JP6094223B2 - ドライバービットの芯振れ防止構造 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、スピンドルの先端に設けられてドライバービットの組付け・取外しを行なう操作スリーブに2つの弾性保持片を設け、これら弾性保持片によってドライバービットを両側から弾性的に挟み込むことで、ドライバービットの芯振れを防止する構造が記載されている。
すなわち、本発明のドラバイービットの芯振れ防止構造は、基端側が回転駆動部に組みつけられたドライバービットによりネジを離脱させる際に、該ドライバービットの芯振れを防止するドライバービットの芯振れ防止構造であって、前記ドライバービットの基端と先端との間の中間部に当接して該中間部が前記ドライバービットの軸線に直交する方向へ移動を規制する中間部位置規制部と、前記ドライバービットの先端部に当接して該先端部が前記ドライバービットの軸線に直交する方向へ移動するのを規制する先端部位置規制部とを備えており、前記先端部位置規制部は、前記ドライバービットの先端部外周に回転可能かつ前記ドライバービットの軸線方向に移動可能に嵌合されたリング部材を備え、該リング部材が、前記ネジが挿入されるネジ挿入穴の開口部に前記リング部材が外嵌されて、前記ドライバービットの先端部が軸線に直交する方向へ移動するのを規制することを特徴とする。
この場合、リング部材がテーパー状に形成されているので、ネジ挿入穴の径が種々異なる場合でも、リング部材の嵌合位置が変わることで、それら径の異なるネジ挿入穴の開口部にリング部材が嵌合可能である。このようにリング部材を取り替えることなく、該リング部材を種々異なる径のネジ挿入穴に嵌合させるこができる。
この場合、複数に分割されたリング部材片のうちひとつあるいはいくつかがネジ挿入穴に嵌合され、この嵌合されたリング部材片がドライバービットの先端部を回転可能に案内する。このようにドライバービットを回転可能に案内する部分が、リング部材片のうち1つあるいはいくつかに限られるので、ドライバービットを回転させる際に、ドライバービットとリング部材片との間で生じる摺動抵抗を低減させることができる。
この場合、回転駆動部を支持する支持基台により、ベアリング支持部材を介してベアリングを支持しており、回転駆動部を支持する支持基台は、通常、それ自体高い剛性をもっているので、結果的にベアリングを強い力で支持することができる。このため、ドライバービットの中間部の芯振れをより効果的に防止することができる。
また、例えば、支持基台から延びてベアリング支持部材を支持するロッドの長さを適宜変えることで、ベアリングで支持するドライバービット中間部の支持位置を任意に変えることができる。
図1は本発明が適用されるドライバービットの芯振れ防止構造を備えるネジ離脱装置の斜視図、図2はドライバービットの芯振れ防止構造を示す側面図、図3はドライバービットの芯振れ防止構造を示す平面図である。
ネジ離脱部2は、図1に示すように電化製品Eあるいは電化製品を移送させる移送手段に沿った3軸方向へそれぞれ移動可能になっている。なお、図1では、電化製品Eの長手方向をX方向、電化製品Eの幅方向をY方向、電化製品Eの高さ方向をZ方向にとっている。
すなわち、ネジ離脱部2は、ドライバービット3の基端と先端との間の中間部3Aに当接して、この中間部3Aがドライバービット3の軸線に直交する方向へ移動を規制する中間部位置規制部13と、ドライバービット3の先端部3Bに当接して、この先端部3Bがドライバービット3の軸線に直交する方向へ移動するのを規制する先端部位置規制部14とを備える。
なお、図4ではベアリング17としてボールベアリングの例を挙げているが、ベアリングは、必ずしもボールベアリングに限られることなく、ローラーベアリングであってもあるいはスリーブベアリングであってもよい。
これらの図に示すように、先端部位置規制部14は、ドライバービット3の先端部3B外周に回転可能かつドライバービットの軸線方向に移動可能に嵌合されたリング部材20を備える。リング部材20は、電化製品Eに形成された、ネジSが挿入セットされるネジ挿入穴Hの開口部Haに嵌合可能である。リング部材20には中央孔21が形成され、この中央孔21にドライバービット3の先端部3Bが挿入される。リング部材の中央孔21の内径は、ドライバービット3の先端部3Bの外径に対し、クリアランスを有するよう若干大きな値に設定されている。これにより、ドライバービット3の先端部3Bは、前述したように、リング部材20に対して回転可能かつドライバービット3の軸線方向に移動可能になっている。
また、ドライバービット3の先端部には、リング部材20の嵌合位置よりも先端側に抜止めリング22が取り付けられ、これによってリング部材20のドライバービット3からの抜け止めがなされている。
リング部材片20Aは、金属製であっても樹脂製であっても良いが、ドライバービット3を保護するためには、ドライバービット3を構成する材料よりも軟らかい材料から作られるものが好ましい。
まず、ネジ検出手段によって電化製品EにおけるネジSの位置を検知する。この検知データを基に、図示せぬ移動機構によりネジ離脱部2を移動させて、ネジ離脱部2に組み込まれたドライバービット3をネジSの真上に配置させる。
また、支持基台11から延びてベアリング支持部材16を支持するロッド15の長さを適宜変えることで、ベアリング17で支持するドライバービットの中間部3Aの支持位置を任意に変えることができる。
このようにドライバービット3の先端部3Bを回転可能に案内する部分が、リング部材片20Aのうち1つに限られるので、ドライバービット3を回転させる際に、ドライバービット3とリング部材片20Aと間で生じる摺動抵抗を低減させることができる。
また、リング部材は、必ずしも、先端から基端に沿って複数に分割される必要はなく、外径がひとつの円錐台状に形成されたものであっても良い。
Claims (4)
- 基端側が回転駆動部に組みつけられたドライバービットによりネジを離脱させる際に、該ドライバービットの芯振れを防止するドライバービットの芯振れ防止構造であって、
前記ドライバービットの基端と先端との間の中間部に当接して該中間部が前記ドライバービットの軸線に直交する方向へ移動を規制する中間部位置規制部と、前記ドライバービットの先端部に当接して該先端部が前記ドライバービットの軸線に直交する方向へ移動するのを規制する先端部位置規制部とを備えており、
前記先端部位置規制部は、前記ドライバービットの先端部外周に回転可能かつ前記ドライバービットの軸線方向に移動可能に嵌合されたリング部材を備え、
該リング部材が、前記ネジが挿入されるネジ挿入穴の開口部に前記リング部材が外嵌されて、前記ドライバービットの先端部が軸線に直交する方向へ移動するのを規制することを特徴とするドライバービットの芯振れ防止構造。 - 前記リング部材の外周は、先端から基端に向けて外径が漸次拡径するテーパー状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドライバービットの芯振れ防止構造。
- 前記リング部材は、先端から基端に沿って複数に分割されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドライバービットの芯振れ防止構造。
- 前記中間部位置規制部は、前記回転駆動部を支持する支持基台により支持されたベアリング支持部材と、該ベアリング支持部材によって支持されて前記ドライバービットの中間部を回転可能に支持するベアリングとを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のドライバービットの芯振れ防止構造。
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