JP6091898B2 - 組合せ秤 - Google Patents

組合せ秤 Download PDF

Info

Publication number
JP6091898B2
JP6091898B2 JP2013001501A JP2013001501A JP6091898B2 JP 6091898 B2 JP6091898 B2 JP 6091898B2 JP 2013001501 A JP2013001501 A JP 2013001501A JP 2013001501 A JP2013001501 A JP 2013001501A JP 6091898 B2 JP6091898 B2 JP 6091898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combination
weighed
objects
weighing
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013001501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014134408A (ja
Inventor
久志 津川
久志 津川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP2013001501A priority Critical patent/JP6091898B2/ja
Publication of JP2014134408A publication Critical patent/JP2014134408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6091898B2 publication Critical patent/JP6091898B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)

Description

本発明は、被計量物の供給を人手によって行う半自動式の組合せ秤に関し、更に詳しくは、複数の異なる種類の被計量物を混合計量する組合せ秤に関する。
従来、複数の異なる種類の被計量物を混合し、ミックスした全体の重量が所定重量範囲となるように計量する、いわゆるミックス計量を行う組合せ秤がある(例えば、特許文献1参照)。
また、ミックス計量を行う場合に、ミックスした被計量物の全体の重量ではなく、ミックスした被計量物の全体の合計金額が、目標金額またはそれに近い金額となるように計量する金額組合せ秤もある(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−198466号公報 実開平1−102731号公報
上記特許文献1の図1、図2等には、ミックス計量を行う組合せ秤として、被計量物の供給と排出とを自動で行う自動式の組合せ秤が開示されている。
しかしながら、自動式の組合せ秤では、例えば単体重量が比較的大きく不定形な被計量物の場合には、自動で搬送するのが困難であるので、このような被計量物のミックス計量には適していない。
上記特許文献2の金額組合せ秤は、被計量物の供給及び被計量物の排出を人手で行う手動式の組合せ秤であるので、上記のような自動で搬送するのが困難な被計量物のミックス計量に適しているけれども、手動式であるために、作業性が非常に悪いという難点がある。
上記特許文献1の図3,図4には、自動で搬送するのが困難な被計量物のミックス計量にも対応できる、人手で被計量物を組合せ秤に投入し、排出は自動で行う半自動式の組合せ秤も開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている半自動式の組合せ秤は、作業者が複数の計量ホッパ内に各投入口から被計量物を手作業にて投入し、組合せ演算で選択された計量ホッパから被計量物をベルトコンベヤ上へ排出させて搬送するが、ベルトコンベヤでは計量ホッパが並んだ方向に被計量物を搬送するため、搬送される被計量物が計量ホッパに接触しないようにベルトコンベヤよりもかなり高い位置に計量ホッパが配置されている。そのため、計量ホッパから被計量物がベルトコンベヤへ落下したときの衝撃が大きく、壊れやすいあるいは傷つきやすい被計量物では、損傷して商品価値が低下したり、商品として販売できなくなる場合がある。
本発明は、上述のような点に鑑みてなされたものであって、壊れやすいあるいは傷つきやすい被計量物であっても損傷することなくミックス計量を行うことができる半自動式の組合せ秤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明の組合せ秤は、複数種類の被計量物を混合して組合せ計量する組合せ秤であって、
前記被計量物の種類毎にグループ分けされて、対応する種類の被計量物が供給されると共に、組合せ演算によって選択された被計量物を搬送する複数の計量コンベヤと、
各計量コンベヤに供給される被計量物の重量をそれぞれ計量する複数の重量センサと、
前記計量コンベヤから排出される被計量物を搬送する搬送コンベヤと、
前記重量センサの出力に基づいて、前記組合せ演算を行う組合せ演算部と、
前記組合せ演算部の組合せ演算結果に基づいて、前記計量コンベヤ及び前記搬送コンベヤの駆動を制御する制御部とを備え、
前記組合せ演算部は、前記被計量物が供給されている複数の前記計量コンベヤの内から、前記グループ毎の被計量物の重量の組合せが、グループ毎の許容重量範囲であって、かつ、各グループの被計量物の重量の組合せの合計が、複数種類の被計量物の全体の許容重量範囲であって、かつ、各グループの被計量物の重量の組合せの合計及び被計量物の単価に基づく金額が、複数種類の被計量物の全体の目標金額に近い計量コンベヤの組合せを選択し、
前記制御部は、前記組合せ演算部によって選択された計量コンベヤを駆動して被計量物を前記搬送コンベヤに排出させると共に、該搬送コンベヤを駆動して排出された被計量物を搬送させるものである。
本発明の組合せ秤によると、従来のように計量ホッパからベルトコンベヤに被計量物を排出するのではなく、計量コンベヤから搬送コンベヤへ排出するので、コンベヤ同士の間の段差を小さくし、計量コンベヤから搬送コンベヤへ移載される被計量物の落下時の衝撃等を少なくすることができる。しかも、被計量物が供給されている複数の計量コンベヤの内から、グループ毎の被計量物の重量の組合せが、それぞれ許容重量範囲となると共に、それらの合計が、複数種類の被計量物全体の許容重量範囲となる計量コンベヤの組合せを選択して被計量物を排出するので、壊れやすいあるいは傷つきやすい被計量物であっても損傷することなくミックス計量することが可能となる。
本発明によると、組合せ演算において、グループ毎の被計量物の重量の組合せが、各許容重量範囲にあると共に、それらの合計が、全体の許容重量範囲となる計量コンベヤの組合せが複数ある場合には、前記合計及び被計量物の単価に基づく金額が、全体の目標金額に近い計量コンベヤの組合せを選択することができる。
グループ毎の被計量物の重量の組合せが許容重量範囲となる場合であっても、グループ毎に許容重量範囲の下限側あるいは上限側であったりして、ばらつきが生じることがある。このとき、グループ毎の被計量物の単価に大きな差があると、全体として許容重量範囲に収まっていても、選択された計量コンベヤから排出される、混合された被計量物全体の金額、すなわち、混合された被計量物全体をパック詰めしてなる製品の価値が大きくばらつくことになるが、この実施態様によると、全体の目標金額に近い計量コンベヤの組合せを選択するので、製品の価値のばらつきを抑制して公平な製品を消費者に提供することができる。
)本発明の組合せ秤の更に他の実施態様では、前記組合せ演算部は、前記複数の計量コンベヤの全ての組合せパターンを生成し、各組合せパターンについて、計量コンベヤの前記組合せを選択するための演算を行う。
複数の計量コンベヤの全ての組合せパターンの生成には、或る値から隣接する値に変化する際に、同時に1つのビットしか変化しないグレイコードを利用するのが好ましい。
この実施態様によると、全ての組合せパターンについて、組合せ演算を行うので、例えば、複数のグループ毎に順番に組合せ演算を行う場合のように、先のグループの組合せ演算によって、先のグループの被計量物の重量が選択され、その選択された実際の被計量物の重量によって、後のグループの許容重量範囲が、複数のグループ全体の許容重量範囲を満足するように調整されるといったように、後のグループにしわ寄せがくるのを防止して、グループ間で偏りのないミックス計量を行うことが可能となり、歩留まりが向上する。
)本発明の組合せ秤の他の実施態様では、前記制御部は、グループ毎に同じタイミングまたは異なるタイミングで被計量物が、前記計量コンベヤから前記搬送コンベヤに排出されるように、グループ毎に前記計量コンベヤの駆動タイミングあるいは搬送速度を制御する。
この実施態様によると、グループ毎の被計量物、すなわち、被計量物の種類毎に、計量コンベヤから搬送コンベヤへ排出するタイミングを調整することが可能となり、したがって、搬送コンベヤからその後段の、例えば包装機へ被計量物を排出するタイミングを種類毎に調整することが可能となる。これによって、例えば、2種類の被計量物の一方の種類の被計量物を排出し、その後、他方の種類の被計量物を排出することにより、包装機では、2層に積層された状態で2種類の被計量物を包装するといったことが可能となる。
本発明によれば、落下時の衝撃等によって壊れやすいあるいは傷つきやすい被計量物であっても損傷させることなく、ミックス計量を行うことが可能となる。
図1は本発明の一実施形態に係る組合せ秤の平面図である。 図2は図1の正面図である。 図3は計量コンベヤ及び搬送コンベヤを示す概略側面図である。 図4は図1の組合せ秤のブロック図である。 図5は組合せ秤の動作の一例を示すフローチャートである。 図6はグレイコードの一部を示す図である。 図7は組合せ秤の動作の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る組合せ秤の平面図であり、図2は、その正面図である。
この実施形態の組合せ秤1は、被計量物を矢符A方向へ搬送するベルトコンベヤからなる搬送コンベヤ2と、この搬送コンベヤ2の搬送方向に沿って2列に配設された複数、この例では12台のベルトコンベヤからなる計量コンベヤ31〜312と、図2に示す架台4上に支持された装置本体部5と、目標組合せ重量や許容上限値などの運転制御用パラメータの設定や作動状況の表示を行うタッチパネル式の操作設定表示器6などを備えている。
この組合せ秤1は、操作設定表示器6を作業者が操作することによって、単一種類の組合せ計量を行う通常モードと、複数種類の被計量物を混合してミックス計量を行うミックス計量モードとを選択して設定することができる。通常モードの動作は、従来の半自動式の組合せ秤と基本的に同様であり、ここでは、ミックス計量モードが設定されている場合について、説明する。
搬送コンベヤ2は、組合せ演算によって選択されて計量コンベヤ31〜312から排出される被計量物を、矢符A方向へ搬送して後段の包装機(図示せず)へ排出する。
この実施形態の組合せ秤1では、一例として2種類の被計量物をミックス計量して包装機へ排出し、包装機でパック詰めする場合に適用して説明する。ミックス計量される被計量物は、特に限定されないが、単体重量が比較的大きく不定形で組合せ秤に自動で供給することができず、壊れやすいあるいは傷つきやすい被計量物などが好適であり、例えば、蟹の足と爪などのミックス計量に好適である。
計量コンベヤ31〜312は、搬送コンベヤ2を両側から挟むように、該搬送コンベヤ2の搬送方向に沿って6台ずつ2列に直線状に配設されており、その搬送方向は、矢符Bでされるように、搬送コンベヤ2の搬送方向に直交するようになっている。一方の列の6台の計量コンベヤ31〜36によって、2種類の内の一方の種類の被計量物を計量するための第1グループG1が構成され、他方の列の6台の計量コンベヤ37〜312によって、他方の種類の被計量物を計量するための第2グループG2が構成される。
作業者は、一方の種類の被計量物を、第1グループG1の停止している空の計量コンベヤ31〜36上に載置し、他方の種類の被計量物を、第2グループG2の停止している空の計量コンベヤ37〜312上に載置する。
搬送方向が直交する計量コンベヤ31〜312及び搬送コンベヤ2は、図3の概略側面図に示すように、コンベヤ間の段差が小さくなっており、計量コンベヤ31〜312から排出される被計量物が搬送コンベヤ2上へ移載されるときの衝撃を少なくすることができる。
各計量コンベヤ31〜312は、その下方にそれぞれ設置された各駆動モータによって駆動され、各計量コンベヤ31〜312及び駆動モータ等が、装置本体部5内に設置されたロードセルなどの重量センサ(図示せず)によって支持され、後述の制御部によって、計量コンベヤ31〜312上の被計量物の重量が算出される。
各計量コンベヤ31〜312の側方には、図1に示すように、シグナルタワーからなる表示灯81〜812がそれぞれ設けられている。なお、9は非常停止スイッチである。
図4は、この実施形態の組合せ秤1の概略構成を示すブロック図であり、図1〜図3に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
この組合せ秤1は、第1,第2コンベヤ駆動回路部10,11、表示灯駆動回路部12、A/D変換部13、制御部14及びI/O回路部15等を備えている。
また、各計量コンベヤ31〜312は、上述のようにロードセル等の重量センサ161〜1612によって支持されており、これら重量センサ161〜1612によって計量コンベヤ31〜312上の被計量物の重量が計量され、その計量値(アナログ重量信号)は、A/D変換部13でデジタル信号に変換され、制御部14に送られる。
制御部14は、例えばマイクロコンピュータ等によって構成され、CPU等からなる演算制御部17と、RAM及びROM等のメモリからなる記憶部18とを有している。記憶部18には、運転用プログラム、動作パラメータのデータ、計量データ等が記憶される。
制御部14は、演算制御部17が記憶部18に記憶されている運転用プログラムを実行することにより、組合せ秤1の全体の制御を行うと共に、後述の組合せ演算処理等を行う。例えば、制御部14は、各計量コンベヤ31〜312が取り付けられている重量センサ161〜1612によって計測される計量値をA/D変換部13を介してデジタル値として随時取得し、必要であれば記憶部18に記憶する。
また、制御部14は、第1コンベヤ駆動回路部10を介して各計量コンベヤ31〜312の駆動を制御し、第2コンベヤ駆動回路部11を介して搬送コンベヤ2の駆動を制御する。また、I/O回路部15を介して後段の包装機から排出命令信号を入力し、包装機へ排出完了信号を出力する。また、操作設定表示器6から信号が入力されると共に、操作設定表示器6へ表示するデータ等の信号を出力する。
この実施形態では、第1,第2グループG1,G2に対応する2種類の被計量物のミックス計量を行うのであるが、この場合、両グループG1,G2を混合した全体としての目標組合せ重量に近い最適組合せを選択する重量優先モードと、両グループG1,G2を混合した全体としての目標金額に近い最適組合せを選択する金額優先モードとのいずれかのモードを、操作設定表示器6を操作することによって選択することができる。
先ず、重量優先モードでは、作業者は、操作設定表示器6を操作して、例えば、第1グループG1の被計量物の重量を組合せた合計重量(組合せ重量)の目標値である目標組合せ重量及び許容上限値を設定する共に、第2グループG2の被計量物の目標組合せ重量及び許容上限値を設定し、更に、2種類の被計量物を混合した被計量物の全体についての目標組合せ重量及び許容上限値を設定する。
例えば、第1グループG1の被計量物の目標組合せ重量として500g、許容上限値として550gが設定されるとすると、第1グループG1の被計量物の許容重量範囲は、500g〜550gとなる。
一方、金額優先モードでは、作業者は、操作設定表示器6を操作して、例えば、第1グループG1の被計量物のg当たりの単価、目標金額及び上限金額を設定する共に、第2グループG2の被計量物のg当たりの単価、目標金額及び上限金額を設定する。この例では、2種類の被計量物を混合した被計量物の全体についての目標金額は、各グループG1,G2の目標金額の和とし、被計量物の全体についての上限金額は、各グループG1,G2の目標金額の和とする。
この金額優先モードでは、操作設定表示器6で設定された金額に基づいて、制御部14は、目標組合せ重量や許容上限値等を算出する。
例えば、第1グループG1の被計量物のg当たりの単価として5円、目標金額として2500円、上限金額として2750円が設定されたとすると、第1グループG1の被計量物の目標組合せ重量は、500g(=2500÷5)となり、許容上限値は550g(=2750÷5)となる。
なお、上記設定は一例に過ぎず、例えば、重量優先モードにおいて、一方のグループの目標組合せ重量及び許容上限値の設定を省略したり、あるいは、金額優先モードにおいて、被計量物の全体についての目標金額及び上限金額を設定するようにしてもよい。
また、この実施形態では、各グループG1,G2に対応する2種類の被計量物を、組合せ秤1の後段の包装機でパック詰めする際に、2層に積層してパック詰めする場合と、ランダムにパック詰めする場合とを選択して設定することができ、作業者は、操作設定表示器6を操作していずれのパック詰めを選択するかを選択することができる。ここでは、先ず、2種類の被計量物をランダムにパック詰めする場合について説明し、2層に積層してパック詰めする場合については、後述する。
2種類の被計量物のミックス計量を行う場合には、作業者は、一方の種類の被計量物を、第1グループG1の計量コンベヤ31〜36であって、停止状態で被計量物が載置されていない空の計量コンベヤ上に、例えば1個随時載置し、また、他方の種類の被計量物を、第2グループG2の計量コンベヤ37〜312であって、停止状態で被計量物が載置されていない空の計量コンベヤ上に、例えば1個随時載置する。
制御部14は、A/D変換部13から一定時間間隔で各重量センサ161〜1612の計量値を取得し、重量センサ161〜1612の計量値に基づいて、組合せ演算処理を行う。
この実施形態の組合せ演算処理では、複数の計量コンベヤ31〜312の全ての組合せパターンの各組合せパターンについて、各グループG1,G2の被計量物の重量が、各許容重量範囲にあるか否か、両グループG1,G2の被計量物の合計重量が、全体の許容重量範囲にあるか否かを判断し、許容重量範囲にないときには、次の組合せパターンについて、同様の判断を順次行い、許容重量範囲にあるときには、全体の目標組合せ重量に最も近い組合せパターンを最適組合せとして選択するようにしている。
そして、最適組合せに選択された計量コンベヤ上の被計量物は、それら計量コンベヤによって搬送されて搬送コンベヤ2上へ排出され、搬送コンベヤ2によって搬送されて包装機へ排出される。
図5は、この実施形態の組合せ秤の動作説明に供するフローチャートであり、上述の重量優先モードの場合の処理を示している。
この実施形態では、上述のように12台の計量コンベヤ31〜312の全ての組合せパターンの各組合せパターンについて、演算処理を行うために、制御部14は、12台の計量コンベヤ31〜312に対応する12ビットのグレイコードを生成し、このグレイコードを歩進させることによって、各組合せパターンを生成する。
グレイコードは、例えば図6にその一部を示すように、或る値から隣接した値に変化する際に、同時に1つのビットしか変化しないコードである。一般的な2進数では、隣接する値に移行する際に変化するビットの数は1つ以上である。例えば、「3」から「4」に変化する場合、2進数では「011」から「100」に3ビットの変化が起こる。組合せ演算を行なう場合、グレイコードで歩進させることで、加算と減算の回数が少なくなるので組合せ演算速度が速くなるという利点がある。
図5に示すように、先ず、組合せパターンを初期化し(ステップS101)、生成した組合せパターンでの組合せ演算を行う(ステップS102)。すなわち、その組合せパターンの第1グループG1の計量コンベヤに載置されている被計量物の合計重量である組合せ重量が、第1グループG1の目標組合せ重量及び許容上限値に基づく許容重量範囲であるか否かを判断し(ステップS103)、許容重量範囲でないときには、ステップS109に移り、許容重量範囲であるときには、ステップS104に移る。
ステップS104では、その組合せパターンの第2グループG2の計量コンベヤに載置されている被計量物の合計重量である組合せ重量が、第2グループG2の目標組合せ重量及び許容上限値に基づく許容重量範囲であるか否かを判断し、許容重量範囲でないときには、ステップS109に移り、許容重量範囲であるときには、ステップS105に移る。
ステップS105では、ステップS103の第1グループG1の組合せ重量とステップS104の第2グループの組合せ重量とを合計した合計重量が、2種類の被計量物を混合した被計量物の全体についての目標組合せ重量及び許容上限値に基づく許容重量範囲であるか否かを判断し(ステップS105)、許容重量範囲でないときには、ステップS109に移り、許容重量範囲であるときには、ステップS106に移る。
ステップS106では、それまでの組合せパターンで、前記ステップS103、S104、S105を満足し、混合した被計量物の全体についての目標組合せ重量に最も近い最適(ベスト)合計重量の組合せパターンである最適(ベスト)組合せパターンが、既に記憶部18に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないときには、その組合せパターン及びその合計重量を、最適組合せパターン及び最適合計重量として記憶し(ステップS108)、既に記憶されているときには、ステップS107に移る。
ステップS107では、その組合せパターンの合計重量が、既に記憶されている最適合計重量よりも全体についての目標組合せ重量に近いか否かを判断し、近くないときには、ステップS109に移り、近いときには、ステップS108に移り、その組合せパターン及びその合計重量を、最適組合せパターン及び最適合計重量として記憶し、ステップS109に移る。
ステップS109では、グレイコードを歩進して次の組合せパターンを生成し、その組合せパターンが既に組合せ演算を行ったものであるか否かを判断し(ステップS110)、既に組合せ演算を行ったものであるときには、終了し、そうでないときには、ステップS102に戻り、その組合せパターンについて、上述と同様の処理を行う。
全ての組合せパターンについての処理が終了すると、記憶部18に記憶されている最適組合せパターンに従って、第1,第2グループG1,G2の計量コンベヤを同時に駆動して、最適組合せパターンに対応する被計量物を搬送コンベヤ2上に排出し、更に搬送コンベヤ2を駆動して包装機へ搬送して排出する。
なお、全ての組合せにおいて、許容重量範囲に収まる組合せが無い場合は、操作設定表示器4や表示灯81〜812に被計量物を載せ替えるべき計量コンベヤを指示し、作業者は、その計量コンベヤの被計量物を載せ替える。
この実施形態の組合せ秤によると、従来のように計量ホッパからベルトコンベヤに被計量物を排出するのではなく、計量コンベヤ31〜312から搬送コンベヤ2へ排出するので、コンベヤ同士の間の落差が小さく、搬送中の被計量物の損傷が少なくなる。
また、12台の計量コンベヤ31〜312の全ての組合せパターンの各組合せパターンについて、各グループG1,G2の被計量物の重量が、各許容重量範囲にあるか否か、両グループG1,G2の被計量物の合計重量が、全体の許容重量範囲にあるか否かを判断し、許容重量範囲にあるときには、全体の目標組合せ重量に最も近い組合せパターンを最適組合せとして選択するので、例えば、複数のグループ毎に順番に組合せ演算を行う場合のように、先のグループの組合せ演算によって、先のグループの被計量物の重量が選択され、その選択された実際の被計量物の重量によって、後のグループの許容重量範囲が、複数のグループ全体の許容重量範囲を満足するように調整されるといったように、後のグループにしわ寄せがくるのを防止して、グループ間で偏りのないミックス計量を行うことが可能となり、歩留まりが向上する。
なお、計量コンベヤ31〜36,37〜312の制御において、第1,第2グループG1,G2の計量コンベヤ31〜36,37〜312を同時に動作させて搬送コンベヤ2上に排出して、2種類の被計量物をランダムに混合するものであったが、例えば第1グループG1の計量コンベヤ31〜36を先に駆動させて第1グループG1の被計量物を搬送コンベヤ2上に排出し、その後第2グループG2の計量コンベヤ37〜312を駆動させて第2グループG2の被計量物を搬送コンベヤ2上に排出することで、搬送コンベヤ2の後段に設けられた包装機へ先ず第1グループG1の被計量物を投入し、その上に第2グループG2の被計量物を投入し、2種類の被計量物が2層に積層されてパックされるようにしてもよい。このように異なる種類の被計量物を層状にミックスすることで、見栄えよくパック詰めすることができる。また、グループG1,G2間で計量コンベヤ31〜312の駆動タイミングをずらす代わりに、計量コンベヤ31〜312の搬送速度を変えてもよい。例えば、第1,第2グループG1,G2の計量コンベヤを同時に駆動させても、第1グループG1の計量コンベヤ31〜36を第2グループG2の計量コンベヤ37〜312より高速で駆動させることで、第1グループG1の被計量物を第2グループG2の被計量物より早く搬送コンベヤ2へ排出させて2層に積層することができる。
上述の図5の組合せ演算処理は、重量優先モードであったが、金額優先モードが選択された場合の処理について、図7のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、組合せパターンを初期化し(ステップS201)、生成した組合せパターンでの組合せ演算を行う(ステップS202)。すなわち、その組合せパターンの第1グループG1の計量コンベヤに載置されている被計量物の合計重量である組合せ重量が、第1グループG1の目標組合せ重量及び許容上限値に基づく許容重量範囲であるか否かを判断する(ステップS203)。
ここで、第1グループG1の目標組合せ重量及び許容上限値は、上述のように、操作設定表示器6によって設定された第1グループG1の被計量物の単価、目標金額及び上限金額に基づいて、制御部14で算出される。
ステップS203で、許容重量範囲でないときには、ステップS210に移り、許容重量範囲であるときには、ステップS204に移る。
ステップS204では、その組合せパターンの第2グループG2の計量コンベヤに載置されている被計量物の合計重量である組合せ重量が、第2グループG2の目標組合せ重量及び許容上限値に基づく許容重量範囲であるか否かを判断する。
第2グループG2の目標組合せ重量及び許容上限値は、第1グループG1と同様に、操作設定表示器6によって設定された第2グループG2の被計量物の単価、目標金額及び上限金額に基づいて、制御部14で算出される。
ステップS204で、許容重量範囲でないときには、ステップS210に移り、許容重量範囲であるときには、ステップS205に移る。
ステップS205では、ステップS203の第1グループG1の組合せ重量とステップS204の第2グループの組合せ重量とを合計した合計重量が、2種類の被計量物を混合した被計量物の全体についての目標組合せ重量及び許容上限値に基づく許容重量範囲であるか否かを判断する。
混合した被計量物全体についての目標組合せ重量及び許容上限値は、操作設定表示器6によって設定された第1,第2グループG1,G2の被計量物の単価、目標金額及び上限金額に基づいて、制御部14で算出される。
ステップS205で、許容重量範囲でないときには、ステップS210に移り、許容重量範囲であるときには、ステップS206に移る。
ステップS206では、各グループG1,G2の被計量物の各金額を、被計量物の単価に、被計量物の組合せ重量を乗じることによってそれぞれ算出し、それらを合計した合計金額を算出し(ステップS206)、ステップS207に移る。
ステップS207では、それまでの組合せパターンで、前記ステップS203、S204、S205を満足し、ステップS206で算出した合計金額が、被計量物の全体についての目標金額に最も近い最適(ベスト)合計金額の組合せパターンである最適(ベスト)組合せパターンが、既に記憶部18に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないときには、その組合せパターン及びその合計金額を、最適組合せパターン及び最適合計金額として記憶し(ステップS209)、既に記憶されているときには、ステップS208に移る。
ステップS208では、その組合せパターンの合計金額が、既に記憶されている最適合計金額よりも全体についての目標金額に近いか否かを判断し、近くないときには、ステップS210に移り、近いときには、ステップS209に移り、その組合せパターン及びその合計金額を、最適組合せパターン及び最適合計金額として記憶し、ステップS210に移る。
ステップS210では、グレイコードを歩進して次の組合せパターンを生成し、その組合せパターンが既に組合せ演算を行ったものであるか否かを判断し(ステップS211)、既に組合せ演算を行ったものであるときには、終了し、そうでないときには、ステップS202に戻り、その組合せパターンについて、上述と同様の処理を行う。
全ての組合せパターンについての処理が終了すると、記憶部18に記憶されている最適組合せパターンに従って、第1,第2グループG1,G2の計量コンベヤを同時に駆動して、最適組合せパターンに対応する被計量物を搬送コンベヤ2上に排出し、更に搬送コンベヤ2を駆動して包装機へ搬送して排出する。
グループG1,G2毎の被計量物の重量の組合せが許容重量範囲となる場合であっても、グループG1,G2毎に許容重量範囲の下限側あるいは上限側であったりして、ばらつきが生じることがある。このとき、グループG1,G2毎の被計量物の単価に大きな差があると、全体として許容重量範囲に収まっていても、選択された計量コンベヤから排出される、混合された被計量物全体の金額、すなわち、混合された被計量物全体をパック詰めしてなる製品の価値が大きくばらつくことになるが、この金額優先モードでは、全体の目標組合せ金額に近い計量コンベヤの組合せを選択するので、製品の価値のばらつきを抑制して公平な製品を消費者に提供することができる。
また、上述の実施形態では、全ての組合せパターンについて、演算処理を行なったけれども、本発明の他の実施形態として、全ての組合せパターンについて演算処理を行なうのではなく、従来と同様に、グループ毎に順番に組合せ演算を行って、選択する計量コンベヤの組合せを順番に決定するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、搬送コンベヤ2の一方側の計量コンベヤ31〜36を第1グループG1に、他方側の計量コンベヤ37〜312を第2グループG2に割当てたけれども、例えば、搬送コンベヤ2の搬送方向の上流側の計量コンベヤ31〜33,37〜39を第1グループG1に、下流側の計量コンベヤ34〜36,310〜312を割当てるようにしてもよい。
更に、混合する被計量物の種類も2種類に限らず、3種類以上であってもよく、計量コンベヤの台数も任意である。
また、計量コンベヤ31〜312や搬送コンベヤ2は、ベルトコンベヤに限らず、チェーンコンベヤやローラコンベヤ等の他のコンベヤであってもよい。
1 組合せ秤
2 搬送コンベヤ
1〜312 計量コンベヤ
14 制御部
161〜1612 重量センサ

Claims (3)

  1. 複数種類の被計量物を混合して組合せ計量する組合せ秤であって、
    前記被計量物の種類毎にグループ分けされて、対応する種類の被計量物が供給されると共に、組合せ演算によって選択された被計量物を搬送する複数の計量コンベヤと、
    各計量コンベヤに供給される被計量物の重量をそれぞれ計量する複数の重量センサと、
    前記計量コンベヤから排出される被計量物を搬送する搬送コンベヤと、
    前記重量センサの出力に基づいて、前記組合せ演算を行う組合せ演算部と、
    前記組合せ演算部の組合せ演算結果に基づいて、前記計量コンベヤ及び前記搬送コンベヤの駆動を制御する制御部とを備え、
    前記組合せ演算部は、前記被計量物が供給されている複数の前記計量コンベヤの内から、前記グループ毎の被計量物の重量の組合せが、グループ毎の許容重量範囲であって、かつ、各グループの被計量物の重量の組合せの合計が、複数種類の被計量物の全体の許容重量範囲であって、かつ、各グループの被計量物の重量の組合せの合計及び被計量物の単価に基づく金額が、複数種類の被計量物の全体の目標金額に近い計量コンベヤの組合せを選択し、
    前記制御部は、前記組合せ演算部によって選択された計量コンベヤを駆動して被計量物を前記搬送コンベヤに排出させると共に、該搬送コンベヤを駆動して排出された被計量物を搬送させる、
    ことを特徴とする組合せ秤。
  2. 前記組合せ演算部は、前記複数の計量コンベヤの全ての組合せパターンを生成し、各組合せパターンについて、計量コンベヤの前記組合せを選択するための演算を行う、
    請求項1に記載の組合せ秤。
  3. 前記制御部は、グループ毎に同じタイミングまたは異なるタイミングで被計量物が、前記計量コンベヤから前記搬送コンベヤに排出されるように、グループ毎に前記計量コンベヤの駆動タイミングあるいは搬送速度を制御する、
    請求項1または2に記載の組合せ秤。
JP2013001501A 2013-01-09 2013-01-09 組合せ秤 Active JP6091898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013001501A JP6091898B2 (ja) 2013-01-09 2013-01-09 組合せ秤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013001501A JP6091898B2 (ja) 2013-01-09 2013-01-09 組合せ秤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014134408A JP2014134408A (ja) 2014-07-24
JP6091898B2 true JP6091898B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=51412807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013001501A Active JP6091898B2 (ja) 2013-01-09 2013-01-09 組合せ秤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6091898B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0526971Y2 (ja) * 1987-12-24 1993-07-08
US4844190A (en) * 1988-05-03 1989-07-04 Ishida Scales Manufacturing Company, Ltd. Combinational weigher for multiple operations
JPH07198466A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Yamato Scale Co Ltd ミックス計量方法
JP3446075B2 (ja) * 1997-06-30 2003-09-16 アンリツ産機システム株式会社 組合せ計量装置
JP3771022B2 (ja) * 1997-11-19 2006-04-26 大和製衡株式会社 組合せ秤
JP2006300654A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Katsuzo Kawanishi 混合計量用組合せ秤
JP2012237603A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014134408A (ja) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012101685A1 (ja) 組合せ秤
JP5897949B2 (ja) 選別組合せ装置
JP6091898B2 (ja) 組合せ秤
KR101533172B1 (ko) 조합 저울
JP5432031B2 (ja) 半自動式組合せ秤
JPH08304156A (ja) 選別組合せ秤における表示装置及び選別組合せ秤における後段装置の制御装置
JP5844133B2 (ja) 組合せ秤
JP4676837B2 (ja) 組合せ秤
JP5985093B2 (ja) 選別組合せ装置
JP5944075B2 (ja) 選別組合せ装置
JP6714309B2 (ja) 計量装置
JP2012237603A (ja) 組合せ秤
JP2005055187A (ja) 組合せ計量計数装置および組合せ計量計数方法
JP5545611B2 (ja) 組合せ秤
JP5547536B2 (ja) 組み合わせ秤及び組み合わせ秤における計量方法
JP2007085856A (ja) 半自動式組合せ秤及びその計量方法
JP6675940B2 (ja) 組合せ秤
JP2007248240A (ja) 組合せ秤および組合せ計量方法
JP6391492B2 (ja) 供給物選択装置及び選択対象物の供給方法
JP5839466B2 (ja) 重量選別機
JP5825972B2 (ja) 組合せ秤
KR102275169B1 (ko) 수산물 정량계량 시스템 및 그 방법
JP6203615B2 (ja) 組合せ計数装置
JP5823308B2 (ja) 重量選別機
JP2975092B2 (ja) マルチターゲット重量計量機能付き組合せ秤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6091898

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250