JP6086891B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
例えばパチンコ機には、遊技盤の前面のガイドレールと飾り部材との間に略円形状の遊技領域を形成し、この遊技領域の略中央に、液晶式等の画像表示手段を有する中央役物を配置している。そして、遊技領域の左右両側に中央役物を挟んで左打ち通路と右打ち通路とを設け、通常は左打ち通路に遊技球を集中させる左打ちを行い、或る遊技状態になれば右打ち通路に遊技球を集中させる右打ちを行い、その右打ち通路中の始動手段に遊技球を通過させることによって、可変入賞手段が開放する特別利益状態(大当たり)が発生し易くなるようにしたものがある(特許文献1)。
右打ち通路内には始動手段を設けるだけでなく、遊技盤の前面に多数の遊技釘を設けて、右打ち通路内に入った遊技球が複雑に変化しながら落下するようにしている。しかし、遊技球が複雑な動きをする場合、始動手段を通過した遊技球と、始動手段以外を経て落下した遊技球とが始動手段の下側近傍で衝突すれば、始動手段を通過した遊技球がそのときの衝撃によって始動手段側へと飛び上がり、始動手段の検出スイッチで再度検出されるよな誤動作を招くおそれがある。
そこで、従来は始動手段の下側に複数の遊技釘を配列して、この複数の遊技釘によって、始動手段を通過した遊技球と、他の箇所を通過した遊技球とが始動手段の下側近傍で干渉しないようにしている。
特開2010−142331号公報
しかし、従来のパチンコ機は始動手段の下側に複数の遊技釘を配置して遊技球の相互の干渉を防止する構造であるため、遊技盤の組立て時の作業が非常に煩雑であり、またバラツキが生じ易い欠点がある。
何故なら近年のパチンコ機では、画像表示手段が非常に大型化する傾向にあり、この画像表示手段の大型化に伴って右打ち通路が益々狭隘になる傾向にある。そのため遊技盤の組み立てに際しては、その狭隘な右打ち通路に対応して遊技盤に予め遊技釘を打ち付け、その後に遊技釘を避けながら中央役物及び始動手段を遊技盤の所定位置に組み付ける必要があり、作業が非常に煩雑で作業能率が低下する欠点がある。また始動手段と複数の遊技釘とが別体であるため、各遊技盤毎に中央役物、始動手段及び遊技釘の位置関係にバラツキが生じ易く画一化できない欠点がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、遊技盤の組み立て時の作業が容易で作業能率が向上すると共に、組み立て時の作業を画一化できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技盤の前面に装着された遊技部品間の落下通路に、遊技球の通過を検出する検出スイッチを有する通過ゲートを備え、該通過ゲートの下側に、該通過ゲートを通過した遊技球と、該通過ゲート以外を経て落下した遊技球との干渉を防止する干渉防止手段を配置した弾球遊技機において、前記通過ゲートは検出スイッチを保持する保持枠を備え、一方の前記遊技部品は前記通過ゲートとの間を通過した遊技球を前記通過ゲートよりも下方側で他方の前記遊技部品側へ案内する案内部を有し、前記干渉防止手段は前記保持枠の左右方向の一方側に一体的に設けられ且つ前記通過ゲートを通過した遊技球を前記他方の遊技部品側へ案内する干渉防止板を有するものである。
本発明によれば、遊技盤の組み立て時の作業が容易で作業能率が向上すると共に、組み立て時の作業を画一化できる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。 同要部の正面断面図である。 同要部の側面断面図である。 同要部の斜視図である。 本発明の第2の実施形態を示す要部の正面断面図である。 同要部の側面断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す要部の正面図である。 本発明の第4の実施形態を示す要部の正面図である。 同要部の側面断面図である。 本発明の第5の実施形態を示す要部の正面図である。 同要部の側面断面図である。 本発明の第6の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。 同要部の正面断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図4は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示する。パチンコ機は、図1に示すように、矩形状の外枠1と、この外枠1の前側にヒンジ2により縦軸廻りに開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側にはガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に対してヒンジ2と同じ側のヒンジ6により縦軸廻りに開閉自在に枢支されている。
前面板5の前側には発射用の遊技球を貯留する球供給皿7が配置され、その側方に遊技球を発射する発射手段(図示省略)の発射ハンドル8が設けられている。ガラス扉4の裏側には、このガラス扉4に対応するように前枠3に遊技盤10が着脱自在に装着されている。
遊技盤10の前面には、発射手段から発射された遊技球を誘導するガイドレール11と、略円弧状の飾り部材12とが周方向に装着され、そのガイドレール11と飾り部材12の内周壁13との内側が略円形状の遊技領域14となっている。ガイドレール11は内レール11aと外レール11bとを有し、その内レール11aと外レール11bの一部と飾り部材(遊技部品)12の内周壁13とにより遊技領域14が画成されている。
遊技領域14には中央役物(遊技部品)15、普通図柄始動手段16、第1特別図柄始動手段17、第2特別図柄始動手段18、大当たり用の開閉入賞手段19、普通入賞手段20,21、普通図柄表示手段22、第1特別図柄表示手段23、第2特別図柄表示手段24、装飾体等の各種の遊技部品が配置されている。
中央役物15は画像表示手段25を備え、遊技領域14の左右方向の略中央に配置されており、この中央役物15の左側が左打ち通路26、右側が右打ち通路27となっている。従って、遊技領域14の上部に打ち込まれた遊技球は、左打ち通路26と右打ち通路27との何れかの落下通路を経て順次落下する。
中央役物15は遊技盤10から前側に突出する前飾り枠28を有し、遊技盤10の前面に当接する取り付けベース32を介して遊技盤10に装着されている。取り付けベース32は中央役物15、普通図柄始動手段16及び開閉入賞手段19に共通であって、右打ち通路27側へと飾り部材12の内周壁13の近傍まで伸びており、この取り付けベース32に普通図柄始動手段16、開閉入賞手段19が設けられている。画像表示手段25は液晶式等であって、前飾り枠28の表示窓に対応して設けられている。
中央役物15の下側の左右略中央には、この中央役物15と最下部のアウト球口29との間に第1特別図柄始動手段17と第2特別図柄始動手段18とが上下方向に配置されている。そして、中央役物15の左下側には左打ち通路26を置いて複数個の普通入賞手段20が配置され、また右側には右打ち通路27中に普通図柄始動手段16が配置され、更に中央役物15の右下側には開閉入賞手段19、普通入賞手段21が配置されている。
前飾り枠28は左打ち通路26側に開口する球誘導口28aと、この球誘導口28aを経て誘導された遊技球を第1特別図柄始動手段17の上方近傍で遊技盤10の前側へと落下させる球落下部28bとを有し、また前面側の適当箇所に普通図柄表示手段22と第1特別図柄表示手段23、第2特別図柄表示手段24とが装着されている。
普通図柄表示手段22は普通図柄を変動表示するためのもので、複数種類の普通図柄(例えば2種類の「○」「×」)に対応する複数個の発光素子により構成されており、普通図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に2個の発光素子が交互に点灯するように所定時間点滅して、普通図柄始動手段16の遊技球の検出時に抽選した乱数値が予め定められた当たり判定値と一致した場合に当たり態様の「○」側の発光素子が点灯し、それ以外の場合に外れ態様の「×」側の発光素子が点灯して停止する。なお、変動後の普通図柄は1/10程度の所定の確率で当たり態様となる。
第1特別図柄表示手段23、第2特別図柄表示手段24は発光部位の変化等で第1特別図柄、第2特別図柄を変動表示可能なセグメント式等の表示手段により構成されており、第1特別図柄表示手段23は第1特別図柄始動手段17が、第2特別図柄表示手段24は第2特別図柄始動手段18が夫々遊技球を検出することを条件に、第1特別図柄、第2特別図柄が所定時間変動して、第1特別図柄始動手段17、第2特別図柄始動手段18の遊技球の検出時に抽選された乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致した場合に所定の大当たり態様で、それ以外の場合に外れ態様で停止するようになっている。
なお、変動後の第1特別図柄、第2特別図柄は、通常確率状態中は1/350等の通常確率で大当たり態様となり、大当たり状態終了後の高確率状態中は1/35等の高確率で大当たり態様となる。大当たり状態中の場合には第1特別図柄、第2特別図柄は何れも変動しないし、一方が変動中の場合には他方は変動しない。また各特別図柄の始動検出は所定の上限数(例えば4)まで保留可能であり、両方に1以上の保留がある場合には、第2特別図柄表示手段24の図柄変動が優先する。更に高確率状態中は第1特別図柄、第2特別図柄の変動時間も短縮される。
画像表示手段25は第1特別図柄表示手段23、第2特別図柄表示手段24に対応する演出図柄表示手段30を構成するもので、第1特別図柄、第2特別図柄の変動時にその図柄変動に同期して変動する1個又は複数個、例えば3個の演出図柄30a〜30cを変動表示する。演出図柄30a〜30cは第1特別図柄始動手段17、第2特別図柄始動手段18の遊技球の検出を条件に、抽選により決定された所定の演出図柄変動パターンを経て所定時間変動した後、第1特別図柄、第2特別図柄の変動終了に同期して所定の順序で順次停止する。なお、演出図柄表示手段30は第1特別図柄表示手段23、第2特別図柄表示手段24に対応して別々に設けてもよい。
演出図柄30a〜30cの変動後の停止図柄は、第1特別図柄、第2特別図柄が大当たり態様で停止する場合には全てが揃う大当たり演出態様となり、第1特別図柄、第2特別図柄が外れ態様で停止する場合には少なくとも一部が異なる外れ演出態様となる。
例えば、演出図柄30a〜30cには0〜9までの数字図柄が使用されており、特別図柄が大当たり態様で停止する場合には演出図柄30a〜30cは「7・7・7」等の大当たり演出態様で停止し、特別図柄が外れ態様で停止する場合には演出図柄30a〜30cは「2・4・5」等の外れ演出態様で停止する。
第1特別図柄始動手段17は非開閉式であって、画像表示手段25の下側に配置されており、この第1特別図柄始動手段17は右打ち通路27に比較して左打ち通路26を経て落下する遊技球が入賞し易くなっている。
第2特別図柄始動手段18は開閉式であって、左右一対の開閉部材18aを備えた電動チューリップ式入賞手段等により構成され、普通図柄表示手段22の変動後の普通図柄が当たり態様で停止した場合に所定の開放パターンで開放するようになっている。
第2特別図柄始動手段18の開放パターンには、開放時間の短い通常パターン(例えば0.2秒×1回)と開放時間の長い特別パターン(例えば2秒×3回)とがあり、通常確率状態中は通常パターンが、高確率状態中は特別パターンが夫々選択される。
開閉入賞手段19は右打ち通路27の下部において取り付けベース32から前側に突出する前飾り枠37を有する。前飾り枠37は右打ち通路27の下部を上側通路33と下側通路34とに区画しており、その上側通路33に対応して開閉板35により開閉される大入賞口36が設けられている。
開閉板35は前進時に大入賞口36を閉鎖して上側通路33の遊技球を特別図柄始動手段17,18へと案内し、後退時に大入賞口36を開放して上側通路33の遊技球が大入賞口36に入賞すべく前後方向に出退自在である。なお、大入賞口36は上側通路33側が開口している。
開閉入賞手段19は変動後の第1特別図柄、第2特別図柄が大当たり態様で停止した場合に発生する大当たり状態中に所定の開放パターンで開閉するもので、この開閉入賞手段19に遊技球が入賞したときには、他の普通入賞手段20,21等への入賞よりも多くの賞球が払い出されるようになっている。
なお、開閉入賞手段19の開閉パターンは、開放後に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、所定時間(例えば30秒)が経過するかの何れか早い方で閉じる開閉動作を1ラウンドとして、そのラウンド数の違いにより複数の種類があり、大当たりの抽選時にその複数種類の開閉パターンの何れかが抽選される。
普通図柄始動手段16は遊技球の検出を条件に普通図柄表示手段22の普通図柄を変動させるためのもので、右打ち通路27を落下する遊技球が通過可能な通過ゲートにより構成されている。
この普通図柄始動手段16及びその周辺部分は、図2〜図4に示すように構成されている。即ち、飾り部材12の内周壁13は略円弧状に形成されている。一方、中央役物15の前飾り枠28には、普通図柄始動手段16の上下両側に飾り部材12の内周壁13の近傍に配置された近傍壁39,40が設けられ、その上下の近傍壁39,40間に飾り部材12の内周壁13から遊技領域14の内側へと離間する離間壁41が設けられている。
従って、右打ち通路27は上下両側の狭通路部42,43と、この狭通路部42,43間の広通路部44とを有し、その広通路部44に普通図柄始動手段16が多数の遊技釘45と共に配置されている。広通路部44には普通図柄始動手段16と前飾り枠28の離間壁41との間に内側通路部46が、普通図柄始動手段16と飾り部材12の内周壁13との間に外側通路部47が夫々形成され、上側の狭通路部42から落下する遊技球が多数の遊技釘45によって案内されながら、普通図柄始動手段16、内側通路部46、外側通路部47の何れかを経て下側の狭通路部43へと移動するようになっている。
前飾り枠28の離間壁41は、普通図柄始動手段16の上方位置から普通図柄始動手段16の内側へと緩やかな円弧状に凹入する上案内部41aと、この上案内部41aの下端から普通図柄始動手段16の下側へと湾曲して普通図柄始動手段16の下側を経て飾り部材12の内周壁13に近接する近傍壁40へと左右方向に伸びる下案内部41bとを有する。このため内側通路部46の下部側は普通図柄始動手段16の下側で飾り部材12の内周壁13に向かって外側へと湾曲している。
広通路部44は下部側の左右幅が上部側の左右幅よりも広い略縦長円状又は水滴状になっており、その上下方向の略中央から下側に取り付けベース32が装着され、この取り付けベース32よりも上側に多数の遊技釘45が設けられている。上側の狭通路部42の下端部42aは、前飾り枠28の近傍壁39と、これに対向して配置された案内突起48とにより、広通路部44の左右方向の略中央に設けられている。
普通図柄始動手段16は上側の狭通路部42の下端部42aよりも前飾り枠28側に位置して配置され、また下側の狭通路部43の近傍壁40は、普通図柄始動手段16よりも飾り部材12の内周壁13側へと突出している。
普通図柄始動手段16は図2〜図4に示すように、取り付けベース32から前側に一体に突出する通過口枠49と、この通過口枠49に上下方向に貫通状に形成され且つ遊技球が通過可能な通過口50と、この通過口50を通過する遊技球を検出する検出スイッチ51とを備えている。検出スイッチ51は、通過口50に対応する開口が形成された偏平状の本体を備え、その本体が通過口枠49内の保持溝に挿入され係合爪52により着脱自在に固定されている。なお、検出スイッチ51、係合爪52等は取り付けベース32から後方に突出しており、遊技盤10に形成された通孔53に挿入されている。
普通図柄始動手段16はその下側に干渉防止手段54を備え、この干渉防止手段54により、普通図柄始動手段16を通過した遊技球と、普通図柄始動手段16以外を経て落下した遊技球との普通図柄始動手段16の下側近傍での干渉を防止するようにしている。
干渉防止手段54は図2〜図4に示すように、普通図柄始動手段16の通過口50を通過した遊技球を下案内部41bの上側で下案内部41bと同じ左右方向の一方へと案内する干渉防止板55を有し、この干渉防止板55と案内部41a,41bとの間に内側通路部46が設けられている。
この干渉防止板55は通過口50よりも中央役物15側で通過口枠49から下側へと一体に伸びる縦板部55aと、この縦板部55aの下端から飾り部材12の内周壁13へと左右方向の外向きに円弧状に屈曲する横板部55bとを有する正面視L字状に構成され、通過口枠49及び取り付けベース32に跨がって一体に形成されている。
横板部55bの先端は、普通図柄始動手段16の通過口50の飾り部材12側の端部よりも飾り部材12側にあり、通過口50よりも飾り部材12側で遊技球を下側の狭通路部43へと落下させるようになっており、外側通路部47を経て落下した遊技球と衝突した場合にも、遊技球が通過口50側へと戻らないようにしている。
ゲームに際しては、発射手段を操作して遊技領域14へと遊技球を発射させる。このとき通常確率状態であれば、遊技者は第1特別図柄始動手段17に入賞し易い左打ち通路26に遊技球が集中するように左打ちをする。左打ち通路26を落下する間に、遊技球が中央役物15の球誘導口28a、球落下部28b等を経て第1特別図柄始動手段17に入賞すると、第1特別図柄表示手段23の第1特別図柄、演出図柄表示手段30の演出図柄30a〜30cが同期して所定時間変動する。そして、第1特別図柄始動手段17に遊技球が入賞したときの抽選結果が大当たりであるか否かに応じて、第1特別図柄表示手段23の変動後の第1特別図柄が大当たり態様又は外れ態様で停止し、演出図柄表示手段30の演出図柄30a〜30cが大当たり演出態様又は外れ演出態様で停止する。
通常確率状態中でも右打ち通路27に進入した遊技球が普通図柄始動手段16に入賞すれば、普通図柄表示手段22の普通図柄が変動して変動後に当たり態様で停止することもある。しかし、通常確率状態中は第2特別図柄始動手段18の開放時間が極僅かであるため、第2特別図柄始動手段18に遊技球が入賞する可能性は非常に低い。
第1特別図柄表示手段23の変動後の第1特別図柄が大当たり態様で停止すれば大当たり状態となり、開閉入賞手段19が抽選された所定の開閉パターンで所定ラウンド数開閉動作を繰り返すので、遊技者は開閉入賞手段19に遊技球が入賞し易い右打ち通路27側
に遊技球を集中させるべく右打ちをする。
右打ち通路27に入った遊技球は普通図柄始動手段16に入賞するか、入賞しないで下方に落下した後、上側通路33を経て特別図柄始動手段17,18側へ、又は下側通路34を経てアウト球口29側へと夫々流下する。そして大当たりの場合には、所定の開閉パターンで開閉する大入賞口36に入賞する。
右打ち通路27に入った遊技球は飾り部材12に沿って狭通路部42を通過し、その下端部から広通路部44へと落下する。この広通路部44には普通図柄始動手段16の上側に多数の遊技釘45があり、遊技球はこの遊技釘45に衝突しながら落下し、普通図柄始動手段16の通過口50に入るか、普通図柄始動手段16と中央役物15との間の内側通路部46、又は普通図柄始動手段16と飾り部材12との間の外側通路部47に入る。
普通図柄始動手段16の通過口50に遊技球が入ると、検出スイッチ51により遊技球の通過が検出され、普通図柄表示手段22の普通図柄が所定時間変動して当たり態様又は外れ態様で停止する。そして、当たり態様で停止した場合には、第2特別図柄始動手段18が所定の開閉パターンで開閉し、第2特別図柄始動手段18に遊技球が入賞し易くなる。
遊技釘45に衝突する等によって中央役物15の上案内部41a側に案内された遊技球は、その上案内部41aに沿って内側通路部46へと入り、上案内部41aから下案内部41bにより普通図柄始動手段16の下側を経て左右方向の外側へと案内された後、下案内部41bの先端から狭通路部43へと落下する。
しかし、普通図柄始動手段16の下側には正面視略L字状に湾曲する干渉防止板55があり、この干渉防止板55により普通図柄始動手段16を通過した遊技球を、内側通路部46を通過する遊技球と分離して案内するため、それらの遊技球が普通図柄始動手段16の下側で互いに干渉し合うようなことはない。
即ち、普通図柄始動手段16を通過した遊技球は干渉防止板55の上側を経て案内し、内側通路部46に入った遊技球は干渉防止板55の下側で下案内部41bに沿って案内されるので、相互の遊技球の衝突等を防止できる。従って、普通図柄始動手段16の下側近傍での遊技球の衝突により従来発生していた検出スイッチ51の遊技球の誤検出を未然に防止できる。
遊技球は外側通路部47を経て落下する場合もあるが、干渉防止板55の先端が普通図柄始動手段16の通過口50よりも飾り部材12側に伸びているため、普通図柄始動手段16を通過した遊技球が外側通路部47を落下する遊技球と衝突しても、その遊技球を検出スイッチ51が誤検出するようなことはない。
また取り付けベース32は中央役物15と普通図柄始動手段16と開閉入賞手段19とに共通とし、この取り付けベース32に干渉防止手段54を設けているため、中央役物15と普通図柄始動手段16との相対位置、普通図柄始動手段16と干渉防止手段54との相対位置を画一的に決定することができ、遊技盤10の組み立て作業を容易にできると共に、位置的なバラツキを極力防止できる。
中央役物15は普通図柄始動手段16との間の内側通路部46を通過した遊技球を普通図柄始動手段16の下方側で左右方向の一方である内周壁13側へと案内する下案内部41bを有し、また干渉防止手段54は普通図柄始動手段16を通過した遊技球を下案内部41bの上側でその下案内部41bと同じ左右方向の一方へと案内する干渉防止板55を有するため、単に夫々を通過した遊技球の干渉を防止できるだけでなく、遊技球を遊技領域14の外側へと案内でき、普通図柄始動手段16、下案内部41b、干渉防止手段54が遊技領域14の上下方向の略中央部で右打ち通路27に配置されていることと相俟って、アウト球口29までの距離を十分に確保することができる。
また普通図柄始動手段16は取り付けベース32と、この取り付けベース32から前面に突出し且つ遊技球が通過する通過口50が形成された通過口枠49とを備え、その取り付けベース32と通過口枠49とに跨がって干渉防止手段54、取り分け干渉防止板55を設けることによって、通過口枠49と干渉防止板55が相互に補強し合う構造となり、干渉防止板55の損傷を容易に防止できる。しかも通過口枠49と干渉防止板55とを取り付けベース32に一体に設けることにより、両者を簡単な構造で最適な位置関係に容易に配置できる。
図5及び図6は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態では、中央役物15と普通図柄始動手段16とに共通の取り付けベース32に、普通図柄始動手段16の通過口枠49と干渉防止手段54の干渉防止板55とが上下に所定の間隔Aをおいて設けられている。干渉防止板55は通過口枠49の内側通路部46近傍の下方位置から通過口枠49の外側通路部47近傍の下方位置へと円弧状に設けられている。通過口枠49と干渉防止板55の上端との間の間隔Aは、遊技球の直径未満、遊技球の略直径程度、又は遊技球の直径よりも若干大きい程度である。他の構成は第1の実施形態と同様である。
通過口枠49と干渉防止板55の上端との間に間隔Aがあっても、その間隔A部分の両側では遊技球が下方へと落下するので、互いに干渉するようなことはない。従って、普通図柄始動手段16に干渉防止手段54を設けるに当たっては、この実施形態のように通過口枠49と干渉防止板55との間に所定の間隔Aを置いて取り付けベース32に一体に設けてもよい。
図7は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態では、中央役物15の傾斜案内部57に対応して普通図柄始動手段16の通過口枠49の下側に干渉防止板55が設けられている。この傾斜案内部57は普通図柄始動手段16側に傾斜しており、通常は上方からa矢示方向に落下する遊技球が衝突した後、b矢示方向に落下するようになっている。
このような傾斜案内部57でも、遊技球が強い衝撃力でc矢示方向に衝突した場合には、その遊技球が普通図柄始動手段16の下側へとd矢示方向に飛行することがあり、その遊技球が普通図柄始動手段16の通過口50を通過した直後の遊技球と衝突すれば、検出スイッチ51が誤検出する等の問題が生じる。従って、傾斜案内部57からの遊技球が普通図柄始動手段16の通過口50の下側近傍に飛行しないように、通過口枠49の内側通路部46側の近傍に下方に突出する干渉防止手段54を設ける等、何等かの障害突起を設けておけばよい。
図8及び図9は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態では、普通図柄始動手段16に干渉防止手段54が着脱自在に設けられている。干渉防止手段54は第1の実施形態と同様に干渉防止板55を有し、この干渉防止板55の基部には台形状の取り付け部58が設けられている。
普通図柄始動手段16には通過口枠49の下側近傍の取り付けベース32に、干渉防止板55が裏側から挿通する通孔59と、取り付け部58が裏側から嵌合する取り付け凹部60とが設けられ、その取り付け凹部60に嵌合する取り付け部58が、遊技盤10とこの遊技盤10に前面から当接する取り付けベース32との間で挟持されている。干渉防止板55の上端は通過口枠49の凹溝部61に裏側から前後方向に摺動自在に嵌合され保持されている。
このように干渉防止手段54は普通図柄始動手段16に着脱自在に設けてもよい。従って、干渉防止手段54は必ずしも普通図柄始動手段16に一体に設ける必要はなく、何等かの部材を介して干渉防止手段54が普通図柄始動手段16に結合されていればよい。なお、他の構成は第1の実施形態と同様である。
図10及び図11は本発明の第5の実施形態を例示する。この実施形態では、普通図柄始動手段16は中央役物15の取り付けベース32aとは別に取り付けベース32bを有し、その取り付けベース32bがネジ等の固定手段62により遊技盤10の前面に着脱自在に固定されている。そして、普通図柄始動手段16の取り付けベース32bに干渉防止手段54が一体に設けられている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように干渉防止手段54を普通図柄始動手段16に備えるに当たっては、普通図柄始動手段16を中央役物15から完全に分離して、その普通図柄始動手段16に干渉防止手段54を一体又は着脱自在に設けてもよい。
図12及び図13は本発明の第6の実施形態を例示する。この実施形態では、右打ち通路27の下部側に飾り部材12に沿って配置される開閉入賞手段19の取り付けベース64の上端部に、右打ち通路27の広通路部44の下側に対応する傾斜案内部65と、その上側に位置する普通図柄始動手段16とが設けられている。傾斜案内部65は右打ち通路27の広通路部44の外側通路部47を経て落下した遊技球を遊技領域14の内側へと案内するようになっている。
普通図柄始動手段16と傾斜案内部65は上下に接近し、傾斜案内部65は普通図柄始動手段16の通過口50の下側へと伸びている。そして、普通図柄始動手段16の通過口枠49の外側通路部47の近傍には、干渉防止手段54を構成する干渉防止板55が設けられている。干渉防止板55は通過口枠49と取り付け部58とに跨がって一体に設けられている。
このように傾斜案内部65によって遊技球を遊技領域14の内側へと案内する場合にも、その案内方向の上側近傍に普通図柄始動手段16がある場合、傾斜案内部65で案内された遊技球と、普通図柄始動手段16の通過口50を通過した遊技球とが普通図柄始動手段16の下側で干渉し合うことがあるが、干渉防止手段54を設けることにより遊技球同士の干渉を防止できる。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、各実施形態では、通過ゲートとして普通図柄始動手段16を例示しているが、普通図柄始動手段16以外のものでもよい。
また通過ゲートに干渉防止手段54を組み合わせる際の形状、構造は各実施形態に例示のもの以外でもよい。干渉防止手段54は通過ゲート以外を経た遊技球の通過ゲートの下側近傍への移動を阻止し得る構造であれば十分である。その場合には通過ゲートを通過した遊技球をそのまま下方に落下させる構造でもよい。
実施形態では、中央役物15と飾り部材12との間の右打ち通路27を形成し、その右打ち通路27の途中に配置される普通図柄始動手段16(通過ゲート)を例示しているが、右打ちタイプである必要はなく、落下通路中に配置される普通図柄始動手段16(通過ゲート)であれば同様に実施可能である。また普通図柄始動手段16(通過ゲート)の両側の遊技部品は中央役物15、飾り部材12以外のものでもよい。開閉入賞手段19は中央役物15とアウト球口29との間に設けてもよい。更に本発明はパチンコ機の他、アレンジボール機、その他の各種の弾球遊技機においても同様に実施可能であることは云うまでもない。
10 遊技盤
14 遊技領域
15 中央役物
16 普通図柄始動手段(通過ゲート)
27 右打ち通路
32,32a,32b、64 取り付けベース
37 前飾り枠
41b 下案内部
42,43 狭通路部
44 広通路部
49 通過口枠
50 通過口
54 干渉防止手段
55 干渉防止壁
57 傾斜案内部

Claims (1)

  1. 遊技盤の前面に装着された遊技部品間の落下通路に、遊技球の通過を検出する検出スイッチを有する通過ゲートを備え、
    該通過ゲートの下側に、該通過ゲートを通過した遊技球と、該通過ゲート以外を経て落下した遊技球との干渉を防止する干渉防止手段を配置した弾球遊技機において、
    前記通過ゲートは検出スイッチを保持する保持枠を備え、
    一方の前記遊技部品は前記通過ゲートとの間を通過した遊技球を前記通過ゲートよりも下方側で他方の前記遊技部品側へ案内する案内部を有し、
    前記干渉防止手段は前記保持枠の左右方向の一方側に一体的に設けられ且つ前記通過ゲートを通過した遊技球を前記他方の遊技部品側へ案内する干渉防止板を有する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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