JP6084586B2 - 電気瞬間温水器システム - Google Patents

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本発明は、複数の手洗い器に温水を供給する電気瞬間温水器の電気容量をコントロールして消費電力を省エネ化することができる電気瞬間温水器システムに関する。
従来、手洗い器に給湯する小型の電気温水器は、一般に、特許文献1に記載のような貯湯式の温水器が使用されている。この貯湯式の温水器は、タンク内に水をため、タンク内に配置した消費電力が小さなヒーターで時間をかけて温めるものである。
貯湯式温水器のヒーターは、使用する1時間当たりの消費電力が小さいものの、電気を長時間消費し続けることから、タイマー等で沸かし上げをコントロールしないと消費電力が増大する虞があった。しかも、一定の温度まで沸かし上げるまでに時間がかかるので、一度に大量のお湯を使用するとタンク内の湯が切れてしまい、次に適温のお湯が使えるようになるまでにしばらく時間がかかる不都合がある。そのため、タンクの容量はできるだけ大きくする必要があり、手洗い器の周辺に装着する機器としては、大きなスペースを要するものであった。
一方、瞬間式温水器にて給湯する手洗い器が特許文献2に記載されている。この手洗い器によると、瞬間式温水器に供給された水を瞬間的に温水に生成し、この温水を供給する第1吐水形態と、給水源から直接水が供給される第2吐水形態とを備え、第1吐水形態から供給する少量の温水に水を加えながら手洗いを可能にするという装置である。
このように温水を瞬時に生成する瞬間式温水器では、一般に、通水路にヒーターを設置した瞬間湯沸かし器のような構成を採用している。この瞬間式温水器で使用するヒーターは、貯湯式のヒーターと比べて大容量の電気容量が必要になるが、加熱する時間が極めて短いことから、実質の消費電力は貯湯式の給湯器よりも少なくて済むことが知られている。
ところが、例えばビル内に多数のトイレと共に手洗い器を設置する場合、全台の手洗い器を同時使用した場合の温水器の総電気消費量が設計段階で検討される。例えば10階建てのビルで、各フロア4台ずつの手洗い器を設置して合計40台の手洗い器に温水器を設置する場合、これらの温水器に使用する40台分のヒーターの電気消費量を検討することになる。仮に、貯湯式給湯器1台で必要な電気容量を800wとし、瞬間式給湯器1台の電気容量を5kwとして比較すると、同時使用の場合の必要電気容量は、貯湯式給湯器40台で合計32kw、一方、瞬間式給湯器40台で合計200kwが必要になる。
このように、同時使用の場合の必要電気容量を検討すると、瞬間式温水器を使用した場合の必要電気容量が、貯湯式給湯器使用の場合より大きく上回り、ビル全体で使用可能な電気容量が超過して停電する虞もあることから、これまでビル等に多数設置される手洗い器用の給湯器には貯湯式温水器が選択されている。
特許第2827308号公報 特開2012‐172452号公報
ところが、同時使用の場合の必要電気容量は、あくまで設計上の必要電気容量であり、実際に使用した場合の電力消費量は、貯湯式温水器に比べて瞬間式温水器の方が少なくて済むものである。すなわち、実際の同時使用は、設置されている総数の10〜20%程度であり、設置されている全ての手洗い器が同時に使用されることは現実的ではない。
しかも、1日1台の手洗いの使用状況として、手洗いの回数を20回とし、1回あたりの湯の使用時間を5秒と仮定し、貯湯式温水器と瞬間式温水器との消費電力を比較した実験結果は次のようになった。
貯湯式温水器では、手洗いで使用した分の通電時間が17分となり、800wのヒーターで使用した電力量は227w、電力量料金に換算すると約2.9円になる。
一方、瞬間式温水器によると、実質の通電時間は1.6分で、5kwのヒーターで使用した電力量は139w、電力量料金に換算すると約1.8円になり、1日の使用で1円以上の差が生じることが判明した。このように、瞬間式温水器によると、実際に手洗いの時間しか通電しないので、1日1台の比較でも省エネの差は歴然としている。
しかしながら、ビル内に設置した多数の手洗い器に想定外の人数が集中し、瞬間式温水器の総消費電力量がビル全体で使用可能な電力量を超えるような場合には、瞬間式温水器の使用をコントロールする必要がある。
そこで、本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、複数の瞬間式給湯器の電力量を安全、且つ合理的に制御することができ、省エネ効果に優れた電気瞬間温水器システムの提供を目的とするものである。
上述の課題を解決すべく本発明の第1の手段は、複数台設置された手洗い器Pの各周辺に装着され該手洗い器Pに給湯する瞬間式温水器10の電力量をコントロール装置30で複数台制御する電気瞬間温水器システムであって、複数の瞬間式温水器10の中に1台又は複数台の電力調整用の貯湯式温水器20が設置され、各瞬間式温水器10及び貯湯式温水器20に給水時の給水温度を感知する温度センサ11と、給水量を感知する流量センサ12と、各センサのデータを収集してコントロール装置30に送信する制御装置13とを備え、コントロール装置30に、各センサのデータから稼働中の全ての瞬間式温水器10及び貯湯式温水器20の総消費電力量を算出する電力量算出手段を備え、稼働中の総消費電力量が予め設定された上限電力量を超過する場合に、電力調整用の貯湯式温水器20の通電を先に遮断して電力量をコントロールするように構成したことにある。
第2の手段は、前記コントロール装置30に、前記各センサのデータから1台分の瞬間式温水器10が稼働した際に消費される消費電力量を予測する電力量予測手段を備え、予め設定された上限電力量から現在同時使用可能な瞬間式温水器10の台数を算定し、稼働中の総消費電力量と予め設定された上限電力量との差が、現在予測される1台分の消費電力量より小さくなったときに緊急監視体制を設定する監視手段を備え、該緊急監視体制設定時に新たな瞬間式温水器10又は貯湯式温水器20が稼働したときに、貯湯式温水器20の通電を遮断した後、瞬間式温水器10の通電を規制するように構成したものである。
第3の手段の前記コントロール装置30は、緊急監視体制設定時で且つ前記貯湯式温水器20が通電されていないときに新たな瞬間式温水器10が稼働した際、稼働中の全ての瞬間温水器10の総消費電力量を規制する手段を備えている。
第4の手段の前記コントロール装置30は、前記緊急監視体制設定時で且つ前記貯湯式温水器20が通電されていないときに新たな1台の瞬間温水器10が稼働した際、各瞬間温水器10の稼働電力を、現在予測される1台分の消費電力量を稼働台数+1台の台数で除した値の電力量に規制するように構成したことにある。
本発明の請求項1のごとく、稼働中の総消費電力量が予め設定された上限電力量を超過する場合に、貯湯式温水器20の通電を先に遮断して電力量をコントロールするように構成したことにより、複数の瞬間式給湯器の総消費電力量を安全に制御することができる。しかも、貯湯式温水器20を電力調整用に設置しているので、この貯湯式温水器20の通電を遮断しても一定温度の湯が使用可能になっているので、実質的な不都合は少なくて済む。
請求項2のように、緊急監視体制設定時に新たな瞬間式温水器10又は貯湯式温水器20が稼働したときに、貯湯式温水器20から瞬間式温水器10へと順次通電を遮断するように構成したことで、仮に想定外の数の瞬間式温水器10が同時に使用されたとしても、一部の瞬間式温水器10の給湯ができなくなるだけの規制になる。したがつて、緊急時においても総消費電力量を合理的に規制することができる。
請求項3のように、緊急監視体制設定時で且つ前記貯湯式温水器20が通電されていないときに新たな瞬間温水器10が稼働した際に、稼働中の全ての瞬間温水器10の総消費電力量を規制する手段を備えることで、上限電力量を超える電力量は、総消費電力量から合理的に制御することができる。
請求項4のごとく、コントロール装置30は、緊急監視体制設定時で且つ前記貯湯式温水器20が通電されていないときに、新たな1台の瞬間温水器10が稼働した際に、各瞬間温水器10の稼働電力を、現在予測される1台分の消費電力量を稼働台数+1台の台数で除した値の電力量に規制するように構成したことにより、上限電力量を超える電力量は、各瞬間温水器10の電力量から等分量だけ規制されるので、総消費電力量を合理的に規制することが可能である。
このように、本発明によると、複数の瞬間式給湯器の電力量を安全、且つ合理的に制御することができ、省エネ効果に優れるものである。
本発明の使用例を示す概略図である。 本発明の瞬間温水器とコントロール装置との連携を示す概略図である。 本発明の一実施例を示すフロー図である。 本発明の他の実施例を示すフロー図である。 本発明の他の実施例を示すパワー分割の説明図である。 本発明の他の実施例を示す時分割の説明図である。 本発明の瞬間温水器の一実施例を示す模式図である。 本発明の貯湯式温水器の給湯動作を示す模式図である。 図8に示す貯湯式温水器の給湯動作フロー図である。 本発明の貯湯式温水器の貯湯動作を示す模式図である。 図10に示す貯湯式温水器の貯湯動作フロー図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明システムは、基本的に複数台の手洗い器Pに給湯する瞬間式温水器10の総電力量をコントロール装置30で制御するシステムである。
瞬間式温水器10は各手洗い器Pの周辺に装着されるもので(図1参照)、瞬間式温水器10及び貯湯式温水器20への給水温度を感知する温度センサ11と、給水量を感知する流量センサ12と、各センサのデータを収集してコントロール装置30に送信する制御装置13とを備えている(図7、図9参照)。各制御装置13からコントロール装置30への送信方式は、双方向通信可能な通信線、或いは無線方式とする。この通信方式には、通常のLANの他、「LonWorks」や「Modbus」、「ZigBee」、「BACnet」、「RS‐485」等でも接続可能である。
複数の瞬間式温水器10の中の1台又は複数台を貯湯式温水器20に置き換えて電力調整用として設置する。例えば10階建てのビルで、各フロア4台ずつの手洗い器を設置して合計40台の手洗い器に温水器を設置する場合、各フロア4台の瞬間式温水器10中、1台を貯湯式温水器20に置き換えるものである。
コントロール装置30は、瞬間式温水器10及び貯湯式温水器20の総消費電力量を規制する装置である(図2参照)。このコントロール装置30には、各センサのデータから各瞬間式温水器10が稼働したときの1台分の消費電力量を予測する電力量予測手段と、稼働中の全ての瞬間式温水器10の総消費電力量を算出する電力量算出手段とを備えている。また、コントロール装置30は、HEMS(home energy management system)やBEMS(Building Energy Management Systems)といった住宅やビルのエネルギー監視システムとも接続が可能で、瞬間式温水器10群とのハブ機能を果たすこともできる。
そして、稼働中の総消費電力量が予め設定された上限電力量を超過する場合に、電力調整用の貯湯式温水器20の通電を遮断した後、瞬間式温水器10の通電を規制して電力量をコントロールするように構成している。
すなわち、コントロール装置30に、各センサのデータから各瞬間式温水器10及び貯湯式温水器20が稼働したときに1台分の瞬間式温水器10の消費電力量を予測する電力量予測手段を備える。更に、このコントロール装置30に監視手段を備える。この監視手段は、予め設定された上限電力量から現在同時使用可能な瞬間式温水器10の台数を算定するもので、稼働中の総消費電力量と予め設定された上限電力量との差が、現在予測される1台分の瞬間式温水器10の消費電力量より小さくなったときに緊急監視体制を設定する手段である。
そして、緊急監視体制設定時において、新たな瞬間式温水器10又は貯湯式温水器20が稼働したときに、最初に通電中の貯湯式温水器20を遮断し、その次に瞬間式温水器10の通電を規制するように構成したものである。
図3は、本発明の総消費電力量を規制する基本手順を示している。まず、緊急監視体制設定時で新たな1台が稼働したときは、それが瞬間式温水器10か貯湯式温水器20かを判断する。稼働した1台が貯湯式温水器20の場合は稼働したばかりの貯湯式温水器20の通電を遮断する。稼働した1台が瞬間式温水器10の場合は、他に稼働中の貯湯式温水器20があるか判断し、稼働中の貯湯式温水器20があった場合は、その貯湯式温水器20の通電を遮断して電力量をコントロールする。このように、貯湯式温水器20は電力調整用として使用される。
図4は、グループ化された給湯器の総消費電力量を規制する手順を示している。同図中、符号Nは瞬間式温水器10及び貯湯式温水器20の接続台数を示す。符号LKWは、上限電力を示し、現在稼働している台数nの全ての瞬間式温水器10及び貯湯式温水器20でLKWを設定する。グループ化されている場合は、グループごとに上限電力LKWを設定する。符号kwは、1台当たりの使用電力を示す。符号GNKWは、グループGで現在使用されている総使用電力量を示している。
一方、緊急監視体制設定時で且つ貯湯式温水器20が通電されていないときに新たな瞬間式温水器10が稼働した場合は、稼働中の全ての瞬間温水器10の総消費電力量をコントロールする。すなわち、各瞬間温水器10の稼働電力を、現在予測される1台分の消費電力量を稼働台数+1台の台数で除した値の電力量に規制するものである。
図4において、符号nは瞬間温水器10の接続台数を示している。符号LKWは、上限電力を示し、現在稼働している台数nの全ての瞬間温水器10でLKWを設定する。図示例ではグループGがあるので、グループGごとに上限電力LKWを設定する。符号kwは、1台当たりの使用電力を示す。符号GNKWは、グループNで現在使用されている総使用電力量を示している。
瞬間温水器10の総消費電力量を規制するには、コントロール装置30が各制御装置13から送信された各種データに基づく計算によって行われる。図5は、パワー分割の状態を示している。例えば、緊急監視体制設定時に新たな1台の瞬間温水器10が稼働したときに、各瞬間温水器10の稼働電力を、現在予測される1台分の消費電力量を稼働台数+1台の台数で割った値の電力量を算定する。そして、稼働中の各瞬間温水器10の供給電力量をこの算定された値の電力量に均等に規制するように構成するものである。
コントロール装置20の計算に基づいて行われる総消費電力量の規制は、各瞬間温水器10への供給電力量を変えずに、稼働している各瞬間温水器10の通電時間をずらして遮断することも可能である(図6参照)。すなわち、稼働中の各瞬間温水器10への通電時間を1/(n+1)時間の時間差で通電するものである(n=稼働台数)。
次に、本発明システムで使用する瞬間式温水器10及び貯湯式温水器20の構成について説明する。図7は、本発明の瞬間温水器10を示している。この瞬間温水器10は、給水が瞬間温水器10のT字型接続管に繋がり、何らかの不具合で瞬間温水器10への通電が制御できなくなったときに、内部の圧力を逃す安全弁14を接続している。
ヒーター15にて温められた温水は、給湯栓17に直接給湯するのが一般的である。また、給湯栓17の配管に温度調節機能のある温調機能付混合弁16を接続し、この温調機能付混合弁16に直接給水する配管を接続することで、給湯栓17からの給湯温度を更に安定させることも可能である。
瞬間式温水器10の給水経路は、温度センサ11及び係止突起12からヒーター15を経て温調機能付混合弁16を介し給湯栓17から給湯されるものである。また、給湯栓17自体に温度調節機能を備えたものもある。この場合、給湯栓17と温調機能付混合弁16とが一体になる。尚、温度センサ11を給湯口18に設置したり、又は給湯口18の両方に温度センサ11を設置したりするなど、温度センサ11の設置位置は任意である。
本発明の貯湯式温水器20は、緊急監視体制設定時において、最優先で通電を遮断するように設定している。したがって、通常の使用頻度が最も少ない手洗い器Pに貯湯式温水器20を設置するものである。そして、緊急監視体制設定時には、すべての瞬間式温水器10に優先して通電を遮断し、貯湯式温水器20の通電がない場合のみ瞬間式温水器10の通電を規制するものである。
図8は、給湯時の貯湯式温水器20を示している。この貯湯式温水器20は、本発明の瞬間式温水器10に貯湯タンク29を備えることで貯湯式温水器20として機能するものである。したがって、貯湯タンク29以外の構成は、ほぼ瞬間式温水器10と同じ構造を有するものである。すなわち、温度センサ21、流量センサ22、制御装置23などの構成や、安全弁24、ヒーター25などの構成は、瞬間式温水器10と同じものが備えられている。但し、瞬間式温水器10の温調機能付混合弁16は、貯湯式温水器20では電磁弁付循環ポンプ26が設けられている。
この給湯動作を示すフローを図9に示している。同図中、符号PVは電磁弁付循環ポンプ26、Tは三方弁26A、Hはヒーター25である。すなわち、給湯栓27が開かれると、流量センサ22が使用を検知してコントロール装置30(デマコン)に温水器使用開始を通知する。このときコントロール装置30では、稼働中の全ての瞬間式温水器10及び貯湯式温水器20に接続台数(N)及び上限台数(m)が通知され、上限台数(m)と優先順位(PR)を比較する。そして、稼働中の貯湯式温水器20がない場合だけ通電される。貯湯式温水器20を電力調整用として使用する場合は、通電せずに貯湯タンク29内の湯が給湯される。
図10は、貯湯時の湯水の流れを示す貯湯式温水器20を示している。図示例ではヒーター25側の温度センサ21Aの他、貯湯タンク29にも温度センサ21Bを設けたものである。まず、温調機能付混合弁26が稼働し、同時に三方弁26AもON状態となる。次に、ヒーター25への通電が開始され、貯湯タンク29の温度センサ21Bが設定温度になるまで加熱する。貯湯タンク29内の湯の温度が設定温度になると、温調機能付混合弁26、三方弁26A、ヒーター25がOFF状態になる。貯湯タンク29内の湯の温度が低下すると電磁弁付循環ポンプ26からヒーター25に循環して加熱され、再び貯湯タンク29内に戻される。
この貯湯動作を示すフローを図11に示している。同図中、符号THは温度センサ21が感知する水温を示す。符号PVは電磁弁付循環ポンプ26、Tは三方弁26A、Hはヒーター25、TH2は温度センサ21Bである。
P 手洗い器
10 瞬間式温水器
11 温度センサ
12 流量センサ
13 制御装置
14 安全弁
15 ヒーター
16 温調機能付混合弁
17 給湯栓
18 給湯口
20 貯湯式温水器
21 温度センサ
21A 温度センサ
21B 温度センサ
22 流量センサ
23 制御装置
24 安全弁
25 ヒーター
26 電磁弁付循環ポンプ
26A 三方弁
27 給湯栓
28 給湯口
29 貯湯タンク
30 コントロール装置

Claims (4)

  1. 複数台設置された手洗い器の各周辺に装着され該手洗い器に給湯する瞬間式温水器の電力量をコントロール装置で複数台制御する電気瞬間温水器システムであって、
    複数の瞬間式温水器の中に1台又は複数台の電力調整用の貯湯式温水器が設置され
    各瞬間式温水器及び貯湯式温水器に給水時の給水温度を感知する温度センサと、給水量を感知する流量センサと、各センサのデータを収集してコントロール装置に送信する制御装置とを備え、
    コントロール装置に、各センサのデータから稼働中の全ての瞬間式温水器及び貯湯式温水器の総消費電力量を算出する電力量算出手段を備え、
    稼働中の総消費電力量が予め設定された上限電力量を超過する場合に電力調整用の貯湯式温水器の通電を先に遮断して電力量をコントロールするように構成したことを特徴とする電気瞬間温水器システム。
  2. 前記コントロール装置に、前記各センサのデータから1台分の瞬間式温水器が稼働した際に消費される消費電力量を予測する電力量予測手段を備え、予め設定された上限電力量から現在同時使用可能な瞬間式温水器の台数を算定し、稼働中の総消費電力量と予め設定された上限電力量との差が、現在予測される1台分の平均消費電力量より小さくなったときに緊急監視体制を設定する監視手段を備え、
    該緊急監視体制設定時に新たな瞬間式温水器又は貯湯式温水器が稼働したときに、貯湯式温水器の通電を遮断した後、瞬間式温水器の通電を規制するように構成した請求項1記載の電気瞬間温水器システム。
  3. 前記コントロール装置は、緊急監視体制設定時で且つ前記貯湯式温水器が通電されていないときに新たな瞬間式温水器が稼働した際、稼働中の全ての瞬間温水器の総消費電力量を規制する手段を備えた請求項1又は2記載の電気瞬間温水器システム。
  4. 前記コントロール装置は、前記緊急監視体制設定時で且つ前記貯湯式温水器が通電されていないときに新たな1台の瞬間温水器が稼働した際、各瞬間温水器の稼働電力を、現在予測される1台分の消費電力量を稼働台数+1台の台数で除した値の電力量に規制するように構成した請求項3記載の電気瞬間温水器システム。
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