JP6110616B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6110616B2
JP6110616B2 JP2012188928A JP2012188928A JP6110616B2 JP 6110616 B2 JP6110616 B2 JP 6110616B2 JP 2012188928 A JP2012188928 A JP 2012188928A JP 2012188928 A JP2012188928 A JP 2012188928A JP 6110616 B2 JP6110616 B2 JP 6110616B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objects
annotation
group
editing
group object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012188928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014048726A (ja
Inventor
和哉 中島
和哉 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012188928A priority Critical patent/JP6110616B2/ja
Priority to US13/960,345 priority patent/US20140068423A1/en
Publication of JP2014048726A publication Critical patent/JP2014048726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6110616B2 publication Critical patent/JP6110616B2/ja
Priority to US16/101,919 priority patent/US20190138581A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/166Editing, e.g. inserting or deleting
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/166Editing, e.g. inserting or deleting
    • G06F40/169Annotation, e.g. comment data or footnotes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。特に、文書編集システムのオブジェクト編集において、グループ化したオブジェクト挿入時の選択状態の提示方法に関する。
文書編集システムにおいて、編集対象の文書データを構成するページに対してアノテーションオブジェクトをページ属性として付加する技術が知られている。アノテーションオブジェクトとは、文書の原稿データそのものの情報ではなく、原稿データに対して追加の情報を付与するオブジェクトを示す。例えば「社外秘」と書かれたスタンプオブジェクトや、原稿データの文章に対してマーカー情報を付与するマーカーオブジェクトなどが、アノテーションオブジェクトの一例として挙げられる。
ユーザーがアノテーションオブジェクトを複数の文書に付加する場合、ユーザーは複数の文書に対して同様の作業を繰り返す必要がある。例えば、定型的な文書に対し複数のオブジェクトを規定の位置に挿入するという作業を毎回行うケースが挙げられる。また、特許文献1には、オブジェクトと注釈をグループ化する技術が記載されている。
特開2005−11340号公報
しかしながら、特許文献1では、グループ化されたオブジェクトを文書に配置した後のユーザーの操作性を向上させることまでは考慮されていなかった。本願発明は、グループ化されたオブジェクトを文書に配置した場合におけるユーザーの操作性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために本願発明に係る情報処理装置は以下の構成を有する。すなわち、情報処理装置は、複数のオブジェクトをグループ化することで1のグループオブジェクトを生成する生成手段と、前記生成されたグループオブジェクトを文書データに配置する配置手段とを有し、前記配置手段は、前記グループオブジェクトを構成する前記複数のオブジェクトに編集可能な文字列を含むオブジェクトが含まれる場合、前記グループオブジェクトを文書データに配置する際に、前記文字列を含むオブジェクト選択され、更に前記文字列に対して文字編集のためのカーソルを当てた状態にして配置する
グループ化されたオブジェクトの挿入時におけるユーザーの操作負担を軽減することができる。
システムの構成例を示す図。 情報処理装置のハードウェア構成例を示す図。 画像処理装置のハードウェア構成例を示す図。 文書編集システムのソフトウェア構成例を示す図。 文書編集システムのUI表示の一例を示す図。 第1実施形態に係るアノテーションオブジェクトのデータ構造例を示す図。 アノテーションオブジェクトの種類の例を示す図。 第1実施形態に係る登録オブジェクトのデータ構造例を示す図。 第1実施形態に係るアノテーションオブジェクト選択時の表示例を示す図。 第1実施形態に係る登録オブジェクト作成時の処理を示すフローチャート。 第1実施形態に係る登録オブジェクト挿入時の処理を示すフローチャート 第2実施形態に係るアノテーションオブジェクトのデータ構造例を示す図。 第2実施形態に係る登録オブジェクトのデータ構造例を示す図。 第2実施形態に係るアノテーションオブジェクト選択時の表示例を示す図。 第2実施形態に係るアノテーションオブジェクト編集開始時の処理を示すフローチャート。 第2実施形態に係る登録オブジェクト挿入時の処理を示すフローチャート。
<第1実施形態>
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ処理システムの構成例を示す図である。本実施形態において、情報処理装置と画像処理装置とがネットワークを介して通信可能なシステムである。
図1において、情報処理装置100は、画像処理装置101、102に対して印刷やFAX送信を指示するユーザーの使用するPCである。画像処理装置101、102は、プリンタ機能、FAX機能、コピー機能、スキャナ機能、ファイル送信機能等を備える。なお、本実施形態において、画像処理装置101、102は同じ構成とし、重複する個所については画像処理装置101を例にとって説明する。情報処理装置100には、所定のオペレーティングシステム(OS)がインストールされ、かつ、特定の機能処理を実行する各種のアプリケーション(不図示)もインストールされている。ここで、特定の機能処理とは、文書処理、表計算処理、プレゼンテーション処理、画像処理、図形処理等が含まれ、各アプリケーションはそれぞれ独自のデータ構造(ファイル構造)を備える。
OSは、各ファイルの識別子を参照して対応するアプリケーションに印刷指示を行える構成となっている。また、本実施形態に係る情報処理装置100には、画像処理装置101を利用するためのデバイスドライバがインストールされている。デバイスドライバは、画像処理装置101に対する印刷やFAX送信等の出力指示を行う機能、および画像処理装置101の使用状態や出力ジョブの実行状況を表示する機能を備えている。
LAN103は、各装置が接続されているLAN(Local Area Network)であって、LAN103を介して各装置は情報の相互通信を行っている。なお、本実施形態においては、各装置はLAN103を介して接続する構成を示したが、これに限定するものではない。また、接続方式に関しては有線/無線は問わない。
[ハードウェア構成(情報処理装置)]
図2は、図1に示した情報処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。情報処理装置100には、キーボードやポインティングデバイスなどのユーザー操作入力を受信する入力デバイス205が設けられている。また情報処理装置100は、ユーザーに視覚的な出力情報フィードバックを与える表示部202を備える。さらに情報処理装置100は、本実施形態における各種プログラムや実行情報を保管する記憶デバイスであるRAM203、HDD(ハードディスクドライブ)やFDD(フレキシブルディスクドライブ)などの外部メモリ206、ROM204が設けられる。また情報処理装置100は、外部機器との通信を行うインターフェースデバイスI/O207を備え、プログラム実行を行うCPU201を備える。なお、周辺機器との接続形態は有線/無線を問わない。情報処理装置100は、この外部機器との接続I/Fを介して画像処理装置101と接続する。
[ハードウェア構成(画像処理装置)]
図3は、図1に示した画像処理装置101、102内のハードウェア構成例を説明するブロック図である。なお、本実施形態では、スキャナ機能と、プリンタ機能と、そしてFAX機能を有する複合機(MFP(Multi−Function Peripheral))の例を示す。
図3において、I/O301は、ネットワーク(LAN103)などの通信媒介を介して情報処理装置100と接続している。I/O301は、複数の接続形態に対応するために複数個搭載されていてもよい。画像処理装置101は、I/O301を通して、デバイスIDやスキャンイメージを情報処理装置100に渡す。また画像処理装置101は、情報処理装置100から各種の制御コマンドを受けて処理を行う。
I/F制御部302は、画像処理装置101に搭載されているスキャナ(不図示)やプリンタ(不図示)やまたはFAX(不図示)などの処理系に関してデバイスIDを発行する制御を行う。RAM303は、一次記憶装置であり、I/O301で取得した制御コマンドなどの外部データや、スキャナエンジン313で読み取られたイメージを格納する際に使用される。さらに、RAM303は、プリンタコントローラ310で展開されたプリンタエンジン306に渡される前にイメージの格納などに使用される。
RAM制御部304は、RAM303の割り当て管理を行う。画像データ調歩回路305は、プリンタコントローラ310やスキャナエンジン313によって取り込まれ、RAM制御部304に展開されたイメージをプリンタエンジン306の回転に合わせて出力する。プリンタエンジン306は、紙などの出力メディアにイメージを現像する装置である。
メインコントローラ308は、エンジンI/F307によりプリンタエンジン306の各種制御を行う。また、メインコントローラ308は、スキャナコントローラ309やプリンタコントローラ310やファクスコントローラ311に対し、I/O301経由で情報処理装置100より受け取る制御言語の振り分け処理を行う。さらに、メインコントローラ308は、それぞれのコントローラやユーザインタフェース312からの指示を受けてプリンタエンジン306やスキャナエンジン313の制御を行う。メインコントローラ308と各種コントローラとの間の制御インターフェースを統一することにより、一つの周辺機器に複数種類の制御コマンドを処理可能な拡張ボードが搭載可能になる。また現在搭載されている拡張コントローラのデバイスIDを各コントローラより取得し管理するのもメインコントローラ308の役割である。
スキャナコントローラ309は、情報処理装置100より受けたスキャン制御コマンドをメインコントローラ308が解釈可能な内部実行命令に変換する。またスキャナコントローラ309は、スキャナエンジン313で読み取ったイメージをスキャン制御コマンドに変更する。プリンタコントローラ310は、情報処理装置100より受けたページ記述言語をメインコントローラ308が解釈可能な内部実行命令に変換する。ここで変換される命令には例えば展開イメージが含まれ、展開イメージはプリンタエンジン306へと渡されて用紙などの出力メディアに印刷される。
ファクスコントローラ311は、情報処理装置100より受けたFAX制御言語をイメージに展開し、不図示の公衆回線、又はインターネットを介して他のFAX装置やIP−FAXなどへ転送する。ユーザインタフェース312は、メインコントローラ308の各種設定や、スキャナ機能、プリンタ機能、もしくはFAX機能を画像処理装置101で実行する際のユーザーによる指示の入出力手段として使用される。スキャナエンジン313は、メインコントローラ308の指示により光学装置を用いて印刷されたイメージを読み取り、電気信号に変換してメインコントローラ308に受け渡す。
[ソフトウェア構成図]
図4は、情報処理装置100が有する文書編集アプリケーション400の機能構成例を示す図である。文書編集アプリケーション400は、外部メモリ206に記憶されており、RAM203及びROM204に展開され、CPU201にて実行されることにより動作するアプリケーションである。
文書編集アプリケーション400は、出力管理部401、文書編集部402、入力管理部403、および画面表示管理部404を有する。出力管理部401は、文書編集部402で編集し保存した文書データを、画像処理装置101に対して出力処理を行う。出力処理は具体的には、プリンタコントローラ310から用紙への印刷や、ファクスコントローラ311からのFAX送信といったものが挙げられる。
文書編集部402は、文書データに対してアノテーションオブジェクトを付加し、アノテーションオブジェクトを編集、文書データの保存処理を行う。入力管理部403は、画面表示管理部404により表示された文書編集アプリケーション400のUI(ユーザーインターフェース)を介して、ユーザーによる入力デバイス205の操作を検知し、ユーザーの操作情報を取得する。画面表示管理部404は、文書編集アプリケーション400のUIとして、文書編集アプリケーション400の表示や出力選択の表示等の画面表示制御を行う。
[文書編集システムの表示画面]
図5は、文書編集アプリケーション400のUI画面の例を模式的に示した図である。UI画面500は、OSによって表示される。文書プレビュー表示領域501は、出力時の描画結果を表示する。原稿データ502は、本実施形態ではPDF(Portable Document Format)文書の原稿データを例に挙げて示しているが、この限りではない。
アノテーションオブジェクト503、504、505は、原稿データ502に対して付加されるオブジェクトである。文書編集アプリケーション400は、PDF文書の原稿データの一部としてアノテーションオブジェクトを管理している。アノテーションオブジェクト503はテキストオブジェクトであり、文字列情報を持つアノテーションオブジェクトである。アノテーションオブジェクト504はスタンプオブジェクトであり、固定文字列を含むイメージ情報を持つアノテーションオブジェクトである。
アノテーションオブジェクト505は日付テキストオブジェクトであり、日付形式の文字列情報を持つアノテーションオブジェクトである。その他、アノテーションオブジェクトの種類は線、長方形、円形など様々存在する。各アノテーションオブジェクトは、文書プレビュー表示領域501上で選択するとアノテーションオブジェクトの移動やテキストの編集等が可能であり、変更や設定ができる項目はアノテーションオブジェクトによって様々である。なお、本明細書において、複数のアノテーションオブジェクトをグループ化して1つのオブジェクトとして扱う場合、グループ化したオブジェクトをグループオブジェクトと記載する。
アノテーションオブジェクト一覧506において、いずれかのアノテーションオブジェクト挿入ボタンをユーザーが選択すると、対応するアノテーションオブジェクトが原稿データ502に対して挿入される。同時に、文書プレビュー表示領域501に挿入したアノテーションオブジェクトが表示される。登録オブジェクト一覧507には、ユーザーが登録したオブジェクトが登録オブジェクトとして列挙される。登録オブジェクトは、1つ以上のアノテーションオブジェクトの情報を持つ。
登録オブジェクトを登録オブジェクト一覧507に追加する場合、まずユーザーは文書プレビュー表示領域501に表示されているオブジェクトを右クリックする。そして、その際に表示されるコンテキストメニュー(不図示)から「登録」を選択すると、右クリック操作されたオブジェクトが登録オブジェクトとして登録オブジェクト一覧507に追加される。なお、登録オブジェクトを登録する方法はこの限りではない。登録オブジェクトには、登録オブジェクト一覧507への登録時に選択したアノテーションオブジェクトの属性が記憶される。そして、登録オブジェクトを原稿データに挿入する際に、記憶した属性を有するアノテーションオブジェクトが原稿データ502に挿入される。
また、本実施形態に係るUI画面500のコンテキストメニュー(不図示)には「グループ化」という項目を備える。ユーザーが複数のオブジェクトを選択状態にし、選択状態のオブジェクトを右クリックすることでコンテキストメニューが表示される。そして、ユーザーはコンテキストメニューから「グループ化」を選択する。これにより、選択状態の複数のオブジェクトがグループ化される。同様に、ユーザーが複数のオブジェクトを選択状態にし、選択状態のオブジェクトを右クリックして表示されたコンテキストメニューから「グループ化」を選択することなく「登録」を選択した場合も、選択した複数のオブジェクトがグループ化され、グループオブジェクトが生成される。これにより、オブジェクトのグループ化におけるユーザーの操作性を向上させることも可能となる。
なお、原稿データに挿入されるアノテーションオブジェクトは、大きさや配置位置など各オブジェクトに対応した設定がなされる。したがって、登録オブジェクトとして登録オブジェクト一覧507に登録される場合には、それらの設定が併せて登録されてもよい。アノテーションオブジェクトのデータ構造については後述する。
[アノテーションオブジェクトのデータ構造]
図6は、第1実施形態に係るアノテーションオブジェクトのデータ構造を示す一例である。
600〜605は、アノテーションオブジェクトが有する属性情報である。なお、属性の種類はこの限りではない。アノテーションオブジェクトID600は、他の挿入されたアノテーションオブジェクトと重複しない、アノテーションオブジェクトを一意に識別するための値(識別子)が付与される。
種類601は種類を表す属性であり、アノテーションオブジェクト一覧506に列挙されているいずれかのアノテーションオブジェクトの種類を表す。種類601は例えば、テキストオブジェクトであればテキスト種類、グループオブジェクトであればグループ種類の値が設定される。
グループID602はグループIDを表す属性であり、アノテーションオブジェクトがグループ化されている場合、属するグループオブジェクトのオブジェクトIDが付与される。グループIDは、グループを一意に識別するための値が付与される。グループに属さないアノテーションオブジェクトである場合、グループID602の値は持たない。また、複数のグループに属することを可能としてもよく、この場合は、1のアノテーションオブジェクトに対しグループID602を複数持たせるようにする。
原稿データID603は原稿データIDを表す属性であり、どの原稿データに付与されているかを示すIDである。原稿データIDは、原稿データを一意に識別するための固有のIDが設定される。
座標604は座標を示す属性であり、原稿データに挿入されたアノテーションオブジェクトが原稿データ上のどの位置に配置されているかを表す。本実施形態では、原稿データの左上座標を原点とした相対座標を用いる。
オブジェクト固有情報605はオブジェクト固有の情報に関する属性であり、アノテーションオブジェクトの種類によって異なる値を管理する。例えばテキストオブジェクトは、テキスト内の文字情報を持ち、グループオブジェクトのオブジェクト固有情報には、グループ化されたアノテーションオブジェクトのアノテーションオブジェクトIDの一覧を有する。
図7は、各アノテーションオブジェクトが有する種類601の属性に対応して、各アノテーションオブジェクトが編集可能か否かを示す図である。種類700は、アノテーションオブジェクトの種類601の属性に対応する。編集可能オブジェクト701は種類601に対して、それぞれ編集可能オブジェクトであるか否かの情報を示す。なお、ここで示した種類に限定するものではなく、他の種類が定義されていてもよい。
ここでの編集可能オブジェクトとは、テキストオブジェクトなどの編集可能なテキスト情報を有するものを示す。例えば、テキストオブジェクトや日付テキストオブジェクトは、原稿データに対するアノテーションオブジェクトの挿入後、テキスト部分の文字列を編集することが可能である。これに対し、スタンプは文字列を含んでいるが、イメージ化(定型化)されているため、挿入後の編集は不可となる。なお、ここでの編集可能とは技術的に可能か否かではなく、文書編集アプリケーション400において編集可能か否かを示すものであり、スタンプオブジェクトを編集可能オブジェクトとしてもよい。この場合には、例えばスタンプオブジェクト内の文字列を編集できるように制御する。
[登録オブジェクトのデータ構造]
図8は、第1実施形態に係る登録オブジェクトのデータ構造を示す一例である。アノテーションオブジェクト800は、登録オブジェクトが有する1または複数のアノテーションオブジェクトである。登録オブジェクトの作成は、選択したアノテーションオブジェクトの情報を元に、登録するアノテーションオブジェクトの情報を作成し、登録オブジェクトのデータ構造に追加する。
選択したアノテーションオブジェクトが複数存在する場合、1の登録オブジェクトが複数のアノテーションオブジェクトの情報を有する。登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクト800のアノテーションオブジェクトID600は改めて固有の値を割り振る。登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクト800の種類601、座標604は、選択したアノテーションオブジェクトの種類601と座標604の値と同じ値にする。座標604は、原稿データへの登録オブジェクト挿入時の挿入位置である。
登録オブジェクトを構成するアノテーションオブジェクト800のオブジェクト固有情報605は、アノテーションオブジェクトの種類601に応じて適宜決定する。例えば、テキストオブジェクトのテキストの文字列情報は、選択したアノテーションオブジェクトが有する情報と同じ値にする。グループオブジェクトのオブジェクト固有情報605であるアノテーションオブジェクトIDの一覧情報は、登録オブジェクトを構成する複数のアノテーションオブジェクト800のアノテーションオブジェクトIDとなる。なお、上述したようにアノテーションオブジェクトID600が改めて割り振られた場合には、一覧情報の値も更新される。
登録オブジェクトID801は、登録オブジェクト一覧507にある登録オブジェクトと関連付いており、他の登録オブジェクトと重複しない登録オブジェクトを一意に識別するための値が付与される。オブジェクトIDリスト802は、登録オブジェクトを構成するアノテーションオブジェクト800のアノテーションオブジェクトID600のリストである。
[アノテーションオブジェクト選択時の表示]
図9は、第1実施形態に係るアノテーションオブジェクト選択時の表示状態を示す一例である。状態900は複数のアノテーションオブジェクト901〜903が選択されたオブジェクト選択表示状態を表す。アノテーションオブジェクト901〜903はそれぞれスタンプオブジェクト、テキストオブジェクト、および日付テキストオブジェクトである。グループオブジェクト904は、アノテーションオブジェクト901〜903をグループ化したグループオブジェクトを選択した表示状態を表す。
グループオブジェクト905は、グループオブジェクト904内のテキストオブジェクト902を選択し編集状態にした場合の表示状態を表す。カーソル906は、テキストオブジェクト902を編集状態にした際のテキストの文字カーソルを表す。なお、本実施形態において、編集状態とはカーソル906を示した状態にて文字列の入力が可能であることを示しているが、この表示形式に限定するものではない。例えば、カーソルが表示されていなくてもキーボード等の入力デバイス205にて入力が可能な状態となっていればよい。
複数のオブジェクトをまとめたグループオブジェクトを原稿データに挿入する際、グループオブジェクト904全体が選択された状態でグループオブジェクト904が挿入される。ユーザーは、グループオブジェクトの挿入後、テキストオブジェクト902の文字を編集するために、グループオブジェクト904内のテキストオブジェクト902を選択して編集状態となった後にテキストオブジェクト902の文字列を編集する。
本実施形態では、上記挿入方法以外に更にユーザーの操作性が向上する挿入方法の一例について説明する。グループオブジェクト904が原稿データに挿入された場合、グループオブジェクト905に示すように、グループオブジェクト905内の特定のオブジェクト(ここではテキストオブジェクト902)が選択された状態となる。つまり挿入された原稿データは、テキストオブジェクト902が既に選択されて編集状態となっているため、ユーザーは編集するためにテキストオブジェクト902をわざわざ選択する必要がなくなる。
[登録オブジェクト作成時の処理]
図10は、第1実施形態に係る登録オブジェクト作成時の処理を示すフローチャートである。図10は、ユーザーが文書編集システムのUI画面500の文書プレビュー表示領域501にあるアノテーションオブジェクト503などを選択し、選択したアノテーションオブジェクトを基に登録オブジェクトを作成する際に行われる。なお、本願のフローチャートは、文書編集アプリケーション400が搭載された情報処理装置100のCPU201がROM204等から対応するプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
S1001では、文書編集アプリケーション400は、登録オブジェクトを作成する。文書編集アプリケーション400は、文書プレビュー表示領域501で選択中のアノテーションオブジェクトを基に登録オブジェクトのアノテーションオブジェクト800を作成する。この時、選択中のアノテーションオブジェクトが複数存在する場合、登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクトも複数存在する。
S1002では、文書編集アプリケーション400は、作成した登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクトが複数存在するか否かを判定する。複数のアノテーションオブジェクトが存在する場合(S1002にてYES)、S1003へ進む。複数のアノテーションオブジェクトが存在しない場合(S1002にてNO)、処理を終了する。
S1003では、文書編集アプリケーション400は、作成した登録オブジェクトが有する複数のアノテーションオブジェクトをグループ化し、処理を終了する。具体的には、文書編集アプリケーション400は、図8に示すようにS1001で生成した登録オブジェクトに、登録オブジェクトの複数のアノテーションオブジェクト800を関連付けることで実現される。
[登録オブジェクト挿入時の処理]
図11は、第1実施形態に係る、登録オブジェクト挿入時の処理を示すフローチャートである。ユーザーが文書編集システムのUI画面500の登録オブジェクト一覧507にある登録オブジェクトを選択して、文書プレビュー表示領域501に登録オブジェクトを挿入する際に行われる。
S1101では、文書編集アプリケーション400は、登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクトを原稿データに挿入し、文書プレビュー表示領域501へ表示する。この時、挿入される位置は座標604を基に配置する。登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクトが複数存在する場合は、文書編集アプリケーション400は、複数のアノテーションオブジェクトを原稿データに挿入する。
S1102では、文書編集アプリケーション400は、S1101で挿入した1つ以上のアノテーションオブジェクトに、編集可能オブジェクトが存在するか否かを判定する。編集可能オブジェクトか否かについては、アノテーションオブジェクトの種類601と図7のテーブルとに基づいて確認する。編集可能オブジェクトが存在する場合は(S1102にてYES)S1103へ進み、そうでない場合は(S1102にてNO)S1104へ進む。
S1103では、文書編集アプリケーション400は、編集可能オブジェクトが1つであれば、その1つの編集可能オブジェクトを編集状態にして原稿データに挿入する。一方、編集可能オブジェクトが2つ以上である場合、文書編集アプリケーション400は、最も左上に配置されている編集可能なアノテーションオブジェクトを編集状態にし、アノテーションオブジェクトを原稿データに挿入する。具体的には、文書編集アプリケーション400は、編集可能オブジェクトと判定されたアノテーションオブジェクトの座標604の値を確認する。そして、文書編集アプリケーション400は、原点との距離が最も小さい座標604の位置にあるアノテーションオブジェクトを選択し、編集状態にする。このS1103の処理を行うことで、グループオブジェクト904を原稿データに挿入する場合、グループオブジェクト904内にあるテキストオブジェクト902が選択され、かつ、編集状態で挿入される。また、編集状態直後のカーソル906の位置は、本実施形態ではテキストの先頭位置としているが、テキスト末尾位置や、テキスト全選択状態としてもよい。
なお、本実施形態では、S1103において、編集可能なアノテーションオブジェクトがグループオブジェクトに複数含まれている場合に、最も左上に配置されている編集可能なアノテーションオブジェクトを選択している。しかし、これに限定するものではなく、他の位置に配置されている編集可能なアノテーションオブジェクトを選択するように定義しても構わない。また、編集可能なアノテーションオブジェクトが有する設定に対して条件を定義し、この条件を満たすオブジェクト選択するようにしても構わない。ここでの条件とは例えば、フォントサイズやオブジェクトサイズなどに関する条件が挙げられる。
S1104では、文書編集アプリケーション400は、登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクトの数が1つか否かを判定する。なお、登録オブジェクトにおいてアノテーションオブジェクトが1つ以上であることは保証されている。アノテーションオブジェクトが1つの場合は(S1104にてYES)S1105へ進み、2つ以上の場合は(S1104にてNO)S1106へ進む。
S1105では、文書編集アプリケーション400は、登録オブジェクトが有する唯一のアノテーションオブジェクトを選択状態にし、処理を終了する。S1106では、文書編集アプリケーション400は、グループオブジェクト全体を選択状態にし、処理を終了する。
また、文書編集アプリケーション400は、Tabキー押下時に、現在のオブジェクトの選択状態から次のオブジェクトへ選択状態が遷移する動作を行うようにしてもよい。グループオブジェクトが選択状態の際にTabキーが押下された場合、グループオブジェクトの次に、グループオブジェクト内の各アノテーションオブジェクトが選択状態となる。このとき、選択状態となる優先順位は、編集可能なオブジェクトを優先した順番に選択状態を遷移するようにしてもよい。これにより、ユーザーは編集を行いたいオブジェクトを選択状態としたい場合の手間を軽減することができる。
本実施形態により、グループオブジェクトの挿入時に、グループ内の編集可能なオブジェクトをユーザーが選択するといった操作負担を軽減することができる。
<第2実施形態>
次に、第1実施形態において生じる新たな課題について解決するための実施形態を説明する。
第1実施形態では、グループオブジェクの挿入時に、グループ内の編集可能なオブジェクトを編集状態にする実施形態を示した。これによりグループ内の編集可能オブジェクトをユーザーが選択し編集状態にするといった操作負担を軽減することができる。
しかしながら、グループ内に複数の編集可能オブジェクトが存在する場合、ユーザーの意図しない編集可能オブジェクトを編集状態にしてしまい、結果としてユーザーの操作負担を軽減することができない可能性がある。例えば、第1実施形態にて述べたように、グループ内に複数の編集可能オブジェクトが存在する場合に、最も左上に配置されるオブジェクトを選択し編集状態にする。この場合、ユーザーが編集状態となったオブジェクトを編集せずに他の編集可能オブジェクトを選択したいケースの場合、ユーザーが手動でオブジェクトを選択しなおす手間が発生する。更に、ユーザーが編集したい個所がテキストの先頭ではない場合、文字カーソルを移動させるという手間が発生する。これらの作業は、グループオブジェクトの挿入のたびに繰り返し発生し、毎回同様の作業を行う必要がありユーザーにとって負担な作業である。
例えば、図12の状態1200のように、アノテーションオブジェクト1201〜1203が選択され、登録オブジェクトを作成した場合、第1実施形態の処理方法を行う。その場合、原稿データへの登録オブジェクトの挿入時の状態はグループオブジェクト1204のように日付テキストオブジェクトが選択され、編集状態となる。しかしながら、ユーザーがグループオブジェクト1205のように編集対象のテキストオブジェクト1203に変更し、更に文字カーソルをカーソル1206の位置に移動してから編集を開始したい場合、第1実施形態の処理ではユーザーの操作負担を軽減できない。
第2実施形態では、上記課題を解消するための形態について図面を用いて説明する。また、第1実施形態と同様の内容の部分は説明を割愛する。
[アノテーションオブジェクト選択時の表示]
図12は、第2実施形態における、アノテーションオブジェクト選択時の表示状態を示す一例である。状態1200はアノテーションオブジェクト1201〜1203の複数のオブジェクト選択表示状態を表す。アノテーションオブジェクト1201〜1203はそれぞれスタンプオブジェクト、日付テキストオブジェクト、テキストオブジェクトである。
グループオブジェクト1204は、第1実施形態の方法を適用した際の、アノテーションオブジェクト1201〜1203から構成される登録オブジェクトの挿入時の編集状態を表す。
グループオブジェクト1205は、登録オブジェクト挿入時にユーザーが期待している編集状態を表す。カーソル1206は、登録オブジェクト挿入時にユーザーが期待しているテキストの文字カーソル位置を表す。
第1実施形態の場合、状態1200のように選択された複数のオブジェクトをまとめたグループオブジェクトを挿入する際、挿入時の選択状態はグループオブジェクト1204の状態のように日付オブジェクト1202が選択された編集状態となる。
前述したように、ユーザーが定常的に編集を行いたいオブジェクトが現在選択状態の日付オブジェクト1202ではなく、テキストオブジェクト1203である場合、ユーザーはテキストオブジェクト1203を選択する操作が必要になる。さらに、ユーザーが選択したい文字列の編集位置がテキストオブジェクト1203の先頭ではなく、カーソル1206の位置であるとする。この場合、ユーザーは、テキストオブジェクト1203を選択後、ユーザーは文字カーソルの位置を移動させる操作を行う必要がある。
本実施形態では、前回登録オブジェクトを挿入する際に編集を開始したオブジェクトと、編集を開始した文字カーソルの位置とを編集履歴として記憶する。これにより、文書編集アプリケーションは、次回以降登録オブジェクトを挿入する際に、前回編集を開始したオブジェクトを選択状態にし、前回編集を開始した位置に文字カーソルを配置した編集状態にてグループオブジェクトを挿入する。例えば、グループオブジェクト1204の状態から、ユーザーがグループオブジェクト1204内のテキストオブジェクト1203を選択して編集状態とし、文字カーソル位置をカーソル1206の状態に移動する操作を行う。文書編集アプリケーションは、このユーザーの操作を編集履歴として登録オブジェクトに関連付けておく(図14の1400−1401)。その後、同一のグループオブジェクトの挿入時、文書編集アプリケーションが編集履歴を参照することで、グループオブジェクト1205の状態でグループオブジェクトが挿入される。そのため、ユーザーは編集したいオブジェクトの選択、および編集を開始したい文字カーソル位置への移動に関する操作を行くことなく、即座に編集を開始することができる。
[アノテーションオブジェクトのデータ構造]
図13は、第2実施形態に係る、アノテーションオブジェクトのデータ構造を表す。図6で説明したアノテーションオブジェクトのデータ構造と同様の項目については説明を割愛する。
登録オブジェクトID1300は、挿入したアノテーションオブジェクトが登録オブジェクトから挿入されている場合に、挿入元の登録オブジェクトIDが登録オブジェクトIDとなる。登録オブジェクト一覧507に対する指定以外で挿入されたアノテーションオブジェクトである場合、登録オブジェクトIDは持たない。
アノテーションオブジェクトが登録オブジェクト一覧507を介して挿入されている場合、対象のアノテーションオブジェクトは登録オブジェクトを構成するアノテーションオブジェクトを基に挿入されている。この場合、その基となった登録オブジェクトを構成するアノテーションオブジェクトのアノテーションオブジェクトID600が登録アノテーションオブジェクトID1301として設定される。
編集情報1302は、アノテーションオブジェクトの編集情報である。編集情報1302は、対象となるアノテーションオブジェクトの編集を行ったことがあるか否かを判定する情報を示す。例えば、アノテーションオブジェクトの編集開始時に、編集を行った旨の情報が編集情報1302に示される。
[登録オブジェクトのデータ構造]
図14は第2実施形態に係る登録オブジェクトのデータ構造を示す一例である。編集開始オブジェクトID1400は、登録オブジェクト挿入時に編集状態にするオブジェクトのアノテーションオブジェクトIDである。登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクトの中のいずれかのアノテーションオブジェクトIDが設定される。
編集開始文字カーソル位置1401は、登録オブジェクト挿入時に編集状態になったオブジェクトが存在する場合、編集対象となるテキストの文字カーソルの開始位置を示す。
[アノテーションオブジェクト編集開始時の処理]
図15は、第2実施形態に係るアノテーションオブジェクト編集開始時の処理手順を示すフローチャートである。ユーザーが文書編集アプリケーション400の文書プレビュー表示領域501上にあるアノテーションオブジェクトを編集可能状態にし、編集を開始した際に行うフローチャートである。
ユーザーがアノテーションオブジェクトを選択した際、アノテーションオブジェクトが編集可能オブジェクトである場合に自動的に編集可能状態となる。その状態でユーザーが文字入力を行うと編集が開始され、アノテーションオブジェクトの文字が編集される。なお、ユーザーがアノテーションオブジェクトを選択した際にオブジェクト選択状態とし、再度同一のアノテーションオブジェクトを選択した際に編集可能状態としてもよい。
S1500では、文書編集アプリケーション400は、編集を開始したアノテーションオブジェクトが登録オブジェクト一覧507を介して挿入したアノテーションオブジェクトであるかを判定する。具体的には、アノテーションオブジェクトの登録オブジェクトID1300にIDが存在することを確認する。登録オブジェクト一覧507を介して挿入されたアノテーションオブジェクトである場合(S1500にてYES)S1501へ進み、そうでない場合(S1500にてNO)S104へ進む。
S1501では、文書編集アプリケーション400は、編集を開始したアノテーションオブジェクトが、アノテーションオブジェクトの挿入後に初めて編集を開始したか否かを判定する。具体的には、文書編集アプリケーション400は、アノテーションオブジェクトの編集情報1302に過去の編集した情報を履歴情報として記録している。編集情報1302に記録がない場合、初めて編集を開始したと判定できる。アノテーションオブジェクト挿入後に初めて編集を開始した場合(S1501にてYES)、S1502へ進み、そうでない場合(S1501にてNO)S1504へ進む。
S1502では、文書編集アプリケーション400は、アノテーションオブジェクトに対応する登録オブジェクトに編集を開始したアノテーションオブジェクトを記憶する。具体的には、文書編集アプリケーション400は、アノテーションオブジェクトの登録オブジェクトID1300から登録オブジェクトを検出する。そして、文書編集アプリケーション400は、編集されたアノテーションオブジェクトの登録アノテーションオブジェクトID1301を、検出された登録オブジェクトの編集開始オブジェクトID1400に設定する。登録アノテーションオブジェクトID1301の値は、登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクトのいずれかのアノテーションオブジェクトID600と等しい。
S1503では、文書編集アプリケーション400は、アノテーションオブジェクトに対応する登録オブジェクトに編集を開始したカーソル位置を記憶する。具体的な処理はS1502と同じである。S1502とS1503の違いは、登録オブジェクトの編集開始文字カーソル位置1401に、編集を開始した文字カーソル位置を記憶する点である。
S1504では、文書編集アプリケーション400は、アノテーションオブジェクトの編集情報1302を更新する。対象のアノテーションオブジェクトで編集を行った旨の情報を記録しておく。具体的には、文書編集アプリケーション400は、編集されたアノテーションおよび編集されたアノテーションと同じ登録オブジェクトIDを持ったアノテーションの編集情報1302を更新する。
[登録オブジェクト挿入時の処理]
次に本実施形態に係る登録オブジェクトの挿入時の処理について図16を用いて説明する。
S1600では、文書編集アプリケーション400は、登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクトを挿入する。文書編集アプリケーション400は、挿入したアノテーションオブジェクトに対し登録オブジェクトの登録オブジェクトID801を記憶する。さらに、文書編集アプリケーション400は、挿入元となった登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクトのアノテーションオブジェクトID600を登録アノテーションオブジェクトID1301として記憶する。
S1601では、文書編集アプリケーション400は、図11のS1102と同様の処理を行う。挿入したアノテーションオブジェクトに編集可能オブジェクトが1つ以上存在する場合(S1601にてYES)S1602へ進み、そうでない場合(S1601にてNO)S1608へ進む。
S1602では、文書編集アプリケーション400は、登録オブジェクトが編集開始オブジェクトを記憶しているかを判定する。具体的には、登録オブジェクトに編集開始オブジェクトID1400が設定されているかどうかで判断する。編集開始オブジェクトを記憶している場合(S1602にてYES)S1603へ進み、そうでない場合(S1602にてNO)S1604へ進む。
S1603では、文書編集アプリケーション400は、記憶している編集開始オブジェクトを選択し、編集状態とする。具体的には、登録オブジェクトの編集開始オブジェクトID1400と、登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクトのアノテーションオブジェクトID600とが一致するアノテーションオブジェクトを検出する。そして、文書編集アプリケーション400は、そのアノテーションオブジェクトに対応して挿入されたアノテーションオブジェクトを選択して編集状態とする。処理後、S605へ進む。
S1604では、文書編集アプリケーション400は、図11のS1103と同様の処理を行う。S1605では、文書編集アプリケーション400は、登録オブジェクトが編集を開始したカーソル位置を記憶しているかを判定する。具体的には、登録オブジェクトに編集開始文字カーソル位置1401が記憶されているか否かで判断する。カーソル位置を記憶している場合(S1605にてYES)S1606へ進み、そうでない場合(S1605にてNO)処理を終了する。
S1606では、文書編集アプリケーション400は、編集状態のオブジェクトのカーソル位置を登録オブジェクトが記憶しているカーソル位置に移動させる。
S1607では、文書編集アプリケーション400は、S1104と同様の処理を行う。登録オブジェクトが有するアノテーションオブジェクト数が1つである場合(S1607にてYES)S1608へ進み、そうでない場合(S1607にてNO)S1609へ進む。S1608では、文書編集アプリケーション400は、図11のS1105と同様の処理を行い、処理を終了する。S1609では、文書編集アプリケーション400は、図11のS1106と同様の処理を行い、処理を終了する。
本実施形態では、前回の登録オブジェクト挿入時の編集開始オブジェクト及び編集開始文字カーソル位置を記憶し、次回の登録オブジェクト挿入時に自動的に前回記憶した編集開始状態にする。なお、編集開始状態となるオブジェクトは編集可能なオブジェクトである。これにより、ユーザーの定常的な選択作業による操作負担を軽減することができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピューター(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (15)

  1. 複数のオブジェクトをグループ化することで1のグループオブジェクトを生成する生成手段と、
    前記生成されたグループオブジェクトを文書データに配置する配置手段と
    を有し、
    前記配置手段は、前記グループオブジェクトを構成する前記複数のオブジェクトに編集可能な文字列を含むオブジェクトが含まれる場合、前記グループオブジェクトを文書データに配置する際に、前記文字列を含むオブジェクト選択され、更に前記文字列に対して文字編集のためのカーソルを当てた状態にして配置するとを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記グループオブジェクトを構成する前記複数のオブジェクトに、編集可能な文字列を含むオブジェクトが複数含まれるか否かを判定する判定手段を更に有し、
    前記配置手段は、編集可能な文字列を含むオブジェクトが複数含まれると前記判定手段により判定された場合、前記編集可能な文字列を含む複数のブジェクトのうち予め定義された条件を満たすオブジェクトを、カーソルを表示して編集可能な状態にして配置することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記条件は、オブジェクトのグループオブジェクト内における位置、またはオブジェクトのサイズのいずれかに関する条件であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記グループオブジェクトを構成する前記複数のオブジェクトに、編集可能な文字列を含むオブジェクトが含まれない場合、前記配置手段は、前記グループオブジェクトを文書データに配置する際に、前記グループオブジェクトを選択状態にして配置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記グループオブジェクトを構成する前記複数のオブジェクトに対する編集履歴を記録する記録手段を更に有し、
    前記グループオブジェクトを文書データに配置する場合、前記配置手段は、前記編集履歴に基づいて、前記複数のオブジェクトのうち前回編集が行われたオブジェクトを選択状態にすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記編集履歴は、オブジェクトに含まれる文字列の編集の開始位置を記憶し、
    前記グループオブジェクトを文書データに配置する場合、前記配置手段は、前記編集履歴に基づいて前回編集が行われたオブジェクトを選択状態にする際に、当該オブジェクトにおける前回の文字列の編集の開始位置にカーソルを合わせることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. オブジェクトの設定を定義して登録する登録手段を更に有し、
    前記生成手段は、複数のオブジェクトを前記登録手段に登録する指示を受け付けた場合、当該複数のオブジェクトをグループ化してグループオブジェクトを生成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 複数のオブジェクトをグループ化することで1のグループオブジェクトを生成する生成工程と、
    前記生成されたグループオブジェクトを文書データに配置する配置工程と
    を有し、
    前記配置工程において、前記グループオブジェクトを構成する前記複数のオブジェクトに編集可能な文字列を含むオブジェクトが含まれる場合、前記グループオブジェクトを文書データに配置する際に、前記文字列を含むオブジェクト選択され、更に前記文字列に対して文字編集のためのカーソルを当てた状態にして配置するとを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピューターを、
    複数のオブジェクトをグループ化することで1のグループオブジェクトを生成する生成手段、
    前記生成されたグループオブジェクトを文書データに配置する配置手段
    として機能させ、
    前記配置手段は、前記グループオブジェクトを構成する前記複数のオブジェクトに編集可能な文字列を含むオブジェクトが含まれる場合、前記グループオブジェクトを文書データに配置する際に、前記文字列を含むオブジェクト選択され、更に前記文字列に対して文字編集のためのカーソルを当てた状態にして配置することを特徴とするプログラム。
  10. 前記グループオブジェクトを構成する前記複数のオブジェクトに、編集可能な文字列を含むオブジェクトが複数含まれるか否かを判定する判定手段として更に機能させ、
    前記配置手段は、編集可能な文字列を含むオブジェクトが複数含まれると前記判定手段により判定された場合、前記編集可能な文字列を含む複数のブジェクトのうち予め定義された条件を満たすオブジェクトを、カーソルを表示して編集可能な状態にして配置することを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記条件は、オブジェクトのグループオブジェクト内における位置、またはオブジェクトのサイズのいずれかに関する条件であることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記グループオブジェクトを構成する前記複数のオブジェクトに、編集可能な文字列を含むオブジェクトが含まれない場合、前記配置手段は、前記グループオブジェクトを文書データに配置する際に、前記グループオブジェクトを選択状態にして配置することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載のプログラム。
  13. 前記グループオブジェクトを構成する前記複数のオブジェクトに対する編集履歴を記録する記録手段として更に機能させ、
    前記グループオブジェクトを文書データに配置する場合、前記配置手段は、前記編集履歴に基づいて、前記複数のオブジェクトのうち前回編集が行われたオブジェクトを選択状態にすることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一項に記載のプログラム。
  14. 前記編集履歴は、オブジェクトに含まれる文字列の編集の開始位置を記憶し、
    前記グループオブジェクトを文書データに配置する場合、前記配置手段は、前記編集履歴に基づいて前回編集が行われたオブジェクトを選択状態にする際に、当該オブジェクトにおける前回の文字列の編集の開始位置にカーソルを合わせることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. オブジェクトの設定を定義して登録する登録手段として更に機能させ、
    前記生成手段は、複数のオブジェクトを前記登録手段に登録する指示を受け付けた場合、当該複数のオブジェクトをグループ化してグループオブジェクトを生成することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか一項に記載のプログラム。
JP2012188928A 2012-08-29 2012-08-29 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Active JP6110616B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012188928A JP6110616B2 (ja) 2012-08-29 2012-08-29 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
US13/960,345 US20140068423A1 (en) 2012-08-29 2013-08-06 Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer-readable medium
US16/101,919 US20190138581A1 (en) 2012-08-29 2018-08-13 Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer-readable medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012188928A JP6110616B2 (ja) 2012-08-29 2012-08-29 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014048726A JP2014048726A (ja) 2014-03-17
JP6110616B2 true JP6110616B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=50189247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012188928A Active JP6110616B2 (ja) 2012-08-29 2012-08-29 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (2) US20140068423A1 (ja)
JP (1) JP6110616B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014092996A (ja) 2012-11-05 2014-05-19 Canon Inc 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
US10839082B2 (en) * 2014-01-06 2020-11-17 International Business Machines Corporation Identifying, categorizing and recording a quality of an entity/resource association
JP6680026B2 (ja) * 2016-03-23 2020-04-15 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム
JP6744571B2 (ja) * 2016-06-22 2020-08-19 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置およびプログラム
CN109992759B (zh) * 2017-12-29 2023-12-01 珠海金山办公软件有限公司 表格对象编辑方法、装置、电子设备及存储介质
US11074400B2 (en) * 2019-09-30 2021-07-27 Dropbox, Inc. Collaborative in-line content item annotations

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3835589B2 (ja) * 2000-03-23 2006-10-18 株式会社デジタル 作画装置および作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US6952805B1 (en) * 2000-04-24 2005-10-04 Microsoft Corporation System and method for automatically populating a dynamic resolution list
US7243301B2 (en) * 2002-04-10 2007-07-10 Microsoft Corporation Common annotation framework
US7519901B2 (en) * 2003-06-16 2009-04-14 Fuji Xerox Co., Ltd. Methods and systems for selecting objects by grouping annotations on the objects
US7418656B1 (en) * 2003-10-03 2008-08-26 Adobe Systems Incorporated Dynamic annotations for electronics documents
US7299407B2 (en) * 2004-08-24 2007-11-20 International Business Machines Corporation Marking and annotating electronic documents
US8125512B2 (en) * 2007-11-16 2012-02-28 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for moving object selection in a handheld image capture device
WO2010114624A1 (en) * 2009-04-04 2010-10-07 Brett Matthews Online document annotation and reading system
US20110246932A1 (en) * 2010-03-31 2011-10-06 Craig Ronald Van Roy System and Method for Configuring Electronic Stamps
US9141710B2 (en) * 2010-10-27 2015-09-22 International Business Machines Corporation Persisting annotations within a cobrowsing session
US20130080913A1 (en) * 2011-09-22 2013-03-28 Microsoft Corporation Multi-column notebook interaction

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014048726A (ja) 2014-03-17
US20140068423A1 (en) 2014-03-06
US20190138581A1 (en) 2019-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6110616B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2008152674A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
JP2006074592A (ja) 電子アルバム編集装置及びその制御方法及びそのプログラム及びそのプログラムをコンピュータ装置読み出し可能に記憶した記憶媒体
JP2008219501A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2003308200A (ja) 情報処理装置およびファイル処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム
JP2011013866A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法及びプログラム
JP6525532B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2011070472A (ja) アプリケーション開発支援方法、システム、及びプログラム
EP1933262A1 (en) Information processing apparatus and method
JP4810332B2 (ja) 情報処理装置、印刷設定方法、記憶媒体、プログラム
JP4438061B2 (ja) 電子アルバム編集装置およびその制御方法およびそのプログラム
JP5361399B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び制御プログラム
JP5879807B2 (ja) 印刷制御装置、制御プログラム及び記録媒体
JP6273756B2 (ja) デバイスドライバ、情報処理装置および出力設定変換方法
JP7154982B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
JP2008293290A (ja) データ処理システム、データ処理方法、データ処理プログラム、及びデータ処理プログラムを記録する記録媒体
JP5917240B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6457249B2 (ja) 電子ドキュメント管理装置、電子ドキュメント管理システムおよび電子ドキュメント管理用プログラム
JP2013131029A (ja) 情報処理装置、画像形成装置、画像形成システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム
JP2012141857A (ja) 情報処理装置、guiプログラム及び記録媒体
JP2008234221A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム及び記録媒体
JP5228543B2 (ja) 印刷ジョブ処理システムおよび印刷ジョブ処理方法
JP2011051163A (ja) 画像形成装置及び画像送信方法
JP2009015717A (ja) 帳票作成装置及び帳票作成方法、プログラム及び記憶媒体
JP6320196B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170310

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6110616

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151