JP6088461B2 - 制御装置の放熱構造 - Google Patents

制御装置の放熱構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6088461B2
JP6088461B2 JP2014103238A JP2014103238A JP6088461B2 JP 6088461 B2 JP6088461 B2 JP 6088461B2 JP 2014103238 A JP2014103238 A JP 2014103238A JP 2014103238 A JP2014103238 A JP 2014103238A JP 6088461 B2 JP6088461 B2 JP 6088461B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
heat
heat dissipation
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014103238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014146843A (ja
Inventor
建太郎 山中
建太郎 山中
和明 長嶋
和明 長嶋
弘典 大橋
弘典 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2014103238A priority Critical patent/JP6088461B2/ja
Publication of JP2014146843A publication Critical patent/JP2014146843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6088461B2 publication Critical patent/JP6088461B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

本発明は、制御装置の放熱構造に関する。
従来、制御装置の放熱構造として、電子部品を実装したプリント基板を貫通するスルーホールを設け、当該スルーホールを介して電子部品の熱をプリント基板の実装面とは反対側の面に伝達し、反対側の面と外郭構造体との間を埋めた高熱伝導性材料を介して外郭構造体に伝達するようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−55459号公報
しかしながら、かかる従来の制御装置の放熱構造では、スルーホールが電子部品の実装領域に設けられており、当該実装領域において電子部品の熱がプリント基板の実装面とは反対側の面に伝達されるようにしているため、プリント基板の電子部品を実装した面とは反対側の面が、もっぱら放熱経路として用いられることとなり、プリント基板の実装面を有効に用いられていなかった。
したがって、多くの電子部品を実装する場合には、少なくとも電子部品の実装領域分の面積を広くしたプリント基板を用いる必要があり、基板サイズの大型化が余儀なくされてしまう。
そこで、本発明は、電子部品の放熱性を確保しつつ、電子部品の実装面積の拡大やプリント基板の小型化を図ることのできる制御装置の放熱構造を得ることを目的とする。
本発明は、多層構造のプリント基板と、当該プリント基板を内包する第1の分割ケースおよび第2の分割ケースからなる外郭構造体と、を備えた制御装置において、前記プリント基板に実装した電子部品の熱を、当該プリント基板の実装面とは反対側の面から前記外郭構造体に伝達し、当該外郭構造体から外方に放熱する制御装置の放熱構造であって、前記プリント基板の電子部品の実装領域から当該プリント基板の実装禁止帯となる周縁部まで放熱パターンが延設されるとともに、当該周縁部に、前記放熱パターンから前記外郭構造体に伝熱する熱伝達部が設けられており、前記プリント基板は、ベース部を備えており、前記ベース部から外方に向かって順に、前記プリント基板の内層に形成される第1の導体層、プリプレグ層、前記実装面となる第2の導体層が積層されており、前記放熱パターンは、前記第1の導体層と同じ層に形成されており、前記プリプレグ層には、前記放熱パターンおよび第1の導体層が形成される層に向けて突出する突出部が形成されており、前記放熱パターンと前記第1の導体層とが前記突出部によって分離されており、前記電子部品の実装領域において、前記放熱パターンを前記電子部品の外形以上に大きくしたことを特徴とする。
本発明によれば、プリント基板の実装面に実装した電子部品の熱が、プリント基板の実装禁止帯となる周縁部まで延設した放熱パターンと、プリント基板の実装禁止帯となる周縁部に設けた熱伝達部と、を介してプリント基板を内包した外郭構造体に伝達されるため、プリント基板の実装禁止帯となる周縁部でプリント基板の反対側の面に電子部品の熱を伝達することができる。したがって、プリント基板は、電子部品の実装領域の反対側の面にも他の電子部品の実装が可能となり、電子部品の放熱性を確保しつつ、電子部品の実装面積の拡大やプリント基板の小型化を図ることができる。また、放熱パターンを第1の導体層と同じ層に形成することで、第2の導体層に実装された電子部品の熱を放熱パターンによって放熱させつつ、同層の他の領域を回路パターンとして用いることが可能となる。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる制御装置の放熱構造を適用した電子制御装置を斜め下方から見た外観斜視図である。 図2は、図1に示す電子制御装置を斜め下方から見た分解斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態にかかる制御装置の放熱構造で、電子部品を実装したプリント基板の平面図である。 図4は、図1中A−A線に沿った拡大断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態の変形例を示す図4に対応した断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態にかかる制御装置の放熱構造で、図4に対応した断面図である。 図7は、本発明の第3実施形態にかかる制御装置の放熱構造で、図4に対応した断面図である。 図8は、本発明の第4実施形態にかかる制御装置の放熱構造で、図4に対応した断面図である。 図9は、本発明の第5実施形態にかかる制御装置の放熱構造で、図3に対応したプリント基板の平面図である。 図10は、本発明の第6実施形態にかかる制御装置の放熱構造で、図3に対応したプリント基板の平面図である。 図11は、本発明の第7実施形態にかかる制御装置の放熱構造で、図3に対応したプリント基板の平面図である。 図12は、本発明の第8実施形態にかかる制御装置の放熱構造を適用した電子制御装置の底面図である。 図13は、図12中B−B線に沿った拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかる制御装置の放熱構造は、たとえば、図1に示す電子制御装置1に適用されている。この電子制御装置1は、図2に示すように、プリント基板2と、プリント基板2を内包するベース(第1の分割ケース)31およびカバー(第2の分割ケース)32とを有するケーシング(外郭構造体)3と、を備えている。なお、本実施形態では、矩形状に形成されたプリント基板2を用いているが、その形状は特に限定されるものではない。
また、電子制御装置1は、例えば自動車用のエンジン制御ユニットやステアリング制御ユニット或いはブレーキ制御ユニット等に使用され、自動車車体に取り付けられる。もちろん、この電子制御装置は、自動車用に限定されるものではない。
そして、図2および図3に示すように、プリント基板2には電子部品4が実装されている。この電子部品4としては、たとえば、エンジン制御ユニットでは、コンデンサ、コイル、トランジスタ、半導体素子などがある。そして、それら電子部品4のなかには、作動させることによって高い発熱性を呈するもの(たとえば、半導体素子やパワートランジスタおよびインバータなど)があり、図2では、便宜上、発熱性の高い電子部品4のみを示し、その他の電子部品は図示を省略している。
ベース31およびカバー32は、それぞれ耐熱性および放熱性に優れた材料、例えば、アルミ板、アルミダイキャスト、鉄などによって形成されている。そして、ベース31およびカバー32は、プリント基板2を内包できるように当該プリント基板2の外側形状にほぼ沿って形成されている。すなわち、本実施形態では、ベース31およびカバー32の両者を結合することで、全体的にほぼ直方体状となるケーシング3が形成される。
ベース31は、図2に示すように、ほぼ矩形状をなす板材の短幅方向に対向する両側部31a、31bが、ケーシング3の内方に向けて谷折り方向に2段階で折曲されており、その先端面311が底面31cと平行となって、プリント基板2の支持面およびプリント基板2からの受熱面とされている。
また、ベース31の四隅部には、ケーシング3の内方に向けてエンボス加工して形成した固定面312を備えており、それら固定面312には取付用ねじ5を挿通する取付孔313がそれぞれ形成されている。さらに、ベース31の長幅方向に対向する両側部31d、31eのほぼ中央部には、電子制御装置1を車体等に取り付ける一対の取付ブラケット314が突設されている。
カバー32は、側壁321が、矩形状となった天面32aの周縁部からプリント基板2およびベース31の外周を囲繞するように垂設されている。この側壁321の内面には、基端側となる上方が幅狭となり、先端側となる下方が幅広となる段差部322がカバー32の内壁の周囲に連続して形成されており、その段差部322の段差面322aでプリント基板2の周縁部を押さえるようになっている。
また、周囲に巡らされた段差部322の四隅部には、ベース31の固定面312の形成位置に対応して、段差面322aを広げた押え面323が設けられ、その押え面323には、取付用ねじ5を螺合するねじ孔324が形成されている。このとき、ベース31の固定面312とカバー32の押え面323と取付用ねじ5とが、プリント基板2を固定する固定部Fとなる。なお、カバー32の天面32aは、平坦ではなく、プリント基板2に実装される電子部品やその他の機能部品の突出形状にほぼ沿って凹凸形成されている。
そして、図4に示すように、ベース31の支持面となる先端面311にプリント基板2の周縁部を載置した状態で、カバー32をプリント基板2の上方から被せることにより、カバー31の側壁321は、プリント基板2を内包した状態でベース31の外周にほぼ密接して嵌合される。このとき、プリント基板2の周縁部は、ベース31の先端面311とカバー31の段差面322aとの間に挟持された状態となる。
また、図2および図3に示すように、プリント基板2の四隅部には、ベース31の取付孔313の形成位置に対応して取付用ねじ5を挿通する挿通孔21が形成されている。そして、図2に示すように、ベース32の下方から取付孔313に挿通した取付用ねじ5を、プリント基板2の挿通孔21に挿通した後、カバー32のねじ孔324に螺合させて締め付けることにより、プリント基板2は、ベース31とカバー32とに挟まれ、かつ、ケーシング3に内包された状態で固定される。
プリント基板2は、図4に示すように、多層構造をしており、ガラスエポキシ樹脂などの絶縁樹脂材料をベース部22とし、そのベース部22の表裏面に配線回路層や絶縁層などを積層することで形成されている。本実施形態では、プリント基板2の電子部品4が実装される一般領域では、ベース部22の表裏面から外方に向かって順に、第1の導体層23、プリプレグ層24、第2の導体層25およびレジスト層26が積層されている。
そして、上述した発熱性の高い電子部品4は、プリント基板2の片面側(図4中上面)の第2の導体層25に実装されている。このとき、電子部品4の実装領域4Pは、予め、レジスト層26が設けられない部分となっている。また、電子部品4の実装は、当該電子部品4のリード41を半田42によって第2の導体層25にろう付けすることにより行われる。
また、プリント基板2の周縁部2Eは、上述したようにベース31の先端面311と、カバー32の段差面322aおよび押え面323と、の間に挟持されるため、電子部品4を実装することができない実装禁止帯(図3中斜線部分で示す)となっている。
ところで、プリント基板2に実装した電子部品4に発生する熱は、一旦、ケーシング3に伝達された後、当該ケーシング3から外方(大気中)に放出される。
ここで、本実施形態では、図3および図4に示すように、プリント基板2の電子部品4の実装領域4Pからプリント基板2の実装禁止帯となる周縁部2Eまで放熱パターン6を延設するとともに、その周縁部2Eに、放熱パターン6からケーシング3に伝熱する熱伝達部7を設けている。そして、電子部品4の熱が、放熱パターン6および熱伝達部7を介してケーシング3、つまり、本実施形態では、ベース31の先端面311に伝達されるようにしている。このように、先端面311がベース31の受熱部分となっている。
このとき、放熱パターン6は、プリント基板2の第1の導体層23と同じ層に形成されることにより、その放熱パターン6は、プリント基板2の内層に形成されるようになっている。したがって、放熱パターン6は、プリント基板2の実装面となる第2の導体層25から少なくとも2層目よりも基板内部側の層に設けられることになり、その放熱パターン6とプリント基板2の実装面となる第2の導体層25との間には、熱遮断領域(熱遮断層)となるプリプレグ層24を介在させている。プリプレグ層24は、たとえば、補強材のガラス布に熱硬化性樹脂を含浸させることで形成されている。もちろん、放熱パターン6は、熱伝導率の高い材料、本実施形態では銅箔で形成されており、放熱パターン6は、同じ層内に設けられる第1の導体層23とプリプレグ層24により分離されている。本実施形態では、プリプレグ層24に、放熱パターン6および第1の導体層23が形成される層に向けて突出する突出部24aを形成し、この突出部24aによって、放熱パターン6と第1の導体層23とを分離している。こうすれば、放熱パターン6に伝達された電子部品4の熱が第1の導体層23に伝達されてしまうのが抑制され、より迅速に外部への放熱を行うことができる。また、第1の導体層23の実装領域が電子部品4の熱による影響を受けてしまうのを抑制することもできる。
上述したように、放熱パターン6は、第1の導体層23と同じ層に形成されており、プリント基板2に形成される他の回路パターンの形成層、つまり、上述した第2の導体層25と異なる層に形成されている。
ここで、本実施形態では、熱伝達部7は、放熱パターン6に接触してプリント基板2の厚さ方向に貫通した熱伝達用の複数のスルーホール71で形成している。スルーホール71は、プリント基板2を貫通した貫通孔の内面にメッキ(銅)を施すことで形成されており、そのメッキ部分を介して熱伝達されるようになっている。
また、プリント基板2は、第2の導体層25が電子部品4の実装面となり、その第2の導体層25にレジスト層26が設けられて絶縁されている。このため、複数のスルーホール71が群をなして形成されたスルーホール形成領域71Pには、レジスト層26の非形成領域26P、つまり、レジスト層26が予め設けられない部分が設けられている。なお、そのレジスト層26の非形成領域26Pは、上述した電子部品4の実装領域4Pにも設けられている。
さらに、レジスト層26の非形成領域26Pは、両面に設けた第2の導体層25と同じ層で、導体のベタ面27として設けられる。ただし、非形成領域26Pは、プリント基板2の周縁部分を含んでいる点で導体のベタ面27とは異なっている。そして、スルーホール71に伝達された熱は、ベース31の先端面311に接触したスルーホール71の端面およびベタ面27からその先端面311に伝達される。
図3に示すように、放熱パターン6は、電子部品4の実装領域4Pでは、電子部品4の外形よりも大きく形成される。なお、放熱パターン6の電子部品4の実装領域4Pにおける形状は、電子部品4の外形とほぼ同一であってもよい。
また、図3に示すように、プリント基板2では、上述したように、取付用ねじ5が挿通される挿通孔21がプリント基板2の固定部Fとなり、放熱パターン6は、少なくとも電子部品4の実装領域4Pから固定部Fの近傍まで延設されている。なお、放熱パターン6は、固定部Fまで直接延設されていてもよい。このように、放熱パターン6が、固定部Fまたは固定部Fの近傍まで延設される場合、電子部品4は、伝熱経路を短縮するために、その固定部Fの近傍に配置されることが好ましい。さらにまた、放熱パターン6は、連続して延出する一部61を、プリント基板2の周縁部に所定幅wをもって連続的に巡らせてある。
以上の本実施形態によれば、プリント基板2の実装面に実装した電子部品4の熱は、プリント基板2の実装禁止帯となる周縁部2Eまで延設した放熱パターン6と、その周縁部2Eに設けた熱伝達部7と、を介して、プリント基板2を内包したベース31の先端面311に伝達される(図4参照。なお、放熱パターン6の伝熱経路は矢印aで示し、熱伝達部7の伝熱経路は矢印bで示している)。そして、ベース31に伝達された電子部品4の熱は、矢印cに示すように、先端面311からベース31の底面31cに伝達されて外方に放出される。
したがって、本実施形態では、電子部品4の熱を外方に放出するにあたって、プリント基板2の実装禁止帯となる周縁部2Eを有効利用して、周縁部2Eでプリント基板2の反対面に電子部品4の熱を伝達することができる。これにより、プリント基板2は、電子部品4の実装領域4Pの反対面にも、他の電子部品の実装が可能な領域を設けることができ、電子部品4の放熱性を確保しつつ、電子部品4の実装面積の拡大やプリント基板2の小型化を図ることができる。
また、放熱パターン6をプリント基板2の内層に形成したので、プリント基板2の表面に設けられる実装面を広く確保できるようになり、プリント基板2をより小型化することができる。
さらに、放熱パターン6をプリント基板2の内層の一部に形成しつつ、放熱パターン6が形成される層と同じ層の他の領域に第1の導体層23を形成したので、放熱パターン6として用いない領域を有効利用することができる。
また、熱遮断領域(熱遮断層)となるプリプレグ層24に、放熱パターン6および第1の導体層23が形成される層に向けて突出する突出部24aを形成し、この突出部24aによって、放熱パターン6と第1の導体層23とを分離しているので、放熱パターン6に伝達された電子部品4の熱が第1の導体層23に伝達されてしまうのを抑制することができる。その結果、より迅速に外部への放熱を行うことができる上、第1の導体層23の実装領域が電子部品4の熱による影響を受けてしまうのを抑制することができるようになる。
さらに、熱伝達部7をスルーホール71で形成したので、放熱パターン6に伝達された熱を、スルーホール71を介してプリント基板2の反対面に効率よく伝達できる。
さらにまた、プリント基板2の実装面にレジスト層26を設ける場合にも、スルーホール形成領域71Pにレジスト層71の非形成領域26Pを設けたので、図4中矢印dに示すように、スルーホール71からプリント基板2の実装面側への放熱を、レジスト層26で邪魔されることなく効率良く行うことができる。そして、プリント基板2の実装面側に放出された熱は、ケーシング3内からカバー32を経由して外方に放出されることになる。
また、放熱パターン6を、電子部品4の実装領域4Pで、その電子部品4の外形とほぼ同一、もしくは、それよりも大きく形成したので、電子部品4から放熱パターン6への伝熱効率を向上することができる。
そして、放熱パターン6を、プリント基板2の電子部品4が実装される部位またはその周辺に設けるようにすれば、プリント基板2のうち電子部品4が実装されていない部位を他の回路パターンとして利用することができるようになる。
さらに、放熱パターン6を、少なくとも電子部品4の実装領域4Pから固定部Fもしくはその固定部F近傍まで延設したので、放熱パターン6を介して伝達される電子部品4の熱を、固定部Fから効率良くケーシング3に伝達することができる。
さらにまた、放熱パターン6を、プリント基板2の実装面から少なくとも2層目よりも基板内部側の層に設け、放熱パターン6とプリント基板2の実装面との間にプリプレグ層24を設けたので、電子部品4の熱が放熱パターン6を介して熱伝達部7まで伝達される間に、放熱パターン6の熱をプリプレグ層24で遮熱できるため、プリント基板2の一般実装領域の表面から放熱してしまうのを抑制し、プリント基板2に実装した他の電子部品や機能部品への熱影響を低減することができる。
また、電子部品4を、固定部Fの近傍に配置することにより、熱発生源である電子部品4と、ケーシング3の熱受け取り部分との間の距離をより短くできるため、ケーシング3からの熱放出効率を高めることができる。
さらに、放熱パターン6の一部を、プリント基板2の周縁部2Eを巡って形成したので、電子部品4の熱を放熱パターン6を介してプリント基板2の周縁部に伝達し、その周縁部2Eからベース31とカバー32の挟持部分の周囲に伝熱できるため、ケーシング3の広い面積からの放熱を可能として、熱の放熱効率を高めることができる。
なお、放熱パターン6を、プリント基板2の電子部品4が実装される部位またはその周辺に設けるとともに、放熱パターン6の一部をプリント基板2の周縁部2Eに沿うように延設させるようにすれば、プリント基板2の電子部品4が実装されていない領域を有効利用しつつ、熱の放熱効率を高めることができるようになる。
さらにまた、放熱パターン6を、プリント基板2に形成される他の回路パターンの形成層となる第2の導体層25と異なる第1の導体層23に形成したので、放熱パターン6と他の回路パターンとが互いに干渉するのを避けることができる。これにより、放熱パターン6および他の回路パターンのレイアウトの自由度を高めることができる。
また、放熱パターン6を、プリント基板2に形成される他の回路パターンの形成層となる第1の導体層23と同じ層に形成することで、プリント基板2の厚みを薄くして軽量化を図ることができる。なお、この場合は、第2の導体層25が省略されることが前提となる。
ここで、図5は、上記第1実施形態の変形例を示している。本変形例では、熱伝達部7からベース31に伝熱される部分は、ベース31の両側部31a、31bを、一旦、ケーシング3の内方に折曲した後、その先端部をカバー32の側壁321に向けて底面31cと平行となるように断面クランク状に折曲しており、その先端面311aがプリント基板2の支持面およびプリント基板2からの受熱面とされている。そして、受熱面となる先端面31の外側に複数の放熱フィン315が一体に突設されている。
この本変形例のようにベース31の先端面311aを断面クランク状に形成した場合にあっても、上記第1実施形態と同様に、プリント基板2を支持するとともに熱伝達部7を介して電子部品4の熱を受熱することができる。また、本変形例によれば、先端面311aの外側に放熱フィン315が設けられることにより、放熱効果をさらに向上することができる。
(第2実施形態)
本実施形態が、上記第1実施形態と主に異なる点は、スルーホール71とベース31の先端面311との接触部およびスルーホール71が設けられたプリント基板2の周縁部2Eのベタ面27とベース31の先端面311との接触部に、熱伝導材としての放熱板72を介在させたことにある。
放熱板72は、熱伝導性に優れた材料、例えば、アルミ板、アルミダイキャスト、鉄などで形成されており、スルーホール71とベース31の先端面311との間、および、ベタ面27とベース31の先端面311との間を密接して埋めるようになっている。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、熱伝導材である放熱板72を介することでスルーホール71からベース31への伝熱効率をさらに向上させることができるという利点がある。なお、放熱板72は、スルーホール71とベース31の先端面311との接触部と、ベタ面27とベース31の先端面311との接触部と、のいずれか一方に設けられていてもよい。
もちろん、本実施形態にあっても、ベース31の受熱部分および放熱部分に、図5に示した変形例のように、先端面311aおよび放熱フィン315を形成することも可能である。
(第3実施形態)
本実施形態が、上記第2実施形態と主に異なる点は、熱伝導材として放熱グリス73を用い、当該放熱グリス73をスルーホール71内に充填させたことにある。
また、放熱グリス3をスルーホール71内に充填させるにあたって、放熱グリス3を放熱パターン6側からベース31に向けてスルーホール内71に充填させるようにしている。
以上の本実施形態によっても、上記第2実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、放熱グリス73をスルーホール71内に充填したので、空気を介した放熱に比し、スルーホール71の熱伝導率をさらに向上し、スルーホール71からベース31への伝熱効率のさらなる向上を図ることができる。
また、放熱グリス73を、放熱パターン6側からベース31に向けてスルーホール71内に充填したので、スルーホール71とベース31の先端面311との間を放熱グリス73で確実に埋めることができ、スルーホール71からベース31への伝熱効率をさらに向上することができる。ここで、放熱グリスに換えて熱伝導性接着剤を用いてもよく、この場合は、制御装置の組付け、固定の工程の一部として製造工程を削減したり、接着により接合強度の向上を図ることもできる。
もちろん、本実施形態にあっても、ベース31の受熱部分および放熱部分に、図5に示した変形例のように、先端面311aおよび放熱フィン315を形成することも可能である。
(第4実施形態)
本実施形態が、上記第3実施形態と主に異なる点は、プリント基板2の両面に、それぞれの実装領域4Pを対応させて電子部品4を実装させたことにある。
本実施形態では、電子部品4をプリント基板2の両面に、それぞれの実装領域4Pを対応させて実装するにあたり、プリント基板2の第1の導体層23、プリプレグ層24、第2の導体層25およびレジスト層26が、少なくとも電子部品4が実装される周辺において、ベース部22を境にほぼ対称な構造となるように形成している。
したがって、放熱パターン6は、プリント基板2の表面側の実装面および裏面側の実装面から少なくとも2層目よりも基板内部側の層に設けられることとなる。
さらに、放熱パターン6とプリント基板2の表裏の実装面との間には、熱遮断領域(熱遮断層:プリプレグ層24)がそれぞれ設けられている。
そして、両面に実装された電子部品4の熱は、プリント基板2の両面側で、矢印a、b、cを経由してスルーホール71からベース31に伝達される。また、スルーホール71を経由して矢印dに示すようにケーシング3内にも放熱され、その熱はカバー32から外方に放出される。
以上の本実施形態によっても、上記第3実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、プリント基板2の両面に、それぞれの実装領域4Pを対応させて電子部品4を実装したので、1つのプリント基板2に対してより多くの電子部品4を実装できるようになり、一定の面積を有するプリント基板2への実装効率を高めることができる。
また、本実施形態によれば、プリント基板2の表面側の実装面および裏面側の実装面から少なくとも2層目よりも基板内部側の層に放熱パターン6を設けるとともに、放熱パターン6とプリント基板2の表裏の実装面との間に熱遮断領域(熱遮断層:プリプレグ層24)をそれぞれ設けている。
そのため、電子部品4の熱が放熱パターン6を介して熱伝達部7まで伝達される間に、放熱パターン6の熱を熱遮断領域で遮熱してプリント基板2の一般実装領域の表面から放熱してしまうのを抑制することができる。したがって、プリント基板2に実装した他の電子部品や機能部品への熱影響をより低減させつつ、プリント基板2の実装禁止帯となる周縁部2Eでプリント基板2の反対側の面に電子部品4の熱をより確実に伝達させることができるようになる。
もちろん、本実施形態にあっても、ベース31の受熱部分および放熱部分に、図5に示した変形例のように、先端面311aおよび放熱フィン315を形成することも可能である。
(第5実施形態)
本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、電子部品4がプリント基板2Aの固定部Fの近傍に配置されている。
ここで、本実施形態が上記第1実施形態と主に異なる点は、スルーホール形成領域71Pを、電子部品4の実装領域4Pに最も近いプリント基板2Aの一辺に沿って帯状に形成し、かつ、放熱パターン6を当該スルーホール形成領域71Pに沿って延設したことにある。
また、本実施形態にあっても、放熱パターン6の一部61をプリント基板2Aの周縁部に巡らせてあり、スルーホール形成領域71Pに沿った放熱パターン6は、両端部の挿通孔21を迂回して放熱パターン6の一部61に繋げられている。また、本実施形態では、発熱性の高い電子部品4が複数(本実施形態では2個)隣接して実装されており、放熱パターン6は、それら複数の電子部品4の実装領域4Pを包含するように形成されている。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、スルーホール形成領域71Pを、プリント基板2Aの一辺に沿って帯状に形成したので、スルーホール形成領域71Pの面積が増大されて、放熱パターン6から伝達された熱を効率よくベース31に伝達することができる。これにより、複数の電子部品4が隣接して実装された場合にも、それら電子部品4で発生した熱を効率よくケーシング3の外方に放出させることができる。
(第6実施形態)
本実施形態では、上記第5実施形態と同様に、矩形状となったプリント基板2Bの辺に沿って発熱性の高い電子部品4と、スルーホール形成領域71Pと、放熱パターン6と、が設けられている。
ここで、本実施形態が上記第5実施形態と主に異なる点は、電子部品4とスルーホール形成領域71Pと放熱パターン6とを1つの放熱セットRとした場合に、その放熱セットRを、矩形状となったプリント基板2Bの複数の辺に沿って設けたことにある。なお、本実施形態では、3つの辺に沿って放熱セットRが設けられているが、2つの辺または4つ全ての辺に沿って放熱セットRを設けるようにしてもよい。
この場合、スルーホール形成領域71Pは、各辺に対応するものどうしが互いに分離されているが、放熱パターン6は全ての放熱セットRで連続している。また、本実施形態にあっても、放熱パターン6の一部61をプリント基板2Aの周縁部に巡らせてあり、また、スルーホール形成領域71Pに沿った放熱パターン6は挿通孔21を迂回した形状となっている。
以上の本実施形態によっても、上記第5実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、さらに多くの電子部品4を1つのプリント基板2Bに実装させたい場合に、それら多くの電子部品4を複数のグループに分けて、プリント基板2Bの各辺に沿って配置することにより、それら多くの電子部品4で発生した熱を効率よくケーシング3に伝達して外方に放出させることができるようになる。
(第7実施形態)
本実施形態では、上記第6実施形態と同様に、矩形状となったプリント基板2Cの複数の辺に沿って、複数のスルーホール形成領域71Pが、それぞれの辺で独立した帯状に形成されるとともに、それら独立したスルーホール形成領域71Pに沿って延設される放熱パターン6は、挿通孔21を迂回しつつ連続している。
ここで、本実施形態が上記第6実施形態と主に異なる点は、発熱性の高い電子部品4をプリント基板2Cの中央部分に実装したことにある。そして、その電子部品4の実装領域4Pを包含するように、プリント基板2Cの中央部分に設けられた放熱パターン6は、複数のスルーホール形成領域71Pに沿ってそれぞれ延設した部分に、電子部品4を中心としてT字状に延設された連結パターン62を介して繋げられている。なお、本実施形態では、プリント基板2Cの中央部分に実装される電子部品4は1個であるが、複数個の電子部品4をまとめて中央部分に実装してもよい。
以上の本実施形態によっても、上記第6実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、プリント基板2Cの中央部分に実装した電子部品4の熱は、連結パターン62を含む放熱パターン6によって、プリント基板2Cの複数の辺に沿って設けられた複数のスルーホール形成領域71Pに伝達される。これにより、中央部の電子部品4の熱は複数のスルーホール形成領域71Pを介してベース31に伝達できるため、放熱効率をさらに向上させることができる。
(第8実施形態)
本実施形態では、図13に示すように、上記第1実施形態と同様に、電子部品4の熱は、放熱パターン6および熱伝達部7Aを介してケーシング3、詳細にはベース31の先端面311aに伝達されるようになっている。
ここで、本実施形態が上記第1実施形態と主に異なる点は、熱伝達部7Aが、放熱パターン6に接触してプリント基板2の厚さ方向に貫通され、ベース31とカバー32とを結合する取付用ねじ5によって形成されたことにある。
すなわち、取付用ねじ5は、上記第1実施形態(図2参照)で示したように、ベース32の下方から取付孔313およびプリント基板2の挿通孔21に挿通した後、カバー32のねじ孔324に螺合して締め付けられるようになっている。このとき、取付用ねじ5を、プリント基板2の挿通孔21の内周に密接して挿通させることにより、当該取付用ねじ5が放熱パターン6と接触した状態となる。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、熱伝達部7Aが、ベース31とカバー32とを結合する取付用ねじ5によって形成されているので、部品(取付用ねじ5)の共用化を図りつつ、放熱パターン6に伝達された電子部品4の熱をケーシング3(ベース31)に効率よく伝達でき、これにより、熱伝達部の構造を簡素化しつつ安価な製品を提供できる。
以上、本発明にかかる電子制御装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限ることなく要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を採用することができる。
たとえば、プリント基板を構成する各層は、それぞれの素材や積層数を用途に応じて適宜選択することが可能である。
また、外郭構造体、スルーホール、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
また、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(1)プリント基板の実装面にレジスト層が設けられるとともに、スルーホールの形成領域にレジスト層の非形成領域が設けられるようにするのが好適である。
こうすれば、プリント基板の実装面にレジスト層を設ける場合にも、スルーホールからプリント基板の実装面側への放熱を、レジスト層で邪魔されることなく効率良く行うことができる。
(2)熱伝達部は、放熱パターンに接触するとともにプリント基板の厚さ方向に貫通し、第1の分割ケースと第2の分割ケースとを結合する取付用ねじであるようにするのが好適である。
こうすれば、部品(取付用ねじ)の共用化を図りつつ、放熱パターンに伝達された電子部品の熱を外郭構造体(第1の分割ケース)に効率よく伝達でき、これにより、熱伝達部の構造を簡素化しつつ安価な製品を提供できる。
(3)放熱パターンは、電子部品の実装領域で、当該電子部品の外形とほぼ同一、もしくは、それよりも大きく形成されるようにするのが好適である。
こうすれば、電子部品から放熱パターンへの伝熱効率を向上することができる。
(4)プリント基板は、第1の分割ケースと第2の分割ケースとの間で固定される固定部を有し、放熱パターンは、少なくとも電子部品の実装領域から固定部もしくは当該固定部近傍まで延設されるようにするのが好適である。
こうすれば、放熱パターンを介して伝達される電子部品の熱を、固定部から効率良く外郭構造体に伝達することができる。
(5)放熱パターンは、プリント基板の実装面から少なくとも2層目よりも基板内部側の層に設けられ、当該放熱パターンとプリント基板の実装面との間に熱遮断領域が設けられるようにするのが好適である。
こうすれば、電子部品の熱が放熱パターンを介して熱伝達部まで伝達される間に、放熱パターンの熱を熱遮断領域で遮熱できるため、プリント基板の一般実装領域の表面から放熱してしまうのを抑制し、プリント基板に実装した他の電子部品や機能部品への熱影響を低減することができる。
(6)電子部品は、固定部の近傍に配置されるようにするのが好適である。
こうすれば、熱発生源である電子部品と、外郭構造体の熱受け取り部分との間の距離をより短くできるため、外郭構造体からの熱放出効率を高めることができる。
(7)放熱パターンは、当該放熱パターンの一部がプリント基板の周縁部を巡って形成されるようにするのが好適である。
こうすれば、電子部品の熱を放熱パターンを介してプリント基板の周縁部に伝達し、その周縁部から第1の分割ケースと第2の分割ケースの挟持部分の周囲に伝熱できるため、外郭構造体の広い面積からの放熱を可能として、熱の放熱効率を高めることができる。
(8)放熱パターンは、プリント基板に形成される他の回路パターンの形成層と異なる層に形成されるようにするのが好適である。
こうすれば、放熱パターンと他の回路パターンとが互いに干渉するのを避けることができる。これにより、放熱パターンおよび他の回路パターンのレイアウトの自由度を高めることができる。
(9)放熱パターンは、プリント基板に形成される他の回路パターンの形成層と同じ層に形成されるようにするのが好適である。
こうすれば、プリント基板の厚みを薄くして軽量化を図ることができる。
(10)プリント基板は、当該プリント基板の両面に電子部品が実装されるようにするのが好適である。
こうすれば、1つのプリント基板に対してより多くの電子部品を実装できるようになり、一定の面積を有するプリント基板への実装効率を高めることができる。
2、2A、2B、2C プリント基板
2E プリント基板の周縁部(実装禁止帯)
24 プリプレグ層(熱遮断領域:熱遮断層)
24a 突出部
3 ケーシング(外郭構造体)
31 ベース(第1の分割ケース)
32 カバー(第2の分割ケース)
4 電子部品
4P 実装領域
6 放熱パターン
61 放熱パターンの一部
7、7A 熱伝達部
71 スルーホール
72 放熱板(熱伝導材)
73 放熱グリス(熱伝導材)

Claims (7)

  1. 多層構造のプリント基板と、当該プリント基板を内包する第1の分割ケースおよび第2の分割ケースからなる外郭構造体と、を備えた制御装置において、前記プリント基板に実装した電子部品の熱を、当該プリント基板の実装面とは反対側の面から前記外郭構造体に伝達し、当該外郭構造体から外方に放熱する制御装置の放熱構造であって、
    前記プリント基板の電子部品の実装領域から当該プリント基板の実装禁止帯となる周縁部まで放熱パターンが延設されるとともに、当該周縁部に、前記放熱パターンから前記外郭構造体に伝熱する熱伝達部が設けられており、
    前記プリント基板は、ベース部を備えており、
    前記ベース部から外方に向かって順に、前記プリント基板の内層に形成される第1の導体層、プリプレグ層、前記実装面となる第2の導体層が積層されており、
    前記放熱パターンは、前記第1の導体層と同じ層に形成されており、
    前記プリプレグ層には、前記放熱パターンおよび第1の導体層が形成される層に向けて突出する突出部が形成されており、
    前記放熱パターンと前記第1の導体層とが前記突出部によって分離されており、
    前記電子部品の実装領域において、前記放熱パターンを前記電子部品の外形以上に大きくしたことを特徴とする制御装置の放熱構造。
  2. 前記放熱パターンは、前記プリント基板の表面側の実装面および裏面側の実装面から少なくとも2層目よりも基板内部側の層に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の制御装置の放熱構造。
  3. 前記放熱パターンとプリント基板の表裏の実装面との間には、前記プリプレグ層がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の制御装置の放熱構造。
  4. 前記放熱パターンの一部が前記プリント基板の周縁部に沿うように延設されていることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載の制御装置の放熱構造。
  5. 前記熱伝達部は、前記放熱パターンに接触して前記プリント基板の厚さ方向に貫通した熱伝達用のスルーホールであることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載の制御装置の放熱構造。
  6. 前記スルーホールと前記外郭構造体との接触部および前記スルーホールが設けられた前記プリント基板の周縁部と前記外郭構造体との接触部のうち少なくともいずれか一方に、熱伝導材を介在させたことを特徴とする請求項に記載の制御装置の放熱構造。
  7. 前記熱伝導材は、前記スルーホール内に充填されることを特徴とする請求項に記載の制御装置の放熱構造。
JP2014103238A 2014-05-19 2014-05-19 制御装置の放熱構造 Expired - Fee Related JP6088461B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014103238A JP6088461B2 (ja) 2014-05-19 2014-05-19 制御装置の放熱構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014103238A JP6088461B2 (ja) 2014-05-19 2014-05-19 制御装置の放熱構造

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009217671A Division JP2011066332A (ja) 2009-09-18 2009-09-18 制御装置の放熱構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014146843A JP2014146843A (ja) 2014-08-14
JP6088461B2 true JP6088461B2 (ja) 2017-03-01

Family

ID=51426792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014103238A Expired - Fee Related JP6088461B2 (ja) 2014-05-19 2014-05-19 制御装置の放熱構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6088461B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110476487A (zh) * 2017-03-31 2019-11-19 麦格纳座椅公司 具有低热导率的电路板及其构造方法
JP2023076932A (ja) * 2021-11-24 2023-06-05 サンデン株式会社 熱媒体加熱装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001251027A (ja) * 2000-03-06 2001-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源用回路基板
JP3715190B2 (ja) * 2000-09-28 2005-11-09 シャープ株式会社 電子機器の放熱構造
JP2005158914A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Sanyo Electric Co Ltd プリント基板
DE102005063281A1 (de) * 2005-12-30 2007-07-05 Robert Bosch Gmbh Integriertes elektronisches Bauteil sowie Kühlvorrichtung für ein integriertes elektronisches Bauteil
JP5236178B2 (ja) * 2006-11-17 2013-07-17 株式会社デンソー 電子回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014146843A (ja) 2014-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011066332A (ja) 制御装置の放熱構造
WO2017154696A1 (ja) 回路構成体
JP5692056B2 (ja) 多層プリント基板
KR20180004972A (ko) 다면 방열구조를 갖는 pcb 모듈, 및 이 모듈에 사용되는 방열 플레이트, 다층 pcb 어셈블리, 및 모듈 케이스
JP2022035806A (ja) 半導体パッケージ、半導体装置、半導体パッケージ搭載機器、及び半導体装置搭載機器
WO2019208184A1 (ja) 電力変換装置
JPH11233904A (ja) 放熱構造プリント基板
JPH06169189A (ja) チップ形発熱部品及びその実装方法
JP6088461B2 (ja) 制御装置の放熱構造
JPH0786755A (ja) プリント基板
KR20180016799A (ko) 인쇄회로기판 조립체
JP2001111237A (ja) 多層プリント基板及び電子機器
JP4165045B2 (ja) 電子機器
JP3985453B2 (ja) 電力変換装置
JP2005191378A (ja) プリント基板における放熱構造
JPH07106721A (ja) プリント回路板及びその放熱方法
JPH05259669A (ja) 印刷配線基板の放熱構造
JP6686467B2 (ja) 電子部品放熱構造
JPH065994A (ja) 多層プリント配線板
JP2003152368A (ja) 電子機器
JP2020047690A (ja) 電子回路装置
JP2006173243A (ja) プリント配線板、及びプリント回路板の放熱構造
KR20080004734A (ko) 발열소자의 방열구조
JP2000299564A (ja) 多層基板の放熱構造
JP7062473B2 (ja) アンテナモジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6088461

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees