JP6108928B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置に関し、特に、除湿機能を有する空気調和装置に関する。
従来における除湿機能を有する空気調和装置は、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、デフロストヒータとで構成されており、空気調和装置における冷凍サイクル内には、冷媒が充填されている。冷凍サイクルにおいて、圧縮機で圧縮された冷媒は、高温高圧のガス冷媒となり、凝縮器に送り込まれる。そして、凝縮器に流れ込んだ冷媒は、空気に熱を放出することにより、液化する。この液化した冷媒は、膨張弁で減圧されて、気液二相状態の冷媒となり、その後、蒸発器にて周囲空気から熱を吸収することによって、ガス化し、圧縮機に通流する。この空気調和装置が、冷凍又は冷蔵倉庫で使用される場合、10℃よりも低い温度帯を保つように制御する必要があるため、蒸発器における蒸発温度は0℃よりも低くなる。このため、蒸発器にて霜が発生し、空気調和装置の冷凍能力(除湿能力)を低下させてしまう。
そこで、蒸発器に取り付けられたデフロストヒータによって、定期的に霜取り運転を行っていた。その結果、霜取り運転を行う分だけ、余計にエネルギーを消費してしまい、空気調和装置の効率の低下を引き起こしていた。更に、除湿運転後は、冷凍又は冷蔵倉庫内の温度が上昇し、空気調和装置にかかる負荷が増大して、消費電力が増加していた。また、圧縮機の回転数を制御できる空気調和装置の場合、冷房の中間期(梅雨どき、秋等)において、冷房負荷が小さくなるため、圧縮機の回転数を低下させることにより、その負荷に追従させていた。その結果、蒸発器における蒸発温度が上昇し、部屋の顕熱を除去することはできるが、部屋の潜熱を除去することはできないという状況に陥って、部屋の相対湿度が上昇して、室内にいる人の不快感を増大させている。
そこで、従来から、冷媒冷凍機と、水分吸着手段とを組み合わせて、蒸発器(吸熱器)に流れこむ空気中の水分を、水分吸着手段により予め除去しておくことにより、霜取運転を不要とする技術が開示されている。特許文献1には、デシカントロータを備えている空気調和装置が開示されており、この特許文献1は、水分吸着手段であるデシカントロータで減湿した空気を蒸発器(吸熱器)に供給し、また、吸湿した水分吸着手段(デシカントロータ)の水分を脱着して再生するために、凝縮器(放熱器)で加熱された空気を、この水分吸着手段(デシカントロータ)に供給するものである。
また、特許文献2及び特許文献3も、特許文献1と同様に、デシカントローラにより、除湿を行う空気調和装置又は除湿装置が開示されている。
更にまた、特許文献4には、空気通路の上流側から、第1熱交換器、脱臭ユニット及び第2熱交換器を順に配置し、脱臭ユニットに臭気成分を吸着させる吸着運転と、脱臭ユニットに吸着させた臭気成分を分解する分解運転との切り替えを、第1熱交換器及び第2熱交換器の加熱及び冷却を切り替えて行う脱臭装置が開示されている。
特開2001−241693号公報(請求項1、請求項6、第6頁〜第8頁、図2) 特開2006−308236号公報(請求項1、段落0015、図2) 特開2006−150305号公報(請求項1、請求項7、図1) 特開2008−148832号公報(請求項1、図1)
しかしながら、特許文献4においては、脱臭装置を使用していくうちに、脱臭ユニットが膨張及び収縮を繰り返すことによって、風の通流方向に反り、この脱臭ユニットが変形する虞がある。このことは、上記の特許文献1〜3のデシカントロータにおいても、同様である。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたもので、デシカントブロックの耐久性向上を図ることができる空気調和装置を提供するものである。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機、流路切替装置、第1熱交換器、減圧装置及び第2熱交換器を、冷媒配管で接続した冷媒回路と、第1熱交換器と第2熱交換器とが配置された風路を有する筐体と、筐体内に設けられ、空気が通流する通風面を有し、水分の吸脱着を行うデシカントブロックと、デシカントブロックにおける通風面の少なくとも周縁部を覆いつつ、デシカントブロックを支持する支持部材と、を備え、支持部材は、風路の上流側におけるデシカントブロックを覆う部分の面積よりも、風路の下流側におけるデシカントブロックを覆う部分の面積の方が大きいことを特徴とする。
本発明によれば、デシカントブロックを支持する支持部材は、風路の上流側におけるデシカントブロックを覆う部分の面積よりも、風路の下流側におけるデシカントブロックを覆う部分の面積の方が大きいため、デシカントブロックが、風の通流方向に反ることを抑制することができる。
実施の形態1に係る空気調和装置1を示す概略図である。 デシカントブロック8に使用される固体吸着材の水分吸着特性図である。 実施の形態1におけるデシカントブロック8と支持部材21とを示す概略図である。 実施の形態1における支持部材21を示す概略図である。 実施の形態1に係る空気調和装置1の作用を示す概略図である。 第1運転モード時の空気の状態変化を示す空気湿り線図である。 第2運転モード時の空気の状態変化を示す空気湿り線図である。 実施の形態2におけるデシカントブロック8を示す概略図である。 実施の形態3におけるデシカントブロック8を示す概略図である。 実施の形態4におけるデシカントブロック8を示す概略図である。 実施の形態5におけるデシカントブロック8を示す概略図である。 実施の形態6におけるデシカントブロック8を示す概略図である。
以下、本発明に係る空気調和装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。
実施の形態1.
図1(a)、(b)は、実施の形態1に係る空気調和装置1を示す概略図である。この図1(a)、(b)に基づいて、空気調和装置1について説明する。図1(a)、(b)に示すように、空気調和装置1は、機械室2a内に、圧縮機3及び流路切替装置4を備え、また、筐体2内に、第1熱交換器5、減圧装置である膨張弁6、第1熱交換器5と平行に配置された第2熱交換器7を備えており、これらが冷媒配管で環状に接続されて冷媒回路Aを構成している。
圧縮機3は、吸入された冷媒を圧縮して高圧にするものである。また、流路切替装置4は、図1(a)の方向又は図1(b)の方向に冷媒が流れるように流路を切り替えられるものであり、図1(a)の流路に切り替えられた場合、圧縮機3から吐出された冷媒が流路切替装置4、第1熱交換器5、膨張弁6、第2熱交換器7及び流路切替装置4の順に流れて圧縮機3に戻る冷凍サイクルを構成する。この構成では、第1熱交換器5は凝縮器(放熱器)として動作し、第2熱交換器7は蒸発器として動作する。
一方、流路切替装置4の流路が図1(b)の流路に切り替えられた場合、圧縮機3から吐出された冷媒が、圧縮機3、流路切替装置4、第2熱交換器7、膨張弁6、第1熱交換器5及び流路切替装置4の順に流れて圧縮機3に戻る冷凍サイクルを構成する。この構成では、第2熱交換器7が凝縮器(放熱器)として動作し、第1熱交換器5は蒸発器として動作する。
この空気調和装置1の冷媒としては、例えばR410Aが用いられる。なお、冷媒はR410Aに限るものではなく、そのほかに、HFC系冷媒、HC冷媒又はHFO冷媒等を適用することができ、また、CO又はNH等の自然冷媒を適用することができる。CO冷媒を適用する場合で、高圧が臨界圧力以上の運転である場合は、凝縮器は放熱器として動作する。
また、第1熱交換器5及び第2熱交換器7は、例えば、プレートフィンチューブ熱交換器からなり、伝熱管内を流れる冷媒とフィン周囲を流れる空気とを熱交換する構成となっている。膨張弁6は開度が固定されている弁であり、通過する冷媒を減圧膨張する。なお、膨張弁6は、開度が可変可能な電子式膨張弁としてもよい。
筐体2において、筐体2の一方の側面には、除湿対象空気を内部に導入する吸込口10aが形成され、筐体2の他方の側面には、除湿された空気を外部に排出する吹出口10bが形成されている。そして、図1(a)、(b)の矢印αの方向に、送風装置9によって搬送される空気が、吸込口10aから吹出口10bへ流れるようになっている。風路室10内には、第1熱交換器5、第1熱交換器5と平行に配置されたデシカント材であるデシカントブロック8、第1熱交換器5と平行に配置された第2熱交換器7及び送風装置9が直列に配置された風路Bが形成されている。よって、吸込口10aから風路B内に吸入された空気は、風路B内を、第1熱交換器5、デシカントブロック8、第2熱交換器7及び送風装置9の順に直線的に流れた後、吹出口10bから空気調和装置1の外部に排気される。
次に、デシカントブロック8について説明する。デシカントブロック8は、デシカント材を、固形且つ矩形に成型したものであり、水分を吸脱着する材料で構成されている。この材料としては、例えば、ゼオライト、シリカゲル、メソポーラスシリカ又は高分子系吸着材等が適用される。図2は、デシカントブロック8に使用される固体吸着材の水分吸着特性図である。この図2において、横軸は相対湿度、縦軸は平衡吸着率である。図2におけるCは、シリカゲル又はゼオライト等である。また、図2におけるDは、孔質ケイ素材料であり、相対湿度が約30%から40%の範囲における相対湿度に対する水分の平衡吸着率の変化率(傾斜)が、30%未満の範囲及び40%を超える範囲における相対湿度に対する水分の平衡吸着率の変化率よりも大きい。この孔質ケイ素材料は、例えば、約1.5nmの細孔が多数開けられたもの(メソポーラスシリカ)である。更に、図2におけるEは、高分子系吸着材であり、相対湿度が高い範囲における平衡吸着率が、極めて高い。
デシカントブロック8のデシカント材としては、図2におけるC、D、Eのいずれを選択してもよいが、図2におけるD、Eの方が、水分の脱着時に、相対湿度を低湿度にする必要がない。このため、第1熱交換器5が凝縮器として動作するとき(後述する第1運転モード時)、その吹出空気にて、デシカントブロック8に含まれる水分の脱着が可能である。なお、デシカント材として、図2におけるCを選択したときは、第1熱交換器5からの吹出空気だけでは水分の脱着が不完全となることもあり、別途補助ヒータ(図示せず)が必要となる場合がある。
このデシカントブロック8は、支持部材21により支持されている。図3(a)、(b)は、実施の形態1におけるデシカントブロック8と支持部材21とを示す概略図である。このうち、図3(a)は、デシカントブロック8を、風路Bにおける空気の通流方向に対し垂直の方向からみた図であり、図3(b)は、この図3(a)において、デシカントブロック8を、第2熱交換器7の側からみた図である。また、図4(a)、(b)は、実施の形態1における支持部材21を示す概略図である。このうち、図4(a)は、支持部材21を第1熱交換器5の側からみた図であり、図4(b)は、支持部材21を第2熱交換器7の側からみた図である。
図3(a)、(b)に示すように、デシカントブロック8を支持する支持部材21は、枠体をなしており、デシカントブロック8における第1熱交換器5及び第2熱交換器7に対向しない4面を覆っている。また、この支持部材21は、デシカントブロック8における第2熱交換器7に対向する面の周縁部を覆っており、この周縁部を除く部分が、開口部21cとなっている。そして、この支持部材21は、デシカントブロック8における第1熱交換器5に対向する面は、デシカントブロック8を覆っておらず、このデシカントブロック8に対向する部分は、全て開口部21cとなっている。
このように、支持部材21は、枠体をなしており、図4(a)、(b)に示すように、第2熱交換器7の側、即ち、風路Bの下流側におけるデシカントブロック8を覆う部分(図4(b))の面積が、第1熱交換器5の側、即ち、風路Bの上流側におけるデシカントブロック8を覆う部分(図4(a))の面積よりも大きいものである。なお、本実施の形態では、支持部材21を枠体としているが、本発明はこれに限らず、この支持部材21を格子状に形成してもよい。
次に、本実施の形態1の空気調和装置1の作用について説明する。図5(a)、(b)、(c)は、実施の形態1に係る空気調和装置1の作用を示す概略図である。このうち、図5(a)は、支持部材21がないデシカントブロック8を示す図であり、図5(b)は、この支持部材21がないデシカントブロック8に、風を通流させ続けて変形していることを示す図であり、図5(c)は、本実施の形態1のデシカントブロック8を示す図である。本実施の形態の空気調和装置1の作用についてわかりやすく説明するために、本実施の形態のデシカントブロック8(図5(c))と、支持部材21がないデシカントブロック8(図5(a)、(b))とを比較して説明する。
先ず、支持部材21がないデシカントブロック8について説明する。図5(a)に示すように、デシカントブロック8における風の通流方向の長さをDとする。空気調和装置を動作させて、このデシカントブロック8に、風を通流させ続けると、デシカントブロック8は、膨張及び収縮を繰り返す。そして、膨張及び収縮を繰り返すと、図5(b)に示すように、やがて、デシカントブロック8は、風の通流方向に反って変形する。従って、デシカントブロック8が反った分だけ、デシカントブロック8における風の通流方向の長さが長くなり、Dとなる(D>D)。
これに対し、本実施の形態では、図5(c)に示すように、デシカントブロック8における風の通流方向の下流側が、枠体をなす支持部材21によって、支持されている。このため、空気調和装置1を動作させて、このデシカントブロック8に、風を通流させ続け、デシカントブロック8が、膨張及び収縮を繰り返しても、支持部材21によって、デシカントブロック8の反りが抑制される。従って、デシカントブロック8の耐久性を向上させることができる。
なお、支持部材21とデシカントブロック8とを固定するために、デシカントブロック8における風路Bの下流側の端面と、支持部材21とを当接して、硬化処理してもよい。デシカントブロック8に硬化処理を施すと、その硬化処理を施した部分において、5mm程度の厚さ分だけ、水分吸脱着能力が著しく低下する。従来のように、デシカントロータを使用した空気調和装置においては、デシカントロータを通流する風の方向は、一方向ではなく両方向である。このため、このデシカントロータに支持部材21を固定するためには、デシカントロータの両面に、硬化処理を施す必要があり、これにより、デシカントロータの両面において、水分吸脱着能力が著しく低下する。これに対し、本実施の形態では、デシカントブロック8を通流する風の方向は、一方向であるため、風路Bの下流側の面だけを硬化処理すればよい。このため、水分吸脱着能力が低下する部分が、片面だけで済むので、従来のデシカントロータに対し、水分吸脱着能力の低下を抑制するという効果を奏する。
また、風路室10には、空気調和装置1の吸込空気の温湿度(空気調和装置1周囲の温湿度)を計測する温湿度センサ11が設けられている。また、空気調和装置1における機械室2aには、空気調和装置1の動作を制御する制御装置12が設けられている。この制御装置12は、後述の除湿運転制御(温湿度センサ11の検出信号に応じた流路切替装置4の切り替え等)、送風装置9の回転数制御、圧縮機3の回転数制御及び膨張弁6の開度制御等の各種制御を行う。
次に、空気調和装置1の除湿運転動作について説明する。空気調和装置1では、流路切替装置4の流路切り替えにより、2つの運転モードが実現できる。以下、順に説明する。
(第1運転モード:冷凍サイクルの動作)
先ず、流路切替装置4の流路が、図1(a)の方向に切り替えられた場合である第1運転モードの動作について説明する。第1運転モードにおける冷凍サイクルの動作は、以下のようになる。圧縮機3により低圧のガスが吸入された後、圧縮され、高温且つ高圧のガスとなる。圧縮機3より吐出された冷媒は、流路切替装置4を経て、第1熱交換器5に流入する。第1熱交換器5に流入した冷媒は、風路Bを流れる空気に放熱し、空気を加熱しながら、冷媒そのものは冷却されて凝縮し、高圧の液冷媒となって第1熱交換器5から流出する。第1熱交換器5から流出した液冷媒は、膨張弁6で減圧され、低圧の二相冷媒となる。その後、冷媒は第2熱交換器7に流入し、風路Bを流れる空気から吸熱し、空気を冷却しながら、冷媒そのものは加熱されて蒸発し、低圧のガスとなる。その後、冷媒は流路切替装置4を経て、圧縮機3に吸入される。
(第1運転モード:空気の動作)
次に、第1運転モードにおける空気の動作について、図6に基づいて説明する。図6は、第1運転モード時の空気の状態変化を示す空気湿り線図で、縦軸は空気の絶対湿度、横軸は空気の乾球温度である。また、図6の曲線は飽和空気を示すもので、飽和空気における相対湿度は100%である。
空気調和装置1周囲の空気(図6、a点)は、空気調和装置1に流入後、第1熱交換器5にて加熱され、温度が上昇すると共に相対湿度が低下する(図6、b点)。その後、空気はデシカントブロック8に流入するが、空気の相対湿度が低いために、デシカントブロック8に保持されている水分は脱着(放出)され、空気に含まれる水分量が増加する。一方で、デシカントブロック8に流入した空気から、脱着に伴う脱着熱が奪われ、空気の温度は低下し、且つ高湿度の状態となる(図6、c点)。その後、空気は第2熱交換器7に流入し、冷却される。なお、冷媒回路Aは、第2熱交換器7内の冷媒温度が空気の露点温度よりも低くなるように運転されており、空気は、第2熱交換器7により冷却されると共に除湿され、低温で絶対湿度の低い状態となる(図6、d点)。その後、空気は送風装置9に流入し、吹出口10bから空気調和装置1外部に排出される。
(第2運転モード:冷凍サイクルの動作)
次に、流路切替装置4の流路が、図1(b)の方向に切り替えられた場合である第2運転モードの動作について説明する。第2運転モードにおける冷凍サイクルの動作は、以下のようになる。圧縮機3により低圧のガスが吸入された後、圧縮され、高温且つ高圧のガスとなる。圧縮機3より吐出された冷媒は、流路切替装置4を経て、第2熱交換器7に流入する。第2熱交換器7に流入した冷媒は、風路Bを流れる空気に放熱し、空気を加熱しながら冷媒そのものは冷却されて凝縮し、高圧の液冷媒となって第2熱交換器7から流出する。第2熱交換器7から流出した液冷媒は、膨張弁6で減圧され、低圧の二相冷媒となる。その後、冷媒は第1熱交換器5に流入し、風路Bを流れる空気から吸熱し、空気を冷却しながら、冷媒そのものは加熱されて蒸発し、低圧のガスとなる。その後、冷媒は流路切替装置4を経て、圧縮機3に吸入される。
(第2運転モード:空気の動作)
次に、第2運転モードにおける空気の動作について、図7に基づいて説明する。図7は、第2運転モード時の空気の状態変化を示す空気湿り線図で、縦軸は空気の絶対湿度、横軸は空気の乾球温度である。また、図7の曲線は飽和空気を示すもので、飽和空気における相対湿度は100%である。
空気調和装置1周囲の空気(図7、a点)は、空気調和装置1に流入後、第1熱交換器5にて冷却される。なお、冷媒回路Aは、第1熱交換器5内の冷媒温度が空気の露点温度よりも低くなるように運転されており、空気は、第1熱交換器5により冷却されると共に除湿され、低温で高相対湿度の状態となる(図7、e点)。その後、空気はデシカントブロック8に流入するが、空気の相対湿度が高いために、デシカントブロック8に水分が吸着され、空気に含まれる水分量が減少し、更に除湿される。一方で、デシカントブロック8に流入した空気は、吸着に伴い吸着熱により加熱され、その温度は上昇し、高温且つ低湿度の状態になる(図7、f点)。その後、空気は第2熱交換器7に流入して加熱され、高温となる(図7、g点)。その後、空気は送風装置9に流入し、吹出口10bから空気調和装置1外部に排出される。
このように、第2運転モードでは、第1熱交換器5における冷媒での冷却による除湿(図7:絶対湿度a−eの差)に加え、デシカントブロック8の吸着による除湿(図7:絶対湿度e−fの差)も実施される。よって、図6と図7を比較しても明らかなように、第2運転モードは第1運転モードに比べて、多くの除湿量を確保できる。従って、空気調和装置1での主たる除湿は、第2運転モードで実施されることになる。
本実施の形態1の空気調和装置1では、第1運転モードと第2運転モードとを交互に繰り返す。例えば、第2運転モードを継続して実施した場合、デシカントブロック8に含まれる水分量には上限があるため、一定時間運転すると、デシカントブロック8に水分が吸着されなくなり、除湿量が低下する。そこで、デシカントブロック8の保持水分量が上限近くになった段階で、第1運転モードに切り替え、デシカントブロック8から水分を放出する運転を実施する。このように、第1運転モードと第2運転モードとを交互に実施することで、デシカントブロック8の吸脱着作用を順次行い、デシカントブロック8の吸脱着作用による除湿量増加効果を維持する。
また、デシカントブロック8の脱着時、第2熱交換器7は蒸発器として作用するが、プレートフィンチューブ熱交換器である蒸発器のフィンに保持された水分(結露水)が、フィン間に保持されて落下しないと、デシカントブロック8の吸着時、即ち、第2熱交換器7が凝縮器として作用するときに、フィン間に保持された水分が再蒸発されて、逆に加湿する虞がある。これを回避するために、第2熱交換器7を、水分の滑落性を向上させる構造とし、第2熱交換器7が蒸発器として動作するときに、フィン間に水分が保持されないようにしている。
従来のように、空気調和装置1において、デシカントロータを用いた構成では、デシカントロータを回転駆動するためのモータ及びその固定構造等が必要となり、装置構成が複雑化する。また、従来は、吸着部と脱着部とで風路を分ける必要があり、吸着部と脱着部との境界部分を気密に分離するシール構造が必要となる。これに対し、本実施の形態1では、風路Bは一つであり、流路切替装置4の切り替えにより、デシカントブロック8の吸着と脱着とを切り替えることができるため、従来のようなシール構造は不要であり、装置構成を簡略化でき、低コスト化を図ることができる。更に、装置構成を簡略化できるため、デシカントブロック8の交換を容易に行うことができる。
また、本実施の形態の第2運転モードでは、搬送される空気に対し、第1熱交換器5による除湿及びデシカントブロック8による除湿が行われる。従来のように、冷凍サイクルだけで除湿(第1熱交換器5のみの除湿)が行われる場合、搬送される空気の温度が約10℃以下になると、第1熱交換器5に着霜するため、頻繁に霜取が必要となり、継続して除湿することができないため、除湿能力が極端に低下していた。これに対し、本実施の形態では、第1熱交換器5による除湿に加え、デシカントブロック8による除湿も行われる。このため、搬送される空気の温度が約10℃以下となって、第1熱交換器5による除湿能力が低下しても、その分、デシカントブロック8による除湿が負担するので、従来のように、極端に除湿能力が低下することを抑制することができる。
また、従来のように、冷凍サイクルのみで除湿を行うと、40%程度の相対湿度を得ることが限度であった。これに対し、本実施の形態の第2運転モードでは、第1熱交換器5による除湿及びデシカントブロック8による除湿に加え、第2熱交換器7による加熱が実施される。このため、空気調和装置1の吹出空気は、高温で水分量の少ない状態となり(図7、g点)、相対湿度を、例えば20%以下の低相対湿度にすることができる。このような低相対湿度の空気は、乾燥用途に好適な空気であり、このような空気を、洗濯物等の被乾燥物に直接当てるようにすれば、被乾燥物の乾燥を促進することができ、より高性能な乾燥機能を実現することができる。
(第1運転モード及び第2運転モードの運転時間)
次に、第1運転モード及び第2運転モードの運転時間について説明する。第1運転モード及び第2運転モードの運転時間は、夫々予め定められた時間としてもよいが、各運転モードの運転時間には、夫々、空気条件及び空気調和装置1の運転状態等に応じた適正値がある。よって、その適正値で運転できるように、空気条件及び空気調和装置1の運転状態等に基づいて、各運転モードを決定するようにしてもよい。
第1運転モードでは、デシカントブロック8から適正な量の水分が放出され、デシカントブロック8に残存する水分量が適量となるまでに要する時間が、適正値となる。デシカントブロック8に、水分が、適量よりも多く残った状態で、第1運転モードを終了し、第2運転モードに切り替えると、第2運転モードでデシカントブロック8が吸着される水分量が抑制されてしまい、第2運転モードでの除湿量が低減する。逆に、第1運転モードを長くし過ぎると、第1運転モード後半では、デシカントブロック8から水分をほとんど脱着できない状態が続くことになり、第1運転モードよりも高除湿量を実現する第2運転モードへの切り替えが遅くなる。よって、この場合もトータルの除湿量が低減する。
第2運転モードでは、デシカントブロック8に水分が吸着されるので、デシカントブロック8への吸着水分量が適量となる時間が適正値となる。デシカントブロック8で吸着できる余地があるにもかかわらず、運転を第1運転モードに切り替えた場合、第1運転モードに比べて高除湿量の第2運転モードの運転時間が短くなり、トータルでみたときに除湿量が低減する。逆に、第2運転モードを長くし過ぎると、第2運転モードの後半では、デシカントブロック8が吸着できない状態が続くことになり、この場合も除湿量が低減する。
デシカントブロック8の保持水分量の変化は、デシカントブロック8に流入する空気の相対湿度によって決定され、高相対湿度の空気が流入すると、デシカントブロック8内の水分が放出されにくく、逆に水分吸着量は多くなる。また、低相対湿度の空気がデシカントブロック8に流入すると、デシカントブロック8内の水分が放出されやすく、逆に水分吸着量は少なくなる。
次に、第1運転モード及び第2運転モードの運転時間を、除湿対象空間から風路B内に吸入された吸込空気の状態を検出する状態検出装置により検出された吸込空気の状態に基づいて決定する場合について説明する。この状態検出装置は、例えば、風路室10に設けられた温湿度センサ11であり、この温湿度センサ11によって、吸込空気の相対湿度を検出して、その相対湿度に応じて各運転モードの運転時間を夫々決定する。
吸込空気の基準となる相対湿度(以下、基準相対湿度)を予め定めるとともに、その基準相対湿度の吸込空気が風路Bを通過した場合に高除湿量となる各運転モードの基準運転時間を、夫々、予め実験又はシミュレーション等により求めておく。そして、実際の吸込空気の相対湿度と基準相対湿度との大小関係に応じて、各運転モードの夫々の基準運転時間から適宜増減して、各運転モードの運転時間を夫々決定する。
除湿運転開始時に温湿度センサ11で得られる吸込空気の状態により、実際の吸込空気の相対湿度を求める。その相対湿度が、予め設定した相対湿度よりも高い場合、第1運転モードでのデシカントブロック8からの水分放出量は、相対湿度が基準相対湿度の場合の水分放出量より少なくなり、また第2運転モードでのデシカントブロック8の水分吸着量は、相対湿度が基準相対湿度の場合の水分吸着量より多くなる。よって、実際の吸込空気の相対湿度が、基準相対湿度より高い場合は、第1運転モードの運転時間を、第1運転モード対応の基準運転時間より長くし、逆に、第2運転モードの運転時間を、第2運転モード対応の基準運転時間より短くする。一方、実際の吸込空気の相対湿度が、基準相対湿度よりも低い場合は、制御装置12は、第1運転モードの運転時間を、第1運転モード対応の基準運転時間より短くし、逆に、第2運転モード時間の運転時間を、第2運転モード対応の基準運転時間より長くする。
このように、第1運転モード及び第2運転モードの運転時間を調整することにより、デシカントブロック8の水分保持量を適切に保つことができ、従って、空気調和装置1の除湿量を向上させることができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る空気調和装置1について説明する。図8は、実施の形態2におけるデシカントブロック8を示す概略図である。本実施の形態は、デシカントブロック8を支持する支持部材21において、デシカントブロック8の側面を覆う部分の内壁21aが傾斜している点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と共通する部分は説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、図8に示すように、デシカントブロック8を支持する支持部材21において、デシカントブロック8における第1熱交換器5及び第2熱交換器7に対向しない4面のうち、上下の2面を覆う部分の内壁21aが、風路Bの上流側から風路Bの下流側に向けて傾斜して厚くなっている。即ち、デシカントブロック8の上下の2面を覆う支持部材21の部分の内壁21aにテーパを設けている。これにより、支持部材21の内側は、風路Bの上流側よりも風路Bの下流側の方が狭くなっている。このため、風路Bの上流側から、支持部材21にデシカントブロック8を嵌めこむと、風路Bの下流側(奥側)に進入するに従って狭くなり、その嵌合強度が向上する。従って、本実施の形態は、実施の形態1で得られる効果に加え、デシカントブロック8の反りを、更に抑制することができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る空気調和装置1について説明する。図9は、実施の形態3におけるデシカントブロック8を示す概略図である。本実施の形態は、支持部材21における風路Bの上流側の端部21bが、デシカントブロック8における風路Bの上流側の端面8aよりも、風路Bの上流側に突出している点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態3では、実施の形態1と共通する部分は説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、図9に示すように、支持部材21における風路Bの上流側の端部21bが、デシカントブロック8における風路Bの上流側の端面8aよりも、風路Bの上流側に突出している。即ち、デシカントブロック8における風の通流方向の長さをDとし、支持部材21における風の通流方向の長さをDとすると、D>Dとなっている。これにより、本実施の形態は、実施の形態1で得られる効果に加え、支持部材21から、デシカントブロック8が抜け落ちることを抑制することができる。
また、空気調和装置1を使い続けて、デシカントブロック8が反って変形すると、このデシカントブロック8を通流しようとする風が、デシカントブロック8の周縁部から逃げ易くなり、デシカントブロック8自体に通流する風の量が低減する。これに対し、本実施の形態は、支持部材21における風路Bの上流側の端部21bが、デシカントブロック8における風路Bの上流側の端面8aよりも、風路Bの上流側に突出している。このため、デシカントブロック8が若干反って変形しても、デシカントブロック8の周縁部から逃げようとする風を、支持部材21の端部21bが補足して、デシカントブロック8に導く。従って、本実施の形態は、デシカントブロック8に通流する風の量が低減することを抑制することができる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4に係る空気調和装置1について説明する。図10は、実施の形態4におけるデシカントブロック8を示す概略図である。本実施の形態は、デシカントブロック8に、デシカントブロック8の変形を抑制する補強部材22が挿通されている点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態4では、実施の形態1と共通する部分は説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、図10に示すように、デシカントブロック8に、風路Bを通流する空気の通流方向に対し垂直の方向に、補強部材22が挿通されている。この補強部材22は、例えば3本の補強棒である。これにより、本実施の形態は、実施の形態1で得られる効果に加え、デシカントブロック8の変形を、更に抑制することができる。なお、本実施の形態では、補強部材22として、補強棒が3本挿通されているが、本発明はこれに限らず、3本以下でもよいし、3本以上としてもよい。
実施の形態5.
次に、実施の形態5に係る空気調和装置1について説明する。図11(a)、(b)は、実施の形態5におけるデシカントブロック8を示す概略図である。このうち、図11(a)は、デシカントブロック8を、風路Bにおける空気の通流方向に対し垂直の方向からみた図であり、図11(b)は、この図11(a)において、デシカントブロック8を、第2熱交換器7の側からみた図である。本実施の形態は、デシカントブロック8が、水平方向に分割された個片デシカントブロック8bである点、及び支持部材21が、この個片デシカントブロック8bを支持するものである点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態5では、実施の形態1と共通する部分は説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、図11(a)、(b)に示すように、デシカントブロック8が、水平方向に分割された3個の個片デシカントブロック8bである。そして、この3個の個片デシカントブロック8bを、支持部材21が支持している。本実施の形態は、デシカントブロック8を分割して配置しているため、各個片デシカントブロック8bが、分割前のデシカントブロック8よりも小さく、従って、反り難い。このように、本実施の形態では、デシカントブロック8を個片デシカントブロック8bとすることにより、実施の形態1で得られる効果に加え、デシカントブロック8の反りを、更に抑制することができる。なお、本実施の形態では、デシカントブロック8を、水平方向に3分割しているが、2個に分割してもよいし、3個以上に分割してもよい。また、水平方向に限らず、垂直方向に分割してもよいし、更に、水平方向及び垂直方向、即ち格子状に分割してもよい。
実施の形態6.
次に、実施の形態6に係る空気調和装置1について説明する。図12は、実施の形態6におけるデシカントブロック8を示す概略図である。本実施の形態は、デシカントブロック8と第1熱交換器5との相対位置関係を特定した点で、実施の形態1と相違し、装置構成は、実施の形態1と共通する。本実施の形態6では、実施の形態1と共通する部分は説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態において、第1熱交換器5は、実施の形態1と同様に、プレートフィンチューブ熱交換器であり、その内壁に複数のフィン5aを有する。そして、図12に示すように、第1熱交換器5とデシカントブロック8との間隙は、第1熱交換器5におけるフィン5aのピッチ(FP)以上である。
第1熱交換器5とデシカントブロック8との間隙は、空気調和装置1を小型化するために、可能な限り、小さい方が好ましい。しかし、第1熱交換器5とデシカントブロック8とを近づけ過ぎると、第1熱交換器5が結露した場合、この結露23が、デシカントブロック8に付着して、デシカントブロック8が濡れる虞がある。この結露23の最大粒径は、第1熱交換器5のフィンピッチ(FP)に依存し、フィンピッチ(FP)の2倍である(結露23の最大粒径=2×FP)。本実施の形態は、第1熱交換器5とデシカントブロック8との間隙を、第1熱交換器5におけるフィンピッチ(FP)以上としているため、第1熱交換器5が結露しても、この結露23がデシカントブロック8に届き難い。従って、デシカントブロック8に結露23が付着して、濡れることを抑制することができる。
なお、第2熱交換器7においても、第1熱交換器5と同様に結露する虞がある。このため、第2熱交換器7とデシカントブロック8との間隙を、第2熱交換器7におけるフィンピッチ以上としてもよい。これにより、第2熱交換器7が結露しても、この結露23がデシカントブロック8に付着することを抑制することができる。
また、本実施の形態では、デシカントブロック8に支持部材21を取り付けてもよいし、支持部材21を取り付けなくてもよい。本実施の形態において、デシカントブロック8に支持部材21を取り付けた場合は、デシカントブロック8に結露23が付着することを抑制する効果に加え、実施の形態1で得られる効果も、合わせて得ることができる。
1 空気調和装置、2 筐体、2a 機械室、3 圧縮機、4 流路切替装置、5 第1熱交換器、5a フィン、6 膨張弁、7 第2熱交換器、8 デシカントブロック、8a 端面、8b 個片デシカントブロック、9 送風装置、10 風路室、10a 吸込口、10b 吹出口、11 温湿度センサ、12 制御装置、21 支持部材、21a 内壁、21b 端部、21c 開口部、22 補強部材、23 結露。

Claims (9)

  1. 圧縮機、流路切替装置、第1熱交換器、減圧装置及び第2熱交換器を、冷媒配管で接続した冷媒回路と、
    前記第1熱交換器と前記第2熱交換器とが配置された風路を有する筐体と、
    前記筐体内に設けられ、空気が通流する通風面を有し、水分の吸脱着を行うデシカントブロックと、
    前記デシカントブロックにおける通風面の少なくとも周縁部を覆いつつ、前記デシカントブロックを支持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記風路の上流側における前記デシカントブロックを覆う部分の面積よりも、前記風路の下流側における前記デシカントブロックを覆う部分の面積の方が大きい
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 圧縮機、流路切替装置、第1熱交換器、減圧装置及び第2熱交換器を、冷媒配管で接続した冷媒回路と、
    前記第1熱交換器と前記第2熱交換器とが配置された風路を有する筐体と、
    前記筐体内に設けられ、空気が通流する通風面を有し、水分の吸脱着を行うデシカントブロックと、
    前記デシカントブロックを支持する支持部材と、を備え、
    前記デシカントブロックは、前記風路における、前記第1熱交換器の下流側、且つ前記第2熱交換器の上流側、に配置されており、
    前記支持部材は、前記風路の上流側における前記デシカントブロックの面を覆っておらず、且つ前記風路の下流側における前記デシカントブロックの面の周縁部を覆っている、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  3. 前記支持部材は、前記デシカントブロックの側面を覆う部分の内壁が、前記風路の上流側から前記風路の下流側に向けて傾斜して厚くなっている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和装置。
  4. 前記支持部材は、前記風路の上流側における端部が、前記デシカントブロックにおける前記風路の上流側の端面よりも、前記風路の上流側に突出している
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  5. 前記デシカントブロックには、前記風路を通流する空気の通流方向に対し垂直の方向に、前記デシカントブロックの変形を抑制する補強部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  6. 前記デシカントブロックは、格子状に分割された複数の個片デシカント材であり、
    前記支持部材は、複数の前記個片デシカント材を覆いつつ、前記個片デシカント材を支持するものである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  7. 前記風路に、前記第1熱交換器、デシカント材及び前記第2熱交換器が直列に配置され、
    前記風路内に設けられ、除湿対象空間内の空気を前記風路内に流す送風装置を備え、
    前記第1熱交換器は、複数のフィンを有しており、
    前記第1熱交換器と前記デシカント材との間隙は、前記第1熱交換器におけるフィンのピッチ以上である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  8. 前記風路に、前記第1熱交換器、デシカント材及び前記第2熱交換器が直列に配置され、
    前記風路内に設けられ、除湿対象空間内の空気を前記風路内に流す送風装置を備え、
    前記第2熱交換器は、複数のフィンを有しており、
    前記第2熱交換器と前記デシカント材との間隙は、前記第2熱交換器におけるフィンのピッチ以上である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  9. 前記流路切替装置を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1熱交換器が凝縮器又は放熱器として動作すると共に、前記第2熱交換器が蒸発器として動作し、前記デシカントブロックに保持されている水分を脱着する第1運転モードと、前記第1熱交換器が蒸発器として動作すると共に前記第2熱交換器が凝縮器又は放熱器として動作し、前記デシカントブロックが前記風路を通過する空気から水分を吸着する第2運転モードとを、前記流路切替装置の流路切替で交互に切り替える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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