JP6103465B2 - 湯水混合バルブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、湯水混合バルブ装置に係り、特に、湯水混合水栓に組み込まれ、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合バルブ装置に関する。
従来から、湯水混合水栓に組み込まれ、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合バルブ装置として、例えば、特許文献1に記載されているように、いわゆる、シングルレバー式の湯水混合水栓の内部に組み込まれ、操作レバーが水栓の正面位置にある状態で水のみを吐水することができるようになっているものが知られている。
このような湯水混合バルブ装置では、給湯源から供給された湯が通過する一次側通湯用開口部と、給水源から供給された水が通過する一次側通水用開口部と、一次側通湯用開口部及び一次側通水用開口部に隣接するように形成され、これら一次側通湯用開口部及び一次側通水用開口部のそれぞれを通過した湯水を通過させる二次側開口部と、を備えた固定弁体を有する。また、固定弁体の上方には、固定弁体の一次側通湯用開口部及び一次側通水用開口部を開閉する可動弁体が摺動可能に設けられている。さらに、この可動弁体は、開弁時に固定弁体の一次側通湯用開口部及び/又は一次側通水用開口部と二次側開口部とを連通させる連通開口部を備えており、可動弁体が開弁している状態では、固定弁体の一次側通湯用開口部及び一次側通水用開口部のそれぞれを通過した湯水が、可動弁体の連通開口部を経て固定弁体の二次側開口部に流入し、湯水混合水栓の吐水口へ流れるようになっている。さらに、これらの固定弁体の一次側通湯用開口部、一次側通水用開口部及び二次側開口部と可動弁体の連通開口部のそれぞれは、互いに独立して閉曲した開口をそれぞれ形成している
特開2010−185569号公報
しかしながら、上述した従来の湯水混合バルブ装置においては、装置の小型化の要請に応じて、装置内部のレイアウト上の制約により固定弁体や可動弁体の大きさ(例えば、横断面寸法や厚み)を小さく設計する必要があり、固定弁体や可動弁体のそれぞれの開口部の開口面積についても相対的に小さく設計することも必要となる。
また、例えば、操作レバーを使用頻度が高い湯水混合水栓の正面側のほぼ中央の位置に設定した状態で水のみを吐水することができるようにするためには、湯水混合水栓の正面位置で固定弁体の一次側通湯用開口部を閉鎖した状態を維持し、一次側通水用開口部のみを開放させた状態にする必要がある。その対策として、固定弁体や可動弁体のそれぞれの開口部の開口面積を小さく設計する等の工夫が必要となるが、これらの開口面積を同一の給水圧の条件下で小さく設計する程、湯水が開口部を通過する際の圧力損失が大きくなるため、吐水可能な流量が減少し、十分な湯水の流量を確保し難くなるという問題もある。
したがって、シングルレバー式の湯水混合水栓の内部に組み込まれる湯水混合バルブ装置においては、いかに装置自体の大きさをコンパクトに設計して十分な湯水の流量を確保しつつ、例えば、操作レバーを使用頻度が高い湯水混合水栓の正面側の中央の位置に設定した場合においても、いかに水の吐水量を多くするのかが従来から要請されている課題となっている。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、同一の給水圧でより多くの湯水の流量を確保することができ、装置全体を小型化することができる湯水混合バルブ装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、湯水混合水栓に組み込まれ、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合バルブ装置であって、湯水混合水栓の吐水口の上流側に設けられたケーシングと、このケーシング内に固定された固定弁体であって、給湯源から供給された湯が通過する一次側通湯用開口部と、給水源から供給された水が通過する一次側通水用開口部と、上記一次側通湯用開口部及び上記一次側通水用開口部に隣接するように形成されて上記一次側通湯用開口部及び上記一次側通水用開口部を通過した湯水を通過させる二次側開口部と、を備えた上記固定弁体と、上記ケーシング内に配置されて上記固定弁体に対して摺動することにより上記固定弁体の一次側通湯用開口部及び一次側通水用開口部を開閉する可動弁体であって、開弁時に上記固定弁体の上記一次側通湯用開口部及び/又は上記一次側通水用開口部と上記二次側開口部とを連通させると共に、湯と水を混合させる湯水混合室を形成する連通開口部を備えた上記可動弁体と、上記可動弁体の開閉操作を行うと共に、上記湯水混合室で混合される湯と水の割合を調整して上記湯水混合水栓の吐水口から吐水される湯水の温度調節を行う操作部と、を有し、前記ケーシングの、前記可動弁体の摺動平面上に位置する箇所に、凹部を設け、前記凹部は、開口部であり、上記固定弁体の下流側の湯水の流量が最大となる位置において、上記可動弁体の一部が前記開口部に進入することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、操作部により可動弁体を開弁させた状態では、固定弁体の一次側通湯用開口部及び一次側通水用開口部のそれぞれを通過した湯水は、可動弁体の連通開口部を経て固定弁体の二次側開口部に流入し、湯水混合水栓の吐水口へ流れる。このとき、ケーシングの、可動弁体の摺動平面上に位置する箇所に、凹部を設けることによって、可動弁体が凹部に進入する位置まで移動させることができるようになる。これにより、可動弁体の連通開口部と、固定弁体の一次側通湯用開口部、一次側通水用開口部、及び二次側開口部との連通断面積(流路断面積)をより大きく設定することができるため、を湯水が通過する際の圧力損失を低減させることができる。したがって、可動ディスクがケーシング内部でしか移動できない場合に比べて、同一の給水圧でより多くの湯水の流量を確保することができ、装置全体を小型化することができる。
また、可動弁体がケーシングの一部に進入する凹部を備える場合と比較して、さらに可動弁体の移動領域を広げることが可能となる。したがって、湯水が通過する際の圧力損失を低減させることができるため、同一の給水圧でより多くの湯水の流量を確保することができ、装置全体を小型化することができる。
さらに、吐水する湯水の流量が最大となる位置、つまり、可動弁体の連通開口部と、固定弁体の一次側通湯用開口部、一次側通水用開口部、及び二次側開口部との連通断面積(流路断面積)が最大になる箇所において、可動弁体が凹部に侵入するように構成することによって、装置全体を小型化することができる。
なお、ここでいう吐水する湯水とは必ずしも湯と水の混合水でなくてもよく、湯または水単体の流量が最大になる箇所において、可動弁体が凹部に侵入するように構成してもよい。
本発明において、好ましくは、更に、水のみを吐水する位置において、上記可動弁体の一部が前記凹部に進入するように構成する。
このように構成することによって、湯水混合水栓の正面位置で固定弁体の一次側通湯用開口部を閉鎖した状態を維持し、一次側通水用開口部のみを開放させた状態にする必要があるために流量が不足することが懸念される、水のみを吐水する位置において、可動弁体の連通開口部と、固定弁体の一次側通湯用開口部、一次側通水用開口部、及び二次側開口部との連通断面積(流路断面積)を増加させることが可能となり、流量を確保しながら、装置全体を小型化することができる。
本発明の湯水混合水栓装置によれば、同一の給水圧でより多くの湯水の流量を確保することができ、装置全体を小型化することができる。
本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置が組み込まれた湯水混合水栓装置を斜め前方から見た概略斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置が組み込まれた湯水混合水栓装置の概略平面図であり、湯のみを吐水させる湯側操作領域、水のみを吐水させる水側操作領域、及び混合湯水を吐水させる湯水混合操作領域を概略的に説明した図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置が組み込まれた湯水混合水栓装置を示す正面断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置の下側ケーシング部材と固定弁体を示す平面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置の可動弁体と可動弁体ガイド部材を示す平面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を水側操作領域内の湯水混合操作領域側の操作位置に設定して可動弁体を閉弁させた状態を示す。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図7のIX−IX線に沿った断面図である。 図7のX−X線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を水側操作領域内の湯水混合操作領域側の操作位置に設定して可動弁体を開弁させた状態を示す。 図11のXII−XII線に沿った断面図である。 図11のXIII−XIII線に沿った断面図である。 図11のXIV−XIV線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を水側操作領域内の最も水側の操作位置に設定して可動弁体を閉弁させた状態を示す。 図15のXVI−XVI線に沿った断面図である。 図15のXVII−XVII線に沿った断面図である。 図15のXVIII−XVIII線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を水側操作領域内の最も水側の操作位置に設定して可動弁体を開弁させた状態を示す。 図19のXVIII−XVIII線に沿った断面図である。 図19のXXI−XXI線に沿った断面図である。 図19のXXII−XXII線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を湯側操作領域内の最も湯側の操作位置に設定して可動弁体を閉弁させた状態を示す。 図23のXXIV−XXIV線に沿った断面図である。 図23のXXV−XXV線に沿った断面図である。 図23のXXVI−XXVI線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を湯側操作領域内の最も湯側の操作位置に設定して可動弁体を開弁させた状態を示す。 図27のXXVIII−XXVIII線に沿った断面図である。 図27のXXIX−XXIX線に沿った断面図である。 図27のXXX−XXX線に沿った断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置について説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置が組み込まれた湯水混合水栓装置を斜め前方から見た概略斜視図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置1が組み込まれた湯水混合水栓装置2は、給湯源(図示せず)から供給される湯と給水源(図示せず)から供給される水を混合し、1つの操作ハンドル4を操作することにより湯水の流量と温度を調整した湯水をスパウト6の吐水口6aから吐止水することができる、いわゆる、シングルレバー式の湯水混合水栓装置である。
すなわち、湯水混合水栓装置2は、台所のシンク又は洗面台のカウンター8上に配置され、操作ハンドル4を上方(図1に示されている矢印「開」の方向)に回動操作した場合には、スパウト6の吐水口6aから吐出される湯水を吐水状態に設定することができるようになっており、操作ハンドル4をより上方に回動させた位置に設定する程、スパウト6の吐水口6aから吐出される湯水の流量を大きく設定することができるようになっている。
一方、操作ハンドル4を最も下方(図1に示されている矢印「閉」の方向)の位置に回動操作した場合には、スパウト6の吐水口6aから吐出される湯水を止水状態に設定することができるようになっている。
また、操作ハンドル4を湯水混合水栓装置1の鉛直方向の中心軸線A1を中心に図1の矢印「C」の水平方向(図1に示されている右側水平方向)に回動操作した場合には、スパウト6の吐水口6aから吐出される湯水の温度を低温側に設定することができるようになっている。
一方、操作ハンドル4を中心軸線A1を中心に図1の矢印「H」の水平方向(図1に示されている左側水平方向)に回動操作した場合には、スパウト6の吐水口6aから吐出される湯水の温度を高温側に設定することができるようになっている。
つぎに、図2は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置が組み込まれた湯水混合水栓装置の概略平面図であり、湯のみを吐水させる湯側操作領域、水のみを吐水させる水側操作領域、及び混合湯水を吐水させる湯水混合操作領域を概略的に説明した図であり、図3は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置が組み込まれた湯水混合水栓装置を示す正面断面図である。
図2に示すように、操作ハンドル4が水平方向に回動操作される操作領域Rは、湯側操作領域R1、水側操作領域R2及び湯水混合操作領域R3からなる。
湯側操作領域R1は、操作ハンドル4を湯側(図1及び図2に示す矢印Hの方向)に回動操作した操作位置P1にあるときに、詳細は後述する湯水混合バルブ装置1の可動弁体10が、詳細は後述する湯水混合バルブ装置1の固定弁体12の一次側通湯用開口部12aのみを開放し、固定弁体12の一次側通湯用開口部12aから、可動弁体10の湯水混合室を形成する湯水連通開口部10aへ湯のみを流入させて湯水混合水栓装置2の吐水口6aから湯のみを吐水させる操作領域である。
また、水側操作領域R2は、操作ハンドル4を水側(図1及び図2に示す矢印Cの方向)に回動操作した操作位置P2にあるときに、可動弁体10が固定弁体12の一次側通水用開口部12bのみを開放して固定弁体12の一次側通水用開口部12bから可動弁体10の湯水連通開口部10aへ水のみを流入させて湯水混合水栓装置2の吐水口6aから水のみを吐水させる操作領域である。
さらに、湯水混合操作領域R3は、操作ハンドル4を湯水混合水栓装置2の正面側のほぼ中央の操作位置P3から湯側操作領域R1に向って湯側(図1及び図2に示す矢印Hの方向)に回動操作したときに、湯側操作領域R1と水側操作領域R2との間に位置し且つ可動弁体10が固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bを開放し、固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bのそれぞれから可動弁体10の湯水連通開口部10aへ湯と水のそれぞれを流入させて混合した湯水を湯水混合水栓装置2の吐水口6aから吐水させる操作領域である。
なお、本実施形態においては、水側操作領域R2内の湯水混合操作領域R3側の領域が、湯水混合水栓装置2の使用頻度が高い正面側の領域に位置しており、操作ハンドル4が正面側のほぼ中央の操作位置P3に操作したときにも、湯水混合水栓装置2の吐水口6aから水のみが吐水されるようになっている。
つぎに、図3〜図30により、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置の詳細について説明する。
まず、図4は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す分解斜視図である。
図4に示すように、本実施形態による湯水混合バルブ装置1は、下方から上方に向って、下側ケーシング部材14、固定弁体12、可動弁体10、網部材15、可動弁体ガイド部材16、操作レバー下側保持部材18、シール部材20、操作レバー部材22、上側ケーシング部材24及び操作レバー上側接続部材26を備えている。
つぎに、図5は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置の下側ケーシング部材と固定弁体を示す平面図である。
図3〜図5に示すように、下側ケーシング部材14は、湯水混合水栓装置2の内部に上下方向に延びるように形成されている通湯路2a及び通水路2bの上端(下流側端部)に接続され、下側ケーシング部材14の内部には、固定弁体12が固定されている。
また、図4及び図5に示すように、固定弁体12の後側には、可動弁体10の湯水連通開口部10a内を通過した湯及び/又は水が通過する二次側開口部12cが一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bに隣接するように形成されている。この二次側開口部12cの形状は、その全周が閉曲した孔形状ではなく、固定弁体12の平面視において固定弁体12の後方側の一部が開放されるように固定弁体12の後方側の外周の一部を内方に向って切り欠いた形状に形成されている。これにより、全周が閉曲した開口部よりも固定弁体12の二次側開口部12cの開口断面積(流路断面積)を大きく設定することができるようになっており、固定弁体12の二次側開口部12cを湯水が通過する際の圧力損失を低減させることができるようになっている。したがって、固定弁体12の二次側開口部12cは、全周が閉曲した開口に比べて、同一の給水圧でより多くの湯水の流量を確保することができると共に、湯水混合バルブ装置1の全体を小型化することができるようにもなっている。
さらに、下側ケーシング部材14内の固定弁体12の二次側開口部12cの下方且つ下側ケーシング部材14の後端部14aに隣接した部分には、固定弁体12の二次側開口部12cと連通する下側ケーシング部材14内の湯水混合路14bが形成されている。
また、図5に示すように、固定弁体12に形成されている一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bのそれぞれは、湯水混合水栓装置2内の通湯路2a及び通水路2bのそれぞれと接続されている。
さらに、図5に示すように、固定弁体12の一次側通湯用開口部12aの最も外側の位置(図5の一次側通湯用開口部12aの最も左側の位置)から、固定弁体12の前後方向に延びる中心軸線A2まで垂線を下ろした位置までの最大距離L1が、固定弁体12の一次側通水用開口部12bの最も外側の位置(図5の通水路12aの最も右側の位置)から固定弁体12の中心軸線A2まで垂線を下ろした位置までの最大距離L2よりも小さくなるように、固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bが互いに異なる形状に形成され、且つ固定弁体12の中心軸線A2に対して互いに非対称に配置されている。
また、図5に示すように、下側ケーシング部材14の内周側の後端部14aに隣接した部分であり且つ固定弁体12よりも上方部分には、固定弁体12に対する可動弁体10の摺動及び回転をガイドするためのガイド手段であるガイド用突起28が内方に突出するように形成されている。このガイド用突起28の中心軸線28aは、固定弁体12の前後方向に延びる中心軸線A2の方向に対して水平面内において所定角度αだけ傾いた方向に設定されている。
さらに、この中心軸線A2は、下側ケーシング部材14の中心Oと固定弁体12の一次側通水用開口部12bの湯側端部12dの近傍を通過している。さらに、下側ケーシング部材14の中心Oの上方には、詳細は後述する可動弁体ガイド部材16の取付穴16aに取り付けられている止水状態における操作レバー部材22の接続部22aの中心点が位置している。すなわち、中心軸線A2は、操作レバー部材22の接続部22aの中心点を中心Oに投影させた点と固定弁体12の一次側通水用開口部12bの湯側端部12dの近傍とを通過している。
つぎに、図6は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置の可動弁体と可動弁体ガイド部材を示す平面図である。
図3、図4及び図6に示すように、固定弁体12上には、可動弁体10が摺動可能且つ回転可能に設けられている。
また、可動弁体10上には、固定弁体12に対する可動弁体10の摺動及び回転をガイドするための可動弁体ガイド部材16が固定されている。この可動弁体ガイド部材16には、可動弁体10と共に下側ケーシング部材14内に取り付けられた状態で、下側ケーシング部材14のガイド用突起28が挿入されて嵌合可能なガイド溝30が形成されている。
さらに、図3、図4及び図6に示すように、可動弁体10と可動弁体ガイド部材16との間には、網部材15が設けられており、この網部材15は、可動弁体10の湯水連通開口部10aの上縁部に沿って取り付けられている。可動弁体10が開弁した状態では、固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bのそれぞれを通過した湯水は、網部材15の表面上に沿って可動弁体10の連通開口部10a内を通過することにより整流化されるようになっており、この可動弁体10の連通開口部10a内の整流化された湯水が固定弁体12の二次側開口部12cに流入することができるようになっている。したがって、固定弁体12の二次側開口部12cを湯水が通過する際の圧力損失を低減させることができるため、同一の給水圧でより多くの湯水の流量を確保することができるようになっており、網部材15が可動弁体10の湯水連通開口部10aの上縁部に沿って取り付けられていない場合に比べて、網部材15の表面を通過する湯水に生ずるキャビテーションを抑制し、このようなキャビテーションによって生ずる騒音を抑制することができるようになっている。
なお、本実施形態では、一例として、可動弁体10と可動弁体ガイド部材16は、互いに別部材となっているが、可動弁体10と可動弁体ガイド部材16を互いに一体的に形成し、一部材とし、可動弁体10と可動弁体ガイド部材16との間に網部材15を取り付けてもよい。
さらに、図3、図4及び図6に示すように、可動弁体ガイド部材16のほぼ中央部には、操作レバー部材22の下端部にほぼ半球形状に形成された接続部22aが挿入して取り付けられる取付穴16aを形成し且つ上方に突出する円筒状の突起部16bが設けられている。
操作レバー部材22の長手方向の中心軸線A3が鉛直方向に延びた湯水混合水栓装置2の中心軸線A1と一致し、操作レバー部材22が起立した状態では、可動弁体10が閉弁した状態となり、固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bの双方が閉鎖された状態になるようになっている。
ここで、図3に示すように可動弁体10の下面は、固定弁体12の上面に沿って摺動する摺動面10bとなっており、この摺動面10bに対して垂直な面内で操作レバー部材22を操作することにより、可動弁体10の開閉動作が可能となっている。
また、この可動弁体10が閉弁した状態では、操作レバー部材22をその中心軸線A3回りに回転させると、操作レバー部材22の接続部22aが可動弁体ガイド部材16の取付穴16aに対して空回りするように、可動弁体ガイド部材16の取付穴16aの平面断面S1(図6参照)は、操作レバー部材22の接続部22aのほぼ半球形状に対応してほぼ円形の断面形状に形成されている。
一方、操作レバー部材22の長手方向の中心軸線A3が、上下方向に延びた湯水混合水栓装置2の中心軸線A1に対して所定方向に傾いた状態では、操作レバー部材22のほぼ半球形状の接続部22aが可動弁体ガイド部材16の取付穴16aを所定の水平方向に押圧し、可動弁体10が可動弁体ガイド部材16と共に固定弁体12に対して回転を伴って移動し、可動弁体10が開弁した状態となり、固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bの少なくとも一方が開放された状態になるようになっている。
また、図4に示すように、操作レバー部材22と可動弁体ガイド部材16との間には、操作レバー保持部材18が介在して設けられている。
操作レバー保持部材18の中央部には、操作レバー部材22の接続部22aの上方に矩形状に形成された嵌合部22bが挿入されて嵌合される嵌合長穴18aが形成され、操作レバー部材22による可動弁体10の開閉操作を行っているときには、操作レバー部材22の嵌合部22bが嵌合長穴18aに沿って移動することができるようになっている。
さらに、操作レバー保持部材18は、操作レバー部材22をその長手方向の中心軸線A3を中心に所定の回転角度の範囲で回転させたときに、操作レバー部材22と一体的に所定の回転角度の範囲で回転可能となっている。
図4に示すシール部材20は、操作レバー部材22の嵌合部22bよりも上方にボール状に形成された操作レバー部材22のボール部22cと、上側ケーシング部材24のほぼ中央部に形成された取付穴24aとの間に取り付けられ、上側ケーシング部材24の内部と外部とを液密的にシールするようになっている。
また、図3及び図4に示す操作レバー上側接続部材26は、操作レバー部材22の上方に取り付けられて状態で上方から操作ハンドル4の接続部4aが取り付けられるようになっている。
つぎに、図7は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を水側操作領域内の湯水混合操作領域側の操作位置に設定して可動弁体を閉弁させた状態を示す。
また、図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図であり、図9は、図7のIX−IX線に沿った断面図であり、図10は、図7のX−X線に沿った断面図である。
図1、図2及び図7に示すように、操作レバー部材22を水側操作領域R2内の湯水混合操作領域R3側の操作位置P3に設定して可動弁体10を閉弁させた状態では、操作レバー部材22の長手方向の中心軸線A3が、鉛直方向に延びた湯水混合水栓装置2の中心軸線A1と一致し、操作レバー部材22が起立した状態となっている。
また、図8に示すように、操作レバー保持部材18の嵌合長穴18aの下方には、操作レバー保持部材18の下方の中央部から後方に延びる長円形の断面形状のガイド用の長穴18bが形成され、この操作レバー保持部材18のガイド用の長穴18bにより、可動弁体ガイド部材16の円筒状の突起部16bがガイドされるようになっている。
さらに、操作レバー部材22を水側操作領域R2内の湯水混合操作領域R3側の操作位置P3に設定して可動弁体10を閉弁させた状態では、可動弁体ガイド部材16の円筒状の突起部16bの外周面の後側領域の一部が操作レバー保持部材18のガイド穴18bの内周面の後側領域と当接するようになっている。
また、図1、図2、図9及び図10に示すように、操作レバー部材22を水側操作領域R2内の湯水混合操作領域R3側の操作位置P3に設定して可動弁体10を閉弁させた状態では、可動弁体ガイド部材16及びその下方の可動弁体10が下側ケーシング部材14内において全体的に最も後方側に位置し、可動弁体10が固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bの双方を閉鎖するようになっている。このとき、下側ケーシング部材14のガイド用突起28は、図9に示すように、可動弁体ガイド部材16のガイド溝30のほぼ全域に亘って挿入されて嵌合されるようになっている。
つぎに、図11は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を水側操作領域内の湯水混合操作領域側の操作位置に設定して可動弁体を開弁させた状態を示す。
また、図12は、図11のXII−XII線に沿った断面図であり、図13は、図11のXIII−XIII線に沿った断面図であり、図14は、図11のXIV−XIV線に沿った断面図である。
図1、図2及び図11に示すように、操作レバー部材22を水側操作領域R2内の湯水混合操作領域R3側の操作位置P3に設定して可動弁体10を開弁させた状態では、操作レバー部材22の長手方向の中心軸線A3が、鉛直方向に延びた湯水混合水栓装置2の中心軸線A1に対して後方側に所定角度βだけ傾いた状態となっている。
また、図1、図2及び図12に示すように、操作レバー部材22を水側操作領域R2内の湯水混合操作領域R3側の操作位置P3に設定して可動弁体10を開弁させた状態では、可動弁体ガイド部材16の円筒状の突起部16bが操作レバー部材22の接続部22aにより前方側へ押圧され、可動弁体ガイド部材16の円筒状の突起部16bの外周面の前側領域が操作レバー保持部材18のガイド穴18bの内周面の前側領域と当接するようになっている。
このとき、図13及び図14に示すように、可動弁体ガイド部材16及びその下方の可動弁体10は、下側ケーシング部材14内において全体的に最も前方側に位置し、可動弁体10が固定弁体12の一次側通湯用開口部12aを閉鎖した状態を維持し、固定弁体12の一次側通水用開口部12bのみを部分的に開放するようになっている。また、この部分的に開放された固定弁体12の一次側通水用開口部12bから可動弁体10の湯水連通部10cを通過した水は、固定弁体12の二次側開口部12cから下側ケーシング部材14の湯水混合路14bを流れるようになっている。
また、図13においては、図9に示されている閉弁状態の可動弁体10に取り付けられている可動弁体ガイド部材16の輪郭を鎖線16’で示しており、閉弁状態から開弁状態への移行中における可動弁体10に取り付けられている可動弁体ガイド部材16の輪郭を鎖線16’’で示している。図13に示すように、閉弁状態の可動弁体10の可動弁体ガイド部材16’が開弁状態の可動弁体10の可動弁体ガイド部材16に至るまでには、可動弁体ガイド部材16のガイド溝30の一部が、下側ケーシング部材14のガイド用突起28に当接しながら、全体的に前方側へ移動すると共に、図13に矢印B1で示されている方向の水平面内の回転を伴って、固定弁体12の通水路12aの開口断面積を増加させる方向に移動し、且つ固定弁体12の前後方向に延びる中心軸線A2に対して可動弁体ガイド部材16を上方から見て相対的に湯側(固定弁体12の一次側通湯用開口部12a側)に移動するようになっている。
さらに、図14においては、図10に示されている閉弁状態の可動弁体10の輪郭を鎖線10’で示しており、閉弁状態から開弁状態への移行中の可動弁体10の輪郭を鎖線10’’で示している。図14に示すように、閉弁状態の可動弁体10’が開弁状態の可動弁体10に至るまでには、可動弁体10が固定弁体12の一次側通湯用開口部12aを閉鎖した状態を維持しながら、可動弁体10の湯水連通開口部10aが固定弁体12に対して全体的に前方側へ摺動すると共に、図14に矢印B2で示されている方向の水平面内の回転を伴って、湯側(固定弁体12の一次側通湯用開口部12a側)に相対的に移動するようになっている。
つぎに、図15は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を水側操作領域内の最も水側の操作位置に設定して可動弁体を閉弁させた状態を示す。
また、図16は、図15のXVI−XVI線に沿った断面図であり、図17は、図15のXVII−XVII線に沿った断面図であり、図18は、図15のXVIII−XVIII線に沿った断面図である。
図1、図2及び図15に示すように、操作レバー部材22を水側操作領域R2内の最も水側の操作位置P2に設定して可動弁体10を閉弁させた状態では、操作レバー部材22の長手方向の中心軸線A3が、鉛直方向に延びた湯水混合水栓装置2の中心軸線A1と一致し、操作レバー部材22が起立した状態となっている。
また、図15においては、図7に示す操作レバー上側接続部材26の前面26aとこの操作レバー上側接続部材26が取り付けられる操作レバー部材22の取付部22dの前面22eが、これらの中心軸線A3を中心にその上方から見て左回りに所定角度γだけ回転した状態となっている。
さらに、図16に示すように、操作レバー保持部材18は、操作レバー部材22と一体的にその中心軸線A3を中心に所定角度γだけ回転するようになっており、図16に示す操作レバー保持部材18のガイド用の長穴18bの長手方向が、下側ケーシング部材14の前後方向に延びる中心軸線A2に対して所定角度γだけ傾いている。
また、可動弁体10が閉弁した状態では、操作レバー部材22をその中心軸線A3回りに回転させたとしても、操作レバー部材22の接続部22aが可動弁体ガイド部材16の取付穴16aに対して空回りするため、可動弁体10及び可動弁体ガイド部材16は中心軸線A3回りに回転しないようになっている。さらに、可動弁体ガイド部材16の円筒状の突起部16bの外周面における図16の左斜め後方側領域の一部が操作レバー保持部材18のガイド穴18bの内周面における図16の左斜め後方側領域と当接するようになっている。
すなわち、図1、図2、図17及び図18に示すように、操作レバー部材22を水側操作領域R2内の最も水側の操作位置P2に設定して可動弁体10を閉弁させた状態では、図9及び図10に示す操作レバー部材22を水側操作領域R2内の湯水混合操作領域R3側の操作位置P3に設定して可動弁体10を閉弁させた状態と同様に、可動弁体ガイド部材16及びその下方の可動弁体10が下側ケーシング部材14内において全体的に最も後方側に位置し、可動弁体10が固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bの双方を閉鎖するようになっている。
つぎに、図19は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を水側操作領域内の最も水側の操作位置に設定して可動弁体を開弁させた状態を示す。
また、図20は、図19のXVIII−XVIII線に沿った断面図であり、図21は、図19のXXI−XXI線に沿った断面図であり、図22は、図19のXXII−XXII線に沿った断面図である。
図1、図2及び図19に示すように、操作レバー部材22を水側操作領域R2内の最も水側の操作位置P2に設定して可動弁体10を開弁させた状態では、操作レバー部材22の長手方向の中心軸線A3が、鉛直方向に延びた湯水混合水栓装置2の中心軸線A1に対して斜め後方側に所定角度δだけ傾いた状態となっている。
また、図1、図2及び図20に示すように、操作レバー部材22を水側操作領域R2内の最も水側の操作位置P2に設定して可動弁体10を開弁させた状態では、可動弁体ガイド部材16の円筒状の突起部16bが、操作レバー部材22の接続部22aにより図20の正面側から見て右斜め前方側へ押圧され、操作レバー保持部材18のガイド用の長穴18bにより、下側ケーシング部材14の前後方向に延びる中心軸線A2から所定角度γの方向に移動し、可動弁体ガイド部材16の円筒状の突起部16bの外周面の図20の正面側から見て右斜め前方側領域が、操作レバー保持部材18のガイド穴18bの内周面の右斜め前方側領域と当接するようになっている。
なお、図20においては、図17に示す操作レバー部材22を水側操作領域R2内の最も水側の操作位置P2に設定して可動弁体10を閉弁させた状態の可動弁体ガイド部材16の突起部16bの輪郭を鎖線16b’で示している。
つぎに、図21及び図22に示すように、可動弁体ガイド部材16及びその下方の可動弁体10は、下側ケーシング部材14内において全体的に図21及び図22の右斜め前方側に位置し、可動弁体10が固定弁体12の一次側通湯用開口部12aを閉鎖した状態を維持し、固定弁体12の一次側通水用開口部12bのみを部分的に開放するようになっている。また、この部分的に開放された固定弁体12の一次側通水用開口部12bから可動弁体10の湯水連通部10cを通過した水は、固定弁体12の二次側開口部12cから下側ケーシング部材14の湯水混合路14bを流れるようになっている。
また、図21においては、図17に示されている閉弁状態の可動弁体10に取り付けられている可動弁体ガイド部材16の輪郭を鎖線16’で示しており、閉弁状態から開弁状態への移行中における可動弁体10に取り付けられている可動弁体ガイド部材16の輪郭を鎖線16’’で示している。図21に示すように、閉弁状態の可動弁体10の可動弁体ガイド部材16’が開弁状態の可動弁体10の可動弁体ガイド部材16に至るまでには、可動弁体ガイド部材16のガイド溝30の一部が、下側ケーシング部材14のガイド用突起28に当接しながら、全体的に図21の正面側から見て右斜め前方側へ移動すると共に、図21に矢印D1で示されている方向の水平面内の回転を伴って、固定弁体12の前後方向に延びる中心軸線A2に対して可動弁体ガイド部材16を上方から見て相対的に水側(固定弁体12の一次側通水用開口部12b側)に移動するようになっている。
さらに、図22においては、図18に示されている閉弁状態の可動弁体10の輪郭を鎖線10’で示しており、閉弁状態から開弁状態への移行中の可動弁体10の輪郭を鎖線10’’で示している。図22に示すように、閉弁状態の可動弁体10’が開弁状態の可動弁体10に至るまでには、可動弁体10が固定弁体12の一次側通湯用開口部12aを閉鎖した状態を維持しながら、可動弁体10の湯水連通開口部10aが固定弁体12に対して全体的に図22の正面側から見て右斜め前方側へ摺動すると共に、図22に矢印D2で示されている方向の水平面内の回転を伴って、水側(固定弁体12の一次側通水用開口部12b側)に相対的に移動するようになっている。
つぎに、図23は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を湯側操作領域内の最も湯側の操作位置に設定して可動弁体を閉弁させた状態を示す。
また、図24は、図23のXXIV−XXIV線に沿った断面図であり、図25は、図23のXXV−XXV線に沿った断面図であり、図26は、図23のXXVI−XXVI線に沿った断面図である。
図1、図2及び図23に示すように、操作レバー部材22を湯側操作領域R1内の最も湯側の操作位置P1に設定して可動弁体10を閉弁させた状態では、操作レバー部材22の長手方向の中心軸線A3が、鉛直方向に延びた湯水混合水栓装置2の中心軸線A1と一致し、操作レバー部材22が起立した状態となっている。
また、図23においては、図7に示す操作レバー上側接続部材26の前面26aとこの操作レバー上側接続部材26が取り付けられる操作レバー部材22の取付部22dの前面22eが、これらの中心軸線A3を中心にその上方から見て右回りに所定角度εだけ回転した状態となっている。
さらに、図24に示すように、操作レバー保持部材18は、操作レバー部材22と一体的にその中心軸線A3を中心に所定角度εだけ回転するようになっており、図24に示す操作レバー保持部材18のガイド用の長穴18bの長手方向が、下側ケーシング部材14の前後方向に延びる中心軸線A2に対して所定角度εだけ傾いている。
また、可動弁体10が閉弁した状態では、操作レバー部材22をその中心軸線A3回りに回転させたとしても、操作レバー部材22の接続部22aが可動弁体ガイド部材16の取付穴16aに対して空回りするため、可動弁体10及び可動弁体ガイド部材16は中心軸線A3回りに回転しないようになっている。
さらに、可動弁体ガイド部材16の円筒状の突起部16bの外周面における図24の正面側から見て左斜め後方側領域及び右斜め前方側領域の一部が、操作レバー保持部材18のガイド穴18bの内周面における図24の正面側から見て左斜め後方側領域及び右斜め前方側領域の一部とそれぞれ当接するようになっている。
すなわち、図1、図2、図25及び図26に示すように、操作レバー部材22を湯側操作領域R1内の最も湯側の操作位置P1に設定して可動弁体10を閉弁させた状態では、図9及び図10に示す操作レバー部材22を水側操作領域R2内の湯水混合操作領域R3側の操作位置P3に設定して可動弁体10を閉弁させた状態や、図17及び図18に示す操作レバー部材22を水側操作領域R2内の最も水側の操作位置P2に設定して可動弁体10を閉弁させた状態と同様に、可動弁体ガイド部材16及びその下方の可動弁体10が下側ケーシング部材14内において全体的に最も後方側に位置し、可動弁体10が固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bの双方を閉鎖するようになっている。
つぎに、図27は、本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置を示す側面図であり、操作レバー部材を湯側操作領域内の最も湯側の操作位置に設定して可動弁体を開弁させた状態を示す。
また、図28は、図27のXXVIII−XXVIII線に沿った断面図であり、図29は、図27のXXIX−XXIX線に沿った断面図であり、図30は、図27のXXX−XXX線に沿った断面図である。
図1、図2及び図27に示すように、操作レバー部材22を湯側操作領域R2内の最も湯側の操作位置P1に設定して可動弁体10を開弁させた状態では、操作レバー部材22の長手方向の中心軸線A3が、鉛直方向に延びた湯水混合水栓装置2の中心軸線A1に対して斜め後方側に所定角度ζだけ傾いた状態となっている。
また、図1、図2及び図28に示すように、操作レバー部材22を湯側操作領域R2内の最も湯側の操作位置P1に設定して可動弁体10を開弁させた状態では、可動弁体ガイド部材16の円筒状の突起部16bが、操作レバー部材22の接続部22aにより図28の左斜め前方側へ押圧され、操作レバー保持部材18のガイド用の長穴18bにより、下側ケーシング部材14の前後方向に延びる中心軸線A2から所定角度εの方向に移動し、可動弁体ガイド部材16の円筒状の突起部16bの外周面における図28の正面側から見て左斜め前方側領域が、操作レバー保持部材18のガイド穴18bの内周面における図28の正面側から見て左斜め前方側領域と当接するようになっている。
なお、図28においては、図24に示す操作レバー部材22を湯側操作領域R1内の最も湯側の操作位置P1に設定して可動弁体10を閉弁させた状態の可動弁体ガイド部材16の突起部16bの輪郭を鎖線16b’で示している。
つぎに、図29及び図30に示すように、可動弁体ガイド部材16及びその下方の可動弁体10は、下側ケーシング部材14内において全体的に図29及び図30の正面側から見て左斜め前方側に位置し、可動弁体10が固定弁体12の一次側通水用開口部12bを閉鎖した状態を維持し、固定弁体12の一次側通湯用開口部12aのみを部分的に開放するようになっている。また、この部分的に開放された固定弁体12の一次側通湯用開口部12aから可動弁体10の湯水連通部10cを通過した湯は、固定弁体12の二次側開口部12cから下側ケーシング部材14の湯水混合路14bを流れるようになっている。
また、図29においては、図25に示されている閉弁状態の可動弁体10に取り付けられている可動弁体ガイド部材16の輪郭を鎖線16’で示しており、閉弁状態から開弁状態への移行中における可動弁体10に取り付けられている可動弁体ガイド部材16の輪郭を鎖線16’’で示している。図25に示すように、閉弁状態の可動弁体10の可動弁体ガイド部材16’が開弁状態の可動弁体10の可動弁体ガイド部材16に至るまでには、可動弁体ガイド部材16のガイド溝30の一部が、下側ケーシング部材14のガイド用突起28に当接しながら、全体的に図25の正面側から見て左斜め前方側へ移動すると共に、図29に矢印E1で示されている方向の水平面内の回転を伴って、固定弁体12の前後方向に延びる中心軸線A2に対して可動弁体ガイド部材16を上方から見て相対的に湯側(固定弁体12の一次側通湯用開口部12a側)に移動するようになっている。
さらに、図30においては、図26に示されている閉弁状態の可動弁体10の輪郭を鎖線10’で示しており、閉弁状態から開弁状態への移行中の可動弁体10の輪郭を鎖線10’’で示している。図30に示すように、閉弁状態の可動弁体10’が開弁状態の可動弁体10に至るまでには、可動弁体10が固定弁体12の一次側通水用開口部12bを閉鎖した状態を維持しながら、可動弁体10の湯水連通開口部10aが固定弁体12に対して全体的に図22の正面側から見て左斜め前方側へ摺動すると共に、図30に矢印E2で示されている方向の水平面内の回転を伴って、湯側(固定弁体12の一次側通湯用開口部12a側)に相対的に移動するようになっている。
つぎに、上述した本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置1の動作(作用)について説明する。
湯水混合水栓装置2を使用する際、図1及び図2に示すように、湯水混合水栓装置2の操作ハンドル4をその中心軸線A1回りに回転操作し、使用頻度が高い湯水混合水栓装置2の正面側のほぼ中央の操作位置P3に設定し、操作ハンドル4を矢印「開」の方向に操作した場合には、図11〜図14に示すように、湯水混合バルブ装置1の操作レバー部材22の操作により、可動弁体10が固定弁体12に対して湯側への回転を伴って摺動し、固定弁体12の一次側通湯用開口部12aを閉鎖した状態を維持しながら、固定弁体12の一次側通水用開口部12bのみを開放する。そして、固定弁体12の一次側通水用開口部12bから網部材15及び可動弁体10の湯水連通開口部10aを通過した水は、固定弁体12の二次側開口部12cを経て、湯水混合水栓装置2のスパウト6の吐水口6aから吐水される。
また、操作ハンドル4を水側(図1及び図2に示す矢印Cの方向)に回動操作して操作位置P2に設定し、操作ハンドル4を矢印「開」の方向に操作した場合には、図19〜図22に示すように、湯水混合バルブ装置1の操作レバー部材22の操作により、可動弁体10が固定弁体12に対して水側への回転を伴って摺動し、固定弁体12の一次側通湯用開口部12aを閉鎖した状態を維持しながら、固定弁体12の一次側通水用開口部12bのみを開放する。そして、固定弁体12の一次側通水用開口部12bから網部材15及び可動弁体10の湯水連通開口部10aを通過した水が、固定弁体12の二次側開口部12cを経て、湯水混合水栓装置2のスパウト6の吐水口6aから吐水される。
さらに、操作ハンドル4を湯側(図1及び図2に示す矢印Hの方向)に回動操作して操作位置P1に設定し、操作ハンドル4を矢印「開」の方向に操作した場合には、図26〜図30に示すように、湯水混合バルブ装置1の操作レバー部材22の操作により、可動弁体10が固定弁体12に対して湯側への回転を伴って摺動し、固定弁体12の一次側通水用開口部12bを閉鎖した状態を維持しながら、固定弁体12の一次側通湯用開口部12aのみを開放する。そして、固定弁体12の一次側通湯用開口部12aから網部材15及び可動弁体10の湯水連通開口部10aを通過した湯が、固定弁体12の二次側開口部12cを経て、湯水混合水栓装置2のスパウト6の吐水口6aから吐水される。
また、操作ハンドル4を湯側(図1及び図2に示す矢印Hの方向)に回動操作して操作位置P1と操作位置P3との間の湯水混合操作領域R3の操作位置に設定し、操作ハンドル4を矢印「開」の方向に操作した場合には、湯水混合バルブ装置1の操作レバー部材22の操作により、可動弁体10が固定弁体12に対して湯側への回転を伴って摺動し、固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bの双方を開放する。そして、固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bのそれぞれから流出して網部材15の表面を通過し、可動弁体10の湯水連通開口部10aで混合された湯水が、固定弁体12の二次側開口部12cを経て、湯水混合水栓装置2のスパウト6の吐水口6aから吐水される。
上述した本発明の一実施形態による湯水混合バルブ装置1によれば、操作レバー部材22により可動弁体10を開弁させた状態では、固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bのそれぞれを通過した湯水は、網部材15を経て可動弁体10の湯水連通開口部10aを経て固定弁体12の二次側開口部12cに流入し、下側ケーシング部材14の湯水混合路14bを経て湯水混合水栓装置2の吐水口6aへ流れる。このとき、固定弁体12の二次側開口部12cが、その全周が閉曲した孔形状ではなく、固定弁体12の平面視において固定弁体12の後方側の一部が開放されるように固定弁体12の後方側の外周の一部を内方に向って切り欠いた形状に形成されていることにより、全周が閉曲した開口部よりも固定弁体12の二次側開口部12cの開口断面積(流路断面積)を大きく設定することができる。したがって、固定弁体12の二次側開口部12cを湯水が通過する際の圧力損失を低減させることができるため、固定弁体12の二次側開口部12cの全周が閉曲した開口に比べて、同一の給水圧でより多くの湯水の流量を確保することができると共に、湯水混合バルブ装置1の全体を小型化することができる。
また、本実施形態による湯水混合バルブ装置1によれば、可動弁体10が開弁した状態では、固定弁体12の一次側通湯用開口部12a及び一次側通水用開口部12bのそれぞれを通過した湯水は、網部材15の表面上に沿って可動弁体10の連通開口部10a内を通過することにより整流化され、固定弁体12の二次側開口部12cに流入することができる。したがって、固定弁体12の二次側開口部12cを湯水が通過する際の圧力損失を低減させることができるため、同一の給水圧でより多くの湯水の流量を確保することができ、網部材15が可動弁体10の湯水連通開口部10aの上縁部に沿って取り付けられていない場合に比べて、網部材15の表面を通過する湯水に生ずるキャビテーションを抑制し、このようなキャビテーションによって生ずる騒音を抑制することができる。
1 湯水混合バルブ装置
2 湯水混合水栓装置
2a 通湯路
2b 通水路
4 操作ハンドル
4a 操作ハンドルの接続部
6 スパウト
6a 吐水口
8 カウンター
10 可動弁体
10a 湯水連通開口部
10b 可動弁体の摺動面
12 固定弁体
12a 一次側通湯用開口部
12b 一次側通水用開口部
12c 二次側開口部
12d 通水路の湯側端部
14 下側ケーシング部材(ケーシング)
14a 後端部
14b 湯水混合路
15 網部材
16 可動弁体ガイド部材
16a 取付穴
16b 突起部
18 操作レバー保持部材
18a 嵌合長穴
18b ガイド用の長穴
20 シール部材
22 操作レバー部材(操作部)
22a 接続部
22b 嵌合部
22c ボール部
22d 取付部
22e 前面
24 上側ケーシング部材
24a 取付穴
26 操作レバー上側接続部材(操作部)
26a 前面
28 ガイド用突起
28a ガイド用突起の中心軸線
30 ガイド溝

Claims (2)

  1. 湯水混合水栓に組み込まれ、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合バルブ装置であって、
    湯水混合水栓の吐水口の上流側に設けられたケーシングと、
    このケーシング内に固定され、給湯源から供給された湯が流入する通湯路及び給水源から供給された水が通過する通水路が形成された固定弁体と、
    上記ケーシング内に配置されて上記固定弁体に対して摺動することにより上記固定弁体の通湯路及び通水路を開閉する可動弁体であって、上記通湯路及び上記通水路のそれぞれを通過した湯と水を連通させる湯水連通部が内部に形成された上記可動弁体と、
    一端部が上記可動弁体に取り付けられて上記可動弁体を移動させて上記可動弁体の開閉操作を行い、吐水と止水を切り替える操作部であって、上記可動弁体の摺動面に対して垂直な面内で操作することで、上記可動弁体が上記固定弁体の通湯路及び通水路を閉鎖する所定の閉弁位置と上記通湯路及び/又は上記通水路を開放する所定の開弁位置との間で移動することにより、上記固定弁体の下流側の湯水の流量を調整すると共に、上記可動弁体が上記開弁位置にあるときに、上記操作部を摺動方向の所定の操作領域内で回動操作することにより、上記可動弁体の湯水連通部で混合される湯と水の割合を調整して上記湯水混合水栓の吐水口から吐水される湯水の温度調節を行う上記操作部と、を有し、
    前記ケーシングの、前記可動弁体の摺動平面上に位置する箇所に、凹部を設け
    前記凹部は、開口部であり、
    上記固定弁体の下流側の湯水の流量が最大となる位置において、上記可動弁体の一部が前記開口部に進入することを特徴とする湯水混合バルブ装置。
  2. 水のみを吐水する位置において、上記可動弁体の一部が前記開口部に進入することを特徴とする請求項1に記載の湯水混合バルブ装置。
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