JP6084638B2 - 竪型射出成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、射出装置を前後に駆動すなわち昇降すると、射出ノズルを金型から離間させて後退させたり射出ノズルを金型のスプルに所定のタッチ力で当接させることができる竪型射出成形機に関するものである。
射出成形機は従来周知のように、概略、射出装置、型締装置等から構成されている。射出装置は加熱シリンダ、この加熱シリンダの内部に回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられているスクリュ、このスクリュを駆動する駆動装置等からなり、加熱シリンダの前方には射出ノズルが設けられている。一方、型締装置は、固定側金型が取り付けられている固定盤、可動側金型が取り付けられている可動盤等から構成されており、可動側金型が固定側金型に対して型締めされるようになっている。したがって、射出装置のスクリュを回転駆動し、射出材料を加熱シリンダに供給すると、従来周知のようにして射出材料は加熱シリンダの前方の計量室に可塑化計量される。次に、スクリュを軸方向に駆動し、計量室の射出材料を型締めされた金型のキャビテイに射出し、冷却固化を待って可動側金型を開くと、所定形状の成形品が得られる。
上記のようにして計量し射出するときは、射出ノズルは所定の駆動機構により金型のスプルに所定のタッチ力で当接され、つまりノズルタッチされて射出時の射出圧力によって射出ノズルが金型から離間しないようになっている。また、加熱シリンダアセンブリの交換等のメンテナンス時には射出ノズルを金型のスプルから離間させて後退させる必要があるが、射出装置の後退も対応できるようになっている。
特公平06−17038号公報 実開昭62−170209号公報 特許第5244886号公報
特許文献1〜3には、射出装置を前後退させて射出ノズルを金型にタッチさせたり金型から離間させることができる射出成形機が記載されている。特許文献1に記載の射出成形機は、射出装置を前後進させる駆動機構にバネ体が設けられている。駆動機構を駆動して射出ノズルが金型にタッチするとバネ体が圧縮される。所望のタッチ力が得られる圧縮量に達したら駆動機構を停止するようになっている。特許文献2にも射出装置を前後進させる駆動機構にバネ体が設けられた射出成形機が記載されている。この射出成形機は、近接スイッチが設けられて、バネ体の圧縮量が検出できるようになっている。これによって精度良くバネ体の圧縮量を検出して所望のタッチ力を得ることができるようになっている。特許文献3には、竪型射出成形機が記載されている。この竪型射出成形機にも射出装置を前後進させる駆動機構が設けられており、射出ノズルを金型にタッチさせることができるようになっている。特許文献3に記載の竪型射出成形機においては、所定のセンサが設けられており、このセンサによって射出装置の位置を検出できるようになっている。つまり射出ノズルが金型から離間し、後退した状態における射出装置の位置を正確に検出できるようになっている。
特許文献1、2において提案されているように、バネ体を備えた駆動機構によって射出装置を前後進させることができる射出成形機は、バネ体の圧縮量によって射出ノズルと金型のタッチ力を調整できるので優れている。このような射出成形機は、必然的に射出装置の前後進の位置と、バネ体の圧縮量とをそれぞれ検出する必要がある。これを特許文献3に記載されているような竪型射出成形機を例にして説明する。図3には従来の竪型射出成形機50の一部が示されている。竪型射出成形機50の射出装置51は、型締装置の可動盤53の上部に設けられており、周知のように加熱シリンダ54、図示されていないスクリュ、加熱シリンダ54の先端に設けられている射出ノズル55、加熱シリンダ54をその後端部で固定している支持盤56等から構成されている。可動盤53には、図3には1本しか示されていないが複数本のガイド軸57が設けられ、支持盤56はこれらのガイド軸57にガイドされて、上下方向にスライド自在になっている。そして1本あるいは複数本の駆動機構すなわち昇降機構58が可動盤53と支持盤56との間に設けられ、射出装置51を前後進つまり上下方向に駆動できるようになっている。昇降機構58は、ボールネジ59、これに螺合しているボールナット60、ボールナット60と一体的に固定されている中空の円柱部61、可動盤53に固定されていると共に円柱部61の下部全体をスライド自在に収納しているシリンダ体62、支持盤56側に設けられてボールネジ59を回転駆動するようになっているモータ64等から構成されている。円柱部61は可動盤53に対して離間自在になっており下端部にフランジ65が形成されている。シリンダ部62内にはフランジ65とシリンダ部62の天井の間にバネ体67が設けられ、このバネ体67によって円柱部61は下方に付勢されている。可動盤53には金型69が固定されているが、射出装置1が上方位置にあって射出ノズル55が金型69から離間している状態においては、円柱部61はバネ体67の付勢によって可動盤53に当接することになる。この竪型射出成形機50において、昇降装置58のモータ64を駆動するとボールネジ59が回転して射出装置51が下降する。所定の高さ下降すると射出ノズル55が金型69にタッチする。さらにモータ64を駆動すると、円柱部61はバネ体67の付勢に抗して可動盤53から離間する。つまりバネ体67が圧縮される。この圧縮によって射出ノズル55と金型69の間のタッチ力が発生する。所定の圧縮量に達したらモータ64を停止する。ところで、このような竪型射出成形機50においては、前記したように射出装置51の前後進の位置つまり上下位置と、バネ体67の圧縮量とをそれぞれ検出する必要がある。前者はメンテナンス時等において正確に射出装置51の位置を検出する必要があるからであり、後者はタッチ力を調整するために必須であるからである。従って竪型射出成形機50においては、一般的に射出装置51の上下位置を検出する第1のセンサ71と、バネ体67の圧縮量を検出する第2のセンサ72とが設けられている。このようなセンサ71、72は色々なセンサから構成することができるが、例えば磁歪式変位センサから構成する場合には、第1、2のセンサ71、72は導波管71a、72aと、磁石71b、72bと、図には示されていないが導波管71a、72a内を伝達する振動を検出する検出部とから構成される。そして検出部において、導波管71a、72aにおける磁石71b、72bの位置が検出され、それによって射出装置51の上下位置とバネ体67の圧縮量が検出されるようになっている。
上記では竪型射出成形機50を例として説明したが、一般的な射出成形機においても同様に2個のセンサが必要である。すなわち一般的な射出成形機においても射出装置にはバネ体を備えた駆動機構が設けられ、射出装置を前後進させたり射出装置射出ノズルを所望のタッチ力で金型にタッチさせたりできるようになっているが、射出装置の前後進位置を検出するためのセンサと、バネ体の圧縮量を検出するためのセンサがそれぞれ必要になる。つまり2個のセンサを設けなければならない。そうするとセンサに要するコストが高くなるし、センサの設置に要するスペースも確保しなければならない。
本発明は、バネ体を備えた駆動機構によって射出装置を昇降させたり射出ノズルを金型に所望のタッチ力でタッチさせることができる竪型射出成形機において、センサに要するコストを小さくすることができ、センサを設置するスペースも少なくて済む竪型射出成形機を提供することを目的としている。
本発明は、バネ体を備えた駆動機構によって射出装置を昇降させることができる竪型射出成形機として構成する。この竪型射出成形機は駆動機構を駆動して射出ノズルが金型に当接するとバネ体が圧縮してタッチ力が発生するようになっている。竪型射出成形機には磁歪式変位センサを設ける。磁歪式変位センサは、鉛直に且つ可動盤に対して固定されている1本の導波管と、第1、2の磁石と、導波管における第1、2の磁石の位置を検出する検出部とから構成する。第1の磁石は、射出装置に所定の部材を介して固定的に設け射出装置の昇降に伴って導波管に沿って非接触にスライドするようにする。第2の磁石は、駆動機構に所定の部材を介して固定的に設けバネ体の圧縮に伴って導波管に沿って非接触にスライドするようにする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、可動盤に対して射出装置を昇降させる駆動機構がバネ体を備え、前記射出装置の射出ノズルが前記可動盤に取付けられている金型にタッチするときに前記バネ体が圧縮してタッチ力が発生するようになっている竪型射出成形機において、前記竪型射出成形機は磁歪式変位センサが設けられ、該磁歪式変位センサは、1本の導波管と、第1、2の磁石と、前記導波管における前記第1、2の磁石の位置を検出する検出部とから構成され、前記導波管は、鉛直に且つ前記可動盤対して固定され、前記第1の磁石は、前記射出装置に所定の部材を介して固定的に設けられ前記射出装置の昇降に伴って前記導波管に沿って非接触にスライドするようになっており、前記第2の磁石は、前記駆動機構に所定の部材を介して固定的に設けられ前記バネ体の圧縮に伴って前記導波管に沿って非接触にスライドするようになっていることを特徴とする竪型射出成形機として構成される。
以上のように、本発明によると、可動盤に対して射出装置を昇降させる駆動機構がバネ体を備え、射出装置の射出ノズルが可動盤に取付けられている金型にタッチするときにバネ体が圧縮してタッチ力が発生するようになっている竪型射出成形機として構成され、射出成形機の位置センサとして磁歪式変位センサが設けられている。そして、磁歪式変位センサは、1本の導波管と、第1、2の磁石と、導波管における第1、2の磁石の位置を検出する検出部とから構成され、導波管は、鉛直に且つ可動盤対して固定され、第1の磁石は、射出装置に所定の部材を介して固定的に設けられ射出装置の前後進に伴って導波管に沿って非接触にスライドするようになっており、第2の磁石は、駆動機構に所定の部材を介して固定的に設けられバネ体の圧縮に伴って導波管に沿って非接触にスライドするようになっている。従って、射出装置の前後進の位置は第1の磁石の位置によって検出することができ、タッチ力を評価するためのバネ体の圧縮量は第2の磁石の位置によって検出することができる。つまり実質的に1個の磁歪式変位センサによって射出装置の昇降位置とバネ体の圧縮量を検出できることになる。あるいは本来は2個の独立した磁歪式変位センサを、導波管と検出部とを共用することによってコンパクトにしている。これによってセンサに要するコストを小さくでき、センサを設置するスペースも少なくすることができる。また鉛直方向に設けられているので導波管は重力による曲げモーメントを受けることがなく、弾性変形はしないので、第1、2の磁石の位置の検出の精度は高い。
本発明の実施の形態に係る竪型射出成形機を示す図で、その(ア)は竪型射出成形機の一部を示す正面図、(イ)、(ウ)は、それぞれ射出装置の後退位置と前進位置における竪型射出成形機の一部を示す正面図である。 一般的な磁歪式変位センサを示す図で、その(ア)、(イ)は磁歪式変位センサの作用を模式的に示す正面図である。 従来の竪型射出成形機の一部を示す正面図である
以下、発明の実施の形態を説明する。本発明の実施の形態に係る竪型射出成形機1は、図1の(ア)にその一部が示されているが、従来の竪型射出成形機と同様に、金型を型締めする型締装置2、金型内に射出材料を射出する射出装置3、等から構成されている。型締装置2は周知のように、固定盤、可動盤5、型締ハウジング、タイバー、型締機構等から構成されているが、図1の(ア)には最上部に位置している可動盤5のみが示されている。可動盤5には射出装置3の射出ノズル7が挿入されるくり抜きが空けられており、可動盤5の下面には可動側金型6が固定されている。従って後で説明するように射出装置3の射出ノズル7を上側から挿入して可動側金型6のスプル8にタッチさせることができるようになっている。
本実施の形態において射出装置3は、射出装置ユニット4の一部として構成されている。射出装置3は、従来周知のように加熱シリンダ10と、図には示されていないが加熱シリンダ10内に設けられているスクリュと、加熱シリンダ10の先端に設けられている射出ノズル7とから概略構成されている。射出装置ユニット4は、このような射出装置3と、射出装置3を上端部において固定的に支持あるいは吊り下げている支持盤11と、型盤つまり可動盤5に固定的に設けられるベースプレート12と、後で説明する昇降機構16と、同様に後で説明する位置検出センサ29と、とから概略構成されている。ベースプレート12には複数本のガイド軸13が設けられ、ガイド軸13は支持盤11に固定されている筒体14に摺動自在に挿入されている。従って支持盤11は、ガイド軸13にガイドされて鉛直方向にスライドするようになっている。このように構成されている射出装置ユニット4は、ベースプレート12が所定のボルトによって可動盤5に固着されている。
昇降装置16について説明する。昇降装置16は射出装置3を昇降させる駆動機構であり、ベースプレート12と支持盤11とに設けられている。図1の(ア)には昇降機構16は1組しか示されていないが、複数組設けられていてもよい。昇降機構16は、ボールネジ17、これに螺合しているボールナット18、ボールネジ17を回転させるモータ19とプーリ20、21、プーリ20、21間に掛け回されているタイミングベルト22、ボールナット18と一体的に固着されている中空の円柱体23、等から構成されている。モーター19およびプーリ20、21は支持盤11に設けられ、ボールネジ17は回転可能にかつ上下方向の移動が規制された状態で支持盤11に設けられている。ベースプレート12には中空のシリンダ体24が固着されており、シリンダ体24の天井には所定の穴が明けられ、この穴に円柱体23の下方部分が挿入されている。つまり、円柱体23の下方部全体はシリンダ体24内にスライド自在に収納されている。このような円柱体23の底部にはフランジ部26が形成され、このフランジ部26とシリンダ体24の天井との間にはバネ体27が設けられている。円柱体23のフランジ部26、あるいは円柱体23の底面はベースプレート12に対して離間可能に設けられているが、バネ体27の付勢によってベースプレート12に押しつけられている。昇降機構16において、モータ19を駆動してボールネジ17を回転するとボールネジ17がボールナット18に対して軸方向に移動する。これによって支持盤11および射出装置3が昇降することになる。後で説明するように射出ノズル7が可動側金型6にタッチすると、バネ体27の付勢に抗して円柱体23のフランジ部26がベースプレート12から離間する。つまりバネ体27が圧縮する。これによってタッチ力が発生することになる。
本実施の形態に係る竪型射出成形機1は、射出装置3の前後進位置つまり昇降位置を検出し、そしてバネ体27の圧縮量を検出するために、本実施の形態に特有のセンサ、すなわち位置検出センサ29を備えている。位置検出センサ29はいわゆる磁歪式変位センサから構成されている。磁歪式変位センサは周知であるが、最初に一般的な磁歪式変位センサを図2によって説明する。一般的な磁歪式変位センサ41は、図2の(ア)に示されているように、1本の導波管42と、導波管42に沿って非接触的にスライド自在に設けられている1個の磁石43と、振動を検出する検出部44とから構成されている。導波管42は磁性体である磁歪材料から構成され、図に示されていないが内部には電流を流すためのコイルが設けられている。このような磁歪式変位センサ41を、検出部44あるいは導波管42の底部を基準となる部材に取付け、そして位置を検出したい対象物の所定の部材に磁石43を設ける。導波管42にパルス状の電流を流すと、導波管42には瞬間的に磁力45、45、…が発生する。この磁力45と磁石43の磁力46とが合成されて、Wiedemann効果によって、図2の(イ)において符号47で示されているように磁石43近傍の導波管42にねじり歪みが発生する。ねじり歪みは振動を発生させ、これが導波管42の上下方向に一定の伝播速度すなわち音速で伝達する。振動は秒速数kmの高速度で伝達し、この振動を検出部44で検出する。パルス状の電流を流してから振動を検出するまでの時間と導波管42における音速を乗じれば、検出部44と磁石43の距離49が計算できる。つまり磁石43の位置が検出できる。
本実施の形態に係る位置検出センサ29は、このような一般的な磁歪式変位センサが変形されたものになっている。本実施の形態において、位置検出センサ29は、図1の(ア)に示されているように、1本の導波管30と、この導波管30に沿って非接触でスライド自在に設けられている第1、2の磁石31、32と、振動を検出する検出部33とから構成されている。つまり磁石31、32は2個からなる。導波管30の端部あるいは検出部33はベースプレート12に固着されている。つまり可動盤5に対して相対位置が不変になるように固定されている。そしてこの導波管30は射出装置3に対してこれと平行になるように、つまり鉛直に設けられている。そして第1の磁石31は所定の部材によって支持盤11に設けられ、第2の磁石32は所定の部材によって昇降機構16の円柱体23に設けられている。このような位置検出センサ29において、導波管42にパルス状の電流を流すと、第1、2の磁石31、32の近傍において振動が発生し、検出部33においてこれらの振動が検出される。すなわちパルス状の電流を1回流す毎に振動は2回検出される。第1の磁石31は上方に、第2の磁石32は下方にあるので、最初に検出される振動は第2の磁石32からの振動、そして次に検出される振動は第1の磁石31からの振動であると判断できる。そうするとそれぞれの位置を特定することができる。あるいは、2回検出された振動から機械的に2位置を計算する。計算によって得られた2位置のうち、導波管30の上部の所定の範囲に含まれる位置を第1の磁石31の位置であると判断し、下部の所定の範囲に含まれる位置を第2の磁石32の位置であると判断する。このようにして2位置を特定してもよい。
本実施の形態の作用を説明する。まず、図1の(イ)に示されているように、射出ノズル7が可動側金型6から離間し、射出装置3が所定の高さだけ上昇した位置にある状態から説明する。射出ノズル7が可動側金型6から離間しているときには、昇降装置16の円柱体23はバネ体27の付勢によってその底面がベースプレート12に当接している。位置検出センサ29によって第1の磁石31の位置から射出装置3の上昇位置が得られる。そして第2の磁石32の位置からバネ体27の圧縮量が得られるが、射出ノズル7が可動側金型6から離間した状態においてはバネ体27の圧縮量は零である。モータ19を所定の回転方向に駆動してボールネジ17を回転させると支持盤11および射出装置3は下降する。このとき第1の磁石31も支持盤11と共に下降する。射出装置3を下降させるとやがて射出ノズル7が可動側金型6のスプル8に当接する。そうすると第1の磁石31は下降を停止する。第1の磁石31の位置から射出装置3の位置が検出でき、射出ノズル7が可動側金型6にタッチしたことが分かる。さらにモータ19を回転すると、昇降装置16の円柱体23はバネ体27の付勢に抗してベースプレート12から離間し、バネ体27は圧縮される。これによって射出ノズル7と可動側金型6のタッチ力が発生する。バネ体27の圧縮量は位置検出センサ29の第2の磁石32の位置から検出される。この状態が図1の(ウ)に示されている。所定の圧縮量に達したら所望のタッチ力が得られたと判断してモータ19を停止する。当業者であれば容易に理解されるので、昇降機構16を駆動して射出装置3を上昇させる場合については説明を省略する。
本実施の形態に係る竪型射出成形機1は色々な変形が可能である。例えば本実施の形態においては射出装置ユニット4がベースプレート12を介して可動盤5に固定されているように説明したが、ベースプレート12はなくてもよい。具体的には、ガイド軸13、13と、昇降機構16のシリンダ体24と、導波管30とが可動盤5に固着されていてもよい。また昇降機構16はモータ16によって駆動されるように説明したが、他の駆動手段によって駆動されるようになっていてもよい。
1 竪型射出成形機 2 型締装置
3 射出装置 4 射出装置ユニット
5 可動盤 6 可動側金型
7 射出ノズル 11 支持盤
12 ベースプレート 13 ガイド軸
16 昇降機構 27 バネ体
29 位置検出センサ 30 導波管
31 第1の磁石 32 第2の磁石
33 検出部

Claims (1)

  1. 可動盤に対して射出装置を昇降させる駆動機構がバネ体を備え、前記射出装置の射出ノズルが前記可動盤に取付けられている金型にタッチするときに前記バネ体が圧縮してタッチ力が発生するようになっている竪型射出成形機において、
    前記竪型射出成形機は磁歪式変位センサが設けられ、
    該磁歪式変位センサは、1本の導波管と、第1、2の磁石と、前記導波管における前記第1、2の磁石の位置を検出する検出部とから構成され、
    前記導波管は、鉛直に且つ前記可動盤対して固定され
    前記第1の磁石は、前記射出装置に所定の部材を介して固定的に設けられ前記射出装置の昇降に伴って前記導波管に沿って非接触にスライドするようになっており、
    前記第2の磁石は、前記駆動機構に所定の部材を介して固定的に設けられ前記バネ体の圧縮に伴って前記導波管に沿って非接触にスライドするようになっていることを特徴とする竪型射出成形機。
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