JP6108220B2 - 画像処理装置、画像処理プログラム - Google Patents

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Description

取得画像のデータに基づき、当該取得画像が有彩色画像であるか、無彩色画像であるかを判定する技術に関する。
従来から、画像読取手段で読み取られた原稿画像を含む読取画像のデータに基づき、当該原稿画像が、有彩色画像であるか、無彩色画像であるかを判定する画像処理装置がある(特許文献1参照)。この画像処理装置は、上記読取画像を複数のブロックに分割し、各ブロックが有彩色ブロックであるか、無彩色ブロックであるかのブロック判定を実行する。具体的には、画像処理装置は、ブロックごとに、当該ブロックに含まれる全ての画素を対象として、有彩色画素の数が閾値以上であるか否かを判断し、その判断結果に基づいて、当該ブロックが有彩色ブロックであるか、無彩色ブロックであるかを判定する。その後、この画像処理装置は、全ブロックの数に対する有彩色ブロックの数の割合が所定割合以上であることを条件に、原稿画像を有彩色画像であると判定する。
特開2012−142761号公報
しかし、上述したように、従来の画像処理装置は、常に、各ブロックに含まれる全ての画素を対象としてブロック判定を行っている。このため、例えば、ブロック内に、読取画像の背景色部分を構成する無彩色の背景色画素と、文字などの非背景色部分を構成する有彩色の非背景色画素とが含まれる場合、有彩色ブロックであると判定すべきところ、無彩色ブロックであると誤判定されてしまい、ひいては有彩色の原稿画像が無彩色画像であると誤判定されてしまうという問題があった。
本明細書では、原稿画像等の取得画像が有彩色画像であるにもかかわらず無彩色画像であるかと誤判定されることを抑制する技術を開示する。
本明細書によって開示される画像処理装置は、画像を取得する画像取得部と、画像処理部と、を備え、前記画像処理部は、前記画像取得部が取得した取得画像の背景色を特定する背景色特定処理と、前記取得画像を構成する画素群を、前記背景色の部分を構成する背景色画素と、前記背景色でない非背景色の部分を構成する非背景色画素とに判別する画素判別処理と、前記背景色画素の色情報を用いず、前記非背景色画素の色情報を用いて、前記非背景色の部分が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定する非背景色判定処理と、前記非背景色判定処理で有彩色であると判定した場合、前記取得画像を有彩色画像であると判定し、前記非背景色判定処理で無彩色であると判定した場合、前記取得画像を無彩色画像であると判定する画像色判定処理と、を実行する構成を有する。
この画像処理装置は、背景色画素の色情報を用いず、非背景色画素の色情報を用いて、非背景色の部分が有彩色であるか無彩色であるかを判定し、その判定結果から、取得画像の色判定を行う。これにより、画像処理装置は、背景色画素による影響を抑制しつつ、非背景色の部分の色判定結果から、取得画像の色判定を行うことができる。このため、背景色画素と非背景色画素とを区別せずに取得画像の色判定を行う従来の構成に比べて、取得画像が有彩色画像であるにもかかわらず無彩色画像であるかと誤判定されることを抑制することができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記背景色特定処理で特定した前記取得画像の背景色が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定する背景色判定処理を実行する構成を有し、前記画像色判定処理は、前記背景色判定処理及び前記非背景色判定処理の少なくともいずれかで有彩色であると判定した場合、前記取得画像を有彩色画像であると判定してもよい。
この画像処理装置によれば、非背景色判定処理だけでなく、背景色判定処理によって取得画像が有彩色画像であるか、無彩色画像であるかを判定することができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記背景色判定処理で前記取得画像の背景色が無彩色であると判定したことを条件に、少なくとも前記非背景色判定処理を実行し、前記画像色判定処理では、前記背景色判定処理で前記取得画像の背景色が有彩色であると判定した場合、前記取得画像を有彩色画像であると判定してもよい。
この画像処理装置によれば、背景色判定処理で取得画像の背景色が有彩色であると判定した場合、非背景色判定処理を実行することなく、取得画像の色判定を行うことができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記背景色特定処理では、前記画素群の色情報から、画像の濃度に関する当該画素群のヒストグラムを生成し、前記ヒストグラムの最頻度の濃度から、前記背景色を特定してもよい。
この画像処理装置によれば、例えば取得画像の画素群の濃度の平均値から背景色を特定する構成に比べて、取得画像の背景色を精度よく特定することができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記画素判別処理では、前記背景色の濃度を含む基準範囲内の濃度を示す画素を前記背景色画素であると判別し、前記基準範囲外の濃度を示す画素を前記非背景色画素であると判別してもよい。
この画像処理装置によれば、背景色の濃度を示す画素のみを背景色画素であると判別する構成に比べて、取得画像の背景部分の色のばらつきやムラによる影響を抑制することができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記画像取得部が取得した取得画像を、一定の大きさの複数のブロックに分割するブロック分割処理と、前記各ブロック毎に、前記背景色画素の色情報を用いず、前記非背景色画素の色情報を用いて、当該ブロックが、有彩色ブロックであるか、無彩色ブロックであるかを判定するブロック色判定処理と、を実行する構成を有し、前記非背景色判定処理では、前記有彩色ブロックであると判定したブロック数、および、前記無彩色ブロックであると判定したブロック数の少なくとも一方のブロック数から、前記非背景色の部分が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定してもよい。
この画像処理装置によれば、ブロック分割をしない構成に比べて、ブロック単位で非背景色であるか否かを正確に判定することができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記非背景色判定処理では、前記非背景色画素の色情報を用いて、前記非背景色画素の色差値の平均値を算出し、当該平均値から、前記非背景色の部分が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定してもよい。
この画像処理装置によれば、色差値の平均値を用いて、非背景色の部分が有彩色であるか無彩色であるかを、比較的簡単に判定することができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記非背景色判定処理では、前記非背景色画素の色情報を用いて、前記非背景色画素の色差値の標準偏差を算出し、当該標準偏差値から、前記非背景色の部分が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定してもよい。
この画像処理装置によれば、色差値の平均値を用いる構成に比べて、非背景色の部分が有彩色であるか無彩色であるかを、精度よく判定することができる。
なお、この発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本明細書によって開示される発明によれば、原稿画像等の取得画像が有彩色画像であるにもかかわらず無彩色画像であるかと誤判定されることを抑制することが可能である。
実施形態1の画像処理システムの構成を示すブロック図 スキャン側処理を示すフローチャート コンピュータ側処理を示すフローチャート 読取画像処理を示すフローチャート 背景色特定処理を示すフローチャート 読取画像の各原色のヒストグラムを示す図 読取画像、濃度および色差に関するヒストグラムを示す図 ブロック色判定処理を示すフローチャート 実施形態2のブロック色判定処理を示すフローチャート
<実施形態1>
実施形態1の画像処理システム1について図1〜図8を参照しつつ説明する。この画像処理システム1は、スキャナ2およびパーソナルコンピュータ3(以下、単にコンピュータ3という)を備え、スキャナ2とコンピュータ3とは、有線通信または無線通信により、互いにデータ通信を行うことが可能である。コンピュータ3は、画像処理装置の一例である。
(スキャナの構成)
スキャナ2は、第1画像処理部21、第1表示部22、第1操作部23、第1通信部24、および、画像読取部25を備える。
第1画像処理部21は、画像読取部25等を制御する制御部であり、中央処理装置(以下、第1CPU)26、第1ROM27、第1RAM28、および、画処理回路29を有する。第1ROM27には、このスキャナ2の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されている。第1CPU26は、第1ROM27から読み出したプログラムに従って、スキャナ2の各部を制御する。なお、上記各種のプログラムが記憶される媒体は、第1ROM27や第1RAM28以外に、CD−ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリ、ストレージ装置など、他の不揮発性の記録媒体でもよい。
画処理回路29は、画像処理専用のハード回路であり、読取データに対する画像処理を実行することが可能である。第1表示部22は、液晶ディスプレイやランプ等を有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。第1操作部23は、複数のボタンを有し、ユーザにより各種の入力操作が可能である。第1通信部24は、無線通信または有線通信により、外部機器とデータ通信を行うためのデバイスである。
画像読取部25は、CIS(Contact Image Sensor)を有する読取デバイスであり、図示しない原稿シート上の画像を読み取って、その読取画像Gに応じた画素列の読取データを出力する。読取データは、RGB(赤・緑・青)色空間のデータであるものとする。なお、画像読取部25は、CISに限らず、例えばCCD(Charge Coupled Drive Image Sensor)を有する構成でもよい。また、画像読取部25が出力した読取データは、図示しないAD変換部によりAD変換され、第1RAM28に記憶される。
(コンピュータの構成)
コンピュータ3は、第2画像処理部31、第2表示部32、第2操作部33、第2通信部34、および、接続ポート35を備える。
第2画像処理部31は、中央処理装置(以下、第2CPU)36、第2ROM37、第2RAM38を有する。第2ROM37には、後述する読取画像処理等を実行するためのスキャナドライバのプログラム(画像処理プログラムの一例)や、このコンピュータ3の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されている。第2CPU36は、第2ROM37から読み出したプログラムに従って、コンピュータ3の各部を制御する。なお、上記各種のプログラムが記憶される媒体は、第2ROM37や第2RAM38以外に、CD−ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリ、ストレージ装置など、他の不揮発性の記録媒体でもよい。
第2表示部32は、液晶ディスプレイやランプ等を有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。第2操作部33は、複数のボタンを有し、ユーザにより各種の入力操作が可能である。第2通信部34は、無線通信または有線通信により、外部機器とデータ通信を行うためのデバイスである。
接続ポート35は、外部メモリ4を接続可能であり、当該外部メモリに記憶された画像データを取得するためのものである。接続ポート35は例えばUSB(Universal Serial Bus)ポートであり、外部メモリは例えばUSBメモリである。なお、第2通信部34および接続ポート35は画像取得部の一例である。
(スキャナ側の処理)
スキャナ2の電源が投入されると、第1画像処理部21は、図2に示すスキャン側処理を、所定時間間隔で繰り返し実行する。スキャナ側処理は、第1画像処理部21が、ユーザの入力操作に基づき、画像読取部25に原稿シートの画像を読み取らせ、その読取データを、第1通信部24によりコンピュータ3に送信する処理である。
具体的には、第1CPU26は、第1操作部23から、ユーザによるスキャン実行入力を示す操作信号を受け付けたか否かを判断する(S1)。第1CPU26は、スキャン実行入力を受け付けていないと判断した場合(S1:NO)、スキャン実行入力を待つ待機状態になる。第1CPU26は、スキャン実行入力を受け付けたと判断した場合(S1:YES)、スキャナドライバの起動指令を、第1通信部24によりコンピュータ3に送信する(S2 図1参照)。この起動指令は、コンピュータ3にスキャナドライバを起動させるための指令である。
第1CPU26は、上記起動指令の送信に対し、第1通信部24がコンピュータ3からスキャン指令を受信したか否かを判断する(S3 図1参照)。第1CPU26は、スキャン指令を受信していないと判断した場合(S3:NO)、スキャン指令を待つ待機状態になる。第1CPU26は、スキャン指令を受信したと判断した場合(S3:YES)、読取処理の実行を開始する(S4)。具体的には、第1CPU26は、画像読取部25に、原稿シート上の画像を読み取らせ、画像読取部25が出力した読取データを第1RAM28に記憶する。
第1CPU26は、読取処理の実行開始後、読取データを、第1通信部24にコンピュータ3に送信させ(S5 図1参照)、その読取データの送信を完了すると、本スキャン側処理を終了し、所定時間後に再びS1を実行する。なお、第1画像処理部21は、原稿シート上の全画像の読取を完了した後に、その読取画像G全体の読取データをまとめて送信する構成でもよいし、原稿シート上の画像の読取途中に、読み取った部分の読取データを順次送信していく構成でもよい。
(コンピュータ側の処理)
コンピュータ3の電源が投入されると、第2画像処理部31は、図3に示すコンピュータ側処理を、所定時間間隔で繰り返し実行する。コンピュータ側処理は、第2画像処理部31が、スキャナ2から受信した読取データから、読取画像Gが有彩色画像であるか無彩色画像であるかを判定する処理である。
(1)読取データの受信
具体的には、第2CPU36は、第2通信部34が、スキャン2から上記起動指令を受信したか否かを判断する(S11)。第2CPU36は、起動指令を受信していないと判断した場合(S11:NO)、起動指令を待つ待機状態になる。第2CPU36は、スキャン指令を受信したと判断した場合(S11:YES)、第2RAM38からスキャナドライバのプログラムを読み出して、スキャナドライバを起動する(S12)。
第2CPU36は、スキャナドライバの起動後、スキャン指令を、第2通信部34によりスキャナ2に送信し(S13 図1参照)、第2通信部34によりスキャナ2から読取データを受信し(S14)、第2RAM38に記憶する。なお、この読取データに基づく読取画像Gが取得画像の一例である。
(2)読取データに対する画像処理
第2CPU36は、読取データを受信すると、図4に示す読取画像処理の実行を開始する(S15)。なお、第2CPU36は、スキャナ2からの読取画像G全体の読取データの受信を完了した後に、読取画像処理の実行を開始する構成でもよいし、スキャナ2からの読取データの受信途中で、受信した部分について、上記読取画像処理を順次実行していく構成でもよい。
(2−1)背景色特定処理
第2CPU36は、第2RAM38に記憶された読取データを用いて、図5に示す読取画像Gの背景色特定処理を実行する(S31)。背景色特定処理は、読取画像Gの背景色(地色)を特定するための処理である。具体的には、第2CPU36は、読取画像Gを構成する画素群それぞれの画像濃度値(R値、G値、B値)から、読取画像G全体を構成する画素群について、各原色RGBごとに、画像濃度値に関するヒストグラム(度数分布)を生成する(S51)。各原色RGBごとの画像濃度値(以下、単に濃度という)は、色情報の一例である。
図6には、読取画像Gについて、各原色ごとのヒストグラムが例示されている。以下、読取画像Gは、背景色部分(無地部分)G1上の1または複数の箇所に、微小な非背景色部分G2が付された画像とする。背景色部分G1は、文字、図形および記号等のいずれも付されていない部分であり、非背景色部分G2は、文字、図形および記号等のうち少なくともいずれか1つが付された部分である。各非背景色部分G2のサイズは、後述する1つのブロックBのサイズよりも極めて小さいものとし、同図上段では、非背景色部分G2として、文字列ABCDが例示されている(図7も参照)。
各原色のヒストグラムは、縦軸が画素数(度数)であり、横軸が濃度である。各原色のヒストグラムに示すように、ほとんどの画素の濃度が、背景色に対応する濃度Rm、Gm、Bmを示し、微少数の画素の濃度だけが、非背景色に対応する濃度Rs、Gs、Bsを示している。
第2CPU36は、各原色のヒストグラムから最頻度値を決定する(S52)。最頻度値は、最も頻度が高い濃度であり、図5の例では、濃度Rm、Gm、Bmが該当する。これにより、第2CPU36は、濃度Rm、Gm、Bmから、読取画像Gの背景色を特定することができる。このように、ヒストグラムの最頻度の濃度から読取画像Gの背景色を特定する構成であれば、例えば後述する読取画像Gの画素群の濃度の平均値から背景色を特定する構成に比べて、読取画像Gの背景色を精度よく特定することができる。
第2CPU36は、背景色特定処理を終了すると、図4のS32に進み、特定した背景色が有彩色であるか、無彩色であるかを判定する背景色判定処理を実行する(S32,S33)。まず、第2CPU36は、各原色の最頻度値Rm、Gm、Bmを、輝度成分と色差成分で表現される色空間データに変換する色変換処理を実行する(S32)。具体的には、第2CPU36は、各原色の最頻度値Rm、Gm、Bmを、RGB色空間のデータから、輝度Yのデータ、及び、2つの色差(色味)Cb、Crのデータを有するYCbCr色空間のデータに変換する。色差Cb、Crのデータは、色差成分のデータ、色情報の一例である。
以下、色差Cb、Crは、例えば−128〜+128に128を加算して正規化した範囲であり、具体的には0〜255の範囲で示されるものとする。また、0〜99および157〜255の範囲を有彩色範囲とし、100〜156の範囲を無彩色範囲とする。第2CPU36は、上記背景色が第1有彩色条件を満たすか否かを判断する(S33)。第2CPU36は、色差Cb、Crそれぞれについて、3原色の色差の平均値Cba、Craを算出する。第1有彩色条件は、平均値Cba、Craの少なくとも一方が上記有彩色範囲内であることとする。
第2CPU36は、背景色が第1有彩色条件を満たすと判断した場合(S33:YES)、読取画像Gは有彩色画像である可能性が高いため、例えば有彩色フラグを、第2RAM38に記憶し(S34)、本読取画像処理を終了し、図3のS16に進む。例えば図7の読取画像Gの背景色部分G1が有彩色である場合、第2CPU36は、背景色が第1有彩色条件を満たすと判断し(S33:YES)、非背景色部分G2が有彩色であるか無彩色であるかの判定を行うことなく、読取画像G1を有彩色画像であると判定する。
第2CPU36は、背景色が第1有彩色条件を満たさないと判断した場合(S33:NO)、背景色判定処理の判定結果では、読取画像Gが無彩色画像であると確定せずに、次のS35〜S42の処理を実行し、非背景色部分G2の非背景色の色判定から、読取画像Gが有彩色画像であるか無彩色画像であるかを最終的に判定する。この処理には、ブロック分割処理(S35)、画素判別処理(S38)、ブロック色判定処理(S39)、非背景色判定処理(S41,S42)および画像色判定処理(S34,43)が含まれる。
(2−2)ブロック分割処理
まず、第2CPU36は、ブロック分割処理を実行する(S35)。具体的には、第2CPU36は、第2RAM38に記憶された読取データから、図7上段に示すように、読取画像Gを、一定の大きさの矩形状の複数のブロックBに均等分割する。なお、1つのブロックBは、例えば1辺(1行)の画素数が11、他辺(1列)の画素数が18であり、全画素数は、198であるとする。第2CPU36は、読取画像Gの読取データを所定ライン数分受信するごとに、当該所定ライン数分の部分画像についてブロック分割処理を順次行う構成でもよい。所定ライン数とは、少なくとも1つのブロックBの縦寸法分のライン数である。
(2−3)画素判別処理
第2CPU36は、ブロック分割処理の実行開始後、各ブロックB単位で、画素判別処理(S38)を実行する。画素判別処理は、読取画像G全体を構成する画素群を、背景色部分G1を構成する背景色画素と、非背景色部分G2を構成する非背景色画素とに判別する処理である。
具体的には、第2CPU36は、ブロック番号K、有彩色ブロック数、無彩色ブロック数をそれぞれゼロに初期化し(S36)、ブロック番号Kに1を加算する(S37)。次に、第2CPU36は、K番目のブロックBについて、画素判別処理を実行する(S38)。
具体的には、第2CPU36は、例えば上記S51で作成した原色Rのヒストグラムを用いて、濃度が背景色範囲D内である画素を背景色画素とし、濃度が背景色範囲D内に含まれない画素を非背景色画素とする(図7中段参照)。背景色範囲Dは、基準範囲の一例であり、最頻度値Rmを含む濃度範囲であり、特に、最頻度値Rmを中心とする範囲が好ましい。この構成であれば、濃度が最頻度値Rmに一致する画素のみを背景色画素とする構成に比べて、読取画像Gの背景色のバラツキやむらにより、背景色部分の画素が、非背景色画素であると誤判定されることを抑制することができる。
(2−4)ブロック色判定処理
第2CPU36は、画素判別処理の実行後、K番目のブロックBについて、ブロック色判定処理を実行する(S39)。ブロック色判定処理は、背景色画素の色情報を用いずに、非背景色画素の色情報を用いて、K番目のブロックBが、有彩色ブロックであるか、無彩色ブロックであるかを判定する処理である。
具体的には、第2CPU36は、上記画素判別処理で抽出した各非背景色画素の濃度R、G、Bを、色差成分を有する色空間データに変換する色変換処理を実行する(S61)。具体的には、第2CPU36は、各非背景色画素の濃度R、G、Bを、RGB色空間のデータから、輝度Yのデータ、及び、2つの色差Cb、Crのデータを有するYCbCr色空間のデータに変換する。次に、第2CPU36は、非背景色画素について、各色差Cb、Crごとに、色差に関するヒストグラムを生成する(S62)。
図7下段には、色差に関するヒストグラムが例示されている。このヒストグラムは、縦軸が画素数(度数)であり、横軸が色差CbまたはCrであり、色差Cb、Crは、上記S32と同様、0〜255の範囲で示されるものとする。同図中の実線部分H1は非背景色画素のヒストグラム部分を示し、二点鎖線部分H2は背景色画素のヒストグラム部分を示す。非背景色画素の数は、背景色画素の数に比べて少ない。
ここで、仮に、非背景色画素だけでなく、背景色画素を含めて、ブロック色を判定する構成とすると、相対的に数が多い非背景色画素の色差によってブロック色が特定されてしまい、相対的に数が少ない非背景色画素の色差はノイズとして無視されてしまうおそれがある。具体的には、図7下段に示すように、ブロックBの背景色部分が無彩色であり、非背景色部分が有彩色である場合、当該ブロックBは、本来、有彩色ブロックであると判定すべきところ、微小の非背景色部分が無視されてしまい、無彩色ブロックであると誤判定されてしまうおそれがある。
これに対し、第2CPU36は、背景色画素のヒストグラム部分H2を用いることなく、非背景色画素のヒストグラム部分H1を用いて、K番目のブロックBのブロック色を判定する。具体的には、第2CPU36は、非背景色画素のヒストグラム部分H1を用いて、各非背景色画素について、色差Cb、Crのいずれかが有彩色範囲内であるか否かにより、有彩色画素であるか、無彩色画素であるかを判定する。そして、第2CPU36は、その判定結果から、各色差Cb、Crごとの有彩色画素割合を算出する(S63)。有彩色画素割合は、1つのブロックBの非背景色画素の総数CAに対する有彩色の非背景色画素の数C1の割合(=(C1/CA)×100)である。
次に、第2CPU36は、K番目のブロックBが有彩色ブロック条件を満たすか否かを判断する(S64)。有彩色ブロック条件は、例えば、色差Cb、Crの有彩色画素割合の少なくとも一方、或いは、色差Cb、Crの有彩色画素割合の平均値が、有彩色ブロック閾値(例えば0.3%)を超えることとする。第2CPU36は、K番目のブロックBが有彩色ブロック条件を満たすと判断した場合(S64:YES)、有彩色ブロック数に1を加算し(S65)、K番目のブロックBが有彩色ブロック条件を満たさないと判断した場合(S64:NO)、無彩色ブロック数に1を加算し(S66)、本ブロック色判定処理を終了し、図4のS40に進む。
S40では、第2CPU36は、読取画像G上の全ブロックBについてブロック色判定を行ったか否かを判断する。具体的には、第2CPU36は、現在のブロック番号Kが、最終ブロック番号(読取画像G上の全ブロック数KA)に達したか否かを判断する。第2CPU36は、現在のブロック番号Kが最終ブロック番号KAに達していないと判断した場合(S40:NO)、S37に戻り、次の順位のブロックBについて画素判別処理およびブロック色判定処理を実行する。
(2−5)非背景色判定処理および画像色判定処理
第2CPU36は、現在のブロック番号Kが最終ブロック番号KAに達したと判断した場合(S40:YES)、非背景色判定処理を実行する(S41,S42)。非背景色判定処理は、ブロック色判定処理の判定結果から、非背景色部分G2が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定するための処理である。
具体的には、第2CPU36は、まず、ブロック色判定処理の判定結果から、有彩色ブロック割合を算出する(S41)。有彩色ブロック割合は、読取画像G上の全ブロック数KAに対する有彩色ブロック数(S66参照)の割合である。次に、第2CPU36は、読取画像Gが第2有彩色条件を満たすか否かを判断する(S42)。第2有彩色条件は、例えば、有彩色ブロック割合が、有彩色画像閾値(例えば0.3%)を超えることとする。
第2CPU36は、非背景色部分G2が第2有彩色条件を満たすと判断した場合(S42:YES)、読取画像Gは有彩色画像である可能性が高いため、例えば有彩色フラグを、第2RAM38に記憶し(S34)、非背景色部分G2が有彩色画像条件を満たさないと判断した場合(S42:NO)、例えば無彩色フラグを、第2RAM38に記憶し(S43)、本読取画像処理を終了し、図3のS16に進む。S34,S43の処理は、画像色判定処理の一例である。例えば図7の読取画像Gの背景色部分G1が無彩色であり、非背景色部分G2が有彩色である場合、第2CPU36は、非背景色部分G2が背景色部分G1に比べて小さくても、非背景色部分G2が第2有彩色条件を満たすと判断し(S42:YES)、読取画像G1を有彩色画像であると判定する。
(3)読取データのデータ変換処理
S16では、第2CPU36は、非背景色判定処理の判定結果から、読取画像Gが有彩色画像であるか否かを判定する。具体的には、第2CPU36は、第2RAM38に有彩色フラグが記憶されているか否かを判定する。第2CPU36は、有彩色フラグが記憶されていると判定した場合(S16:NO)、読取データをグレイスケールデータに変換する処理を実行する(S17)。
具体的には、第2CPU36は、RGB色空間の読取データを、RGBデータのいずれか1色のデータのみ残し、残りの色のデータは破棄する処理を実行する。なお、第2CPU36は、RGB色空間の読取データを、輝度成分を含む色空間データに変換し、輝度のデータのみ残し、他の成分のデータを破棄する処理を実行する構成でもよい。なお、一般的に、無彩色画像の読取データを、予めグレイスケールデータに変換することで、より高画質のJPEG(Joint Photograghic Experts Group)データを生成することができる。
第2CPU36は、グレイスケールデータを、JPEG変換し、JPEGデータを生成し(S18)、指定先メモリに保存し(S20)、本コンピュータ側処理を終了し、所定時間後に再びS11を実行する。保存先メモリは、例えば第2RAM38や外部メモリ4である。
第2CPU36は、有彩色フラグが記憶されていないと判定した場合(S16:YES)、読取データを,グレイスケールデータに変換せずに、JPEG変換し、JPEGデータを生成し(S19)、指定先メモリに保存し(S20)、本コンピュータ側処理を終了する。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、第2画像処理部31は、背景色画素の色情報を用いず、非背景色画素の色情報を用いて、非背景色部分G2が有彩色であるか無彩色であるかを判定し、その判定結果から、読取画像Gの色判定を行う。これにより、コンピュータ3は、背景色画素による影響を抑制しつつ、非背景色部分G2の色判定結果から、読取画像Gの色判定を行うことができる。
このため、背景色画素と非背景色画素とを区別せずに取得画像の色判定を行う従来の構成に比べて、読取画像Gが有彩色画像であるにもかかわらず無彩色画像であるかと誤判定されることを抑制することができる。また、非背景色部分G2の大きさ、換言すれば非背景色画素の数に応じてブロック色判定、ひいては画像色判定の判定精度がばらつくことを抑制することができる。
更に、第2画像処理部31は、背景色判定処理で読取画像Gの背景色が無彩色であると判定したことを条件に(S33:NO)、S35以降の処理を実行し、景色色判定処理で読取画像Gの背景色が有彩色であると判定した場合(S33:YES)、読取画像Gを有彩色画像であると判定する(S34)。これにより、背景色判定処理で読取画像Gの背景色が有彩色であると判定した場合、非背景色判定処理等を実行することなく、読取画像Gの色判定を行うことができる。
<実施形態2>
図9は実施形態2を示す。上記実施形態1との相違は、ブロック色判定処理にあり、その他の点は上記実施形態1と同様である。従って、上記実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図9に示すように、第2CPU36は、S61の色変換処理を実行した後、色差Cb、Crに関するヒストグラムを生成することなく、非背景色画素の色差に関するヒストグラムの平均値およびバラツキ値を算出し、その平均値およびバラツキ値から、K番目のブロックBが無彩色ブロック条件を満たすか否かを判断する(S63α、S66α)。無彩色ブロック条件は、次の条件1,2をいずれも満たすことである。
条件1:非背景色画素について、色差Cb、Crそれぞれに関する平均値のいずれも無彩色範囲内であること
条件2:非背景色画素について、色差Cb、Crそれぞれに関する標準偏差のいずれも無彩色基準値以下であること
なお、この無彩色基準値は、例えば図7下段の無彩色範囲の幅に対応する標準偏差以下の値が好ましい。
具体的には、第2CPU36は、非背景色画素について、色差Cb、Crそれぞれに関する平均値を算出し(S62α)、当該色差Cb、Crそれぞれに関する平均値がいずれも無彩色範囲内であるか否かを判断する(S63α)。第2CPU36は、色差Cb、Crそれぞれに関する平均値の少なくとも一方が無彩色範囲内でないと判断した場合(S63α:NO)、有彩色ブロック数に1を加算し(S64α)、本ブロック色判定処理を終了し、図4のS40に進む。この場合、第2CPU36は、色差Cb、Crそれぞれに関する標準偏差を算出することなく、K番目のブロックBを有彩色ブロックであると判定することができる。
第2CPU36は、色差Cb、Crそれぞれに関する平均値のいずれも無彩色範囲内であると判断した場合(S63α:YES)、非背景色画素について、色差Cb、Crそれぞれに関する標準偏差を算出し(S65α)、色差Cb、Crそれぞれに関する標準偏差がいずれも無彩色基準値以下であるか否かを判断する(S66α)。
色差Cb、Crに関する標準偏差のいずれも無彩色基準値以下である場合、ほとんどの非背景色画素の色差が無彩色範囲内であり、K番目のブロックは、無彩色ブロックである可能性が高い。一方、色差Cb、Crに関する標準偏差の少なくとも一方が無彩色基準値を超える場合、非背景色画素の色差は無彩色範囲を超えてばらついており、K番目のブロックは、有彩色ブロックである可能性が高い。
そこで、第2CPU36は、色差Cb、Crそれぞれに関する標準偏差の少なくとも一方が無彩色基準値より大きいと判断した場合(S66α:NO)、有彩色ブロック数に1を加算し(S64α)、色差Cb、Crそれぞれに関する標準偏差のいずれも無彩色基準値以下であると判断した場合(S66α:YES)、無彩色ブロック数に1を加算し(S67α)、本ブロック色判定処理を終了し、図4のS40に進む。
本実施形態によれば、色差Cb、Crに関するヒストグラムを生成することなく、ブロック色の判定を行うことができる。また、色差Cb、Crに関する平均値だけでなく標準偏差を利用することにより、ブロック色の判定を精度よく行うことができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
画像処理装置は、パーソナルコンピュータ3に限らず、外部機器や内部メモリから画像を取得して処理する構成を備える他の情報処理装置でもよい。情報処理装置の例には、クライアントコンピュータやサーバコンピュータ、更に、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末が含まれる。上記外部機器の例には、スキャナ2や外部メモリ4以外に、外部の情報処理装置や撮影機器などである。また、画像処理装置は、スキャナ2に限らず、読取機能を含む複数の機能を有する複合機やコピー機でもよい。
実施形態1において、第2画像処理部31は、複数のCPUのみによりコンピュータ側処理を実行する構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみによりコンピュータ側処理を実行する構成、更にはCPUおよびハード回路によりコンピュータ側処理を実行する構成でもよい。
画像取得部は、例えば第1RAM28や第2RAM38など、画像処理装置内の内蔵メモリに記憶された画像データを取得するインターフェースなどでもよい。
第2画像処理部31は、外部メモリ4に記憶された画像データを、接続ポート35から取得し、その画像データを用いて、図3のS15以降の画像処理を実行することも可能である。この場合、上記画像データが上記読取データに該当し、画像データに基づく画像が読取画像Gに該当し、取得画像の一例である。
S31の背景色特定処理は、画像処理部21,31が、各原色ごとの画素群の濃度の平均値を算出し、その平均値から特定した色を、読取画像Gの背景色とする処理でもよい。また、S31の背景色特定処理は、画像処理部21,31が、読取画像Gの端辺から所定幅分の端辺領域(余白領域)の画素の画素値のみを用いて、当該端編領域の色を特定し、その特定した色を、背景色とする処理でもよい。また、S31の背景色特定処理は、画像処理部21,31が、ユーザに対して、背景色を問い合わせ、ユーザが操作部23,33で入力した背景色情報から、読取画像Gの背景色を特定する処理でもよい。これらの処理であれば、画像処理部21,31は、ヒストグラムを生成する必要がない。
S53、S61の色変換処理は、YCbCr変換処理に限らず、各原色の最頻度値Rm、Gm、Bmを、Lab変換処理により、Lab色空間のデータに変換する処理でもよい。
画像処理部21,31は、S35のブロック分割処理を実行せずに、読取画像G全体を構成する画素群について、画素判別処理(S38)を実行する構成でもよい。また、画像処理部21,31は、ブロック色判定処理を実行せずに、読取画像G全体を構成する画素群から、非背景色画素を抽出し、当該非背景色画素の色情報を用いて、読取画像Gの非背景色部分G2が有彩色であるか、無彩色であるかを判定する構成でもよい。但し、上記実施形態の構成であれば、ブロック分割をしない構成に比べて、ブロック単位で効率よく非背景色部分の色判定を行うことができる。
S38の画像判別処理は、画像処理部21,31が、原色GBのいずれかのヒストグラムを用いる処理でもよい。また、画像判別処理は、画像処理部21,31が、読取画像G全体の読取データを、色差成分を有する色空間データに変換し、色差に関するヒストグラムを生成する。そして、画像処理部21,31は、色差が、S33で算出した平均値Cba、Craのいずれかを含む基準範囲内である画素を背景色画素とする処理でもよい。
S64のブロック色判定処理は、有彩色の非背景色画素の数、および、無彩色の非背景色画素の数の少なくとも一方の画素数から、ブロックBが有彩色ブロックであるか、無彩色ブロックであるかを判定する処理であればよい。例えば、各画像処理部21,31は、S63で、各色差Cb、Crごとの無彩色画素割合を算出する。無彩色画素割合は、1つのブロックBの非背景色画素の総数CAに対する無彩色の非背景色画素の数C2の割合(=(C2/CA)×100)である。各画像処理部21,31は、S64で、K番目のブロックBが無彩色ブロック条件を満たすか否かを判断する。無彩色ブロック条件は、例えば、色差Cb、Crの無彩色画素割合のいずれも、或いは、色差Cb、Crの無彩色画素割合の平均値が、無彩色ブロック閾値(例えば99.7%)以上であることとする。
また、有彩色ブロック条件、無彩色ブロック条件は、有彩色画素割合や無彩色画素割合に関する条件であったが、これに限らない。ブロックBの全画素数CAが固定値である場合、有彩色ブロック条件、無彩色ブロック条件は、有彩色の非背景色画素の数C1や無彩色の非背景色画素の数C2に関する条件でもよい。例えば有彩色ブロック条件は、有彩色の非背景色画素の数C1が所定の閾値以上であることとしてもよい。この場合、各画像処理部21,31は、有彩色画素割合や無彩色画素割合を算出する必要はない。
S41,S42の非背景色判定処理は、有彩色ブロック数、および、無彩色ブロック数の少なくとも一方のブロック数から、非背景色が有彩色であるか、無彩色であるかを判定する処理であればよい。例えば、各画像処理部21,31は、S41で、ブロック色判定処理の判定結果から、無彩色ブロック割合を算出する。無彩色ブロック割合は、全ブロック数KAに対する無彩色ブロック数(S65参照)の割合である。各画像処理部21,31は、S42で、読取画像Gが無彩色画像条件を満たすか否かを判断する。無彩色画像条件は、例えば、無彩色ブロック割合が、無彩色画像閾値(例えば99.7%)以上であることとする。
また、有彩色画像条件、無彩色画像条件は、有彩色ブロック割合や無彩色ブロック割合に関する条件であったが、これに限らない。全ブロック数KAが固定値である場合、有彩色画像条件、無彩色画像条件は、有彩色ブロック数や無彩色ブロック数に関する条件でもよい。例えば有彩色画像条件は、有彩色ブロック数が所定の閾値以上であることであるとしてもよい。この場合、各画像処理部21,31は、有彩色ブロック割合や無彩色ブロック割合を算出する必要はない。
各画像処理部21,31は、背景色特定処理(S31)の実行後、背景色判定処理(S32,S33)を実行することなく、常に、S36に進む構成でもよい。また、各画像処理部21,31は、背景色判定処理(S32,S33)の判定結果に関係なく、常に、非背景色判定処理(S41,S42)を実行し、背景色判定処理および、非背景色判定処理の少なくとも一方で有彩色であると判定した場合、読取画像Gを有彩色画像であると判定する構成でもよい。これにより、非背景色判定処理だけでなく、背景色判定処理によって読取画像Gが有彩色画像であるか、無彩色画像であるかを判定することができる。
実施形態2において、バラツキ値は、標準偏差に限らず、色差Cb、Crに関する分散値、最大値と最小値との差などでもよく、第2CPU36は、これらのバラツキ値が無彩色基準値を超えるか否かを判断する構成でもよい。この構成であれば、次述する平均値を用いる構成に比べて、ブロック色の判定を精度よく行うことができる。また、第2CPU36は、色差Cb、Crに関する平均値を算出し、その平均値が無彩色範囲内であるか否かを判断する構成でもよい。この構成であれば、バラツキ値を算出する構成に比べて、比較的簡単な処理でブロック色の判定を行うことができる。
スキャナ2の第1画像処理部21が、S4の読取処理の開始後、図3のS15の読取画像処理を実行し、S5で読取データおよび画像色判定の結果をコンピュータ3に送信する構成や、第1RAM28等のメモリに記憶する構成でもよい。この場合、第1CPU26は、画処理回路29に指示して、ヒストグラム生成処理(S51)、色変換処理(S32,S61)を実行する構成でもよい。画像読取部25は、画像取得部の一例である。なお、第1画像処理部21は、図3のS16〜S20までの処理も、実行する構成でもよい。この場合、第1画像処理部21は、1または複数のCPUのみにより読取画像処理を実行する構成や、ASICなどのハード回路のみにより読取画像処理を実行する構成でもよい。
2:スキャナ 3:コンピュータ 21:第1画像処理部 25:画像読取部 31:第2画像処理部 34:第2通信部 35:接続ポート B:ブロック D:背景色範囲 G:読取画像 G1:背景色部分 G2:非背景色部分

Claims (7)

  1. 画像を取得する画像取得部と、
    画像処理部と、を備え、
    前記画像処理部は、
    前記画像取得部が取得した取得画像の背景色を特定する背景色特定処理と、
    前記背景色特定処理で特定した前記取得画像の背景色が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定する背景色判定処理と、
    前記取得画像を構成する画素群を、前記背景色の部分を構成する背景色画素と、前記背景色でない非背景色の部分を構成する非背景色画素とに判別する画素判別処理と、
    前記背景色画素の色情報を用いず、前記非背景色画素の色情報を用いて、前記非背景色の部分が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定する非背景色判定処理と、
    前記背景色判定処理及び前記非背景色判定処理の少なくともいずれかで有彩色であると判定した場合、前記取得画像を有彩色画像であると判定し、前記非背景色判定処理で無彩色であると判定した場合、前記取得画像を無彩色画像であると判定する画像色判定処理と、を実行する構成を有し、
    前記画像処理部は、
    前記背景色判定処理において有彩色であると判定したときに、前記画素判別処理と前記非背景色判定処理とを実行せず、
    前記背景色判定処理において無彩色であると判定したときに、前記画素判別処理と前記非背景色判定処理とを実行する、画像処理装置。
  2. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記背景色特定処理では、
    前記画素群の色情報から、画像の濃度に関する当該画素群のヒストグラムを生成し、
    前記ヒストグラムの最頻度の濃度から、前記背景色を特定する、画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記画素判別処理では、
    前記背景色の原色Rの濃度を含む基準範囲内の原色Rの濃度を示す画素を前記背景色画素であると判別し、前記基準範囲外の原色Rの濃度を示す画素を前記非背景色画素であると判別する、画像処理装置。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記画像取得部が取得した取得画像を、一定の大きさの複数のブロックに分割するブロック分割処理と、
    前記各ブロック毎に、前記背景色画素の色情報を用いず、前記非背景色画素の色情報を用いて、当該ブロックが、有彩色ブロックであるか、無彩色ブロックであるかを判定するブロック色判定処理と、を実行する構成を有し、
    前記非背景色判定処理では、
    前記有彩色ブロックであると判定したブロック数、および、前記無彩色ブロックであると判定したブロック数の少なくとも一方のブロック数から、前記非背景色の部分が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定する、画像処理装置。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記非背景色判定処理では、
    前記非背景色画素の色情報を用いて、前記非背景色画素の色差値の平均値を算出し、当該平均値から、前記非背景色の部分が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定する、画像処理装置。
  6. 請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記非背景色判定処理では、
    前記非背景色画素の色情報を用いて、前記非背景色画素の色差値の標準偏差を算出し、当該標準偏差値から、前記非背景色の部分が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定する、画像処理装置。
  7. 画像を取得する画像取得部を有する画像処理装置に、
    前記画像取得部が取得した取得画像の背景色を特定する背景色特定処理と、
    前記背景色特定処理で特定した前記取得画像の背景色が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定する背景色判定処理と、
    前記取得画像を構成する画素群を、前記背景色の部分を構成する背景色画素と、前記背景色でない非背景色の部分を構成する非背景色画素とに判別する画素判別処理と、
    前記背景色画素の色情報を用いず、前記非背景色画素の色情報を用いて、前記非背景色の部分が、有彩色であるか、無彩色であるかを判定する非背景色判定処理と、
    前記背景色判定処理及び前記非背景色判定処理の少なくともいずれかで有彩色であると判定した場合、前記取得画像を有彩色画像であると判定し、前記非背景色判定処理で無彩色であると判定した場合、前記取得画像を無彩色画像であると判定する画像色判定処理と、を実行させ、
    前記背景色判定処理において有彩色であると判定したときに、前記画素判別処置と前記非背景色判定処理とを実行させず、
    前記背景色判定処理において無彩色であると判定したときに、前記画素判別処理と前記非背景色判定処理とを実行させる画像処理プログラム。
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