JP6118145B2 - 外装構造 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、太陽電池モジュールの上面にポリカーボネート等の透明部材からなる雪止め具を配置することが記載され、特許文献2には、雪止部1b及び回転防止部bcを有する雪止め部材1を、フレーム部材3を介して太陽電池モジュール2に固定する構成が記載され、特許文献3には、上方に突条の三角頂部を有する雪止め具65を取り付ける構造が記載されている。
また、外設部材は、設置後又は設置前の太陽電池パネルの側方から沿わせると共に容易に取り付けして一体化することができる。
さらに、外設部材の取付けは、垂下部を、枠体の支持部にではなく側壁部に取り付けるため、太陽電池モジュールの支持や保持に影響を与えることがなく、取り付けることができる。
なお、この外設部材は、太陽電池パネルの枠体全てに取り付ける必要はなく、風下側であって、流れ方向の水上側に配設される枠体(=棟側に位置する枠体)に取り付けられることが望ましい。したがって、以下の説明では、太陽電池パネルの周縁の枠体のうち、棟側に位置する枠体に外設部材を取り付けるものとする。
この構成により、太陽電池パネルの枠体の側壁部に対し、外設部材を側方から容易に沿わせることができ、また容易に取り付けして一体化することができる。しかも、起立部は、雪止め具として作用させることができ、太陽電池パネルの裏面空間内の空気を排出する作用も果たすので、太陽電池パネルの裏面空間内の排熱が円滑に行え、太陽電池セルの発電効率の低下を抑制することができる。
また、太陽電池パネルは、上記のモジュールの周縁に枠体(フレーム)を配してなり、この枠体は、前記モジュールの周縁を支持する支持部と、下方へ垂下する側壁部とを有する。この側壁部には、外設部材を沿わせて取り付けるので、その取付態様に応じた形状構成を具備させたものでもよい。例えばビス等による直止めする場合や接着する場合などには単なる縦片状でよいが、ボルトナットで締め付ける場合には予め所定の位置に取付用の孔を、或いは複数の孔を形成しておくようにしてもよい。また、雌雄等による係合や嵌合等で取り付けるようにしてもよく、或いはそれらの併用であってもよい。
なお、前記の側壁部に複数の孔を形成する態様では、取付用に用いられる孔以外は、裏面空間の空気(熱量)を排出する役割をも果たすため、特に棟側の枠体の内側隅部に滞留する空気(熱量)を外部へ排出することができる。
さらに、発電量を増大させるために両面受光(発電)型の太陽電池を用いてもよく、この場合、太陽電池の下方に反射部を介在させればよく、下地が兼用するものでも別途設けるものでもよい。
これらの下地を構成する部材に直接太陽電池パネルを取り付けてもよいし、各種の取付金具や取付架材、持出金具、横桟、縦桟等の取付具を介して太陽電池パネルを取り付けるようにしてもよい。即ち本発明における下地としては、上述の下地、又はそれに取り付ける取付具等をも含むものである。
なお、本発明の外設部材としては、太陽電池パネルの枠体の全長に亘る横長の一部材を取り付けるようにしても、ピース状の複数部材を取り付けるようにしてもよいが、当然のことながら、施工性を考慮した場合には前者が好ましい。
さらに、この起立部は、太陽電池パネルの表面を流れる風(吹き上げ風)に対し、害せ部材を取り付けた枠体の風下に減圧空間が形成され、裏面側の空気(熱量)を吸い出すように排出することができる。このように、太陽電池パネルの裏面空間内の空気を排出することが可能であり、太陽電池パネルの裏面空間内の排熱が円滑に行え、太陽電池セルの発電効率の低下を抑制することができる。
また、外設部材の起立部は、雪止め具として作用させることができ、太陽電池パネルの裏面空間内の空気を排出する作用も果たすので、太陽電池パネルの裏面空間内の排熱が円滑に行え、太陽電池セルの発電効率の低下を抑制することができる。
そして、この本体4Aと連結枠体4Bと縦ボルト4Cとは、係合状に組み合わされ、その着座部43を折板屋根30の載置部33上に受支させると共に、その包持部42がハゼ部35,35'を覆うように配置した状態で前記縦片部分に設けた通孔に連結具44を締着することにより一体化され、折板屋根30上に太陽電池パネル1を敷設するための基準面を構成する。
この受け金具5は、後述する太陽電池パネル1の敷設を容易にするものであって、受支部51.51と固定受部52の端縁(折り曲げ部522)が、太陽電池パネル1,1の端縁を係止する位置規制作用を果たす。
そして、図1(a)に示すように前記垂下部22を前記枠体11の側壁部112に沿わせた状態で側方からビス2bを取り付けて一体化することができる。
即ちこの外設部材2は、金属板材の下端から上方に向かって切り込みを複数箇所に形成し、この切り込みに挟まれる部分を略直角に折り曲げて横片部23とし、折り曲げない部分を垂下部22とする。また、切り込み端の上方を傾斜状に折曲すると共にその上端近傍を略水平状に折り曲げて起立部21としたものである。
まず、ハゼ組み式の折板屋根30上に、前記構成の持出金具4を一体状に取り付ける。この持出金具4の取付は、予め本体4Aと連結枠体4Bと縦ボルト4Cとを一体状に組んだ状態で、前記折板屋根30に形成されたハゼ部35,35'の左右から本体4Aを組み付けることで半ば自動的に一体化され、縦ボルト4Cが持出金具4に立設されるものとなる。
次に、折板屋根30に取り付けた持出金具4の縦ボルト4Cに、前記構成の受け金具5を挿通させて配置する。
続いて、配置させた受け金具5の受支部51,51に、前記太陽電池パネル1,1の棟端(下面)、軒端(下面)を支持させて敷設する。
なお、前述のように受け金具5は、受支部51.51と固定受部52との間に折り曲げ部522を設けたので、該折り曲げ部(位置規制部)522に太陽電池パネル61端縁を押し当てるように敷設することにより、位置規制が果たされる。
その後、前記構成の押さえ部材6を、平板部62に設けた孔621に、前記持出金具4の縦ボルト4Cを挿通させ、ナット4Dで固定する。その際、押さえ部61を敷設した太陽電池パネル1,1の端縁(上面)に沿在するように保持させて固定する。
そして、前記外設部材2の垂下部22を、敷設した太陽電池パネル1の棟側の枠体11の側壁部112に沿わせると共に横片部23を太陽電池パネルの1の枠体11の上面に沿わせ、この状態で、図1(a)に図示するように側方(棟側)からビス2bを取り付けることにより一体化した。
また、外設部材2の取付けは、垂下部22を、枠体11の支持部111にではなく側壁部112に取り付けるため、共に縦片状の垂下部22と側壁部112との固定(接合)であるため、太陽電池モジュール1の支持や保持に影響を与えることがなく取り付けることができる。また、外設部材2の起立部21は、雪止め具として作用させることができ、太陽電池パネル1の裏面空間12内の空気を排出する作用も果たすので、太陽電池パネル1の裏面空間12内の排熱が円滑に行え、太陽電池セル10の発電効率の低下を抑制することができる。
図5(c)に示す態様も、外設部材2Iの垂下部22を枠体11Yの側壁部112に対してビス止めする点については共通するが、この外設部材2Iの起立部21iは、外側への傾斜状であり、弧状(曲面状)に成形された例である。
10 太陽電池モジュール
11 枠体
111 支持部
112 側壁部
15 開放部
16 裏面空間
2,2',2A〜2K 外設部材
21 起立部
22 垂下部
30 折板屋根
3A 外装材
4 持出金具
4A 本体
4B 連結枠体
4C 縦ボルト
5 受け金具
51 受支部
52 固定受部
6 押さえ部材
61 押さえ部
62 平板部
63 取付部
Claims (3)
- 流れ方向に隣り合う太陽電池モジュールと枠体からなる太陽電池パネルを離間状に配設して開放部を形成し、該開放部に、前記太陽電池パネルの端縁を上方から押さえる押さえ部材を取り付け、該押さえ部材を配設していない部位の水下側に外設部材を位置させる外装構造であって、
前記外設部材は、取付状態において、前記太陽電池パネルの枠体の側壁部に沿う垂下部と、前記枠体より上方に延出する起立部とからなり、前記垂下部を前記枠体の側壁部に取り付けることを特徴とする外装構造。 - 流れ方向に隣り合う太陽電池モジュールと枠体からなる太陽電池パネルを離間状に配設して開放部を形成し、該開放部に前記太陽電池パネルの端縁を上方から押さえる押さえ部材を取り付け、該押さえ部材を配設していない部位の水下側に外設部材を位置させる外装構造であって、
前記外設部材は、取付状態において、前記太陽電池パネルの枠体の側壁部に沿う垂下部と、前記枠体より上方に延出する起立部とからなると共に太陽電池パネルの上面に延設される横片部を有し、前記垂下部を前記枠体の側壁部に取り付けることを特徴とする外装構造。 - 太陽電池パネルをハゼ組み式の折板屋根上に取り付けてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の外装構造。
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