JP6106560B2 - Buckwheat hammer and buckwheat hammer - Google Patents
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Description
本発明は、手動操作で蕎麦打ちが可能に構成された蕎麦打ち機、およびその蕎麦打ち機を備えた蕎麦打ち装置に関するものである。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a buckwheat machine configured to allow buckwheat to be manually operated, and to a buckwheat hammer device including the buckwheat machine.
蕎麦やうどんなどの各種の麺類を製造する装置として、特開2012−60898号公報に開示された麺製造機が知られている。この麺製造機は、本体部、スクリュー、および押出ダイスを有する麺製造部と、麺製造部を駆動する駆動モータとを備えて、粉状物に水や湯を加えて混練した生地を加圧して押し出すことで麺を製造可能に構成されている。この麺製造機では、駆動モータを用いて、スクリューを回転させて、本体部内において生地に対して大きな圧力を加えて練ることで、米粉等を用いた麺を製造することが可能となっている。 As an apparatus for producing various kinds of noodles such as soba and udon, a noodle making machine disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2012-60898 is known. This noodle making machine includes a main body, a screw, and an noodle production unit having an extrusion die, and a drive motor that drives the noodle production unit, and pressurizes the dough kneaded by adding water or hot water to the powdery material. The noodles can be manufactured by extruding. In this noodle making machine, it is possible to produce noodles using rice flour or the like by rotating a screw using a drive motor and applying a large pressure to the dough in the main body to knead. .
ところが、従来の麺製造機には、解決すべき以下の課題がある。すなわち、従来のこの種の麺製造機は、大掛かりな構造を有しているため、大形で高コストなものとなる。このため、製麺工場等において麺類を大量に製造するのに適している反面、家庭や小規模店舗などでの使用が困難であるという課題が存在する。一方、このような麺製造機を用いることなく、家庭において手作りの麺を作って楽しみたいという要求が存在する。特に手打ちで蕎麦を作りたいという願望を持つ需要者は数多く存在する。この場合、一般的な手打ち蕎麦の製法は、「水回し」、「こね」、「のし」および「切り」等のいくつもの工程で構成され、いずれの工程も熟練を要しかつ手間のかかるものである。このため、従来の手打ち蕎麦の製法で手打ち蕎麦を手軽に楽しむのは困難である。したがって、このような需要者から、手打ちの良さを継承しつつ家庭や小規模店舗等における使用に適した簡単に短時間でかつ低コストで蕎麦打ちが可能な手段の開発が望まれている。 However, the conventional noodle making machine has the following problems to be solved. That is, the conventional noodle making machine of this type has a large structure and is therefore large and expensive. For this reason, although it is suitable for manufacturing a large amount of noodles in a noodle factory or the like, there is a problem that it is difficult to use at home or a small store. On the other hand, there is a demand for making and enjoying homemade noodles at home without using such a noodle making machine. There are many customers who have a desire to make buckwheat by hand. In this case, a general method for producing hand-made buckwheat noodles is composed of a number of processes such as “watering”, “kneading”, “no-shi”, and “cutting”, all of which require skill and labor. Is. For this reason, it is difficult to easily enjoy hand-made soba noodles by a conventional hand-made soba noodle manufacturing method. Accordingly, there is a demand from such a consumer for the development of a means that can easily make buckwheat in a short time and at a low cost, suitable for use in homes, small stores, etc. while inheriting the goodness of hand making.
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、手打ちの良さを継承しつつ家庭や小規模店舗等における使用に適した蕎麦打ち機および蕎麦打ち装置を提供することを主目的とする。 The present invention has been made in view of such problems, and a main object of the present invention is to provide a buckwheat hammer and a buckwheat hammer suitable for use in homes, small shops, and the like while inheriting the goodness of hand-making.
上記目的を達成すべく請求項1記載の蕎麦打ち機は、手動操作で蕎麦打ちが可能に構成された蕎麦打ち機であって、第1円筒体と、当該第1円筒体の先端部が取り付けられる連結部と、粉体と水とを混合した生地を収容可能に構成されると共に前記連結部に対して基端部が着脱可能に構成されて当該連結部に装着された状態において当該連結部を介して前記第1円筒体と連結される第2円筒体と、当該第2円筒体の先端部の開口部を閉塞させるための第1プレートと、前記生地を押し出すための押し出し孔が形成された第2プレートと、前記第2円筒体の前記先端部に対して着脱可能に構成されると共に前記第1プレートおよび第2プレートを付け替えて保持可能に構成されたプレート保持部と、内周部に雌ねじが形成されて前記第1円筒体の基端部に配設される雌ねじ部材と、当該雌ねじ部材の前記雌ねじに螺合する雄ねじが外周部に形成されて回転に応じて前記第1円筒体の内部に対して進退動可能に構成された雄ねじ部材と、当該雄ねじ部材の基端部に取り付けられて当該雄ねじ部材を回転させる回転操作を行うためのハンドルと、基端部が前記雄ねじ部材の先端部に対して着脱可能に構成される本体部および円形の一部を切り欠いた形状に形成されて当該本体部の先端部に取り付けられた第3プレートを有して当該雄ねじ部材の回転および進退動に伴って前記第2円筒体の内部において回転しつつ当該第2円筒体の中心軸に沿って移動する押し出し棒と、外周部が前記第2円筒体の内周面に近接可能な略円板状に形成されて前記押し出し棒の前記本体部を挿通させた状態で当該本体部に対してスライド可能に構成された押し出し部材と、ロック操作に応じて前記押し出し部材を前記本体部の先端部においてスライド不可状態にロックすると共にロック解除操作に応じて当該スライド不可状態を解除するロック機構とを備え、前記第2円筒体の前記基端部における外周壁には開口部が形成され、前記ロック機構は当該開口部からの操作によって前記ロック操作および前記ロック解除操作が可能に構成されている。
In order to achieve the above object, the buckwheater according to
また、請求項2記載の蕎麦打ち機は、請求項1記載の蕎麦打ち機において、前記ハンドルの回転操作に伴う前記第1円筒体の回転を規制するための回転規制部を備え、当該回転規制部は、前記連結部が先端部側に配設された板状のベース部と、当該ベース部の基端部側において互いに離間して対向する状態で当該ベース部に立設された一対の支持壁とを備えている。
The buckwheat hammer according to
また、請求項3記載の蕎麦打ち装置は、請求項1または2記載の蕎麦打ち機と、前記粉体に前記水を供給しつつ当該粉体と当該水とを混合させて前記生地を作製するための水回し器とを備え、前記水回し器は、前記水を貯留可能な有底筒状に形成されると共に注水孔が底面に設けられた貯留部と、当該貯留部の外周面から外側に向けて突出するように配設された複数の弧状の爪部とを備えて構成されている。
Moreover, the buckwheat device of
請求項1記載の蕎麦打ち機、および請求項3記載の蕎麦打ち装置では、第1円筒体、連結部、第2円筒体、第1プレート、第2プレート、プレート保持部、雌ねじ部材、雄ねじ部材、ハンドル、押し出し棒、押し出し部材およびロック機構を備えて手動操作で蕎麦打ち可能に蕎麦打ち機が構成されている。このため、モータ等の動力を用いる構成とは異なり、蕎麦打ち機を小形かつ低コストで構成することができる。したがって、この蕎麦打ち機および蕎麦打ち装置によれば、家庭や小規模店舗において気軽に導入して使用することができる。また、この蕎麦打ち機および蕎麦打ち装置では、手動操作での蕎麦打ちが可能なことに加えて、伝統的な手打ち蕎麦の製法と比較して、簡易な操作で蕎麦打ちをすることができる。このため、手打ちの良さを継承しつつ家庭や小規模店舗等において手打ち蕎麦を手軽に楽しむことができる。
In the buckwheat machine according to
また、請求項2記載の蕎麦打ち機、および請求項3記載の蕎麦打ち装置によれば、連結部が配設された板状のベース部と、ベース部に立設された一対の支持壁とを有する回転規制部を備えたことにより、「こね」の工程や「押し出し」の工程において、各支持壁によって手首や前腕部が支持されて、ハンドルに対して大きな力を加えて回転操作を行ったとしても、第1円筒体および第2円筒体の回転を確実かつ容易に規制することができるため、これらの工程を容易に行うことができる。また、ベース部を板状に形成したことにより、例えば、湯が張られた鍋の上方に蕎麦打ち機を位置させた状態において、鍋から立ちのぼる蒸気が手や手首に直接吹き付けられる事態を確実に回避することができるため、このような位置で蕎麦を湯の中に直接投入するような態様で蕎麦打ち機を使用したとしても、やけどの発生を確実に防止することができる。
Moreover, according to the buckwheat machine according to
また、請求項3記載の蕎麦打ち装置によれば、注水孔が底面に設けられた貯留部と、貯留部の外周面から外側に向けて突出するように配設された複数の弧状の爪部とを有する水回し器を備えたことにより、蕎麦打ちの各工程の中でも特に熟練を要する「水回し」の工程を容易に行うことができるため、完成度の高い生地を容易に作製することができる。また、上記の蕎麦打ち機を用いて「こね」の工程と「押し出し」の工程とを連続的に行うことで、蕎麦の状態となるまでの間に生地が空気に触れる機会を少なく抑えることができる。このため、この蕎麦打ち装置によれば、これらの効果が相俟って通常の蕎麦打ち工程では切断しやすい十割蕎麦を、切断させずに、かつ蕎麦の風味を損なうことなく、容易に製造する(打つ)ことができる。
Moreover, according to the buckwheat device according to
以下、蕎麦打ち機および蕎麦打ち装置の形態について、添付図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the buckwheat hammer and the buckwheat hammer will be described with reference to the accompanying drawings.
最初に、蕎麦打ち装置の一例としての蕎麦打ち装置1の構成について説明する。蕎麦打ち装置1は、手動操作で蕎麦打ちが可能に構成された装置であって、図1に示すように、蕎麦打ち機2および水回し器3を備えて構成されている。
Initially, the structure of the
蕎麦打ち機2は、図2,3に示すように、第1円筒体11、回転規制部12、第2円筒体13、第1プレート14(図3参照)、第2プレート15(同図参照)、プレート保持部16、雌ねじ部材17、雄ねじ部材18、ハンドル19、押し出し棒20(同図参照)、押し出し部材21(同図参照)および切替操作部22(同図参照)を備えて構成されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
第1円筒体11は、図2,3に示すように、円筒状に形成されている。また、図3,4に示すように、第1円筒体11の先端部11aには、回転規制部12における後述するベース部12aに形成されている挿通孔12dに連通するねじ孔11cが形成された取り付け部11dが設けられている。また、取り付け部11dは、回転規制部12に装着された第2円筒体13の外れを防止するためのロックピン11e(図3参照)を挿入可能に構成されている。
The first
回転規制部12は、第1円筒体11と第2円筒体13とを連結する連結部として機能し、図3,5に示すように、ベース部12aおよび一対の支持壁12gを備えて構成されている。ベース部12aは、図5に示すように、板状に形成されて、先端部12b側に開口部12cが形成されている。また、開口部12cの縁部の近傍には、第1円筒体11の先端部11aをベース部12aに取り付けるためのねじ12h(例えば、タップねじ:図3参照)を挿通させる挿通孔12dが形成されている。また、図ベース部12aの裏面側(同図における下面側)には、第2円筒体13を着脱させるための係合部12e(図5参照)が設けられている。なお、挿通孔12dの形成部分と係合部12eとによって連結部が構成される。
The
各支持壁12gは、図5に示すように、ベース部12aの基端部12f側において互いに離間して対向する状態でベース部12aに立設されている。この回転規制部12では、第1円筒体11を手で掴んだときに(図17参照)、一対の支持壁12gの間に手首(または前腕部)を嵌め込むことで各支持壁12gによって手首が支持されて、ベース部12aに取り付けられている第1円筒体11、および後述するようにベース部12aに装着した第2円筒体13がハンドル19に対する後述する回転操作に伴って回転するのを規制する機能を有している。
As shown in FIG. 5, each
第2円筒体13は、図2,3に示すように、円筒状に形成されて、後述する「水回し」の工程で作製される生地53を内部空間に収容可能に構成されている。また、図3,7に示すように、第2円筒体13の基端部13bには、回転規制部12の係合部12e(図5参照)との係合が可能な基端部側係合部13hが形成されている。この場合、第2円筒体13の基端部側係合部13hと回転規制部12の係合部12eとの係合および係合解除を行うことにより、回転規制部12のベース部12aに対して第2円筒体13を着脱させることが可能となっている。また、第2円筒体13を回転規制部12のベース部12aに装着した状態では、ベース部12aを介して第1円筒体11と第2円筒体13とが連結される。
As shown in FIGS. 2 and 3, the second
また、図3,6に示すように、第2円筒体13の先端部13aには、プレート保持部16との係合が可能な先端部側係合部13gが形成されている。さらに、図3に示すように、第2円筒体13における外周壁13eの基端部13b側には、切替操作部22のレバー22d(図11参照)に対する操作を可能とするための開口部13fが形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 6, a tip end
第1プレート14は、第2円筒体13の先端部13aの開口部13cを先端部13a側で閉塞させるための部材であって、図3に示すように、金属(例えば、ステンレス)製の板材によって円板状に構成されている。
The
第2プレート15は、図3に示すように、金属(例えば、ステンレス)製の板材によって円板状に構成されている。また、第2プレート15には、第2円筒体13内に収容された生地53(図16参照)を押し出すための複数の押し出し孔15aが形成されている。
As shown in FIG. 3, the
プレート保持部16は、図3,8に示すように、全体として円環状に形成されて第1プレート14および第2プレート15を付け替えて保持可能に構成されている。また、プレート保持部16には、図8に示すように、第2円筒体13の先端部13aに形成されている先端部側係合部13gと係合する係合部16aが形成されている。この場合、プレート保持部16の係合部16aと第2円筒体13の先端部側係合部13gとの係合および係合解除を行うことにより、第2円筒体13に対してプレート保持部16を着脱させることが可能となっている。
As shown in FIGS. 3 and 8, the
雌ねじ部材17は、図1〜3に示すように、全体として円環状に形成されて、第1円筒体11の基端部11bに配設されている。また、図3に示すように、雌ねじ部材17の内周部17aには、雌ねじ(台形ねじ)17bが形成されている。この場合、雌ねじ部材17は、第1円筒体11の軸線を中心とした回転方向の位置を調整した状態で、固定用のねじの締め付けによって第1円筒体11の基端部11bに固定されるように構成されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
雄ねじ部材18は、第1円筒体11の内部に挿入可能な円柱状に形成されている。また、図3に示すように、雄ねじ部材18の外周部18dには、雌ねじ部材17の雌ねじ17bに螺合する雄ねじ(台形ねじ)18cが形成されて、回転に応じて第1円筒体11の内部に対して進退動可能に構成されている。また、雄ねじ部材18の先端部18aには、押し出し棒20における後述する本体部20aの基端部20bを係合させて保持する保持部18eが配設されている。この場合、保持部18eは、押し出し棒20における後述する本体部20aに形成されている係合孔20fに係合して位置決めとして機能する係合突起部を有する図外のプレートと本体部20aにおける係合孔20fの周囲を吸着して保持する図外の保持用磁石とを備えて構成されている。また、雄ねじ部材18の基端部18bは、ハンドル19における後述する係合部19eが係合するように構成されている。
The
ハンドル19は、雄ねじ部材18を回転させるための部材であって、図3に示すように、棒状の本体部19aと、本体部19aの基端部19cに配設されて雄ねじ部材18の基端部18bに係合する係合部19eと、本体部19aの先端部19bに配設されたグリップ19dとを備えて構成されている。
The
押し出し棒20は、図3に示すように、本体部20aおよび第3プレート20dを備えて構成されている。本体部20aは、磁性を有する金属(例えば、400系のステンレス)製の細長い板材で構成されている。この場合、この押し出し棒20では、本体部20aの基端部20bを雄ねじ部材18の保持部18eに保持させたり、その保持を解除させたりすることが可能となっている。つまり、押し出し棒20は、雄ねじ部材18の先端部18aに対して着脱可能に構成されている。具体的には、押し出し棒20を雄ねじ部材18の先端部18aに保持させるときには、雄ねじ部材18を第1円筒体11内に挿入させた状態で、押し出し棒20の本体部20aを第1円筒体11の先端部11a側から雄ねじ部材18の先端部18aに近接させ、本体部20aの基端部20bに形成されている係合孔20fに先端部18aに配設されている保持部18eにおける図外のプレートの係合突起部を係合させると共に、本体部20aにおける係合孔20fの周囲を保持部18eの保持用磁石に吸着させる。また、その保持を解除させるときには、本体部20aを雄ねじ部材18に対して傾斜させて係合孔20fの周囲を保持用磁石から離反させると共に、係合孔20fとプレートの係合突起部との係合を解除させる。
As shown in FIG. 3, the
また、図3に示すように、本体部20aの先端部20c側には、後述する切替操作部22の係合部22c(図11参照)が係合する切り欠き20eが形成されている。第3プレート20dは、図9に示すように、第2円筒体13の内径よりも短い直径の円形の一部を切り欠いた形状に形成された金属製の板材で形成されて、本体部20aの先端部20cに取り付けられている。この押し出し棒20は、雄ねじ部材18の回転および進退動に伴い、第2円筒体13の内部で第2円筒体13の中心軸13i(図3参照)に沿って回転しつつ移動する。また、この押し出し棒20は、第3プレート20dが上記した形状に形成されているため、後述する「こね」の工程において第2円筒体13の内部で回転しつつ移動する際に、生地53を第2円筒体13の内部における先端部13a側に押圧すると共に、押圧された生地53を、第3プレート20dにおける円形の一部を切り欠いた部分を含む第3プレート20dの外周部の全域と第2円筒体13の内周面13dとの間の隙間から基端部13b側に移動させる(逃がす)機能を有している。
As shown in FIG. 3, a
押し出し部材21は、図3,10に示すように、本体部21aと本体部21aに立設された一対の壁部21bとを備えて構成されている。本体部21aは、略円板状に形成されている。また、図10に示すように、本体部21aの中心部には押し出し棒20の本体部20aが挿通可能な挿通孔21cが形成されている。また、図3に示すように、本体部21aの底部には、押し出し棒20の第3プレート20dが嵌合可能な凹部21dが形成されている。この場合、押し出し部材21は、挿通孔21cに本体部20aが挿通された状態で本体部20aに対してスライド移動可能に構成されて、押し出し棒20と共に第2円筒体13の内部に配置される。また、押し出し部材21の外径は、第2円筒体13の内径よりもやや短く規定されている。このため、押し出し部材21は、第2円筒体13の内部に配置された状態において、本体部21aの外周面が第2円筒体13の内周面13d(図3参照)に近接する。
As shown in FIGS. 3 and 10, the pushing
また、この押し出し部材21は、後述するように、切替操作部22によって押し出し棒20における本体部20aの先端部20cにおいてスライド不可状態にロックされた状態(図12参照)で押し出し棒20と共に第2円筒体13の内部で第2円筒体13の中心軸13iに沿って回転しつつ移動する。また、この押し出し部材21は、後述する「押し出し」の工程において第2円筒体13の内部で回転しつつ移動する際に、生地53を第2円筒体13の内部における先端部13a側に押圧することで、第2プレート15の押し出し孔15aから生地53を押し出す機能を有している。
Further, as will be described later, the push-
切替操作部22は、図3,11に示すように、本体部22a、係合部22cおよびレバー22dを備えて構成されている。本体部22aは、図12に示すように、押し出し部材21における壁部21bの内側に嵌合可能な大きさの略有底円筒状に形成されている。また、図11に示すように、本体部22aにおける底部の中心部には押し出し棒20の本体部20aが挿通可能な挿通孔22bが形成されている。係合部22cは、同図に示すように、挿通孔22bの縁部に形成されて、押し出し棒20における本体部20aの先端部20cに形成されている切り欠き20eに嵌合可能に構成されている。レバー22dは、本体部22aの外周面から外側に突出するように形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 11, the switching
この場合、切替操作部22は、図12に示すように、押し出し部材21よりも押し出し棒20における本体部20aの基端部20b側の位置において本体部22aの挿通孔22bに本体部20aが挿通された状態で本体部20aに対してスライド移動可能に構成されて、押し出し棒20および押し出し部材21と共に第2円筒体13の内部に配置される。また、切替操作部22は、押し出し棒20の先端部20c側が第2円筒体13の基端部13b側に位置している状態(図2に示すように、雄ねじ部材18が第1円筒体11から突出している状態)において、第2円筒体13に形成されている開口部13fからのレバー22dに対する操作によって本体部20aの中心軸を中心として回動可能に構成されている。
In this case, as shown in FIG. 12, the switching
この場合、切替操作部22のレバー22dが図2,3に示す「押出す」の文字の表示位置に位置するように切替操作部22を回動させる操作(以下、「ロック操作」ともいう)を行ったときには、切替操作部22の係合部22cが押し出し棒20の本体部20aの切り欠き20eに係合して押し出し部材21および切替操作部22が本体部20aに対してスライド不可状態となる。また、レバー22dが図2,3に示す「こねる」の文字表示の位置に位置するように切替操作部22を回動させる操作(以下、「ロック解除操作」ともいう)を行ったときには、係合部22cと切り欠き20eとの係合が解除されて、押し出し部材21および切替操作部22の本体部20aに対するスライド不可状態が解除される。この場合、この切替操作部22と押し出し棒20の本体部20aの先端部20cにおける切り欠き20eの形成部分とによってロック機構が構成される。
In this case, an operation to rotate the
なお、蕎麦打ち機2を構成する上記の各構成要素は、第1プレート14、第2プレート15、押し出し棒20を除き、例えばABS等の樹脂によって形成されている。
In addition, each said component which comprises the
水回し器3は、図16に示すように、蕎麦粉51(粉体の一例)に水52を供給(水回し)しつつ蕎麦粉51と水52とを混合させて生地53を作製するための器具であって、図13〜図15に示すように、貯留部31、カバー32および複数(例えば、6つ)の爪部33を備えて構成されている。貯留部31は、一例として有底円筒状に形成されて内部に水52を貯留可能に構成されている。また、図13,14に示すように、貯留部31の底面31aには、注水孔31cが形成された注水ノズル31bが配設されている。また、貯留部31の外周面31dには、爪部33を取り付けるための取り付け部31eが配設されている。
In order to produce the
カバー32は、水回し器3の使用中に水52の飛散を防止する機能を有する部材であって、図13,15に示すように、中央部に開口部32aが形成されて、貯留部31の開口部(図13における上部)に嵌合可能に構成されている。各爪部33は、図13に示すように、互いの先端部同士が近接する向きに湾曲する弧状に形成されている。また、爪部33は、基端部が取り付け部31eに嵌め込まれることによって貯留部31の外周面31dの外側に向けて基端部側が突出するように配設されている。この場合、貯留部31およびカバー32は、一例として、ABS樹脂で形成され、爪部33は、ポリアセタール樹脂(POM)で形成されている。
The
次に、蕎麦打ち装置1を用いた蕎麦打ちの方法(蕎麦の製造方法)について、図面を参照して説明する。一例として、蕎麦粉100%で打つ十割蕎麦の製造方法について説明する。 Next, a soba noodle making method using the soba noodle making apparatus 1 (a method for producing soba noodles) will be described with reference to the drawings. As an example, a method for producing 100% buckwheat flour beaten with 100% buckwheat flour will be described.
最初に、水回し器3を用いて生地53を作製する。具体的には、図16に示すように、まず粉体としての蕎麦粉51を容器100に投入する。この場合、生地53の作製に用いる容器100としては、内面が曲面の容器(例えば、ボウルなど)を用いるのが好ましい。
First, the
次いで、「水回し」の工程を行う。具体的には、水回し器3の貯留部31に水52を貯留させる。この場合、一例として、十割蕎麦を打つ際の加水率を55%とすると、容器100に投入した蕎麦粉51の重量の55%に相当する重量の水52を貯留部31に貯留させる。
Next, the “watering” step is performed. Specifically, the
続いて、水回し器3のカバー32を覆うようにして貯留部31を手で掴み、図16に示すように、水回し器3の爪部33が容器100の内周面に軽く接触する状態で、水回し器3を回転移動させて蕎麦粉51を攪拌する。この際に、貯留部31に貯留されている水52が、貯留部31の底面31aに配設されている注水ノズル31bの注水孔31cから滴下し、蕎麦粉51に供給されて、爪部33による蕎麦粉51の攪拌と相俟って蕎麦粉51と水52とが混ぜ合わされる。
Subsequently, the
この場合、回転移動する水回し器3から水52が滴下するため、蕎麦粉51の一部分に水52を一度に供給するのとは異なり、蕎麦粉51に対して水52を少しずつ満遍なく供給することができる。また、この水回し器3では、爪部33が弧状に形成されているため、容器における曲面の内面に対して爪部33が線的または面的に接触する。このため、爪部33を直線状に形成した構成(爪部33が容器の内面に対して点的に接触する構成)と比較して、蕎麦粉51を効率的に攪拌することができるため、蕎麦粉51と水52とを効率的にかつ均一に混ぜ合わせることができる。
In this case, since the
次いで、水回し器3の回転移動を継続することで、蕎麦粉51と水52とが均一に混ぜ合わされて、細かな粒状となる。続いて、水回し器3の回転移動をさらに継続することで、蕎麦粉51と水52との粒状の混合物が次第にまとまっていく。この状態を継続させて蕎麦粉51と水52との粒状の混合物が適度な大きさにまとまった段階で「水回し」の工程を終了する。これにより生地53が作製される。
Next, by continuing the rotational movement of the
続いて、蕎麦打ち機2を用いて「こね」の工程、「押し出し」の工程、および「ゆで」の工程を行う。具体的には、まず、第1プレート14を保持させた状態のプレート保持部16の係合部16aを第2円筒体13の先端部側係合部13gに係合させて取り付ける。次いで、ハンドル19を左回りに回転操作して、雄ねじ部材18が第1円筒体11から引き抜かれる向きに雄ねじ部材18を回転させる。
Subsequently, the “kneading” process, the “extrusion” process, and the “boiled” process are performed using the
この際に、雄ねじ部材18の先端部18aに配設されている保持部18eによって保持されている押し出し棒20が雄ねじ部材18の引き抜きに伴って移動して、押し出し棒20の先端部20cに取り付けられている第3プレート20dが、押し出し部材21および切替操作部22と共に第2円筒体13の基端部13b側に位置する。
At this time, the
次いで、回転規制部12から第2円筒体13を取り外し、続いて、第2円筒体13における基端部13b側の開口部から第2円筒体13の内部に生地53を収容(充填)する。次に、第2円筒体13の基端部側係合部13hを回転規制部12の係合部12eに係合させて、第2円筒体13を回転規制部12に取り付ける。次いで、回転規制部12に取り付けた第2円筒体13の外れを防止するためにロックピン11eをセットする。
Next, the second
続いて、第2円筒体13の基端部13b側に形成されている開口部13f(図3参照)から指を差し込んでレバー22dを同図に示す「こねる」の位置に移動させる。この際に切替操作部22が回動して係合部22cと押し出し棒20の切り欠き20eとの係合が解除される。この状態では、押し出し部材21および切替操作部22が押し出し棒20の本体部20aに対して相対的にスライド可能となっている。
Subsequently, a finger is inserted from an
続いて、「こね」の工程を行う。この場合、図17に示すように、第1円筒体11を一方の手で掴み、回転規制部12における一対の支持壁12gの間に手首(または前腕部)を嵌め込む。次いで、他方の手でハンドル19のグリップ19dを掴んで右回りに回転操作を行い、雄ねじ部材18の先端部18aが第1円筒体11の先端部11a側に向かう向き(第1円筒体11内に雄ねじ部材18が押し込まれる向き)に雄ねじ部材18を回転させる。
Subsequently, the “kneading” process is performed. In this case, as shown in FIG. 17, the first
この際に、押し出し棒20が雄ねじ部材18の回転および移動に伴って回転しつつ移動して、押し出し棒20の先端部20cに取り付けられている第3プレート20dが、第2円筒体13の内部を先端部13aに向かって移動する。また、第3プレート20dの移動によって生地53が押圧される。この場合、図9に示すように、第2円筒体13の内径よりも短い直径の円形の一部を切り欠いた形状に第3プレート20dが形成されているため、第3プレート20dの外周部と第2円筒体13の内周面13dとの間(特に切り欠いた部分)に隙間が形成されている。このため、第3プレート20dによって押圧された生地53がこの隙間を通って第2円筒体13の基端部13bに移動する。
At this time, the
この場合、この蕎麦打ち機2では、回転規制部12の各支持壁12gによって手首が支持されているため、ハンドル19に対して大きな力を加えて回転操作を行ったとしても、第1円筒体11および第2円筒体13の回転を確実かつ容易に規制することができる。このため、この蕎麦打ち機2では、「こね」の工程を容易に行うことが可能となっている。
In this case, since the wrist is supported by each
一方、この時点では、押し出し部材21および切替操作部22が押し出し棒20の本体部20aに対して相対的にスライド可能となっている。このため、第2円筒体13の基端部13bに移動する生地53によって押し出し部材21が基端部13b側に押圧される結果、押し出し部材21および切替操作部22の先端部13aへの移動が阻害されて、押し出し部材21および切替操作部22が第2円筒体13の基端部13bに位置した状態に維持される。
On the other hand, at this time, the pushing
続いて、第2円筒体13の先端部13aに取り付けられているプレート保持部16によって保持されている第1プレート14に第3プレート20dが当接したときには、ハンドル19を左回りに回転操作して、雄ねじ部材18の先端部18aが第1円筒体11の基端部11b側に向かう向き(雄ねじ部材18が第1円筒体11から引き抜かれる向き)に雄ねじ部材18を回転させる。
Subsequently, when the
この際に、押し出し棒20が回転しつつ第2円筒体13から引き抜かれる向きに移動して、第3プレート20dが、第2円筒体13の内部を基端部13bに向かって移動する。また、第3プレート20dの移動によって生地53が押圧され、押圧された生地53が第3プレート20dの外周部と第2円筒体13の内周面13dとの間の隙間を通って第2円筒体13の先端部13aに移動する。
At this time, the
次いで、第2円筒体13の基端部13bに位置している押し出し部材21および切替操作部22の位置まで第3プレート20dが移動したときには、押し出し部材21の底部に形成されている凹部21dに第3プレート20dが嵌合する。続いて、押し出し部材21および切替操作部22が、第3プレート20dと共に基端部13b側にさらに移動しようとしたときには、押し出し部材21における壁部21bの先端部(図3における上端部)が第1円筒体11の先端部11aに当接して押し出し部材21の移動が規制される。このため、凹部21d内に生地53が入り込んでいたとしても、第3プレート20dからの押圧力にって生地53が凹部21d外に押し出されて、第3プレート20dが凹部21d内に完全に嵌合し、これによって第3プレート20dと押し出し部材21の底面とが面一の状態(図12に示す状態)となる。
Next, when the
次いで、上記したハンドル19に対する右回りの回転操作および左回りの回転操作を繰り返して行う。この場合、右回りに回転操作および左回りの回転操作を合計で2回〜3回ずつ行う(つまり、第3プレート20dを第2円筒体13の基端部13b側から先端部13a側に2往復〜3往復させる)ことで生地53の「こね」が十分に行われる。以上により、「こね」の工程が終了する。
Next, the clockwise rotation operation and the counterclockwise rotation operation for the
続いて、「押し出し」の工程、および「ゆで」の工程を行う。具体的には、第3プレート20dが第2円筒体13の基端部13b側に位置している状態において、第2円筒体13の開口部13fから指を差し込んでレバー22dを図3に示す「押出す」の位置に移動させる。この際に切替操作部22が回動して係合部22cが押し出し棒20の切り欠き20eに係合する。これにより、押し出し部材21および切替操作部22が押し出し棒20の本体部20aに対してスライド不可状態となる。
Subsequently, an “extruding” step and a “boiled” step are performed. Specifically, in a state where the
次いで、プレート保持部16の係合部16aと第2円筒体13の先端部側係合部13gとの係合を解除してプレート保持部16を第2円筒体13の先端部13aから取り外し、続いて、第1プレート14を第2プレート15に交換してプレート保持部16に保持させる。次いで、そのプレート保持部16を第2円筒体13の先端部13aに取り付ける。
Next, the engagement between the engaging
続いて、図18に示すように、蕎麦ゆで用の湯201を張って火にかけた状態の鍋200の上方に蕎麦打ち機2を位置させた状態で、ハンドル19に対する右回りの回転操作を行って雄ねじ部材18を第1円筒体11内に押し込む向きに回転させる。この場合、押し出し部材21および切替操作部22が押し出し棒20の本体部20aに対してスライド不可状態となっているため、雄ねじ部材18の回転および移動に伴って押し出し部材21および切替操作部22が押し出し棒20の第3プレート20dと共に、第2円筒体13の内部を先端部13aに向かって移動する。また、第3プレート20dおよび押し出し部材21によって生地53が押圧される。
Next, as shown in FIG. 18, the
この場合、押し出し部材21における本体部21aの外周面が第2円筒体13の内周面13dに近接している(両者の間に隙間がない)ため、「こね」の工程のときとは異なり、押圧された生地53が第2円筒体13の基端部13b側に移動することなく、先端部13a側に押し込まれる。
In this case, since the outer peripheral surface of the
次いで、第2円筒体13の先端部13a側に押し込まれた生地53は、図18に示すように、第2プレート15の押し出し孔15aから長細い蕎麦54に成形された状態で押し出されて、そのまま湯201の中に投入される。続いて、第2円筒体13の先端部13aに配設されているプレート保持部16によって保持されている第2プレート15に押し出し棒20の第3プレート20dおよび押し出し部材21における本体部21aの底面が当接するまでハンドル19に対する右回りの回転操作を行う。この際に、蕎麦打ち機2を軽く揺すぶることで、第2プレート15に付着している蕎麦54の終端部分が、既に湯201の中に投入されている蕎麦54の先の部分によって引っ張られて第2プレート15から引き離される(第2プレート15における押し出し孔15aの縁部で切り離される)。これにより、生地53のすべてが蕎麦54として押し出される。このように、この蕎麦打ち機2では、「押し出し」の工程によって押し出した(成形した)蕎麦54をそのまま湯201の中に投入することができる。
Next, the
この場合、この「押し出し」の工程においても、「こね」の工程と同様に、回転規制部12の各支持壁12gによって手首が支持されて、ハンドル19に対して大きな力を加えて回転操作を行ったとしても、第1円筒体11および第2円筒体13の回転を確実かつ容易に規制することができるため、「押し出し」の工程を容易に行うことが可能となっている。
In this case, also in this “extrusion” step, the wrist is supported by each
また、この蕎麦打ち機2では、板状のベース部12aを有する回転規制部12を備え、そのベース部12aに立設された一対の支持壁12gの間に手首(または前腕部)を嵌め込んだ状態で第1円筒体11を掴んでいるため、湯201が張られた鍋200の上方に蕎麦打ち機2を位置させた状態において、鍋200から立ちのぼる蒸気が手や手首に直接吹き付けられる事態が回避され、やけどを確実に防止することが可能となっている。
Further, the
続いて、湯201の中に投入された蕎麦が茹であがった時点で、網ですくい上げ、冷水に晒して洗った後に、水切りしてザルや皿に盛りつける。以上により、「押し出し」の工程、および「ゆで」の工程が終了して、蕎麦打ちが完了する。
Subsequently, when the soba noodles poured into the
ここで、この蕎麦打ち機2では、上記したように、第2円筒体13内に収容した生地53を取り出すことなく「こね」の工程と「押し出し」の工程とを、切替操作部22に対する切り替え操作、および第1プレート14から第2プレート15への交換の作業を挟んで連続的に行うことができる。また、この蕎麦打ち機2では、上記したように、「押し出し」の工程によって押し出した蕎麦54をそのまま湯201の中に投入することで、「押し出し」の工程と「ゆで」の工程とを連続的にに行うことができる。このため、蕎麦打ちの効率を十分に高めることが可能となっている。
Here, in this
なお、上記の例では、「押し出し」の工程、および「ゆで」の工程を連続して行っているが、2つの工程を別々に行うこともできる。具体的には、打ち粉(蕎麦粉)を振った板やさらの上に「押し出し」の工程を行って蕎麦を押し出して蕎麦を完成させ、その後に、「ゆで」の工程を行うことができる。 In the above example, the “extruding” step and the “boiled” step are performed continuously, but the two steps can be performed separately. Specifically, the process of “extrusion” can be performed on a plate or slab that has been dusted (buckwheat flour) and extruded to complete the buckwheat, and then the “boiled” process can be performed. .
一方、この蕎麦打ち機2では、上記したように、各構成要素が互いに着脱可能に構成されている。このため、使用後の各構成要素の清掃を容易に行うことが可能となっている。
On the other hand, in this
このように、この蕎麦打ち機2および蕎麦打ち装置1では、第1円筒体、連結部、第2円筒体、第1プレート、第2プレート、プレート保持部、雌ねじ部材、雄ねじ部材、ハンドル、押し出し棒、押し出し部材およびロック機構を備えて手動操作で蕎麦打ち可能に蕎麦打ち機2が構成されている。このため、モータ等の動力を用いる構成とは異なり、蕎麦打ち機2を小形かつ低コストで構成することができる。したがって、この蕎麦打ち機2および蕎麦打ち装置1によれば、家庭や小規模店舗において気軽に導入して使用することができる。また、この蕎麦打ち機2および蕎麦打ち装置1では、手動操作での蕎麦打ちが可能なことに加えて、伝統的な手打ち蕎麦の製法と比較して、簡易な操作で蕎麦打ちをすることができる。このため、手打ちの良さを継承しつつ家庭や小規模店舗等において手打ち蕎麦を手軽に楽しむことができる。
Thus, in this
また、この蕎麦打ち機2および蕎麦打ち装置1によれば、連結部が配設された板状のベース部12aと、ベース部12aに立設された一対の支持壁12gとを有する回転規制部12を備えたことにより、「こね」の工程や「押し出し」の工程において、各支持壁12gによって手首が支持されて、ハンドル19に対して大きな力を加えて回転操作を行ったとしても、第1円筒体11および第2円筒体13の回転を確実かつ容易に規制することができるため、これらの工程を容易に行うことができる。また、ベース部12aを板状に形成したことにより、例えば、湯201が張られた鍋200の上方に蕎麦打ち機2を位置させた状態において、鍋200から立ちのぼる蒸気が手や手首に直接吹き付けられる事態を確実に回避することができるため、このような位置で蕎麦54を湯201の中に直接投入するような態様で蕎麦打ち機2を使用したとしても、やけどの発生を確実に防止することができる。
Further, according to the
また、この蕎麦打ち装置1によれば、注水孔31cが底面31aに設けられた貯留部31と、貯留部31の外周面31dから外側に向けて突出するように配設された複数の爪部33とを有する水回し器3を備えたことにより、蕎麦打ちの各工程の中でも特に熟練を要する「水回し」の工程を容易に行うことができるため、完成度の高い生地53を容易に作製することができる。また、上記した蕎麦打ち機2を用いて「こね」の工程と「押し出し」の工程とを連続的に行うことで、蕎麦54の状態となるまでの間に生地53が空気に触れる機会を少なく抑えることができる。このため、この蕎麦打ち装置1によれば、これらの効果が相俟って通常の蕎麦打ち工程では切断しやすい十割蕎麦を切断させずに、かつ蕎麦の風味を損なうことなく、容易に製造する(打つ)ことができる。
Moreover, according to this
なお、蕎麦打ち機および蕎麦打ち装置の構成、および蕎麦打ち機および蕎麦打ち装置の使用方法(製造方法)は、上記の構成および方法に限定されず、適宜変更することができる。例えば、蕎麦打ち装置1を用いて蕎麦粉100%で十割蕎麦を打つ方法について上記したが、蕎麦打ち装置1を用いて蕎麦粉に小麦粉を適宜加えた材料(粉体)で蕎麦を打つこともでき、この際にも上記した各効果を実現することができる。また、材料(粉体)を変更することで、蕎麦以外の各種の麺類を製造することができる。具体的には、粉体としての小麦粉、米粉および緑豆粉(澱粉)などを用いたり、これらの粉体や蕎麦粉を適宜混合して用いたりすることで、うどん、素麺、冷や麦、パスタ、中華麺、冷麺、ビーフン、春雨、フォーなどの各種の麺類を製造する(打つ)ことができ、この際にも、上記した各効果を実現することができる。
In addition, the structure of the buckwheat hammer and the buckwheat hammer and the usage method (manufacturing method) of the buckwheat hammer and the buckwheat hammer are not limited to the above structure and method, and can be changed as appropriate. For example, the method for hitting 100% buckwheat with 100% buckwheat flour using the
また、第1円筒体11や第2円筒体13の回転を規制するための回転規制部12を連結部として機能させる構成例について上記したが、回転規制部12に代えて、回転を規制する機能を有していない連結部を備えた構成を採用することもできる。
Moreover, although it described above about the structural example which functions the
1 蕎麦打ち装置
2 蕎麦打ち機
3 水回し器
11 第1円筒体
11a,12b,13a,18a 先端部
11b,12f,13b,20b 基端部
12 回転規制部
12a ベース部
12e,16a 係合部
12g 支持壁
13 第2円筒体
13d 内周面
13f 開口部
13g 先端部側係合部
13h 基端部側係合部
14 第1プレート
15 第2プレート
15a 押し出し孔
16 プレート保持部
17 雌ねじ部材
17a 内周部
18 雄ねじ部材
18c 外周部
18e 保持部
19 ハンドル
20 押し出し棒
20a 本体部
20d 第3プレート
21 部材
21a 本体部
21c 挿通孔
22 切替操作部
22b 挿通孔
22d レバー
31 貯留部
31a 底面
31c 注水孔
31d 外周面
33 爪部
51 蕎麦粉
52 水
53 生地
DESCRIPTION OF
Claims (3)
第1円筒体と、当該第1円筒体の先端部が取り付けられる連結部と、粉体と水とを混合した生地を収容可能に構成されると共に前記連結部に対して基端部が着脱可能に構成されて当該連結部に装着された状態において当該連結部を介して前記第1円筒体と連結される第2円筒体と、当該第2円筒体の先端部の開口部を閉塞させるための第1プレートと、前記生地を押し出すための押し出し孔が形成された第2プレートと、前記第2円筒体の前記先端部に対して着脱可能に構成されると共に前記第1プレートおよび第2プレートを付け替えて保持可能に構成されたプレート保持部と、内周部に雌ねじが形成されて前記第1円筒体の基端部に配設される雌ねじ部材と、当該雌ねじ部材の前記雌ねじに螺合する雄ねじが外周部に形成されて回転に応じて前記第1円筒体の内部に対して進退動可能に構成された雄ねじ部材と、当該雄ねじ部材の基端部に取り付けられて当該雄ねじ部材を回転させる回転操作を行うためのハンドルと、基端部が前記雄ねじ部材の先端部に対して着脱可能に構成される本体部および円形の一部を切り欠いた形状に形成されて当該本体部の先端部に取り付けられた第3プレートを有して当該雄ねじ部材の回転および進退動に伴って前記第2円筒体の内部において回転しつつ当該第2円筒体の中心軸に沿って移動する押し出し棒と、外周部が前記第2円筒体の内周面に近接可能な略円板状に形成されて前記押し出し棒の前記本体部を挿通させた状態で当該本体部に対してスライド可能に構成された押し出し部材と、ロック操作に応じて前記押し出し部材を前記本体部の先端部においてスライド不可状態にロックすると共にロック解除操作に応じて当該スライド不可状態を解除するロック機構とを備え、
前記第2円筒体の前記基端部における外周壁には開口部が形成され、前記ロック機構は当該開口部から前記ロック操作および前記ロック解除操作が可能に構成されている蕎麦打ち機。 A buckwheat machine configured so that it can be manually beaten,
The first cylindrical body, a connecting portion to which the distal end portion of the first cylindrical body is attached, and configured to be able to accommodate a dough mixed with powder and water, and the base end portion is detachable from the connecting portion A second cylindrical body connected to the first cylindrical body via the connecting portion in a state of being configured to be mounted on the connecting portion, and an opening at the tip end portion of the second cylindrical body. A first plate, a second plate having an extrusion hole for extruding the dough, and a detachable configuration with respect to the tip of the second cylindrical body, and the first plate and the second plate A plate holding portion configured to be able to be replaced and held, a female screw member formed on the inner peripheral portion of the first cylindrical body, and a female screw member disposed on the base end portion of the first cylindrical body, and the female screw of the female screw member are screwed together A male screw is formed on the outer periphery to respond to rotation. A male screw member configured to be movable forward and backward with respect to the inside of the first cylindrical body, a handle attached to a base end portion of the male screw member for rotating the male screw member, and a base end A main body configured to be detachable from the front end of the male screw member, and a third plate formed in a circular cut-out shape and attached to the front end of the main body A push rod that moves along the central axis of the second cylindrical body while rotating inside the second cylindrical body as the male screw member rotates and advances and retracts, and an outer peripheral portion is an inner circumference of the second cylindrical body An extruding member that is formed in a substantially disc shape that is close to the surface and is configured to be slidable with respect to the main body portion in a state where the main body portion of the extruding rod is inserted; The body part And a lock mechanism for releasing the slide-disabled state in response to the unlocking operation while the lock in the sliding-disabled state at the tip,
The buckling machine in which an opening is formed in an outer peripheral wall at the base end of the second cylindrical body, and the locking mechanism is configured to allow the locking operation and the unlocking operation from the opening.
前記水回し器は、前記水を貯留可能な有底筒状に形成されると共に注水孔が底面に設けられた貯留部と、当該貯留部の外周面から外側に向けて突出するように配設された複数の弧状の爪部とを備えて構成されている蕎麦打ち装置。 A buckwheater according to claim 1 or 2, and a water turning device for producing the dough by mixing the powder and the water while supplying the water to the powder.
The water turning device is formed in a bottomed cylindrical shape capable of storing the water and disposed so as to protrude outward from an outer peripheral surface of the storage portion, and a water injection hole provided on the bottom surface. And a plurality of arc-shaped claw portions.
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