JP6104398B2 - 移動局および基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、移動局、基地局、無線通信システムおよび通信方法に関する。
無線通信システムでは、伝送路の特性が変化する。伝送路の特性の変化の要因としては、移動局の移動および降雨の影響が考えられる。特に、マイクロ波およびミリ波といった高い周波数帯の電波は、降雨による減衰量が大きい。そのため、高い周波数帯の電波を使用した屋外無線通信では、降雨時に通信距離を確保することが困難となる。
この問題に対応するために、特許文献1には、受信電力によって変調方式を変更する無線通信システムが開示されている。具体的には、測定した受信電力と使用中の変調方式で必要な受信電力(所要受信電力)とを比較し、測定した受信電力の方が所要受信電力より一定値以上大きければ、変調方式を、使用中の変調方式より変調多値数が多い方式に変更する。また、測定した受信電力の方が所要受信電力より一定値以上小さければ、変調方式を、使用中の変調方式より変調多値数が少ない方式に変更する。通常、変調多値数の少ない変調方式ほど所要受信電力は小さくなる。このため、降雨により受信電力が低下した場合は、所要受信電力の小さい、すなわち、変調多値数の少ない変調方式に切り替えることで、降雨時の通信距離を拡大している。
特許第5195920号公報
しかしながら、特許文献1では、固定局で構成される無線通信システムを前提としている。特許文献1に記載の方式を、移動局を含む無線通信システムに適用した場合には、次のような問題が発生する。移動局の移動によって発生するフェージング変動により受信電力が低下すると、変調方式を変調多値数の少ない方式に変更する。このとき、フェージングによる受信電力の低下時間が、変調方式を変更する制御時間(制御遅延)より短い場合、フェージングによる受信電力の低下が生じていない(受信電力の低下している期間は終了した)にもかかわらず変調方式を変調多値数の少ない方式に変更することになり、伝送速度が低下してしまう可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、伝送路の状態が劣化した場合にも通信距離を確保することができる移動局、基地局、無線通信システムおよび通信方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、基地局と通信を行う移動局であって、自局と前記基地局との距離を算出する距離算出部と、前記基地局から受信した受信信号の受信電力を測定する受信電力測定部と、前記距離に対応する受信電力の理論値と、前記受信電力測定部により測定された受信電力とに基づいて伝送路品質を判定し、判定した前記伝送路品質に基づいて通信パラメータを選択する伝送路状態判定部と、前記伝送路状態判定部により選択された通信パラメータを用いて前記基地局へ送信する送信信号を生成する送信処理部と、を備え、前記伝送路状態判定部は、前記通信パラメータの候補として第1のパラメータと前記第1のパラメータを用いた通信より通信距離を長くすることが可能な通信を実施するためのパラメータである第2のパラメータとを保持し、降雨の有無を判定して、降雨が無いと判定した場合には前記通信パラメータとして前記第1のパラメータを、降雨が有ると判定した場合には前記通信パラメータとして前記第2のパラメータを、想定される最大の降雨量の降雨が生じた場合に前記基地局と通信可能なエリアである最大降雨時通信エリア内では、前記伝送路品質によらずに前記通信パラメータとして前記第1のパラメータを、それぞれ選択する、ことを特徴とする。
本発明にかかる移動局、基地局、無線通信システムおよび通信方法は、伝送速度の低下を抑制しつつ伝送路の状態が劣化した場合にも通信距離を確保することができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる無線通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1における移動局の構成例を示す図である。 図3は、実施の形態1における通信パラメータ決定手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態2の移動局の構成例を示す図である。 図5は、実施の形態3の無線通信システムの構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる移動局、基地局、無線通信システムおよび通信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる無線通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の無線通信システムは、指向性アンテナ13aを有する基地局11aと、指向性アンテナ13bを有する基地局11bと、指向性アンテナ13cを有する移動局12と、を備える。基地局および移動局の数は、図1の例に限定されない。移動局12は、例えば、自動車や列車等の車両に搭載されるが、移動局12が移動を行う手段は車両に限定されない。
図1の晴天時通信エリア14は、晴天時において、本実施の形態の無線通信システムで規定されている最大伝送速度を実現可能な通信パラメータを設定した際に、基地局11aと通信可能なエリアを示す。説明の簡単化のため、晴天時通信エリア14は、基地局11aと基地局11bとの距離に等しいとするが、晴天時通信エリア14は基地局11aと基地局11bとの距離に等しくなくてもよい。また、最大降雨時通信エリア15は、本実施の形態の無線通信システムで許容されている最大雨量での降雨時に、上述した最大伝送速度を実現可能な通信パラメータを設定した際に、基地局11aと通信可能なエリアを示す。電波は降雨により減衰するため、最大降雨時通信エリア15は晴天時通信エリア14と比較して小さくなる。本実施の形態の無線通信システムで許容されている最大雨量とは、移動局と基地局が通信を行う環境として想定される最大の雨量を示す。図1には、図示していないが、基地局11bにも基地局11aと同様に最大降雨時通信エリア15と晴天時通信エリア14が存在する。
移動局12は、基地局11aと基地局11bとの間を、基地局11bの方向へ移動しているとする。移動局12が備える指向性アンテナ13cは基地局11aの方向に向けて設置されている。基地局11aが備える指向性アンテナ13a及び基地局11bが備える指向性アンテナ13bは、移動局12の移動方向に向けて、すなわち、指向性アンテナ13aは基地局11bの方向、指向性アンテナ13bは基地局11aと反対方向に設置されている。したがって、移動局12が基地局11aと基地局11bとの間に存在する場合は、移動局12は基地局11aと無線信号の送受を行い、移動局12が基地局11bを通過すると、移動局12は基地局11bと無線信号の送受を行う。すなわち、移動局12は、基地局11aから基地局11bの間に位置する期間は基地局11aと通信を行い、基地局11bの通信エリアに進入すると、基地局11bと通信を行う。基地局11aから基地局11bへのハンドオーバ方法についてはどのような方法を用いてもよい。また、移動局12は、基地局11aと基地局11bとの間の同一走路を複数回走行することが可能である。
なお、ここでは、図1に示すように、指向性アンテナ13a,13b,13cの指向方向が固定されている例について説明するが、指向方向は固定されていなくてもよく、移動方向に依存して変更できるように構成されていてもよい。
図2は、本実施の形態における移動局12の構成例を示す図である。図2に示すように、アンテナ部21、変調部22(送信処理部)、受信電力測定部23、降雨状態判定部24(伝送路状態判定部)、距離算出部25および復調部26(受信処理部)を備える。基地局11a、基地局11bの構成は、移動局12の構成と同等である。アンテナ部21は、移動局12においては指向性アンテナ13cに相当し、基地局11aにおいては指向性アンテナ13aに相当し、基地局11bにおいては指向性アンテナ13bに相当する。
移動局12は、アンテナ部21により対向装置である基地局(基地局11aまたは基地局11b)と無線信号の送受信を行う。受信電力測定部23は、アンテナ部21で受信した受信信号の受信電力を測定する。距離算出部25は、移動局12の現在位置と対向装置である基地局の位置とに基づいて移動局12と基地局との距離を算出する。移動局12の現在位置は、図示しないGPS(Global Positioning System)受信機を備えることにより取得してもよいし、移動局12が車両に搭載される場合には車両の車輪の回転数に基づいて算出してもよい。また、移動局12が搭載される車両が列車である場合には、線路上に設置された地上子より移動局12の現在位置を取得してもよい。また、基地局の位置は、移動局12が、対向装置である基地局または他の装置から通信により取得するようにしてもよいし、あらかじめ移動局12に設定されていてもよい。また、無線測距により、基地局と移動局12との間の距離を算出するようにしてもよい。また、ここでは、移動局12は定められた走行路を走行することを前提としているため、走行路上の基準位置からの距離により基地局の位置を定めるようにしてもよい。降雨状態判定部24は、受信電力測定部23で測定された受信電力と、距離算出部25で算出された移動局12と基地局間の距離とに対応する理論値に基づいて降雨状態を判定し、判定結果に基づいて通信パラメータを決定する。通信パラメータとしては、例えば、変調方式、符号化率、信号帯域幅、送信電力等が含まれる。変調部22は、降雨状態判定部24によって決定された通信パラメータを用いて送信する情報の変調を行い、すなわち通信パラメータを用いて送信信号を生成し、送信信号(変調信号)をアンテナ部21へ出力する。変調部22は、誤り訂正符号化等の符号化処理を実施してもよい。
移動局12の復調部26は、基地局から受信した信号を復調する。受信信号が符号化されている場合には、復調部26は、復号も実施する。
なお、対向装置である基地局は、後述するように移動局12と同様に降雨状態の判定を行う。移動局12と対向装置である基地局は、個別に降雨状態の判定を行うものの、これらの判定結果は一致する可能性が高い。したがって、降雨状態判定部24は、決定された通信パラメータを復調部26にも設定し、対向装置である基地局から受信した受信信号の復調においても、変調部22と同様の通信パラメータを使用する。
または、送信処理(変調等)については、自装置である移動局12が決定した通信パラメータを用い、受信処理(復調等)については、対向装置である基地局から通知された通信パラメータを用いるようにしてもよい。この場合、変調部22は、降雨状態判定部24により決定された通信パラメータをアンテナ部21経由で対向装置である基地局へ送信する。なお、決定した通信パラメータを送信する際には、該通信パラメータをあらかじめ定めた固定の変調方式など降雨状態によらず固定の通信パラメータを用いて送信する。または、通信パラメータの替わりに降雨状態の判定結果を対向装置へ送信するようにしてもよい。対向装置である基地局も、決定した通信パラメータを移動局12へ送信する。移動局12の復調部26は、通信パラメータを含む受信信号のうち、まず通信パラメータを所定の復調方式にて復調し、続いて、通信パラメータ以外の受信信号を、受信した通信パラメータを用いて復調を行う。対向装置から通信パラメータではなく降雨状態の判定結果を受信した場合は、降雨状態の判定結果に対応する通信パラメータを選択して設定する。
対向装置である基地局は、移動局12と同様に降雨状態を判定して通信パラメータを決定する。そして、基地局は、決定した通信パラメータを用いて変調を行い、変調信号を送信する。なお、基地局では、距離算出部25が移動局12と基地局との距離を算出する際に、移動局12の現在位置と自身の現在位置とを用いるが、移動局12の現在位置は、移動局12から取得してもよい。すなわち、移動局12が、現在位置を無線信号として送信し、基地局がこの無線信号を受信することにより取得してもよい。または、基地局は、複数の基地局を制御する図示しない制御局から、移動局12の現在位置を通知されるようにしてもよい。また、基地局の現在位置については基地局にあらかじめ設定されてもよいし、基地局が、複数の基地局を制御する図示しない制御局から通知されてもよい。上述したように、基地局の変調部22は、降雨状態判定部24により決定された通信パラメータを移動局12へ送信するようにしてもよい。
基地局の復調部26は、降雨状態判定部24により決定された通信パラメータを用いて移動局12からアンテナ部21経由で受信した受信信号の復調を行う。なお、上述のように、対向装置から通知された通信パラメータを用いて復調を行ってもよい。
次に、本実施の形態の降雨状態に基づく通信パラメータの決定方法(パラメータ選択処理)について説明する。図3は、降雨状態判定部24における通信パラメータ決定手順の一例を示すフローチャートである。移動局12、基地局11a,11bは、装置間の距離を算出するための情報(移動局12の位置、基地局の位置)を取得する手順は異なるが、これ以外は同様の処理を実施する。降雨状態判定部24は、晴天時に用いる通信パラメータである晴天用通信パラメータ(第1のパラメータ)と降雨時(晴天時より伝送路の品質の悪い場合)に用いる通信パラメータである降雨用通信パラメータ(第2のパラメータ)とをあらかじめ保持している。晴天用通信パラメータは、ここでは、最大伝送速度を実現するための変調方式、符号化率等を規定する通信パラメータとする。降雨用通信パラメータは、晴天用通信パラメータより伝送速度は遅く、晴天用通信パラメータより通信可能な距離を大きくできるパラメータとする。一例として、降雨用通信パラメータは、晴天用通信パラメータと比較して、変調多値数の少ない変調方式である、符号化率が小さい、送信電力が大きい、信号帯域幅が小さい、のうちの1つ以上の条件を満たすような通信パラメータとする。なお、ここでは、晴天用通信パラメータは、最大伝送速度を実現するための通信パラメータとしたが、晴天用通信パラメータはこれに限定されず、降雨用通信パラメータを用いた通信より晴天用通信パラメータを用いた通信の方が、伝送速度が高くなるような通信パラメータであればよい。
距離算出部25は、自装置と通信相手である対向装置との間の距離(装置間距離)を算出する(ステップS1)。移動局12においては、自装置の位置と対向する基地局(例えば、図1に示すように基地局11aと基地局11bとの間に位置する場合は、基地局11a)との間の距離を算出する。基地局においては、自装置の位置と対向する移動局12との間の距離を算出する。
受信電力測定部23は、対向装置から受信した受信信号の受信電力を測定する(ステップS2)。降雨状態判定部24は、距離算出部25で算出された装置間距離に基づいて受信電力の理論値を求める(ステップS3)。ここでは、降雨状態判定部24は、あらかじめ保持している理論値テーブルを参照して装置間距離に対応する受信電力の理論値を求めるとする。理論値テーブルは、装置間距離と受信電力の理論値とが対応づけられたテーブルである。例えば、装置間距離ごとの自由空間伝搬損失をあらかじめ計算しておき、理論値テーブルを作成しておいてもよいし、対向装置である移動局12または他の移動局が過去に同一走路を走行した際の受信電力の履歴を用いて理論値テーブルを作成しておいてもよい。すなわち、理論値は、過去に同一走路を走行したときの基地局との間の距離の測定値と受信電力との対応に基づいて算出されてもよい。また、前記受信電力の理論値テーブルの値を、受信電力測定部23で測定された現在の受信電力を基に更新してもよい。また、受信電力の理論値テーブルは、計算または履歴を用いて求めた理論値に対して、マージンを加えたものとしてもよい。なお、ここでは、テーブルを用いて理論値を求めるようにしたが、テーブルを用いずに計算式に従った演算を行うことにより受信電力の理論値を算出してもよい。
降雨状態判定部24は、測定した受信電力Prが受信電力の理論値Ptより大きいか否かを判定する(ステップS4)。測定した受信電力Prが受信電力の理論値Ptより大きい場合(ステップS4 Yes)、降雨なしと判定して通信パラメータとして晴天用通信パラメータを選択し(ステップS5)、パラメータ選択処理を終了する。測定した受信電力Prが受信電力の理論値Pt以下である場合(ステップS4 No)、降雨ありと判定して、通信パラメータとして降雨用通信パラメータを選択し(ステップS6)、パラメータ選択処理を終了する。降雨状態判定部24は、選択した通信パラメータを変調部22へ通知する。
なお、上述のステップS1、ステップS2、ステップS3と、ステップS4以降の処理は異なる頻度で実施してもよい。例えば、ステップS1、ステップS2、ステップS3は、ステップS4以降の処理より高頻度に実施し、ステップS4の判定では、PrとPtの複数の組についてそれぞれ比較を実施し、比較結果の多数決により降雨の有無を判定するようにしてもよい。
また、PrとPtの1回の比較で移動局12の現在位置が異なるN(Nは正の整数)回の比較結果が連続してPr>Ptであれば降雨なし、Pr≦Ptであれば降雨ありと判定してもよい。
このように、伝送路の品質が晴天時に比べて劣化している降雨時のみ伝送速度は低くなるものの伝送距離を大きくとれる通信パラメータを使用することで、降雨時の通信エリアを確保しつつ、晴天時の伝送速度低下を抑圧することができる。また、ある地点における測定した受信電力とその地点における装置間距離に応じた理論値とを比較する構成とすることで、受信電力を平均化する必要性がなく、移動速度によらない降雨判定が可能となる。
以上説明したパラメータ選択処理は、例えば、一定時間ごとに定期的に実施するようにしてもよいし、移動局12および基地局の位置に応じてパラメータ選択処理を実施する区間と実施しない区間を定めておいてもよい。例えば、図1の最大降雨時通信エリア15は、最大降雨時でも最大伝送速度で通信可能なエリアであるから、降雨時であっても最大伝送速度に対応する通信パラメータを用いて通信を行うことができる。したがって、移動局12が最大降雨時通信エリア15に在圏している間は、降雨状態判定部24は上述のパラメータ選択処理は実施せずに晴天用通信パラメータを選択し、最大降雨時通信エリア15外では降雨状態に基づくパラメータ選択処理を実施する運用としてもよい。なお、最大降雨時通信エリア15は図示しない制御局から基地局および移動局12に通知しておくまたは基地局および移動局12に設定しておくとする。この場合に、最大降雨時通信エリア15外で用いる通信パラメータの選択を最大降雨時通信エリア15内で実施しておき、選択したパラメータの設定(変調部22への設定)は最大降雨時通信エリア15内から最大降雨時通信エリア15外へ出るタイミング、すなわち最大降雨時通信エリア15端で実施するようにすると、天候に応じた速やかな切替が実施できる。なお、最大降雨時通信エリア15内で実施したパラメータ選択において、晴天用通信パラメータが選択された場合には実質的には通信パラメータの切替を実施しなくてもよい。なお、このパラメータ選択処理は、移動局12が最大降雨時通信エリア15内の任意の1地点で行うことができる。または、移動局12が最大降雨時通信エリア15内を通過中の複数の受信電力の測定結果および理論値を用いて多数決判定により降雨の有無を判定し、この判定結果に基づいて最大降雨時通信エリア15外で用いる通信パラメータを選択してもよい。
このように、移動局が特定のエリアに存在する場合に降雨判定を行う構成とすることで、受信電力の理論値テーブルのサイズを小さくすることができる。特に、移動局12が最大降雨時通信エリア15内で、一度パラメータ選択処理を実施し、その後は同一の基地局と移動局12が通信している間は、同じ通信パラメータを使用するようにすると、考慮する装置間距離が限定されるため、理論値テーブルのサイズを小さくすることができる。また、パラメータ切替位置を、基地局と移動局12と間の距離により規定することで、フェージングの影響を除外したパラメータ切替が可能となる。なお、ここでは、降雨判定を行う特定のエリアを最大降雨時通信エリア15とする例を説明したが、降雨判定を行う特定のエリアは最大降雨時通信エリア15に限定されない。例えば、降雨判定を行う特定のエリアを最大降雨時通信エリア15内のさらに一部のエリア(最大降雨時通信エリア15外となる境目の付近)としてもよいし、最大降雨時通信エリア15の内外にわたる一定区間としてもよい。
なお、移動局12が最大降雨時通信エリア15内でのみ上記のパラメータ選択処理を実施する場合においても、一旦、パラメータ選択処理を実施した後に、移動局12が最大降雨時通信エリア15外で緊急停止などで停止した場合、再度パラメータ選択処理を実施してもよい。移動局12が停止しているか否かの判断はどのような方法で判断してもよいが、例えば、距離算出部25で算出される移動局と基地局間の距離が一定時間以上同じ値となる場合に、移動局12が停止したと判断することができる。
このように、移動局12が停止中に降雨判定を行って通信パラメータを変更可能な構成とすることで、緊急時などに移動局が停止した後に天候が変化した場合においても、最適な通信パラメータを使用することができる。
また、降雨状態判定部24では、降雨の有無の判定だけでなく、降雨量を推定するようにし、降雨量に対応した3つ以上の通信パラメータを使用するようにしてもよい。一例として、A>Bである閾値を用意し、Pr>Ptであれば降雨なし、A<Pr≦Ptであれば小雨、B<Pr≦A<Ptであれば中程度の雨、B≧Prであれば大雨と判定する。そして、降雨なし、小雨、中程度の雨、大雨にそれぞれ対応する4つの通信パラメータとして、降雨量が多いほど、伝送速度は低いものの通信距離を大きくとれるパラメータとして保持しておき、降雨量に応じて通信パラメータを決定する。
また、通信パラメータを晴天用通信パラメータから降雨用通信パラメータに切り替えるパラメータ切り替え位置を、降雨量により変更してもよい。例えば、降雨量が少ない方が通信距離は大きくなるため、晴天用通信パラメータを用いて通信を行っている場合に、上述の降雨の判定結果により降雨ありと判定された場合、降雨量が少ない場合は降雨量が多い場合と比較して、降雨用通信パラメータに切り替える位置を基地局11b寄りにすることができる。例えば、上述の推定により推定された降雨量が大雨である場合の降雨用通信パラメータへの切り替え位置を第1の位置とすると、推定された降雨量が中程度の雨であった場合は、第1の位置より基地局11b寄りの第2の位置を降雨用通信パラメータへの切り替え位置とする。
また、降雨量によっては、段階的に通信パラメータを変更するようにしてもよい。例えば、大雨と判定された場合に、移動局12が最大降雨時通信エリア15に存在している間は晴天用通信パラメータを使用し、その後、使用するパラメータを段階的に、小雨用通信パラメータ、中雨用通信パラメータ、大雨用通信パラメータと変更してもよい。
このように、降雨量に応じた通信パラメータを使用することで、通信エリアと伝送速度の確保を両立することができる。また、移動局12がトンネル内に存在する場合、降雨状態判定部24は、常に晴天用通信パラメータを選択するようにしてもよい。移動局12がトンネル内に存在するか否かの情報は、トンネル内の区間を示す情報を移動局12が基地局等から取得してもよいし、移動局12にあらかじめ設定しておくようにしてもよい。移動局が降雨のないトンネル内に存在する場合は常に晴天用通信パラメータを使用する構成とすることで、トンネル内で誤って降雨状態と判定する可能性を除去することができる。これにより、トンネル内では常に最大伝送速度での通信が可能となる。
以上の説明では、伝送路の品質劣化の要因が降雨である例を説明した。本実施の形態のパラメータ選択方法は、降雨の有無に限定されず降雪等の他の気象条件や、障害物等の気象条件以外の要因による伝送路の品質の劣化にも適用可能である。すなわち、ステップS4では、測定された受信電力と理論値との比較により、降雨に限らず、伝送路が理想的な状態に比べて劣化しているか否かを判定することができる。したがって、例えば最大伝送速度を実現するための通信パラメータを第1のパラメータとし、第1のパラメータを設定した場合より、伝送速度は低いが通信可能な距離が長くなる通信パラメータを第2のパラメータとする。そして、Pr>Ptであれば、伝送路の劣化なしと判断して第1のパラメータを選択し、Pr≦Ptであれば、伝送路の劣化ありと判断して第2のパラメータを選択する。また、例えば、A>Bである閾値を用意し、Pr>Ptであれば劣化なしとして第1のパラメータを選択し、A<Pr≦Ptであれば劣化が小であると判断して第2のパラメータを選択し、B<Pr≦A<Ptであれば劣化が中程度であると判断して第3のパラメータを選択し、B≧Prであれば劣化が大であるとして第4のパラメータを選択するというように、3段階以上で劣化を判断してもよい。第1のパラメータ〜第4のパラメータは、伝送路の劣化が大きいほど、通信可能な距離が長くなるようなパラメータを設定しておく。
以上のように、本実施の形態では、受信電力の測定値と、対向装置間との距離に基づいて算出した受信電力の理論値との比較結果に基づいて伝送路の劣化状態を判定し、判定結果に基づいて通信パラメータを選択するようにした。このため、装置間の距離が変化する場合にも、伝送路の品質が劣化した場合にも、伝送速度の低下を抑制して通信距離を確保することができる。
また、以上の例では基地局および移動局が指向性アンテナを備える例について説明したが、基地局、移動局のうちの1つ以上が無指向性アンテナを備えていてもよい。
実施の形態2.
図4は、本発明にかかる移動局42の実施の形態2の構成例を示す図である。本実施の形態の無線通信システムの構成は、移動局12を移動局42に替え、基地局11a,11bをそれぞれ基地局41a,41bにそれぞれ替える以外は、図1の無線通信システムと同様である。基地局41aおよび41bの構成は移動局42と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図4に示すように、本実施の形態の移動局42は、実施の形態1の移動局12を、降雨状態判定部24を降雨状態判定部31に、復調部26を復調部32にそれぞれ置き換えたものである。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1では、移動局および基地局が、それぞれ独立に、自身の降雨判定結果に基づいて使用するパラメータを決定する方法について説明した。本実施の形態では移動局42と基地局(基地局41aまたは基地局41b)の双方における降雨判定結果に基づいて、使用するパラメータを決定する方法について説明する。
復調部32は、アンテナ部21で受信した受信信号を復調し、復調データに含まれる、対向装置である基地局で判定された降雨状態判定結果または対向装置である基地局が使用している通信パラメータを示す情報を、降雨状態判定部31へ出力する。降雨状態判定結果、通信パラメータを示す情報は、いずれも基地局における降雨状態(伝送路の品質)の判定結果を示す情報である。なお、ここでは、基地局が、降雨状態判定結果または通信パラメータを通知する例を説明するが、基地局が、降雨状態判定結果または通信パラメータを変更する場合に、変更することを示す信号を送信するようにしてもよい。
降雨状態判定部31は、実施の形態1の降雨状態判定部24と同様に、受信電力測定部23で測定された受信電力と、距離算出部25で算出された移動局と基地局間の距離とに基づいて降雨状態を判定する。降雨状態判定部31は、さらに、復調部32から入力される対向装置である基地局で判定された降雨状態判定結果と、自身で判定した降雨状態とを比較し、降雨量が多い方を現在の降雨量として選択する。そして、降雨状態判定部31は、選択した降雨量に応じた通信パラメータを変調部22および復調部32で使用する通信パラメータとして選択して設定する。
対向装置から降雨状態判定結果ではなく、対向装置である基地局が使用している通信パラメータを示す情報を受信した場合には、降雨状態判定部31は、復調部32から入力される対向装置が使用している通信パラメータ情報と、自身で判定した降雨状態に対応する通信パラメータを比較する。そして、降雨状態判定部31は、より通信距離を大きくとれる通信パラメータを変調部22および復調部32で使用する通信パラメータとして選択して設定する。
基地局41a,41bにおいても、移動局42と同様に、降雨状態判定部31は、さらに、復調部32から入力される対向装置である移動局42で判定された降雨状態判定結果と、自身で判定した降雨状態とを比較し、降雨量が多い方を現在の降雨量として選択する。そして、降雨状態判定部31は、選択した降雨量に応じた通信パラメータを変調部22および復調部32で使用する通信パラメータとして選択して設定する。
このように、移動局42と基地局とで降雨状態判定結果が異なった場合に、降雨量の多い方の判定結果を選択する、すなわち、通信距離を大きくとれる方の通信パラメータを選択することで、移動局42または基地局にて降雨状態を誤判定した場合においても通信距離を確保することができる。
また、降雨状態に基づくパラメータ選択処理を、実施の形態1で述べたように、移動局42が最大降雨時通信エリア15内となる区間で限定して実施してもよい。この場合に、移動局42が、一度通信パラメータを決定した後に、移動局42が、さらに一定距離以上移動後、対向装置(基地局)から通知される降雨判定結果(または通信パラメータを示す情報)が変更になった場合、移動局42が使用する通信パラメータを対向装置から通知された降雨判定結果(または基地局が使用している通信パラメータを示す情報)と、自身で判定した降雨状態とに基づいて上記のように通信パラメータを再度選択するようにしてもよい。すなわち、例えば、移動局42が、降雨無しと判定した後、移動局42が、さらに一定距離以上移動後、対向装置(基地局)から通知される降雨判定結果が降雨有りであった場合、通信パラメータを、対向装置(基地局)から受信した降雨判定結果に対応する通信パラメータに変更する。
このように、移動局42が最大降雨時通信エリア15外を移動中に、基地局が使用する通信パラメータに応じて移動局42の通信パラメータを変更可能な構成とすることで、該基地局が図示しない他の移動局との間のパラメータ選択処理で用いた降雨状態の判定結果を、最大降雨時通信エリア15外を移動中の移動局42に反映することができる。すなわち、最大降雨時通信エリア15内に図示しない他の移動局が存在し、基地局が該他の移動局との間で降雨状態に基づくパラメータ選択処理を実施した場合に、移動局42との間のパラメータ選択処理を実施した時点とは降雨状態が変化していたとする。この場合に、基地局が該他の移動局との間で実施したパラメータ選択処理で用いた降雨状態の判定結果を、移動局42に通知することで、移動局42についても降雨状態の変化を反映することができる。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態では、降雨状態判定部31は、復調部32から入力される対向装置である基地局で判定された降雨状態判定結果と、自身で判定した降雨状態とを比較し、降雨量が多い方を現在の降雨量として選択するようにした。このため、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、降雨状態を誤判定した場合においても確実に通信距離を確保することができる。
実施の形態3.
図5は、本発明にかかる無線通信システムの実施の形態3の構成例を示す図である。図5に示すように、本実施の形態の無線通信システムは、移動局12の指向性アンテナ13cの指向方向が異なり、移動方向と同一方向に設定されている以外は、実施の形態1の無線通信システムと同様である。移動局12、基地局11a,11bの構成は実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。また、ここでは、実施の形態1の移動局12の構成を例に説明するが、実施の形態2の移動局42の指向性アンテナ13cの指向方向が移動方向と同一方向に設定されている場合にも同様に本実施の形態の動作を適用できる。
実施の形態1および2では移動局(移動局12または移動局42)が備える指向性アンテナが移動方向とは反対方向に設置されている無線通信システムについて説明したが、本実施の形態では移動局が備える指向性アンテナが移動方向と同一方向に設置されている。
図5に示すように、本無線通信システムにおける移動局12は、基地局11aと基地局11bとの間を基地局11aの方向に移動する。実施の形態1では、移動局12がハンドオーバ後に在圏するエリアはハンドオーバ先基地局の最大降雨時通信エリア15であるのに対し、本実施の形態では、移動局12がハンドオーバ後に在圏するエリアはハンドオーバ先基地局の最大降雨時通信エリア15外となる。
本実施の形態では、パラメータ選択処理を、移動局12が最大降雨時通信エリア15に在圏している期間に限定して実施する場合、選択した通信パラメータを実施するタイミングをハンドオーバ後とする。すなわち、例えば、次のような動作を実施する。移動局12が基地局11bと通信中に基地局11bの図示しない最大降雨時通信エリア15(図5の基地局11bを基点とし、移動局12の移動方向と反対側のエリア)で、実施の形態1または実施の形態2で述べたパラメータ選択処理を実施したとする。移動局12は、選択した通信パラメータを、基地局11bから基地局11aへのハンドオーバの後に、変調部22および復調部26に設定し、この通信パラメータを基地局11aへ通知する。移動局12のハンドオーバ後の対向装置である基地局11aでは、移動局12から通知された通信パラメータ(または降雨状態の判定結果)を復調して降雨状態判定部24へ渡し、降雨状態判定部24はこの通信パラメータ(または降雨状態に対応する通信パラメータ)を変調部22および復調部26に設定する。また、なお、移動局12から基地局11aへの通信パラメータの通知は、直接基地局11aへ通知するのではなく、複数の基地局を制御する図示しない制御局を経由して通知されるようにしてもよい。
その後、基地局11aおよび移動局12の降雨状態判定部24は、移動局12が最大降雨時通信エリア15に進入すると、降雨状態にかかわらず、晴天用通信パラメータを使用するよう、変調部22および復調部26に通知する。
また、パラメータ選択処理を、移動局12が最大降雨時通信エリア15に在圏している期間に限定して実施する場合、移動局12の対向装置である基地局は、自身の最大降雨時通信エリア15以外の通信エリアに在圏する移動局12とは異なる図示しない第1の移動局に対して、自身の最大降雨時通信エリア15に在圏する第2の移動局である移動局12との通信に基づいて判定した降雨状態に応じた通信パラメータを使用するようにしてもよい。
また、パラメータ選択処理を、移動局12が最大降雨時通信エリア15に在圏している期間に限定して実施する場合、移動局12およびハンドオーバ先基地局(図5の基地局11a)は、移動局12のハンドオーバ前の基地局(図5の基地局11b)の最大降雨時通信エリアに在圏する図示しない他の移動局における降雨判定結果により、最大降雨時通信エリア15に在圏しない移動局12が使用する通信パラメータを変更するようにしてもよい。このとき、上述の図示しない他の移動局と該移動局の対向装置である基地局(図5の基地局11b)における降雨判定結果または降雨判定結果に応じて決定される通信パラメータは、図示しない制御局を経由して、移動局12の対向装置である基地局(図5の基地局11a)に通知される。移動局12は、ハンドオーバ後に、最大降雨時通信エリア15外を移動中に、対向装置である基地局(図5の基地局11a)から通知される、降雨判定結果または通信パラメータが変更となった場合、使用する通信パラメータを対向装置である基地局から通知される降雨判定結果または通信パラメータに応じて変更する。
以上のように、本実施の形態では、移動局12の対向装置である基地局とは異なる基地局との通信において判定された降雨状態に基づく通信パラメータを、対向装置である基地局との通信に用いるようにした。このため、パラメータ選択処理を行う区間を限定する場合に、移動局の指向性アンテナを移動局の移動方向と同一方向に設置した場合でも、実施の形態1または実施の形態2と同様の効果を奏することができる。
以上のように、本発明にかかる移動局、基地局、無線通信システムおよび通信方法は、移動局を含む無線通信システムに有用であり、特に、屋外に設置される無線通信システムに適している。
11a,11b 基地局、12 移動局、13a,13b,13c 指向性アンテナ、21 アンテナ部、22 変調部、23 受信電力測定部、24,31 降雨状態判定部、25 距離算出部、26,32 復調部。

Claims (17)

  1. 基地局と通信を行う移動局であって、
    自局と前記基地局との距離を算出する距離算出部と、
    前記基地局から受信した受信信号の受信電力を測定する受信電力測定部と、
    前記距離に対応する受信電力の理論値と、前記受信電力測定部により測定された受信電力とに基づいて伝送路品質を判定し、判定した前記伝送路品質に基づいて通信パラメータを選択する伝送路状態判定部と、
    前記伝送路状態判定部により選択された通信パラメータを用いて前記基地局へ送信する送信信号を生成する送信処理部と、
    を備え、
    前記伝送路状態判定部は、前記通信パラメータの候補として第1のパラメータと前記第1のパラメータを用いた通信より通信距離を長くすることが可能な通信を実施するためのパラメータである第2のパラメータとを保持し、降雨の有無を判定して、降雨が無いと判定した場合には前記通信パラメータとして前記第1のパラメータを、降雨が有ると判定した場合には前記通信パラメータとして前記第2のパラメータを、想定される最大の降雨量の降雨が生じた場合に前記基地局と通信可能なエリアである最大降雨時通信エリア内では、前記伝送路品質によらずに前記通信パラメータとして前記第1のパラメータを、それぞれ選択する、
    ことを特徴とする移動局。
  2. 前記伝送路状態判定部を動作させる区間と動作させない区間を定め、前記伝送路状態判定部を動作させる区間は、前記最大降雨時通信エリアであることを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  3. 前記最大降雨時通信エリア内から前記最大降雨時通信エリア外へ移動する場合、前記伝送路状態判定部は、前記第1のパラメータから前記伝送路品質に基づいて選択した前記通信パラメータへの切替を、前記最大降雨時通信エリア端で実施することを特徴とする請求項2に記載の移動局。
  4. 前記基地局として、第1の基地局および第2の基地局を含み、前記移動局が、前記第1の基地局から前記第2の基地局へハンドオーバするとし、前記第2の基地局へハンドオーバした時点で前記第2の基地局の前記最大降雨時通信エリア外に位置する場合に、
    前記伝送路状態判定部は、前記第1の基地局の前記最大降雨時通信エリア内で実施した前記伝送路品質の判定により降雨有りと判定された場合、前記第2の基地局へハンドオーバすると前記第2のパラメータを前記送信処理部へ設定し、前記第2の基地局の前記最大降雨時通信エリア内へ進入すると前記第1のパラメータを前記送信処理部へ設定することを特徴とする請求項2に記載の移動局。
  5. 前記最大降雨時通信エリア外を一定距離以上移動した後、自局が使用している通信パラメータと異なる通信パラメータを前記基地局が使用していることを示す第1の信号を受信した場合、または前記基地局から通信パラメータを変更する旨を通知する第2の信号を受信した場合、前記基地局から受信した前記第1の信号または前記第2の信号に基づいて、自局が使用する通信パラメータを前記基地局が使用する通信パラメータと同一となるよう変更することを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の移動局。
  6. 前記最大降雨時通信エリア外で自局が一定時間以上停止した場合、前記伝送路品質の判定を実施することを特徴とする請求項2から5のいずれか1つに記載の移動局。
  7. 前記基地局から前記基地局において前記移動局との間の伝送路品質を判定した結果を示す情報を受信し、
    前記伝送路状態判定部は、受信した情報が示す伝送路品質と、自身が判定した前記伝送路品質とのうち品質の悪い伝送路品質を選択し、選択した伝送路品質に基づいて前記通信パラメータを選択することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の移動局。
  8. 基地局と通信を行う移動局であって、
    自局と前記基地局との距離を算出する距離算出部と、
    前記基地局から受信した受信信号の受信電力を測定する受信電力測定部と、
    前記距離に対応する受信電力の理論値と、前記受信電力測定部により測定された受信電力とに基づいて伝送路品質を判定し、判定した前記伝送路品質に基づいて通信パラメータを選択する伝送路状態判定部と、
    前記伝送路状態判定部により選択された通信パラメータを用いて前記基地局へ送信する送信信号を生成する送信処理部と、
    を備え、
    前記伝送路状態判定部は、前記通信パラメータの候補として、第1のパラメータと前記第1のパラメータを用いた通信より通信距離を長くすることが可能な通信を実施するためのパラメータである第2のパラメータとを保持し、降雨の有無を判定し、降雨が無いと判定した場合には前記通信パラメータとして前記第1のパラメータを選択し、降雨が有ると判定した場合には前記通信パラメータとして前記第2のパラメータを選択し、
    前記伝送路状態判定部を動作させる区間と動作させない区間を定め、前記伝送路状態判定部を動作させる区間は、想定される最大の降雨量の降雨が生じた場合に前記基地局と通信可能なエリアである最大降雨時通信エリアであることを特徴とする移動局。
  9. 移動局と通信を行う基地局であって、
    自局と前記移動局との距離を算出する距離算出部と、
    前記移動局から受信した受信信号の受信電力を測定する受信電力測定部と、
    前記距離に対応する受信電力の理論値と、前記受信電力測定部により測定された受信電力とに基づいて伝送路品質を判定し、判定した前記伝送路品質に基づいて通信パラメータを選択する伝送路状態判定部と、
    前記伝送路状態判定部により選択された通信パラメータを用いて前記移動局へ送信する送信信号を生成する送信処理部と、
    を備え、
    前記伝送路状態判定部は、前記通信パラメータの候補として、第1のパラメータと前記第1のパラメータを用いた通信より通信距離を長くすることが可能な通信を実施するためのパラメータである第2のパラメータとを保持し、降雨の有無を判定して、降雨が無いと判定した場合には前記通信パラメータとして前記第1のパラメータを、降雨が有ると判定した場合には前記通信パラメータとして前記第2のパラメータを、想定される最大の降雨量の降雨が生じた際に通信可能なエリアである最大降雨時通信エリア内に前記移動局が位置する場合には、前記伝送路品質によらずに前記通信パラメータとして前記第1のパラメータを、それぞれ選択する、
    ことを特徴とする基地局。
  10. 前記伝送路状態判定部を動作させる区間と動作させない区間を定め、前記伝送路状態判定部を動作させる区間は、前記最大降雨時通信エリアであることを特徴とする請求項に記載の基地局。
  11. 前記移動局が前記最大降雨時通信エリア内から前記最大降雨時通信エリア外へ移動する場合、前記伝送路状態判定部は、前記第1のパラメータから前記伝送路品質に基づいて選択した前記通信パラメータへの切替を、前記移動局が前記最大降雨時通信エリア端に位置するときに実施することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  12. 前記移動局として第1の移動局と第2の移動局を含み、前記第1の移動局が自局の前記最大降雨時通信エリア外に位置し、前記第2の移動局が自局の前記最大降雨時通信エリア内に位置する場合、前記第2の移動局から受信した受信信号を用いて前記伝送路状態判定部が判定した伝送路品質の判定結果に基づいて前記第1の移動局との通信で用いる前記通信パラメータを選択することを特徴とする請求項1または1に記載の基地局。
  13. 前記移動局が他の基地局から自局へハンドオーバするとし、自局へハンドオーバした時点で前記移動局が前記最大降雨時通信エリア外に位置する場合に、
    前記伝送路状態判定部は、前記移動局から通知された前記移動局において使用する通信パラメータを示す情報に基づいて自局の通信パラメータを決定することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  14. 前記移動局として第1の移動局と第2の移動局を含み、前記第1の移動局が自局の前記最大降雨時通信エリア内に位置し、前記第2の移動局が自局の前記最大降雨時通信エリア外に位置する場合、前記第1の移動局から受信した受信信号を用いて前記伝送路状態判定部が判定した伝送路品質の判定結果に基づいて前記第2の移動局との通信で用いる前記通信パラメータを選択することを特徴とする請求項1、1または1に記載の基地局。
  15. 自局と通信中の前記移動局が前記最大降雨時通信エリア外で一定時間以上停止した場合、前記伝送路品質の判定を実施することを特徴とする請求項1から1のいずれか1つに記載の基地局。
  16. 前記移動局から前記移動局において前記基地局との間の伝送路品質を判定した結果を示す情報を受信し、
    前記伝送路状態判定部は、受信した情報が示す伝送路品質と、自身が判定した前記伝送路品質とのうち品質の悪い伝送路品質を選択し、選択した伝送路品質に基づいて前記通信パラメータを選択することを特徴とする請求項から1のいずれか1つに記載の基地局。
  17. 移動局と通信を行う基地局であって、
    自局と前記移動局との距離を算出する距離算出部と、
    前記移動局から受信した受信信号の受信電力を測定する受信電力測定部と、
    前記距離に対応する受信電力の理論値と、前記受信電力測定部により測定された受信電力とに基づいて伝送路品質を判定し、判定した前記伝送路品質に基づいて通信パラメータを選択する伝送路状態判定部と、
    前記伝送路状態判定部により選択された通信パラメータを用いて前記移動局へ送信する送信信号を生成する送信処理部と、
    を備え、
    前記伝送路状態判定部は、前記通信パラメータの候補として、第1のパラメータと前記第1のパラメータを用いた通信より通信距離を長くすることが可能な通信を実施するためのパラメータである第2のパラメータとを保持し、降雨の有無を判定し、降雨が無いと判定した場合には前記通信パラメータとして前記第1のパラメータを選択し、降雨が有ると判定した場合には前記通信パラメータとして前記第2のパラメータを選択し、
    前記伝送路状態判定部を動作させる区間と動作させない区間を定め、前記伝送路状態判定部を動作させる区間は、想定される最大の降雨量の降雨が生じた場合に前記基地局と通信可能なエリアである最大降雨時通信エリアであることを特徴とする基地局。
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