JP6107462B2 - 液面検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容器に貯留された液体の液面高さを検出する液面検出装置に関する。
従来、液体の液面に追従して回転する回転体の回転角度を計測することにより、液面の高さを検出する液面検出装置が知られている。こうした液面検出装置の一種として、例えば特許文献1に開示の構成は、一対のマグネットを保持するマグネットホルダと、ホールICが埋設された支持軸によってマグネットホルダを回転自在に支持するハウジングとを備えている。
以上の構成では、ホールICを貫通する磁束の密度は、一対のマグネットを保持するマグネットホルダの回転に伴って変化する。故に、ホールICの出力に基づいてマグネットホルダの回転角度を計測することで、液面検出装置は、容器に貯留されている液面の高さを検出することができる。
特開2012−181106号公報
さて、特許文献1のマグネットホルダには、支持軸及び各マグネットに対して支持軸の突出方向に位置し、容器内に露出する露出面が形成されている。こうした形態の液面検出装置を長期に亘って使用した場合、液体中に混入した磁性の異物(以下、「磁性異物」という)が露出面に付着し、検出精度の低下が引き起こされるという問題を、本願発明者は想到した。
詳しく説明すると、マグネットホルダの平坦な露出面には、各磁石の磁力が及び易いため、磁性異物が徐々に付着していく。こうした磁性異物の付着の継続によれば、各磁石を露出面に投影した二つの投影領域の間には、これらの投影領域を繋げるような磁気回路が、磁性異物によって形成されてしまうのである。この磁気回路に磁束が漏れることにより、支持軸及びホールICを貫通する磁束が弱められてしまい、ホールICの検出結果の経年変化が引き起こされるのである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、長期の使用に亘り、高精度の検出結果を出力し続けることが可能な液面検出装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、容器(90)に貯留された液体の液面(91)高さを検出する液面検出装置であって、液面に追従して回転する回転体(50)と、容器に対し固定される本体部(33)、及び回転体の回転軸に沿った軸方向(AD)に本体部から突出し当該回転体を回転自在に支持する支持部(32)を有する固定体(20)と、回転軸を挟む配置にて回転体に互いに離れて保持され、支持部を貫通する磁束を発生させる一対の磁石部(51)と、支持部の内部に配置される素子部(71)を有し、素子部を貫通する磁束(mf)の密度に応じた検出結果を出力する検出手段(70)と、を備え、回転体は、支持部及び各磁石部の軸方向外側に位置して容器内に露出する露出面(82)を形成し、露出面において、各磁石部を軸方向外側に投影した二つの投影領域(56,256,57)の間には、当該露出面から軸方向外側に立設される立設壁(83,283)が設けられ、露出面において二つの投影領域が並ぶ方向を対向方向(FD)とすると、立設壁は、互いに離れて位置する二つの投影領域の内側で露出面に沿って対向方向と交差する方向に延伸し、露出面に沿って対向方向と直交する幅方向(WD)において、立設壁の長さ(w1)は、当該幅方向における各投影領域の最大長さ(w2,w3)以上であることを特徴としている。
この発明において、支持部及び一対の磁石の突出方向に位置する露出面には、当該露出面から突出方向に立設された立設壁が設けられている。この立設壁の表面は、部分的に各磁石から遠ざけられるため、磁力が及び難くなる。故に、液体中に含まれる磁性異物は、立設壁の表面に付着し難くなる。よって、各磁石を露出面に投影した二つの投影領域の間に磁性異物による磁気回路が形成されることに起因し、支持部を貫通する磁束が弱められる事態は、回避され得る。したがって、液面検出装置は、長期の使用に亘り、高精度の検出結果を出力し続けることができる。
尚、上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、なんら本発明の範囲を制限することを意図したものではない。
本発明の第一実施形態による液面検出装置の正面図である。 図1のIIA−IIA線におけるハウジングの線断面図と、図1のIIB−IIB線におけるマグネットホルダの線断面図とを組み合わせた図である。 ホルダカバーの構成を説明するための斜視図である。 ホルダカバーの平面図である。 図4の変形例を示す図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態による液面検出装置100は、図1に示すように、液体としての燃料を貯留する燃料タンク90内に設置されている。液面検出装置100は、燃料ポンプモジュール93等に保持された状態にて、燃料タンク90に貯留されている燃料の液面91の高さを検出する。液面検出装置100は、ハウジング20、フロート60、マグネットホルダ50、及びホールIC70等によって構成されている。
図2に示すハウジング20は、インナーケース21、ターミナル35a〜35c、及びアウターケース31等によって構成されている。インナーケース21は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等の樹脂材料によって形成されている。インナーケース21には、ホールIC70を収容する素子収容室24が設けられている。三つのターミナル35a〜35c(図1も参照)は、りん青銅等の導電性材料によって、帯板状に形成されている。各ターミナル35a〜35cは、外部の機器(例えば、コンビネーションメータ)及びホールIC70間において、電圧等の検出信号の伝送に用いられる。アウターケース31は、PPS樹脂等の樹脂材料によって形成されている。アウターケース31は、インナーケース21の外側を覆うよう形成されることで、インナーケース21を収容している。アウターケース31には、軸部32が形成されている。軸部32は、燃料ポンプモジュール93(図1参照)を介して燃料タンク90(図1参照)に対し固定される本体部33から、円筒状に突出している。軸部32は、マグネットホルダ50に内嵌されることで、当該ホルダ50を回転自在に支持している。
図1に示すフロート60は、例えば発泡させたエボナイト等の燃料よりも比重の小さい材料により形成されている。フロート60は、燃料の液面91に浮揚可能である。フロート60は、フロートアーム65を介してマグネットホルダ50に支持されている。フロートアーム65は、ステンレス鋼等の磁性材料によって丸棒状に形成されており、フロート60に形成された貫通孔61に挿通されている。
図1,2に示すマグネットホルダ50は、樹脂材料等により円盤形状に形成されている。マグネットホルダ50は、本体部53及びホルダカバー80等によって構成されている。マグネットホルダ50は、フロートアーム65を保持し、軸部32に外嵌されることでハウジング20対して回転自在に支持されている。以上の構成により、マグネットホルダ50は、液面91に追従するように、マグネット51と一体でハウジング20に対して相対回転する。このマグネットホルダ50には、一対のマグネット51が収容されている。一対のマグネット51は、当該ホルダ50の回転軸を挟む配置にて保持されることで、軸部32を挟んで対向する。以上により、一対のマグネット51は、素子収容室24に収容されたホールIC70を通過する磁束mfを発生させる。
図2に示すホールIC70は、ハウジング20に対するマグネットホルダ50の相対角度を検出する検出素子である。ホールIC70は、素子部71及び三つのリード線72等によって構成されている。素子部71は、平板状に形成され、一対のマグネット51に挟まれるように、軸部32の内部に設けられた素子収容室24に収容されている。各リード線72は、素子部71から延出されており、各ターミナル35a〜35cに接続されている。ホールIC70は、電圧を印加された状態でマグネット51から磁界の作用を素子部71に受けることにより、当該ホールIC70を通過する磁束mfの密度に応じた(比例した)電圧を発生させる。ホールIC70に発生した電圧は、各リード線72及び各ターミナル35a〜35c等を介し、検出結果を示す信号として外部の機器に計測される。
以上、図1に示す液面検出装置100では、燃料に追従して上下移動するフロート60の往復動作は、マグネットホルダ50に保持されたフロートアーム65によって回転運動に変換され、これら一体要素50,65に伝達される。故に、マグネットホルダ50は、燃料タンク90に貯留される燃料の液面に追従し、ハウジング20に対して相対回転する。このマグネットホルダ50の相対回転により、ホールIC70に作用する磁界の磁束密度が変化することで、ホールIC70から出力される電圧は変化する。こうして液面検出装置100は、マグネットホルダ50の回転角度、ひいては燃料の液面の高さの検出を実現している。
次に、マグネットホルダ50のホルダカバー80の詳細を、図2〜4に基づいてさらに説明する。
図2,3に示すように、ホルダカバー80は、本体板部81、立設壁83、及び補助壁87を有している。本体板部81は、板状に形成されており、軸部32の突出方向である軸方向ADの外側から、本体部53の開口52に嵌め込まれている。本体板部81は、熱かしめ等により、本体部53に固定されている。本体板部81は、軸部32及び各マグネット51に対し軸方向ADの外側に位置している。この本体板部81において、燃料タンク90(図1参照)内に露出する外表面が、露出面82である。以下の説明では、軸方向ADの外側に向けて各マグネット51を露出面82に投影した二つの領域を、図4に示す投影領域56,57とする。第一実施形態における一方の投影領域56の中間部分は、補助壁87によって露出面82が分断されていることに伴い、間引かれている。また、図2,4に示すように、軸方向ADの外側に向けて軸部32を露出面82に投影した領域を、中央領域58とする。そして、二つのマグネット51が対向する方向であって、中央領域58を挟んで二つの投影領域56,57の並ぶ方向を、対向方向FDとする。さらに、露出面82に沿って対向方向FDと実質的に直交する方向を幅方向WDとする。
立設壁83は、図2に示すように、露出面82上を横断するように配置されたフロートアーム65を超える高さまで、軸方向ADの外側に向けて露出面82から立設されている。そのため、露出面82から立設壁83の頂面84までの軸方向ADに沿った高さ寸法h1は、フロートアーム65の横断面の直径d1よりも大きい。図3,4に示すように、立設壁83は、露出面82に沿って幅方向WDに延伸している。立設壁83の延伸方向における両端部は、露出面82の幅方向WDの両縁まで達している。これにより、幅方向WDにおける立設壁83の長さ(以下、「幅寸法w1」という)は、幅方向WDにおける各投影領域56,57の最大長さ(以下、「最大幅寸法w2,w3」という)と実質的に同一となっている。立設壁83は、フロートアーム65との干渉を避けるために、二つの投影領域56,57の中間位置から僅かに投影領域56に近接する位置に設けられている。こうした配置により、立設壁83の少なくとも一部は、中央領域58に位置している。また、フロートアーム65と隣り合う立設壁83の側壁は、傾斜面85とされている。図2〜4に示すように、傾斜面85は、軸方向ADに沿って露出面82から離間するに従い、投影領域57から離間する方向に傾斜している。
補助壁87は、図3,4に示すように、立設壁83を挟んで投影領域57とは反対側に形成されている。補助壁87は、露出面82から軸方向ADの外側に向けて、立設壁83と実質的に同じ高さまで立設されている。補助壁87は、立設壁83の幅方向WDの中央から、対向方向FDに沿って露出面82の外縁まで延伸している。補助壁87は、立設壁83と連続しつつ、当該立設壁83と直交方向に延びる形状により、立設壁83及び本体板部81の強度を高めている。
以上説明したホルダカバー80の機能を、以下説明する。
図1に示す燃料タンク90内の燃料中には、例えば鉄粉等の磁性の異物が含まれ得る。こうした鉄粉等は、各マグネット51の磁力によって、マグネットホルダ50の外表面に付着し得る。図2に示す立設壁83は、こうした鉄粉等の付着を防ぐ機能を発揮する。詳しく説明すると、露出面82から立設された立設壁83の外表面、特に頂面84は、各マグネット51から遠ざけられることとなる。故に、各マグネット51の磁力は、頂面84に及び難くなる。そのため、マグネットホルダ50において鉄粉の付着し易い範囲は、立設壁83を挟んだ両側の露出面82に限られ、立設壁83の外表面に鉄粉等は付着し難くなる。
ここまで説明した第一実施形態によれば、二つの投影領域56,57の間に鉄粉等によって磁気回路が形成されることに起因し、軸部32を貫通する磁束mf(図2参照)が弱められる事態は、回避され得る。こうして、素子部71を貫通する正規の磁束mfの安定化が図られることで、液面検出装置100は、長期の使用に亘り、高精度の検出結果をホールIC70から出力し続けることができる。
加えて第一実施形態の立設壁83は、図4に示す二つの投影領域56,57を分断するように、幅方向WDに延伸している。こうした形状により、二つの投影領域56,57の一方から他方まで連続して付着した鉄粉等が磁気回路を形成してしまう事態は、確実に阻止され得る。したがって、液面検出装置100の検出精度は、高いまま維持し続けられる。
さらに、立設壁83の幅寸法w1が、各投影領域56,57の最大幅寸法w2,w3と同じだけ確保されているので、立設壁83をまわり込むようにして鉄粉等が露出面82に付着する事態は、回避され得る。こうして、各投影領域56,57間を繋ぐ磁気回路の形成がいっそう困難とされることで、液面検出装置100の検出精度を維持する効果は、高い確実性をもって発揮されるようになる。
さらに第一実施形態の立設壁83は、中央領域58と部分的に重なるような配置により、二つの投影領域56,57の中間に位置している。このように、二つのマグネット51から概ね等しい距離に位置する立設壁83は、両方のマグネット51から確実に遠ざけられることとなる。そのため、立設壁83の外表面に鉄粉等が付き難くなる作用は、確実に発揮され得る。したがって、鉄粉等の形成する磁気回路によって検出精度の悪化が引き起こされる事態は、さらに確実に回避可能となる。
ここで、磁性材料によって形成されたフロートアーム65が露出面82上を横断する液面検出装置100では、フロートアーム65が、露出面82に付着した鉄粉等とともに二つの投影領域56,57を繋ぐ磁気回路を形成し得る。そのため、第一実施形態の立設壁83は、フロートアーム65を超える高さまで、立設されている。以上によれば、フロートアーム65及び鉄粉等の協働によって立設壁83を乗り越えるように磁気回路が形成されてしまう事態は、回避される。したがって、フロートアーム65を備える液面検出装置100においても、高い検出精度の維持が可能となる。
尚、第一実施形態において、ハウジング20が特許請求の範囲に記載の「固定体」に相当し、軸部32が特許請求の範囲に記載の「支持部」に相当し、マグネットホルダ50が特許請求の範囲に記載の「回転体」に相当する。また、マグネット51が特許請求の範囲に記載の「磁石部」に相当し、ホールIC70が特許請求の範囲に記載の「検出手段」に相当し、燃料タンク90が特許請求の範囲に記載の「容器」に相当する。
(第二実施形態)
図5に示す本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態のホルダカバー280では、第一実施形態の補助壁87(図4参照)に相当する構成が省略されている。そのため、一方の投影領域256は、他方の投影領域57と同様に、中間部分において途切れることなく連続している。また、立設壁283において、フロートアーム65と隣り合う側壁は、露出面82に対して実質的に垂直に設けられている。以上の第二実施形態でも、第一実施形態と同様の効果を奏することで、各投影領域256,57の間を繋ぐ磁気回路の形成は、防がれ得る。したがって、長期の使用に亘り高精度の検出結果を出力し続けることが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記実施形態において、立設壁83,283は、ホルダカバー80,280と一体で形成されていた。こうした構成によれば、立設壁の強度は確保容易となる。しかし、立設壁は、ホルダカバーと別体で形成され、当該カバーに取り付けられる構成であってもよい。こうした構成であれば、上述の樹脂材料よりも磁束mfを通し難い非磁性材料によって、立設壁を形成することが可能となる。さらに、露出面を形成するホルダカバーが、本体部と一体的に構成されていてもよい。
上記実施形態において、立設壁83,283は、幅方向WDに延伸する形状であった。しかし、立設壁の形状は、適宜変更されてよい。例えば、立設壁の延伸方向は、対向方向FDに交差していれば、幅方向WDからずれた方向であってもよい。また、立設壁の幅寸法w1(図4参照)は、各投影領域の最大幅寸法w2,w3を大きく上回っていてもよく、又は、各投影領域の最大幅寸法w2,w3より小さくてもよい。さらに、複数の立設壁が、二つの投影領域の間に立設されていてもよい。そして、立設壁の位置は、二つの投影領域の中間に限定されず、中央領域から大きく外れて一方の投影領域の近傍であってもよい。
上記実施形態による液面検出装置は、鋼板製の燃料タンク内に設置されるのがよい。鋼板製の燃料タンクでは、長期の使用に伴い、鉄粉等が混入し易くなる。故に、マグネットホルダへの鉄粉等の付着を防ぐことで、検出精度の安定化が図られた液面検出装置は、鋼板製の燃料タンクに特に好適なのである。
上記実施形態では、露出面82の中央領域58をフロートアーム65が横切っていた。しかし、露出面上を横切らないようにフロートアームの保持形態が変更されていてもよい。こうした形態であれば、磁気回路の形成を防ぐことは、いっそう容易となる。
上記実施形態では、二つのマグネット51によって「一対の磁石部」が形成されていた。しかし、「一対の磁石部」は、ホールICに磁束を作用させることができれば、上記の構成に限定されない。例えば、「一対の磁石部」のそれぞれが、複数のマグネットを組み合せることにより、形成されていてもよい。又は、一つのマグネットに着磁された極性の異なる二つの磁極が、「一対の磁石部」にそれぞれ相当していてもよい。同様に、「検出手段」及び「支持部」といった構成についても、具体的な構成は、適宜変更されてよい。
以上、燃料の残量を検出する車両用の液面検出装置100に適用した例に基づいて本発明を説明した。しかし、本発明の適用対象は、こうした液面検出装置に限る必要はなく、車両に搭載される他の液体、例えばブレーキフルード、エンジン冷却水、エンジンオイル等の容器内の液面検出装置であってもよい。さらに、車両用に限らず、各種民生用機器、各種輸送機械が備える液体容器内に設けられる液面検出装置に、本発明は適用可能である。
AD 軸方向、FD 対向方向、WD 幅方向、mf 磁束、20 ハウジング(固定体)、32 軸部(支持部)、33 本体部、50 マグネットホルダ(回転体)、51 マグネット(磁石部)、56,57,256 投影領域、58 中央領域、60 フロート、65 フロートアーム、70 ホールIC(検出手段)、71 素子部、82 露出面、83,283 立設壁、87 補助壁、90 燃料タンク(容器)、91 液面、100 液面検出装置

Claims (3)

  1. 容器(90)に貯留された液体の液面(91)高さを検出する液面検出装置であって、
    前記液面に追従して回転する回転体(50)と、
    前記容器に対し固定される本体部(33)、及び前記回転体の回転軸に沿った軸方向(AD)に前記本体部から突出し当該回転体を回転自在に支持する支持部(32)を有する固定体(20)と、
    前記回転軸を挟む配置にて前記回転体に互いに離れて保持され、前記支持部を貫通する磁束(mf)を発生させる一対の磁石部(51)と、
    前記支持部の内部に配置される素子部(71)を有し、前記素子部を貫通する磁束の密度に応じた検出結果を出力する検出手段(70)と、を備え、
    前記回転体は、前記支持部及び前記各磁石部の前記軸方向外側に位置して前記容器内に露出する露出面(82)を形成し、
    前記露出面において、前記各磁石部を前記軸方向外側に投影した二つの投影領域(56,256,57)の間には、当該露出面から前記軸方向外側に立設される立設壁(83,283)が設けられ、
    前記露出面において前記二つの投影領域が並ぶ方向を対向方向(FD)とすると、前記立設壁は、互いに離れて位置する前記二つの投影領域の内側で前記露出面に沿って前記対向方向と交差する方向に延伸し、
    前記露出面に沿って前記対向方向と直交する幅方向(WD)において、前記立設壁の長さ(w1)は、当該幅方向における各前記投影領域の最大長さ(w2,w3)以上であることを特徴とする液面検出装置。
  2. 前記立設壁の少なくとも一部は、前記軸方向外側に向けて前記支持部を前記露出面に投影した中央領域(58)に位置することを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記液面に浮かぶフロート(60)と、
    棒状の磁性材料により形成され、前記回転体に保持されつつ前記露出面上を横断し、前記フロートを保持するフロートアーム(65)と、をさらに備え、
    前記立設壁は、前記フロートアームを超える高さまで前記軸方向外側に向けて立設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の液面検出装置。
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