JP6117699B2 - 固体ビーズを作製するための方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体ビーズ、特に、これだけに限らないが、生体適合性ポリマーおよび1つまたは複数の薬学的活性剤を組み込んだ固体ビーズを作製するための方法に関する。
1つまたは複数の薬学的活性剤(またはその前駆体)を含む固体ビーズが知られている。そのようなビーズは、ある期間にわたって患者に該薬学的活性剤を送達するため、「蓄積注射」として知られるものに用いられてよい。そのようなビーズはしばしば多分散なので、薬物放出プロファイルは予測および/または制御し難い。さらに、望ましく、予測可能な様式に該ビーズの放出プロファイルを制御するために、該ビーズの製造を修正することは難しいであろう。
固体ビーズは多くの方法を用いて製造されてきた。たとえば、溶媒中に溶解されたポリマーを含む液体の小滴の製造に圧電ディスペンサーが用いられる、圧電ディスペンサーを用いるビーズの生成は周知である。溶媒(だがポリマーでない)が溶解する液体に小滴を落下させることで、該溶媒が液滴から抽出され、固体ビーズを残す。これらの方法の多くは、溶媒の抽出はゆっくりと起こることを教示している(たとえば、数時間以上)。他の周知の方法では、蒸発および抽出が同時に起こる機構により、固体ビーズが形成され得る。固体ビーズはまた、微小流体デバイスを用いて作製されてきた。ポリマーを含む液体の小滴は、導管で形成されてよい。これらの小滴は導管で凍結され、導管内で非溶媒と接触する。該非溶媒は固体ビーズを製造するために、凍結した小滴の溶媒を溶解する。この方法は一定の寸法のビーズをうまく製造するのに用いられ得るが、商業生産のために、そのようなデバイスや方法を拡大することは難しいであろう。
本発明は、上述の先行技術の問題の1つまたは複数を軽減しようとする。
本発明の第1の態様によれば、
溶質および溶媒を含む第1の液体の提供、
該第1の液体の液滴の形成、
該液滴を第2の液体と接触させることで、該溶媒を小滴から排出させ、それにより固体ビーズを形成することを含み、
該溶質がポリマーを含み、該第1の液体のポリマー濃度が少なくとも7%w/vであり、
該第2の液体の該溶媒の溶解度が、第2の液体100ml当たり少なくとも5gの溶媒である、
固体ビーズを作製するための方法が提供される。
上述されている重量(‘w’)は該ポリマーの重量であり、「%w/v」の算出に言及されている体積(‘v’)は該溶媒の体積である。
該第2の液体との溶媒の溶解度は、溶媒と第2の液体が接触する温度で評価される。
該第2の液体における溶媒の溶解度は、少なくとも10g/100mlで選択的に少なくとも20g/100mlであってよい。該溶媒は該第2の液体と実施的に混合可能であってよい。
該ビーズの最大寸法の変動係数は0.1以下(そして選択的には0.06以下)であってよい。該変動係数は、該ビーズの最大寸法の標準偏差を平均最大寸法で除したものである。
本発明の第2の態様によれば、
溶質および溶媒を含む第1の液体の提供、
該第1の液体の液滴の形成、
該液滴を第2の液体と接触させることで、該溶媒を小滴から排出させ、それにより固体ビーズを形成することを含み、
該溶質がポリマーを含み、該第1の液体のポリマー濃度が少なくとも7%w/vである、
最大寸法の変動係数が0.1以下である固体ビーズを作製するための方法が提供される。
上述されている重量(‘w’)は該ポリマーの重量であり、「%w/v」の算出に言及されている体積(‘v’)は該溶媒の体積である。該最大寸法の変動係数は0.06以下であってよい。該変動係数は、最大寸法の標準偏差を平均最大寸法で除したものである。
本発明の第2の態様の方法では、該第2の液体の該溶媒の溶解度は、第2の液体100ml当たり少なくとも5gの溶媒、選択的に少なくとも10g/100ml、そして選択的に少なくとも20g/100mlであってよい。該溶媒は該第2の液体と実施的に混合可能であってよい。
本発明の第1および第2の態様の方法では、該方法は小滴を生成させるために操作可能な圧電部品を含む液滴生成器の提供、および該液滴生成器に該第1の液体の小滴を形成させることを含んでよい。
本発明の第3の態様によれば、
溶質および溶媒を含む第1の液体の提供、
小滴を生成させるために操作可能な圧電部品を含む液滴生成器の提供、
該液滴生成器による該第1の液体の小滴の形成、
該液滴を第2の液体と接触させることで、該溶媒を小滴から排出させ、それにより固体ビーズを形成することを含み、
該溶質がポリマーを含み、該第1の液体のポリマー濃度が少なくとも7%w/vである、
固体ビーズを作製するための方法が提供される。
上述されている重量(‘w’)は該ポリマーの重量であり、「%w/v」の算出に言及されている体積(‘v’)は該溶媒の体積である。
本発明の第3の態様の方法では、該第2の液体の該溶媒の溶解度は、第2の液体100ml当たり少なくとも5gの溶媒、選択的に少なくとも10g/100ml、そして選択的に少なくとも20g/100mlであってよい。該溶媒は該第2の液体と実施的に混合可能であってよい。
さらに、該ビーズの最大寸法の変動係数は0.1以下(選択的には0.06以下)であってよい。該変動係数は、該ビーズの最大寸法の標準偏差を平均最大寸法で除したものである。
本発明の第1、第2および第3の態様の方法では、該第1の液体の該ポリマー濃度は選択的に少なくとも10%w/v、選択的に少なくとも15%w/v、より選択的に少なくとも20%w/v、選択的に15〜35%w/v、選択的に20〜45%w/v、そしてより選択的に30〜45%w/vであってよい。上述されている重量(‘w’)は該ポリマーの重量であり、「%w/v」の算出に言及されている体積(‘v’)は該溶媒の体積である。
さらに、本発明の第1、第2および第3の態様の方法では、該溶媒は非水性であってよい。
本発明の第4の態様によれば、
溶質および溶媒を含む第1の液体の提供、
該第1の液体の液滴の形成、
該液滴を第2の液体と接触させることで、該溶媒を小滴から排出させ、それにより固体ビーズを形成することを含み、
該溶質がポリマーを含み、
該溶媒が非水性で第2の液体100ml当たり少なくとも5gの溶解度である、
固体ビーズを作製するための方法が提供される。該溶媒の該第2の液体における溶解度は、少なくとも10g/100ml、そして選択的に少なくとも20g/100mlであってよい。該溶媒は該第2の液体と実施的に混合可能であってよい。
非水性溶媒は少量(体積で最大10%)の水を含んでよいが、選択的に体積で最大5%、選択的に体積で最大2%の水を含む。該非水性溶媒は実質的に水を欠き得る。
該第1の液体のポリマー濃度は少なくとも7%w/v、選択的に少なくとも10%w/v、選択的に少なくとも15%w/v、選択的に少なくとも20%w/v、選択的に15〜35%、選択的に20〜45%w/v、そしてより選択的に30〜45%w/vであってよい。上述されている重量(‘w’)は該ポリマーの重量であり、「%w/v」の算出に言及されている体積(‘v’)は該溶媒の体積である。さらに、該ビーズの最大寸法の変動係数は0.1以下(選択的には0.06以下)であってよい。該変動係数は、該ビーズの最大寸法の標準偏差を平均最大寸法で除したものである。
該方法は、小滴を生成させるために操作可能で、該液滴生成器に該第1の液体の小滴を形成させる圧電部品を含む液滴生成器の提供を含んでよい。
本発明の第1、第2、第3および第4の態様の方法では、該液滴が該第2の液体に最初に接触してから固体ビーズの形成にかかる時間が15分未満、選択的に5分未満、より選択的に2分未満、そしてより選択的に1分未満であってよい。固体ビーズが形成されたかを断定するのは比較的簡単である。光学顕微鏡下での混濁度の著名な変化により、それらは固体であることが明瞭に観察される。それらは液滴が合体するようには合体せず、合体しないまま操作することができる。
本発明の第5の態様によれば、
溶質および溶媒を含む第1の液体の提供、
該第1の液体の液滴の形成、
該液滴を第2の液体と接触させることで、該溶媒を小滴から排出させ、それにより固体ビーズを形成することを含み、
該溶質がポリマーを含み、該第1の液体のポリマー濃度が少なくとも7%w/vであり、
該液滴が該第2の液体に最初に接触してから固体ビーズの形成にかかる時間が15分未満であってもよい、
固体ビーズを作製するための方法が提供される。
上述されている重量(‘w’)は該ポリマーの重量であり、「%w/v」の算出に言及されている体積(‘v’)は該溶媒の体積である。
該液滴が該第2の液体に最初に接触してから固体ビーズの形成にかかる時間は選択的に5分未満、より選択的に2分未満、そしてより選択的に1分未満であることが好ましい。
さらに、該ビーズの最大寸法の変動係数は0.1以下であってよい。該変動係数は、該ビーズの最大寸法の標準偏差を平均最大寸法で除したものである。
該方法は、小滴を生成させるために操作可能で、該液滴生成器に該第1の液体の小滴を形成させる圧電部品を含む液滴生成器の提供を含んでよい。
該第1の液体のポリマー濃度は少なくとも10%w/v、選択的に少なくとも15%w/v、選択的に少なくとも20%w/v、選択的に15〜35%、選択的に20〜45%w/v、そしてより選択的に30〜45%w/vであってよい。上述されている重量(‘w’)は該ポリマーの重量であり、「%w/v」の算出に言及されている体積(‘v’)は該溶媒の体積である。
混乱を避けるため、下記の記述は本発明の第1、第2、第3、第4および第5の態様の方法に関する。
理論に縛られることを望むものではないが、平衡になるよう、該溶媒は該第2の液体に溶解すると考えられる。該溶媒は該第2の液体と実施的に混合可能であり、該第2の液体は体積過剰なため、該溶媒は溶質から離れて、該第2の液体と急速に平衡化する。
該方法は、前記液滴を気体に通過させ該第2の液体に接触させることを含んでよい。該方法は、前記液滴を、気体を通って排出させ該第2の液体に接触させることを含んでよい。該方法は、付加的にまたは代わりに、重力の影響下で、液滴を気体に通過させ該第2の液体と接触させることを含んでよい。たとえば、圧電ディスペンサーは、ゼロでない初速度で下向きに小滴を排出する。該小滴は、該圧電ディスペンサーが下向きに小滴を排出するよう配置された場合にも、重力の影響を受ける。
該小滴は、1〜50mm、選択的に1〜30mm、より選択的には2〜25mm、さらに選択的には3〜20mmの気体(典型的には空気)を通ってよい。
本発明の方法は、典型的には平均最大寸法が10〜200μm、好ましくは20〜150μm、そしてより好ましくは40〜120μmである固体ビーズの作製に用いられてよい。該固体ビーズが略球状であることが好ましい。
該液滴の平均直径と該ビーズの平均最大寸法(該ビーズが略球状である場合、典型的には平均寸法)の比率が約4:1未満、選択的に約3:1未満、より選択的には約2:1未満、そして選択的に約1.5:1未満であってよい。小滴の寸法は、たとえば、高速度カメラを用いて測定されてよい。
該ポリマーは、典型的には生体適合性ポリマーである。「生体適合性」とは、典型的には生体細胞、組織、臓器、または器官と適合し、免疫機構による損傷、毒性、または拒絶反応のリスクがないと受け取られる。用いることができるポリマーの例は、Purasorb
PDL 02A、Purasorb PDL 02、Purasorb PDL 04、Purasorb PDL 04A、Purasorb PDL 05、Purasorb
PDL 05A、Purasorb PDL 20、Purasorb PDL 20Aなどの(さまざまな末端基をもつ)ポリラクチド;Purasorb PG 20などの(さまざまな末端基をもつ)ポリグリコリド;ポリカプロラクトン;ポリ無水物;およびPurasorb
PDLG 5004、Purasorb PDLG 5002、Purasorb PDLG 7502、Purasorb PDLG 5004A、Purasorb PDLG
5002A、resomer RG755S、Resomer RG503、Resomer RG502、Resomer RG503H、Resomer RG502H、RG752、RG752Hなどの(さまざまな末端基をもち、乳酸対グリコール酸比および分子量が含まれてもよい)乳酸とグリコール酸とのコポリマー、またはそれらの組み合わせである。場合によっては、該溶質は、水に実質的に溶解しないことが好ましい(該第2の液体として水を用いることは便利である)。
該第2の液体が水を含む場合、該溶媒が、ジメチルスルホキシド(DMSO)、n−メチルピロリドン、ヘキサフルオロ−イソプロパノール、グリコフロール、PEG200およびPEG400などの水混和性有機溶媒であることが好ましい。
特にポリマーがポリ(α-ヒドロキシ)酸を含む場合、該ポリマーの重量平均分子量(MW)は、4〜700キロダルトンであってもよい。該ポリマーが(しばしば「PLGA」とよばれる)乳酸とグリコール酸のコポリマーを含む場合には、前記ポリマーは4〜120キロダルトン、好ましくは4〜15キロダルトンの重量平均分子量を有してもよい。
該ポリマーがポリラクチドを含む場合には、前記ポリマーは4〜700キロダルトンの重量平均分子量を有してもよい。
特に該ポリマーがポリ(α-ヒドロキシ)酸を含む場合には、該ポリマーは、0.1〜2dl/gの固有粘度を有してもよい。該ポリマーが(しばしば「PLGA」とよばれる)乳酸とグリコール酸のコポリマーを含む場合には、前記ポリマーは0.1〜1dl/g、そして選択的には0.14〜0.22dl/gの固有粘度を有してもよい。該ポリマーがポリラクチドを含む場合には、前記ポリマーは0.1〜2dl/g、そして選択的には0.15〜0.25dl/gの固有粘度を有してもよい。該ポリマーがポリグリコリドを含む場合には、前記ポリマーは0.1〜2dl/g、そして選択的には1.0〜1.6dl/gの固有粘度を有してもよい。該第1の液体が、該固体ビーズ中にカプセル化されていることが望ましいターゲット材料を含むことが好ましい。該ターゲット材料は、粒子として該第1の液体に組み込まれてもよく、また溶解されてもよい。該ターゲット材料は薬学的活性剤を含んでもよく、また薬学的活性剤の前駆体であってもよい。薬学的活性剤は、たとえば、これだけに限らないが、***誘発剤、ホルモン治療剤、タンパク質治療剤、抗感染剤、抗生物質、抗真菌剤、癌治療薬、鎮痛剤、ワクチン、CNS薬剤、および免疫抑制剤を含む、非経口送達に適した任意の薬剤であってよい。特に制御放出非経口送達によるポリマービーズ中の薬物の送達は、たとえば水難溶性、高毒性、低吸収性特徴を有する薬物の場合に特別の利点を有するが、本発明はそのような薬剤とともに用いることに限定されるものではない。該活性剤は、たとえば低分子の薬物または高分子などのより複雑な分子であってよい。該薬学的活性剤はペプチド剤を含んでよい。「ペプチド剤」という用語には、しばしば一般に「ペプチド」、「オリゴペプチド」、「ポリペプチド」および「タンパク質」と称されるポリ(アミノ酸)が含まれる。この用語にはまた、ペプチド剤アナログ、誘導体、アシル化誘導体、グリコシル化誘導体、ペグ化誘導体、融合タンパク質などが含まれる。本発明の方法において用いることができるペプチド剤には(これだけに限らないが)、酵素、サイトカイン、抗体、ワクチン、成長ホルモンおよび成長因子が含まれる。適切なペプチド剤のさらなる例は、US2007/0196416(特に段落[0034]〜[0040]を参照)にある。該薬学的活性剤はゴナドトロピン放出ホルモン受容体(GnRHR)アゴニストであってよい。ゴナドトロピン放出ホルモン受容体アゴニストは、当業者にはしばしばゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)アゴニストとして知られている。たとえば、GnRHRアゴニストはリュープロレリン(一般にリュープロライドとして知られている)またはその前駆体であってよい。
該ターゲット材料(特に薬学的活性剤またはその前駆体である場合)は、該ポリマーの重量に対し2〜60%w/w、選択的に5〜40%w/w、より選択的に5〜30%w/w、そしてさらに選択的に5〜15%w/wの量提供されてもよい。
該ターゲット材料がペプチド剤を含む場合には、該第1の液体は1つまたは複数の三次構造変化阻害剤を含んでもよい。三次構造変化阻害剤の例は:糖、糖部分を含む化合物、(グリコール、マンニトール、ラクチトールおよびソルビトールなどの)ポリオール、(炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウムなどの)固体または溶解された緩衝剤、および(CaCl、MnCl、NaClおよびNiClなどの)金属塩である。該第1の液体は、三次構造変化阻害剤を最大25%w/w含んでよい。三次構造変化阻害剤の重量パーセントは該ポリマー重量の割合で算出される。たとえば、該第1の液体は金属塩を0.1〜10%w/w(選択的には1〜8%w/w、そしてより選択的には3〜7%w/w)、およびポリオールを0.1〜15%w/w(選択的には0.5〜6%w/w、そしてより選択的には1〜4%w/w)含んでよい。
該第2の液体は、(典型的にはポリマーである)該溶質が実質的に溶解しない任意の液体を含んでよい。そのような液体は、時々「非溶媒」と称される。適切な液体は、たとえば、水、メタノール、エタノール、プロパノール(例、1−プロパノール、2−プロパノール)、ブタノール(1−ブタノール、2−ブタノール、またはtert−ブタノール)、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノールおよび高級アルコール;ジエチルエーテル、メチル−tert−ブチルエーテル、ジメチルエーテル、ジブチルエーテル、ペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、シクロヘプタン、オクタン、シクロオクタンおよび高級炭化水素を含む単純炭化水素が含まれ得る。所望であれば、液体の混合物を用いることができる。
該第2の液体は第2の液体の流れとして提供されてよく、該方法は該液滴を第2の液体の流れと接触させることを含んでよい。第2の液体の流れは、小滴が最初に該第2の液体に衝突する部位から小滴を輸送し、それにより効果的に該小滴間の間隔をあけ(そこから該ビーズが形成され)るので、該小滴を第2の液体の流れに接触させることは有利である。これは、小滴が癒着する機会を減らす。第2の液体の流れ中の隣接する小滴/ビーズの間隔が、該小滴の平均直径の少なくとも2倍(選択的に少なくとも3倍、選択的に5倍未満、そして選択的に10倍未満)であってよい。これは、分注メカニズムの放電周波数および該第2の液体の流速との適切な相関により得られ得る。該第2の液体の流速は少なくとも50ml/分であってよい。
したがって、該方法は、最初の位置で該液滴が該第2の液体に最初に接触し、最初の位置より下流で該固体ビーズを集めることを含むのが好ましい。
本発明の方法は、該固体ビーズを該第2の液体から分離することを含んでよい。
該第2の液体は、水を含むのが好ましく、また選択的には1つまたは複数の界面活性剤、たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール(例、1−プロパノール、2−プロパノール)、ブタノール(例、1−ブタノール、2−ブタノール、またはtert−ブタノール)、イソプロピルアルコール、Polysorbate20、Polysorbate40、Polysorbate60およびPolysorbate80などのアルコールと共に含むのが好ましい。アルコールのような界面活性剤は、小滴を受容する該第2の液体の表面張力を低下させ、該第2の液体に衝突する場合の該小滴の変形を減少させ、それにより球状でない小滴形成の可能性を減らす。これは、該小滴からの該溶媒の抽出が急速な場合に特に重要である。
該第2の液体が水および1つまたは複数の界面活性剤を含む場合には、該第2の液体の該界面活性剤含有量は1〜95%v/v、選択的に1〜30%v/v、選択的に1〜25%v/v、より選択的には5%〜20%v/v、そしてさらに選択的には10〜20%v/vであってよい。該界面活性剤の体積パーセントは、該第2の液体の体積に対して算出される。
該第2の液体の組成は、該液滴が第2の液体に最初に接触する点からの距離に応じて変化してよい。たとえば、該第2の液体の該界面活性剤の濃度が、該液滴が該第2の液体に最初に接触する点からの距離に応じて変化してもよい。たとえば、球状ビーズの形成を容易にするため、該小滴が該第2の液体に最初に接触する点において、該界面活性剤の濃度は比較的高く(たとえば、30〜50%v/v)てもよい。該小滴が該第2の液体に最初に接触する点の下流では、界面活性剤の濃度はより低くてもよい。これは、たとえば、(水のような)該第2の液体の大部分を構成する液体を、該第2の液体の流れに導入することで達成できる。前記液体の導入により、ビーズを形成するために該溶媒が該小滴から抽出される割合が増加され得る。
したがって、本発明の方法は、前記小滴を該第2の液体に接触させた後で、前記小滴を取り囲む該第2の液体の界面活性剤の濃度を低下させることを含んでもよい。
したがって、小滴が該第2の液体に最初に接触する点の、該第2の液体の下流における界面活性剤の濃度は、小滴が該第2の液体に最初に接触する点における該第2の液体の界面活性剤の濃度より低くてもよい。
該第2の液体は水を含み(即ち、水性である)、表面張力が60mNm−1未満、選択的に50mNm−1未満、より選択的には40mNm−1未満、そしてさらに選択的には35mNm−1であることが好ましい。
ターゲット材料が該第1の液体に提供されている場合には、該第2の液体は塩および/またはポリオールなどの1つまたは複数のオスモル濃度変化剤を提供されてもよい。該オスモル濃度変化剤は、該ターゲット材料の該第2の液体への拡散を相当量阻止することで、該ターゲット材料を一旦形成されたビーズ内に保持するのに役立つオスモル濃度を作り出すよう、該第2の液体に加えられる。該オスモル濃度変化剤は、(ナトリウムおよびマグネシウムの塩化物などの)金属塩、並びにグリコール、マンニトール、ラクチトールおよびソルビトールなどのポリオールを含んでもよい。
オスモル濃度変化剤の総濃度は、0.1〜2M、典型的には0.2〜1M、そして選択的には0.3〜0.8Mであってもよい。たとえば、第2の液体はNaCl溶液を0.4M、およびソルビトール溶液を0.4M含んでもよく、したがって、該第2の液体は総濃度0.8Mのオスモル濃度変化剤を含む。
該小滴が最初に接触した時の該第2の液体の温度は、周囲温度以上であってよい。本発明の方法において、該小滴を冷却するためには一般に該第2の液体を冷却する必要はない。該第2の液体が周囲温度未満であることが時々、望まれ得る。該小滴が最初に接触した時の該第2の液体の温度は、0〜25℃、選択的に5〜20℃、選択的に5〜15℃、そして選択的に5〜10℃であってもよい。該第2の液体の温度は、そのようにして製造されたビーズの1つまたは複数の特性に影響し得ることが見出された。たとえば、該第2の液体がより低い温度だと、作製されたビーズはより大量の(医薬品などの)充填剤を含み得ること、孔がより少なくなり得ること、そしてより長い時間尺度で充填剤を放出することが見出された。
該第2の液体のpHは、たとえば、3〜10であってよい。該第2の液体のpHは、該ビーズの表面形態に影響を及ぼし得ることが見出された。
該小滴が該第2の液体に最初に接触する該第2の液体の領域において、該第2の液体の深さは少なくとも0.1mm、選択的に少なくとも0.3mm、そしてより選択的には0.3〜3mmの深さであってもよい。
該小滴が該第2の液体に最初に接触する該第2の液体の領域において、該第2の液体は該小滴の平均最大寸法の少なくとも2倍の深さ、選択的には該小滴の平均最大寸法の少なくとも3倍、そしてより選択的には該小滴の平均最大寸法の少なくとも3倍〜50倍の深さであってもよい。
小滴を生成するステップが圧電部品を用いて実施される場合、液滴を生成するステップは、圧電部品に電気信号を入れることを含んでもよい。該電気信号の周波数は200〜10000Hz、選択的に400〜6000Hz、そしてより選択的には500〜4000Hzであってよい。信号の形状は、たとえば、矩形であってもよい。該信号は、3〜50μs、選択的に5〜30μs、そしてより選択的に7〜20μsのパルス長を有してもよい。パルス間隔は、400〜2000μsであってもよい。たとえば、電気信号の周波数が500〜800Hzの場合には、パルス間隔は、典型的には1200〜1600μsであってもよい。たとえば、電気信号の周波数が1700〜2300Hzの場合には、パルス間隔は、典型的には400〜600μsであってもよい。該信号の電圧は30〜100V、そして選択的に40〜80Vであってよい。
該方法は、液滴の形成前に該第1の液体を加熱することを含んでよい。該第1の液体は50〜100℃、そして選択的に50〜80℃の温度に加熱されてよい。該第1の液体を加熱することで粘度は低下し、それにより小滴の形成は容易になる。
該方法は、該第2の液体を加熱することを含んでよく、選択的には液滴が該第2の液体に接触する前に加熱することを含んでよい。
該方法は、選択的に該第2の液体を冷却することを含んでよく、選択的には液滴が該第2の液体に接触する前に冷却することを含んでよい。該第2の液体の温度は、液滴から形成された1つまたは複数の該固体ビーズの特性(たとえば、ビーズの多孔性)に影響し得ることが見出された。たとえば、該第2の液体の温度は、寸法、多孔性および基剤が医薬品のような任意の充填剤をカプセル化する効率の1つまたは複数に影響し得る。
該方法は、
該第2の液体が流れる1つまたは複数の流路;
該第1の液体の小滴を生成する1つまたは複数の液滴生成器;
該第2の液体の流れを生じさせる1つまたは複数の手段;
該液滴生成器を支持する1つまたは複数の支持体;および
該液滴生成器の操作を制御するための1つまたは複数の信号発生器
の1つまたは複数の提供を含んでもよい。
該第2の液体が流れる流路の寸法は、典型的な実験条件により変化してもよい。たとえば、流路の長さは、液滴の脱溶媒和の速さおよび流路を通る該第2の液体の流速によりある程度影響されてもよい。典型的には、流路の長さは10〜1000mm、選択的に20〜200mm、さらに選択的に30〜100mmであってもよい。
少なくとも1つ(選択的には1つより多くの、より選択的には大部分の、さらに選択的には各々)の流路は、実質的に均一な断面を有してよい。
少なくとも1つ(選択的には1つより多くの、より選択的には大部分の、さらに選択的には各々)の流路は、断面が略U字形であってもよい。該形状は、容易に製造できる。該U字形は、丸底または平底のU字形であってよい。
少なくとも1つ(選択的には1つより多くの、より選択的には大部分の、さらに選択的には各々)の流路は、断面が略V字形であってもよい。
少なくとも1つ(選択的には1つより多くの、より選択的には大部分の、さらに選択的には各々)の流路の深さは、その幅よりも大きくてよい。そのような設計により、任意の周囲の空気の動きから(典型的には低質量の)該小滴を保護し得る。
少なくとも1つ(選択的には1つより多くの、より選択的には大部分の、さらに選択的には各々)の流路の幅は、0.5〜20mm、選択的には1〜10mm、より選択的には2〜6mmであってよい。そのような流路は、大量の第2の液体を必要としていないが、該装置の比較的単純な組み立てを可能にするため、十分に幅広い。たとえば、小滴生成器と流路の配置は、そのような幅の流路を有することで簡易化される。
少なくとも1つ(選択的には1つより多くの、より選択的には大部分の、さらに選択的には各々)の流路の深さは、0.5〜20mm、選択的には1〜10mm、より選択的には2〜10mmであってよい。そのような流路は、該小滴に対する望ましくない影響を有するかもしれない、任意の周囲の空気の動きから保護できるよう、十分に深い。
小滴が該第2の液体に最初に接触する点の下流における該流路の長さが、前記小滴導入点の上流における該流路の長さの少なくとも1倍(選択的には少なくとも2倍、さらに選択的には少なくとも3倍)大きいことが好ましい。
該流路は、流路キャリアに形成されてもよい。
該流路は、横方向に移動可能であってよい。これは、該流路と該液滴生成器を互いに調整するのに役立ち得る(これは、該液滴生成器で生成された小滴が該流路に落下するのを確実にするために重要である)。これに関連して、(存在するならば)該流路キャリアは横方向の移動のため、備え付けられてもよい。
該流路は、枢動可能であってよい。これは、該流路と該液滴生成器を互いに調整するのに役立ち得る(これは、該液滴生成器で生成された該小滴が該流路に落下するのを確実にするために重要である)。これに関連して、(存在するならば)該流路キャリアは枢動のため、備え付けられてもよい。
該方法は、該液滴生成器が、該流路中の該第2の液体に小滴を注ぐよう操作可能であることを確実にするために、該流路と液滴生成器を互いに調整する手段の提供を含んでもよい。
該流路と液滴生成器を互いに調整する手段は、(存在するならば)該流路キャリアと接触するための1つまたは複数の調節面を含み、1つまたは複数の該調節面と該流路キャリアの接触により、該液滴生成器から小滴を受容するよう該流路キャリアが調整される。該流路と液滴生成器を調整する手段は、典型的には該流路キャリアの両側に1つずつの2つの調節面を含んでもよい。少なくとも1つの調節面の少なくとも一部は、カーブしていてもよい。2つの該調節面は、それらの間に間隔が定められてもよい。2つの該調節面の間隔は、該調節面の一方の端で他方の端よりも大きくてもよい。これは、該小滴生成器に対する該流路の簡単な調整を容易にする。
1つまたは複数の該調節面が、該液滴生成器に付随していてもよい。該装置には液滴生成器支持体が備えられてもよく、その場合、1つまたは複数の該調節面は、該液滴生成器支持体と一体、または取り付けられていてよい。このような設計は、該液滴生成器に対する該流路の調整を容易にする。典型的には、該液滴生成器と2つの該調節面の平行移動により、2つの該調節面の間隔に該流路キャリアが受容される。2つの該調節面の間隔は、該流路キャリアが最終位置にあるとき、小滴が該流路の中心に注がれるように、該流路と液滴生成器が適正に並べられるような間隔である。
該流路は傾斜していてもよい。該流路の傾斜は、該流路に沿ったビーズの動作に役立ち、該流路の端へのビーズの付着を防ぐ補助をする。これは、低い界面エネルギーを有さない、鋼鉄のような材料で該流路が形成されている場合には、問題となり得る。該傾斜角は、0.5〜30°、そして選択的には1〜20°であってよい。
該傾斜角は、たとえば0.5〜30°、そして選択的には1〜20°と、可変であってもよい。
該方法は、該流路を傾斜する手段の提供を含んでもよい。該流路を傾斜する手段は、典型的には、(該装置が流路キャリアを含む場合には)該流路キャリアを傾斜する手段を含む。該流路を傾斜する手段は、該傾斜角を変化させるために操作可能であってもよい。該流路を傾斜する手段は、1つまたは複数(および典型的には2つ)の該流路に付随する第1面と、1つまたは複数(および典型的には2つ)の該液滴生成器に付随する第2面を含んでもよく、該流路を傾斜するために、各々の第1面は対応する第2面と係合している。1つまたは複数(および典型的には各々)の該第1面は典型的には実質的に下を向く。1つまたは複数(および典型的には各々)の該第2面は典型的には上を向く。少なくとも1つ(および典型的には各々)の該第1面には、内向きまたは外向きに突出し得る、横方向に突出したリップが備えられてもよい。該装置は、典型的にはそのようなリップを2つ、該流路の両側に1つずつ、備える。少なくとも1つの該第1面は、該流路に対して傾斜していてもよい。少なくとも1つ(および典型的には各々)の該第2面には、突起が備えられてもよい。前記突起は、選択的に外向きに突出してもよい。
典型的には、液滴生成器の動作が少なくとも1つの第2面の動作を起こし、第1面に対する少なくとも1つの第2面の動作が、流路の傾斜の角度を変化させる。
該小滴生成器は(存在するならば)、小滴生成口を含んでもよい。該小滴生成口と第2の液体の流れの表面の最も近い間隔は、典型的には1〜50mm、選択的には1〜30mm、より選択的には2〜25mm、さらに選択的には3〜20mmであってよい。
典型的には、第2の液体の流れは深さ0.5〜2mmであってよく、そのため小滴生成口と流路の底の最も近い間隔は、典型的には3〜50mm、選択的には3〜30mm、より選択的には4〜25mm、さらに選択的には4〜20mmであってよい。
該方法は、第2の液体を加熱するために操作可能な加熱器の提供を含んでもよい。該方法は、第2の液体を冷却するために操作可能な冷却器の提供を含んでもよい。
疑義が生じないために、固体ビーズはゲルの形態であってよい。
第1の液体は、溶媒中に溶解された溶質を含まなくてもよい。第1の液体は、固体粒子が分散されたキャリア液を含む可能性がある。同様に、上述の装置の液滴生成器から注がれた液体は、固体粒子が分散されたキャリア液を含んでもよい。
本発明の第6の態様によれば、本発明の第1、第2、第3、第4または第5の態様による方法で作製または作製可能な1つまたは複数のビーズが提供される。
ここで本発明を、以下の図を参照して例示のためのみに説明する。
本発明の方法に用いられている装置の実施形態の例の断面図である。 図1の装置を用いて作製されたビーズの走査型電子顕微鏡像である。 図1の装置を用いて作製されたビーズの寸法分布を示すヒストグラムである。 本発明による装置の実施形態のさらなる例を示す。 本発明による方法の例に用いられた装置の実施形態の、さらなる例の一部の分解図である。 図5に示す装置の一部の斜視図である。 本発明による方法の例に用いられる装置の実施形態の、理論的なさらなる例の斜視図である。
図1は、本発明の方法に用いられている装置の例を示す。図1は、装置を通しての側面の断面および装置の一部の末端図を示す。該装置は概して参照番号1で示し、圧電小滴生成器3[Microdrop
Technologies GmbH, Norderstedt, Germany]と間隔をあけた流路2を含む。該流路2は、316ステンレス鋼で形成され、2つの部分;概して参照番号6で示し、流路におけるこの部分は深さ6mmおよび幅12mmである、第1の「開放」部分、並びに第2の(囲まれた)部分5を有する。ノズル(図示せず)は空洞13に挿入され、ポンプ(図示せず)は液体4を流路2に送達する。該ポンプは環状ギアポンプだが、任意の無脈流デバイスであってもよい。圧電小滴生成器の分注ノズル(図示せず)と該液体4表面の距離は12mmである。本例では、液体はtert-ブチルアルコールの15%v/v(Sigma Aldrich、UK)水溶液である。液体の深さは、流路2の囲まれた部分5の高さで決まる。本例では該液体4の深さは約0.5mmである。該液体4の流速は約60ml/分であった。これは体積流量および流れプロフィルの断面により算出される。
溶媒中に溶解されたポリマーの小滴は、以下の通り圧電小滴生成器3から注がれた。ジメチルスルホキシド(DMSO)中乳酸とグリコール酸とのコポリマー(Resomer
RG752H, Boehringer Ingelheim, Germany)の20%w/v溶液を調製した。該ポリマーの重量に対し12.5%w/wの量のリュープロライドもまたDMSOに溶解された。圧電小滴生成器3は、該圧電小滴生成器3に2000Hzの周波数、7マイクロ秒のパルス長および82Vの電圧の電気信号を入れることで、ポリマー溶液の小滴を分注するために用いられた。圧電小滴生成器3の分注ノズルは、液体の分注を容易にするため70℃の温度まで加熱された。ポリマー溶液の小滴は、流路2の端から約80mmの距離で液体4の流れに注がれた。連続的に流れる液体4は、流れる液体中の小滴およびビーズが癒着しないよう、互いに間隔があいていることを確実にした。固体ビーズを生成するために、DMSOは液体4に溶解すると考えられている。DMSOは水/アルコール混合物(液体4)と混合可能であるが、PLGAポリマーは水/アルコール混合物に不溶である。
液体4は、流路2を出てから集められた。小滴は、流路2を出たときには既に固体ビーズを形成していることが見出され、それは小滴の脱溶媒和が急速であることを示す。図2Aおよび2Bは、述べられた通り作製されたビーズの走査型電子顕微鏡像を示す。それらの図はビーズの球形およびそれらの単分散の性質を示す。図2Aおよび2Bのビーズの寸法分布を示すヒストグラムを図3に示す。平均ビーズ直径は45μm、変動係数5%であった。液体4から分離されたビーズは、微細でさらさらした白い粉末であった。ビーズは液体キャリアで再懸濁され、(23Gまたは27G針などの)適当な太さの皮下注射針を通ることができる。
小滴を受容する液体4の表面張力は、ウィルヘルミー(Wilhelmy)平板法を用いた測定において、約30.5mNm−1であった。上述の実験は、液体4に水、即ち任意のtert−ブタノールアルコールを含まないもの、を用いて繰り返された。小滴はレンズ状ビーズ、即ちレンズの形状のビーズを形成した。該ビーズは、アルコールを用いた場合に生成された球状ビーズよりも、直径が大きいと思われた。さらに、該ビーズは、アルコールを用いた場合に生成された球状ビーズほど単分散でないように思われた。測定された水の表面張力は68mNm−1であった。理論に縛られることを望むものではないが、(アルコールなしで用いられた場合の)水のより高い表面張力が、液体の表面に衝突する際に小滴をより変形させると考えられる。さらに、水とtert−ブチルアルコールの混合物に浸けられた場合よりも、水のみに浸けられた場合に、DMSOは液滴からより迅速に排出され得る。したがって、DMSOは水のみに浸けられた場合、小滴がその元の球状形状を取り戻す前に、小滴から排出され得る。
図1、2A、2Bおよび3に関連する上述の一般的方法を用いて、溶媒のポリマー濃度を変化させることの影響が検討された。小滴を受容する液体は、tert-ブチルアルコールの15%v/v水溶液であった。溶媒はDMSOで、ポリマーはResomer RG752H(Boehringer
Ingelheim, Germany)であった。小滴の作製に用いられるポリマー溶液濃度に応じての、平均ビーズ直径、変動係数、および平均カプセル化効率を表1に示す。
Figure 0006117699
平均カプセル化効率はHPLC分析を用いて測定された。平均カプセル化効率の測定に用いることのできる1つの方法は、当業者に周知の英国薬局方の方法である。
該ビーズは高い球形度を示した。さらに、それぞれの場合において、わずか5〜15秒で該ビーズが形成された(即ち、小滴が脱溶媒和した)と推定される。
溶媒中に5%w/vのポリマーを含む液体を用いてビーズを作製することを試みた。この溶液を用いて作製されたビーズは、特定しづらく、多分散で形成が低収率であった。
表1のデータは、適切なカプセル化効率の単分散の固体ビーズの迅速な作製、および該ビーズを作製する方法を適応することによりビーズ特性の調整が可能であることを示す。
ビーズは、DMSO溶媒中の20%w/vPLGAおよび10%w/w酢酸リュープロライド(ポリマー重量に対し10%重量のペプチド)を含む小滴を、上述のように非溶媒として作用する、水とtert-ブタノールの混合物(85%:15%)に落下させて作製された。そのようにして製造されたビーズの物理的構造への小滴受容液体の温度の影響は、走査電子顕微鏡法(SEM)を用いて調査された。小滴受容液体が約18℃であった場合、SEM像によりビーズが滑らかな表面形態を有し、高度に多孔性の内部構造を有することが示された。小滴受容液体が約12℃であった場合、ビーズはより高密度の内部構造を有し、ビーズ内部の孔の寸法はより小さかった。小滴受容液体が約5℃であった場合、SEM像によりビーズがより高密度の内部構造を有していることが示された。ビーズの内部構造は、ビーズ中の任意の充填剤の放出に関する時間尺度に影響すると考えられる。したがって、ビーズの充填剤放出特性を変化させるために、小滴受容液体の温度を用いることができる。
さらに、ビーズは、DMSO中の40%w/vPLGAおよび20%リュープロライドを含む小滴を、上述のように非溶媒として作用する、水およびtertブタノールの混合物(85%:15%)に落下させて作製された。平均ビーズ直径およびカプセル化効率への小滴受容液体の温度の影響が調査され、その結果を表2に示す。
Figure 0006117699
表2は、非溶媒温度を変化させることにより、寸法およびカプセル化効率を変化させられることを示す。
図4は、本発明による装置の実施形態のさらなる例を示す。概して参照番号101で示される該装置は、8つの圧電小滴生成器103a〜hを含み、各々対応する流路102a〜hの真上に位置する。各々の圧電小滴生成器103a〜hと流路102a〜hは、実質的に図1に関連して上述された固体ビーズを生成するために操作可能である。全ての流路102a〜hからビーズを受容するため、ビーズ受容容器107が備えられている。8つの廃棄物回収容器(105a、105b、明確にするため2つのみ表示する)は、起動および洗浄時における小滴生成器103a〜hからの廃棄物を受容するために備えられている。ビーズ製造プロセスの監視を容易にするため、ビデオカメラ(図示せず)が各々の流路102a〜hの上に備えられている。それぞれの流路102a〜hと間隔をあけた小滴生成器103a〜hを支持する支持体108が備えられている。
該容器107は、各々の個別容器が1つ(および唯一)の流路からビーズを受容するよう配置された、複数の個別容器に置き換えられてもよい。
ここで図5および6を参照して、本発明による方法で用いる装置のさらなる実施形態を説明する。該装置は概して参照番号200で示す。該装置200は土台208、流体チャネルキャリア204および液滴生成器支持体201からなる。該流体チャネルキャリア204は、使用時に、液滴生成器201を用いて液体の小滴が落下された流体を輸送するチャネル205を備える。該流体チャネルキャリア204は土台208に枢動可能に取り付けられている。該流体チャネルキャリア204に備えられているピン207は、土台208に形成された開口210に挿入される。土台208に備えられているピン209は、該流体チャネルキャリア204に備えられているスロット206に挿入される。該スロット206は弓形で、ピン207と開口210で形成された枢動軸周りに、該流体チャネルキャリア204を枢動可能にする。ここで説明するように、該流体チャネルキャリア204の枢動は、流体チャネル205および液滴生成器203の調整を容易にする。液滴生成器203は、液滴生成器支持体201に備え付けられている。該支持体は2つの側面部、202a、202bを備えている。これらは、図5において支持体201の他の部分から分離されて示されているが、例示的目的にすぎない。該装置200が組み立てられる際、流体チャネルキャリア204は土台208の上に置かれる。(液滴生成器203が所定の位置にある場合)液滴生成器支持体は流体チャネルキャリア204の上に置かれ、流体チャネルキャリア204の端(E)は側面部分202a、202bの最前部の間に置かれる。最前部はFで示される。側面部分の最前部の間隔は流体チャネルキャリア204の幅よりも大きい。液滴生成器支持体201は、その後、図6に示すように流体チャネルキャリア204が側面部分202a、202bの間に位置するよう、流体チャネルキャリア204に沿って移動する(この場合、図5および6の右から左)。側面部分の後部(該後部はRで示される)における側面部分202a、202bの間隔は、流体チャネルキャリア204が側面部分202a、202bの後部にぴったり合うよう、流体チャネルキャリア204の幅と実質的に同一である。このぴったりとした適合は、該装置200が組み立てられる度に、流体チャネル205が液滴ディスペンサー203と正しく調整されていることを確実にする。
ここで図7を参照して、本発明による方法での使用に適切な装置のさらなる実施形態の理論的な例を説明する。該装置は概して参照番号300で示す。該装置300は、液滴がディスペンサー308から流体チャネル306に提供された液体に注がれ得るよう、流体チャネル306の上に位置する液滴ディスペンサー308を含む。該液滴ディスペンサー308は、液滴ディスペンサー支持体307に支持される。該支持体307は、2つの外向きに突出した翼部309,310を備えている。各々の翼部309,310の上面は、脚部302、303により流体チャネルキャリア301に取り付けられている内向きに突出したリップ304,305の下面と接触する。該リップ304,305は、図7に示すように角度をなす。流体チャネルキャリア301に対する支持体307の動きにより、翼部309,310はそれぞれリップ304,305に沿って動く。該リップ304,305の角度をなす特徴と相まって、この動きは流体チャネルキャリア301を傾斜させる。流体チャネルキャリア301は、ボールジョイント311において傾斜する。流体チャネルの傾斜は、チャネル306が界面エネルギーの低くない材料で形成された場合に起こり得る、チャネル306の端へのビーズのはり付きを防ぐのに有益であることが判明した。
リュープロライド以外の活性成分を含むビーズが製造された。たとえば、酢酸リュープロライド、酢酸オクトレオチド、エクセナチド酢酸およびサケカルシトニンをカプセル化するビーズが作製された。たとえば、当業者はペプチドを含まない薬学的活性剤(またはその前駆体)をカプセル化するために、ビーズが用いられ得ることを理解するであろう。
ビーズは、DMSO以外の溶媒を用いた小滴から製造された。たとえば、(しばしばNMPとして知られる)N−メチルピロリドン並びにグリコフロールおよびポリ(エチレングリコール)の混合物が用いられた。当業者は、小滴の形成に他の液体が用いられ得ることを理解するであろう。
ビーズは、さまざまな小滴受容液体に小滴を落下させて製造された。たとえば、水とアルコールのさまざまな混合物が用いられた。用いられたアルコールは、tert-ブチルアルコールおよびイソプロピルアルコールを含む。
pHがビーズの形態へ及ぼす影響は、上述のように一般的にビーズを形成し、それらを所定のpH(選択されたpHは典型的には3〜9であった)の液体に落下させることで検討された。その後、ビーズの表面形態はSEMを用いて測定された。定性的データより、低いpHが滑らかな表面形態を形成し得ることが示される。したがって、製造されるビーズの形態を変化させるために、小滴が落下する液体のpHを適応させ得る。
液体からビーズを除去することが望ましい。ビーズは、たとえば、メッシュ(PharmaSep,
Sweco, USA)を用いて濾過されてもよく、それは振動するように配置されてもよい。他の適切な真空濾過機またはデバイスが用いられてもよい。あるいは、ビーズは密度分離(たとえば、適切な形状の容器の底に沈ませること)によって分離されてもよい。
前述した記載において、構成体又は要素は、公知の、明白あるいは予測できる等価物として言及され、このような等価物は、個別に説明されたものとして、ここに包含される。本発明における真の特許請求の範囲を決定するために、請求項に記載の構成が参照され、また、このような等価物を包含するように構成すべきである。読者には理解できるように、好適な、有益かつ便利な同等物として記載されている本発明の構成または特徴は、選択可能であり、独立請求項の範囲を制限するものではない。

Claims (39)

  1. 固体ビーズを形成するための方法であって、該方法は、:
    溶質がポリマーを含み、第1の液体のポリマー濃度が少なくとも10%w/vであり、「w」が該ポリマーの重量であり、「v」が溶媒の体積である、溶質および溶媒を含む第1の液体の提供;
    該第1の液体が、該固体ビーズ中にカプセル化されるターゲット材料を含み、該ターゲット材料が、粒子または溶液として該第1の液体に組み込まれており、
    該ターゲット材料が、該ポリマーの重量に対し2〜60%w/w提供されており、
    液滴を生成させるために操作可能な圧電部品を含む液滴生成器の提供;
    該液滴生成器による該第1の液体の液滴の形成;
    該液滴の気体への通過;
    該液滴を第2の液体と接触させることで、該溶媒を小滴から排出させ、それにより固体ビーズを形成することを含み;
    該第2の液体の溶媒の溶解度が、第2の液体100ml当たり少なくとも5gの溶媒であり、該溶媒は第2の液体と実質的に混合可能であり;
    該第2の液体が流れとして提供され、その方法が該液滴を該第2の液体の流れと接触させることを含む、
    固体ビーズを形成するための方法。
  2. 該ビーズの最大寸法の変動係数が0.1以下であるビーズで、該変動係数は、ビーズの最大寸法の標準偏差を平均最大寸法で除したものである、請求項1に記載の方法。
  3. 該第1の液体のポリマー濃度が少なくとも20%w/vである、請求項1又は請求項2記載の方法。
  4. 該第1の液体のポリマー濃度が15〜35%w/vである、請求項1又は請求項2記載の方法。
  5. 該溶媒が非水性である、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 該液滴が該第2の液体に最初に接触してから固体ビーズの形成にかかる時間が15分未満である、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 該液滴が該第2の液体に最初に接触してから固体ビーズの形成にかかる時間が2分未満である、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記液滴を、気体を通って排出させ該第2の液体に接触させることを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 重力の影響下で、液滴を気体に通過させ該第2の液体と接触させることを含む、請求項1〜8のいずれか記載の方法。
  10. 該固体ビーズの平均最大寸法が10〜200μmである、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 該固体ビーズの平均最大寸法が40〜120μmである、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 該固体ビーズが略球状である、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 該液滴の平均直径と該ビーズの平均最大寸法の比率が4:1未満である、請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 該液滴の平均直径と該ビーズの平均最大寸法の比率が2:1未満である、請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 該ポリマーが生体適合性ポリマーである、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 該第2の液体が水を含み、該溶媒は水混和性有機溶媒である、請求項1〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 該ターゲット材料が薬学的活性剤を含む、または薬学的活性剤の前駆体を含む、請求項1〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 該ターゲット材料が、該ポリマーの重量に対し5〜30%w/w提供されている、請求項1〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 該ターゲット材料がペプチド剤を含み、該第1の液体が1つまたは複数の三次構造変化阻害剤を含む、請求項1〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 該ポリマーが第2の液体に実質的に不溶性である、請求項1〜19のいずれかに記載の方法。
  21. 該第2の液体の流れ中の隣接する小滴/ビーズの間隔が、該小滴の平均直径の少なくとも2倍である、請求項1〜20のいずれかに記載の方法。
  22. 該固体ビーズを該第2の液体から分離することを含む、請求項1〜21のいずれかに記載の方法。
  23. 該第2の液体が、水及び1つまたは複数の界面活性剤を含む、請求項1〜22のいずれかに記載の方法。
  24. 界面活性剤の体積パーセントが該第2の液体の体積に対して算出されると、該第2の液体が界面活性剤含有量1〜95%v/vを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 該第2の液体の界面活性剤の濃度が、該液滴が該第2の液体に最初に接触する点からの距離に応じて変化する、請求項23または請求項24に記載の方法。
  26. 該小滴が該第2の液体に接触する点において、該界面活性剤の濃度が、該小滴が該第2の液体に最初に接触する点の下流の点よりも高い、請求項25に記載の方法。
  27. 該第2の液体が水を含み、表面張力が50mNm−1未満である、請求項1〜26のいずれかに記載の方法。
  28. 該第2の液体の表面張力が40mNm−1未満である、請求項27に記載の方法。
  29. 該第2の液体の表面張力が35mNm−1未満である、請求項27に記載の方法。
  30. 該小滴が該第2の液体に最初に接触するところの該第2の液体の深さが少なくとも0.1mmである、請求項1〜29のいずれかに記載の方法。
  31. 液滴の形成前に、該第1の液体を加熱することを含む、請求項1〜30のいずれかに記載の方法。
  32. 該第2の液体を加熱することを含む、請求項1〜31のいずれかに記載の方法。
  33. 該第2の液体を冷却することを含む、請求項1〜31のいずれかに記載の方法。
  34. 該第2の液体が流れる1つまたは複数の流路;
    該第1の液体の小滴を生成する1つまたは複数の液滴生成器;
    該第2の液体の流れを生じさせる1つまたは複数の手段;
    該液滴生成器を支持する1つまたは複数の支持体;および
    該液滴生成器の操作を制御するための1つまたは複数の信号発生器
    の1つまたは複数を提供する、請求項1〜33のいずれかに記載の方法。
  35. 該ポリマーが、ポリラクチド、ポリグリコリド、ポリカプロラクトン、ポリ無水物、乳酸とグリコール酸とのコポリマー、ポリ(α‐ヒドロキシ)酸 、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1〜34のいずれかに記載の方法。
  36. 該小滴が最初に接触した時の該第2の液体の温度が、周囲温度以上である、請求項1〜35のいずれかに記載の方法。
  37. 該小滴が最初に接触した時の該第2の液体の温度が、0〜25℃である、請求項1〜35のいずれかに記載の方法。
  38. 該小滴が最初に接触した時の該第2の液体の温度が、5〜15℃である、請求項37に記載の方法。
  39. 該ターゲット材料が酢酸オクトレオチドまたはその前駆体を含む、請求項1〜38のいずれかに記載の方法。
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