JP6116415B2 - カップ取出装置 - Google Patents
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Description
断面逆台形状で開口外周縁部がカールされたカップが複数段に積み上げられた積層カップの最下位置から該カップを順に取り出すカップ取出装置において、
前記積層カップの最下位置のカップを引き抜き可能に該カップの開口外周縁部を保持するカップ保持部と、
前記積層カップの最下位置よりも一つ上段のカップの開口外周縁部が係合されて残りの積層カップを支持する上段カップ受止部と、
前記上段カップ受止部をカップの開口外周縁部が係合される支持位置とカップの開口外周縁部が係合されない退避位置とに移動させる繰出機構とを備え、
前記繰出機構は、最下位置のカップを下方向に引き抜いてカップ保持部から脱出させるカップ取り出し操作に連動して、上段カップ受止部を支持位置と退避位置とに往復移動させて最下位置よりも一つ上段のカップをカップ保持部へ供給させる構成とするものである。
(実施形態1)
図1乃至図3に示すように、本実施形態のカップ取出装置1は、複数段に積み上げられた積層カップCから最下位置のカップ2を順に取り出す装置として構成されており、具体的には、積層カップCの最下位置よりも一つ上段のカップ2の開口外周縁部2aが係合されて残りの積層カップCを支持する上段カップ受止部3と、上段カップ受止部3の下方位置に配設され、積層カップCの最下位置のカップ2の開口外周縁部2aが係合されて最下位置のカップ2を分離して支持するカップ保持部4と、使用者のカップ取り出し操作に連動してカップ保持部4より係脱されたカップ2の開口外周縁部2aにて一体に下動され、カップ2の取り出し後に元位置へと上動復帰される移動係合部5と、上段カップ受止部3をカップ2の開口外周縁部2aが係合される支持位置P1とカップ2の開口外周縁部2aが係合されない退避位置P2とに移動させる繰出機構6等とで構成されている。
段カップ受止部3を径方向に向けて往復移動可能となるように構成されており、具体的には、上段カップ受止部3を支持位置P1へと常時付勢する付勢部材としての板ばね部材60と、板ばね部材60の付勢力に抗して上段カップ受止部3を移動させる移動部材としての揺動片61等とで構成されている。本実施形態のカップ取出装置1では、繰出機構6は、外筒部材11の複数カ所(三カ所)に配置され(図3参照)、各繰出機構6にて上段カップ受止部3が接続されている。
図9乃至図13に示す実施形態2のカップ取出装置101では、上述した実施形態1と異なり、上段カップ受止部103より供給されたカップ2の開口外周縁部2aが係合されて一時支持する中間係合部105を具備してなり、繰出機構106にて、上段カップ受止部103と中間係合部105とをそれぞれ水平移動させるように構成されている。
第二揺動アーム162も、第一揺動アーム161とほぼ同様の構成を有するが、一端が板状部材150に設けられた接続リブ152を介して中間係合部105と接続され、他端がカップ保持部104としての第二突起部141bを形成する板状部材140bと一体に形成され、且つ第二突起部141bは、第一突起部141aよりも下方に長く形成されている(図13参照)。
そして、第一揺動アーム161及び第二揺動アーム162は、外筒部材111の側壁に上下方向に揺動可能に取り付けられた各々の板状部材140a,140bと連続形成されて、カップ保持部104と一体に上下方向に揺動可能とされている。
図14乃至図16に示す実施形態3のカップ取出装置201では、上述した実施形態2と異なり、上段カップ受止部203は、実施形態2でいう上段カップ受止部103と中間係合部105とを一体化したような構成であって、係合突起231が略半分(図15において左側)の板状部材230の開口内周縁に突出されており、中間係合突起251が板状部材250に開口された開口部250aの略半分(図15において右側)の開口内周縁に中心方向に向けて突出されている。上段カップ受止部203は、板状部材250とボックス207の上板との間に介装されたトーションばね260によって水平方向(図14では右方向)に常時付勢されている。
図17乃至図21に示す実施形態4のカップ取出装置301は、カップ詰まり解消手段を設けたものである。このカップ詰まり解消手段としては構成が異なる2つの手段を有し、第一の手段は、揺動アーム261を外側へ移動させてカップ保持部204によるカップ2の係合を解除させる揺動アーム解除機構であり、また、第二の手段は、最下位置のカップ2を挿通する外筒部材211を分離させて上段カップ受止部203の下方を開放させる外筒部材開放機構である。なお、図17〜図21において実施形態3と同様の構成部分は、同じ符号を付してその説明を援用する。
図17を参照して、揺動アーム261を取り付けた取付リブ312は、揺動アーム261の揺動軸312aを軸支する軸孔がL字状に曲折した長形軸孔313に形成され、揺動軸312aがこの長形軸孔313に沿って移動可能に取り付けられている。長形軸孔313は、外筒部材211に近い側の一端部313aから上方へ延び、略90度に折れ曲って外筒部材211から離れた側の他端部313bへと延びたL字状に形成されているが、これに限らず、山形状、コ字状、弧状など一端部313aと他端部313bとの間で屈曲された種々の形状とすることができる。
図17を参照して、外筒部材211は、カップ挿通孔380を有する矩形状のカバー板308に設けられている。このカバー板308は、上段カップ受止部203を内蔵するボックス207の底板下面に対して、揺動アーム261を配置する一端側が取付ネジ383によって着脱自在にネジ止めされ、カバー板308の一端側とカップ挿通孔380を跨いで対向する他端側が蝶番381を設けて揺動可能に取り付けられている。なお、取付ネジ383は、矩形状のカバー板308の一端側で左右の二箇所に設置されているが、中間の一箇所に設置するだけでもよいし、三箇所以上の複数個所に設置することでもよい。
2 カップ
2a 開口外周縁部
3,103,203 上段カップ受止部
4,104,204 カップ保持部
5 移動係合部
6,106,206 繰出機構
31,131,231 係合突起
41,141,241 突起部
51 移動係合突起
52 付勢部材
53 凸状部材
60 板ばね部材(付勢部材)
61 揺動片(移動部材)
61a ストッパ部
105 中間係合部
151,251 中間係合突起
161,162,261 揺動アーム
207 ボックス
271a 傾斜面
308 カバー板
312 取付リブ
312a 揺動軸
312b 固定ピン
313 長形軸孔
313a 一端部
313b 他端部
314 コイルバネ(付勢部材)
380 カップ挿通孔
381 蝶番
383 取付ネジ
C 積層カップ
P1 支持位置
P2 退避位置
P3 支持位置
P4 退避位置
Claims (9)
- 断面逆台形状で開口外周縁部がカールされたカップが複数段に積み上げられた積層カップの最下位置から該カップを順に取り出すカップ取出装置において、
前記積層カップの最下位置のカップを引き抜き可能に該カップの開口外周縁部を保持するカップ保持部と、
前記積層カップの最下位置よりも一つ上段のカップの開口外周縁部が係合されて残りの積層カップを支持する上段カップ受止部と、
前記上段カップ受止部をカップの開口外周縁部が係合される支持位置とカップの開口外周縁部が係合されない退避位置とに移動させる繰出機構とを備え、
前記繰出機構は、最下位置のカップを下方向に引き抜いてカップ保持部から脱出させるカップ取り出し操作に連動して、上段カップ受止部を支持位置と退避位置とに往復移動させて最下位置よりも一つ上段のカップをカップ保持部へ供給させる構成とするカップ取出装置。 - 請求項1に記載のカップ取出装置において、
前記カップ取り出し操作に連動してカップ保持部より脱出された最下位置のカップの開口外周縁部により一体に下動され、該カップの取り出し後に元位置へと上動復帰される移動係合部を備え、
前記移動係合部は、凸状部材が設けられ、
前記繰出機構は、
移動係合部の下動のときに凸状部材が当接すると下方向に揺動するが、移動係合部の上動復帰のときに凸状部材により側方に押動される揺動片を有し、
前記揺動片が側方に押動されると上段カップ受止部を支持位置から退避位置へ移動させて前記上段のカップをカップ保持部へ供給させる構成とするカップ取出装置。 - 請求項1に記載のカップ取出装置において、
前記上段カップ受止部の下側に配置され、該上段カップ受止部より供給された前記上段のカップの開口外周縁部が係合されて一時支持する中間係合部を備え、
前記繰出機構は、
上段カップ受止部を前記カップ取り出し操作に連動して移動させる第一揺動アームと、中間係合部を前記カップ取り出し操作に連動して移動させる第二揺動アームとを有し、
前記カップ取り出し操作に連動して第一揺動アームにより上段カップ受止部を支持位置から退避位置へ移動させるとともに第二揺動アームにより中間係合部を退避位置から支持位置へ移動させて上段カップ受止部から中間係合部へと前記上段のカップを供給し、
引き続いて第一揺動アームにより上段カップ受止部を退避位置から支持位置へ移動させ、最下位置のカップが取り出されると第二揺動アームにより中間係合部を支持位置から退避位置へ移動させて中間係合部からカップ保持部へと前記上段のカップが供給される構成とするカップ取出装置。 - 請求項1に記載のカップ取出装置において、
前記上段カップ受止部は、前記上段のカップの開口外周縁部が係合される上側の係合突起と、該係合突起から係合解除された前記上段のカップの開口外周縁部が係合されて一時支持する下側の中間係合突起とを有し、
前記繰出機構は、
上段カップ受止部を前記カップ取り出し操作に連動して移動させる揺動アームを有し、
前記カップ取り出し操作に連動して揺動アームにより係合突起を支持位置から退避位置へ移動させるとともに中間係合突起を退避位置から支持位置へ移動させて係合突起から中間係合突起へと前記上段のカップを供給し、
最下位置のカップが取り出されると揺動アームにより係合突起を退避位置から支持位置へ移動させるとともに中間係合突起を支持位置から退避位置へ移動させて中間係合突起からカップ保持部へと前記上段のカップが供給される構成とするカップ取出装置。 - 請求項3又は4に記載のカップ取出装置において、
前記揺動アームは、最下位置のカップを挿通する外筒部材の外周の一側に揺動自在に取り付けられ、
前記カップ保持部は、該揺動アームに一体的に形成され、最下位置のカップの開口外周縁部を係合するとともに該カップを前記外筒部材の内壁に押圧する突起部により構成されているカップ取出装置。 - 請求項5に記載のカップ取出装置において、
前記揺動アームは、外筒部材の側壁に突設する取付リブの軸孔に揺動軸を軸支させて取り付けられ、
前記取付リブの軸孔は、外筒部材に近い側の一端部と外筒部材から離れた側の他端部との間で屈曲された長形軸孔とされ、
前記揺動アームの揺動軸は、取付リブに設けた固定ピンとの間で付勢部材が介装され、
カップ取り出し操作を行う通常時は、前記揺動軸が付勢部材の付勢力で長形軸孔の一端部に保持され、前記カップ保持部となる突起部が最下位置のカップの開口外周縁部と係合可能に配置され、
カップ詰まり等の異常時は、前記揺動軸を付勢部材の付勢力に抗して長形軸孔の他端部へ強制移動させて該他端部に保持させ、前記突起部がカップの開口外周縁部と係合されない後退位置に配置される構成とするカップ取出装置。 - 請求項5又は6に記載のカップ取出装置において、
前記外筒部材は、カップ挿通孔を有するカバー板に取り付けられ、
前記カバー板は、前記上段カップ受止部を内蔵するボックスの底板下面に対して、揺動アームを配置する一端側が着脱自在に取り付けられ、この一端側とカップ挿通孔を跨いで対向する他端側が揺動可能に取り付けられ、
カップ取り出し操作を行う通常時は、前記カバー板の一端側をボックスの底板下面に取り付けてカバー板が上段カップ受止部の下方位置に平行に保持され、前記外筒部材が上段カップ受止部からカップを挿通可能に配置され、
カップ詰まり等の異常時は、前記カバー板の一端側をボックスの底板下面から取り外して他端側でカバー板を下方へ揺動させて外筒部材が上段カップ受止部の下方位置から退避されて上段カップ受止部の下方を開放させる構成とするカップ取出装置。 - 請求項3〜7のいずれか1項に記載のカップ取出装置において、
前記揺動アームは、カップ外周の一側に配設され、
本装置の外郭を構成するケーシングには、最下位置のカップが前記揺動アームを配設した一側から手を挿入して下方向に引き抜いて取り出されるように該揺動アームの配設側にカップ取出口が設けられているカップ取出装置。 - 請求項8に記載のカップ取出装置において、
前記ケーシングには、積層カップの初回投入時に該積層カップの最下位置のカップが上段カップ受止部からカップ保持部へ供給させるように前記揺動アームを押し操作可能とするための揺動アーム操作窓が設けられ、
前記揺動アーム操作窓には、積層カップの初回投入時以外は該揺動アーム操作窓を塞ぐようにするための扉が設けられているカップ取出装置。
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JP2013085516 | 2013-04-16 | ||
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