JP6116180B2 - 製造方法及びゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明はゴルフクラブヘッドに関するものである。
一般に、ゴルフクラブヘッドのフェース面にはトウ−ヒール方向に互いに平行な複数の直線状の溝が形成されている(例えば特許文献1及び2)。この溝はスコアライン、マーキングライン、フェースライン等と呼ばれている(本書においてはスコアラインと称する。)。フェース面は打撃性能に大きく影響する。そこで、打感や打球のスピン量或いは飛距離を向上するため、ゴルフクラブヘッドを複数種類の材料から構成することが提案されている(例えば、特許文献1乃至3)。
特開平10−108927号公報 特開平7−163688号公報 特開2001−293115号公報
フェース面の耐摩耗性を向上する方策として、硬い材料でフェース面を構成することが挙げられる。しかし、フェース面を硬い材料で構成すると、スコアラインの加工が難しくなる場合がある。
本発明の目的は、フェース面の耐摩耗性とスコアラインの加工性との双方を向上可能とすることにある。
本発明によれば、トウ−ヒール方向に延びるスコアラインが、上下方向に複数形成されたフェース面を備えたゴルフクラブヘッドの製造方法において、前記フェース面が、フェース面形成部材と、複数のスコアライン形成部材と、から構成され、トウ−ヒール方向に延びる凹部を複数有するフェース面形成部材を準備する準備工程と、各々の前記凹部を、前記スコアラインを形成するスコアライン形成部材で埋める埋設工程と、を含み、各々の前記スコアライン形成部材は、1つのスコアラインを形成する部材であり、全部の前記スコアラインのうち、前記上下方向に連続して配置される少なくとも複数の前記スコアラインが前記スコアライン形成部材で形成され、前記スコアライン形成部材は、前記フェース面形成部材よりも軟らかい材料からなり、前記スコアラインは、一対の側壁と、底壁とを有し、その断面形状が台形状であり、前記スコアラインの各側壁と前記フェース面との境界部分に丸みが形成され、前記スコアライン形成部材は、一方の前記側壁側の前記丸みの途中から他方の前記側壁側の前記丸みの途中までを形成し、前記スコアラインは、前記埋設工程の後に前記スコアライン形成部材に形成され、前記スコアラインの各側壁と前記フェース面との間の角度αと、前記凹部の側壁と前記フェース面との間の角度βと、の関係が、α−β≧10度である、ことを特徴とする製造方法が提供される。
また、本発明によれば、トウ−ヒール方向に延びるスコアラインが、上下方向に複数形成されたフェース面を備えたゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース面が、フェース面形成部材と、複数のスコアライン形成部材と、から構成され、前記フェース面形成部材は、トウ−ヒール方向に延びる凹部を複数有し、各々の前記凹部には前記スコアラインを形成するスコアライン形成部材が埋設され、各々の前記スコアライン形成部材は、1つのスコアラインを形成する部材であり、全部の前記スコアラインのうち、前記上下方向に連続して配置される少なくとも複数の前記スコアラインが前記スコアライン形成部材で形成され、前記スコアライン形成部材は、前記フェース面形成部材よりも軟らかい材料からなり、前記スコアラインは、一対の側壁と、底壁とを有し、その断面形状が台形状であり、前記スコアラインの各側壁と前記フェース面との境界部分に丸みが形成され、前記スコアライン形成部材は、一方の前記側壁側の前記丸みの途中から他方の前記側壁側の前記丸みの途中までを形成し、前記スコアラインの各側壁と前記フェース面との間の角度αと、前記凹部の側壁と前記フェース面との間の角度βと、の関係が、α−β≧10度である、ことを特徴とするゴルフクラブヘッドが提供される。
本発明によれば、フェース面の耐摩耗性とスコアラインの加工性との双方を向上可能である。
本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッドの斜視図。 フェース面の断面図。 NCフライス盤による切削加工の説明図。 図1のゴルフクラブヘッドの製造方法の説明図。 図1のゴルフクラブヘッドの製造方法の説明図。 別例の説明図。 別例の分解斜視図。 図7の例の製造方法の説明図 (A)及び(B)は別例の断面図。
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド1の斜視図、図2はフェース面(打撃面)10の断面図である。図中、矢印d1はトウ−ヒール方向を示し、矢印d2はd1方向と直交する方向(上下方向)を示し、図2はd2方向に沿うフェース面10の断面図である。
本実施形態ではアイアン型のゴルフクラブヘッドに本発明を適用した例を示す。本発明は、アイアン型のゴルフクラブヘッド、特に、ミドルアイアン、ショートアイアン、ウェッジ型のゴルフクラブヘッドに好適であり、具体的には、ロフト角が30度以上70度以下、ヘッド重量が240g以上320g以下のゴルフクラブヘッドに好適である。しかし、本発明はウッド型やユーティリティー型(ハイブリッド型)のゴルフクラブヘッドにも適用できる。
ゴルフクラブヘッド1は複数種類の部材から構成されている。本実施形態の場合、大別すると2種類の部材から構成されている。すなわち、ゴルフクラブヘッド1は、本体部材2と、複数のスコアライン形成部材3と、を備える。本体部材2は、フェース面10やホゼル部11を形成し、スコアライン形成部材3以外の部分を構成している。本体部材2はフェース面10を形成している点でフェース面形成部材である。ホゼル部11には不図示のシャフトが挿入される。本実施形態では、本体部材2を1部材構成としたが、2部材以上に分離してもよい。例えば、本体部材2を、フェース面10を含む部材と、残りの部分を構成する部材と、の2部材から構成してもよい。
フェース面10には、複数の凹部2aが形成されている。各凹部2aはd1方向に延設されており、互いに平行にd2方向に配列されている。スコアライン形成部材3は凹部2aを埋める部材であって、凹部2aに固定されている。
本実施形態の場合、凹部2aの断面形状は方形をなしており、スコアライン形成部材3の断面形状も、凹部2aの断面形状に合わせて方形をなしている。無論、これらの断面形状は方形以外の形状であってもよい。
フェース面10には複数本のスコアライン20a、20bが形成されている。本実施形態の場合、スコアライン20aは本体部材2に形成されており、スコアライン20bはスコアライン形成部材3に形成されている。図2ではスコアライン20bのみの断面形状を示しているが、スコアライン20aも同様の断面形状を有している。
各々のスコアライン20a、20bはトウ−ヒール方向(d1方向)に延設された、互いに平行な直線状の溝である。本実施形態の場合、各々のスコアライン20a、20bの配設間隔(ピッチ)は等間隔(等ピッチ)であるが、配設間隔が異なっていてもよい。本実施形態において、スコアライン20a、20bの断面形状は、その長手方向の両端部(トウ側端部、ヒール側端部)を除き、同じである。また、各々のスコアライン20a、20bの断面形状は同じである。
スコアライン20a、20bは、一対の側壁21と、底壁22とを有し、その断面形状は中心線CLで左右対称な台形状に形成されている。なお、スコアライン20の断面形状は台形状に限られず、V字状等、他の形状でもよい。側壁21とフェース面10との境界部分となる縁23には丸みが形成されている。丸みの半径は例えば、0.05mm以上0.3mm以下である。図2において、点BPは、フェース面10側における丸みの開始点を示している。
本実施形態の場合、スコアライン形成部材3は、一対の開始点BPよりも外側の部分(フェース面10の一部)までを形成している。つまり、縁23の丸みの全部がスコアライン形成部材3によって形成されている。これはスコアライン20bの形成を容易化する。
スコアライン20a、20bの深さ(底壁22とフェース面10との距離)D1は0.3mm以上が好ましい。ゴルフクラブヘッド1を競技用とする場合、ルールを充足する点で、深さD1は0.5mm以下とする。スコアライン20の幅(30度測定法による幅)W1は0.6mm以上が好ましい。ゴルフクラブヘッド1を競技用とする場合、ルールを充足する点で、幅W1は0.9mm以下とする。
凹部2aは深さ(フェース面10と最深部との距離)D2を有する。スコアライン20の形成を容易化する点で、深さd2は、深さd1の1.2倍以上であることが好ましい。スコアライン20bの形成時にスコアライン形成部材3が本体部材2から剥離することを防止する点で、スコアライン20の側壁21とフェース面10との間の角度αと、凹部2aの側壁と前記フェース面との間の角度βと、の関係は、α−β≧10度であることが好ましい。
本体部材2とスコアライン形成部材3とは異なる材料から形成される。スコアライン形成部材3は本体部材2よりも軟らかい材料から構成される。これにより、本体部材2によってフェース面10の耐摩耗性を向上しつつ、スコアライン形成部材3によってスコアライン20bの加工性を向上できる。
本体部材2の材料としては、例えば、軟鉄、マルエージング鋼、ステンレス鋼、チタン合金、セラミックス又はタングステン合金等が挙げられる。スコアライン形成部材3は、例えば、軟鉄、ステンレス鋼、アルミ合金、銅合金、樹脂、ガラス、カーボン等を挙げられる。スコアライン形成部材3は、また、金属粉末を含有したエポキシ系樹脂等の金属パテであってもよい。
本体部材2にはスコアラインを直接形成せず、全てのスコアラインをスコアライン形成部材3によって形成してもよい。しかし、スコアライン形成部材3の数が増えると工数が増えて、却って製造効率が悪くなる場合がある。そこで、本実施形態の場合は、フェース面10の一部の領域(上部)にはスコアライン形成部材3を用いずに本体部材2に直接スコアライン20aを形成している。本体部材2を鋳造で製造する場合、スコアライン20aは鋳造時に一体的に成型されることが好ましい。
スコアライン形成部材3は、耐摩耗性の点で、その面積が小さい方が好ましい。このため、1つのスコアライン形成部材3は1つのスコアライン20bを形成するようにしている。これにより、スコアライン形成部材3のd2方向の幅を狭くすることができ、その面積を小さくして耐摩耗性を向上できる。上述した、スコアライン形成部材3が縁23の丸みの一部を形成する構成の場合、スコアライン形成部材3のd2方向の幅を狭くすることに寄与する。換言すると、フェース面10のうち、少なくとも平坦な領域(スコアライン20及びその縁23の丸みを除いた部分)は本体部材2で形成することが好ましい。
本実施形態の場合のように、全てのスコアラインをスコアライン形成部材3によって形成しない構成の場合、d2方向に連続して配置される少なくとも複数のスコアライン20がスコアライン形成部材3で形成する。これは、打点によって、打感やスピン量が大きく異なることを抑制する。但し、スコアライン形成部材3で形成するスコアライン20bの全部が、d2方向に連続して配置されている必要はなく、途中にスコアライン形成部材3を用いずに本体部材2に直接形成されるスコアライン20が含まれていてもよい。
次に、ゴルフクラブヘッド1の製造方法、特に、凹部2a、スコアライン20a及び20bの形成方法について説明する。凹部2a、スコアライン20aは、例えば、鍛造、鋳造、切削加工、レーザ加工により形成することができる。スコアライン20bは、例えば、切削加工、レーザー加工により形成することができる。
ここでは、凹部2a、スコアライン20a及び20bをいずれも切削加工により形成する場合について図3乃至図5を参照して説明する。図3はNCフライス盤により切削加工を行う場合の説明図である。図4はゴルフクラブヘッド1の製造方法の説明図であり、各工程における本体部材1やスコアライン形成部材3のd2方向に沿う断面図である。図5はゴルフクラブヘッド1の製造途中の全体図を示している。
まず、凹部2a及びスコアライン20aが未形成の本体部材1と、スコアライン20bが未形成のスコアライン形成部材3とを作成する。次に、本体部材1を図3に示すようにNCフライス盤に治具101を介して固定する。NCフライス盤は、Z軸回りに回転駆動されるスピンドル102を有し、スピンドル102の下端には切削ツール(エンドミル)103が取り付けられている。切削ツール103は、凹部2aやスコアライン20a及び20bの形成に適したものを選択的に装着する。
まず、凹部2aを形成する。具体的には、NCフライス盤において、フェース面10の平面座標を設定した後、スピンドル102を回転駆動し、フェース面10又は切削ツール103を、トウ−ヒール方向(d1方向)に相対的に移動しながら、フェース面10を切削する。一つの凹部2aを形成すると、切削ツール103をフェース面10から離間させた後、凹部2aの配列方向(d2方向)に切削ツール103を相対的に移動し、次の凹部2aを形成する。こうして複数の凹部2a順次凹部2aが形成される。図4及び図5の状態ST1はフェース面10に凹部2aが形成された状態を示す。こうして凹部2aを複数有する本体部材2が準備される(準備工程)。
次に、図4及び図5の状態ST2に示すように、スコアライン形成部材3を、各々の凹部2aに埋めて固定する(埋設工程)。この段階ではスコアライン形成部材3にスコアライン20bは未形成である。固定方法としては、接着、溶接、ロウ付け、カシメが挙げられる。更に、スコアライン形成部材3を溶解して液状としておき、凹部2aに注入して固化してもよい。また、スコアライン形成部材3として、金属パテのように原素材が液状ものである場合も、金属粉を混入した本剤と硬化剤とを混合して凹部2aに注入して固化することができる。この固定工程を行う際には、本体部材2を一旦NCフライス盤から取り外してもよい。
埋設工程の後にはスコアライン20a、20bを形成するが、状態ST2に示すようにスコアライン形成部材3の縁には起伏が存在する場合がある。そこで、スコアライン形成工程の前に、フェース面10を平滑化する工程を行って起伏を除去してもよい。図4の状態ST3は起伏を除去した状態を示す。フェース面10の平滑化としては、比較的大径の切削ツール103により、フェース面10全体を薄く切削することが挙げられる。また、フェース面10の平滑化は切削以外に研磨により行ってもよい。
次に、スコアラインを形成する工程に移り、スコアライン20a、20bを形成する。スコアライン20aは本体部材2に形成し、スコアライン20bはスコアライン形成部材3に形成する。図4の状態ST4はスコアライン形成部材3にスコアライン20bを形成した状態を示す。凹部2a間にはスコアライン20aを形成しない。
スコアライン20a、20bの形成方法は凹部2aの形成方法と同様である。すなわち、スピンドル102を回転駆動し、フェース面10又は切削ツール103を、トウ−ヒール方向(d1方向)に相対的に移動しながら、フェース面10を切削する。一つのスコアライン20a又は20bを形成すると、切削ツール103をフェース面10から離間させた後、スコアライン20a及び20bの配列方向(d2方向)に切削ツール103を相対的に移動し、次のスコアライン20a又は20bを形成する。こうしてスコアライン20a及び20bが形成される。
<第2実施形態>
凹部2aは、少なくとも一方の端部が開放した溝であってもよい。図6の例では、凹部2aに代わる凹部2a’が本体部材2のトウ側で開放した溝である。スコアライン形成部材3に代わるスコアライン形成部材3Bは凹部2a’に応じた形状とされ、本体部材2のトウ側まで延設されている。この構成の場合、スコアライン形成部材3Bを本体部材2のトウ側から凹部2a’に差し込んで組み付けることが可能である。このため、スコアライン形成部材3B及び凹部2a’の断面形状の選択肢が、上記実施形態よりも増加する。
<第3実施形態>
上記第1実施形態では、凹部2aにスコアライン形成部材3を埋設した後に、スコアライン形成部材3にスコアライン20bを形成したが、スコアライン20bを形成済みのスコアライン形成部材3を、凹部2aに埋設してもよい。以下、その例について説明する。なお、本実施形態は上記第2実施形態と組み合わせることも可能である。
図7は、本実施形態のゴルフクラブヘッド1の分解斜視図であり、上記第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を割愛する。図7に示すように、本実施形態では、スコアライン20bが形成済みのスコアライン形成部材3を、凹部2aに埋設する点が上記第1実施形態と異なっている。
次に、本実施形態における凹部2a、スコアライン20a及び20bの形成方法については、基本的に第1実施形態と同様である。スコアライン20bは、例えば、鍛造、鋳造、切削加工、レーザー加工によりスコアライン形成部材3に予め形成することができる。
上記第1実施形態と同様に、凹部2a、スコアライン20aを切削加工により形成する場合を図8を参照して説明するまず、凹部2a及びスコアライン20aが未形成の本体部材1と、スコアライン20bを形成済みのスコアライン形成部材3とを作成する。
次に、NCフライス盤によって、本体部材1に複数の凹部2aを形成する(図8の状態ST11)。これにより凹部2aを複数有する本体部材2が準備される(準備工程)。続いて、スコアライン20aを形成する。
スコアライン20bは、スコアライン形成部材3に既に形成されている。よって、スコアライン形成部材3を、各々の凹部2aに埋設することで(埋設工程)、スコアライン20bの形成が完了する。図8の状態ST12は凹部2aにスコアライン形成部材3が固定された状態を示す。固定方法としては、接着、溶接、ロウ付け、カシメが挙げられる。この固定作業を行う際には、本体部材2を一旦NCフライス盤から取り外してもよい。
スコアライン形成部材3の縁には起伏Pが存在する場合がある。そこで、スコアライン形成工程の後、フェース面10を平滑化する工程を行って起伏Pを除去してもよい。図8の状態ST13は起伏Pを除去した状態を示す。フェース面10の平滑化としては、比較的大径の切削ツールにより、フェース面10全体を薄く切削することが挙げられる。また、フェース面10の平滑化は切削以外に研磨により行ってもよい。
<第4実施形態>
上記各実施形態では、スコアライン形成部材3によって、フェース面10の一部も形成したが、フェース面10を形成しない構成も採用可能である。図9(A)の例は、一方の縁23の丸みの開始点BPから他方の縁23の丸みの開始点BPまでを形成するようにしている。この場合も、縁23の丸みの全部がスコアライン形成部材3によって形成される。
なお、縁23の丸みの全部をスコアライン形成部材3で形成する必要はなく、スコアライン形成部材3は、少なくとも縁23の丸みの一部を形成していればよい。スコアライン形成部材3が縁23の丸みの一部を形成する構成の場合、残りの部分は本体部材2が形成することになるが、その加工量は少なくて済み、縁23の丸みの形成に大きな困難は伴わない。
図9(B)はその一例を示す。同図の例では、スコアライン20bの一方の縁23の丸みの途中の部分から他方の縁23の丸みの途中の部分までがスコアライン形成部材3によって形成されている。

Claims (9)

  1. トウ−ヒール方向に延びるスコアラインが、上下方向に複数形成されたフェース面を備えたゴルフクラブヘッドの製造方法において、
    前記フェース面が、フェース面形成部材と、複数のスコアライン形成部材と、から構成され、
    トウ−ヒール方向に延びる凹部を複数有するフェース面形成部材を準備する準備工程と、
    各々の前記凹部を、前記スコアラインを形成するスコアライン形成部材で埋める埋設工程と、を含み、
    各々の前記スコアライン形成部材は、1つのスコアラインを形成する部材であり、
    全部の前記スコアラインのうち、前記上下方向に連続して配置される少なくとも複数の前記スコアラインが前記スコアライン形成部材で形成され、
    前記スコアライン形成部材は、前記フェース面形成部材よりも軟らかい材料からなり、
    前記スコアラインは、一対の側壁と、底壁とを有し、その断面形状が台形状であり、
    前記スコアラインの各側壁と前記フェース面との境界部分に丸みが形成され、
    前記スコアライン形成部材は、一方の前記側壁側の前記丸みの途中から他方の前記側壁側の前記丸みの途中までを形成し、
    前記スコアラインは、前記埋設工程の後に前記スコアライン形成部材に形成され、
    前記スコアラインの各側壁と前記フェース面との間の角度αと、前記凹部の側壁と前記フェース面との間の角度βと、の関係が、
    α−β≧10度である、
    ことを特徴とする製造方法。
  2. 前記埋設工程の後、前記スコアラインの形成前に、前記フェース面を平滑化する工程を含む請求項に記載の製造方法。
  3. 前記凹部と、前記スコアライン形成部材に形成される前記スコアラインとのうち、少なくともいずれか一方は、切削加工により形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  4. 前記凹部の深さが、前記スコアラインの深さの1.2倍以上である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  5. 前記丸みの半径が0.05mm以上0.3mm以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  6. 前記凹部はトウ側で開放した溝である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  7. トウ−ヒール方向に延びるスコアラインが、上下方向に複数形成されたフェース面を備えたゴルフクラブヘッドにおいて、
    前記フェース面が、フェース面形成部材と、複数のスコアライン形成部材と、から構成され、
    前記フェース面形成部材は、トウ−ヒール方向に延びる凹部を複数有し、
    各々の前記凹部には前記スコアラインを形成するスコアライン形成部材が埋設され、
    各々の前記スコアライン形成部材は、1つのスコアラインを形成する部材であり、
    全部の前記スコアラインのうち、前記上下方向に連続して配置される少なくとも複数の前記スコアラインが前記スコアライン形成部材で形成され、
    前記スコアライン形成部材は、前記フェース面形成部材よりも軟らかい材料からなり、
    前記スコアラインは、一対の側壁と、底壁とを有し、その断面形状が台形状であり、
    前記スコアラインの各側壁と前記フェース面との境界部分に丸みが形成され、
    前記スコアライン形成部材は、一方の前記側壁側の前記丸みの途中から他方の前記側壁側の前記丸みの途中までを形成し、
    前記スコアラインの各側壁と前記フェース面との間の角度αと、前記凹部の側壁と前記フェース面との間の角度βと、の関係が、
    α−β≧10度である、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  8. 前記丸みの半径が0.05mm以上0.3mm以下である、
    ことを特徴とする請求項7に記載のゴルフクラブヘッド
  9. 前記凹部はトウ側で開放した溝である、
    ことを特徴とする請求項7に記載のゴルフクラブヘッド
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