁弁2Cが建屋21内に設置されており、この第2の電磁弁2Cは、隔離弁6が開になったとしても、第2の電磁弁2Cの流路は排気ライン16側になっており、建屋21外に設置されているボンベ4からの空気又は窒素は第2の電磁弁2Cの排気ライン16から排気され、空気作動弁アクチュエータ1の動作には影響しない。即ち、通常時における意図しない動作、例えば、隔離弁6が何らかの要因で動作する誤動作で、ボンベ4から制御用空気又は窒素が空気作動弁アクチュエータ1に供給されることを防止できるものである。
上述した隔離弁6は、切替弁3のボンベ4側の建屋21外の配管20Bの途中に設置され、通常時の建屋21内の雰囲気が、切替弁3の給気側のリークによって建屋21外へ漏出するのを防止するものである。
なお、切替弁3に空気又は窒素を供給する設備は、建屋21内の電源とは別の電源種別、例えばバッテリーを持つことで、安全性を高めることができるが、更なるバックアップとして、手動弁によって給気しても良い。
即ち、本実施例では、ボンベ4から切替弁3に供給する建屋21外の配管20Bに設置されている第3の電磁弁5は、交流電源又は直流電源、直流電源、手動のそれぞれを動力源とする3つの電磁弁から構成されている。つまり、図1乃至図3に示す如く、第3の電磁弁5Aは、非常時(その1)の際に、交流電源又は直流電源を動力源とし、第3の電磁弁5Bは、非常時(その2)の際に、直流電源(例えば、バッテリー)を動力源として動作するものであり、また、第3の電磁弁5Cは、バックアップとして手動で動作するものである。
そして、電源喪失時には、直流電源(バッテリー)を駆動原とする第3の電磁弁5Bを駆動し、ボンベ4から第1の電磁弁2Aに空気又は窒素を供給するものである。切替弁3の給気側へのリークは、隔離弁6により防止されている。
次に、上述した実施例1の気体供給装置における各状態の具体的な例を、図4乃至図14を用いて説明する。
図4乃至図14には、弁本体7として、空気又は窒素を動力源とするリンクを伴う駆動装置であるシリンダ8を有するアングル弁(スプリング力により、空気又は窒素が供給されていない場合は、閉状態)を示し、切替弁3の表記は、空気油圧回路図のJISシンボル表記ではなく、他の弁の表記同様に、白・黒で開閉状態を表記している。
図4及び図8は、本実施例の気体供給装置の通常使用時の待機状態を示す。
該図に示す如く、通常使用時は、待機状態において、シリンダ(空気作動弁アクチュエータ)8に接続する第1の電磁弁2Aは排気ライン11側が開になっている。また、切替弁3は排気ライン13側が開になっている。一方、第2の電磁弁2Cは、排気ライン16側が開になっている。
このため、図8に示す如く、隔離弁6を開にし第3の電磁弁5に信号を送り作動させ、給気ライン17側を開にしボンベ4から気体を供給するが、第2の電磁弁2Cは排気ライン16側が開になっていることから、気体は第2の電磁弁2Cの排気ライン16より排気され、切替弁3の給気ライン14に気体が供給されることはないので、切替弁3及び弁本体7のシリンダ8を作動させることはない。
図5及び図11は、本実施例の気体供給装置の通常使用時の給気時の状態及びフローを示す。
該図に示す如く、弁作動の信号が第1の電磁弁2Aに入ると(ステップ19)、第1の電磁弁2Aは排気ライン11側を閉にして給気ライン10側を開にする(ステップ20)。すると、第1の電磁弁2Aの給気ライン10から圧縮空気や圧縮窒素などの気体がシリンダ8に供給され(ステップ21)、弁本体7が作動する(ステップ22)。
図6及び図12は、本実施例の気体供給装置の通常使用時の排気時の状態およびフローを示す。
該図に示す如く、待機状態に復帰するときは、第1の電磁弁2Aに信号を送り(ステップ23)、第1の電磁弁2Aの給気ライン10側を閉にし、排気ライン11側を開にする(ステップ24)。すると、シリンダ8に供給された気体は第1の電磁弁2Aの排気ライン11側から排気され(ステップ25)、切替弁3の排気ライン13(図1乃至図3の切替弁3の接続口Eに接続)側から排気される(ステップ26)。シリンダ8を作動させるのに十分な気体がなくなると、弁本体7を作動させ(ステップ27)待機状態に戻る。一例として、待機時を閉、作動時を開としたが、その逆の作動も可能となる。
図7は、本実施例の気体供給装置の全電源喪失などの過酷事故時の待機状態を示す。
該図に示す如く、全電源喪失などの過酷事故時には、電源喪失により、第1の電磁弁2Aは排気ライン11側を開にした状態になり、外部からの操作が不可能なまま待機する。同様に、第2の電磁弁2Cは、排気ライン16側を開にした状態になり、外部からの操作が不可能なまま待機する
図9及び図13は、本実施例の気体供給装置の過酷事故時の給気時の状態及びフローを示す。
該図に示す如く、電源喪失により第1の電磁弁2Aは、排気ライン11(図1乃至図3の切替弁3の接続口Aに接続)側を開にし、給気側ライン10側を閉の状況にする(ステップ28)。同様に、電源喪失により第2の電磁弁2Cは、給気ライン19(図1乃至図3の切替弁3の接続口Pに接続)側を開にし、排気側ライン16側を閉の状況にする(ステップ28B)。外部から弁本体7を作動させるために、建屋21外にあるバッテリーを駆動原とする第3の電磁弁5の給気ライン17側を開にし、排気ライン18側を閉にする(ステップ29)。
次に、隔離弁6を操作して開にする(ステップ30)ことで、切替弁3を作動させるに十分な気体を第3の電磁弁5の給気ライン17(図1乃至図3の切替弁3の接続口Pに接続)側から供給する(ステップ31)。供給された気体によって、切替弁3は排気ライン13(図1乃至図3の切替弁3の接続口E)側を閉にして給気ライン14(図1乃至図3の切替弁3の接続口P)を開とする。すると、建屋21外から給気された気体は、切替弁3の給気ライン14(図1乃至図3の切替弁3の接続口Pに接続)から第1の電磁弁2Aの排気ライン11(図1乃至図3の切替弁3の接続口Aに接続)を通りシリンダ8へと到達し、シリンダ8に弁本体7を作動させるに十分な気圧が充填されることで、弁本体7が作動する(ステップ32)。
図10及び図14は、本実施例の気体供給装置の過酷事故時の排気時の状態及びフローを示す。
該図に示す如く、建屋21外にあるバッテリーを駆動原とする第3の電磁弁5に弁作動の信号を送る(ステップ33)。弁本体7を待機状態に戻す場合は、建屋21外の第3の電磁弁5の排気ライン18側を開にし、給気ライン17側を閉にする(ステップ34)。すると、シリンダ8に供給された気体は第1の電磁弁2Aの排気ライン11側から排気され(ステップ35)、第1の電磁弁2Aの排気ライン11(図1乃至3の切替弁3の接続口Aに接続)から排気された気体は、切替弁3の給気ライン14(図1乃至3の切替弁3の接続口Pに接続)から第2の電磁弁2Cの給気ライン19、建屋21外の第3の電磁弁5の排気ライン18を経由し、排気される(ステップ36)。切替弁3を作動させるのに十分な気体がなくなると、切替弁3は給気ライン14(図1乃至3の切替弁3の接続口Pに接続)側を閉にし、排気ライン13側(図1乃至3の切替弁3の接続口Eに接続)を開にする(ステップ37)。すると、シリンダ8に残っている気体は、第1の電磁弁2Aの排気ライン11側から排気され(ステップ38)、切替弁3の排気ライン13(図1乃至3の切替弁3の接続口Eに接続)から建屋21内に排気される。シリンダ8を作動させるのに十分な気体がなくなると、弁本体7を作動させ(ステップ39)待機状態に戻る。一例として、待機時を閉、作動時を開としたが、その逆の作動も可能となる。
このように本実施例では、第1の電磁弁2Aの排気ライン11側の配管20Aの途中に切替弁3及び第2の電磁弁2Cを接続し、電源喪失時に建屋21外からボンベ4などで空気又は窒素等の気体を供給しているため、切替弁3に作動用の空気又は窒素が供給されると、通常時は排気側に接続されている切替弁3が給気側に切り替わり、電源喪失時に空気又は窒素を第1の電磁弁2Aに供給することが可能となると共に、通常時には、第2の電磁弁2Cは排気ライン16側が開になっており、建屋21外に設置されているボンベ4から空気又は窒素が供給されても、第2の電磁弁2Cの排気ライン16から排気されるため、空気作動弁アクチュエータ1の動作には影響しない。
また、切替弁3が切り替わる圧力は、建屋21内の圧力よりも十分高くなっており、切替弁3が作動中は、第3の電磁弁5を経由して、建屋21内の雰囲気が建屋21外に流出することはない。
従って、電源喪失時においても空気作動弁等の作動弁を遠隔操作でき、かつ、通常作動時には、意図しない動作(誤操作)を防止できる効果がある。また、第3の電磁弁5の電源種別(交流電源若しくは直流電源)を常時使用する第1の電磁弁2Aと差別化することにより、駆動原を多様化できる効果もある。
なお、切替弁3に空気又は窒素を供給する設備は、建屋21内の電源とは別の電源(例えば、バッテリー)を持つことで安全性を高めることができるが、更なるバックアップとして、手動弁によって給気しても良い。
図15に、本発明の実施例2である原子力プラントの空気又は窒素供給装置を示す。
該図に示す如く、本実施例の原子力プラントの空気又は窒素供給装置は、原子炉格納容器48に収納されている原子炉圧力容器40からの蒸気をタービン建屋(図示せず)に供給する主蒸気配管41から分岐した配管51に設けられ、原子炉の圧力が一定値以上になった際に開動作して主蒸気配管41内の主蒸気を逃す主蒸気逃し安全弁43と、この主蒸気逃し安全弁43を強制的に開動作させるために、空気又は窒素を主蒸気逃し安全弁43に駆動力を供給する強制作動用シリンダ47と、強制作動用シリンダ47への空気又は窒素の流れの開閉を行う第1の電磁弁2Aと、この第1の電磁弁2Aの給気口、排気口に独立に、配管を介して空気又は窒素を供給する原子炉格納容器48外に設置されている空気又は窒素供給源(特に図示しないが、高圧ガスアキュムレータや、実施例1と同様なボンベ4や液体窒素を気化させて窒素ガスを供給する)とを備えて概略構成されている。
そして、本実施例では、原子炉格納容器48内の第1の電磁弁2Aの排気ライン11に、第1の電磁弁2Aからの排気と第1の電磁弁2Aへの給気を切替える切替弁3が設置され、この切替弁3は、電源喪失時には、第1の電磁弁2Aに空気又は窒素を供給するために、第2の電磁弁2C及び第1の電磁弁2Aの給気ライン10を介して原子炉格納容器48外に設置されている空気又は窒素供給源(ボンベ4)に、第3の電磁弁5の給気ライン17を介しての接続に切替えられるようにしたものである。
更に、上述した第2の電磁弁2Cは、切替弁3と空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源(ボンベ4)との間に設置され、通常時には排気ライン16側を開にし、切替弁3側を閉にすると共に、電源喪失時には切替弁3側を開にし、排気ライン16側を閉に切替えられるようになっている。
上述した空気又は窒素供給源であるボンベ4は、実施例1と同様に、ボンベ4から切替弁3に供給する原子炉格納容器48外の配管20Bに設置されている第3の電磁弁5を介して接続され、第3の電磁弁5は、交流電源又は直流電源、直流電源(例えば、バッテリー)、手動のそれぞれを動力源とする3つの弁の内から、単独または複数で構成され、その動作は、実施例1と同様である。
更に、切替弁3のボンベ4側の原子炉格納容器48外の配管20Bの途中には、切替弁3の給気側へのリークを防止する隔離弁6が設置され、この隔離弁6で切替弁3の給気側へのリークを防止する構成としている。
通常、原子炉圧力容器40からは、蒸気が主蒸気配管41を通ってタービン建屋に供給されるが、原子力発電所は地震などの災害を検知すると、配管破断による冷却材喪失事象(LOCA:Loss Of Coolant Accident)を防ぐために、主蒸気配管41に設けられている主蒸気隔離弁42が閉止する。その際、原子炉内の温度は、核燃料の崩壊熱により上昇を続け、原子炉内の圧力も蒸気の発生に伴い上昇する。原子炉の圧力が一定値以上になった場合、主蒸気配管41から分岐した配管51に設けられた主蒸気逃し安全弁43が作動し、原子炉の圧力を低下させる。その際、切替弁3は、主蒸気逃し安全弁43の作動に影響を及ぼすことはない。
原子炉の冷却は高圧炉心注水系44や低圧炉心注水系45で行われるが、全電源喪失(SBO)時には、外部注水ライン46から非常用ポンプ車などによる注水も可能としておくことが望まれる。
この際、原子炉内の圧力が注水の圧力よりも高い場合、原子炉内の圧力を下げる必要があるが、前述の主蒸気逃し安全弁43の安全弁機能は、原子炉内が一定の圧力になるまで作動しないため、主蒸気逃し安全弁43の逃し弁機能を用いて強制的に主蒸気逃し安全弁43を開作動させる必要がある。
ここで、主蒸気逃し安全弁43の逃し弁機能とは、アキュムレータに蓄えられた窒素や圧縮空気などの気体を、主蒸気逃し安全弁43の強制作動用シリンダ47に供給し、主蒸気逃し安全弁43を開作動させる機能である。
本実施例では、全電源喪失などの過酷事故時は、主蒸気逃し安全弁43に圧縮空気又は圧縮窒素を供給するための第1の電磁弁2Aも操作不能となり、排気側を開にした状態で待機し、その後、第1の電磁弁2Aの排気ライン11側に切替弁3を接続し、切替弁3に第2の電磁弁2Cを介して作動用の空気又は窒素が原子炉格納容器48外に設けられたボンベ4などの空気又は窒素供給源から供給し、通常時は排気側に接続されている切替弁3を給気側に切り替え、作動用の空気又は窒素を第1の電磁弁2Aに供給することで、電源喪失時においても主蒸気逃し安全弁43を作動させる強制作動用シリンダ47に空気又は窒素が供給されて作動させることが可能となっている。
主蒸気逃し安全弁43が作動することで、原子炉圧力容器40の圧力は、サプレッションチェンバの接続ラインに逃されて減圧され、原子炉圧力容器40が減圧されることで、外部注水ライン46からの注水が可能となり、原子炉を冷温停止させることが可能となる。
また、通常時には、第2の電磁弁2Cは排気ライン16側が開になっており、原子炉格納容器48外に設置されている空気又は窒素供給源(ボンベ4)から空気又は窒素が供給されても、第2の電磁弁2Cの排気ライン16から排気されるため、主蒸気逃がし安全弁43の動作には影響しないので、通常作における意図しない動作(誤操作)を防止できる効果がある。
図16に、本発明の実施例3である原子力プラントの空気又は窒素供給装置を示す。
該図に示す如く、本実施例の原子力プラントの空気又は窒素供給装置は、原子炉圧力容器40が収納されている原子炉格納容器48からの気体を排気塔54から放出する非常用ガス処理系(非常用ガス処理設備やフィルタベント設備)53に設置されている開閉弁52を駆動する駆動部(シリンダ等)に駆動力を供給する空気又は窒素作動弁50に接続し、この空気又は窒素作動弁50の駆動部(シリンダ等)への空気又は窒素の流れの供給・停止のために開閉を行う第1の電磁弁2Aと、この第1の電磁弁2Aの給気口、排気口に独立に空気又は窒素を供給する原子炉格納容器48外に設置されている空気又は窒素供給源(特に図示しないが、実施例1と同様なボンベ4や液体窒素を気化させて窒素ガスを供給する)とを備えて概略構成されている。
そして、本実施例では、第1の電磁弁2Aからの排気ライン11に第1の電磁弁2Aへの給気を切替える切替弁3が設置され、この切替弁3は、電源喪失時には、第1の電磁弁2Aに空気又は窒素を供給するために、第2の電磁弁2C及び第1の電磁弁の給気ライン10を介して原子炉建屋58外に設置されている空気又は窒素供給源(ボンベ4)に、第3の電磁弁5の給気ライン17を介しての接続に切替えられるようにしたものである。
更に、上述した第2の電磁弁2Cは、切替弁3と空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源(ボンベ4)との間に設置され、通常時には排気ライン16側を開にし、切替弁3側を閉にすると共に、電源喪失時には切替弁3側を開にし、排気ライン16側を閉に切替えられるようになっている。
上述した切替弁3を経て、第1の電磁弁2Aを介して空気又は窒素作動弁50への空気又は窒素を供給するラインが接続する空気又は窒素供給源であるボンベ4は、実施例1と同様に、ボンベ4から第2の電磁弁2Cを介して切替弁3に供給する原子炉建屋58外の配管20Bに設置されている第3の電磁弁5を介して接続され、第3の電磁弁5は、交流電源又は直流電源、直流電源(例えば、バッテリー)、手動のそれぞれを動力源とする3つの弁の内から、単独又は複数で構成され、その動作は、実施例1と同様である。更に、切替弁3のボンベ4側の原子炉格納容器48外の配管の途中には、切替弁3の給気側へのリークを防止する隔離弁6が設置され、この隔離弁6で切替弁3の給気側へのリークを防止する構成としている。
通常、全電源喪失などの過酷事故時は、空気又は窒素作動弁50に圧縮空気又は圧縮窒素を供給するための第1の電磁弁2Aも操作不能となり、排気側を開にした状態で待機する。
そして、本実施例では、第1の電磁弁2Aの排気ライン11側に切替弁3を接続し、第2の電磁弁2Cを介して切替弁3に作動用の空気又は窒素が、原子炉建屋58外に設けられたボンベ4などの空気又は窒素供給源から供給され、通常時は排気側に接続されている切替弁3を給気側に切り替え、作動用の空気又は窒素を第1の電磁弁2Aに供給することで、電源喪失時においても空気又は窒素作動弁50に空気又は窒素を供給し、空気又は窒素作動弁50への空気又は窒素の流れを制御することで、開閉弁52の開閉操作を可能とすることができ、原子炉格納容器48内の圧力を非常用ガス処理系(非常用ガス処理設備やフィルタベント設備)53を通し、排気塔54から排気することで減圧することができる。
また、通常時には、第2の電磁弁2Cは排気ライン16側が開になっており、原子炉建屋58外に設置されている空気又は窒素供給源(ボンベ4)から空気又は窒素が供給されても、第2の電磁弁2Cの排気ライン16から排気されるため、空気又は窒素作動弁50による開閉弁52の動作には影響しないので、通常作における意図しない動作(誤操作)を防止できる効果がある。
図17に、本発明の実施例4である気体供給装置を加圧水型原子炉における加圧器逃し弁と主蒸気逃し弁に適用した場合を示す。
該図に示す如く、加圧水型原子炉は、原子炉圧力容器59で発生した熱水を蒸気発生器60に送り、この蒸気発生器60で発生した蒸気により、原子炉建屋58外に設置されているタービン(図示せず)を回転させて電力を得ている。その際、原子炉圧力容器59で発生した熱水を加圧し、液体のままにするために、原子力圧力容器59の圧力、水位を保持する加圧器56が原子炉圧力容器59と蒸気発生器60の間に設けられている。また、タービンに蒸気を送る主蒸気配管41の途中には、主蒸気逃し弁61が元弁62を介して設けられており、主蒸気逃し弁61には、強制作動用シリンダ47Bが設けられている。なお、主蒸気配管41の主蒸気隔離弁42の手前側には、安全弁63が設置されている。
一方、加圧器56と、必要に応じて加圧器56の圧力を強制的に減圧する加圧器逃し弁57が元弁62を介して設けられており、加圧器逃し弁57には強制作動用シリンダ47Aが設けられている。また、加圧器56には安全弁53が設置されている。
この加圧器逃し弁57及び主蒸気逃し弁61もSBO時には操作が不能となるため、上述した切替弁を設けることで、原子炉圧力容器59の減圧、又は蒸気発生器60の減圧を安全に実施できるようになる。
即ち、図17に示す加圧水型原子炉に適用される気体供給装置は、原子炉圧力容器59に主蒸気配管41によって接続され、原子炉圧力容器59に冷却水を供給する蒸気発生器60内の蒸気を逃す主蒸気逃し弁61と、この主蒸気逃し弁61を開動作させるために、内部に蓄えられている空気又は窒素を主蒸気逃し安全弁61に供給する強制作動用シリンダ47Bと、配管の途中に設置され、強制作動用シリンダ47Bへの空気又は窒素の流れの開閉を行う第1の電磁弁2Bと、この第1の電磁弁2Bに空気又は窒素を供給するボンベ4等の空気又は窒素供給源とから構成されている。
そして、本実施例では、第1の電磁弁2Bの排気ライン11Bに、第1の電磁弁2Bからの排気と、この第1の電磁弁2Bへの給気を切替える切替弁3Bが設置され、この切替弁3Bは、電源喪失時には、第1の電磁弁2Bに空気又は窒素を供給するために、第2の電磁弁2Dを介して上記空気又は窒素供給源であるボンベ4との接続に切替えられるものである。
更に、上述した第2の電磁弁2Dは、切替弁3Bと空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源(ボンベ4)との間に設置され、通常時には排気ライン16側を開にし、切替弁3B側を閉にすると共に、電源喪失時には切替弁3B側を開にし、排気ライン16側を閉に切替えられるようになっている。
また、原子炉圧力容器59と、原子力圧力容器59の圧力、水位を保持する加圧器56との配管の途中に設置され、必要に応じて加圧器56の圧力を強制的に減圧する加圧器逃し弁57は、この加圧器逃し弁57を開動作させるために、内部に蓄えられている空気又は窒素を前記加圧器逃し弁57に供給する強制作動用シリンダ47Aと、配管の途中に設置され、強制作動用シリンダ47Aへの空気又は窒素の流れの開閉を行う第1の電磁弁2Aを備えており、第1の電磁弁2Aには、ボンベ4等の空気又は窒素供給源により空気又は窒素を供給するようになっている。
そして、本実施例では、第1の電磁弁2Aの排気ライン11に、第1の電磁弁2Aからの排気と、この第1の電磁弁2Aへの給気を切替える切替弁3Aが設置され、この切替弁3Aは、電源喪失時には、第1の電磁弁2Aに空気又は窒素を供給するために、第2の電磁弁2Cを介して上記空気又は窒素供給源であるボンベ4との接続に切替えられるものである。
更に、上述した第2の電磁弁2Cは、切替弁3Aと空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源(ボンベ4)との間に設置され、通常時には排気ライン16側を開にし、切替弁3A側を閉にすると共に、電源喪失時には切替弁3A側を開にし、排気ライン16側を閉に切替えられるようになっている。
このような本実施例の構成とすることにより、SBO時に、加圧器逃し弁57や主蒸気逃し弁61が操作が不能となっても、切替弁3A、3Bを切替えることにより、ボンベ4などの気体供給源から空気又は窒素等の気体を供給できるため、上述した実施例と同様な効果を得ることができる。
また、通常時には、第2の電磁弁2C及び2Dは排気ライン16側が開になっており、原子炉格納容器48又は原子炉建屋58外に設置されている空気又は窒素供給源(ボンベ4)から空気又は窒素が供給されても、第2の電磁弁2C及び2Dの排気ライン16から排気されるため、加圧器逃し弁57や主蒸気逃し弁61の動作には影響しないので、通常作における意図しない動作(誤操作)を防止できる効果がある。
なお、上述した実施例では、空気又は窒素作動弁について説明したが、安全弁、逃し弁又は安全逃し弁についても適用可能である。また、原子力プラント以外に化学プラント、石油プラント、発電設備等にも本発明は適用できる。また、供給する気体として、空気又は窒素以外に二酸化炭素が考えられる。
更に、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…空気作動弁アクチュエータ、2A、2B…第1の電磁弁、2C、2D…第2の電磁弁、3、3A、3B…切替弁、4…ボンベ、5、5A、5B、5C…第3の電磁弁、6…隔離弁、7…弁本体、8…シリンダ、10…第1の電磁弁の給気ライン、11、11B…第1の電磁弁の排気ライン、13…切替弁の排気ライン、14…切替弁の給気ライン、16…第2の電磁弁の排気ライン、17…第3の電磁弁の給気ライン、18…第3の電磁弁の排気ライン、19…第2の電磁弁の給気ライン、20A、20B、51、55…配管、21…建屋、40…原子炉圧力容器、41…主蒸気配管、42…主蒸気隔離弁、43…主蒸気逃し安全弁、44…高圧炉心注水系、45…低圧炉心注水系、46…外部注水ライン、47、47A、47B…強制作動用シリンダ、48…原子炉格納容器、50…空気又は窒素作動弁、52…開閉弁、53…非常用ガス処理系、54…排気塔、56…加圧器、57…加圧器逃し弁、58…原子炉建屋、59…原子炉圧力容器、60…蒸気発生器、61…主蒸気逃し弁、62…元弁、63…安全弁。

Claims (20)

  1. プラントにおける少なくとも気体を流すための配管の途中に設置され、該配管内を流れる気体により弁本体を動作させる作動弁と、前記配管の途中に設置され、前記作動弁への気体の流れの開閉を行う第1の電磁弁と、該第1の電磁弁に気体を供給する気体供給源とを備え、
    前記第1の電磁弁の排気ラインに、前記第1の電磁弁からの排気と該第1の電磁弁への給気を切替える切替弁が設置され、該切替弁は、電源喪失時には前記第1の電磁弁に気体を供給するために前記気体供給源との接続に切替えられ、かつ、前記切替弁と前記気体供給源との間に、通常時には排気ライン側を開にし、前記切替弁側を閉にすると共に、電源喪失時には前記切替弁側を開にし、排気ライン側を閉にする第2の電磁弁が設置されていることを特徴とする気体供給装置。
  2. 請求項1に記載の気体供給装置において、
    前記作動弁は、空気作動弁、安全弁、逃し弁或いは安全逃し弁のいずれかであることを特徴とする気体供給装置。
  3. 請求項1又は2に記載の気体供給装置において、
    前記気体供給源は、前記第1の電磁弁とは異なる電源種類で駆動される第3の電磁弁又は手動弁を介して前記配管に接続されていることを特徴とする気体供給装置。
  4. 請求項3に記載の気体供給装置において、
    前記第3の電磁弁は、少なくとも直流電源を動力源とするものであり、電源喪失時には前記直流電源を駆動原として前記第3の電磁弁を駆動し、前記気体供給源から前記第1の電磁弁に気体を供給することを特徴とする気体供給装置。
  5. 請求項3に記載の気体供給装置において、
    前記第3の電磁弁は、交流電源又は直流電源、直流電源、手動のそれぞれを動力源とする単独又は複数の切替弁から構成され、電源喪失時には前記直流電源を駆動原とする電磁弁を駆動するか、若しくは手動弁を操作し、前記気体供給源から前記第1の電磁弁に気体を供給することを特徴とする気体供給装置。
  6. 請求項4又は5に記載の気体供給装置において、
    前記直流電源は、バッテリーであることを特徴とする気体供給装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の気体供給装置において、
    前記切替弁の前記気体供給源側の配管の途中に、前記切替弁の給気側へのリークを防止する隔離弁が設置されていることを特徴とする気体供給装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の気体供給装置において、
    前記気体供給源は、空気、窒素、又は二酸化炭素のいずれかが貯蔵されたボンベであることを特徴とする気体供給装置。
  9. 原子炉格納容器に収納されている原子炉圧力容器からの蒸気をタービン建屋に供給する主蒸気配管から分岐した配管の途中に設けられ、原子炉の圧力が一定値以上になった際に開動作して前記主蒸気配管内の主蒸気を逃す主蒸気逃し安全弁若しくは原子炉圧力容器が収納されている原子炉格納容器からの気体を排気塔から放出する非常用ガス処理系に設置されている配管の途中に開閉弁が設けられ、前記原子炉格納容器の圧力が一定値以上になった際に前記開閉弁を開動作させて前記原子炉格納容器内の気体を前記非常用ガス処理系から排気する空気又は窒素作動弁と、前記主蒸気逃し安全弁を開動作させるためのシリンダ若しくは前記空気又は窒素作動弁を開動作させるために、前記開閉弁に駆動力を供給するシリンダと、該シリンダへの空気又は窒素の流れの開閉を行う第1の電磁弁と、該第1の電磁弁に空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源とを備え、
    前記第1の電磁弁の排気ラインに、前記第1の電磁弁からの排気と該第1の電磁弁への給気を切替える切替弁が設置され、該切替弁は、電源喪失時には前記第1の電磁弁に空気又は窒素を供給するために前記空気又は窒素供給源との接続に切替えられ、かつ、前記切替弁と前記空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源との間に、通常時には排気ライン側を開にし、前記切替弁側を閉にすると共に、電源喪失時には前記切替弁側を開にし、排気ライン側を閉にする第2の電磁弁が設置されていることを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  10. 請求項9に記載の原子力プラントの空気又は窒素供給装置において、
    前記切替弁は前記原子炉格納容器の内部に、前記空気又は窒素供給源は前記原子炉格納容器の外部に設置されていることを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  11. 請求項9又は10に記載の原子力プラントの空気又は窒素供給装置において、
    前記空気又は窒素供給源は、前記第1の電磁弁とは異なる電源種類で駆動され、かつ、前記原子炉格納容器の外部に設置されている第3の電磁弁又は手動弁を介して前記配管に接続されていることを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  12. 請求項11に記載の原子力プラントの空気又は窒素供給装置において、
    前記第3の電磁弁は、少なくとも直流電源を動力源とするものであり、電源喪失時には前記直流電源を駆動原として前記第3の電磁弁を駆動し、前記空気又は窒素供給源から前記第1の電磁弁に空気又は窒素を供給することを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  13. 請求項11に記載の原子力プラントの空気又は窒素供給装置において、
    前記第3の電磁弁は、交流電源又は直流電源、直流電源、手動のそれぞれを動力源とする単独又は複数の切替弁から構成し、電源喪失時には前記直流電源を駆動原とする電磁弁を駆動するか、若しくは手動弁を操作し、前記空気又は窒素供給源から前記第1の電磁弁に空気又は窒素を供給することを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  14. 請求項12又は13に記載の原子力プラントの空気又は窒素供給装置において、
    前記直流電源は、バッテリーであることを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  15. 請求項9乃至14のいずれか1項に記載の原子力プラントの空気又は窒素供給装置において、
    前記切替弁の前記空気又は窒素供給源側の配管の途中に、かつ、前記原子炉格納容器の外部に前記切替弁の給気側へのリークを防止する隔離弁が設置されていることを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  16. 請求項9乃至15のいずれか1項に記載の原子力プラントの空気又は窒素供給装置において、
    前記空気又は窒素供給源は、空気又は窒素が貯蔵されたボンベであることを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  17. 原子炉圧力容器に配管によって接続され、前記原子圧力容器の圧力、水位を保持する加圧器に設置され、必要に応じて前記加圧器の圧力を強制的に減圧する加圧器逃し弁若しくは原子炉圧力容器に配管によって接続され、前記原子炉圧力容器に冷却水を供給する蒸気発生器内の蒸気を逃す主蒸気逃し安全弁と、前記加圧器逃し弁を開動作させるために、内部に蓄えられている空気又は窒素を前記加圧器逃し弁に供給するシリンダ若しくは該主蒸気逃し安全弁を開動作させるために、内部に蓄えられている空気又は窒素を前記主蒸気逃し安全弁に供給するシリンダと、前記配管の途中に設置され、前記シリンダへの空気又は窒素の流れの開閉を行う第1の電磁弁と、該第1の電磁弁に空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源とを備え、
    前記第1の電磁弁の排気ラインに、前記第1の電磁弁からの排気と該第1の電磁弁への給気を切替える切替弁が設置され、該切替弁は、電源喪失時には前記第1の電磁弁に空気又は窒素を供給するために前記空気又は窒素供給源との接続に切替えられ、かつ、前記切替弁と前記空気又は窒素を供給する空気又は窒素供給源との間に、通常時には排気ライン側を開にし、前記切替弁側を閉にすると共に、電源喪失時には前記切替弁側を開にし、排気ライン側を閉にする第2の電磁弁が設置されていることを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  18. 請求項17に記載の原子力プラントの空気又は窒素供給装置において、
    前記空気又は窒素供給源は、前記第1の電磁弁とは異なる電源種類で駆動され、かつ、前記原子炉格納容器又は原子と建屋の外部に設置されている第3の電磁弁又は手動弁を介して前記配管に接続されていることを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  19. 請求項17に記載の原子力プラントの空気又は窒素供給装置において、
    前記第3の電磁弁は、少なくとも直流電源を動力源とするものであり、電源喪失時には前記直流電源を駆動原として前記第3の電磁弁を駆動し、前記空気又は窒素供給源から前記第1の電磁弁に空気又は窒素を供給することを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
  20. 請求項17に記載の原子力プラントの空気又は窒素供給装置において、
    前記第3の電磁弁は、交流電源又は直流電源、直流電源、手動のそれぞれを動力源とする単独又は複数の切替弁から構成し、電源喪失時には前記直流電源を駆動原とする電磁弁を駆動するか、若しくは手動弁を操作し、前記空気又は窒素供給源から前記第1の電磁弁に空気又は窒素を供給することを特徴とする原子力プラントの空気又は窒素供給装置。
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