JP6105257B2 - 無線通信システム、ユーザ端末、及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、ユーザ端末、及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、ユーザ端末、及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の高速化、低遅延化などを目的としたロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)の仕様が策定された(非特許文献1)。LTEでは、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした通信方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした通信方式を用いている。
また、さらなる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継規格(LTEアドバンスト(LTE−A:LTE-Advanced)などと呼ばれる)も検討されている。LTE−Aでは、例えば、異なる送信アンテナから異なるユーザ端末に対して同時に情報送信するマルチユーザMIMO(MU−MIMO:Multiple User MIMO)などの新たな伝送方式の採用が想定されている。
上述のような新たな伝送方式が採用されると、下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)を伝送する下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control CHannel)の容量は不足して、LTE−Aのシステム特性を十分に発揮できなくなる恐れがある。そこで、LTE−Aにおいては、DCI用の無線リソース領域を拡張した新たな無線リソース構成の採用が検討されている。
ところで、LTE及びLTE−Aでは、CRS(Cell-specific Reference Signal)などの下り参照信号の受信品質に基づいて下りリンクの品質を監視する無線リンクモニタリング(RLM:Radio Link Monitoring)が採用されている。RLMでは、下り参照信号の受信品質の低下を無線リンク障害(RLF:Radio Link Failure)と関連付けて、回復のための各種処理のトリガとする。しかしながら、RLMは、既存の無線リソース構成に最適化されているので、上述のような新たな無線リソース構成が採用されると下りリンクの品質を適切に監視できなくなる恐れがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、新たな無線リソース構成が適用されても下りリンクの品質を適切に監視できる無線通信システム、ユーザ端末、及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線通信システムは、下り共有データチャネルと周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて無線基地局からユーザ端末に下り制御情報を送信すると共に、前記無線基地局から前記ユーザ端末に送信される下り参照信号の受信品質に基づき下りリンクの品質を監視する無線通信システムであって、前記無線基地局は、前記ユーザ端末に対して下り参照信号を送信する送信部を備え、前記ユーザ端末は、前記無線基地局から送信される下り参照信号の受信品質を測定する測定部と、下り参照信号の受信品質に基づいて下りリンクの無線リンク障害を判定する判定部と、を備え、前記判定部は、第1の下り参照信号の受信品質を、下り制御チャネルの所定のブロック誤り率に対応する2つの閾値で構成された第1の基準と比較し、第2の下り参照信号の受信品質を、前記第1の基準と異なる2つの閾値で構成された第2の基準比較し、前記第1の下り参照信号の受信品質及び前記第1の基準の比較結果と、前記第2の下り参照信号の受信品質及び前記第2の基準の比較結果とに基づいて、無線リンク障害を判定することを特徴とする。
本発明によれば、新たな無線リソース構成が適用されても下りリンクの品質を適切に監視できる無線通信システム、ユーザ端末、及び無線通信方法を提供できる。
マルチユーザMIMOが適用される無線通信システムの構成例を示す模式図である。 下りリンクのMU−MIMOが適用される無線リソースの構成例を示す模式図である。 拡張PDCCHが適用される無線リソースの構成例を示す模式図である。 無線リンクモニタリングについて説明するための模式図である。 第1の態様に係る無線リンクモニタリングについて説明するための模式図である。 拡張PDCCHの情報項目の一例を示す図である。 第4の態様に係る無線リンクモニタリングについて説明するための模式図である。 第4の態様に係る無線リンクモニタリングの変形例について説明するための模式図である。 第5の態様に係る無線リンクモニタリングについて説明するための模式図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す模式図である。 本実施の形態に係る無線基地局の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態に係る無線基地局のベースバンド処理部の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るユーザ端末のベースバンド処理部の構成例を示すブロック図である。
図1は、マルチユーザMIMO(MU−MIMO:Multiple User MIMO)が適用される無線通信システムの構成例を示す模式図である。図1に示すシステムは、無線基地局(例えば、eNB:eNodeB)のカバレッジエリア内に局所的なカバレッジエリアを有する小型無線基地局(例えば、RRH:Remote Radio Head)が設けられ、階層的に構成されている。この無線通信システムでは、無線基地局eNBの複数のアンテナから複数のユーザ端末UE(User Equipment)(ここでは、UE#1,UE#2)に対するデータが同時に送信される。また、複数の小型無線基地局RRHの複数のアンテナから複数のユーザ端末UE(ここでは、UE#3,UE#4)に対するデータが同時に送信される。
図2は、下りリンクのMU−MIMOが適用される無線リソース(例えば、1サブフレーム)の構成例を示す模式図である。図2に示すように、各サブフレームの先頭から所定のOFDMシンボル(最大3OFDMシンボル)の無線リソース領域が、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)用の無線リソース領域(PDCCH領域)となる。また、サブフレームの先頭から所定のOFDMシンボルより後の無線リソース領域は、下り共有データチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)用の無線リソース領域(PDSCH領域)となる。
PDCCH領域には、ユーザ端末UE(ここでは、UE#1−UE#4)に対する下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)が割当てられている。DCIには、PDSCH領域におけるユーザ端末UEに対するデータの割り当て情報などが含まれる。例えば、図2において、ユーザ端末UE#2は、PDCCH領域に割り当てられたユーザ端末UE#2に対するDCIに基づいて、PDSCH領域に割り当てられたユーザ端末UE#2に対するデータを受信する。
また、MU−MIMOでは、同一時間及び同一周波数で複数のユーザ端末UEに対するデータを送信できる。例えば、図2では、ユーザ端末UE#1に対するデータとユーザ端末UE#5に対するデータとが、PDSCH領域の同一時間及び同一周波数に多重されている。また、ユーザ端末UE#4に対するデータとユーザ端末UE#6に対するデータとが、PDSCH領域の同一時間及び同一周波数に多重されている。
しかしながら、PDSCH領域にデータを多重されるユーザ端末UEが増加すると、全てのユーザ端末UE(ここでは、UE#1−UE#6)に対するDCIをPDCCH領域に割り当てられないことがある。例えば、図2のPDCCH領域には、ユーザ端末UE#5,UE#6に対するDCIを割り当てることができない。このように、DCIを割り当てるためのPDCCH領域が不足すると、PDSCH領域に多重されるデータを受信可能なユーザ端末UEの数は制限されるので、無線リソースの利用効率を十分に高めることができなくなる。
PDCCH領域の不足を解消する方法として、サブフレームの先頭から3OFDMシンボルまでの領域以外にDCIの割当て領域を拡張する(すなわち、4OFDMシンボル以降の既存のPDSCH領域にPDCCH領域を拡張する)ことが考えられる。PDCCH領域の拡張方法としては、例えば、図3Aに示すように、既存のPDSCH領域においてPDSCHとPDCCHとを時分割多重する方法(TDMアプローチ)が考えられる。図3Aに示すTDMアプローチでは、サブフレームの4OFDMシンボル以降の一部のOFDMシンボルにおいてシステム帯域全体にPDCCHを配置できる。
また、図3Bに示すように、既存のPDSCH領域においてPDSCHとPDCCHとを周波数分割多重する方法(FDMアプローチ)も考えられる。図3Bに示すFDMアプローチでは、サブフレームの4OFDMシンボル以降の全てのOFDMシンボルにおいてシステム帯域の一部にPDCCHを配置できる。FDMアプローチによりPDSCHと周波数分割多重されるPDCCHは、ユーザ固有の参照信号である復調用参照信号(DM−RS:DeModulation-Reference Signal)を用いて復調される。このため、このPDCCHで伝送されるDCIは、PDSCHで伝送される下りデータと同様にビームフォーミングゲインを得ることができ、PDCCHのキャパシティの増大に有効である。
さらに、図3Cに示すように、既存のPDCCH領域を有さない新たな無線リソース構成(ニューキャリア)において、PDSCHとPDCCHとを周波数分割多重する方法も考えられる。このアプローチは、例えば、キャリアアグリゲーションを適用するHetnet(Heterogeneous Network)などにおいて有効と考えられる。
以下、FDMアプローチにおいてPDSCHと周波数分割多重されるPDCCH(図3B)を拡張PDCCH(拡張下り制御チャネル)と呼ぶ。この拡張PDCCHは、enhanced PDCCH、ePDCCH、EPDCCH、FDM型PDCCH、UE−PDCCHなどと呼ばれても良い。ただし、新たな無線リソース構成においてPDSCHと周波数分割多重されるPDCCH(図3C)なども拡張PDCCHに含めて良い。
ところで、LTE又はLTE−Aに対応する無線通信システムでは、CRS(Cell-specific Reference Signal)などの下り参照信号の受信品質に基づいて下りリンクの品質を監視する無線リンクモニタリング(RLM:Radio Link Monitoring)が採用されている。図4は、RLMについて説明するための模式図である。RLMにおいて、ユーザ端末UEは、無線基地局eNBからの下り参照信号で測定されるSIR(Signal-to-Interference Ratio)などの受信品質と、閾値Qout,Qinとに基づいて下りリンクの無線品質を監視する。
閾値Qoutは、低レベル側の閾値に相当し、下りリンクを十分に受信できない(cannot be reliably received)ようなPDCCHのブロック誤り率(BLER:BLock Error Rate)に相当する受信品質として定義される。具体的には、閾値Qoutは、10%のBLERを満たすために必要なSIRに相当する。一方、閾値Qinは、高レベル側の閾値に相当し、下りリンクをより確かに受信できる(can be significantly more reliably received)ようなPDCCHのBLERに相当する受信品質として定義される。具体的には、閾値Qinは、2%のBLERを満たすために必要なSIRに相当する。
例えば、図4に示すように、下り参照信号(図4ではCRS)で測定された受信品質が閾値Qoutを下回ると、下り参照信号の受信品質が低下したことを示す“out‐of‐sync”が検出される。この“out‐of‐sync”が所定の回数(図4では3回)連続して検出されると、無線リンク障害(RLF:Radio Link Failure)を判定するためのタイマ(T310)が起動される。なお、タイマのトリガとなる“out‐of‐sync”の連続回数(N310)は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)で無線基地局eNBなどからユーザ端末UEに通知される。
下り参照信号の受信品質が閾値Qinを上回ると、下り参照信号の受信品質が回復したことを示す“in‐sync”が検出される。タイマの終了前に“in‐sync”が所定の回数連続して検出されると、タイマは解除(リセット、停止)される。“in‐sync”の連続回数(N311)は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)で無線基地局eNBなどからユーザ端末UEに通知される。一方、図4に示すように“in‐sync”が所定の回数連続して検出されることなくタイマが終了すると、ユーザ端末UEは、RLFと判定して通信品質を回復させるための各種処理を行う。例えば、ユーザ端末UEは、干渉抑制のために上りリンクの送信を停止し、再接続制御を開始する。
このRLMは、既存の無線リソース構成に最適化されている。一方、拡張PDCCHの採用される無線通信システムでは、下りリンクの品質を監視する際の条件が、従来の無線通信システムとは異なると考えられる。例えば、従来の無線通信システムでは、CRSの受信品質を測定するが、拡張PDCCHを含む新たな無線リソース構成の採用される無線通信システムでは、DM−RSなどの他の下り参照信号の受信品質を測定することが想定される。なお、DM−RSを利用することで、PDSCHで伝送される下りデータと同様に、拡張PDCCHにおいてもユーザ端末UEに応じたビームフォーミングゲインが得られる。
また、拡張PDCCHを含む新たな無線リソース構成の採用される無線通信システムでは、干渉コーディネーション(eICIC: enhanced Inter-Cell Interference Coordination)による特性改善が見込まれる。さらに、拡張PDCCHは、高いアグリゲーションレベル(16ECCE)をサポートすることも検討されている。
このように、拡張PDCCHを含む新たな無線リソース構成の採用される無線通信システムでは、下りリンクの品質を監視する際の条件が異なるので、下りリンクの品質を適切に監視できなくなる恐れがある。例えば、通信状態がそれほど悪くなくともRLFと判定されてしまう恐れがある。逆に、通信状態が劣悪であってもRLFと判定されない恐れがある。
この課題に対し、本発明者らは、新たな無線リソース構成に適した基準(閾値)を選択的に用いてRLMを行うことで、新たな無線リソース構成が適用される無線通信システムにおいても下りリンクの品質を適切に監視できるのではないかと考えた。すなわち、本発明の骨子は、第1の基準(閾値Qout,Qinに相当)及び/又は第1の基準と異なる第2の基準に基づいてRLFを判定することである。以下、拡張PDCCHを含む新たな無線リソース構成の採用される無線通信システムを想定して本発明の各態様を説明する。ただし、本発明は、図3Cに示すような無線リソース構成を採用する無線通信システムにも適用可能である。
(第1の態様)
第1の態様として、新たな無線リソース構成に対応する閾値(第2の基準)に基づきRLMを行う態様を説明する。図5は、第1の態様に係るRLMについて説明するための模式図である。以下では、従来の無線リソース構成に最適化されたRLMに用いられる閾値Qout,Qin(図4参照)を、閾値Qout PDCCH,Qin PDCCH(第1の基準)として説明する。また、図5には、DM−RSで測定された受信品質及びCRSで測定された受信品質(図4参照)を併せて示す。
図5に示すように、本態様では、拡張PDCCHが適用(configure)される場合に、既存の閾値Qout PDCCH,Qin PDCCHとは異なる閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCH(第2の基準)に基づいてRLMを行う。閾値Qout EPDCCHは、低レベル側の閾値に相当し、下りリンクを十分に受信できないような拡張PDCCHのブロック誤り率(BLER)に相当する受信品質として定義される。一方、Qin EPDCCHは、高レベル側の閾値に相当し、下りリンクをより確かに受信できるような拡張PDCCHのBLERに相当する受信品質として定義される。なお、図5では、閾値Qout EPDCCHを閾値Qout PDCCHより低レベル(例えば、10%より高いPDCCHのBLERに相当)に設定し、閾値Qin EPDCCHを閾値Qin PDCCHより低レベル(例えば、2%より高いPDCCHのBLERに相当)に設定した例を示している。
上述のように、拡張PDCCHは、ユーザ端末UEに固有の参照信号であるDM−RSを用いて復調される。このため、拡張PDCCHのブロック誤り率とDM−RSの受信品質との相関は高くなる。そこで、本態様では、拡張PDCCHの適用される場合に、無線基地局eNBから送信されるDM−RSの受信品質を、拡張PDCCHのBLERに相当する閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCHと比較することでRLMを行う。
例えば、図5に示すように、DM−RSで測定された受信品質が閾値Qout EPDCCHを下回ると、DM−RSの受信品質が低下したことを示す“out‐of‐sync”が検出される。この“out‐of‐sync”が所定の回数(図5では1回)連続して検出されると、無線リンク障害(RLF:Radio Link Failure)を判定するためのタイマ(T310)が起動される。タイマのトリガとなる“out‐of‐sync”の連続回数(N310)は、上位レイヤシグナリングで無線基地局eNBなどからユーザ端末UEに通知される。
DM−RSの受信品質が閾値Qin EPDCCHを上回ると、DM−RSの受信品質が回復したことを示す“in‐sync”が検出される。タイマの終了前に“in‐sync”が所定の回数連続して検出されると、タイマは解除(リセット、停止)される。“in‐sync”の連続回数(N311)は、上位レイヤシグナリングで無線基地局eNBなどからユーザ端末UEに通知される。一方、“in‐sync”が所定の回数連続して検出されることなくタイマが終了すると、ユーザ端末UEは、RLFと判定して通信品質を回復させるための各種処理を行う。すなわち、ユーザ端末UEは、干渉抑制のために上りリンクの送信を停止し、再接続制御を開始する。
このように、本態様では、拡張PDCCHが適用(configure)される場合に、拡張PDCCHの品質を監視するのに適した閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCHに基づいてRLFを判定するので、例えば、従来のRLMにおいてRLFと判定される状況でも(図4,5参照)、拡張PDCCHの品質を適切に評価して、RLFの判定を回避できる(図5参照)。つまり、新たな無線リソース構成が採用される無線通信システムでも下りリンクの品質を適切に監視できる。本態様は、例えば、拡張PDCCHの通信特性がPDCCHの通信特性より優れる場合などに有効である。
図6は、本態様のRLMに対応可能な拡張PDCCHの情報項目(EPDCCH-Config information elements)の一例を示す図である。図6では、拡張PDCCHのモニタリングを通知するrlmResource、モニタリングの測定周期を示すrlmPeriodCoeffなどが規定されている。
なお、本態様では、DM−RSの受信品質を閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCHと比較した例について示しているが、CRS、CSI−RS(Channel State Information-Reference Signal)などの各種下り参照信号の受信品質と、閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCHとを比較しても良い。その場合、閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCHは、RLMに使用される下り参照信号に応じて変更することが好ましい。
また、本態様では、閾値Qout EPDCCHを閾値Qout PDCCHより低レベルに設定し、閾値Qin EPDCCHを閾値Qin PDCCHより低レベルに設定した例を示しているが、閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCHはこれに限られない。閾値Qout EPDCCHを閾値Qout PDCCHより高レベルに設定し、閾値Qin EPDCCHを閾値Qin PDCCHより高レベルに設定しても良い。
なお、本態様の適用の有無は、無線通信システムの仕様であらかじめ決められていても良いし、シグナリングによって無線基地局eNBからユーザ端末UEに通知されても良い。
(第2の態様)
第2の態様として、既存の閾値(第1の基準)に基づきRLMを行う態様を説明する。本態様においては、拡張PDCCHが適用(configure)される場合にも、既存の閾値Qout PDCCH,Qin PDCCH(第1の基準)に基づいてRLMを行う。すなわち、本態様では、無線基地局eNBから送信されるCRSの受信品質を、PDCCHのBLERに相当する閾値Qout PDCCH,Qin PDCCHと比較する。
本態様において、CRSで測定された受信品質が閾値Qout PDCCHを下回ると、受信品質が低下したことを示す“out‐of‐sync”が検出される。この“out‐of‐sync”が所定の回数連続して検出されると、RLFを判定するためのタイマが起動される。タイマのトリガとなる“out‐of‐sync”の連続回数は、上位レイヤシグナリングで無線基地局eNBからユーザ端末UEに通知される。
CRSの受信品質が閾値Qin PDCCHを上回ると、受信品質が回復したことを示す“in‐sync”が検出される。タイマの終了前に“in‐sync”が所定の回数連続して検出されると、タイマは解除される。“in‐sync”の連続回数は、上位レイヤシグナリングで無線基地局eNBなどからユーザ端末UEに通知される。一方、“in‐sync”が所定の回数連続して検出されることなくタイマが終了すると、ユーザ端末UEは、RLFと判定して各種処理を行う。本態様では、CRSの受信品質を閾値Qout PDCCH,Qin PDCCHと比較した例について示しているが、DM−RS、CSI−RSなどの各種下り参照信号の受信品質と、閾値Qout PDCCH,Qin PDCCHとを比較しても良い。
本態様は、例えば、PDCCHの通信特性が拡張PDCCHの通信特性より優れる場合などに有効である。本態様の適用の有無は、無線通信システムの仕様であらかじめ決められていても良いし、シグナリングによって無線基地局eNBからユーザ端末UEに通知されても良い。
(第3の態様)
本態様では、既存の閾値(第1の基準)と、新たな無線リソース構成に対応する閾値(第2の基準)とを選択的に用いてRLMを行う態様を説明する。本態様では、無線通信システムの状態に応じて、第1の態様及び第2の態様の一方が選択的に用いられる。
例えば、拡張PDCCHの通信特性がPDCCHの通信特性より優れる状況などでは、第1の態様が選択される。この場合、無線基地局eNBは、ユーザ端末UEに対し、第1の基準を用いてRLMを行うことを通知する。通知は、例えば、上位レイヤシグナリングを用いて行うことができる。ユーザ端末UEは、無線基地局eNBからの下り参照信号の受信品質を閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCHと比較してRLMを行う。詳細は第1の態様と同様である。
また、例えば、PDCCHの通信特性が拡張PDCCHの通信特性より優れる状況などでは、第2の態様が選択される。この場合、無線基地局eNBは、ユーザ端末UEに対し、第2の基準を用いてRLMを行うことを通知する。ユーザ端末UEは、無線基地局eNBからの下り参照信号の受信品質を既存の閾値Qout PDCCH,Qin PDCCHと比較してRLMを行う。詳細は第2の態様と同様である。
本態様では、PDCCHの通信特性と拡張PDCCHの通信特性とに基づいて、第1の態様又は第2の態様を選択してRLMを行うことができるので、無線通信システムの状態に応じた精度の良いRLMが可能になる。つまり、下りリンクの品質をより適切に監視できる。なお、本態様では、RLMに用いられる基準を無線基地局eNBからユーザ端末UEに通知する態様を例示しているが、無線基地局eNBからユーザ端末UEに基準の変更のみを通知しても良い。
(第4の態様)
本態様では、既存の閾値(第1の基準)と、新たな無線リソース構成に対応する閾値(第2の基準)とを共に用いてRLMを行う態様を説明する。図7は、第4の態様に係るRLMについて説明するための模式図である。
本態様においては、タイマを起動させるシーケンスにおいて、既存の閾値(第1の基準)及び新たな無線リソース構成に対応する閾値(第2の基準)を共に用いる。具体的には、例えば、第1の基準(閾値Qout PDCCH)に基づいて“out‐of‐sync”が検出され、かつ、第2の基準(閾値Qout EPDCCH)に基づいて“out‐of‐sync”が検出されると、タイマを起動させる(シーケンス4A)。例えば、第1の基準(閾値Qout PDCCH)に基づいて“out‐of‐sync”が検出され、又は、第2の基準(閾値Qout EPDCCH)に基づいて“out‐of‐sync”が検出されると、タイマを起動させる(シーケンス4B)。
さらに、本態様においては、タイマを解除させるシーケンスにおいて、既存の閾値(第1の基準)及び新たな無線リソース構成に対応する閾値(第2の基準)を共に用いる。具体的には、例えば、第1の基準(閾値Qin PDCCH)に基づいて“in‐sync”が検出され、かつ、第2の基準(閾値Qin EPDCCH)に基づいて“in‐sync”が検出されると、タイマを解除させる(シーケンス4C)。例えば、第1の基準(閾値Qin PDCCH)に基づいて“in‐sync”が検出され、又は、第2の基準(閾値Qin EPDCCH)に基づいて“in‐sync”が検出されると、タイマを解除させる(シーケンス4D)。
すなわち、本態様では、上述のシーケンス4A又はシーケンス4Bと、シーケンス4C又はシーケンス4Dとを組み合わせてRLMを行う。図7Aは、シーケンス4Aとシーケンス4Dとを組み合わせて行うRLMについて示し、図7Bは、シーケンス4Bとシーケンス4Cとを組み合わせて行うRLMについて示している。
図7Aでは、タイミングTA1において、CRSで測定された受信品質が閾値Qout PDCCHを下回り、CRSの受信品質が低下したことを示す“out‐of‐sync”が検出される。また、タイミングTA2において、DM−RSで測定された受信品質が閾値Qout EPDCCHを下回り、DM−RSの受信品質が低下したことを示す“out‐of‐sync”が検出される。その結果、RLFを判定するためのタイマが起動される(シーケンス4A)。なお、タイマの起動は、“out‐of‐sync”が所定の回数連続して検出されることを条件に行っても良い。
また、図7Aでは、タイミングTA3において、CRSで測定された受信品質が閾値Qin PDCCHを上回り、受信品質が回復したことを示す“in‐sync”が検出される。その結果、タイマは解除される(シーケンス4D)。“in‐sync”が検出されることなくタイマが終了すると、ユーザ端末UEは、RLFと判定して通信品質を回復させるための各種処理を行う。すなわち、ユーザ端末UEは、干渉抑制のために上りリンクの送信を停止し、再接続制御を開始する。なお、タイマの解除は、“in‐sync”が所定の回数連続して検出されることを条件に行っても良い。
このように、シーケンス4Aとシーケンス4Dとを用いる態様では、CRSの受信品質及びDM−RSの受信品質の一方のみが基準(閾値)を下回っても、タイマは起動されない。また、CRSの受信品質及びDM−RSの受信品質の一方が基準(閾値)を上回れば、タイマは解除される。このため、RLFの判定を最小限に留めることが可能である。
図7Bでは、タイミングTB1において、CRSで測定された受信品質が閾値Qout PDCCHを下回り、CRSの受信品質が低下したことを示す“out‐of‐sync”が検出される。その結果、タイマが起動される(シーケンス4B)。なお、タイマの起動は、“out‐of‐sync”が所定の回数連続して検出されることを条件に行っても良い。
さらに、図7Bでは、タイミングTB2において、CRSで測定された受信品質が閾値Qin PDCCHを上回り、受信品質が回復したことを示す“in‐sync”が検出される。また、タイミングTB3においてDM−RSで測定された受信品質が閾値Qin EPDCCHを上回り、受信品質が回復したことを示す“in‐sync”が検出される。その結果、タイマは解除される(シーケンス4C)。閾値Qin PDCCH(第1の基準)に基づく“in‐sync”と、閾値Qin EPDCCH(第2の基準)に基づく“in‐sync”とが検出されずにタイマが終了すると、ユーザ端末UEは、RLFと判定して各種処理を行う。なお、タイマの解除は、“in‐sync”が所定の回数連続して検出されることを条件に行っても良い。
このように、シーケンス4Bとシーケンス4Dとを用いる態様では、CRSの受信品質及びDM−RSの受信品質の一方が基準(閾値)を下回ると、タイマは起動される。また、CRSの受信品質及びDM−RSの受信品質の一方のみが基準(閾値)を上回っても、タイマは解除されない。このため、下りリンクの僅かな品質低下を検出してRLFと判定できる。
なお、図7では、シーケンス4Aとシーケンス4Dとの組み合わせ、及び、シーケンス4Bとシーケンス4Cとの組み合わせを示しているが、他の組み合わせを適用しても良い。例えば、シーケンス4Aとシーケンス4Cとを組み合わせても良いし、シーケンス4Bとシーケンス4Dとを組み合わせても良い。このように、第1の基準及び第2の基準を共に用いてRLMを行うことで、RLMの精度をさらに高めることができる。つまり、下りリンクの品質をより適切に監視できる。
図8は、第4の態様に係るRLMの変形例について説明するための模式図であり、 シーケンス4Aにおいて“out‐of‐sync”が所定の回数(図8では3回)連続して検出されることを条件にタイマを起動させる態様を示している。図8Aは、閾値Qout PDCCHに基づく“out‐of‐sync”の検出回数と、閾値Qout EPDCCHに基づく“out‐of‐sync”の検出回数とを独立にカウントする場合を示し、図8Bは、閾値Qout PDCCHに基づく“out‐of‐sync”の検出回数と、閾値Qout EPDCCHに基づく“out‐of‐sync”の検出回数とを合計してカウントする場合を示す。
図8Aでは、タイミングTC1,TC2,TC3において、CRSで測定された受信品質が閾値Qout PDCCHを下回り、CRSの受信品質が低下したことを示す“out‐of‐sync”が3回連続して検出されている。また、タイミングTC3,TC4,TC5において、DM−RSで測定された受信品質が閾値Qout EPDCCHを下回り、DM−RSの受信品質が低下したことを示す“out‐of‐sync”が3回連続して検出されている。これにより、それぞれ3回の連続する“out‐of‐sync”が検出されたことになり、タイマは起動される。
なお、この態様は、シーケンス4Bにも適用され得る。シーケンス4Bでは、閾値Qout PDCCHに基づく“out‐of‐sync”の検出回数と、閾値Qout EPDCCHに基づく“out‐of‐sync”の検出回数とを独立にカウントし、いずれか一方の連続検出回数が所定の回数に到達したことを条件としてタイマを起動させれば良い。
図8Bでは、タイミングTD1,TD2において、CRSで測定された受信品質が閾値Qout PDCCHを下回り、CRSの受信品質が低下したことを示す“out‐of‐sync”が2回連続して検出されている。また、タイミングTD2,TD3において、DM−RSで測定された受信品質が閾値Qout EPDCCHを下回り、DM−RSの受信品質が低下したことを示す“out‐of‐sync”が2回連続して検出されている。これにより、合計で3回の連続する“out‐of‐sync”が検出されたことになり、タイマは起動される。
図8では、“out‐of‐sync”の検出について示しているが、“in‐sync”の検出も同様である。例えば、シーケンス4Cでは、閾値Qin PDCCHに基づく“in‐sync”の検出回数と、閾値Qin EPDCCHに基づく“in‐sync”の検出回数とを独立にカウントしてタイマを解除させることができる。閾値Qin PDCCHに基づく“in‐sync”の検出回数と、閾値Qin EPDCCHに基づく“in‐sync”の検出回数との合計をカウントしてタイマを解除させても良い。また、シーケンス4Dにおいては、閾値Qin PDCCHに基づく“in‐sync”の検出回数と、閾値Qin EPDCCHに基づく“in‐sync”の検出回数とを独立にカウントし、いずれか一方の連続検出回数が所定の回数に到達したことを条件としてタイマを解除させれば良い。
なお、本態様では、CRSの受信品質を閾値Qout PDCCH,Qin PDCCHと比較した例について示しているが、DM−RS、CSI−RSなどの各種下り参照信号の受信品質と、閾値Qout PDCCH,Qin PDCCHとを比較しても良い。また、本態様では、DM−RSの受信品質を閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCHと比較した例について示しているが、CRS、CSI−RSなどの各種下り参照信号の受信品質と、閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCHとを比較しても良い。
また、本態様では、閾値Qout EPDCCHを閾値Qout PDCCHより低レベルに設定し、閾値Qin EPDCCHを閾値Qin PDCCHより低レベルに設定した例を示しているが、閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCHはこれに限られない。閾値Qout EPDCCHを閾値Qout PDCCHより高レベルに設定し、閾値Qin EPDCCHを閾値Qin PDCCHより高レベルに設定しても良い。
(第5の態様)
本態様では、従来のRLMと、第1−第4の態様に係るRLMとを切り替える態様を説明する。図9は、第5の態様に係るRLMについて説明するための模式図である。拡張PDCCH(リリース11)では、DLアサイメント(DL assignment)やULグラント(UL grant)などを送信するため、ユーザ端末UEに固有のサーチスペース(UE−specific SS:UE-specific Search Space)がサポートされている。一方、拡張PDCCH(リリース11)では、セル共通(Cell-specific)の制御情報を送信する共通のサーチスペース(common SS:common Search Space)はサポートされていない。ただし、将来的には、拡張PDCCHにおいてcommon SSがサポートされても良い。
また、ユーザ端末UEに対し、拡張PDCCHのUE−specific SS、又はPDCCHのUE−specific SSのモニタを通知するシグナリングがサポートされている。例えば、ユーザ端末UEは、シグナリングによる通知を受けたサブフレームにおいてのみPDCCHのUE−specific SSをモニタし、それ以外のサブフレームにおいて拡張PDCCHのUE−specific SSをモニタする。ただし、通知の態様はこれに限られない。ユーザ端末UEに対し、PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレームと拡張PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレームとを併せて通知しても良い。なお、拡張PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレームにおいて、ユーザ端末UEは、PDCCHのcommon SSをモニタする。
そこで、本態様では、PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレームと、拡張PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレームとで、RLMを切り替える。具体的には、図9に示すように、PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレーム(0)において、従来のRLMを行う(図4参照)。一方、拡張PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレーム(1)では、第1−第4の態様に係るRLMを行う。すなわち、PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレーム(0)において下り参照信号の受信品質を既存の閾値(第1の基準)と比較し、拡張PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレーム(1)において下り参照信号の受信品質を既存の閾値(第1の基準)及び新たな無線リソース構成に対応する閾値(第2の基準)の一方又は双方と比較する。
このように、本態様では、PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレームと、拡張PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレームとで、RLMを切り替えるので、モニタする無線リソースに応じた精度の良いRLMが可能になる。つまり、下りリンクの品質をより適切に監視できる。
(無線通信システムの構成例)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの詳細を説明する。図10は、本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す模式図である。図10に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム或いは、SUPER 3Gが包含されるシステムであり、第1−第5の態様に係るRLMが適用される。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーションが適用される。この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4G、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれても良い。
図10に示すように、無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a,12bとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。ユーザ端末20は、無線基地局11,12の双方と無線通信可能に構成されている。
ユーザ端末20と無線基地局11とは、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz帯)において帯域幅の広いキャリア(既存キャリア、Legacy carrierなどと呼ばれる)を用いて通信を行う。ユーザ端末20と無線基地局12とは、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz帯)において帯域幅の狭いキャリアを用いて通信を行っても良いし、ユーザ端末20と無線基地局11との通信に用いられる帯域幅の広いキャリアを用いて通信を行っても良い。無線基地局11と各無線基地局12とは、それぞれ、有線接続又は無線接続されている。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。上位局装置30は、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などである。ただし、上位局装置30はこれらに限定されない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されても良い。
無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNB(eNodeB)、無線基地局装置、送信ポイントなどと呼ばれても良い。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、RRH(Remote Radio Head)、マイクロ基地局、送信ポイントなどと呼ばれても良い。以下においては、無線基地局11,12を含む無線基地局10について説明する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んで良い。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクにOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクにSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、図10に示す無線通信システム1で用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH、拡張PDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報などが伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。また、拡張PDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel、ePDCCH、E−PDCCH、FDM型PDCCH、UE−PDCCHなどとも呼ばれる)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報などが伝送されても良い。この拡張PDCCH(拡張下り制御チャネル)は、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHの容量不足を補うために使用される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACKなどが伝送される。
図11は、本実施の形態に係る無線基地局10(無線基地局11,12を含む)の構成例を示すブロック図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部(送信部)103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにおいて無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたユーザデータに対して、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理を行い、各送受信部103に転送する。また、下りリンクの制御情報に対してチャネル符号化やIFFT処理などの送信処理を行い、各送受信部103に転送する。
また、ベースバンド信号処理部104は、報知チャネルにより、ユーザ端末20に対して、当該セルにおける通信のための制御情報を通知する。当該セルにおける通信のための情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅などが含まれる。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101より送信する。
一方、上りリンクによりユーザ端末20から無線基地局10に送信されるデータは、各送受信アンテナ101で受信されてアンプ部102に入力される。アンプ部102は、各送受信アンテナ101から入力される無線周波数信号を増幅して各送受信部103に送る。増幅された無線周波数信号は、各送受信部103でベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT: Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:inverse discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理を行い、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送する。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理、無線基地局10の状態管理、無線リソースの管理などを行う。
図12は、本実施の形態に係るユーザ端末20の構成例を示すブロック図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下りリンクのデータは、複数の送受信アンテナ201で受信されてアンプ部202に入力される。アンプ部202は、各送受信アンテナ201から入力される無線周波数信号を増幅して各送受信部203に送る。増幅された無線周波数信号は、各送受信部203でベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、入力されたベースバンド信号に対してFFT処理、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などが行われる。下りリンクのデータに含まれるユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータに含まれる報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、入力されたユーザデータに対して、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などを行い、各送受信部203に転送する。各送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201より送信する。
図13は、本実施の形態に係る無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104(一部に上位レイヤの構成を含む)の構成例を示すブロック図である。図13では、主に下りリンク(送信)用の構成を示しているが、無線基地局10は、上りリンク(受信)用の構成を不足なく備えている。
図13に示すように、無線基地局10は、上位レイヤ制御情報生成部300、データ生成部301、チャネル符号化部302、変調部303、マッピング部304、下り制御情報生成部305、共通制御情報生成部306、チャネル符号化部307、変調部308、制御チャネル多重部309、インタリーブ部310、測定用参照信号生成部311、IFFT部312、マッピング部313、復調用参照信号生成部314、ウェイト乗算部315、CP挿入部316、スケジューリング部317を備える。なお、無線基地局10が、スモールセルC2を形成する無線基地局12である場合、制御チャネル多重部309、インタリーブ部310は省略されても良い。
上位レイヤ制御情報生成部300は、ユーザ端末20毎に上位レイヤ制御情報を生成する。上位レイヤ制御情報は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)される制御情報であり、例えば、無線リンク障害(RLF:Radio Link Failure)を判定するための“out‐of‐sync”の連続回数(N310)に関する情報や、“in‐sync”の連続回数(N311)に関する情報などを含む。第3の態様が適用される場合、上位レイヤ制御情報生成部300は、RLMに用いられる基準(第1の基準又は第2の基準)を通知するための情報を生成する。
データ生成部301は、ユーザ端末20毎に下りユーザデータを生成する。データ生成部301で生成された下りユーザデータと上位レイヤ制御情報生成部300で生成された上位レイヤ制御情報とは、PDSCHで伝送される下りデータとしてチャネル符号化部302に入力される。チャネル符号化部302は、各ユーザ端末20に対する下りデータを、各ユーザ端末20からのフィードバック情報に基づいて決定された符号化率に従ってチャネル符号化する。変調部303は、チャネル符号化された下りデータを、各ユーザ端末20からのフィードバック情報に基づいて決定された変調方式に従って変調する。マッピング部304は、スケジューリング部317からの指示に従って、変調された下りデータをマッピングする。
下り制御情報生成部305は、ユーザ端末20毎に、ユーザ端末固有(UE-specific)の下り制御情報(DCI)を生成する。ユーザ端末固有の下り制御情報には、PDSCHの割り当て情報であるDLアサイメント(DL assignment)や、PUSCHの割り当て情報であるULグラント(UL grant)などが含まれる。共通制御情報生成部306は、セル共通(Cell-specific)の共通制御情報を生成する。
下り制御情報生成部305で生成された下り制御情報、共通制御情報生成部306で生成された共通制御情報は、PDCCH又は拡張PDCCHで伝送される下り制御情報として、チャネル符号化部307に入力される。チャネル符号化部307は、入力された下り制御情報を、スケジューリング部317から指示された符号化率に従ってチャネル符号化する。変調部308は、チャネル符号化された下り制御情報を変調する。
ここで、PDCCHで伝送される下り制御情報は、変調部308から制御チャネル多重部309に入力されて多重される。制御チャネル多重部309で多重された下り制御情報は、インタリーブ部310においてインタリーブされる。インタリーブされた下り制御情報は、測定用参照信号生成部311で生成された測定用の下り参照信号(CSI−RS:Channel State Information-Reference Signal、CRS:Cell specific Reference Signalなど)とともに、IFFT部312に入力される。
一方、拡張PDCCHで伝送される下り制御情報は、変調部308からマッピング部313に入力される。マッピング部313は、スケジューリング部317からの指示に従って、下り制御情報を所定の割り当て単位(例えば、eCCEやeREG)でマッピングする。マッピング部313は、スケジューリング部317の指示に従って、分散マッピング(Distributed Mapping)を用いて下り制御情報をマッピングしても良いし、局所マッピング(Localized Mapping)を用いて下り制御情報をマッピングしても良い。
マッピングされた下り制御情報は、PDSCHで伝送される下りデータ(すなわち、マッピング部304でマッピングされた下りデータ)と、復調用参照信号生成部314で生成された復調用の下り参照信号(DM−RS)とともに、ウェイト乗算部315に入力される。ウェイト乗算部315は、PDCSHで伝送される下りデータ、拡張PDCCHで伝送される下り制御情報、復調用の下り参照信号に対して、ユーザ端末20固有のプリコーディングウェイトを乗算し、プリコーディングを行う。プリコーディングされた送信データは、IFFT部312に入力され、逆高速フーリエ変換により周波数領域の信号から時系列の信号に変換される。IFFT部312からの出力信号は、CP挿入部316によりガードインターバルとして機能するサイクリックプリフィクス(CP)が挿入され、送受信部103に出力される。
スケジューリング部317は、上位局装置30からの指示情報や各ユーザ端末20からのフィードバック情報(例えば、CQI(Channel Quality Indicator)、RI(Rank Indicator)などを含むCSI(Channel State Information)など)に基づいて、下りユーザデータや下り制御情報に対する無線リソースの割り当てを行う。
この無線基地局10では、RLMに用いられる下り参照信号(CRS、CSI−RS、DM−RSなど)が測定用参照信号生成部311及び復調用参照信号生成部314で生成され、送受信部103を通じてユーザ端末20に送信される。第3の態様が適用される場合には、RLMに用いられる基準(第1の基準又は第2の基準)を通知するための情報を含む上位レイヤ制御情報が上位レイヤ制御情報生成部300で生成され、送受信部103を通じてユーザ端末20に送信される。また、第5の態様が適用される場合には、無線基地局10からユーザ端末20に対し、拡張PDCCHのUE−specific SS、又はPDCCHのUE−specific SSのモニタを通知する情報が送信される。
図14は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部104の構成例を示すブロック図である。ユーザ端末20は、下りリンク(受信)用の構成として、CP除去部401、FFT部402、デマッピング部403、デインタリーブ部404、PDCCH復調部405、拡張PDCCH復調部406、PDSCH復調部407、チャネル推定部408、受信品質測定部(測定部)409、RLF判定部(判定部)410を備える。
無線基地局10から受信データとして受信された下り信号は、CP除去部401でサイクリックプリフィクス(CP)が除去される。CPが除去された下り信号は、FFT部402へ入力される。FFT部402は、下り信号を高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)して時間領域の信号から周波数領域の信号に変換し、デマッピング部403へ入力する。デマッピング部403は、下り信号をデマッピングする。デマッピング部403から出力された下り制御情報は、デインタリーブ部404でデインタリーブされる。
PDCCH復調部405は、後述するチャネル推定部408によるチャネル推定結果に基づいて、デインタリーブ部404から出力された下り制御情報(DCI)のブラインド復号、復調、チャネル復号などを行う。具体的には、PDCCH復調部405は、無線基地局10から予め通知されたサーチスペース候補、又は予め決められたサーチスペース候補をブラインド復号して、下り制御情報を取得する。PDCCH復調部405は、DCIに含まれるDLアサイメント(PDSCHの割り当て情報)をPDSCH復調部407に出力する。
拡張PDCCH復調部406は、チャネル推定部408によるチャネル推定結果に基づいて、デマッピング部403から出力された下り制御情報(DCI)のブラインド復号、復調、チャネル復号などを行う。
PDSCH復調部407は、チャネル推定部408によるチャネル推定結果に基づいて、デマッピング部403から出力された下りデータの復調、チャネル復号などを行う。具体的には、PDSCH復調部407は、PDCCH復調部405又は拡張PDCCH復調部406で復調された下り制御情報に基づいて自端末に割り当てられたPDSCHを復調し、自端末宛ての下りデータ(下りユーザデータ及び上位レイヤ制御情報)を取得する。
チャネル推定部408は、復調用の下り参照信号(DM−RS)、測定用の下り参照信号(CRS、CSI−RS)などを用いてチャネル推定を行う。チャネル推定部408は、測定用の下り参照信号(CRS、CSI−RS)によるチャネル推定結果をPDCCH復調部405に出力する。一方、チャネル推定部408は、復調用の下り参照信号(DM−RS)によるチャネル推定結果をPDSCH復調部407及び拡張PDCCH復調部406に出力する。ユーザ端末20に固有の復調用の下り参照信号(DM−RS)を用いて復調することで、PDSCH及び拡張PDCCHについてビームフォーミングゲインを得ることができる。
受信品質測定部409は、下り参照信号(CRS、CSI−RS、DM−RSなど)の受信品質を測定し、測定結果をRLF判定部410に出力する。受信品質測定部409は、例えば、SIR、受信パワーなどを受信品質として測定する。ただし、受信品質測定部409で測定される受信品質はこれらに限られない。
RLF判定部410は、受信品質測定部409で測定された受信品質を、既存の閾値(第1の基準)及び新たな無線リソース構成に対応する閾値(第2の基準)の一方又は双方と比較する。具体的には、第1の態様が適用される場合には、下り参照信号の受信品質を、閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCH(第2の基準)と比較する。第2の態様が適用される場合には、下り参照信号の受信品質を、閾値Qout PDCCH,Qin PDCCH(第1の基準)と比較する。第3の態様が適用される場合には、無線基地局10からの通知に基づいて、下り参照信号の受信品質を、閾値Qout PDCCH,Qin PDCCH(第1の基準)、又は閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCH(第2の基準)と比較する。
また、第4の態様が適用される場合には、RLF判定部410は、下り参照信号の受信品質を、閾値Qout PDCCH,Qin PDCCH(第1の基準)、及び閾値Qout EPDCCH,Qin EPDCCH(第2の基準)と比較する。第5の態様が適用される場合には、無線基地局10からの通知に基づいて、比較に用いる基準を切り替える。具体的には、PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレームでは、下り参照信号の受信品質を閾値Qout PDCCH,Qin PDCCH(第1の基準)と比較する。拡張PDCCHのUE−specific SSをモニタするサブフレームでは、下り参照信号の受信品質を第1の基準及び第2の基準の一方又は双方と比較する。
このような比較の結果、“out‐of‐sync”が所定の回数連続して検出されると、RLF判定部410は、RLFを判定するためのタイマを起動する。タイマの終了前に“in‐sync”が所定の回数連続して検出されると、タイマは解除(リセット、停止)される。一方、タイマが解除されずに終了すると、RLF判定部410はRLFの判定を行い、RLF判定情報を出力する。ユーザ端末20は、RLF判定情報に基づき通信品質を回復させるための各種処理を行う。例えば、干渉抑制のために上りリンクの送信を停止し、再接続制御を開始する。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システム1によれば、下り参照信号で測定された受信品質を、既存の閾値(第1の基準)及び新たな無線リソース構成に対応する閾値(第2の基準)の一方又は双方と比較するので、新たな無線リソース構成が適用される場合にも下りリンクの品質を適切に監視できる。
本発明は、その趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施できる。つまり、本明細書の記載は、例示を目的とするものに過ぎず、本発明に対して制限を加えるものではない。
1 無線通信システム
10,11,12 無線基地局
20 ユーザ端末
30 上位局装置
40 コアネットワーク
101 送受信アンテナ
102 アンプ部
103 送受信部(送信部)
104 ベースバンド信号処理部
105 呼処理部
106 伝送路インターフェース
201 送受信アンテナ
202 アンプ部
203 送受信部
204 ベースバンド信号処理部
205 アプリケーション部
300 上位レイヤ制御情報生成部
301 データ生成部
302 チャネル符号化部
303 変調部
304 マッピング部
305 下り制御情報生成部
306 共通制御情報生成部
307 チャネル符号化部
308 変調部
309 制御チャネル多重部
310 インタリーブ部
311 測定用参照信号生成部
312 IFFT部
313 マッピング部
314 復調用参照信号生成部
315 ウェイト乗算部
316 CP挿入部
317 スケジューリング部
401 CP除去部
402 FFT部
403 デマッピング部
404 デインタリーブ部
405 PDCCH復調部
406 拡張PDCCH復調部
407 PDSCH復調部
408 チャネル推定部
409 受信品質測定部(測定部)
410 RLF判定部(判定部)

Claims (9)

  1. 下り共有データチャネルと周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて無線基地局からユーザ端末に下り制御情報を送信すると共に、前記無線基地局から前記ユーザ端末に送信される下り参照信号の受信品質に基づき下りリンクの品質を監視する無線通信システムであって、
    前記無線基地局は、前記ユーザ端末に対して下り参照信号を送信する送信部を備え、
    前記ユーザ端末は、前記無線基地局から送信される下り参照信号の受信品質を測定する測定部と、下り参照信号の受信品質に基づいて下りリンクの無線リンク障害を判定する判定部と、を備え、
    前記判定部は、第1の下り参照信号の受信品質を、下り制御チャネルの所定のブロック誤り率に対応する2つの閾値で構成された第1の基準と比較し、第2の下り参照信号の受信品質を、前記第1の基準と異なる2つの閾値で構成された第2の基準比較し、前記第1の下り参照信号の受信品質及び前記第1の基準の比較結果と、前記第2の下り参照信号の受信品質及び前記第2の基準の比較結果とに基づいて、無線リンク障害を判定することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記判定部は、前記第1の下り参照信号の受信品質が前記第1の基準を構成する低レベル側閾値を下回り、且つ前記第2の下り参照信号の受信品質が前記第2の基準を構成する低レベル側閾値を下回る場合に、無線リンク障害を判定するためのタイマを起動することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記判定部は、前記第1の下り参照信号の受信品質が前記第1の基準を構成する低レベル側閾値を下回る場合、又は前記第2の下り参照信号の受信品質が前記第2の基準を構成する低レベル側閾値を下回る場合に、無線リンク障害を判定するためのタイマを起動することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記判定部は、前記第1の下り参照信号の受信品質が前記第1の基準を構成する高レベル側閾値を上回り、且つ前記第2の下り参照信号の受信品質が前記第2の基準を構成する高レベル側閾値を上回る場合に、無線リンク障害を判定するためのタイマを解除することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 前記判定部は、前記第1の下り参照信号の受信品質が前記第1の基準を構成する高レベル側閾値を上回る場合、又は前記第2の下り参照信号の受信品質が前記第2の基準を構成する高レベル側閾値を上回る場合に、無線リンク障害を判定するためのタイマを解除することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  6. 前記第2の基準は、拡張下り制御チャネルの所定のブロック誤り率に対応する2つの閾値で構成されることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  7. 前記第1の基準を構成する低レベル側閾値は、下りリンクを十分に受信できない下り制御チャネルのブロック誤り率に相当する受信品質として定義され、前記第1の基準を構成する高レベル側閾値は、下りリンクをより確かに受信できる下り制御チャネルのブロック誤り率に相当する受信品質として定義され、
    前記第2の基準を構成する低レベル側閾値は、下りリンクを十分に受信できない拡張下り制御チャネルのブロック誤り率に相当する受信品質として定義され、前記第2の基準を構成する高レベル側閾値は、下りリンクをより確かに受信できる拡張下り制御チャネルのブロック誤り率に相当する受信品質として定義されることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  8. 下り共有データチャネルと周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて無線基地局から下り制御情報を送信されると共に、前記無線基地局から送信される下り参照信号の受信品質に基づき下りリンクの品質を監視するユーザ端末であって、
    前記無線基地局から送信される下り参照信号の受信品質を測定する測定部と、下り参照信号の受信品質に基づいて下りリンクの無線リンク障害を判定する判定部と、を備え、
    前記判定部は、第1の下り参照信号の受信品質を、下り制御チャネルの所定のブロック誤り率に対応する2つの閾値で構成された第1の基準と比較し、第2の下り参照信号の受信品質を、前記第1の基準と異なる2つの閾値で構成された第2の基準比較し、前記第1の下り参照信号の受信品質及び前記第1の基準の比較結果と、前記第2の下り参照信号の受信品質及び前記第2の基準の比較結果とに基づいて、無線リンク障害を判定することを特徴とするユーザ端末。
  9. 下り共有データチャネルと周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて無線基地局からユーザ端末に下り制御情報を送信すると共に、前記無線基地局から前記ユーザ端末に送信される下り参照信号の受信品質に基づき下りリンクの品質を監視する無線通信方法であって、
    前記無線基地局は、前記ユーザ端末に対して下り参照信号を送信し、
    前記ユーザ端末は、前記無線基地局から送信される下り参照信号の受信品質を測定し、第1の下り参照信号の受信品質を、下り制御チャネルの所定のブロック誤り率に対応する2つの閾値で構成された第1の基準と比較し、第2の下り参照信号の受信品質を、前記第1の基準と異なる2つの閾値で構成された第2の基準比較し、前記第1の下り参照信号の受信品質及び前記第1の基準の比較結果と、前記第2の下り参照信号の受信品質及び前記第2の基準の比較結果とに基づいて、無線リンク障害を判定することを特徴とする無線通信方法。
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