JP6103437B2 - 収納扉用タオルハンガー - Google Patents

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Description

本発明は、収納扉に設けられたレール型のライン取手に装着される収納扉用タオルハンガーに関するものである。
キッチンキャビネットや、洗面台等には、通常、引出や開き戸の収納スペースが設けられている。そして、その引出を出し入れしたり、開き戸を開閉するための取手が収納扉に設けられている。
この取手の形状や構造は様々なものが存在し、例えば、コ字状の金具を引出等の収納扉(前板)に取り付けた構造は古くから存在する。また、近年では、安全性等も考慮された斬新なデザインの取手として、収納扉の扉本体の上端部に、扉本体の幅と略同一の幅を有する構造のものが種々存在する。このような取手は、キッチン等の全体を観察した際に、横方向の複数の引出等に連続するライン状模様として観察されることからライン取手と呼ばれている。
ところで、キッチンや洗面台等では水を取り扱うため、タオルが頻繁に使用される。前述したコ字状の金具が収納扉に取り付けられている場合は、コ字状の金具にタオルを掛けることが可能であるが、ライン取手の場合、通常タオルを掛ける構造にはなっておらず、何らかのタオル掛けを取り付ける必要があった。
上記問題を解決するものとして、例えば、ライン取手に装着するタオル掛けが知られている。このタオル掛けは、ライン取手に着脱自在に取り付けられる左右一対の固定部と、左右一対の固定部に、先端側が回動可能に、基端部がそれぞれ支持された左右一対のアーム部材と、左右一対のアーム部材の先端部に支持された掛止部と、掛止部が前記ライン取手の上側に位置すると共に平面的に収納家具の前面から離反した状態で、アーム部材を位置決めする位置決め機構とを備えているものである(例えば、特許文献1)。
これにより、ライン取手に着脱自在に取り付けられる左右一対の固定部に、掛止部を支持しているアーム部材が回動可能に支持されているので、ライン取手に取り付けても取手として使用されにくく、破損のおそれが少なくなると共に、左右一対のアーム部材を、位置決め機構によって、掛止部がライン取手の上側に位置する状態で位置決めすることができるようになっているので、タオルを掛ける際は、アーム部材を、掛止部がライン取手の上側に位置する状態で位置決めすることによって、掛けたタオルが手元により近くなって、使い勝手がよいとされるものである。
特開2011−229742号公報
しかしながら、上記構造のタオル掛けは、種々あるライン取手を備えた収納扉のなかでも、収納扉の扉本体の上方側に位置する下面壁と、下面壁の後端側から上方に延びる後面壁と、下面壁の前端側から上方に延びる持ち手部と、を有するレール状のライン取手(いわゆるL字状ライン取手)を備えた収納扉に装着することができないものであった。
そこで、本発明はこの問題点を解決すべく、いわゆるL字状ライン取手を備えた収納扉に簡便な作業で着脱可能に装着できるとともに、強固に固定可能な収納扉用タオルハンガーを提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の収納扉用タオルハンガーは、収納扉の扉本体の上方側に位置する下面壁と、下面壁の後端側から少なくとも上方に延びる後面壁と、下面壁の前端側から少なくとも上方に延びる持ち手部とを有するレール状のライン取手に装着され、固定補助部材を介して前記ライン取手に固定される固定部と、前記固定部の前方側に延出されてタオルを掛止する掛止部とを備え、前記固定部は、前記持ち手部の上方に位置する基部の前方側にて前記持ち手部の前面側で前記掛止部を固定する前面側基部と、前記基部から前記下面壁側に向けて突出する取付部とを有してなり、前記固定補助部材は、前記取付部を挿入可能とする第1挿入部と、前記取付部より外形の小さい第2挿入部とを連続して形成してなり、前記固定補助部材を前記ライン取手の長手方向に摺動させることで、前記取付部を介して前記固定補助部材を弾性変形により膨出させ、前記固定補助部材又は、前記固定補助部材及び前記基部の少なくとも一部にて、前記持ち手部と前記後面壁を押圧して固定するものである。
また、本発明の請求項2に記載の収納扉用タオルハンガーは、収納扉の扉本体の上方側に位置する下面壁と、下面壁の後端側から少なくとも上方に延びる後面壁と、下面壁の前端側から少なくとも上方に延びる持ち手部とを有するレール状のライン取手に装着され、固定補助部材を介して前記ライン取手に固定される固定部と、前記固定部の前方側に延出されてタオルを掛止する掛止部とを備え、前記固定部は、前記持ち手部の上方に位置する基部の前方側にて前記持ち手部の前面側で前記掛止部を固定する前面側基部と、前記基部から前記下面壁側に向けて突出する取付部とを有してなり、前記固定補助部材は、前記取付部を挿入可能とする第1挿入部と、前記取付部より外形の小さい第2挿入部とを連続して形成してなり、前記固定補助部材を前記ライン取手の長手方向に摺動させることで、前記取付部を介して前記固定補助部材を弾性変形により膨出させて前記持ち手部の後面側を押圧するとともに、前記前面側基部が前記持ち手部の前面側又は前記扉本体を押圧することで固定するものである。
また、本発明の請求項3に記載の収納扉用タオルハンガーは、請求項1又は請求項2に記載の収納扉用タオルハンガーにおいて、前記基部又は前記固定補助部材に前記下面壁を支持する支持片が形成されるものである。
また、本発明の請求項4に記載の収納扉用タオルハンガーは、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の収納扉用タオルハンガーにおいて、前記前面側基部に前記扉本体と当接する当接部が形成されるものである。
また、本発明の請求項5に記載の収納扉用タオルハンガーは、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の収納扉用タオルハンガーにおいて、前記前面側基部の後面側は、前記持ち手部の形状に沿うように形成されるものである。
また、本発明の請求項6に記載の収納扉用タオルハンガーは、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の収納扉用タオルハンガーにおいて、前記固定補助部材の側面に前記ライン取手と当接する突状部が形成されるものである。
本発明の収納扉用タオルハンガーでは、固定補助部材をライン取手の長手方向に摺動させることで、取付部を介して固定補助部材を弾性変形により膨出させ、ライン取手に対して押圧して固定することができる。これにより、固定補助部材を摺動させるという簡便な作業のみで、着脱可能に装着することができるとともに、強固に固定することができる。
また、固定部における基部の一部を後面壁に当接させ、前面側基部を扉本体に当接させる構造としたことから、掛止箇所を中心として上下方向へ回動作用するモーメントを当接箇所により分散させ、掛止箇所の耐久性を向上させることができる。
本発明の実施例1における収納扉用タオルハンガーを収納扉に設置した状態斜視図である。 本発明の実施例1における収納扉用タオルハンガーの分解斜視図である。 本発明の実施例1における収納扉用タオルハンガーの図1のA−A拡大断面図である。 本発明の実施例1における収納扉用タオルハンガーの固定補助部材の斜視図である。 本発明の実施例2における収納扉用タオルハンガーを収納扉に設置した際の拡大縦断面図である。 本発明の実施例3における収納扉用タオルハンガーを収納扉に設置した際の拡大縦断面図である。 本発明の実施例3における別仕様の収納扉用タオルハンガーを収納扉に設置した状態斜視図である。 本発明の実施例3における別仕様の収納扉用タオルハンガーの分解斜視図である。 本発明の実施例3における別仕様の収納扉用タオルハンガーの図7のA−A拡大断面図である。 本発明の実施例4における収納扉用タオルハンガーを収納扉に設置した際の拡大縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態における収納扉用タオルハンガーを図面に従って説明する。当該収納扉用タオルハンガーが収納扉に設置された状態において、天井側を上方とし、床面側を下方とする。また、タオルが掛けられる側を前方とし、収納スペース側を後方とし、掛けられるタオルの幅方向を左右方向とする。
当該収納扉50は、図1及び図3に示すようにして、収納スペースを覆う扉本体51と、扉本体51の上端に設置され、取手となるライン取手52とから構成される。また、ライン取手52は、扉本体51の上端に位置する下面壁53と、下面壁の53の前方端部から少なくとも上方へと延設される持ち手部54と、下面壁53の後方端部から少なくとも上方へと延設される後面壁55とを有してなり、略L字状に形成される。
当該ライン取手52は、例えばアルミニウム等の金属部材から形成されたものであってもよいし、木製等の収納扉50の上方側を刳り抜いてライン取手52を形成してもよいものである。すなわち、扉本体51とライン取手52とを一体に形成したものを含む趣旨である。また、下面壁53が湾曲した略J字状のライン取手52も当然に含むものである。
このようなライン取手52において、固定補助部材を介してライン取手に固定される固定部と、固定部の前方側に延出されてタオルを掛止する掛止部とを備える収納扉用タオルハンガーであって、固定部は、持ち手部の上方に位置する基部の前方側にて持ち手部の前面側で掛止部を固定する前面側基部と、基部から下面壁側に向けて突出する取付部とを有してなり、固定補助部材は、取付部を挿入可能とする第1挿入部と、取付部より外形の小さい第2挿入部とを連続して形成してなり、固定補助部材をライン取手の長手方向に摺動させることで、取付部を介して固定補助部材を弾性変形により膨出させ、ライン取手に対して押圧して固定するものである。
本発明に係る収納扉用タオルハンガーHは、図1から図3に示すように、ライン取手52に固定される固定部10と、固定部10の前方側に延出されてタオル(図示しない)が掛けられる掛止部20と、ライン取手52に対して固定部10を固定する固定補助部材30とから構成される。
固定部10は、ライン取手52に着脱可能に固定されるとともに、掛止部20を固定するものであり、本実施例においては、例えばアルミニウムから構成される。当該固定部10は、ライン取手52の下面壁53、持ち手部54及び後面壁55によって形成される収容空間56内、又はその上方に配置され、固定補助部材30を介して収容空間56内から持ち手部54及び後面壁55を押圧する力、すなわち外側方向に作用する押圧力を利用して固定されるものである。
固定部10は、収納扉用タオルハンガーHを収納扉50に設置させた状態において、持ち手部54の上方に位置する基部11と、基部11の前方側から延設されて、持ち手部54の前方側で下方に延びる前面側基部12と、基部11の下面にて固定補助部材30を固定する取付部13とを備えてなる。
基部11は、下面壁53の一部及び持ち手部54の上方を覆うように形成され、例えば略四角形状に形成される。また、基部11の下面には、後述する取付部材40との係合手段となる雌ネジ等が内部に形成された取付部13が固定される。当該取付部13は、先端部を基部11内に埋設するように設けてもよいし、基部11に対して一体に成形してもよいものである。また、基部11の肉厚は、取付部13及び取付部材40の係合部の寸法によってその強度を考慮して適宜の厚みとすることができる。
前面側基部12は、基部11から延設されて、持ち手部54の前方側で下方に延びてなり、外観上の美観を向上させる為に持ち手部54を覆うようにして形成されることが望ましいものである。
また、当該前面側基部12の後方側には、持ち手部54の形状に沿うように膨出部14を形成することもできるし、当該膨出部14は持ち手部54に当接するように形成することもできる。更に、膨出部14から下方にかけては、扉本体51と当接するよう折曲される当接部15が形成される。これにより、掛止部20に掛けられるタオルの荷重により掛止箇所を中心として下方へ回動作用するモーメントを持ち手部54、扉本体51に当接させることにより収納扉50側へ分散させ、掛止箇所の耐久性を向上させることができる。
更に、前面側基部12の左右側には、図2に示すように、掛止部20をネジ等で取り付ける為の取付孔16が複数箇所形成される。また、掛止部20を接着等の固着手段により設置することで十分な強度を確保できる際には、取付孔16を設けることなく、膨出部14及び当接部15と対向する前面側基部12の前方側に掛止部20を設置することもできる。
掛止部20は、両端部に固定部10が設置されるとともに、固定部10の前方側に延出されてタオルが掛けられるものである。本実施例においては、掛止部20は、例えばアルミニウムから構成され、直線部の両端部を湾曲させた形状とされるが、美観を向上させる観点から直線部に換えて波型状とすることもできるし、これに限られるものではない。
固定補助部材30は、固定部10に摺動可能に設置され、これにより固定部10をライン取手52に固定するものである。当該固定補助部材30は、図2から図4に示すように、少なくとも挿入部33を有する嵌合体31から構成され、例えば合成樹脂、合成ゴム等の弾性変形可能な部材で形成される。
具体的には、固定部10をライン取手52に設置した状態において、固定補助部材30は収容空間56内における持ち手部54と後面壁55との間隙であって、好ましくは雄ネジ等の取付部材40を介して固定部10の取付部13に設置されることで、ライン取手52の長手方向に沿って摺動可能とされる。よって、嵌合体31は、当該間隙に収容し得る形状を備えてなり、例えば略四角形状に形成される。
また、基部11の左右両端から露呈するようにして嵌合体31の端部から折曲される把持部32を形成することもできる。これにより、把持部32を摘むことで、固定部10に対する固定補助部材30の摺動操作を容易に行うことができる。
更に、嵌合体31には、取付部13を挿入可能とする第1挿入部34と、取付部14の外形より小さい寸法の第2挿入部35が連続することで構成される挿入部33が形成される。
当該挿入部33は、図4(a)に示すようにして、第1挿入部34から嵌合体31の左右方向に沿って第2挿入部35を形成してもよいし、同図(b)に示すように、第1挿入部34から徐々に寸法を小さくした第2挿入部35を形成してもよく、これに限られない。また、同図(c)に示すようにして、第1挿入部34が嵌合体31の端部に位置するよう挿入部33を形成してもよいものである。係る際には、把持部32は挿入部33の位置と対向する他端部にのみ設けられる。
換言すると、嵌合体31に取付部13を挿入可能とする第1挿入部34と、固定補助部材30を摺動させることで取付部13によって押圧され弾性変形して外側方向に寸法が拡大される第2挿入部35とが連続して形成されていればよい趣旨である。更に、挿入部33は、嵌合体31の前後方向に対して一端部側に形成することもできる。これにより、後述する実施例において、下面壁53の幅が異なるライン取手52であっても対応可能となる。
また、嵌合体31における前後方向の側面の少なくともいずれか一方に突状部36を設けることもできる。当該突状部36は、左右方向に連続するものであっても、分断されるものであってもよいし、その形状においても特に制限されるものではない。これにより、持ち手部54、後面壁55への接触面積を増大させることができる。
このようにして構成される収納扉用タオルハンガーHは、図1及び図3に示すように、次のようにして取り付けられる。まず、掛止部20の両端部に固定部10を夫々設置するとともに、各固定部10の取付部13に固定補助部材30を設置する。具体的には、第1挿入部34に取付部13を挿入させるとともに、取付部材40を介して摺動可能となるよう各固定部10に装着する。図4(c)に示すように、挿入部33が嵌合体31の端部に位置するよう形成される固定補助部材30においては、予め取付部13に装着しなくてもよいものである。
そして、固定部10をライン取手52に配置する。具体的には、固定部10の前面側基部12にて持ち手部54を覆うとともに、当接部15を扉本体51に当接させた状態とする。
次に、固定部10に対して固定補助部材30をライン取手52の長手方向に摺動させ、取付部13を第1挿入部34から第2挿入部35の領域に配置させることで、取付部13を第2挿入部35へ圧入し、当該箇所の嵌合体31を外側方向へ弾性変形させてその寸法を拡大させ、取付部13と持ち手部54、取付部13と後面壁55との間隙に圧入させる。
これにより、固定補助部材30を介して収容空間56内から持ち手部54及び後面壁55を押圧する力、すなわち外側方向に作用する押圧力を利用して固定部10がライン取手52に固定されるものである。
以上、説明した本発明に係る収納扉用タオルハンガーHによれば、固定部10に対して固定補助部材30を摺動させるという簡便な作業のみで、固定部10をライン取手52に固定することができる。
また、固定部10における前面側基部12の当接部15を扉本体51に当接させる構造としたことから、掛止箇所を中心として下方へ回動作用するモーメントを当接箇所により分散させ、掛止箇所の耐久性を向上させることができる。
本発明の実施例2に係る収納扉用タオルハンガーH1について、図5に基づいて説明する。本実施例2における収納扉用タオルハンガーH1は、実施例1における構造と略同様であるが、固定補助部材30におけるライン取手52への固定構造が実施例1と相違するものである。詳細につき、以下に固定部10及び固定補助部材30についてのみ説明する。
実施例2における固定部10は、図5に示すように、基部11から下面壁53側へ下面側基部11aが延設して設けられる。当該下面側基部11aは、持ち手部54との接触面積を増やす観点から、可能な範囲において持ち手部54の後方側の形状に沿うよう形成することが望ましいものである。
また、下面側基部11aの下方側は、下面壁53及び持ち手部54に当接するようにして形成し、すなわち、両者の境界部に沿うような形状で形成することもできる。これにより、固定部10の前方側において、ライン取手52に対して位置決めが容易となる。このようにして、下面壁53に対する位置決めとなる際の下面側基部11aは支持片とされる。
また、実施例2における固定補助部材30は、収容空間56内において、後面壁55のみを押圧することから、実施例1における固定補助部材30と比較してその形状は小さいものとなる。すなわち、下面側基部11aの形状を考慮した上で、収容空間56内に収容し得る形状であればよい趣旨である。
このようにして構成される実施例2に係る収納扉用タオルハンガーH1は、実施例1と同様にして、固定部10をライン取手52に配置する。具体的には、固定部10の前面側基部12にて持ち手部54を覆うとともに、下面側基部11aを持ち手部54、又は下面壁53及び持ち手部54に当接させた状態とする。すなわち、基部11の少なくとも一部を持ち手部54に当接させた状態とする。この際、前面側基部12と下面側基部11aとの間隙に持ち手部54を配置させることから、持ち手部54の形状に伴い、膨出部14及び当接部15は可能な範囲において設ければよいものである。
そして、固定部10に対して固定補助部材30をライン取手52の長手方向に摺動させ、取付部13を第1挿入部34から第2挿入部35の領域に配置させることで、取付部13を第2挿入部35へ圧入し、当該箇所の嵌合体31を外側方向へ弾性変形させてその寸法を拡大させ、取付部13と後面壁55との間隙に圧入させる。
これにより、固定補助部材30を介して収容空間56内から後面壁55を押圧する力と、前面側基部12を介して収容空間56内から持ち手部54を押圧する力の双方、すなわち外側方向に作用する押圧力を利用して固定部10がライン取手52に固定されるものである。このようにして構成される実施例2に係る収納扉用タオルハンガーH1においても、実施例1と同様の効果を奏することができる。
本発明の実施例3に係る収納扉用タオルハンガーH2について、図6から図9に基づいて説明する。本実施例3における収納扉用タオルハンガーH2は、実施例1及び実施例2における構造と略同様であるが、固定補助部材30におけるライン取手52への固定構造が実施例1及び実施例2と相違するものである。詳細につき、以下に固定部10及び固定補助部材30についてのみ説明する。
実施例3における固定部10は、図6に示すように、基部11が後方へ延設されるようにして形成され、後面壁55に当接する後面側基部11bが設けられる。当該後面側基部11bは後面壁55に当接すればよい趣旨であり、これに限られることなく、後面壁55の前方側で上方又は下方に延設して形成することもできるし、図7から図9に示すように、上下方向に延設して形成することもできる。更には、後面側基部11bは、後面壁55との接地面積を増やす観点から、可能な範囲において後面壁55の形状に沿うよう形成することが望ましいものである。具体的には、後面側基部11bの形状を傾斜状に形成することもできる。
例えば、図9に示すように、後面側基部11bの上方側は、後面壁55の高さより低く形成されるとともに、後面壁55に当接するようにして形成される。また、後面壁55が後方側へ傾斜する際には、突部11cを設けて当接させるようにすることもできる。これにより、掛止箇所を中心として上方へ回動作用するモーメントを後面壁55に当接させることにより分散させ、掛止箇所の耐久性を向上させることができる。
また、同図に示すように、例えば、後面側基部11bの下方側は、下面壁53及び後面壁55に当接するようにして形成し、すなわち、両者の境界部に沿うような形状で形成することもできる。これにより、固定部10の後方側において、ライン取手52に対して位置決めが容易となる。このようにして、下面壁53に対する位置決めとなる際の後面側基部11bは支持片とされる。
また、実施例3における固定補助部材30は、収容空間56内において、持ち手部54のみを押圧することから、実施例1における固定補助部材30と比較してその形状は小さいものとなる。すなわち、後面側基部11bの形状を考慮した上で、収容空間56内に収容し得る形状であればよい趣旨である。
このようにして構成される実施例3に係る収納扉用タオルハンガーH2は、実施例1及び実施例2と同様にして、固定部10をライン取手52に配置する。具体的には、固定部10の前面側基部12にて持ち手部54を覆うとともに、当接部15を扉本体51に当接させた状態とし、後面側基部11bを後面壁55、又は下面壁53及び後面壁55に当接させた状態とする。すなわち、基部11の少なくとも一部を後面壁55に当接させた状態とする。
そして、固定部10に対して固定補助部材30をライン取手52の長手方向に摺動させ、取付部13を第1挿入部34から第2挿入部35の領域に配置させることで、取付部13を第2挿入部35へ圧入し、当該箇所の嵌合体31を外側方向へ弾性変形させてその寸法を拡大させ、取付部13と持ち手部54との間隙に圧入させる。
これにより、固定補助部材30を介して収容空間56内から持ち手部54を押圧する力と、後面側基部11bを介して収容空間56内から後面壁55を押圧する力の双方、すなわち外側方向に作用する押圧力を利用して固定部10がライン取手52に固定されるものである。
このようにして構成される実施例3に係る収納扉用タオルハンガーH2においても、実施例1及び実施例2と同様の効果を奏することができる。また、固定部10における後面側基部11bを後面壁55に当接させる構造としたことから、実施例1の効果と比較して、更に掛止箇所を中心として上方へ回動作用するモーメントを当接箇所により分散させ、掛止箇所の耐久性を向上させることができる。
本発明の実施例4に係る収納扉用タオルハンガーH3について、図10に基づいて説明する。本実施例4における収納扉用タオルハンガーH3は、実施例1から実施例3における構造と略同様であるが、固定補助部材30におけるライン取手52への固定構造が実施例1から実施例3と相違するものである。詳細につき、以下に固定部10と固定補助部材30についてのみ説明する。
実施例4における固定部10は、図10に示すように、実施例1における固定部10と略同様の形状からなる。また、実施例4における固定補助部材30は、収容空間56内において、持ち手部54のみを押圧することから、実施例1における固定補助部材30と比較して小さいものとなる。
このようにして構成される実施例4に係る収納扉用タオルハンガーH3は、実施例1から実施例3と同様にして、固定部10をライン取手52に配置する。具体的には、固定部10の前面側基部12にて持ち手部54を覆い、持ち手部54の前面側に当接させるとともに、当接部15を扉本体51に当接させた状態とする。
そして、固定部10に対して固定補助部材30をライン取手52の長手方向に摺動させ、取付部13を第1挿入部34から第2挿入部35の領域に配置させることで、取付部13を第2挿入部35へ圧入し、当該箇所の嵌合体31を外側方向へ弾性変形させてその寸法を拡大させ、取付部13と持ち手部54の後面側との間隙に圧入させる。
これにより、固定補助部材30を介して収容空間56内から持ち手部54を押圧する力、すなわち外側方向に作用する押圧力を利用することで持ち手部54が固定補助部材30と少なくとも前面側基部12により挟持され、固定部10がライン取手52に固定されるものである。
このようにして構成される実施例4に係る収納扉用タオルハンガーH3においても、実施例1から実施例3と同様の効果を奏することができる。また、固定部10における前面側基部12の当接部15を扉本体51に当接させる構造としたことから、掛止箇所を中心として下方へ回動作用するモーメントを当接箇所により分散させ、掛止箇所の耐久性を向上させることができる。
当該発明は、上述の実施形態の構成に限定されるものではなく、基部11、前面側基部12、基部の一部とされる下面側基部11a、後面側基部11b及び固定補助部材30の形状、寸法、材質等を適宜変更して実施することが可能である。例えば、実施例1及び実施例2において、実施例3と同様にして上方への回動防止の為、基部11の一部を後面壁55に当接させてもよいものである。
また、実施例1及び実施例4において、実施例2及び実施例3と同様にして、下面壁53を支持する支持片を基部11の適宜箇所に設けてもよいものである。更には、実施例1から実施例4において、当該支持片を基部11に換えて固定補助部材30に設けてもよいものである。
また、その他、一部構成を省略することができるし、一部抽出した構成とすることができるのは勿論である。
H、H1、H2、H3 収納扉用タオルハンガー
10 固定部
11 基部
12 前面側基部
13 取付部
14 膨出部
15 当接部
16 取付孔
20 掛止部
30 固定補助部材
31 嵌合体
32 把持部
33 挿入部
34 第1挿入部
35 第2挿入部
40 取付部材
50 収納扉
51 扉本体
52 ライン取手
53 下面壁
54 持ち手部
55 後面壁
56 収容空間


Claims (6)

  1. 収納扉の扉本体の上方側に位置する下面壁と、下面壁の後端側から少なくとも上方に延びる後面壁と、下面壁の前端側から少なくとも上方に延びる持ち手部とを有するレール状のライン取手に装着され、固定補助部材を介して前記ライン取手に固定される固定部と、前記固定部の前方側に延出されてタオルを掛止する掛止部とを備える収納扉用タオルハンガーであって、
    前記固定部は、前記持ち手部の上方に位置する基部の前方側にて前記持ち手部の前面側で前記掛止部を固定する前面側基部と、前記基部から前記下面壁側に向けて突出する取付部とを有してなり、
    前記固定補助部材は、前記取付部を挿入可能とする第1挿入部と、前記取付部より外形の小さい第2挿入部とを連続して形成してなり、
    前記固定補助部材を前記ライン取手の長手方向に摺動させることで、前記取付部を介して前記固定補助部材を弾性変形により膨出させ、前記固定補助部材又は、前記固定補助部材及び前記基部の少なくとも一部にて、前記持ち手部と前記後面壁を押圧して固定することを特徴とする収納扉用タオルハンガー。
  2. 収納扉の扉本体の上方側に位置する下面壁と、下面壁の後端側から少なくとも上方に延びる後面壁と、下面壁の前端側から少なくとも上方に延びる持ち手部とを有するレール状のライン取手に装着され、固定補助部材を介して前記ライン取手に固定される固定部と、前記固定部の前方側に延出されてタオルを掛止する掛止部とを備える収納扉用タオルハンガーであって、
    前記固定部は、前記持ち手部の上方に位置する基部の前方側にて前記持ち手部の前面側で前記掛止部を固定する前面側基部と、前記基部から前記下面壁側に向けて突出する取付部とを有してなり、
    前記固定補助部材は、前記取付部を挿入可能とする第1挿入部と、前記取付部より外形の小さい第2挿入部とを連続して形成してなり、
    前記固定補助部材を前記ライン取手の長手方向に摺動させることで、前記取付部を介して前記固定補助部材を弾性変形により膨出させて前記持ち手部の後面側を押圧するとともに、前記前面側基部が前記持ち手部の前面側又は前記扉本体を押圧することで固定することを特徴とする収納扉用タオルハンガー。
  3. 前記基部又は前記固定補助部材に前記下面壁を支持する支持片が形成される請求項1又は請求項2に記載の収納扉用タオルハンガー。
  4. 前記前面側基部に前記扉本体と当接する当接部が形成される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の収納扉用タオルハンガー。
  5. 前記前面側基部の後面側は、前記持ち手部の形状に沿うように形成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の収納扉用タオルハンガー。
  6. 前記固定補助部材の側面に前記ライン取手と当接する突状部が形成される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の収納扉用タオルハンガー。
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