JP6096545B2 - オイルポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジングに収容されたアウターロータ及びインナーロータを有するオイルポンプに関する。
従来、この種のオイルポンプとして、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。このオイルポンプは、トロコイドポンプであり、吸入ポート及び吐出ポートが形成されたハウジングと、ハウジングの内周面に外周面が摺接するアウターロータと、アウターロータの内側に偏心した状態で設けられたインナーロータを有している。トロコイドポンプでは、インナーロータが回転することにより、インナーロータとアウターロータの間に画成された油室の容積を増減させることによって、オイルが吸入ポートから吸入されるとともに、吸入されたオイルが吐出ポートに吐出される。また、吐出ポートへのオイルの吐出に伴い、オイルの吐出圧がアウターロータに作用することによって、ハウジングの内周面がアウターロータに押圧される。
また、ハウジングの内周面には、縦溝が形成されており、この縦溝は、吐出ポートに連通しており、ハウジングの内周面のうちの上述した吐出圧によるアウターロータの押圧力が作用する部分に配置されている。以上の構成により、吐出ポートに吐出されたオイルの一部は、縦溝を介して、ハウジングの内周面のうちのアウターロータの押圧力が作用する部分に供給される。これにより、従来のオイルポンプでは、ハウジングとアウターロータの間を適切に潤滑するようにしている。
特開2002−098064号公報
上述したように、従来のオイルポンプでは、吐出ポートに連通する縦溝をハウジングの内周面に形成しているにすぎないので、吐出ポートに吐出されたオイルが常に、ハウジングとアウターロータの間に供給される。これにより、吐出されたオイルが無駄に供給されることによって、オイルポンプの効率が低下してしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、吐出されたオイルの一部をハウジングとアウターロータの間の隙間に無駄なく適切に供給でき、それにより、効率を向上させることができるとともに、寿命を延ばすことができるオイルポンプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明によるオイルポンプ1は、吸入ポート4b及び吐出ポート4cを有するハウジング4と、ハウジング4内に回転自在に設けられ、外周面がハウジング4の内周面に摺接するアウターロータ5と、アウターロータ5の内側に、アウターロータ5に対して偏心した状態で回転自在に設けられ、回転により、アウターロータ5との間に画成された油室OCの容積を増減させることによって、吸入ポート4bからオイルを吸入するとともに、吸入されたオイルを吐出ポート4cに吐出するためのインナーロータ6と、ハウジング4の内周面のうちの吐出ポート4c側の部分とアウターロータ5の外周面との間の隙間と、オイルが吐出される吐出側部位(実施形態における(以下、本項において同じ)吐出通路OUT)とを連通する連通路11(オイル案内溝4d、連通孔4e)と、連通路11の開度を変更するための開度変更手段(ECU2、開閉弁12)と、吐出側部位における油圧の変化率を表す油圧変化率パラメータを検出する油圧変化率パラメータ検出手段(スロットル弁開度センサ42、第1回転数センサ43、第2回転数センサ44、ECU2、ステップ1)と、を備え、開度変更手段は、連通路11を開閉するオン/オフ式の開閉弁12を有し、検出された油圧変化率パラメータΔPHで表される吐出側部位における油圧の変化率が所定値ΔPHREF以上のときに、開閉弁12を開く(ステップ3)ことを特徴とする。
この構成によれば、インナーロータが回転することにより、アウターロータとの間に画成された油室の容積が増減することによって、吸入ポートからオイルが吸入されるとともに、吸入されたオイルが吐出ポートに吐出される。以上の構成上、吐出ポートへのオイルの吐出に伴い、オイルの吐出圧は、アウターロータを、吐出ポートから径方向の外方に押圧するように作用する。また、吐出されたオイルの一部は、ハウジングの内周面とアウターロータの外周面の間の隙間に回り込み、アウターロータを径方向の内方に押圧するように作用する。
オイルポンプが定常運転状態にあるときには、オイルの吐出圧が一定であるため、上述したオイルの吐出圧による径方向の外方への押圧力(以下「外方押圧力」という)と、アウターロータの外周面に回り込んだオイルによる径方向の内方への押圧力(以下「内方押圧力」という)が、互いにほぼ釣り合う。このため、この場合には、アウターロータをハウジングに押し付ける力(以下「ロータ押付け力」という)が比較的小さく、それにより、両者の間の摺動部分における発熱や摩耗がほとんど発生しない。
また、上記の外方押圧力は、オイルの吐出圧に起因するものであるのに対して、内方押圧力は、アウターロータの外周面に回り込んだオイルの圧力に起因するものである。このため、オイルポンプが過渡運転状態にあり、その吐出圧が急増したときには、外方押圧力が内方押圧力よりも大きくなり、それによりロータ押付け力(アウターロータをハウジングに押し付ける力)が大きくなることによって、両者の間の摺動部分の発熱量や摩耗が大きくなる。
上述した構成によれば、ハウジングの内周面のうちの吐出ポート側の部分とアウターロータの外周面との間の隙間が、すなわち、ハウジングとアウターロータの間の隙間のうちの外方押圧力が作用する部分(以下「被押圧隙間部」という)が、オイルが吐出される吐出側部位に、連通路を介して連通している。これにより、吐出されたオイルの一部が連通路を介してこの被押圧隙間部に供給され、被押圧隙間部に供給されたオイルの圧力は、内方押圧力と同様、アウターロータを径方向の内方に押圧するように、すなわち外方押圧力と反対側に押圧するように作用する。
この場合、連通路の開度を開度変更手段によって変更することができる。このため、オイルポンプが定常運転状態にあることで外方押圧力と内方押圧力がほぼ釣り合っているときには、連通路を閉じることによって、被押圧隙間部へのオイルの無駄な供給を防止することができる。また、オイルの吐出圧が急増することで外方押圧力が内方押圧力よりも大きくなるようなときに、連通路を開度変更手段で開くことによって、吐出されたオイルの一部を連通路を介して被押圧隙間部に供給し、それにより、ロータ押付け力を小さくし、両者の間の摺動部分の発熱や摩耗を抑制することができる。以上により、吐出されたオイルの一部をハウジングとアウターロータの間の隙間に無駄なく適切に供給でき、それにより、オイルポンプの効率を向上させることができるとともに、オイルポンプの寿命を延ばすことができる。
また、前述した構成によれば、オイルが吐出される吐出側部位における油圧の変化率を表す油圧変化率パラメータが検出されるとともに、連通路がオン/オフ式の開閉弁によって開閉される。また、検出された油圧変化率パラメータで表される吐出側部位における油圧の変化率が所定値以上のときに、すなわち、オイルの吐出圧が急増しているときに、開閉弁を開き、吐出されたオイルの一部を前述した被押圧隙間部に供給することができる。したがって、上述した効果、すなわち、吐出されたオイルの一部をハウジングとアウターロータの間の隙間に無駄なく適切に供給でき、それにより、オイルポンプの効率を向上させることができるとともに、寿命を延ばすことができるという効果を、適切に得ることができる。
前記の目的を達成するために、請求項に係る発明によるオイルポンプ51は、吸入ポート4b及び吐出ポート4cを有するハウジング4と、ハウジング4内に回転自在に設けられ、外周面がハウジング4の内周面に摺接するアウターロータ5と、アウターロータ5の内側に、アウターロータ5に対して偏心した状態で回転自在に設けられ、回転により、アウターロータ5との間に画成された油室OCの容積を増減させることによって、吸入ポート4bからオイルを吸入するとともに、吸入されたオイルを吐出ポート4cに吐出するためのインナーロータ6と、ハウジング4の内周面のうちの吐出ポート4c側の部分とアウターロータ5の外周面との間の隙間と、オイルが吐出される吐出側部位(実施形態における(以下、本項において同じ)吐出通路OUT)とを連通する連通路11(オイル案内溝4d、連通孔4e)と、連通路11の開度を変更するための開度変更手段(ECU2、調整弁52)と、吐出側部位における油圧の変化率を表す油圧変化率パラメータを検出する油圧変化率パラメータ検出手段(スロットル弁開度センサ42、第1回転数センサ43、第2回転数センサ44、ECU2、ステップ1)と、を備え、開度変更手段は、連通路11の開度を調整可能な調整弁52を有し、検出された油圧変化率パラメータΔPHに基づいて、調整弁52を制御する(ステップ11)ことを特徴とする。
この構成によれば、オイルが吐出される吐出側部位における油圧の変化率を表す油圧変化率パラメータが検出されるとともに、検出された油圧変化率パラメータに基づき、調整弁によって、連通路の開度が調整される。これにより、オイルの吐出圧の変化状態に応じて、前述した吐出側部位から被押圧隙間部へのオイルの供給量を制御することができるので、請求項1に係る発明による効果、すなわち、吐出されたオイルの一部をハウジングとアウターロータの間の隙間に無駄なく適切に供給でき、それにより、オイルポンプの効率を向上させることができるとともに、寿命を延ばすことができるという効果を、適切に得ることができる。
請求項に係る発明は、請求項に記載のオイルポンプ51において、開度変更手段は、検出された油圧変化率パラメータΔPHで表される吐出側部位における油圧の変化率が大きいほど、連通路11の開度がより大きくなるように、調整弁52を制御することを特徴とする。
前述したように、外方押圧力がオイルの吐出圧に起因するものであるのに対して、内方押圧力がアウターロータの外周面に回り込んだオイルの圧力に起因するものであるため、オイルの吐出圧の増加度合が大きいほど、外方押圧力と内方押圧力との差がより大きくなるので、ロータ押付け力を小さくするのに必要な被押圧隙間部へのオイルの供給量は、より大きくなる。
上述した構成によれば、吐出側部位における油圧の変化率が大きいほど、連通路の開度がより大きくなるように、調整弁を制御するので、オイルの吐出圧の増加度合が大きいほど、吐出側部位から被押圧隙間部に供給されるオイルの供給量を大きくすることができる。したがって、ハウジングとアウターロータの間の隙間に供給されるオイルの供給量を、上述したオイルの吐出圧の増加度合、外方押圧力及び内方押圧力の関係に見合うように、きめ細かく適切に制御することができる。これにより、オイルポンプの効率を向上させることができるとともに、寿命を延ばすことができるという効果を、より有効に得ることができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載のオイルポンプ1、51において、連通路は、ハウジング4の内周面のうちのアウターロータ5の外周面と対向する部分に形成されたオイル案内溝4dを有し、オイル案内溝4dは、周方向に延びるとともに、吐出ポート4cと周方向の同じ位置に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、連通路が、ハウジングの内周面のうちのアウターロータの外周面と対向する部分に形成されたオイル案内溝を有している。また、このオイル案内溝が、周方向に延びるとともに、吐出ポートと周方向の同じ位置に配置されているので、吐出側部位からのオイルを、連通路を介して被押圧隙間部により適切に供給し、それによりロータ押付け力をより適切に小さくすることができ、ひいては、前述したオイルポンプの寿命を延ばすことができるという効果を有効に得ることができる。
本発明の第1実施形態によるオイルポンプを適用した油圧回路を概略的に示す図である。 第1実施形態によるECUなどを示すブロック図である。 第1実施形態によるオイルポンプを示す断面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 第1実施形態のECUによって実行される制御処理を示すフローチャートである。 オイルポンプの定常運転状態における外方押圧力と内方押圧力の関係を説明するための図である。 本発明の第2実施形態によるオイルポンプを示す断面図である。 第2実施形態によるECUなどを示すブロック図である。 第2実施形態のECUによって実行される制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1に示す油圧回路は、車両の駆動系に油圧を供給するためのものであり、本発明の第1実施形態によるオイルポンプ1やPH制御弁(PH REG VLV)21を備えている。オイルポンプ1は、吸入通路INや吐出通路OUTを有しており、その詳細な説明については後述する。吸入通路INはリザーバRに、吐出通路OUTはPH制御弁21に、それぞれ接続されている。オイルポンプ1は、リザーバRに貯留されたオイル(作動油)を吸入通路INから吸入し、吐出通路OUTを介してPH制御弁21に吐出する。
PH制御弁21は、スプール弁で構成されており、複数の油路を介して、DR油室31、DN油室32、LC油室33、FWD油室34及びRVS油室35に接続されている。オイルポンプ1からの油圧は、PH制御弁21によって調整された状態で、これらの油室31〜35に供給される。
DR油室31及びDN油室32は、ベルト式の無段変速機の入力側及び出力側のプーリ(いずれも図示せず)にそれぞれ設けられている。この無段変速機は、車両に動力源として搭載されたエンジンの動力を無段階に変速して車両の駆動輪(いずれも図示せず)に伝達するためのものであり、エンジンと駆動輪の間に設けられている。DR油室31への油圧の供給により入力側のプーリの有効径が、DN油室32への油圧の供給により出力側のプーリの有効径が、それぞれ変化し、ひいては、無段変速機の変速比が変更される。
PH制御弁21とDR油室31を接続する油路の途中には、DR調圧弁(DR REG VLV)22が、PH制御弁21とDN油室32を接続する油路の途中には、DN調圧弁(DN REG VLV)23が、それぞれ設けられている。これらのDR調圧弁22及びDN調圧弁23は、スプール弁で構成されており、PH制御弁21から供給される油圧によって駆動される。PH制御弁21からDR調圧弁22及びDN調圧弁23に供給される油圧は、第1電磁弁(LS-DR )SV1及び第2電磁弁(LS-DN )SV2によってそれぞれ変更される。これにより、DR調圧弁22及びDN調圧弁23の開度がそれぞれ変更されることによって、PH制御弁21からDR油室31及びDN油室32に供給される油圧がそれぞれ変化し、ひいては、無段変速機の変速比が制御される。
LC油室33は、トルクコンバータのロックアップクラッチに設けられている(いずれも図示せず)。トルクコンバータは、上述したエンジンから入力されたトルクを変換して駆動輪に伝達するためのものであり、エンジンと無段変速機の間に設けられている。ロックアップクラッチの締結度合は、LC油室33への油圧の供給によって変更される。
PH制御弁21とLC油室33を接続する油路の途中には、LC制御弁(LC CTL VLV)24が設けられている。このLC制御弁24は、スプール弁で構成されており、PH制御弁21から供給される油圧によって駆動される。PH制御弁21からLC制御弁24に供給される油圧は、第3電磁弁(LS-LCC)SV3によって変更される。これにより、LC制御弁24の開度が変更されることによって、PH制御弁21からLC油室33に供給される油圧が変化し、ひいては、ロックアップクラッチの締結度合が制御される。
FWD油室34及びRVS油室35は、前後進切換機構の前進クラッチ及び後進ブレーキ(いずれも図示せず)にそれぞれ設けられている。前後進切換機構は、エンジンから駆動輪に伝達される動力の回転方向を変更するためのものであり、上述したトルクコンバータと無段変速機の間に設けられている。前進クラッチの締結及び後進ブレーキの解放によって、エンジンの動力は、その回転方向が変更されずに駆動輪に伝達され、それにより、車両が前進する。また、前進クラッチの解放及び後進ブレーキの締結によって、エンジンの動力は、その回転方向が逆転方向に変更された状態で駆動輪に伝達され、それにより、車両が後進する。
PH制御弁21とFWD油室34及びRVS油室35とを接続する油路の途中には、上流側から順に、第4電磁弁(LS-CPC)SV4及びマニュアル弁(MAN VLV )25が設けられている。マニュアル弁25は、スプール弁で構成され、油圧の供給先として、車両の運転者に操作されるシフトレバー(図示せず)のシフト位置がドライブ、スポーツ又はローにあるときには、FWD油室34を選択し、リバースにあるときには、RVS油室35を選択する。PH制御弁21からFWD油室34及びRVS油室35に供給される油圧は、第4電磁弁SV4によってそれぞれ変更され、ひいては、前進クラッチ及び後進ブレーキの締結・解放がそれぞれ制御される。
図2に示すように、第1〜第4電磁弁SV1〜SV4は、後述するECU2に接続されており、ECU2によって第1〜第4電磁弁SV1〜SV4の開度が制御される。
次に、図3を参照しながら、オイルポンプ1について説明する。オイルポンプ1は、エンジンを動力源とするトロコイドポンプであり、図3に示すように、ハウジング4と、ハウジング4に収容されたアウターロータ5及びインナーロータ6を備えている。ハウジング4には、断面円形の収容穴4aが形成されている。また、収容穴4aを画成する底壁には、吸入ポート4b及び吐出ポート4cが形成されており、両者4b、4cは、周方向の互いに異なる所定の位置に配置されている。吸入ポート4bは前述した吸入通路INに、吐出ポート4cは吐出通路OUTに、それぞれ連通している。
また、図4に示すように、ハウジング4の内周面、すなわち収容穴4aを画成する周壁には、アウターロータ5の外周面と対向する部分に、オイル案内溝4dが形成されている。オイル案内溝4dは、周方向に延びており、吐出ポート4cと周方向の同じ位置に配置されている。さらに、ハウジング4には、オイル案内溝4dに連通する連通孔4eが形成されている。連通孔4eには、連通路11の一端部が接続されており、連通路11の他端部は、吐出通路OUTに接続されている。以上のように、オイル案内溝4dは、連通孔4e及び連通路11を介して、吐出通路OUTに連通している。
また、連通路11の途中には、これを開閉するための開閉弁12が設けられている。この開閉弁12は、ON/OFF式のソレノイド弁で構成され、ECU2に接続されており、その開閉動作がECU2によって制御される。
アウターロータ5は、円筒状に形成されており、その内周面には、7つの内歯5aが一体に設けられている。また、アウターロータ5は、ハウジング4の収容穴4aよりも短い長さで延び、その外周面がハウジング4の収容穴4aの内周面に摺接しており、ハウジング4に対して回転自在である。
インナーロータ6は、アウターロータ5の内側に、アウターロータ5に対して偏心した状態で設けられている。また、インナーロータ6は、ハウジング4に回転自在に支持された入力軸7に同軸状に固定されており、ハウジング4及びアウターロータ5に対して、入力軸7と一体に回転自在である。インナーロータ6の外周面には、6つの外歯6aが一体に設けられており、これらの外歯6aの一部は、アウターロータ5の内歯5aに噛み合っている。また、インナーロータ6とアウターロータ5の間には、油室OCが画成されている。なお、内歯5a及び外歯6aの数は、両者5a、6aが複数であり、かつ内歯5aが外歯6aよりも1つ多いという関係を満たすのであれば、任意である。
また、上記の入力軸7は、エンジンのクランク軸(図示せず)に連結されており、エンジンの運転中、図3に矢印付きの太い線で示すように、インナーロータ6とともに反時計回りに回転する。これにより、上記の油室OCのうちの吸入ポート4b側の部分の容積が増大することによって、吸入ポート4bから油室OCに、オイルが吸入されるとともに、吐出ポート4c側の部分の容積が減少することによって、吸入されたオイルが吐出ポート4cに吐出される。この吸入ポート4bからのオイルの吸入動作と、吐出ポート4cへのオイルの吐出動作は、入力軸7の回転中に繰り返し行われる。
また、図2に示すように、ECU2には、エンジン回転数センサ41からエンジンの回転数NEを表す検出信号が、出力される。さらに、ECU2には、スロットル弁開度センサ42から、エンジンのスロットル弁(図示せず)の開度(以下「スロットル弁開度」という)THを表す検出信号が、第1回転数センサ43から、前述した無段変速機の入力プーリの回転数を表す検出信号が、第2回転数センサ44から、出力プーリの回転数を表す検出信号が、それぞれ出力される。ECU2は、検出されたスロットル弁開度THに基づいて、スロットル弁開度変化率ΔTHを算出する。このスロットル弁開度変化率ΔTHは、スロットル弁開度THの変化率(単位時間当たりのスロットル弁開度THの変化量)である。また、ECU2は、検出された出力プーリの回転数に対する入力プーリの回転数の比を、無段変速機の変速比RATIOとして算出する。
ECU2にはさらに、アクセル開度センサ45から、車両のアクセルペダル(図示せず)の操作量(以下「アクセル開度」という)APを表す検出信号が、車速センサ46から、車両の速度である車速VPを表す検出信号が、それぞれ出力される。
ECU2は、I/Oインターフェース、CPU、RAM及びROMなどから成るマイクロコンピュータで構成されている。ECU2は、上述した各種のセンサ41〜46からの検出信号に応じ、ROMに記憶された制御プログラムに従って、エンジン、第1〜第4電磁弁SV1〜SV4の開度及び開閉弁12の動作を制御する。
具体的には、ECU2は、検出されたアクセル開度APに応じ、スロットル弁開度THを制御することによって、エンジンの出力を制御する。また、検出された車速VP及びスロットル弁開度THに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、目標変速比を算出するとともに、算出された目標変速比に、算出された変速比RATIOがなるように、第1及び第2電磁弁SV1、SV2の開度を制御する。
また、図5は、ECU2によって実行される制御処理を示している。本処理は、開閉弁12の動作を制御するためのものであり、所定時間(例えば100msec)ごとに繰り返し実行される。まず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)では、変速比RATIO及び算出されたスロットル弁開度変化率ΔTHに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、油圧変化率パラメータΔPHを算出する。
この油圧変化率パラメータΔPHは、吐出ポート4cに吐出された油圧の変化率(単位時間当たりの油圧の変化量)であり、油圧の増大中には正値になり、減少中には負値になる。また、上記のマップでは、油圧変化率パラメータΔPHは、スロットル弁開度変化率ΔTHが大きいほど、より大きな値に設定されており、また、無段変速機のシフトダウン時には変速比RATIOが大きいほど、シフトアップ時には変速比RATIOが所定の中間レシオから離れるほど、より大きな値に設定されている。これは、オイルポンプ1がエンジンを動力源として駆動されることと、スロットル弁開度変化率ΔTHが大きいほど、エンジンの出力の増加度合がより大きくなるためである。また、無段変速機の変速時には、入力側又は出力側のプーリの有効径を変更するために、DR油室31又はDN油室32に供給される油圧が大きくなるためである。
次いで、算出された油圧変化率パラメータΔPHが所定値ΔPHREF以上であるか否かを判別する(ステップ2)。この答がYES(ΔPH≧ΔPHREF)のときには、開閉弁12を開き(ステップ3)、本処理を終了する一方、NO(ΔPH<ΔPHREF)のときには、開閉弁12を閉じ(ステップ4)、本処理を終了する。
以上のように、第1実施形態によれば、インナーロータ6の回転により、アウターロータ5との間に画成された油室OCの容積が増減することによって、吸入ポート4bからオイルが吸入されるとともに、吸入されたオイルが吐出ポート4cに吐出される。吐出ポート4cへのオイルの吐出に伴い、オイルの吐出圧が、アウターロータ5を、吐出ポート4cから径方向の外方に押圧するように作用する。また、吐出されたオイルの一部は、ハウジング4の収容穴4aの内周面とアウターロータ5の外周面の間の隙間に回り込み、アウターロータ5を径方向の内方に押圧するように作用する。
オイルポンプ1が定常運転状態にあるときには、オイルの吐出圧が一定であるため、図6に示すように、上述した吐出圧による径方向の外方への押圧力(以下「外方押圧力OF」という)と、アウターロータ5の外周面に回り込んだオイルによる径方向の内方への押圧力(以下「内方押圧力IF」という)が、互いにほぼ釣り合う。このため、この場合には、アウターロータ5をハウジング4に押し付ける力(以下「ロータ押付け力」という)が比較的小さく、それにより、両者4、5の間の摺動部分における発熱や摩耗がほとんど発生しない。
また、上記の外方押圧力OFがオイルの吐出圧に起因するものであるのに対して、内方押圧力IFがアウターロータ5の外周面に回り込んだオイルの圧力に起因するものである。このため、オイルポンプ1が過渡運転状態にあり、その吐出圧が急増したときには、外方押圧力OFが内方押圧力IFよりも大きくなることによって、ロータ押付け力が大きくなり、それにより両者4、5の間の摺動部分の発熱量や摩耗が大きくなる。
第1実施形態によれば、ハウジング4の内周面のうちのアウターロータ5の外周面と対向する部分に、オイル案内溝4dが形成されており、このオイル案内溝4dは、周方向に延び、吐出ポート4cと周方向の同じ位置に配置されていて、連通孔4e及び連通路11を介して、吐出通路OUTに連通している。このように、ハウジング4の内周面のうちの吐出ポート4c側の部分とアウターロータ5の外周面との間の隙間が、すなわち、ハウジング4とアウターロータ5の間の隙間のうちの外方押圧力OFが作用する部分(以下「被押圧隙間部」という)が、オイルが吐出される吐出通路OUTに、連通路11などを介して連通している。これにより、吐出されたオイルの一部が連通路11などを介してこの被押圧隙間部に供給され、被押圧隙間部に供給されたオイルの圧力は、内方押圧力IFと同様、アウターロータ5を径方向の内方に押圧するように、すなわち外方押圧力OFと反対側に押圧するように作用する。
この場合、吐出ポート4cにおける油圧の変化率である油圧変化率パラメータΔPHが算出される(図5のステップ1)とともに、算出された油圧変化率パラメータΔPHが所定値ΔPHREF以上のとき、すなわち、オイルの吐出圧が急増しているときには、開閉弁12を開く(ステップ3)。一方、油圧変化率パラメータΔPHが所定値ΔPHREFよりも小さいとき、すなわち、オイルの吐出圧が急増しておらず、オイルポンプ1が定常運転中であるときには、開閉弁12を閉じる(ステップ4)。
以上のように、オイルポンプ1が定常運転状態にあることで外方押圧力OFと内方押圧力IFが釣り合っているときに、連通路11を開閉弁12で閉じることができ、それにより、被押圧隙間部へのオイルの無駄な供給を防止することができる。また、オイルの吐出圧が急増することで外方押圧力OFが内方押圧力IFよりも大きくなるようなときに、連通路11を開閉弁12で開くことができる。これにより、吐出されたオイルの一部を連通路11などを介して被押圧隙間部に供給することによって、ロータ押付け力を小さくすることができ、したがって、両者4、5の間の摺動部分の発熱や摩耗を抑制することができる。以上により、吐出されたオイルの一部をハウジング4とアウターロータ5の間の隙間に無駄なく適切に供給でき、それにより、オイルポンプ1の効率を向上させることができるとともに、オイルポンプ1の寿命を延ばすことができる。
また、第1実施形態における各種の要素と、本発明における各種の要素との対応関係は、次のとおりである。すなわち、第1実施形態における吐出通路OUTが、本発明における吐出側部位に相当するとともに、第1実施形態におけるオイル案内溝4d及び連通孔4eが、本発明における連通路に相当する。また、第1実施形態における開閉弁12及びECU2が、本発明における開度変更手段に相当するとともに、第1実施形態におけるスロットル弁開度センサ42、第1回転数センサ43、第2回転数センサ44及びECU2が、本発明における油圧変化率パラメータ検出手段に相当する。
なお、第1実施形態では、所定値ΔPHREFを一定値に設定しているが、オイルポンプ1に吸入されるオイルの温度をセンサなどで検出するとともに、検出されたオイルの温度が高いほど、所定値ΔPHREFをより大きな値に設定(補正)してもよい。これは、オイルの温度が高いほど、オイルの粘性が低く、それにより、吐出されたオイルの一部がアウターロータ5の外周面に回り込みやすくなることによって、内方押圧力IFがより大きくなるので、その分、被押圧隙間部にオイルを供給しなくてもよくなるためである。
次に、図7〜図9を参照しながら、本発明の第2実施形態によるオイルポンプ51について説明する。このオイルポンプ51は、上述した第1実施形態と比較して、開閉弁12に代えて、調整弁52を備える点のみが異なっている。図7〜図9において、第1実施形態と同じ構成要素及び同じ実行内容については、同じ符号及び同じステップ番号をそれぞれ付している。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図7及び図8に示す調整弁52は、リニアソレノイド弁で構成され、連通路11の途中に設けられており、連通路11の開度をリニアに調整可能である。また、調整弁52は、前述したECU2に接続されており、調整弁52の開度は、ECU2によって制御される。
図9は、ECU2によって実行される制御処理を示している。本処理は、調整弁52の動作を制御するためのものであり、所定時間(例えば100msec)ごとに繰り返し実行される。図9において、第1実施形態で説明した図5の処理と同じ実行内容の部分については、同じステップ番号を付している。図9と図5の比較から明らかなように、前記ステップ2〜4に代えて、ステップ11を実行する点のみが異なっている。
このステップ11では、算出された油圧変化率パラメータΔPHに基づいて、調整弁52を制御し、本処理を終了する。具体的には、油圧変化率パラメータΔPHに基づき、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、調整弁52に印加する電圧を設定する。これにより、調整弁52の開度は、油圧変化率パラメータΔPHが大きいほど、より大きな値に制御される。その結果、連通路11の開度は、油圧変化率パラメータΔPHが大きいほど、より大きな値に制御される。
前述したように、外方押圧力OFがオイルの吐出圧に起因するものであるのに対して、内方押圧力IFがアウターロータ5の外周面に回り込んだオイルの圧力に起因するものであるため、オイルの吐出圧の増加度合が大きいほど、外方押圧力OFと内方押圧力IFとの差がより大きくなるので、ロータ押付け力を小さくするのに必要な被押圧隙間部へのオイルの供給量は、より大きくなる。
第2実施形態によれば、上述したように、油圧変化率パラメータΔPHが大きいほど、すなわち吐出ポート4cにおける油圧の変化率が大きいほど、連通路11の開度がより大きくなるように、調整弁52を制御する(ステップ11)ので、オイルの吐出圧の増加度合が大きいほど、吐出通路OUTから被押圧隙間部に供給されるオイルの供給量を大きくすることができる。したがって、ハウジング4とアウターロータ5の間の隙間に供給されるオイルの供給量を、上述したオイルの吐出圧の増加度合、外方押圧力OF及び内方押圧力IFの関係に見合うように、きめ細かく適切に制御することができる。これにより、オイルポンプ1の効率を向上させることができるとともに、寿命を延ばすことができるという効果を、より有効に得ることができる。
また、第2実施形態における各種の要素と、本発明における各種の要素との対応関係は、次のとおりである。すなわち、第2実施形態における調整弁52及びECU2が、本発明における開度変更手段に相当する。その他の対応関係は、第1実施形態と同様である。
なお、第2実施形態では、調整弁52に印加する電圧を、油圧変化率パラメータΔPHのみに基づいて設定しているが、オイルポンプ1に吸入されるオイルの温度をセンサなどで検出するとともに、検出されたオイルの温度にさらに応じて設定(補正)してもよい。この場合、調整弁52に印加する電圧は、オイルの温度が高いほど調整弁52の開度がより小さくなるように、設定(補正)される。これは、前述したように、オイルの温度が高いほど、オイルの粘性が低く、それにより、吐出されたオイルの一部がアウターロータ5の外周面に回り込みやすくなることによって、内方押圧力IFがより大きくなるので、その分、被押圧隙間部にオイルを供給しなくてもよくなるためである。
なお、本発明は、説明した第1及び第2実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、連通路11を吐出通路OUTに連通させているが、オイルが吐出される側の他の部位、例えば吐出ポート4cに連通させてもよい。また、実施形態では、オイル案内溝4dを設けているが、これを省略し、連通孔4e及び連通路11のみを設けてもよい。
さらに、実施形態では、油圧変化率パラメータΔPHは、吐出された油圧の変化率(単位時間当たりの油圧の変化量)であるが、吐出された油圧の変化率を表す他の適当なパラメータ、例えば吐出された油圧の前回値に対する今回値の比でもよい。また、実施形態では、油圧変化率パラメータΔPHを、変速比RATIO及びスロットル弁開度変化率ΔTHに応じて算出(推定)しているが、吐出ポート4cや吐出通路OUTなどの吐出側部位における油圧をセンサで検出するとともに、その検出値に基づいて算出してもよい。
さらに、実施形態では、調整弁52は、リニアソレノイド弁であるが、開度を複数段階に調整可能な電磁弁でもよい。また、実施形態は、トロコイドポンプであるオイルポンプ1、51に本発明を適用した例であるが、本発明はこれに限らず、アウタロータ及びインナーロータを有する他の適当なオイルポンプ、例えばベーン式のオイルポンプにも適用可能である。さらに、これまでに述べたバリエーションを適宜、組み合わせてもよいことは、もちろんである。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 オイルポンプ
2 ECU(開度変更手段、油圧変化率パラメータ検出手段)
OUT 吐出通路(吐出側部位)
4 ハウジング
4b 吸入ポート
4c 吐出ポート
4d オイル案内溝(連通路)
4e 連通孔(連通路)
5 アウターロータ
6 インナーロータ
OC 油室
11 連通路
12 開閉弁(開度変更手段)
42 スロットル弁開度センサ(油圧変化率パラメータ検出手段)
43 第1回転数センサ(油圧変化率パラメータ検出手段)
44 第2回転数センサ(油圧変化率パラメータ検出手段)
51 オイルポンプ
52 調整弁(開度変更手段)
ΔPH 油圧変化率パラメータ
ΔPHREF 所定値

Claims (4)

  1. 吸入ポート及び吐出ポートを有するハウジングと、
    前記ハウジング内に回転自在に設けられ、外周面が前記ハウジングの内周面に摺接するアウターロータと、
    当該アウターロータの内側に、前記アウターロータに対して偏心した状態で回転自在に設けられ、回転により、前記アウターロータとの間に画成された油室の容積を増減させることによって、前記吸入ポートからオイルを吸入するとともに、吸入されたオイルを前記吐出ポートに吐出するためのインナーロータと、
    前記ハウジングの内周面のうちの前記吐出ポート側の部分と前記アウターロータの外周面との間の隙間と、オイルが吐出される吐出側部位とを連通する連通路と、
    当該連通路の開度を変更するための開度変更手段と、
    前記吐出側部位における油圧の変化率を表す油圧変化率パラメータを検出する油圧変化率パラメータ検出手段と、を備え、
    前記開度変更手段は、前記連通路を開閉するオン/オフ式の開閉弁を有し、前記検出された油圧変化率パラメータで表される前記吐出側部位における油圧の変化率が所定値以上のときに、前記開閉弁を開くことを特徴とするオイルポンプ。
  2. 吸入ポート及び吐出ポートを有するハウジングと、
    前記ハウジング内に回転自在に設けられ、外周面が前記ハウジングの内周面に摺接するアウターロータと、
    当該アウターロータの内側に、前記アウターロータに対して偏心した状態で回転自在に設けられ、回転により、前記アウターロータとの間に画成された油室の容積を増減させることによって、前記吸入ポートからオイルを吸入するとともに、吸入されたオイルを前記吐出ポートに吐出するためのインナーロータと、
    前記ハウジングの内周面のうちの前記吐出ポート側の部分と前記アウターロータの外周面との間の隙間と、オイルが吐出される吐出側部位とを連通する連通路と、
    当該連通路の開度を変更するための開度変更手段と、
    前記吐出側部位における油圧の変化率を表す油圧変化率パラメータを検出する油圧変化率パラメータ検出手段と、を備え、
    前記開度変更手段は、前記連通路の開度を調整可能な調整弁を有し、前記検出された油圧変化率パラメータに基づいて、前記調整弁を制御することを特徴とするオイルポンプ。
  3. 前記開度変更手段は、前記検出された油圧変化率パラメータで表される前記吐出側部位における油圧の変化率が大きいほど、前記連通路の開度がより大きくなるように、前記調整弁を制御することを特徴とする、請求項に記載のオイルポンプ。
  4. 前記連通路は、前記ハウジングの内周面のうちの前記アウターロータの外周面と対向する部分に形成されたオイル案内溝を有し、
    当該オイル案内溝は、周方向に延びるとともに、前記吐出ポートと周方向の同じ位置に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のオイルポンプ。
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