JP6089797B2 - 操作スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、操作スイッチ、詳しくは、乗物の内装品を操作するための操作スイッチに関する。
乗物内には多くの内装品が設けられており、それら多くの内装品には操作スイッチの操作により作動するものがある。また、操作スイッチが設けられている内装品には、複数の操作が必要なものがあり、そのような場合には、1つの内装品に対して、複数の操作スイッチが必要となる。具体的には、例えば、車両用シートには、シートを前後方向にスライドさせるための操作スイッチ,シートをリクライニングさせるための操作スイッチ等が必要であり、空調装置には、電源をON/OFFするための操作スイッチ,風量等を調整するための操作スイッチ等が必要である。下記特許文献には、複数の操作スイッチが設けられた内装品の一例が記載されている。
特開2010−179759号公報
操作スイッチの操作により作動する内装品においては、操作の種類が増えるほど、機能的になり便利となる。一方で、操作の種類に応じて複数の操作スイッチが必要となり、それら複数の操作スイッチの配置スペース,見栄えの悪さ等の問題がある。また、揺動可能な部材に操作スイッチが設けられる場合がある。具体的には、シートクッションに対して傾斜角度を変更することが可能なシートバックに、シートを所定の方向に移動させるための操作スイッチが配設されている場合がある。このような場合には、操作スイッチの操作方向とシートの移動方向とを一致させることで、ユーザーが直感的にスイッチを操作できるものがある。しかし、シートバックの傾斜角度が変化することで、操作スイッチの操作方向とシートの移動方向とがズレて、直感的な操作ができなくなる虞がある。このように、乗物の内装品を操作するための操作スイッチは、改良の余地を多分に残すものとなっており、種々の改良を施すことによって、操作スイッチの実用性を高くすることが可能である。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高い操作スイッチを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の操作スイッチは、乗物の内装品を操作するための操作スイッチであって、乗物内に揺動可能に取り付けられた揺動部材に設けられ、入力媒体の所定の方向への動作を検出するタッチセンサと、前記タッチセンサによる検出値に基づいて、前記内装品の作動を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記タッチセンサによって入力媒体の前記所定の方向への動作が検出された際に、前記揺動部材が、閾角度より揺動方向のうちの一方の方向である第1揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第1の作動態様で作動させ、前記閾角度より前記第1揺動方向と反対の方向である第2揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第2の作動態様で作動させており、前記揺動部材が第1の方向に揺動する際の前記閾角度は、第1閾角度であり、前記揺動部材が第2の方向に揺動する際の前記閾角度は、前記第1閾角度より前記第2揺動方向の側に位置する第2閾角度であることを特徴とする。
また、請求項2に記載の操作スイッチでは、請求項1に記載の操作スイッチにおいて、前記揺動部材は、任意の角度で前記揺動部材を保持する保持機構を有し、前記保持機構は、前記閾角度を含む所定の範囲において、前記揺動部材を保持しないことを特徴とする。
また、請求項3に記載の操作スイッチでは、請求項1または請求項2に記載の操作スイッチにおいて、前記制御装置は、前記揺動部材の揺動中において、前記揺動部材が前記閾角度を超えて揺動しても、前記内装品の作動態様を、前記第1の作動態様と前記第2の作動態様とで切り換えないことを特徴とする。
また、請求項4に記載の操作スイッチは、乗物の内装品を操作するための操作スイッチであって、当該操作スイッチが、乗物内に揺動可能に取り付けられた揺動部材に設けられ、入力媒体の所定の方向への動作を検出するタッチセンサと、前記タッチセンサによる検出値に基づいて、前記内装品の作動を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記タッチセンサによって入力媒体の前記所定の方向への動作が検出された際に、前記揺動部材が、閾角度より揺動方向のうちの一方の方向である第1揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第1の作動態様で作動させ、前記閾角度より前記第1揺動方向と反対の方向である第2揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第2の作動態様で作動させており、前記揺動部材は、任意の角度で前記揺動部材を保持する保持機構を有し、前記保持機構は、前記閾角度を含む所定の範囲において、前記揺動部材を保持しないことを特徴とする。
また、請求項5に記載の操作スイッチでは、請求項4に記載の操作スイッチにおいて、前記揺動部材が第1の方向に揺動する際の前記閾角度は、第1閾角度であり、前記揺動部材が第2の方向に揺動する際の前記閾角度は、前記第1閾角度より前記第2揺動方向の側に位置する第2閾角度であることを特徴とする。
また、請求項6に記載の操作スイッチでは、請求項4または請求項5に記載の操作スイッチにおいて、前記制御装置は、前記揺動部材の揺動中において、前記揺動部材が前記閾角度を超えて揺動しても、前記内装品の作動態様を、前記第1の作動態様と前記第2の作動態様とで切り換えないことを特徴とする。
また、請求項7に記載の操作スイッチは、乗物の内装品を操作するための操作スイッチであって、当該操作スイッチが、乗物内に揺動可能に取り付けられた揺動部材に設けられ、入力媒体の所定の方向への動作を検出するタッチセンサと、前記タッチセンサによる検出値に基づいて、前記内装品の作動を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記タッチセンサによって入力媒体の前記所定の方向への動作が検出された際に、前記揺動部材が、閾角度より揺動方向のうちの一方の方向である第1揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第1の作動態様で作動させ、前記閾角度より前記第1揺動方向と反対の方向である第2揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第2の作動態様で作動させており、前記揺動部材の揺動中において、前記揺動部材が前記閾角度を超えて揺動しても、前記内装品の作動態様を、前記第1の作動態様と前記第2の作動態様とで切り換えないことを特徴とする。
また、請求項8に記載の操作スイッチでは、請求項7に記載の操作スイッチにおいて、前記揺動部材が第1の方向に揺動する際の前記閾角度は、第1閾角度であり、前記揺動部材が第2の方向に揺動する際の前記閾角度は、前記第1閾角度より前記第2揺動方向の側に位置する第2閾角度であることを特徴とする。
また、請求項9に記載の操作スイッチでは、請求項7または請求項8に記載の操作スイッチにおいて、前記揺動部材は、任意の角度で前記揺動部材を保持する保持機構を有し、前記保持機構は、前記閾角度を含む所定の範囲において、前記揺動部材を保持しないことを特徴とする。
請求項1,4,7に記載の操作スイッチでは、タッチセンサによって入力媒体の所定の方向への動作が検出された際に、揺動部材の揺動角度に応じて、内装品の作動態様を、第1の作動態様と第2の作動態様とで変化させている。つまり、揺動部材の揺動角度が閾角度未満である場合には、内装品を第1の作動態様と第2の作動態様との一方で作動させ、揺動部材の揺動角度が閾角度以上である場合には、内装品を第1の作動態様と第2の作動態様との他方で作動させている。これにより、タッチセンサへの所定方向への操作により、内装品を2種類の作動態様で作動させることが可能となる。つまり、タッチセンサの数を減らすことが可能となる。
また、揺動部材の揺動角度に応じて、内装品の作動態様を、第1の作動態様と第2の作動態様とで変化させることで、例えば、揺動部材の揺動角度に応じて、内装品の動作方向を、第1の方向と第2の方向で変化させることが可能である。これにより、後に詳しく説明するように、揺動部材の揺動角度の変化に伴う操作スイッチの操作方向と内装品の動作方向とのズレを解消することも可能である。このように、請求項1に記載の操作スイッチによれば、種々の問題を解消することが可能となり、操作スイッチの実用性が向上する。
また、請求項1,5,8に記載の操作スイッチでは、揺動部材の揺動方向に応じて、閾角度が2種類用意されている。つまり、揺動部材の揺動方向に応じて、第1の作動態様と第2の作動態様とを切り換えるタイミングが変化する。これにより、種々の状況に対応することが可能となり、操作スイッチの操作性が向上する。
また、請求項2,4,9に記載の操作スイッチでは、揺動部材は、閾角度を含む所定の範囲において固定されない。揺動部材が閾角度付近に位置している場合に、ユーザーは、揺動部材が閾角度未満であるか、閾角度以上であるかを認識し難い。つまり、タッチセンサの操作によって、内装品が、第1の作動態様で作動するか、第2の作動態様で作動するかを認識し難い。しかし、閾角度を含む所定の範囲において、揺動部材が固定されなければ、ユーザーは、揺動部材が閾角度未満であるか、閾角度以上であるかを認識し易い。つまり、タッチセンサの操作によって、内装品が、第1の作動態様で作動するか、第2の作動態様で作動するかを認識し易い。これにより、タッチセンサの操作による内装品の作動態様が明確となり、操作スイッチの操作性が向上する。
また、請求項3,6,7に記載の操作スイッチでは、揺動部材の揺動中に、揺動部材が閾角度を超えて揺動しても、タッチセンサの操作による内装品の作動態様は維持される。これにより、ユーザーの意図通りに内装品を作動させることが可能となる。詳しくは、揺動部材が揺動し、閾角度を超える直前に、内装品が第1の作動態様で作動している場合がある。このような場合に、揺動部材が閾角度を超えたことを契機として、内装品が第2の作動態様で作動すると、内装品は、ユーザーの意図しない動きをする。このため、請求項4に記載の操作スイッチでは、揺動部材が揺動し、閾角度を超える直前に、内装品が第1の作動態様で作動していれば、揺動部材が閾角度を超えても、内装品の作動態様が第1の作動態様に維持される。これにより、ユーザーの意図通りに内装品を作動させることが可能となる。
実施例の操作スイッチが設けられた車両用シートを車両前方からの視点において示す斜視図である。 図1に示す車両用シートの備える制御装置を示すブロック図である。 シートバックの傾斜角度が変更された状態の車両用シートを示す側面図である。 タッチセンサの操作による車両用シートの作動態様を変更するための閾角度を概念的に示す図である。 タッチセンサのトップカバーへの画像の表示態様を示す図である。 変形例の操作スイッチが設けられた車両用シートを示す側面図である。 変形例のタッチセンサの操作による車両用シートの作動態様を変更するための閾角度を概念的に示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例および変形例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<車両用シートの構成>
図1に、本発明の実施例の操作スイッチ10が設けられた車両用シート20を斜め前方からの視点において示す。車両用シート20は、運転者の臀部を支持するシートクッション22と、運転者の背部を支持するシートバック24と、シートバック24の上端に設けられて運転者の頭部を支持するヘッドレスト26とによって構成されている。車両用シート20は、電動で各種着座姿勢を調節することが可能なシート、所謂、パワーシートとされており、操作スイッチ10は、車両用シート20の各種着座姿勢を調整するためのスイッチである。
具体的には、車両用シート20は、各種着座姿勢を調整するための機構として、図2に示すように、リクライニング機構30、スライド機構32、リフター機構34を備えている。各種機構は、公知の技術であることから、以下に簡単に説明する。
リクライニング機構30は、シートバック24のシートクッション22に対する傾斜角度を変更可能なリクライニングギヤ機構(図示省略)と、そのギヤ機構を駆動する電磁モータ40とを有しており、電磁モータ40の駆動により傾斜角度を調整することが可能とされている。
スライド機構32は、車両のフロアに固定されるロアレール(図1参照)42と、そのロアレール42に対してスライド可能に設けられたアッパレール(図1参照)44と、ロアレール42とアッパレール44とを相対的に移動させる電磁モータ46とを有しており、電磁モータ46の駆動により車両用シート20を前後方向にスライドさせることが可能とされている。
リフター機構34は、シートクッション22と車両フロアとの間の距離を変更可能なリフターギヤ機構(図示省略)と、そのリフターギヤ機構を駆動する電磁モータ50とを有しており、電磁モータ50の駆動により車両用シート20の高さを調整することが可能とされている。
操作スイッチ10は、図1に示すように、シートバック24の側面に配設された2つのタッチセンサ70,72によって構成されている。タッチセンサ70は、スライド機構32とリフター機構34との作動を制御するためのセンサスイッチであり、タッチセンサ72は、リクライニング機構30の作動を制御するためのセンサスイッチである。
タッチセンサ70は、シートバック24の側面に配設された概して矩形のトップカバー74と、トップカバー74の内部に設けられる基板76とによって構成されている。基板76には、複数の電極(図2参照)78が設けられており、それら複数の電極78は、トップカバー74の長手方向および、短手方向に並んで配設されている。各電極78は、ユーザーの指等の入力媒体の接近により、静電容量の変化に依拠して、検出値を出力する構成とされている。これにより、タッチセンサ70は、各電極78によって入力媒体の接触若しくは接近を検出し、入力媒体の接触等を検出した電極78の配設方向により、入力媒体の移動方向を検出することが可能とされている。つまり、タッチセンサ70は、トップカバー74の長手方向への入力媒体の操作および、トップカバー74の短手方向への入力媒体の操作を検出することが可能とされている。
また、電極78には、複数のLED(図2参照)80も設けられている。各LED80は、トップカバー74に記された画像(図5参照)82,84,86,88に対応して設けられており、LED80が点灯されることで、点灯されたLED80に対応する画像82,84,86,88が、トップカバー74に表示される。
タッチセンサ72は、タッチセンサ70のトップカバー74の下方に配設された概して矩形のトップカバー90と、トップカバー90の内部に設けられる基板92とによって構成されている。基板92には、複数の電極(図2参照)96が設けられており、それら複数の電極96は、トップカバー90の長手方向に並んで配設されている。各電極96は、電極78と同様に、ユーザーの指等の入力媒体の接近により、静電容量の変化に依拠して、検出値を出力する構成とされている。これにより、タッチセンサ72は、各電極96によって入力媒体の接触若しくは接近を検出し、入力媒体の接触等を検出した電極96の配設方向により、入力媒体の移動方向を検出することが可能とされている。つまり、タッチセンサ72は、トップカバー90の長手方向への入力媒体の操作を検出することが可能とされている。なお、タッチセンサ70,72は、静電容量の変化を利用して入力媒体の操作方向を検出することから、静電容量方式のタッチセンサである。
また、車両用シート20は、図2に示すように、制御装置100を備えている。制御装置100は、CPU,ROM,RAM等を備えたコンピュータを主体とするコントローラ102と、上記電磁モータ40,46,50に対応する複数の駆動回路104とを備えている。コントローラ102には、駆動回路104を介して、駆動回路104に対応する電磁モータ40,46,50が接続されており、リクライニング機構30等の作動を制御することが可能とされている。また、コントローラ102には、タッチセンサ70,72の基板76,92が接続されており、電極78,96による検出値が、コントローラ102に入力される。そして、各検出値に基づいて、リクライニング機構30等の作動が制御される。
<着座姿勢を調整するための機構の作動>
着座姿勢を調整するための機構30,32,34の作動について、以下に詳しく説明する。まず、リクライニング機構30の作動について説明する。リクライニング機構30の作動は、タッチセンサ72へのユーザー操作により制御される。具体的には、ユーザーが、指等の入力媒体をタッチセンサ72に接近させ、タッチセンサ72のトップカバー90の長手方向に沿って移動させる。これにより、コントローラ102では、タッチセンサ72の複数の電極96からの検出値によって、入力媒体の移動方向および移動量が演算される。ちなみに、トップカバー90の長手方向とは、図3に示す矢印110の方向である。
そして、コントローラ102から、入力媒体の移動方向に応じた方向、かつ、入力媒体の移動距離に応じた角度、シートバック24をシートクッション22に対して傾斜させる旨の指令が、リクライニング機構30の電磁モータ40に対応する駆動回路104に送信される。これにより、シートバック24のシートクッション22に対する傾斜角度は、任意の角度に変化する。なお、ユーザーが、所定方向へ入力媒体を移動させた後に、入力媒体をタッチセンサ72から離間させない場合には、シートバック24は傾動し続ける。また、図3に示す矢印110は、入力媒体の操作方向および、シートバック24の傾動方向を示すために、図に記されたものであり、タッチセンサ72のトップカバー90には、記されていない。
また、スライド機構32およびリフター機構34の作動は、タッチセンサ70へのユーザー操作により制御される。ただし、シートバック24のシートクッション22に対する傾斜角度(以下、シートバック24の傾斜角度と略して記載する場合がある)に応じて、タッチセンサ70へのユーザー操作の手法が異なる。言い換えれば、シートバック24の傾斜角度に応じて、所定のユーザー操作によるスライド機構32およびリフター機構34の作動態様が異なる。
このため、まず、シートバック24の傾斜角度が90度前後である場合のスライド機構32およびリフター機構34の作動について説明する。なお、シートバック24の傾斜角度は、シートバック24とシートクッション22とのなす角度である。つまり、図3(a)に示すように、シートバック24が立設した状態において、シートバック24の傾斜角度は、概ね90度前後であり、図3(b)に示すように、シートバック24が後方に倒された状態において、シートバック24の傾斜角度は、概ね180度前後である。
シートバック24の傾斜角度が90度前後である場合(図3(a)参照)に、ユーザーが、入力媒体をタッチセンサ70に接近させ、タッチセンサ70のトップカバー74の長手方向に沿って移動させると、コントローラ102では、タッチセンサ70の複数の電極78からの検出値によって、入力媒体の移動方向および移動量が演算される。ちなみに、トップカバー74の長手方向とは、図3に示す矢印112の方向である。そして、コントローラ102から、入力媒体の移動方向に応じた方向、かつ、入力媒体の移動距離に応じた距離、シートクッション22を昇降させる旨の指令が、リフター機構34の電磁モータ50に対応する駆動回路104に送信される。これにより、車両用シート20は、上下方向の任意の位置に移動する。
さらに、シートバック24の傾斜角度が90度前後である場合に、ユーザーが、入力媒体をタッチセンサ70に接近させ、タッチセンサ70のトップカバー74の短手方向に沿って移動させると、コントローラ102では、タッチセンサ70の複数の電極78からの検出値によって、入力媒体の移動方向および移動量が演算される。ちなみに、トップカバー74の短手方向とは、図3に示す矢印114の方向である。そして、コントローラ102から、入力媒体の移動方向に応じた方向、かつ、入力媒体の移動距離に応じた距離、車両用シート20をスライドさせる旨の指令が、スライド機構32の電磁モータ46に対応する駆動回路104に送信される。これにより、車両用シート20は、前後方向の任意の位置に移動する。なお、ユーザーが、所定方向へ入力媒体を移動させた後に、入力媒体をタッチセンサ70から離間させない場合には、車両用シート20は移動し続ける。
このように、シートバック24の傾斜角度が90度前後である場合に、ユーザーが、矢印114の方向、つまり、前後方向に、入力媒体を操作することで、車両用シート20は前後方向に移動し、ユーザーが、矢印112の方向、つまり、上下方向に、入力媒体を操作することで、車両用シート20は上下方向に移動する。なお、図3に示す矢印112,114は、入力媒体の操作方向および、車両用シート20の移動方向を示すために、図に記されたものであり、タッチセンサ70のトップカバー74には、記されていない。
次に、シートバック24の傾斜角度が180度前後である場合のスライド機構32およびリフター機構34の作動について説明する。シートバック24の傾斜角度が180度前後である場合(図3(b)参照)に、ユーザーが、入力媒体をタッチセンサ70に接近させ、タッチセンサ70のトップカバー74の長手方向、つまり、矢印112の方向に沿って移動させると、コントローラ102では、タッチセンサ70の複数の電極78からの検出値によって、入力媒体の移動方向および移動量が演算される。そして、コントローラ102から、入力媒体の移動方向に応じた方向、かつ、入力媒体の移動距離に応じた距離、車両用シート20をスライドさせる旨の指令が、スライド機構32の電磁モータ46に対応する駆動回路104に送信される。これにより、車両用シート20は、前後方向の任意の位置に移動する。
さらに、シートバック24の傾斜角度が180度前後である場合に、ユーザーが、入力媒体をタッチセンサ70に接近させ、タッチセンサ70のトップカバー74の短手方向、つまり、矢印114に沿って移動させると、コントローラ102では、タッチセンサ70の複数の電極78からの検出値によって、入力媒体の移動方向および移動量が演算される。そして、コントローラ102から、入力媒体の移動方向に応じた方向、かつ、入力媒体の移動距離に応じた距離、シートクッション22を昇降させる旨の指令が、リフター機構34の電磁モータ50に対応する駆動回路104に送信される。これにより、車両用シート20は、上下方向の任意の位置に移動する。
つまり、シートバック24の傾斜角度が180度前後である場合に、ユーザーが、矢印112の方向、つまり、前後方向に、入力媒体を操作することで、車両用シート20は前後方向に移動し、ユーザーが、矢印114の方向、つまり、上下方向に、入力媒体を操作することで、車両用シート20は上下方向に移動する。
このように、車両用シート20では、シートバック24の傾斜角度に応じて、所定の方向へのユーザー操作による車両用シート20の作動態様を変化させることで、入力媒体の操作方向と、車両用シート20の移動方向とを一致させることが可能となっている。詳しくは、図3(a)に示す状態のタッチセンサ70に対して、矢印114の方向へのユーザー操作が行われた場合に、スライド機構32が作動するのであれば、従来の車両用シートであれば、図3(b)に示す状態のタッチセンサ70に対して、矢印114の方向へのユーザー操作が行われた場合に、当然、スライド機構32が作動する。しかしながら、図3(b)に示す状態のタッチセンサ70に対して、矢印114の方向へのユーザー操作が行われた場合に、スライド機構32が作動すると、ユーザーの操作方向と車両用シート20の移動方向とが一致しない。つまり、ユーザーの操作方向である矢印114の方向は、図3(b)に示す状態のタッチセンサ70では、上下方向であり、スライド機構32による車両用シート20の移動方向は、前後方向である。
一方、車両用シート20では、図3(a)に示す状態のタッチセンサ70に対して、矢印114の方向へのユーザー操作が行われた場合に、スライド機構32が作動するが、図3(b)に示す状態のタッチセンサ70に対して、矢印114の方向へのユーザー操作が行われた場合には、リフター機構34が作動する。つまり、図3(a)に示す状態のタッチセンサ70では、ユーザーの操作方向である矢印114の方向は、前後方向であり、ユーザー操作による車両用シート20の移動方向は前後方向である。また、図3(b)に示す状態のタッチセンサ70では、ユーザーの操作方向である矢印114の方向は、上下方向であり、ユーザー操作による車両用シート20の移動方向は上下方向である。つまり、車両用シート20では、シートバック24の傾斜角度に応じて、所定の方向へのユーザー操作によって作動する機構を変化させることで、入力媒体の操作方向と、車両用シート20の移動方向とを、シートバック24の傾斜角度に関わらす、一致させることが可能となっている。これにより、ユーザーは、シートバック24の傾斜角度に関わらす、直感的に車両用シート20の位置を変化させることが可能となる。
ちなみに、傾斜角度が90度前後である場合のシートバック24の位置と、傾斜角度が180度前後である場合のシートバック24の位置との間に閾角度が設定されており、シートバック24が、閾角度より車両前方側に位置している場合には、所定方向へのユーザー操作により、車両用シート20は、第1の作動態様で作動し、シートバック24が、閾角度より車両後方側に位置している場合には、所定方向へのユーザー操作により、車両用シート20は、第2の作動態様で作動する。つまり、所定方向が矢印112の方向である場合には、第1の作動態様は、車両用シート20が上下方向に移動する態様であり、第2の態様は、車両用シート20が前後方向に移動する態様である。一方、所定方向が矢印114の方向である場合には、第1の作動態様は、車両用シート20が前後方向に移動する態様であり、第2の態様は、車両用シート20が上下方向に移動する態様である。
また、車両用シート20では、閾角度が2種類用意されており、シートバック24がリクライニング機構30の作動により傾動する方向に応じて、閾角度が変化する。具体的には、図4に示すように、シートバック24が前方に向かって傾動する場合、つまり、点線によって示されるシートバック24が実線によって示されるシートバック24に向かって傾動する場合の閾角度(以下、第1閾角度と記載する場合がある)は、1点鎖線で示される直線120に相当する角度に設定されている。一方、シートバック24が後方に向かって傾動する場合、つまり、実線によって示されるシートバック24が点線によって示されるシートバック24に向かって傾動する場合の閾角度(以下、第2閾角度と記載する場合がある)は、2点鎖線で示される直線122に相当する角度に設定されている。
このため、シートバック24が前方に向かって傾動している際に、第1閾角度の手前、つまり、第1閾角度と第2閾角度との間で、シートバック24の傾斜角度が保持された場合には、所定方向へのユーザー操作により、車両用シート20は、第2の作動態様で作動する。つまり、矢印112へのユーザー操作により、車両用シート20は、前後方向に移動し、矢印114へのユーザー操作により、車両用シート20は、上下方向に移動する。一方、シートバック24が後方に向かって傾動している際に、第2閾角度の手前、つまり、第1閾角度と第2閾角度との間で、シートバック24の傾斜角度が保持された場合には、所定方向へのユーザー操作により、車両用シート20は、第1の作動態様で作動する。つまり、矢印112へのユーザー操作により、車両用シート20は、上下方向に移動し、矢印114へのユーザー操作により、車両用シート20は、前後方向に移動する。このように、シートバック24が傾動する方向に応じて、閾角度を変化させることで、種々の状況に対応することが可能となり、操作スイッチ10の操作性が向上する。
なお、シートバック24が傾動している間、つまり、シートバック24の傾斜角度が変化している間に、シートバック24が閾角度を超えて傾動しても、タッチセンサ70の操作による車両用シート20の作動態様は維持される。これは、シートバック24が傾動している最中に、タッチセンサ72による車両用シート20の作動態様が変化すると、車両用シート20をユーザーの意図通りに移動させることができないためである。詳しくは、例えば、ユーザーが、タッチセンサ70とタッチセンサ72とを同時に操作し、シートバック24が後方に向かって傾動し、第2閾角度を超える直前に、車両用シート20が後方に向かって移動している場合、つまり、第1の態様で作動している場合がある。このような場合に、シートバック24が第2閾角度を超えたことを契機として、車両用シート20が下方に向かって移動、つまり、第2の態様で作動すると、車両用シート20は、ユーザーの意図しない動きをする。このため、車両用シート20では、ユーザーが、タッチセンサ70とタッチセンサ72とを同時に操作し、シートバック24が後方に向かって傾動し、第2閾角度を超える直前に、車両用シート20が後方に向かって移動していれば、シートバック24が第2閾角度を超えても、車両用シート20の後方への移動が維持される。これにより、ユーザーの意図通りに車両用シート20を移動させることが可能となる。
また、車両用シート20では、シートバック24の傾斜角度に応じて車両用シート20の作動態様が変化する際に、タッチセンサ70のトップカバー74への画像82,84,86,88の表示態様を変化させている。具体的には、シートバック24が閾角度より車両前方側に位置しており、車両用シート20が第1の態様で作動する場合、つまり、矢印114方向へのユーザー操作時に車両用シート20が前後方向に移動し、矢印112方向へのユーザー操作時に車両用シート20が上下方向に移動する場合には、図5(a)に示すように、画像82と画像84とが、トップカバー74に表示される。つまり、コントローラ102の指令により、画像82と画像84とに対応するLED80が点灯する。画像82は、矢印112方向へのユーザー操作により車両用シート20が上下方向に移動することを示す画像であり、シートバック24の傾斜角度が90度前後である場合に、傾斜することなくトップカバー74に表示される。また、画像84は、矢印114方向へのユーザー操作により車両用シート20が前後方向に移動することを示す画像であり、シートバック24の傾斜角度が90度前後である場合に、傾斜することなくトップカバー74に表示される。
また、シートバック24が閾角度より車両後方側に位置しており、車両用シート20が第2の態様で作動する場合、つまり、矢印114方向へのユーザー操作時に車両用シート20が上下方向に移動し、矢印112方向へのユーザー操作時に車両用シート20が前後方向に移動する場合には、図5(b)に示すように、画像86と画像88とが、トップカバー74に表示される。つまり、コントローラ102の指令により、画像86と画像88とに対応するLED80が点灯する。画像86は、矢印112方向へのユーザー操作により車両用シート20が前後方向に移動することを示す画像であり、シートバック24の傾斜角度が180度前後である場合に、傾斜することなくトップカバー74に表示される。また、画像88は、矢印114方向へのユーザー操作により車両用シート20が上下方向に移動することを示す画像であり、シートバック24の傾斜角度が180度前後である場合に、傾斜することなくトップカバー74に表示される。
上述したように、シートバック24の傾斜角度に応じて車両用シート20の作動態様が変化する際に、トップカバー74への画像82,84,86,88の表示態様を変化させることで、操作方向を示唆する画像82,84,86,88を適切な状態で表示することが可能となる。
<変形例>
変形例の操作スイッチ130を、図6および図7に示す。操作スイッチ130は、タッチセンサ132を除いて、上記実施例の操作スイッチ10と同じである。このため、操作スイッチ130の操作スイッチ10と同じ構成要素については、操作スイッチ10と同じ符号を用いて説明を省略あるいは簡略に行うものとする。
操作スイッチ130を構成するタッチセンサ132は、タッチセンサ72の上方に配設された概して矩形のトップカバー134と、トップカバー134の内部に設けられる基板135とによって構成されている。基板135には、複数の電極(図示省略)が設けられており、それら複数の電極は、トップカバー134の長手方向に並んで配設されている。各電極は、ユーザーの指等の入力媒体の接近により、静電容量の変化に依拠して、検出値を出力する構成とされている。これにより、タッチセンサ132は、各電極によって入力媒体の接触若しくは接近を検出し、入力媒体の接触等を検出した電極の配設方向により、入力媒体の移動方向を検出することが可能とされている。つまり、タッチセンサ132は、トップカバー134の長手方向への入力媒体の操作を検出することが可能とされている。
タッチセンサ132は、スライド機構32およびリフター機構34の作動を制御するための操作スイッチであり、タッチセンサ132の操作手法について、以下に説明する。ただし、タッチセンサ132も、上記操作スイッチ10のタッチセンサ70と同様に、シートバック24の傾斜角度に応じて、所定のユーザー操作によるスライド機構32およびリフター機構34の作動態様が異なる。
このため、まず、シートバック24の傾斜角度が90度前後である場合のタッチセンサ132の操作手法について説明する。シートバック24の傾斜角度が90度前後である場合(図6(a)参照)に、ユーザーが、入力媒体をタッチセンサ132に接近させ、トップカバー134の長手方向に沿って移動させると、コントローラ102では、タッチセンサ132の複数の電極からの検出値によって、入力媒体の移動方向および移動量が演算される。ちなみに、トップカバー134の長手方向とは、図6に示す矢印136の方向である。そして、コントローラ102から、入力媒体の移動方向に応じた方向、かつ、入力媒体の移動距離に応じた距離、シートクッション22を昇降させる旨の指令が、リフター機構34の電磁モータ50に対応する駆動回路104に送信される。これにより、車両用シート20は、上下方向の任意の位置に移動する。
次に、シートバック24の傾斜角度が180度前後である場合のタッチセンサ132の操作手法について説明する。シートバック24の傾斜角度が180度前後である場合(図6(b)参照)に、ユーザーが、入力媒体をタッチセンサ132に接近させ、トップカバー134の長手方向、つまり、矢印136の方向に沿って移動させると、コントローラ102では、タッチセンサ132の複数の電極からの検出値によって、入力媒体の移動方向および移動量が演算される。そして、コントローラ102から、入力媒体の移動方向に応じた方向、かつ、入力媒体の移動距離に応じた距離、車両用シート20をスライドさせる旨の指令が、スライド機構32の電磁モータ46に対応する駆動回路104に送信される。これにより、車両用シート20は、前後方向の任意の位置に移動する。
つまり、シートバック24の傾斜角度が90度前後である場合に、ユーザーが、矢印136の方向、つまり、上下方向に、入力媒体を操作することで、車両用シート20は上下方向に移動する。一方、シートバック24の傾斜角度が180度前後である場合に、ユーザーが、矢印136の方向、つまり、前後方向に、入力媒体を操作することで、車両用シート20は前後方向に移動する。このように、シートバック24の傾斜角度に応じて、所定の方向、つまり、矢印136の方向へのユーザー操作による車両用シート20の作動態様を変化させることで、入力媒体の操作方向と、車両用シート20の移動方向とを一致させることが可能となっている。これにより、ユーザーは、シートバック24の傾斜角度に関わらす、直感的に車両用シート20の位置を変化させることが可能となる。
ちなみに、変形例のタッチセンサ132においても、傾斜角度が90度前後である場合のシートバック24の位置と、傾斜角度が180度前後である場合のシートバック24の位置との間に閾角度が設定されており、シートバック24が、閾角度より車両前方側に位置している場合には、矢印136の方向へのユーザー操作により、車両用シート20は、第1の作動態様で作動し、シートバック24が、閾角度より車両後方側に位置している場合には、矢印136の方向へのユーザー操作により、車両用シート20は、第2の作動態様で作動する。なお、第1の作動態様は、車両用シート20が上下方向に移動する態様であり、第2の態様は、車両用シート20が前後方向に移動する態様である。
また、変形例のタッチセンサ132が設けられる車両用シート20では、閾角度を含む所定の範囲において、シートバック24が保持されないように、リクライニング機構30が制御されている。詳しくは、図7に示す1点鎖線の直線140と2点鎖線の直線142との間に、閾角度が設定されている。そして、2本の直線140,142の間に相当する傾斜角度において、シートバック24が停止しないように、リクライニング機構30の電磁モータ46は制御される。これは、閾角度付近では、タッチセンサ132の操作による車両用シート20の移動方向が認識し難いためであり、閾角度を含む所定の範囲において、シートバック24が停止しないことで、タッチセンサ132の操作による車両用シート20の移動方向が明確となる。これにより、タッチセンサ132の操作性が向上する。
ちなみに、上記実施例および変形例において、操作スイッチ10,130は、操作スイッチの一例である。車両用シート20は、内装品の一例である。シートバック24は、揺動部材の一例である。タッチセンサ70,132は、タッチセンサの一例である。電磁モータ40は、保持機構の一例である。制御装置100は、制御装置の一例である。シートバック24が車両前方側に向かって傾動する方向は、第1揺動方向の一例であり、シートバック24が車両後方側に向かって傾動する方向は、第2揺動方向の一例である。
なお、本発明は、上記実施例および変形例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。具体的には、例えば、上記実施例および変形例において、タッチセンサ70,132の操作により作動する機構として、スライド機構32,リフター機構34が採用されているが、他の種類の機構を採用することが可能である。具体的には、リクライニング機構30,ランバーサポート機構,シートクッション22の前後方向の長さ,シートバック24の中折れ角度,サイドサポートの折れ曲げ角度,ヘッドレスト26の傾斜角度等を変更するための機構を採用することが可能である。
また、上記実施例および変形例では、タッチセンサ70,132の操作により動作する内装品として、車両用シート20が採用されているが、種々の内装品を採用することが可能である。具体的には、内装品としてウィンドウ,サンルーフ,サンシェード等を採用し、タッチセンサ70,132により、ウィンドウ,サンルーフ,サンシェード等の開閉動作を操作してもよい。なお、内装品を駆動するアクチュエータは、電磁モータに限られず、油圧シリンダ,電磁ソレノイド等、種々の構造のものを採用することが可能である。
また、動作を伴わない内装品の操作スイッチに、上記技術を適用することが可能である。例えば、空調装置,オーディオ装置等の操作スイッチに、上記技術を適用することが可能である。具体的には、例えば、ユーザーが入力媒体をトップカバーに沿って所定の方向に移動させることで、風量調整,温度調整,音量調整等の操作が行われるように構成されてもよい。
また、上記実施例および変形例では、揺動部材として、シートバック24が採用されているが、種々の部材を採用することが可能である。具体的には、車両用シート20のシートクッション22,ヘッドレスト26,アームレスト,オットマン等を採用することが可能である。また、例えば、シートの背面に揺動可能に取り付けられ、そのシートの真後ろのシート着座者が使用するテーブルを採用することも可能である。さらに言えば、サンバイザー,開閉する扉の内張り等を採用することも可能である。
また、上記実施例および変形例では、タッチセンサとして、静電容量方式のタッチセンサが採用されているが、種々の方式のタッチセンサを採用することが可能である。具体的には、例えば、表面弾性波方式,抵抗膜方式,電磁誘導方式,赤外線方式等、種々の方式のタッチセンサを採用することが可能である。
10,130:操作スイッチ
20:車両用シート(内装品)
24:シートバック(揺動部材)
70,132:タッチセンサ
40:電磁モータ(保持機構)
100:制御装置

Claims (9)

  1. 乗物の内装品を操作するための操作スイッチであって、
    当該操作スイッチが、
    乗物内に揺動可能に取り付けられた揺動部材に設けられ、入力媒体の所定の方向への動作を検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサによる検出値に基づいて、前記内装品の作動を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記タッチセンサによって入力媒体の前記所定の方向への動作が検出された際に、前記揺動部材が、閾角度より揺動方向のうちの一方の方向である第1揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第1の作動態様で作動させ、前記閾角度より前記第1揺動方向と反対の方向である第2揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第2の作動態様で作動させており、
    前記揺動部材が第1の方向に揺動する際の前記閾角度は、第1閾角度であり、
    前記揺動部材が第2の方向に揺動する際の前記閾角度は、前記第1閾角度より前記第2揺動方向の側に位置する第2閾角度であることを特徴とする操作スイッチ。
  2. 前記揺動部材は、
    任意の角度で前記揺動部材を保持する保持機構を有し、
    前記保持機構は、
    前記閾角度を含む所定の範囲において、前記揺動部材を保持しないことを特徴とする請求項1に記載の操作スイッチ。
  3. 前記制御装置は、
    前記揺動部材の揺動中において、前記揺動部材が前記閾角度を超えて揺動しても、前記内装品の作動態様を、前記第1の作動態様と前記第2の作動態様とで切り換えないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の操作スイッチ。
  4. 乗物の内装品を操作するための操作スイッチであって、
    当該操作スイッチが、
    乗物内に揺動可能に取り付けられた揺動部材に設けられ、入力媒体の所定の方向への動作を検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサによる検出値に基づいて、前記内装品の作動を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記タッチセンサによって入力媒体の前記所定の方向への動作が検出された際に、前記揺動部材が、閾角度より揺動方向のうちの一方の方向である第1揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第1の作動態様で作動させ、前記閾角度より前記第1揺動方向と反対の方向である第2揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第2の作動態様で作動させており、
    前記揺動部材は、
    任意の角度で前記揺動部材を保持する保持機構を有し、
    前記保持機構は、
    前記閾角度を含む所定の範囲において、前記揺動部材を保持しないことを特徴とする操作スイッチ。
  5. 前記揺動部材が第1の方向に揺動する際の前記閾角度は、第1閾角度であり、
    前記揺動部材が第2の方向に揺動する際の前記閾角度は、前記第1閾角度より前記第2揺動方向の側に位置する第2閾角度であることを特徴とする請求項4に記載の操作スイッチ。
  6. 前記制御装置は、
    前記揺動部材の揺動中において、前記揺動部材が前記閾角度を超えて揺動しても、前記内装品の作動態様を、前記第1の作動態様と前記第2の作動態様とで切り換えないことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の操作スイッチ。
  7. 乗物の内装品を操作するための操作スイッチであって、
    当該操作スイッチが、
    乗物内に揺動可能に取り付けられた揺動部材に設けられ、入力媒体の所定の方向への動作を検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサによる検出値に基づいて、前記内装品の作動を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記タッチセンサによって入力媒体の前記所定の方向への動作が検出された際に、前記揺動部材が、閾角度より揺動方向のうちの一方の方向である第1揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第1の作動態様で作動させ、前記閾角度より前記第1揺動方向と反対の方向である第2揺動方向の側に位置している場合には、前記内装品を第2の作動態様で作動させており、
    前記揺動部材の揺動中において、前記揺動部材が前記閾角度を超えて揺動しても、前記内装品の作動態様を、前記第1の作動態様と前記第2の作動態様とで切り換えないことを特徴とする操作スイッチ。
  8. 前記揺動部材が第1の方向に揺動する際の前記閾角度は、第1閾角度であり、
    前記揺動部材が第2の方向に揺動する際の前記閾角度は、前記第1閾角度より前記第2揺動方向の側に位置する第2閾角度であることを特徴とする請求項7に記載の操作スイッチ。
  9. 前記揺動部材は、
    任意の角度で前記揺動部材を保持する保持機構を有し、
    前記保持機構は、
    前記閾角度を含む所定の範囲において、前記揺動部材を保持しないことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の操作スイッチ。
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