JP6110751B2 - 目封止ハニカム構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、目封止ハニカム構造体に関する。更に詳しくは、本発明は、灰(アッシュ)、粒子状物質(PM)を大量に捕集することが可能であり、圧力損失の増加が抑制された目封止ハニカム構造体に関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関や各種の燃焼装置等から排出されるガスには、スス(soot)を主体とする粒子状物質(パティキュレートマター(PM))が、多量に含まれている。このPMがそのまま大気中に放出されると、環境汚染を引き起こすため、排出ガスの排気系には、PMを捕集するためのフィルタ(例えば、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF))が搭載されている。
このようなフィルタとしては、例えば、流体(排ガス、浄化ガス)の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁及びセルの開口部を封止するための目封止部を有する目封止ハニカム構造体が用いられている。目封止部は、流体(浄化ガス)の流出側端面における所定のセル(流入セル)の開口部と、流体(排ガス)の流入側端面における残余のセル(流出セル)の開口部とに配設されている。
上記目封止ハニカム構造体では、流入セルから排ガスを流入させると、排ガスが隔壁を通過する際に排ガス中のパティキュレートマターが隔壁に捕集され、「パティキュレートマターが除去された浄化ガス」が流出セルから流出する。
また、近年、目封止ハニカム構造体として、長手方向に垂直な断面における面積が相対的に大きい大容量セルと、上記断面における面積が相対的に小さい小容量セルとの2種類のセルからなる目封止ハニカム構造体が報告されている(特許文献1参照)。この目封止ハニカム構造体は、大容量セルと小容量セルの数がほぼ同数である。この目封止ハニカム構造体は、セルの延びる方向に直交する断面において、セルの形状が1種類(例えば四角形のみ)である目封止ハニカム構造体と比べて、灰、PM等を捕集した際の圧力損失が低く、アッシュ、PMを大量に捕集することが可能である。以下、「セルの延びる方向に直交する断面において、セルの形状が1種類(例えば四角形のみ)である目封止ハニカム構造体」を「従来の目封止ハニカム構造体」と記す場合がある。
国際公開第2004/024294号
特許文献1に記載の目封止ハニカム構造体は、アッシュやPMを大量に捕集することが可能である。しかしながら、上記目封止ハニカム構造体は、PMが堆積していないか、或いは、PMが少ない状態では、上記「従来の目封止ハニカム構造体」と比べて、圧力損失が大きい。ここで、昨今、ディーゼルエンジン自体が改善されることにより、ディーゼルエンジンからのパティキュレートマターの排出量が減っている。一方で、排ガス規制のため、GDIエンジンのようにパティキュレートマターの排出量が少ないエンジンにもフィルタ(目封止ハニカム構造体)が必要になってきている。そのため、パティキュレートマターが堆積していないか、或いは、パティキュレートマターの堆積が少ない状態において、圧力損失の増加が抑制され、且つアッシュやPMを大量に溜めることができるフィルタ(目封止ハニカム構造体)の開発が切望されている。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものである。その課題とするところは、アッシュ、粒子状物質(PM)を大量に捕集することが可能であり、アッシュ、PMが堆積していないか、或いは、アッシュ、PMの堆積が少ない状態で圧力損失の増加が抑制された目封止ハニカム構造体を提供する。
本発明によれば、以下に示す、目封止ハニカム構造体が提供される。
[1] 流入側端面から流出側端面まで延びる流体の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を有し、前記複数のセルが、前記セルの延びる方向に垂直な断面における開口面積が異なるセルを含むハニカム構造部と、所定のセルの流入側端部に配設される流入側目封止部と、残余のセルの流出側端部に配設される流出側目封止部と、を備え、前記ハニカム構造部は、前記流入側目封止部が配設されたセルである流出セルと前記流出側目封止部が配設されたセルである流入セルとが、前記隔壁を隔てて交互に形成されており、前記ハニカム構造部の中央部における前記流入セルの前記開口面積が、前記ハニカム構造部の中央部における前記流出セルの前記開口面積よりも大きく、前記ハニカム構造部の外周部における前記流出セルと前記流入セルとの前記開口面積の差が、前記ハニカム構造部の前記中央部における前記流出セルと前記流入セルとの前記開口面積の差に比べて、小さく、前記ハニカム構造部は、前記ハニカム構造部の外周部において前記ハニカム構造部の中心側から外周に向かうに従って、前記流出セルと前記流入セルとの前記開口面積の差が小さくなる目封止ハニカム構造体。
本発明の目封止ハニカム構造体は、セルの延びる方向に垂直な断面における開口面積が異なるセルが形成されたハニカム構造部を備える。即ち、本発明の目封止ハニカム構造体は、開口面積が小さな流出セルと、この流出セルよりも開口面積が大きな流入セルが形成されたハニカム構造部を備えるため、この流入セルにアッシュ、粒子状物質(PM)を大量に捕集することが可能である。また、本発明の目封止ハニカム構造体は、「ハニカム構造部の外周部における流出セルと流入セルとの開口面積の差が、ハニカム構造部の中央部における流出セルと流入セルとの開口面積の差に比べて小さい」ものである。そのため、アッシュ、PMが堆積していないか、或いは、アッシュ、PMの堆積が少ない状態における圧力損失の増加が抑制されている。
本発明の目封止ハニカム構造体の一の実施形態を模式的に示す斜視図である。 図1に示す目封止ハニカム構造体の一方の端面の一部領域Pを拡大して模式的に示す平面図である。 本発明の目封止ハニカム構造体の他の実施形態の一方の端面を模式的に示す平面図である。 本発明の目封止ハニカム構造体の更に他の実施形態の一方の端面を模式的に示す平面図である。 本発明の目封止ハニカム構造体の更に他の実施形態の一方の端面を模式的に示す平面図である。 排ガスの流量(Nm/分)と圧力損失(kPa)の関係を示すグラフである。 ススの堆積量(g/L)と圧力損失(kPa)の関係を示すグラフである。 図7に示すグラフの一部を拡大して示すグラフである。 アッシュの堆積量(g/L)に対する圧力損失(kPa)を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
[1]目封止ハニカム構造体:
本発明の目封止ハニカム構造体の一実施形態は、図1に示す目封止ハニカム構造体100を挙げることができる。目封止ハニカム構造体100は、流入側端面(流入側端面)11aから流出側端面(流出側端面)11bまで延びる流体の流路となる複数のセル4(図2参照)を区画形成する多孔質の隔壁5を有するハニカム構造部11を備えている。複数のセル4は、セル4の延びる方向に垂直な断面における開口面積が異なるセルを含んでいる。そして、目封止ハニカム構造体100は、所定のセルの流入側端部に配設される流入側目封止部8aと、残余のセルの流出側端部に配設される流出側目封止部と、を備えている。ハニカム構造部11においては、流入側目封止部8aが配設されたセルである流出セル4bと流出側目封止部が配設されたセルである流入セル4aとが、隔壁5を隔てて交互に形成されている。また、ハニカム構造部11は、中央部における流入セル4aの開口面積が、ハニカム構造部11の中央部における流出セル4bの開口面積よりも大きい。なお、ハニカム構造部11の中央部は、ハニカム構造部11の、セル4の延びる方向に垂直な断面における中央部のことである。更に、ハニカム構造部11は、外周部における流出セル4bと流入セル4aとの開口面積の差が、中央部における流出セル4bと流入セル4aとの開口面積の差に比べて小さい。なお、ハニカム構造部11の外周部は、ハニカム構造部11の、セル4の延びる方向に垂直な断面における外周部のことである。また、目封止ハニカム構造体100は、ハニカム構造部11の外周に配設された外周壁7を有している。なお、本発明の目封止ハニカム構造体は、必ずしも外周壁7を有する必要はない。外周壁7は、ハニカム構造部11を作製する過程において、ハニカム成形体を押出成形する際に、隔壁5とともに形成されることが好ましい。また、外周壁7は、セラミック材料をハニカム構造部11の外周に塗工して形成したものであってもよい。図1は、本発明の目封止ハニカム構造体の一の実施形態を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示す目封止ハニカム構造体の一方の端面の一部領域Pを拡大して模式的に示す平面図である。
目封止ハニカム構造体100は、セル4の延びる方向に垂直な断面における開口面積が異なるセルが形成されたハニカム構造部11を備える。即ち、目封止ハニカム構造体100は、中央部において、開口面積が小さな流出セル4bと、この流出セル4bよりも開口面積が大きな流入セル4aが形成されたハニカム構造部11を備える。そのため、目封止ハニカム構造体100は、流入セル4aにアッシュ、粒子状物質(PM)を大量に捕集することが可能である。また、目封止ハニカム構造体100は、ハニカム構造部11の外周部における流出セル4bと流入セル4aとの開口面積の差が、ハニカム構造部11の中央部における流出セル4bと流入セル4aとの開口面積の差に比べて小さい。即ち、目封止ハニカム構造体100は、中央部に比べて外周部の方が、圧力損失が小さいことになる。このように圧力損失が小さい部分を有するため、目封止ハニカム構造体100は、圧力損失の増加が抑制される。特に、初期圧力損失(即ち、粒子状物質の堆積量が少ない段階の圧力損失)の増加が効果的に抑制される。別言すれば、アッシュ、PMが堆積していないか、或いは、アッシュ、PMの堆積が少ない状態における圧力損失の増加が効果的に抑制される。
目封止ハニカム構造体100は、中央部に比べて外周部の方が、圧力損失が小さいため、自動車等に搭載した際に、圧力損失の増加が更に良好に抑制される。具体的には、一般的な排気管は、目封止ハニカム構造体を収納した浄化装置の連結部がコーン状(円錐状)になっており、排気管の先端が目封止ハニカム構造体の中央部に向かい合うように配置される。そのため、排ガスに含まれる粒子状物質は、目封止ハニカム構造体の中央部に多く堆積され、目封止ハニカム構造体の外周部には堆積し難い。そこで、粒子状物質の捕集に寄与し難い外周部の圧力損失の増加を更に抑制することにより、目封止ハニカム構造体全体の圧力損失の増加を効果的に抑制することができる。即ち、目封止ハニカム構造体100は、煤などの粒子状物質、アッシュの捕集効率を低下させることなく、圧力損失の増加を効果的に抑制することができる。
ここで、「ハニカム構造部の外周部」とは、上述したように、セル4の延びる方向に垂直な断面における外周部のことである。より具体的には、いわゆる一体構造のハニカム構造部の場合、円筒状のハニカム構造部の外周から直径の30%の長さの位置までの範囲内の部分のことである。ハニカム構造部の形状が円筒以外の場合(例えば、四角柱状などの場合)には、ハニカム構造部の外周から「最も長い径」の40%の長さの位置までの範囲内の部分のことである。外周部以外の部分は、中央部に相当する。ハニカム構造部が複数のハニカムセグメントからなる場合には、上記規定に係らずハニカム構造部の外周を構成するハニカムセグメント(外周部ハニカムセグメント)のことであることが好ましい。
なお、「流出セルと流入セルとの開口面積の差」というときの「セル」は、隔壁により区画形成された空間(即ち、隔壁により切り取られた空間)のことであり、隔壁と外周壁とにより区画形成される空間(いわゆる不完全セル)は含まない。
セルの、セルの延びる方向に垂直な断面における開口面積は、以下のようにして測定した値である。まず、目封止ハニカム構造体のセルの延びる方向に直交する断面において、目封止ハニカム構造体の中心を通り且つ互いに直交する縦線及び横線を想定する。そして、縦線が通過する「目封止部が配設されていないセル」の中から、等間隔で任意のセルを5個以上選択するとともに、横線が通過する「目封止部が配設されていないセル」の中から、等間隔で任意のセルを5個以上選択する。その後、選択した任意のセルの開口幅を測定する。「セルの開口幅」は、互いに向かい合う隔壁の間の長さのことである。なお、複数のハニカムセグメントで構成される場合は、各ハニカムセグメントについて上記「目封止ハニカム構造体」と同様の方法で縦線及び横線を想定し、任意のセルを選択した後、選択した任意のセルの開口幅を測定する。次に、測定された開口幅の平均値から開口面積を算出する。このようにして大セル及び小セルの開口面積を決定する。
ハニカム構造部11は、図2に示すように、ハニカム構造部11の外周部においてハニカム構造部の中心側から外周に向かうに従って、流出セル4bと流入セル4aとの開口面積の差が小さくなるものである。このような構成にすることにより、外周部流出セルの水力直径が大きくなるため、初期圧力損失が低減するという利点がある。
「ハニカム構造部の外周部においてハニカム構造部の中心側から外周に向かうに従って、流出セルと流入セルとの開口面積の差が小さくなる」とは、別言すれば、以下の通りである。即ち、ハニカム構造部の外周部において隣り合う流入セルの開口面積は、外周に近いほど小さくなり、かつ、ハニカム構造部の外周部において隣り合う流出セルの開口面積は、外周に近いほど大きくなる。但し、流入セルの開口面積が流出セルの開口面積よりも小さくなることはなく、流出セルの開口面積が流入セルの開口面積よりも大きくなることはない。
なお、ハニカム構造部11は、複数のハニカムセグメントから構成されるものとすることができる。具体的には、ハニカム構造部11は、ハニカム構造部11の外周を構成する外周部ハニカムセグメント21と外周部ハニカムセグメント21の内側に位置する中央部ハニカムセグメント22とからなるものであることが好ましい。ハニカム構造部11が、ハニカム構造部11の外周を構成する複数の外周部ハニカムセグメント21と外周部ハニカムセグメント21の内側に位置する中央部ハニカムセグメント22とからなる場合、以下のような構成にすることが好ましい。即ち、中央部ハニカムセグメント22において、流入セル4aの開口面積が、流出セル4bの開口面積に比べて大きく、外周部ハニカムセグメント21において、流出セル4bと流入セル4aとの開口面積が同じであることが好ましい。このようなハニカム構造部11は、従来公知の構造を有するハニカムセグメントを組み合わせることにより、簡単に作製することができる。
[1−1]ハニカム構造部:
目封止ハニカム構造体100において、ハニカム構造部11の形状は、特に限定されないが、円筒形状、端面が楕円形の筒形状、端面が「正方形、長方形、三角形、五角形、六角形、八角形等」の多角形の角柱状等が好ましい。図1に示すハニカム構造部11は、円筒形状の場合の例を示している。
ハニカム構造部11は、図3〜図5に示す目封止ハニカム構造体101〜103のように、流入側端面から流出側端面まで延びる流体の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を有するハニカムセグメント21、22を複数個備えるものであってもよい。これら複数個のハニカムセグメント21、22は、互いの側面同士が対向するように隣接して配置された状態で接合材24によって接合されている。複数個のハニカムセグメントのうち外周部ハニカムセグメント21は、全てのセルが、セルの延びる方向に直交する断面における形状が四角形のものである。外周部ハニカムセグメント21は、流入セルと流出セルとが、隔壁を隔てて交互に形成されている。中央部ハニカムセグメント22は、セルの延びる方向に直交する断面における形状が八角形の流入セルと、セルの延びる方向に直交する断面における形状が四角形の流出セルとが、隔壁を隔てて交互に形成されている。
図3に示す目封止ハニカム構造体101は、円筒状のハニカム構造部11の外周を構成する16個の外周部ハニカムセグメント21と外周部ハニカムセグメント21の内側に位置する9個の中央部ハニカムセグメント22とからなる。なお、中央部ハニカムセグメント22は、太線fにより囲まれた9個のハニカムセグメントである。図3は、本発明の目封止ハニカム構造体の他の実施形態の一方の端面を模式的に示す平面図である。
図4に示す目封止ハニカム構造体102は、円筒状のハニカム構造部11の外周を構成する12個の外周部ハニカムセグメント21と外周部ハニカムセグメント21の内側に位置する4個の中央部ハニカムセグメント22とからなる。なお、中央部ハニカムセグメント22は、太線fにより囲まれた4個のハニカムセグメントである。図4は、本発明の目封止ハニカム構造体の更に他の実施形態の一方の端面を模式的に示す平面図である。
図5に示す目封止ハニカム構造体103は、楕円筒状のハニカム構造部11の外周を構成する14個の外周部ハニカムセグメント21と外周部ハニカムセグメント21の内側に位置する6個の中央部ハニカムセグメント22とからなる。なお、中央部ハニカムセグメント22は、太線fにより囲まれた6個のハニカムセグメントである。図5は、本発明の目封止ハニカム構造体の更に他の実施形態の一方の端面を模式的に示す平面図である。
本発明の目封止ハニカム構造体は、流入セルと流出セルとが、隔壁を隔てて交互に形成されたものである。このように構成されることにより、流入セルに流入した流体(排ガス)が、隔壁を通過して流出セル内に流入し、流出セルの流出側端面の開口部から流出される。そして、流入セルから流出セルに流体が移動する際に、多孔質の隔壁によって流体中の煤などの粒子状物質が捕集される。
本発明の目封止ハニカム構造体は、ハニカム構造部の中央部に形成された流入セルの開口面積が、ハニカム構造部の中央部に形成された流出セルの開口面積に比して大きい。具体的には、上記流入セルの開口面積は、上記流出セルの開口面積の1.2〜5.5倍であることが好ましく、1.3〜4.7倍であることが更に好ましく、1.4〜4.3倍であることが特に好ましい。流入セルの開口面積の大きさが流出セルの開口面積に対して上記範囲であると、流入セルの体積が適度に増加するため、アッシュ、粒子状物質(PM)の捕集容量が増える。上記下限値未満であると、流入セルの体積の増加が十分でないため、アッシュ、粒子状物質(PM)の捕集容量を十分に増加させることができないおそれがある。上記上限値超であると、流出セルの水力直径が小さくなりすぎるため、初期圧力損失が大幅に増加するという不具合が生じるおそれがある。なお、上記開口面積は、セルの延びる方向に垂直な断面における開口面積のことである。
ハニカム構造部の中央部に形成された流入セル及び流出セルの形状は、上記流入セルの開口面積が、上記流出セルの開口面積に比して大きくなる形状であれよい。例えば、流入セルと流出セルの形状は、それぞれ、三角形、四角形、六角形、八角形形等の多角形形状とすることができる。特に、流入セルの形状を八角形として、流出セルの形状を四角形とすることが好ましい。この場合には、流入セルの「隔壁を隔てて流出セルと隣接する4つの辺」の長さが、流出セルの幅と同じ長さであることが更に好ましい。このようにすると、目封止ハニカム構造体の機械的強度を向上させることができる。
ハニカム構造部11を構成する隔壁5の、セル4の延びる方向に垂直な断面における厚さ(以下、単に、「隔壁5の厚さ」ということがある)は、基本的に均一なものとする。「基本的に均一」とは、成形時の変形等により、僅かに隔壁の厚さに差異が生じた場合を除き、隔壁の厚さが均一であることを意味する。即ち、本発明の目封止ハニカム構造体においては、意図的に隔壁の厚さに差異を生じさせることはなく、上記断面において、隔壁の厚さは均一なものとする。例えば、ハニカム構造部を押出成形する口金(金型)のスリットを、スライサー加工により製造した場合に、上記均一な厚さの隔壁が実現される。
隔壁5の厚さは、64〜508μmであることが好ましく、89〜381μmであることが更に好ましく、110〜305μmであることが特に好ましい。隔壁5の厚さを上記範囲とすることにより、目封止ハニカム構造体100の強度を維持し、初期の圧力損失の増加を更に抑制することができる。64μmより薄いと、目封止ハニカム構造体100の強度が低くなることがある。508μmより厚いと、目封止ハニカム構造体100の初期の圧力損失が高くなることがある。上記隔壁5の厚さは、流入セルと流出セルとを区画する部分における隔壁の厚さのことである。
隔壁5の気孔率は、35〜70%であることが好ましく、40〜70%であることが更に好ましく、40〜65%であることが特に好ましい。隔壁5の気孔率を上記範囲とすることにより、目封止ハニカム構造体100の強度を維持し、初期の圧力損失の増加を更に抑制することができる。気孔率が35%より小さいと、目封止ハニカム構造体100の初期の圧力損失が高くなることがある。気孔率が70%より大きいと、目封止ハニカム構造体100の強度が低くなることがある。気孔率は、水銀ポロシメータによって測定した値である。
隔壁5の平均細孔径は、7〜30μmであることが好ましく、8〜27μmであることが更に好ましく、9〜25μmであることが特に好ましい。隔壁5の平均細孔径を上記範囲とすることにより、目封止ハニカム構造体100の強度を維持し、初期の圧力損失の増加を更に抑制することができる。平均細孔径が7μmより小さいと、目封止ハニカム構造体100の初期の圧力損失が高くなることがある。平均細孔径が30μmより大きいと、アッシュ、微粒子状物質の捕集性能が低下することがある。平均細孔径は、水銀ポロシメータによって測定した値である。
ハニカム構造部11のセル密度は、特に制限されないが、15〜62個/cmであることが好ましく、31〜56個/cmであることが更に好ましい。セル密度が上記範囲であると、ハニカム構造部の強度を保ちつつ圧力損失を低く抑えることができる。セル密度が15個/cmより小さいと、ハニカム構造部の強度が低下するため、キャニング時に破壊されてしまうおそれがある。セル密度が62個/cmより大きいと、初期圧力損失が高くなりすぎるため、エンジン出力が低下したり、燃費が悪くなるおそれがある。
隔壁5の材料としては、セラミックが好ましく、強度及び耐熱性に優れることより、コージェライト、炭化珪素、珪素−炭化珪素系複合材料、ムライト、アルミナ、チタン酸アルミニウム、窒化珪素、及び炭化珪素−コージェライト系複合材料からなる群から選択される少なくとも1種が更に好ましい。これらの中でも、コージェライトが特に好ましい。
目封止部(流入側目封止部8a及び流出側目封止部)の材料としては、隔壁5の材料と同じものを挙げることができ、隔壁5の材料と同じものを用いることが好ましい。
目封止ハニカム構造体100は、セルの延びる方向の長さLが50〜381mmであることが好ましく、70〜330mmであることが更に好ましく、100〜305mmであることが特に好ましい。上記範囲とすることにより、各種エンジンからのPM排出量に応じた捕集容積を、限られたスペースの範囲で確保できる。
目封止ハニカム構造体100は、セルの延びる方向に直交する断面における直径Dが50〜381mmであることが好ましく、70〜330mmであることが更に好ましく、100〜305mmであることが特に好ましい。直径Dを上記範囲とすることにより、各種エンジンからのPM排出量に応じた捕集容積を、限られたスペースの範囲で確保できる。
目封止ハニカム構造体100は、上記長さL/上記直径Dの値が0.5〜2であることが好ましく、0.6〜1.7であることが更に好ましく、0.7〜1.6であることが特に好ましい。上記範囲とすることにより、リングクラックを抑制することができる。
[2]目封止ハニカム構造体の製造方法:
本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法について説明する。まず、ハニカム構造部を作製するための坏土を調整し、この坏土を成形して、ハニカム成形体を作製する(成形工程)。作製するハニカム成形体は、セルの延びる方向に垂直な断面における開口面積が異なる2種類のセル(流入セルと流出セル)が、隔壁を隔てて交互に形成される。また、ハニカム成形部の中央部における流入セルの上記開口面積は、ハニカム成形部の中央部における流出セルの上記開口面積よりも大きい。更に、作製するハニカム成形体は、外周部における流出セルとなるセルと流入セルとなるセルとの開口面積の差が、ハニカム構造部の中央部における流出セルとなるセルと流入セルとなるセルの開口面積の差に比べて小さい。各セルの形状や大きさ(断面積)等については、上述した本実施形態の目封止ハニカム構造体にて説明したセルの好ましい例に準じて適宜決定することができる。
次に、得られたハニカム成形体(或いは、必要に応じて行われた乾燥後のハニカム乾燥体)を焼成してハニカム構造部を作製する(ハニカム構造部作製工程)。
次に、ハニカム成形体の所定のセルの一方の端部(流入側端部)に流入側目封止部を配設するとともに、残余のセルの他方の端部(流出側端部)に流出側目封止部を配設する(目封止工程)。このとき、流入側目封止部が配設されたセルである流出セルと流出側目封止部が配設されたセルである流入セルとが、隔壁を隔てて交互に形成される。このようにして、本発明の目封止ハニカム構造体を製造することができる。以下、各製造工程について更に詳細に説明する。
[2−1]成形工程:
まず、成形工程においては、セラミック原料を含有するセラミック成形原料を成形して、流体の流路となる複数のセルを区画形成するハニカム成形体を形成する。
セラミック成形原料に含有されるセラミック原料としては、炭化珪素(SiC)、炭化珪素(SiC)を骨材としてかつ珪素(Si)を結合材として形成された珪素−炭化珪素系複合材料、窒化珪素、コージェライト化原料、コージェライト、ムライト、アルミナ、チタニア、炭化珪素、チタン酸アルミニウムなどを挙げることができる。そして、炭化珪素(SiC)、珪素−炭化珪素系複合材料、コージェライト化原料、コージェライト、ムライト、アルミナ、チタニア、炭化珪素、及びチタン酸アルミニウムからなる群から選択された少なくとも1種であることが好ましい。なお、「コージェライト化原料」とは、シリカが42〜56質量%、アルミナが30〜45質量%、マグネシアが12〜16質量%の範囲に入る化学組成となるように配合されたセラミック原料であって、焼成されてコージェライトになるものである。
また、このセラミック成形原料は、上記セラミック原料に、分散媒、有機バインダ、無機バインダ、造孔材、界面活性剤等を混合して調製することが好ましい。各原料の組成比は、特に限定されず、作製しようとするハニカム構造部の構造、材質等に合わせた組成比とすることが好ましい。
セラミック成形原料を成形する際には、まず、成形原料を混練して坏土とし、得られた坏土をハニカム形状に成形することが好ましい。成形原料を混練して坏土を形成する方法としては特に制限はなく、例えば、ニーダー、真空土練機等を用いる方法を挙げることができる。坏土を成形してハニカム成形体を形成する方法としては特に制限はなく、押出成形、射出成形等の従来公知の成形方法を用いることができる。例えば、所望のセル形状、隔壁厚さ、セル密度を有する口金を用いて押出成形してハニカム成形体を形成する方法等を好適例として挙げることができる。口金の材質としては、摩耗し難い超硬合金が好ましい。
ハニカム成形体の形状は、特に限定されず、円筒形状(円柱状)、中心軸に直交する断面が楕円形、レーストラック形状、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等の多角形の筒形状(柱状)等を挙げることができる。作製しようとするハニカム構造部が、複数のハニカムセグメントが接合されて形成されたものである場合には、ハニカム成形体の形状は、中心軸に直交する断面が三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等の多角形の筒形状(柱状)であることが好ましい。これらを組み合わせて1つのハニカム構造部を構成することが容易になるためである。
また、上記成形後に、得られたハニカム成形体を乾燥してもよい。乾燥方法は、特に限定されるものではないが、例えば、熱風乾燥、マイクロ波乾燥、誘電乾燥、減圧乾燥、真空乾燥、凍結乾燥等を挙げることができる。これらのなかでも、誘電乾燥、マイクロ波乾燥又は熱風乾燥を単独で又は組合せて行うことが好ましい。
[2−2]ハニカム構造部作製工程:
次に、得られたハニカム成形体を焼成してハニカム構造部を得る。なお、ハニカム成形体の焼成は、ハニカム成形体に目封止部を配設した後に行ってもよい。
また、ハニカム成形体を焼成(本焼成)する前には、そのハニカム成形体を仮焼することが好ましい。仮焼は、脱脂のために行うものであり、その方法は、特に限定されるものではなく、ハニカム成形体中の有機物(有機バインダ、分散剤、造孔材等)を除去することができればよい。一般に、有機バインダの燃焼温度は100〜300℃程度、造孔材の燃焼温度は200〜800℃程度であるので、仮焼の条件としては、酸化雰囲気において、200〜1000℃程度で、3〜100時間程度加熱することが好ましい。
ハニカム成形体の焼成(本焼成)は、仮焼した成形体を構成する成形原料を焼結させて緻密化し、所定の強度を確保するために行われる。焼成条件(温度、時間、雰囲気)は、成形原料の種類により異なるため、その種類に応じて適当な条件を選択すればよい。例えば、コージェライト化原料を使用している場合には、焼成温度は、1410〜1440℃が好ましい。また、焼成時間は、最高温度でのキープ時間として、4〜6時間が好ましい。
なお、ハニカム構造部が複数個のハニカムセグメントからなる場合、複数のハニカム成形体または焼成後のハニカム成形体を、互いの側面同士が対向するように隣接して配置された状態で接合材によって接合する。接合材としては、従来公知の接合材を用いることができる。
[2−3]目封止工程:
次に、ハニカム構造部の所定のセルの流入側端部と残余のセルの流出側端部とに、目封止材料を充填して、流入側目封止部と流出側目封止部とを形成する。
ハニカム構造部に目封止材料を充填する際には、まず、一方の端部(流入側端部)側に目封止材料を充填し、その後、他方の端部(流出側端部)側に目封止材料を充填する。一方の端部側に目封止材料を充填する方法としては、以下のマスキング工程と圧入工程とを有する方法を挙げることができる。マスキング工程は、ハニカム構造部の一方の端面(例えば、流入側端面)にシートを貼り付け、シートにおける、「目封止部を形成しようとするセル」と重なる位置に孔を開ける工程である。圧入工程は、「ハニカム構造部の、シートが貼り付けられた側の端部」を目封止材料が貯留された容器内に圧入して、目封止材料をハニカム構造部のセル内に圧入する工程である。目封止材料をハニカム構造部のセル内に圧入する際には、目封止材料は、シートに形成された孔を通過し、シートに形成された孔と連通するセルのみに充填される。
次に、ハニカム構造部に充填された目封止材料を乾燥させて、目封止部を形成し、目封止ハニカム構造体を得る。なお、ハニカム構造部の両端部に目封止材料を充填した後に、目封止材料を乾燥させてもよい。また、ハニカム構造部の一方の端部に充填した目封止材料を乾燥させた後に、他方の端部に目封止材料を充填し、その後、他方の端部に充填した目封止材料を乾燥させてもよい。更に、目封止材料を、より確実に固定化する目的で、焼成してもよい。また、乾燥前のハニカム成形体又は乾燥後のハニカム成形体に目封止材料を充填し、乾燥前のハニカム成形体又は乾燥後のハニカム成形体と共に、目封止材料を焼成してもよい。
なお、ハニカム構造部が、複数のハニカムセグメントが接合されて形成されたものである場合、以下のように作製することもできる。即ち、まず、セルの延びる方向に垂直な断面における開口面積が全て同じである複数のセル(例えば、開口面積が同じである四角形のセル)が形成されたハニカムセグメント(外周部ハニカムセグメント)を複数作製する。その後、隔壁を隔てて流入セル(例えば、八角形のセル)と流出セル(例えば、四角形のセル)が交互に形成されたハニカムセグメント(中央部ハニカムセグメント)を複数作製する。その後、複数の中央部ハニカムセグメントを、互いに向かい合う側面で接合させた後、外周部ハニカムセグメントを中央部ハニカムセグメントの外側に配置し、外周部ハニカムセグメントと中央部ハニカムセグメントとを接合する。このようにして、図3〜図5に示すような目封止ハニカム構造体を作製することができる。
以上のようにして、本発明の目封止ハニカム構造体を製造することができる。但し、本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法は、上述した製造方法に限定されることはない。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
セラミック原料として、コージェライト化原料(アルミナ、タルク、カオリン)を用いた。アルミナ、タルク、カオリンの質量比は、焼成後、コージェライトが得られる質量比とした。セラミック原料に、バインダ(メチルセルロース)、水を混合してセラミック成形原料を得た。得られたセラミック成形原料を、ニーダーを用いて混練して、坏土を得た。得られた坏土を押出し成形してハニカム成形体を得た。
これらのハニカム成形体は、流出セルとなるセルと流入セルとなるセルとが隔壁を隔てて交互に形成されていた。更に、このハニカム成形体は、外周部においてハニカム成形体の中心側から外周に向かうに従って、流出セルとなるセルと流入セルとなるセルとの開口面積の差が小さくなるものであった(図2参照)。
次に、ハニカム成形体の端面(流入側端面及び流出側端面)にマスクを施した。このとき、マスクを施したセルとマスクを施さないセルとが交互に並ぶようにした(両端面において、いわゆる市松模様をなすようにした)。そして、マスクを施した側の端部を目封止スラリーに浸漬して、マスクが施されていないセルの開口部に目封止スラリーを充填した。このようにして、所定のセルの流入側端部における開口部及び残余のセルの流出側端部における開口部に目封止スラリーが配設された目封止ハニカム成形体を得た。目封止スラリーとしては、ハニカム成形体と同様の材料を含むものを用いた。
次に、得られた目封止ハニカム成形体について、450℃で5時間加熱することにより脱脂を行い、更に、1425℃で7時間加熱することにより焼成を行い、目封止ハニカム構造体を得た。
目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の中央部における隔壁厚さは、0.15mmであった。また、目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の中央部における流入セルの開口面積が1.744mmであり、流出セルの開口面積が0.720mmであった。目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の中央部におけるセル密度が34個/cmであった。
目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の外周部における隔壁厚さが0.15mmであった。また、目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の外周部における流入セルの開口面積が1.217mm(ハニカム構造部の外周側)〜1.582mm(ハニカム構造部の中心側)であった。そして、流出セルの開口面積が0.871mm(ハニカム構造部の中心側)〜1.217mm(ハニカム構造部の外周側)であった。なお、上記流入セルの開口面積は、ハニカム構造部の中心側から外周に向かうに従って小さくなっていた。また、上記流出セルの開口面積は、ハニカム構造部の中心側から外周に向かうに従って大きくなっていた。目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の外周部におけるセル密度が34個/cmであった。本実施例の目封止ハニカム構造体のハニカム構造部は、ハニカム構造部の外周部においてハニカム構造部の中心側から外周に向かうに従って、流出セルと流入セルとの開口面積の差が小さくなっていた。
目封止ハニカム構造体は、セルの延びる方向における長さが152.4mm、直径が143.8mmであった。目封止ハニカム構造体の隔壁の気孔率は48%であった。隔壁の平均細孔径は12μmであった。測定結果を表1に示す。
Figure 0006110751
[圧力損失(kPa)の測定]:
圧力損失は、目封止ハニカム構造体に供給するガスの種類を変えて測定を行った。即ち、ススを含まないガス(空気)を供給したときの圧力損失及びススを含む排ガスを供給したときの圧力損失を測定した。
圧力損失の測定に際しては、まず、作製した目封止ハニカム構造体を収納缶内に収納して排ガス浄化システムを得た。次に、この排ガス浄化システムに、25℃のススを含まないガス(空気)を所定の流量で供給した。この場合における圧力損失を測定した。測定結果を表2及び図6に示す。
測定した圧力損失について、以下の基準で評価を行った。即ち、排ガスの流量を「10Nm/分」としたときの比較例1,3の圧力損失をそれぞれ基準(100%)とした場合、比較例1,3の圧力損失よりも10%以上圧力損失が減少したときを「良好」とする(表2中、「A」と記す)。比較例1,3の圧力損失に対する圧力損失の減少が5%以上で10%未満であるときを「可」とする(表2中、「B」と記す)。比較例1,3の圧力損失に対する圧力損失の減少が5%未満であるときを「不可」とする(表2中、「C」と記す)。なお、実施例1は、比較例1を基準とし、実施例2は比較例3を基準とする。結果を表2に示す。
次に、上記排ガス浄化システムにスートジェネレーターを用いて、200℃の排ガス(ススを含む排ガス)を流量1.5Nm/分で通気した。この場合における圧力損失を測定した。測定結果を表3及び図7,図8に示す。
測定した圧力損失について、以下の基準で評価を行った。即ち、スス堆積量が0.20g/Lであるときの圧力損失について、比較例1,3の圧力損失をそれぞれ基準(100%)とした場合、比較例1,3の圧力損失を基準としたときの圧力損失の上昇率が5%以下であるときを「良好」とする(表3中、「A」と記す)。比較例1,3の圧力損失を基準としたときの圧力損失の上昇率が5%超であり10%以下であるときを「可」とする(表3中、「B」と記す)。比較例1,3の圧力損失を基準としたときの圧力損失の上昇率が10%超であるときを「不可」とする(表3中、「C」と記す)。なお、実施例1は、比較例1を基準とし、実施例2は比較例3を基準とする。結果を表3に示す。
[アッシュ堆積に対する初期圧力損失]:
セルの延びる方向に垂直な断面において、隔壁を隔てて八角形のセル(流入セル)と四角形のセル(流出セル)が交互に形成された(大セルと小セルとが交互に形成された)目封止ハニカム構造体Aを用いてアッシュの捕集量に対する初期圧力損失を測定した。また、セルの延びる方向に垂直な断面において、隔壁を隔てて四角形のセル(流入セル)と四角形のセル(流出セル)が交互に形成された目封止ハニカム構造体B(通常の目封止ハニカム構造体)を用いてアッシュの捕集量に対する初期圧力損失を測定した。これらの目封止ハニカム構造体A,Bは、いずれも、セルの延びる方向における長さが114.3mm、直径が143.8mmであった。
具体的には、ススを含まない排ガスの流量を5Nm/分、温度を200℃として、この排ガスを上記各目封止ハニカム構造体A,Bに供給した。図9は、上記各目封止ハニカム構造体A,Bにおけるアッシュの堆積量(g/L)に対する圧力損失(kPa)を示している。
図9から明らかなように、目封止ハニカム構造体Aは、目封止ハニカム構造体Bに比べて、アッシュの堆積量(g/L)に対する圧力損失(kPa)が低く、アッシュの捕集許容量に優れることが分かる。従って、開口面積が異なる大セルと小セルとを含むハニカム構造部を備える本発明の目封止ハニカム構造体は、通常の目封止ハニカム構造体に比べて、灰(アッシュ)、粒子状物質(PM)を大量に捕集することが可能であることが分かる。
Figure 0006110751
Figure 0006110751
(実施例2)
表1に示す条件を満たすようにしたこと以外は実施例1と同様にして目封止ハニカム構造体を作製した。
本実施例の目封止ハニカム構造体は、ハニカム構造部の中央部における隔壁厚さが、0.30mmであった。また、目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の中央部における流入セルの開口面積が0.880mmであり、流出セルの開口面積が0.492mmであった。目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の中央部におけるセル密度が47個/cmであった。
目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の外周部における隔壁厚さが0.30mmであった。また、目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の外周部における流入セルの開口面積が0.675mm(ハニカム構造部の外周側)〜0.820mm(ハニカム構造部の中心側)であった。そして、流出セルの開口面積が0.543mm(ハニカム構造部の中心側)〜0.675mm(ハニカム構造部の外周側)であった。なお、上記流入セルの開口面積は、ハニカム構造部の中心側から外周に向かうに従って小さくなっていた。また、上記流出セルの開口面積は、ハニカム構造部の中心側から外周に向かうに従って大きくなっていた。目封止ハニカム構造体のハニカム構造部の外周部におけるセル密度が47個/cmであった。本実施例の目封止ハニカム構造体のハニカム構造部は、ハニカム構造部の外周部においてハニカム構造部の中心側から外周に向かうに従って、流出セルと流入セルとの開口面積の差が小さくなっていた。
目封止ハニカム構造体は、セルの延びる方向における長さが152.4mm、直径が143.8mmであった。目封止ハニカム構造体の隔壁の気孔率は48%であった。隔壁の平均細孔径は12μmであった。測定結果を表1に示す。
この目封止ハニカム構造体について、上記[圧力損失(kPa)の測定]を行った。結果を表2,3に示す。
(比較例1)
表1に示す条件を満たし、「ハニカム構造部の外周部における流出セルと流入セルとの開口面積の差が、ハニカム構造部の中央部における流出セルと流入セルとの開口面積の差と同じ」なるようにした。即ち、ハニカム構造部における流出セルと流入セルとの開口面積の差が同じになるようにした。そして、これらの条件以外は実施例1と同様にして目封止ハニカム構造体を作製した。この目封止ハニカム構造体について、上記[圧力損失(kPa)の測定]を行った。結果を表2,3及び図6〜図8に示す。
(比較例2)
表1に示す条件を満たし、「複数のセル(流出セルと流入セル)の形状が四角形であり且つ開口面積が全て同じにしたこと」以外は実施例1と同様にして目封止ハニカム構造体を作製した。この目封止ハニカム構造体について、上記[圧力損失(kPa)の測定]を行った。結果を表2,3及び図6〜図8に示す。
(比較例3,4)
表1に示す条件を満たすようにしたこと以外は実施例1と同様にして目封止ハニカム構造体を作製した。この目封止ハニカム構造体について、上記[圧力損失(kPa)の測定]を行った。結果を表2,3に示す。
表2,表3、図6〜図8から明らかなように、実施例1,2の目封止ハニカム構造体は、比較例1〜4の目封止ハニカム構造体に比べて、アッシュやススを含まないガスを供給したときにおける圧力損失の増加が抑制されることが分かった。即ち、実施例1,2の目封止ハニカム構造体は、ススなどの粒子状物質やアッシュの含有量の少ない排ガスの浄化フィルタとして優れていることが分かる。また、アッシュやススを含む排ガスが供給された場合、特に初期圧力損失の増加が抑制されることが分かった(図8参照)。更に、表1から明らかなように、実施例1,2の目封止ハニカム構造体は、開口面積が大きなセルと小さなセルとが形成されているため、比較例1〜4の目封止ハニカム構造体に比べて、アッシュ、粒子状物質(PM)を大量に捕集することが可能であることが分かった。
本発明の目封止ハニカム構造体は、アッシュ、粒子状物質を含む排ガスの浄化に好適に用いることができる。
4:セル、4a:流入セル、4b:流出セル、5:隔壁、7:外周壁、8a:流入側目封止部、11:ハニカム構造部、11a:流入側端面、11b:流出側端面、21:外周部ハニカムセグメント、22:中央部ハニカムセグメント、24:接合材、f:太線、P:一部領域、100,101,102,103:目封止ハニカム構造体。

Claims (1)

  1. 流入側端面から流出側端面まで延びる流体の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を有し、前記複数のセルが、前記セルの延びる方向に垂直な断面における開口面積が異なるセルを含むハニカム構造部と、
    所定のセルの流入側端部に配設される流入側目封止部と、
    残余のセルの流出側端部に配設される流出側目封止部と、を備え、
    前記ハニカム構造部は、前記流入側目封止部が配設されたセルである流出セルと前記流出側目封止部が配設されたセルである流入セルとが、前記隔壁を隔てて交互に形成されており、
    前記ハニカム構造部の中央部における前記流入セルの前記開口面積が、前記ハニカム構造部の中央部における前記流出セルの前記開口面積よりも大きく、
    前記ハニカム構造部の外周部における前記流出セルと前記流入セルとの前記開口面積の差が、前記ハニカム構造部の前記中央部における前記流出セルと前記流入セルとの前記開口面積の差に比べて、小さく、
    前記ハニカム構造部は、前記ハニカム構造部の外周部において前記ハニカム構造部の中心側から外周に向かうに従って、前記流出セルと前記流入セルとの前記開口面積の差が小さくなる目封止ハニカム構造体。
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